JP2021153875A - 踏み台兼収納具及び収納用什器セット - Google Patents

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JP2021153875A JP2020057338A JP2020057338A JP2021153875A JP 2021153875 A JP2021153875 A JP 2021153875A JP 2020057338 A JP2020057338 A JP 2020057338A JP 2020057338 A JP2020057338 A JP 2020057338A JP 2021153875 A JP2021153875 A JP 2021153875A
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誠浩 林
Masahiro Hayashi
誠浩 林
卓未 上杉
Takumi Uesugi
卓未 上杉
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Abstract

【課題】踏み板に人が乗った状態でも、収納体から、収納物の出し入れができる踏み台兼収納具及び収納用什器セットを提供する。【解決手段】収納用什器セット1は、踏み台兼収納具110と、下部に踏み台兼収納具110を収納可能な収納部11を有する収納用什器10と、を備える。収納部11内には、操作部材160と係止可能な係止部材105が配設され、係止部材105には、係止部162と係止可能な係止凹部106と、係止部162を係止凹部106までガイドするガイド部107と、が配設され、ガイド部107は、操作部材160が規制部182により規制された状態において、係止部162の上下方向における位置と対応する位置に配されている。【選択図】図11

Description

本発明は、収納物を収納可能であるとともに踏み台としても使用可能な踏み台兼収納具及び収納用什器セットに関するものである。
従来の踏み台兼収納庫(踏み台兼収納具)として、特許文献1に記載されるものがあった。これによれば、収納物の収納空間を有する箱形形状の本体の下部に本体から下方に突出するキャスターが設けられ、キャビネットの収納部からの引き出しと収納とが可能とされるとともに、本体上端部に踏み板が開閉自在に設けられていた。
特開2009−77836号公報
しかし、上記の踏み台兼収納庫では、本体は上部が開口して踏み板により閉塞させているので、人が踏み板に乗った状態では、収納庫は開閉できず収納物の出し入れができないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑み、上部に人が乗った状態でも、収納体(収納庫)から、収納物の出し入れができる踏み台兼収納具及び収納用什器セットを提供するものである。
請求項1記載の発明では、キャスターを有し水平方向のうち少なくとも前方が開口して人を乗せることが可能な剛性を有した本体と、
前記本体内外を出入り可能で上方が開口した箱状の収納体と、
を備えている。
これによれば、上部に人が乗った状態でも、収納体から収納物の出し入れができる。
また、収納用什器の下部に配設される収納部内を前後方向において出入り可能とされ、
前記収納部に収納された状態において、
前記収納部内に配設される係止部材と係止可能な操作部材を有する。
これによれば、収納用什器は、保管スペースの確保のために、上方に延設されて背が高くなる傾向にあるので、上部に収納された収納物が取りづらくなりつつある。本発明では、収納用什器の収納部から踏み台兼収納具を出して踏み台として使用することで、上部に収納された収納物を容易に取り出すことが可能となる。さらに、踏み台として使用しない時には、収納部内に配設される係止部材と操作部材とを係止させて、収納部に収納することで、収納具として使用することができ、本体から収納体を引き出して、収納体内の収納物を取り出すことが可能となる。
また、前記操作部材は、棒状の部材で形成され、
前端側において手で操作される操作部と、後端側において前記係止部材と係止する係止部と、を備え、前記操作部と、前記係止部との間、かつ、前記収納体の上方で前記本体に軸支され、
前記操作部材の回転軸線方向からみて、前記操作部材の回転軸線から前記操作部材の前端までの長さが、前記操作部材の回転軸線から前記操作部材の後端までの長さより長く形成され、
前記本体には、前記操作部材の回転軸線から前側の前記操作部材が下側へ移動することを規制する規制部が配設されている。
