JP2021105065A - 異物感緩和点眼剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】角膜への異物吸着を抑制することで、眼の異物感を緩和することが可能な点眼剤を提供すること。【解決手段】明細書に記載の発明。【選択図】なし

Description

本発明は、点眼剤に関する。
角膜は、外界から順に、角膜上皮、ボーマン膜、角膜実質、デスメ膜及び角膜内皮の5層で形成された、眼球最表面に構成された組織である。外界と直接接する解剖学的特徴から、抗原、微生物及び砂埃等、種々の異物が侵入しやすい。一方、角膜に分布している知覚神経は、その殆どが三叉神経とされている。角膜の知覚は人体の疼痛知覚の中でも最も鋭敏なものの一つとされており、その疼痛の程度はきわめて鋭いものとなっている。即ち、神経末端は最後に角膜上皮直下で終わっており、僅かな角膜上皮の欠損や剥離でも、角膜上皮直下の神経終末が露出して刺激を受けるため、強い痛みとして感じられることになる(非特許文献1)。
このように、角膜は非常に痛覚が発達していることから、砂埃や花粉、過剰量のタンパク質などの異物が角膜上皮に付着することによっても、瞬間に異物感や眼痛などの症状として現れ、ときには異物を排出するために流涙が生じることもある。つまり、タンパク質汚れなどの眼球表面への異物付着及びそこから生じる異物感を改善することは、不定愁訴を取り除き、クオリティ・オブ・ライフを向上させる観点からも重要となる。
近年では、砂埃や花粉、タンパク質汚れに限らず、化粧料(マスカラ、アイライナー、アイシャドウ、ローション、乳液、アイクリーム、ラメ入り化粧料、スクラブ入り洗顔剤等)のような汚れの付着による眼の異物感及び眼障害も大きな問題となっている。眼球や眼瞼に付着した化粧料又は花粉を洗浄除去するために、カルボキシビニルポリマーにモノテルペンを含み、一度に被洗浄部位に接触させる使用量が500μLである洗眼剤が見出されている(特許文献1)。
眼の異物感は、特にアレルギー症状の1つとして、顕著に発生し易い自覚症状の1つである。花粉、ハウスダスト等の外部由来のアレルゲンが直接角膜に接触する場合、掻痒時に眼を擦ることにより皮膚角層等のタンパク質又は目から分泌されたタンパク質が眼結膜に混入する場合には、タンパク質の酸化及び角膜への吸着が多くなる。また、アレルギー性結膜疾患の発症時には、結膜上皮層の肥厚性変化である結膜乳頭が形成され、多数の結膜乳頭が瞬目の際に角膜に接するため、異物感を感じることが多くなる(非特許文献2)。角膜に吸着されたタンパク質は、異物感を感じさせるだけでなく、角膜を傷つける可能性もある。
プラノプロフェン及び/又はその塩は、優れた抗炎症作用、鎮痛作用及び解熱作用を併せ持つプロピオン酸系の非ステロイド系抗炎症剤として知られており、安全性も高いことから、点眼剤又は経口剤として広く利用されている。
しかしながら、プラノプロフェンと、抗アレルギー剤、抗炎症剤又は水溶性ビタミンとを併用した際の眼の異物感への影響については、全く予想し得ないのが現状である。
特開2011−93889号公報
近藤武久:角膜の神経、月刊眼科診療プラクティス 72:30、2001 日本眼科アレルギー研究会:アレルギー性結膜炎疾患診療ガイドライン(第2版)、日本眼科学会雑誌114巻10号:839−846頁、2010年
本発明は、角膜への異物吸着を抑制することで、眼の異物感を緩和することが可能な点眼剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、(A)プラノプロフェン又はその塩(以下、「(A)成分」ともいう。)と、(B)抗アレルギー剤、抗炎症剤及び水溶性ビタミンからなる群から選択される少なくとも1種(以下、「(B)成分」ともいう。)とを組み合わせることで、眼の異物感を緩和させることを見出した。また、本発明者らは、(C)清涼化剤を組み合わせることにより、顕著に異物感を緩和させることを見出した。これらの知見に基づいて、本発明者らは本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の[1]〜[10]を提供する。
[1](A)プラノプロフェン又はその塩と、(B)抗アレルギー剤、抗炎症剤及び水溶性ビタミンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物とを含有する、異物感緩和点眼剤;
[2]前記異物感がアレルギー症状としての異物感である、[1]に記載の異物感緩和点眼剤;
[3](B)成分として、クロモグリク酸、ペミロラスト、トラニラスト、オロパタジン及びそれらの塩からなる群から選択される少なくとも1種の抗アレルギー剤を含む、[1]又は[2]に記載の異物感緩和点眼剤;
[4](B)成分として、ε−アミノカプロン酸、アラントイン、硫酸ベルベリン、塩化ベルベリン、グリチルリチン酸二カリウム、アズレンスルホン酸ナトリウム、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛及び塩化リゾチームからなる群から選択される少なくとも1種の抗炎症剤を含む、[1]〜[3]のいずれかに記載の異物感緩和点眼剤;
[5](B)成分として、塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、パンテノール、パントテン酸カルシウム及びパントテン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種の水溶性ビタミンを含む、[1]〜[4]のいずれかに記載の異物感緩和点眼剤;
[6](A)成分の総含有量1質量部に対して、(B)成分として抗アレルギー剤を含有する場合、抗アレルギー剤の総含有量が0.05〜200質量部、(B)成分として抗炎症剤を含有する場合、抗炎症剤の総含有量が0.02〜200重量部、(B)成分として水溶性ビタミンを含有する場合、水溶性ビタミンの総含有量が0.002〜20質量部である、[1]〜[5]のいずれかに記載の点眼剤。
[7](C)清涼化剤をさらに含有する、[1]〜[6]のいずれかに記載の異物感緩和点眼剤;
[8](C)成分として、メントール、カンフル、ボルネオール、ゲラニオール及びハッカ油からなる群から選択される少なくとも1種の清涼化剤を含む、[7]に記載の異物感緩和点眼剤;
