JP5283900B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5283900B2
JP5283900B2 JP2007337825A JP2007337825A JP5283900B2 JP 5283900 B2 JP5283900 B2 JP 5283900B2 JP 2007337825 A JP2007337825 A JP 2007337825A JP 2007337825 A JP2007337825 A JP 2007337825A JP 5283900 B2 JP5283900 B2 JP 5283900B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
unit
cover
image forming
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007337825A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009157256A (ja
Inventor
卓也 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2007337825A priority Critical patent/JP5283900B2/ja
Priority to US12/341,151 priority patent/US7848676B2/en
Priority to CN2008101864918A priority patent/CN101470372B/zh
Publication of JP2009157256A publication Critical patent/JP2009157256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5283900B2 publication Critical patent/JP5283900B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)

Description

本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置、それらの機能を併せ持つ複合機等の画像形成装置に関するものである。
例えば特許文献1、2に開示されているように、画像形成部及び給紙部が内部に備えられた装置本体の上に、排紙部を介して画像読取部が配置された所謂胴内排紙型の画像形成装置であって、その前面に装置前カバー部が備えられたものが知られている。このような装置では、装置本体で画像形成動作が施された用紙は、画像読取部と装置本体とで挟まれた排紙部の排紙トレイ上に排出される。
一般に装置前カバー部は、画像形成部を覆う開閉カバーと、上下方向に複数段配置された給紙カセットの化粧カバーとで概ね構成されている。通常、給紙カセットは、前方向に引き出される引出方式の箱体であり、用紙補給時等に前後方向にスライド移動される。このような移動操作を容易とするために、各々の給紙カセットには、ユーザが把持できる取っ手部が、装置本体の前面側に備えられている。
特開2006−58689号公報 特開2004−355019号公報
しかし、胴内排紙型の画像形成装置では、ユーザにおいて、装置の上面や側面に排紙されるタイプに比べて、画像形成後の用紙の排出先が構造的に分かり難いものとなっている。このため、画像形成後の用紙に対するアクセス性が悪いという問題があった。また、装置本体の前面を覆う装置前カバー部は大略平坦な面とされている。このため、ユーザが画像形成装置の前面に正対したとき、装置本体の前面全体を単純な平面と認識しがちであり、該平面に取っ手部が視覚的に埋没してしまい、即時に取っ手部の位置を視認できない場合がある。
従って、排紙部や給紙カセットへのアクセス性が良いとは言えず、弱視ユーザ等を含む広範なユーザに対して、一層ユーザフレンドリーな操作性が要求される昨今の画像形成装置において問題視されている。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであって、胴内排紙型の画像形成装置において、所要部位に対するユーザのアクセス性を良好なものとした画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一局面に係る画像形成装置は、画像形成部及び給紙部が内部に備えられた箱形の装置本体と、前記装置本体の上部に配置された画像読取部と、前記装置本体と前記画像読取部との間に設けられ、画像形成後の用紙が排出される排紙トレイを含み、該用紙の取出し用に少なくとも前方へ開放した排紙部と、前記排紙部の下方に配置され、前記画像形成部を覆い前方向けて開閉可能な開閉カバーと、前記開閉カバーの下方に配置