JP2021154239A - 芳香族化合物製造用触媒、芳香族化合物用触媒の製造方法、及び芳香族化合物の製造方法 - Google Patents

芳香族化合物製造用触媒、芳香族化合物用触媒の製造方法、及び芳香族化合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】二酸化炭素と水素とを原料として用いて、芳香族化合物を効率良く製造可能な芳香族化合物用触媒、芳香族化合物用触媒の製造方法および芳香族化合物用の製造方法を提供すること。【解決手段】ソルボサーマル法で調製されたNaFe3O4とH−ZSM−5ゼオライトと、を含む芳香族化合物製造用触媒、芳香族化合物用触媒の製造方法、及び芳香族化合物の製造方法。【選択図】なし

Description

本発明は,芳香族化合物製造用触媒、芳香族化合物用触媒の製造方法、及び芳香族化合物の製造方法に関するものである。
近年、地球温暖化への関心が高まっている。温室効果ガス排出削減等の国際的枠組みを協議するCOP(Conference of the Parties)では、世界共通の長期目標として産業革命前からの平均気温の上昇を2℃よりも十分下方に保持することを目的とし、温室効果ガスの排出ピークをできるだけ早期に抑え、最新の科学に従って急激に削減することが目標とされている。
COP21パリ協定では、全ての国が長期の温室効果ガス低排出開発戦略を策定・提出するように努めるべきとされており、我が国では長期的目標として2050年までに80%の温室効果ガスの排出削減を目指すことが策定された。
人為的に排出されている温室効果ガスの中では、二酸化炭素の影響量が最も大きいと見積もられており、二酸化炭素削減のための対策技術開発が各所で精力的に行われている。
対策技術の一つとして、排出された二酸化炭素を有用物に変換する幾つかの試みが提案されている。
しかし、二酸化炭素を別の物質に変換させるためには大きなエネルギーが必要であり、反応を促進させるための有効な触媒の開発が望まれていた。
また、非特許文献1には、NaFe及びH−ZSM−5ゼオライトを含む触媒、及びそれを用いて、水素及び二酸化炭素から芳香族化合物を製造する方法が開示されている。
特開2019−205969号公報
J.Wei et al., Nat.Comm.,2017 DOI:10.1038/ncomms15174
非特許文献1の触媒は、NaFeにより、フィッシャー・トロプシュ(FT)反応で水素及び二酸化炭素からFT合成油(灯軽油)を生成し、H−ZSM−5ゼオライトによりFT合成油から芳香族化合物を生成する。
しかしながら、水素および二酸化炭素を原料ガスとして用いて、芳香族化合物を効率よく製造可能な方法については、未だ十分に検討されていない。
そこで、本発明の課題は、二酸化炭素と水素とを原料として用いて、芳香族化合物を効率良く製造可能な芳香族化合物用触媒、芳香族化合物用触媒の製造方法および芳香族化合物用の製造方法を提供することである。
課題を解決するための手段は、次の態様を含む。
<1>
ソルボサーマル法で調製されたNaFe
H−ZSM−5ゼオライトと、
を含む芳香族化合物製造用触媒。
<2>
前記NaFeは、ソルボサーマル法で得られた酸化鉄に、Naを担持して調製されている<1>に記載の芳香族化合物製造用触媒。
<3>
前記H−ZSM−5ゼオライトのSi/Al比が、10〜50である<1>又は<2>に記載の芳香族化合物製造用触媒。
<4>
前記H−ZSM−5ゼオライトが、ZSM−5ゼオライトを水酸化物処理した後、プロトン交換処理して調製されたH−ZSM−5ゼオライトである<1>〜<3>のいずれか1項に記載の芳香族化合物製造用触媒。
<5>
ソルボサーマル法でNaFeを調製する工程と、
調製された前記NaFeとH−ZSM−5ゼオライトとを用いて、触媒を得る工程と、
を含む芳香族化合物製造用触媒の製造方法。
<6>
前記ソルボサーマル法でNaFeを調製する工程は、ソルボサーマル法で得られた酸化鉄に、Naを担持してNaFeを調製している<5>に記載の芳香族化合物製造用触媒の製造方法。
<7>
前記H−ZSM−5ゼオライトのSi/Al比が、10〜50である<5>又は<6>に記載の芳香族化合物製造用触媒の製造方法。
