JP2021130997A - 床点検口 - Google Patents

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Abstract

【課題】蓋体側面と外枠内面との間の上部に弾性シール材が配置された床点検口において、そのシール性能が、外枠内への蓋体の嵌挿状態によって低下することを防止する。【解決手段】外枠3と蓋体4とが備えられている。外枠3の内面に傾斜壁部内面11aと第1支持部上面14aとが備えられ、蓋体4の側面に、外枠3の傾斜壁部内面11aに対向しつつ下方に向かうに従って外枠3の傾斜壁部内面11aとの間隔が拡がるように傾斜される傾斜壁部外面31aと、傾斜壁部外面31aの上部に設けられて外枠3の第1支持部上面14aに対向する環状溝部32と、が備えられ、蓋体4の環状溝部32内にパッキング材33が保持されている。【選択図】 図3

Description

本発明は、床点検口に関する。
近時、床点検口の改良が進み、床点検口として、特許文献1に示すように、外枠の内面及び蓋体の側面を、それぞれ所要の異なる角度で、下方に向かうに従って外枠の開口内側方向に傾斜させるものが提案されている。これによれば、外枠の内面と蓋体の側面との間の隙間上端に対して優れた閉塞性等を得ることができる。
ところで、床点検口には、特許文献2に示すように、外枠とその外枠に嵌挿される蓋体とのシール性をできるだけ入口近く(外部近く)で確保するべく、外枠の内面に、主体面として起立する基本面と、該基本面の上端から該外枠の外方に向けて張り出す第1支持面と、を設ける一方で、蓋体の側面に、外枠の基本面に対向しつつ起立状態とされる基本面と、該基本面の上部から外枠の第1支持面に対向するように張り出す上部外周縁部と、を設け、その上部外周縁部と第1支持面とで弾性シール材を所定の挟持力(ボルトを用いた押込み装置を利用)をもって挟持するようにしたものが提案されている。これによれば、弾性シール材の弾性変形に基づき、蓋体と外枠との間のシール性が、それらの上部(入口近く)において確保でき、床点検開口に水、ゴミ等が入り込むことを阻止することができる。
特開2010−265722号公報 特許第3034475号公報
しかし、上記床点検口においては、蓋体が外枠内に嵌挿されるときには、蓋体側面の基本面と外枠内面の基本面とが互いに起立状態の下で近接することになることから、比較的厚みを有する蓋体が、外枠内に多少、傾いた状態で嵌挿されたようなときには、蓋体側面の基本面と外枠内面の基本面とが噛み合うことになる。また、蓋体が外枠内に嵌挿されるに際し、蓋体側面の基本面及び外枠内面の基本面の少なくともいずれかにゴミ等が付着しているときには、蓋体側面がゴミ等を噛み込むことがある。このため、このようなときには、蓋体が設定した状態で外枠内に嵌挿されないことになり、蓋体と外枠との間に所定の挟持力を付与しても、弾性シール材が適正に弾性変形することができず、蓋体側面と外枠内面との間のシール性能が低下するおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたもので、その目的は、外枠とその外枠に嵌挿される蓋体との間の上部に弾性シール材が配置されている床点検口において、そのシール性能が、外枠内への蓋体の嵌挿状態に応じて低下することを防止することにある。
前記目的を達成するために本発明にあっては、下記(1)〜(4)とした構成とされている。
(1)床面に設けられて床下に臨む開口を区画する外枠と、該外枠内に着脱可能に嵌挿される蓋体と、が備えられている床点検口において、
前記外枠の内面に、該外枠の内面の主体をなして、上方に向かうに従って対向面間隔が拡がるように傾斜される基本面と、該基本面の上端から該外枠の外方に向けて張り出す第1支持面と、が備えられ、
前記蓋体の側面に、前記外枠の基本面に対向しつつ下方に向かうに従って該外枠の基本面との間隔が拡がるように傾斜される傾斜面と、該傾斜面の上部に該蓋体の拡張方向に張り出すように設けられて前記外枠の前記第1支持面に対向する上部外周縁部と、が備えられ、
前記蓋体の該上部外周縁部に弾性シール材が保持されている構成とされている。
この構成によれば、蓋体の傾斜面が、外枠内面の基本面(傾斜面)に対向しつつ下方に向かうに従って外枠の基本面との間隔が拡がるように傾斜されることから、蓋体を外枠内に嵌挿するときには、蓋体側面の傾斜面が外枠内面の基本面に噛み合うことも、蓋体がゴミ等を噛み込むこともなくなり、蓋体を設定した状態で外枠内に的確に嵌挿することができる。
