JP2021137928A - モーター制御装置及びこれを備えるロボットアーム - Google Patents

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【課題】磁極位置検出センサーを用いることなくブラシレスモーターを制御する。【解決手段】本明細書に開示するモーター制御装置は、モーター10の回転に連動して角運動する角運動部材に固定された慣性センサー12と、慣性センサー12の出力信号に基づき算出されたモーターの磁極位置に応じて、モーター10にモーター相電流を供給する制御部60とを備える。このように、モーター10の外部に設けられた慣性センサー12の出力信号に基づいてモーター10を制御していることから、モーター10に磁極位置検出センサーを内蔵する必要がなくなる。このため、モーター10を小型軽量化することが可能となる。【選択図】図4

Description

本発明はモーター制御装置及びこれを備えるロボットアームに関し、特に、ブラシレスモーターの動作を制御するモーター制御装置及びこれを備えるロボットアームに関する。
特許文献1には、ロボットアームに2つの慣性センサーを設け、2つの慣性センサーの出力信号に基づいてモーターの振動を抑制する方法が提案されている。一般に、ロボットアームなどを駆動するモーターとしてはブラシレスモーターが用いられる。
特許第6354122号公報
通常のブラシレスモーターは、ローター及びステータコアと、ローターとステータコアの相対的な位置関係を検出する磁極位置検出センサーによって構成されている。通常、磁極位置検出センサーは、ローターの近傍に配置された複数のホール素子からなる。このように、一般的なブラシレスモーターは磁極位置検出センサーが内蔵されていることから、モーターのサイズや重量が大きくなるという問題があった。
したがって、本発明の目的は、磁極位置検出センサーを用いることなくブラシレスモーターを制御することが可能なモーター制御装置及びこれを備えるロボットアームを提供することである。
本発明によるモーター制御装置は、モーターの回転に連動して角運動する角運動部材に固定された第1の慣性センサーと、第1の慣性センサーの出力信号に基づき算出されたモーターの磁極位置に応じて、モーターにモーター相電流を供給する制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によるロボットアームは、上記のモーターと、上記の角運動部材と、上記のモーター制御装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、モーターの外部に設けられた第1の慣性センサーの出力信号に基づいてモーターを制御していることから、モーターに磁極位置検出センサーを内蔵する必要がなくなる。このため、モーターを小型軽量化することが可能となり、モーターをロボットアームの動力に用いた場合、ロボットアームを小型軽量化することが可能となる。
本発明において、制御部は、第1の慣性センサーの出力信号に基づいて角運動部材の機械角を算出する機械角演算部と、機械角に基づいてモーターの磁極位置を算出する電気角演算部とを含んでいても構わない。これによれば、モーターの制御誤差を低減することが可能となる。
本発明によるモーター制御装置は、モーターを固定する固定部材に固定された第2の慣性センサーをさらに備え、制御部は、第2の慣性センサーの出力信号に基づいて機械角を補正しても構わない。これによれば、モーター自体の傾きなどによる誤差成分をキャンセルすることが可能となる。
このように、本発明によれば、磁極位置検出センサーを用いることなくブラシレスモーターを制御することが可能なモーター制御装置及びこれを備えるロボットアームを提供することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態によるロボットアーム1の構造を説明するための模式的な斜視図である。 図2は、モーター10の構造の一例を説明するための模式的な断面図である。 図3は、慣性センサー12によってアーム11の機械角を検出する原理を説明するための模式図である。 図4は、本発明の一実施形態によるモーター制御装置の機能ブロック図である。 図5は、本発明の一実施形態によるモーター制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態によるロボットアーム1の構造を説明するための模式的な斜視図である。
