JP7270536B2 - 暖房装置操作システム - Google Patents
暖房装置操作システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP7270536B2 JP7270536B2 JP2019236310A JP2019236310A JP7270536B2 JP 7270536 B2 JP7270536 B2 JP 7270536B2 JP 2019236310 A JP2019236310 A JP 2019236310A JP 2019236310 A JP2019236310 A JP 2019236310A JP 7270536 B2 JP7270536 B2 JP 7270536B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- terminal
- side communication
- communication means
- information
- heating device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
- Selective Calling Equipment (AREA)
Description
例えば、人やペットが携帯通信端末を踏んだり、人が携帯通信端末を誤操作したりすることにより、暖房装置に対して運転開始の指令が意図することなく指令されると、暖房装置が不用意に運転開始されることになる。
このようなブルートゥースやWi-Fiは、通信用の電波が届く範囲が広いので、暖房装置から比較的離れた箇所、例えば、暖房装置が設置されている部屋とは異なる部屋や、暖房装置が設置されている階とは異なる階からでも、携帯通信端末によって暖房装置の運転を無線で遠隔操作可能となるので、一層便利なものとなる。
一方、運転停止中の暖房装置に衣類やタオルが掛けられていたり、運転停止中の暖房装置の近傍に、衣類や書籍等がおかれていたりする虞があるが、このような周囲状況(以下、運転開始不適切周囲状況と称する場合がある)で、暖房装置の運転が開始されるのを防止する必要がある。
従って、運転開始不適切周囲状況で、暖房装置の運転が開始される可能性を十分に排除することができないので、暖房装置の運転を開始する際の安全性を十分に担保する上で、改善の余地があった。
前記暖房装置は、使用者による直接的な操作による運転操作部と、暖房対象を加熱する加熱手段と、前記携帯通信端末との無線通信が可能な装置側通信手段と、前記暖房装置の作動を制御する装置側制御手段と、各種情報を表示する装置側表示手段とを備え、
前記携帯通信端末は、無線通信が可能な端末側通信手段と、前記携帯通信端末の作動を制御する端末側制御手段と、使用者による直接的な操作により各種の入力情報を入力可能な情報入力手段とを備えた暖房装置操作システムであって、その特徴構成は、
前記端末側制御手段は、前記暖房装置の運転を開始するための運転開始信号を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信させるように構成され、
前記装置側制御手段は、前記装置側通信手段が前記端末側通信手段から送信された運転開始信号を受信すると、前記暖房装置が停止中のときは、確認用情報を前記装置側表示手段に表示させるように構成され、
前記端末側制御手段は、前記情報入力手段に入力された入力情報を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信させるように構成され、
前記装置側制御手段は、前記端末側通信手段から送信されて前記装置側通信手段が受信した前記入力情報が、前記装置側表示手段に表示した確認用情報と一致すると、前記暖房装置を運転させる運転開始制御を実行するように構成されている点にある。
そして、装置側制御手段は、装置側通信手段が端末側通信手段から送信された運転開始信号を受信すると、暖房装置が停止中のときは、確認用情報を装置側表示手段に表示させる。
使用者が、携帯通信端末の情報入力手段に所定の入力情報を入力すると、端末側制御手段は、情報入力手段に入力された入力情報を端末側通信手段から装置側通信手段に送信させる。
そして、装置側制御手段は、装置側通信手段が受信した入力情報が、装置側表示手段に表示した確認用情報と一致すると、暖房装置を運転させる運転開始制御を実行する。
そして、使用者は、装置側表示手段に表示された確認用情報を視認する際に、実際に暖房装置の周囲の状況を確認することができるので、暖房装置の周囲状況が運転開始不適切周囲状況であれば、そのような運転開始不適切周囲状況を解消することができる。