<8>
ZSM−5ゼオライトを水酸化物処理した後、プロトン交換処理して、前記H−ZSM−5ゼオライトを調製する工程を有する<5>〜<7>のいずれか1項に記載の芳香族化合物製造用触媒の製造方法。
<9>
<1>〜<4>のいずれか1項に記載の芳香族化合物製造用触媒または還元後の前記触媒の存在下で、水素と二酸化炭素とを前記触媒に接触させて、芳香族化合物を生成する芳香族化合物の製造方法。
本発明によれば、水素および二酸化炭素を原料として用いて、芳香族化合物を効率良く製造可能な芳香族化合物用触媒、芳香族化合物用触媒の製造方法および芳香族化合物用の製造方法を提供できる。
以下、本発明について説明する。
なお、本明細書において、「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
段階的に記載されている数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。
数値範囲において、ある数値範囲で記載された上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
組成物中の各成分の量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する上記複数の物質の合計量を意味する。
「工程」との語は、独立した工程だけでなく、他の工程と明確に区別できない場合であっても工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
「好ましい態様の組み合わせ」は、より好ましい態様である。
(芳香族化合物製造用触媒)
本発明の芳香族化合物製造用触媒(以下、単に「触媒」とも称する)は、ソルボサーマル法で調製されたNaFeと、H−ZSM−5ゼオライトと、を含む。
そして、本発明の触媒は、水素および二酸化炭素を原料として用いて、芳香族化合物を効率良く製造可能な触媒である。その理由は、次の通りである。
従来、水素および二酸化炭素の原料から、FT合成油を経由して芳香族化合物を製造する場合、特許文献1のように、FT反応(灯軽油製造)用触媒の主活性成分としてNaFeが使用される。そして、特許文献1のNaFeは、共沈法で調製されたNaFeである。
それに対して、本発明の触媒では、FT反応(灯軽油製造)用触媒の主活性成分として、ソルボサーマル法で調製されたNaFeを使用する。
ソルボサーマル法で調製されたNaFeは、共沈法で調製されたNaFeに比べ、触媒活性能が高い。その理由は定かではないが、ソルボサーマル法で調製されたNaFeの電子構造が、FT反応(灯軽油製造)用触媒の主活性成分の特性に大きな影響を与えているものと推定している。
そして、芳香族化合物製造用の主活性成分として機能するH−ZSM−5ゼオライトにより、生成したFT合成油から芳香族化合物を製造する。
そのため、本発明の触媒は、水素および二酸化炭素を原料として用いて、芳香族化合物を効率良く製造可能な触媒となる。
以下、本発明の触媒の詳細について、その製造方法と共に説明する。
(NaFe
NaFeは、FT反応(灯軽油製造)用触媒の主活性成分として機能する。
NaFeは、基材としての鉄酸化物に、助触媒としてNaを含む触媒である。
NaFe中のNaの含有量は、生成物の収率向上の観点から、0.5〜5.0質量%が好ましい。
なお、NaFe中に、触媒製造工程等で混入する不純物を含んでもよい。ただし、触媒活性向上の面からは不純物量が少ないほど好ましく、できるだけ不純物が混入しないようにすることが好ましい。
NaFeの比表面積は、特に限定されないが、例えば、3m/g以上500m/g以下、好ましくは10m/g以上100m/g以下である。これにより、水素と二酸化炭素との反応のための活性点を十分に供給することができる。また、比表面積が上述した上限以下であることにより、細孔径が過度に小さくなり、細孔内において二酸化炭素と水素のガス拡散速度の差が生じ、NaFe内で二酸化炭素の分圧と、水素の分圧とで差が生じることを防止できる。この結果、水素および二酸化炭素からのFT合成油への変換が効率よく行われる。
