JP2021148400A - 暖房装置操作システム - Google Patents

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政彦 八木
Masahiko Yagi
政彦 八木
伸一 萩原
Shinichi Hagiwara
伸一 萩原
開斗 渡邉
Kaito Watanabe
開斗 渡邉
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Abstract

【課題】外部通信端末を用いて遠隔で運転開始を指令することが可能でありながら、運転操作部を用いる場合における利便性を低下させずに、使用上の安全性を確保することが可能な暖房装置操作システムを提供する。【解決手段】ガスファンヒータ1の温風吹き出し口17Bの近傍Wに物体BTが存在している物体存在状態であるか否かを検出する物体検知手段20が備えられ、外部通信端末より暖房装置1の運転開始を指令する運転開始情報を受信したときは、物体存在状態が検出されなければ、ガスバーナの運転を開始し、物体存在状態を検出されていれば、ガスバーナの運転を開始しないように、作動を制御し、かつ、運転操作部11にて運転開始が指令されたときは、物体存在状態の検出の有無にかかわらず、ガスバーナの運転を開始する。【選択図】図6

Description

本発明は、暖房装置と、前記暖房装置を遠隔操作可能な外部通信端末とが備えられている暖房装置操作システムに関する。
上記暖房装置操作システムは、例えば、携帯電話機やスマートフォン等の外部通信端末を用いて、ガスファンヒータ等の暖房装置の無線遠隔操作が可能なように構成したものであり、このような外部通信端末を用いて暖房装置を無線にて遠隔操作することができる。この構成であれば、外出先から自宅に設置されている暖房装置の運転を開始させることができ、外部通信端末の使用者が帰宅した時には、暖房対象である住居内の部屋が暖房された状態となるので便利である。
このようなシステムにおいて、従来では、暖房装置に対して外部通信端末から運転開始を指令する運転開始情報が通信されると、暖房装置側の状況の違いにかかわらず、ガスバーナ等の暖房用の加熱手段による加熱作動を開始して暖房運転を行うように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2019−44997号公報
暖房対象である住居内の部屋において、暖房装置の温風吹き出し口の近傍に、例えば、気体が封入されたスプレー缶など、加熱されることは避けたほうがよい物体が置かれている場合がある。
上記従来構成では、外部通信端末から運転開始が指令されたときに、外部通信端末の使用者は、暖房対象である住居内の部屋の状況が分からないので、暖房装置の温風吹き出し口の近傍に上述したような物体が存在していても、運転開始を指令することになる。そうすると、このような物体に温風が当たり続けて物品が高温になり破損するなどのおそれがある。
しかし、外部通信端末から運転開始が指令するのではなく、暖房装置に備えられている運転操作部を操作することにより運転開始が指令される場合には、使用者は住居内の部屋の状況を目視で判断できるので、上記したような問題は起こらないと考えられる。
本発明の目的は、外部通信端末を用いて遠隔で運転開始を指令することが可能でありながら、運転操作部を用いる場合における利便性を低下させずに、使用上の安全性を確保することが可能な暖房装置操作システムを提供する点にある。
本発明に係る暖房装置操作システムの特徴構成は、
暖房装置と、前記暖房装置を遠隔操作可能な外部通信端末とが備えられ、
前記暖房装置に、暖房対象を加熱する加熱手段と、使用者による直接的な操作が可能な運転操作部と、前記外部通信端末との間で情報通信網を介して各種情報を通信可能な装置側通信手段と、前記加熱手段の作動を制御する作動制御手段と、が備えられている暖房装置操作システムであって、
前記暖房装置に、暖房対象への温風吹き出し口の近傍に物体が存在している物体存在状態であるか否かを検出する物体検知手段が備えられ、
前記作動制御手段は、
前記外部通信端末より前記暖房装置の運転開始を指令する運転開始情報を受信したときは、前記物体検知手段により前記物体存在状態が検出されなければ、前記加熱手段の運転を開始し、前記物体検知手段により前記物体存在状態を検出されていれば、前記加熱手段の運転を開始しないように、前記加熱手段の作動を制御し、かつ、