(2)前記(1)の構成の下で、
前記外枠の内面に、該外枠の基本面の下端から該外枠の内方に向けて張り出す第2支持面が備えられ、
前記第1支持面と前記蓋体の上部外周縁部とにより前記弾性シール材が弾性変形され、
前記蓋体の下面が、前記外枠の第2支持面に当接するように形成されている構成とされている。
この構成によれば、蓋体が正規の状態で外枠内に嵌挿される状況の下で、第1支持面と蓋体の上部外周縁部とにより弾性シール材が弾性変形され、しかもそのとき、蓋体の下面が外枠の第2支持面に当接されていることから、蓋体が下方に所定変位量だけ変位動して弾性シール材を弾性変形させた後、その蓋体が第2支持面により受止められることになり、弾性シール材に、蓋体側からの荷重のうち、所定荷重を作用させて、弾性シール材の弾性変形を一定にすることができる。このため、蓋体と外枠との間のシール性能を一定の状態に維持できる。
(3)前記(1)又は(2)の構成の下で、
前記蓋体の上部外周縁部が、前記傾斜面の上端から上方に起立する内側側部と、該内側側部の上端から前記蓋体の拡張方向に水平方向に張り出す張り出し部と、該張り出し部の張り出し端から下方に垂下する外側側部とにより、下方に開口した溝形状に形成され、
前記上部外周縁部の溝形状内に前記弾性シール材が収納保持されている構成とされている。
この構成によれば、蓋体の上部外周縁部下面に弾性シール材を保持して、蓋体の上部外周縁部下面と外枠の第1支持面とにより弾性シール材を的確に弾性変形させることができ、外枠内上部と蓋体の上部外周縁部との間のシール性能を確実に一定に保つことができる。
(4)前記(3)の構成の下で、
前記蓋体は、該蓋体が前記外枠内に嵌挿されたとき、該蓋体における傾斜面と内側側部とがなす角部が、該外枠における第1支持面よりも下方に位置されるように形成されている構成とされている。
この構成によれば、外枠内に蓋体を正規の状態で嵌挿し易くすることができると共に、その外枠内に蓋体を嵌挿するに際して、蓋体における上部外周縁部の溝形状内に収納保持される弾性シール材を、第1支持面に的確に当接させることができ、外枠内上部と蓋体の上部外周縁部との間のシール性能を的確に確保できる。
本発明によれば、外枠とその外枠に嵌挿される蓋体との間の上部に弾性シール材が配置されている床点検口において、そのシール性能が、外枠内への蓋体の嵌挿状態によって低下することを防止できる。
第1実施形態に係る床点検口において、外枠の開口を蓋体が閉じている状態を示す斜視図。 第1実施形態に係る床点検口において、ハンドルを用いて蓋体を持ち上げることにより外枠の開口を開いた状態にしたことを示す斜視図。 第1実施形態に係る床点検口を示す部分縦断面図。 図3の部分拡大図。 第1実施形態に係る外枠の取付けを説明する説明図。 第1実施形態に係る外枠が設置位置(コンクリート基盤)に取付けられた状態を示す斜視図。 第1実施形態に係る外枠が、固定片及びアンカーボルトを介してコンクリート基盤に取付けられている状態(床仕上げ材料としてのモルタル充填前)を示す拡大断面図。 図7の状態から、外枠の周囲に床仕上げ材料としてのモルタルを充填した状態に移行したことを説明する状態説明図。 外枠の各外枠構成材の伸び方向中央部が固定片を介してコンクリート基盤に固定されていない場合において、その外枠の周囲に床仕上げ材料としてのモルタルを充填したときに、各外枠構成材が撓むことを説明する説明図。 第2実施形態を説明する説明図。 第3実施形態に係る床点検口を示す部分縦断面図。 外枠の周囲に床仕上げ材料としてのモルタルを充填した状態に移行したことを説明する状態説明図。 第3実施形態に係る外枠に対する高さ及び姿勢の調整を平面的に説明する説明図。 図13の縦断面図。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2において、符号1は、床面2に設置された床点検口を示す。この床点検口1には、建造物・構造物の床面2に配置固定される外枠3と、その外枠3内に対して着脱可能に嵌挿される蓋体4とが備えられている。外枠3は、床下開口5に臨む点検開口として正方形状(四角形状)の開口6を区画することになり、蓋体4は、その外枠3の開口6に応じて正方形状の板状体として形成されている。この場合、蓋体4については、その上面にハンドル用の2つのねじ込み穴7が設けられており、その各ねじ込み穴7にハンドル8をねじ込んで、その両ハンドル8をもって蓋体4を移動操作(開閉操作)することにより、外枠3の開口6が開閉される(図2参照)。尚、各ねじ込み穴7は、平常時において、その各ねじ込み穴7に例えばねじ込み蓋材を螺合することにより閉止される。
