JP3732836B2 - コレット取付け用アダプター - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工作機械の把持部に取付けるコレット取付け用アダプターに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、工作機械で棒状のワーク(例えば、円柱、三角柱、四角柱、六角柱など)を把持する場合、旋盤などの工作機械の把持部(例えば、図4のような生爪25)をワークに合わせて加工した後、ワークを直接生爪13に固定していた。しかしながら、ワークの形状又は寸法が異なるワークを把持する場合、把持するワークを変える毎に、ワークの形状又は寸法に合わせて把持部を加工しなおす必要があった。
【0003】
そこで、図4(a)に示すように、ワークW3の形状又は寸法に合った予め用意された把持冶具(以下「コレット」という)21をアダプター22に取付けて、ワークW3が変わる毎の把持部加工のしなおしを不要にしたものが既に提案されている(例えば、特許文献1参照)。すなわち、いくつかの形状又は寸法を把持できるコレット21を予め用意し、アダプター22の内面に螺合させた後、アダプター22をチャック26にアダプター取付け用ボルト24で固定し、生爪25でコレット21を介してワークW3を把持することができるアダプター22を用いていた。
【0004】
また、生爪を用いない工作機械において、アダプターにコレットを取付けた後、コレット後端のナットの締付力でワークを把持することができるアダプターが提案されている(例えば、特許文献2参照)。これもまた、収容されたチャックを取り替えるだけで、ワークの形状又は寸法が異なる場合に対応することができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−138022号公報
【特許文献2】
特開平9−19804号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1では、回転切削するときに、ワークW3の軸心Oと旋盤の軸心Oが同一直線上になるような設定「芯だし」に手間がかかる。芯だしをするためには、図4(b)に示すように、まず、コレット21が取付けられたアダプター22の鍔部22aをチャック26にアダプター取付け用ボルト24で仮設置する。次に、図4(c)に示すように、仮設置さらたワーク把持冶具20に収容されたコレット21の前端部21aを生爪25で把持する。そして、旋盤を回転させコレット21を介して把持されたワークW3の振れがないかを確認した後、アダプター取付け用ボルト24でアダプター22の鍔部22aをチャック26に本設置する。これを、ワークW3が変わる毎に、ワークW3の振れがないかを確認した後、アダプター取付け用ボルト24でアダプター22の鍔部22aをチャック26に本設置するという作業を繰り返す。これは、ワークW3を頻繁に取り替える作業では、手間のかかる作業となる。さらに、図4(d)に示されているように、コレット21と生爪25の接触面が非常に狭いため、ワークの芯だし精度が悪い。
【0007】
特許文献2では、ワークが取付けられたチャックをガイドブッシュにネジ締付けして軸心方向の位置決めをすると同時に、ワークを把持できる構成になっている。このため、ワークが変わる毎に、チャックを替えなければならないので、工作機械本体に螺合されているフレームからホルダー、取付けスリーブ、ガイドブッシュ及びチャックを順次取り外さなければならない。もちろん、工作機械本体からホルダーを取り外すので、前記4つの部品以外にも取り外さなけばならない。よって、頻繁にワークを取り替える作業では、非常に手間がかかる作業となる。
【0008】
本願発明は係る問題点に鑑み、ワークの取り替えに手間がかからず、汎用性があるアダプターを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本願発明のコレット取付け用アダプターは、軸心方向の位置決め部を有し、ワーク又は工具を把持するコレットを収容でき、工作機械の把持部に取付けるアダプターであって、アダプター形状は円筒状であり、アダプター前端部に円形状鍔部を形成し、円形状鍔部の後面に第1段部を形成し、第1段部後方に連なる円筒大径部が、縮径して第2段部を形成し、第2段部後方に連なる円筒小径部に略長方形状の開口を形成し、略長方形状の開口の後方に連なる円筒小径部が、拡径して円筒中径部を形成し、アダプター前端部の内面は、前方が大径で、後方に行くにつれて小径になっている円錐状部を有し、コレット前方の円錐状部外周面と当接するように形成され、アダプター前端部の内面の円錐状部後方に連なる第1円筒状部は、縮径して第2円筒状部を形成し、第2円筒状部は、コレット前方の円錐状部に連なる円筒状部外周面と当接するように形成され、アダプターの前端部に弾性変形させるためのすり割を形成し、すり割はアダプターの前端部から略長方形状の開口に至るように形成され、アダプターの軸心方向の位置決めに、第1段部及び第2段部を用いる。
