JP2021117317A - 投写光学系およびプロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】投写距離を短くすることができる投写光学系を提供すること。【解決手段】投写光学系3Aは、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31と、第2光学系32と、を備える。また、投写光学系3Aは、縮小側から順に、第1入射面41と、第1反射面42と、第1射出面43と、を有する第1光学素子33と、縮小側から順に、第2入射面46と、第2反射面47と、第2射出面48と、を有する第2光学素子34と、を有し、第2光学系32には、第1光学素子33、または第2光学素子34の一方が交換可能に配置される。第2光学系32に第1光学素子33が配置された場合の投写角度を第1投写角度θ1とし、第2光学系32に第2光学素子34が配置された場合の投写角度を第2投写角度θ2としたときに、第1投写角度θ1と第2投写角度θ2とは相違する。【選択図】図2

Description

本発明は、投写光学系、およびプロジェクターに関する。
画像形成部が形成した投写画像を、投写光学系により拡大して投写するプロジェクターは特許文献1に記載されている。同文献の投写光学系は、縮小側から拡大側に向かって順に第1光学系と、第2光学系と、からなる。第1光学系は屈折光学系を備える。第2光学系は凹形状の反射面を備える反射ミラーからなる。画像形成部は、光源とライトバルブとを備える。画像形成部は、投写光学系の縮小側結像面に投写画像を形成する。投写光学系は、第1光学系と反射面との間に中間像を形成し、拡大側結像面に配置されたスクリーンに最終像を投写する。
特開2010−20344号公報
投写光学系およびプロジェクターには、投写距離を短くすることが要求されている。しかしながら、特許文献1の投写光学系を用いて、投写仕様の変更を行う場合、投写仕様が容易に変更できず、投写仕様の変更にはコストがかかるという課題があった。
上記の課題を解決するために、本発明は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系と、第2光学系と、を備える投写光学系において、前記縮小側から順に、第1入射面と、第1反射面と、第1射出面と、を有する第1光学素子と、前記縮小側から順に、第2入射面と、第2反射面と、第2射出面と、を有する第2光学素子と、を有し、前記第2光学系には、前記第1光学素子、または前記第2光学素子の一方が交換可能に配置され、前記第2光学系に前記第1光学素子が配置された場合の投写角度を第1投写角度とし、前記第2光学系に前記第2光学素子が配置された場合の前記投写角度を第2投写角度としたときに、前記第1投写角度と前記第2投写角度とは相違することを特徴とする。
次に、本発明のプロジェクターは、上記の投写光学系と、前記投写光学系の縮小側結像面に投写画像を形成する画像形成部と、を有することを特徴とする。
投写光学系を備えるプロジェクターの概略構成図である。 投写光学系が備える配置機構の説明図である。 実施例1の第1形態の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例1の投写光学系の第1形態の光線図である。 実施例1の投写光学系の第1形態の第2光学系の光線図である。 実施例1の第2形態の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例1の投写光学系の第2形態の光線図である。 実施例1の投写光学系の第2形態の第2光学系の光線図である。 実施例1の第1光学素子と第2光学素子との形状の相違の説明図である。 実施例1の第1形態の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例1の第2形態の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例2の第1形態の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例2の投写光学系の第1形態の光線図である。 実施例2の投写光学系の第1形態の第2光学系の光線図である。 実施例2の第2形態の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例2の投写光学系の第2形態の光線図である。 実施例2の投写光学系の第2形態の第2光学系の光線図である。 実施例2の第1光学素子と第2光学素子との形状の相違の説明図である。 実施例2の第1形態の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例2の第2形態の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例3の第1形態の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例3の投写光学系の第1形態の光線図である。 実施例3の投写光学系の第1形態の第2光学系の光線図である。 実施例3の第2形態の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例3の投写光学系の第2形態の光線図である。 実施例3の投写光学系の第2形態の第2光学系の光線図である。 実施例3の第1形態の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例3の第2形態の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係る投写光学系およびこれを備えるプロジェクターについて詳細に説明する。
(プロジェクター)
図1は本発明の投写光学系3を備えるプロジェクターの概略構成図である。図1に示すように、プロジェクター1は、スクリーンSに投写する投写画像を生成する画像形成部2と、投写画像を拡大してスクリーンSに拡大像を投写する投写光学系3と、画像形成部2の動作を制御する制御部4と、を備える。
(画像生成光学系および制御部)
画像形成部2は、光源10、第1インテグレーターレンズ11、第2インテグレーターレンズ12、偏光変換素子13、重畳レンズ14を備える。光源10は、例えば、超高圧水銀ランプ、固体光源等で構成される。第1インテグレーターレンズ11および第2インテグレーターレンズ12は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子をそれぞれ有する。第1インテグレーターレンズ11は、光源10からの光束を複数に分割する。第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子は、光源10からの光束を第2インテグレーターレンズ12の各レンズ素子の近傍に集光させる。
偏光変換素子13は、第2インテグレーターレンズ12からの光を所定の直線偏光に変換させる。重畳レンズ14は、第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子の像を、第2インテグレーターレンズ12を介して、後述する液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bの表示領域上で重畳させる。
また、画像形成部2は、第1ダイクロイックミラー15、反射ミラー16およびフィールドレンズ17R、および、液晶パネル18Rを備える。第1ダイクロイックミラー15は、重畳レンズ14から入射した光線の一部であるR光を反射させ、重畳レンズ14から入射した光線の一部であるG光およびB光を透過させる。第1ダイクロイックミラー15で反射されたR光は、反射ミラー16およびフィールドレンズ17Rを経て、液晶パネル18Rへ入射する。液晶パネル18Rは光変調素子である。液晶パネル18RはR光を画像信号に応じて変調することにより、赤色の投写画像を形成する。
さらに、画像形成部2は、第2ダイクロイックミラー21、フィールドレンズ17G、および、液晶パネル18Gを備える。第2ダイクロイックミラー21は、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるG光を反射させ、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるB光を透過させる。第2ダイクロイックミラー21で反射されたG光は、フィールドレンズ17Gを経て、液晶パネル18Gへ入射する。液晶パネル18Gは光変調素子である。液晶パネル18GはG光を画像信号に応じて変調することにより、緑色の投写画像を形成する。
また、画像形成部2は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17B、および、液晶パネル18Bを備える。第2ダイクロイックミラー21を透過したB光は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17Bを経て、液晶パネル18Bへ入射する。液晶パネル18Bは光変調素子である。液晶パネル18BはB光を画像信号に応じて変調することにより、青色の投写画像を形成する。
液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bは、クロスダイクロイックプリズム19を3方向から囲んでいる。クロスダイクロイックプリズム19は、光合成用のプリズムであり、各液晶パネル18R、18G、18Bで変調された光を合成した投写画像を生成する。
ここで、クロスダイクロイックプリズム19は投写光学系3の一部分を構成する。投写光学系3は、クロスダイクロイックプリズム19が合成した投写画像(各液晶パネル18R、18G、18Bが形成した画像)をスクリーンSに拡大して投写する。スクリーンSは、投写光学系3の拡大側結像面である。
制御部4は、ビデオ信号等の外部画像信号が入力される画像処理部6と、画像処理部6から出力される画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを駆動する表示駆動部7と、を備える。
画像処理部6は、外部の機器から入力された画像信号を各色の階調等を含む画像信号に変換する。表示駆動部7は、画像処理部6から出力された各色の投写画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを動作させる。これにより、画像処理部6は、画像信号に対応した投写画像を液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bに表示する。
(投写光学系)
以下では、プロジェクター1に搭載される投写光学系3の構成例として実施例1〜3を説明する。実施例1〜3において、各投写光学系3は、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31と、第2光学系32と、を備える。また、各投写光学系3は、第2光学系32に第1光学素子33および第2光学素子34を有するとともに、第2光学系32に第1光学素子33および第2光学素子34の一方を選択的に配置可能な配置機構60を有する。第2光学系32に第1光学素子33が選択された場合でも、第2光学素子34が選択された場合でも、第1光学系31は共通である。すなわち、各実施例において、第1光学系31は一つである。
図2は、配置機構60の説明図である。配置機構60は、第1光学系31の第1光軸N上に、第1光学素子33および第2光学素子34の一方を選択的に配置する。配置機構60としては、例えば、第1光学素子33を保持する第1保持部材61と、第2光学素子34を保持する第2保持部材62と、第1保持部材61を移動させる第1移動機構66および第2保持部材62を移動させる第2移動機構67と、を備えるものとすることができる。第1移動機構66は、第1光学素子33が第1光学系31の第1光軸N上に位置する第1選択位置66Aと、第1光学素子33が第1光学系31の第1光軸Nから離間する第1退避位置66Bとの間で第1保持部材61を移動させる。第2移動機構67は、第2光学素子34が第1光学系31の第1光軸N上に位置する第2選択位置67Aと、第2光学素子34が第1光学系31の第1光軸Nから離間する第2退避位置67Bとの間で第2保持部材62を移動させる。第1選択位置66Aと第2選択位置67Aとは、第1光学系31の第1光軸方向の位置が相違する場合がある。第1保持部材61が第1選択位置66Aにある場合には、第2保持部材62は第2退避位置67Bに配置される。第2保持部材62が第2選択位置67Aにある場合には、第1保持部材61は第1退避位置66Bに配置される。第1移動機構66と第2移動機構67とは、連動して動作する。