NaFeの平均細孔径は、特に限定されないが、例えば、0.5nm以上100nm以下、好ましくは2nm以上30nm以下である。これにより、細孔内における二酸化炭素と水素とのガス拡散速度の差が生じることが防止されるとともに、NaFeの比表面積を大きくすることができ、活性点を十分に供給することが可能となる。この結果、水素と二酸化炭素からのFT合成油への変換が効率よく行われることができる。
NaFeの細孔容量は、特に限定されず、例えば、0.1cc/g以上5cc/g以下、好ましくは、0.2cc/g以上2cc/g以下である。
ここで、触媒の比表面積は、BET法により測定することができる。
触媒の細孔容積は、水銀圧入法で求めることができる。水銀圧入法が使用できない場合は水滴定法により測定することができる。
触媒の平均細孔径は、水銀ポロシメーターによる水銀圧入法により測定することができる。水銀圧入法が使用できない場合はガス吸着法により求めることができる。
NaFeが粒状をなす場合、NaFeの平均粒子径は、例えば1μm以上800μm以下、好ましくは10μm以上200μm以下であることができる。これにより、NaFeとH−ZSM−5ゼオライトの間の物質移動も加速され、原料ガスの流通抵抗も低下する(圧損低減)。
なお、本明細書中において「平均粒子径」とは、後述のゼオライトを含めて、湿式のレーザ回折・散乱法による、体積基準50%粒子径(D50)をいう。
NaFeは、ソルボサーマル法で調製する。
具体的には、例えば、ソルボサーマル法によるNaFeの調製は、
ソルボサーマル法により酸化鉄(Fe)を得る第一の工程と、
酸化鉄に、ナトリウムイオンを含む水溶液を含浸させて、酸化鉄の表面にナトリウムイオンを担持する第二の工程と、
ナトリウムイオンを担持した酸化鉄を、乾燥および焼成する第三の工程と、
を有する。
−第一工程−
第一工程において、ソルボサーマル法による酸化鉄の製造は、周知の方法が採用できる。例えば、ソルボサーマル法では、加熱及び加圧する機能を有する反応容器(例えば、オートクレーブ等)内で、鉄源(塩化鉄、硫酸鉄、硝酸鉄、クエン酸鉄、リン酸鉄等)を含む溶液を加熱及び加圧して、酸化鉄の前駆体を得る。そして、酸化鉄の前駆体を窒素下で焼成する。それにより、酸化鉄の粉末が得られる。
ここで、ソルボサーマル法において、圧力範囲は、反応容器で昇温した際の圧力で、例えば2〜5MPa、温度範囲は180−250℃が例示できる。
ここで、第一工程では、ソルボサーマル法において、鉄と共に、酢酸ナトリウム、酢酸アンモニウム等を含む溶液を使用してもよい。
また、ソルボサーマル法における溶媒は、水、アルコール(エタノール等)エチレングリコール、メタノール、ジメチルホルムアミド、エギレンジアミン等が使用できる。
なお、溶媒の還元性などの物性により、調製後の酸化鉄粉末の結晶性、表面性状などの性状が異なるため、触媒物性に影響を及ぼすことがある。
−第二工程−
第二工程では、酸化鉄に、ナトリウムイオンを含む水溶液を含浸させて、酸化鉄の表面にナトリウムイオンを担持する。
水溶液中の、ナトリウムイオンの供給源としては、ナトリウムイオンを水溶液化できる化合物であれば、特に限定されるものではないが、例えば、無機化合物(硝酸化物、水酸化物、炭酸化物、硫酸化物、ハロゲン化物等)、有機化合物(酢酸化物等)が好適に用いられる。
−第三工程−
第三工程では、ナトリウムイオンを担持した酸化鉄を、乾燥および焼成する。乾燥後、焼成前に、酸化鉄を粉砕処理してもよい。
乾燥は、特に限定されないが、例えば、50〜150℃、0.5〜20時間で実施する。乾燥は、真空下で実施することもできる。
焼成は、特に限定されないが、芳香族化合物合成反応の反応温度以上の温度(例えば、300〜1000℃)、0.5〜20時間)で実施する。不活性ガス(窒素等)雰囲気下で実施することがよい。
なお、焼成温度が300℃未満であると、温度が低すぎて焼結が進まず、高い触媒活性が得られないことがある。一方、焼成温度が1000℃を超えると、焼結が進みすぎて触媒の表面積が小さくなり、高い触媒活性を得ることができないことがある。
ここで、ナトリウムイオンを担持した酸化鉄は、乾燥及び焼成前に洗浄することが好ましい。洗浄は、例えば、水による洗浄、アルコールによる洗浄を順次実施する。この工程を複数回繰り返して洗浄してもよい。
