JPH07146640A - 電子鍵盤楽器の演奏練習装置及びその制御方法 - Google Patents

電子鍵盤楽器の演奏練習装置及びその制御方法

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JPH07146640A
JPH07146640A JP6157136A JP15713694A JPH07146640A JP H07146640 A JPH07146640 A JP H07146640A JP 6157136 A JP6157136 A JP 6157136A JP 15713694 A JP15713694 A JP 15713694A JP H07146640 A JPH07146640 A JP H07146640A
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chord
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JP6157136A
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Ik Beom Jeon
イク ボム ジョン
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Gold Star Co Ltd
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    • G10H2220/041—Remote key fingering indicator, i.e. fingering shown on a display separate from the instrument itself or substantially disjoint from the keys

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電子鍵盤楽器演奏練習装置及びその
制御方法に関し、演奏する曲の音標、リズム及び和音を
正確容易に練習し得ることを目的とする。 【構成】 使用者が表示部に表示される楽譜と鍵盤とを
見ながらメロディ、リズム及び和音を演奏練習し得るよ
うに電子鍵盤楽器演奏練習装置及びその制御方法を構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子鍵盤楽器に係るも
ので、詳しくは、演奏する曲の楽譜と、該楽譜音標（ｎ
ｏｔｅ）に該当する鍵盤と、をＬＣＤ表示部の画面に表
示し、使用者の演奏する曲のリズム、音標及び和音（ｃ
ｈｏｒｄ）を正確に練習し得る電子鍵盤楽器の演奏練習
装置及びその制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の電子鍵盤楽器の演奏練習装置にお
いては、図１１に示したように、複数の鍵盤とそれら鍵
盤を指示する発光ダイオードＬ１−Ｌ１７とを各々有し
た鍵盤部１と、自動演奏モード及び自動演奏すべき曲を
選択する選択部２と、該選択部２の出力信号により前記
発光ダイオードＬ１−Ｌ１７を点滅させ前記鍵盤部１の
鍵盤が押されると後述する出力部４を制御するマイクロ
コンピューター３と、該マイクロコンピューター３の制
御により可聴音をスピーカーに出力する出力部４と、を
備えていた。且つ、該出力部４においては、前記マイク
ロコンピューター３の制御信号により所定信号を発生す
る音発生部４１と、該音発生部４１の出力信号から所定
成分を除去するフィルター４２と、該フィルター４２の
出力信号を増幅する前置増幅器４３と、該前置増幅器４
３の出力信号をスピーカー５を駆動させるレベルに増幅
するパワー増幅器４４と、を備えていた。又、前記選択
部２においては、自動演奏モードを選択するスイッチＳ
Ｗ１１と、自動演奏すべき曲を選択するスイッチＳＷ１
２，ＳＷ１３と、それらスイッチＳＷ１２，ＳＷ１３を