つまり、携帯通信端末による無線遠隔操作により、暖房装置の運転を開始する際に、安全性を十分に担保することができるのである。
従って、安全性を十分に担保して暖房装置の運転を開始し得る暖房装置操作システムを提供することができる。
前記端末側制御手段は、前記アプリケーションプログラムが起動されたことに基づいて、前記運転開始信号を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信させる点にある。
そして、使用者が携帯通信端末のアプリケーションプログラムを起動すると、その起動に基づいて、端末側制御手段は、運転開始信号を端末側通信手段から装置側通信手段に送信させる。
つまり、単にアプリケーションプログラムを起動するだけの操作で、運転開始信号を端末側通信手段から装置側通信手段に送信させることができるのである。
従って、携帯通信端末による無線遠隔操作により、暖房装置の運転を開始させるに当たって、簡便性を一層向上することができる。
前記端末側制御手段は、前記端末側通信手段が前記不一致信号を受信する度に、前記情報入力手段への入力情報の再入力を、前記運転開始信号を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信させた後、設定時間内において、当該再入力の累計回数が設定回数以内である条件で許可するように構成されている点にある。
一方、再入力許容条件を満たす状態で、装置側表示手段に表示された確認用情報と同一の入力情報を携帯通信端末の情報入力手段に再入力できなければ、暖房装置の運転を開始させることができない。つまり、暖房装置を視認できない場所で、装置側表示手段に表示された確認用情報を確認することなく、携帯通信端末の情報入力手段にでたらめに入力情報を繰り返し入力するうちに、入力された入力情報が偶然に装置側表示手段に表示された確認用情報と一致して、暖房装置の運転が開始されるといった不都合を防止することができる。
要するに、使用者が、暖房装置の周囲の状況が安全であることを確認していても、情報入力手段への入力情報の入力ミスで、暖房装置の運転を開始させることができないといった不便、並びに、暖房装置を視認できない場所から、暖房装置の周囲の状況を確認することなく、暖房装置の運転を開始させることができるといった不都合を解消することができる。
従って、携帯通信端末による無線遠隔操作により、暖房装置の運転を開始させるに当たって、簡便性を向上しながら、安全性を一層担保することができる。
前記端末側制御手段は、前記暖房装置の運転を開始するための運転開始信号を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信させた後、前記端末側画像表示手段の表示面に、前記確認用情報に対応する前記入力情報を入力可能な画面を表示させる点にある。
つまり、使用者が暖房装置の運転を開始させるべく、携帯通信端末を操作すると、タッチパネル式情報入力部が確認用情報に対応する入力情報を入力可能になっているので、確認用情報に対応する入力情報を容易に入力することができる。
従って、携帯通信端末による無線遠隔操作により、暖房装置の運転を開始させるに当たって、簡便性を一層向上することができる。
前記情報入力手段は、端末側画像表示手段により画像が表示される表示面を備えて、前記表示面への使用者によるタッチ操作により前記入力情報を入力可能なタッチパネル式情報入力部であり、
前記端末側制御手段は、前記端末側通信手段が前記運転中信号を受信すると、前記端末側画像表示手段の表示面に、前記暖房装置の運転を開始するための運転開始操作以外の操作を指令するための情報を含む個別操作情報を入力可能な画面を表示させ、並びに、前記タッチパネル式情報入力部により入力された個別操作情報を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信するように構成されている点にある。
つまり、携帯通信端末によって暖房装置を無線遠隔操作すべく、使用者が携帯通信端末を操作したときに、暖房装置が運転中であれば、自動的に、表示面の画面が個別操作情報を入力可能な画面となって、タッチパネル式情報入力部により、運転開始操作以外の操作、例えば、おはようタイマーやおやすみタイマーを設定する操作、あるいは、暖房装置を停止させる操作等が可能となる。
従って、暖房装置が運転中のときは、携帯通信端末によって、暖房装置の運転開始操作以外の操作を容易に行うことができるので、暖房装置操作システムの簡便性を向上することができる。
〔第1実施形態〕
先ず、第1実施形態を説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態で例示する暖房装置操作システム1は、無線通信可能に接続設定されたガスファンヒータ(暖房装置の一例)10と、スマートフォン(携帯通信端末の一例)20とを備えている。