され、前記装置本体に前方向けて引き出し可能に装着される給紙カセットと、前記給紙カセットの前面に配置される化粧カバーと、前記化粧カバーに設けられ、前記給紙カセットの開放操作に用いられる取っ手部と、を含み、前記開閉カバー及び前記化粧カバーは、その表面に凹条又は凸条が形成されたストライプ加工部と、その表面が平坦面とされた平坦加工部とを備え、前記開閉カバーの前記平坦加工部は、前記排紙トレイに隣接した部分と、該開閉カバーの左右方向中央部分とに設けられ、前記ストライプ加工部は前記中央部分の前記平坦加工部の両側部分に設けられ、前記化粧カバーの前記平坦加工部は、該化粧カバーの左右方向中央部分において前記化粧カバーの上下方向略全長に亘る部分に設けられ、前記ストライプ加工部は前記上下方向略全長に亘る部分の両側部分に設けられ、且つ、前記化粧カバーの前記平坦加工部は、前記取っ手部の背面部分に位置し、前記開閉カバーの前記中央部分の前記平坦加工部に連なっていることを特徴とする。
この構成によれば、前記ストライプ加工部については自然光又は照明光を乱反射する一方で、前記平坦加工部ではこれが正反射される。このため、前記平坦加工部は、前記ストライプ加工部に対して視覚的に目立つ部位としてユーザに認識され得る。このような平坦加工部が、前記排紙トレイに隣接した部分と、前記取っ手部の背面部分とに設けられることで、前記排紙部の位置、並びに前記取っ手部の位置を、ユーザに容易に識別させることが可能となる。
また、装置前面に開閉カバーと給紙カセットとが備えられた画像形成装置において、前記排紙部の位置、並びに前記給紙カセットの取っ手部の位置を、ユーザに容易に識別させることが可能となる。
また、排紙トレイに隣接した部分だけでなく、アクセス方向を示す平坦加工部がさらに前記開閉カバーに備えられるので、一層ユーザに対して前記排紙部の位置を認識させ易いようにすることができる。さらに、前記化粧カバーの前記平坦加工部は、前記取っ手部の背面部分に位置し、前記開閉カバーの前記中央部分の前記平坦加工部に連なっているので、これら平坦加工部が前記排紙部を指向している構成とすることができ、当該平坦加工部の形状的特徴に基づいて、前記排紙部の認識性を一層高めることができる。
上記構成において、前記取っ手部及び前記開閉カバーにおける前記中央部分の前記平坦加工部の色彩が明色とされ、前記開閉カバーの他の部位及び前記化粧カバーの色彩が暗色とされていることが望ましい。この構成によれば、色彩のコントラストに基づいて、前記取っ手部及び前記排紙部の認識性を一層高めることができる。
上記構成において、前記画像読取部の前方に操作部が取り付けられ、該操作部の前面に明色部が設けられていることが望ましい。また、前記画像読取部に、上方に向けて開閉可能な自動原稿給紙装置が備えられ、該自動原稿給紙装置の開閉取っ手に明色部が設けられていることが望ましい。これらの構成によれば、操作部、自動原稿給紙装置の認識性を高めることができる。
本発明の画像形成装置によれば、前記排紙部の位置、並びに前記取っ手部の位置を、ユーザにおいて容易に識別させることができる。このため、画像形成後の用紙の取り出し時等において、前記装置本体と前記画像読取部との間に設けられた胴内排紙型の排紙部の識別性を高め、排紙トレイへのアクセス性を良好なものとすることができる。また、単位カバー部材の取っ手部へのアクセス性を良好にでき、操作性を高めることができる。
以下、本発明の具体的実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る画像形成装置の一例である複写機1の外観を示す斜視図である。なお、図1及び他の図において、X−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向、Z−Z方向を上下方向といい、特に+X方向を右方、−X方向を左方、+Y方向を前方、−Y方向を後方、+Z方向を上方、−Z方向を下方という。
複写機1は、いわゆる胴内排紙型の複写機であって、画像形成部及び給紙部が内部に備えられた箱形の装置本体10と、装置本体10の上部に配置された画像読取部20と、装置本体10と画像読取部20との間に設けられ、画像形成後の用紙が排出され、該用紙の取出し用に前方へ開放した排紙部30とを備えている。
装置本体10の前面には、前方へ開放可能な複数の単位カバー部材が上下方向に並んで構成された装置前カバー部100が備えられている。本実施形態では、装置前カバー部100の単位カバー部材が、最上位に配置された開閉カバー11の化粧面11Aと、その下に、上下方向に積重して配置された第1、第2給紙カセット12、13の化粧カバー12A、13Aと、左側部において上下方向に延びる帯状部15とからなる例を示している。
