JP2021138276A - 電動車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動車両においてメインフレームに対してバッテリを脱着する際の作業性を高める。【解決手段】電動車両10は、ヘッドパイプ18から後方へ向けて下方へと延在するメインフレーム20を備え、このメインフレーム20に沿うようにバッテリ16が収納されると共に、シートフレーム22の前端が、前記メインフレーム20に収納された前記バッテリ16の上端よりも下方に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、メインフレームに沿うようにバッテリの収納された電動車両に関する。
従来から、電動モータ及びバッテリを搭載し、ペダルに付与される踏力を前記電動モータの駆動作用下に増力することで少ない踏力で走行可能な電動車両が知られている。例えば、特許文献1に開示された電動自転車では、ヘッドフレームから後方へと延在するメインフレームを有し、前記メインフレームの上面側が、バッテリユニットを収納可能に開口すると共に、該バッテリユニットが内部に収納された状態で、開口部がバッテリ格納蓋によって塞がれる。
特開2006−103474号公報
しかしながら、上述した特許文献1の電動自転車において、バッテリユニットの収納されたメインフレームの上方には、車両前方から後方に向かって略水平方向に延在する上パイプが存在している。そのため、例えば、充電を行うためにバッテリユニットをメインフレームから上方へと取り出す際、上方に位置している上パイプがバッテリユニットの取り出し方向と重なってしまい取り出し作業の妨げとなる。その結果、作業者は、バッテリユニットをメインフレームから取り出した後に、上パイプを避けるように左右方向へと移動させる必要があるため、その作業性がよくないという問題がある。また、充電されたバッテリユニットをメインフレームに対して装着する場合にも同様の問題が生じることとなる。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、メインフレームに対してバッテリを脱着する際の作業性を高めることが可能な電動車両を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の態様は、ヘッドパイプ(18)と、ヘッドパイプ(18)から後方へ向けて下方へと延在するメインフレーム(20)と、メインフレーム(20)に固定された前端から後方へと延在するシートフレーム(22)と、シートフレーム(22)の後端に固定されシート(50)を保持するシートパイプ(48)とからなる車体フレーム(12)と、車体フレーム(12)に支持され通電作用下に駆動力を発生する電動モータ(38)を含むモータユニット(14)と、車体フレーム(12)に対して着脱可能に設けられモータユニット(14)に電力を供給するバッテリ(16)とを備える電動車両(10)において、
バッテリ(16)は、メインフレーム(20)に沿うように収納され、シートフレーム(22)の前端が、メインフレーム(20)に収納されたバッテリ(16)の上端よりも下方に配置される。
本発明によれば、電動モータ(38)を含むモータユニット(14)を備えた電動車両(10)において、ヘッドパイプ(18)から後方へ向けて下方へと延在するメインフレーム(20)を有し、メインフレーム(20)に沿うようにバッテリ(16)が収納され、このメインフレーム(20)に固定されるシートフレーム(22)の前端が、メインフレーム(20)に収納されたバッテリ(16)の上端よりも下方に配置されている。
従って、メインフレームの上方に上パイプが配置され、バッテリユニットをメインフレームから取り出す際に作業の妨げとなっていた従来の電動車両と比較し、メインフレーム(20)に装着されたバッテリ(16)を取り外す際に、メインフレーム(20)から後方へと延在するシートフレーム(22)が妨げとなることがない。また、メインフレーム(20)に対してバッテリ(16)を装着する場合にも、シートフレーム(22)がバッテリ(16)をメインフレーム(20)へと移動させ装着する際の妨げとなることがない。
その結果、電動車両(10)において、メインフレーム(20)に対してバッテリ(16)を容易且つ円滑に着脱することが可能となり、バッテリ(16)の取り付けや取り外しを行う際の作業性を高めることができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、モータユニットを備えた電動車両において、メインフレームに沿うように収納されたバッテリを取り外す際、シートフレームの前端がバッテリの上端よりも下方に配置されているため、シートフレームが取り外し作業の妨げとなることがなく、容易且つ円滑に作業を行うことができる。その結果、従来の電動車両と比較し、バッテリの取り付けや取り外しを行う際の作業性を高めることができる。
