JP2021155218A - ベルトコンベヤのスカート構造 - Google Patents

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正宏 細川
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Abstract

【課題】粒度の小さい搬送物がベルトから漏れ出すことを抑制するベルトコンベヤのスカート構造を提供する。【解決手段】ベルトコンベヤ10は、樋状に湾曲したベルトBを有する。ベルトコンベヤ10は、一対のスカート1・1を備え、一対のスカート1・1は、搬送物CをベルトBに導入できる。スカート1は、スカート板1b、第1スカートゴム1s、及び第2スカートゴム2sを備える。スカート板1bは、ベルトBの上方に配置すると共に、ベルトBの幅方向に対向配置している。第1スカートゴム1sは、スカート板1bと当て板1dで挟持し、ベルトBとスカート板1bの隙間を覆っている。第2スカートゴム2sは、一端部側を第1スカートゴム1sと共締めしている。第2スカートゴム2sの他端部側は、ベルトBの搬送面に当接している。【選択図】図1

Description

本発明は、ベルトコンベヤのスカート構造に関する。特に、搬送面が樋状に湾曲したべルトから搬送物が外側に漏れ出さないように、スカートを設けてベルトに対向配置したベルトコンベヤのスカート構造に関する。
例えば、石炭などの搬送物を搬送するベルトコンベヤは、複数のローラに沿って張設された無端帯状のゴム製のベルトと、ベルトを駆動するモータなどの駆動部と、ベルトの上方に配置され、石炭などの搬送物が投入されるシュートと、を備えている。そして、シュートは、投入された搬送物をベルトに導入するための一対のスカートを下部に配置している。
このようなスカートは、ベルトに沿って延びた状態で、シュートの下部に着脱自在に固定された帯状のゴム板、いわゆる、スカートゴムを備えている。一対のスカートゴムがプレート部材を介して、ベルトの両翼を囲うと共に、スカートゴムの先端縁をベルトの搬送面に近接配置することで、ベルトが駆動中に、搬送物がベルトの外側に漏れ出すことを抑制できる。
しかし、従来のベルトコンベヤのスカート構造は、スカートゴムの先端縁とベルトの搬送面との隙間を小さくしているが、スカートゴムの先端縁をベルトに押し付ければ、スカートゴム又はベルトの摩耗が促進され、スカートゴム又はベルトの交換に多大な費用が発生するという不具合があった。一方、この隙間を大きくすると、特に、搬送物の粒度が小さい場合には、ベルトから搬送物が外側に漏れ出すという不具合があった。
このような不具合に対して、スカートゴム又はベルトの摩耗を抑制し、かつ、搬送物の漏れ出しを防止するベルトコンベヤのスカート構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−233432号公報
図3は、従来技術によるベルトコンベヤのスカート構造の構成を示す縦断面図である。図4は、従来技術によるベルトコンベヤのスカート構造の要部の構成を示す縦断面図である。図5は、従来技術によるベルトコンベヤのスカート構造の要部を拡大した縦断面図である。
図3又は図4を参照すると、従来技術によるベルトコンベヤ9は、複数のローラRに沿って張設された無端帯状のゴム製のベルトBを備えている。ローラRは、中央ローラR1と一対の傾斜ローラR2・R2で構成している。中央ローラR1は、水平状態に配置されている。一対の傾斜ローラR2・R2は、中央ローラR1に向かって下り傾斜した状態で配置している(図3参照)。図4を参照すると、傾斜ローラR2は、中央ローラR1に対して、約35度の傾斜角度で配置されている。
図3を参照して、水平状態に配置した中央ローラR1と下り傾斜した一対の傾斜ローラR2・R2でローラRを構成することで、ベルトBを樋状に湾曲できる。これにより、ベルトBで搬送される石炭などの搬送物CをベルトBの幅方向の中央部に集積できる。
