JP2021130534A - エレベーター制御装置及びエレベーター制御方法 - Google Patents

エレベーター制御装置及びエレベーター制御方法 Download PDF

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達志 藪内
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Abstract

【課題】エレベーターにおいて、全体を制御する号機制御部と各階の端末制御部との通信のための構成を複雑化することなく、信頼性が確保できるようにする。【解決手段】自系統の号機の制御を行う号機制御部101aと、利用者または荷物を乗せるカゴ部103aと、号機制御部の制御に基づいてカゴ部を上下移動させる巻き上げ制御部102aと、カゴ部が上下移動する各階に設置される複数の端末制御部105a−1〜105a−4とを備える。ここで、号機制御部101aと複数の端末制御部105a−1〜105a−4とを接続する通信経路として、複数の端末制御部105a−1〜105a−4を順に接続したループ状の通信経路を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベーター制御装置及びエレベーター制御方法に関する。
近年の産業機械に用いられる制御装置は、制御対象間を1:1の通信経路で接続する形態をとることがある。これにより制御対象間を1:Nの通信経路で接続する形態と比べて、通信経路に接続される機器が必ず1つであるため、制御対象間の配線量の低減や通信のノイズも少なくなり、通信速度の向上が期待できる。
産業機械の一つであるエレベーターを例にとると、エレベーターは、乗りカゴの運行を制御する号機制御部、カゴを上下させる巻き上げ制御部、カゴ内の制御を行うカゴ制御部、エレベーターホールに設置される機器を制御する端末制御部で構成される。エレベーターホールに設置される機器としては、カゴを呼び出す操作を行うホールボタンや、カゴの到着を表示する表示器等がある。
これらのエレベーターを構成する各機器を1:1の通信経路で接続する場合、エレベーターホールに設置される端末制御部は、ビルの各階床毎に設置されるため、端末制御部は数珠つなぎに接続される。
このように制御対象を1:1の通信経路で接続する形態は、数珠つなぎに接続することで制御対象を拡張していくことになる。数珠つなぎに複数の機器を接続した場合、一つの制御対象の故障、もしくは通信経路が遮断された際には、それ以降の通信が出来なくなり、システム全体に影響を及ぼす。例えばエレベーターの場合、特定の階のホールボタンを制御する端末制御部が通信できない状況になると、その端末制御部を経由して通信を行う、別の階の端末制御部でも通信ができない状況になってしまう。
エレベーターなどに代表される産業機械は、信頼性を確保することが必須であり、エレベーターシステムが備える各機器の通信機能についても信頼性を確保する必要がある。
特許文献1には、制御装置と通信相手との間の通信経路を二重化して、信頼性を確保する技術が記載されている。
特開平10−198618号公報
通信機器の分野では、特許文献1に記載されるように、信頼性を確保するために、通信経路を二重化することは、従来から知られている。
しかしながら、通信経路を二重化する技術をエレベーターに適用した場合、設置する建物の階数が多いと、各階に設置される端末制御部の数が多く必要であり、二重化する通信経路が非常に多くなって、システム構成が複雑化する問題がある。
エレベーターにおいては、端末制御部の通信経路が複雑化するのを防ぎつつ、信頼性が確保できるようにすることが望まれている。
本発明は、通信のための構成を複雑化することなく、信頼性が確保できるエレベーター制御装置及びエレベーター制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、自系統の号機の制御を行う号機制御部と、利用者または荷物を乗せるカゴ部と、号機制御部の制御に基づいてカゴ部を上下移動させる巻き上げ制御部と、カゴ部が上下移動する各階に設置される複数の端末制御部とを備えるエレベーター制御装置であって、号機制御部と複数の端末制御部とを接続する通信経路として、複数の端末制御部を順に接続したループ状の通信経路を有する。
本発明によれば、号機制御部と各階の端末制御部とが実質的に複数の経路で接続されることになり、通信異常が発生した際にも、極力、端末制御部が通信できる状態に維持され、ユーザの不快感と配車効率の低減を最小限に抑えることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施の形態例によるエレベーター制御装置が設置されたエレベーター全体の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例による号機制御部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例による号機制御部のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例による端末制御部の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態例による通信パケットの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態例による表示状態の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態例による各号機の正常・異常の詳細の表示状態の例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態例による端末通信状態パケットの生成処理を説明する図である。 本発明の第1の実施の形態例による端末通信状態パケットの生成処理を説明する図(1台が異常時の例)である。 本発明の第1の実施の形態例による端末通信状態パケットの生成処理を説明する図(2台が異常時の例1)である。 本発明の第1の実施の形態例による端末通信状態パケットの生成処理を説明する図(2台が異常時の例2)である。 本発明の第1の実施の形態例による運転モード設定処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例による通常運転時の処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例による縮退運転時の処理を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態例による端末制御部の処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態例によるエレベーター制御装置が設置されたエレベーター全体の概略構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態例によるエレベーター制御装置が設置されたエレベーター全体の概略構成を示すブロック図である。