開閉カバー11は、その右側端面に把持部113を有し、その左端側を回動軸として、前方の左方向に向けて開閉可能とされている。一方、第1、第2給紙カセット12、13は、装置本体10に対してそれぞれ前方向けて引き出し可能に装着されている。第1、第2給紙カセット12、13の各々には、これらの引き出し及び収納操作に用いられる取っ手部121、131が備えられている。
画像読取部20は、排紙部30のための空間を介して、装置本体10の上部に配置されている。画像読取部20は、装置本体10の上面左側に配置された支柱部40と、装置本体10の上面後側に配置された側壁とで支持されている。この画像読取部20は、複写される原稿を原稿読み取り位置に給紙し、その後に排紙を行う自動原稿給紙ユニット21と、前記原稿画像を読み取る光学系を有するスキャナユニット22とを含む。本実施形態では、自動原稿給紙ユニット21が、読取原稿が載置される原稿トレイ211と、読取後の原稿が排紙される原稿排紙トレイ212と、両面読取が行われる原稿が一時的に排紙される中間排紙トレイ213とを備える例を示している。
排紙部30は、画像読取部20で読み取られた原稿画像に基づき、装置本体10で画像形成された用紙が排紙される部位であって、排紙トレイ31と、排紙口32とを含んでいる。排紙口32は、支柱部40の右側面(排紙部30に対向する面)に設けられ、画像形成後の用紙を装置本体10から排出させる開口である。排紙トレイ31は、この排紙口32から排出される用紙を受けるための用紙受け取り面である。排紙トレイ31は、前方視で、右方から左方に向けて下方に緩く傾斜した傾斜面を有し、排紙口32に隣接する部分が最も低くされている。かかる傾斜の存在により、排紙口32から排紙トレイ31に向けて排出された用紙は、排紙口32の近傍で用紙搬送方向後端側が揃うようになる。
排紙部30の左側部に位置する支柱部40は、画像読取部20を支持すると共に、排紙口32近傍の用紙搬送路(第3用紙搬送路613)を覆う部位である。支柱部40の前方面は、支柱カバー41で覆われている。この支柱カバー41は、装置本体10の帯状部15と上下方向に連なっている。
画像読取部20の前面には、操作パネル50が取り付けられている。操作パネル50は、画像読取部20の前方側であって排紙トレイ31の上方に位置する空間の一部を占拠するように配置されている。この操作パネル50と支柱部40との間には、隙間Gが設けられている。これによりユーザは、上面視において、隙間Gを介して、胴内排紙型の排紙トレイ31の一部を視認することができる。とりわけ、この隙間Gは、排紙口32のほぼ真上であって、排出された用紙の搬送方向後端側が揃う排紙トレイ31の最も低くなる位置に対応していることから、ユーザは、排紙トレイ31に用紙が存在しているか否か、乃至は用紙が排出されつつある状況等を確実に目視することができる。
操作パネル50は、ユーザからの各種の操作指示、設定指示を受け付けるためのものである。ここでは、各種複写動作の設定等を入力するための操作ガイド情報等を表示すると共に、種々の操作ボタン等が表示される液晶表示器(LCD)等からなる操作表示部51と、ユーザが印刷実行指示を入力するスタートキーや印刷部数等の入力を受け付けるテンキーを含む操作ボタン52とが備えられている例を示している。
続いて、複写機1の内部構成について説明する。図2は、複写機1の内部構成を概略的に示す断面図である。上述したように、複写機1は、支柱部40を上面に有する装置本体10、画像読取部20、排紙部30及び操作パネル50を含む。そして、装置本体10の内部には、給紙部60、画像形成部70及び定着部80が備えられている。
画像読取部20は、スキャナユニット22と、その上に配置された自動原稿給紙ユニット21とからなる。スキャナユニット22は、原稿に光を照射する露光ランプを具備する移動枠体223をその内部に含む。この他、図示は省略しているが、スキャナユニット22には、原稿からの反射光を光電変換して画像データを生成するCCD(Charge Coupled Device)センサや、このCCDセンサに前記反射光を導くための光学系等が内蔵されている。さらに、スキャナユニット22の上面には、載置原稿の読み取り用の第1プラテンガラス221と、自動給紙される原稿の読み取り用の第2プラテンガラス222とが備えられている。
自動原稿給紙ユニット21は、その内部に備えられている原稿搬送機構の動作により、原稿トレイ211に載置された原稿を第2プラテンガラス23の原稿読み取り位置へ給送するとともに、読み取り後の原稿を原稿排紙トレイ212へ排出する。
装置本体10の給紙部60は、画像形成部70に対して用紙(記録紙)の給紙を行うものである。給紙部60は、上述の第1、第2給紙カセット12、13に各々対応し、各サイズの用紙が収納される第1、第2給紙貯留部120、130と、装置本体10の右側方部に開閉自在に装着された手差しトレイ14からなる手差し給紙部140とを備える。図示は省略しているが、第1、第2給紙貯留部120、130には、用紙束の位置決めを行うカーソルや、用紙束を弾発的に持ち上げて後述のピックアップローラ621、622に最上位の用紙を当接させるリフタなどが備えられている。