酸化鉄の洗浄は、金属イオンを含む水溶液中のアニオン成分を除去するためである。
また、鉄酸化物の焼成後、後処理として、圧縮成型器等による成形処理、篩等による整粒処理を実施してもよい。
なお、乾燥及び焼成前に、鉄酸化物に対して、圧縮成型器等による成形処理、篩等による整粒処理を実施してもよい。
更にまた、第二の工程を止めて、第一の工程において、NaOH、NaCO等のNa源を、鉄源に加えて、ソルボサーマル法で、NaFeを一工程で製造することもできる。
以上の工程を経て、NaFeが製造される。
(H−ZSM−5ゼオライト)
H−ZSM−5ゼオライトは、FT合成油(灯軽油)から芳香族化合物を製造する触媒の主活性成分として機能する。
H−ZSM−5ゼオライトとは、骨格の構造コードがZSM−5(Zeolite Socony Mobil−5)型であり、プロトン交換化されたアルミノシリケートゼオライトを示す。
なお、プロトン交換されていない、骨格の構造コードがZSM−5(Zeolite Socony Mobil−5)型のアルミノシリケートゼオライトを「ZSM−5ゼオライト」と表記する。
H−ZSM−5ゼオライトの細孔内は、酸点が多く存在しており、当該酸点を活性点として、FT合成油(灯軽油)から芳香族化合物が形成される。形成された芳香族化合物としては、主に、ベンゼン、トルエン、キシレンが挙げられる。
H−ZSM−5ゼオライトは、10員環の空隙が三次元に存在し、且つ、適度な酸性度(つまりSi/Al比)を有することが好ましい、酸性度が高い(つまり、Si/Al比が小さい)と、クラッキングし過ぎて、炭素数1−4の炭化水素が生成され易く、一方で、酸性度が低い(つまりSi/Al比が大きい)と、高分子化及び重合化しないため、芳香族化合物が生成され難くなる。
そのため、H−ZSM−5ゼオライトのSi/Al比は、10〜300が好ましく、10〜200がより好ましく、10〜100がさらに好ましく、10〜50が最も好ましい。
H−ZSM−5ゼオライトの平均細孔径は、特に限定されないが、例えば、0.1nm以上10nm以下、好ましくは0.5nm以上5nm以下である。
H−ZSM−5ゼオライトの比表面積は、特に限定されないが、例えば、20m/g以上1000m/g以下、好ましくは100m/g以上400m/g以下である。これにより、芳香族化合物の合成のための活性点を十分に供給することができるとともに、H−ZSM−5ゼオライトの細孔径を容易に上述した範囲とすることができる。
H−ZSM−5ゼオライトの細孔容量は、特に限定されず、例えば、0.1cc/g以上5cc/g以下、好ましくは、0.1cc/g以上2cc/g以下である。
H−ZSM−5ゼオライトが粒状をなす場合、H−ZSM−5ゼオライトの平均粒子径は、例えば0.1μm以上10μm以下、好ましくは0.1μm以上5μm以下であることができる。これにより、H−ZSM−5ゼオライトとNaFeとの間の物質移動も加速され、原料ガスの流通抵抗も低下する(圧損低減)。
また、ZSM−5ゼオライトをプロトン交換処理してH−ZSM−5ゼオライトを得る際の好ましい形態としては、例えば、ZSM−5ゼオライトを水酸化物処理した後、プロトン交換処理して、H−ZSM−5ゼオライトを調製する態様が挙げられる。具体的には、例えば、次の通りである。
まず、ソルボサーマル法により、ケイ素化合物とアルミニウム化合物とからZSM−5ゼオライトを得る。具体的には、例えば、ケイ素化合物(シリカ源)およびアルミニウム化合物(アルミナ源)を含む水溶液(前駆体溶液)を加熱することにより、ZSM−5ゼオライトを得る。
ケイ素化合物としては、テトラオルトシリケート、テトラエチルオルトシリケート等が挙げられる。
アルミニウム化合物としては硝酸アルミニウム、酢酸アルミニウム等が挙げられる。
ここで、ケイ素化合物とアルミニウム化合物との量比を調整することで、目的とするSi/Al比のZSM−5ゼオライトが得られる。
前駆体溶液には、テンプレート剤(有機構造規定剤)として、アミン化合物(例えばテトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド等)が含まれていてもよい。