前記外枠3は、図1、図2、図5、図6に示すように、4つの外枠構成材9を用いて構成されている。この4つの各外枠構成材9には、所定幅で一定長さ(外枠3の一辺長さ)を有するアルミ押出形材などが用いられており、それらを互いに連結することにより、外枠3は、正方形状の前記開口6を内部に区画する枠体を形成している。
前記外枠3の4つの各外枠構成材9は、図2、図3、図5、図6に示すように、外枠3の4つの各側壁部10を構成する。各側壁部10は、各外枠構成材9の板面を外枠3の側方に向けることにより形成されており、その各側壁部10には、側壁部10の主体をなす傾斜壁部11と、その傾斜壁部11の上部に連続して設けられる上部構成部12と、その傾斜壁部11の下部に連続して設けられる下部構成部13と、が備えられている。傾斜壁部11の少なくとも内面11a(外枠3内面の基本面)は、外枠3の上部と下部との間において、上方に向かうに従って外枠3の開口6が拡がるように傾斜されており、その傾斜角度は、起立状態(後述の底板部30に対して直角となる状態)にあるとした場合の方向を基準(線)として、θ1とされている(図4参照)。
上部構成部12には、図3に示すように、傾斜壁部11上端から外枠3外方(側方)に向けて張り出す第1支持部14と、その第1支持部14先端から起立する起立壁部15と、起立壁部15の上端からさらに外枠3外方に張り出す張り出し部16と、その張り出し部16の先端部から下方に垂下する垂下部17と、が備えられている。第1支持部14は、その上面14a(第1支持面)が蓋体4の上部外周縁部(後述の環状溝部32)及び後述のパッキング材33を介して作用する蓋体4の荷重を受止める役割を果たし、第1支持部14、起立部15、張り出し部16及び垂下部17は、協働して、外枠3の上部強度を補強する役割を果たす。
下部構成部13には、図3に示すように、傾斜壁部11の下端から外枠3内方に向けて水平に伸びる第2支持部18と、その第2支持部18先端から下方に折曲される折曲部19とが備えられている。第2支持部18の上面18a(第2支持面)は、後述のパッキング材33が蓋体4の荷重を受けて変形することに伴い、蓋体4が下方へ移動することを所定位置で規制する役割(ストッパとしての役割)を果たす。また、第2支持部18と折曲部19とは、外枠3の下部強度を補強する役割を果たす。この場合、下部強度を高める観点から、折曲部19先端からさらに第1支持部14に対向するように新たな折曲部を設けることがより好ましいが、本実施形態においては、後述のモルタル27(床下仕上げ材料)の充填を、内部に巣を作ることなく円滑に行う観点から、その新たな折曲部は省かれている。
前記外枠3の各外枠構成材9(各傾斜壁部11)の外面には、図3〜図6に示すように、その長手方向中央部において第1固定片20Aがそれぞれ取付けられている。各第1固定片20Aは、帯状形状をしており、その各第1固定片20Aの基端部板面が傾斜壁部11外面に固定されている。各第1固定片20Aの基端部よりも先端側は、その基端部に対して折曲されて、その板面を上下方向に向けつつ(水平な状態で)傾斜壁部11外面から遠のく方向に伸びており、その各第1固定片20Aの先端部には、長孔21Aが該第1固定片20Aの先端から外部に開放された状態で形成されている。尚、長孔21Aにかえて、丸孔、ルーズホール、切欠などが適宜利用可能である。
前記外枠3の設置位置周辺下部(床下開口5の周囲)には、図3〜図6に示すように、躯体としてのコンクリート基盤22が配置され、そのコンクリート基盤22には、アンカー部材としての複数の第1アンカー23Aのねじ棒24Aが植設されている。コンクリート基盤22形成時に、インサートナットを埋め込んでおき、寸切りボルト(ねじ棒24A)を螺合することで第1アンカー23Aをなす。各第1アンカー23Aは、一端部がコンクリート基盤22にねじ込まれ他端側が上方に伸びるねじ棒24Aと、そのねじ棒24Aに螺合される一対のナット25A(連結部)と、を備える構成とされており、このような第1アンカー23Aは、外枠3の各外枠構成材9の側方外方であって、各外枠構成材9の長手方向中央部に対向する位置にそれぞれ設置されている。この各第1アンカー23Aのねじ棒24Aは、図7に示すように、コンクリート基盤22上(外枠3の周囲)に床仕上げ材料としてのモルタル27が充填される前に、各第1固定片20Aにおける長孔21Aに対してその各第1固定片20Aの他端開口から挿通され、その各第1固定片20Aが、ねじ棒24Aに螺合される一対のナット(連結部)25Aにより挟持(連結)される。これにより、外枠3が各第1固定片20A、各第1アンカー23Aを介してコンクリート基盤22に固定されることになり、仮に、外枠3の各外枠構成材9が、その両端を固定端として外枠3の内方に撓もうとしても、各第1アンカー23Aにおける一対のナット25Aが各第1固定片20Aを挟持する挟持力が、その撓み力を引っ張り止めることになる。