図1及び図4に示すように、筐体17は、その背面に吸込口17Aが形成され、かつ、その前面に吹出口17Bが形成されている。筐体17の背部には、吸込口17Aから吸い込まれる空気から塵埃を取り除く塵埃捕捉用のエアフィルタ18、及び、吸込口17Aから吸い込まれる空気の温度を現在室温として検出する温度センサ19が配備されている。
これにより、吸込口17Aから吸い込まれた空気の一部は、燃焼用空気として燃料ガスと混合されて燃焼室12aに供給される。残りの空気は、燃焼器12Aを迂回し、燃焼室12aからの燃焼排ガスと混合されて昇温した後、吹出口17Bから吹き出される。
つまり、このガスファンヒータ10は、筐体17の吸込口17Aから吸い込んだ流動空気に、燃焼室12aからの燃焼排ガスを混合して流動空気を加熱した後、この加熱で昇温した流動空気を吹出口17Bから吹き出させることで、暖房対象の室内を温めるように構成されている。
説明を加えると、タッチパネル式情報入力部21Aは、端末側画像表示手段23の表示面23Aに取り付けられたタッチパネル(図示省略)を備え、端末側画像表示手段23は、表示面23Aに設定される複数の表示区画夫々に入力情報に対応する情報を表示するように構成されている。そして、タッチパネル式情報入力部21Aは、各表示区画に使用者が指先等でタッチすることにより、各表示区画に表示されている情報に対応する情報が入力可能に構成されている。
つまり、ホーム画面31における「FH」のアイコンの領域が、タッチパネル式情報入力部21Aにおけるリモコンアプリを起動させるためのリモコンアプリ起動ボタン31Aとなり、タッチパネル式情報入力部21Aに、リモコンアプリ起動ボタン31Aが備えられることになる。尚、以下の説明では、このように、タッチパネル式情報入力部21Aに種々のボタンを備えさせるための説明を省略する。
本発明では、端末側制御手段26は、ガスファンヒータ10の運転を開始するための運転開始信号を端末側通信手段25のBTモジュール25Bから装置側通信手段14のBTモジュール14Aに送信させるように構成され、装置側制御手段15は、装置側通信手段14のBTモジュール14Aが端末側通信手段25のBTモジュール25Bから送信された運転開始信号を受信すると、ガスファンヒータ10が停止中のときは、確認用情報を装置側表示手段16の第2表示部16Bに表示させるように構成され、端末側制御手段26は、情報入力手段21のタッチパネル式情報入力部21Aに入力された入力情報を端末側通信手段25のBTモジュール25Bから装置側通信手段14のBTモジュール14Aに送信させるように構成され、装置側制御手段15は、端末側通信手段25のBTモジュール25Bから送信されて装置側通信手段14のBTモジュール14Aが受信した入力情報が、装置側表示手段16の第2表示部16Bに表示した確認用情報と一致すると、ガスファンヒータ10を運転させる運転開始制御を実行するように構成されている。
ちなみに、この実施形態では、確認用情報の一例として、2桁の数字(以下、2桁数字と略記する場合がある)が用いられる。
端末側制御手段26は、端末側通信手段25のBTモジュール25Bが運転中信号を受信すると、端末側画像表示手段23の表示面23Aに、ガスファンヒータ10の運転を開始する運転開始操作以外の操作を指令するための情報を含む個別操作情報を入力可能な第2画面33(画面の一例、図11参照)を表示させ、並びに、タッチパネル式情報入力部21Aにより入力された個別操作情報を端末側通信手段25のBTモジュール25Bから装置側通信手段14のBTモジュール14Aに送信するように構成されている。
又、第1画面32には、各種の情報を表示する表示領域として、テンキーボタン32Aにより入力される2桁数字を表示する2桁数字表示領域32aが備えられる。
尚、図10では、一例として、テンキーボタン32Aにより、2桁数字として「35」が入力されて、2桁数字表示領域32aに2桁数字として「35」が表示されている状態を示す。
又、端末側制御手段26は、ステップ#3で、スマートフォン20の表示面23Aに第1画面32を表示させた後、ステップ#16で、装置側通信手段14のBTモジュール14Aから送信された運転中信号を端末側通信手段25のBTモジュール25Bが受信したとき、あるいは、ステップ#17で、スマートフォン20のタッチパネル式情報入力部21Aの進むボタン32Cがタッチされることにより進む指令が指令されたときにも、ステップ#9に進んで、スマートフォン20の表示面23Aに第2画面33を表示させる。
