JP2021112351A - 商品収納装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】商品の収納数の低下を抑制すること。【解決手段】複数の商品を前後方向に沿って整列させた状態で載置する商品コラム15を備えた商品収納装置10であって、商品コラム15は、前後方向に沿って延在し、外周部分にシャフトギア部231が形成された駆動シャフト23と、駆動シャフト23を中心軸回りに一方向に回転させるモータ32と、それぞれが左右方向に沿って延在するとともに、一端部分に設けられたローラギア部242aがシャフトギア部231に噛合する態様で前後方向に並設されることで商品を載置するものであり、駆動シャフト23が一方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに一方向に回転して商品を前方に向けて搬送する複数の搬送ローラ24を備えている。【選択図】図3
Description
本発明は、商品収納装置に関し、より詳細には、複数の商品を前後方向に沿って整列させた状態で載置する商品コラムを備えた商品収納装置に関するものである。
従来、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗では、商品を商品載置棚の商品コラムに載置させた状態でケース本体の内部に収納するようにしたショーケース等の商品収納装置が多く適用されている。
この種の商品収納装置では、商品コラムの前方部分に載置された商品が顧客等の利用者に取り出されるため、店舗の従業員等の作業者は、商品コラムの後方部分に載置された商品を前方部分に移動させ、該後方部分に新たな商品を載置する前出し作業を定期的に行うことが一般的である。
そのような前出し作業を定期的に行うことは作業者にとって煩わしいので、前後一対のプーリ間に無端状に張設され、かつプーリの回転により延在方向に沿って変位する搬送ベルトを備えた商品コラムが並設された商品載置棚が提案されている。
このような商品載置棚の各商品コラムでは、プーリ間における搬送ベルトの上方側延在部分に商品を載置させ、商品の売れ行き状況に応じて駆動源であるモータを短時間駆動させてプーリを回転させることにより、上方側延在部分が前方に向かう態様で搬送ベルトを変位させている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、上述した特許文献1に提案されている商品収納装置では、各商品コラムが前後一対のプーリ間に無端状に張設された搬送ベルトにより構成されているために、次のような問題があった。
すなわち、プーリは、搬送ベルトを変位させるためにある程度の外径の大きさを必要とし、しかも搬送ベルトは、強度の観点から厚みが十分に大きいことが必要とされ、これにより、商品コラムの上下寸法が過大なものとなっていた。そのため、設置可能な商品コラム(商品載置棚)の数が低減し、結果的に、商品の収納数の低下を招来していた。
本発明は、上記実情に鑑みて、商品の収納数の低下を抑制することができる商品収納装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る商品収納装置は、複数の商品を前後方向に沿って整列させた状態で載置する商品コラムを備えた商品収納装置であって、前記商品コラムは、前後方向に沿って延在し、かつ外周部分にシャフトギア部が形成された駆動シャフトと、前記駆動シャフトを該駆動シャフトの中心軸回りに一方向に回転させるモータと、それぞれが左右方向に沿って延在するとともに、一端部分に設けられたローラギア部が前記シャフトギア部に噛合する態様で前後方向に並設されることで前記商品を載置する複数の搬送ローラとを備え、前記複数の搬送ローラは、前記駆動シャフトが前記一方向に回転する場合には、それぞれが該搬送ローラの中心軸回りに一方向に回転して前記商品を前方に向けて搬送することを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記モータは、正逆回転可能であって、正回転駆動する場合には、前記駆動シャフトを該駆動シャフトの中心軸回りに一方向に回転させる一方、逆回転駆動する場合には、前記駆動シャフトを該駆動シャフトの中心軸回りに他方向に回転させるものであり、前記複数の搬送ローラは、前記駆動シャフトが前記一方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに一方向に回転して前記商品を前方に向けて搬送する一方、前記駆動シャフトが前記他方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに他方向に回転して前記商品を後方に向けて搬送することを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記複数の搬送ローラに載置される商品の位置を検出する位置検出手段と、前記位置検出手段により最前方商品が予め決められた最前方位置に配置されたことが検出されるまで前記モータを正回転駆動させる制御部とを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記位置検出手段は、最前方の搬送ローラの前方域に設置され、かつ常態においてオフ状態となる一方、最前方商品に押圧された場合には、オン状態となって該最前方商品が前記最前方位置に配置されたことを検出してオン信号を前記制御部に与える最前方位置検出センサを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記位置検出手段は、最後方の搬送ローラの後方域に設置され、かつ常態においてはオフ状態となる一方、最後方商品に押圧された場合には、オン状態となって該商品が最後方位置に配置されたことを検出してオン信号を前記制御部に与える最後方位置検出センサを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、それぞれが左右方向に沿って延在するとともに一端部分に拡張ローラギア部が設けられた複数の拡張搬送ローラが前後方向に並設されて構成され、かつ前記拡張搬送ローラの拡張ローラギア部が対応する前記搬送ローラの他端部分に設けられた連結ギア部に噛合する場合に、該搬送ローラと一体的に回転する拡張ユニットを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記制御部は、最前方商品が取り出されて前記最前方位置検出センサがオフ状態となる場合に、次の最前方商品が前記最前方位置に配置されたことが前記最前