【0010】
上記構成により、アダプターの円筒大径部が軸心方向に弾性変形し、それにともなってコレットの円錐状部も軸心方向に弾性変形し、ワーク又は工具を把持することができる。さらに、アダプターの第1段部又は第2段部を生爪に当接させることで、軸心方向の位置決めが可能になり、棒状の複数のワーク又は工具を頻繁に取り替える必要がある場合、このアダプターを使うことで、ワーク又は工具に合ったコレットを交換するだけで、ワーク又は工具を容易に取り替えることができる。
【0011】
さらに、コレット取付け用アダプターは、アダプターのすり割が、コレットのすり割と半径方向で一致するように、キー取付け用の穴を円筒状小径部に設定していれば、生爪の応力によるアダプターの弾性変形による変位量と、アダプターの弾性変形によって生じるコレットの弾性変形による変位量を等しくすることができる。こうすることで、例えば、ワークを変形させて加工する場合等に使用することができる。
【0012】
また、工作機械の把持部が、アダプターの所定範囲を把持できるように、アダプターの前面に位置決めマーキングを刻設すれば、生爪の把持位置が明確になり、作業者がアダプターを取付ける際に、所定範囲外を把持することを防ぐことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本願発明の一実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0014】
図1は、本願発明の一実施形態であるワーク把持冶具1の斜視図であり、(a)は組立後の全体図、(b)は分解図である。また、図2は、アダプターの詳細図であり、(a)は平面図、(b)側断面図、(c)は正面図、(d)は後面図である。
【0015】
図1に示すように、ワーク把持冶具1は、コレット2と、アダプター3と、アダプター3とコレット2を固定するためのナット4,5と、ストッパー部材6から主に構成されている。
【0016】
コレット2は、外周面の前方が大径で、後方に行くにつれて小径になっている円錐状部52と、円錐状部52に連なる円筒状部53と、円筒状部53から拡径になって連なっている拡径部55と、拡径部55から縮径になって連なっている円筒ネジ部56から形成されている。円錐状部52前端には、軸心Oと平行な円筒前端部51が形成されていると共に、内面にワーク把持部50と、ワーク把持部50の軸心Oから半径方向にスリット状の切り込み(以下「すり割」という)54が形成されている。拡径部55及び円筒ネジ部56の外周面には、軸心方向にキー溝57が拡径部55及び円筒ネジ部56の範囲内で形成されている。円筒ネジ部56の外周面には、雄ねじが円筒ネジ部56の全範囲に亘って形成されている。また、すり割54は、円筒前端部51から拡径部55近傍まで延びている。
【0017】
この円筒前端部51、円錐状部52、円筒状部53は、径方向へ弾性変形してワークW1を把持することができる。
【0018】
図2にも示すように、アダプター3は、全体が略円筒状をなしており、前方の円筒大径部30と、円筒大径部30から縮径して連なる円筒小径部31と、円筒小径部31から拡径して円筒中径部32に連なるように形成されている。円筒小径部31は、その前方に連なる円筒大径部30に比べて、肉厚が薄くなるように形成(第2段部)されており、外部応力による弾性変形がしやすい構成になっている。
【0019】
アダプター3の外側にある円筒大径部30の前端部には、円形状鍔部33が形成されており、その後方面には第1段部34が形成されている。第1段部34の後方には円筒大径部30が連なっており、円筒大径部30に連なる部分が縮径することにより第2段部35が形成されている。第2段部35後方には円筒小径部31が連なっており、円筒小径部31には略長方形状の開口42が形成されている。略長方形状の開口42は、円筒小径部31の円周方向に等間隔で設けられている。円筒小径部31から拡径して連なる円筒中径部32には、軸心Oに向ってキー取付け用穴43が形成され、その穴には雌ねじが設けられている。さらに、円筒中径部32にはスパナー掛け用溝44が形成されており、アダプター3とコレット2をナット4、5(図1)で締結するときに利用される。キー取付け用穴43にはキー用ボルト10を取付けることができ、キー用ボルト10はコレット2のキー溝57(図1)に嵌入するための十分な長さを有している。
