JP6546650B2 - 床用目地装置 - Google Patents

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本発明は目地部を介して設けられた躯体の間の目地部を塞ぐ床用目地装置に関する。
従来、複数個の目地プレートを用いて床面間の目地部を塞ぐ床用目地装置としては、「左右の躯体の目地部側に取付けられた左右の取付具と、該左右の取付具に上部の複数個の枢支部が同一面となるとともに、水平方向に回動可能に取り付けられた少なくとも2個以上の伸縮支持リンク機構と、前記左右の躯体の目地部側の部位に取り付けられ、傾斜面を有する一対の固定目地プレートと、前記少なくとも2個以上の伸縮支持リンク機構に取付けられたガイド筒と、該ガイド筒に挿入される軸を有する支持バーと、該支持バーに取り付けられ、前記固定目地プレートの傾斜面と重なり合う傾斜面を有する可動目地プレートと、前記固定目地プレートと可動目地プレートの重なりあう部位の底面側にそれぞれ設けられ、地震により左右の躯体が広がる方向に揺れ動いた際に前記固定目地プレートと可動目地プレート間に生じた隙間を塞ぐことができる補助目地プレートとから構成され、
前記補助目地プレートの底面には支持バーが固定されており、該支持バーの軸を前記伸縮支持リンク機構に取付けられたガイド筒に挿入することによって取り付けられていることを特徴とする床用目地装置」が知られている(例えば特許文献1)。
しかし、上記床用目地装置は、目地プレートにかかる荷重を伸縮リンク機構で受けているため、例えば大きな荷重がかかった場合に、伸縮リンク機構が変形する可能性があるので、頑丈で大きな伸縮リンク機構を用いる必要があった。しかしながら、普通一般に目地部の下部には電線等の設置スペースを確保する必要があるために、大きな伸縮リンク機構を設けることが難しいという問題点があった。
特許第6238916号公報
本発明は以上のような従来の問題点に鑑み、伸縮リンク機構等が目地プレートにかかる荷重によって容易に破損・変形することなく受けることができる床用目地装置を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明の床用目地装置は、 対向する躯体間の目地部を塞ぐ床用目地装置であって、前記対向する躯体の一方の躯体の目地部側壁面に設けられた床状支持部と、前記対向する躯体の間にそれぞれ連結部材を介して設けられた伸縮リンク機構と、この伸縮リンク機構の枢支部に設けられたガイド部材と、該ガイド部材に上下方向に移動可能に設けられた目地プレート支持具と、該目地プレート支持具の上端部に設けられ、かつ、前記目地部を塞ぐ複数個の目地プレートとで構成され、少なくとも通常時に床状支持部の上方に位置する目地プレート支持具の下端部にはそれぞれ滑動部材が設けられ、通常時に床状支持部の上方に位置する目地プレートは、この滑動部材を介して前記床状支持部に支持されていることを特徴とする。
また、前記目地プレートは、一方の目地プレートと、該一方の目地プレートに接続する(隣り合う)他方の目地プレートとで構成され、地震によって目地部が狭くなるように対向する躯体が揺れ動いた際に、一方の目地プレートが他方の目地プレートに対して上方へせり上がり、これにより地震による揺れ動きを吸収することを特徴とする。
前記目地プレートは、1対の端部目地プレートと、これらの端部目地プレートと接続する中間目地プレートとで構成され、地震によって目地部が狭くなるように対向する躯体が揺れ動いた際に、前記中間目地プレートが前記端部目地プレートに対して上方へせり上がり、これにより地震による揺れ動きを吸収することを特徴とする。
前記目地プレートは、1対の端部目地プレートと、中央目地プレートと、前記1対の端部目地プレートと前記中央目地プレートの間に接続状態で設けられた1対の中間目地プレートとで構成され、地震によって目地部が狭くなるように対向する躯体が揺れ動いた際に、前記1対の中間目地プレートが端部目地プレート及び中央目地プレートに対して上方へせり上がり、これにより地震による揺れ動きを吸収することを特徴とする。
前記隣り合う目地プレートの端部の底面側には、補助目地プレートを設けたことを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1に記載の発明においては、少なくとも目地プレートの一部(目地プレートの一部又は目地プレートの一枚)は、床状支持部(例えばスラブ等)に支持される。