方位置検出センサがオン状態となって検出されるまで前記モータを正回転駆動させる前揃え動作を行うことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記制御部は、商品補充数算出指令が与えられた場合、最後方商品が前記最後方位置に配置されたことが前記最後方位置検出センサがオン状態となって検出されるまで前記モータを逆回転駆動させることにより、前記前揃え動作後の商品を後方に向けて搬送する後方搬送時間を計測し、計測した後方搬送時間を前記前揃え動作に要する時間で除算することにより商品補充数を算出することを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記制御部は、最後方商品を前記商品コラムより後方に払い出した場合に、次の最後方商品が前記最後方位置に配置されたことが前記最後方位置検出センサがオン状態となって検出されるまで前記モータを逆回転駆動させる払出動作を行うことを特徴とする。
また本発明は、上記商品収納装置において、前記制御部は、商品補充数算出指令が与えられた場合、最前方商品が前記最前方位置に配置されたことが前記最前方位置検出センサがオン状態となって検出されるまで前記モータを正回転駆動させることにより、前記払出動作後の商品を前方に向けて搬送する前方搬送時間を計測し、計測した前方搬送時間を前記払出動作に要する時間で除算することにより商品補充数を算出することを特徴とする。
本発明によれば、商品コラムが、前後方向に沿って延在し、かつ外周部分にシャフトギア部が形成された駆動シャフトと、駆動シャフトを該駆動シャフトの中心軸回りに一方向に回転させるモータと、それぞれが左右方向に沿って延在するとともに、一端部分に設けられたローラギア部がシャフトギア部に噛合する態様で前後方向に並設されることで商品を載置する複数の搬送ローラとを備え、複数の搬送ローラが、駆動シャフトが一方向に回転する場合には、それぞれが該搬送ローラの中心軸回りに一方向に回転して商品を前方に向けて搬送するので、商品を載置する領域に関しては搬送ローラの上下寸法の大きさのみを考慮すればよく、しかも搬送ローラの外径を大きくする必要がない。よって、設置可能な商品コラムの数が低減してしまうことを回避でき、商品の収納数の低下を抑制することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る商品収納装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1である商品収納装置の内部構造を模式的に示す模式図であり、図2は、本発明の実施の形態1である商品収納装置の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。ここで例示する商品収納装置10は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に設置されたショーケースであり、ケース本体11を備えている。
図1は、本発明の実施の形態1である商品収納装置の内部構造を模式的に示す模式図であり、図2は、本発明の実施の形態1である商品収納装置の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。ここで例示する商品収納装置10は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に設置されたショーケースであり、ケース本体11を備えている。
ケース本体11は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)11aを有するとともに、後面に開口(以下、後面開口ともいう)11bを有する断熱筐体であり、前面扉12及び収納室13が設けられている。
前面扉12は、前面開口11aを開閉するための扉体である。収納室13は、前面開口11a及び後面開口11bを臨む態様でケース本体11の内部に画成されている。この収納室13には、複数の商品載置棚14が上下方向に沿って複数段設けられている。
そのような収納室13が画成されたケース本体11は、前面開口11aを通じて収納室13が店舗における店舗内売場1に連通するとともに、後面開口11bを通じて収納室13が店舗における店舗内倉庫(バックヤード)2に連通する態様で設置してある。
ここで店舗内売場1は、店舗の顧客が進入可能な領域であり、前面扉12を開く方向に揺動させて商品を取り出すことが可能である。店舗内倉庫2は、店舗内売場1とは区画されており、店舗の従業員が進入可能な領域である。かかる店舗内倉庫2は、図示せぬ空調装置により内部雰囲気が十分に冷却されており、店舗内売場1に比べて照明が暗くなっている。これにより、収納室13の内部雰囲気も店舗内倉庫2からの空気により冷却されている。
商品載置棚14は、ケース本体11の内部に立設された図示せぬ棚支柱に支持されることで収納室13に設けられており、図3に示すような商品コラム15が左右に並設されることにより構成されている。商品コラム15は、同一種類の商品を前後方向に沿って収納する商品収納要素である。そのような商品コラム15は、同一の商品載置棚14を構成するものだけでなく、他の商品載置棚14を構成するものも同一の構成を有するので、以下においては1つの商品コラム15について説明する。
商品コラム15は、図4及び図5にも示すように、搬送ユニット20、前方検出ユニット30及び後方検出ユニット40を備えて構成されている。
搬送ユニット20は、前後方向が長手方向となる略平板状の形態を成しており、図6に示すように、搬送カバー21と搬送ケース22とにより形成される収容空間に、駆動シャフト23及び複数の搬送ローラ24が収容されて構成されている。
駆動シャフト23は、前後方向が長手方向となる長尺円柱状の形態を成し、上記収容空間の右方側の全域に亘って収容されている。この駆動シャフト23は、自身の中心軸回りに回転可能となる態様で収容されている。また駆動シャフト23の外周部分には、図7に示すように、シャフトギア部231が螺旋状に形成されている。更に駆動シャフト23の前端部分232は、収容空間よりも前方に突出しており、その他の部分よりも小径となる円柱状部分である。この前端部分232の外周部分には伝達ギア部232aが形成されている。
複数の搬送ローラ24は、それぞれ左右方向が長手方向となる円柱状の形態を成しており、上記収容空間において、それぞれの中央領域部分241の上部が搬送カバー21の開口211から上方に向けて突出する態様で前後方向に並設されて収容されている。