前駆体溶液の溶媒は、水を主成分とするが、ケイ素化合物の加水分解速度の制御を目的として、エタノール、メタノール等のアルコール系溶媒が含まれていてもよい。
そして、ソルボサーマル法によりZSM−5ゼオライトを、洗浄及び乾燥した後、焼成処理を行う。それにより、ZSM−5ゼオライトを得る。
次に、得られたZSM−5ゼオライトを、水酸化物処理した後、プロトン交換処理して、H−ZSM−5ゼオライトを調製する。
水酸化物処理は、例えば、水酸化物(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)のアルカリ水溶液に、ZSM−5ゼオライトを浸漬することで実施する。
プロトン交換処理は、アルカリ金属をプロトンに置換するため、例えば、硝酸アンモニウム、 炭酸アンモニウム、塩化アンモニウム等の水溶液に、水酸化処理後のZSM−5ゼオライトを浸漬することで実施する。
そして、プロトン交換処理したH−ZSM−5ゼオライトは、純水で洗浄及び乾燥した後、焼成処理を行う。
なお、市販のZSM−5ゼオライトを、プロトン交換処理して、H−ZSM−5ゼオライトを調製してもよい。この場合も、プロトン交換処理前に、水酸化物処理しておくことが好ましい。
(混合状態)
本発明の触媒は、NaFeとH−ZSM−5ゼオライトを用いて得られる。
本発明の触媒において、NaFeとH−ZSM−5ゼオライトとの位置関係(混合状態)は特に限定されず、例えば、NaFeとH−ZSM−5ゼオライトとが粒状である場合、物理的に混合されていることができる。又は、NaFeとH−ZSM−5ゼオライトとが層を構成する場合、NaFeとH−ZSM−5ゼオライトとは積層していてもよい。
H−ZSM−5ゼオライトの含有量は、NaFeに対し、例えば、10質量%以上1000質量%以下、好ましくは80質量%以上120質量%以下とする。これにより、NaFeにおけるFT合成油の合成速度と、H−ZSM−5ゼオライトにおけるFT合成油の消費速度を、比較的近いものとすることができ、余剰の化合物により意図せぬ副反応が生じることが防止される。
NaFeに対するH−ZSM−5ゼオライトの割合を適正化するには、NaFeとH−ZSM−5ゼオライトとの混合時の質量を調整することで行う。混合された後(その後、成形された場合、整粒された場合等を含む)の触媒において、当該割合は、例えば、走査型高周波誘導結合プラズマ法(ICP)と呼ばれる方法を用いて求めることができる。具体的には、試料を粉砕後、アルカリ融解剤(例えば炭酸ナトリウム、ホウ酸ナトリウムなど)を加えて白金坩堝内で加熱融解し、冷却後に塩酸溶液に加温下で全量溶解させる。その溶液をICP分析装置へインジェクションすると、装置内の高温プラズマ状態の中で試料溶液が原子化・熱励起し、これが基底状態に戻る際に元素固有の波長の発光スペクトルを生じるため、その発光波長及び強度から含有元素種、量を定性・定量することができる。そして、定量された含有元素種の比率を考慮して、NaFeとH−ZSM−5ゼオライトとの割合を算出することができる。
(芳香族化合物の製造)
本発明の芳香族化合物の製造方法は、本発明の触媒または還元後の触媒の存在下で、水素と二酸化炭素とを触媒に接触させて、芳香族化合物を生成する方法である。
本発明の芳香族化合物の製造方法において、水素および二酸化炭素は、別個に供給されてもよいが、通常これらの混合ガスとして供給される。
水素および二酸化炭素の混合ガスは、水素および二酸化炭素の合計が全体の50体積%以上であるガスが生産性の面から好ましい。特に、水素および二酸化炭素のモル比(水素/二酸化炭素)は、0.5〜4.0の範囲であることが好ましい。
水素と二酸化炭素のモル比が0.5未満の場合には、原料ガス中の水素の存在量が少な過ぎるため、二酸化炭素の水素化反応が進み難く、生産性が高くなり難い。
水素と二酸化炭素のモル比が4.0を超える場合には、原料ガス中の二酸化炭素の存在量が少な過ぎるため、触媒活性に関わらず芳香族化合物の生産性が高くなり難い。
混合ガスと触媒との接触に用いられる反応器としては、特に限定されず、例えば、固定床、噴流床、流動床等の一般的な気相合成プロセス用反応器、スラリー床等の液相合成プロセス用反応器およびマイクロチャネル反応器等が挙げられる。