前記運転操作部にて運転開始が指令されたときは、前記物体検知手段による前記物体存在状態の検出の有無にかかわらず、前記加熱手段の運転を開始するように、前記加熱手段の作動を制御する点にある。
本発明によれば、外部通信端末より暖房装置の運転開始指令が指令された場合に、温風吹き出し口の近傍に物体が存在していなければ、加熱手段の運転が開始される。その結果、遠隔操作によって外出先からでも暖房装置の運転を開始させることができるので、使い勝手がよい。
しかし、外部通信端末より暖房装置の運転開始指令が指令された場合に、温風吹き出し口の近傍に物体が存在していることが検出されていれば、運転開始指令にかかわらず加熱手段の運転を開始することはない。その結果、温風吹き出し口の近傍に物体が存在している状態で暖房運転を行うことがないので、使用上の安全性を確保できる。
ところで、物体が検出されると、暖房運転の開始指令を常に受け付けないようにすると、外部通信端末による遠隔操作ではなく、暖房装置の近くにいる使用者が、暖房装置に備えられている運転操作部を操作するような場合に、周囲の状況を目視で判断できる状況であっても、運転操作部を操作して運転開始を指令したにもかかわらず暖房運転を開始することができないといった不利がある。
そこで、本発明では、外部通信端末ではなく、暖房装置に備えられている運転操作部を操作して運転開始が指令されると、そのとき、温風吹き出し口の近傍に物体が存在していることが検出されていても、加熱手段の運転を開始する。このとき、使用者は、目視で物体の存在が分かるので、物体を移動させるなどの対策を取ることができる。
従って、外部通信端末を用いて遠隔で運転開始を指令することが可能でありながら、運転操作部を用いる場合における利便性を低下させずに、使用上の安全性を確保することが可能な暖房装置操作システムを提供できるに至った。
本発明においては、前記作動制御手段は、前記外部通信端末からの前記運転開始情報を受信して前記加熱手段の運転を開始したのち、前記物体検知手段により前記物体存在状態が検出されると、前記加熱手段の運転を停止させると好適である。
本構成によれば、運転開始情報を受信して暖房運転を開始させるとき、物体存在状態が検出されていなければ、暖房運転を開始させる。そして、その後、外部通信端末の使用者とは別の人が物体を移動させるなど、何等かの要因により、物体存在状態が検出される状態になった場合には、加熱手段の運転を停止させる。そのことにより、使用上の安全を確保することができる。
本発明においては、前記外部通信端末に、前記装置側通信手段との間で各種情報を通信可能な端末側通信手段と、前記外部通信端末の作動を制御する端末側制御手段と、各種情報を表示する表示手段と、が備えられ、
前記端末側制御手段は、前記運転開始情報を送信したにもかかわらず、前記作動制御手段が前記加熱手段の運転を開始しないときは、前記表示手段にそのことを表示させると好適である。
本構成によれば、外部通信端末の使用者が暖房運転の開始を指令したにもかかわらず、暖房装置が運転を開始しないときには、外部通信端末に備えられた表示手段に表示される。使用者は、そのことを認識することができ、暖房が行われていないことが予め分かるので便利である。
本発明においては、前記物体検知手段が反射型光センサであると好適である。
本構成によれば、物体検知手段が温風吹き出し口の近傍領域に対して、例えば赤外光等の光を照射する。照射した光が物体にあたり反射すると、反射した光を受光することにより、対象となる領域に物体が存在していることを判別することができる。物体が存在していなければ、光が反射しないので、存在していないと判別できる。光は高速であるから応答速度が速く、迅速な判断が可能である。
本発明においては、前記物体検知手段が超音波センサであると好適である。
本構成によれば、物体検知手段が温風吹き出し口の近傍領域に対して超音波を発信する。発信した超音波が物体にあたり反射すると、反射した超音波を受信することにより、対象となる領域に物体が存在していることを判別することができる。超音波は、例えば、太陽光等の強い光により誤動作する等のおそれが少なく、安定した動作にて検知作動を行うことができる。