搬送ローラ24は、自身の中心軸回りに回転可能となる態様で収容空間に収容されており、図8に示すように、中央領域部分241の外周部分に左右方向に沿って延在する凹凸部が周方向に亘って形成されている。また搬送ローラ24の右端部分242は、中央領域部分241よりも小径となる円柱状部分であり、その外周部分にはローラギア部242aが形成されている。
そのような搬送ローラ24は、図9に示すように、右端部分242のローラギア部242aが駆動シャフト23の下方において、該駆動シャフト23のシャフトギア部231に噛合している。これにより、搬送ローラ24は、駆動シャフト23が中心軸回りに一方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに一方向に回転することができ、搬送ケース22に載置された商品を前方に向けて搬送することが可能である。また搬送ローラ24は、駆動シャフト23が中心軸回りに他方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに他方向に回転することができ、搬送ケース22に載置された商品を後方に向けて搬送することが可能である。
尚、搬送ローラ24の左端部分243は、中央領域部分241よりも小径となる円柱状部分であり、左端面に開口211する雌ネジ状の連結ギア部243a(図30参照)が形成されている。この連結ギア部243aは、搬送カバー21に形成された連結孔212を通じて露出されている。
前方検出ユニット30は、搬送ユニット20の前端部分232に装着されるもので、箱体を成す前方ユニット本体31の内部にモータ32及び最前方位置検出センサ33が設けられている。
モータ32は、後述する制御部50から与えられる指令に応じて正逆回転駆動する駆動源である。このモータ32は、駆動シャフト23の前端部分232が前方ユニット本体31の挿通孔311に挿通される場合に、図示せぬ連係ギアを介して該駆動シャフト23と連係するものである。そして、モータ32は、正回転駆動する場合には、駆動シャフト23を中心軸回りに一方向に回転させる一方、逆回転駆動する場合には、駆動シャフト23を中心軸回りに他方向に回転させるものである。
最前方位置検出センサ33は、前方ユニット本体31の後面において、前後方向に揺動可能に設けられた最前方位置検出レバー34に連係している。より詳細に説明すると、最前方位置検出センサ33は、図10に示すように、後部に前後方向に沿って揺動可能な前方側接触子331を有している。この前方側接触子331は、常態においては、図示せぬ付勢手段の付勢力により後方に向けて揺動した姿勢となり、最前方位置検出レバー34を押圧して、該最前方位置検出レバー34を後方に向けて揺動した姿勢にさせている。前方側接触子331が後方に向けて揺動した姿勢となる場合には、すなわち常態には、最前方位置検出センサ33は、オフ状態となり、制御部50に対してオフ信号を送出する。一方、図10に示すように、最前方商品W1により最前方位置検出レバー34が押圧されて前方に向けて揺動すると、前方側接触子331が付勢手段の付勢力に抗して前方に向けて揺動し、最前方位置検出センサ33は、オン状態となり、制御部50に対して最前方商品W1が所定の最前方位置S1(図12参照)に配置されたものとしてオン信号を送出する。
後方検出ユニット40は、搬送ユニット20の後端部分に装着されるもので、後方ユニット本体41の内部に最後方位置検出センサ42が設けられている。
最後方位置検出センサ42は、図11に示すように、後方ユニット本体41の上面において、上下方向に揺動可能に設けられた最後方位置検出レバー43に連係している。より詳細に説明すると、最後方位置検出センサ42は、上部に上下方向に沿って揺動可能な後方側接触子421を有している。この後方側接触子421は、常態においては、図示せぬ付勢手段の付勢力により上方に向けて揺動した姿勢となり、最後方位置検出レバー43を押圧して、該最後方位置検出レバー43を上方に向けて揺動した姿勢にさせている。後方側接触子421が上方に向けて揺動した姿勢となる場合には、すなわち常態には、最後方位置検出センサ42は、オフ状態となり、制御部50に対してオフ信号を送出する。一方、図11に示すように、最後方商品W2により最後方位置検出レバー43が押圧されて下方に向けて揺動すると、後方側接触子421が付勢手段の付勢力に抗して下方に向けて揺動し、最後方位置検出センサ42は、オン状態となり、制御部50に対して最後方商品W2が所定の最後方位置S2(図12参照)に配置されたものとしてオン信号を送出する。
制御部50は、各商品コラム15を構成するモータ32、最前方位置検出センサ33及び最後方位置検出センサ42と電気的に接続されるとともに、各種入力操作が行われる入力部55とも電気的に接続されており、同じく電気的に接続された記憶部51に記憶されたプログラムやデータにしたがって、商品収納装置10の動作を統括的に制御するものである。この制御部50は、前揃え動作制御部50a及び商品補充数算出制御部50bを備えている。
尚、制御部50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
前揃え動作制御部50aは、いずれかの商品コラム15における最前方商品W1が取り出された場合に、該商品コラム15を構成するモータ32を駆動させて商品の前揃え動作を行わせるものである。
商品補充数算出制御部50bは、入力部55を通じて任意の商品コラム15に対して商品補充数算出指令が与えられた場合、該当する商品コラム15を構成するモータ32を駆動させて商品補充数の算出を行わせるものである。
以上のような構成を有する商品収納装置10においては、それぞれの商品コラム15において、図12に示すように前後方向の全域に亘って商品が載置される場合、最前方商品W1が最前方位置S1に配置されるとともに、最後方商品W2が最後方位置S2に配置される。つまり、最前方商品W1が最前方位置検出レバー34を押圧して前方に向けて揺動させることで最前方位置検出センサ33がオン状態となるとともに、最後方商品W2が最後方位置検出レバー43を押圧して下方に向けて揺動させることで最後方位置検出センサ42がオン状態となる。
そのようにして商品コラム15に載置される商品は、収納室13の内部雰囲気が冷却されることにより冷却されており、前面扉12が開く方向に揺動して前面開口11aが開成されることにより、店舗の顧客により取り出されることが可能である。
図13は、図2に示した制御部50の前揃え動作制御部50aが実施する前揃え動作制御の処理内容を示すフローチャートである。この前揃え動作制御を説明しながら商品収納装置10の動作について説明する。
