JP2021116505A - オイリングノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】紡糸後の糸条にオイルを付着させるオイリングノズルにおいて、糸条を開繊した状態でオイルを付着させることにより、条件が悪い場合でも糸条へのオイルの付着が不十分になる不具合を抑制する。【解決手段】紡糸後の複数本の糸条を底面23に沿って通過するように案内する案内溝21と、案内溝21の底面23に開口して、案内溝21を通過する糸条にオイルを付着させる吐出口22とを備えるオイリングノズル20であって、案内溝21の底面23で糸条が接触する領域には、糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を凸形状とされた第1部位23bを備え、凸形状は、そこに接触する糸条の束を底面23との接触圧により底面23に沿って扁平化して開繊させる形状とされている。【選択図】図3

Description

本発明は、オイリングノズルに関する。
合成繊維の製造工程においては、紡糸ノズルから紡出した糸条にオイルを付着させるためにオイリングノズルが用いられている。オイリングノズルは、案内溝を通過する糸条に向けてオイルを吐出する吐出口(オイル供給口)を備え、糸条が案内溝を通過する際に、吐出口から糸条にオイルを付着させている(特許文献1参照)。
特開平8−158140号公報
従来のオイリングノズルでは、状況によって糸条にオイルが付着し難い場合がある。例えば、糸条の太さが太い場合、糸条を成すフィラメント数が多い場合、オイルの粘度が高い場合、オイルの吐出量が少ない場合等である。
本発明の課題は、紡糸後の糸条にオイルを付着させるオイリングノズルにおいて、糸条を開繊した状態でオイルを付着させることにより、条件が悪い場合でも糸条へのオイルの付着が不十分になる不具合を抑制することにある。
本発明の第1発明は、紡糸後の複数本の糸条を底面に沿って通過するように案内する案内溝と、該案内溝の底面に開口して、前記案内溝を通過する糸条にオイルを付着させるオイル供給口とを備えるオイリングノズルであって、前記案内溝の底面で糸条が接触する領域には、糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を凸形状とされた第1部位を備え、前記凸形状は、そこに接触する糸条の束を前記底面との接触圧により前記底面に沿って扁平化して開繊させる形状とされている。
第1発明によれば、案内溝を通過する糸条は、断面凸形状の第1部位により糸条の束が扁平化され、開繊される。そのため、オイル供給口からのオイルは、糸条の束内に含浸し易くなり、糸条へのオイルの付着が不十分になる不具合を抑制することができる。
本発明の第2発明は、第1発明において、前記案内溝の底面で糸条が接触する領域には、前記第1部位に加えて、糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を平坦形状、U字形状又はV字形状とされた第2部位を備え、該第2部位は、糸条の通過方向で見て前記第1部位より下流側にあり、前記平坦形状、U字形状又はV字形状は、そこに接触する前に前記第1部位の凸形状により開繊された糸条を、少なくとも前記接触圧の低下により収束させる形状とされている。
第2発明によれば、糸条は、第1部位で開繊された状態でオイルが付着された後、第2部位で収束される。そのため、糸条に付着されたオイルが保持され易くなる。
本発明の第3発明は、第1発明において、前記案内溝の底面で糸条が接触する領域には、前記第1部位に加えて、糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を平坦形状とされた第21部位、並びに同じ断面形状をU字形状又はV字形状とされた第22部位を備え、前記第1部位、前記第21部位及び前記第22部位は、糸条の通過方向で見て上流側から前記第1部位、前記第21部位、前記第22部位の順に配置されており、前記平坦形状は、そこに接触する前に前記第1部位の凸形状により開繊された糸条を、前記接触圧の低下により収束させる形状とされており、前記U字形状又はV字形状は、そこに接触する前に前記第21部位の平坦形状により収束された糸条を、前記案内溝の前記U字形状又はV字形状を成す側壁の接触圧により更に収束させる形状とされている。
