JP2021104887A - 給紙装置およびそれを備える画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の給紙カセットを備える給紙装置の操作性を向上させることができる。【解決手段】 画像形成装置(10)は給紙装置(50)を含み、給紙装置(50)は、装置本体(50a)に対して前後方向に引出しおよび挿入可能に構成される複数の給紙カセット(52)を備える。複数の給紙カセット(52)は、棒状の第1種類の取っ手64がカセット本体62の前面に設けられる第1種類の給紙カセット60と、第1種類の取っ手64とは異なる第2種類の取っ手84がカセット本体82の前面に設けられる第2種類の給紙カセット80とを含む。また、第2種類の取っ手84の前面は、第1種類の取っ手64の背面よりも背面側に位置する。【選択図】 図5
Description
この発明は給紙装置およびそれを備える画像形成装置に関し、特にたとえば、複数の給紙カセットを備える、給紙装置およびそれを備える画像形成装置に関する。
背景技術の画像形成装置の一例が特許文献1に開示される。背景技術の画像形成装置は、電子写真方式を用いて記録紙に記録する記録部と、記録部の下部に設けられる給紙部とを備える。給紙部には、複数の給紙カセットが着脱可能に配置され、各給紙カセットの前面には、給紙カセットを引き出す動作を行うためのハンドル部が設けられ、ハンドル部の背面側には、上下に貫通する開口部が設けられる。
しかしながら、背景技術の画像形成装置では、給紙カセットの取っ手を把持しようとする際に、隣の給紙カセットの取っ手が邪魔になることがある。つまり、給紙カセットの操作性の観点で改善の余地がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、給紙装置およびそれを備える画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、給紙カセットの操作性を向上させることができる、給紙装置およびそれを備える画像形成装置を提供することである。
第1の発明は、装置本体に対して挿抜可能に構成され、記録媒体を収容する複数の給紙カセットを備える給紙装置である。複数の給紙カセットは、棒状の第1種類の取っ手が前面に設けられる第1種類の給紙カセットと、第2種類の取っ手が前面に設けられる第2種類の給紙カセットとを含む。また、第2種類の取っ手の前面は、第1種類の取っ手の背面よりも背面側に位置する。
第2の発明は、第1の発明に従属する給紙装置であって、第2種類の取っ手の天面および底面の一方に凹部が形成される。
第3の発明は、第2の発明に従属する給紙装置であって、第2種類の取っ手の天面および底面のうち、凹部が形成されない側の面は、前方に向かうに従い、凹部が形成される側の面に近づくように傾斜する。
第4の発明は、第1から第3までのいずれかの発明に従属する給紙装置であって、第1種類の取っ手は、前方に向かって膨らむように湾曲する。
第5の発明は、第4の発明に従属する給紙装置であって、第2種類の取っ手の前面は、前方に向かって膨らむように所定の曲率で湾曲し、第2種類の取っ手の前面の曲率は、第1種類の取っ手の背面の曲率よりも小さい。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの給紙装置を備える画像形成装置である。
この発明によれば、複数の給紙カセットを備える給紙装置の操作性を向上させることができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
[第1実施例]
図1は実施例の画像形成装置10の外観構成の一例を斜め上方から見た斜視図である。図1を参照して、この発明の一実施例である画像形成装置10は、画像形成部12と画像読取部14との間に胴内排紙部16が形成される胴内排紙型の画像形成装置であって、画像読取部14の前面側に設けられる操作ユニット18を備える。後述するように、画像形成装置10は、画像読取部14で読み取った画像データ等に基づいて、所定の用紙(記録媒体)に対して多色または単色の画像を形成し、画像形成された用紙を胴内排紙部16に排出する。この実施例では、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。
図1は実施例の画像形成装置10の外観構成の一例を斜め上方から見た斜視図である。図1を参照して、この発明の一実施例である画像形成装置10は、画像形成部12と画像読取部14との間に胴内排紙部16が形成される胴内排紙型の画像形成装置であって、画像読取部14の前面側に設けられる操作ユニット18を備える。後述するように、画像形成装置10は、画像読取部14で読み取った画像データ等に基づいて、所定の用紙(記録媒体)に対して多色または単色の画像を形成し、画像形成された用紙を胴内排紙部16に排出する。この実施例では、画像形成装置10は、複写機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能などを有する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。