[9](A)成分の総含有量1質量部に対して、(C)清涼化剤の総含有量が0.0002〜5質量部である、[7]又は[8]に記載の点眼剤。
[10]シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズを装用していない状態で適用するための、[1]〜[9]のいずれかに記載の異物感緩和点眼剤;
[11](A)プラノプロフェン又はその塩と、(B)抗アレルギー剤、抗炎症剤及び水溶性ビタミンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物とを組み合わせることを特徴とする、異物感の緩和作用を点眼剤に付与する方法。
[12](C)清涼化剤をさらに組み合わせることを特徴とする、[11]に記載の方法。
本発明に係る異物感緩和点眼剤によれば、(A)プラノプロフェン又はその塩と、(B)抗アレルギー剤、抗炎症剤及び水溶性ビタミンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物とを組み合わせることによって、角膜への異物吸着を抑制することで、アレルギー等を原因として生じる眼の異物感を緩和することが可能である。さらに、上記(A)及び(B)成分の組み合わせに、(C)清涼化剤をさらに含むことによって、角膜への異物吸着をより抑制することで、アレルギー等を原因として生じる眼の異物感をより緩和することが可能である。
本明細書において含有量の単位「%」とは、「w/v%」を意味し、「g/100mL」と同義である。
本明細書において「異物感」とは、目の乾燥、コンタクトレンズの不適切な使用、花粉、ハウスダスト等の異物の付着によるアレルギー性結膜炎などによって引き起こされる、コロコロ又はチクチクとした自覚症状を意味する。したがって、本発明者らは、異物感を緩和させるために、異物の付着を抑制すること、及び自覚症状自体を改善することに着目した。特に、異物の付着を抑制することは、目の異物感に対して予防的効果を示す。
本実施形態に係る異物感緩和点眼剤(以下、単に本実施形態に係る点眼剤ともいう)は、(A)プラノプロフェン又はその塩と、(B)抗アレルギー剤、抗炎症剤及び水溶性ビタミンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物とを含有する。
(A)成分
プラノプロフェンは、(2RS)−2−(10H−9−オキサ−1−アザアントラセン−6−イル)−プロパン酸、又はα−メチル−5H−[1]ベンゾピラノ[2,3−b]ピリジン−7−酢酸とも称される公知化合物であり、公知の方法により合成したものを用いてもよく、市販品として入手することも可能である。
また、プラノプロフェンの塩は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。このような塩として、具体的には、無機塩基との塩[例えば、アンモニウム塩;アルカリ金属(ナトリウム、カリウム等)、アルカリ土類金属(カルシウム、マグネシウム等)、アルミニウム等の金属との塩]や、有機塩基との塩[例えば、メチルアミン、トリエチルアミン、ジエチルアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、ピペラジン、ピロリジン、トリピリジン、ピコリン等の有機アミンとの塩]などが挙げられる。プラノプロフェン又はその塩には、水和物の形態のものも含まれる。
本実施形態に係る水性組成物に用いられる(A)成分として、プラノプロフェン又はその塩の中から、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用しても良い。これらの中でも、(A)成分として、プラノプロフェンが好適である。
本実施形態に係る点眼剤における、(A)成分の含有量は特に限定されず、(A)成分の種類、併用する(B)成分の種類及び含有量等に応じて適宜設定される。(A)成分の含有量としては、例えば、本実施形態に係る点眼剤の総量を基準として、(A)成分の含有量が、0.001〜0.5w/v%であることが好ましく、0.002〜0.2w/v%であることがより好ましく、0.005〜0.1w/v%であることが更に好ましく、0.01〜0.1w/v%であることが特に好ましい。上記(A)成分の含有量は、異物感の緩和という効果の観点から好適である。
(B)成分
(B)成分は、抗アレルギー剤、抗炎症剤及び水溶性ビタミンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物である。(B)成分は1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
抗アレルギー剤としては、アレルギー反応を抑制できるものであれば、特に制限されず、例えば、クロモグリク酸、アンレキサノクス、イブジラスト、スプラタスト、ペミロラスト、トラニラスト、オロパタジン、アシタザノラスト、ケトチフェン及びそれらの塩(例えば、クロモグリク酸ナトリウム、ペミロラストカリウム、オロパタジン塩酸塩、ケトチフェンフマル酸塩)が挙げられ、異物感緩和という効果の観点からクロモグリク酸、ペミロラスト、トラニラスト、オロパタジン及びそれらの塩が好適であり、トラニラスト又はオロパタジン塩酸塩が特に好適である。
本実施形態に係る点眼剤に抗アレルギー剤を含有させる場合、抗アレルギー剤の含有量は特に限定されず、抗アレルギー剤の種類、併用する(A)成分の含有量等に応じて適宜設定される。抗アレルギー剤の含有量としては、例えば、本実施形態に係る点眼剤の総量を基準として、抗アレルギー剤の総含有量が、0.005〜3w/v%であることが好ましく、0.01〜2w/v%であることがより好ましく、0.05〜1w/v%であることが更に好ましく、0.1〜1w/v%であることが特に好ましい。上記抗アレルギー剤の含有量は、異物感の緩和という効果の観点から好適である。
また、本実施形態に係る点眼剤における、(A)成分に対する抗アレルギー剤の含有比率は特に限定されず、抗アレルギー剤の種類等に応じて適宜設定される。(A)成分に対する抗アレルギー剤の含有比率としては、例えば、本実施形態に係る点眼剤に含まれる(A)成分の含有量1質量部に対して、抗アレルギー剤の総含有量が、0.05〜200質量部であることが好ましく、0.2〜50質量部であることがより好ましく、0.5〜30質量部であることが更に好ましく、1〜20質量部であることが特に好ましい。上記(A)成分に対する抗アレルギー剤の含有比率は、異物感緩和という効果の観点から好適である。