【0020】
アダプター3の内側には、前方開口端36から後方開口端40に連なる円筒状空間が形成されている。前方開口端36から後方に連なる円錐状部37は、後方にいくにつれて小径になるように形成されている。また、円錐状部37に連なって第1円筒部38が形成され、第1円筒部38の略長方形状の開口42後方から縮径して第2円筒部39が形成されている。ここで、コレット2をアダプター3に挿入し、アダプター3の円錐状部37がコレット2の円錐状部52と当接するようにナット4、5(図1)でネジ締付けすると、コレット2がアダプター3に固定される。
【0021】
アダプター3の円筒大径部30には、軸心Oから半径方向にすり割41が設けられている。このすり割41は、前方開口端36から形成され、略長方形状の開口42まで延設されている。このような構成にすることで、円筒大径部30は、軸心Oに向って容易に弾性変形することができる。
【0022】
アダプター3の円形状鍔部33の前端面には、位置決めマーク45が凹状に刻設され、この刻設された凹部には、ペンキ等の着色剤が塗布されている。位置決めマーク45は、すり割41を挟んで対向した位置に形成されている。位置決めマーク45があることで、生爪の把持位置を明確にすることができる。
【0023】
また、円筒中径部32に形成されたキー取付け用穴43は、キー用ボルト10を収容し、キー用ボルト10をコレット2のキー溝57に挿入することで、コレット2のすり割54とアダプター3のすり割41が、半径方向で一致するように設定されている。このような構成により、生爪の応力によるアダプターの弾性変形による変位量と、アダプターの弾性変形によって生じるコレットの弾性変形による変位量を等しくすることができる。
【0024】
この円筒大径部30及び円筒小径部31に形成されたすり割41及び略長方形状の開口42により、円筒大径部30及び円筒小径部31が軸心Oに向って弾性変形することで、コレット2を介してワークW1を把持することができる。
【0025】
さらに、アダプター3が第1段部及び第2段部を有することで、生爪13に対するワーク把持冶具1の軸心方向の位置決めが可能になる。
【0026】
図1に示すように、ナット4は、円筒形状をしておりアダプター3の後方に設けられ、外周面には滑り止め用の格子状溝が形成されている。さらに、ナット4の後方にナット5が設けられている。ナット5には増締め用ボルト11を取付ける貫通穴43が開いており、雌ねじが形成されている。増締め用ボルト11は、ナット4に接触することができる長さを有しており、増締め用ボルト11を締付けてナット4に接することで、ナット4に対するナット5の摩擦力が増加し、緩め防止作用を発生させる。このナット4をコレット2の円筒部状部56と螺合することで、コレット2をアダプター3に固定することができるが、ナット4の緩み防止用としてナット5が設けられている。
【0027】
図1に示すように、ストッパー部材6は、ワークW1の軸心方向の位置を規制する部材であって、コレット2の後端部に固定される。ストッパー部材6は、前端部が円筒状のガイドブッシュ9と、ガイドブッシュ9に内接する円筒状のセンターブッシュ8と、センターブッシュ8に内接する棒状のストッパーロッド7と、センターブッシュ8に螺合している固定用ナット12から構成されている。
【0028】
ガイドブッシュ9の前端部には、円周方向に等間隔で4つのすり割72が形成されており、前端部内面には、後方にいくにつれて小径になるような円錐状部が形成されている。
【0029】
センターブッシュ8の前端部には、円周方向に等間隔で4つのすり割71が形成されており、前端部外周面には、後方にいくにつれて小径になるような円錐状部が形成されている。また、前端部内面には、軸心Oと平行な円筒面を有しており、ストッパーロッド7を把持できるように形成されている。
【0030】
このガイドブッシュ9の内面の円錐状部と、センターブッシュ8前端の外周面の円錐状部が当接することにより、固定用ナット12を締付けることでセンターブッシュ8の前端部が軸心Oに向って弾性変形する。これにより、ストッパーロッド7を所望の位置に設定することができる。さらに、センターブッシュ8の前端部が軸心Oに向って弾性変形すると共に、ガイドブッシュ9が軸心Oから半径方向に弾性変形することで、ストッパー部材6は、コレット2の後端部内面に固定される。以上の構成により、ワークW1の後端面とストッパーロッド7の前端面を当接させることで、ワークW1の軸心方向の位置が設定されるようになっている。
