JP2021126465A - 化粧料容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】扁平形状を有する先筒の内部に収容された化粧料の気密性を高めることができる化粧料容器を提供する。【解決手段】一実施形態に係る化粧料容器は、先筒前部4Aを有する先筒4と、先筒4が進入する筒孔11dを有するキャップ1とを備え、軸線方向に直交する平面で先筒前部4Aを切断した先筒前部4Aの断面は、長軸A1及び短軸A2を有する扁平形状とされており、先筒前部4Aは、開口に向かうに従って長軸A1の幅が小さくなるテーパ面4cを有し、軸線方向に直交する平面で筒孔11dを切断した筒孔11dの断面は、長軸C1及び短軸C2を有する扁平形状とされており、筒孔11dは、筒孔11dに先筒前部4Aが挿入されるときに、長軸A1の延在方向が長軸C1の延在方向に一致するように先筒4を回転させるガイド面11xを含んでおり、閉止部の内面には、先筒前部4Aが密接する。【選択図】図15

Description

本開示は、化粧料容器に関する。
従来から、化粧料容器については種々のものが知られている。実用新案登録第3169255号公報には、両端が開口された筒状の先筒と、先筒に軸線方向移動不能に係合する容器本体と、先筒の前部に着脱自在に装着される気密キャップとを備えた揮発性棒状化粧料繰出容器が記載されている。先筒には揮発性棒状化粧料が収容されており、キャップの内部には先筒の先端を覆うと共に当該先端に密接するように装着される中蓋が設けられている。軸線方向に沿って見たキャップの形状は、円形状とされている。軸線方向に直交する平面で先筒を切断した先筒の断面は円形状とされている。
実用新案登録第3174125号公報には、棒状化粧料繰出容器及び化粧品が記載されている。棒状化粧料繰出容器は、先筒と、先筒に軸線方向に係合する容器本体と、先筒の前部に装着されるキャップとを備える。キャップが先筒の前部に装着されることによって、先筒に収容される化粧料が密閉される。軸線方向に沿って見たキャップの形状は円形状とされている。軸線方向に直交する平面で先筒を切断した先筒の断面の形状は円形状とされている。
実用新案登録第3169255号公報 実用新案登録第3174125号公報
前述した揮発性棒状化粧料繰出容器及び棒状化粧料繰出容器では、キャップが先筒を封止することによって、先筒に収容された化粧料の揮発を抑制する。また、軸線方向に直交する平面で先筒を切断した先筒の断面の形状は円形状とされている。ところで、化粧料容器では、化粧料による細いライン及び太いラインを自在に引けるようにするために先筒及び化粧料の断面が扁平形状とされる場合がある。
先筒及び化粧料の断面が扁平形状とされている場合、被塗布面に対する先筒の回転位置を変えることによって被塗布面に細いライン及び太いラインを自在に引けるようになるので使用性を高めることが可能となる。しかしながら、キャップの断面形状は円形状とされている。このため、扁平形状の先筒の外面と円形状のキャップの内面との間に大きな隙間が形成されることがあるので、扁平形状を有する先筒の内部に収容された化粧料の気密性において改善の余地がある。
本開示は、扁平形状を有する先筒の内部に収容された化粧料の気密性を高めることができる化粧料容器を提供することを目的とする。
本開示に係る化粧料容器は、化粧料が出現する開口が形成された先筒前部を有すると共に軸線方向に延在する先筒と、先筒から軸線方向の後方に延びる容器本体と、先筒が進入する筒孔を有するキャップと、を備え、キャップの内部には、先筒の開口を塞ぐ有底筒状の閉止部が設けられており、軸線方向に直交する平面で先筒前部を切断した先筒前部の断面は、第1長軸及び第1短軸を有する扁平形状とされており、先筒前部は、開口に向かうに従って第1長軸の幅が小さくなるテーパ面を有し、軸線方向に直交する平面でキャップの筒孔を切断した筒孔の断面は、第2長軸及び第2短軸を有する扁平形状とされており、筒孔は、筒孔に先筒前部が挿入されるときに、第1長軸の延在方向が第2長軸の延在方向に一致するように先筒を回転させるガイド面を含んでおり、閉止部の内面には、先筒前部が密接する。
この化粧料容器では、先筒は、化粧料が出現する開口が形成された先筒前部を有し、軸線方向に直交する平面で先筒前部を切断した先筒前部の断面は第1長軸及び第1短軸を有する扁平形状とされている。従って、先筒を回転させながら開口から露出する化粧料を被塗布面に塗布することにより、細いライン及び太いラインを自在に描けるので化粧料容器としての使用性を高めることができる。化粧料容器のキャップの内部には、先筒の開口を塞ぐ有底筒状の閉止部が設けられている。従って、有底筒状の閉止部によって先端の開口を塞ぐことができるので、先筒の内部に収容されている化粧料の気密を確保することができる。先筒前部は開口に向かうに従って第1長軸の幅が小さくなるテーパ面を有し、閉止部の内面には先筒前部が密接する。従って、先筒の内部に収容されている化粧料の気密性を高めることができる。更に、キャップは、断面が第2長軸及び第2短軸を有する扁平形状とされた筒孔を有する。筒孔は、先筒前部がキャップに挿入されるときに、先筒前部の第1長軸の延在方向が第2長軸の延在方向に一致するように先筒を回転させるガイド面を含んでいる。従って、扁平形状のキャップに対する扁平形状の先筒の回転位置がどの位置であっても、キャップに先筒前部を挿入したときに、第2長軸に第1長軸が合うようにガイド面が先筒を回転させるので、キャップの装着を容易に行うことができる。すなわち、扁平形状のキャップに対する扁平形状の先筒の回転位置がどの位置であっても、キャップに先筒を挿入すれば先筒の回転位置がガイド面によって矯正されるので、扁平形状を有する先筒に対するキャップの装着を容易に行うことができる。