抗炎症剤としては、例えば、グリチルリチン酸、アラントイン、硫酸ベルベリン、塩化ベルベリン、アズレンスルホン酸、ε−アミノカプロン酸、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛、リゾチーム、サリチル酸、トラネキサム酸及び甘草が挙げられる。抗炎症剤は、塩の形態であってもよく、このような塩としては、無機酸との塩、有機酸との塩、無機塩基との塩、有機塩基との塩が挙げられ、硫酸塩、乳酸塩、塩酸塩、塩化物塩、ナトリウム塩、カリウム塩等が例示される。具体的には、グリチルリチン酸二カリウム、アズレンスルホン酸ナトリウム、塩化リゾチーム等が例示される。異物感緩和という効果の観点から、グリチルリチン酸二カリウム、アラントイン、硫酸ベルベリン、塩化ベルベリン、アズレンスルホン酸ナトリウム、ε−アミノカプロン酸、硫酸亜鉛、乳酸亜鉛又は塩化リゾチームが好適であり、ε−アミノカプロン酸、アラントイン、硫酸ベルベリン又はグリチルリチン酸二カリウムが特に好適である。
本実施形態に係る点眼剤に抗炎症剤を含有させる場合、抗炎症剤の含有量は特に限定されず、抗炎症剤の種類、併用する(A)成分の含有量等に応じて適宜設定される。抗炎症剤の含有量としては、例えば、本実施形態に係る点眼剤の総量を基準として、抗炎症剤の総含有量が、0.001〜7.5w/v%であることが好ましく、0.004〜5w/v%であることがより好ましく、0.01〜1w/v%であることが更に好ましく、0.02〜0.5w/v%であることが特に好ましい。上記抗炎症剤の含有量は、異物感の緩和という効果の観点から好適である。
また、本実施形態に係る点眼剤における、(A)成分に対する抗炎症剤の含有比率は特に限定されず、抗炎症剤の種類等に応じて適宜設定される。(A)成分に対する抗炎症剤の含有比率としては、例えば、本実施形態に係る点眼剤に含まれる(A)成分の含有量1質量部に対して、抗炎症剤の総含有量が、0.02〜200質量部であることが好ましく、0.05〜100質量部であることがより好ましく、0.2〜20質量部であることが更に好ましく、0.5〜10質量部であることが特に好ましい。上記(A)成分に対する抗炎症剤の含有比率は、異物感緩和という効果の観点から好適である。
水溶性ビタミンとしては、例えば、ビタミンC及びビタミンB群が挙げられる。ビタミンB群としては、例えば、ビタミンB、ビタミンB(フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム)、ナイアシン(ニコチン酸及びニコチン酸アミド)、パントテン酸、パンテノール、ビタミンB(ピリドキシン、ピリドキサール及びピリドキサミン)、ビオチン、葉酸及びビタミンB12(シアノコバラミン、ヒドロキソコバラミン、メチルコバラミン及びアデノシルコバラミン)が挙げられる。水溶性ビタミンは、塩の形態であってもよく、塩酸ピリドキシン、パントテン酸カルシウム及びパントテン酸ナトリウムが例示される。異物感緩和という効果の観点から、塩酸ピリドキシン、シアノコバラミン、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、パンテノール、パントテン酸カルシウム又はパントテン酸ナトリウムが好適であり、塩酸ピリドキシン又はシアノコバラミンが特に好適である。
本実施形態に係る点眼剤に水溶性ビタミンを含有させる場合、水溶性ビタミンの含有量は特に限定されず、水溶性ビタミンの種類、併用する(A)成分の含有量等に応じて適宜設定される。水溶性ビタミンの含有量としては、例えば、本実施形態に係る点眼剤の総量を基準として、水溶性ビタミンの総含有量が、0.001〜1w/v%であることが好ましく、0.001〜0.5w/v%であることがより好ましく、0.003〜0.3w/v%であることが更に好ましく、0.01〜0.2w/v%であることが特に好ましい。上記水溶性ビタミンの含有量は、異物感の緩和という効果の観点から好適である。
また、本実施形態に係る点眼剤における、(A)成分に対する水溶性ビタミンの含有比率は特に限定されず、水溶性ビタミンの種類等に応じて適宜設定される。(A)成分に対する水溶性ビタミンの含有比率としては、例えば、本実施形態に係る点眼剤に含まれる(A)成分の含有量1質量部に対して、水溶性ビタミンの総含有量が、0.002〜20質量部であることが好ましく、0.01〜10質量部であることがより好ましく、0.03〜6質量部であることが更に好ましく、0.1〜4質量部であることが特に好ましい。上記(A)成分に対する水溶性ビタミンの含有比率は、異物感緩和という効果の観点から好適である。
(C)成分
本実施形態に係る点眼剤には、さらに(C)清涼化剤を含有させることができる。(C)成分を含有することで、点眼剤の異物感緩和作用が増大する。
本実施形態に係る異物感緩和点眼剤に用いられる清涼化剤は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。清涼化剤としては、例えば、テルペノイド、テルペノイドを含有する精油(例えば、ユーカリ油、ベルガモット油、ペパーミント油、ウイキョウ油、ローズ油、ケイヒ油、スペアミント油、樟脳油、クールミント及びハッカ油)等が挙げられる。テルペノイドとしては、例えば、メントール、メントン、カンフル(「ショウノウ」又は「樟脳」ともいう)、ボルネオール(「リュウノウ」又は「竜脳」ともいう)、ゲラニオール、ネロール、シネオール、シトロネロール、カルボン、アネトール、オイゲノール、リモネン、リナロール及び酢酸リナリルが挙げられる。テルペノイドはd体、l体及びdl体のいずれであってもよく、l−メントール、d−メントール、dl−メントール、dl−カンフル、d−カンフル、dl−ボルネオール及びd−ボルネオールが例示される。ただし、ゲラニオール、ネロール及びシネオール等のようにテルペノイドによっては光学異性体が存在しない場合もある。異物感緩和という効果の観点から、メントール、カンフル、ボルネオール、ゲラニオール又はハッカ油が好適であり、l−メントール、dl−カンフル又はd−ボルネオールが特に好適である。