【0031】
図1に示すように、ワーク把持冶具1の組付けは、まず、コレット2をアダプター3に挿入する。挿入されたコレット2をナット4,5でネジ締付けすると、コレット2の前端部外周面の円錐状部52とアダプター3の前端部内面の円錐状部37が当接すると共に、コレット2の拡径部55とアダプター3の第2円筒状部39が当接して、コレット2とアダプター3が固定される。固定されたコレット2とアダプター3の後方からストッパー部材6をコレット2に挿入し、ストッパー部材固定用ナット12を締付けることで、ストッパーロッド7がセンターブッシュ8に固定されると共に、ガイドブッシュ9がコレット2の後端部内面に押し付けられ、ストッパー部材6がコレット2に固定されて、ワーク把持冶具1が形成される。
【0032】
このとき、コレット2の前端部外周面の円錐状部52とアダプター3の前端部内面の円錐状部37が当接することで、コレット2のアダプター3に対する軸心方向の位置が固定される。
【0033】
また、アダプター3に取付けられたキー用ボルト10と、コレット2のキー溝57を合わせることで、コレット2とアダプター3の回転方向の動きが固定される。そして、コレット2とアダプター3が外れないようにコレット固定用ナット4,5でネジ締付けする構成になっているが、さらに締結力を向上させるために増締め用ボルト11をコレット固定用ナット5の後方から締付けられている。
【0034】
ここで、図3(a)(d)に基づいてワーク把持冶具1のチャック14への取付けを説明する。まず、図3(a)に示すように、切削部16のバイト17に取付けられた切削刃18で、生爪13をアダプター3の円筒大径部30の外径に合わせて加工する。この際、生爪13が、アダプター3の円筒大径部30を把持できると共に、アダプター3の第1段部34又は第2段部35と接することができるように加工する。次に、ワーク把持冶具1を生爪13にセットする。この際、アダプター3の第1段部34又は第2段部35に生爪13が合うようにセットする。
【0035】
第1段部34及び第2段部35を設けることにより、生爪13を一度加工するだけで、2つ又はそれ以上の外径が異なるワークW1を、精度よく交互に把持することができる。
【0036】
第1段部34及び第2段部35の使い方の違いとしては、
例えば、図3(a)及び(b)のように、生爪13に段部13bが無い場合(正爪)。
【0037】
生爪13の第1把持部13aをアダプター3に合わせて加工することで、ワーク把持冶具1を生爪13に取付け時、生爪13の前面がアダプター3の第1段部34に当接すると共に、生爪13がアダプター3の円筒状大径部30を把持することができる。
【0038】
図3(c)及び(d)のように、生爪13に段部13bがある場合(逆爪)。
【0039】
生爪13の第1把持部13aをアダプター3に合わせて加工することで、ワーク把持冶具1を生爪13に取付け時、生爪13の段部13bがアダプター3の第2段部35に当接すると共に、生爪13がアダプター3の円筒状大径部30を把持することができる。このような構成により、軸心方向の位置決めが可能になると共に、生爪13の種類によらず、生爪13がアダプター3及びコレット2を介してワークW1を把持することができる。
【0040】
次に、ワーク把持冶具1及びワークW1の把持方法を説明する。
【0041】
ワーク把持冶具1の把持は、ワーク把持冶具1を生爪13挿入した後、チャック14のワーク締付け用ボルト15を締付けることで、生爪13が軸心Oに向って移動し、生爪13がワーク把持冶具1を把持する。この把持状態から、さらにチャック14のワーク締付け用ボルト15を締付けることで、アダプター3の頭部が軸心Oに向って弾性変形すると共に、アダプター3に収容されているコレット2の頭部が軸心Oに向って弾性変形することで、ワークW1を把持する。
【0042】
次にワークの交換方法を説明する。
【0043】
図3に示すように、まず、ワーク締付け用ボルト15を緩めて、ワーク把持冶具1を生爪13から取り外す。次に、取り外されたワーク把持冶具1を増締め用ボルト11、コレット固定用ナット5、コレット固定用ナット4の順に緩めてワークW1及びコレット2をアダプター3から取り外す。さらに、新に加工するワークW1をコレット2のワーク取付け部50に挿入し、ワークW1が挿入されたコレット2を取り外す時とは逆の順序で組付けていく。この際、コレット2はワークW1に適応したものを選択する。例えば、ワークが四角柱の場合はワーク取付け部50が四角形のコレット2を選択する。