したがって、伸縮リンク機構にかかる荷重を減らすことができるので、伸縮リンク機構の変形や破損を防止することができる。
それ故に、従来のごとく大きな伸縮リンク機構を用いなくてもすむ。
(2)請求項2乃至請求項4に記載の各発明についても、前記(1)と同様な効果が得られるとともに、合理的手段により、地震の揺れ動きを吸収することができる。
(3)請求項5に記載の各発明においても、前記(1)〜(2)と同様な効果が得られるとともに、地震によって目地部が広くなった場合に、補助目地プレートによって目地部の開口を塞ぐことができる。
図1乃至図6は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図7乃至図11は本発明の第2の実施形態を示す説明図である。
図12乃至図16は本発明の第3の実施形態を示す説明図である。
図17乃至図21は本発明の第4の実施形態を示す説明図である。
第1の実施形態の床用目地装置の平面図。 図1の2−2線に沿う断面図。 端部目地プレートの説明図。 中間目地プレートの説明図。 地震で目地部が狭くなった動作説明図。 地震で目地部が広くなった動作説明図。 第2の実施形態の床用目地装置の平面図。 図7の8−8線に沿う断面図。 目地プレートの説明図。(a)一方の目地プレート、(b)他方の目地プレート 地震で目地部が狭くなった動作説明図。 地震で目地部が広くなった動作説明図。 第3の実施形態の床用目地装置の平面図。 図12の13−13線に沿う断面図。 中央目地プレートの説明図。 地震で目地部が狭くなった動作説明図。 地震で目地部が広くなった動作説明図。 第4の実施形態の床用目地装置の平面図。 図17の18−18線に沿う断面図。 目地プレートの説明図。 地震で目地部が狭くなった動作説明図。 地震で目地部が広くなった動作説明図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図6に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は目地部2を介して設けられた一方の躯体3と他方の躯体4間に設置された床用目地装置である。
なお、左右方向とは図1における左右方向であり、前後方向とは図1における上下方向をいい、上下方向とは図2における上下方向をいう。
また、本発明において躯体とは、建物、道路、スラブ、エレベーターシャフト等の目地プレートを設置可能な建造物をいい、出入口とはドアや扉の設けられた出入口だけではなく、人や車両等が通行できる通路も含むものである。
この床用目地装置1は、図1及び図2に示すように、一方の躯体3の目地部側壁面3aの下方(例えば下部)に形成されたスラブ等の床状支持部5と、前記対向する躯体3、4(本実施形態では左右の躯体)間にそれぞれ1対の連結部材6を介して設けられた複数の伸縮リンク機構7と、これらの伸縮リンク機構7の枢支部8にそれぞれ設けられた複数のガイド部材9と、これらのガイド部材9に上下方向に移動可能に設けられた複数の目地プレート支持具10と、該目地プレート支持具10の上端部にそれぞれ設けられ、前記目地部2を塞ぐ複数個の目地プレート11、本実施形態では端部目地プレート11a及び中間目地プレート11bと、この目地プレート11のうち、この隣り合う目地プレート11の端部の底面側にそれぞれ設けられた補助目地プレート12とで構成されている。
床状支持部5は、本実施形態では、一方の躯体3の目地部側壁面3aから対向する他方の躯体4の方向に略水平状に突出するように形成されている。この床状支持部5の突出端部5aと他方の躯体4の目地部側壁面4aの距離は、左右の躯体3、4が地震によって揺れ動く、揺れ動き幅よりも広く設定されている。
この床状支持部5の突出端部の上面側には、傾斜面13が形成されている。この傾斜面13を設けることにより、地震によって目地部2が広くなるように左右の躯体が揺れ動き、一時的に床状支持部5の上面に位置しなくなった目地プレート支持具10が通常状態に戻る際に、床状支持部5の側面に目地プレート支持具10が衝突しないでスムーズに復帰することができる。
なお、前記床状支持部5の突出端部5aの角部は傾斜面13でなく、角部を弧状や緩やかな段差状に形成してもよい。
接続部材6は、本実施形態では、対向する躯体3、4の目地部側壁面3a、4aに固定された筒状の固定部材6aと、この固定部材6aに挿入される軸部を有する可動部材6bと、この可動部材6bに設けられた取付部6cとで構成されている。この取付部6cに伸縮リンク機構7の両端部が枢支状態で取り付けられる。