<第1の実施の形態例>
以下、本発明の第1の実施の形態例を、図1〜図15を参照して説明する。
[全体構成]
図1は、第1の実施の形態例のエレベーター制御装置が設置されたエレベーターシステム全体の概略構成を示す。
図1に示すエレベーターシステムは、第1号機と第2号機の2台のエレベーターを備える。図1では、第1号機のエレベーターの構成要素には、符号に「a」を付与し、第2号機のエレベーターの構成要素には、符号に「b」を付与して区別する。但し、以下の説明では、号機を特定しない場合には、「a」、「b」を付けない符号で説明する。
第1号機のエレベーターの構成と第2号機のエレベーターの構成は基本的には同じであり、構成を説明する際には第1号機を説明し、第2号機のエレベーターの構成についての説明は一部を省略する。
また、図1では、各号機は1階から4階までを昇降するエレベーターとして示すが、エレベーターが昇降する階数は一例である。
第1号機のエレベーターは、第1号機制御部101aと、巻き上げ制御部102aと、カゴ部103aと、ロープ104aと、各階の端末制御部105a−1〜105a−4と、各階のホールボタン106a−1〜106a−4とを備える。
同様に、第2号機のエレベーターは、第2号機制御部101bと、巻き上げ制御部102bと、カゴ部103bと、ロープ104bと、各階の端末制御部105b−1〜105b−4と、各階のホールボタン106b−1〜106b−4とを備える。
なお、図1において、各階の端末制御部105a−1〜105a−4,105b−1〜105b−4にカッコ書きで、号機と階を示す。例えば、第1号機の1階の端末制御部105a−1は、図1に(1−1F)と示す。
第1号機制御部101aは、カゴ部103aからの情報や端末制御部105a−1〜105a−4の情報に基づいて、カゴ部103aの配車割り当てを行い、巻き上げ制御部102aにカゴ配車階までの動作指令を出力する制御を行う。
巻き上げ制御部102aは、第1号機制御部101aの指令に従い、カゴ部103aを上下させる制御部である。
カゴ部103aは、利用者または荷物を搭載するカゴ内に設置された行先階ボタンや開閉ボタンなどの機器のデータを、第1号機制御部101aへ送信する処理を行う。また、カゴ部103aは、第1号機制御部101aから送信されたデータを、階床表示部等のカゴ内に設置された機器に送信する処理を行う。
ロープ104aは、巻き上げ制御部102aとカゴ部103aを接続する。このロープ104aを巻き上げ制御部102aで巻き上げることで、カゴ部103aが上下移動する。
各階に設置された端末制御部105a−1〜105a−4は、ホールに設置されたホールボタン106a−1〜106a−4のデータを、号機制御部101へ送信する処理を行う。また、端末制御部105a−1〜105a−4は、第1号機制御部105aから送信されたデータをホールに設置された表示器(不図示)等へ送信する処理を行う。
ホールボタン106a−1〜106a−4は、各階のエレベーター乗場であるホールに設置され、エレベーターホールからカゴ部103aを呼び出すためにユーザが押す上下のボタンである。
各階の端末制御部105a−1〜105a−4は、通信経路107a,108aを使用して、第1号機制御部101aと双方向に通信可能に順に接続されている。
すなわち、第1号機制御部101aは、通信経路107aにより、第1号機の4階の端末制御部105a−4と通信可能に接続されている。
また、第1号機の4台の端末制御部105a−1,105a−2,105a−3,105a−4は、それぞれ通信経路108aにより順に接続されている。
第2号機についても説明すると、第2号機制御部101bは、通信経路107bにより、第2号機の4階の端末制御部105b−4と通信可能に接続されている。
また、第2号機の4台の端末制御部105b−1,105b−2,105b−3,105b−4は、それぞれ通信経路108bにより順に接続されている。
このように通信経路107a,107b,108a,108bを設けたことで、各号機制御部101a,101bを上流とし、末端の端末制御部105a−1,105b−1を下流とすると、上流から送信されたデータを下流に送信し、下流から送信されたデータを上流に送信する通信経路が構成される。
そして、本実施の形態例の場合には、第1号機の末端の端末制御部105a−1と、第2号機の末端の端末制御部105b−1とを接続する通信経路109を設けている。この通信経路109は、通信の二重化を実現するために設けた通信経路である。
通信を二重化する際には、従来から知られた一般的な方法では、端末制御部105a−1〜105a−4間の通信経路108aを二重化する方法が考えられる。これに対して、本実施の形態例では、図1に示すように、末端の端末制御部105a−1,105b−1間という、物理的な距離が近い機器を通信経路109で接続して二重化することで、システム全体として配線量の低減が可能となる。
また、1階に設置された端末制御部105a−1,105b−1間で二重化することで、配線作業者がアクセスしやすいため、作業性の向上も可能になる。
なお、図1に示すように通信経路109が、第1号機の末端の端末制御部105a−1と、第2号機の末端の端末制御部105b−1とを接続するのは一例であり、その他の箇所で接続してもよい。すなわち、通信経路109は、第1号機の端末制御部105a−1〜105a−4の任意のいずれか1台と、第2号機の端末制御部105b−1〜105b−4の任意のいずれか1台とを、接続すればよい。
図1に示すその他の通信経路についても説明すると、通信経路110aは、第1号機制御部101aとカゴ部103aとの間の通信経路である。通信経路111aは、第1号機制御部101aと巻き上げ制御部102aの通信経路である。
通信経路112は、第1号機制御部101aと第2号機制御部101bとの間の通信経路である。この通信経路112を使って、各端末制御部105a−1〜105a−4,105b−1〜105b−4の情報や、通信状況の情報等を送受信することで、配車の効率化や保守性の向上が可能となる。
以上説明したように、本実施の形態例では、通信経路109を用いて、第1号機の端末制御部105a−1を、別系統である第2号機制御部101bで制御される端末制御部105b−1に接続して、通信経路をリング状にすることで、通信経路が二重化される。例えば、端末制御部105a−1〜105a−4のいずれか一か所に故障が発生した際にも、通信経路を迂回して制御できる。これにより、通信異常が発生した際にもカゴの配車が可能となる。また、二か所以上の故障の際にも、故障範囲は特定可能である。故障個所や範囲の特定方法の例は、図8〜図11を後述する。
[号機制御部の構成]
図2は、第1号機制御部101aの機能から見た構成を示す。以下の説明では、第1号機制御部101aの構成を説明するが、第2号機制御部101bについても、第1号機制御部101aと同様の構成であり、説明と図示を省略する。
