JP2021122909A - チャック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる種類や大きさのワークに対して容易に対応できるようにする。【解決手段】チャック本体1の軸心周りに配置された複数のチャッキングピン10と、チャッキングピン10に設けられたトップジョウ20と、ワークwを把持する補助爪30と、チャック本体1の軸心方向に直交する面に対して傾斜する第1テーパ部41aを有する第1部材41と、第1テーパ部41aに摺接する第2テーパ部42aを有する第2部材42と、チャック本体1の半径方向に沿って配置されたネジ軸43と、を備え、ネジ軸43のねじ込みによって第1テーパ部41aと第2テーパ部42aとをチャック本体1の半径方向へ摺動させることで第1部材41と第2部材42とをチャック本体1の軸心方向へ相対移動させて補助爪30の端面31aをトップジョウ20の対向面21dに向かって押圧することでトップジョウ20に補助爪30を固定するチャック装置とした。【選択図】図1

Description

この発明は、旋盤等に使用するチャック装置に関するものであり、特に、ワークを把持する把持爪の取付構造に関するものである。
旋盤等においてワークを把持するために種々のチャック装置が用いられる。例えば、特許文献1〜3には、チャック本体の前部に設けた把持爪を径方向へ動かして、その把持爪によりワークの外周又は内周を掴むものが記載されている。
チャック本体の軸心と同心に、ドローバが軸心方向へ進退可能に設けられている。また、チャック本体には、軸心に対して傾斜する孔が把持爪と同数形成されており、その傾斜した孔内に軸状のチャッキングピンが摺動可能である。チャッキングピンの前端には、トップジョウ(把持爪)が設けられている。ドローバとチャッキングピンとはアクチュエータを介して接続されている。
チャック本体に対してドローバが軸心方向に後退すると、アクチュエータを介してチャッキングピンが後方へ引かれるようになっている。ワークの外周を掴むチャック装置の場合は、チャッキングピンが後方へ引かれることにより、トップジョウが径方向内側に動いてワークの外周部を掴み、そのワークを軸心と同心に把持する。そのとき、そのワークの後面がチャック本体に設けたストッパに密着し、正しい把持姿勢に維持されるようになっている。
特開2008−221365号公報 特開2002−103109号公報 特開2012−218117号公報
従来のチャック装置によると、異なる種類や大きさのワークを把持しようとすると、チャッキングピンに対して固定されているトップジョウを別のものに取り替える必要が生じる。トップジョウを取替える際には、固定ボルトを緩めて既に取付けられているトップジョウをチャッキングピンから取り外し、その後、別のトップジョウをチャッキングピンの先端に宛がって固定ボルトを締め付けて固定することとなる。
しかし、トップジョウの着脱には、チャッキングピンに対する固定ボルトの締め付けや緩めが伴うため、工具が必要である。トップジョウの着脱は、できる限り容易であることが望ましい。この点、特許文献3のチャック装置によれば、トップジョウが小型であるのでその脱着は幾分容易であるが、チャッキングピンの前面に対して直接に固定ボルトをねじ込んでいる点では、特許文献1,2と同様であり、様々なトップジョウを用意しなければならない点は同様である。
そこで、この発明は、異なる種類や大きさのワークに対して容易に対応できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、この発明は、チャック本体の軸心周りに配置された複数のチャッキングピンと、前記チャッキングピンに設けられたトップジョウと、ワークを把持する補助爪と、前記チャック本体の軸心方向に直交する面に対して傾斜する第1テーパ部を有する第1部材と、前記第1テーパ部に摺接する第2テーパ部を有する第2部材と、前記チャック本体の半径方向に沿って配置されたネジ軸と、を備え、前記ネジ軸のねじ込みによって前記第1テーパ部と前記第2テーパ部とを前記チャック本体の半径方向へ摺動させることで前記第1部材と前記第2部材とを前記チャック本体の軸心方向へ相対移動させて前記補助爪の端面を前記トップジョウの対向面に向かって押圧することで前記トップジョウに前記補助爪を固定するチャック装置を採用した。
ここで、前記ネジ軸は前記チャック本体の半径方向外側に設けられた操作部を介してねじ込み操作が成される構成を採用することができる。
これらの各態様において、前記第1部材は、前記トップジョウの前面に宛がわれる基部と、前記基部の幅方向両端から後方へ伸びるアーム部と、前記アーム部の後端に設けられ前記トップジョウの背面に宛がわれる係止部と、を備える構成を採用することができる。