本発明の実施の形態に係る電動車両の左側面図である。 図1の電動車両を上方から見た平面図である。 図1のIII−III線に沿った断面図である。 図4Aは、図1に示す電動車両からバッテリを取り外した状態を示す左側面図であり、図4Bは、図4AのIVB−IVB線に沿った断面図である。
本発明に係る電動車両について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1は、本実施の形態に係る電動車両10の左側面図である。なお、以下の説明では、電動車両10のシート50に着座した乗員の見た方向に従って、前後方向(矢印A1、A2方向)、幅方向(矢印B1、B2方向)及び上下方向(矢印C1、C2方向)として説明する。
この電動車両10は、図1及び図2に示されるように、車体フレーム12と、該車体フレーム12の下部に設けられるモータユニット14と、前記車体フレーム12に対して着脱自在に設けられ前記モータユニット14へ電力を供給するバッテリ16とを含み、前記モータユニット14で発生した駆動力を後輪56に対して伝達可能な電動自転車である。なお、本実施の形態に係る電動車両10は、図1の電動自転車に限定されるものではなく、モータユニット14によって車輪へと駆動力が伝達される各種の電動車両10に適用可能である。
車体フレーム12は、車両前端に設けられたヘッドパイプ18と、該ヘッドパイプ18から後方(矢印A2方向)へ向かって下がるように延在するメインフレーム20と、該メインフレーム20の延在方向に沿った途中から後方(矢印A2方向)へ向かって延在するシートフレーム22とを備える。
ヘッドパイプ18には、前方下方へ向かって延在する一対のフロントフォーク24が操向可能に支持されると共に、該フロントフォーク24の上端にはハンドル26が連結され、下端には車軸28を介して前輪30が回転自在に軸支される。
メインフレーム20は、車両の幅中心(左右中心)となるように設けられ(図2参照)、その前端がヘッドパイプ18に接続される前半フレーム部32と、該前半フレーム部32の後端に接続され後方下方へ向かって延在する後半フレーム部34とから構成され、前記前半フレーム部32に対して前記後半フレーム部34が屈曲するように形成される。
換言すれば、図1に示されるように、前半フレーム部32が前端から後端に向けて徐々に下方(矢印C2方向)へ向かうように傾斜し、該前半フレーム部32の後端に接続された後半フレーム部34は、前記前半フレーム部32よりもさらに大きな角度で前端から後端に向けて下方(矢印C2方向)へと傾斜するように形成される。
後半フレーム部34は、図3に示されるように、例えば、その延在方向から見て断面矩形状に形成され、後方側(矢印A2方向)となる後側面34aにバッテリ16の装着されるバッテリ収納部36が設けられる。バッテリ収納部36は、例えば、後半フレーム部34の後側面34aに対して該後半フレーム部34の延在方向と略直交する方向へ断面矩形状で所定深さだけ窪んだ凹状に形成されると共に、図1に示されるように、前記後半フレーム部34の上端から下端側へ向けて延在している。
なお、バッテリ収納部36の内部には、後述するバッテリ16と電気的に接続可能な第1端子(図示せず)が設けられ、該第1端子は図示しないリード線を介して後述するモータユニット14の電動モータ38と接続されている。
また、後半フレーム部34の後方下端には、電動モータ38を含むモータユニット14が連結され支持されると共に、該モータユニット14に隣接するように左右方向に延在したペダル軸40が回転自在に設けられる。このペダル軸40には、図示しないチェーンの懸架されるスプロケットが設けられると共に、その左右端にはそれぞれペダル42が設けられる。そして、運転者がペダル42へと付与した踏力によってスプロケットを介してチェーンが回転することで、前記踏力が後輪56へ駆動力として伝達される。
シートフレーム22は、その前端が後半フレーム部34に対して長手方向に沿った略中間部位よりも若干前半フレーム部32側となる位置に接続されると共に、図2に示されるように、電動車両10の幅方向(矢印B1、B2方向)において、メインフレーム20に対して右側(矢印B2方向)に配置され、後半フレーム部34の右側面34bに対して接続される。すなわち、シートフレーム22は、車両の幅方向中心となるメインフレーム20に対して右側(矢印B2方向)にオフセットするように接続される。