前記外枠3の外枠構成材9には、図5、図6に示すように、外枠3における四隅の各角部26を構成する2つの外枠構成材9のいずれかにおいて第2固定片20Bが取付けられている。各第2固定片20Bは、その第2固定片20Bが取付けられる外枠構成材9において、その外枠構成材9の長手方向中央部よりも角部26に近い位置に位置されており、本実施形態においては、対向する一組の各外枠構成材9の両端部(両側部)に第2固定片20Bが取付けられている(図5、図6参照)。この各第2固定片20Bは、前記第1固定片20Aと同様の構成とされており、この両者20A,20Bは、外枠3における各外枠構成材9に対する取付け位置だけが相違している。この各第2固定片20Bについても、前記第1アンカー23Aと同じ構成の第2アンカー23Bが用意されており、各第2アンカー23Bのねじ棒24Bは、各第2固定片20Bに対向した状態でコンクリート基盤22にそれぞれ植設されている。各第2固定片20Bにおける他端部の長孔21Bには、前記各第1アンカー23Aの場合と同様、コンクリート基盤22上(外枠3の周囲)にモルタル27が充填される前に、この各第2アンカー23Bのねじ棒24Bが挿通され、そのような状態になった各第2固定片20Bの他端部が、ねじ棒24Aに螺合される一対のナット25Bにより挟持される(図7参照)。この場合、各ねじ棒24Bに螺合される一対のナット(連結部)25Bにより第2固定片20Bの高さ調整が行われ、その高さ調整により、外枠3の高さ及び姿勢(勾配)調整が行われる。各第2固定片20Bが外枠3の四隅に取付けられ、外枠3の高さ及び姿勢(勾配)調整を緻密に行うことができるからである。このため、前述の第1アンカー23Aに対する第1固定片20Aの連結固定については、第2固定片20Bによる外枠3の高さ及び姿勢(勾配)調整を行った後に、行うことが好ましい。
上述のように位置決めされた前記外枠3(図6、図7参照)の周囲には、図3に示すように床仕上げ材料としてのモルタル27が充填されている(モルタル27は充填後、硬化)。モルタル27の充填には、既知の如く、型枠が用いられ、そのモルタル27の充填により、そのモルタル27中に、各第1、第2アンカーボルト23A,23B、各第1、第2固定片20A,20Bが埋設され、そのモルタル27の上面が、床面2として仕上げられる。この外枠3の周囲にモルタル27を充填するときには(モルタル27打設時)、内部に巣ができないようにモルタル27が押し込まれる。このため、それに基づく押圧力が外枠3に外部から内部に向けて作用することになるが、外枠3における各外枠構成材9の伸び方向中央部が、各第1固定片20A、各第1アンカー23Aを介してコンクリート基盤22に固定されていることから、外枠3の各外枠構成材9が、その両端を固定端として外枠3の内方に撓もうとすることが抑制される。これに対して、第1固定片20Aが外枠3の各外枠構成材9に設けられていない場合(第2固定片20Bだけが用いられている場合)には、図9に示すように、各外枠構成材9は、外枠3の内方に向けて撓むことになる。図9中の矢印はモルタル打設時の押圧力を示す。
前記蓋体4は、図1〜図4に示すように、箱状の内枠28と、その内枠28内に充填されるモルタル29(硬化物)とにより形成されている。蓋体4をモルタル29により適当な重量とし(例えば重さ30kg程度)、前述のハンドル8を用いなくては外枠3の開口6を開くことができないようにすると共に、後述のパッキング材33を圧縮変形させて、外枠3内面と蓋体4側面との間のシール性を確保するためである。
具体的に図3、図4により説明する。前記蓋体4の内枠28は、底板部30と、その底板部30の周縁部から傾斜した状態で起立する傾斜壁部31と、その傾斜壁部31上端から内枠28外方(側方)に張り出して上部外周縁部を形成する環状溝部32と、その環状溝部32内に収納保持される弾性シール材としてのパッキング材33と、を備えている。底板部30は、傾斜壁部31と協働して、上方が開口した箱体を形成して、その内部にモルタル29を充填することを可能にする役割を果たす。この底板部30は、前記外枠3の第2支持部18上にその底板部30の下面外周縁部が載置できる程度の広さを有している。