前揃え動作制御において前揃え動作制御部50aは、最前方位置検出センサ33からオフ信号を入力したか否かを判断する(ステップS101)。最前方位置検出センサ33からオフ信号を入力していないと判断した場合(ステップS101:No)、前揃え動作制御部50aは、かかる処理を繰り返す。
一方、図14に示すように、任意の商品コラム15の最前方商品W1が取り出されて次の商品が最前方位置S1に配置されていないことにより最前方位置検出レバー34が前方側接触子331に押圧されて後方に向けて揺動し、最前方位置検出センサ33がオフ状態となって該最前方位置検出センサ33からオフ信号を入力したと判断した場合(ステップS101:Yes)、前揃え動作制御部50aは、該当する商品コラム15を構成するモータ32に対して正回転駆動指令を送出し、該モータ32を正回転駆動させる(ステップS102)。
このようにしてモータ32が正回転駆動すると、駆動シャフト23が中心軸回りに一方向に回転することにより搬送ローラ24が中心軸回りに一方向に回転し、これにより載置された商品を前方に向けて搬送する。
ところで、モータ32を正回転駆動させた前揃え動作制御部50aは、該当する商品コラム15の最前方位置検出センサ33からオン信号を入力したか否かを判断する(ステップS103)。最前方位置検出センサ33からオン信号を入力していないと判断した場合(ステップS103:No)、前揃え動作制御部50aは、かかる処理を繰り返す。
一方、モータ32を正回転駆動させた商品コラム15において、図15に示すように、次の最前方商品W1が最前方位置検出レバー34を押圧することにより、該最前方位置検出レバー34が前方に向けて揺動して最前方位置検出センサ33がオン状態となって該最前方位置検出センサ33からオン信号を入力したと判断した場合(ステップS103:Yes)、前揃え動作制御部50aは、該当するモータ32に対して駆動停止指令を送出し、該モータ32の正回転駆動を停止させる(ステップS104)。
このようにして前揃え動作制御部50aは、該当する商品コラム15のすべての商品を前方に向けて搬送させ、最前方商品W1を最前方位置S1に配置させる前揃え動作を行う。尚、この前揃え動作により最後方商品W2も前方に向けて搬送されるので、該最後方商品W2は最後方位置S2に配置されず、そのため、最後方位置検出レバー43は、後方側接触子421により押圧されて上方に向けて揺動し、最後方位置検出センサ42はオフ状態となる。
そのようにしてモータ32の正回転駆動を停止させた前揃え動作制御部50aは、ステップS102の処理からステップS104の処理までに要した時間を前揃え動作時間として記憶部51に記憶させ(ステップS105)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
これによれば、最前方商品W1を所定の最前方位置S1に常に配置させた状態で商品を載置させることができる。
そのようにして前揃え動作が行われた商品コラム15、すなわち最前方位置検出センサ33がオン状態で最後方位置検出センサ42がオフ状態となる商品コラム15に対して、入力部55を通じて商品補充数算出指令が与えられた場合、制御部50の商品補充数算出制御部50bは、次のような商品補充数算出制御を行う。
図16は、図2に示した制御部50の商品補充数算出制御部50bが実施する商品補充数算出制御の処理内容を示すフローチャートである。この商品補充数算出制御を説明しながら商品収納装置10の動作についても説明する。
商品補充数算出制御において商品補充数算出制御部50bは、該当する商品コラム15を構成するモータ32に対して逆回転駆動指令を送出して該モータ32を逆回転駆動させるとともに(ステップS201)、内蔵する時計を通じて時間の計測を開始する(ステップS202)。
このようにしてモータ32が逆回転駆動すると、駆動シャフト23が中心軸回りに他方向に回転することにより搬送ローラ24が中心軸回りに他方向に回転し、これにより載置された商品を後方に向けて搬送する。
ところで、モータ32を逆回転駆動させた商品補充数算出制御部50bは、該当する商品コラム15の最後方位置検出センサ42からオン信号を入力したか否かを判断する(ステップS203)。最後方位置検出センサ42からオン信号を入力していないと判断した場合(ステップS203:No)、商品補充数算出制御部50bは、かかる処理を繰り返す。
一方、モータ32を逆回転駆動させた商品コラム15において、図17に示すように、最後方商品W2が最後方位置検出レバー43を押圧することにより、該最後方位置検出レバー43が下方に向けて揺動して最後方位置検出センサ42がオン状態となって該最後方位置検出センサ42からオン信号を入力したと判断した場合(ステップS203:Yes)、商品補充数算出制御部50bは、該当するモータ32に対して駆動停止指令を送出し、該モータ32の逆回転駆動を停止させるとともに(ステップS204)、時間の計測を終了して後方搬送時間を計測する(ステップS205,ステップS206)。
このようにして後方搬送時間を計測した商品補充数算出制御部50bは、記憶部51より該当する商品コラム15の前揃え動作時間を読み出し、後方搬送時間を前揃え動作時間で除算することにより商品補充数を算出し(ステップS207)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
そのようにして算出した商品補充数については、入力部55を通じて商品補充数算出指令を行った作業者が保持する携帯端末機器の表示部や、商品収納装置10に設けられた表示部等に表示させることにより、該作業者は、該当する商品コラム15の商品補充数を認識することができる。
かかる商品補充数算出制御を行った制御部50は、該当するコラムに対して、図18に示すように最前方商品W1が最前方位置S1に配置されることが最前方位置検出センサ33により検出されるまでモータ32を正回転駆動させる前揃え動作を行って待機状態となる。