先筒は、先筒前部と容器本体の間に位置する先筒後部を有し、先筒後部の外面は、筒孔のガイド面に接触する接触面を含んでおり、先筒後部の接触面が筒孔のガイド面に接触している状態において、キャップに対する先筒の回転が規制されていてもよい。この場合、キャップの筒孔に先筒後部が進入したときに、筒孔のガイド面に先筒後部の接触面が接触することにより、キャップに対する先筒の回転が規制される。従って、筒孔において先筒後部を軸線方向に沿って且つ回転させずに進入させることができるので、先筒に対するキャップの装着を滑らかに行うことができる。
先筒前部は、第1長軸の幅が筒孔の第2短軸の幅以下である先端部を有してもよい。この場合、先端部における第1長軸の幅は筒孔の第2短軸の幅以下であるため、筒孔への先端部の挿入を容易に行うことができる。すなわち、キャップに対する先筒の先端部の回転位置がどの位置であっても筒孔への先端部の挿入を行うことができるので、先筒に対するキャップの装着を更に容易に行うことができる。
軸線方向に直交する平面で先筒前部を切断した先筒前部の断面は、楕円形状とされていてもよい。この場合、先筒前部の形状を角部を有しない滑らかな形状とすることが可能となるので、ガイド面による先筒前部の回転を滑らかに行うことができる。従って、先筒に対するキャップの装着を更に容易に行うことができる。
ガイド面として平坦面を含むキャップの筒孔を軸線方向に直交する平面で切断した断面は、長円形状とされており、接触面として平坦面を含む先筒後部を軸線方向に直交する平面で切断した断面は、長円形状とされていてもよい。この場合、筒孔の断面形状が平坦面をガイド面として含む長円形状とされており、筒孔に挿入される先筒後部の断面形状は平坦面を接触面として含む長円形状とされている。従って、先筒後部の平坦状の接触面が筒孔の平坦状のガイド面に接触している状態において先筒の回転が規制されるので、筒孔に対する先筒後部の挿入を一層滑らかに行うことができる。
キャップ平坦面を含むキャップを軸線方向に直交する平面で切断した断面は、長円形状とされており、容器本体平坦面を含む容器本体を軸線方向に直交する平面で切断した断面は、長円形状とされており、キャップ平坦面は容器本体平坦面に軸線方向に沿って連続してもよい。この場合、キャップが容器本体平坦面に連続するキャップ平坦面を有することにより、容器本体に対するキャップの回転位置を使用者に認識させやすくすることができる。すなわち、使用者は、容器本体平坦面にキャップ平坦面が合うようにキャップを装着すればよいことを認識することができる。従って、容器本体に対するキャップの装着を一層容易に行うことができると共に、より使用性が高い化粧料容器とすることができる。
本開示によれば、扁平形状を有する先筒の内部に収容された化粧料の気密性を高めることができる。
実施形態に係る化粧料容器を示す側面図である。 図1の化粧料容器からキャップを外した状態を示す側面図である。 図1の化粧料容器の縦断面図である。 図1の化粧料容器の先筒を示す側面図である。 図4の先筒のA−A線断面図である。 図4の先筒を前側から見た先筒の正面図である。 図4の先筒のB−B線断面図である。 図1の化粧料容器のキャップを示す側面図である。 図8のキャップのC−C線断面図である。 (a)は、図8のキャップを前側から見た正面図である。(b)は、図8のキャップを後側から見た背面図である。 図8のキャップの閉止部を示す側面図である。 図12の閉止部のD−D線断面図である。 図12の閉止部を後側から見た背面図である。 図1の化粧料容器のキャップ、先筒、容器本体及び操作筒を示す斜視図である。 (a)は、キャップの筒孔への先筒前部の挿入を模式的に示す断面図である。(b)は、(a)よりも先筒前部を更に挿入させた状態を模式的に示す断面図である。(c)は、キャップの筒孔への先筒後部の挿入を模式的に示す断面図である。
以下では、図面を参照しながら、本開示に係る化粧料容器の実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
図1は、本実施形態に係る化粧料容器100を示す側面図である。図1に示されるように、化粧料容器100は、軸線方向Lに沿って延びる棒状を呈する。化粧料容器100は、キャップ1と、容器本体2と、操作筒3とを外観構成として備える。化粧料容器100は、例えば、内部に収容された化粧料M(図3参照)を操作筒3の操作によって繰り出す(押し出す)ペンシルである。