図1に示すロボットアーム1は、モーター10,20,30と、モーター10,20,30の回転に連動してそれぞれ角運動するアーム(角運動部材)11,21,31を備えている。モーター10は台座2に固定され、モーター20はアーム11に固定され、モーター30はアーム21に固定されている。台座2はモーター10を固定する固定部材であり、アーム11はモーター20を固定する固定部材であり、アーム21はモーター30を固定する固定部材である。アーム31の先端33には、図示しない任意の工作ツールが装着される。
図2は、モーター10の構造の一例を説明するための模式的な断面図である。
図2に示す例では、モーター10がアウターローター型のモーターであり、ステータコア40とその外周に位置するローター50を備えている。ステータコア40は、径方向に突出した複数の極歯41を有し、極歯41のそれぞれにはコイル42が巻回されている。図2に示す例では極歯41が18個であるが、本発明において極歯の数は限定されない。ローター50は、ステータコア40と対向する面がそれぞれN極及びS極に着磁された弓形の永久磁石51,52と、永久磁石51,52の外周側に設けられたバックヨーク53を備えている。かかる構成により、コイル42に所定の通電パターンを有するモーター相電流を流せば、ローター50が回転する。
他のモーター20,30についても、図2に示したモーター10と同じ構造とすることができる。但し、アウターローター型のモーターを使用することは必須でなく、インナーローター型のモーターを使用しても構わない。
図1に示すように、アーム11,21,31にはそれぞれ慣性センサー12,22,32が固定されている。慣性センサー12はアーム11の機械角を検出するものであり、慣性センサー22はアーム21の機械角を検出するものであり、慣性センサー32はアーム31の機械角を検出するものである。さらに、台座2にも慣性センサー3が固定されている。慣性センサー3,12,22,32としては、ジャイロセンサー、加速度センサー及びこれらの組み合わせを用いることができる。
図3は、慣性センサー12によってアーム11の機械角を検出する原理を説明するための模式図である。
図3に示す例では、モーター10の回転軸がx方向であり、ローター50が回転すると、アーム11がこれに連動して角運動することにより慣性センサー12のyz座標が変化する。ここで、アーム11が図3に示す位置で停止している場合、慣性センサー12には方向gの重力加速度が加わる。この状態でアーム11が停止している場合、慣性センサー12から径方向に延在する方向をaとし、aと直交する方向をaとし、水平位置を基準とした機械角をθMsとすると、
=gsinθMs
=gcosθMs
が成り立つ。したがって、機械角θMsは、
θMs=arctan(a/a
によって算出することができ、モーター10の極数をPとした場合、モーター10の磁極位置を示す電気角θEsは、
θEs=(P/2)・θMs
によって算出することができる。
そして、モーター10の回転によってアーム11の機械角が変化した場合、変化後の機械角をθとし、変化後の電気角をθとし、角速度をωとした場合、変化後の機械角θは、次式(1)によって算出することができ、モーター10の電気角θは、
θ=(P/2)・θ
によって算出することができる。
Figure 2021137928
図4は、本発明の一実施形態によるモーター制御装置の機能ブロック図である。
図4に示す例では、慣性センサー12の出力信号が制御部60に供給される。制御部60は、演算部61とモーター制御部64を含む。演算部61は、機械角演算部62と電気角演算部63を含む。制御部60を構成する各要素は、ソフトウェアによって実現されるものであっても構わないし、一部又は全部がハードウェアによって実現されるものであっても構わない。また、機械角演算部62と電気角演算部63が互いに独立した要素である必要はなく、演算部61が両者の機能を果たす一つの要素であっても構わない。さらに、演算部61とモーター制御部64についても互いに独立した要素である必要はなく、制御部60が両者の機能を果たす一つの要素であっても構わない。
まず、慣性センサー12の出力信号は機械角演算部62に供給され、図3を用いて説明した原理により、機械角θMs又はθが算出される。そして、電気角演算部63により、機械角θMs又はθに基づいて電気角θEs又はθが算出される。このように、まず機械角を算出し、これに基づいて電気角を算出することにより、電気角の検出誤差を低減することができる。そして、モーター制御部64は、外部から供給されるモーター駆動指令Sと、算出された電気角θEs又はθに基づいて、モーター10に所定の通電パターンを有するモーター相電流を供給する。これによりアーム11は、モーター駆動指令Sが示す位置へ駆動される。
図5は、本発明の一実施形態によるモーター制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