又、図3を参照すると、ベルトコンベヤ9は、図示しないシュートの下部に固定した一対のスカート91・91を備えている。一対のスカート91・91は、シュートに投入された搬送物CをベルトBに導入できる。
図3から図5を参照すると、スカート91は、スカート板9bと板状のスカートゴム9sを備えている。スカート板9bは、側面部Sbとフランジ部9fを有している。一対の側面部Sb・Sbは、ベルトBの幅方向に互いに間隔を設けて対向配置されている(図3参照)。
又、図3から図5を参照すると、一対の側面部Sb・Sbは、ベルトBの上方に垂設している。フランジ部9fは、側面部Sbに対して略直角に屈曲している。一対のフランジ部9f・9fは、相反する向きに配置されている。一対のフランジ部9f・9fは、図示しないシュートの下部に着脱自在に固定できる。
図3を参照すると、スカート板9bは、複数のアングル部材9aを備えている。アングル部材9aの一片は、その端部が溶接などで側面部Sbの外面に接合されている。複数のアングル部材9aは、スカート板9bの長手方向に沿って、相当数が適宜に配置されている。
図3を参照すると、アングル部材9aの他片は、クランプ部材9cを支持している。クランプ部材9cは、V字状に開角したクランプ部91cを先端部に有している。クランプ部91cは、その基端部から軸部を延出している。クランプ部材9cは、その軸部をアングル部材9aの他片に挿入している。そして、コッタピンをクランプ部材9cの軸部に軸方向から圧入することで、クランプ部材9cをアングル部材9aの他片に支持できる。
図3を参照すると、クランプ部91cは、スカート板9bの長手方向に沿って配置されている。又、スカート板9bは、クランプ部91cの長手方向に沿って配置された矩形の当て板9dを更に備えている。当て板9dは、スカート板9bの外面に対向配置されている。そして、スカートゴム9sは、当て板9dを介して、スカート板9bの側面部Sbとクランプ部91cで挟持されている。
又、図3から図5を参照すると、スカート板9bの側面部Sbは、その端縁がベルトBの搬送面と所定の隙間を設けて配置されている。スカートゴム9sは、スカート板9bの側面部Sbの端縁とベルトBの搬送面の隙間を覆っている。
図5を参照すると、スカートゴム9sは、その先端縁が僅かな隙間gを設けて、ベルトBの搬送面に近接している。これにより、ベルトBから搬送物Cが外側に漏れ出すことを抑制できる。しかし、ベルトコンベヤ9を一定期間、稼働していると、スカートゴム9sの先端縁が摩耗してくる。この場合、粒度の小さい粉砕炭などの搬送物Cpは、スカートゴム9sの先端縁とベルトBの搬送面との隙間gから漏れ出すという問題があった。
図5を参照して、スカートゴム9sの先端縁をベルトBの搬送面に当接すれば、粒度の小さい粉砕炭などの搬送物Cpは、隙間gから漏れ出すことを防止できる。しかし、ベルトコンベヤ9を稼働すると、スカートゴム9sとベルトBが擦れ合うことで、スカートゴム9s及びベルトBの摩耗が促進されるという問題がある。ベルトコンベヤ9で石炭などを搬送する場合は、スカートゴム9sとベルトBの隙間gは、1〜2mmが最適値とされている。
特許文献1によるベルトコンベヤのスカート構造は、厚板からなる第1のスカートゴムと、第1のスカートゴムの外側に配置した薄板からなる第2のスカートゴムで構成している。第1のスカートゴムは、ベルトとスカート板の隙間を塞いでいる。第2のスカートゴムは、ベルトへ向けて垂下している。
特許文献1によるベルトコンベヤのスカート構造は、第1のスカートゴムとベルトとの隙間から搬送物が漏れ出しても、第2のスカートゴムが隙間なくベルトに当接することで搬送物がベルトの外側に漏れ出すことを防止できる、としている。又、第2のスカートゴムを垂下させた状態でベルトに当接させることで、ベルトとの間の摩擦抵抗を抑制できる、としている。