第3発明によれば、糸条は、第1部位で開繊された状態でオイルが付着された後、第21部位、第22部位を通じて順次収束される。そのため、開繊後の糸条の収束が安定して行われる。
本発明の第4発明は、第2発明において、前記案内溝の底面における糸条の案内幅は、前記第1部位が前記第2部位より広くされている。
第4発明によれば、第1部位の糸条の案内幅は第2部位に比べて広い。そのため、糸条の開繊が容易となる。
本発明の第5発明は、第3発明において、前記案内溝の底面における糸条の案内幅は、前記第1部位が前記第21部位より広くされ、前記第21部位が前記第22部位より広くされている。
第5発明によれば、第1部位の糸条の案内幅は第21部位に比べて広い。また、第21部位の糸条の案内幅は第22部位に比べて広い。そのため、糸条の開繊が容易となる。
本発明の第6発明は、第2又は第4発明において、前記案内溝の底面で前記第1部位と前記第2部位との間に第31部位を備え、該第31部位は、糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を凸形状から平坦形状、U字形状又はV字形状に除変されている。
第6発明によれば、糸条は、第1部位で開繊された状態でオイルが付着された後、第2部位で収束されるが、その上流側の第31部位で糸条の収束は徐々に行われる。そのため、開繊後の糸条の収束が安定して行われる。
本発明の第7発明は、第2、第4又は第6発明のいずれかにおいて、前記案内溝の底面で前記第1部位と前記第2部位との間に第31部位を備え、該第31部位は、その底面が前記第1部位及び前記第2部位の各底面に対して窪まされてオイル溜りが形成されている。
第7発明によれば、第1部位と第2部位との間の第31部位にオイル溜りが形成されている。そのため、糸条に余分に付着されたオイルがオイル溜りに受け入れる。一方、オイル溜りを通過する糸条に付着されているオイルが足りない場合はオイル溜りのオイルが糸条に付着される。従って、オイル溜りによって糸条に付着されるオイルの過不足を調整することができる。しかも、オイル溜りが第1部位の下流にあるため、オイル溜りを通過する糸条は開繊された状態にあり、オイルの過不足の調整が行われ易い。
本発明の第8発明は、第3又は第5発明において、前記案内溝の底面で、前記第1部位と前記第21部位との間に第32部位を備え、前記第21部位と前記第22部位との間に第33部位を備え、前記第32部位及び前記第33部位は、それらの底面が前記第1部位、前記第21部位及び前記第22部位の各底面に対して窪まされてオイル溜りがそれぞれ形成されている。
第8発明によれば、第1部位と第21部位との間の第31部位、並びに第21部位と第22部位との間の第32部位にそれぞれオイル溜りが形成されている。そのため、各オイル溜りでは、第7発明のオイル溜りと同様に糸条に付着されるオイルの過不足を調整することができる。しかも、オイル溜りが第1部位の下流、並びに第21部位の下流にあるため、オイル溜りを通過する糸条は開繊された状態、もしくは収束途中の状態にあり、オイルの過不足の調整が行われ易い。
本発明の第9発明は、第1〜第8発明のいずれかにおいて、前記第1部位は、前記案内溝の底面に前記オイル供給口を形成する部位であり、糸条の通過方向で見て前記オイル供給口の上流側端縁部又は下流側端縁部により少なくとも一部が構成されている。
第9発明によれば、糸条は、オイル供給口に対応して開繊される。そのため、オイル供給口からのオイルは、糸条の束内に含浸し易くなり、糸条へのオイルの付着が不十分になる不具合を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係るオイリングノズルを備えた繊維製造装置の模式図である。 図1に示される繊維製造装置のII部分の拡大図である。 上記第1実施形態に係るオイリングノズルの正面図である。 上記第1実施形態に係るオイリングノズルの側面図である。 上記第1実施形態に係るオイリングノズルの背面図である。 図3のVI−VI線断面矢視図である。 図3のVII−VII線断面矢視図である。 図3のVIII−VIII線断面矢視図である。 図3のIX−IX線断面矢視図である。 