各々指示する発光ダイオードＬ１８，Ｌ１９と、を備え
ていた。
【０００３】そして、このように構成された従来の電子
鍵盤楽器の作用を以下に説明する。先ず、電子鍵盤楽器
の演奏装置に電源が印加すると、選択部２の発光ダイオ
ードＬ１８がオンされ発光される。次いで、使用者の選
択するスイッチＳＷ１１がオフされ、自動演習モードが
選択されないと、マイクロコンピューター３は使用者の
直接押す鍵盤のみを認識し、該認識された鍵盤に該当す
る音を発生するように出力部４の音発生部４１を制御
し、該音発生部４１からは押された鍵盤に該当する信号
が発生して、フィルター４２に出力される。次いで、該
フィルター４２で所定成分が除去され、前置増幅器４３
で所定レベルに増幅された後、パワー増幅器４４でスピ
ーカー５を駆動させるレベルに増幅される。一方、前記
スイッチＳＷ１１がオンされ、自動演奏モードが選択さ
れると、前記発光ダイオード１８は継続オンの状態を維
持し、使用の選択によりスイッチＳＷ１２がオンされる
と、前記マイクロコンピューター３はそれらスイッチＳ
Ｗ１１，ＳＷ１２のオン状態を認識し、該マイクロコン
ピューター３のメモリに貯蔵された自動伴奏曲中の第１
曲のデータを読み入れ、自動伴奏すべき第１番目音標
（ｎｏｔｅ）から最後の音標に該当する鍵盤の発光ダイ
オードを順次制御する。
【０００４】即ち、マイクロコンピューター３は現在演
奏される音標の高さに該当した鍵盤の発光ダイオード
を、該音標の長さに該当する時間の間オンさせる。例え
ば、現在演奏される音標の音標の高さ及び長さが "ソ"
と "４分音標" であると、 "ソ" に該当する鍵盤を表す
発光ダイオードＬ１８は４分音標に該当する時間の間オ
ンされる。次いで、使用者がオン状態の発光ダイオード
Ｌ１８を見て、該発光ダイオードＬ１８に該当する
"ソ" の鍵盤を押すと、マイクロコンピューター３は該
押されたことを認識して "ソ" の音が発生されるように
出力部４の音発生部４１を制御する。もし、使用者が該
オン状態の発光ダイオードＬ１８に該当する "ソ" の鍵
盤でない他の鍵盤を押すと、マイクロコンピューター３
は該 "ソ" の鍵盤が押されていないと認識し、何の音も
発生しないように音発生部４１を制御する。
【０００５】従って、使用者はオン状態の発光ダイオー
ドＬ８に該当する "ソ" の鍵盤を正確に押すようにな
る。次いで、マイクロコンピューター３は次に演奏すべ
き音標の高さに該当する鍵盤の発光ダイオードを該音標
の長さに該当する時間の間オンさせ、このような過程が
進行され第１曲の練習が終っても前記スイッチＳＷ１１
がオフ状態に切換されないと、該第１曲は再び反復演奏
される。一方、使用者の選択により前記スイッチＳＷ１
１，ＳＷ１３がオン状態に切換されると、マイクロコン
ピューター３はそれらスイッチＳＷ１１，ＳＷ１３のオ
ン状態を認識して該マイクロコンピューター３のメモリ
に貯蔵された自動伴奏曲中の第２曲のデータを読み入
れ、前述した第１曲の演奏練習過程と同様な過程を行
う。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】然るに、このように構
成された従来の電子鍵盤楽器の演奏練習装置において
は、只使用者の押すべき鍵盤に該当する発光ダイオード
のみがオンされるようになっているため、使用者は自動
伴奏する曲の楽譜をみながらリズム、音譜及び和音を練
習することができないという不都合な点があった。
【０００７】本発明の目的は、演奏する曲の楽譜と、該
演奏される楽譜の音標に該当した鍵盤を指示するドット
とをＬＣＤ表示部に表示し、演奏する曲の音標、リズム
及び和音を正確容易に練習し得る電子鍵盤楽器の演奏練
習装置及びその制御方法を提供しようとするものであ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段及び作用】そして、このよ
うな本発明の目的は、複数個の鍵盤を有する鍵盤部と、
音楽教師モードと該音楽教師モードに包含された複数の