暖房装置操作システムの全体構成図である。 暖房装置操作システムの制御構成を示すブロック図である。 ガスファンヒータの概略内部構成を示す正面図である。 ガスファンヒータの概略内部構成を示す縦断右側面図である。 ガスファンヒータの運転操作部を示す平面図である。 ガスファンヒータの前方近傍箇所に物体が存在している状態を示す斜視図である。 ガスファンヒータの制御動作のフローチャートを示す図である。 スマートフォンの制御動作のフローチャートを示す図である。 ホーム画面が表示された状態を示すスマートフォンの正面図である。 異常運転画面が表示された状態を示すスマートフォンの正面図である。 正常運転画面が表示された状態を示すスマートフォンの正面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態で例示する暖房装置操作システムは、ガスファンヒータ(暖房装置の一例)1と、ガスファンヒータを遠隔操作可能なスマートフォン(外部通信端末の一例)2と、を備えている。
〔ガスファンヒータについて〕
図1〜4に示すように、ガスファンヒータ1は、使用者による直接的な運転操作を可能にする運転操作部11、燃料(天然ガス)を燃焼させて暖房対象の流動空気を加熱するガスバーナ(加熱手段の一例)12、ガスバーナ12に向けて空気を流動させる送風ファン13、情報通信網としてのインターネット回線Iに接続されているルータRUに無線通信(Wi−Fi等)あるいは有線ケーブルを介して接続される装置側通信手段14、ガスバーナ12や送風ファン13等の作動を制御する作動制御手段15、及び、外周を覆う筐体17等を備えて構成されている。
運転操作部11は、筐体17の上部に配備されている。図2及び図5に示すように、運転操作部11は、使用者により操作されるスイッチ類として、ガスファンヒータ1の運転開始操作と運転停止操作とを可能にする運転スイッチ11A、おはようタイマー機能の選択を可能にするおはようタイマースイッチ11B、おやすみタイマー機能の選択を可能にするおやすみタイマースイッチ11C、使用者によるエコ運転機能の選択を可能にするエコ運転スイッチ11D、及び、設定温度と設定時間の変更を可能にする設定スイッチ11E等を備えている。又、運転開始に伴って点灯する運転ランプ11a、おはようタイマー機能の選択に伴って点灯するおはようタイマーランプ11b、おやすみタイマー機能の選択に伴って点灯するおやすみタイマーランプ11c、エコ運転機能の選択に伴って点灯するエコ運転ランプ11d、スマートフォン2との通信接続に伴って点灯する通信ランプ11e、温度表示部11f等も備えられている。
図2〜図4に示すように、ガスバーナ12は、燃料ガスと燃焼用空気との混合気を燃焼させる燃焼器12A、燃焼器12Aに向けて燃料ガスを噴射することで燃料ガスと燃焼用空気とを混合させる噴射ノズル12B、噴射ノズル12Bに燃料ガスを案内するガス管12C、ガス管12Cを開閉する第1電磁弁12Dと第2電磁弁12E、及び、燃料ガスの流量調節を可能にする比例弁12Fを備えている。燃焼器12Aは、その燃焼室12aに案内された燃料に点火する点火器12b、及び、着火による火炎を検出して火炎の立ち消え検知を可能にする火炎センサ12cを備えている。
図1及び図4に示すように、筐体17は、その背面に吸込口17Aが形成され、前面に温風吹き出し口17Bが形成されている。筐体17の背部には、吸込口17Aから吸い込まれる空気から塵埃を取り除く塵埃捕捉用のエアフィルタ18、及び、吸込口17Aから吸い込まれる空気の温度を現在室温として検出する温度センサ19が配備されている。
図4に示すように、送風ファン13は、ファンモータ13Bの作動でクロスフローファン13Aが回転することにより、筐体17の吸込口17Aから外気を吸い込む。吸い込まれた空気の一部は、燃焼用空気として燃料ガスと混合されて燃焼室12aに供給される。残りの空気は、燃焼器12Aを迂回し、燃焼室12aからの燃焼排ガスと混合されて昇温した後、温風吹き出し口としての温風吹き出し口17Bから吹き出される。昇温した流動空気が温風吹き出し口17Bから吹き出させることで、暖房対象の室内を温める。