つまり、運転停止操作、おはようタイマー機能の選択、おやすみタイマー機能の選択、エコ運転機能の選択、及び、設定温度と設定時間の変更等が、運転開始操作以外の操作の一例であり、第2画面33が、運転開始操作以外の操作を指令するための情報を含む個別操作情報を入力可能な画面に相当する。
そして、スマートフォン20の表示面23Aに第2画面33を表示させることにより、情報入力手段21のタッチパネル式情報入力部21Aが、運転開始操作以外の操作を指令するための情報を含む個別操作情報を入力可能となる。
一方、端末側制御手段26は、端末側通信手段25のBTモジュール25Bが装置側通信手段14のBTモジュール14Aから、ガスファンヒータ10が停止中であることを示す停止中信号を受信すると、図12に示すように、運転状態表示領域33aに「停止中」と表示すると共に、タッチパネル式情報入力部21Aの運転/停止ボタン33Aの表記を「運転」と表示する。このように、タッチパネル式情報入力部21Aの運転/停止ボタン33Aの表記が「運転」の場合、運転/停止ボタン33Aにより、ガスファンヒータ10の運転を開始させる運転開始指令を指令することが可能となる。
尚、以下の説明では、おはようタイマーボタン33Bによるおはようタイマー機能の選択指令、おやすみタイマーボタン33Cによるおやすみタイマー機能の選択指令、及び、設定ボタン33Eによる設定温度と設定時間の変更指令を総称して、運転条件設定指令と称する場合がある。
そして、スマートフォン20の表示面23Aに第2画面33が表示された状態で、使用者は、ガスファンヒータ10の運転を開始させたい場合は、第2画面33が表示された状態のタッチパネル式情報入力部21Aの運転/停止ボタン33Aをタッチすると、端末側制御手段26の制御動作が図6に示すフローチャートのステップ#2に戻り、上述した手順に基づいて、ガスファンヒータ10の運転が可能になる。
又、装置側制御手段15は、ステップ#31で、装置側通信手段14のBTモジュール14Aが端末側通信手段25のBTモジュール25Bから送信される停止信号を受信すると、上述した停止制御を実行して、ステップ♯28に戻り、装置側通信手段14のBTモジュール14Aが停止信号を受信しない場合は、直ぐに、ステップ♯28に戻る。
先ず、運転条件設定指令として、おはようタイマー機能の選択指令がなされた場合の運転条件設定制御について、説明を加える。
スマートフォン20の端末側制御手段26は、タッチパネル式情報入力部21Aのおはようタイマーボタン33Bがタッチされると、おはようタイマー選択信号を端末側通信手段25のBTモジュール25Bから装置側通信手段14のBTモジュール14Aに送信する。又、おはようタイマー設定状態表示領域33bでの表示を「OFF」から「ON」に変更し、設定情報表示領域33eでの表示を設定温度から運転開始予定時刻に変更する。ガスファンヒータ10の装置側制御手段15は、おはようタイマー機能の作動停止状態において、装置側通信手段14のBTモジュール14Aが端末側通信手段25のBTモジュール25Bからのおはようタイマー選択信号を受信すると、上述したおはようタイマー機能を作動させる。
スマートフォン20の端末側制御手段26は、タッチパネル式情報入力部21Aのおやすみタイマーボタン33Cがタッチされると、おやすみタイマー選択信号を端末側通信手段25のBTモジュール25Bから装置側通信手段14のBTモジュール14Aに送信する。又、おやすみタイマー設定状態表示領域33cでの表示を「OFF」から「ON」に変更し、設定情報表示領域33eでの表示を設定温度からおやすみタイマー機能での設定時間に変更する。ガスファンヒータ10の装置側制御手段15は、おやすみタイマー機能の作動停止状態において、装置側通信手段14のBTモジュール14Aが端末側通信手段25のBTモジュール25Bからのおやすみタイマー選択信号を受信すると、上述したおやすみタイマー機能を作動させる。
スマートフォン20の端末側制御手段26は、タッチパネル式情報入力部21Aのエコ運転ボタン33Dがタッチされると、エコ運転選択信号を端末側通信手段25のBTモジュール25Bから装置側通信手段14のBTモジュール14Aに送信する。又、エコ運転設定状態表示領域33dでの表示を「OFF」から「ON」に変更する。ガスファンヒータ10の装置側制御手段15は、エコ運転機能の作動停止状態において、装置側通信手段14のBTモジュール14Aが端末側通信手段25のBTモジュール25Bからのエコ運転選択信号を受信すると、エコ運転ランプ11dを点灯させるとともに上述したエコ運転機能を作動させる。又、装置側制御手段15は、エコ運転機能の作動状態において、装置側通信手段14のBTモジュール14Aが端末側通信手段25のBTモジュール25Bからのエコ運転選択信号を受信すると、エコ運転ランプ11dを消灯させるとともにエコ運転機能を停止させて通常運転モードで燃焼手段12を作動させる。