第1号機制御部101aは、ホール間送受信部201と、カゴ間送受信部202と、巻き上げ機送受信部203と、号機間送受信部204と、端末通信状態格納部205と、呼び情報格納部206と、カゴ情報格納部207とを有する。また、第1号機制御部101aは、通信状態/ルート生成部208と、ホール制御指令生成部209と、カゴ配車指令生成部210と、通信マップ作成部211と、モード設定部212と、表示部213とを有する。
ホール間送受信部201は、端末制御部105a−1〜105a−4との送受信を行う処理部であり、端末通信状態パケット、端末ルート設定パケット、及び各種ホール制御情報が送信される。また、ホール間送受信部201は、端末通信状態パケットの返信や制御情報(ホールボタンの呼び情報等)を受信する。
カゴ間送受信部202は、カゴ部103aとの送受信を行う処理部であり、カゴ内機器の制御指令をカゴ部103aに送信し、カゴ部103aからカゴ内機器の情報を受信する。
巻き上げ機送受信部203は、巻き上げ制御部102aとの送受信を行う処理部であり、巻き上げ制御部102aに配車階への巻き上げ指令を送信し、巻き上げ制御部102aからの巻き上げ情報を受信する。第1号機制御部101aは、この巻き上げ情報を用いて巻き上げ部の異常検知等を行う。
号機間送受信部204は、別系統の号機制御部101bとの送受信を行う処理部であり、別系統の号機制御部101bで制御される各端末制御部105b−1〜105b−4の情報を送受信する。
端末通信状態格納部205は、各端末制御部105a−1〜105a−4から返信された端末通信状態パケットを格納する。
呼び情報格納部206は、各端末制御部105a−1〜105a−4の呼び情報を格納する。
カゴ情報格納部207は、カゴ部103内の機器情報や行先階指令情報等を格納する。
通信状態/ルート生成部208は、各端末制御部105a−1〜105a−4の通信状態をチェックするために、端末通信状態パケットを生成する。第1号機制御部101aは、端末通信状態パケットを各端末制御部105a−1〜105a−4にブロードキャストし、各端末制御部105a−1〜105a−4で受信パケットに値を付加し返信することで、各端末制御部105a−1〜105a−4の通信状態を確認する。
また、通信状態/ルート生成部208は、各端末制御部105a−1〜105a−4の通信経路を有効/無効にする端末ルート設定パケットを生成する。第1号機制御部101aは、この端末ルート設定パケットを各端末制御部105a−1〜105a−4にブロードキャストし、各端末制御部105a−1〜105a−4で端末ルート設定パケットを参照し、各端末制御部105a−1〜105a−4の第2送受信部302(図4)を有効もしくは無効にする。
ホール制御指令生成部209は、呼び情報格納部206に格納された各端末制御部105a−1〜105a−4の情報や、カゴ情報格納部207に格納されたカゴの情報から、ホール制御指令を生成する制御部である。例えば、ホール制御指令生成部209は、ホールボタンが押された際にボタンを光らせたり、カゴ部103が到着した際にホールに設置されたランタンを光らせたりする等の処理を行う。
カゴ配車指令生成部210は、呼び情報格納部206に格納された各端末制御部105a−1〜105a−4や、カゴ情報格納部207に格納されたカゴ部103aの情報から、カゴ部103aの最適な配車指令を生成する処理部である。
通信マップ作成部211は、端末通信状態格納部205に格納された端末通信状態パケットから、端末制御部の通信マップを生成する処理を行う。
モード設定部212は、通信マップ作成部211で生成された通信マップに基づいて、カゴ配車指令のモードを切り替える処理部である。モードは大きく分けて、通常モードと、縮退モードとに分類される。通常モードは、通信が正常時のモードである。縮退モードは、第1号機制御部101aと各端末制御部105a−1〜105a−4との通信が、1箇所以上異常な場合のモードである。
本実施の形態例では、縮退モードの際には、通信マップで作成した通信異常範囲と、カゴ情報、呼び情報である配車指令を用いてエレベーターの運転方法を変えることで、縮退運転時でもユーザの不快感と配車効率の低減を最小限に抑える処理を行う。具体的な運転方法の詳細は後述する。
表示部213は、モード設定部212で切り替えられたモード情報や、通信マップ作成部211で作成された通信異常範囲を表示する。この情報をビル管理者や保守員に提示することで、素早く異常に対して対処可能となり保守性が向上する。
なお、図1に示すように複数の号機が設置された構成の場合、表示部213は、複数の号機で共用化してもよい。
[制御部のハードウェア構成例]
各号機制御部101a,101bは、例えばコンピュータ装置とその周辺機器で構成される。
図3は、第1号機制御部101aをコンピュータ装置で構成した場合のハードウェア構成例を示す。
第1号機制御部101aとして機能するコンピュータ装置は、バスにそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理ユニット)221と、ROM(Read Only Memory)222と、RAM(Random Access Memory)223を備える。さらに、コンピュータ装置は、不揮発性ストレージ224と、ネットワークインタフェース225と、入力装置226と、表示部213を備える。
CPU221は、エレベーターを制御するための演算処理や認証処理を実行するソフトウェアのプログラムコードをROM222から読み出して実行する演算処理部である。RAM223には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。
不揮発性ストレージ224には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの大容量の情報記憶部が用いられる。不揮発性ストレージ224は、各格納部205,206,207として機能し、各格納部205,206,207が格納する情報が記憶される。但し、各格納部205,206,207として不揮発性ストレージ224を使うのは一例であり、各格納部205,206,207の一部または全てを、RAM223などのその他の記憶媒体を使用してもよい。
ネットワークインタフェース225には、例えば、NIC(Network Interface Card)などが用いられる。このネットワークインタフェース225が、各送受信部201,202,203,204として機能する。
入力装置226は、ビル管理者や保守員が入力操作するキーボードやマウスなどで構成される。
表示部213は、図2の構成で説明したモード情報や通信異常範囲を含むエレベーターの各種状態を表示する。
なお、図3では、第1号機制御部101aをコンピュータ装置で構成した例を示す。同様に、第2号機制御部101b、巻き上げ制御部102a、及び各端末制御部105a−1〜105a−4も、コンピュータ装置で構成することができる。
あるいは、各制御部は、コンピュータ装置以外のその他の演算処理を行う装置で構成してもよい。例えば、各号機制御部101a,101bが行う機能の一部又は全部を、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアによって実現してもよい。