筐体17の前面における温風吹き出し口17Bの上方側箇所には、温風吹き出し口17Bの前方近傍箇所に物体が存在しているか否かを検出する物体検知手段としての物体存否センサ20が備えられている。物体存否センサ20は、超音波センサにて構成されている。この物体存否センサ20は、図示はしないが、超音波を検出対象領域に向けて発信する発信器と、反射してくる超音波を受信する受信器とを備えている。図6に示すように、温風吹き出し口の前方近傍箇所である検出対象領域Wに物体BTが存在していると、超音波が物体BTの表面で反射して戻ってくる。そして、超音波を発信してから受信するまでの間の経過時間(遅延時間)を計測することで、物体存否センサ20から物体BTまでの間の離間距離を推定することが可能である。すなわち、物体存否センサ20は、温風吹き出し口17Bの前方近傍箇所(W)に物体BTが存在しているか否かを検出することが可能である。前方近傍箇所(W)は、例えば、温風吹き出し口17Bから1m以内の領域である。
作動制御手段15は、演算処理機能及び情報記憶機能等を有するマイクロコンピュータ等から構成されている。作動制御手段15は、運転操作部11の操作に基づいて、ガスバーナ12、送風ファン13、及び、装置側通信手段14の作動を制御するように構成されている。
作動制御手段15は、ガスファンヒータ1の運転停止中に、運転スイッチ11Aにて運転開始操作が行われると、物体存否センサ20の検知状態にかかわらず、ガスファンヒータ1の運転を開始させる運転開始処理を実行する。この運転開始処理では、作動制御手段15は、ガスバーナ12及び送風ファン13を始動させてガスバーナ12による流動空気の加熱を開始させ、運転ランプ11aを点灯させる。ガスバーナ12は、運転開始処理を実行されると、第1電磁弁12D及び第2電磁弁12Eが開弁され、点火器12bが点火作動することで燃焼作動を開始する。
作動制御手段15は、運転開始処理の実行後は、使用者により設定された設定温度を制御目標温度に設定して、温度センサ19で検出される現在室温を制御目標温度に維持するようにガスバーナ12を作動させる燃焼制御を実行する。
作動制御手段15は、ガスファンヒータ1の運転中に、運転スイッチ11Aにて運転停止操作が行われると、ガスファンヒータ1の運転を停止させる停止処理を実行する。この停止処理では、作動制御手段15は、第1電磁弁12D及び第2電磁弁12Eを閉弁させて、ガスバーナ12の燃焼作動を停止し、かつ、運転ランプ11aを消灯させた後、送風ファン13を設定時間だけ作動させてガスバーナ12を冷却させる。
作動制御手段15は、おはようタイマースイッチ11Bが操作されると、おはようタイマー機能によって、予め設定された運転開始予定時刻になると運転開始処理を実行する。又、おやすみタイマースイッチ11Cが操作されると、作動制御手段15は、おやすみタイマー機能によって、設定時間の経過後に停止処理を実行する。エコ運転機能では、通常運転モードの設定温度から1°C下げた温度を制御目標温度とするエコ運転モードでガスバーナ12を作動させる。
〔スマートフォンについて〕
図1及び図2に示すように、スマートフォン2は、使用者による直接的な操作により各種の入力情報を入力可能であり且つ種々の画像や情報等を表示する表示手段としてのタッチパネル式の画像表示器21、音声を出力する音声出力部22、他の通話機との通話等を可能にする通話機能部23、インターネット回線Iと無線通信可能に接続される端末側通信手段24、スマートフォン2の作動を制御する端末側制御手段25、及び、周囲を囲う筐体26等を備えて構成されている。端末側制御手段25は、演算処理機能及び情報記憶機能等を有するマイクロプロセッサ等から構成されている。
スマートフォン2は、ガスファンヒータ1を無線遠隔操作するためのアプリケーションプログラム(以下、遠隔操作アプリと称する)を、インターネット回線Iを介して外部サーバ27からダウンロード可能に構成されている。ちなみに、この遠隔操作アプリは、スマートフォン2によりインターネット回線Iを介してガスファンヒータ1の無線遠隔操作を可能にするものであり、ガスファンヒータ1の製造事業者等から提供される。外部サーバ27はガスファンヒータ1の製造事業者等によって管理されている。
〔遠隔制御動作〕
スマートフォン2によりガスファンヒータ1を遠隔操作する場合における作動制御手段15及び端末側制御手段25の制御動作について、説明を加える。