練習メニューとを選択する選択部と、該選択部の出力信
号により表示部と出力部とを制御し、前記鍵盤部の鍵盤
が押されると該出力部を制御するマイクロコンピュータ
ーと、該マイクロコンピューターの制御により所定画面
を表示する表示部と、該マイクロコンピューターの制御
信号により可聴音を出力する出力部と、を備えて電子鍵
盤楽器の演奏練習装置を構成することにより達成され
る。
【０００９】又、このような本発明の目的は、選択部の
操作により音楽教師モードが選択されたかを判別する段
階と、該音楽教師モードが選択されなかったと判別され
ると、鍵盤部の鍵盤が押されたかを判別し、音の発生
（ゲートオン）を選択的に行う段階と、鍵盤部の鍵盤が
リリーズされたかを判別し音の中断（ゲートオフ）を選
択的に行う段階と、前記音楽教師モードが選択されたと
判別されると、該音楽教師モードのメニューを表示部に
表示した後、該音楽教師モードのメニューから所定メニ
ューを選択する段階と、前記選択部の操作により練習モ
ードが選択されたかを判別する段階と、該練習モードが
選択されたと判別されると音楽教師ルーチンを行い、該
練習モードが選択されなかったと判別されると前記鍵盤
部の鍵盤がリリーズされたかを判別する行為に進入する
段階と、を順次行うように電子鍵盤楽器の演奏練習装置
を制御することにより達成される。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図１に示したように、本発明に係る電子鍵盤
楽器の演奏練習装置においては、複数個の鍵盤を有する
鍵盤部１０と、音楽教師モードと該音楽教師モードに包
含される練習メニューとを選択する選択部２０と、該選
択部２０の出力信号により表示部４０を制御し前記鍵盤
部１０の鍵盤が押されると出力部５０を制御するマイク
ロコンピューター３０と、該マイクロコンピューター３
０の制御信号により所定画面を表示する表示部４０と、
該マイクロコンピューター３０の制御により可聴音をス
ピーカー６０に出力する出力部５０と、を備えている。
且つ、前記選択部２０においては、使用者により音楽教
師モードを選択するスイッチＳＷ１と、スタート／スト
ップを選択するスイッチＳＷ２と、前記音楽教師モード
に包含された練習メニューを各々選択するスイッチＳＷ
３〜ＳＷ８と、が備えられている。又、前記出力部５０
は、従来と同様にマイクロコンピューター３０の制御に
より可聴音をスピーカー６０に出力するようになってい
る。
【００１１】そして、このように構成された本発明に係
る電子鍵盤楽器の演奏練習装置の作用を説明する。先
ず、電子鍵盤楽器の演奏練習装置に電源を印加し、使用
者により選択部２０のスイッチＳＷ１がオンされ、音楽
教師モードが選択されると、図２に示したような音楽教
師モードのメニュー画面が表示部４０に表示される。こ
のような状態で、演奏曲のレベルには使用者によりスイ
ッチＳＷ３が押される度毎に、初級（ｂｅｇｉｎｎｅ
ｒ）、中級（ｍｅｄｉｕｍ）、上級（ａｄｖａｎｃｅ
ｄ）のレベルが順次表示され、ソング（ｓｏｎｇ）には
選択部２０のスイッチＳＷ４が押される度毎に、既設定
された曲名中前記レベルに該当する曲名が順次表示され
る。且つ、使用者により選択部２０のスイッチＳＷ５が
押される度毎に、第１テストには、音標（ｎｏｔｅ）、
リズム、音標＋リズムが表示され、第２テストには選択
部２０のスイッチＳＷ６が押される度毎にメロディ、和
音（ｃｈｏｒｄ）、メロディ＋和音が順次表示される。
【００１２】又、使用者により選択部２０のスイッチＳ
Ｗ７がオンされ和音教師モードが選択されると、図４に
示したような和音教師メニューの画面が表示される。更
に、図５に示したように、使用者によりスイッチＳＷ７
１が押される度毎に、和音のルートにはＣ♯，Ｄ，Ｄ
♯，Ｅ，Ｆ，Ｆ♯，Ｇ，Ｇ♯，Ａ，Ａ♯，Ｂ，Ｃの和音
ルートが順次表示され、スイッチＳＷ７２の押される度
毎に和音タイプ（ｔｙｐｅ）には既設定された和音中の
長調（ｍａｊｏｒ）又は短調（ｍｉｎｏｒ）が順次表示