このように取り付けることで伸縮リンク機構7は前後方向及び上下方向に回動可能となっている。すなわち、左右の躯体3、4が地震によって異なる前後方向に揺れ動いた場合や、左右の躯体3、4のいずれか一方が不等沈下した場合等でも、伸縮リンク機構7は、その動きに追従することができる。
なお、不等沈下等の上下方向の変位を想定しなくてよい場合には、接続部材6としてヒンジ部材等を用いることもできる。付言すると、接続部材6aを目地部側壁面3a、4aに直接又は間接的に取付けてもよい。
伸縮リンク機構7は、パンタグラフ状のリンク機構で、本実施形態では複数の枢支部8を有しており、この枢支部8には、それぞれ筒状のガイド部材9が設けられている。
ガイド部材9は、本実施形態では透孔を有する角柱状の部材で、伸縮リンク機構7の枢支部8付近にそれぞれ設けられている。このガイド部材9の透孔には、軸状の目地プレート支持具10が挿入される。
このガイド部材9は、例えば枢支部8に設けられている枢支ピンで枢支状態に設けてもよいし、枢支部8付近の表面に溶接等で設けてもよい。枢支状態で設ける場合には、略垂直方向に少なくとも2個ガイド部材9を設けることが望ましい。このようにガイド部材9を配置することにより、目地プレート支持具10を挿入した際に、上下2個のガイド部材9がお互いに拘束し合いながら枢支ピンを支点に回動するのを防止することができる。
目地プレート支持具10は、本実施形態では棒状の部材で、前記ガイド部材9に挿入された状態で設けられる。この目地プレート支持具10の下端部には、床状支持部5の上面をスムーズに移動できるように、ローラー、ベアリング等の滑動部材14が設けられている。
なお、本実施形態においては、通常時に床状支持部5の上方に位置する目地プレート支持具10にのみ滑動部材14を設けているが、通常時において床状支持部5の上面に位置しない目地プレート支持具10にも滑動部材14を設けてもよい。
目地プレート支持具10の上面は本実施形態では前後方向に延在する板状の目地プレート支持部15を備えており、この目地プレート支持部15にビス等(図示せず)で目地プレート11が固定される。この目地プレート支持部15は必ずしも設けなくてもよく、目地プレート支持具10の上端部に目地プレート11や補助目地プレート12を直接固定してもよい。
ところで、本実施形態では目地プレート支持部15を板状に形成しているが、バー状、角パイプ状等の形状にしてもよい。
目地プレート支持具10には、フランジ状のストッパー16が設けられており、このストッパー16により、目地プレート支持具10がガイド部材9から脱落することを防止するとともに、目地プレート支持具10が下方へ大きく変位し、それに伴う目地プレート11の下方への変位を防止している。
また、床状支持部5の上方に位置しない他方の躯体4側の端部目地プレート11aは、このストッパー16がガイド部材9に乗った状態となり、これにより伸縮リンク機構7により支持される。
さらに付言すると、常時床状支持部5の上面に位置する目地プレート支持具10にはストッパー16を設けなくてもよい。本実施形態では、一方の躯体3側の端部目地プレート11aを支持する目地プレート支持具10にはストッパー16を設けていない。
目地プレート11は、本実施形態では1対の端部目地プレート11a及び中間目地プレート11bが用いられており、この3枚で躯体間の目地部2を塞いでいる。本実施形態では、通常時(図1や図2の状態)において、一方の躯体3側の端部目地プレート11a及び中間目地プレート11bは、床状支持部5に支持された状態となっており、他方の躯体4側の端部目地プレート11aは、伸縮リンク機構7に支持された状態となっている。この他方の躯体4側の端部目地プレート11aは、具体的には、前記ストッパー16がガイド部材9の上面に当接することにより、伸縮リンク機構7に支持される。
また、一方の躯体3側の端部目地プレート11a及び中間目地プレート11bを支持している目地プレート支持具10のストッパー16は、ガイド部材9と僅かな隙間を有しているか、略当接しているだけの状態で、ガイド部材9に荷重がかからない状態となるように設けられている。
端部目地プレート11aは、本実施形態では、例えば図3に示すように、平面視四角形状の金属板で、その突出端部側に押し上げ傾斜面17が形成されている。