本開示において、「軸線方向」とは、化粧料容器の後述する先筒の軸線が延びる当該軸線の延在方向を示しており、「軸線方向」は、例えば、化粧料容器の長手方向と一致する。また、以下では、容器本体2から見てキャップ1が設けられる方向を「前」とし、容器本体2から見て操作筒3が設けられる方向を「後」として説明する。但し、これらの方向は、説明の便宜のためのものであって、方向を限定するものではない。
キャップ1はキャップ平坦面1bを有し、容器本体2は容器本体平坦面2bを有し、キャップ1は、キャップ平坦面1bが容器本体平坦面2bに軸線方向Lに沿って連続するように容器本体2に装着される。本開示において、「キャップ平坦面」とはキャップの外周に形成された平坦面を示しており、「容器本体平坦面」とは容器本体の外周に形成された平坦面を示している。本開示において、「平坦面」は、厳密な平面だけでなく、僅かに凸状とされた湾曲面、及び僅かに凹状とされた湾曲面を含んでいる。
キャップ1のキャップ平坦面1b以外の部分は、例えば、キャップ1の周方向に沿って円弧状に延びる湾曲面1cとされている。キャップ平坦面1bは、例えば、軸線方向Lに沿って直線状に延びており、前側に向かうに従って(容器本体2から離れるに従って)キャップ平坦面1bの幅が広くなっていてもよい。この場合、キャップ1を指で一層摘まみやすくすることができるので、一層使用性が高い化粧料容器100とすることが可能である。
容器本体2の容器本体平坦面2b以外の部分は容器本体2の周方向に沿って円弧状に延びる湾曲面2cとされている。容器本体平坦面2bは、例えば、軸線方向Lに沿って直線状に延びており、容器本体2の軸線方向Lの途中部分まで延在している。すなわち、容器本体平坦面2bは、容器本体2の後側(操作筒3側)には形成されておらず、軸線方向Lに直交する平面で容器本体2の後側を切断したときの容器本体2の断面は円形状とされている。
操作筒3は、化粧料容器100の尾栓として機能する。すなわち、操作筒3は、容器本体2に係合することによって筒状の容器本体2の後端を塞ぐ。操作筒3は、例えば、有底円筒状とされている。よって、軸線方向Lに直交する平面で操作筒3を切断したときの操作筒3の断面は円形状とされている。このように、前述した容器本体2の後側の断面形状と、操作筒3の断面形状とが共に円形状とされていることにより、容器本体2と操作筒3との間を滑らかに連続させることが可能となる。
図2は、化粧料容器100からキャップ1を外した状態を示す側面図である。図1及び図2に示されるように、例えば、先筒4にはキャップ1が装着される。キャップ1の内部には、容器本体2に軸線方向Lに係合する先筒4が収容される。先筒4は、扁平形状を有する先筒前部4Aと、平坦面4xを有する先筒後部4Bとを含んでいる。本開示において「扁平形状」とは、長手方向に延びるあるものを当該長手方向に直交する平面で切断したときの断面が長軸及び短軸を有するものの形状を示している。先筒4は、例えば、滑りやすい材料によって構成されており、一例として、PBT(ポリブチレンテレフタレート)によって構成されている。
図3は、図1の化粧料容器100の縦断面図である。図3に示されるように、キャップ1は、化粧料容器100の外方に露出する外キャップ11と、外キャップ11とは別体とされており外キャップ11の内部に位置する内キャップとして機能する閉止部12とを含んでいる。閉止部12は、例えば、先筒4の先筒前部4Aが挿入された状態で先筒4の開口4dを塞ぎ込む。
外キャップ11は、滑りやすい材料によって構成されており、一例として、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン)樹脂によって構成されている。閉止部12は、例えば、弾性材料によって構成されており、一例として、TPEE(ポリエステル系熱可塑性エラストマー)によって構成されている。
容器本体2の内部には、操作筒3と周方向(回転方向)に係合すると共に内部に雌螺子5cを有する筒状の雌螺子部材5と、雌螺子部材5の雌螺子5cと螺合する雄螺子6bを有する移動体6と、移動体6及び化粧料Mの間に介在し移動体6の前進に伴って化粧料Mを前側に押し出すピストン7とが設けられる。雌螺子5cと雄螺子6bは、例えば、化粧料容器100の螺合部Rを構成し、螺合部Rの螺合作用によって移動体6が前進する。
雌螺子部材5は、例えば、POM(ポリアセタール)によって構成されている。雌螺子部材5は、雌螺子5cを有する前側筒部5bと、前側筒部5bの後側において前側筒部5bに対して拡径する拡径筒部5dと、拡径筒部5dの前側筒部5bとの反対側に位置するバネ部5jとを備える。前側筒部5bは、後方から先筒4に挿入される挿入部とされている。雌螺子5cは、例えば、前側筒部5bの前側(一例として、前端を含む領域)に形成されている。