スマートフォン2における端末側制御手段25は、ガスファンヒータ1の運転を開始するための運転開始情報としての運転開始信号を端末側通信手段24からインターネット回線I及び外部サーバ27を介して、ガスファンヒータ1の装置側通信手段14に送信させるように構成されている。作動制御手段15は、装置側通信手段14が端末側通信手段24から送信された運転開始信号を受信すると、ガスファンヒータ1を運転させる運転開始処理を実行するように構成されている。
作動制御手段15は、スマートフォン2より運転開始信号を受信したときは、物体存否センサ20により物体存在状態が検出されなければ、ガスバーナ12の燃焼作動による暖房運転を開始し、物体存否センサ20により物体存在状態を検出されていれば、ガスバーナ12の運転を開始しないように、ガスバーナ12の作動を制御するように構成されている。そして、スマートフォン2における端末側制御手段25は、運転開始情報を送信したにもかかわらず、作動制御手段15がガスバーナ12の燃焼作動を開始しないときは、画像表示器21にそのことを表示させるように構成されている。尚、スマートフォン2からの運転停止指令があったときは、物体存否センサ20の検知状態にかかわらず受入れて、運転停止させるようになっている。
次に、上述のように構成された作動制御手段15及び端末側制御手段25夫々の制御動作を、図7及び図8夫々に示すフローチャートに基づいて説明する。尚、スマートフォン2によりガスファンヒータ1を遠隔操作するときは、予めインストールされている遠隔操作アプリを起動させておく必要がある。図7及び図8においては、運転開始が指令されてガスファンヒータ1が運転を開始し、その後、運転を停止するまでの一連の処理を示している。
図8のフローチャートに示すように、スマートフォン2の端末側制御手段25は、遠隔操作アプリが起動されると、画像表示器21に図9に示すようなホーム画面を表示する(ステップ#21)。使用者によりホーム画面内の運転開始操作部21Aが操作されて暖房運転開始が指令されると(ステップ#22)、端末側通信手段24からインターネット回線I及び外部サーバ27を介して、ガスファンヒータ1の装置側通信手段14に運転開始信号を送信する(ステップ♯23)。
図7に示すように、作動制御手段15は、運転スイッチ11Aにて運転入り指令、すなわち、運転開始操作が行われていない状態で(ステップ♯1)、スマートフォン2の端末側通信手段24から送信される運転開始信号を受信すると(ステップ♯2)、そのときの物体存否センサ20の検知結果に基づいてその後の制御状態が異なる。すなわち、物体存否センサ20にて温風吹き出し口17Bの前方近傍箇所に物体が存在していることが検知され(ステップ♯3)、かつ、その検知状態が設定時間(例えば、数秒間)以上継続すると(ステップ♯4)、ガスバーナ12の燃焼作動を開始することなく、装置側通信手段14からスマートフォンの端末側通信手段24に、暖房運転を実行することができない旨の運転不可信号を送信する(ステップ♯5)。なお、図示はしていないが、作動制御手段15は、スマートフォン2から運転開始信号を受信すると、通信ランプ11eを点灯させる。
運転開始信号を受信してから設定時間経過するまでの間だけ待機するのは、例えば、物体存否センサ20の一時的な動作不良、あるいは、風による影響や動物の移動等による一時的な物体の存在により誤った検知をする等の不具合を回避するためである。
スマートフォン2の端末側制御手段25は、ガスファンヒータ1の装置側通信手段14からの応答信号を受信し(ステップ♯24)、その信号が運転不可信号であれば(ステップ♯25)、図10に示すように、画像表示器21に、ガスファンヒータ1の近くに障害物が存在することに起因して、暖房運転が開始することができない旨の異常状態を表示する(ステップ♯30)。
作動制御手段15は、スマートフォン2の端末側通信手段24から送信される運転開始信号を受信したとき(ステップ♯2)、物体存否センサ20にて温風吹き出し口17Bの前方近傍箇所に物体が存在していないことが検知された場合には(ステップ♯3)、ガスファンヒータ1の運転を開始させる運転開始処理を実行する(ステップ♯6)。その後は、燃焼制御を実行する(ステップ♯7)。すなわち、温度センサ19で検出される室内温度が使用者により設定された制御目標温度に維持されるように燃料供給量を調節してガスバーナ12を作動させる。