各実施例1〜3の投写光学系の説明では、第2光学系32に第1光学素子33を選択した第1形態と、第2光学系32に第2光学素子34を選択した第2形態と、を並列に示す。また、各実施例1〜3において、各投写光学系の光線図では、液晶パネル18R、液晶パネル18G、液晶パネル18Bを、液晶パネル18として表す。
(実施例1)
図3は、実施例1の第1形態の投写光学系3Aの全体を模式的に表す光線図である。図4は、実施例1の投写光学系3Aの第1形態の光線図である。図5は、実施例1の投写光学系3Aの第1形態における第2光学系の光線図である。図6は、実施例1の第2形態の投写光学系3Aの全体を模式的に表す光線図である。図7は、実施例1の第2形態の投写光学系3Aの光線図である。図8は、実施例1の投写光学系3Aの第2形態における第2光学系の光線図である。
図3に示すように、第1形態の投写光学系3Aは、広角投影が可能である。すなわち、第1形態の投写光学系3Aが最終像をスクリーンSに投写する投写角度である第1投写角度θ1は、比較的広い。図3および図6では、本例の投写光学系3AからスクリーンSに到達する光束を、光束F1〜F3により模式的に示す。光束F1は最も像高が低い位置に達する光束である。光束F3は最も像高が高い位置に達する光束である。光束F2は光束F1と光束F3との間の位置に達する光束である。ここで、投写角度とは、第1光学系31の第1光軸Nと光束F3の最外郭の光線とが成す角度である。
(実施例1の第1形態)
第1形態の投写光学系3Aは、図4に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズを備える屈折光学系である。第2光学系32は第1光学素子33からなる。第1光学素子33は、縮小側から順に、第1入射面41、第1反射面42、および第1射出面43を有する。第1入射面41は、縮小側に突出する凸形状である。第1反射面42は凹形状を備える。第1射出面43は、拡大側に突出する凸形状である。第2光学系32を構成する第1光学素子33は、第1光学系31の第1光軸N上に配置される。本例では、第1光学系31の第1光軸Nと第1光学素子33の第1反射面42の第2光軸Mとは一致する。
投写光学系3Aの縮小側結像面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。液晶パネル18は、第1光学系31の第1光軸Nに垂直な面内に、第1光軸Nに対して一方側に投写画像を形成する。投写光学系3Aの拡大側結像面には、スクリーンSが配置されている。第1光学系31と第1光学素子33の第1反射面42との間には、縮小側結像面と共役な中間像35が結像される。中間像35は拡大側結像面とも共役である。本例では、中間像35は、第1光学素子33の内側に形成される。すなわち、中間像35は、第1光学素子33の第1入射面41と第1反射面42との間に形成される。
以下の説明では、便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸(第1軸)、およびZ軸とする。また、拡大側結像面であるスクリーンSの幅方向をX軸方向、スクリーンSの上下方向をY軸方向、スクリーンSと垂直な方向をZ軸方向とする。また、第1光学系31の第1光軸Nおよび第1光学素子の第1反射面42の第2光軸Mを含む平面をYZ平面とする。
本例では、第1光学系31の第1光軸N、および、第1光学素子33の第1反射面42の第2光軸Mは、Z軸方向に延びる。図3、図4、図5は、YZ平面上の光線図である。液晶パネル18は、第1光学系31の第1光軸Nの上方Y1に投写画像を形成する。
図4に示すように、第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1〜L14を有する。レンズL1〜レンズL14は縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。本例では、レンズL2とレンズL3は接合された第1接合レンズL21である。レンズL4とレンズL5は、接合された第2接合レンズL22である。レンズL9とレンズL10は接合された第3接合レンズL23である。レンズL7とレンズL8との間には、絞りOが配置されている。
図5に示すように、第1光学素子33は、第1反射面42の第2光軸Mを設計軸として設計されている。言い換えれば、第2光軸Mは、第1入射面41、第1射出面43および第1反射面42の設計上の光軸である。第1入射面41および第1反射面42は、第1反射面42の第2光軸Mの下方Y2に位置し、第1射出面43は、第1反射面42の第2光軸Mの上方Y1に位置する。本例では、第1光学素子33の第1入射面41、第1反射面42、および第1射出面43は、第1反射面42の第2光軸Mを回転軸として回転対称な形状を備える。従って、第1入射面41と第1射出面43とは回転対称な形状を備える。第1光学素子33の第1入射面41、第1反射面42および第1射出面43は、いずれも非球面である。第1反射面42は、第1光学素子33の第1入射面41とは反対側の面に設けた反射コーティング層である。なお、各非球面は、自由曲面の場合がある。この場合でも、自由曲面は、第2光軸Mを設計軸として設計されている。
図5に示すように、第2光学系32の第1瞳P1は、第1光学素子33の内側に位置する。YZ平面における第2光学系32の第1瞳P1は、第1射出面43の有効光線範囲50のY軸方向の上端を通過する上端光束51の上周辺光線51aおよび有効光線範囲50のY軸方向の下端を通過する下端光束52の上周辺光線52aがYZ平面上で交差する上側交点53と、上端光束51の下周辺光線51bおよび下端光束52の下周辺光線52bがYZ平面上で交差する下側交点54とを結ぶ線で規定される。第1瞳P1は、YZ平面上で第1反射面42の第2光軸Mと垂直な仮想垂直線Vに対して傾斜する。
(レンズデータ)
投写光学系3Aのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、レンズ、第1入射面、第1反射面、および第1射出面の符号である。レンズ、第1入射面、第1反射面、および第1射出面に対応しない面番号のデータはダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Cはアパーチャー半径である。R、D、Cの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 C
18 0 球 無限 8.4859 屈折 0.0000
19 1 球 無限 30.1506 SBSL7_OHARA 屈折 12.6334
2 球 無限 5.0143 屈折 14.8167
3 球 無限 0.0000 屈折 15.3698
4 球 無限 0.0000 屈折 15.3698
5 球 無限 0.0000 屈折 15.3698
L1 6 球 65.3371 5.8874 497451.7695 屈折 15.5777
7 球 -49.6319 0.1000 屈折 15.5634
L2 8 球 66.3089 8.4225 489067.6221 屈折 14.7615
L3 9 球 -22.5098 1.0000 834805.4272 屈折 14.4598
10 球 -72.9598 0.1000 屈折 14.5180
L4 11 球 61.0285 7.0224 466237.7988 屈折 14.0323
L5 12 球 -26.3124 1.0000 840873.3029 屈折 13.7644
13 球 29.8875 0.1216 屈折 13.7143
L6 14 球 30.5660 5.8252 827375.2424 屈折 13.7450
15 球 -89.6876 0.4982 屈折 13.7512
L7 16 球 -61.5318 3.7335 512482.7396 屈折 13.7509
17 球 -26.8299 18.5003 屈折 13.5002
O 絞り 球 無限 12.1803 屈折 8.0653
L8 19 球 -19.3204 1.0000 437001.951 屈折 8.0001
20 球 -26.1014 20.1363 屈折 8.3250
L9 21 球 43.9622 19.2102 655112.3105 屈折 15.8061
L10 22 球 -21.3739 1.0000 846663.2378 屈折 16.0445
23 球 48.4377 1.2197 屈折 17.6763
L11 24 球 74.6611 11.4179 667614.3028 屈折 17.6787
25 球 -24.9813 0.1000 屈折 18.1297
L12 26 球 -28.0717 1.0000 776762.4909 屈折 17.8804
27 球 -218.8664 0.1000 屈折 19.5619
L13 28 非球面 35.5372 6.0001 E48R_ZEON 屈折 21.0899
29 非球面 62.2622 18.2764 屈折 21.9723
L14 30 非球面 -260.9712 6.0001 E48R_ZEON 屈折 24.5560
31 非球面 -242.0358 11.8538 屈折 25.5340
32 球 無限 0.0000 屈折 24.3112
41 33 非球面 56.3202 39.2342 Z330R_ZEON 屈折 23.9622
34 球 無限 0.0000 Z330R_ZEON 屈折 18.3502
42 35 非球面 -17.6860 0.0000 Z330R_ZEON 反射 19.1699
36 球 無限 -39.2342 Z330R_ZEON 屈折 37.2226
43 37 非球面 56.3202 -110.0018 屈折 33.0898
38 球 無限 -95.0015 屈折 513.9232
39 球 無限 -301.0048 屈折 873.4344
S 40 球 無限 0.0000 屈折 2012.5170
各非球面の非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S28 S29 S30 S31
Y曲率半径 35.5372 62.2622 -260.9712 -242.0358
コーニック定数(K) -0.133920864 -8.315740849 90 0
4次の係数(A) -1.01937E-05 -6.03735E-06 -1.01994E-05 -2.82320E-05
6次の係数(B) -8.03197E-09 -2.41061E-08 -2.81612E-08 1.83126E-08
8次の係数(C) -3.19987E-11 5.87667E-13 3.19894E-11 -1.52624E-11
10次の係数(D)
12次の係数(E)
面番号 S33 S35 S37
Y曲率半径 56.3202 -17.6860 56.3202
コーニック定数(K) 1.649968721 -3.245671782 1.649968721
4次の係数(A) 4.94475E-07 -4.92801E-06 4.94475E-07
6次の係数(B) 2.03014E-09 1.05751E-08 2.03014E-09
8次の係数(C) -1.01723E-12 -8.36427E-12 -1.01723E-12
10次の係数(D) -9.62950E-16 1.90974E-14 -9.62950E-16
12次の係数(E) 1.00490E-18 1.00490E-18
また、第1形態の投写光学系3Aの最大物体高、Fナンバー、投写角度、TRは、以下のとおりである。最大物体高は、液晶パネル18面上において画像形成領域の中で、第1形態の投写光学系3Aの第1光軸Nから最も離れた点までの寸法である。最大物体高の単位はmmである。FナンバーはFNOで示す。投写角度は、第1投写角度θ1であり、単位はdegである。TRは、スローレシオであり、投写距離を、投写画像をスクリーンSへ投写した時のX軸方向の寸法で除算した値である。