なお、この実施例では、ユーザの立ち位置に対向する面、つまり操作ユニット18が設けられる側の面を前面(正面)として画像形成装置10およびその構成部材の前後方向(奥行方向)を規定し、画像形成装置10およびその構成部材の左右方向(横方向)は、ユーザから画像形成装置10を見た状態を基準として規定する。
先ず、画像形成装置10の基本構成について説明する。図1に示すように、画像形成装置10は、画像形成部12と、画像形成部12の上方に設けられる画像読取部14とを備える。
画像形成部12は、露光ユニット、現像器、感光体ドラム、帯電器、中間転写ベルト、転写ローラおよび定着ユニット等を備える。これらのコンポーネントは、画像形成装置10の装置本体10aの内部に収容される。画像形成部12は、その下方に配置される給紙装置50等から搬送される用紙に対して電子写真方式によって画像を形成する。すなわち、画像形成部12は、帯電器および露光ユニット等によって画像データに応じた静電潜像を感光体ドラム上に形成し、現像器によって、感光体ドラム上の静電潜像をトナーにより顕像化する。また、感光体ドラム上に形成されたトナー像を中間転写ベルトおよび転写ローラ等によって用紙に転写し、用紙に転写されたトナー像を定着ユニットによって熱定着させる。その後、画像形成済みの用紙を排紙口から胴内排紙部16に排出する。なお、用紙上に画像を形成するための画像データ(印刷画像データ)は、画像読取部14で読み取った画像データまたは外部コンピュータから送信された画像データ等である。
なお、詳細な説明は省略するが、画像形成部12は、カラーのプリント機能を備えており、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)等の複数の色について、感光体ドラム、帯電装置および現像装置等を含む画像形成ステーションが構成される。
画像読取部14は、装置本体10aの上面に設けられ、透明材によって形成される原稿載置台を備える。原稿載置台の下方(装置本体10aの内部)には、光源、複数のミラー、結像レンズおよびラインセンサ等が設けられる。画像読取部14は、原稿表面を光源によって露光し、原稿表面から反射した反射光を複数のミラーによって結像レンズに導く。そして、結像レンズによって反射光をラインセンサの受光素子に結像させる。ラインセンサでは、受光素子に結像した反射光の輝度や色度が検出され、原稿表面の画像に基づく画像データが生成される。ラインセンサとしては、CCD(Charge Coupled Device)やCIS(Contact Image Sensor)等が用いられる。
また、画像読取部14の上面には、奥側に配置されるヒンジ等を介して、原稿押えカバー30が開閉自在に取り付けられる。この原稿押えカバー30には、原稿載置トレイ32に載置された原稿を画像読取部14の画像読取位置に対して1枚ずつ自動的に給紙する自動原稿送り装置(ADF:Auto Document Feeder)34が設けられる。
さらに、操作ユニット18は、画像読取部14の前面側に設けられる。操作ユニット18は、操作装置または操作パネルなどとも呼ばれ、ユーザによる入力操作を受け付ける。この操作ユニット18の上面には、タッチパネル36付きのディスプレイ38および操作ボタン18aが設けられる。
タッチパネル36付きのディスプレイ38には、各種設定または印刷指示などをユーザから受け付けるためのソフトウェアキーおよびメッセージ等が表示される。また、ディスプレイ38には、画像形成装置10がユーザに提供可能なサービスに対応する各種のジョブから所望のジョブを選択するための画面である種々の操作画面が表示される。
操作ボタン18aは、ハードウェアキーであって、たとえば、ホームキー、省電力キーおよび主電源キーなどが含まれる。ただし、操作ボタン18aは、操作ユニット18の上面以外の場所、たとえば装置本体10aの上面に設けられても良い。また、操作ボタン18aは、ソフトウェアキーであっても良い。この場合、操作ボタン18aは、タッチパネル36付きのディスプレイ38に表示される。
なお、ソフトウェアキーとは、たとえばタッチパネル36付きのディスプレイ38の表示面上にソフトウェア的に再現されたキー(アイコン)のことを言う。これに対して、ハードウェアキーとは、物理的な装置として設けられたキー(ボタン)のことを言う。