[端末制御部の構成]
図4は、端末制御部105a−1〜105a−4の構成を示す。各階に設置される端末制御部105a−1〜105a−4は、同一の構成である。
各端末制御部105a−1〜105a−4は、第1送受信部301と、第2送受信部302と、通信状態付加部303と、通信ルート設定部304と、ホール情報送受信部305と、ID解析部306とから構成される。
第1送受信部301は、各号機制御部101a,101b側を上流部とし、その経路の逆方向を下流部とすると、上流部からのデータを送受信する処理部である。第2送受信部302は、下流部からのデータを送受信する処理部である。
第1送受信部301及び第2送受信部302で送受信されるデータには、各号機制御部101a,101bから送信された端末通信状態パケットと、端末ルート設定パケットと、各端末制御部105a−1〜105a−4で受信された制御情報等が含まれる。
第1送受信部301と第2送受信部302を使った基本的な通信の流れとしては、上流のデータを下流に送信し、下流のデータを上流に送信することで、システム全体にデータをブロードキャストする方式としている。このとき、ID解析部306は、第1送受信部301で受信したデータのIDを解析し、各処理部に受信データを振り分ける。
通信状態付加部303は、第1号機制御部101aから送信された端末通信状態パケットに、自らの端末制御部での通信状態のデータを付加し、上流方向、下流方向にブロードキャストする。
通信ルート設定部304は、第1号機制御部101aから受信した端末ルート設定パケットを参照し、第2送受信部302を有効または無効にする処理を行う。この設定を行うことで、通信経路を二重化した際に、通信正常の場合は二重化経路に制御信号を送信しなくてよいため、システム全体の処理負荷を減らすことが可能となる。
例えば、通信正常の場合は、端末制御部105a−1(第1号機の1階:1−1F)と、端末制御部105b−1(第2号機の1階:2−1F)の第2送受信部302を無効にすることで、不必要なパケットを送受信する必要がなくなる。また、有効、無効にする設定時には、例えば、パケット毎に有効無効にすることで、必要なパケットはブロードキャストし、不必要なパケットは送信されないため、処理負荷低減や処理簡易化が可能となる。
[通信パケットの構成]
図5は、各号機制御部101a,101bから送信される端末通信状態パケット410と、端末ルート設定パケット420と、各端末制御部105、カゴ部103を制御するために必要な制御情報430を示す。
端末通信状態パケット410は、例えば、端末通信状態パケット(ID1)を示す領域411と、各端末の通信状態を格納する領域412〜419とで構成される。図1に示すように各号機が4台(4つの階床)の端末制御部105a−1〜105a−4,105b−1〜105b−4の場合、各端末の通信状態を格納する領域412〜419は、各端末制御部の数を合計した8つの領域になる。
この端末通信状態パケット410を各号機制御部101a,101bで生成する際に、例えば、各端末制御部105に対応した領域412〜419を全て0として送信する。
各端末制御部105a−1〜105a−4,105b−1〜105b−4は、例えば、受信した端末通信状態パケットの自端末に割り当てられた領域を「1」として返信する。
このように各端末制御部105a−1〜105a−4,105b−1〜105b−4で自端末の状態を返信し、各号機制御部101a,101bで各端末通信状態の1をチェックすることで、自号機と他号機の端末の通信状態を確認することができる。
端末ルート設定パケット420は、端末制御部105の第二の送受信部302を有効/無効設定を行うパケットである。端末ルート設定パケット420は、端末通信状態パケット(ID2)を示す領域421と、各端末のルート設定を格納する領域422〜429とで構成される。
具体的には、端末ルート設定パケット420の各端末の領域422〜429に、各端末制御部105a−1〜105a−4の有効/無効設定が格納されており、「1」の場合は該当する端末の第2送受信部302を有効にし、「0」の場合は無効にする。
なお、この設定方法の場合、数値の「0」,「1」で単純に第2送受信部302を有効/無効にするだけでなく、他の数値、例えば「2」以降の数値を使用し、パケット単位で有効/無効を設定してもよい。
制御情報430は、エレベーターを制御するために必要な各端末制御部105、カゴ部103、巻き上げ制御部102の制御パケットである。
制御情報430は、制御情報(ID2)を示す領域431と、制御内容を指示する制御情報432とで構成される。
[モードの表示例]
図6は、表示部213(図2)がモードについての表示を行う例を示す。
モード表示画面510は、通信モード511と、端末通信状態512とを有し、モード表示画面510には、各号機制御部101の通信モードと端末の通信状態を表示する。
通信モード511は、各号機が、通常モードか縮退モードかの区別が表示される。
端末通信状態512は、各号機の端末との通信状態が正常か異常かを表示する。端末通信状態512が異常を表示する際には、いずれの階の端末が異常かも併せて表示される。
例えば、図6の例では、第2号機が縮退モードであることを示し、端末通信状態512として、「異常 端末2で異常発生」と表示し、第2号機の端末制御部105b−2が通信異常で、縮退モードであることを表示する。
図7は、図6に示すモードと通信状態の表示を行うための各号機の端末制御部105の状態の一覧表示画面520を示す。
図7に示す一覧表示画面520では、第1号機はすべての端末制御部が正常であり、第2号機は、2階の端末制御部が通信異常を示している。また、第N号機(Nは3以上の任意の数)については、複数箇所の端末制御部が通信異常であることを示している。
複数箇所の端末制御部が通信異常の場合、二か所以上の通信異常個所で挟まれた端末制御部105の状態に関しては、状態の確認ができないため、一覧表示画面520では不明と表示されている。
なお、いかなる端末制御部105の故障パターンにおいても各号機制御部101で端末制御部105の状態を確認するために、各端末制御部105毎に、該当する号機の号機制御部101と通信を行う通信経路を持ち二重化することも考えられる。
図6及び図7に示すようなモードと通信状態の表示を行うことで、異常範囲が素早く確認できることから故障や保守の際の効率化が可能となる。また、二か所以上の通信経路の異常の際も、通信の異常範囲が判別可能になる。
[端末通信状態パケットの生成処理例]
図8は、正常通信の際の端末通信状態パケット410の生成の例を示す。図8では、端末通信状態パケット410を、2台の号機の4つの端末状態の値「1」または「0」が設定されたパケット601、602、603、604として示す。パケット601、602、603、604の1段目は、第1号機の4つの端末状態を示し、2段目は、第2号機の4つの端末状態を示す。