このシートフレーム22は、その前端から後方に向かって上方(矢印C1方向)へと傾斜するように延在し、前記メインフレーム20に前端が接続され前後方向(矢印A1、A2方向)と略平行に延在した平行フレーム部44と、該平行フレーム部44の後端に接続され後方(矢印A2方向)へ向かって徐々に幅方向中心側(矢印B1方向)へと傾斜した傾斜フレーム部46とを備える。すなわち、図2に示される電動車両10を上方から見た際に、シートフレーム22は、平行フレーム部44に対して傾斜フレーム部46が屈曲するように形成される。
平行フレーム部44は、メインフレーム20における後半フレーム部34の右側面34bに対して略平行、且つ、前後方向(矢印A1、A2方向)に沿って所定長さで延在しているため、図2に示される車両を上方から見た際に、メインフレーム20に対して重なり合うことがないように形成される。
また、平行フレーム部44は、後半フレーム部34のバッテリ収納部36に装着されるバッテリ16と干渉することがなく、しかも、該バッテリ16を前記後半フレーム部34から後方側(矢印A2方向)へと取り外した際に接触することがない長さで形成される。すなわち、図4Aに示される作業者Hがバッテリ収納部36から後方側(矢印A2方向)へと取り出す際のバッテリ16の移動軌跡(移動量)を考慮し、平行フレーム部44の後方側への長さ(後端位置)が設定される。
傾斜フレーム部46は、その後端に後方(矢印A2方向)へ向かって斜め上方に立ち上がったシートパイプ48が接続され、該シートパイプ48には、上端にシート50の支持されたシートポスト52が上方(矢印C1方向)から内部へと挿通され固定される。
なお、シートフレーム22は、図2に示されるように、車両の幅中心(メインフレーム20)に対して右側(矢印B2方向)に設けられる場合に限定されるものではなく、後半フレーム部34の左側面34c(図3参照)に接続されることで前記幅中心(メインフレーム20)に対して左側(矢印B1方向)にオフセットするように設けられていてもよい。例えば、運転者が電動車両10に対して左方向又は右方向から乗り降りする際、その乗り降りする方向とは反対側にシートフレーム22が設けられていれば、降車した後にバッテリ16を取り外す際の妨げとなることがなく好適である。
また、車体フレーム12を構成するメインフレーム20の後方下端には、一対のスイングアーム54a、54bが揺動自在に設けられ、該スイングアーム54a、54bは、車両の幅方向(矢印B1、B2方向)において対称となるように一対設けられる。そして、スイングアーム54a、54bは、その前端がメインフレーム20における後半フレーム部34の下端に軸支され、後端には駆動輪である後輪56が車軸(後輪車軸)58を介して回転自在に軸支される。
このスイングアーム54a、54bは、前端から後方に向けて上方(矢印C1方向)へと傾斜した後に、中間部位60で屈曲して後端側(矢印A2方向)に向けて下方(矢印C2方向)へと屈曲している。中間部位60には、後輪56へ付与された荷重(衝撃)を緩衝可能なショックダンパ62の一端部が連結され、該中間部位60と後端との間となる部位にリンクアーム64の後端が回動自在に軸支される。
リンクアーム64は、スイングアーム54a、54bの下方(矢印C2方向)に設けられ、その前端がショックダンパ62の他端部に連結され、後端が前記スイングアーム54a、54bに回動自在に軸支される。また、リンクアーム64の前端と後端との間となる締結部位66が、リンクロッド68を介してモータユニット14の後端に連結されている。なお、リンクロッド68は、モータユニット14及びリンクアーム64に対してそれぞれ回動自在に軸支される。
そして、電動車両10の走行中において、その後輪56に対して上方(矢印C1方向)へと衝撃(荷重)が付与された際、スイングアーム54a、54bが前端を支点として揺動すると共に、リンクアーム64が前記スイングアーム54a、54bの揺動動作に伴ってリンクロッド68に支持された部位を支点として上方へ揺動すると共に、ショックダンパ62によって衝撃が好適に緩衝される。
モータユニット14は、図1に示されるように、内部に電動モータ38の収納されたハウジング70を有し、該ハウジング70がメインフレーム20における後半フレーム部34の下端に対して固定されている。そして、モータユニット14は、電動モータ38の駆動軸に連結されたスプロケットに図示しないチェーンが懸架され、該チェーンを介して前記電動モータ38の駆動力が後輪56へと伝達可能となる。
バッテリ16は、図1〜図3に示されるように、例えば、上下方向に長尺で箱状に形成された筐体72を有し、該筐体72は、上下方向から見て断面矩形状に形成され内部にバッテリセル(図示せず)の収納される本体部74と、該本体部74の上部に形成されバッテリ16を把持するための把持部76とを備える。そして、本体部74の下端部には、バッテリセルと電気的に接続され外部に露呈した第2端子(図示せず)が設けられる。
把持部76は、例えば、本体部74の上部から上方(矢印C1方向)へ所定高さだけ突出した断面U字状に形成され、その奥行方向一方側(矢印A1方向)及び奥行方向他方側(矢印A2方向)となる端部が前記本体部74に対して接続されており、前記把持部76の内側には断面略矩形状で幅方向(矢印B1、B2方向)に開口した開口空間76aが設けられる。また、把持部76は、図1に示されるように、本体部74の延在方向に対し、若干だけ奥行方向一方側(矢印A1方向)へと傾斜して形成される。
そして、バッテリ16は、メインフレーム20の後半フレーム部34に沿うように所定角度傾斜した状態でバッテリ収納部36へと装着され、その筐体72における奥行方向一方側(矢印A1方向)の一部が前記バッテリ収納部36の内部に挿入される。具体的には、図1に示される電動車両10の側面視において、バッテリ16における本体部74がメインフレーム20における後半フレーム部34の延在方向に沿うように収納されると共に、把持部76が前半フレーム部32に沿うように収納され、その上部が前記前半フレーム部32の上面と略同一面となるように配置される。
このように、バッテリ16をメインフレーム20へと装着した際において、前記バッテリ16が後半フレーム部34及び前半フレーム部32の延在方向に沿って収納されるため、前記バッテリ16は運転者が運転する際の妨げとなることがない。
また、バッテリ16は、例えば、その奥行方向に沿った奥行方向一方側の1/3程度がバッテリ収納部36内に収納され、残りの2/3程度がメインフレーム20に対して奥行方向他方側となる後方側(矢印A2方向)で外部に露出した状態で装着されると共に、把持部76も後方側へと突出して開口空間76aの一部が前記メインフレーム20の後方で幅方向に開口した状態となる。そのため、作業者がメインフレーム20からバッテリ16を取り出す際、開口空間76aに手を差し込んで把持部76を握ることで、前記バッテリ16を容易且つ確実に掴むことができる。
さらに、バッテリ16は、メインフレーム20のバッテリ収納部36に装着されることで、図2に示されるように、電動車両10の幅方向中央に配置され、且つ、シートフレーム22に対して幅方向内側であると共に、一対のスイングアーム54a、54bの間となるように配置される。換言すれば、図1に示される電動車両10の側面視において、バッテリ16は、シートフレーム22及びスイングアーム54a、54bと重なり合うように設けられている。
そして、バッテリ16がバッテリ収納部36へと収納された際、本体部74の下端部で露呈した第2端子(図示せず)がバッテリ収納部36の第1端子(図示せず)と接触することで、前記バッテリ16の電力が前記第1及び第2端子を介してモータユニット14の電動モータ38へと供給可能となる。
上述したようにメインフレーム20のバッテリ収納部36に装着されたバッテリ16は、図示しない固定手段によって該メインフレーム20に対して固定される。
本発明の実施の形態に係る電動車両10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に前記電動車両10のメインフレーム20に装着されたバッテリ16を取り出す場合について説明する。
先ず、図4Aに示されるように、作業者Hが、図示しない固定手段によるバッテリ16のメインフレーム20への固定状態を解除した後、前記メインフレーム20の外部へと露出しているバッテリ16の把持部76を把持する。
次に、作業者Hが、バッテリ16をメインフレーム20から離すように、バッテリ収納部36から後方側(矢印A2方向)へと取り出した後に上方(矢印C1方向)へと持ち上げる。この際、メインフレーム20の後方側(矢印A2方向)及び上方(矢印C1方向)は、所定範囲で開放されており妨げるものがない空間(把持用空間)Sを有している。そのため、作業者Hは、バッテリ16をそのまま後方側及び上方へとそれぞれ真っすぐに取り出して移動させることが可能となる。さらに、作業者Hは、メインフレーム20の後方側へ突出し幅方向に開口したバッテリ16の開口空間76aに手を差し込んで把持部76を握ることで、前記バッテリ16を容易且つ確実に掴んで取り出すことが可能となる。
また、バッテリ16を後半フレーム部34に沿うように取り出すことで、重量のある該バッテリ16を持ち上げることなく容易に取り外すことが可能となる。
そして、電動車両10から取り出されたバッテリ16を、例えば、図示しない充電装置へと接続して該バッテリ16のバッテリセル(図示せず)に充電を行った後に、再び前記電動車両10のメインフレーム20のバッテリ収納部36へとバッテリ16を装着する。
このバッテリ16を電動車両10に対して装着する場合においても、バッテリ収納部36の上方側及び後方側に開放され妨げるものがない空間Sを有しているため、作業者Hが前記バッテリ収納部36に対して上方及び後方側から直線的に前記バッテリ16を接近させて容易に装着することができる。
以上のように、本実施の形態では、電動モータ38を含むモータユニット14を備えた電動車両10において、ヘッドパイプ18から後方へ向けて下方(矢印C2方向)へと延在する車体フレーム12のメインフレーム20を有し、前記メインフレーム20に沿うようにバッテリ16が収納されると共に、前記メインフレーム20に固定されるシートフレーム22の前端が、前記メインフレーム20に収納された前記バッテリ16の上端よりも下方(矢印C2方向)となるように配置されている。
従って、メインフレームの上方に上パイプが配置され、メインフレームからバッテリユニットを取り出す際に作業の妨げとなっていた従来の電動車両と比較し、メインフレーム20に沿うように装着されたバッテリ16を取り外す際に、メインフレーム20から後方へと延在するシートフレーム22が妨げとなることがない。そのため、バッテリ16をメインフレーム20から容易且つ円滑に取り出すことが可能となる。また、メインフレーム20に対してバッテリ16を装着する場合にも、シートフレーム22がバッテリ16を移動させる際の妨げとなることがないため、メインフレーム20に対して容易且つ円滑に取り付けることができる。
その結果、電動車両10において、メインフレーム20に対するバッテリ16の取り付けや取り外しを行う際の作業性を、従来の電動車両と比較して高めることができる。
また、メインフレーム20及びバッテリ16を電動車両10の幅方向中心に配置し、シートフレーム22を、前記幅方向中心に対して幅方向(矢印B1、B2方向)のいずれか一方側へとオフセットさせることで、前記電動車両10の側面視において前記バッテリ16と前記シートフレーム22が重なるように配置させることが可能となる。これにより、重量物であるバッテリ16を、メインフレーム20のバッテリ収納部36に収納することで幅方向中心に配置することができるため、電動車両10における幅方向の重量バランスを好適に均衡させて走行時の操縦安定性を高めることが可能となる。
さらに、図1に示される電動車両10の側面視において、バッテリ16をシートフレーム22と重なるように配置した場合であっても、前記シートフレーム22が前記バッテリ16に対して幅方向(矢印B1、B2方向)のいずれか一方側にのみ配置されている。そのため、シートフレーム22の存在していない幅方向反対側へとバッテリ16を引き出すことが可能となり、前記シートフレーム22の影響を受けることなく前記バッテリ16の脱着作業を容易に行うことが可能となる。
さらにまた、メインフレーム20が、ヘッドパイプ18から後方へと延在する前半フレーム部32と、該前半フレーム部32に対して後方へ向けて下方(矢印C2方向)へと屈曲して延在する後半フレーム部34とから構成され、前記後半フレーム部34に沿うようにバッテリ16をバッテリ収納部36へと収納している。これにより、例えば、バッテリ16を後半フレーム部34から取り外す際に、該後半フレーム部34に沿うように移動させることで重量のあるバッテリ16を持ち上げる必要がなく、取り外しを行う際の利便性が向上すると共に作業性を高めることができる。
またさらに、メインフレーム20の後方下端には、スイングアーム54a、54bの前端が軸支され揺動自在に設けられると共に、該スイングアーム54a、54bの後端には車軸58を介して後輪56が回転自在に軸支され、さらに前記スイングアーム54a、54bの中間部位60と該スイングアーム54a、54bに軸支されたリンクアーム64との間にショックダンパ62が設けられている。
そのため、上記のようなショックダンパ62の他端が連結されたリンクアーム64を有し、該リンクアーム64とスイングアーム54a、54bとを連結するショックダンパ62を備えたリアサスペンション構造とすることで、重量物であるモータユニット14、バッテリ16及び前記リアサスペンション構造を、電動車両10の前後方向中央近傍に集中して配置できる。そのため、電動車両10における前後方向(矢印A1、A2方向)の重量バランスを好適に均衡させることができ操縦安定性を高めることが可能となる。
また、バッテリ16が、図1に示される電動車両10の側面視においてスイングアーム54a、54bと重なるように配置されているため、例えば、何らかの原因で前記電動車両10が転倒して幅方向側面が地面へと接触した場合であっても、幅方向中心に配置されたバッテリ16に対して幅方向外側に配置されたスイングアーム54a、54bの方が前記地面に近くなるため、該スイングアーム54a、54bによって前記バッテリ16の前記地面への接触が防止され好適に保護される。
さらに、メインフレーム20において、バッテリ収納部36に装着されたバッテリ16に対して重力方向下方(矢印C2方向)となる下端にモータユニット14が配置されているため、前記バッテリ16の搭載された電動車両10を低重心化することができ、前記電動車両10の走行安定性を向上させることができる。
さらにまた、バッテリ16は作業者Hが把持可能な把持部76を備え、該バッテリ16が電動車両10に搭載された状態において、車体フレーム12を構成するメインフレーム20及びシートフレーム22、前記把持部76との間には、前記バッテリ16の脱着方向となる上方及び後方側に開放され、前記作業者Hが前記把持部76を把持するための空間Sが形成されている。そのため、バッテリ16をメインフレーム20に対して取り付け、取り外しを行う際、前記空間Sによって容易に作業を行うことができ、作業性の向上を図ることができる。
なお、本発明に係る電動車両は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…電動車両 12…車体フレーム
14…モータユニット 16…バッテリ
20…メインフレーム 22…シートフレーム
32…前半フレーム部 34…後半フレーム部
36…バッテリ収納部 44…平行フレーム部
48…シートパイプ 54a、54b…スイングアーム
62…ショックダンパ 64…リンクアーム
76…把持部

Claims (7)

  1. ヘッドパイプ(18)と、該ヘッドパイプ(18)から後方へ向けて下方へと延在するメインフレーム(20)と、該メインフレーム(20)に固定された前端から後方へと延在するシートフレーム(22)と、該シートフレーム(22)の後端に固定されシート(50)を保持するシートパイプ(48)とからなる車体フレーム(12)と、前記車体フレーム(12)に支持され通電作用下に駆動力を発生する電動モータ(38)を含むモータユニット(14)と、前記車体フレーム(12)に対して着脱可能に設けられ前記モータユニット(14)に電力を供給するバッテリ(16)とを備える電動車両(10)において、
    前記バッテリ(16)は、前記メインフレーム(20)に沿うように収納され、前記シートフレーム(22)の前端が、前記メインフレーム(20)に収納された前記バッテリ(16)の上端よりも下方に配置される、電動車両(10)。
  2. 請求項1記載の電動車両(10)において、
    前記メインフレーム(20)及び前記バッテリ(16)が、前記電動車両(10)の幅方向中心に配置され、前記シートフレーム(22)の少なくとも一部が、前記幅方向中心から幅方向一方側へとオフセットし、且つ、前記電動車両(10)の側面視において前記バッテリ(16)と前記シートフレーム(22)が重なるように配置される、電動車両(10)。
  3. 請求項1又は2記載の電動車両(10)において、
    前記メインフレーム(20)は、前記ヘッドパイプ(18)から後方へ延びる前半フレーム部(32)と、該前半フレーム部(32)に対してさらに後方に向けて下方へと屈曲して延在する後半フレーム部(34)と、
    を有し、
    前記バッテリ(16)が前記後半フレーム部(34)に沿うように配置される、電動車両(10)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動車両(10)において、
    前記バッテリ(16)の重力方向下方に前記モータユニット(14)が配置される、電動車両(10)。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動車両(10)において、
    前記メインフレーム(20)に前端が支持され、後輪(56)を支持する後輪車軸(58)に対して後端が接続されるスイングアーム(54a、54b)と、
    前記スイングアーム(54a、54b)に一端が連結され、該スイングアーム(54a、54b)に対して軸支されるリンクアーム(64)に他端が連結されるショックダンパ(62)と、
    を備える、電動車両(10)。
  6. 請求項5記載の電動車両(10)において、
    前記スイングアーム(54a、54b)と前記バッテリ(16)とが、前記電動車両(10)の側面視において重なるように配置される、電動車両(10)。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電動車両(10)において、
    前記バッテリ(16)には、作業者(H)が把持可能な把持部(76)が形成され、該バッテリ(16)の車両搭載状態において、前記メインフレーム(20)、前記把持部(76)及び前記シートフレーム(22)の間には把持用空間(S)が形成される、電動車両(10)。
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