このような給紙部60から、画像形成部70及び定着部80を通り、排紙口32へ至る経路には、用紙を搬送するための用紙搬送路が設けられている。かかる用紙搬送路は、第1、第2給紙貯留部120、130から画像形成部70へ至る第1用紙搬送路611、手差し給紙部140から画像形成部70へ至る第2用紙搬送路612、及び画像形成部70から排紙口32へ至る第3用紙搬送路613を含む。
第1、第2給紙貯留部120、130の用紙取り出し側(左側)の上部には、収納されている用紙を1枚ずつ取り出すためのピックアップローラ621、622と、その下流側に配置された給紙ローラ対631、632とがそれぞれ備えられている。給紙ローラ対631、632は、抽出された用紙を第1用紙搬送路611に送り込むためのものである。
第1用紙搬送路611には、用紙を画像形成部70へ向けて搬送する搬送ローラ対641、642が備えられている。また、第2用紙搬送路612には、手差しされた用紙を取り入れる給紙ローラ635と、この手差し用紙を画像形成部70へ向けて搬送する搬送ローラ対645とが備えられている。さらに、第1用紙搬送路611の終端位置には、用紙を画像形成部70の手前で待機させるためのレジストローラ対65が設けられている。第3用紙搬送路613の終端位置には、用紙を排紙部30に向けて搬送(排出)する排出ローラ対66が配置されている。この排出ローラ対66に沿うように、排紙口32が設けられている。
画像形成部70は、画像読取部20で得られた原稿の画像データに基づき、給紙部60から搬送されてくる用紙にトナー像を転写する処理を施す。画像形成部70は、軸回りに回転可能に設けられた感光体ドラム71と、この感光体ドラム71の周面に沿うように配置された帯電器72、露光装置73、現像装置74、転写ローラ75及びクリーニング装置76とを含んでいる。
感光体ドラム71は、その周面に静電潜像、及びこの静電潜像に沿ったトナー像を形成させるためのものである。感光体ドラム71としては、周面にアモルファスシリコン層が積層されたアモルファスシリコン感光体ドラムが好適である。
帯電器72は、ドラム心回り時計方向に回転している感光体ドラム71の周面に一様な電荷を形成する。帯電器72としては、コロナ放電によって感光体ドラム71の周面に電荷を付与する方式のものを用いることができる。この他、その周面が感光体ドラム71の周面と当接しながら従動回転しつつ、感光体ドラム71に電荷を付与する帯電ローラを採用してもよい。
露光装置73は、前記画像データに基づき強弱が付与されたレーザ光を、回転している感光体ドラム71の周面に照射する。感光体ドラム71周面のレーザ光が照射された部分は、電荷が消去され、これによって当該感光体ドラム71の周面にレーザ光照射パターンに応じた静電潜像が形成される。
現像装置74は、感光体ドラム71の周面に、内蔵する現像ローラを介してトナーを供給する。感光体ドラム71にトナーが供給されると、前記静電潜像が形成された部分にトナーが付着し、これによって感光体ドラム71の周面にトナー像が形成される。現像装置74には図略のトナー容器が着脱可能に装着されており、現像装置74内のトナーが費消されると、このトナー容器からトナーが補給される。
転写ローラ75は、感光体ドラム71とニップ部を構成し、そのニップ部に送り込まれた用紙に対し、当該感光体ドラム71の周面に形成されているトナー像を転写させる。感光体ドラム71周面のトナー像は、プラスに帯電している。一方、転写ローラ75は、トナー像の電荷と逆極性であるマイナスの電荷を用紙に付与する。プラスに帯電した感光体ドラム71周面のトナー像は、マイナスに帯電された用紙の表面に向けて引き剥がされ、用紙に転写される。
クリーニング装置76は、転写処理後の感光体ドラム71の周面に残留しているトナーを取り除いて清浄化する。このクリーニング装置76によって清浄化された感光体ドラム71の周面は、次の画像形成処理のために再び帯電器72へ向かうことになる。
定着部80は、画像形成部70によってトナー像の転写処理が施された用紙に、加熱による定着処理を施す。定着部80は、内部に通電発熱体が装着されたヒートローラ81と、このヒートローラ81と周面同士が対向配置された加圧ローラ82とを備えている。転写処理後の用紙は、駆動回転される81と、ヒートローラ81と反対方向に従動回転する加圧ローラ82との間のニップ部を通過することによって、ヒートローラ81からの熱を得て定着処理が施される。定着処理が施された用紙は、第3用紙搬送路613及び排出ローラ対66を経て排紙部30へ排出される。
続いて、図1に示した装置前カバー部100の詳細構成を、図3、図4に基づき説明する。図3は、図1に示した複写機1の正面図、図4は、複写機1の左側面図である。上述の通り、装置前カバー部100は、開閉カバー11の化粧面11A、第1、第2給紙カセット12、13の化粧カバー12A、13A、及び帯状部15で構成されている。