端末通信状態パケット410は、各号機制御部101a,101bの通信状態/ルート生成部208で生成され、下流方向に送信される。ここで、各号機制御部101a,101bから送信する際には、端末通信状態は全て「0」とする。すなわち、図8に示すように第1号機制御部101aが初回に送信する端末通信状態パケット601は、端末通信状態は全て「0」とする。
同様に、第2号機制御部101bが初回に送信する端末通信状態パケット602についても、端末通信状態は全て「0」とする。
この端末通信状態パケット601,602を各端末制御部105が受信すると、自らの端末制御部105の領域のみを「1」とし、上流方向、下流方向にブロードキャストする。
例えば、第1号機制御部101aから送信された端末通信状態パケット601は、最終的に第2号機の4階の端末制御部105b−4で受信され、この端末制御部105b−4で通信状態の領域を「1」にすると、上流方向、下流方向にブロードキャストされる。各号機制御部101a,101bでは、最終的にブロードキャストされたパケット603,604を受信し、通信マップ作成部211で解析することで、通信状態が確認できる。
図8の例の場合、全ての端末制御部105が正常通信であり、最終的に受信したパケット603,604は、全号機の全ての階の端末制御部の値が「1」になっている。
図9は、第1号機の3階の端末制御部105a−3が故障して通信異常になった場合を示している。
まず、第1号機制御部101aが初回に送信する端末通信状態パケット601と、第2号機制御部101bが初回に送信する端末通信状態パケット602は、端末通信状態が全て0である点は、図8の例と同じである。
ここで、第1号機の3階の端末制御部105a−3が故障のため、第1号機制御部101aでは、最終的に図9に示す端末通信状態パケット603が受信される。この端末通信状態パケット603では、第1号機制御部101aと第1号機の3階の端末制御部105a−3との間の、第1号機の4階の端末制御部105a−4のみが正常に通信ができ、状態が「1」であり、他の端末の状態は全て「0」のままである。
また、第2号機制御部101bでは、最終的に端末通信状態パケット604が受信される。この端末通信状態パケット604では、第2号機の全ての端末制御部105b−1〜105b−4と、第1号機の2つの端末制御部105a−1,105a−2が、正常に通信ができ、状態が「1」であり、第1号機の他の2つの端末制御部105a−3,105a−4の状態が「0」である。
このような場合、各号機制御部101a,101bでは、それぞれの端末通信状態パケット603、604を送信し、通信マップ作成部211で、2つのパケットの状態が「1」の端末を組み合わせるいわゆるOR条件で、1つの端末通信状態パケット605を生成する。すなわち、図9の場合、端末通信状態パケット605として、異常を示す第1号機の3階の端末制御部105a−3のみが異常を示す値「0」となり、他の端末制御部105a−1,105a−2,105a−4,105b−1,105b−2,105b−3,105b−4は全て正常を示す値「1」になる。
この通信マップ作成部211が作成した端末通信状態パケット605から、各号機制御部101a,101bは、第1号機の3階の端末制御部105a−3で通信異常が発生していることが分かる。
図10は、2箇所の通信異常が発生した場合の例である。すなわち、第1号機の3階の端末制御部105a−3と、第2号機の2階の端末制御部105b−2が故障して通信異常になった場合を示す。
この図10に示す状態のとき、第1号機制御部101aでは、最終的に図10に示す端末通信状態パケット603が受信される。この端末通信状態パケット603では、第1号機の4階の端末制御部105a−4のみが正常に通信ができ、状態が「1」であり、他の端末の状態は全て「0」のままである。
また、第2号機制御部101bでは、最終的に図10に示す端末通信状態パケット604が受信される。この端末通信状態パケット604では、第2号機の3階の端末制御部105b−3と、第2号機の4階の端末制御部105b−4のみが正常に通信でき、状態が「1」であり、他の端末の状態は全て「0」のままである。
したがって、最終的に通信マップ作成部211で作成される端末通信状態パケット605は、第1号機の4階の端末制御部105a−4と、第2号機の3階及び4階の端末制御部105b−3,105b−4のみが正常を示す値「1」になる。ここで、第1号機の3階の端末制御部105a−3と、第2号機の2階の端末制御部105b−2との間の端末制御部105a−2,105a−1,105b−1は、いずれの経路でも通信ができず、状態が不明であり、状態を示す値は「0」のままである。
このように複数の系統の端末制御部105a−1,105b−1間が、図1に示す通信経路109で接続されていることで、通信を迂回して通信状態を確認することができ、通信異常な範囲を特定することができる。
図11は、1つの号機(第2号機)の2箇所の通信異常が発生した場合の例である。すなわち、第2号機の1階の端末制御部105b−1と、第2号機の3階の端末制御部105b−3が故障して通信異常になった場合を示す。
この図11に示す状態のときにも、最終的に生成される端末通信状態パケット604で、これらの2台の端末制御部105b−1,105b−3と、その間の端末制御部105b−2が値「0」で、他は状態が「1」である。
[号機制御部での処理例]
図12は、各号機制御部101a,101bでの処理を示すフローチャートである。
ここでは、第1号機制御部101aの動作を例に説明する。
まず、第1号機制御部101aが起動し処理を開始すると(ステップS1001)、第1号機制御部101aは、各送受信部201、202、204で受信した制御情報を格納部205、206、207に格納する(ステップS1002)。次に、通信状態/ルート生成部208が、端末通信状態パケットを生成し、ホール間送受信部201で各端末制御部105に送信する(ステップS1003)。
さらに、通信状態/ルート生成部208が、端末ルート設定パケットを生成し、ホール間送受信部201で端末制御部105へ送信する(ステップS1004)。
また、ホール制御指令生成部209がホール制御指令を生成し、ホール間送受信部201で端末制御部105へ送信する(ステップS1005)。その後、通信マップ作成部211が端末通信状態格納部205から端末通信状態パケットをリードし、通信状態のマップを作成する(ステップS1006)。第1号機制御部101aは、この作成した通信マップから通信状況の判断を行い、正常か異常があるかを判断する(ステップS1007)。
このステップS1007で、通信異常の場合(ステップS1007のNo)、号機間送受信部204が別系統(第2号機)の号機制御部101bの端末通信状態パケットをリードする(ステップS1008)。そして、自号機制御部101aでは、自号機制御部101aの端末通信状態パケットと、他号機制御部101bの端末通信状態パケットとを組み合わせるOR条件を取って、通信マップを作成し、モード設定部212に生成した通信マップを送信する(ステップS1009)。