これによれば、規制部により、操作部材の回転軸線から前側の前記操作部材が下側へ移動することを規制できる。よって、操作部材の移動を所定の範囲内にしたうえで、操作部材を回動させる容易な操作で、係止部材と操作部材との係止、係止解除を行うことが可能となる。
また、前記本体には、前記手を前記操作部材に誘導する誘導部が配設されている。
これによれば、収納部は、収納用什器の下部に配されているので、操作部材を操作しづらくなるため、容易に操作部材を手で掴むことが可能となる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の踏み台兼収納具と、下部に前記踏み台兼収納具を収納可能な収納部を有する収納用什器と、を備え
前記収納部内には、前記操作部材と係止可能な係止部材が配設されている。
これによれば、請求項2に記載の踏み台兼収納具の効果を奏する収納用什器セットとすることができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項3又は4に記載の踏み台兼収納具と、下部に前記踏み台兼収納具を収納可能な収納部を有する収納用什器と、を備え、
前記収納部内の後端側には、前記操作部材と係止可能な係止部材が配設され、
前記係止部材には、前記係止部と係止可能な係止凹部と、前記係止部を前記係止凹部までガイドするガイド部と、が配設され、
前記ガイド部は、前記操作部材が前記規制部により規制された状態において、前記係止部の上下方向における位置と対応する位置に配されている。
これによれば、請求項3又は4に記載の踏み台兼収納具の効果を奏するとともに、操作部材が、規制部により規制された状態でガイド部に向かうので、収納部に踏み台兼収納具を押し込むだけで、係止部材と操作部材との係止を容易に行うことが可能となる。
本発明における一実施形態の収納用什器セットの正面図である。 同実施形態の収納用什器セットの右側面図である。 同実施形態の収納用什器から踏み台兼収納具等を外した正面図である。 同実施形態の収納用什器から踏み台兼収納具を引き出した状態の右側面図である。 踏み台兼収納具の右斜め前からみた斜視図である。 踏み台兼収納具の左斜め後からみた斜視図である。 踏み台兼収納具と取付部材の分解斜視図である。 踏み台兼収納具の本体フレームの右斜め前からみた斜視図である。 係止部材の取り付け状態を示した右斜め前からみた斜視図である。 踏み台兼収納具と収納用什器との係止状態の斜視説明図である。 踏み台兼収納具と収納用什器との係止状態の縦断面説明図である。
本発明における収納用什器セットの一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、各図面に付される矢印の、Fを前、Bを後ろ、Rを右、Lを左、Uを上、Dを下、方向とする。なお、図2〜5、8〜10においては、説明をしやすくするため、一部の部材を省略している。
収納用什器セット1は、図1、2等に示すように、収納用什器10と、踏み台兼収納具110と、を有している。本実施形態では、収納用什器セット1は、調剤用の収納用什器セットとされている。
収納用什器10は、図1〜4に示すように、ベースフレーム30と、縦支柱40と、背面パネル50と、棚板ブラケット60と、天板70と、下板80と、棚板部材90と、を備えている。
ベースフレーム30は、金属製で、外形形状が四角柱状に形成され、収納用什器10の左右の端部に、長手方向を前後方向に沿わせて配置されている。ベースフレーム30には、設置面との設置高さを調整するアジャスター31が取り付けられている。各ベースフレーム30の後端部から、それぞれ縦支柱40が立設されている。
縦支柱40は、金属製で、四角筒状に形成され、各ベースフレーム30の後端部において連結されている。縦支柱40の前側の壁面には、外面から内面まで貫通するとともに、上下方向に長い矩形状の貫通孔として形成された係止孔41が、上下左右方向に沿って複数配設されている。
背面パネル50は、合成樹脂製で、矩形平板状に形成され、左右の縦支柱40間に架け渡されるように取り付けられている。
棚板ブラケット60は、金属製で、前後方向が長い長尺状に形成されている。棚板ブラケット60の後端部には、逆L字状に形成された図示しない係止フックが配設されている。
係止孔41に上記係止フックを挿入させて係止することで、棚板ブラケット60が縦支柱40に装着される。
天板70は、金属製で、矩形平板状に形成されている。天板70は、各縦支柱40の最上段に装着される棚板ブラケット60間に架け渡されるように取り付けられている。
