JP2023136546A - プロジェクター - Google Patents

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    • G03B21/006Projectors using an electronic spatial light modulator but not peculiar thereto using LCD's

Abstract

【課題】解像度が同一の拡大像を第1投写位置および第2投写位置に切り替えて投写することが可能なプロジェクターを提供すること。
【解決手段】プロジェクターは、光変調素子と、投写機構と、を有する。投写機構は、第1光学系と、第2光学系と、第2光学系を移動させるシフト機構とを有する。シフト機構は、第2光学系の光軸と直交する方向において、第2光学系を、第1位置と、第1位置とは異なる第2位置とに移動させる。第2光学系が第1位置のとき、投写機構は、投写画像光を、第2光学系および第1光学系からなる第1投写光学系を経由させて第1投写位置に、投写画像の第1拡大像を投写する。第2光学系が第2位置のとき、投写機構は、投写画像光を、第2光学系のみからなる第2投写光学系を経由させて、第1投写光学系の画角とは異なる画角で第1投写位置とは異なる第2投写位置に、投写画像の第2拡大像を投写する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
1つの画像表示素子の異なる第1表示領域と第2表示領域とにそれぞれ表示された投影用画像を、投写光学系により拡大して、異なる第1平面と第2平面とに投影するプロジェクターは、特許文献1に記載されている。同文献では、第1表示領域は、第2表示領域よりも大きい。投写光学系は、第1平面に投影する第1光学系と、第2平面に投影する第2光学系と、画像表示素子の第1表示領域に表示される投影用画像を第1光学系に入射させ、かつ、画像表示素子の第2表示領域に表示される投影用画像を第2光学系に入射させる共通光学系と、を備える。第1光学系の光軸は、共通光学系の光軸と一致する。第2光学系は、共通光学系の光軸から離間する位置に設けられた2つのミラーである。第1光学系及び共通光学系により投影される第1画角と、第2光学系及び共通光学系により投影される第2画角は、オーバーラップする、第1平面および第2平面のそれぞれに、同時に第1画像および第2画像を投影する。
WO2019/064977号公報
上記のプロジェクターにおいて、画像表示素子を、第1表示領域、第2表示領域、オーバーラップする領域に分けている。従って、画像表示素子の面積に対して、第1平面に投影される領域と、第2平面に投影される領域とに分割するため、解像度が大きく低下してしまう虞がある。
上記の課題を解決するために、本発明の投写光学系は、投写画像を形成する光変調素子と、前記光変調素子から射出される前記投写画像の投写画像光を拡大して投写するための投写機構と、を有し、前記投写機構は、第1光学系と、前記第1光学系と前記光変調素子との間に位置する第2光学系と、前記光変調素子に対して前記2光学系を移動させるシフト機構と、を有し、前記シフト機構は、前記第2光学系の光軸と直交する方向において、前記第2光学系を、第1位置と、前記第1位置とは異なる第2位置とに移動させ、前記第2光学系が前記第1位置のとき、前記投写機構は、前記投写画像光を、前記第2光学系および前記第1光学系からなる第1投写光学系を経由させて第1投写位置に、前記投写画像の第1拡大像を投写し、前記第2光学系が第2位置のとき、前記投写機構は、前記投写画像光を、前記第2光学系のみからなる第2投写光学系を経由させて、前記第1投写光学系の画角とは異なる画角で前記第1投写位置とは異なる第2投写位置に、前記投写画像の第2拡大像を投写することを特徴とする。
本発明のプロジェクターの概略構成を示す図である。 シフト機構の説明図である。 実施例1の投写機構の全体を模式的に表す光線図である。 実施例1における第1形態の投写機構の光線図である。 実施例1における第2形態の投写機構の光線図である。 投写光学系と液晶パネルの表示領域との位置関係を説明する図である。 実施例1における第1形態の投写機構の拡大側のMTFを示す図である。 実施例1における第2形態の投写機構の拡大側のMTFを示す図である。 実施例2の投写機構の全体を模式的に表す光線図である。 実施例2における第1形態の投写機構の光線図である。 実施例2における第2形態の投写機構の光線図である。 実施例3の投写機構の全体を模式的に表す光線図である。 実施例3における第1形態の投写機構の光線図である。 実施例3における第2形態の投写機構の光線図である。
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係るプロジェクターについて詳細に説明する。
(プロジェクター)
図1は本発明の投写機構3を備えるプロジェクターの概略構成図である。図1に示すように、プロジェクター1は、スクリーンSに投写する投写画像を形成する画像形成部2と、画像形成部2から射出される投写画像の投写画像光を拡大してスクリーンSに投写する投写機構3と、画像形成部2の動作を制御する制御部4と、を備える。
(画像生成光学系および制御部)
