JP2021142562A - キャンバー制御装置および金属板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
時にキャンバーが発生すると、条切時の金属板の蛇行や、絞りといった操業トラブルの発生につながることがある。また、スリッターで発生したキャンバーは、金属板の幅方向の板厚差(クラウン)が大きい場合には、ファイナルレベラーでの形状矯正による軽圧下時に、クラウン起因の幅方向伸び率差でさらに助長される。
端部との板厚差)が大きいほど、条切後の金属板の幅方向でも板厚差が生じ、その結果、板厚差が大きい条切後の金属板を圧延することでキャンバーが大きくなる。
[1] 金属板の形状矯正を行うラフレベラーと、
ラフレベラーの下流側に設置され、金属板を幅方向に2以上に分割するスリッターと、
スリッターの下流側に設置され、幅方向に分割された金属板の形状矯正を行うファイナルレベラーと、
金属板の板幅方向の板厚偏差もしくは金属板に発生したキャンバー量のうち少なくとも1つを測定する形状測定装置と、を備え、
ラフレベラーおよびファイナルレベラーの少なくとも一方は、ワークロールの軸方向に2以上に分割され、独立して圧下量が制御可能な分割バックアップロールを備え、形状測定装置によって測定された板厚偏差およびキャンバー量のうち少なくとも1つに基いて、分割バックアップロールの圧下量が制御される、キャンバー制御装置。
[2] 形状測定装置は、スリッターの下流に設置され、幅方向に分割された金属板のキャンバー量を測定するキャンバー測定装置であり、
キャンバー測定装置によって測定されたキャンバー量に基いて、分割バックアップロールの圧下量が制御される、[1]に記載のキャンバー制御装置。
[3] 形状測定装置は、金属板の板幅方向の板厚偏差を測定するプロフィール測定装置であり、
プロフィール測定装置によって測定された板幅方向の板厚偏差に基いて、分割バックアップロールの圧下量が制御される、[1]または[2]に記載のキャンバー制御装置。
[4] 分割バックアップロールは、少なくとも、スリッターでの金属板の切断位置に相当する位置に配されている、[1]乃至[3]のいずれかに記載のキャンバー制御装置。
[5] 金属板の板幅方向の板厚偏差もしくは金属板に発生したキャンバー量のうち少なくとも1つを測定し、
測定された板幅方向の板厚偏差もしくは金属板に発生したキャンバー量のうち少なくとも1つに基いて、ラフレベラーおよびファイナルレベラーの少なくとも一方のワークロールの軸方向に2以上に分割された分割バックアップロールの圧下量を独立に制御して金属板の形状矯正を行う、金属板の製造方法。
[6] スリッターの下流において、幅方向に分割された金属板のキャンバー量を測定し、
測定されたキャンバー量に基いて、ラフレベラーおよびファイナルレベラーの少なくとも一方の分割バックアップロールの圧下量を制御する、[5]に記載の金属板の製造方法。
[7] 板幅方向の板厚偏差を測定し、
測定された板幅方向の板厚偏差に基いて、分割バックアップロールの圧下量を制御する、[5]または[6]に記載の金属板の製造方法。
[8] スリッターでの金属板の切断位置に相当する位置を、分割バックアップロールで圧下する、[5]乃至[7]のいずれかに記載の金属板の製造方法。
[9] スリッターラインの上流側に設けられたスキンパスミルと、
スキンパスミルの上流側もしくは下流側の少なくとも一方に設けられ、金属板の板幅方向の板厚偏差を測定する形状測定装置とを備え、
形状測定装置によって測定された金属板の板幅方向の板厚偏差に基いて、スキンパスミルのワークロールのたわみ量を制御するキャンバー制御装置。
[10] [1]〜[4]のいずれかに記載のキャンバー制御装置と、[9]に記載のキャンバー制御装置を有するキャンバー制御設備。
[11] スキンパスミルの上流側もしくは下流側の少なくとも一方において、金属板の板幅方向の板厚偏差を測定し、
測定された金属板の板幅方向の板厚偏差に基いて、スキンパスミルのワークロールのたわみ量を制御する、金属板の製造方法。
[12] [5]〜[8]のいずれかに記載の金属板の製造方法と、[11]に記載の金属板の製造方法を有する、金属板の製造方法。
図1は、1つの金属板を3つに分割する場合に発生するキャンバーの概要を示す図である。本説明においては、3つに分割された金属板を、DR(Drive)金属板、CE(Center)
金属板、OP(Operation)金属板と称する(図1(a)参照)。
バー制御装置は、金属板の流れる方向から順に、第1プロフィール測定装置1、ラフレベラー2、第2プロフィール測定装置3、スリッター4、キャンバー測定装置5、ファイナルレベラー6を有している。