以上説明したように、本発明の実施の形態1である商品収納装置10によれば、商品コラム15は、前後方向に沿って延在し、かつ外周部分にシャフトギア部231が形成された駆動シャフト23と、正回転駆動する場合には、駆動シャフト23を該駆動シャフト23の中心軸回りに一方向に回転させる一方、逆回転駆動する場合には、駆動シャフト23を該駆動シャフト23の中心軸回りに他方向に回転させるモータ32と、それぞれが左右方向に沿って延在するとともに、一端部分に設けられたローラギア部242aがシャフトギア部231に噛合する態様で前後方向に並設されることで商品を載置する複数の搬送ローラ24とを備え、複数の搬送ローラ24が、駆動シャフト23が一方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに一方向に回転して商品を前方に向けて搬送する一方、駆動シャフト23が他方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに他方向に回転して商品を後方に向けて搬送するので、商品を載置する領域に関しては搬送ローラ24の上下寸法の大きさのみを考慮すればよく、しかも搬送ローラ24の外径を大きくする必要がない。よって、設置可能な商品コラム15の数が低減してしまうことを回避でき、商品の収納数の低下を抑制することができる。
上記商品収納装置10によれば、制御部50(前揃え動作制御部50a)が、最前方商品W1が取り出されて最前方位置検出センサ33がオフ状態となる場合に、次の最前方商品W1が最前方位置S1に配置されたことが最前方位置検出センサ33がオン状態となって検出されるまでモータ32を正回転駆動させる前揃え動作を行うので、最前方商品W1を所定の最前方位置S1に常に配置させた状態で商品を載置させることができ、従来のように、前出し作業を従業員等が定期的に行う必要がない。
上記商品収納装置10によれば、制御部50(商品補充数算出制御部50b)が、商品補充数算出指令が与えられた場合、最後方商品W2が最後方位置S2に配置されたことが最後方位置検出センサ42がオン状態となって検出されるまでモータ32を逆回転駆動させることにより、前揃え動作後の商品を後方に向けて搬送する後方搬送時間を計測し、計測した後方搬送時間を前揃え動作時間で除算することにより商品補充数を算出するので、商品の補充を作業者に対して、該当するコラムの商品補充数を認識させることができ、商品の補充作業を容易なものとすることができる。
<実施の形態2>
図19は、本発明の実施の形態2である商品収納装置の内部構造を模式的に示す模式図であり、図20は、本発明の実施の形態2である商品収納装置の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。尚、上述した実施の形態1である商品収納装置10と同一の構成要素については同一の符号を付して重複した説明を適宜省略する。
図19は、本発明の実施の形態2である商品収納装置の内部構造を模式的に示す模式図であり、図20は、本発明の実施の形態2である商品収納装置の特徴的な制御系を模式的に示すブロック図である。尚、上述した実施の形態1である商品収納装置10と同一の構成要素については同一の符号を付して重複した説明を適宜省略する。
ここで例示する商品収納装置60は、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗に設置されるものであり、ショーケース及び自動販売機として機能するもので、ケース本体61、金銭処理部57及び制御部70を備えている。
ケース本体61は、前面に開口(以下、前面開口ともいう)61aを有するとともに、後面に開口(以下、後面開口ともいう)61bを有する断熱筐体であり、前面扉12及び収納室13が設けられている。
そのような収納室13が画成されたケース本体61は、前面開口61aを通じて収納室13が店舗における店舗内売場1に連通するとともに、後面開口61bが、商品搬出路3を介して店舗の壁部4により閉塞されている。店舗内売場1は、店舗の顧客が進入可能な領域であり、前面扉12を開く方向に揺動させて商品を取り出すことが可能である。壁部4には、商品を選択するための選択ボタン等の商品選択部5が設けられているとともに、商品を取り出すための商品取出口6が設けられている。商品取出口6は、商品取出扉7により開閉される開口である。かかる収納室13の内部雰囲気は、図示せぬ冷却機器により冷却されている。
商品載置棚14は、ケース本体61の内部に立設された図示せぬ棚支柱に支持されることで収納室13に設けられており、複数の商品コラム15が左右に並設されることにより構成されている。商品コラム15は、同一種類の商品を前後方向に沿って収納する商品収納要素である。
金銭処理部57は、壁部4に設けられた図示せぬ金銭投入口より投入された金銭を処理、あるいは壁部4に設けられたリーダ部に翳された記録媒体との間で電子マネー情報の減算処理等を行うものである。
制御部70は、各商品コラム15を構成するモータ32、最前方位置検出センサ33及び最後方位置検出センサ42と電気的に接続されるとともに、各種入力操作が行われる入力部55とも電気的に接続されており、更に商品選択部5及び金銭処理部57とも電気的に接続されている。この制御部70は、同じく電気的に接続された記憶部71に記憶されたプログラムやデータにしたがって、商品収納装置60の動作を統括的に制御するものである。この制御部70は、前揃え動作制御部70a、払出動作制御部70b及び商品補充数算出制御部70cを備えている。
尚、制御部70は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置にプログラムを実行させること、すなわち、ソフトウェアにより実現してもよいし、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよいし、ソフトウェア及びハードウェアを併用して実現してもよい。
前揃え動作制御部70aは、いずれかの商品コラム15における最前方商品W1が取り出された場合に、該商品コラム15を構成するモータ32を駆動させて商品の前揃え動作を行わせるものである。
払出動作制御部70bは、商品選択部5で商品が選択されるとともに金銭処理部57で金銭処理が適正に行われた場合に、該当する商品コラム15に対して商品の払出動作を行わせるものである。
商品補充数算出制御部70cは、入力部55を通じて任意の商品コラム15に対して商品補充数算出指令が与えられた場合、該当する商品コラム15を構成するモータ32を駆動させて商品補充数の算出を行わせるものである。
以上のような構成を有する商品収納装置60においては、店舗の営業時間においては、実施の形態1に示した商品収納装置10と同様に、ショーケースとして機能するものである。尚、ショーケースとしての機能は、上述した実施の形態1の商品収納装置10と同じであるので、その説明を割愛する。一方、店舗の営業時間外においては、自動販売機として機能するものである。よって、以下においては、自動販売機して機能する商品収納装置60について説明する。
かかる商品収納装置60においては、それぞれの商品コラム15において、図21に示すように前後方向の全域に亘って商品が載置される場合、最前方商品W1が最前方位置S1に配置されるとともに、最後方商品W2が最後方位置S2に配置される。つまり、最前方商品W1が最前方位置検出レバー34を押圧して前方に向けて揺動させることで最前方位置検出センサ33がオン状態となるとともに、最後方商品W2が最後方位置検出レバー43を押圧して下方に向けて揺動させることで最後方位置検出センサ42がオン状態となる。そのようにして商品コラム15に載置される商品は、収納室13の内部雰囲気が冷却されることにより冷却されている。
そのような商品収納装置60において、商品選択部5を通じて商品が選択されるとともに、金銭処理部57で適正に金銭処理が行われた場合、制御部70の払出動作制御部70bは、次のような払出動作制御を行う。
図22は、図20に示した制御部70の払出動作制御部70bが実施する払出動作制御の処理内容を示すフローチャートである。この払出動作制御を説明しながら商品収納装置60の動作について説明する。
払出動作制御において払出動作制御部70bは、選択された商品を載置する商品コラム15を構成するモータ32に対して逆回転駆動指令を送出し、該モータ32を逆回転駆動させる(ステップS301)。
このようにしてモータ32が逆回転駆動すると、駆動シャフト23が中心軸回りに他方向に回転することにより搬送ローラ24が中心軸回りに他方向に回転し、これにより載置された商品を後方に向けて搬送する。
これにより最後方商品W2は、図23に示すように、商品コラム15から後方に払い出され、商品搬出路3を落下する。これにより、顧客である利用者は、商品取出扉7を揺動させて商品取出口6より商品を取り出すことができる。そのように最後方商品W2が後方に払い出されることにより、最後方位置検出レバー43は、後方側接触子421に押圧されて上方に揺動することで最後方位置検出センサ42は、オフ状態となってオフ信号を制御部70に送出することになる。
ところで、モータ32を逆回転駆動させた払出動作制御部70bは、該当する商品コラム15の最後方位置検出センサ42からオン信号を入力したか否かを判断する(ステップS302)。最後方位置検出センサ42からオン信号を入力していないと判断した場合(ステップS302:No)、払出動作制御部70bは、かかる処理を繰り返す。
一方、モータ32を逆回転駆動させた商品コラム15において、次の最後方商品W3が最後方位置検出レバー43を押圧することにより、該最後方位置検出レバー43が下方に向けて揺動して最後方位置検出センサ42がオン状態となって該最後方位置検出センサ42からオン信号を入力したと判断した場合(ステップS302:Yes)、払出動作制御部70bは、該当するモータ32に対して駆動停止指令を送出し、該モータ32の逆回転駆動を停止させる(ステップS303)。
このようにして払出動作制御部70bは、任意の商品コラム15の最後方商品W2を後方に払い出した場合に、該商品コラム15に載置されたすべての商品を後方に向けて搬送させて最後方商品W2を最後方位置S2に配置させる払出動作を行う。尚、この払出動作により最前方商品W1も後方に向けて搬送されるので、該最前方商品W1は最前方位置S1に配置されず、そのため、最前方位置検出レバー34は、前方側接触子331により押圧されて後方に向けて揺動し、最前方位置検出センサ33はオフ状態となる。
そのようにしてモータ32の逆回転駆動を停止させた払出動作制御部70bは、ステップS301の処理からステップS303の処理までに要した時間を払出動作時間として記憶部71に記憶させ(ステップS304)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
そのようにして払出動作が行われた商品コラム15、すなわち最前方位置検出センサ33がオフ状態で最後方位置検出センサ42がオン状態となる商品コラム15に対して、入力部55を通じて商品補充数算出指令が与えられた場合、制御部70の商品補充数算出制御部70cは、次のような商品補充数算出制御を行う。
図24は、図20に示した制御部70の商品補充数算出制御部70cが実施する商品補充数算出制御の処理内容を示すフローチャートである。この商品補充数算出制御を説明しながら商品収納装置60の動作についても説明する。
商品補充数算出制御において商品補充数算出制御部70cは、該当する商品コラム15を構成するモータ32に対して正回転駆動指令を送出して該モータ32を正回転駆動させるとともに(ステップS401)、内蔵する時計を通じて時間の計測を開始する(ステップS402)。
このようにしてモータ32が正回転駆動すると、駆動シャフト23が中心軸回りに一方向に回転することにより搬送ローラ24が中心軸回りに一方向に回転し、これにより載置された商品を前方に向けて搬送する。
ところで、モータ32を正回転駆動させた商品補充数算出制御部70cは、該当する商品コラム15の最前方位置検出センサ33からオン信号を入力したか否かを判断する(ステップS403)。最前方位置検出センサ33からオン信号を入力していないと判断した場合(ステップS403:No)、商品補充数算出制御部70cは、かかる処理を繰り返す。
一方、モータ32を正回転駆動させた商品コラム15において、図25に示すように、最前方商品W1が最前方位置検出レバー34を押圧することにより、該最前方位置検出レバー34が前方に向けて揺動して最前方位置検出センサ33がオン状態となって該最前方位置検出センサ33からオン信号を入力したと判断した場合(ステップS403:Yes)、商品補充数算出制御部70cは、該当するモータ32に対して駆動停止指令を送出し、該モータ32の正回転駆動を停止させるとともに(ステップS404)、時間の計測を終了して前方搬送時間を計測する(ステップS405,ステップS406)。
このようにして前方搬送時間を計測した商品補充数算出制御部70cは、記憶部71より該当する商品コラム15の払出動作時間を読み出し、前方搬送時間を払出動作時間で除算することにより商品補充数を算出し(ステップS407)、その後に手順をリターンさせて今回の処理を終了する。
そのようにして算出した商品補充数については、入力部55を通じて商品補充数算出指令を行った作業者が保持する携帯端末機器の表示部や、商品収納装置60に設けられた表示部等に表示させることにより、該作業者は、該当する商品コラム15の商品補充数を認識することができる。
かかる商品補充数算出制御を行った制御部70は、該当するコラムに対して、図26に示すように最後方商品W2が最後方位置S2に配置されることが最後方位置検出センサ42により検出されるまでモータ32を逆回転駆動させる動作を行って待機状態となる。
以上説明したように、本発明の実施の形態2である商品収納装置60によれば、商品コラム15は、前後方向に沿って延在し、かつ外周部分にシャフトギア部231が形成された駆動シャフト23と、正回転駆動する場合には、駆動シャフト23を該駆動シャフト23の中心軸回りに一方向に回転させる一方、逆回転駆動する場合には、駆動シャフト23を該駆動シャフト23の中心軸回りに他方向に回転させるモータ32と、それぞれが左右方向に沿って延在するとともに、一端部分に設けられたローラギア部242aがシャフトギア部231に噛合する態様で前後方向に並設されることで商品を載置する複数の搬送ローラ24とを備え、複数の搬送ローラ24が、駆動シャフト23が一方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに一方向に回転して商品を前方に向けて搬送する一方、駆動シャフト23が他方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに他方向に回転して商品を後方に向けて搬送するので、商品を載置する領域に関しては搬送ローラ24の上下寸法の大きさのみを考慮すればよく、しかも搬送ローラ24の外径を大きくする必要がない。よって、設置可能な商品コラム15の数が低減してしまうことを回避でき、商品の収納数の低下を抑制することができる。
上記商品収納装置60によれば、制御部70(払出動作制御部70b)が、選択された商品を払い出して、商品取出口6より取り出し可能にさせるので、店舗の営業時間外においても商品の販売を行うことができる。
上記商品収納装置60によれば、制御部70(商品補充数算出制御部70c)が、商品補充数算出指令が与えられた場合、最前方商品W1が最前方位置S1に配置されたことが最前方位置検出センサ33がオン状態となって検出されるまでモータ32を正回転駆動させることにより、払出動作後の商品を前方に向けて搬送する前方搬送時間を計測し、計測した前方搬送時間を払出動作時間で除算することにより商品補充数を算出するので、商品の補充を作業者に対して、該当するコラムの商品補充数を認識させることができ、商品の補充作業を容易なものとすることができる。
図27〜図29は、それぞれ本発明の実施の形態1及び実施の形態2の商品収納装置10,60を構成する商品コラム15の変形例を示すもので、図27は斜視図であり、図28及び図29は分解斜視図である。尚、上述した実施の形態1及び実施の形態2である商品収納装置60と同一の構成要素には同一の符号を付して重複した説明を適宜省略する。
ここで例示する商品コラム16は、搬送ユニット20、前方検出ユニット30及び後方検出ユニット40の他に、拡張ユニット80を備えて構成されている。
拡張ユニット80は、搬送ユニット20と同様に、前後方向が長手方向となる略平板状の形態を成しており、図示せぬ拡張搬送カバーと、拡張搬送ケース82とにより形成される収容空間に、複数の拡張搬送ローラ84が収容されて構成されている。
複数の拡張搬送ローラ84は、それぞれ左右方向が長手方向となる円柱状の形態を成しており、上記収容空間において、それぞれの中央領域部分841の上部が拡張搬送カバーの開口から上方に向けて突出する態様で前後方向に並設されて収容されている。
拡張搬送ローラ84は、自身の中心軸回りに回転可能となる態様で収容空間に収容されており、図30にも示すように、中央領域部分841の外周部分に左右方向に沿って延在する凹凸部が周方向に亘って形成されている。また拡張搬送ローラ84の右端部分842は、中央領域部分841よりも小径となる円柱状部分であり、その外周部分には拡張ローラギア部842aが形成されている。
そのような拡張搬送ローラ84は、右端部分842の拡張ローラギア部842aが搬送ユニット20の対応する連結孔212に進入して連結ギア部243aと噛合することで、対応する搬送ローラ24と一体的に回転可能となるものである。これにより、拡張搬送ローラ84は、駆動シャフト23が中心軸回りに一方向に回転する場合には、それぞれが対応する搬送ローラ24と一体的に中心軸回りに一方向に回転することができ、搬送ケース22及び拡張搬送ケース82に跨る態様で載置された商品を前方に向けて搬送することが可能である。また拡張搬送ローラ84は、駆動シャフト23が中心軸回りに他方向に回転する場合には、それぞれが対応する搬送ローラ24と一体的に中心軸回りに他方向に回転することができ、搬送ケース22及び拡張搬送ケース82に跨る態様で載置された商品を後方に向けて搬送することが可能である。尚、拡張ユニット80の前方域には、前方検出ユニット30を構成する前方ユニット本体31が装着されるとともに、拡張ユニット80の後方域には、後方検出ユニット40を構成する後方ユニット本体41が装着されている。
そのような構成を有する商品コラム16によれば、載置する商品の大きさに応じて拡張ユニット80を増設して対応することができ、商品の大きさに柔軟に対応することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態1及び実施の形態2について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態1及び実施の形態2においては、最前方位置検出センサ33及び最後方位置検出センサ42が載置される商品の位置を検出する位置検出手段として例示したが、本発明においては、位置検出手段は、それら最前方位置検出センサ33等に限られず、画像を取得して商品の位置を検出する画像センサにより構成されていてもよい。
上述した実施の形態1においては、モータ32が正逆回転駆動のものであり、正回転駆動する場合には、駆動シャフト23を該駆動シャフト23の中心軸回りに一方向に回転させる一方、逆回転駆動する場合には、駆動シャフト23を該駆動シャフト23の中心軸回りに他方向に回転させるものであったが、本発明においては、モータ32は、正回転駆動のみ可能であってもよい。
上述した実施の形態1では、後方搬送時間を前揃え動作時間で除算することにより商品補充数を算出し、上述した実施の形態2では、前方搬送時間を払出動作時間で除算することにより商品補充数を算出していたが、本発明においては、制御部が、次のようにして商品コラム15の満杯本数を算出してもよい。すなわち、制御部は、図31に示すように、商品コラム15の前後方向全域に亘る商品の総移動時間(T)を予め算出しておき、総移動時間に前揃え動作時間を除算することにより満杯本数を算出してもよい。また制御部は、満杯本数に対して商品補充数を減算することにより商品コラム15における商品残数を算出してもよい。