開閉カバー11の化粧面11Aは、その表面に上下方向に整列した複数の小さい凸条(凹条でも良い)が形成されたストライプ加工部11Sと、その表面が平坦面とされた平坦加工部11Fとを含む。平坦加工部11Fの形状は、化粧面11Aの左右方向中央部にストライプ加工部11Sで両側を挟まれ、ストライプ加工部11Sの上下方向略全長に亘って延びる縦長の長方形状である。この平坦加工部11Fには、例えば商標、商品ロゴ、或いはメーカエンブレム等が表示される。
ストライプ加工部11Sは、例えば断面視で三角形(V字)、U字、矩形の凹凸形状とすることができる。ストライプピッチは、概ね1mm〜15mm、凹凸の深さは概ね1mm〜10mm程度の範囲から選ばれることが望ましい。なお、ストライプの凹部に放熱用のスリット孔を設け、機内の熱を放散させるようにしても良い。
化粧面11Aには、その上部に、第1傾斜面111と、第2傾斜面112とがさらに備えられている。これら第1傾斜面111及び第2傾斜面112も、その表面が平坦面とされた平坦加工部である。第1傾斜面111は、ストライプ加工部11S及び平坦加工部11Fの左右幅にほぼ等しい横幅を有し、これらの上縁部に連接される傾斜面である。第2傾斜面112は、第1傾斜面111の上縁部と、排紙トレイ31の前縁部とを連接する傾斜面である。第2傾斜面112の傾斜角度は、第1傾斜面111よりも若干大きな傾斜角度とされている。
第1給紙カセット12の化粧カバー12Aは、ストライプ加工部11Sと同様な凸条(凹条)が形成されたストライプ加工部12Sと、その表面が平坦面とされた平坦加工部12Fとからなる。第2給紙カセット13の化粧カバー13Aも同様に、凸条(凹条)が形成されたストライプ加工部13Sと、その表面が平坦面とされた平坦加工部13Fとからなる。平坦加工部12F、13Fは、化粧カバー12A、13Aの左右方向中央部において、化粧カバー12A、13Aの上下方向略全長に亘って延びる横長の長方形状である。これら平坦加工部12F、13Fは、第1、第2給紙カセット12、13の取っ手部121、131が取り付けられている背面に位置している。
このように構成された装置前カバー部100によれば、ストライプ加工部11S、12S、13Sについては小ピッチの凹凸が存在するので自然光又は照明光を乱反射する一方で、平坦加工部11F、12F、13Fと、同じく平坦加工部である第1、第2傾斜面111、112とでは、自然光又は照明光が正反射される。このため、平坦加工部11F、12F、13F及び第1、第2傾斜面111、112は、ストライプ加工部11S、12S、13Sに対して視覚的に目立つ部位としてユーザに認識され得る。とりわけ、第1、第2傾斜面111、112は、後方から前方方向に先下がりに傾斜する傾斜面であるため、天井照明下において複写機1の前方に立つユーザの目に第1、第2傾斜面111、112からの正反射光が届きやすい。
かかる第1、第2傾斜面111、112が排紙トレイ31に隣接した部分に設けられることで、ストライプ加工部11S、12S、13Sとのコントラストが生じることも相俟って、排紙部30の位置を、ユーザに容易に識別させることが可能となる。また、平坦加工部12F、13Fが設けられていることで、第1、第2給紙カセット12、13の取っ手部121、131の位置を、ユーザに容易に識別させることが可能となる。
すなわち、操作の際にアクセスが必要な部位を視覚的に目立たせるようにする一方で、その他の部位にはストライプ加工を施して目立たせないようにする、デザイン的なメリハリが付与されている。このため、画像形成後の用紙の取り出し時等において、胴内排紙型の排紙部30の識別性を高め、排紙トレイ31へのアクセス性を良好なものとすることができる。また、取っ手部121、131へのアクセス性を良好にでき、用紙補充の際の操作性を高めることができる。
さらに、開閉カバー11の平坦加工部11Fが上述のような形状を有する結果、第1、第2給紙カセット12、13の平坦加工部12F、13Fと連なって平坦加工部11Fは排紙部30(排紙トレイ31)を指向するものとなり、排紙部30へのアクセス方向をユーザに示唆する目印となり得る。ユーザは、排紙部30から用紙を取り出す際、この平坦加工部11Fの上端を、手を差し入れる目安とすることができる。
次に複写機1の色彩について説明する。複写機1の全体的色彩は、黒色等の暗色とされている。黒地基調の複写機1において、装置前カバー部100の平坦加工部11Fと、取っ手部121、131の前面121A、131Aとにシルバー塗装(明色の色彩)が施されている。このような色彩構成とすることで、色彩のコントラストの相違に基づいて、取っ手部121、131及び排紙部30の認識性を一層高めることができる。さらに、黒地にシルバーという色調によって、高級感を醸し出すことができる。