本実施形態に係る点眼剤における清涼化剤の含有量は特に限定されず、清涼化剤の種類、併用する(A)成分及び(B)成分の種類及び含有量等に応じて適宜設定される。清涼化剤の含有量としては、テルペノイドとして測定することができ、例えば、本実施形態に係る点眼剤の総量を基準として、清涼化剤(テルペノイドとして)の総含有量が、0.00002〜0.3w/v%であることが好ましく、0.0001〜0.1w/v%であることがより好ましく、0.0005〜0.05w/v%であることが更に好ましく、0.001〜0.02w/v%であることが特に好ましい。上記清涼化剤の含有量は、異物感緩和という効果の観点から好適である。
また、本実施形態に係る点眼剤における、(A)成分に対する清涼化剤の含有比率は特に限定されず、清涼化剤の種類等に応じて適宜設定される。(A)成分に対する清涼化剤の含有比率としては、例えば、本実施形態に係る点眼剤に含まれる(A)成分の含有量1質量部に対して、清涼化剤の総含有量が、0.0002〜5質量部であることが好ましく、0.002〜2質量部であることがより好ましく、0.005〜1質量部であることが更に好ましく、0.02〜0.5質量部であることが特に好ましい。上記(A)成分に対する水溶性ビタミンの含有比率は、異物感緩和という効果の観点から好適である。
本実施形態に係る点眼剤は、さらに界面活性剤を含有することができる。界面活性剤は、本実施形態に係る点眼剤の使用目的に応じて、後述する種々の薬理活性成分、生理活性成分及び添加剤等を配合する際に、それらの溶解性を向上させる溶解補助剤として有効である。
本実施形態に係る点眼剤が含有することができる界面活性剤は、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば特に制限されず、非イオン性界面活性剤、イオン性(両性、陰性、陽性)界面活性剤のいずれであってもよい。
本実施形態に係る点眼剤が含有することができる非イオン性界面活性剤として、具体的には、モノウラリン酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート20)、モノパルミチン酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート40)、モノステアリン酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート60)、トリステアリン酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート65)、モノオレイン酸POE(20)ソルビタン(ポリソルベート80)等のPOEソルビタン脂肪酸エステル;POE(40)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40)、POE(60)硬化ヒマシ油(ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60)等のPOE硬化ヒマシ油;POE(10)ヒマシ油(ポリオキシエチレンヒマシ油10)、POE(35)ヒマシ油(ポリオキシエチレンヒマシ油35)等のPOEヒマシ油;POE(9)ラウリルエーテル等のPOEアルキルエーテル;POE(20)POP(4)セチルエーテル等のPOE−POPアルキルエーテル;POE(196)POP(67)グリコール(ポロクサマー407、プルロニック(登録商標)F127)、POE(200)POP(70)グリコール等のポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマー;ステアリン酸ポリオキシル40等のモノステアリン酸ポリエチレングリコール等が挙げられる。なお、上記で例示する化合物において、括弧内の数字は付加モル数を示す。
非イオン性界面活性剤としては、POEソルビタン脂肪酸エステル、POE硬化ヒマシ油、POEヒマシ油、モノステアリン酸ポリエチレングリコール又はPOE・POPブロックコポリマーが好ましく、ポリソルベート80、POEヒマシ油10、POEヒマシ油35、POE硬化ヒマシ油40、POE硬化ヒマシ油60、ステアリン酸ポリオキシル40又はポロクサマー407がより好ましい。
本実施形態に係る点眼剤が含有することができる両性界面活性剤として、具体的には、N−[2−[[2−(アルキルアミノ)エチル]アミノ]エチル]グリシン及びその塩(例えば、塩酸塩等)などが例示できる。N−[2−[[2−(アルキルアミノ)エチル]アミノ]エチル]グリシンは、アルキルジアミノエチルグリシン又はアルキルポリアミノエチルグリシンとも呼ばれる。
また、本実施形態に係る点眼剤が含有することができる陰イオン性界面活性剤として、具体的には、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、α−スルホ脂肪酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸等が例示できる。
そして、本実施形態に係る点眼剤が含有することができる陽イオン性界面活性剤として、具体的には、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等が例示される。
本実施形態に係る点眼剤において、界面活性剤は1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。本実施形態に係る点眼剤が含有することができる界面活性剤の中で、非イオン性界面活性剤が好適である。
本実施形態に係る点眼剤が界面活性剤を含有する場合、その含有量は、該界面活性剤の種類、他の配合成分の種類及び含有量、該眼科用組成物の用途、製剤形態、使用方法等に応じて適宜設定される。界面活性剤の含有量として、例えば、本実施形態に係る眼科用組成物の総量を基準に、界面活性剤の総含有量が、0.001〜3w/v%であることが好ましく、0.005〜2w/v%であることがより好ましく、0.01〜1w/v%であることがさらに好ましく、0.05〜1w/v%であることが特に好ましい。
本実施形態に係る点眼剤は、さらに緩衝剤を含有することが好ましい。これにより、点眼剤のpHを調整でき、本願の効果をより一層顕著に発揮できる。