拡径筒部5dは、例えば、雌螺子部材5の径方向に弾性を有する弾性突部5fを有する。弾性突部5fは、雌螺子部材5の周方向に延びると共に軸線方向に沿って並ぶ一対のスリットと、当該一対のスリットの周方向の端部間において軸線方向に延びるスリットとによって画成されている。
これらのスリットは、例えば、コの字状とされており、コの字状とされたスリットの内側に弾性突部5fが設けられる。弾性突部5fは、例えば、容器本体2の内面に形成された突部にクリック係合する。本実施形態におけるクリック係合とは、突部と突部の係合のうち、使用者の操作により係合と係合解除とを繰り返し「カチカチ」というクリック音を発すると共にクリック感を使用者に与える係合を指す。
バネ部5jは、例えば、軸線方向に伸縮可能とされている樹脂バネを構成する。バネ部5jは、例えば、軸線方向Lに並んで設けられる複数のスリット5gによって形成されている。バネ部5jのスリット5g以外の複数の円環状の部分が軸線方向に移動可能とされている。これにより、バネ部5jは、化粧料容器100の軸線方向Lに収縮して衝撃を吸収するので、化粧料容器100への衝撃に対する耐性を向上させることができる。
雌螺子部材5は、更に、バネ部5jの後側に雌螺子部材5の径方向外側に突出する複数の突条5hを備える。複数の突条5hのそれぞれは、軸線方向Lに延在しており、且つ操作筒3の内側に入り込んでいる。突条5hは、操作筒3の内面に位置する複数の係合突起3fのそれぞれに周方向に係合する。従って、雌螺子部材5は操作筒3に同期回転可能に係合する。
操作筒3の前側の部分は後方から容器本体2に挿入されている。操作筒3は、化粧料容器100の外部に露出する部分よりも前側に容器本体2の後端に入り込む環状凸部3b、環状凹部3d及び環状凸部3cを備える。容器本体2の内面の後端には、操作筒3が係合する環状凹部2f、環状凸部2g及び環状凹部2hが形成されている。環状凹部2f、環状凸部2g及び環状凹部2hのそれぞれに環状凸部3c、環状凹部3d及び環状凸部3bのそれぞれが係合することにより、操作筒3は容器本体2に相対回転可能に係合する。
ピストン7は、移動体6の前側に設けられる。ピストン7は、移動体6の前端が入り込む凹部7bと、化粧料Mを押し出す押し出し面7cとを有する。押し出し面7cは、ピストン7の前端に設けられており、例えば、平坦状とされている。ピストン7は、移動体6の前進に伴って化粧料Mを押し出す機能を有する。
以上の化粧料容器100において、先筒4からキャップ1を外して容器本体2に対して操作筒3を相対回転させると、操作筒3と共に雌螺子部材5が容器本体2及び移動体6に対して相対回転する。これにより、雌螺子部材5が移動体6に対して相対回転するので、螺合部Rの螺合作用が働き、当該螺合作用によって移動体6が前進する。移動体6が前進すると、ピストン7を介して化粧料Mが前方に押し出され、これに伴い化粧料Mが先筒4の開口4dから露出して化粧料Mの利用に供される。
上記の例では、容器本体2、操作筒3、雌螺子部材5、移動体6及びピストン7が化粧料Mの繰出機構として機能する。しかしながら、化粧料容器の繰出機構の構成は、容器本体2、操作筒3、雌螺子部材5、移動体6及びピストン7を備えるものに限られず適宜変更可能である。更に、本開示に係る化粧料容器は、化粧料を繰り出す繰出機構を有しない容器であってもよい。
次に、化粧料容器100の先筒4及びキャップ1の詳細について説明する。図4は、先筒4を示す側面図である。図5は、図4のA−A線断面図である。図3、図4及び図5に示されるように、先筒4は、軸線方向Lに延びる段付き円筒状を呈する。先筒4は、化粧料Mを収容する収容領域4bを有する。先筒4は、先筒前部4Aと先筒後部4Bとを含んでいる。
先筒前部4Aは、先筒4の前端及び開口4dを含む領域である先端部4wと、先端部4wから後方に延びるテーパ面4cとを有する。テーパ面4cは、先端部4wから後方に向かうに従って先筒4が徐々に拡径するように軸線方向Lに対して傾斜している。先筒後部4Bは、平坦面4xと、キャップ1が係合する係合突起4r,4sとを有する。
先筒後部4Bは、例えば、先筒4の径方向に沿って並ぶ一対の平坦面4xを有する。平坦面4xは、鍔部4fから開口4dに向かって延び出す帯状とされている。平坦面4xの幅は、例えば、鍔部4fから離れるに従って小さくなっていてもよい。平坦面4xの前端は、例えば、周方向の一方側から他方側に向かうときに軸線方向Lに対して傾斜している。
このように、平坦面4xの前端は、軸線方向Lに対して斜めに傾斜してもよいし、傾斜していなくてもよい。例えば、係合突起4rは、平坦面4x上に設けられる。先筒4の径方向外側から見た係合突起4rの形状は、例えば、先筒4の周方向に長く延びる長円状(楕円状)とされている。係合突起4sは、例えば、軸線方向Lに延びる直線状とされている。
本開示において、「長円状」は、長軸及び短軸を有する形状を示しており、例えば、楕円形状及び角丸長方形状を含む。「長円状」は、一部に直線を有する形状であってもよく、例えば、横方向に延びると共に縦方向に並ぶ一対の直線と、一対の直線の端部同士を互いに接続する一対の曲線とを有するトラック形状を含んでいる。