され、スイッチＳＷ７３が押される度毎にコードの位置
変換（ｉｎｖｅｒｓｉｏｎ；ＩＮＶ）にはルート（ｒｏ
ｏｔ）と第１、第２位置変換に該当するドット（ｄｏ
ｔ）とが画面上の鍵盤に位置される。
【００１３】このように作用される電子鍵盤楽器演奏練
習装置の制御方法を、図７乃至図１０を用いて説明す
る。先ず、マイクロコンピューター３０は、選択部２０
のスイッチＳＷ１の操作に従い、該スイッチＳＷ１の信
号が音楽教師モードを行うための信号であるかを判別
し、該スイッチＳＷ１がオフ状態に操作されると、音楽
教師モードを行う信号が入力されなかったと判別する。
次いで、鍵盤部１０の鍵盤中の所定鍵盤が押されたと判
別されると、マイクロコンピューター３０は該押された
鍵盤に該当する音が発生（ゲートオン）されるように出
力部５０を制御し、鍵盤部１０の鍵盤が押されなかった
と判別されると、マイクロコンピューター３０は何の音
も発生されないように出力部５０を制御する。
【００１４】次いで、押された鍵盤中の所定鍵盤がリリ
ーズされたと判別されると、マイクロコンピューターは
該リリーズされた鍵盤に該当する音の発生を中断（ゲー
トオフ）させるように出力部５０を制御した後、開始段
階にリターンし、該リリーズされる鍵盤が無いと判別さ
れると、ゲートをオフさせる段階を省略して開始段階に
リターンする。
【００１５】一方、前記スイッチＳＷ１がオン状態に操
作されると、マイクロコンピューター３０は前記音楽教
師モードを行うための信号が入力されたと判別し、図２
に示したような音楽教師モードのメニューを表示部４０
に表示させる。従って、使用者は、該表示される音楽教
師モードのメニューを見て第１テスト、第２テスト、ソ
ングのレベル及び曲名を選択するため選択部２０の該当
スイッチを押すようになる。その後、マイクロコンピュ
ーター３０は選択部２０のスイッチＳＷ８が選択され、
既設定された曲の音楽教師モードを練習する練習モード
信号が入力されたかを判別し、選択部２０のスイッチＳ
Ｗ８がオン状態にならないと、練習モードを行う信号が
入力されなかったと判別し、前述した押された鍵盤があ
るかを判別する過程に移行する。
【００１６】若し、選択部２０のスイッチＳＷ８がオン
状態になるとマイクロコンピューター３０は練習モード
を行うための信号が入力されたと判別し、図８に示した
ような音楽教師ルーチンを行う。即ち、図２に示した第
１テストの音楽メニューが選択されたと判別されると、
図３に示したように、楽譜と鍵盤とでなる音標テストの
画面がマイクロコンピューター３０により表示部４０に
表示され、第１テストの音標及び第２テストのメロディ
とのメニューがセッチングされると、既設定されたソン
グメロディの音の高さのみを練習し得るようになる。
【００１７】この場合、前記音標テスト画面の楽譜には
点線で表示した直四角形のカーソルにより演奏すべき音
標が指示され、該音標テストの鍵盤部位には黒いドット
により演奏すべき鍵盤が指示される。次いで、マイクロ
コンピューター３０は鍵盤部１０の鍵盤中新しく押され
る鍵盤があるかを判別し、前記カーソルの指示した音標
に該当する鍵盤が押されないか又は他の鍵盤が押される
と、該カーソルの指示した音標から次の音標に移動され
ないようにした後、リターンする。若し、カーソルの指
示した音標に該当する鍵盤が押されると、マイクロコン
ピューター３０は出力部５０を制御してカーソルの指示
した音標に該当する鍵盤の音を発生（ゲートオン）さ
せ、該カーソルの指示した音標から次の音標に移動させ
る。
【００１８】且つ、カーソルの指示した音標音の高さと
押された鍵盤音の高さとが互いに一致しないと、そのエ
ラーを表示画面に表示した後、リターンする。次いで、
前記カーソルが楽譜の終りに位置されたかを判別し、該
カーソルが楽譜の終りに位置されないと、マイクロコン
ピューター３０はリターンされ、前記カーソルが楽譜の
終りに位置していると判別されると、図６に示したよう
に、音標テストに対する結果として成績点数（ｓｃｏｒ