しかしながら、特許文献1によるベルトコンベヤのスカート構造は、第1のスカートゴムと第2のスカートゴムがベルトの幅方向に離間して配置されている。又、特許文献1によるベルトコンベヤのスカート構造は、第2のスカートゴムの先端縁がベルトの搬送面に当接している。これにより、特許文献1によるベルトコンベヤのスカート構造は、第1のスカートゴムとベルトの間から漏れ出た粒度の小さい粉砕炭などの搬送物を第2のスカートゴムで阻止することが容易でないという問題がある。
搬送面が樋状に湾曲したべルトから搬送物が外側に漏れ出さないように、スカートを設けてベルトに対向配置したベルトコンベヤのスカート構造であって、粒度の小さい搬送物がベルトから漏れ出すことを抑制するベルトコンベヤのスカート構造が求められている。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、ベルトから搬送物が外側に漏れ出さないように、スカートを設けてベルトに対向配置したベルトコンベヤのスカート構造であって、粒度の小さい搬送物がベルトから漏れ出すことを抑制するベルトコンベヤのスカート構造を提供することを目的とする。
本発明者は、樋状に窪んだベルトコンベヤに設け、搬送物の漏れ出しを防止するスカートゴムであって、スカート板の外面と当て板で、第1スカートゴムと第2スカートゴムの一端部側を共締めし、第2スカートゴムの他端部側をベルトの搬送面に当接することで、粒度の小さい搬送物がベルトから漏れ出すことを抑制できると考え、これに基づいて、以下のような新たなベルトコンベヤのスカート構造を発明するに至った。
(1)本発明によるベルトコンベヤのスカート構造は、搬送面が樋状に湾曲したベルトから搬送物が外側に漏れ出さないように、スカートを設けて前記ベルトに対向配置したベルトコンベヤのスカート構造であって、前記スカートは、前記ベルトの上方に配置すると共に、前記ベルトの幅方向に対向配置した一対のスカート板と、前記スカート板の外面に対向配置した当て板と、前記スカート板の外面と前記当て板で挟持し、前記ベルトの搬送面と前記スカート板の端縁の隙間を覆う平板状の第1スカートゴムと、前記スカート板の外面と前記当て板で、一端部側を前記第1スカートゴムと共締めした平板状の第2スカートゴムと、を備え、前記第2スカートゴムは、一端部側から屈曲した他端部側を前記ベルトの搬送面に当接している。
(2)一対の前記第2スカートゴムは、それらの他端部側を相反する向きに配置してもよい。
(3)一対の前記第2スカートゴムは、それらの他端部側を対向配置してもよい。
(4)前記第2スカートゴムは、前記第1スカートゴムより板厚を薄く、かつ、前記第1スカートゴムより軟らかい弾性材で形成していることが好ましい。
本発明によるベルトコンベヤのスカート構造は、樋状に窪んだベルトコンベヤに設け、搬送物の漏れ出しを防止するスカートゴムであって、スカート板の外面と当て板で、第1スカートゴムと第2スカートゴムの一端部側を共締めし、第2スカートゴムの他端部側をベルトの搬送面に当接することで、粒度の小さい搬送物がベルトから漏れ出すことを抑制できる。
本発明の第1実施形態によるベルトコンベヤのスカート構造の構成を示す縦断面図である。 本発明の第2実施形態によるベルトコンベヤのスカート構造の構成を示す縦断面図である。 従来技術によるベルトコンベヤのスカート構造の構成を示す縦断面図である。 従来技術によるベルトコンベヤのスカート構造の要部の構成を示す縦断面図である。 従来技術によるベルトコンベヤのスカート構造の要部を拡大した縦断面図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[第1実施形態]
(ベルトコンベヤのスカート構造の構成)