先筒4の先筒後部4Bよりも後方には、鍔部4fと、円筒部4gと、後方に向かうに従って先筒4が縮径するように傾斜する傾斜面4hと、傾斜面4hの後方に位置する環状凹部4jと、が設けられる。環状凹部4jよりも更に後方には、環状凸部4kと、後方に向かうに従って先筒4が縮径するように傾斜する傾斜面4mと、傾斜面4mの後方において軸線方向Lに延在する複数の突条4qとが設けられる。
容器本体2の内面には、例えば、複数の突条2jが形成されており、複数の突条2jは容器本体2の周方向に沿って並んでいる。突条2jには先筒4の突条4qが回転方向に係合し、これにより、先筒4は容器本体2に同期回転可能に係合する。また、傾斜面4m、環状凸部4k、環状凹部4j、傾斜面4h及び円筒部4gは、この順で前方から容器本体2の内側に入り込む。環状凸部4kは容器本体2の内面に対して軸線方向に係合する。このとき、容器本体2の前端の環状凹部2dに先筒4の鍔部4fが入り込む。以上の構成により、先筒4は、容器本体2に対して同期回転可能且つ軸線方向移動不能に係合する。
図6は、先筒4及び容器本体2を前側から見た正面図である。図7は、図4の先筒後部4BのB−B線断面図である。図3、図6及び図7に示されるように、軸線方向Lに直交する平面で先筒前部4Aを切断した先筒前部4Aの断面は、長軸A1(第1長軸)及び短軸A2(第1短軸)を有する扁平形状とされている。当該断面は、一例として、楕円形状とされている。同様に、前側から見た先筒4の先筒前部4Aの形状は、長軸A1及び短軸A2を有する扁平形状とされている。これに伴い、開口4dの形状も扁平形状とされている。
軸線方向Lに直交する平面で先筒後部4Bを切断した先筒後部4Bの断面は、長軸B1及び短軸B2を有すると共に一対の平坦面4xを含む長円状とされている。前側から先筒後部4Bを見た先筒後部4Bの外形も例えば長円状とされている。一対の平坦面4xの間は、例えば、円弧状の湾曲面4tによって互いに接続されている。
図8は、キャップ1(外キャップ11)を示す側面図である。図9は、図8のC−C線断面図である。図8及び図9に示されるように、外キャップ11は、前側に位置する底面11hを有する有底円筒状とされている。外キャップ11は、開口11bと、開口11bから挿入された先筒4が係合する凹部11cと、先筒4が挿入される筒孔11dとを有する。筒孔11dは、先筒4の回転を案内するガイド面11x(図15参照)を有する。ガイド面11xは、例えば、外キャップ11の径方向に沿って並ぶ一対の平坦面である。ガイド面11xの機能については後に詳述する。
更に、外キャップ11は、筒孔11dの底面11h側に外キャップ11の内側に突出する環状凸部11fと、環状凸部11f及び底面11hの間に位置する環状凹部11gとを有する。図3に示されるように、環状凸部11f及び環状凹部11gには閉止部12が軸線方向に係合し、底面11hには閉止部12の前端が接触する。
図10(a)は、外キャップ11を前方から見た外キャップ11の正面図である。図10(b)は、外キャップ11を後方から見た外キャップ11の背面図である。図10(a)及び図10(b)に示されるように、外キャップ11は、外キャップ11の径方向に沿って並ぶ一対のキャップ平坦面1bと、一対のキャップ平坦面1bの端部同士を接続する一対の湾曲面1cとを有する。
軸線方向に直交する平面でキャップ1(外キャップ11)を切断したキャップ1の断面は、キャップ平坦面1bを含む長円状(一例としてトラック形状)とされている。軸線方向に直交する平面でキャップ1(外キャップ11)を切断した筒孔11dの断面は、長軸C1(第2長軸)及び短軸C2(第2短軸)を有する扁平形状とされている。筒孔11dの当該断面は、例えば、長円状(一例としてトラック形状)とされている。
図11は、閉止部12を示す側面図である。図12は、図11のD−D線断面図である。図11及び図12に示されるように、閉止部12は、有底筒状とされている。閉止部12は、開口12kと、開口12kから挿入された先筒前部4Aのテーパ面4cに密接する環状凸部12mと、先筒前部4Aが挿入される穴部12pとを有する。
閉止部12は、その外周に、環状凸部12cと、環状凸部12cよりも前側に位置する環状凸部12fと、環状凸部12fの前側において閉止部12から縮径するように傾斜するテーパ面12gとを有する。更に、閉止部12は、テーパ面12gの前側に、前端側面部12hと、前端側面部12hの前端において閉止部12が縮径するように傾斜する傾斜面12jと、閉止部12の前端において後方に窪む凹部12qとを有する。
図13は、後方から閉止部12を見た背面図である。図13に示されるように、後方から見た閉止部12の形状は、例えば、一対の平坦面12rを有する長円状とされている。一対の平坦面12rの端部同士は、円弧状に湾曲する湾曲面12bによって互いに連結されている。