また、ステップS1007で、通信正常の場合(ステップS1007のYes)、自号機制御部101aで生成した通信マップをモード設定部212に送信する(ステップS1010)。
そして、ステップS1009またはS1010の送信後、モード設定部212で、通信マップに従いカゴ配車指令生成部210の配車モードを送信し、表示部213にモード情報を送信する(ステップS1011)。
表示部213は、受信したモード情報を表示する(ステップS1012)。
また、カゴ配車指令生成部210は、モード設定部212から受信したモードを判別する(ステップS1013)。このステップS1013で通常モードと判断した場合(ステップS1013のYes)、カゴ配車指令生成部210は通常運転を行う(ステップS1014)。また、ステップS1013で通常モードでないと判断した場合(ステップS1013のNo)には、カゴ配車指令生成部210は縮退モードを設定して縮退運転を行う(ステップS1015)。最後に、第1号機制御部101aは、処理終了かの判別を行い(ステップS1016)、引き続き処理を行う場合は(ステップS1016のNo)、ステップS1003へ戻り、処理終了の際には(ステップS1016のYes)、処理終了プロセスを行う(ステップS1017)。
ここまで第1号機制御部101aでの処理を説明したが、第2号機制御部101bについても、この図12のフローチャートに従って処理が行われる。
[通常モード及び縮退モードでの処理例]
次に、図12のフローチャートのステップS1014での通常モードの運転と、ステップS1015での縮退モードでの運転の詳細を説明する。
図13は、ステップS1014での通常モードでの運転時の処理を示すフローチャートである。
通常運転が開始されると(ステップS1101)、カゴ配車指令生成部210は、呼び情報格納部206からホールボタンによるカゴ呼びの情報を読み出すと共に、カゴ情報格納部207からカゴ内のボタン操作に行先階登録の情報を読み出す(ステップS1102)。
そして、カゴ配車指令生成部210は、読み出した情報から、配車指令があるか否かの判断を行う(ステップS1103)。このステップS1103で配車指令があると判断したとき(ステップS1103のYes)、情報と現在のカゴ位置とに基づいて配車割り当てを行い、巻き上げ機送受信部203に配車指令を送信する(ステップS1104)。
ステップS1103で配車指令がないと判断したとき(ステップS1103のNo)、及びステップS1104で配車指令を行った後、カゴ配車指令生成部210は、通常運転処理を終了し(ステップS1105)、ステップS1101の開始処理に戻る。
この通常運転時には、各階のホールボタン操作があった際に、その階にカゴ部103a,103bを移動させる処理が行われる。
図14は、ステップS1015での縮退モードでの運転時の処理を示すフローチャートである。
縮退運転が開始されると(ステップS1106)、カゴ配車指令生成部210は、呼び情報格納部206からホールボタンによるカゴ呼びの情報を読み出すと共に、カゴ情報格納部207からカゴ内のボタン操作の情報を読み出す(ステップS1107)。なお、縮退運転時に呼び情報格納部206に格納されるカゴ呼びの情報は、正常に通信ができる端末制御部105からの情報であり、異常が発生した階の端末制御部105からのカゴ呼びの情報は登録されない。
そして、カゴ配車指令生成部210は、読み出した情報から、配車指令があるか否かの判断を行う(ステップS1108)。このステップS1108で配車指令があると判断したとき(ステップS1108のYes)、情報と現在のカゴ位置とに基づいて配車割り当てを行い、巻き上げ機送受信部203に配車指令を送信する(ステップS1111)。
一方、ステップS1108で配車指令がないと判断したとき(ステップS1108のNo)、カゴ配車指令生成部210は、通信マップを参照する(ステップS1109)。このステップS1108でNoとなる配車指令がない状態は、正常に通信ができる各端末制御部105からかご呼びの情報がなく、かつカゴ部103内のボタン操作もない状態である。
そして、カゴ配車指令生成部210は、参照した通信マップから、通信異常の端末制御部105の階に配車指令を割り当てる(ステップS1110)。ここで、通信異常の端末制御部105が複数存在する場合、カゴ配車指令生成部210は、その通信異常の端末制御部105が設置された複数の階に順次カゴ部103を停止させる配車指令を行う。
ステップS1111で配車指令を行った後、及びステップS1110での通信異常階への割り当てを行った後、カゴ配車指令生成部210は、縮退運転処理を終了し(ステップS1112)、ステップS1106の開始処理に戻る。
このように、通信異常の端末制御部105が存在する場合、いずれの階からもカゴ呼びがなく、カゴ内のボタン操作で行先階の登録もないときに、通信異常になった階に順に停止させる縮退運転が行われ、通信異常になった階でもエレベーターを利用できるようになる。
例えば、図9の例の場合、第1号機制御部101aのカゴ配車指令生成部210は、ステップS1111での配車で、通信異常である3階に停止させる配車を行う。
また、図10の例の場合、第1号機制御部101aのカゴ配車指令生成部210は、ステップS1111での配車で、通信異常である1階、2階、3階に順に停止させる配車を行う。また、第2号機制御部101bのカゴ配車指令生成部210は、ステップS1111での配車で、通信異常である1階、2階に順に停止させる配車を行う。
さらに、図11の例の場合、第2号機制御部101bのカゴ配車指令生成部210は、ステップS1111での配車で、通信異常である1階、2階、3階に順に停止させる配車を行う。
このように本実施の形態例では、各号機制御部101と端末制御部105との通信に異常が発生しても、通常使用が可能な範囲は通常運転を行い、またその通常運転中には縮退運転をしないことで、ユーザの不快感を最小限に抑えることができる。さらに、本実施の形態例では、通信マップで作成した通信異常な範囲のみで縮退運転が行われ、縮退運転が行われる頻度や範囲を最小限にすることができる。
[端末制御部での処理例]
図15は、各端末制御部105での処理を示すフローチャートである。
まず、端末制御部105が起動し処理を開始すると(ステップS1201)と、第1送受信部301が上流からの情報を受信する(ステップS1202)。そして、ID解析部306が、受信データの解析を行う(ステップS1203)。
ID解析部306は、この受信データの解析結果で、受信データが端末ルート設定パケットか否かを判別する(ステップS1204)。さらに、ステップS1204で、端末ルート設定パケットでない場合(ステップS1204のNo)、ID解析部306は、受信データが端末通信状態パケットか否かを判別する(ステップS1205)。
そして、ステップS1204で、端末ルート設定パケットであると判別したとき(ステップS1204のYes)、第1送受信部301は、通信ルート設定部304に受信データを送信する(ステップS1206)。そして、通信ルート設定部304は、受信データに基づいて、第2送受信部302の通信ルート設定を行う(ステップS1206)。