触媒は、還元された状態であってもよい。混合ガスを供給して芳香族化合物を製造する前に、水素ガス等の還元性ガスを流通させて触媒の還元処理を行うことができる。このような還元処理は、特に限定されないが、例えば300〜500℃の温度で、1〜40時間行うことができる。
なお、触媒は、反応器への充填後に還元されてもよいし、充填前に還元されてもよい。例えば、反応器内に触媒を仕込む前に還元処理を行い、その後に充填することも可能である。
芳香族化合物の製造条件は、特に限定されず、反応器の種類に応じて条件を設定することができる。
例えば、芳香族化合物を製造する反応時における反応温度は、特に限定されないが、200〜500℃、好ましくは300〜400℃であることができる。また、反応時における系内の圧力は、特に限定されないが、例えば、0.8〜4.0MPa、好ましくは2.5〜3.5MPaであることができる。
以下、実施例及び比較例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれら実施例及び比較例に限定されない。
<実施例1>
(NaFeの製造)
尿素28.8gをエチレングリコール88.8gに溶かし、マグネチックスターラーで1h撹拌した。その溶液へ塩酸鉄六水和物4.32gを投入して30min撹拌して溶解させた。この溶液をテフロン(登録商標)シールのオートクレーブへ移し、200℃の加温下、24h保持した。その後、室温まで冷却した後、触媒成分を回収し、純水、および、エタノールで洗浄した。こうして得られた触媒粉末を、60℃、12hの間、真空乾燥させた。こうして得られた粉末へ、Naが1質量%(対触媒全体)となるように炭酸ナトリウム溶液を担持した。
このようにして、ソルボサーマル法によりNaFe(平均細孔径=5.2nm、比表面積=80m/g、細孔容量=0.4cc/g、平均粒子径=50μm )を得た。
(H−ZSM−5ゼオライトの製造)
市販のSi/Al比の異なるZSM−5ゼオライト(東ソー製のZSM−5ゼオライト、Si/Al比が12、Si/Al比が20、Si/Al比が40)を用いて、下に示す特性を持つH−ZSM−5ゼオライトを得た。
ただし、HZ5(20)−2は、Si/Al比が20のZSM−5ゼオライトを用いて以下のアルカリ処理を施すことにより、メソ孔を形成した。
ZSM−5ゼオライトを、0.1Mの水酸化ナトリウム水溶液へ浸漬して、80℃、1h保持した。このようにして得られたゼオライト2gを、1Mの硝酸アンモニウム水溶液200mLへ浸漬することによりイオン交換した。こうして得られたプロトン交換ゼオライトを、120℃で8h乾燥した後、350℃で6h空気中で焼成した。
・HZ5(12) :Si/Al比=12のH−ZSM−5ゼオライト(平均細孔径=2.7nm、比表面積=380m/g、細孔容量=0.3cc/g、平均粒子径=0.7μm)を得た。
・HZ5(20)−1:Si/Al比=20のH−ZSM−5ゼオライト(平均細孔径=2.7nm、比表面積=378m/g、細孔容量=0.3cc/g、平均粒子径=0.6μm)を得た。
・HZ5(20)−2:Si/Al比=20のH−ZSM−5ゼオライト(平均細孔径=3.1nm、比表面積=395m/g、細孔容量=0.3cc/g、平均粒子径=0.6μm)を得た。
・HZ5(40) :Si/Al比=40のH−ZSM−5ゼオライト(平均細孔径=2.8nm、比表面積=385m/g、細孔容量=0.3cc/g、平均粒子径=0.5μm)を得た。
(芳香族化合物の製造)
NaFe:0.1gとH−ZSM−5ゼオライト:0.1gとを混合した触媒0.2gを、内径6mmのSUS製反応管の中央に位置するよう石英ウールで固定し、触媒層中央位置に熱電対を挿入し、これら固定床反応管を所定の位置にセットした。
合成反応を始める前に、まず反応器を窒素雰囲気下で400℃まで昇温した後、水素ガスを30mL/min流しながら2h還元処理を行った。その後、室温に下げた後、水素:CO(mol比=3:1)、内部標準としてArを3%含む原料ガスを30mL/minになるよう導入し、3MPa下、320℃で8h合成を行った。それにより芳香族化合物を生成した。