また、前記補助爪は、前記トップジョウの前記対向面に宛がわれる基部と、前記基部の幅方向両端から後方へ伸びるアーム部と、前記アーム部の後端に設けられ前記トップジョウの背面に宛がわれる係止部と、を備える構成を採用することができる。
この発明によれば、異なる種類や大きさのワークに対して容易に対応できるようになる。
この発明の一実施形態を示す縦断面図 図1の右側面図 トップジョウと補助爪との固定構造を示す断面図 図3の右側面図 図3の平面図 図3の底面図 図3の斜視図 トップジョウと補助爪との固定構造を示す分解斜視図 トップジョウと補助爪との固定構造を示す分解斜視図 トップジョウと補助爪との固定構造を示す分解斜視図
この発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。この実施形態は、トップジョウ20でワークwを軸心方向後方に引き込みながら、ワークwの後端側に向く面をストッパ5,6に当接させ、その状態で、トップジョウ20に取り付けた補助爪(把持爪)30でワークwをチャック本体1の軸心と同心に把持する引込式チャック装置50である。
図1に示すように、チャック本体1は、後部プレートと前部プレートとがボルトで接続されて構成されている。その後部プレートと前部プレートとの間の空間内には、チャック本体1の軸心に沿って進退するアクチュエータ4が設けられている。アクチュエータ4は、軸心周りに複数の傾斜孔2を等分方位に有している。この実施形態では、3つの傾斜孔2を設けている。各傾斜孔2は、その孔中心が、チャック本体1の軸心に対して傾斜する方向に伸びている。この実施形態では、傾斜孔2は、チャック本体1の軸心方向後方から前方に向かって徐々に外径側に向かう傾斜方向となっているが、把持対象であるワークwの形態、把持部分の設定によっては逆方向、すなわち、チャック本体1の後方から前方に向かって徐々に内径側に向かう傾斜方向となる場合もある。
傾斜孔2は、設置しようとするトップジョウ20と同数形成され、その各傾斜孔2内に、動作手段として軸状のチャッキングピン10がぴったりと嵌められている。チャッキングピン10と傾斜孔2とは、その傾斜孔2の伸びる方向に沿って相対移動可能である。チャッキングピン10の後端12とアクチュエータ4とは、チャック本体1の軸心方向へ一体に動くように接続されている。
各チャッキングピン10の前端には、トップジョウ20が設けられている。このため、トップジョウ20は、図2に示すように、チャック本体1の軸心周りにチャッキングピン10と同数が等分方位に放射状に設けられていることになる。この実施形態では、3つのトップジョウ20を設けている。また、この実施形態では、チャッキングピン10は断面円形であり、傾斜孔2も断面円形となっており、両者は、その全周に亘って密着した状態で、その密着面が摺動しながら前記の相対移動が行われる。図中の符号7はピンであり、符号14はそのピン7が入り込む溝である。ピン7が溝14内でスライドすることで、チャッキングピン10の回り止めが成されている。
チャッキングピン10の前端には、あご部(凹み部)13が設けられている。あご部13の内径面13bは、チャック本体1の軸心方向前方へ向かうにつれて、チャック本体1の軸心に近づく方向に傾斜している。また、その内径面13bは、図2に示す側面視において円弧状を成す円筒面又は円錐面となっている。トップジョウ20は、そのトップジョウ20の外径面21bが、あご部13の内径面13bに面接触状態で当接した状態に、チャッキングピン10に固定されるようになっている。ここで、トップジョウ20は、あご部13の内径面13bに面接触する外径面21bを備えている。外径面21bは、あご部13の内径面13bが円筒面である場合はそれに面接触する円筒面、円錐面である場合にはそれに面接触する円錐面となっている。
チャッキングピン10とトップジョウ20との固定は、トップジョウ20の本体部21に設けられたねじ挿通孔23、及び、チャッキングピン10に設けられたネジ孔15にネジ22がねじ込まれて、両者がチャック本体1の軸心方向へ締め付けられることにより固定されている。このとき、あご部13の奥部端面13aに、トップジョウ20の後方側端面21aが面接触する。これにより、軸心を含む縦断面において互いに鋭角に交差する内径面13bと外径面21bとの接触面、及び、奥部端面13aと後方側端面21aとの接触面の2方向の接触面で、チャッキングピン10とトップジョウ20とが保持される。なお、外径面21bと後方側端面21aとの間の稜線部は、チャッキングピン10のあご部13に接触しない逃げ部21cとなっている。