下板80は、金属製で、矩形平板状に形成されている。下板80は、各縦支柱40の最下段に装着される棚板ブラケット60間に架け渡されるように取り付けられている。下板80の上には、合成樹脂製の収納ケース95が配置されている。
天板70と下板80の間に位置する棚板ブラケット60には、棚板部材90が架け渡されている。
棚板部材90は、金属製で、矩形平板状に形成され、天板70、下板80よりも前後方向の長さが短く形成されている。棚板部材90の上には、合成樹脂製の収納ケース95が配置されている。
本実施形態では、収納用什器10の下板80の下側、背面パネル50の前側、及び、ベースフレーム30で挟まれる領域が、踏み台兼収納具110を収納可能な収納部11となる。
収納部11の縦支柱40の間には、後述する踏み台兼収納具110の操作部材160と係合可能な係止部材105を備えた、取付部材100が取り付けられている。
取付部材100は、金属製で、図3、7、9〜11に示すように、左右方向に長い角柱状に形成され、左右の端部には、矩形平板状のフランジ101が取り付けられ、フランジ101において縦支柱40にねじ止めされて取り付けられている。また、フランジ101より中央寄りの部位に係止部材105が取り付けられている。
係止部材105は、金属製で、上下方向からみて断面L字状に形成され、矩形平板部分で取付部材100に取り付けられている。本実施形態では、係止部材105は、取付部材100に二つ取り付けられている。
係止部材105の前方に略台形状に突出する部分には、後述する係止部162と係止可能な係止凹部106と、係止部162を係止凹部106までガイドするガイド部107と、が配設されている。
係止凹部106は、係止部材105の下面から上面に向かって半長孔形状に切り欠かれて形成されている。
ガイド部107は、前側の端面で構成され、左右方向からみて、垂直方向に対して前側から後側に下がるように傾斜して形成されている。
踏み台兼収納具110は、図5〜8、10、11等に示すように、本体120と、収納体150と、を有している。
本体120は、本体フレーム130と、側板140と、背板141と、踏み板142と、と有している。
本体フレーム130は、金属製で、図8に示すように、角パイプで略矩形枠状に形成された上フレーム131と、角パイプで略矩形枠状に形成された下フレーム132と、角パイプで上フレーム131と下フレーム132とを連結する四本の縦柱133と、で構成され、人を乗せることが可能な剛性を有ししている。なお、上フレーム131には、左右方向に沿って配された二本の補助柱134が配設されている。
本体フレーム130の左右の端部には、金属製で矩形平板状の側板140が、本体フレーム130の側部を覆うようにそれぞれ取り付けられている。
本体フレーム130の後端部には、金属製で矩形平板状の背板141が、本体フレーム130の後部を覆うように取り付けられている。
本体フレーム130の上端部には、金属製で矩形平板状の踏み板142が、本体フレーム130の上部を覆うように取り付けられている。
下フレーム132の左右の枠部分の前後の端部には、上下方向の高さを調節するアジャスター143がそれぞれ取り付けられている。また、下フレーム132の左右の枠部分の内側には、アップダウンキャスター144が取り付けられている。
アップダウンキャスター144は、内部に図示しないコイルスプリングを備え、無負荷時には車輪が、ケーシング下面から突出し、負荷時には車輪がケーシング内に退去して、当該ケーシングの下面が、本体フレーム130に取り付けられたアジャスター143の下面と略面一となる構成とされている。
アップダウンキャスター144は、特願平10−170223号(特開2000−6606号公報)に記載される家具等に用いる車輪装置等を用いることができる。その機能作用については、本願発明においても同様であるので詳細な説明は省略する。
収納体150は、図5、7、10、11等に示すように、金属製で、上部が開口した箱状に形成されている。
本体フレーム130の内側には、多段式のスライドレール145が、それぞれ配設されている。スライドレール145を介して収納体150が移動可能に配設される。
収納体150の取り付け状態について説明すると、図2、4、5、10に示すように、スライドレール145は、図示しない固定部において、本体フレーム130に取り付けられた取付ブラケット146に取り付けられている。スライドレール145が伸びた状態における先端となる図示しない可動部において、収納体150と連結され、スライドレール145の伸縮によって、前後方向に沿って収納体150を移動可能としている。