(芳香族化合物の分析)
生成した芳香族化合物は、水分を除去した後、二つのガスクロマトグラフィー(島津製GC−8A)に注入してTCD(Thermal Conductivity Detector)分析、およびFID(Flame Ionization Detector)分析
を行った。
そして、TCD分析及びFID分析による各成分濃度により、次の値を求めた。その結果を表1に示す。
−転化率−
・CO転化率(%)(CO Conv.(%))=(1−(COの減少量)/(供給されたCOの供給量))×100
−選択率−
・CO選択率(%)(CO sel)=(COの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
−選択率(Product distribution(%))−
・CH選択率(%)=(CHの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・エタン選択率(%)=(エタンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・プロパン選択率(%)=(プロパンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・ブタン選択率(%)=(ブタンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・エタン、プロパン、ブタンの短鎖パラフィン(C−C (O))選択率(%)=(エタン選択率)+(プロパン選択率)+(プロパン選択率)
・エチレン選択率(%)=(エチレンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・プロピレン選択率(%)=(プロピレンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・ブチレン選択率(%)=(ブチレンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・エチレン、プロピレン、ブチレンの短鎖オレフィン(C2−4 )の選択率(%)=(エチレン選択率)+(プロピレン選択率)+(ブチレン選択率)
・ペンタン選択率(%)=(ペンタンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100、等
・ペンタン以降長鎖オレフィン(C5+)(%)=(ペンタン選択率)+…
・ベンゼン(B)選択率(%)=(ベンゼンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・トルエン(T)選択率(%)=(トルエンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・o−キシレン(X)選択率(%)=(オルトキシレンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・m−キシレン(X)選択率(%)=(メタキシレンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・p-キシレン(X)選択率(%)=(パラキシレンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・A(C)選択率(%)=(クメンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・テトラリン選択率(%)=(テトラリンの体積量)/(供給されたCOの供給量)×100
・テトラメチルベンゼン、n−ブチルベンゼン、ジエチルベンゼンなどの炭素数10以上の芳香族化合物(A(C10+))選択率(%)=(テトラメチルベンゼン選択率)+…
・芳香族化合物(Aromatics)選択率(%)=(B選択率)+(T選択率)+(o−X選択率)+(m−X選択率)+(p-X選択率)+(A(C)選択率)+(A(C10+)選択)
−空時収率(Space Time Yield =STY(g/Kg-cat・h))−