上記第1実施形態に係るオイリングノズルの案内溝の底面を拡大した説明図である。 図10のXI−XI線断面矢視図である。 図10のXII−XII線断面矢視図である。 図10のXIII−XIII線断面矢視図である。 上記第1実施形態に係るオイリングノズルの案内溝に糸条を通過させた状態の正面図である。 上記第1実施形態に係るオイリングノズルの案内溝に糸条を通過させて糸条へのオイル付着量を試験した結果を示す棒グラフである。 本発明の第2実施形態に係るオイリングノズルの正面図である。 上記第2実施形態に係るオイリングノズルの背面図である。 図16のXVIII−XVIII線断面矢視図である。 図16のXIX−XIX線断面矢視図である。 図16のXX−XX線断面矢視図である。 本発明の第3実施形態に係るオイリングノズルの正面図である。 上記第3実施形態に係るオイリングノズルの側面図である。 上記第3実施形態に係るオイリングノズルの背面図である。 図21のXXIV−XXIV線断面矢視図である。 図21のXXV−XXV線断面矢視図である。 図21のXXVI−XXVI線断面矢視図である。
<繊維製造装置の構成>
図1は、本発明の第1実施形態に係るオイリングノズル20を含む繊維製造装置11を示す。この繊維製造装置11は、紡糸ノズル13、オイリングノズル20、複数のガイド14、ゴデッドローラ15a、15b、インタレーサ17a、17b及びワインダ19等を備える。繊維製造装置11は、繊維の原料であるポリマーを溶融して紡糸ノズル13から吐出して複数本の糸条Yを形成し、冷却して固化させる。固化した糸条Yは、まずオイリングノズル20を経由する。オイリングノズル20は、糸条Yを案内しながら、後工程での糸条Yへのダメージを軽減させると共に、糸条Yのまとまりを向上させる目的で、潤滑剤等が含まれるオイルを糸条Yに付着させる。その後、糸条Yは、回転速度の異なるゴデッドローラ15a、15bにより延伸され、又、インタレーサ17a、17bにより圧縮空気が吹き付けられて交絡処理が施されて、ワインダ19に巻き取られる。途中、糸条Yは複数のガイド14等で案内される。
図2は、オイリングノズル20付近を拡大して示す。オイリングノズル20は、糸条Yを案内する案内溝21を備える。案内溝21の底面には、オイルを吐出する吐出口(オイル供給口)22が形成されている。吐出口22に連通する嵌合穴25には、接続管16が接続され、接続管16及び導管18を介してポンプ12からオイルが供給されている。そのため、紡糸ノズル13に形成された多数の孔から吐出された糸条Yは、図中に矢印で示されるように上方から下方へ向かって送られて案内溝21内に入り、そこで一本の糸条Yに束ねられ、且つ案内溝21の底面に押し当てられながら通過して吐出口22から吐出されるオイルと接触する。これにより、糸条Yにオイルが付着される。
<オイリングノズル(第1実施形態)の構成>
図3〜9はオイリングノズル20を単体で示す。各図において、矢印で示す方向は、オイリングノズル20を図1で示すように繊維製造装置11内に設けた状態における各方向を示している。この場合、糸条Yがオイリングノズル20の案内溝21を通過する方向を上下方向としている。但し、この方向は、オイリングノズル20の使い方の一例であって、これ以外の方向で使用されることを妨げるものではない。
オイリングノズル20は、セラミックスから成り、上下方向に延びる案内溝21を形成している。セラミックスとしては、例えば、アルミナ等が挙げられ、従来のオイリングノズルやヤーンガイドを形成する種々のセラミックスを用いることができる。また、オイリングノズル20は、セラミックス以外の金属、樹脂等により構成し、表面処理にてセラミックス製と同等の耐久性を持たせるようにしてもよい。案内溝21は、糸条Yの通過方向に沿って上下方向を長手方向として形成されている。糸条Yは、案内溝21に沿って上方から下方へ通過する。オイリングノズル20は、案内溝21を形成する凹みを有する面を前面20aとして案内溝21の幅方向を左右方向としたとき、左右の両側面20b、20c、後面20d、上面20e及び下面20fを有するブロック状とされている。その外形は、図4に示されるように、側方から見て台形であり、側面20b、20cの形状は、前側の辺と後側の辺とが互いに平行であり、それら前後の辺に対し上側と下側の辺は傾斜されている。なお、側面20b、20cには肉盗み26が形成されている。