緩衝剤としては、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。緩衝剤としては、例えば、ホウ酸緩衝剤、リン酸緩衝剤、炭酸緩衝剤、クエン酸緩衝剤、酢酸緩衝剤、トリス緩衝剤、アスパラギン酸、アスパラギン酸塩、エデト酸塩等が挙げられる。これらの緩衝剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。ホウ酸緩衝剤としては、ホウ酸又はその塩(ホウ酸アルカリ金属塩、ホウ酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。リン酸緩衝剤としては、リン酸又はその塩(リン酸アルカリ金属塩、リン酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。炭酸緩衝剤としては、炭酸又はその塩(炭酸アルカリ金属塩、炭酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。クエン酸緩衝剤としては、クエン酸又はその塩(クエン酸アルカリ金属塩、クエン酸アルカリ土類金属塩等)が挙げられる。また、ホウ酸緩衝剤又はリン酸緩衝剤として、ホウ酸塩又はリン酸塩の水和物を用いてもよい。より具体的な例として、ホウ酸緩衝剤として、ホウ酸又はその塩(ホウ酸ナトリウム、テトラホウ酸カリウム、メタホウ酸カリウム、ホウ酸アンモニウム、ホウ砂等);リン酸緩衝剤として、リン酸又はその塩(リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸二水素カルシウム等);炭酸緩衝剤として、炭酸又はその塩(炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸水素カリウム、炭酸マグネシウム等);クエン酸緩衝剤として、クエン酸又はその塩(クエン酸ナトリウム、クエン酸カリウム、クエン酸カルシウム、クエン酸二水素ナトリウム、クエン酸二ナトリウム等);酢酸緩衝剤として、酢酸又はその塩(酢酸アンモニウム、酢酸カリウム、酢酸カルシウム、酢酸ナトリウム等);アスパラギン酸又はその塩(アスパラギン酸ナトリウム、アスパラギン酸マグネシウム、アスパラギン酸カリウム等)などが例示できる。これらの緩衝剤の中でも、ホウ酸緩衝剤(例えば、ホウ酸とホウ砂の組合せ等)又はリン酸緩衝剤(例えば、リン酸水素二ナトリウムとリン酸二水素ナトリウムの組合せ等)が好ましく、ホウ酸緩衝剤がさらに好ましい。
本実施形態に係る異物感緩和点眼剤に緩衝剤を配合する場合、その含有量は、該緩衝剤の種類、他の配合成分の種類及び含有量、該異物感緩和点眼剤の用途、製剤形態、使用方法等に応じて適宜設定される。緩衝剤の含有量としては、例えば、本発明に係る異物感緩和点眼剤の総量を基準として、該緩衝剤の総含有量が、0.01〜15w/v%であることが好ましく、0.05〜10w/v%であることがより好ましく、0.1〜7.5w/v%であることが更に好ましく、0.5〜5w/v%であることが特に好ましい。
本実施形態に係る異物感緩和点眼剤のpHは、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容される範囲内であれば特に限定されない。本発明に係る異物感緩和点眼剤のpHは、4.0〜9.5、好ましくは5.0〜9.0、より好ましくは、5.5〜8.5となる範囲が挙げられる。pHが上記範囲であると、点眼剤を使用した際の眼に対する刺激が少なく、異物感をより緩和できる傾向にある。
等張化剤としては、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容されるものであれば、特に制限されない。等張化剤としては、例えば、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸二水素カリウム、亜硫酸水素ナトリウム、亜硫酸ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、酢酸カリウム、酢酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ブドウ糖、マンニトール、ソルビトール等が挙げられる。これらの等張化剤の中でも、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ブドウ糖、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム又は塩化マグネシウムが好ましく、塩化ナトリウム、塩化カリウム又はプロピレングリコールがさらに好ましく、塩化ナトリウムが特に好ましい。これらの等張化剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本実施形態に係る点眼剤が等張化剤を含有する場合、その含有量は、等張化剤の種類、他の含有成分の種類及び含有量等に応じて適宜設定される。等張化剤の含有量としては、例えば、点眼剤の総量を基準として、等張化剤の総含有量が、0.01〜10w/v%であることが好ましく、0.05〜5w/v%であることがより好ましく、0.1〜3w/v%であることが更に好ましい。
また、本実施形態に係る点眼剤の浸透圧については、生体に許容される範囲内であれば、特に制限されない。点眼剤の浸透圧比としては、例えば、0.5〜5.0であることが好ましく、0.6〜3.0であることがより好ましく、0.7〜2.0であることが更に好ましく、0.9〜1.55であることが特に好ましい。浸透圧の調整は、無機塩、多価アルコール、糖アルコール又は糖を用いて、当該技術分野で既知の方法で行うことができる。浸透圧比は、第十六改正日本薬局方に基づき、286mOsm(0.9w/v%塩化ナトリウム水溶液の浸透圧)に対する試料の浸透圧の比とし、浸透圧は日本薬局方記載の浸透圧測定法(氷点降下法)を参考にして測定する。なお、浸透圧比測定用標準液(0.9w/v%塩化ナトリウム水溶液)については、塩化ナトリウム(日本薬局方標準試薬)を500〜650℃で40〜50分間乾燥した後、デシケーター(シリカゲル)中で放冷し、その0.900gを正確に量り、精製水に溶かし正確に100mLとして調製するか、市販の浸透圧比測定用標準液(0.9w/v%塩化ナトリウム水溶液)を用いることができる。
本実施形態に係る点眼剤は、さらに粘稠剤を含有することが好ましい。これにより、本実施形態に係る点眼剤の粘度を調整でき、本願の効果をより一層顕著に発揮できる。