スマートフォン20の端末側制御手段26は、おはようタイマー機能の作動状態において、タッチパネル式情報入力部21Aの設定ボタン33Eがタッチされると、設定変更信号を端末側通信手段25のBTモジュール25Bから装置側通信手段14のBTモジュール14Aに送信する。又、設定ボタン33Eのタッチ操作に応じて、設定情報表示領域33eに表示される運転開始予定時刻を変更する。ガスファンヒータ10の装置側制御手段15は、おはようタイマー機能の作動状態において、装置側通信手段14のBTモジュール14Aが端末側通信手段25のBTモジュール25Bからの設定変更信号を受信すると、設定変更信号に応じて運転開始予定時刻を変更するとともに、変更後の運転開始予定時刻を装置側表示手段16に表示させる。
そして、使用者は、ガスファンヒータ10の装置側表示手段16の第2表示部16Bに表示された2桁数字を視認する際に、実際にガスファンヒータ10の周囲の状況を確認することができるので、運転停止中のガスファンヒータ10に衣類やタオルが掛けられていたり、運転停止中のガスファンヒータ10の近傍に、衣類や書籍等がおかれていたりするといった不適切な状況を解消することができる。
従って、スマートフォン20による無線遠隔操作により、ガスファンヒータ10の運転を開始する際に、安全性を十分に担保することができる。
以下、本発明の第2実施形態を説明するが、この第2実施形態は装置側制御手段15及び端末側制御手段26の制御動作の別の実施形態を説明するものであり、暖房装置操作システムのハード構成は上記の第1実施形態と同様である。従って、重複説明を避けるために、第1実施形態と同じ構成要素や同じ作用を有する構成要素については、同じ符号を付すことにより説明を省略して、主として、装置側制御手段15及び端末側制御手段26の制御動作について説明する。
又、端末側制御手段26は、端末側通信手段25のBTモジュール25Bが不一致信号を受信する度に、情報入力手段21のタッチパネル式情報入力部21Aへの2桁数字(入力情報の一例)の再入力を、運転開始信号を端末側通信手段25のBTモジュール25Bから装置側通信手段14のBTモジュール14Aに送信させた後、設定時間内において、当該再入力の累計回数が設定回数以内である条件で許可するように構成されている。
上記の第1実施形態と同様に、端末側制御手段26は、タッチパネル式情報入力部21Aのリモコンアプリ起動ボタン31Aがタッチされてリモコンアプリが起動されるのに伴って、ガスファンヒータ10の運転を開始するための運転開始信号を端末側通信手段25のBTモジュール25Bから装置側通信手段14のBTモジュール14Aに送信させると共に、スマートフォン20の表示面23Aに、第1画面32(図10参照)を表示する(図6のフローチャートのステップ#1~#3の動作と同様の動作)が、この第2実施形態では、更に、運転開始信号を端末側通信手段25のBTモジュール25Bから装置側通信手段14のBTモジュール14Aに送信させるのに伴って、10秒に設定された再入力許可タイマーをスタートさせる。
つまり、その制御動作のうち、ガスファンヒータ10が停止中のときは、装置側制御手段15は、複数の2桁数字からランダムに抽出した1個の2桁数字を装置側表示手段16の第2表示部16Bに表示する(図7のフローチャートのステップ#21~#23の動作と同様の動作)。
装置側制御手段15は、確認用情報整合処理において、装置側通信手段14のBTモジュール14Aが受信した2桁数字と装置側表示手段16の第2表示部16Bに表示した2桁数字とが一致した場合は、上記の第1実施形態と同様の動作(即ち、図7のフローチャートのステップ#26以降の動作と同様の動作)を実行し、一致しない場合は、不一致信号を装置側通信手段14のBTモジュール14Aから端末側通信手段25のBTモジュール25Bに送信したのち、装置側通信手段14のBTモジュール14Aが端末側通信手段25のBTモジュール25Bから送信された2桁数字を受信するのを待つ。
つまり、使用者が、ガスファンヒータ10の運転を開始させるべく、実際にガスファンヒータ10に近づいて、ガスファンヒータ10の第2表示部16Bに表示された2桁数字を視認して、その2桁数字と同一の2桁数字をスマートフォン20のタッチパネル式情報入力部21Aに入力する際に、操作を誤って、ガスファンヒータ10の第2表示部16Bに表示された2桁数字とは異なる2桁数字をタッチパネル式情報入力部21Aに入力したとしても、再入力許容条件を満たす状態で、第2表示部16Bに表示された2桁数字と同一の2桁数字をタッチパネル式情報入力部21Aに再入力できれば、ガスファンヒータ10の運転を開始させることができるのである。