スライドレール145の図示しない可動部に取り付けられる、第一支持板147には、上側に台形状に突出する係合凸部148が配設されている。
収納体150の左右の側面にそれぞれ取り付けられる第二支持板151には、係合凸部148と係合可能に切り欠かれた被係合部152が配設され、係合凸部148と被係合部152とを係合させることで、スライドレール145に収納体150が取り付けられる。
スライドレール145、収納体150及びその取付構造は、本出願人が先にした、特願2010−224194号(特開2012−75717号公報)に記載される引き出しのスライドレール構造を用いている。その機能作用については、本願発明においても同様であるので、上記説明に留めて詳細な説明は省略する。
操作部材160は、金属製で、図2、4、6、7、10、11等に示すように、棒状の部材で左右方向に長い矩形枠状に形成されている。操作部材160は、前端側において手で操作される操作部161と、後端側において係止部材105と係止する係止部162と、を備え、左右方向からみて、操作部161と、係止部162との間で、取付ブラケット170を介して本体フレーム130の上フレーム131に対して回動可能に取り付けられている。
取付ブラケット170は、金属製で、図2、4、7、10、11等に示すように、操作部材160を軸支する軸支部171と、本体フレーム130の上フレーム131に取り付けられる取付部172と、軸支部171と取付部172とを連結する連結部173と、を有している。
本実施形態では、操作部材160は、前後方向における中央より後寄りの位置で取付ブラケット170に軸支されている。換言すれば、操作部材160の回転軸線C方向からみて、操作部材160の回転軸線Cから操作部材160の前端までの長さが、操作部材160の回転軸線Cから操作部材160の後端までの長さより長く設定されていることになる。
本体フレーム130の上フレーム131の前側の枠部分は、等辺山形鋼が用いられ、当該等辺山形鋼に隣接する位置に、手を操作部材160に誘導する誘導部181、及び、操作部材160の回転軸線Cから前側の操作部材160が下側へ移動することを規制する規制部182が配設されている。
本実施形態では、図5、7、8、10、11等に示すように、左右方向において、縦支柱間に架け渡される金属製の誘導部形成部材180の、上部の断面略L字状の部分が誘導部181とされ、誘導部形成部材180の、上部の断面略L字状の部分の上端面が規制部182とされている。当該等辺山形鋼と誘導部形成部材180との隙間部分111に手が進入可能に構成されている。
本実施形態における収納用什器セット1の機能作用を説明する。図1、2、11、12等に示す状態においては、踏み台兼収納具110は、収納用什器10の収納部11内に収納され、係止部材105の係止凹部106と、操作部材160の係止部162と、が係止されている。この状態において、踏み台兼収納具110は、本体120から収納体150を引き出して、収納体150内の収納物を取り出すことができる。
踏み台兼収納具110の隙間部分111に手を進入させると、誘導部181に誘導されて操作部材160の操作部161を手で掴むことができる。このとき、操作部材160は、規制部182により、回転軸線Cから前側の操作部材160が下側へ移動することを規制されている。
操作部161を、手で上側に持ち上げて図11における反時計回りに回転させると、係止部162が、図11における反時計回りに回転して、係止部材105の係止凹部106との係止が解除される。
係止部材105の係止凹部106と、操作部材160の係止部162との係止が解除されたら、収納部11から踏み台兼収納具110を前側に引き出し、踏み板142の上に人が乗り踏み台として使用し、収納用什器10の上部に収納される収納物を取り出すことができる。
このとき、踏み台兼収納具110の上に人が乗っていても、本体120から収納体150を引き出して、収納体150内の収納物を取り出すことができる。
収納用什器10の上部に収納される収納物を取り終えたら、収納部11内に踏み台兼収納具110を押し込んで収納する。
このとき、操作部材160は、操作部材160の回転軸線Cから操作部材160の前端までの長さが、操作部材160の回転軸線Cから操作部材160の後端までの長さより長く形成されるとともに、規制部182により、回転軸線Cから前側の操作部材160が下側へ移動することを規制されている、そして、ガイド部107は、係止部162の上下方向における位置と対応する位置に配されているので、操作部材160の係止部162が、規制部182により規制された状態でガイド部107に向かう。