このようにスマートフォン2からの運転開始信号を受信することにより、運転開始処理を実行するときは(ステップ♯8)、装置側通信手段14からスマートフォン2の端末側通信手段24に、暖房運転を開始したことを通知する運転開始済信号を送信する(ステップ♯9)。
スマートフォン2の端末側制御手段25は、ガスファンヒータ1の装置側通信手段14から運転開始済信号を受信すると(ステップ♯25)、図11に示すように、画像表示器21に、ガスファンヒータ1が良好に暖房運転を実行している旨の正常運転状態を表示する(ステップ♯26)。尚、暖房運転を停止させたいときは、画像表示器21における停止操作部21Bを操作することにより、装置側通信手段14に運転停止信号を送信することができる。
スマートフォンからの運転開始指令に基づいて暖房運転を開始したのち、物体存否センサ20にて温風吹き出し口17Bの前方近傍箇所に物体が存在していることが検知される状態になり(ステップ♯10)、しかも、その状態が設定時間以上継続するときは(ステップ♯11)、安全性が確保できないので、ガスバーナ12の燃焼作動を停止して、暖房運転を停止する(ステップ♯14)。
作動制御手段15は、暖房運転が実行されている状態で、運転スイッチ11Aにて運転切り指令、すなわち、運転停止操作が行われるか(ステップ♯13)、または、スマートフォン2の端末側通信手段24から運転停止信号が送信されると(ステップ♯12)、ガスバーナ12の燃焼作動を停止して、暖房運転を停止する(ステップ♯14)。
従って、物体存否センサ20により物体の存否を判別することにより、スマートフォン2による無線遠隔操作にてガスファンヒータ1の運転を開始する際に、安全性を十分に担保することができる。そして、ガスファンヒータ1の運転操作部11に備えられた運転スイッチ11Aの操作により、暖房運転の開始を指令するときは、物体存否センサ20の検出状態は無視されるので、操作性が低下することはない。
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、物体存否センサ20により物体の存在が検出されている状態が設定時間以上継続していると、ガスバーナ12の運転を開始しないように制御する構成としたが、この構成に代えて、物体存否センサ20により物体存在状態が検出されると、直ちに、ガスバーナ12の運転を開始しないように制御する構成としてもよい。
(2)上記実施形態では、物体存否センサ20が超音波センサにて構成されるものを示したが、超音波センサに限らず、反射型の光センサを用いてもよい。反射型の光センサは、図示はしないが、赤外光等の光を検知対象領域に向けて発射する発光器と、物体で反射した光を受光する受光器とを備えて構成される。検知対象領域に物体が存在していれば、受光器が反射光を受光することにより、物体の存在を検知することができ、検知対象領域に物体が存在していなければ、受光器が反射光を受光しないので物体の存在を検知することがない。そのことにより、検出対象領域である温風吹き出し口の前方近傍箇所に物体が存在しているか否かを検知することができる。
(3)上記実施形態では、ガスファンヒータ1の装置側通信手段14が、ルータRUを介してインターネット回線Iと接続される構成としたが、これに代えて、規格が異なるネットワーク同士を中継するゲートウエイとの間で近距離無線通信を介してインターネット回線Iと接続される構成でもよく、携帯電話網の基地局との間で通信回線を介して直接接続される構成としてもよい。また、上記実施形態では、スマートフォン2とガスファンヒータ1とが、インターネット回線I及び外部サーバ27を介して、情報を通信するようにしたが、外部サーバ27を介することなく、インターネット回線I又は近距離無線通信を介して、スマートフォン2とガスファンヒータ1とが直接に通信可能に接続されるものでもよい。
(4)上記各実施形態では、スマートフォン2から運転開始情報を送信したにもかかわらず、ガスファンヒータ1がガスバーナ12の運転を開始しないときは、スマートフォン2の画像表示器31にそのことを表示させる構成としたが、この構成に代えて、画像表示器に表示させない構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、暖房装置としてガスファンヒータを例示したが、石油ファンヒータや電気ストーブ等の暖房装置であってもよい。