案内溝21は、オイリングノズル20を上下に貫通して形成されている。図3に示されるように、案内溝21は、上面20e側(上流側)の端から下面20f側(下流側)の端まで幅方向に曲がることなく真っ直ぐ延びている。しかし、案内溝21の底面23は、図6に示されるように、上面20e側(上流側)の端及び下面20f側(下流側)の端に対応する両端よりもそれらの中間部が前側に膨出して形成されている。
案内溝21の底面23は、糸条Yの通過方向を横切る方向の断面形状が上下方向の位置によって異なっている。まず、通過する糸条Yが最初に接触する底面23の部位23aは平坦形状とされ、吐出口22の下流側の部位(以下、第1部位という)23bは、図7のように前面20a側に凸の凸形状とされている。換言すると、吐出口22の下流側端縁部22aは、第1部位23bの一部を構成している(図6参照)。また、第1部位23bの下流の部位(以下、第21部位という)23cは、図8のように平坦形状とされ、第21部位23cの下流の部位(以下、第22部位という)23dは、図9のようにU字状に窪んだ形状とされている。更に、第22部位23dより下流の部位23eは、第21部位23cと同様の断面平坦形状か、第22部位23dと同様のU字状に窪んだ形状とされている。第1部位23bの凸形状は、例えばR=3mm程度の凸形状とされ、第22部位23dのU字形状は、ラウンド部が例えばR=0.75mm程度のU字形状とされている。勿論、凸形状及びU字形状の数値は、これらの数値に限定されるものではない。
案内溝21の底面23は、図3のように糸条Yの案内幅(左右幅)が上流側から下流側に向けて漸次狭くなるように形成されている。底面23の部位23aでは、上下方向の途中から下流側に向けて案内幅が漸次狭くされ、第1部位23bでは、部位23aの案内幅と同じ幅が維持されている。そして、第21部位23c及び第22部位23dでは、上流側から下流側にかけて連続して漸次案内幅が狭くされている。第22部位23dの下流側の部位23eでは、第22部位23dの最下流側の案内幅が維持されて一定幅とされている。因みに、図7で示す第1部位23bの糸条Yの案内幅Wは、例えば2.5mm程度とされ、図8で示す第21部位23cの糸条Yの案内幅Wは、例えば2.4mm程度とされている。更に、第1部位23bの凸形状の両端には0.2mmのRが付けられ、第21部位23cの平坦形状の両端にも0.2mmのRが付けられている。勿論、これら案内幅W等の数値は、これらの数値に限定されるものではない。
底面23の部位23aと第1部位23bとの間には、吐出口22が開口されている。ここでは、吐出口22の開口は、第1部位23bの案内幅と等しくされている。
図3、6のように、案内溝21の底面23には、案内溝21を横切って左右方向に長く形成された3個のオイル溜り24が上下方向に並べて形成されている。最上流側のオイル溜り24aは、第1部位23bと第21部位23cとの間に設けられ、第21部位23cと第22部位23dとの間には、次のオイル溜り24bが設けられている。更に、第22部位23dと部位23eとの間には、最下流側のオイル溜り24cが設けられている。各オイル溜り24は、互いに同一形状であり、底面23を溝状に窪ますことにより吐出口22で糸条Yに付着されたオイルのうち、余分に付着されたオイルを受け入れ可能としている。一方、オイル溜り24を通過する糸条Yに付着されているオイルが足りない場合はオイル溜り24に捕捉されていたオイルが糸条Yに付着される。このように、オイル溜り24によって糸条Yに付着されるオイルの過不足が調整される。なお、オイル溜り24aが形成された部位は、本発明における第32部位に相当し、オイル溜り24bが形成された部位は、本発明における第33部位に相当する。
<オイリングノズル(第1実施形態)の作用、効果>
図2のように糸条Yがオイリングノズル20の案内溝21を通過すると、図14のように、案内溝21の上流側では糸条Yが左右方向に広がった状態となり、下流側に向かうに従って糸条Yは徐々に収束される。