係止部162が、ガイド部107に当接すると、ガイド部107により斜め下後方に係止凹部106までガイドされて、係止凹部106内に進入する。
このとき、回転軸線Cから前側の操作部材160は、前側の補助柱134により上側への移動が規制されるので、収納体150と干渉することがない。
そして、操作部材160から手を離すと、操作部材160は、操作部材160の回転軸線Cから操作部材160の前端までの長さが、操作部材160の回転軸線Cから操作部材160の後端までの長さより長く形成されているので、係止部162が、図11における時計回りに回転し係止凹部106の上端で止まる。
一方、操作部材160の操作部161側は、図11における時計回りに回転し規制部182により規制される。
以上のことより、係止部材105の係止凹部106と、操作部材160の係止部162とが係止され、収納部11に踏み台兼収納具110を押し込むだけで、係止部材105と操作部材160との係止を容易に行うことが可能となる。
上記構成の本願発明は、踏み台兼収納具としてみれば、アップダウンキャスター144を有し前方が開口して人を乗せることが可能な剛性を有した本体120と、
本体120内外を出入り可能で上方が開口した箱状の収納体150と、
を備えている。
これによれば、上部に人が乗った状態でも、収納体150から収納物の出し入れができる。
また、収納用什器10の下部に配設される収納部11内を前後方向において出入り可能とされ、
収納部11に収納された状態において、
収納部11内に配設される係止部材105と係止可能な操作部材160を有する。
これによれば、収納用什器は、保管スペースの確保のために、上方に延設されて背が高くなる傾向にあるので、上部に収納された収納物が取りづらくなりつつある。本発明では、収納用什器10の収納部11から踏み台兼収納具110を出して踏み台として使用することで、上部に収納された収納物を容易に取り出すことが可能となる。さらに、踏み台として使用しない時には、収納部11内に配設される係止部材105と操作部材160とを係止させて、収納部11に収納することで、収納具として使用することができ、本体120から収納体150を引き出して、収納体150内の収納物を取り出すことができる。
また、操作部材160は、棒状の部材で形成され、
前端側において手で操作される操作部161と、後端側において係止部材105と係止する係止部162と、を備え、操作部161と、係止部162との間、かつ、収納体150の上方で本体120に軸支され、
操作部材160の回転軸線C方向からみて、操作部材160の回転軸線Cから操作部材160の前端までの長さが、操作部材160の回転軸線Cから操作部材160の後端までの長さより長く形成され、
本体120には、操作部材160の回転軸線Cから前側の操作部材160が下側へ移動することを規制する規制部182が配設されている。
これによれば、規制部182により、操作部材160の回転軸線Cから前側の操作部材160が下側へ移動することを規制できる。よって、操作部材160の移動を所定の範囲内にしたうえで、操作部材160を回動させる容易な操作で、係止部材105と操作部材160との係止、係止解除を行うことが可能となる。
また、本体120には、手を操作部材160に誘導する誘導部181が配設されている。
これによれば、収納部11は、収納用什器10の下部に配されているので、操作部材160を操作しづらくなるため、容易に操作部材160を手で掴むことが可能となる。
また、収納用什器セット1としてみれば、踏み台兼収納具110と、下部に踏み台兼収納具110を収納可能な収納部11を有する収納用什器10と、を備え
収納部11内には、操作部材160と係止可能な係止部材105が配設されている。
これによれば、踏み台及び収納具として使用できる踏み台兼収納具110の効果を奏する収納用什器セット1とすることができる。
また、踏み台兼収納具110と、下部に踏み台兼収納具110を収納可能な収納部11を有する収納用什器10と、を備え、
収納部11内の後端側には、操作部材160と係止可能な係止部材105が配設され、
係止部材105には、係止部162と係止可能な係止凹部106と、係止部162を係止凹部106までガイドするガイド部107と、が配設され、