最初に、本発明の第1実施形態によるベルトコンベヤのスカート構造の構成を説明する。なお、従来技術で付した符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにするので以下説明を省略することがある。
図1を参照すると、本発明の第1実施形態によるベルトコンベヤ10は、複数のローラRに沿って張設された無端帯状のゴム製のベルトBを備えている。水平状態に配置した中央ローラR1と下り傾斜した一対の傾斜ローラR2・R2でローラRを構成することで、ベルトBを樋状に湾曲している。
図1を参照すると、ベルトコンベヤ10は、図示しないシュートの下部に固定した一対のスカート1・1を備えている。一対のスカート1・1は、シュートに投入された石炭などの搬送物CをベルトBに導入できる。
図1を参照すると、スカート1は、スカート板1bと平板状の第1スカートゴム1sを備えている。スカート板1bは、側面部Sbとフランジ部1fを有している。一対の側面部Sb・Sbは、ベルトBの幅方向に互いに間隔を設けて対向配置されている。又、一対の側面部Sb・Sbは、ベルトBの上方に垂設している。フランジ部1fは、側面部Sbに対して略直角に屈曲している。一対のフランジ部1f・1fは、相反する向きに配置されている。一対のフランジ部1f・1fは、図示しないシュートの下部に着脱自在に固定できる。
図1を参照すると、スカート板1bは、複数のアングル部材9aを備えている。アングル部材9aの一片は、その端部が溶接などで側面部Sbの外面に接合されている。複数のアングル部材9aは、スカート板1bの長手方向に沿って、相当数が適宜に配置されている。
図1を参照すると、アングル部材9aの他片は、クランプ部材9cを支持している。クランプ部材9cは、V字状に開角したクランプ部91cを先端部に有している。クランプ部91cは、その基端部から軸部を延出している。クランプ部材9cは、その軸部をアングル部材9aの他片に挿入している。そして、コッタピンをクランプ部材9cの軸部に軸方向から圧入することで、クランプ部材9cをアングル部材9aの他片に支持している。
図1を参照すると、クランプ部91cは、スカート板1bの長手方向に沿って配置されている。又、スカート板1bは、クランプ部91cの長手方向に沿って配置された矩形の当て板1dを更に備えている。当て板1dは、スカート板1bの外面に対向配置されている。そして、第1スカートゴム1sは、当て板1dを介して、スカート板1bの側面部Sbとクランプ部91cで挟持されている。
又、図1を参照すると、スカート板1bの側面部Sbは、その端縁がベルトBの搬送面と所定の隙間を設けて配置されている。第1スカートゴム1sは、側面部Sbの端縁とベルトBの搬送面の隙間を覆っている。
図1を参照すると、スカート1は、平板状の第2スカートゴム2sを更に備えている。第2スカートゴム2sは、その一端部側をスカート板1bの外面と当て板1dで、第1スカートゴム1sと共締めしている。又、第2スカートゴム2sは、その一端部側から屈曲した他端部側をベルトBの搬送面に当接している。
図1を参照すると、一対の第2スカートゴム2s・2sは、それらの他端部側を相反する向きに配置している。第2スカートゴム2sは、第1スカートゴム1sより板厚を薄く、かつ、第1スカートゴム1sより軟らかい弾性材で形成していることが好ましい。
図1を参照すると、スカート1は、第2スカートゴム2sの他端部側をベルトBの傾斜面に当接しているので、粒度の小さい搬送物Cpがベルトから漏れ出すことを抑制できる。
(ベルトコンベヤのスカート構造の作用)
次に、第1実施形態によるベルトコンベヤのスカート構造の作用及び効果を説明する。図1を参照すると、スカート1は、ベルトBの上方に配置すると共に、ベルトBの幅方向に対向配置した一対のスカート板1b・1bと、スカート板1bの外面に対向配置した当て板1dと、スカート板1bの外面と当て板1dで挟持し、ベルトBの搬送面とスカート板1bの端縁の隙間を覆う平板状の第1スカートゴム1sと、一端部側を第1スカートゴム1sと共締めした平板状の第2スカートゴム2sと、を備えている。