粘稠剤としては、例えば、ポリビニルアルコール(完全又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリドン(K25、K30、K90等)、カルボキシビニルポリマー、セルロース誘導体[メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(2208、2906、2910等)、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、ニトロセルロース又はそれらの塩等]、ポリエチレングリコール(マクロゴール300、マクロゴール400、マクロゴール1500、マクロゴール4000、マクロゴール6000等)、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アラビアゴム、トラガント、デキストラン(40、70等)、ブドウ糖、ソルビトールなどが例示でき、好ましくはポリビニルアルコール(完全又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリドン(K25、K30、K90)、カルボキシビニルポリマー、セルロース誘導体(メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(2208、2906、2910)、カルボキシメチルセルロース又はその塩等)、ポリエチレングリコール(マクロゴール300、マクロゴール400、マクロゴール4000、マクロゴール6000等)又はデキストラン(70)であり、さらに好ましくはポリビニルアルコール(完全又は部分ケン化物)、ポリビニルピロリドン(K25、K30、K90)、カルボキシビニルポリマー、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(2208、2906、2910)、カルボキシメチルセルロース又はその塩、ポリエチレングリコール(マクロゴール300、マクロゴール400、マクロゴール4000、マクロゴール6000)又はデキストラン(70)である。アレルギー症状の予防及び/又は角膜上皮バリア機能の亢進という効果の観点から、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシエチルセルロース又はヒドロキシプロピルメチルセルロースがさらに好適であり、ポリビニルピロリドンが特に好適である。これらの粘稠剤は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を任意に組み合わせて使用してもよい。
本実施形態に係る点眼剤が粘稠剤を含有する場合、その含有量は、粘稠剤の種類、他の含有成分の種類及び含有量等に応じて適宜設定される。粘稠剤の含有量としては、例えば、点眼剤の総量を基準として、粘稠剤の総含有量が、0.0001〜5w/v%であることが好ましく、0.0005〜3w/v%であることがより好ましく、0.001〜1w/v%であることが更に好ましく、0.01〜0.2w/v%であることが特に好ましい。
本実施形態に係る点眼剤の粘度については、生体に許容される範囲内であれば特に制限されない。回転粘度計(RE550型粘度計、東機産業社製、ローター:1°34’xR24)で測定した25℃における粘度が、例えば、0.1〜1000mPa・sであることが好ましく、0.5〜100mPa・sであることがより好ましく、1〜10mPa・sであることが更に好ましい。
また、本実施形態に係る点眼剤は、本発明の効果を妨げない限り、上記成分の他に、種々の薬理活性成分又は生理活性成分を組み合わせて適当量含有していてもよい。かかる成分は特に制限されず、例えば、一般用医薬品製造販売承認基準2012年版(一般社団法人 レギュラトリーサイエンス学会監修)に記載された各種医薬における有効成分が例示できる。具体的には、眼科用薬において用いられる成分としては、次のような成分が挙げられる。
抗ヒスタミン剤:クロルフェニラミンマレイン酸塩、ジフェンヒドラミン塩酸塩、ケトチフェンフマル酸塩
充血除去剤:塩酸テトラヒドロゾリン、硝酸テトラヒドロゾリン、塩酸ナファゾリン、硝酸ナファゾリン、エピネフリン、塩酸エピネフリン、塩酸エフェドリン、塩酸フェニレフリン、dl−塩酸メチルエフェドリン等。
眼筋調節薬剤:例えば、アセチルコリンと類似した活性中心を有するコリンエステラーゼ阻害剤、具体的にはメチル硫酸ネオスチグミン、トロピカミド、ヘレニエン、硫酸アトロピン等。
殺菌剤:例えば、アクリノール、セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、クロルヘキシジン、ポリヘキサメチレンビグアニド、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等。
アミノ酸類:グリシン、アラニン、γ−アミノ酪酸、アスパラギン酸、L−アスパラギン酸カリウム、グルタミン酸、アルギニン、リジン、アミノエチルスルホン酸(タウリン)コンドロイチン硫酸、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウム、アルギン酸等。ただし、ε−アミノカプロン酸を除く。
ビタミン類:酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、酢酸トコフェロール等。
その他:例えば、スルファメトキサゾール、スルファメトキサゾールナトリウム等。
また、本実施形態に係る点眼剤には、発明の効果を損なわない範囲であれば、その用途又は製剤形態に応じて、常法に従い、様々な添加物を適宜選択し、1種又はそれ以上を併用して適当量含有していてもよい。それらの添加物として、例えば、医薬品添加物事典2007(日本医薬品添加剤協会編集)に記載された各種添加物が例示できる。代表的な成分として次の添加物が挙げられる。
担体:例えば、水、含水エタノール等の水性担体。
糖類:例えば、グルコース、シクロデキストリン等。
糖アルコール類:例えば、キシリトール、ソルビトール、マンニトール等。これらはD体、L体及びDL体のいずれでもよい。