後方から見た開口12kの形状は、長軸D1及び短軸D2を有する扁平形状とされている。開口12kの形状は、一例として、楕円形状とされている。開口12kは、前側から見た先筒前部4Aの形状と相似形状であってもよい。開口12kの長軸D1及び短軸D2のそれぞれの長さは、先筒前部4Aの長軸A1及び短軸A2のそれぞれの長さと略同一(同程度)であってもよい。この場合、開口12kに進入した先筒前部4Aの気密性をより高めることが可能となる。
図3に示されるように、閉止部12の環状凸部12fは、外キャップ11の環状凸部11fよりも前側に位置する環状凹部11gに入り込んでいる。このように、環状凸部12fが環状凹部11gに入り込むことによって閉止部12は外キャップ11の内側に装着されている。閉止部12の内側には、先筒4の先筒前部4Aが入り込んでおり、先筒前部4Aのテーパ面4cに環状凸部12mが密接することにより、開口4dの内部に位置する化粧料Mの気密が確保される。
次に、図14、図15(a)、図15(b)及び図15(c)を参照しながら、キャップ1に先筒4を挿入するときのキャップ1及び先筒4の動きについて説明する。外キャップ11の内部には、予め閉止部12が装着されている。本実施形態に係る化粧料容器100では、キャップ1(外キャップ11)及び先筒4の断面が円形状ではなく扁平形状である。このため、図14に例示されるように、キャップ1に対する先筒4の回転位置を合わせて(例えば、先筒後部4Bの平坦面4xの回転位置をキャップ1のキャップ平坦面1bの回転位置に合わせて)挿入すれば、キャップ1への先筒4の挿入をスムーズに行える。
しかしながら、本実施形態に係る化粧料容器100では、キャップ1に対する先筒4の回転位置を合わせなくてもキャップ1への先筒4の挿入をスムーズに行える。そのときの動作について説明する。例えば、図15(a)に示されるように、先筒4の先端部4wの長軸A1が筒孔11dの長軸C1に交差(一例として直交)し、且つ先筒前部4Aの短軸A2が筒孔11dの短軸C2に交差している状態で後側から開口11bに先筒前部4Aを挿入する。
先筒前部4Aのテーパ面4cは、後方に向かうに従って長軸A1が長くなるので、筒孔11dへの先筒前部4Aの挿入を続けると、図15(b)に示されるように、先筒前部4Aの長軸A1の端部が筒孔11dのガイド面11xを長軸C1の延在方向に沿って摺接する。このとき、長軸A1の端部は、例えば、ガイド面11xに点接触する。
このように、ガイド面11x上を先筒前部4Aの長軸A1の端部が摺接することにより、キャップ1に対して先筒4が回転する。上記のように筒孔11dへの先筒前部4Aの挿入を継続すると、キャップ1に対して先筒4が回転して、ガイド面11xにより、先筒前部4Aの長軸A1が筒孔11dの長軸C1に合うようにキャップ1に対する先筒4の回転位置が矯正される。
先筒4の先筒後部4Bは、例えば、キャップ1に対する回転位置が矯正された後にキャップ1に入り込む。すなわち、先筒後部4Bがキャップ1に挿入される時点において、先筒前部4Aの長軸A1の延在方向は筒孔11dの長軸C1の延在方向に一致している。この状態では、キャップ1に対する先筒4の回転位置が定まっており、キャップ1に対して先筒4は回転不能とされている。キャップ1に先筒後部4Bが挿入されるときには、筒孔11dのガイド面11xに平坦面4xが接触(又は当接)した状態で先筒後部4Bが前進する。
このように、先筒後部4Bの平坦面4xはガイド面11xに対する接触面(又は当接面)として機能する。ガイド面11xに平坦面4xが接触することにより、先筒後部4Bにおける気密が確保される。その後は、先筒後部4Bの係合突起4rがキャップ1の凹部11cに係合してキャップ1への先筒4の装着が完了する。
続いて、本実施形態に係る化粧料容器100の作用効果について詳細に説明する。化粧料容器100では、図3、図14及び図15に示されるように、先筒4は、化粧料Mが出現する開口4dが形成された先筒前部4Aを有し、軸線方向Lに直交する平面で先筒前部4Aを切断した先筒前部4Aの断面は長軸A1及び短軸A2を有する扁平形状とされている。従って、先筒4を回転させながら開口4dから露出する化粧料Mを皮膚等の被塗布面に塗布することにより、細いライン及び太いラインを自在に描けるので化粧料容器100としての使用性を高めることができる。
化粧料容器100のキャップ1の内部には、先筒4の開口4dを塞ぐ有底筒状の閉止部12が設けられている。従って、有底筒状の閉止部12によって先筒4の開口4dを塞ぐことができるので、先筒4の内部に収容されている化粧料Mの気密を確保することができる。先筒前部4Aは開口4dに向かうに従って長軸A1の幅が小さくなるテーパ面4cを有し、閉止部12の内面には先筒前部4Aが密接する。従って、先筒4の内部に収容されている化粧料Mの気密性を高めることができる。
更に、キャップ1は、断面が長軸C1及び短軸C2を有する扁平形状とされた筒孔11dを有する。筒孔11dは、先筒前部4Aがキャップ1に挿入されるときに、先筒前部4Aの長軸A1の延在方向が長軸C1に一致するように先筒4を回転させるガイド面11xを含んでいる。従って、扁平形状のキャップ1に対する扁平形状の先筒4の回転位置がどの位置であっても、キャップ1に先筒前部4Aを挿入したときに、長軸C1に長軸A1が合うようにガイド面11xが先筒4を回転させるので、先筒4へのキャップ1の装着を容易に行うことができる。すなわち、扁平形状のキャップ1に対する扁平形状の先筒4の回転位置がどの位置であっても、キャップ1に先筒4を挿入すれば先筒4の回転位置がガイド面11xによって矯正されるので、扁平形状を有する先筒4に対するキャップ1の装着を容易に行うことができる。
また、先筒4は、先筒前部4Aと容器本体2の間に位置する先筒後部4Bを有し、先筒後部4Bの外面は、筒孔11dのガイド面11xに接触する接触面(例えば平坦面4x)を含んでおり、先筒後部4Bの当該接触面が筒孔11dのガイド面11xに接触している状態において、キャップ1に対する先筒4の回転が規制されていてもよい。この場合、キャップ1の筒孔11dに先筒後部4Bが進入したときに、筒孔11dのガイド面11xに先筒後部4Bの当該接触面が接触することにより、キャップ1に対する先筒4の回転が規制される。従って、筒孔11dにおいて先筒後部4Bを軸線方向Lに沿って且つ回転させずに進入させることができるので、先筒4に対するキャップ1の装着を滑らかに行うことができる。
また、先筒前部4Aは、長軸A1の幅が筒孔11dの短軸C2の幅以下である先端部4wを有してもよい。この場合、先端部4wにおける長軸A1の幅は筒孔11dの短軸C2の幅以下であるため、筒孔11dへの先端部4wの挿入を容易に行うことができる。すなわち、キャップ1に対する先筒4の先端部4wの回転位置がどの位置であっても筒孔11dへの先端部4wの挿入を行うことができるので、先筒4に対するキャップ1の装着を更に容易に行うことができる。
しかしながら、先筒前部は、長軸の幅が筒孔11dの短軸C2の幅以上である先端部を有してもよい。この場合、筒孔11dに当該先端部を挿入するときに、短軸C2に対して当該先端部の長軸を斜めにして挿入する必要があるが、キャップ1に対する先筒4の回転をよりスムーズに行うことができる。
軸線方向Lに直交する平面で先筒前部4Aを切断した先筒前部4Aの断面は、楕円形状とされていてもよい。この場合、先筒前部4Aの形状を角部を有しない滑らかな形状とすることが可能となるので、ガイド面11xによる先筒前部4Aの回転を滑らかに行うことができる。従って、先筒4に対するキャップ1の装着を更に容易に行うことができる。
ガイド面11xとして平坦面を含むキャップ1の筒孔11dを軸線方向Lに直交する平面で切断した断面は、長円形状とされており、接触面として平坦面4xを含む先筒後部4Bを軸線方向Lに直交する平面で切断した断面は、長円形状とされていてもよい。この場合、筒孔11dの断面形状が平坦面をガイド面11xとして含む長円形状とされており、筒孔11dに挿入される先筒後部4Bの断面形状は平坦面4xを接触面として含む長円形状とされている。従って、先筒後部4Bの平坦面4xが筒孔11dの平坦状のガイド面11xに接触している状態において先筒4の回転が規制されるので、筒孔11dに対する先筒後部4Bの進入を一層滑らかに行うことができる。
キャップ平坦面1bを含むキャップ1を軸線方向Lに直交する平面で切断した断面は、長円形状とされており、容器本体平坦面2bを含む容器本体2を軸線方向Lに直交する平面で切断した断面は、長円形状とされており、キャップ平坦面1bは容器本体平坦面2bに軸線方向Lに沿って連続してもよい。この場合、キャップ1が容器本体平坦面2bに連続するキャップ平坦面1bを有することにより、容器本体2に対するキャップ1の回転位置を使用者に認識させやすくすることができる。すなわち、使用者は、容器本体平坦面2bにキャップ平坦面1bが合うようにキャップ1を装着すればよいことを認識することができる。従って、容器本体2に対するキャップ1の装着を一層容易に行うことができると共に、より使用性が高い化粧料容器100とすることができる。
以上、本開示に係る化粧料容器の実施形態について説明した。しかしながら、本開示は、前述の実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形してもよい。すなわち、化粧料容器の各部品の種類、形状、大きさ、数、材料及び配置態様は上記の要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、先筒4に係合するキャップ1について説明した。しかしながら、キャップは、容器本体に係合するものであってもよく、キャップが係合する相手の部品は特に限定されない。前述の実施形態では、キャップ1において外キャップ11と閉止部12とが互いに別体である例について説明した。しかしながら、外キャップ及び閉止部は一体であってもよく、キャップの構成は適宜変更可能である。また、前述の実施形態では、軸線方向Lに直交する平面でキャップ1を切断した筒孔11dの断面が長円状(トラック形状)である例について説明した。しかしながら、筒孔の断面の形状は、例えば、楕円形状、菱形状、長方形状、六角形状、又は八角形状等であってもよく、適宜変更可能である。前述の実施形態では、先筒4と、先筒4に軸線方向Lに係合する容器本体2とを備えた化粧料容器100について説明した。すなわち、先筒4と容器本体2とが別体とされている例について説明した。しかしながら、先筒と容器本体とが一体とされた化粧料容器であってもよい。