画像読取部20及び操作パネル50も、黒地基調とされている。この中で、画像読取部20の自動原稿給紙ユニット21の開閉取っ手20Aがシルバー塗装されている。自動原稿給紙ユニット21は、スキャナユニット22の後端側を回動支点として上方へ開放可能とされているが、開閉取っ手20Aは前記開放の際に把持される。また、操作パネル50の前方側周縁部50Aも、シルバートリムで覆われている。このような色彩構成とすることで、ユーザが主に操作する部分を色彩的に目立たせ、これらの部位のユーザの認識性を高めることができる。
次に、複写機1の側面視の形状を、図4に基づいて説明する。支柱部40の支柱カバー41と装置本体10の帯状部15とは、前方に凸の弓形を呈する連なり形状とされている。開閉カバー11の化粧面11Aは、支柱カバー41や、第1、第2給紙カセット12、13の化粧カバー12A、13Aよりも一段突出している。これは、開閉カバー11が種々の装置部品を含む画像形成部70を覆っていることにも起因する。さらに、開閉カバー11の化粧面11Aは、取っ手部121、131の前面121A、131Aよりも突出するものとされている。
このような開閉カバー11の化粧面11Aにあって、平坦加工部11Fは、より前方に向けて突出した突出平面部とされている。すなわち、平坦加工部11Fは、装置本体10の前面側において最も前方に突出している部位となっている。
複写機1の据付時や移設時等において、前方へ突出している化粧面11Aは、移設時等において壁面や他の物品に衝突し易い。しかし、化粧面11Aには平坦加工部11Fが備えられているので、たとえ衝突が生じたとしても、ストライプ加工部11Sの損傷を抑止することができる。また、平坦加工部11Fは装置本体10の前面側において最も前方に突出しているので、取っ手部121、131の前面121A、131Aや支柱カバー41が壁面等に対する当たり面とならないようにすることができ、これらの部位をガードすることができる。なお、平坦加工部11Fは、操作パネル50の前方側周縁部50Aよりも、前方に突出していることが望ましい。
以上、本発明の一実施形態につき説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を取ることができる。
(1)上記実施形態では、装置前カバーの単位カバー部材が、開閉カバー11の化粧面11Aと、その下に配置された2段の給紙カセット12、13の化粧カバー12A、13Aとで構成されている例を示した。給紙カセットは、1段、又は3段以上の多段としても良い。
(2)上記実施形態では、排紙部30へのアクセス方向を示す化粧面11Aの平坦加工部11Fが、縦長の長方形状である例を示した。これに代えて、平坦加工部11Fを、上方に向けて先細りの三角形や台形の形状としても良い。また、平坦加工部11Fを、化粧面11Aの左右方向中央部に1つ設ける例を示したが、中央部以外の位置へ設けたり、2つ以上設けたりしても良い。
(3)上記実施形態では、暗色の例として黒を、明色の例としてシルバーを例示した。これらは一例であり、他の色の組み合わせであっても良い。暗色と明色の明度の差は、マンセルチャート(JIS)のマンセル値における明度の差で3以上とされていることが望ましい。
本発明に係る画像形成装置の一例である複写機の外観を示す斜視図である。 複写機の内部構成を概略的に示す断面図である。 複写機の正面図である。 複写機の左側面図である。
1 複写機(画像形成装置)
10 装置本体
100 装置前カバー部
11 開閉カバー(単位カバー部材)
12、13 第1、第2給紙カセット(単位カバー部材)
121、131 取っ手部
11S、12S、13S ストライプ加工部
11F、12F、13F 平坦加工部
111、112 第1、第2傾斜面(平坦加工部)
20 画像読取部
20A 開閉取っ手(明色部)
21 自動原稿給紙ユニット(自動原稿給紙装置)
22 スキャナユニット
30 排紙部
31 排紙トレイ
40 支柱部
50 操作パネル(操作部)
50A 前方側周縁部(明色部)

Claims (4)

  1. 画像形成部及び給紙部が内部に備えられた箱形の装置本体と、
    前記装置本体の上部に配置された画像読取部と、
    前記装置本体と前記画像読取部との間に設けられ、画像形成後の用紙が排出される排紙トレイを含み、該用紙の取出し用に少なくとも前方へ開放した排紙部と、
    前記排紙部の下方に配置され、前記画像形成部を覆い前方向けて開閉可能な開閉カバーと、
    前記開閉カバーの下方に配置され、前記装置本体に前方向けて引き出し可能に装着される給紙カセットと、
    前記給紙カセットの前面に配置される化粧カバーと、
    前記化粧カバーに設けられ、前記給紙カセットの開放操作に用いられる取っ手部と、を含み、
    前記開閉カバー及び前記化粧カバーは、その表面に凹条又は凸条が形成されたストライプ加工部と、その表面が平坦面とされた平坦加工部とを備え、