傾斜壁部31は、底板部30の周縁部から、上方に向かうに従って内枠28の上部開口を拡げるように傾斜(起立)されている。その傾斜角度は、起立状態(後述の底板部30に対して直角となる状態)にあるとした場合の方向を基準(線)としてθ2とされ、そのθ2は前記外枠3の傾斜壁部11の傾斜角度θ1よりも大きくなるように設定されている(図4においては、誇張表示)。この結果、傾斜壁部31の外面31a(蓋体4側面の傾斜面)は、外枠3における傾斜壁部11の内面11a(外枠3内面の基本面)に対向しつつ、下方に向かうに従ってその傾斜壁部内面11aとの間隔が拡がるように傾斜することになる。
環状溝部32は、傾斜壁部11の上端から上方に起立する内側側部34、その内側側部34の上端から内枠の外方に水平に張り出す張り出し部35と、その張り出し部35の張り出し端から下方に垂下する外側側部36とにより構成されている。この環状溝部32は、その構成により、下方を向く環状溝37を形成しており、その環状溝37の開口は、蓋体4が外枠3の開口6を閉じるときに、外枠3の第1支持部14の上面14a(第1支持面)上に臨むように設定されている(図3、図4参照)。この場合、蓋体4における傾斜壁部31と内側側部34とがなす角部の位置は、第1支持部14の上面14a位置(外枠3における傾斜壁部11と第1支持部14とがなす角部の位置)よりも低くなっている。これにより、外枠3内に蓋体4を正規の状態で嵌挿し易くすることができると共に、その外枠3内に蓋体4を嵌挿するに際して、環状溝部32の環状溝37内に収納保持されるパッキング材33を、第1支持部14上面14aに的確に当接させることができ、外枠3内上部と蓋体4上部外周縁部との間のシール性能を的確に確保できる。また、環状溝部32は、各傾斜壁部31の外反りを規制する補強部材としての役割を果たす。
パッキング材33は、蓋体4の環状溝37内に保持された状態で、該環状溝37内から下方に突出している。このパッキング材33は、蓋体4により外枠3の開口6が閉じられたときに、蓋体4と外枠3とのシール性を担保するものであり、そのときには、パッキング材33は、外枠3の第1支持部14の上面14aに当接するだけでなく、蓋体4の重量により圧縮変形される。これにより、蓋体4の上部外周縁部をなす環状溝部32と第1支持部14の上面14aとの間において、シール性が高められ、外枠3内に、水、ゴミ等が進入することが抑制される。またこのパッキング材33の圧縮変形に伴い、蓋体4が外枠3内を下方に変位動し、その蓋体4における底板部30の外周縁部が外枠3の第2支持部18に当接することになっており、蓋体4は、それ以上の変位動が規制されることになっている。このため、上記パッキング材33には、蓋体4の環状溝部32を介して常に所定荷重(設定荷重)が作用することになり、シール性能は、一定の高い状態が維持されることになる。このとき、蓋体4の荷重(自重)を利用してパッキング材33を圧縮変形させることから、蓋体4を外枠3内に押し込むための押し込み装置を特別に用意する必要がなくなり、構造を簡素化することができる。
またこのとき、外枠3の傾斜壁部内面11aの傾斜角度θ1よりも蓋体4の傾斜壁部外面31aの傾斜角度θ2が大きいことから、蓋体4により外枠3の開口6が閉じられるとき、蓋体4の傾斜壁部外面31aが外枠3の傾斜壁部内面11aに噛み合ったり、蓋体4がゴミ等を噛み込んだりしない。このため、蓋体4は外枠3内に正規の状態で嵌挿され、蓋体4の荷重は的確にパッキング材33に伝達される。結果、前述のように、蓋体4は、パッキング材33の圧縮変形に基づき第2支持部上面18aに当接するまで変位動し、パッキング材33に対して所定荷重(設定荷重)が確実に作用することになる(蓋体4と外枠3との間のパッキング材33によるシール性能が、一定の高い状態を維持)。
このような床点検口1は、次の手順で施工される。先ず、前述の外枠3(複数の第1、第2固定片20A,20Bを備えるもの)を用意する一方で、コンクリート基盤22に、外枠設置位置の周囲(所定位置)において、複数の第1、第2アンカー23A,23Bを植設する。次に、外枠3を外枠設置位置に配置し、外枠3の各第1、第2固定片20A,20Bを各第1、第2アンカー23A,23Bにそれぞれ取付ける(図5参照)。この後、外枠3の周囲に床仕上げ材料としてのモルタル27を充填し、床仕上げを行う。この場合、外枠3の開口6を開いた状態でその外枠3の周囲にモルタル27を充填するとしても、外枠3の各外枠構成材9が第1固定片20A等により撓まないことは、前述の通りである。この床仕上げ工程を終えると、外枠3内に蓋体4を嵌挿することが可能となる。