(6)上記実施形態では、外部通信端末としてスマートフォンを用いるようにしたが、これに代えて、従来の携帯電話機やタブレット端末等でもよく、据え置き型のパーソナルコンピュータ等であってもよい。
尚、上記の実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、又、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、ガスファンヒータ等の暖房装置と、その暖房装置を遠隔操作可能な外部通信端末とが備えられている暖房装置操作システムに適用できる。
1 ガスファンヒータ(暖房装置)
2 スマートフォン(外部通信端末)
11 運転操作部
12 加熱手段
14 装置側通信手段
15 作動制御手段
20 物体存否センサ(物体検知手段)
25 端末側通信手段
26 端末側制御手段
31 画像表示器(表示手段)

Claims (5)

  1. 暖房装置と、前記暖房装置を遠隔操作可能な外部通信端末とが備えられ、
    前記暖房装置に、暖房対象を加熱する加熱手段と、使用者による直接的な操作が可能な運転操作部と、前記外部通信端末との間で情報通信網を介して各種情報を通信可能な装置側通信手段と、前記加熱手段の作動を制御する作動制御手段と、が備えられている暖房装置操作システムであって、
    前記暖房装置に、暖房対象への温風吹き出し口の近傍に物体が存在している物体存在状態であるか否かを検出する物体検知手段が備えられ、
    前記作動制御手段は、
    前記外部通信端末より前記暖房装置の運転開始を指令する運転開始情報を受信したときは、前記物体検知手段により前記物体存在状態が検出されなければ、前記加熱手段の運転を開始し、前記物体検知手段により前記物体存在状態を検出されていれば、前記加熱手段の運転を開始しないように、前記加熱手段の作動を制御し、かつ、
    前記運転操作部にて運転開始が指令されたときは、前記物体検知手段による前記物体存在状態の検出の有無にかかわらず、前記加熱手段の運転を開始するように、前記加熱手段の作動を制御する暖房装置操作システム。
  2. 前記作動制御手段は、
    前記外部通信端末からの前記運転開始情報を受信して前記加熱手段の運転を開始したのち、前記物体検知手段により前記物体存在状態が検出されると、前記加熱手段の運転を停止させる請求項1に記載の暖房装置操作システム。
  3. 前記外部通信端末に、前記装置側通信手段との間で各種情報を通信可能な端末側通信手段と、前記外部通信端末の作動を制御する端末側制御手段と、各種情報を表示する表示手段と、が備えられ、
    前記端末側制御手段は、前記運転開始情報を送信したにもかかわらず、前記作動制御手段が前記加熱手段の運転を開始しないときは、前記表示手段にそのことを表示させる請求項1又は2に記載の暖房装置操作システム。
  4. 前記物体検知手段が超音波センサである請求項1から3のいずれか一項に記載の暖房装置操作システム。
  5. 前記物体検知手段が反射型光センサである請求項1から3のいずれか一項に記載の暖房装置操作システム。
JP2020051612A 2020-03-23 2020-03-23 暖房装置操作システム Pending JP2021148400A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02195116A (ja) * 1989-01-24 1990-08-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd 暖房用燃焼器
JPH04371754A (ja) * 1991-06-20 1992-12-24 Rinnai Corp 空気調和装置
JP2019056508A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 リンナイ株式会社 衣類乾燥システム

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