ｅ）を表示部４０に表示させた後、リターンされる。且
つ、図６に示した画面が表示された状態で、スイッチＳ
Ｗ５が押されると、図３に示した音標テストの画面が再
び表示され、前記スイッチＳＷ１が押されると図２に示
した音楽教師モードの画面が再び表示される。
【００１９】そして、図３に示したような音標の選択さ
れた音楽教師モードの画面が表示された状態で、前記ス
イッチＳＷ５が再び押されると、図９に示したようなリ
ズムテストのルーチンが行われる。即ち、図３に示した
画面が表示部４０に表示された状態で、既設定された曲
のリズムを背景音楽として伴奏が行われ、使用者は該背
景音楽のリズムに合わせて演奏を行い、マイクロコンピ
ューター３０は電子鍵盤楽器の鍵盤中新しく押される鍵
盤があるかを判別する。次いで、新しく押される鍵盤が
無いと継続押される鍵盤の有無を判別し、新しく押され
る鍵盤が有ると判別されると、カーソルは現在指示して
いる音標の長さに該当する時間の間、そのまま止まった
後、該音標の長さに該当する時間が経過すると、使用者
が該カーソルの指示した音標の鍵盤以外の鍵盤を押して
もカーソルの指示した音標に該当する音を出力した後、
次の音標の位置に移動するようにさせる。
【００２０】従って、出力される音は使用者の押した鍵
盤部１０の鍵盤に該当する音でなくカーソルにより指示
された音標に該当する音になる。且つ、マイクロコンピ
ューター３０はカーソルの指示した音標のオンされる時
間と使用者の押した鍵盤のオンされる時間との間隔をチ
ェックし、該チェックされた時間の間隔と予め設定され
た時間の間隔とを比較し、使用者の練習速度に合わせて
自動演奏される曲のテンポを変化させるようになる。従
って、該チェックされた時間の間隔が予め設定された時
間の間隔よりも大きいと、自動演奏曲のテンポは遅くな
り、チェックされた時間の間隔が予め設定された時間の
間隔よりも小さいと、自動演奏曲のテンポは速くなる。
【００２１】そして、図２に示した音楽教師モードのメ
ニューが表示された状態で、使用者によりスイッチＳＷ
７が選択されると、図１０に示したような和音教師ルー
チンが行われる。即ち、マイクロコンピューター３０は
それら第１テスト音楽及び第２テスト和音のメニューを
判別して、制御信号を表示部４０に出力し、図４に示し
た和音テストの画面を表示部に表示させる。次いで、前
記和音テスト画面の楽譜には点線で表示した直四角形の
カーソルにより演奏すべき音標が指示され、該テスト画
面の鍵盤には黒いドットにより演奏すべき音標に該当す
る和音が表示される。即ち、マイクロコンピューター３
０は和音ルート値（ｃｈｏｒｄ ｒｏｏｔ）、和音タイ
プ値（ｃｈｏｒｄ ｔｙｐｅ）、コード位置変換値（ｃ
ｈｏｒｄＩＮＶ．）を各々 "０" に初期化した後、デフ
ァルト（ｄｅｆａｕｌｔ）された和音ルート値、和音タ
イプ値、和音位置変換値、例えば、Ｃ長調（ｍｉｎｏ
ｒ）、ルートを表示部４０の和音テスト画面に表示し、
現在和音テストモードが行われているということを表す
プラグをオンさせる。
【００２２】次いで、マイクロコンピューター３０は、
鍵盤部１０の和音鍵盤が押され印加する和音情報が有る
と判断すると、前記表示部４０に表示された和音情報と
鍵盤部１０から入力する和音情報とが一致するかを判別
し、該鍵盤部１０から入力する情報とデファルト情報と
が一致すると判断されると、図４に示したような一致す
ることを表す表示、例えば、 "Ｖ" 表示又は "０" 表示
を表示部４０に表示させ、Ｃ ｍａｊｏｒの和音名称、
現在選択された位置変換のルート等を表示部４０に各々
表示させる。若し、鍵盤部１０から入力する情報と表示
部４０に表示された情報とが一致されないと判別される
と、マイクロコンピューター３０は該一致されないこと
を表す表示、例えば、 "Ｘ" 表示を表示部４０に表示さ
せ、和音名称、現在選択された位置変換のルート等を表
示部４０に各々表示させる。
【００２３】その後、マイクロコンピューター３０は、