中間目地プレート11bは、本実施形態では、例えば図4に示すように、平面視四角形状の金属板で、その左右方向の端部に乗り上げ傾斜面18が形成されている。地震によって目地部2が狭くなるように左右の躯体3、4が揺れ動いた場合に、この乗り上げ傾斜面18が1対の端部目地プレート11aの押し上げ傾斜面18に押し上げられ、中間目地プレート11bが左右の端部目地プレート11aの上面に乗り上げて地震による揺れ動きを吸収することができる。
なお、端部目地プレート11aや中間目地プレート11bは、本実施形態では金属板を用いているが、例えば樹脂製や木製の目地プレートを用いてもよく、必ずしも金属製のものを用いなくてもよい。
また、浅皿状の目地プレートにモルタル等の充填部材を充填した目地プレートを用いてもよい。
補助目地プレート13は、板状の部材で、一方の躯体3側の端部目地プレート11aの突出端部と中間目地プレート11bの一端部との当接部位の底面及び他方の躯体4側の端部目地プレート11aの突出端部と中間目地プレート11bの他端部との当接部位の底面に設けられている。
この補助目地プレート12は、目地プレート11と同様に、伸縮リンク機構7の枢支部8に設けられたガイド部材9に挿入された目地プレート支持具10によって設けられている。この、補助目地プレート12を支持する目地プレート支持具10の下端部にも滑動部材14を設けることが望ましい。
地震で左右の躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が狭くなると、図5に示すように、伸縮リンク機構7が縮み、中間目地プレート11bは、1対の端部目地プレート11aの押し上げ傾斜面17に押し上げられ、左右の端部目地プレート11aの上面に乗り上げて地震による揺れ動きを吸収する。
地震で躯体3、4が左右方向に揺れ動き目地部2が広くなると、図5に示すように、伸縮リンク機構6が左右方向に伸びるとともに、1対の端部目地プレート11a及び中間目地プレート11bが離間して揺れ動きを吸収する。
この時端部目地プレート11aと中間目地プレート11bの間に隙間が生じるが、この部位には補助目地プレート13が設けられているため、目地部2が開口することなく地震による揺れ動きを吸収することができる。
また、中間目地プレート11bの目地プレート支持具10は、床状支持部5の上面から離れるが、ストッパー16がガイド部材9の上面に当接することにより、伸縮リンク機構7に支持される。
地震による揺れ動きが収まると、元の状態(通常状態)に自動的に戻る。この時、中間目地プレート11bの目地プレート支持具10は、その下端部が床状支持部5の上面よりも若干下方に位置していたとしても、床状支持部5に形成した傾斜面13により、床状支持部5の上面にスムーズに移動し、元の状態(通常状態)に自動的に戻る。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図7乃至図21に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図7乃至図11に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、押し上げ傾斜面17を形成した一方の目地プレート11c及び乗り上げ傾斜面18を形成した他方の目地プレート11dの2枚の目地プレート11を用いて目地部2を塞いだ点で、このような床用目地装置1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
本実施形態では、目地部が狭くなるように揺れ動いた際には、他方の目地プレート11dが一方の目地プレート11cに乗り上げ、揺れ動きを吸収する。
なお、本実施形態では、一方の目地プレート11cは一方の躯体側の目地プレート支持具10に固定されており、その隣の目地プレート支持具10は、単に一方の目地プレート11cの底面を支持しているだけで固定されていない。
また、他方の目地プレート11dも他方の躯体4側の目地プレート支持具10にのみ固定されている。
図12乃至図16に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、1対の端部目地プレート11a、1対の中間目地プレート11b及び左右の端部に押し上げ傾斜面17を形成した中央目地プレート11eの5枚の目地プレート11を用いて目地部2を塞いだ点で、このような床用目地装置1Bにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
図17乃至図21に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、補助目地プレート13を用いずに、略クランク状で、隣り合うプレートとその一部が重なり合う目地プレート11Aを用いた点で、このような床用目地装置1Cにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様の作用効果を得ることができる。
この目地プレート11Aは、本実施形態ではクランク状に形成しているが、例えば、平板状、アングル状等の形状にしてもよく、取付部がコ字状となるようなクランク形状としてもよい。
なお、本発明の実施形態では、目地プレート支持具の下端部に滑動部材を設けて目地プレート支持具の下端部を床状支持部に当接させて一部の目地プレートを床状支持部で支持しているが、目地プレート支持具とは別個に目地プレートや補助目地プレートの底面に支持バー等を固定し、この支持バーの下端部を床状支持部に当接させて目地プレートを床状支持部で支持してもよい。
以上のとおりであるから、本発明の床用目地装置は、対向する躯体間の目地部を塞ぐ床用目地装置であって、前記対向する躯体の一方の躯体の目地部側壁面に設けられた床状支持部と、前記対向する躯体の間にそれぞれ連結部材を介して設けられた伸縮リンク機構と、この伸縮リンク機構の枢支部に設けられたガイド部材と、該ガイド部材に上下方向に移動可能に設けられた目地プレート支持具と、該目地プレート支持具の上端部に設けられ、かつ、前記目地部を塞ぐ複数個の目地プレートとで構成され、少なくとも前記目地プレートの一部は前記床状支持部に支持されることを特徴とする。
本発明は床用目地装置を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C:床用目地装置、2:目地部、
3:一方の躯体、 4:他方の躯体、
5:床状支持部、 6:連結部材、
7:伸縮リンク機構、 8:枢支部、
9:ガイド部材、 10:目地プレート支持具、
11、11A:目地プレート、 12:補助目地プレート、
13:傾斜面、 14:滑動部材、
15:目地プレート支持部、 16:ストッパー、
17:押し上げ傾斜面、 18:乗り上げ傾斜面。

Claims (5)

  1. 対向する躯体間の目地部を塞ぐ床用目地装置であって、前記対向する躯体の一方の躯体の目地部側壁面に設けられた床状支持部と、前記対向する躯体の間にそれぞれ連結部材を介して設けられた伸縮リンク機構と、この伸縮リンク機構の枢支部に設けられたガイド部材と、該ガイド部材に上下方向に移動可能に設けられた目地プレート支持具と、該目地プレート支持具の上端部に設けられ、かつ、前記目地部を塞ぐ複数個の目地プレートとで構成され、
    少なくとも通常時に床状支持部の上方に位置する目地プレート支持具の下端部にはそれぞれ滑動部材が設けられ、通常時に床状支持部の上方に位置する目地プレートは、この滑動部材を介して前記床状支持部に支持されている床用目地装置。
  2. 前記目地プレートは、一方の目地プレートと他方の目地プレートとで構成され、地震によって目地部が狭くなるように対向する躯体が揺れ動いた際に、一方の目地プレートが上方へせり上がり、これにより地震による揺れ動きを吸収することを特徴とする請求項1に記載の床用目地装置。
  3. 前記目地プレートは、1対の端部目地プレートと、中間目地プレートとで構成され、地震によって目地部が狭くなるように対向する躯体が揺れ動いた際に、前記中間目地プレートが上方へせり上がり、これにより地震による揺れ動きを吸収することを特徴とする請求項1に記載の床用目地装置。
  4. 前記目地プレートは、1対の端部目地プレートと、中央目地プレートと、前記1対の端部目地プレートと前記中央目地プレートの間に設けられた1対の中間目地プレートとで構成され、地震によって目地部が狭くなるように対向する躯体が揺れ動いた際に、前記1対の中間目地プレートが上方へせり上がり、これにより地震による揺れ動きを吸収することを特徴とする請求項1に記載の床用目地装置。
  5. 隣り合う目地プレートの端部の底面側には、補助目地プレートを設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の床用目地装置。
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