したがって、このような床点検口1においては、外枠3の各外枠構成材9の長手方向中央部がコンクリート基盤22に第1固定片20Aを介して固定されていることから、外枠3の開口6が開かれた状態(蓋体4により閉められていない状態)でその周囲に床仕上げ材料としてのモルタル27が打設され、押圧力が各外枠構成材9の伸び方向内方側部分に作用するとしても、各外枠構成材9が外枠3の内方に向けて撓むことを抑制できる。これにより、外枠3に対する蓋体4の開閉に支障を来すことがなくなり、建築物、構造物の施工中に、外枠3の開口6を開いていても、外枠3に対する蓋体4の開閉に支障を来すという問題は生じなくなる。
また、この床点検口1においては、外枠3の傾斜壁部内面11aの傾斜角度θ1よりも蓋体4の傾斜壁部外面31aの傾斜角度θ2が大きいことから、蓋体4により外枠3の開口6を閉じるとき、蓋体4の傾斜壁部外面31aと外枠3の傾斜壁部内面11aとの間にゴミ等を噛み込んだり、傾斜壁部外面31aと傾斜壁部内面11aとが、蓋体4の外枠3への嵌挿状態に応じて噛み合ったりすることはなくなる。このため、蓋体4を外枠3内に嵌挿するときには、その嵌挿が正規な状態となり、蓋体4の荷重がその蓋体4の環状溝部32を介してパッキング材33に作用し、パッキング材33は確実に圧縮変形される。これにより、蓋体4を外枠3内に嵌挿するときには、外枠3と蓋体4との間のシール性能をいつでも的確に確保できることになり、シール性能が、外枠内への蓋体の嵌挿状態(正規でない状態)に応じて低下することを防止できる。
しかもこの場合、上記パッキング材33の圧縮変形に伴い、蓋体4の底板部30が第2支持部18に当接するまで変位し、パッキング材33には、蓋体4の荷重のうちの所定荷重(設定荷重)が確実に作用する。このため、蓋体4を外枠3内に嵌挿したときには、パッキング材33の圧縮変形を一定として、そのシール性能を、一定の高い状態に維持できる。
さらに、外枠3の傾斜壁部11が傾斜され、その傾斜壁部11がモルタル27により支えられることから、外枠3は、傾斜壁部11を傾斜させない場合(直立の場合)よりも広い面をもってモルタル27により受止められることになり、蓋体4が重量物であっても、その蓋体4を外枠3に的確に支持させることができる(外枠3の脱落防止)。
図10は第2実施形態、図11〜図14は第3実施形態を示す。各実施形態において、前記第1実施形態と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示す第2実施形態は、床下開口5を区画するものとして、コンクリート基盤22に代えて木枠22Bが用いた場合を示している。この第2実施形態においては、木枠22Bに、床下開口5の周囲において複数の第1、第2アンカー23A,23Bが取付けられ、外枠3の各外枠構成材9が、各第1、第2固定片20A,20B、第1、第2アンカー23A,23Bを介して木枠22Bに固定される。この場合、外枠3の第2支持部18及び折曲部19が木枠22Bの上部内側角部40にあてがわれ、木枠22Bに対する外枠3の位置決めのために、第2支持部18及び折曲部19はガイドとして用いられる。これにより、床点検口1の施工を容易にすることができる。この場合も、外枠3の位置決め後、外枠3の周囲にモルタル27が充填されるなど、様々な方法により床面2が形成される。
図11〜図14に示す第3実施形態は、コンクリート基盤22に対する外枠3の取付け方法の変形例を示す。この第3実施形態においても、前記第1実施形態と同様、帯状形状の第1固定片20A及び第2固定片20Bが用いられる(図13参照)。
本実施形態においては、図11に示すように、前記第1、第2実施形態とは異なり、第1固定片20A及び第2固定片20Bの各基端部41が外枠3における第1支持部14の下面にそれぞれ取付けられている。そして、その各基端部41よりも先端部42にかけては、その各基端部41から一定長さの中間部分43が第1支持部14の下方に伸びるように折曲され、その中間部分43を超えた先端側部分44が、外枠3横方向外方に遠のいて伸びるように折曲されている。このため、このような外枠3が設置位置に配置されたときには(モルタル27の充填前には)、図11、図12に示すように、各第1固定片20A及び各第2固定片20Bは、その中間部分43が上下方向に伸び、先端側部分44が、外枠3の横方向外方に向けて、コンクリート基盤22に沿って伸びる。