また、ステップS1205で、端末通信状態パケットであると判別したとき(ステップS1205のYes)、第1送受信部301は、通信状態付加部303に受信データを送信する(ステップS1208)。
そして、通信状態付加部303で通信状態が付加されたデータを、第1送受信部301及び第2送受信部302に送信する(ステップS1209)。
さらに、ステップS1205で、端末通信状態パケットでないと判別したとき(ステップS1205のNo)、制御情報であり、第1送受信部301は、ホール情報送受信部305にデータを送信する(ステップS1210)。そして、ホール情報送受信部305が、ホールボタン106などの機器に情報を送信する(ステップS1211)。
そして、ステップS1207、S1209、S1211の処理後に、第1送受信部301がセットされたパケットを上流の通信経路にブロードキャストで送信すると共に、第2送受信部302がセットされたパケットを下流の通信経路にブロードキャストで送信する(ステップS1212)。
その後、端末制御部105が処理終了か否かを判断する(ステップS1216)。このステップS1216で処理終了でない場合(ステップS1216のNo)、端末制御部105は、ステップS1202の処理に戻る。また、ステップS1216で処理終了と判断したとき(ステップS1216のYes)、端末制御部105は、終了処理を行う(ステップS1217)。
このような処理が端末制御部105で行われることで、各号機制御部101では、図5〜図11で説明した通信状態のデータを収集できるようになる。
以上説明したように、本実施の形態例のエレベーター制御装置は、通信経路107,108,109を備えることで、各号機制御部101は、各端末制御部105との通信が正常か異常かの情報を適切に収集でき、その収集した情報に基づいた適切な運転制御ができる。
また、各端末制御部105との通信状態に基づいた運転として、一部の端末制御部105での通信ができない異常が発生しても、通常使用が可能な範囲は通常運転を行い、通常運転中には縮退運転をしないことで、ユーザの不快感を最小限に抑えることができる。さらに、本実施の形態例では、通信マップで作成した通信異常な範囲のみで縮退運転が行われ、縮退運転が行われる頻度や範囲を最小限にすることができる。この通信異常の範囲は、通信経路107,108,109でループ状に各端末制御部105を接続して判断するため、通信経路を二重化した場合と同等の良好な異常判別ができる。
<第2の実施の形態例>
次に、本発明の第2の実施の形態例を、図16を参照して説明する。この図16において、先に説明した第1の実施の形態例の図1〜図15と同一箇所には同一符号を付し、重複説明は省略する。
本発明の第2の実施の形態例は、1台の号機で構成されるエレベーターの場合である。
すなわち、本実施の形態例では、図16に示すように、エレベーター制御装置として、第1号機制御部101aと、各階の端末制御部105a−1,105a−2,105a−3,105a−4とを備える。図16では、4つの階の例を示すが、階数は一例である。
第1号機制御部101aと、各階の端末制御部105a−1,105a−2,105a−3,105a−4は、図2及び図4に示す構成が適用される。
そして、各階の端末制御部105a−1〜105a−4は、通信経路107a,108aにより、第1号機制御部101aと双方向に通信可能に順に接続されている。
すなわち、第1号機制御部101aは、通信経路107aにより、4階の端末制御部105a−4と通信可能に接続されている。
また、4台の端末制御部105a−1,105a−2,105a−3,105a−4は、それぞれ通信経路108aにより順に接続されている。
各階の端末制御部105a−1〜105a−4は、各階のホールボタン106a−1〜106a−4と接続されている。
ここまでは第1の実施の形態例で説明した図1の構成と同じであるが、本実施の形態例の場合には、1階の端末制御部105a−1の下流側が、通信経路107xにより、第1号機制御部101aと接続されている。
したがって、図16の構成では、各端末制御部105は、通信経路107a,108a,107xにより、第1号機制御部101aとループ状に接続されている。
第1号機制御部101aは、通信経路107aを介して各端末制御部105に上流側から順にパケットを送信することができると共に、通信経路107xを介して下流側から各端末制御部105に順にパケットを送信することができる。
このため、例えば図16に示すように、3階の端末制御部105a−3が通信異常であるとき、通信経路107aを介した上流側からの通信で、端末通信状態パケット601として、4階の端末制御部105a−4のみが、正常な値「1」になる。
また、通信経路107xを介した下流側からの通信で、1階と2階の端末制御部105a−1,105a−24が、正常な値「1」になる。
そして、第1号機制御部101aは、上流側からの通信によるパケットと下流側からの通信によるパケットとを合わせることで、通信異常箇所の3階の端末制御部105a−3のみが異常と判別できるようになる。すなわち、通信マップとして、上流側からの通信によるパケットで正常に通信できる範囲の登録と、下流側からの通信によるパケットで正常に通信できる範囲の登録で、第1号機制御部101aは、通信異常箇所を適切に判別できるようになる。
このようにして異常箇所の発生を判別したとき、第1号機制御部101aは、縮退モードを設定する。縮退モード設定時の運転処理は、第1の実施の形態例で説明した処理と同じである。
このように、1台の号機のエレベーターだけが設置された場合であっても、第1の実施の形態例で説明した2台の号機のエレベーターの場合と同様の効果を持つように構成することができる。
<第3の実施の形態例>
次に、本発明の第3の実施の形態例を、図17を参照して説明する。この図17においても、第2の実施の形態例と同様に、先に説明した第1の実施の形態例の図1〜図15と同一箇所には同一符号を付し、重複説明は省略する。
本発明の第3の実施の形態例は、3台以上の複数号機で構成されるエレベーターの場合である。
すなわち、本実施の形態例では、図1で説明した第1号機制御部101a、第2号機制御部101bの他に、第3号機制御部101cを備え、それぞれの号機制御部101a,101b,101cが通信経路112で接続される。
4台以上備えるエレベーターの場合には、さらに第3号機制御部101cの後段に、他の通信経路112を介して他の号機制御部101が接続される。
そして、1号機の端末制御部105a−1〜105a−4と、2号機の端末制御部105b−1〜105b−4が、伝送経路107a,108a,109a,108b,107bによりループ状に接続される点についても、第1の実施の形態例と同じである。図17に示す通信経路109aは、1号機の1階の端末制御部105a−1と2号機の1階の端末制御部105b−1とを接続するものであり、図1に示す通信経路109と同じである。