糸条Yがオイリングノズル20の案内溝21で最初に通過する部位23aでは、案内溝21の左右方向の案内幅が広くされているため、糸条Yは成り行きで左右方向に広がった状態とされる。次に、案内溝21の第1部位23bを糸条Yが通過するときは、図11のように糸条Yは、第1部位23bの凸形状に載ることにより凸形状との接触圧が大きくなって左右方向に広がった状態を維持される。部位23aと第1部位23bとの間で吐出口22により糸条Yにオイルが付着されるが、上述のようにここでは糸条Yは左右方向に広がって開繊状態とされているため、複数本の糸条Y間にオイルが浸み込むように付着される。即ち、オイルが効率的に糸条Yに付着される。
糸条Yが第21部位23cを通過するときは、糸条Yは、第1部位23b通過時よりも左右幅は少し狭くされ、少し収束される(図12参照)。なぜなら、第21部位23cでは、底面形状が平坦形状とされて、糸条Yと底面23の第21部位23cとの接触圧が低下するためである。また、第21部位23cでは、案内溝21の案内幅が第1部位23bより狭くされて、糸条Yと案内溝21の側壁との接触圧が増加するためである。その後、糸条Yが第22部位23dを通過するときは、糸条Yは、第21部位23c通過時よりも左右幅は更に狭くされ、より収束された状態となる(図13参照)。なぜなら、第22部位23dでは、底面形状がU字形状とされ、且つ案内溝21の案内幅が第21部位23cより狭くされて、糸条Yと案内溝21のU字形状を成す側壁との接触圧が増加するためである。最後に糸条Yが案内溝21の底面23eを通過するときは、この部位の底面形状が平坦形状とされているものの、案内溝21の案内幅が第22部位23dと同様に狭くされているため、糸条Yは案内溝21の側壁との接触圧により収束された状態に維持される。
案内溝21の底面23には、上述のようにオイル溜り24が設けられているため、糸条Yに付着されるオイル量の過不足が調整される。特に、オイル溜り24aが第1部位23bの下流、またオイル溜り24bが第21部位23cの下流にあるため、オイル溜り24a、24bを通過する糸条Yは開繊された状態、もしくは収束途中の状態にあり、オイルの過不足の調整が行われ易い。
図15は、第1実施形態のオイリングノズル20に糸条Yを通過させた際の糸条Yへのオイル付着率(OPU=オイル重量/糸条Yの重量)を示す。オイル付着率を測定する試験を時間を置いて2回行い、いずれでも比較例に比べて大幅にオイル付着率が良いことが確認できた。なお、比較例は、案内溝21の底面23が全体として平坦形状(第1実施形態における第21部位23cと同形状)とされたものである。
第1実施形態のオイリングノズル20によれば、案内溝21を通過する糸条Yは、断面凸形状の第1部位23bにより糸条Yの束が扁平化され、開繊される。そのため、オイル吐出口22からのオイルは、糸条Yの束内に含浸し易くなり、糸条Yへのオイルの付着が不十分になる不具合を抑制することができる。
また、糸条Yは、第1部位23bで開繊された状態でオイルが付着された後、第21部位23c及び第22部位23dで漸次収束される。そのため、糸条Yに付着されたオイルが糸条Y内部に保持され易くなる。従って、オイリングノズル20を通過した糸条Yからオイルが飛散してオイリングノズル20の周りが飛散したオイルで汚れる問題を抑制することができる。
また、糸条Yは、第1部位23bで開繊された状態でオイルが付着された後、第21部位23c、第22部位23dを通じて順次収束される。そのため、開繊後の糸条Yの収束が安定して行われる。
また、第1部位23bの糸条Yの案内幅は第21部位23cに比べて広い。また、第21部位23cの糸条Yの案内幅は第22部位23dに比べて広い。そのため、糸条Yの開繊が容易となる。
また、第1部位23bは、吐出口22の下流側端縁部を形成する部位である。そのため、糸条Yは、吐出口22に対応して開繊され、吐出口22からのオイルは、糸条Yの束内に含浸し易くなり、糸条Yへのオイルの付着が不十分になる不具合を抑制することができる。
<第2実施形態>