・芳香族化合物(A)の空時収率(g/Kg-cat・h)=芳香族化合物の生成モル数(mol/kg−cat・h)×14g/CH−mol
なお、分析の結果、生成した芳香族化合物は、ベンゼン、トルエン、オルトキシレン、メタキシレン、パラキシレン、エチルベンゼン、プロピルベンゼン、オルトエチルトルエン、メタエチルトルエン、パラエチルトルエン、トリメチルベンゼン、ジエチルベンゼン、メチルプロピルベンゼン、テトラメチルベンゼンであった。
Figure 2021154239
<比較例1>
三塩化鉄六水和物31.62gと二塩化物四水和物12.54gを150ccの純水に溶かし、そこへ12.1Mの塩酸水溶液5.1mLを加えてマグネティックスターラーで撹拌した。その水溶液を60℃に加温した状態で、そこへ1.5Mの水酸化ナトリウム水溶液を徐々に添加して沈殿物を形成し、その状態で1h撹拌保持した。その溶液へ塩酸鉄六水和物4.32gを投入して30min撹拌して溶解させた。この溶液をテフロン(登録商標)シールのオートクレーブへ移し、200℃の加温下、24h保持した。その後、室温まで冷却した後、触媒成分を回収し、純水で洗浄した。こうして得られた触媒粉末を、60℃で一晩乾燥させた。こうして得られた粉末上の残留Naは約0.7質量%であった。
このようにして、沈殿法により、NaFeを得た。
次に、H−ZSM−5ゼオライトは、Nankai University Catalyst Company製で、Si/Al比は160の市販品を用いた。
得られたNaFeとH−ZSM−5ゼオライトとを質量比1:1で混合し、混合物を20−42meshで整粒した。
整粒した触媒を1g用い、原料ガスの供給量を66mL/minとする以外は、実施例1と同様に、芳香族化合物を生成し、成分分析を実施した。その結果を表2に示す。
Figure 2021154239
上記結果から、沈殿法で調製されたNaFeに比べ、ソルボサーマル法で調製されたNaFeを用いると、二酸化炭素と水素とを原料として用いて、芳香族化合物を効率良く製造可能となることがわかる。
また、H−ZSM−5ゼオライトのSi/Al比を適切な範囲とすると、芳香族化合物の収率が上がることがわかる。

Claims (9)

  1. ソルボサーマル法で調製されたNaFe
    H−ZSM−5ゼオライトと、
    を含む芳香族化合物製造用触媒。
  2. 前記NaFeは、ソルボサーマル法で得られた酸化鉄に、Naを担持して調製されている請求項1に記載の芳香族化合物製造用触媒。
  3. 前記H−ZSM−5ゼオライトのSi/Al比が、10〜50である請求項1又は請求項2に記載の芳香族化合物製造用触媒。
  4. 前記H−ZSM−5ゼオライトが、ZSM−5ゼオライトを水酸化物処理した後、プロトン交換処理して調製されたH−ZSM−5ゼオライトである請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の芳香族化合物製造用触媒。
  5. ソルボサーマル法でNaFeを調製する工程と、
    調製された前記NaFeとH−ZSM−5ゼオライトとを用いて、触媒を得る工程と、
    を含む芳香族化合物製造用触媒の製造方法。
  6. 前記ソルボサーマル法でNaFeを調製する工程は、ソルボサーマル法で得られた酸化鉄に、Naを担持してNaFeを調製している請求項5に記載の芳香族化合物製造用触媒の製造方法。
  7. 前記H−ZSM−5ゼオライトのSi/Al比が、10〜50である請求項5又は請求項6に記載の芳香族化合物製造用触媒の製造方法。
  8. ZSM−5ゼオライトを水酸化物処理した後、プロトン交換処理して、前記H−ZSM−5ゼオライトを調製する工程を有する請求項5〜請求項7のいずれか1項に記載の芳香族化合物製造用触媒の製造方法。
  9. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の芳香族化合物製造用触媒または還元後の前記触媒の存在下で、水素と二酸化炭素とを前記触媒に接触させて、芳香族化合物を生成する芳香族化合物の製造方法。

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