防腐剤、殺菌剤又は抗菌剤:例えば、塩化亜鉛、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、安息香酸ナトリウム、エタノール、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、グルコン酸クロルヘキシジン、クロロブタノール、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、デヒドロ酢酸ナトリウム、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、硫酸オキシキノリン、フェネチルアルコール、ベンジルアルコール、ビグアニド化合物(具体的には、ポリヘキサメチレンビグアニド、塩酸ポリヘキサニド等)、グローキル(ローディア社製 商品名)等。
安定化剤:トロメタモール、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート(ロンガリット)、トコフェロール、ピロ亜硫酸ナトリウム、モノエタノールアミン、モノステアリン酸アルミニウム、モノステアリン酸グリセリン、ジブチルヒドロキシトルエン、エデト酸ナトリウム等。
本実施形態に係る点眼剤は、上記(A)成分及び(B)成分、並びに必要に応じて他の含有成分を所望の含有量となるように担体に添加することにより調製される。具体的には、例えば、精製水で上記成分を溶解又は懸濁させ、所定のpH及び浸透圧に調整し、濾過滅菌等により滅菌処理することで調製できる。
本実施形態に係る点眼剤は、点眼剤の総量に対して、水の含有量が、85w/v%以上であり、90w/v%以上であることが好ましく、92w/v%以上であることがより好ましく、94w/v%以上であることが更に好ましく、96w/v%以上であることが特に好ましい。本実施形態に係る点眼剤に用いられる水としては、医薬上、薬理学的に(製薬上)又は生理学的に許容される水を使用すればよく、このような水として、具体的には、蒸留水、常水、精製水、滅菌精製水、注射用水、注射用蒸留水等が例示される。
本実施形態に係る点眼剤は、任意の容器に収容して提供される。本実施形態に係る点眼剤を収容する容器については特に制限されず、例えば、ガラス製であってもよく、またプラスチック製であってもよい。好ましくはプラスチック製である。プラスチックとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリアリレート、ポリエチレンナフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド及びこれらを構成するモノマーの共重合体、並びにこれら2種以上を混合したものが挙げられる。好ましくは、ポリエチレンテレフタレートである。また、本実施形態に係る点眼剤を収容する容器は、容器内部を視認できる透明容器であってもよく、容器内部の視認が困難な不透明容器であってもよい。好ましくは透明容器である。ここで、「透明容器」とは、無色透明容器及び有色透明容器の双方が含まれる。本実施形態に係る点眼剤は、例えば、有色透明のプラスチック製容器等に、繰り返し使用可能なマルチドーズの形態で収容して使用できる。
本実施形態に係る点眼剤は医薬品又は医薬部外品の製剤として使用でき、いわゆる点眼剤[但し、点眼剤にはコンタクトレンズ装用中に点眼可能な点眼剤を含む]の他に、人工涙液、洗眼剤[但し、洗眼剤にはコンタクトレンズ装用中に洗眼可能な洗眼剤を含む]、コンタクトレンズ用組成物[コンタクトレンズ装着液、コンタクトレンズケア用組成物(コンタクトレンズ消毒剤、コンタクトレンズ用保存剤、コンタクトレンズ用洗浄剤、コンタクトレンズ用洗浄保存剤)等]などが含まれる。本発明の好適な一例として、点眼剤、人工涙液、洗眼剤、コンタクトレンズ装着液が挙げられ、特に好適な例として点眼剤、人工涙液が挙げられる。なお、コンタクトレンズ用組成物として用いる場合には、ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズを含むあらゆるコンタクトレンズに適用可能である。
本実施形態に係る点眼剤は、異物感を緩和させるために、自覚症状そのものを改善するだけでなく、異物の付着を抑制することもできる。異物感としては、目の乾燥、コンタクトレンズの不適切な使用、花粉、ハウスダスト等の異物の付着によるアレルギー性結膜炎などによって引き起こされる、コロコロ又はチクチクとした自覚症状を意味する。異物感は炎症を伴うことにより、さらに増強される。本実施形態に係る点眼剤は、異物感を伴う様々な症状に対する予防又は治療を目的として適用することができ、異物の付着を抑制できるという観点から、異物の付着によるアレルギー性結膜炎等によって引き起こされる異物感に対して好適であり、花粉症又はハウスダストによるアレルギーに伴う異物感に対して特に好適である。
一方、本実施形態に係る点眼剤は、ハードコンタクトレンズ、ソフトコンタクトレンズを含むあらゆるコンタクトレンズに対して装用した状態で適用することが可能であるが、異物感の緩和という効果の観点からは、コンタクトレンズ、中でもソフトコンタクトレンズ、特にシリコーンハイドロゲルコンタクトレンズを装用しない状態で適用することが好適である。シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズとはソフトコンタクトレンズに包含され、イオン性及び非イオン性の双方があるが、イオン性シリコーンコンタクトレンズにはアレルゲンとなるタンパク質を吸着する性質があることが知られている。また、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズは他のソフトコンタクトレンズに比しても材質が固いため異物感を感じ易い上に、角膜上皮に物理的損傷を与え易いことから炎症を惹起し症状としての異物感を増強しうることから、異物感の緩和という効果への影響は、計り知れない。しかるに、本実施形態に係る点眼剤は、シリコーンハイドロゲルコンタクトレンズを装用中に点眼することを推奨するものではない。
本発明の他の実施形態では、(A)プラノプロフェン又はその塩と、(B)抗アレルギー剤、抗炎症剤及び水溶性ビタミンからなる群から選択される少なくとも1種の化合物と、を組み合わせることを特徴とする、異物感の緩和作用を点眼剤に付与する方法を提供するものであり、好ましくは(C)清涼化剤をさらに組み合わせる。
試験例1.角膜上皮細胞への異物吸着量の測定(1)
(1)試験方法
下記表1に従って各眼科組成物を調製し、角膜上皮細胞への異物吸着に及ぼす影響について評価した。なお、表1中、含有量を示す「%」は、薬剤全体に対する「w/v%」を意味する。