図16〜20は、本発明の第2実施形態としてのオイリングノズル30を示す。第2実施形態のオイリングノズル30が、第1実施形態のオイリングノズル20に対して特徴とする点は、次のとおりである。即ち、オイリングノズル20では、案内溝21の底面23が、上流側から下流側に向けて、断面凸形状の第1部位23b、断面平坦形状の第21部位23c、断面U字形状の第22部位23dとされた。それに対し、オイリングノズル30では、上流側から下流側に向けて、断面凸形状の第1部位33b、断面平坦形状の第2部位33d及び部位33eとされ、第1部位33bと第2部位33dとの間の第31部位33cは、断面凸形状から断面平坦形状に徐変する構成とされている。第2部位33d及び部位33eは、断面U字形状とされてもよい。その場合、第31部位33cは、断面凸形状から断面U字形状に徐変する構成とされる。また、オイリングノズル30では、吐出口32が第1部位33bの底面に開口されている。換言すると、吐出口32の上流側端縁部32a及び下流側端縁部32bは、第1部位33bの一部を構成している。一方、オイル溜り34は、第1部位33bの下流側から部位33eの上流側までの間に概ね等間隔で6個設けられている。各オイル溜り34は、上下、前後、左右の各方向の大きさが下流側のものに比べて上流側のものが大きくされている。その他、オイリングノズル30はオイリングノズル20に対して大きさや形状が僅かに相違するが、本質的な違いはない。なお、図16〜20でも、第1実施形態の場合と同様にオイリングノズル30の各方向を矢印により示している。
オイリングノズル30において、案内溝31の底面33の第1部位33bより上流側の部位33aは断面平坦形状とされている。第1部位33bの凸形状は、例えばR=6mm程度の凸形状とされ、図19で示す第1部位33bの糸条Yの案内幅Wは、例えば2.3mm程度とされている。また、図20で示す第2部位33dの糸条Yの案内幅Wは、例えば1mm程度とされている。更に、第1部位33bの凸形状の両端には0.3mmのRが付けられ、第2部位33dの平坦形状の両端にも0.3mmのRが付けられている。勿論、凸形状、案内幅W等の数値は、これらの数値に限定されるものではない。
吐出口32の後面側には第1実施形態と同様の接続管16が嵌合接続される嵌合穴35が設けられている。吐出口32の底面33における開口は、その左右幅が第1部位33bの左右幅よりも僅かに小さくされている。しかし、糸条Yが第1部位33bにより開繊される際の糸条Yの左右の広がり幅よりも吐出口32の開口の左右幅は大きくされている。そのため、吐出口32の開口幅が糸条Yへのオイルの付着に影響を及ぼすことはない。
オイリングノズル30では、吐出口32の上流側及び下流側にある第1部位33bの断面凸形状の底面により糸条Yは吐出口32の前面で開繊される。そのため、オイル吐出口32からのオイルは、糸条Yの束内に含浸し易くなり、糸条Yへのオイルの付着が不十分になる不具合を抑制することができる。第1部位33bを通過した糸条Yは、第31部位33c及び第2部位33dで徐々に収束される。糸条Yが底面33の第1部位33b、第31部位33c、第2部位33d及び部位33eを通過する間に各オイル溜り34により糸条Yに付着されるオイル量の過不足が調整される。
<第3実施形態>
図21〜26は、本発明の第3実施形態としてのオイリングノズル40を示す。第3実施形態のオイリングノズル40が、第2実施形態のオイリングノズル30に対して特徴とする点は、オイリングノズル30のオイル溜り34に対して、オイリングノズル40ではオイル溜り44の形状を変更した点である。その他、オイリングノズル40はオイリングノズル30に対して形状が僅かに相違するが、本質的な違いはない。なお、図21〜26でも、第1及び第2実施形態の場合と同様にオイリングノズル40の各方向を矢印により示している。
オイリングノズル40において、案内溝41の底面43のオイル溜り44は、オイリングノズル30のオイル溜り34に比べて、1個当たりの窪み形状の深さと上下幅を小さくされている。また、オイル溜り44の左右幅は、底面43の左右幅と一致するようにされている。一方、オイル溜り44の個数は、10個とされている。
オイリングノズル40の底面43は、第1部位43bで断面凸形状とされ、それより上流側の部位43aでは断面平坦形状とされている。一方、第2部位43d及びそれより下流側の部位43eでは断面平坦形状とされており、第1部位43bと第2部位43dとの間の第31部位43cは、断面凸形状から断面平坦形状に徐変する構成とされている。第2部位43d及び部位43eは、断面U字形状とされてもよい。その場合、第31部位4cは、断面凸形状から断面U字形状に徐変する構成とされる。また、吐出口42は第1部位43bの底面に開口されている。吐出口42の後面側には第1実施形態と同様の接続管16が嵌合接続される嵌合穴45が設けられている。図21、22のようにオイリングノズル40には肉盗み46が形成されている。
なお、第1部位43bの凸形状は、例えばR=6mm程度の凸形状とされ、図25で示す第1部位43bの糸条Yの案内幅Wは、例えば2.3mm程度とされている。また、図26で示す第2部位43dの糸条Yの案内幅Wは、例えば1mm程度とされている。更に、第1部位43bの凸形状の両端には0.3mmのRが付けられ、第2部位43dの平坦形状の両端にも0.3mmのRが付けられている。勿論、凸形状、案内幅W等の数値は、これらの数値に限定されるものではない。
オイリングノズル40では、吐出口42の上流側及び下流側にある第1部位43bの断面凸形状の底面により糸条Yは吐出口42の前面で開繊される。そのため、吐出口42からのオイルは、糸条Yの束内に含浸し易くなり、糸条Yへのオイルの付着が不十分になる不具合を抑制することができる。第1部位43bを通過した糸条Yは、第31部位43c及び第2部位43dで徐々に収束される。糸条Yが底面43の第1部位43b、第31部位43c、第2部位43d及び部位43eを通過する間に各オイル溜り44により糸条Yに付着されるオイル量の過不足が調整される。
<他の実施形態>
本発明は、上記実施形態の他に種々の形態で実施することができる。例えば、第1実施形態では、案内溝の底面に第1部位と第21部位と第22部位とを備え、第2及び第3実施形態では、案内溝の底面に第1部位と第2部位とを備えるものとした。しかし、案内溝の底面に第1部位のみを備えるものとしてもよい。また、第1実施形態では、第22部位として糸条の通過方向を横切る方向の断面形状をU字形状とした。しかし、同断面形状をV字形状としてもよい。更に、第2及び第3実施形態では、第2部位として糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を平坦形状とした。しかし、同断面形状をU字形状又はV字形状としてもよい。
第2、第3実施形態では、第1部位と第2部位との間に第31部位を備え、第31部位は、糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を凸形状から平坦形状へ除変するものとした。しかし、第31部位を備えないものとしてもよい。
第1〜第3実施形態では、第1部位を糸条の通過方向で見てオイル供給口(吐出口)の下流側端縁部、又は上流側端縁部及び下流側端縁部により構成した。しかし、オイル供給口(吐出口)に対応する位置で糸条を開繊することができれば、第1部位を上記以外の位置に設けてもよい。
第1実施形態(第2、第3実施形態でも同様)では、案内溝の底面に対する糸条の接触領域を、図10のA1〜B1の範囲とした。しかし、案内溝の底面に対する糸条の接触領域は、図10のA1、A2、A3のいずれかからB1、B2、B3のいずれかまでの範囲から任意に選択することができる。なお、A1は第1部位23bの上流側部位であり、A2は第1部位23bの上流側端部であり、A3は第1部位23bの上下流の中間部位である。また、B1は第22部位23dの下流側部位であり、B2は第22部位23dの下流側端部であり、B3は第22部位23dの上下流の中間部位である。
第1〜第3実施形態では、案内溝の底面にオイル溜りを設けたが、オイル溜りは設けなくてもよい。
11 繊維製造装置
12 ポンプ
13 紡糸ノズル
14 ガイド
15a、15b ゴデッドローラ
16 接続管
17a、17b インタレーサ
18 導管
19 ワインダ
20、30、40 オイリングノズル
20a 前面
20b、20c 側面
20d 後面
20e 上面
20f 下面
21、31、41 案内溝
22、32、42 吐出口(オイル供給口)
22a、32b 下流側端縁部
32a 上流側端縁部
23、23a、23e、33、33a、33e、43、43a、43e 底面(部位)
23b、33b、43b 底面(第1部位)
23c 底面(第21部位)
23d 底面(第22部位)
24、24c、34、44 オイル溜り
24a オイル溜り(第32部位)
24b オイル溜り(第33部位)
25、35、45 嵌合穴
26、46 肉盗み
33c、43c 底面(第31部位)
33d、43d 底面(第2部位)

Claims (9)

  1. 紡糸後の複数本の糸条を底面に沿って通過するように案内する案内溝と、
    該案内溝の底面に開口して、前記案内溝を通過する糸条にオイルを付着させるオイル供給口とを備えるオイリングノズルであって、
    前記案内溝の底面で糸条が接触する領域には、糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を凸形状とされた第1部位を備え、
    前記凸形状は、そこに接触する糸条の束を前記底面の接触圧により前記底面に沿って扁平化して開繊させる形状とされているオイリングノズル。
  2. 請求項1のオイリングノズルにおいて、
    前記案内溝の底面で糸条が接触する領域には、前記第1部位に加えて、糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を平坦形状、U字形状又はV字形状とされた第2部位を備え、
    該第2部位は、糸条の通過方向で見て前記第1部位より下流側にあり、
    前記平坦形状、U字形状又はV字形状は、そこに接触する前に前記第1部位の凸形状により開繊された糸条を、少なくとも前記底面との接触圧の低下により収束させる形状とされているオイリングノズル。
  3. 請求項1のオイリングノズルにおいて、
    前記案内溝の底面で糸条が接触する領域には、前記第1部位に加えて、糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を平坦形状とされた第21部位、並びに同じ断面形状をU字形状又はV字形状とされた第22部位を備え、
    前記第1部位、前記第21部位及び前記第22部位は、糸条の通過方向で見て上流側から前記第1部位、前記第21部位、前記第22部位の順に配置されており、
    前記平坦形状は、そこに接触する前に前記第1部位の凸形状により開繊された糸条を、前記底面との接触圧の低下により収束させる形状とされており、
    前記U字形状又はV字形状は、そこに接触する前に前記第21部位の平坦形状により収束された糸条を、前記案内溝の前記U字形状又はV字形状を成す側壁の接触圧により更に収束させる形状とされているオイリングノズル。
  4. 請求項2のオイリングノズルにおいて、
    前記案内溝の底面における糸条の案内幅は、前記第1部位が前記第2部位より広くされているオイリングノズル。
  5. 請求項3のオイリングノズルにおいて、
    前記案内溝の底面における糸条の案内幅は、前記第1部位が前記第21部位より広くされ、前記第21部位が前記第22部位より広くされているオイリングノズル。
  6. 請求項2又は4のオイリングノズルにおいて、
    前記案内溝の底面で前記第1部位と前記第2部位との間に第31部位を備え、
    該第31部位は、糸条の通過方向を横切る方向の断面形状を前記凸形状から前記平坦形状、U字形状又はV字形状に除変されているオイリングノズル。
  7. 請求項2、4、6のいずれかのオイリングノズルにおいて、
    前記案内溝の底面で前記第1部位と前記第2部位との間に第31部位を備え、
    該第31部位は、その底面が前記第1部位及び前記第2部位の各底面に対して窪まされてオイル溜りが形成されているオイリングノズル。
  8. 請求項3又は5のオイリングノズルにおいて、
    前記案内溝の底面で、前記第1部位と前記第21部位との間に第32部位を備え、前記第21部位と前記第22部位との間に第33部位を備え、
    前記第32部位及び前記第33部位は、それらの底面が前記第1部位、前記第21部位及び前記第22部位の各底面に対して窪まされてオイル溜りがそれぞれ形成されているオイリングノズル。
  9. 請求項1〜8のいずれかのオイリングノズルにおいて、
    前記第1部位は、前記案内溝の底面に前記オイル供給口を形成する部位であり、糸条の通過方向で見て前記オイル供給口の上流側端縁部又は下流側端縁部により少なくとも一部が構成されているオイリングノズル。
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