また、図1および図2に示すように、画像形成部12の下方には、画像形成部12に対して用紙を供給する給紙装置(給紙部)50が設けられる。給紙装置50は、装置本体50aと、装置本体50aに対して前後方向に引出しおよび挿入可能(出入可能)に構成され、用紙を収容する複数の給紙カセット(給紙ユニット)52とを備える。複数の給紙カセット52は、上下方向に積層される。ただし、複数の給紙カセット52は、第1種類の給紙カセット60と、第2種類の給紙カセット80とを含む。本実施例では、複数の第1種類の給紙カセット60と、1つの第2種類の給紙カセット80とを含む。また、本実施例では、最上段および最下段には第1種類の給紙カセット60が配置され、第2種類の給紙カセット80は、第1種類の給紙カセット60の間に挟まれるように(本実施例では上から2段目に)配置される。
第1種類の給紙カセット60および第2種類の給紙カセット80のそれぞれは、上面が開口した矩形箱状に形成され、複数枚の用紙を収容可能なカセット本体62,82を備える。図示は省略するが、カセット本体62,82内の底部には、用紙を載置するための用紙載置板が昇降可能(回動可能)に設けられる。用紙載置板は、上面に載置された用紙の搬送方向下流側の端部をピックアップローラ(給紙ローラ)に向けて押し上げる部材である。たとえば、用紙載置板は、略矩形平板状に形成され、用紙搬送方向上流側の端部に設けられる一対の支点軸によって上下方向に回動可能に支持される。
また、用紙載置板の用紙搬送方向下流部の下方には、用紙載置板を回動させるための回動機構が設けられる。用紙がカセット本体62,82から送り出されるときには、用紙載置板は、その上面に載置(積載)された用紙の搬送方向下流側の端部がピックアップローラと当接する位置まで、回動機構によって持ち上げられる。そして、用紙がピックアップローラと当接することによって、用紙が画像形成部12に向かう搬送経路に送り出される。
ただし、第1種類の給紙カセット60と、第2種類の給紙カセット80とは、収容(積載)可能な用紙の枚数が異なり、用紙積載方向(上下方向)の寸法が異なる。第2種類の給紙カセット80は、第1種類の給紙カセット60よりも収容可能な用紙の枚数が少なく、第2種類の給紙カセット80の用紙積載方向の寸法は、第1種類の給紙カセット60の用紙積載方向の寸法よりも小さい。具体的には、第2種類の給紙カセット80の用紙積載方向の寸法は、第1種類の給紙カセット60の用紙積載方向の寸法の1/3〜2/3倍である。
また、第1種類の給紙カセット60には、定形サイズの普通紙等が収容され、第2種類の給紙カセット80には、特殊な用紙が収容される。特殊な用紙としては、特殊なサイズの用紙(たとえば定形サイズ以外の不定型サイズの用紙)、加工紙(光沢紙、コート紙、マット紙等)、写真用紙およびはがき等が該当する。このような特殊な用紙は、定形サイズの普通紙等に比べて、使用頻度が低いと推定されるので、第1種類の給紙カセット60よりも収容可能な用紙の枚数が少ない第2種類の給紙カセット80に収容される。
さらに、図2〜図5に示すように、第1種類の給紙カセット60のカセット本体62の前側の側壁には、第1種類の取っ手64が設けられた外装部材66が取り付けられ、第2種類の給紙カセット80のカセット本体82の前側の側壁には、第1種類の取っ手64とは異なる第2種類の取っ手84が設けられた外装部材86が取り付けられる。
ただし、第1種類の給紙カセット60と、第2種類の給紙カセット80とは、用紙積載方向(上下方向)の寸法が異なるだけであり、前後左右方向の寸法は略同じである。したがって、第1種類の給紙カセット60の外装部材66と、第2種類の給紙カセット80の外装部材86とは、第1種類の給紙カセット60および第2種類の給紙カセット80が装置本体50aに装着(挿入)された状態では、前後方向において略同じ位置に位置する。すなわち、第1種類の給紙カセット60および第2種類の給紙カセット80が装置本体50aに装着された状態では、第1種類の給紙カセット60の外装部材66の前面と、第2種類の給紙カセット80の外装部材86の前面とは、略同一面上に位置する。
また、第1種類の給紙カセット60の外装部材66の前面と、第2種類の給紙カセット80の外装部材86の前面とには、凹部68,88が設けられる。凹部68,88は、左右方向において、互いに対応する形状であり、互いに対応する位置(同じ位置)に配置される。本実施例では、凹部68,88は、外装部材66および外装部材86の左右方向の中央部に設けられる。また、外装部材66および外装部材86の上下方向の全体に亘って(上端から下端に亘って)設けられる。したがって、第1種類の給紙カセット60および第2種類の給紙カセット80が装置本体50aに装着された状態で、凹部68,88は、隣の給紙カセットの凹部68,88と連続するように設けられる。
また、図3〜図5に示すように、本実施例では、凹部68,88は、上(下)から見た場合に前方に開放する断面U字状に形成される。すなわち、凹部68,88は、後方に向かって膨らむ弧状に湾曲するように形成される。