10…商品収納装置、11…ケース本体、12…前面扉、13…収納室、14…商品載置棚、15…商品コラム、20…搬送ユニット、21…搬送カバー、22…搬送ケース、23…駆動シャフト、231…シャフトギア部、232…前端部分、232a…伝達ギア部、24…搬送ローラ、241…中央領域部分、242…右端部分、242a…ローラギア部、30…前方検出ユニット、31…前方ユニット本体、32…モータ、33…最前方位置検出センサ、40…後方検出ユニット、41…後方ユニット本体、42…最後方位置検出センサ、50…制御部、50a…前揃え動作制御部、50b…商品補充数算出制御部、51…記憶部、55…入力部、S1…最前方位置、S2…最後方位置、W1…最前方商品、W2…最後方商品。
Claims (10)
- 複数の商品を前後方向に沿って整列させた状態で載置する商品コラムを備えた商品収納装置であって、
前記商品コラムは、
前後方向に沿って延在し、かつ外周部分にシャフトギア部が形成された駆動シャフトと、
前記駆動シャフトを該駆動シャフトの中心軸回りに一方向に回転させるモータと、
それぞれが左右方向に沿って延在するとともに、一端部分に設けられたローラギア部が前記シャフトギア部に噛合する態様で前後方向に並設されることで前記商品を載置する複数の搬送ローラと
を備え、
前記複数の搬送ローラは、前記駆動シャフトが前記一方向に回転する場合には、それぞれが該搬送ローラの中心軸回りに一方向に回転して前記商品を前方に向けて搬送することを特徴とする商品収納装置。 - 前記モータは、正逆回転可能であって、正回転駆動する場合には、前記駆動シャフトを該駆動シャフトの中心軸回りに一方向に回転させる一方、逆回転駆動する場合には、前記駆動シャフトを該駆動シャフトの中心軸回りに他方向に回転させるものであり、
前記複数の搬送ローラは、前記駆動シャフトが前記一方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに一方向に回転して前記商品を前方に向けて搬送する一方、前記駆動シャフトが前記他方向に回転する場合には、それぞれが中心軸回りに他方向に回転して前記商品を後方に向けて搬送することを特徴とする請求項1に記載の商品収納装置。 - 前記複数の搬送ローラに載置される商品の位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段により最前方商品が予め決められた最前方位置に配置されたことが検出されるまで前記モータを正回転駆動させる制御部と
を備えたことを特徴とする請求項2に記載の商品収納装置。 - 前記位置検出手段は、最前方の搬送ローラの前方域に設置され、かつ常態においてオフ状態となる一方、最前方商品に押圧された場合には、オン状態となって該最前方商品が前記最前方位置に配置されたことを検出してオン信号を前記制御部に与える最前方位置検出センサを備えたことを特徴とする請求項3に記載の商品収納装置。
- 前記位置検出手段は、最後方の搬送ローラの後方域に設置され、かつ常態においてはオフ状態となる一方、最後方商品に押圧された場合には、オン状態となって該商品が最後方位置に配置されたことを検出してオン信号を前記制御部に与える最後方位置検出センサを備えたことを特徴とする請求項4に記載の商品収納装置。
- それぞれが左右方向に沿って延在するとともに一端部分に拡張ローラギア部が設けられた複数の拡張搬送ローラが前後方向に並設されて構成され、かつ前記拡張搬送ローラの拡張ローラギア部が対応する前記搬送ローラの他端部分に設けられた連結ギア部に噛合する場合に、該搬送ローラと一体的に回転する拡張ユニットを備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載の商品収納装置。
- 前記制御部は、最前方商品が取り出されて前記最前方位置検出センサがオフ状態となる場合に、次の最前方商品が前記最前方位置に配置されたことが前記最前方位置検出センサがオン状態となって検出されるまで前記モータを正回転駆動させる前揃え動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の商品収納装置。
- 前記制御部は、商品補充数算出指令が与えられた場合、最後方商品が前記最後方位置に配置されたことが前記最後方位置検出センサがオン状態となって検出されるまで前記モータを逆回転駆動させることにより、前記前揃え動作後の商品を後方に向けて搬送する後方搬送時間を計測し、計測した後方搬送時間を前記前揃え動作に要する時間で除算することにより商品補充数を算出することを特徴とする請求項7に記載の商品収納装置。
- 前記制御部は、最後方商品を前記商品コラムより後方に払い出した場合に、次の最後方商品が前記最後方位置に配置されたことが前記最後方位置検出センサがオン状態となって検出されるまで前記モータを逆回転駆動させる払出動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の商品収納装置。
- 前記制御部は、商品補充数算出指令が与えられた場合、最前方商品が前記最前方位置に配置されたことが前記最前方位置検出センサがオン状態となって検出されるまで前記モータを正回転駆動させることにより、前記払出動作後の商品を前方に向けて搬送する前方搬送時間を計測し、計測した前方搬送時間を前記払出動作に要する時間で除算することにより商品補充数を算出することを特徴とする請求項9に記載の商品収納装置。
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JP2020005883A JP2021112351A (ja) | 2020-01-17 | 2020-01-17 | 商品収納装置 |
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JP2021112351A true JP2021112351A (ja) | 2021-08-05 |
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JP2020005883A Pending JP2021112351A (ja) | 2020-01-17 | 2020-01-17 | 商品収納装置 |
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2020
- 2020-01-17 JP JP2020005883A patent/JP2021112351A/ja active Pending
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