図1を参照すると、スカート1は、第2スカートゴム2sの他端部側をベルトBの傾斜面に当接しているので、粒度の小さい搬送物Cpは、ベルトBから漏れ出すことを抑制できる。
図1を参照すると、第2スカートゴム2sは、第1スカートゴム1sより板厚を薄く、かつ、第1スカートゴム1sより軟らかい弾性材で形成しているので、第2スカートゴム2sは、その他端部側をベルトBに向けて適度な圧力で押圧できる。そして、粒度の小さい搬送物CpがベルトBから漏れ出すことを抑制できる。
又、図1を参照して、第1スカートゴム1sは、スカート板1bの長手方向に沿って配置することが好ましく、第2スカートゴム2sは、スカート板1bの長手方向に沿って、断続的に配置することが好ましい。これにより、ベルトBの消耗を第2スカートゴム2sの消耗より軽減できる。
[第2実施形態]
(ベルトコンベヤのスカート構造の構成)
次に、本発明の第2実施形態によるベルトコンベヤのスカート構造の構成を説明する。なお、第1実施形態で付した符号と同じ符号を付した構成品は、その作用を同じにするので以下説明を省略することがある。
図2を参照すると、本発明の第2実施形態によるベルトコンベヤ20は、複数のローラRに沿って張設された無端帯状のゴム製のベルトBを備えている。水平状態に配置した中央ローラR1と下り傾斜した一対の傾斜ローラR2・R2でローラRを構成することで、ベルトBを樋状に湾曲している。
図2を参照すると、ベルトコンベヤ20は、図示しないシュートの下部に固定した一対のスカート2・2を備えている。一対のスカート2・2は、シュートに投入された石炭などの搬送物CをベルトBに導入できる。
図2を参照すると、スカート2は、スカート板1bと平板状の第1スカートゴム3sを備えている。スカート板1bは、側面部Sbとフランジ部1fを有している。一対の側面部Sb・Sbは、ベルトBの幅方向に互いに間隔を設けて対向配置されている。又、一対の側面部Sb・Sbは、ベルトBの上方に垂設している。フランジ部1fは、側面部Sbに対して略直角に屈曲している。一対のフランジ部1f・1fは、相反する向きに配置されている。一対のフランジ部1f・1fは、図示しないシュートの下部に着脱自在に固定できる。
図2を参照すると、スカート板1bは、複数のアングル部材9aを備えている。アングル部材9aの一片は、その端部が溶接などで側面部Sbの外面に接合されている。複数のアングル部材9aは、スカート板1bの長手方向に沿って、相当数が適宜に配置されている。
図2を参照すると、アングル部材9aの他片は、クランプ部材9cを支持している。クランプ部材9cは、V字状に開角したクランプ部91cを先端部に有している。クランプ部91cは、その基端部から軸部を延出している。クランプ部材9cは、その軸部をアングル部材9aの他片に挿入している。そして、コッタピンをクランプ部材9cの軸部に軸方向から圧入することで、クランプ部材9cをアングル部材9aの他片に支持している。
又、図2を参照すると、スカート板1bの側面部Sbは、その端縁がベルトBの搬送面と所定の隙間を設けて配置されている。第1スカートゴム3sは、側面部Sbの端縁とベルトBの搬送面の隙間を覆っている。
図2を参照すると、スカート2は、平板状の第2スカートゴム4sを更に備えている。第2スカートゴム4sは、その一端部側をスカート板1bの外面と当て板1dで、第1スカートゴム3sと共締めしている。又、第2スカートゴム4sは、その一端部側から屈曲した他端部側をベルトBの搬送面に当接している。
図2を参照すると、一対の第2スカートゴム4s・4sは、それらの他端部側を対向配置している。第2スカートゴム4sは、第1スカートゴム3sより板厚を薄く、かつ、第1スカートゴム3sより軟らかい弾性材で形成していることが好ましい。なお、第1スカートゴム1sと第1スカートゴム3sは同じものであり、第2スカートゴム2sと第2スカートゴム4sは同じものであるが、説明の便宜上符号を変えて区別した。