なお、図17の例の場合も、階数は一例である。
ここで、第3号機制御部101cは、3号機の端末制御部105c−1〜105c−4と、通信経路107c,108cにより上流側から順に接続される。そして、3号機の1階の端末制御部105c−1の下流側は、通信経路109bにより、2号機の1階の端末制御部105b−1と接続する。
なお、2号機の1階の端末制御部105b−1の第2送受信部302(図4)は、複数の通信経路109a,109bを接続できる2つの通信ポートを備える構成とする。あるいは、1階の端末制御部105b−1は、第2送受信部302とは別に、第3送受信部を備える構成としてもよい。
また、4台以上備えるエレベーターの場合には、さらに3号機の1階の端末制御部105c−1が、他の号機の1階の端末制御部105と接続される。
このように、3台以上の号機のエレベーターが設置された場合であっても、第1の実施の形態例で説明した2台の号機のエレベーターの場合と同様の効果を持つように構成することができる。
<変形例>
なお、本発明は、上述した各実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。
例えば、図1に示す通信経路は、各号機制御部101a,101bを最上階の端末制御部105a−4,105b−4に通信経路107a,107bで接続し、1階の端末制御部105a−1,105b−1を通信経路109で接続した。これに対して、各号機制御部101a,101bを最下階の端末制御部105a−1,105b−1に通信経路107a,107bで接続し、最上階の端末制御部105a−4,105b−4を通信経路109で接続する構成などの、異なる接続順序としてもよい。
また、上述した各実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
さらに、上述した実施の形態例において、本発明の主旨を変えない範囲内で、装置又はシステム構成の変更や、一部の処理手順の省略や入れ替えを行ってもよい。
また、通常運転や縮退運転を行うプログラム等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、光ディスク等の記録媒体に置くことができる。
さらに、図1〜図4などのブロック図では、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものだけを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。また、図12〜図15に示すフローチャートにおいて、処理結果に影響を及ぼさない範囲で、複数の処理を同時に実行するか、あるいは処理順序を変更してもよい。
101a…第1号機制御部、101b…第2号機制御部、101c…第3号機制御部、102a,102b…巻き上げ制御部、103a,103b…カゴ部、104a,104b…ロープ、105a−1〜105a−4,105b−1〜105b−4,105c−1〜105c−4…端末制御部、106a−1〜106a−4,106b−1〜106b−4…ホールボタン、107a,107b,107c,107x,108a,108b,108c,109,109a,109b,110a,110b,111a,111b,112…通信経路、201…ホール間送受信部、202…カゴ間送受信部、203…巻き上げ機送受信部、204…号機間送受信部、205…端末通信状態格納部、206…呼び情報格納部、207…カゴ情報格納部、208…通信状態/ルート生成部、209…ホール制御指令生成部、210…カゴ配車指令生成部、211…通信マップ作成部、212…モード設定部、213…表示部、221…中央処理ユニット(CPU)、222…ROM、223…RAM、224…不揮発性ストレージ、225…ネットワークインタフェース、226…入力装置、301…第1送受信部、302…第2送受信部、303…通信状態付加部、304…通信ルート設定部、305…ホール情報送受信部、306…ID解析部、410…端末通信状態パケット、420…端末ルート設定パケット、430…制御情報

Claims (9)

  1. 自系統の号機の制御を行う号機制御部と、
    利用者または荷物を乗せるカゴ部と、
    前記号機制御部の制御に基づいて前記カゴ部を上下移動させる巻き上げ制御部と、
    前記カゴ部が上下移動する各階に設置される複数の端末制御部と、を備えるエレベーター制御装置であって、
    前記号機制御部と複数の前記端末制御部とを接続する通信経路として、複数の前記端末制御部を順に接続したループ状の通信経路を有する
    エレベーター制御装置。
  2. 前記ループ状の通信経路は、他系統の号機の端末制御部と通信を行う号機間の通信経路を含む
    請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  3. 前記号機制御部は、
    複数の前記端末制御部から受信したパケットに基づいて、前記端末制御部との通信が正常でない範囲を示す通信マップを作成する通信マップ作成部と、
    前記通信マップの情報に基づいてモードを設定するモード設定部と、
    前記カゴ部の配車指令を生成するカゴ配車指令生成部と、を有し、
    前記カゴ配車指令生成部は、前記モード設定部で設定したモードに応じた前記カゴ部の配車指令を生成する
    請求項2に記載のエレベーター制御装置。
  4. それぞれの前記端末制御部は、前記号機制御部から送信された端末通信状態パケットの自端末通信状態を更新し、更新した端末通信状態パケットを送信する
    請求項3に記載のエレベーター制御装置。
  5. 前記モード設定部が設定するモードは、通常モードと縮退モードとを有し、
    前記カゴ配車指令生成部は、前記縮退モードの際に、前記通信マップを参照し、通信が正常でない範囲の階を、所定の順序で順に停止させる縮退運転を行う
    請求項4に記載のエレベーター制御装置。
  6. 前記縮退モードでの所定の順序で順に停止させる縮退運転は、配車指令が無い場合に行う
    請求項5に記載のエレベーター制御装置。
  7. 前記号機制御部の前記通信マップ作成部は、前記通信マップを作成する際に、他系統の号機制御部が、前記号機間の通信経路を経由して自系統の号機の前記端末制御部から受信したパケットを参照する
    請求項3に記載のエレベーター制御装置。
  8. 前記号機制御部は、前記モード設定部が設定したモードについての情報を表示する表示部を備える
    請求項5に記載のエレベーター制御装置。
  9. 号機制御部が、カゴ部が上下移動する各階に設置される複数の端末制御部と通信を行いながら、自系統の号機のカゴ部の上下移動を制御するエレベーター制御方法であって、
    前記号機制御部と、前記複数の端末制御部とを接続する通信経路として、複数の前記端末制御部を順に接続したループ状の通信経路とした
    エレベーター制御方法。
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