(Operation)側の両端部にエッジヘゲなどの欠陥がある、または、所定の板厚が確保で
きていない場合、幅方向の分割によるフレーム材の採取と同じタイミングで、条切前の金属板のDR(Drive)側およびOP(Operation)側の両端部をトリミングして製品外として廃棄できる。
してもよい。
図7は、本発明の実施の形態2に係るキャンバー制御装置200の構成を示す概要図である。実施の形態2に係るキャンバー制御装置200は、スリッターラインの上流側にスキンパスミル201を有する製造ラインに適用される。ここで、スキンパスミルを有する製造ラインとしては、スキンパスラインや酸洗ラインを例に挙げることができる。
2 ラフレベラー
3 第2プロフィール測定装置
4 スリッター
5 キャンバー測定装置
6 ファイナルレベラー
21 ワークロール
22 分割バックアップロール
200 キャンバー制御装置
201 スキンパスミル
202 形状測定装置
Claims (12)
- 金属板の形状矯正を行うラフレベラーと、
ラフレベラーの下流側に設置され、金属板を幅方向に2以上に分割するスリッターと、
スリッターの下流側に設置され、幅方向に分割された金属板の形状矯正を行うファイナルレベラーと、
金属板の板幅方向の板厚偏差もしくは金属板に発生したキャンバー量のうち少なくとも1つを測定する形状測定装置と、を備え、
ラフレベラーおよびファイナルレベラーの少なくとも一方は、ワークロールの軸方向に2以上に分割され、独立して圧下量が制御可能な分割バックアップロールを備え、形状測定装置によって測定された板厚偏差およびキャンバー量のうち少なくとも1つに基いて、分割バックアップロールの圧下量が制御される、キャンバー制御装置。 - 形状測定装置は、スリッターの下流に設置され、幅方向に分割された金属板のキャンバー量を測定するキャンバー測定装置であり、
キャンバー測定装置によって測定されたキャンバー量に基いて、分割バックアップロールの圧下量が制御される、請求項1に記載のキャンバー制御装置。 - 形状測定装置は、金属板の板幅方向の板厚偏差を測定するプロフィール測定装置であり、
プロフィール測定装置によって測定された板幅方向の板厚偏差に基いて、分割バックアップロールの圧下量が制御される、請求項1または2に記載のキャンバー制御装置。 - 分割バックアップロールは、少なくとも、スリッターでの金属板の切断位置に相当する位置に配されている、請求項1乃至3のいずれかに記載のキャンバー制御装置。
- 金属板の板幅方向の板厚偏差もしくは金属板に発生したキャンバー量のうち少なくとも1つを測定し、
測定された板幅方向の板厚偏差もしくは金属板に発生したキャンバー量のうち少なくとも1つに基いて、ラフレベラーおよびファイナルレベラーの少なくとも一方のワークロールの軸方向に2以上に分割された分割バックアップロールの圧下量を独立に制御して金属板の形状矯正を行う、金属板の製造方法。 - スリッターの下流において、幅方向に分割された金属板のキャンバー量を測定し、
測定されたキャンバー量に基いて、ラフレベラーおよびファイナルレベラーの少なくとも一方の分割バックアップロールの圧下量を制御する、請求項5に記載の金属板の製造方法。 - 板幅方向の板厚偏差を測定し、
測定された板幅方向の板厚偏差に基いて、分割バックアップロールの圧下量を制御する、請求項5または6に記載の金属板の製造方法。 - スリッターでの金属板の切断位置に相当する位置を、分割バックアップロールで圧下する、請求項5乃至7のいずれかに記載の金属板の製造方法。
- スリッターラインの上流側に設けられたスキンパスミルと、
スキンパスミルの上流側もしくは下流側の少なくとも一方に設けられ、金属板の板幅方向の板厚偏差を測定する形状測定装置とを備え、
形状測定装置によって測定された金属板の板幅方向の板厚偏差に基いて、スキンパスミルのワークロールのたわみ量を制御するキャンバー制御装置。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のキャンバー制御装置と、請求項9に記載のキャンバー制御装置を有するキャンバー制御設備。
- スキンパスミルの上流側もしくは下流側の少なくとも一方において、金属板の板幅方向の板厚偏差を測定し、
測定された金属板の板幅方向の板厚偏差に基いて、スキンパスミルのワークロールのたわみ量を制御する、金属板の製造方法。 - 請求項5〜8のいずれかに記載の金属板の製造方法と、請求項11に記載の金属板の製造方法を有する、金属板の製造方法。
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