最大物体高 11.7
FNO 2.2
投写角度 75.3
TR(0.59”16:9LV) 0.230
(実施例1の第2形態)
図3および図6に示すように、第2形態の投写光学系3Aが最終像をスクリーンSに投写する投写角度である第2投写角度θ2は、第1形態の投写光学系3Aが最終像をスクリーンSに投写する第1投写角度θ1と比較して、狭い。
第2形態の投写光学系3Aは、図7に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第2光学系32は第2光学素子34からなる。第2光学素子34は、縮小側から順に、第2入射面46、第2反射面47、および第2射出面48を有する。第2入射面46は、縮小側に突出する凸形状である。第2反射面47は凹形状を備える。第2射出面48は、拡大側に突出する凸形状である。第2光学系32を構成する第2光学素子34は、第1光学系31の第1光軸N上に配置される。本例では、第1光学系31の第1光軸Nと第2反射面47の第2光軸Mとは一致する。第1光学系31は、第1形態の投写光学系と同一である。液晶パネル18の配置も第1形態の投写光学系と同一である。
第1光学系31と第2光学素子34の第2反射面47との間には、縮小側結像面と共役な中間像35が結像される。中間像35は拡大側結像面とも共役である。中間像35は、第2光学素子34の内側に形成される。すなわち、中間像35は、第2光学素子34の第2入射面46と第2反射面47との間に形成される。
図8に示すように、第2光学素子34は、第2反射面47の第2光軸Mを設計軸として設計されている。言い換えれば、第2光軸Mは、第2入射面46、第2射出面48および第2反射面47の設計上の光軸である。第2入射面46および第2反射面47は、第2反射面47の第2光軸Mの下方Y2に位置し、第2射出面48は、第2反射面47の第2光軸Mの上方Y1に位置する。本例では、第2光学素子34の第2入射面46、第2反射面47、および第2射出面48は、第2反射面47の第2光軸Mを回転軸として回転対称な形状を備える。従って、第2入射面46と第2射出面48とは回転対称な形状を備える。第2光学素子34の第2入射面46、第2反射面47および第2射出面48は、いずれも非球面である。第2反射面47は、第2光学素子34の第2入射面46とは反対側の面に設けた反射コーティング層である。なお、各非球面は、自由曲面の場合がある。この場合でも、自由曲面は、第2光軸Mを設計軸として設計されている。
図9は、第1光学素子33と第2光学素子34との形状の相違の説明図である。図9では、第1光学素子33と第2光学素子34とを重ねた場合を示す。図9に示すように、第1光学素子33の第1入射面41、第1反射面42、および第1射出面43の形状と、第2光学素子34の第2入射面46、第2反射面47、および第2射出面48のそれぞれの形状とが、互いに相違する。すなわち、第2光学素子34の第2入射面46の非球面形状は、第1光学素子33の第1入射面41と相違する。第2光学素子34の第2反射面47の非球面形状は、第1光学素子33の第1反射面42と相違する。第2光学素子34の第2射出面48の非球面形状は、第1光学素子33の第1射出面43と相違する。また、第1光学素子33において、第1反射面42で反射された第1光束の主光線が第1射出面43に入射する第1入射角度は、第2光学素子34において、第2反射面47で反射された第2光束の主光線が第2射出面48に入射する第2入射角度よりも大きい。
図8に示すように、第2光学系32の第2瞳P2は、第2光学素子34の内側に位置する。YZ平面における第2光学系32の第2瞳P2は、第2射出面48の有効光線範囲50のY軸方向の上端を通過する上端光束51の上周辺光線51aおよび有効光線範囲50のY軸方向の下端を通過する下端光束52の上周辺光線52aがYZ平面上で交差する上側交点53と、上端光束51の下周辺光線51bおよび下端光束52の下周辺光線52bがYZ平面上で交差する下側交点54とを結ぶ線で規定されるものである。第2瞳P2は、YZ平面上で第2反射面47の第2光軸Mと垂直な仮想垂直線Vに対して傾斜する。
(レンズデータ)
第2形態の投写光学系3Aでは、第1光学系31のレンズL14と第2光学素子34との軸上面間距離である第2距離と、第1形態の投写光学系3Aの第1光学系31のレンズL14と第1光学素子33との軸上面間距離である第1距離とは相違する。すなわち、本例の投写光学系では、配置機構60は、第1光学素子33と第2光学素子34とを、第1光学系31の第1光軸N上において、異なる位置に配置する。第2形態の投写光学系3Aのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、レンズ、第2入射面、第2反射面、および第2射出面の符号である。レンズ、第2入射面、第2反射面、および第2射出面に対応しない面番号のデータはダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Cはアパーチャー半径である。R、D、Cの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 C
18 0 球 無限 8.4859 屈折 0.0000
19 1 球 無限 30.1506 SBSL7_OHARA 屈折 12.6334
2 球 無限 5.0143 屈折 14.8167
3 球 無限 0.0000 屈折 15.3698
4 球 無限 0.0000 屈折 15.3698
5 球 無限 0.0000 屈折 15.3698
L1 6 球 65.3371 5.8874 497451.7695 屈折 15.5777
7 球 -49.6319 0.1000 屈折 15.5634
L2 8 球 66.3089 8.4225 489067.6221 屈折 14.7615
L3 9 球 -22.5098 1.0000 834805.4272 屈折 14.4598
10 球 -72.9598 0.1000 屈折 14.5180
L4 11 球 61.0285 7.0224 466237.7988 屈折 14.0323
L5 12 球 -26.3124 1.0000 840873.3029 屈折 13.7644
13 球 29.8875 0.1216 屈折 13.7143
L6 14 球 30.5660 5.8252 827375.2424 屈折 13.7450
15 球 -89.6876 0.4982 屈折 13.7512
L7 16 球 -61.5318 3.7335 512482.7396 屈折 13.7509
17 球 -26.8299 18.5003 屈折 13.5002
O1 絞り 球 無限 12.1803 屈折 8.0653
L8 19 球 -19.3204 1.0000 437001.951 屈折 8.0001
20 球 -26.1014 20.1363 屈折 8.3250
L9 21 球 43.9622 19.2102 655112.3105 屈折 15.8061
L10 22 球 -21.3739 1.0000 846663.2378 屈折 16.0445
23 球 48.4377 1.2197 屈折 17.6763
L11 24 球 74.6611 11.4179 667614.3028 屈折 17.6787
25 球 -24.9813 0.1000 屈折 18.1297
L12 26 球 -28.0717 1.0000 776762.4909 屈折 17.8804
27 球 -218.8664 0.1000 屈折 19.5619
L13 28 非球面 35.5372 6.0001 E48R_ZEON 屈折 21.0899
29 非球面 62.2622 18.2764 屈折 21.9723
L14 30 非球面 -260.9712 6.0001 E48R_ZEON 屈折 24.5560
31 非球面 -242.0358 11.0000 屈折 25.5340
32 球 無限 0.0000 屈折 24.3112
46 33 非球面 43.3299 39.2342 Z330R_ZEON 屈折 23.9622
34 球 無限 0.0000 Z330R_ZEON 屈折 18.3502
47 35 非球面 -20.7986 0.0000 Z330R_ZEON 反射 19.1699
36 球 無限 -39.2342 Z330R_ZEON 屈折 37.2226
48 37 非球面 43.3299 -110.0018 屈折 33.0898
38 球 無限 -95.0015 屈折 513.9232
39 球 無限 -301.0048 屈折 873.4344
S 40 球 無限 0.0000 屈折 2012.5170
第2光学素子34の各非球面の非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S33 S35 S37
Y曲率半径 43.3299 -20.7986 43.3299
コーニック定数(K) 0.784834378 -3.517637827 0.784834378
4次の係数(A) -4.89548E-07 -1.03308E-05 -4.89548E-07
6次の係数(B) -6.28825E-09 3.81030E-08 -6.28825E-09
8次の係数(C) 1.27262E-11 -5.78676E-11 1.27262E-11
10次の係数(D) -8.63796E-15 5.74521E-14 -8.63796E-15
12次の係数(E) 2.12690E-18 2.12690E-18
また、第2形態の投写光学系3Aの最大物体高、Fナンバー、投写角度、TRは、以下のとおりである。最大物体高は、液晶パネル18面上において画像形成領域の中で、第1形態の投写光学系3Aの第1光軸Nから最も離れた点までの寸法である。最大物体高の単位はmmである。FナンバーはFNOで示す。投写角度は、第2投写角度θ2であり、単位はdegである。TRは、スローレシオであり、投写距離を、投写画像をスクリーンSへ投写した時のX軸方向の寸法で除算した値である。
最大物体高 11.7
FNO 2.2
投写角度 70.9
TR(0.59”16:9LV) 0.304
(作用効果)
本例の投写光学系3Aは、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31と、第2光学系32と、を備える。また、投写光学系3Aは、縮小側から順に、第1入射面41と、第1反射面42と、第1射出面43と、を有する第1光学素子33と、縮小側から順に、第2入射面46と、第2反射面47と、第2射出面48と、を有する第2光学素子34と、を有し、第2光学系32には、第1光学素子33、または第2光学素子34の一方が交換可能に配置される。また、投写光学系3Aは、第1光学素子33、または第2光学素子34の一方を、第2光学系32に選択的に配置する配置機構60を備える。
従って、本例の投写光学系3Aは、第2光学系32に第1光学素子33および第2光学素子34のいずれが選択された場合でも、反射面で反射した光束を、射出面で屈折させることができる。よって、第2光学系が、反射面のみを備える場合と比較して、投写光学系の投写距離を短くすることが容易である。言い換えれば、本例の投写光学系3Aは、第2光学系が反射面のみを備える場合と比較して、投写光学系を短焦点化することができる。
また、本例では、第2光学系32に第1光学素子33が配置された場合の投写角度を第1投写角度θ1とし、第2光学系32に第2光学素子34が配置された場合の投写角度を第2投写角度θ2とした場合に、第1投写角度θ1と第2投写角度θ2とは相違する。すなわち、本例では、第2光学系32に第1光学素子33を選択した場合と、第2光学素子34を選択した場合とで、投写光学系3Aの投写角度を変化させることができる。ここで、従来は、投写角度を変えるためには、投写光学系の全体を交換する必要があった。これに対して、本例の投写光学系3Aによれば、予め備える2つの第2光学系32を選択的に配置するだけで、投写角度を変更できる。よって、レンズ交換のコストを抑制しながら、プロジエクターの投写角度を変更できる。
さらに、本例では、第2光学系32に第1光学素子33を選択した場合でも、第2光学素子34を選択した場合でも、第1光学系31は共通である。すなわち、第1光学系は1つである。従って、投写角度の変更にかかるコストを抑制できる。
また、第1形態の投写光学系3Aにおいて、第1光学素子33は拡大側に突出する凸形状の第1射出面43を備えるので、第1射出面43において光束を屈折させることができる。従って、拡大側結像面であるスクリーンSと共役となる中間像35が、第1反射面42の第2光軸Mに沿って傾斜して大きくなることを抑制できる。よって、中間像35の拡大側に位置する第1反射面42が大型化することを抑制できる。同様に、第2形態の投写光学系3Aにおいて、第2光学素子34は拡大側に突出する凸形状の第2射出面48を備えるので、第2射出面48において光束を屈折させることができる。従って、拡大側結像面であるスクリーンSと共役となる中間像35が、第2反射面47の第2光軸Mに沿って傾斜して大きくなることを抑制できる。よって、中間像35の拡大側に位置する第2反射面47が大型化することを抑制できる。
また、第1光学素子33では、第1入射面41、第1反射面42、および第1射出面43が、第1反射面42の第2光軸Mを回転軸として回転対称な形状を備える。従って、第1光学素子33の製造が容易である。また、第1光学素子33が回転対称な形状を備えるので、第1光学素子33が回転対称な形状ではない場合と比較して、製造時における第1光学素子33の歩留まりが向上する。同様に、第2光学素子34では、第2入射面46、第2反射面47、および第2射出面48が、第2反射面47の第2光軸Mを回転軸として回転対称な形状を備える。従って、第2光学素子34の製造が容易である。また、第2光学素子34が回転対称な形状を備えるので、第2光学素子34が回転対称な形状ではない場合と比較して、製造時における第2光学素子の歩留まりが向上する。
ここで、第2光学系32に第1光学素子33を選択した場合でも、第2光学素子34を選択した場合でも、第2光学系32の瞳P(第1瞳P1および第2瞳P2)は、第1反射面42および第2反射面47の第2光軸Mと垂直な仮想垂直線Vに対して傾斜している。従って、第2光学系32の瞳Pが仮想垂直線Vと平行な場合と比較して、スクリーンSの上方Y1の周辺部の光量が低下することを抑制できる。すなわち、瞳Pが仮想垂直線Vに対して傾斜すれば、瞳Pが仮想垂直線Vと平行な場合と比較して、スクリーンSの上部へ達する光束F1の光量が多くなる。また、スクリーンSの上部へ達する光束F1の光量が多くなれば、スクリーンSの下部へ達する光束F3の光量との差が小さくなる。従って、スクリーンSの上部の周辺部の光量が、下部と比較して低下することを抑制できる。
さらに、本例では、第1光学素子33において、中間像35の縮小側に位置する第1入射面41が非球面なので、中間像35での収差の発生を抑制できる。また、第1光学素子33の第1反射面42、および第1射出面43は、非球面である。従って、拡大側結像面において、収差の発生を抑制できる。同様に、第2光学素子34において、中間像35の縮小側に位置する第2入射面46が非球面なので、中間像35での収差の発生を抑制できる。また、第2光学素子34の第2反射面47、および第2射出面48は、非球面である。従って、拡大側結像面において、収差の発生を抑制できる。
また、本例では、第1光学素子33の第1入射面41、第1反射面42、および第1射出面43の形状と、第2光学素子34の第2入射面46、第2反射面47、および第2射出面48のそれぞれの形状とが、互いに相違する。従って、第1光学素子33と第2光学素子34とを選択的に配置したときに、投写光学系の投写角度を変更することが容易である。
さらに、本例では、第1光学素子33において、第1反射面42で反射された第1光束の主光線が第1射出面43に入射する第1入射角度は、第2光学素子34において、第2反射面47で反射された第2光束の主光線が第2射出面48に入射する第2入射角度よりも大きい。このように配置することにより、第1形態の投写光学系3Aの第1投写角度θ1を、第2形態の投写光学系の第2投写角度θ2よりも大きくすることが可能となる。
図10は、第1形態の投写光学系3Aの拡大側のMTFを示す図である。図11は、第2形態の投写光学系3Aの拡大側のMTFを示す図である。図10、図11において、横軸は空間周波数であり、縦軸はコントラスト再現比である。図10、図11において、黒色のグラフは、タンジェンシャル光線(T)を示し、灰色のグラフは、ラジアル光線(R)を示す。また、タンジェンシャル光線(T)およびラジアル光線(R)のそれぞれにおいて、実線は、光束F1であり、間隔の長い破線は、光束F2であり、破線は、光束F3である。図10、図11に示すように、本例の投写光学系3Aは、高い解像度を有する。
(実施例2)
図12は、実施例2の第1形態の投写光学系3Bの全体を模式的に表す光線図である。図13は、実施例2の投写光学系3Bの第1形態の光線図である。図14は、実施例2の投写光学系3Bの第1形態の第2光学系の光線図である。図15は、実施例2の第2形態の投写光学系3Bの全体を模式的に表す光線図である。図16は、実施例2の第2形態の投写光学系3Bの光線図である。図17は、実施例2の投写光学系3Bの第2光学系の光線図である。
図12に示すように、第1形態の投写光学系3Bは、広角投影が可能である。すなわち、第1形態の投写光学系3Bが最終像をスクリーンSに投写する投写角度である第1投写角度θ1は、比較的、広い。図12および図15では、本例の投写光学系3BからスクリーンSに到達する光束を、光束F1〜F3により模式的に示す。光束F1は最も像高が低い位置に達する光束である。光束F3は最も像高が高い位置に達する光束である。光束F2は光束F1と光束F3との間の位置に達する光束である。ここで、投写角度とは、第1光学系31の第1光軸Nと光束F3の最外郭の光線とが成す角度である。
(実施例2の第1形態)
第1形態の投写光学系3Bは、図12に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズを備える屈折光学系である。第2光学系32は第1光学素子33からなる。第1光学素子33は、縮小側から順に、第1入射面41、第1反射面42、および第1射出面43を有する。第1入射面41は、縮小側に突出する凸形状である。第1反射面42は凹形状を備える。第1射出面43は、拡大側に突出する凸形状である。第2光学系32を構成する第1光学素子33は、第1光学系31の第1光軸N上に配置される。本例では、第1光学系31の第1光軸Nと第1光学素子33の第1反射面42の第2光軸Mとは一致する。
投写光学系3Bの縮小側結像面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。液晶パネル18は、第1光学系31の第1光軸Nに垂直な面内に、第1光軸Nに対して一方側に投写画像を形成する。投写光学系3Bの拡大側結像面には、スクリーンSが配置されている。第1光学系31と第1光学素子33の第1反射面42との間には、縮小側結像面と共役な中間像35が結像される。中間像35は拡大側結像面とも共役である。本例では、中間像35は、第1光学素子33の内側に形成される。すなわち、中間像35は、第1光学素子33の第1入射面41と第1反射面42との間に形成される。
本例では、第1光学系31の第1光軸N、および、第1光学素子33の第1反射面42の第2光軸Mは、Z軸方向に延びる。図12、図13、図14は、YZ平面上の光線図である。液晶パネル18は、第1光学系31の第1光軸Nの上方Y1に投写画像を形成する。
図13に示すように、第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1〜L14を有する。レンズL1〜レンズL14は縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。本例では、レンズL2とレンズL3は接合された第1接合レンズL21である。レンズL4とレンズL5は、接合された第2接合レンズL22である。レンズL9とレンズL10は接合された第3接合レンズL23である。レンズL7とレンズL8との間には、絞りOが配置されている。
図14に示すように、第1光学素子33は、第1反射面42の第2光軸Mを設計軸として設計されている。言い換えれば、第2光軸Mは、第1入射面41、第1射出面43および第1反射面42の設計上の光軸である。第1入射面41および第1反射面42は、第1反射面42の第2光軸Mの下方Y2に位置し、第1射出面43は、第1反射面42の第2光軸Mの上方Y1に位置する。本例では、第1光学素子33の第1入射面41、第1反射面42、および第1射出面43は、第1反射面42の第2光軸Mを回転軸として回転対称な形状を備える。従って、第1入射面41と第1射出面43とは回転対称な形状を備える。第1光学素子33の第1入射面41、第1反射面42および第1射出面43は、いずれも非球面である。第1反射面42は、第1光学素子33の第1入射面41とは反対側の面に設けた反射コーティング層である。なお、各非球面は、自由曲面の場合がある。この場合でも、自由曲面は、第2光軸Mを設計軸として設計されている。
図14に示すように、第2光学系32の第1瞳P1は、第1光学素子33の内側に位置する。YZ平面における第2光学系32の第1瞳P1は、第1射出面43の有効光線範囲50のY軸方向の上端を通過する上端光束51の上周辺光線51aおよび有効光線範囲50のY軸方向の下端を通過する下端光束52の上周辺光線52aがYZ平面上で交差する上側交点53と、上端光束51の下周辺光線51bおよび下端光束52の下周辺光線52bがYZ平面上で交差する下側交点54とを結ぶ線で規定される。第1瞳P1は、YZ平面上で第1反射面42の第2光軸Mと垂直な仮想垂直線Vに対して傾斜する。
(レンズデータ)
投写光学系3Bのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、レンズ、第1入射面、第1反射面、および第1射出面の符号である。レンズ、第1入射面、第1反射面、および第1射出面に対応しない面番号のデータはダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Cはアパーチャー半径である。R、D、Cの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 C
18 0 球 無限 8.4859 屈折 0.0000
19 1 球 無限 30.1506 SBSL7_OHARA 屈折 13.0791
2 球 無限 5.0143 屈折 16.2353
3 球 無限 0.0000 屈折 17.0378
4 球 無限 0.0000 屈折 17.0378
5 球 無限 0.0000 屈折 17.0378
L1 6 球 208.6545 5.2079 846663.2378 屈折 17.1508
7 球 -50.8988 0.1000 屈折 17.2211
L2 8 球 36.8543 14.2150 454294.8218 屈折 15.6673
L3 9 球 -22.5903 1.0000 843402.2598 屈折 13.8362
10 球 236.0866 0.1390 屈折 13.5990
L4 11 球 33.8621 11.1910 459927.8531 屈折 13.5407
L5 12 球 -25.9849 2.8206 845715.2419 屈折 12.7904
13 球 36.1675 5.2726 屈折 12.8547
L6 14 球 86.7155 5.7825 845955.238 屈折 14.4698
15 球 -36.4831 0.1000 屈折 14.6412
L7 16 球 -64.8378 3.7957 454002.8399 屈折 14.3829
17 球 -28.2734 17.7527 屈折 13.5002
O1 18 球 無限 2.5268 屈折 9.3221
L8 19 球 -23.2500 2.1606 737187.5312 屈折 10.5361
20 球 -29.1624 6.0204 屈折 11.2691
L9 21 球 46.1866 13.7216 666888.3032 屈折 13.5509
L10 22 球 -15.4811 1.0000 845175.2515 屈折 13.5566
23 球 -45.4883 0.1000 屈折 14.5996
L11 24 球 -46.5394 5.1285 437001.951 屈折 14.6009
25 球 -21.2061 0.2919 屈折 14.7583
L12 26 球 -29.2680 16.4379 834702.4273 屈折 13.8241
27 球 51.7480 9.0958 屈折 15.7392
L13 28 非球面 32.1031 6.0001 E48R_ZEON 屈折 20.7662
29 非球面 60.7245 13.9914 屈折 20.7662
L14 30 非球面 -228.1519 6.0001 E48R_ZEON 屈折 22.0626
31 非球面 -1050.9549 2.6027 屈折 23.5701
32 球 無限 0.0000 屈折 22.4862
41 33 非球面 42.9433 39.2342 Z330R_ZEON 屈折 22.0519
34 球 無限 0.0000 Z330R_ZEON 屈折 18.5297
42 35 非球面 -15.4921 0.0000 Z330R_ZEON 反射 18.7876
36 球 無限 -39.2342 Z330R_ZEON 屈折 33.9454
43 37 非球面 42.9433 -110.0018 屈折 33.4079
38 球 無限 -95.0015 屈折 518.8422
39 球 無限 -301.0048 屈折 877.1733
S 40 球 無限 0.0000 屈折 2012.5172
各非球面の非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S28 S29 S30 S31
Y曲率半径 32.1031 60.7245 -228.1519 -1050.9549
コーニック定数(K) -0.441757802 -25.25718891 90 0
4次の係数(A) -2.89277E-05 -3.89388E-05 -3.37813E-05 -5.64772E-05
6次の係数(B) 4.17176E-08 3.85256E-08 -3.39553E-08 5.64604E-08
8次の係数(C) -5.83352E-11 -3.28917E-11 7.47850E-11 -4.30075E-11
10次の係数(D)
12次の係数(E)
面番号 S33 S35 S37
Y曲率半径 42.9433 -15.4921 42.9433
コーニック定数(K) 0.508272266 -3.277192413 0.508272266
4次の係数(A) -2.53066E-06 -9.22878E-06 -2.53066E-06
6次の係数(B) -5.39889E-10 3.33646E-08 -5.39889E-10
8次の係数(C) 5.51895E-12 -4.61597E-11 5.51895E-12
10次の係数(D) -5.67337E-15 3.44417E-14 -5.67337E-15
12次の係数(E) 1.96436E-18 1.96436E-18
また、第1形態の投写光学系3Bの最大物体高、Fナンバー、投写角度、TRは、以下のとおりである。最大物体高は、液晶パネル18面上において画像形成領域の中で、第1形態の投写光学系3Bの第1光軸Nから最も離れた点までの寸法である。最大物体高の単位はmmである。FナンバーはFNOで示す。投写角度は、第1投写角度θ1であり、単位はdegである。TRは、スローレシオであり、投写距離を、投写画像をスクリーンSへ投写した時のX軸方向の寸法で除算した値である。
最大物体高 11.7
FNO 1.880
投写角度 75.3
TR(0.59”16:9LV) 0.230
(実施例2の第2形態)
図12および図15に示すように、第2形態の投写光学系3Bが最終像をスクリーンSに投写する投写角度である第2投写角度θ2は、第1形態の投写光学系3Bが最終像をスクリーンSに投写す第1投写角度θ1と比較して、狭い。
第2形態の投写光学系3Bは、図16に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第2光学系32は第2光学素子34からなる。第2光学素子34は、縮小側から順に、第2入射面46、第2反射面47、および第2射出面48を有する。第2入射面46は、縮小側に突出する凸形状である。第2反射面47は凹形状を備える。第2射出面48は、拡大側に突出する凸形状である。第2光学系32を構成する第2光学素子34は、第1光学系31の第1光軸N上に配置される。本例では、第1光学系31の第1光軸Nと第2反射面47の第2光軸Mとは一致する。第1光学系31は、第1形態の投写光学系と同一である。液晶パネル18の配置も第1形態の投写光学系と同一である。
第1光学系31と第2光学素子34の第2反射面47との間には、縮小側結像面と共役な中間像35が結像される。中間像35は拡大側結像面とも共役である。中間像35は、第2光学素子34の内側に形成される。すなわち、中間像35は、第2光学素子34の第2入射面46と第2反射面47との間に形成される。
図17に示すように、第2光学素子34は、第2反射面47の第2光軸Mを設計軸として設計されている。言い換えれば、第2光軸Mは、第2入射面46、第2射出面48および第2反射面47の設計上の光軸である。第2入射面46および第2反射面47は、第2反射面47の第2光軸Mの下方Y2に位置し、第2射出面48は、第2反射面47の第2光軸Mの上方Y1に位置する。本例では、第2光学素子34の第2入射面46、第2反射面47、および第2射出面48は、第2反射面47の第2光軸Mを回転軸として回転対称な形状を備える。従って、第2入射面46と第2射出面48とは回転対称な形状を備える。第2光学素子34の第2入射面46、第2反射面47および第2射出面48は、いずれも非球面である。第2反射面47は、第2光学素子34の第2入射面46とは反対側の面に設けた反射コーティング層である。なお、各非球面は、自由曲面の場合がある。この場合でも、自由曲面は、第2光軸Mを設計軸として設計されている。
図18は、第1光学素子33と第2光学素子34との形状の相違の説明図である。図18では、第1光学素子33と第2光学素子34とを重ねた場合を示す。図18に示すように、第1光学素子33の第1入射面41、第1反射面42、および第1射出面43の形状と、第2光学素子34の第2入射面46、第2反射面47、および第2射出面48のそれぞれの形状とが、互いに相違する。すなわち、第2光学素子34の第2入射面46の非球面形状は、第1光学素子33の第1入射面41と相違する。第2光学素子34の第2反射面47の非球面形状は、第1光学素子33の第1反射面42と相違する。第2光学素子34の第2射出面48の非球面形状は、第1光学素子33の第1射出面43と相違する。また、第1光学素子33において、第1反射面42で反射された第1光束の主光線が第1射出面43に入射する第1入射角度は、第2光学素子34において、第2反射面47で反射された第2光束の主光線が第2射出面48に入射する第2入射角度よりも大きい。
図17に示すように、第2光学系32の第2瞳P2は、第2光学素子34の内側に位置する。YZ平面における第2光学系32の第2瞳P2は、第2射出面48の有効光線範囲50のY軸方向の上端を通過する上端光束51の上周辺光線51aおよび有効光線範囲50のY軸方向の下端を通過する下端光束52の上周辺光線52aがYZ平面上で交差する上側交点53と、上端光束51の下周辺光線51bおよび下端光束52の下周辺光線52bがYZ平面上で交差する下側交点54とを結ぶ線で規定されるものである。第2瞳P2は、YZ平面上で第2反射面47の第2光軸Mと垂直な仮想垂直線Vに対して傾斜する。
(レンズデータ)
第2形態の投写光学系3Bでは、第1光学系31のレンズL14と第2光学素子34との軸上面間距離である第2距離と、第1形態の投写光学系3Bの第1光学系31のレンズL14と第1光学素子33との軸上面間距離である第1距離と、が相違する。すなわち、本例の投写光学系3Bでは、配置機構60は、第1光学素子33と第2光学素子34とを、第1光学系31の第1光軸N上において、異なる位置に配置する。また、第2形態の投写光学系3Bでは、フォーカシングのために、第1光学系31の最も拡大側に位置する第1レンズであるレンズL14と、レンズL14よりも縮小側に位置する第2レンズであるレンズL13を第1光学系31の第1光軸N上で移動させている。すなわち、本例の投写光学系3Bでは、第2光学系32に第2光学素子34を配置した場合と、第2光学系32に第1光学素子33を配置した場合とでは、レンズL14とレンズL13との間の距離は、相違する。第2形態の投写光学系3Bのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、レンズ、第2入射面、第2反射面、および第2射出面の符号である。レンズ、第2入射面、第2反射面、および第2射出面に対応しない面番号のデータはダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Cはアパーチャー半径である。R、D、Cの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 C
18 0 球 無限 8.4859 屈折 0.0000
19 1 球 無限 30.1506 SBSL7_OHARA 屈折 13.0791
2 球 無限 5.0143 屈折 16.2353
3 球 無限 0.0000 屈折 17.0378
4 球 無限 0.0000 屈折 17.0378
5 球 無限 0.0000 屈折 17.0378
L1 6 球 208.6545 5.2079 846663.2378 屈折 17.1508
7 球 -50.8988 0.1000 屈折 17.2211
L2 8 球 36.8543 14.2150 454294.8218 屈折 15.6673
L3 9 球 -22.5903 1.0000 843402.2598 屈折 13.8362
10 球 236.0866 0.1390 屈折 13.5990
L4 11 球 33.8621 11.1910 459927.8531 屈折 13.5407
L5 12 球 -25.9849 2.8206 845715.2419 屈折 12.7904
13 球 36.1675 5.2726 屈折 12.8547
L6 14 球 86.7155 5.7825 845955.238 屈折 14.4698
15 球 -36.4831 0.1000 屈折 14.6412
L7 16 球 -64.8378 3.7957 454002.8399 屈折 14.3829
17 球 -28.2734 17.7527 屈折 13.5002
O 18 球 無限 2.5268 屈折 9.3221
L8 19 球 -23.2500 2.1606 737187.5312 屈折 10.5361
20 球 -29.1624 6.0204 屈折 11.2691
L9 21 球 46.1866 13.7216 666888.3032 屈折 13.5509
L10 22 球 -15.4811 1.0000 845175.2515 屈折 13.5566
23 球 -45.4883 0.1000 屈折 14.5996
L11 24 球 -46.5394 5.1285 437001.951 屈折 14.6009
25 球 -21.2061 0.2919 屈折 14.7583
L12 26 球 -29.2680 16.4379 834702.4273 屈折 13.8241
27 球 51.7480 0.1000 屈折 15.7392
L13 28 非球面 32.1031 6.0001 E48R_ZEON 屈折 20.7662
29 非球面 60.7245 16.9807 屈折 20.7662
L14 30 非球面 -228.1519 6.0001 E48R_ZEON 屈折 22.0626
31 非球面 -1,050.9549 0.1000 屈折 23.5701
32 球 無限 0.0000 屈折 22.4862
46 33 非球面 30.7020 39.2342 Z330R_ZEON 屈折 22.0519
34 球 無限 0.0000 Z330R_ZEON 屈折 18.5297
47 35 非球面 -21.7497 0.0000 Z330R_ZEON 反射 18.7876
36 球 無限 -39.2342 Z330R_ZEON 屈折 33.9454
48 37 非球面 30.7020 -110.0018 屈折 33.4079
38 球 無限 -95.0015 屈折 518.8422
39 球 無限 -301.0048 屈折 877.1733
S 40 球 無限 0.0000 屈折 2012.5172
第2光学素子34の各非球面の非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S33 S35 S37
Y曲率半径 30.7020 -21.7497 30.7020
コーニック定数(K) 0.173779984 -1.706904246 0.173779984
4次の係数(A) -7.93334E-07 5.52070E-06 -7.93334E-07
6次の係数(B) -3.68186E-08 9.66595E-09 -3.68186E-08
8次の係数(C) 9.63890E-11 -2.00040E-11 9.63890E-11
10次の係数(D) -9.94669E-14 2.37406E-14 -9.94669E-14
12次の係数(E) 3.65376E-17 3.65376E-17
また、第2形態の投写光学系3Bの最大物体高、Fナンバー、投写角度、TRは、以下のとおりである。最大物体高は、液晶パネル18面上において画像形成領域の中で、第2形態の投写光学系3Bの第1光軸Nから最も離れた点までの寸法である。最大物体高の単位はmmである。FナンバーはFNOで示す。投写角度は、第2投写角度θ2であり、単位はdegである。TRは、スローレシオであり、投写距離を、投写画像をスクリーンSへ投写した時のX軸方向の寸法で除算した値である。
最大物体高 11.7
FNO 1.880
投写角度 64.5
TR(0.59”16:9LV) 0.419
(作用効果)
本例においても、実施例1の投写光学系と同様の作用効果を得ることができる。
図19は、第1形態の投写光学系3Bの拡大側のMTFを示す図である。図20は、第2形態の投写光学系3Bの拡大側のMTFを示す図である。図19、図20において、横軸は空間周波数であり、縦軸はコントラスト再現比である。図19、図20に示すように、本例の投写光学系3Bは、高い解像度を有する。
(実施例3)
図21は、実施例3の第1形態の投写光学系3Cの全体を模式的に表す光線図である。図22は、実施例2の投写光学系3Cの第1形態の光線図である。図23は、実施例3の投写光学系3Cの第1形態の第2光学系の光線図である。図24は、実施例3の第2形態の投写光学系3Cの全体を模式的に表す光線図である。図25は、実施例3の第2形態の投写光学系3Cの光線図である。図26は、実施例3の投写光学系3Cの第2形態の第2光学系の光線図である。
図21に示すように、第1形態の投写光学系3Cは、広角投影が可能である。すなわち、第1形態の投写光学系3Cが最終像をスクリーンSに投写する投写角度である第1投写角度θ1は、比較的広い。図21および図24では、本例の投写光学系3CからスクリーンSに到達する光束を、光束F1〜F3により模式的に示す。光束F1は最も像高が低い位置に達する光束である。光束F3は最も像高が高い位置に達する光束である。光束F2は光束F1と光束F3との間の位置に達する光束である。ここで、投写角度とは、第1光学系31の第1光軸Nと光束F3の最外郭の光線とが成す角度である。
(実施例3の第1形態)
第1形態の投写光学系3Cは、図21に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズを備える屈折光学系である。第2光学系32は第1光学素子33からなる。第1光学素子33は、縮小側から順に、第1入射面41、第1反射面42、および第1射出面43を有する。第1入射面41は、縮小側に突出する凸形状である。第1反射面42は凹形状を備える。第1射出面43は、拡大側に突出する凸形状である。第2光学系32を構成する第1光学素子33は、第1光学系31の第1光軸N上に配置される。本例では、第1光学系31の第1光軸Nと第1光学素子33の第1反射面42の第2光軸Mとは一致する。
投写光学系3Cの縮小側結像面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。液晶パネル18は、第1光学系31の第1光軸Nに垂直な面内に、第1光軸Nに対して一方側に投写画像を形成する。投写光学系3Cの拡大側結像面には、スクリーンSが配置されている。第1光学系31と第1光学素子33の第1反射面42との間には、縮小側結像面と共役な中間像35が結像される。中間像35は拡大側結像面とも共役である。本例では、中間像35は、第1光学素子33の内側に形成される。すなわち、中間像35は、第1光学素子33の第1入射面41と第1反射面42との間に形成される。
本例では、第1光学系31の第1光軸N、および、第1光学素子33の第1反射面42の第2光軸Mは、Z軸方向に延びる。図21、図22、図23は、YZ平面上の光線図である。液晶パネル18は、第1光学系31の第1光軸Nの上方Y1に投写画像を形成する。
図21に示すように、第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1〜L14を有する。レンズL1〜レンズL14は縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。本例では、レンズL2とレンズL3は接合された第1接合レンズL21である。レンズL4とレンズL5は、接合された第2接合レンズL22である。レンズL9とレンズL10は接合された第3接合レンズL23である。レンズL7とレンズL8との間には、絞りOが配置されている。
図23に示すように、第1光学素子33は、第1反射面42の第2光軸Mを設計軸として設計されている。言い換えれば、第2光軸Mは、第1入射面41、第1射出面43および第1反射面42の設計上の光軸である。第1入射面41および第1反射面42は、第1反射面42の第2光軸Mの下方Y2に位置し、第1射出面43は、第1反射面42の第2光軸Mの上方Y1に位置する。第1光学素子33の第1入射面41、第1反射面42および第1射出面43は、いずれも非球面である。第1反射面42は、第1光学素子33の第1入射面41とは反対側の面に設けた反射コーティング層である。なお、各非球面は、自由曲面の場合がある。この場合でも、自由曲面は、第2光軸Mを設計軸として設計されている。
図23に示すように、第2光学系32の第1瞳P1は、第1光学素子33の内側に位置する。YZ平面における第2光学系32の第1瞳P1は、第1射出面43の有効光線範囲50のY軸方向の上端を通過する上端光束51の上周辺光線51aおよび有効光線範囲50のY軸方向の下端を通過する下端光束52の上周辺光線52aがYZ平面上で交差する上側交点53と、上端光束51の下周辺光線51bおよび下端光束52の下周辺光線52bがYZ平面上で交差する下側交点54とを結ぶ線で規定される。第1瞳P1は、YZ平面上で第1反射面42の第2光軸Mと垂直な仮想垂直線Vに対して傾斜する。
(レンズデータ)
投写光学系3Cのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、レンズ、第1入射面、第1反射面、および第1射出面の符号である。レンズ、第1入射面、第1反射面、および第1射出面に対応しない面番号のデータはダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Cはアパーチャー半径である。R、D、Cの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 C
18 0 球 無限 5.0771 屈折 0.0000
19 1 球 無限 21.5089 SBSL7_OHARA 屈折 8.2832
2 球 無限 3.0000 屈折 11.8012
3 球 無限 0.0000 屈折 12.5595
4 球 無限 0.0000 屈折 12.5595
5 球 無限 0.0000 屈折 12.5595
L1 6 球 41.7981 5.3869 454494.8186 屈折 13.0910
7 球 -22.2835 0.1000 屈折 13.0364
L2 8 球 54.2754 5.0410 451333.7958 屈折 11.4965
L3 9 球 -17.1845 1.0000 836974.3715 屈折 11.7006
10 球 -52.9270 0.1000 屈折 11.7951
L4 11 球 47.9808 4.5785 449429.8119 屈折 11.3586
L5 12 球 -17.2585 1.0000 836389.3853 屈折 11.5883
13 球 -421.1997 0.1070 屈折 11.9083
L6 14 球 63.7304 2.3863 846663.2378 屈折 8.4268
15 球 -108.4486 0.1539 屈折 12.0087
L7 16 球 -74.2437 2.5285 445852.8468 屈折 12.0373
17 球 -24.0570 8.6940 屈折 12.0172
O 18 球 無限 14.8700 屈折 6.4426
L8 19 球 -12.0396 1.0000 754999.5232 屈折 8.1861
20 球 -15.1143 8.3927 屈折 8.8321
L9 21 球 20.7081 6.3849 632937.3259 屈折 9.0259
L10 22 球 -17.4743 1.0000 846630.2381 屈折 15.7341
23 球 22.2176 1.3175 屈折 11.5123
L11 24 球 51.7320 6.4418 705847.283 屈折 10.8155
25 球 -14.8667 0.1000 屈折 10.9572
L12 26 球 -15.5940 1.0000 754950.5233 屈折 10.8132
27 球 -164.6925 0.1000 屈折 12.1253
L13 28 非球面 15.7262 3.8897 E48R_ZEON 屈折 13.7886
29 非球面 21.7673 11.6983 屈折 13.8868
L14 30 非球面 -162.8890 3.5584 E48R_ZEON 屈折 15.7563
31 非球面 19.2386 1.9369 屈折 16.3064
32 球 無限 0.0000 屈折 14.8181
41 33 非球面 11.4271 18.6477 Z330R_ZEON 屈折 13.7195
34 球 無限 0.0000 Z330R_ZEON 屈折 9.6146
42 35 非球面 -10.9153 0.0000 Z330R_ZEON 反射 10.7700
36 球 無限 -9.3261 Z330R_ZEON 屈折 18.0333
37 球 無限 0.0000 Z330R_ZEON 屈折 16.5347
38 球 無限 -9.3261 Z330R_ZEON 屈折 16.5347
43 39 非球面 22.7753 -65.8130 屈折 15.5849
40 球 無限 -56.8385 屈折 285.0512
41 球 無限 -180.0883 屈折 498.4798
S 42 球 無限 0.0000 屈折 1169.4561
各非球面の非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S28 S29 S30 S31
Y曲率半径 15.7262 21.7673 -162.8890 19.2386
コーニック定数(K) -0.34070695 -7.775047152 90 0
4次の係数(A) -1.44445E-04 -1.26419E-04 -4.65331E-05 -3.29684E-04
6次の係数(B) 8.97377E-08 5.74077E-08 -4.32930E-07 5.68427E-07
8次の係数(C) 6.20294E-10 1.51258E-09 1.40636E-09 -8.11882E-10
10次の係数(D)
12次の係数(E)
面番号 S33 S35 S39
Y曲率半径 11.4271 -10.9153 22.7753
コーニック定数(K) -0.407326241 -3.984142888 1.077443753
4次の係数(A) -4.02438E-05 -6.19674E-05 -1.78454E-05
6次の係数(B) -4.67907E-07 8.46203E-07 1.11659E-07
8次の係数(C) 1.27376E-09 -2.18754E-09 4.18094E-10
10次の係数(D) -4.47766E-12 2.01334E-12 -4.22966E-12
12次の係数(E) -5.64150E-16 9.89579E-15
また、第1形態の投写光学系3Cの最大物体高、開口数、投写角度、TRは、以下のとおりである。最大物体高は、液晶パネル18面上において画像形成領域の中で、第1形態の投写光学系3Cの第1光軸Nから最も離れた点までの寸法である。最大物体高の単位はmmである。開口数はNAで示す。投写角度は、第1投写角度θ1であり、単位はdegである。TRは、スローレシオであり、投写距離を、投写画像をスクリーンSへ投写した時のX軸方向の寸法で除算した値である。
最大物体高 7.0
NA 0.274
投写角度 75.0
TR(0.37”16:9LV) 0.221
(実施例3の第2形態)
図21および図24に示すように、第2形態の投写光学系3Cの投写方向(第2投写方向)は、第1形態の投写光学系3Cの投写方向(第1投写方向)と相違する。すなわち、第2形態の投写光学系3Cでは、第2光学系32から、第1光学系31とは反対側に向かって光束が投写される。なお、第2形態の投写光学系3Cが最終像をスクリーンSに投写する投写角度である第2投写角度θ2は、第2形態の投写光学系3Cが最終像をスクリーンSに投写する第1投写角度θ1と同一である。
第2形態の投写光学系3Cは、図25に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、および第2光学系32からなる。第2光学系32は第2光学素子34からなる。第2光学素子34は、縮小側から順に、第2入射面46、第2反射面47、第3反射面49および第2射出面48を有する。すなわち、第2光学系32は、第2反射面47と、第2射出面48との間の光路上に第3反射面49を備える。第2反射面47の第2光軸Mに沿った方向において、第3反射面49は、第2入射面46と第2反射面47との間に位置する。また、第2反射面47の第2光軸Mに沿った方向において、第3反射面49は、第2入射面46と第2射出面48との間に位置する。
第2入射面46は、縮小側に突出する凸形状である。第2反射面47は凹形状を備える。第3反射面49は、平面である。すなわち、第3反射面49は平面ミラーである。第2射出面48は、拡大側に突出する凸形状である。第2光学系32を構成する第2光学素子34は、第1光学系31の第1光軸N上に配置される。本例では、第1光学系31の第1光軸Nと第2反射面47の第2光軸Mとは一致する。第1光学系31は、第1形態の投写光学系と同一である。液晶パネル18の配置も第1形態の投写光学系と同一である。
第1光学系31と第2光学素子34の第2反射面47との間には、縮小側結像面と共役な中間像35が結像される。中間像35は拡大側結像面とも共役である。中間像35は、第2光学素子34の内側に形成される。すなわち、中間像35は、第2光学素子34の第2入射面46と第2反射面47との間に形成される。
図26に示すように、第2光学素子34は、第2反射面47の第2光軸Mを設計軸として設計されている。言い換えれば、第2光軸Mは、第2入射面46、第2射出面48および第2反射面47の設計上の光軸である。第2入射面46および第2反射面47は、第2反射面47の第2光軸Mの下方Y2に位置し、第3反射面49および第2射出面48は、第2反射面47の第2光軸Mの上方Y1に位置する。第2光学素子34の第2入射面46、第2反射面47および第2射出面48は、いずれも非球面である。第2反射面47は、第2光学素子34の第2入射面46とは反対側の面に設けた反射コーティング層である。第3反射面49は、第2光学素子34において、第2光軸Mを間に挟んで第2入射面46とは反対側で第1光学系31の側を向く平面部に設けた反射コーティング層である。なお、各非球面は、自由曲面の場合がある。この場合でも、自由曲面は、第2光軸Mを設計軸として設計されている。
図26に示すように、第2光学系32の第2瞳P2は、第2光学素子34の内側に位置する。YZ平面における第2光学系32の第2瞳P2は、第2射出面48の有効光線範囲50のY軸方向の上端を通過する上端光束51の上周辺光線51aおよび有効光線範囲50のY軸方向の下端を通過する下端光束52の上周辺光線52aがYZ平面上で交差する上側交点53と、上端光束51の下周辺光線51bおよび下端光束52の下周辺光線52bがYZ平面上で交差する下側交点54とを結ぶ線で規定される。第2瞳P2は、YZ平面上で第2反射面47の第2光軸Mと垂直な仮想垂直線Vに対して傾斜する。
(レンズデータ)
投写光学系3Cのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、レンズ、第2入射面、第2反射面、第3反射面および第2射出面の符号である。レンズ、第2入射面、第2反射面、第3反射面および第2射出面に対応しない面番号のデータはダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Cはアパーチャー半径である。R、D、Cの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 C
18 0 球 無限 5.0771 屈折 0.0000
19 1 球 無限 21.5089 SBSL7_OHARA 屈折 8.2832
2 球 無限 3.0000 屈折 11.8012
3 球 無限 0.0000 屈折 12.5595
4 球 無限 0.0000 屈折 12.5595
5 球 無限 0.0000 屈折 12.5595
L1 6 球 41.7981 5.3869 454494.8186 屈折 13.0910
7 球 -22.2835 0.1000 屈折 13.0364
L2 8 球 54.2754 5.0410 451333.7958 屈折 11.4965
L3 9 球 -17.1845 1.0000 836974.3715 屈折 11.7006
10 球 -52.9270 0.1000 屈折 11.7951
L4 11 球 47.9808 4.5785 449429.8119 屈折 11.3586
L5 12 球 -17.2585 1.0000 836389.3853 屈折 11.5883
13 球 -421.1997 0.1070 屈折 11.9083
L6 14 球 63.7304 2.3863 846663.2378 屈折 8.4268
15 球 -108.4486 0.1539 屈折 12.0087
L7 16 球 -74.2437 2.5285 445852.8468 屈折 12.0373
17 球 -24.0570 8.6940 屈折 12.0172
O 18 球 無限 14.8700 屈折 6.4426
L8 19 球 -12.0396 1.0000 754999.5232 屈折 8.1861
20 球 -15.1143 8.3927 屈折 8.8321
L9 21 球 20.7081 6.3849 632937.3259 屈折 9.0259
L10 22 球 -17.4743 1.0000 846630.2381 屈折 15.7341
23 球 22.2176 1.3175 屈折 11.5123
L11 24 球 51.7320 6.4418 705847.283 屈折 10.8155
25 球 -14.8667 0.1000 屈折 10.9572
L12 26 球 -15.5940 1.0000 754950.5233 屈折 10.8132
27 球 -164.6925 0.1000 屈折 12.1253
L13 28 非球面 15.7262 3.8897 E48R_ZEON 屈折 13.7886
29 非球面 21.7673 11.6983 屈折 13.8868
L14 30 非球面 -162.8890 3.5584 E48R_ZEON 屈折 15.7563
31 非球面 19.2386 1.9369 屈折 16.3064
32 球 無限 0.0000 屈折 14.8181
41 33 非球面 11.4271 18.6477 Z330R_ZEON 屈折 13.7195
34 球 無限 0.0000 Z330R_ZEON 屈折 9.6146
42 35 非球面 -10.9153 0.0000 Z330R_ZEON 反射 10.7700
36 球 無限 -9.3261 Z330R_ZEON 屈折 18.0333
37 球 無限 0.0000 Z330R_ZEON 反射 16.5347
38 球 無限 9.3261 Z330R_ZEON 屈折 16.5347
43 39 非球面 22.7753 65.8130 屈折 15.5849
40 球 無限 56.8385 屈折 285.0512
41 球 無限 180.0883 屈折 498.4798
第2光学素子34の各非球面の非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S33 S35 S39
Y曲率半径 11.4271 -10.9153 -22.7753
コーニック定数(K) -0.407326241 -3.984142888 1.077443753
4次の係数(A) -4.02438E-05 -6.19674E-05 1.78454E-05
6次の係数(B) -4.67907E-07 8.46203E-07 -1.11659E-07
8次の係数(C) 1.27376E-09 -2.18754E-09 -4.18094E-10
10次の係数(D) -4.47766E-12 2.01334E-12 4.22966E-12
12次の係数(E) -5.64150E-16 -9.89579E-15
また、第2形態の投写光学系3Cの最大物体高、開口数、投写角度、TRは、以下のとおりである。最大物体高は、液晶パネル18面上において画像形成領域の中で、第2形態の投写光学系3Cの第1光軸Nから最も離れた点までの寸法である。最大物体高の単位はmmである。開口数はNAで示す。投写角度は、第2投写角度θ2であり、単位はdegである。TRは、スローレシオであり、投写距離を、投写画像をスクリーンSへ投写した時のX軸方向の寸法で除算した値である。
最大物体高 7.0
NA 0.274
投写角度 105.0
TR(0.37”16:9LV) -0.221
(作用効果)
本例の投写光学系3Cは、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31と、第2光学系32と、を備える。また、第2光学系32として選択的に配置される第1光学素子33は、縮小側から順に第1入射面41、第1反射面42、および第1射出面43を備え、第2光学素子34は、縮小側から順に第2入射面46、第2反射面47、第3反射面49、および第2射出面48を備える。
従って、本例の投写光学系3Cは、第2光学系32として第1光学素子33および第2光学素子34のいずれが選択された場合でも、反射面で反射した光束を、射出面で屈折させることができる。よって、第2光学系が、反射面のみを備える場合と比較して、投写光学系の投写距離を短くすることが容易である。言い換えれば、本例の投写光学系3Cは、第2光学系が反射面のみを備える場合と比較して、投写光学系を短焦点化することができる。
ここで、本例では、第1光学素子33と第2光学素子34とを入れ替えた場合に、スクリーンSと第1光軸Nとの成す角が同一であるが、投写方向を変更できる。すなわち、本例の投写光学系3Cでは、第2光学素子34は、第2反射面47と、第2射出面48との間の光路上に第3反射面49を備える。これにより、本例の投写光学系3Cでは、第1光学素子33と第2光学素子34とを入れ替えた場合に、投写方向を変更できる。
ここで、本例では、第2光学系32に第1光学素子33を選択した場合でも、第2光学素子34を選択した場合でも、第1光学系31は共通である。すなわち、第1光学系31は1つである。従って、投写方向の変更にかかるコストを抑制できる。
なお、本例では、第1形態と第2形態との間でスクリーンSと第1光軸Nとの成す角が同一であるが、この点を除き、本例においても上記の投写光学系と同一の効果を得ることができる。
図27は、第1形態の投写光学系3Cの拡大側のMTFを示す図である。図28は、第2形態の投写光学系3Cの拡大側のMTFを示す図である。図27、図28において、横軸は空間周波数であり、縦軸はコントラスト再現比である。図27、図28に示すように、本例の投写光学系3Cは、高い解像度を有する。
ここで、上記の実施例1〜3において、投写光学系3は、第1光学素子33および第2光学素子34の一方を選択的に配置可能な配置機構60を備えているが、投写光学系3は、配置機構60を備えない構成であってもよい。すなわち、投写光学系3は、第1光学素子33および第2光学素子34が交換可能であれば、配置機構60を備えていなくてもよい。
1…プロジェクター、2…画像形成部、3、3A、3B、3C…投写光学系、4…制御部、6…画像処理部、7…表示駆動部、10…光源、11…第1インテグレーターレンズ、12…第2インテグレーターレンズ、13…偏光変換素子、14…重畳レンズ、15…第1ダイクロイックミラー、16…反射ミラー、17R…フィールドレンズ、17G…フィールドレンズ、17B…フィールドレンズ、18R…液晶パネル、18G…液晶パネル、18B…液晶パネル、18R…各液晶パネル、19…クロスダイクロイックプリズム、21…第2ダイクロイックミラー、22…リレーレンズ、23…反射ミラー、24…リレーレンズ、25…反射ミラー、31…第1光学系、32…第2光学系、33…第1光学素子、34…第2光学素子、35…中間像、41…第1入射面、42…第1反射面、43…第1射出面、46…第2入射面、47…第2反射面、48…第2射出面、49…第3反射面、50…有効光線範囲、51…上端光束、51a…上周辺光線、51b…下周辺光線、52…下端光束、52a…上周辺光線、52b…下周辺光線、53…上側交点、54…下側交点、60…配置機構、61…第1保持部材、62…第2保持部材、66…第1移動機構、66A…第1選択位置、66B…第1退避位置、67…第2移動機構、67A…第2選択位置、67B…第2退避位置、F1〜F3…光束、L1〜L14…レンズ、L21〜L23…接合レンズ、N…第1光軸、M…第2光軸、P1…第1瞳、P2…第2瞳、S…スクリーン、V…仮想垂直線、θ1…第1投写角度、θ2…第2投写角度。

Claims (31)

  1. 縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系と、第2光学系と、を備える投写光学系において、
    前記縮小側から順に、第1入射面と、第1反射面と、第1射出面と、を有する第1光学素子と、
    前記縮小側から順に、第2入射面と、第2反射面と、第2射出面と、を有する第2光学素子と、を有し、
    前記第2光学系には、前記第1光学素子、または前記第2光学素子の一方が交換可能に配置され、
    前記第2光学系に前記第1光学素子が配置された場合の投写角度を第1投写角度とし、前記第2光学系に前記第2光学素子が配置された場合の前記投写角度を第2投写角度としたときに、前記第1投写角度と前記第2投写角度とは相違することを特徴とする投写光学系。
  2. 前記第1光学系は、前記第2光学系に前記第1光学素子が配置された場合と、前記第2光学系に前記第2光学素子が配置された場合で共通であることを特徴とする請求項1に記載の投写光学系。
  3. 前記第1光学素子、または前記第2光学素子の一方を、前記第2光学系に選択的に配置する配置機構を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の投写光学系。
  4. 前記配置機構は、前記第2光学系に前記第1光学素子を配置する場合には、前記第1光学系と前記第1光学素子との軸上面間距離を第1距離とし、前記第2光学系に前記第2光学素子を配置する場合には、前記第1光学系と前記第2光学素子との軸上面間距離を前記第1距離とは相違する第2距離とすることを特徴とする請求項3に記載の投写光学系。
  5. 前記第1反射面と、前記第2反射面とは、形状が相違することを特徴とする請求項1から4のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  6. 前記第1射出面と、前記第2射出面とは、形状が相違することを特徴とする請求項1から5のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  7. 前記第1入射面と、前記第2入射面とは、形状が相違することを特徴とする請求項1から6のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  8. 前記第1光学系は、前記第1光学系の最も前記拡大側に位置する第1レンズと、前記第1レンズよりも前記縮小側に位置する第2レンズとを備え、前記第1レンズと前記第2レンズとの間の距離は、前記第2光学系に前記第1光学素子を配置する場合と、前記第2光学系に前記第2光学素子を配置する場合とで異なることを特徴とする請求項1から7のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  9. 前記第1反射面は、凹形状であることを特徴とする請求項1から8のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  10. 前記第2反射面は、凹形状であることを特徴とする請求項1から9のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  11. 前記第1射出面は、拡大側に突出する凸形状であることを特徴とする請求項1から10のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  12. 前記第2射出面は、拡大側に突出する凸形状であることを特徴とする請求項1から11のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  13. 前記第1入射面は、縮小側に突出する凸形状であることを特徴とする請求項1から12のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  14. 前記第2入射面は、縮小側に突出する凸形状であることを特徴とする請求項1から13のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  15. 前記第1入射面および前記第1反射面は、前記第1反射面の光軸に対して一方側に位置し、
    前記第1射出面は、前記第1反射面の光軸に対して他方側に位置することを特徴とする請求項1から14のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  16. 前記第2入射面および前記第2反射面は、前記第2反射面の光軸に対して一方側に位置し、
    前記第2射出面は、前記第2反射面の光軸に対して他方側に位置することを特徴とする請求項1から15のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  17. 前記第1反射面は、非球面であることを特徴とする請求項1から16のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  18. 前記第2反射面は、非球面であることを特徴とする請求項1から17のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  19. 前記第1射出面は、非球面であることを特徴とする請求項1から18のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  20. 前記第2射出面は、非球面であることを特徴とする請求項1から19のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  21. 前記第1入射面は、非球面であることを特徴とする請求項1から20のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  22. 前記第2入射面は、非球面であることを特徴とする請求項1から21のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  23. 前記第2光学素子は、前記第2反射面と、前記第2射出面との間の光路上に第3反射面を備えることを特徴とする請求項1から22のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  24. 前記第2光学系に前記第1光学素子を配置する場合に前記第1射出面から投写される光束の第1投写方向と、前記第2光学系に前記第2光学素子を配置する場合に前記第2射出面から投写される光束の第2投写方向とは、異なることを特徴とする請求項23に記載の投写光学系。
  25. 前記第2投写方向は、前記第1光学系の光軸に沿った方向で前記第1投写方向とは反対側を向いていることを特徴とする請求項24に記載の投写光学系。
  26. 前記第1入射面、前記第1反射面、および前記第1射出面は、前記第1反射面の光軸を回転軸として回転対称な形状を備えることを特徴とする請求項1から25のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  27. 前記第2入射面、前記第2反射面、および前記第2射出面は、前記第2反射面の光軸を回転軸として回転対称な形状を備えることを特徴とする請求項1から26のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  28. 前記第1反射面の光軸と直交する軸を第1軸とすると、
    前記第1射出面の有効光線範囲の前記第1軸方向の上端を通過する上端光束の上周辺光線および前記有効光線範囲の前記第1軸方向の下端を通過する下端光束の上周辺光線が前記第1光学系の光軸および前記第1反射面の光軸を含む平面上で交差する上側交点と、前記上端光束の下周辺光線および前記下端光束の下周辺光線が前記平面上で交差する下側交点とを結ぶ第1瞳は、前記平面で前記第1反射面の光軸と垂直な仮想垂直線に対して傾斜していることを特徴とする請求項1から27のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  29. 前記第2反射面の光軸と直交する軸を第1軸とすると、
    前記第2射出面の有効光線範囲の前記第1軸方向の上端を通過する上端光束の上周辺光線および前記有効光線範囲の前記第1軸方向の下端を通過する下端光束の上周辺光線が前記第1光学系の光軸および前記第2反射面の光軸を含む平面上で交差する上側交点と、前記上端光束の下周辺光線および前記下端光束の下周辺光線が前記平面上で交差する下側交点とを結ぶ第2瞳は、前記平面で前記第2反射面の光軸と垂直な仮想垂直線に対して傾斜していることを特徴とする請求項1から27のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  30. 前記第2光学系に前記第1光学素子を配置する場合には、前記第1反射面よりも前記縮小側に中間像が結像され、前記第2光学系に前記第2光学素子を配置する場合に前記第2反射面よりも前記縮小側に中間像が結像されることを特徴とする請求項1から29のうちいずれか一項に記載の投写光学系。
  31. 請求項1から30のうちのいずれか一項に記載の投写光学系と、
    前記投写光学系の縮小側結像面に投写画像を形成する画像形成部と、
    を有することを特徴とするプロジェクター。
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