ヒト角膜上皮細胞株HCE−T(理化学研究所バイオリソースセンター、No.RCB2280)を96ウェルマイクロプレート(コーニング社製)に1.0×10細胞/ウェルの割合となるように、各ウェル培養培地で200μLずつ播種を行い、37℃、5%CO条件下で24時間培養した。培養後、培養培地を吸引除去し、FITCで蛍光標識したアルブミン0.05%をそれぞれ含有した各眼科組成物100μLを入れ、室温下で10分間静置した。処理後、ウェル中の液を吸引除去し、200μLのリン酸緩衝液を入れ、ウェル中の液を吸引除去して洗浄した後、100μLのリン酸緩衝液を入れ、蛍光プレートリーダー(Fluoroskan Ascent CF、MTX Labsystems社製)を用いて励起波長485nm/発光波長527nmにおける蛍光値を測定した。得られた蛍光値を、異物量と蛍光値の検量線に基づいて、異物(アルブミン)量に換算した。得られた異物量から、式(1)に基づいて、異物吸着抑制率(%)を算出した。

異物吸着抑制率(%)=[1−(各比較例又は実施例の異物量)/(比較例1の異物量)]×100 ・・・式(1)

(2)試験結果
結果を表1に示す。ホウ酸、ホウ砂のみの緩衝液からなる液剤(比較例1)に対し、(A)プラノプロフェンと各種(B)成分とを含有させた実施例1〜6を用いることによって、角膜上皮細胞への異物(FITC標識アルブミン)の吸着が、顕著に抑制されることが確認された。一方、(A)プラノプロフェンのみを含有する液剤を用いた場合(比較例2)、異物の吸着は十分に抑制されなかった。
Figure 2021105065
試験例2.角膜上皮細胞への異物吸着量の測定(2)
(1)試験方法
下記表2に従って各眼科組成物を調製し、角膜上皮細胞への異物吸着に及ぼす影響を試験例1と同様の方法で評価した。なお、表2中、含有量を示す「%」は、薬剤全体に対する「w/v%」を意味する。
(2)試験結果
結果を表2に示す。(A)プラノプロフェンと、(B)トラニラスト又はオロパタジンと、(C)l−メントール、dl−カンフル又はボルネオールとを組み合わせることによって、更に顕著な角膜上皮細胞への異物吸着抑制効果を示すことが明らかとなった。
Figure 2021105065
試験例3.官能試験:異物感改善効果(1)
(1)試験方法
下記表3に従って常法に準じて各点眼剤を調製し、ポリエチレンテレフタラート製容器に充てんした。眼の異物感を自覚する被験者3名に対して、(A)プラノプロフェンを含有する点眼剤(比較例3)を左眼に、(A)プラノプロフェン及び(B)グリチルリチン酸二カリウムを含有する点眼剤(実施例11)を右眼にそれぞれ単回投与、又は(A)プラノプロフェンを含有する点眼剤(比較例3)を左眼に、(A)プラノプロフェン、(B)塩酸ピリドキシン及び(C)l−メントールを含有する点眼剤(実施例12)を右眼にそれぞれ単回投与した後に、点眼後の眼の異物感の改善程度の評価を行った。眼の異物感の程度は、Visual Analog Scale法(VAS法)で評価を行い、症状が最も強い状態を100%として各群の症状の程度を表記した。なお、表3中、含有量を示す「%」は、薬剤全体に対する「w/v%」を意味する。
(2)試験結果
結果を表3に示す。(A)プラノプロフェン及び(B)グリチルリチン酸二カリウムを含有する実施例11を用いた場合、顕著な異物感改善効果を示すことが確認された。また、(C)l−メントールを更に含有する実施例12を用いた場合、より顕著に異物感改善効果を示すことが明らかとなった。
Figure 2021105065
試験例4.官能試験:異物感改善効果(2)
(1)試験方法
下記表4に従って常法に準じて各点眼剤を調製し、ポリエチレンテレフタラート製容器に充てんした。眼の異物感を自覚する被験者4名に対して、(A)プラノプロフェンを含有する点眼剤(比較例4)を左眼に、(A)プラノプロフェン及び(B)トラニラストを含有する点眼剤(実施例13)を右眼にそれぞれ単回投与、又は(A)プラノプロフェンを含有する点眼剤(比較例4)を左眼に、(A)プラノプロフェン、(B)トラニラスト及び(C)l−メントールを含有する点眼剤(実施例14)を右眼にそれぞれ単回投与した後に、点眼後の眼の異物感の改善程度の評価を行った。眼の異物感の程度は、Visual Analog Scale法(VAS法)で評価を行い、症状が最も強い状態を100%として各群の症状の程度を表記した。なお、表4中、含有量を示す「%」は、薬剤全体に対する「w/v%」を意味する。
(2)試験結果
結果を表4に示す。(A)プラノプロフェン及び(B)トラニラストを含有する実施例13を用いた場合、顕著な異物感改善効果を示すことが確認された。また、(C)l−メントールを更に含有する実施例14を用いた場合、更に顕著な異物感改善効果を示すことが明らかとなった。
Figure 2021105065
試験例5.官能試験:異物感改善効果(3)
(1)試験方法
下記表5に従って常法に準じて各点眼剤を調製し、ポリエチレンテレフタラート製容器に充てんした。眼の異物感を自覚する被験者4名に対して、(A)プラノプロフェンを含有する点眼剤(比較例5)を左眼に、(A)プラノプロフェン及び(B)シアノコバラミンを含有する点眼剤(実施例15)を右眼にそれぞれ単回投与した後に、点眼後の眼の異物感の改善程度の評価を行った。眼の異物感の程度は、Visual Analog Scale法(VAS法)で評価を行い、症状が最も強い状態を100%として各群の症状の程度を表記した。なお、表5中、含量を示す「%」は、薬剤全体に対する「w/v%」を意味する。
(2)試験結果
結果を表5に示す。(A)プラノプロフェン及び(B)シアノコバラミンを含有する実施例15を用いた場合、顕著な異物感改善効果を示すことが確認された。
Figure 2021105065
製剤例
以下の表6及び7に記載の処方に従って、点眼剤を調製した。これらの点眼剤を用いることで、眼の異物感を緩和することができる。なお、表6及び7中、含量を示す「%」は、薬剤全体に対する「w/v%」を意味する。
Figure 2021105065
Figure 2021105065

Claims (1)

  1. 明細書に記載の発明。
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