ガイド部107は、操作部材160が規制部182により規制された状態において、係止部162の上下方向における位置と対応する位置に配されている、とみることができる。
これによれば、踏み台及び収納具として使用できる踏み台兼収納具110の効果を奏するとともに、操作部材160が、規制部182により規制された状態でガイド部107に向かうので、収納部11に踏み台兼収納具110を押し込むだけで、係止部材105と操作部材160との係止を容易に行うことが可能となる。
本発明の踏み台兼収納具及び収納用什器セットは上記構成に限定されるものではない。即ち、本発明の要旨を逸脱しない限り各種の設計変更等が可能である。以下に、変形した態様を例示する。
例えば、調剤用の什器以外の商品陳列用什器等に適用することも可能である。
また、収納用什器10の構成は、踏み台兼収納具110を収納する収納部11を有するのであれば、他の構成は適宜変更することができる。
また、また、キャスターとして、アップダウンキャスター144を用いたが、ロック機構を備えた既存のキャスターを用いること可能である。
また、スライドレール145、収納体150及びその取付構造は、当該機能を奏するのであれば、既存のスライドレールの取付構造を用いることができる。
また、本体120は、上部に人が乗れる剛性を有するのであれば、他の既存の構造体を用いることができる。
また、本体120は、側板140、背板141の無い本体フレーム130として、スライドレールの取付構造を用いない構成とし、本体フレーム130に対して、前後方向以外の水平方向に収納体150を移動可能とすることもできる。
また、操作部材160は、矩形枠状に形成したが、前側又は後側の枠体部分を切除した略C字枠状に形成することもできる。さらに、矩形枠状、略C字枠状に形成したものを、左右方向において分割してそれぞれ操作する構成とすることも可能である。
1 収納用什器セット
10 収納用什器
11 収納部
100 取付部材
101 フランジ
105 係止部材
106 係止凹部
107 ガイド部
110 踏み台兼収納具
120 本体
144 アップダウンキャスター
150 収納体
160 操作部材
161 操作部
162 係止部
180 誘導部形成部材
181 誘導部
182 規制部
C 回転軸線

Claims (6)

  1. キャスターを有し水平方向のうち少なくとも前方が開口して人を乗せることが可能な剛性を有した本体と、
    前記本体内外を出入り可能で上方が開口した箱状の収納体と、
    を備えていることを特徴とする踏み台兼収納具。
  2. 収納用什器の下部に配設される収納部内を前後方向において出入り可能とされ、
    前記収納部に収納された状態において、
    前記収納部内に配設される係止部材と係止可能な操作部材を有することを特徴とする請求項1記載の踏み台兼収納具。
  3. 前記操作部材は、棒状の部材で形成され、
    前端側において手で操作される操作部と、後端側において前記係止部材と係止する係止部と、を備え、前記操作部と、前記係止部との間、かつ、前記収納体の上方で前記本体に軸支され、
    前記操作部材の回転軸線方向からみて、前記操作部材の回転軸線から前記操作部材の前端までの長さが、前記操作部材の回転軸線から前記操作部材の後端までの長さより長く形成され、
    前記本体には、前記操作部材の回転軸線から前側の前記操作部材が下側へ移動することを規制する規制部が配設されていることを特徴とする請求項2に記載の踏み台兼収納具。
  4. 前記本体には、前記手を前記操作部材に誘導する誘導部が配設されていることを特徴とする請求項3に記載の踏み台兼収納具。
  5. 請求項2に記載の踏み台兼収納具と、下部に前記踏み台兼収納具を収納可能な収納部を有する収納用什器と、を備え
    前記収納部内には、前記操作部材と係止可能な係止部材が配設されていることを特徴とする収納用什器セット。
  6. 請求項3又は4に記載の踏み台兼収納具と、下部に前記踏み台兼収納具を収納可能な収納部を有する収納用什器と、を備え、
    前記収納部内の後端側には、前記操作部材と係止可能な係止部材が配設され、
    前記係止部材には、前記係止部と係止可能な係止凹部と、前記係止部を前記係止凹部までガイドするガイド部と、が配設され、
    前記ガイド部は、前記操作部材が前記規制部により規制された状態において、前記係止部の上下方向における位置と対応する位置に配されていることを特徴とする収納用什器セット。
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