画像形成部2は、光源10、第1インテグレーターレンズ11、第2インテグレーターレンズ12、偏光変換素子13、重畳レンズ14を備える。光源10は、例えば、超高圧水銀ランプ、固体光源等で構成される。第1インテグレーターレンズ11および第2インテグレーターレンズ12は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子をそれぞれ有する。第1インテグレーターレンズ11は、光源10からの光束を複数に分割する。第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子は、光源10からの光束を第2インテグレーターレンズ12の各レンズ素子の近傍に集光させる。
偏光変換素子13は、第2インテグレーターレンズ12からの光を所定の直線偏光に変換させる。重畳レンズ14は、第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子の像を、第2インテグレーターレンズ12を介して、後述する液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bの表示領域上で重畳させる。
また、画像形成部2は、第1ダイクロイックミラー15、反射ミラー16、フィールドレンズ17R、および、液晶パネル18Rを備える。第1ダイクロイックミラー15は、重畳レンズ14から入射した光線の一部であるR光を反射させ、重畳レンズ14から入射した光線の一部であるG光およびB光を透過させる。第1ダイクロイックミラー15で反射されたR光は、反射ミラー16およびフィールドレンズ17Rを経て、液晶パネル18Rへ入射する。液晶パネル18Rは光変調素子である。液晶パネル18RはR光を画像信号に応じて変調することにより、赤色の投写画像を形成する。
さらに、画像形成部2は、第2ダイクロイックミラー21、フィールドレンズ17G、および、液晶パネル18Gを備える。第2ダイクロイックミラー21は、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるG光を反射させ、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるB光を透過させる。第2ダイクロイックミラー21で反射されたG光は、フィールドレンズ17Gを経て、液晶パネル18Gへ入射する。液晶パネル18Gは光変調素子である。液晶パネル18GはG光を画像信号に応じて変調することにより、緑色の投写画像を形成する。
また、画像形成部2は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、フィールドレンズ17B、および、液晶パネル18Bを備える。第2ダイクロイックミラー21を透過したB光は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17Bを経て、液晶パネル18Bへ入射する。液晶パネル18Bは光変調素子である。液晶パネル18BはB光を画像信号に応じて変調することにより、青色の投写画像を形成する。
液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bは、クロスダイクロイックプリズム19を3方向から囲んでいる。クロスダイクロイックプリズム19は、光合成用のプリズムであり、各液晶パネル18R、18G、18Bで変調された光を合成した投写画像を生成する。
ここで、投写機構3は、クロスダイクロイックプリズム19が合成した投写画像(各液晶パネル18R、18G、18Bが形成した投写画像の投写画像)を拡大した拡大像をスクリーンSに投写する。スクリーンSは、投写機構3の拡大側結像面である。
制御部4は、ビデオ信号等の外部画像信号が入力される画像処理部6と、画像処理部6から出力される画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを駆動する表示駆動部7と、を備える。
画像処理部6は、外部の機器から入力された画像信号を各色の階調等を含む画像信号に変換する。表示駆動部7は、画像処理部6から出力された各色の投写画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを動作させる。これにより、画像処理部6は、画像信号に対応した投写画像を液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bに表示する。
(投写機構)
以下では、プロジェクター1に搭載される投写機構3の構成例として実施例1~3を説明する。実施例1~3において、投写機構3は、投写光学系30と、シフト機構41とを備える。投写光学系30は、第1光学系31と、第1光学系31と液晶パネル18との間に位置する第2光学系32と、を備える。シフト機構41は、液晶パネル18に対して、第2光学系32の光軸Nと直交する方向に、第2光学系32を移動させる。