    前記開閉カバーの前記平坦加工部は、前記排紙トレイに隣接した部分と、該開閉カバーの左右方向中央部分とに設けられ、前記ストライプ加工部は前記中央部分の前記平坦加工部の両側部分に設けられ、
    前記化粧カバーの前記平坦加工部は、該化粧カバーの左右方向中央部分において前記化粧カバーの上下方向略全長に亘る部分に設けられ、前記ストライプ加工部は前記上下方向略全長に亘る部分の両側部分に設けられ、且つ、
    前記化粧カバーの前記平坦加工部は、前記取っ手部の背面部分に位置し、前記開閉カバーの前記中央部分の前記平坦加工部に連なっていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記取っ手部及び前記開閉カバーにおける前記中央部分の前記平坦加工部の色彩が明色とされ、前記開閉カバーの他の部位及び前記化粧カバーの色彩が暗色とされていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像読取部の前方に操作部が取り付けられ、該操作部の前面に明色部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像読取部に、上方に向けて開閉可能な自動原稿給紙装置が備えられ、該自動原稿給紙装置の開閉取っ手に明色部が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
JP2007337825A 2007-12-27 2007-12-27 画像形成装置 Active JP5283900B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337825A JP5283900B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 画像形成装置
US12/341,151 US7848676B2 (en) 2007-12-27 2008-12-22 Internal output type image forming apparatus
CN2008101864918A CN101470372B (zh) 2007-12-27 2008-12-23 体内排纸型的图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007337825A JP5283900B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009157256A JP2009157256A (ja) 2009-07-16
JP5283900B2 true JP5283900B2 (ja) 2013-09-04

Family

ID=40827947

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007337825A Active JP5283900B2 (ja) 2007-12-27 2007-12-27 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5283900B2 (ja)
CN (1) CN101470372B (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5577639B2 (ja) * 2009-07-20 2014-08-27 富士ゼロックス株式会社 装置筐体及びこれを用いた画像形成装置
JP4967042B2 (ja) * 2010-04-26 2012-07-04 シャープ株式会社 操作装置、情報処理装置、及び画像形成装置
JP6012696B2 (ja) * 2014-12-10 2016-10-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 給紙カセット及びそれを備えた画像形成装置
JP6222308B2 (ja) * 2016-07-28 2017-11-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
WO2018037640A1 (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP2018173448A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 シャープ株式会社 画像形成装置
JP6455560B2 (ja) * 2017-06-30 2019-01-23 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3830091B2 (ja) * 2001-03-22 2006-10-04 株式会社リコー 画像形成装置