まず、アーム11が停止している状態で慣性センサー12の出力信号を取得し(ステップS1)、これに基づいて初期の機械角θMsを算出し(ステップS2)、さらに初期の電気角θEsを算出する(ステップS3)。これにより、初期状態におけるモーター10の磁極位置が判明する。この状態でモーター駆動指令Sが入力されると(ステップS4)、現在の磁極位置に応じた通電パターンでモーター相電流を流すことにより、モーター10を回転させる(ステップS5)。
次に、再び慣性センサー12の出力信号を取得し(ステップS6)、これに基づいて現在の機械角θを算出し(ステップS7)、さらに現在の電気角θを算出する(ステップS8)。そして、現在の磁極位置に応じてモーター相電流の通電パターンを変化させることにより、モーター10の回転を継続させる(ステップS9)。かかる動作は、モーター駆動指令Sが回転停止を示すまで繰り返し実行する(ステップS10)。
そして、モーター駆動指令Sが回転停止を示した場合、モーター相電流の通電を停止することによりモーター10の回転を停止させる。他のモーター20,30の動作についても同様である。
このように、本実施形態においては、モーター10,20,30の外部に配置された慣性センサー12,22,32からの出力信号を用いてモーター10,20,30を制御していることから、モーター10,20,30の内部に磁極位置検出センサーを設ける必要がなくなる。これにより、モーター10,20,30及びこれを使用するロボットアーム1を小型化軽量化することが可能となる。
さらに、本実施形態においては、モーター10が固定される台座2にも慣性センサー3が固定されている。慣性センサー3は、台座2自体の傾きを検出するものであり、その出力信号は、図4に示す制御部60に供給される。制御部60は、慣性センサー3の出力信号に基づいて機械角θMs又はθを補正し、これによりアーム11をモーター駆動指令Sが示す正しい位置に駆動する。
かかる制御は、モーター20,30に対しても行うことができる。つまり、モーター20に対しては、基本的に慣性センサー22の出力信号に基づいて制御するとともに、慣性センサー12の出力信号に基づいてアーム21の機械角を補正することができる。これにより、アーム11の回転に起因する慣性センサー22の出力信号の変化をキャンセルすることができる。同様に、モーター30に対しては、基本的に慣性センサー32の出力信号に基づいて制御するとともに、慣性センサー12,22の出力信号に基づいてアーム31の機械角を補正することができる。これにより、アーム11,21の回転に起因する慣性センサー32の出力信号の変化をキャンセルすることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
1 ロボットアーム
2 台座
3,12,22,32 慣性センサー
10,20,30 モーター
11,21,31 アーム(角運動部材)
33 アームの先端
40 ステータコア
41 極歯
42 コイル
50 ローター
51,52 永久磁石
53 バックヨーク
60 制御部
61 演算部
62 機械角演算部
63 電気角演算部
64 モーター制御部

Claims (4)

  1. モーターの回転に連動して角運動する角運動部材に固定された第1の慣性センサーと、
    前記第1の慣性センサーの出力信号に基づき算出された前記モーターの磁極位置に応じて、前記モーターにモーター相電流を供給する制御部と、を備えることを特徴とするモーター制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の慣性センサーの出力信号に基づいて前記角運動部材の機械角を算出する機械角演算部と、前記機械角に基づいて前記モーターの磁極位置を算出する電気角演算部とを含むことを特徴とする請求項1に記載のモーター制御装置。
  3. 前記モーターを固定する固定部材に固定された第2の慣性センサーをさらに備え、
    前記制御部は、前記第2の慣性センサーの出力信号に基づいて前記機械角を補正することを特徴とする請求項2に記載のモーター制御装置。
  4. 前記モーターと、前記角運動部材と、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のモーター制御装置を備えたロボットアーム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023148896A1 (ja) * 2022-02-03 2023-08-10 株式会社安川電機 ロボットシステム及びセンシング方法

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