前記外枠3の設置位置周辺下部(床下開口5の周囲)には、図11に示すように、コンクリート基盤22が配置され、そのコンクリート基盤22には、固定部材としての複数のねじ棒24が植設されている。この複数の各ねじ棒24は、外枠3における各第1固定片20A(各第2固定片20B)の先端部42が固定される対象としての役割を有しており、この複数のねじ棒24としては、部品の共通化を図る観点から、前記第1、第2実施形態に係る第1、第2アンカー23A,23Bのねじ棒24A,24Bが利用されている。このため、外枠3が設置位置に所定状態にあるようにされたときには(図11、図12において、モルタル27の充填前の状態)、その外枠3における各第1固定片20A(各第2固定片20B)の先端部42が各ねじ棒24に至り、その各第1固定片20A(各第2固定片20B)の先端部42における長孔21A内にはその先端開口を介して各ねじ棒24が入ることになる。この状態の下で、各第1固定片20A(各第2固定片20B)の先端部42と各ねじ棒24とが固定されている。この場合、本実施形態において、第1実施形態に係る第1、第2アンカー23A,23B(ねじ棒24A,24B)を利用することに着目し、ねじ棒24にナット25、25を螺合させ、そのナット25、25をもって、各ねじ棒24に対する各第1固定片20A(各第2固定片20B)の固定の補強が図られる。このナット25、25による補強を図るに際しては、各第1固定片20A(各第2固定片20B)の先端部42とねじ棒24とを固定した後、ナット25、25により各第1固定片20A(各第2固定片20B)の先端部42を挟持してもよいし、ナット25、25により各第1固定片20A(各第2固定片20B)の先端部42を挟持した後、その第1、第2固定片20A,20Bの先端部42をねじ棒24に固定してもよい。勿論この場合、ナット25、25を省いてもよい。
上記各第1固定片20A(各第2固定片20B)の先端部42を各ねじ棒24に固定するに先立ち、外枠3の高さ及び姿勢の調整が行われる。具体的に、図13、図14に基づき説明する。
床点検口1が設けられる床下構造は、一般に、床部46に凹部47が形成され、その凹部47の底面47aには、その凹部底面47aよりも縮小された前記床下開口5が形成されている。床部46上面と凹部底面47aとの間には段差48が形成され、凹部底面47aが前記コンクリート基盤22の上面として形成され、そのコンクリート基盤22の上面(凹部底面47a)に、床下開口5の周囲において、前述の如く、複数のねじ棒24が植設されている。
このような床下構造の下で、外枠3の高さ及び姿勢の調整を行うべく、外枠3は、長尺な一対の支持部材49を利用して床下開口5の上方に所定状態で配置される。具体的には、外枠3の上側に、その対向する一組の外枠構成材9を跨ぐようにした状態で長尺な一対の支持部材49を取付けた上で、その各支持部材49を、凹部47を跨ぐように配置する。これにより、各支持部材49の端部を床部46上面上に位置させ、外枠3を床下開口5の上方に所定状態で配置させることができることになる(図14参照)。この場合、長尺な一対の支持部材49が、対向する一組の外枠構成材9を跨いでいるのは、対向する他組の外枠構成材9の場合とは異なり、その一組の各外枠構成材9の両側部に第2固定片20Bが設けられておらず、各支持部材49の配置に支障を与えないからである。
各支持部材49の端部を床部46上面上に位置させるに際しては、各支持部材49の端部と床部46上面との間にくさび部材50が介在される。各くさび部材50は、支持部材49の長手方向内方に向うに従って高さが低くなる斜面50aを有しており、その各くさび部材50を支持部材49の長手方向にスライドさせて、各くさび部材50の斜面50aに対する支持部材49の端部の位置を調整することにより、外枠3の高さ及び姿勢が調整される。この一対の支持部材49及びくさび部材50に基づく外枠3の高さ及び姿勢の調整が行われた上で、前述の各ねじ棒24に対する各第1固定片20A(各第2固定片20B)の先端部42の固定が行われる。これにより、外枠3は、床面に対して高さ及び姿勢の調整が行われたことになり、外枠3から一対の支持部材49が外される。
このように高さ及び姿勢の調整が行われた外枠3の周囲には、図11、図12に示すように、前記第1、第2実施形態同様、床仕上げ材料としてのモルタル27が充填されている(モルタル27は充填後、硬化)。この外枠3の周囲にモルタル27が充填されるときにおいても(モルタル27打設時)、前述同様、押圧力が外枠3に外部から内部に向けて作用することになるが、外枠3における各外枠構成材9の長手方向中央部が、モルタル27の充填前に、各ねじ棒24に固定された各第1固定片20Aを介してコンクリート基盤22に固定されていることから、外枠3の各外枠構成材9が、その両端を固定端として外枠3の内方に撓もうとすることが抑制される。このため、この場合においても、外枠3の開口6を開いた状態でその外枠3の周囲にモルタル27が充填されるとしても、外枠3に対する蓋体4の開閉に支障を来すことはない。
以上実施形態について説明したが本発明にあっては、次の態様を包含する。
(1)外枠3の周囲に、床仕上げ材料としてモルタル27に代えてコンクリートを充填すること。
(2)上述の実施形態に記載したように、各外枠構成材9に第1固定片を設けることが好ましいが、外枠3の角部を形成する2つ又は3つの外枠構成材9(の長手方向中央部)に第1固定片20Aをそれぞれ設けても良い。
(3)外枠3を、第1固定片20Aを介してコンクリート基盤22に固定するに際して、第1固定片20Aをコンクリート基盤22に取付けておき、その第1固定片20Aを外枠3の各外枠構成材9に取付けること。例えば、第1固定片20Aに長孔を形成すると共に外枠3の各外枠構成材9にねじ部を突設し、そのねじ部を第1固定片20Aの長孔に通し、そのねじ部に対してナットを螺合することにより、各外枠構成材9をコンクリート基盤22に固定すること等を行うことができる。
(4)第3実施形態において、各第1固定片20A(各第2固定片20B)の先端部42と各ねじ棒24とを固定するに際して、溶接による固定を用いること。
本発明は、蓋体4側面と外枠3内面との間の上部に弾性シール材33が配置された床点検口1において、そのシール性能が、外枠3内への蓋体4の嵌挿状態によって低下することを防止するために利用できる。
1 床点検口
2 床面
3 外枠
4 蓋体
6 外枠の開口(点検開口)
9 外枠構成材
10 側壁部
11 外枠の傾斜壁部
11a 外枠の傾斜壁部内面(外枠内面の基本面)
14 外枠の第1支持部
14a 外枠の第1支持部上面(第1支持面)
18 外枠の第2支持部
18a 外枠の第2支持部上面(第2支持面)
27 モルタル(床仕上げ材料)
31 蓋体の傾斜壁部
31a 蓋体の傾斜壁部外面(蓋体側面の傾斜面)
32 環状溝部
33 パッキング材(弾性シール材)
34 内側側部
37 環状溝
θ1 外枠の傾斜壁部内面の傾斜角度
θ2 蓋体(内枠)の傾斜壁部外面の傾斜角度

Claims (4)

  1. 床面に設けられて床下に臨む開口を区画する外枠と、該外枠内に着脱可能に嵌挿される蓋体と、が備えられている床点検口において、
    前記外枠の内面に、該外枠の内面の主体をなして、上方に向かうに従って対向面間隔が拡がるように傾斜される基本面と、該基本面の上端から該外枠の外方に向けて張り出す第1支持面と、が備えられ、
    前記蓋体の側面に、前記外枠の基本面に対向しつつ下方に向かうに従って該外枠の基本面との間隔が拡がるように傾斜される傾斜面と、該傾斜面の上部に該蓋体の拡張方向に張り出すように設けられて前記外枠の前記第1支持面に対向する上部外周縁部と、が備えられ、
    前記蓋体の該上部外周縁部に弾性シール材が保持されている、
    ことを特徴とする床点検口。
  2. 請求項1において、
    前記外枠の内面に、該外枠の基本面の下端から該外枠の内方に向けて張り出す第2支持面が備えられ、
    前記第1支持面と前記蓋体の上部外周縁部とにより前記弾性シール材が弾性変形され、
    前記蓋体の下面が、前記外枠の第2支持面に当接するように形成されている、
    ことを特徴とする床点検口。
  3. 請求項1又は2において、
    前記蓋体の上部外周縁部が、前記傾斜面の上端から上方に起立する内側側部と、該内側側部の上端から前記蓋体の拡張方向に水平方向に張り出す張り出し部と、該張り出し部の張り出し端から下方に垂下する外側側部とにより、下方に開口した溝形状に形成され、
    前記上部外周縁部の溝形状内に前記弾性シール材が収納保持されている、
    ことを特徴とする床点検口。
  4. 請求項3において、
    前記蓋体は、該蓋体が前記外枠内に嵌挿されたとき、該蓋体における傾斜面と内側側部とがなす角部が、該外枠における第1支持面よりも下方に位置されるように形成されている、
    ことを特徴とする床点検口。
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