トップジョウ20は、その内径側の端部に、ワークwに当接する補助爪30を備えている。この補助爪30がワークwの外面に当接して、そのワークwを把持するようになっている。
トップジョウ20の前端には、あご部(凹み部)25が設けられている。あご部25の内径面21eは、チャック本体1の軸心方向前方へ向かうにつれて、チャック本体1の軸心に近づく方向に傾斜している。また、その内径面21eは、側面視において円弧状を成す円筒面又は円錐面となっている。補助爪30は、その補助爪30の外径面31bが、あご部25の内径面21eに面接触状態で当接した状態に、トップジョウ20に固定されるようになっている。ここで、補助爪30は、あご部25の内径面21eに面接触する外径面31bを備えている。外径面31bは、あご部25の内径面21eが円筒面である場合はそれに面接触する円筒面、円錐面である場合にはそれに面接触する円錐面となっている。
トップジョウ20と補助爪30との固定は、固定手段40によって行われるようになっている。このとき、あご部25の対向面21dに、補助爪30の後方側端面31aが面接触する。これにより、軸心を含む縦断面において互いに鋭角に交差する内径面21eと外径面31bとの接触面、及び、対向面21dと後方側端面31aとの接触面の2方向の接触面で、トップジョウ20と補助爪30とが保持される。なお、外径面31bと後方側端面31aとの間の稜線部は、トップジョウ20のあご部25に接触しない逃げ部31cとなっている。
この実施形態では、アクチュエータ4を動作させるための手段としてドローバ3を用いている。ドローバ3とアクチュエータ4とはボルト接合、又は、一体の部材で成形されている。このため、ドローバ3がチャック本体1の軸心方向前方へ移動すれば、アクチュエータ4もチャック本体1の軸心方向前方へ移動し、ドローバ3がチャック本体1の軸心方向後方へ移動すれば、アクチュエータ4もチャック本体1の軸心方向後方へ移動する。アクチュエータ4の軸心方向への進退により、チャッキングピン10は傾斜孔2内でわずかに進退する。この進退により、チャッキングピン10の前端はチャック本体1の半径方向に移動し、その移動とともにトップジョウ20及び補助爪30もチャック本体1の半径方向へ移動する。これにより、補助爪30は、ワークwの外面を把持したり、その把持を解放したりできる。
固定手段40は、トップジョウ20に対して補助爪30を着脱自在に固定することができる。前述のように、引込式チャック装置50を組み立てる際、トップジョウ20に、把持対象であるワークwに対応した補助爪30が固定される。また、異なる種類や大きさのワークwを把持しようとするとき、トップジョウ20に対して固定されている補助爪30を別のものに取り替えることとなる。これらの補助爪30の着脱は、固定手段40によって行われる。
固定手段40は、チャック本体1の軸心方向に直交する面(以下、軸直交面と称する。)に対して傾斜する第1テーパ部41aを有する第1部材41と、第1テーパ部41aに摺接する第2テーパ部42aを有する第2部材42と、チャック本体1の半径方向に沿って配置されたネジ軸43とを備えている。
第1部材41は、図3〜図8に示すように、トップジョウ20に設けられたねじ挿通孔23、及び、チャッキングピン10に設けられたネジ孔21hにネジ22がねじ込まれて、両者がチャック本体1の軸心方向へ締め付けられることにより固定されている。第1部材41は、図8に示すように、トップジョウ20の前面21iに宛がわれる基部41iと、基部41iの幅方向両端から後方へ伸びるアーム部41fと、アーム部41fの後端に設けられトップジョウ20の背面21aに宛がわれる係止部41gとを備えている。アーム部41fの内側面41jは、トップジョウ20の側面21jに密着し、係止部41gの前面41kは、トップジョウ20の背面21aに密着して軸心方向への位置決めが成されている。また、基部41iの外径面41bが、トップジョウ20に設けられた突出部21gの内径面21fに当接することで、チャック本体1の半径方向の位置決めが成されている。外径面41bと内径面21fとは、互いに面接触する円筒面、又は、円錐面となっている。
第1部材41は、内径側に開口する穴部41mを備えている。また、第1部材41は、外径面41bから穴部41mに至るネジ孔41nを備えている。穴部41mにおけるチャック本体1の軸心方向前方側の内壁は、第1テーパ部41aとなっている。この実施形態では、第1テーパ部41aは、外径側へ向かうにつれて軸直交面に対してチャック本体1の軸心方向後方へ向かう傾斜面となっている。また、穴部41mにおけるチャック本体1の軸心方向後方側の内壁は軸直交面に平行な後方側内面41eとなっている。後方側内面41eは、穴部41mの底面41cに至っている。