さらに、図2〜図5に示すように、第1種類の取っ手64は、外装部材66の凹部68に設けられ、第2種類の取っ手84は、外装部材86の凹部88に設けられる。
第1種類の取っ手64は、棒状(左右方向に細長い長尺状)に形成され、凹部68の左右方向の中央を中心に左右対称に形成される。また、第1種類の取っ手64の一方の端部は、凹部68の左右方向の一方端部に取り付けられ、第1種類の取っ手64の他方の端部は、凹部68の左右方向の他方端部に取り付けられる。
さらに、第1種類の取っ手64の少なくとも背面は、前方に向かって膨らむように所定の曲率で湾曲する。本実施例では、第1種類の取っ手64の全体が前方に向かって膨らむように湾曲する。すなわち、第1種類の取っ手64と凹部68とは逆方向に向かって膨らむように湾曲する。したがって、図3および図6に示すように、第1種類の取っ手64の背面と凹部68の前面との間には、上下に貫通する開口部70が形成される。また、開口部70は、第1種類の取っ手64の左右方向の中央において、前後方向の大きさが最大となる(前後方向において最も広くなる)。
開口部70は、ユーザの手指が入る程度の大きさに形成され、ユーザは、開口部70に手指を入れて(手指を差し込んで)、第1種類の取っ手64を掴む(把持する)ことができる。また、開口部70は、上下に貫通するので、第1種類の取っ手64を上方から(順手で)掴むこともできるし、第1種類の取っ手64を下方から(逆手で)掴むこともできる。そして、第1種類の取っ手64を掴んだ状態で、第1種類の取っ手64を手前(前方)に引くことによって、第1種類の給紙カセット60を前方に引き出すことができる。
一方、第2種類の取っ手84は、略水平方向に延びる板状に形成される。また、第2種類の取っ手84は、凹部88の左右方向の中央を中心に左右対称に形成される。図6に示すように、第2種類の取っ手84の天面および底面の一方には、凹部90が形成される。本実施例では、第2種類の取っ手84の底面に凹部90が形成される。また、第2種類の取っ手84の天面および底面のうち、凹部90が形成されない側の面(本実施例では天面)は、略平面(略水平面)である。第2種類の取っ手84の凹部90に手指を入れた(手指を引っ掛けた)状態で、第2種類の取っ手84を手前(前方)に引くことによって、第2種類の給紙カセット80を前方に引き出すことができる。
また、第2種類の取っ手84の前面は、第1種類の取っ手64の背面よりも背面側に位置する。すなわち、第2種類の取っ手84は、第1種類の取っ手64よりも背面側に位置する。したがって、図5に示すように、上(下)から見た場合に、第1種類の取っ手64の背面側の開口部70から第2種類の取っ手84が視認出来る。また、第2種類の取っ手84の前面と、第1種類の取っ手64の背面との間に、前後方向において隙間が形成される。
さらに、本実施例では、第2種類の取っ手84の前面は、前方に向かって膨らむように所定の曲率で湾曲する。ただし、第2種類の取っ手84の前面の曲率は、第1種類の取っ手64の曲率よりも小さい。すなわち、第2種類の取っ手84の前面の曲率半径は、第1種類の取っ手64の曲率半径よりも大きい。
この実施例によれば、第2種類の取っ手84の前面は、第1種類の取っ手64の背面よりも背面側に位置するので、第1種類の取っ手64を把持しようとする際に、隣の第2種類の取っ手84が邪魔になることが無く、複数の給紙カセット52を備える給紙装置50の操作性を向上させることができる。
また、この実施例によれば、第1種類の取っ手64の少なくとも背面が、前方に向かって膨らむように湾曲するので、開口部70が、第1種類の取っ手64の左右方向の中央において、前後方向の大きさが最大となり、第1種類の取っ手64を把持しやすくなる。
さらに、この実施例では、第2種類の取っ手84の前面が、前方に向かって膨らむように湾曲し、第2種類の取っ手84の前面の曲率が、第1種類の取っ手64の曲率よりも小さいので、第2種類の取っ手84の前面と、第1種類の取っ手64の背面との間の隙間は、第1種類の取っ手64が最も把持されやすいと考えられる左右方向の中央部において最も大きくなる。このため、第1種類の取っ手64を把持しようとする際に、ユーザの手指と第2種類の取っ手84との間隔を大きくすることができ、第2種類の取っ手84が邪魔になることが無く、給紙装置50の操作性をさらに向上させることができる。
さらにまた、この実施例では、上下方向の寸法が小さい第2種類の給紙カセット80に第2種類の取っ手84が設けられ、上下方向の寸法が大きい第1種類の給紙カセット60に第1種類の取っ手64が設けられる。このため、第1種類の給紙カセット60同士が隣り合う場合には、第1種類の取っ手64同士の上下方向の間隔が大きいので、互いに邪魔になることが無い。一方で、第1種類の給紙カセット60と第2種類の給紙カセット80とが隣り合う場合には、第1種類の取っ手64と第2種類の取っ手84との上下方向の間隔は小さいが、第2種類の取っ手84の前面は、第1種類の取っ手64の背面よりも背面側に位置するので、第1種類の取っ手64を把持しようとする際に、隣の第2種類の取っ手84が邪魔になることが無く、複数の給紙カセット52を備える給紙装置50の操作性を向上させることができる。
また、第1種類の取っ手64の形状と第2種類の取っ手84の形状とが互いに異なるので、各給紙カセットの取っ手の形状が、給紙カセットの種類を見分ける(識別する)ための目印となる。さらに、第2種類の給紙カセット80の用紙積載方向の寸法と、第1種類の給紙カセット60の用紙積載方向の寸法とが互いに異なるので、各給紙カセットの用紙積載方向の大きさが、給紙カセットの種類を識別するための目印となる。したがって、各給紙カセットの取っ手の形状または各給紙カセットの用紙積載方向の大きさによって、特殊な用紙を収容する第2種類の給紙カセット80を認識し易くなる。
なお、第2種類の取っ手84の前面は、平面(垂直面)であってもよい。このようにすれば、第2種類の取っ手84の前面と、第1種類の取っ手64の背面との間の隙間をさらに大きくすることができ、給紙装置50の操作性をさらに向上させることができる。
また、第2種類の取っ手84は、第1種類の取っ手64のように棒状(左右方向に細長い長尺状)に形成されてもよい。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10は、第2種類の取っ手84の構成が異なる以外は、第1実施例の画像形成装置10と同じであるため、重複した説明は省略することにする。
[第2実施例]
第2実施例の画像形成装置10は、第2種類の取っ手84の構成が異なる以外は、第1実施例の画像形成装置10と同じであるため、重複した説明は省略することにする。
図7に示すように、第2種類の取っ手84の天面および底面のうち、凹部90が形成されない側の面(本実施例では天面)は、前方に向かうに従い、凹部90が形成される側の面(本実施例では底面)に近づくように傾斜する傾斜面840となっている。図7に示す例では、傾斜面840は、前方に向かって下り勾配となる。なお、傾斜面840は、平面であってもよいし、湾曲面であってもよい。
この実施例によれば、第2種類の取っ手84の天面および底面のうち、凹部90が形成されない側の面は、前方に向かうに従い、凹部90が形成される側の面に近づくように傾斜する傾斜面840となっているので、上隣の第1種類の取っ手64を把持しようとする際に、ユーザの手指と第2種類の取っ手84との間隔を大きくすることができ、第2種類の取っ手84が邪魔になることが無く、給紙装置50の操作性をさらに向上させることができる。
なお、上述の実施例で挙げた具体的な数値、構成等は一例であり、実際の製品に応じて適宜変更することが可能である。
また、上述の実施例では、第2種類の取っ手84の底面に凹部90が形成されるようにしたが、第2種類の取っ手84の天面に凹部90が形成されてもよい。この変形例に第2実施例で説明した構成を適用すると、第2種類の取っ手84の底面が傾斜面となる。
10 …画像形成装置
12 …画像形成部
14 …画像読取部
18 …操作ユニット
50 …給紙装置
52 …給紙カセット
12 …画像形成部
14 …画像読取部
18 …操作ユニット
50 …給紙装置
52 …給紙カセット
Claims (6)
- 装置本体に対して挿抜可能に構成され、記録媒体を収容する複数の給紙カセットを備え、
前記複数の給紙カセットは、棒状の第1種類の取っ手が前面に設けられる第1種類の給紙カセットと、第2種類の取っ手が前面に設けられる第2種類の給紙カセットとを含み、
前記第2種類の取っ手の前面は、前記第1種類の取っ手の背面よりも背面側に位置する、給紙装置。 - 前記第2種類の取っ手の天面および底面の一方に凹部が形成される、請求項1に記載の給紙装置。
- 前記第2種類の取っ手の前記天面および前記底面のうち、前記凹部が形成されない側の面は、前方に向かうに従い、前記凹部が形成される側の面に近づくように傾斜する、請求項2に記載の給紙装置。
- 前記第1種類の取っ手の背面は、前方に向かって膨らむように所定の曲率で湾曲する、請求項1から3までのいずれかに記載の給紙装置。
- 前記第2種類の取っ手の前面は、前方に向かって膨らむように所定の曲率で湾曲し、
前記第2種類の取っ手の前面の曲率は、前記第1種類の取っ手の背面の曲率よりも小さい、請求項4に記載の給紙装置。 - 請求項1から5までのいずれかに記載の給紙装置を備える、画像形成装置。
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