JP3467254B2 (ja) * 2001-03-23 2003-11-17 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP3705799B2 (ja) * 2003-10-06 2005-10-12 京セラミタ株式会社 画像形成装置
JP2005151367A (ja) * 2003-11-18 2005-06-09 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2006023347A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2007094157A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
CN2891527Y (zh) * 2006-04-16 2007-04-18 项晓亮 复印机、扫描仪、多功能一体机实物扫描盖板
JP2007298590A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Kyocera Mita Corp 感光体ドラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN101470372B (zh) 2011-12-28
CN101470372A (zh) 2009-07-01
JP2009157256A (ja) 2009-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008176187A (ja) 画像形成装置
JP5283900B2 (ja) 画像形成装置
US20080286002A1 (en) Image forming apparatus
EP0817459B1 (en) Electrophotographic image-forming apparatus with detachably mounted document-reading unit
JP4939240B2 (ja) 画像形成装置
JP6082102B2 (ja) 画像形成装置及びスキャナー装置
JP2006023347A (ja) 画像形成装置
JP2001206609A (ja) 画像形成装置
US9388013B2 (en) Sheet discharging device and image forming apparatus provided with same
JP5675709B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
US9170548B2 (en) Sheet discharge device, and image forming apparatus provided with the same
US8238783B2 (en) Multi-function printer
US7356283B2 (en) Tandem type image-forming apparatus
US8526068B2 (en) Rotatable scanner and image forming apparatus
US7848676B2 (en) Internal output type image forming apparatus
JP5364757B2 (ja) シートサイズ設定装置、給紙装置及び画像形成装置
JP2006030418A (ja) 画像形成装置
JP6858341B2 (ja) 画像形成装置
JP2009157257A (ja) 画像形成装置
JP6722405B2 (ja) 画像形成装置、及び搭載部材
JP4808981B2 (ja) 画像形成装置
JP4466159B2 (ja) 画像形成装置
JP2017079341A (ja) 画像読取装置及び該画像読取装置を備えた画像形成装置
JP2022021801A (ja) 画像形成装置
JP5966074B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120612

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120806

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20120911

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130430

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130529

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5283900

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150