第2部材42は、第1部材41の穴部41mに挿入されるブロック状のコマ部材である。第2部材42は、図8及び図9に示すように、穴部41mに挿入された状態で、第1部材41の第1テーパ部41aに面接触する第2テーパ部42aと、第1部材41の底面41cに面接触する天面42cと、第1部材41の後方側内面41eに面接触する後方側端面42fを備えている。この実施形態では、第2テーパ部42aは、第1テーパ部41aと同様に、外径側へ向かうにつれて軸直交面に対してチャック本体1の軸心方向後方へ向かう傾斜面となっている。また、第2部材42は、後方側端面42fよりも内径寄りに、後方側端面42fよりもやや後方側へ突出する押圧部42bを備えている。第2部材42の天面42cには、断面逆T字状の係止スリット42dが設けられている。係止スリット42dは、第2テーパ部42a側に開口しており、後方側端面42f側には開口せずに閉塞している。また、係止スリット42dは、天面42cに近い側は幅が細い狭小部42e、天面42cから遠い側は幅が広い拡大部42gであり、その狭小部42eと拡大部42gの間は段部42hとなっている。
ネジ軸43は、図8及び図9に示すように、チャック本体1の半径方向外側寄りに設けられた操作部43cと、第1部材41のネジ孔41nにねじ込まれるネジ部43b、チャック本体1の半径方向内側寄りに設けられた軸部43dと、その軸部43dの先端に設けられた軸部43dよりも大径の凸部43aとを備えている。
図9に示すように、ネジ軸43の凸部43aを拡大部42gへ、軸部43dを狭小部42eへ差し入れて、ネジ軸43と第2部材42とを係合させる。そして、ネジ軸43のネジ部43bの半径方向外側寄りの先端を、ネジ孔41nの半径方向内側寄りの開口(穴部41m側の開口)からねじ込んでいく。ねじ込みは、ねじ孔41nの半径方向外側寄りの開口から工具を差し入れて、その工具の先端を操作部43cに差し込むことで行うことができる。この実施形態では、ネジ軸43の操作部43cは、軸端面に形成された凹部(実施形態では、平面視六角形状の凹部)であり、操作部43cの外径がネジ部43bの外径よりも大径となっていないので、このような操作が可能である。この実施形態のように、ネジ軸43をいわゆるホーローセット(イモネジ)形式とすることで、ねじ孔41n内に操作部43cが入り込むことができる。なお、ネジ孔41nへのネジ部43bのねじ込みは、ネジ軸43が第2部材42との係合に充分な長さを有している限りにおいて、ねじ孔41nの半径方向外側寄りの開口から行うこともできる。仮に、ボルト頭を有する通常のボルトのように、操作部43cの外径がネジ部43bの外径よりも大径である場合は、このような態様を採用することができる。
ネジ軸43のねじ込みによって、第2部材42が第1部材41の穴部41mの底面41c側へ、すなわち、チャック本体1の半径方向外側へ引き寄せられる。これにより、第1テーパ部41aと第2テーパ部42aとがチャック本体1の半径方向へ摺動し、第1部材41と第2部材42とがチャック本体1の軸心方向へ相対移動する。ここでは、第1テーパ部41a及び第2テーパ部42aは、チャック本体1の半径方向外側へ向かうにつれて軸心方向後方へ傾斜しているので、第2部材42は、第1部材41に対してチャック本体1の軸心方向後方へ押圧される。そして、第2部材42の押圧部42bが補助爪30の対向面31eを、チャック本体1の軸心方向後方へ押圧する。これにより、補助爪30の端面31aが、トップジョウ20の対向面21dに向かって押圧されて、トップジョウ20に補助爪30が固定される。
ここで、補助爪30は、図8に示すように、トップジョウ20の対向面21dに宛がわれる基部31iと、基部31iの幅方向両端から後方へ伸びるアーム部31fと、アーム部31fの後端に設けられ前記トップジョウ20の背面21aに宛がわれる係止部31gとを備えている。アーム部31fの内側面31jは、トップジョウ20の側面21kに密着し、係止部31gの前面31kは、トップジョウ20の背面21aに密着して軸心方向への位置決めが成されている。また、固定手段40による締め付けによって、アーム部31Fの上面31mが、トップジョウ20の側面段部21mに密着して、チャック本体1の半径方向への位置決めがなされている。このとき、前述のように、トップジョウ20のあご部25の対向面21dと補助爪30の後方側端面31aとの面接触、及び、トップジョウ20のあご部25の内径面21eと補助爪30の外径面31bとの面接触による2方向の位置決めも成されている。