[ベルトコンベヤのスカート構造の作用]
次に、第2実施形態によるベルトコンベヤのスカート構造の作用及び効果を説明する。図2を参照すると、スカート2は、ベルトBの上方に配置すると共に、ベルトBの幅方向に対向配置した一対のスカート板1b・1bと、スカート板1bの外面に対向配置した当て板1dと、スカート板1bの外面と当て板1dで挟持し、ベルトBの搬送面とスカート板1bの端縁の隙間を覆う平板状の第1スカートゴム3sと、一端部側を第1スカートゴム3sと共締めした平板状の第2スカートゴム4sと、を備えている。
図2を参照すると、スカート2は、第2スカートゴム4sの他端部側をベルトBの傾斜面に当接しているので、粒度の小さい搬送物Cpは、ベルトBから漏れ出すことを抑制できる。
図2を参照すると、第2スカートゴム4sは、第1スカートゴム3sより板厚を薄く、かつ、第1スカートゴム3sより軟らかい弾性材で形成しているので、第2スカートゴム4sは、その他端部側をベルトBに向けて適度な圧力で押圧できる。そして、粒度の小さい搬送物CpがベルトBから漏れ出すことを抑制できる。
又、図2を参照して、第1スカートゴム3sは、スカート板1bの長手方向に沿って配置することが好ましく、第2スカートゴム4sは、スカート板1bの長手方向に沿って、断続的に配置することが好ましい。これにより、ベルトBの消耗を第2スカートゴム4sの消耗より軽減できる。
本発明によるベルトコンベヤのスカート構造は、石炭などの搬送物が投下されるシュートの下部に設置することができる。又、本発明によるベルトコンベヤのスカート構造は石炭などの搬送物を搬送するベルトコンベヤに設置してもよく、この場合、ベルトコンベヤの幅方向に一対の側壁を設け、これらの側壁を利用して、ベルトコンベヤの全長に亘り、スカートを設置することもできる。
1 スカート
1b スカート板
1d 当て板
1s 第1スカートゴム
2s 第2スカートゴム
10 ベルトコンベヤ
B ベルト
C 搬送物

Claims (4)

  1. 搬送面が樋状に湾曲したベルトから搬送物が外側に漏れ出さないように、スカートを設けて前記ベルトに対向配置したベルトコンベヤのスカート構造であって、
    前記スカートは、
    前記ベルトの上方に配置すると共に、前記ベルトの幅方向に対向配置した一対のスカート板と、
    前記スカート板の外面に対向配置した当て板と、
    前記スカート板の外面と前記当て板で挟持し、前記ベルトの搬送面と前記スカート板の端縁の隙間を覆う平板状の第1スカートゴムと、
    前記スカート板の外面と前記当て板で、一端部側を前記第1スカートゴムと共締めした平板状の第2スカートゴムと、を備え、
    前記第2スカートゴムは、一端部側から屈曲した他端部側を前記ベルトの搬送面に当接している、ベルトコンベヤのスカート構造。
  2. 一対の前記第2スカートゴムは、それらの他端部側を相反する向きに配置している、請求項1記載のベルトコンベヤのスカート構造。
  3. 一対の前記第2スカートゴムは、それらの他端部側を対向配置している、請求項1記載のベルトコンベヤのスカート構造。
  4. 前記第2スカートゴムは、前記第1スカートゴムより板厚を薄く、かつ、前記第1スカートゴムより軟らかい弾性材で形成している、請求項1から3のいずれかに記載のベルトコンベヤのスカート構造。
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KR20230055416A (ko) * 2021-10-18 2023-04-26 김양호 스커트장치가 구비된 벨트 컨베이어

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