図2は、シフト機構41の説明図である。シフト機構41としては、例えば、投写光学系30の第2光学系32を保持する保持部42と、保持部42を第2光学系32の光軸Nと直交する方向に移動可能に支持する支持部43と、保持部42を第1位置32Aまたは第2位置32Bに移動させる駆動機構44とを備える。本例では、第2光学系32を保持する保持部42が第1位置32Aまたは第2位置32Bに移動するとき、第1光学系31は、第2光学系32と一体となって移動する。すなわち、保持部42は、第1光学系31も保持している。このとき、第2光学系32の光軸Nは、第1光学系31の光軸と一致する。また、第2光学系32の光軸Nは、投写光学系30の光軸Nでもある。よって、本例では、シフト機構41は、液晶パネル18に対して、投写光学系30の光軸Nと直交する方向に、第1光学系31および第2光学系32(投写光学系30)を移動させる。
ここで、以下の説明では、便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸、およびZ軸とする。また、投写光学系30の光軸Nに沿った方向をZ軸方向とする。Z軸方向において、第1光学系31が位置する側を第1方向Z1、第2光学系32が位置する側を第2方向Z2とする。上下方向をY軸方向とする。Y軸方向において、一方側を上方Y1、他方側を下方Y2とする。
駆動機構44は、Y軸方向において、保持部42を第1位置32Aまたは第2位置32Bに移動させる駆動部45を備える。駆動機構44は、投写光学系30を第1位置32Aまたは第2位置32Bに選択配置するための選択部46を備える。駆動部45は、モータなどの駆動源である。選択部46は、ユーザが投写光学系30の各位置を選択するためのスイッチなどである。ここで、制御部4は、駆動部45を駆動制御するシフト制御部47を備える。シフト制御部47は、保持部42の位置情報を記憶しており、選択部46によって選択された位置情報に基づいて、駆動部45を駆動制御して保持部42を第1位置32Aまたは第2位置32Bに配置する。
選択部46によって投写光学系30を第1位置32Aに配置することが選択されると、駆動部45を駆動制御して保持部42を第1位置32Aに配置する。また、選択部46によって第2光学系32を第2位置32Bに配置することが選択されると、駆動部45を駆動制御して投写光学系30を第2位置32Bに配置する。これにより、シフト機構41は、Y軸方向において、投写光学系30を第1位置32Aまたは第2位置32Bに移動させる。
投写光学系30が第1位置32Aでは、シフト機構41は、投写光学系30を、上方Y1に移動させる。投写光学系30が第2位置32Bでは、シフト機構41は、投写光学系30を、下方Y2に移動させる。ここで、投写光学系30が第1位置32Aでは、投写光学系30の光軸N1は、液晶パネル18の上方Y1に位置し、投写光学系30が第2位置32Bでは、投写光学系30の光軸N2は、液晶パネル18の下方Y2に位置する。なお、シフト機構41は、投写光学系30を、X軸方向に移動させる構成であってもよい。
各実施例1~3の投写機構の説明では、投写光学系30が第1位置32Aに配置されているときを第1形態とし、投写光学系30が第2位置32Bに配置されているときを第2形態として、並列に示す。また、各実施例1~3において、投写機構の光線図では、液晶パネル18R、液晶パネル18G、液晶パネル18Bを、液晶パネル18として表す。
(実施例1)
図3は、実施例1の投写機構3Aの全体を模式的に表す光線図である。図4は、実施例1の第1形態における投写機構3Aの光線図である。図5は、実施例1の第2形態におけるの投写機構3Aの光線図である。図6は、投写光学系30と液晶パネル18の表示領域との位置関係を説明する図である。なお、図3では、第1形態における投写機構3Aの光線と、第2形態におけるの投写機構3Aの光線とを重ねている。図4および図5では、シフト機構を省略している。図6は、平面視した投写光学系30および液晶パネル18の外形の概略を示している。
図3に示すように、投写機構3Aは、第1形態のときに、第1光学系31から投写された第1拡大像を第1投写位置に位置する第1スクリーンS1に投写し、第2形態のときに、第2光学系32から投写された第2拡大像を第1位置とは異なる第2位置に位置する第2スクリーンS2に投写する。本例では、第1スクリーンS1と第2スクリーンS2とは、平行であるとともに、第1スクリーンS1は、第2スクリーンS2より第2方向Z2に位置する。
図3に示すように、第1形態の投写機構3Aと第2形態の投写機構3Aとの画角は異なっており、第1形態の投写機構3Aは、第2形態の投写機構3Aより、広角投影が可能である。図3では、本例の投写機構3Aから各スクリーンSに到達する光束を、光束F1~F4により模式的に示す。光束F1は最も像高が低い位置に達する光束である。光束F4は最も像高が高い位置に達する光束である。光束F2およびF3は、光束F1と光束F4との間の位置に達する光束である。また、図3に示すように、第1形態の投写機構3Aの第1投写距離は、第2形態の投写機構3Aの第2投写距離より短い。
(実施例1の第1形態)
図3および図4に示すように、第1形態の投写機構3Aでは、投写光学系30は、シフト機構によって、第1位置32Aに配置されている。第1形態の投写機構3Aでは、第1光学系31、および第2光学系32からなる第1投写光学系30Aが構成される。
第1投写光学系30Aの縮小側結像面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。第1投写光学系30Aの拡大側結像面には、第1スクリーンS1が配置されている。
第1光学系31は、3枚のレンズL11~L13を備える。レンズL11~L13は、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。第2光学系32は、4枚のレンズL21~L24を備える。レンズL21~L24は、拡大側から縮小側に向かってこの順に配置されている。レンズL21とレンズL22との間には、絞り51が配置されている。絞り51は、Fナンバーを定義する上で設定された開口絞りである。
図4および図6に示すように、投写光学系30が第1位置32Aでは、投写光学系30の光軸N1は、液晶パネル18の上方Y1に位置する。すなわち、液晶パネル18は、投写光学系30の光軸N1に対して下方Y2に位置する。
図3および図4に示すように、液晶パネル18から射出された光線は、第2光学系32を通過した後、光軸N1の上方Y1に向かう。第2光学系32から射出された光線は、第1光学系31を通過した後、上方Y1に拡大投写され、第1スクリーンS1に到達する。すなわち、投写機構3Aは、投写画像光を、第2光学系32および第1光学系31からなる第1投写光学系30Aを経由させて第1スクリーンS1に、第1拡大像を投写する。
(実施例1の第2形態)
図3および図5に示すように、第2形態の投写機構3Aでは、投写光学系30は、シフト機構によって、第2位置32Bに配置されている。より具体的には、投写光学系30が第1位置32Aから第2位置32Bに移動する場合、投写光学系30は、シフト機構によって、下方Y2に移動させられて、第2位置32Bに配置される。第2形態の投写機構3Aでは、第2光学系32のみからなる第2投写光学系30Bが構成される。
第2投写光学系30Bの縮小側結像面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。第2投写光学系30Bの拡大側結像面には、第2スクリーンS2が配置されている。
図5および図6に示すように、投写光学系30が第2位置32Bでは、投写光学系30の光軸N2は、液晶パネル18の下方Y2に位置する。すなわち、液晶パネル18は、投写光学系30の光軸N2に対して上方Y1に位置する。なお、液晶パネル18は、第1形態および第2形態において、同一形状の投写画像を形成する。
図3および図5に示すように、液晶パネル18から射出された光線は、第2光学系32を通過した後、光軸N2の下方Y2に拡大投写され、第2スクリーンS2に到達する。すなわち、投写機構3Aは、投写画像光を、第2光学系32のみからなる第2投写光学系30Bを経由させて、第1投写光学系30Aの画角とは異なる画角で第2スクリーンS2に、第2拡大像を投写する。
(レンズデータ)
第1形態における第1投写光学系30Aのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、レンズ、クロスダイクロイックプリズム、液晶パネルの符号である。Rは曲率半径である。dは軸上面間隔である。ndはd線の屈折率である。νdはd線のアッベ数である。R、dの単位はmmである。
符号 面番号 R d nd vd
S1 0 0.00000 478.881632
L11 1 70.00000 6.284397 1.743972 44.85
2 23.48106 18.624820
L12 3 70.00000 2.000000 1.743972 44.85
4 27.58649 34.234393
L13 5 -89.48399 20.000000 1.668587 32.20
6 -38.52206 52.000000
L21 7 -30.83096 3.000000 1.493154 67.03
8 -75.13558 10.000000
L22,51 9 19.10319 3.000000 1.654590 33.24
10 15.19880 20.000000
L23 11 237.38194 7.000000 1.620410 60.32
12 -30.44543 10.000000
L24 13 28.93771 6.394419 1.641320 56.50
14 252.89129 10.000000
19 15 0.00000 24.720000 1.516800 64.17
16 0.00000 0.100000
18 17 0.00000 0.000000
また、焦点距離をf、投写距離をD、半画角θ、FナンバーをFnとしたときに、第1形態における第1投写光学系30Aのデータは以下のとおりである。
f 6.4693mm
D 478mm
θ 64.0°
Fn 2.05
第2形態における第2投写光学系30Bのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、拡大側から縮小側に順番に付してある。符号は、レンズ、クロスダイクロイックプリズム、液晶パネルの符号である。Rは曲率半径である。dは軸上面間隔である。ndはd線の屈折率である。νdはd線のアッベ数である。R、dの単位はmmである。
符号 面番号 R d nd vd
S2 0 0.00000 1707.335643
L21 7 -30.83096 3.000000 1.493154 67.03
8 -75.13558 10.000000
L22,51 9 19.10319 3.000000 1.654590 33.24
10 15.19880 20.000000
L23 11 237.38194 7.000000 1.620410 60.32
12 -30.44543 10.000000
L24 13 28.93771 6.394419 1.641320 56.50
14 252.89129 10.000000
19 15 0.00000 24.720000 1.516800 64.17
16 0.00000 0.100000
18 17 0.00000 0.000000
また、焦点距離をf、投写距離をD、半画角θ、FナンバーをFnとしたときに、第2形態における第2投写光学系30Bのデータは以下のとおりである。
f 23.3575mm
D 1840mm
θ 18.0°
Fn 2.05
ここで、第1投写光学系30Aの投写距離を第1投写距離D1、第2投写光学系30Bの投写距離を第2投写距離D2とした場合に、第2投写距離D2は、第1投写距離D1の3倍以上である。
本例では、第1投写距離D1は、478mmであり、第2投写距離D2は、1840mmである。よって、第2投写距離D2は、第1投写距離D1の3.85倍である。
また、第1投写光学系30Aの半画角を第1画角、第2投写光学系30Bの半画角を第2画角とした場合に、第1画角は、第2画角の3倍以上である。
本例では、第1画角θ1は、64.0°であり、第2画角θ2は、18.0°である。よって、第1画角は、第2画角の3.55倍である。
(作用効果)
本例のプロジェクター1は、投写画像を形成する液晶パネル18と、液晶パネル18から射出される投写画像の投写画像光を拡大して投写するための投写機構3と、を有する。投写機構3は、第1光学系31と、第1光学系31と液晶パネル18との間に位置する第2光学系32と、液晶パネル18に対して第1光学系31および第2光学系32(投写光学系30)を移動させるシフト機構41と、を有する。シフト機構41は、第2光学系32の光軸Nと直交するY軸方向において、投写光学系30を、第1位置32Aと、第1位置32Aとは異なる第2位置32Bとに移動させる。投写光学系30が第1位置32Aのとき、投写機構3は、投写画像光を、第2光学系32および第1光学系31からなる第1投写光学系30Aを経由させて第1投写位置に位置する第1スクリーンS1に、第1拡大像を投写する。また、投写光学系30が第2位置32Bのとき、投写機構3は、投写画像光を、第2光学系32のみからなる第2投写光学系30Bを経由させて、第1投写光学系30Aの画角とは異なる画角で第2投写位置に位置する第2スクリーンS2に、第2拡大像を投写する。液晶パネル18は、第1光学系31および第2光学系32が第1位置32Aおよび第2位置32Bにおいて、同一形状の投写画像を形成する。
本例によれば、画角および投写位置が互いに異なる第1投写光学系30Aおよび第2投写光学系30Bを選択的に変更することができるプロジェクターにおいて、第1投写光学系30Aおよび第2投写光学系30Bは、同一形状の投写画像の投写画像光を拡大して投写するので、第1スクリーンS1および第2スクリーンS2に投写される各拡大像の解像度を同一とすることができる。
本例では、第2光学系32がシフト機構41によって移動するとき、第1光学系31は、第2光学系32と一体となって移動する。よって、第1光学系31が固定されて第2光学系32のみが移動する構成と比較して、第1光学系31と第2光学系32との光軸のズレが発生することを抑制することができる。
また、本例では、第2光学系32が絞り51を備える。したがって、第1投写光学系30Aおよび第2投写光学系30Bで共通する第2光学系32が絞りを備えるので、第1投写光学系30Aおよび第2投写光学系30Bにおいて絞り51を通過する光束の大きさが同等となる。よって、第1投写光学系30Aおよび第2投写光学系30BのFナンバーを同等の大きさとすることができる。
本例では、第1投写光学系30Aの投写距離を第1投写距離D1、第2投写光学系30Bの投写距離を第2投写距離D2とした場合に、第2投写距離D2は、第1投写距離D1の3倍以上である。具体的には、第2投写距離D2は、第1投写距離D1の3.85倍である。よって、本例のプロジェクター1は、第1投写光学系30Aおよび第2投写光学系30Bを選択的に変更することによって、投写距離が大きく異なる2つのスクリーンに拡大像を投写することができる。
本例では、第1投写光学系30Aの半画角を第1画角、第2投写光学系30Bの半画角を第2画角とした場合に、第1画角は、第2画角の3倍以上である。具体的には、第1画角は、第2画角の3.55倍である。よって、本例のプロジェクター1は、第1投写光学系30Aおよび第2投写光学系30Bを選択的に変更することによって、投写する際の画角を大きく異ならせることができる。
本例では、シフト機構41は、第2光学系32を保持する保持部42と、保持部42を光軸Nと直交するY軸方向に移動可能に支持する支持部43と、保持部42を移動させて投写光学系30を第1位置32Aまたは第2位置32Bに配置する駆動部45と、を備える。制御部4は、駆動部45を駆動制御して投写光学系30を第1位置32Aまたは第2位置32Bに配置するシフト制御部47を備える。よって、シフト制御部47によって投写光学系30を第1位置32Aまたは第2位置32Bに移動制御させることができる。
本例では、シフト機構41は、投写光学系30を第1位置32Aまたは第2位置32Bに選択配置するための選択部46を備える。シフト制御部47は、選択部46によって投写光学系30を第1位置32Aに配置することが選択されると、駆動部45を駆動制御して投写光学系30を第1位置32Aに配置する。また、シフト制御部47は、選択部46によって投写光学系30を第2位置32Bに配置することが選択されると、駆動部45を駆動制御して第2光学系32を第2位置32Bに配置する。よって、ユーザは、投写光学系30の位置を選択部46により選択すれば、第2光学系32を各位置に容易に変更することができる。
図7は、第1形態の投写機構3Aの縮小側のMTFを示す図である。図8は、第2形態の投写機構3Aの縮小側のMTFを示す図である。図7および図8の横軸は空間周波数であり、縦軸はコントラスト再現比である。図7および図8に示すように、本例の投写機構3Aは、第1形態および第2形態において、高い解像度を有する。
(実施例2)
図9は、実施例2の投写機構3Bの全体を模式的に表す光線図である。図10は、実施例2の第1形態における投写機構3Bの光線図である。図11は、実施例2の第2形態における投写機構3Bの光線図である。なお、図9では、第1形態における投写機構3Bの光線と、第2形態における投写機構3Bの光線とを重ねている。実施例2の投写機構3Bは、第1反射部材33を備える点が実施例1の投写機構3Aとは相違する。なお、実施例2の投写機構3Bの他の構成は実施例1の投写機構3Aと同一なので、対応する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図9に示すように、投写機構3Bは、第1投写光学系30Aの拡大側に配置されて第1投写光学系30Aの投写方向を変化させる第1反射部材33を備える。投写機構3Bは、第1形態のときに、第1反射部材33によって第1光学系31から投写された第1拡大像の投写方向を偏向して、第1拡大像を第1投写位置に位置する第1スクリーンS1に投写し、第2形態のときに、第2光学系32から投写された第2拡大像を第1位置とは異なる第2位置に位置する第2スクリーンS2に投写する。本例では、第1スクリーンS1と第2スクリーンS2とは、交差するとともに、第1スクリーンS1は、第2スクリーンS2の上方Y1に位置する。
図9に示すように、第1形態の投写機構3Bと第2形態の投写機構3Bとの画角は異なっており、第1形態の投写機構3Bは、第2形態の投写機構3Bより、広角投影が可能である。図9では、本例の投写機構3Bから各スクリーンSに到達する光束を、光束F1~F4により模式的に示す。光束F1は最も像高が低い位置に達する光束である。光束F4は最も像高が高い位置に達する光束である。光束F2およびF3は、光束F1と光束F4との間の位置に達する光束である。また、図9に示すように、第1形態の投写機構3Bの第1投写距離は、第2形態の投写機構3Bの第2投写距離より短い。
(実施例2の第1形態)
図9および図10に示すように、第1形態の投写機構3Bでは、投写光学系30は、シフト機構によって、第1位置32Aに配置されている。
第1反射部材33は、第1光学系31の拡大側に配置されている。第1反射部材33は、投写光学系30の光軸Nより上方Y1であって、第1光学系31より第1方向Z1に配置されている。第1反射部材33は、平面ミラーからなる。第1反射部材33は、第2方向Z2に向かうに従って、下方Y2に傾斜している。
図10に示すように、投写光学系30が第1位置32Aでは、投写光学系30の光軸N1は、液晶パネル18の上方Y1に位置する。すなわち、液晶パネル18は、投写光学系30の光軸N1に対して下方Y2に位置する。
図9および図10に示すように、液晶パネル18から射出された光線は、第2光学系32を通過した後、光軸N1の上方Y1に向かう。第2光学系32から射出された光線は、第1光学系31を通過した後、上方Y1に向かう。第1光学系31から射出された光線は、第1反射部材33によって、上方Y1および第2方向Z2に折り返される。第1反射部材33によって投写方向が偏向された光線は、上方Y1および第2方向Z2に拡大投写され、第1スクリーンS1に到達する。すなわち、投写機構3Bは、投写画像光を、第2光学系32および第1光学系31からなる第1投写光学系30Aと、第1反射部材33とを経由させて第1スクリーンS1に、第1拡大像を投写する。
(実施例2の第2形態)
図9および図11に示すように、第2形態の投写機構3Bでは、投写光学系30は、シフト機構によって、第2位置32Bに配置されている。
図11に示すように、投写光学系30が第2位置32Bでは、投写光学系30の光軸N2は、液晶パネル18の下方Y2に位置する。すなわち、液晶パネル18は、投写光学系30の光軸N2に対して上方Y1に位置する。
図9および図11に示すように、液晶パネル18から射出された光線は、第2光学系32を通過した後、光軸N2の下方Y2に拡大投写され、第2スクリーンS2に到達する。すなわち、投写機構3Bは、投写画像光を、第2光学系32のみからなる第2投写光学系30Bを経由させて、第1投写光学系30Aの画角とは異なる画角で第2スクリーンS2に、第2拡大像を投写する。
(作用効果)
本例のプロジェクター1では、投写機構3Bは、第1投写光学系30Aの拡大側に配置されて第1投写光学系30Aの投写方向を変化させる第1反射部材33を備える。よって、本例のプロジェクター1は、第1反射部材33によって第1スクリーンS1の位置を変更することができる。また、本例のプロジェクター1は、投写機構3Bが第1反射部材33を備える点を除き、実施例1のプロジェクター1と同一の構成を備えるので、実施例1のプロジェクター1と同様の作用効果を得ることができる。
(実施例3)
図12は、実施例3の投写機構3Cの全体を模式的に表す光線図である。図13は、実施例3の第1形態における投写機構3Cの光線図である。図14は、実施例3の第2形態におけるの投写機構3Cの光線図である。なお、図12では、第1形態における投写機構3Cの光線と、第2形態におけるの投写機構3Cの光線とを重ねている。実施例3の投写機構3Cは、第2反射部材34を備える点が実施例1の投写機構3Aとは相違する。なお、実施例3の投写機構3Cの他の構成は実施例1の投写機構3Aと同一なので、対応する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図12に示すように、投写機構3Cは、第2投写光学系30Bの拡大側に配置されて第2投写光学系30Bの投写方向を変化させる第2反射部材34を備える。投写機構3Cは、第1形態のときに、第1光学系31から投写された第1拡大像を第1投写位置に位置する第1スクリーンS1に投写し、第2形態のときに、第2反射部材34によって第2光学系32から投写された第2拡大像の投写方向を偏向して、第2拡大像を第1位置とは異なる第2位置に位置する第2スクリーンS2に投写する。本例では、第1スクリーンS1と第2スクリーンS2とは、直交するとともに、第1スクリーンS1は、第2スクリーンS2の下方Y2に位置する。
図12に示すように、第1形態の投写機構3Cと第2形態の投写機構3Cとの画角は異なっており、第1形態の投写機構3Cは、第2形態の投写機構3Cより、広角投影が可能である。図12では、本例の投写機構3Cから各スクリーンSに到達する光束を、光束F1~F4により模式的に示す。光束F1は最も像高が低い位置に達する光束である。光束F4は最も像高が高い位置に達する光束である。光束F2およびF3は、光束F1と光束F4との間の位置に達する光束である。また、図12に示すように、第1形態の投写機構3Cの第1投写距離は、第2形態の投写機構3Cの第2投写距離より短い。
(実施例3の第1形態)
図12および図13に示すように、第1形態の投写機構3Cでは、投写光学系30は、シフト機構によって、第1位置32Aに配置されている。
図13に示すように、投写光学系30が第1位置32Aでは、投写光学系30の光軸N1は、液晶パネル18の上方Y1に位置する。すなわち、液晶パネル18は、投写光学系30の光軸N1に対して下方Y2に位置する。
図12および図13に示すように、液晶パネル18から射出された光線は、第2光学系32を通過した後、光軸N1の上方Y1に向かう。第2光学系32から射出された光線は、第1光学系31を通過した後、上方Y1に拡大投写され、第1スクリーンS1に到達する。すなわち、投写機構3Cは、投写画像光を、第2光学系32および第1光学系31からなる第1投写光学系30Aを経由させて第1スクリーンS1に、第1拡大像を投写する。
(実施例3の第2形態)
図12および図14に示すように、第2形態の投写機構3Cでは、シフト機構によって、第2位置32Bに配置されている。
第2反射部材34は、投写光学系30の光軸Nより下方Y2であって、第1光学系31より第1方向Z1に配置されている。第2反射部材34は、平面ミラーからなる。第2反射部材34は、第2方向Z2に向かうに従って、下方Y2に傾斜している。
図14に示すように、投写光学系30が第2位置32Bでは、投写光学系30の光軸N2は、液晶パネル18の下方Y2に位置する。すなわち、液晶パネル18は、投写光学系30の光軸N2に対して上方Y1に位置する。
図12および図14に示すように、液晶パネル18から射出された光線は、第2光学系32を通過した後、光軸N2の下方Y2に向かう。第2光学系32から射出された光線は、第2反射部材34によって、上方Y1および第2方向Z2に折り返される。第2反射部材34によって偏向された光線は、上方Y1および第2方向Z2に拡大投写され、第2スクリーンS2に到達する。すなわち、投写機構3Cは、投写画像光を、第2光学系32のみからなる第2投写光学系30Bと第2反射部材34とを経由させて、第1投写光学系30Aの画角とは異なる画角で第2スクリーンS2に、第2拡大像を投写する。
(作用効果)
本例のプロジェクター1では、投写機構3Cは、第2投写光学系30Bの拡大側に配置されて第2投写光学系30Bの投写方向を変化させる第2反射部材34を備える。よって、本例のプロジェクター1は、第2反射部材34によって第2スクリーンS2の位置を変更することができる。また、本例のプロジェクター1は、投写機構3Cが第2反射部材34を備える点を除き、実施例1のプロジェクター1と同一の構成を備えるので、実施例1のプロジェクター1と同様の作用効果を得ることができる。
(その他の実施の形態)
上記形態では、第2光学系32がシフト機構41によって移動するとき、第1光学系31は、第2光学系32と一体となって移動したが、第1光学系31は、固定されていてもよい。この場合、保持部42は、第2光学系32のみを保持する。シフト機構41は、液晶パネル18に対して、第2光学系32の光軸Nと直交する方向に、第2光学系32のみを移動させる。また、第2光学系32が第1位置32Aのとき、第1光学系31の光軸は、第2光学系32の光軸Nと一致し、第2光学系32が第2位置32Bのとき、第1光学系31の光軸は、第2光学系32の光軸Nと一致しない。このようにすれば、シフト機構41は、第2光学系32のみを移動させるので、第1光学系31および第2光学系32を移動させる場合と比較して、構成を簡素化することができる。
また、駆動機構44は、手動で保持部42を移動させる構成としてもよい。
また、投写機構3は、第1反射部材33および第2反射部材34を両方備える構成としてもよい。また、第1反射部材33および第2反射部材34は、凹面または凸面など曲面を有するミラーであってもよい。
1…プロジェクター、2…画像形成部、3・3A・3B・3C…投写機構、4…制御部、6…画像処理部、7…表示駆動部、10…光源、11…インテグレーターレンズ、12…インテグレーターレンズ、13…偏光変換素子、14…重畳レンズ、15…ダイクロイックミラー、16…反射ミラー、17R…フィールドレンズ、17G…フィールドレンズ、17B…フィールドレンズ、18・18B・18R・18G…液晶パネル、19…クロスダイクロイックプリズム、21…ダイクロイックミラー、22…リレーレンズ、23…反射ミラー、24…リレーレンズ、25…反射ミラー、30…投写光学系、30A…第1投写光学系、30B…第2投写光学系、31…第1光学系、32…第2光学系、33…第1反射部材、34…第2反射部材、41…シフト機構、42…保持部、43…支持部、44…駆動機構、45…駆動部、46…選択部、47…シフト制御部、51…絞り、L11~L13…レンズ、L21~L24…レンズ、N…光軸、S…スクリーン、S1…第1スクリーン、S2…第2スクリーン。

Claims (9)

  1. 投写画像を形成する光変調素子と、
    前記光変調素子から射出される前記投写画像の投写画像光を拡大して投写するための投写機構と、を有し、
    前記投写機構は、第1光学系と、前記第1光学系と前記光変調素子との間に位置する第2光学系と、前記光変調素子に対して前記2光学系を移動させるシフト機構と、を有し、
    前記シフト機構は、前記第2光学系の光軸と直交する方向において、前記第2光学系を、第1位置と、前記第1位置とは異なる第2位置とに移動させ、
    前記第2光学系が前記第1位置のとき、前記投写機構は、前記投写画像光を、前記第2光学系および前記第1光学系からなる第1投写光学系を経由させて第1投写位置に、前記投写画像の第1拡大像を投写し、
    前記第2光学系が第2位置のとき、前記投写機構は、前記投写画像光を、前記第2光学系のみからなる第2投写光学系を経由させて、前記第1投写光学系の画角とは異なる画角で前記第1投写位置とは異なる第2投写位置に、前記投写画像の第2拡大像を投写することを特徴とするプロジェクター。
  2. 前記第2光学系が前記シフト機構によって移動するとき、前記第1光学系は、前記第2光学系と一体となって移動することを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記第1光学系は、固定されていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクター。
  4. 前記第1投写光学系の投写距離を第1投写距離、前記第2投写光学系の投写距離を第2投写距離とした場合に、前記第2投写距離は、前記第1投写距離の3倍以上であることを特徴とする請求項1から3のうちの何れか一項に記載のプロジェクター。
  5. 前記第1投写光学系の半画角を第1画角、前記第2投写光学系の半画角を第2画角とした場合に、前記第1画角は、前記第2画角の3倍以上であることを特徴とする請求項1から4のうちの何れか一項に記載のプロジェクター。
  6. 前記投写機構は、前記第1投写光学系の拡大側に配置されて前記第1投写光学系の投写方向を変化させる第1反射部材を備えることを特徴とする請求項1から5のうちの何れか一項に記載のプロジェクター。
  7. 前記投写機構は、前記第2投写光学系の拡大側に配置されて前記第2投写光学系の投写方向を変化させる第2反射部材を備えることを特徴とする請求項1から6のうちの何れか一項に記載のプロジェクター。
  8. 制御部を有し、
    前記シフト機構は、前記第2光学系を保持する保持部と、前記保持部を前記光軸と直交する方向に移動可能に支持する支持部と、前記保持部を移動させて前記第2光学系を前記第1位置または前記第2位置に配置する駆動部と、を備え、
    前記制御部は、前記駆動部を駆動制御して前記第2光学系を前記第1位置または前記第2位置に配置するシフト制御部と、を備えることを特徴とする請求項1から7のうちの何れか一項に記載のプロジェクター。
  9. 前記シフト機構は、前記第2光学系を前記第1位置または前記第2位置に選択配置するための選択部を備え、
    前記シフト制御部は、前記選択部によって前記第2光学系を前記第1位置に配置することが選択されると、前記駆動部を駆動制御して前記第2光学系を前記第1位置に配置し、前記選択部によって前記第2光学系を前記第2位置に配置することが選択されると、前記駆動部を駆動制御して前記第2光学系を前記第2位置に配置することを特徴とする請求項8に記載のプロジェクター。

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