【0044】
上記の構成で取付けられたワークW1を、切削部16に収容されたバイト17の切削刃18を用いて加工する(図3(a))。
【0045】
また、上記実施例に係るコレット取付け用アダプターは、収容されたコレット2のワーク把持部50に円柱状のワークW1を把持しているが、コレット2を替えることで、三角柱、四角柱、六角柱などのワークを把持することもできる。また、収容されたコレット2のワーク把持部50にワークW1を把持しているが、ドリルなどの工具を取付けることも可能である。さらに、上記実施例では、旋盤の生爪13がアダプター3を介してワークW1を把持しているが、アダプター3は旋盤用として使われるのみならず、フライス盤、ボール盤などの工作機械にも適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
(1)本発明に係るアダプターを使うことにより、ワークに合ったコレットを交換するだけで、ワークを容易に取り替えることができると共に、従来ワークを変える毎に必要であったワークの芯だしを不要にできる。
【0047】
(2)さらに、コレット取付け用アダプターに第1段部及び第2段部を有することで、生爪の種類に限定されることなく把持することができる。
【0048】
その結果、手間がかからず、精度のよい加工をすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワーク把持冶具1の斜視図であり、(a)は組立後の全体図、(b)は分解図である。
【図2】アダプター3の詳細図であり、(a)は平面図、(b)側断面図、(c)は正面図、(d)は後面図である。
【図3】ワーク把持冶具1と生爪13の関係を示した斜視図であり、(a)はワーク把持冶具1を生爪13に取付けた図、(b)は(a)の把持部断面図、(c)はワーク把持冶具1又はワークW2を取り外した図、(d)は(c)におけるワーク把持冶具1取付け時の把持部断面図である。
【図4】従来品の斜視図であり、(a)は従来品の分解図、(b)は従来品をチャック26に取付けた図、(c)は取付け後の全体図、(d)は取付け後の生爪25とコレット21の把持部断面図である。
【符号の説明】
2…コレット
3…アダプター
33…円形状鍔部
34…第1段部
35…第2段部
37…円錐状部
43…キー取付け穴
41…すり割
42…略長方形状の開口
45…位置決めマーク
O…軸心
W1、W3…ワーク

Claims (3)

  1. 軸心方向の位置決め部を有し、ワーク又は工具を把持するコレットを収容でき、工作機械の把持部に取付けるアダプターであって、
    アダプター形状は円筒状であり、
    アダプター前端部に円形状鍔部を形成し、
    円形状鍔部の後面に第1段部を形成し、
    第1段部後方に連なる円筒大径部が、縮径して第2段部を形成し、
    第2段部後方に連なる円筒小径部に略長方形状の開口を形成し、
    略長方形状の開口の後方に連なる円筒小径部が、拡径して円筒中径部を形成し、
    アダプター前端部の内面は、前方が大径で、後方に行くにつれて小径になっている円錐状部を有し、コレット前方の円錐状部外周面と当接するように形成され、
    アダプター前端部の内面の円錐状部後方に連なる第1円筒状部は、縮径して第2円筒状部を形成し、
    第2円筒状部は、コレットの円筒状部に拡径して連なる拡径部外周面と当接するように形成され、
    アダプターの前端部に弾性変形させるためのすり割を形成し、
    すり割はアダプターの前端部から略長方形状の開口に至るように形成され、
    アダプターの軸心方向の位置決めに、第1段部又は第2段部を用いることを特徴とするコレット取付け用アダプター。
  2. アダプターのすり割が、コレットのすり割と半径方向で一致するように、キー取付け用の穴を円筒状小径部に設定した請求項1記載のコレット取付け用アダプター。
  3. 工作機械の把持部が、アダプターの所定範囲を把持できるように、アダプターの円形状鍔部の前面に位置決めマーキングを刻設した請求項1乃至2記載のコレット取付け用アダプター。
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