(A)確認用情報の具体例としては、上記の実施形態で例示した2桁数字に限定されるものではない。例えば、数字の場合、1桁の数字でも良いし、3桁以上の数字でも良い。又、数字以外の文字、記号、色等でも良い。
例えば、数字以外の文字の場合は、ひらがな、カタカナ、アルファベットを用いることが可能である。
例えば、ひらがな、カタカナ、アルファベット夫々の1文字や、2文字、3文字等の組み合わせ、あるいは、ひらがな、カタカナ及びアルファベットが混ざった2文字、3文字等の組み合わせを用いることが可能である。
又、色を用いる場合は、装置側表示手段16の表示色を複数の色からランダムに選択可能に構成し、スマートフォン20のタッチパネル式情報入力部21Aに、装置側表示手段16が表示可能な複数の色夫々で表示した色入力ボタンを備えるように構成する。
この場合、携帯通信端末がスマートフォン20の場合は、スマートフォン20の端末側画像表示手段23の表示面23Aに第1画面32が表示された状態で、タッチパネル式情報入力部21Aに、運転開始指令を指令するための運転開始ボタンを備えさせることになる。
又、送風ファン13を備えない輻射式の暖房装置、例えば、オイルヒータ、ハロゲンランプヒータ、遠赤外線ヒータでも良い。
10 ガスファンヒータ(暖房装置)
11 運転操作部
12 燃焼手段(加熱手段)
14 装置側通信手段
15 装置側制御手段
16 装置側表示手段
20 スマートフォン(携帯通信端末)
21 情報入力手段
21A タッチパネル式情報入力部
23 端末側画像表示手段
23A 表示面
25 端末側通信手段
26 端末側制御手段
Claims (5)
- 無線通信可能に接続設定された暖房装置と携帯通信端末とを備え、
前記暖房装置は、使用者による直接的な操作による運転操作部と、暖房対象を加熱する加熱手段と、前記携帯通信端末との無線通信が可能な装置側通信手段と、前記暖房装置の作動を制御する装置側制御手段と、各種情報を表示する装置側表示手段とを備え、
前記携帯通信端末は、無線通信が可能な端末側通信手段と、前記携帯通信端末の作動を制御する端末側制御手段と、使用者による直接的な操作により各種の入力情報を入力可能な情報入力手段とを備えた暖房装置操作システムであって、
前記端末側制御手段は、前記暖房装置の運転を開始するための運転開始信号を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信させるように構成され、
前記装置側制御手段は、前記装置側通信手段が前記端末側通信手段から送信された運転開始信号を受信すると、前記暖房装置が停止中のときは、確認用情報を前記装置側表示手段に表示させるように構成され、
前記端末側制御手段は、前記情報入力手段に入力された入力情報を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信させるように構成され、
前記装置側制御手段は、前記端末側通信手段から送信されて前記装置側通信手段が受信した前記入力情報が、前記装置側表示手段に表示した確認用情報と一致すると、前記暖房装置を運転させる運転開始制御を実行するように構成されている暖房装置操作システム。 - 前記携帯通信端末は、前記暖房装置を無線遠隔操作するためのアプリケーションプログラムを、外部ネットワークを介して外部サーバからダウンロード可能に構成され、
前記端末側制御手段は、前記アプリケーションプログラムが起動されたことに基づいて、前記運転開始信号を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信させる請求項1に記載の暖房装置操作システム。 - 前記装置側制御手段は、前記装置側通信手段が受信した前記入力情報と、前記装置側表示手段に表示した確認用情報とが一致するか否かを判断する確認用情報整合処理を繰り返し実行可能で、前記確認用情報整合処理において前記入力情報と前記確認用情報とが一致しないときは、不一致信号を前記装置側通信手段から前記端末側通信手段に送信させるように構成され、
前記端末側制御手段は、前記端末側通信手段が前記不一致信号を受信する度に、前記情報入力手段への入力情報の再入力を、前記運転開始信号を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信させた後、設定時間内において、当該再入力の累計回数が設定回数以内である条件で許可するように構成されている請求項1又は2に記載の暖房装置操作システム。 - 前記情報入力手段は、端末側画像表示手段により画像が表示される表示面を備えて、前記表示面への使用者によるタッチ操作により前記入力情報を入力可能なタッチパネル式情報入力部であり、