前述の実施形態では、先筒前部4Aの断面が楕円形状であり、先筒後部4Bの断面が長円状(トラック形状)である例について説明した。しかしながら、先筒前部及び先筒後部の断面は、例えば、楕円形状、菱形状、長方形状、六角形状、又は八角形状等であってもよく適宜変更可能である。容器本体の断面形状についても同様である。また、操作筒の断面形状が、容器本体2と同様、平坦面を有する長円形状であってもよく、操作筒の断面形状についても適宜変更可能である。
1…キャップ、1b…キャップ平坦面、1c…湾曲面、2b…容器本体平坦面、2c…湾曲面、2d,2f…環状凹部、2g…環状凸部、2h…環状凹部、2j…突条、3…操作筒、3b,3c…環状凸部、3d…環状凹部、3f…係合突起、4…先筒、4A…先筒前部、4b…収容領域、4B…先筒後部、4c…テーパ面、4d…開口、4f…鍔部、4g…円筒部、4h…傾斜面、4j…環状凹部、4k…環状凸部、4m…傾斜面、4q…突条、4r,4s…係合突起、4t…湾曲面、4w…先端部、4x…平坦面(接触面)、5…雌螺子部材、5b…前側筒部、5c…雌螺子、5d…拡径筒部、5f…弾性突部、5g…スリット、5h…突条、5j…バネ部、6…移動体、6b…雄螺子、7…ピストン、7b…凹部、7c…押し出し面、11…外キャップ、11b…開口、11c…凹部、11d…筒孔、11f…環状凸部、11g…環状凹部、11h…底面、11x…ガイド面、12…閉止部、12b…湾曲面、12c,12f…環状凸部、12g…テーパ面、12h…前端側面部、12j…傾斜面、12k…開口、12m…環状凸部、12p…穴部、12q…凹部、12r…平坦面、100…化粧料容器、A1…長軸(第1長軸)、A2…短軸(第1短軸)、B1…長軸、B2…短軸、C1…長軸(第2長軸)、C2…短軸(第2短軸)、D1…長軸、D2…短軸、L…軸線方向、M…化粧料、R…螺合部。

Claims (6)

  1. 化粧料が出現する開口が形成された先筒前部を有すると共に軸線方向に延在する先筒と、
    前記先筒から前記軸線方向の後方に延びる容器本体と、
    前記先筒が進入する筒孔を有するキャップと、
    を備え、
    前記キャップの内部には、前記先筒の前記開口を塞ぐ有底筒状の閉止部が設けられており、
    前記軸線方向に直交する平面で前記先筒前部を切断した前記先筒前部の断面は、第1長軸及び第1短軸を有する扁平形状とされており、
    前記先筒前部は、前記開口に向かうに従って前記第1長軸の幅が小さくなるテーパ面を有し、
    前記軸線方向に直交する平面で前記キャップの前記筒孔を切断した前記筒孔の断面は、第2長軸及び第2短軸を有する扁平形状とされており、
    前記筒孔は、前記筒孔に前記先筒前部が挿入されるときに、前記第1長軸の延在方向が前記第2長軸の延在方向に一致するように前記先筒を回転させるガイド面を含んでおり、
    前記閉止部の内面には、前記先筒前部が密接する、
    化粧料容器。
  2. 前記先筒は、前記先筒前部と前記容器本体の間に位置する先筒後部を有し、
    前記先筒後部の外面は、前記筒孔の前記ガイド面に接触する接触面を含んでおり、
    前記先筒後部の前記接触面が前記筒孔の前記ガイド面に接触している状態において、前記キャップに対する前記先筒の回転が規制されている、
    請求項1に記載の化粧料容器。
  3. 前記先筒前部は、前記第1長軸の幅が前記筒孔の前記第2短軸の幅以下である先端部を有する、
    請求項1又は2に記載の化粧料容器。
  4. 前記軸線方向に直交する平面で前記先筒前部を切断した前記先筒前部の断面は、楕円形状とされている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧料容器。
  5. 前記ガイド面として平坦面を含む前記キャップの前記筒孔を前記軸線方向に直交する平面で切断した断面は、長円形状とされており、
    前記接触面として平坦面を含む前記先筒後部を前記軸線方向に直交する平面で切断した断面は、長円形状とされている、
    請求項2に記載の化粧料容器。
  6. キャップ平坦面を含む前記キャップを前記軸線方向に直交する平面で切断した断面は、長円形状とされており、
    容器本体平坦面を含む前記容器本体を前記軸線方向に直交する平面で切断した断面は、長円形状とされており、
    前記キャップ平坦面は前記容器本体平坦面に前記軸線方向に沿って連続する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧料容器。
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