この発明では、トップジョウ20と補助爪30とを着脱自在に固定する固定手段40として、チャック本体1の軸心方向に直交する面に対して傾斜する第1テーパ部41aを有する第1部材41と、第1テーパ部41aに摺接する第2テーパ部42aを有する第2部材42と、チャック本体1の半径方向に沿って配置されたネジ軸43とを備え、ネジ軸43のねじ込みによって第1テーパ部41aと第2テーパ部42aとをチャック本体1の半径方向へ摺動させることで、第1部材41と第2部材42とをチャック本体1の軸心方向へ相対移動させて、補助爪30の端面31aをトップジョウ20の対向面21dに向かって押圧して、トップジョウ20に補助爪30を固定するようにした。これにより、チャック本体1の半径方向に向くネジ軸43の操作によって、補助爪30がトップジョウ20に対して容易に着脱できるようになり、その結果、異なる種類や大きさのワークwに対しても容易に対応できるチャック装置50を実現した。
また、ネジ軸43は、チャック本体1の半径方向外側に設けられた操作部43cを介してねじ込み操作が成されるようにすれば、チャック本体1の外側の広いスペースで作業が可能であるので、その着脱の操作がさらに容易である。
なお、この実施形態は、補助爪30によりワークwの外周を掴むものであるが、変形例としては、補助爪30でワークwの内周を把持する場合にもこの発明を適用できる。ワークwの内周を把持する場合、チャック本体1のチャッキングピン10を収容する傾斜孔2は、その孔中心が、チャック本体1の後方から前方に向かって徐々に内径側に向かう傾斜方向となる。また、補助爪30は、チャック本体1の半径方向外側向きに配置される。さらに、この実施形態では、チャッキングピン10とトップジョウ20とを別体の部材で構成したが、チャッキングピン10とトップジョウ20とを一体の部材で構成したチャック装置50においても、この発明を適用できる。
1 チャック本体
10 チャッキングピン
20 トップジョウ
21a 背面
21d 対向面
21i 前面
30 補助爪
31a 端面
31f アーム部
31g 係止部
40 固定手段
41 第1部材
41a 第1テーパ部
41f アーム部
41g 係止部
41i 基部
42 第2部材
42a 第2テーパ部
43 ネジ軸
50 チャック装置

Claims (4)

  1. チャック本体(1)の軸心周りに配置された複数のチャッキングピン(10)と、
    前記チャッキングピン(10)に設けられたトップジョウ(20)と、
    ワーク(w)を把持する補助爪(30)と、
    前記チャック本体(1)の軸心方向に直交する面に対して傾斜する第1テーパ部(41a)を有する第1部材(41)と、
    前記第1テーパ部(41a)に摺接する第2テーパ部(42a)を有する第2部材(42)と、
    前記チャック本体(1)の半径方向に沿って配置されたネジ軸(43)と、
    を備え、
    前記ネジ軸(43)のねじ込みによって前記第1テーパ部(41a)と前記第2テーパ部(42a)とを前記チャック本体(1)の半径方向へ摺動させることで前記第1部材(41)と前記第2部材(42)とを前記チャック本体(1)の軸心方向へ相対移動させて前記補助爪(30)の端面(31a)を前記トップジョウ(20)の対向面(21d)に向かって押圧することで前記トップジョウ(20)に前記補助爪(30)を固定するチャック装置。
  2. 前記ネジ軸(43)は前記チャック本体(1)の半径方向外側に設けられた操作部(43c)を介してねじ込み操作が成される請求項1に記載のチャック装置。
  3. 前記第1部材(41)は、
    前記トップジョウ(20)の前面(21i)に宛がわれる基部(41i)と、
    前記基部(41i)の幅方向両端から後方へ伸びるアーム部(41f)と、
    前記アーム部(41f)の後端に設けられ前記トップジョウ(20)の背面(21a)に宛がわれる係止部(41g)と、
    を備える請求項1又は2に記載のチャック装置。
  4. 前記補助爪(30)は、
    前記トップジョウ(20)の前記対向面(21d)に宛がわれる基部(31i)と、
    前記基部(31i)の幅方向両端から後方へ伸びるアーム部(31f)と、
    前記アーム部(31f)の後端に設けられ前記トップジョウ(20)の背面(21a)に宛がわれる係止部(31g)と、
    を備える請求項1から3の何れか一つに記載のチャック装置。
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