前記端末側制御手段は、前記暖房装置の運転を開始するための運転開始信号を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信させた後、前記端末側画像表示手段の表示面に前記確認用情報に対応する前記入力情報を入力可能な画面を表示させる請求項1~3のいずれか1項に記載の暖房装置操作システム。 - 前記装置側制御手段は、前記装置側通信手段が前記端末側通信手段から送信された運転開始信号を受信したときに、前記暖房装置が運転中のときは、前記暖房装置が運転中であることを示す運転中信号を前記装置側通信手段から前記端末側通信手段に送信するように構成され、
前記情報入力手段は、端末側画像表示手段により画像が表示される表示面を備えて、前記表示面への使用者によるタッチ操作により前記入力情報を入力可能なタッチパネル式情報入力部であり、
前記端末側制御手段は、前記端末側通信手段が前記運転中信号を受信すると、前記端末側画像表示手段の表示面に、前記暖房装置の運転を開始するための運転開始操作以外の操作を指令するための情報を含む個別操作情報を入力可能な画面を表示させ、並びに、前記タッチパネル式情報入力部により入力された個別操作情報を前記端末側通信手段から前記装置側通信手段に送信するように構成されている請求項1~4のいずれか1項に記載の暖房装置操作システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019236310A JP7270536B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 暖房装置操作システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019236310A JP7270536B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 暖房装置操作システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021106314A JP2021106314A (ja) | 2021-07-26 |
JP7270536B2 true JP7270536B2 (ja) | 2023-05-10 |
Family
ID=76919517
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019236310A Active JP7270536B2 (ja) | 2019-12-26 | 2019-12-26 | 暖房装置操作システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7270536B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP4365461A1 (en) | 2021-06-28 | 2024-05-08 | NSK Steering & Control, Inc. | Worm reducer |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013026979A (ja) | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Toyota Motor Corp | 住宅電力制御システム及び住宅電力制御装置 |
JP2013143697A (ja) | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Sharp Corp | 通信システム、通信装置、通信機器、通信確立方法、及びコンピュータプログラム |
US20150161835A1 (en) | 2013-12-05 | 2015-06-11 | Wallflowr, Inc. | System and method of monitoring and controlling appliances and powered devices using radio-enabled proximity sensing |
JP2017223401A (ja) | 2016-06-14 | 2017-12-21 | 東邦瓦斯株式会社 | 加熱調理システム |
JP2018035986A (ja) | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 大阪瓦斯株式会社 | 暖房機および暖房機用のリモコン |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06241568A (ja) * | 1993-02-19 | 1994-08-30 | Corona:Kk | 暖房器具の制御装置 |