和音ルートを選択するスイッチ７１、和音タイプを選択
するスイッチ７２及び和音の位置変換を選択するスイッ
チ７３を各々検索し、使用者の選択したスイッチに該当
するサブルーチンを行う。即ち、和音ルートを選択する
スイッチ７１がオンされたと判別されると、和音ルート
値（ｃｈｏｒｄ ｒｏｏｔ）を所定値例えば、 "１" だ
け増加させ、該増加された和音ルート値を後述する１２
の和音ルート値認識番号と比較させる。この場合、和音
ルート値は該和音の根音となる音標として表示され、和
音の高さを意味するものである。例えば、１個のオクタ
ーブにはＣ，Ｃ♯，Ｄ，Ｄ♯，Ｅ，Ｆ，Ｆ♯，Ｇ，Ｇ
♯，Ａ，Ａ♯，Ｂの１２個の和音ルート値があって、各
々０，１，２，３，４，５，６，７，８，９，１０，１
１の認識番号で表示される。
【００２４】即ち、１個のオクターブには１２個の音標
があるので、各和音ルート値は１２番のオクターブ値と
比較され該１２番のオクターブ値を超過すると（各和音
ルート値が１２番以上の値になると）、和音ルートの値
が１２番の値だけ減少され、図４に示した画面に表示さ
れた和音名称とドットとが各々変更される。若し、各和
音ルート値が１２番の値以下であると（各和音ルート値
が０乃至１１の値であると）、オクターブ値は変更され
ず、図４に示した画面上の和音名称とドットとが変更さ
れる。このように、図４に示したような表示画面で和音
ルート表示が変更されると、メインルーチンにリターン
される。
【００２５】一方、和音タイプを選択するスイッチＳＷ
７２がオンされたと判別されると、マイクロコンピュー
ター３０はメモリに貯蔵された和音タイプ値を増加さ
せ、和音テーブルの最終コード番号と入力する和音タイ
プ値とを比較した後該和音タイプ値が和音テーブル内の
値であると判別されると、該当する和音名称と選択され
た学習モード（ディファルトはルート）とを表示部４０
に表示させ、前記和音タイプ値が和音テーブル内の値で
あると判別されないと、該和音タイプ値を "１"だけ減
少させて変更した後、和音名称と選択された学習モード
とを表示部４０に表示させる。
【００２６】この場合、和音タイプは、和音の性格を表
すもので、同様な和音であっても各和音のタイプが異な
ると、それら和音を構成する音標が異なるようになる。
且つ、複数個（例えば１０個）の和音タイプでなる和音
タイプテーブルでは、Ｃ ｍａｊｏｒの和音タイプ値が
"０" になるので、スイッチ７２がＣ ｍａｊｏｒの状
態でオンされると、和音タイプ値は１になり、該１の和
音タイプ値に該当するＣ ｍｉｎｏｒが表示部４０の画
面上に表示され、該表示部４０の鍵盤上に表示されるド
ットはＣ ｍｉｎｏｒに該当する音標を表示するように
なる。
【００２７】且つ、和音位置変換を選択するスイッチ７
３がオンされたと判別されると、マイクロコンピュータ
ー３０はコード位置変換（ｃｈｏｒｄ ＩＮＶ）を
"１" だけ増加させた後和音変換の差数基準値３と比較
し、該差数基準値３以上であると判別されると、前記和
音変換値を "１" だけ減少させた後、差数変換された和
音位置に該当する和音名称と選択された学習モードとを
表示部４０に表示させ、前記差数基準値以下であると判
別されると、差数変換された和音位置に該当する和音名
称と選択された学習モードとを表示部４０に表示させ
る。
【００２８】例えば、図５に示したように、Ｃ和音を根
音として和音の位置変換をしない場合は、該Ｃ和音を根
音とする音標のドットが上方側の鍵盤に表れるように表
示部４０に表示する。次いで、ルートの状態で、スイッ
チ７３がオンされると、第１位置変換（ｉｎｖｅｒｓｉ
ｏｎ）が行われ、 "ミ" が根音になるので上方に示した
鍵盤のドットの位置は中央に示した鍵盤のドットの位置
に変換され表示部４０に表示される。その後、該第１位
置変換状態で、スイッチ７３が再びオンされると、第２
位置変換が行われ、前記中央に示した鍵盤のドットは下
方に示した鍵盤のドットの位置に変換され表示部４０に
表示される。
【００２９】一方、図２に示した音楽教師モードの表示
される状態でスイッチＳＷ３がオンされた後初級レベル
が選択されると、テンポは遅く長さが同様な音標を有し
た類型の曲が選択され、中級及び高級レベルが選択され
ると音標の高さ及び長さの変化が多い類型の曲が選択さ
れる。次いで、スイッチＳＷ６が２回押されると、 "メ
ロディ＋和音" が選択され、和音とメロディとを同時に
練習し得るようになる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る電子
鍵盤楽器の演奏練習装置及びその制御方法においては、
使用者が表示部に表示される楽譜と鍵盤とをみながらメ
ロディ、リズム及び和音を演奏練習するようになってい
るため、電子鍵盤楽器の演奏を正確容易に練習し得ると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る電子鍵盤楽器の演奏練習装置を示
したブロック図である。
【図２】本発明に係る音楽教師メニューの画面表示例示
図である。
【図３】図２に示した音楽教師メニューの第１テスト音
標表示例示図である。
【図４】図２に示した音楽教師メニューの第２テスト和
音表示例示図である。
【図５】図４に示した和音の位置変更例示である。
【図６】図２に示した音楽教師メニューテスト結果の成
績表示例示図である。
【図７】本発明に係る電子鍵盤楽器練習装置の制御フロ
ーチャートである。
【図８】図７に示した制御フローチャートの音楽教師サ
ブルーチンフローチャートである。
【図９】図８に示したサブルーチンのリズム練習サブル
ーチンフローチャートである。
【図１０】図７に示した制御フローチャートの和音練習
サブルーチンフローチャートである。
【図１１】従来の電子鍵盤楽器の演奏練習装置を示した
ブロック図である。
【符号の説明】
１０…鍵盤部 ２０…選択部 ３０…マイクロコンピューター ４０…表示部 ５０…出力部 ６０…スピーカー ＳＷ１−ＳＷ８，ＳＷ７１−ＳＷ７３…スイッチ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電子鍵盤楽器の演奏練習装置であって、 複数個の鍵盤を有する鍵盤部と、 音楽教師モードと該音楽教師モードに包含された複数個
    の練習メニューとを各々選択する選択部と、 該選択部の出力信号により表示部及び出力部を制御し、
    前記鍵盤部の鍵盤が押されると前記出力部を制御するマ
    イクロコンピューターと、 該マイクロコンピューターの制御信号により所定の画面
    を表示する表示部と、 該マイクロコンピューターの制御信号により可聴音を出
    力する出力部と、 を備えた電子鍵盤楽器の演奏練習装置。
  2. 【請求項２】 前記選択部は、音楽教師モードのメニュ
    ーが前記表示部に表示された状態で、練習すべき曲のレ
    ベルを選択し得るようになる請求項１に記載の電子鍵盤
    楽器の演奏練習装置。
  3. 【請求項３】 前記選択部は、選択された練習曲のレベ
    ルに属する曲名を選択し得るようになる請求項２に記載
    の電子鍵盤楽器の演奏練習装置。
  4. 【請求項４】 前記選択部は、選択された曲名に対する
    複数個のテストメニューを選択し得るようになる請求項
    ３に記載の電子鍵盤楽器の演奏練習装置。
  5. 【請求項５】 前記選択部は、選択された曲名の音標、
    リズム、音標＋リズムのテストメニュー中の何れか一つ
    と、メロディ、和音及びメロディ＋和音のテストメニュ
    ー中の何れか一つを選択し得るようになる請求項４に記
    載の電子鍵盤楽器の演奏練習装置。
  6. 【請求項６】 前記選択されたテストメニューは、該テ
    ストメニューに係る楽譜及び鍵盤の画面が前記表示部に
    表示される請求項１又は５に記載の電子鍵盤楽器の演奏
    練習装置。
  7. 【請求項７】 前記選択部は、前記和音のテストメニュ
    ーを選択した後、該選択された和音の和音ルート、和音
    タイプ及び和音変換を各々変更させるようになる請求項
    ５に記載の電子鍵盤楽器の演奏練習装置。
  8. 【請求項８】 電子鍵盤楽器演奏練習装置の制御方法で
    あって、 選択部が操作され、音楽教師モードが選択されたかを判
    別する段階と、 該音楽教師モードが選択されなかったと判別されると、
    鍵盤部の鍵盤が押されたかを判別し、音の発生（ゲート
    オン）を選択的に行う段階と、 該押された鍵盤がリリーズされたかを判別し、音の中断
    （ゲートオフ）を選択的に行う段階と、 前記音楽教師モードが選択されたと判別されると、該音
    楽教師モードのメニューを表示部に表示し、該音楽教師
    モードのメニュー中、所定のメニューを選択する段階
    と、 該所定メニューが選択されたとき練習モードが選択され
    たかを判別する段階と、 該練習モードが選択されたと判別されると、音楽教師ル
    ーチンを行い、該練習モードが選択されなかったと判別
    されると、前記鍵盤部の鍵盤がリリーズされたかを判別
    する行為に移行する段階と、 を順次行う電子鍵盤楽器演奏練習装置の制御方法。
  9. 【請求項９】 前記音楽教師ルーチンは、音標テストが
    選択されたかを判別する段階と、 該音標テストが選択されなかったと判別されると、リズ
    ム練習ルーチンを行う段階と、 前記音標テストが選択されたと判別されると、該音標テ
    ストの画面を表示部に表示した後、鍵盤部の鍵盤が押さ
    れたか否かを判別する段階と、 該鍵盤部の鍵盤が押されたと判別されると、音の発生
    （ゲートオン）を行う段階と、 押された鍵盤部の鍵盤音の高さと、表示部の画面上に表
    示される鍵盤音の高さとが一致するか否かを判別する段
    階と、 鍵盤音の高さが一致すると判別されると、カーソルを移
    動させ後、該移動されたカーソルが表示部に表示された
    楽譜の終りに位置したか否かを判別する段階と、 該移動されたカーソルが楽譜の終りに位置したと判別さ
    れると、押された鍵盤に対する成績点数を表示部の画面
    に表示する段階と、 前記各鍵盤音の高さが一致しないと判別されると、表示
    部の画面上にエラーを表示する段階と、 を順次行う請求項８に記載の電子鍵盤楽器演奏練習装置
    の制御方法。
  10. 【請求項１０】 前記リズム練習ルーチンは、前記鍵盤
    部の鍵盤が押されたかを判別する段階と、 該鍵盤部の鍵盤が押されたと判別されると、該鍵盤部の
    鍵盤の押される時間と、表示部の画面上に表示される鍵
    盤の押される時間とが一致するかを判別する段階と、 鍵盤の押される時間が一致すると判別されると、表示部
    のカーソルを移動させ、それら鍵盤の押される時間が一
    致しないと判別されると、表示部のエラーを表示した
    後、音の発生を行う段階と、該移動されたカーソルの位
    置が楽譜の終りに位置していると判別されると、押され
    た鍵盤に対する成績点数を表示部の画面上に表示する段
    階と、 を順次行う請求項９に記載の電子鍵盤楽器演奏練習装置
    の制御方法。
  11. 【請求項１１】 前記選択部が操作され、和音テストが
    選択されたかを判別する段階と、 該和音テストが選択されたと判別されると、和音テスト
    の画面を表示部に表示した後、鍵盤部の鍵盤を通って和
    音が入力されたかを決定する段階と、 該入力する和音が表示部の画面上に表示された和音と一
    致するかを判別し、和音の一致又は不一致を表す記号を
    表示した後、前記和音を表示する段階と、 前記和音テストの所定メニューが選択されると、該選択
    されたメニューに対するルーチンを行う段階と、 を行う請求項８に記載の電子鍵盤楽器演奏練習装置の制
    御方法。
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