KR101545868B1 (ko) * | 2013-06-28 | 2015-08-20 | 린나이코리아 주식회사 | 와이-파이장착 보일러의 불법제어 방지방법 |
-
2019
- 2019-12-26 JP JP2019236310A patent/JP7270536B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013026979A (ja) | 2011-07-25 | 2013-02-04 | Toyota Motor Corp | 住宅電力制御システム及び住宅電力制御装置 |
JP2013143697A (ja) | 2012-01-11 | 2013-07-22 | Sharp Corp | 通信システム、通信装置、通信機器、通信確立方法、及びコンピュータプログラム |
US20150161835A1 (en) | 2013-12-05 | 2015-06-11 | Wallflowr, Inc. | System and method of monitoring and controlling appliances and powered devices using radio-enabled proximity sensing |
JP2017223401A (ja) | 2016-06-14 | 2017-12-21 | 東邦瓦斯株式会社 | 加熱調理システム |
JP2018035986A (ja) | 2016-08-30 | 2018-03-08 | 大阪瓦斯株式会社 | 暖房機および暖房機用のリモコン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021106314A (ja) | 2021-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP7270536B2 (ja) | 暖房装置操作システム | |
JP2007201687A (ja) | 機器制御システム | |
JP2006319654A (ja) | 携帯電話機を用いたリモコンシステム | |
JP6819467B2 (ja) | リモート始動システム、センタサーバ、リモート始動方法 | |
JP6738618B2 (ja) | 暖房装置 | |
JP7035517B2 (ja) | 給湯装置 | |
JP7482661B2 (ja) | 暖房システム | |
JP2019007717A (ja) | 暖房装置 | |
JP7294656B2 (ja) | コンロ | |
JP7241601B2 (ja) | 加熱システム | |
JP6656029B2 (ja) | 加熱装置操作システム | |
JP7411506B2 (ja) | 加熱調理システム、加熱調理器、及びプログラム | |
JP7178285B2 (ja) | 通信システム | |
KR100500554B1 (ko) | 연소장치 | |
JP2021148400A (ja) | 暖房装置操作システム | |
JP2023173479A (ja) | 赤外線リモコンセット | |
JP7283746B2 (ja) | 調理システム、ガスコンロおよびプログラム | |
JP7386505B2 (ja) | 調理システムおよびガスコンロ | |
JP2023040893A (ja) | 加熱調理器及びアプリケーションプログラム | |
JP7284506B2 (ja) | コンロシステム | |
JP6910232B2 (ja) | 住宅設備システム | |
JP2021148403A (ja) | 暖房システム | |
JP2021036179A (ja) | コンロ | |
JP7175223B2 (ja) | 情報処理システム及び情報入出力機器 | |
JP2023141809A (ja) | コントローラ、機器、制御方法、及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220518 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230313 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230425 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7270536 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |