JP2021103248A - 撮像装置 - Google Patents

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JP2021103248A JP2019234718A JP2019234718A JP2021103248A JP 2021103248 A JP2021103248 A JP 2021103248A JP 2019234718 A JP2019234718 A JP 2019234718A JP 2019234718 A JP2019234718 A JP 2019234718A JP 2021103248 A JP2021103248 A JP 2021103248A
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亮則 稲垣
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Abstract

【課題】撮像装置に、バリア機構以外の構成部品との干渉を回避しつつ小さいスペースに配置することができるバリア機構を設ける。【解決手段】カメラマウント101と撮像素子300との間の開口を閉じる閉位置と該開口を開く開位置との間で移動するバリア部材700、800と、カメラマウントに装着されるレンズマウント201の回転に連動してバリア部材を駆動する駆動部材900、1000と、レンズマウントの回転をロックするロック部材103と、該ロックを解除するために操作されるアンロック操作部材102とを有する。駆動部材は、光軸を挟んでロック部材およびアンロック操作部材とは反対側に設けられた軸503a、503bを中心に回動してバリア部材を駆動する。複数のバリア部材は、閉位置から互いに同じ方向に移動して開位置にて互いに重なり合う。【選択図】図5

Description

本発明は、撮像素子を保護するバリア機構を有するレンズ交換式撮像装置に関する。
レンズ交換式の撮像装置(カメラ)から交換レンズを取り外したときに、マウントの開口からカメラ内に塵埃が侵入して撮像素子に付着するおそれがある。このため、撮像装置にマウントの開口を塞いで撮像素子を保護するバリア機構を搭載する場合がある。特許文献1には、レンズの未装着状態においてバリアがマウントの開口を塞ぎ、レンズが装着される際の回転によってバリアが開かれるように構成されたバリア機構が開示されている。
特開平2−157834号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されたバリア機構では、複数のバリアが互いに反対方向に回転して開閉するため、バリアを設けるために必要なスペースが大きくなる。また特許文献1のバリア機構では、バリア用のスペースとバリア機構以外のカメラの構成部品との関係について考慮されておらず、バリアとバリア機構以外の構成部品とが干渉するとバリア機構自体を設けることができなくなる。
本発明は、バリア機構以外の構成部品との干渉を回避しつつ小さいスペースに配置することができるようにしたバリア機構を有する撮像装置を提供する。
本発明の一側面としての交換レンズに設けられたレンズマウントが着脱可能に装着されるカメラマウントと、交換レンズにより形成される被写体像を撮像する撮像素子と、カメラマウントと撮像素子との間の開口を閉じる閉位置と該開口を開く開位置との間で移動する複数のバリア部材と、カメラマウントに装着されるレンズマウントの回転に連動して複数のバリア部材を駆動する駆動部材と、カメラマウントに対する所定回転位置においてレンズマウントの回転をロックするロック部材と、ロック部材によるレンズマウントの回転のロックを解除するために操作されるアンロック操作部材とを有する。駆動部材は、交換レンズから撮像素子への光軸を挟んでロック部材およびアンロック操作部材とは反対側に設けられた軸を中心に回動して複数のバリア部材を駆動する。さらに複数のバリア部材は、閉位置から互いに同じ方向に移動して開位置にて互いに重なり合うことを特徴とする。
本発明によれば、バリア機構以外の構成部品との干渉を回避しつつ小さいスペースに配置することができるバリア機構を有する撮像装置を実現することができる。
本発明の実施例1である撮像装置と交換レンズの外観斜視図。 実施例1におけるカメラマウントとレンズマウントの分解斜視図。 実施例1におけるカメラマウントとレンズマウントのバヨネット結合構造を示す図。 実施例1におけるバリアユニットの分解斜視図。 実施例1におけるバリアユニットの背面図。 実施例1におけるバリアユニットの動作を示す図。 実施例1におけるバリアユニットの駆動機構を示す図。 実施例1におけるカメラとボディキャップの外観斜視図。 実施例1におけるバリアユニットにボディキャップを装着する構造を示す図。 本発明の実施例2におけるバリアユニットの動作を示す図。 実施例2におけるバリアユニットの駆動機構を示す図。 本発明の実施例3におけるバリアユニットの動作を示す図。 本発明の実施例4のカメラにおける外装部品とバリアユニットとの関係を示す図。 実施例4における外装部品とバリアユニットの分解斜視図。 実施例4における操作部を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1(a)、(b)は、本発明の実施例1である撮像装置(以下、カメラという)100と第1のアクセサリである交換レンズ200の外観を示している。図1(a)はカメラ100に交換レンズ200が装着されている状態を示し、図1(b)はカメラ100から交換レンズ200が取り外された状態を示す。これらの図において、カメラ100に装着された交換レンズ200から後述する撮像素子300への光軸と平行な方向をZ方向とし、カメラ100の高さ方向(垂直方向)をY方向とし、カメラ100の幅方向(横方向)をX方向とする。Z方向においてカメラ100から見て交換レンズ200が位置する方向を前方向とし、Y方向においてカメラ100の底面側から上側に向かう方向を正方向とする。X方向、Y方向およびZ方向は、他の図でも共通である。
図1(a)、(b)に示すように、カメラ100と交換レンズ200はそれぞれ、Z軸に対して直交する平面(XY面)に平行なマウント面を有するリング状のカメラマウント101とレンズマウント201を有する。レンズマウント201は、カメラマウント101に対して着脱可能に装着される。カメラマウント101とレンズマウント201は、完全なリング形状を有していなくてもよく、円弧形状であってもよいし、リング状のマウント面の一部が切り欠かれていてもよい。
図1(b)に示すように、カメラ100から交換レンズ200を取り外すと、交換レンズ200により形成された被写体像を撮像する撮像素子300がカメラマウント101の開口を通して露出する。ただし、図1(b)では後述するバリアユニット500の図示を省略しており、実際にはバリアユニット500がカメラマウント101内で撮像素子300を覆うために撮像素子300は露出しない。
図2(a)、(b)は、カメラ100と交換レンズ200を分解して示す。図2(a)はカメラマウント101、カメラ本体部材400およびバリアユニット(バリア機構)500を示し、図2(b)はレンズ鏡筒部200aとレンズマウント201を示す。
カメラマウント101は、交換レンズ200のレンズマウント201のマウント面209と当接するマウント面107を有し、カメラ100の主たる構造体であるカメラ本体部材400に対してビス105a、105b、105c、105d、105eにより固定される。カメラ本体部材400には、ビス座401a、401b、401c、401d、401eが設けられている。カメラマウント101には、ビス穴101a、101b、101c、101d、101eが設けられている。ビス105a、105b、105c、105d、105eはそれぞれ、ビス穴101a、101b、101c、101d、101eを貫通してビス座401a、401b、401c、401d、401eに締め込まれることで、カメラマウント101をカメラ本体部材400に固定する。
マウントスプリング102は、カメラ100に装着された交換レンズ200をZ方向における前方に付勢して交換レンズ200のガタつきを防止する部品であり、カメラマウント101とカメラ本体部材400との間に配置されている。
カメラマウント101には貫通孔101fが設けられており、該貫通孔101fからロックピン(ロック部材)103が前方に突出している。ロックピン103は、不図示のスプリングによってカメラマウント101のマウント面107から突出する方向に付勢されている。ロックピン103は、交換レンズ200がカメラ100に後述するバヨネット爪を用いて装着される際にカメラ100に対して所定量回転すると、レンズマウント201に設けられたロック穴205内に嵌合する。これにより、レンズマウント201(交換レンズ200)のカメラマウント101に対する回転を所定回転位置にてロックする(以下、この状態をレンズロック状態という)。またロックピン103は、バリアユニット500に設けられた貫通孔502も貫通している。
アンロックボタン(アンロック操作部材)104は、貫通孔401fに、ロックピン103と連動してZ方向に移動可能に嵌合している。アンロックボタン104は、レンズロック状態から交換レンズ200をカメラ100から取り外す際にユーザによって押し込み操作される。ロックピン103は、押し込まれたアンロックボタン104に連動してカメラマウント101のマウント面107から突出しない位置に退避する。これにより、レンズマウント201の回転ロックが解除され、レンズマウント201(交換レンズ200)を回転させることによってカメラ100から取り外すことが可能となる。アンロックボタン104の押し込み操作が解除されると、上述した不図示のスプリングによってアンロックボタン104とロックピン103が前方向に移動してロックピン103がカメラマウント101のマウント面107から突出する。
バリアユニット500は、カメラ100に装着された交換レンズ200と通信するための複数の電気接点を備えた電気接点部501を有する。
レンズマウント201は、カメラマウント101のマウント面107と当接するマウント面209を有し、ビス206a、206b、206c、206dによってレンズ鏡筒部200aに固定される。レンズ鏡筒部200aには、ビス座202a、202b、202c、202dが設けられている。ビス206a、206b、206c、206dはそれぞれ、レンズマウント201に設けられたビス穴203a、203b、203c、203dを貫通し、ビス座202a、202b、202c、202dに締め込まれることによってレンズマウント201をレンズ鏡筒部200aに固定する。
レンズマウント201は、これが装着されたカメラ100と通信するための複数の電気接点を備えた電気接点部204を有する。またレンズマウント201は、バヨネット爪207a、207b、207cを有しており、カメラマウント101のバヨネット爪106a、106b、106cとの係合(バヨネット結合)によって交換レンズ200のカメラ100への装着を可能とする。
図3(a)〜(c)は、カメラマウント101の前側から見たカメラマウント101に対してレンズマウント201がバヨネット結合により装着される過程を示している。まず図3(a)に示すように、カメラマウント101においてバヨネット爪106a、106b、106cが形成されていない位相領域にレンズマウント201のバヨネット爪207a、207b、207cがZ方向に挿入されると、レンズマウント201のマウント面209がカメラマウント101のマウント面107に当接する。この状態からレンズマウント201を図中の時計回り方向に回転させると、図3(b)に示すようにバヨネット爪207a、207b、207cがそれぞれバヨネット爪106a、106b、106cの裏側に入り込み始める。さらに図3(c)に示すようにレンズマウント201を時計回り方向に回転させると、バヨネット爪207a、207b、207cがそれぞれバヨネット爪106a、106b、106cとZ方向にて重なり合ってバヨネット結合が完了する。この際、図2(a)に示したロックピン103がレンズマウント201のロック孔205内に嵌合して、レンズマウント201の回転がロックされる。
図4は、後方から見たバリアユニット500を分解して示している。接点保持部材503は、カメラ100に設けられた電気接点部501を保持する部材であり、センサ開口507と回動軸503a、503bとを有する。センサ開口507は、Z方向におけるカメラマウント101と撮像素子300との間に形成されており、後述する複数(本実施例では2枚)のバリア部材700、800によって開閉される。回動軸503a、503bは、光軸を挟んでロックピン103およびアンロックボタン104とは反対側に設けられている。回動軸503aは、駆動部材1000の貫通孔1003に嵌合して駆動部材1000の回動中心となる。回動軸503bは、駆動部材900の貫通孔903に嵌合して駆動部材900の回動中心となる。
駆動部材900は加締め穴901aを有し、駆動部材1000は加締め穴1001a、1001bを有する。バリア部材700は、貫通孔701a、701bを有する。加締めピン601a、601bはそれぞれ、貫通孔701a、701bおよび加締め穴901a、1001aを貫通して加締められることにより、バリア部材700が複数(本実施例では2つ)の駆動部材900、1000に回動可能に連結される。バリア部材700は、接点保持部材503の回動軸503a、503bを固定端とし、貫通孔701a、701bを貫通する加締め部を自由端とした平行リンク機構により支持されている。このため、バリア部材700は、駆動部材900、1000の回動に伴って円弧状の軌跡を描くように移動してセンサ開口507を開閉する。
バリア部材800は、貫通孔801a、801bを有する。加締めピン601c、601dはそれぞれ、貫通孔801a、801bおよび加締め穴901b、1001bを貫通して加締められることにより、バリア部材800が駆動部材900、1000に回動可能に連結される。バリア部材800は、接点保持部材503の回動軸503a、503bを固定端とし、貫通孔801a、801bを貫通する加締め部を自由端とした平行リンク機構により支持されている。このため、バリア部材800は、駆動部材900、1000の回動に伴って円弧状の軌跡を描くように移動してセンサ開口507を開閉する。
押さえ部材1020は、接点保持部材503にビス1030a、1030b、1030c、1030dにより固定され、バリア部材700、800と駆動部材900、1000を接点保持部材503に対してZ方向に押さえるように保持している。接点保持部材503からは回動軸503aと位置決めボス504eが突出している。押さえ部材1020は、ビス穴1024a、1024b、1024c、1024dと位置決め穴1023a、1024eを有し、回動軸503aが位置決め穴1023aに嵌合し、位置決めボス504eが位置決め穴1024eに嵌合することにより接点保持部材503に対して位置決めされる。ビス1030a、1030b、1030c、1030dはそれぞれ、ビス穴1024a、1024b、1024c、1024dを貫通して接点保持部材503に設けられたビス座504a、504b、504c、504dに締め込まれることで押さえ部材1020を接点保持部材503に固定する。
図5(a)、(b)は、後側(撮像素子300側)から見た組み立て状態のバリアユニット500を示している。図5(a)はバリア部材700、800がセンサ開口507を閉じる閉位置にある状態を示し、図5(b)はバリア部材700、800がセンサ開口507を開く開位置にある状態を示す。なお、図5(a)、(b)では押さえ部材1020の図示を省略している。
引張りばね1010の一端と他端はそれぞれ、駆動部材1000に設けられたバネ掛け孔1001cと接点保持部材503に設けられたバネ掛けフック503cに掛けられており、図5(a)中の矢印Bの方向に駆動部材1000を付勢している。これにより、駆動部材1000が回動軸503aを中心として図5(a)中の矢印Aの方向に回動し、バリア部材700、800が閉位置の方向に付勢される。引張りばね1010により付勢された駆動部材1000は、接点保持部材503に設けられたストッパリブ505に当接することによりそれ以上の回動が阻止される。ストッパリブ505の位置は、バリア部材700、800がセンサ開口507を閉じる位置に設定されている。これにより、図5(b)に示すように、交換レンズ200がカメラ100に装着されていない状態では、バリア部材700、800は閉位置で停止する。
なお、バリア部材700は、バリア部材800と摺動する摺動リブ702a、702b、702cを有している。バリア部材700,800は、摺動リブ702a、702b、702cによってZ方向において微小な間隔が保たれたまま互いに摺動しながらXY面に平行に移動する。
図5(b)の状態から、カメラ100に装着される交換レンズ200の回転と連動して駆動部材1000が図5(b)中の矢印Cの方向に回動することで、バリア部材700,800は光軸を挟んで電気接点部501とは反対方向である矢印Dの方向に移動する。そしてバリア部材700,800は、開位置まで互いに同じ方向に移動してZ方向にて互いに重なり合って格納される。
次に、カメラ100に装着される交換レンズ200の回転に連動してバリアユニット500を駆動する機構について説明する。図6(a)は、図3(a)に示した状態であって、バリア部材700,800がセンサ開口507を閉じている状態を前側から見て示している。図6(b)は、図6(a)の状態から時計回り方向にレンズマウント201が回転してバリア部材700,800がセンサ開口507を開き、さらに図3(c)に示したようにバヨネット結合が完了した状態を示している。
駆動部材1000は、レンズマウント201に設けられたバヨネット爪207bと当接可能な位置までZ方向に延びた駆動レバー部1004を有する。接点保持部材503は、その後側に配置された駆動部材1000から駆動レバー部1004を前側に突出させるための貫通孔506を有する。駆動レバー部1004は、レンズマウント201が回転する際のバヨネット爪207bの回動範囲内に配置されている。
図7(a)は、図6(a)の状態における貫通孔506内の駆動レバー部1004とレンズマウント201のバヨネット爪207bを拡大して示している。この状態では、バヨネット爪207bは、貫通孔506内の下端付近に位置する駆動レバー部1004に当接していない。
図6(a)および図7(a)の状態からレンズマウント201が時計回り方向に回転すると、図7(b)に示すように、バヨネット爪207bの周方向(回転方向)端面208aが駆動レバー部1004に当接してこれを貫通孔506内にて上方に押して移動させ始める。これにより、駆動部材1000が回動し始め、バリア部材700、800も開き始める。
そしてバヨネット爪207bにより押された駆動レバー部1004が図7(c)に示すように貫通孔506内の上端付近まで移動すると、図6(b)に示すようにバリア部材700,800が開位置に到達する。この後、バヨネット爪207bはバヨネット結合が完了するまで時計回り方向に回動するが、この際、バヨネット爪207bの周方向端面208aは駆動レバー部1004から離脱し、バヨネット爪207bの外周面208bが駆動レバー部1004に当接する。これにより、駆動部材1000およびバリア部材700,800は開位置から閉位置に戻ることなく保持される。
本実施例によれば、バリアユニット500をそれ以外の構成部品(電気接点部501、ロックピン103およびアンロックボタン104等)との干渉を回避しつつ小さいスペースに配置することができ、カメラ100を大型化することなく撮像素子300を保護することができる。
なお、駆動レバー部1004においてバヨネット爪207b(208a,208b)と当接する部分は、180°折り曲られた形状を有する。このような形状とすることで、駆動レバー部1004とバヨネット爪207bとの当接(摺動)による傷付きや摺動粉の発生を抑制することができる。
図8(a)、(b)は、カメラ100(カメラマウント101)に対する交換レンズ200とは異なるアクセサリとしてのボディキャップ1201の着脱を示している。ボディキャップ1201は、カメラ100の非使用時にカメラマウント101に装着されてカメラ100の内部への塵埃の侵入を防止したり電気接点部501を保護したりする部材である。
ボディキャップ1201は、XY面に平行なリング状の当接面1203を有する。ボディキャップ1201は、バヨネット爪1202a、1202b、1202cを有しており、カメラマウント101とのバヨネット結合によって、図8(a)に示すようにカメラ100に装着される。カメラ100にボディキャップ1201が装着された状態では、カメラマウント101(図2(a)に示したマウント面107)と当接面1203とが当接している。当接面1203は、完全なリング形状を有していなくてもよく、円弧形状であってもよいし、リング状の当接面1203の一部が切り欠かれていてもよい。
図8(b)に示すようにカメラ100からボディキャップ1201を取り外すと、撮像素子300が露出する。ただし、図8(b)ではバリアユニット500の図示を省略しており、実際にはバリアユニット500がカメラマウント101内で撮像素子300を覆っている。
図9(a)は、カメラマウント101のバヨネット爪106a、106b、106c(図示せず)が設けられていない位相領域にボディキャップ1201のバヨネット爪1202a、1202b、1202cが挿入されてカメラマウント101に当接面1203を当接させた状態を前側から見て示している。図9(b)は、図9(a)の状態から時計回り方向にボディキャップ1201が回転されてバヨネット爪1202a、1202b、1202cがそれぞれバヨネット爪106a、106b、106cに対してZ方向にて重なり合い、ボディキャップ1201のカメラマウント101に対するバヨネット結合が完了した状態を示す。
本実施例では、ボディキャップ1201がカメラマウント101に対して回転する際のバヨネット爪1202bの回動範囲外に駆動レバー部1004を配置している。このため、ボディキャップ1201をカメラマウント101に装着するために回転させても、バヨネット爪1202bが駆動レバー部1004と当接せず、このため駆動部材1000も回動しない。したがって、カメラ100にボディキャップ1201を装着した状態では、バリア部材700,800は閉位置に保持される。
本実施例では、駆動レバー部1004を駆動部材1000に設けた場合について説明したが、駆動部材900に設けてもよい。また本実施例では、駆動レバー部1004を駆動部材1000に一体に設けた場合について説明したが、駆動レバー部に相当する別部材を駆動部材に取り付けるようにしてもよい。
また本実施例では、駆動レバー部1004とバヨネット爪207bとが当接する場合について説明したが、他のバヨネット爪207a,207cが当接してもよい。また本実施例では、駆動部材1000をバリア部材700、800が閉位置の方向に付勢するために引張りバネを用いる場合について説明したが、これに代えて、トーションバネ等の他の付勢部材を用いてもよい。
また本実施例では、バリア部材700、800を閉位置にて停止させるために駆動部材1000の回動を接点保持部材503に設けられたストッパリブ505で停止させる場合について説明したが、他の方法で駆動部材1000の回動を停止させてもよい。
さらに本実施例では、バリア部材および駆動部材それぞれ2つずつ用いる場合について説明したが、より多くの複数のバリア部材と駆動部材を用いてもよい。
次に、本発明の実施例2について説明する。実施例1では、交換レンズ200のレンズマウント201のバヨネット爪207bが駆動部材1000の駆動レバー部1004に当接しない状態から、周方向端面208aで当接する状態、さらに外周面208bで当接する状態に切り替わる場合について説明した。これに対して、本実施例では、駆動部材900aにZ方向に延びる駆動レバー部904aを設け、該駆動レバー部904aに対して、レンズマウント201のバヨネット爪207bが当接しない状態から周方向端面208aで当接する状態との間でのみ切り替わり、外周面208bでは当接しない。
図10(a)は、図3(a)の状態であって、バリア部材700,800がセンサ開口507を閉じている状態を前側から見て示している。図10(b)は、図10(a)の状態から時計回り方向にレンズマウント201が回転してバリア部材700,800がセンサ開口507を開き、さらに図3(c)に示したようにバヨネット結合が完了した状態を示している。本実施例における駆動レバー部904aの位置は、実施例1における駆動レバー部1004の位置に対して時計回り方向に変更されている。他の構成は、実施例1と共通である。
接点保持部材503は、その後側に配置された駆動部材900aから駆動レバー部904aを前側に突出させるための貫通孔506aを有する。駆動レバー部904aは、レンズマウント201が回転する際のバヨネット爪207bの回動範囲内に配置されている。
図11(a)は、図10(a)の状態における貫通孔506a内の駆動レバー部904aとレンズマウント201のバヨネット爪207bを拡大して示している。この状態では、バヨネット爪207bは、貫通孔506a内の下端付近に位置する駆動レバー部904aに当接していない。
図10(a)および図11(a)の状態からレンズマウント201が時計回り方向に回転すると、図11(b)に示すように、バヨネット爪207bの周方向端面208aが駆動レバー部904aに当接してこれを貫通孔506a内にて上方に押して移動させ始める。これにより、駆動部材900aが回動し始め、バリア部材700,800も開き始める。
そしてバヨネット爪207bにより押された駆動レバー部904aが図11(c)に示すように貫通孔506a内の上端付近まで移動すると、図10(b)に示すようにバリア部材700,800がセンサ開口507を開く位置に到達するとともに、バヨネット爪207bのバヨネット結合が完了する。このとき、バヨネット爪207bの周方向端面208aが駆動レバー部904aに当接したままとなる。これにより、駆動部材900aおよびバリア部材700,800はセンサ開口507を開位置から閉位置に戻ることなく保持される。
本実施例でも、バリアユニット500をそれ以外の構成部品(電気接点部501、ロックピン103およびアンロックボタン104等)との干渉を回避しつつ小さいスペースに配置することができ、カメラ100を大型化することなく撮像素子300を保護することができる。
実施例1では、バリアユニット500がカメラ100に装着されるボディキャップ1201の回転には連動しない場合について説明したが、交換レンズ200の回転に連動するようにボディキャップ1201の回転にも連動するようにしてもよい。
図12(a)は、カメラマウント101のバヨネット爪106a、106b、106c(図示せず)が設けられていない位相領域にボディキャップ1201のバヨネット爪1202a、1202b、1202cが挿入されてカメラマウント101にボディキャップ1201の当接面1203を当接させた状態を前側から見て示している。図12(b)は、図12(a)の状態から時計回り方向にボディキャップ1201が回転されてバヨネット爪1202a、1202b、1202cがそれぞれバヨネット爪106a、106b、106cに対してZ方向にて重なり合い、ボディキャップ1201のカメラマウント101に対するバヨネット結合が完了した状態を示す。
駆動部材1000bには、Z方向に延びる駆動レバー部1004bが設けられており、接点保持部材503は、その後側に配置された駆動部材1000bから駆動レバー部1004bを前側に突出させるための貫通孔506bを有する。駆動レバー部1004bは、ボディキャップ1201が回転する際のバヨネット爪1202bの回動範囲内に配置されている。このため、バリアユニット500は、カメラマウント101に装着されるレンズマウント201の回転に連動して開くのと同様に、ボディキャップ1201の回転にも連動して開く。
実施例1および実施例2では、カメラ100に装着される交換レンズ200の回転に連動してバリアユニット500が開く場合について説明した。これに対して、本発明の実施例4では、そのような連動する構成ではなく、ユーザ操作によってバリアユニット500を開閉する構成を有する。他の構成は実施例1と共通である。
図13(a)は、バリア部材700、800がセンサ開口507を閉じている状態のカメラを前側から見て示している。図13(b)は、バリア部材700、800がセンサ開口507を開いた状態のカメラを前側から見て示している。カメラの外装部品1300からは操作部1400が突出しており、該操作部1400をユーザが操作することによってバリア部材700、800を開閉させることができる。
図14は、外装部品1300とバリアユニット500を分解して示している。外装部品1300には貫通孔1300aが設けられている。接点保持部材503には貫通孔508が設けられている。駆動部材1000cは、貫通孔1002a、1002bが設けられている。
クリック板1500には、孔部1500bとピン1500aが設けられている。操作部1400の軸部先端には、ボス1400aが設けられている。操作部1400は、貫通孔部1300a、508、1002aを貫通する。駆動部材1000cに設けられた貫通孔部1002aに操作部1400が係合することにより、駆動部材1000cは操作部1400に対して回動可能に支持される。操作部1400の軸部の先端に設けられたボス1400aとクリック板1500に設けられた孔部1500bとが係合することによって、操作部1400とクリック板1500の回転方向の位相が固定される。
ビス1600は、操作部1400に設けられた不図示のビス座に締め込まれることによって、クリック板1500が操作部1400に対して固定される。駆動部材1000cは、クリック板1500と操作部1400とによりを挟み込まれている。クリック板1500に設けられたピン1500aは、駆動部材1000cに設けられた貫通孔部1002bと係合することによって、クリック板1500と駆動部材1000cの回転方向の位相も固定される。こうして、操作部1400とクリック板1500と駆動部材1000cの回転方向の位相が固定される。これにより、ユーザが操作部1400を操作することによって駆動部材1000cが回動転し、バリアユニット500が開閉される。
図15(a)は、後側から見たバリア開状態でのクリック板1500を示している。図15(b)は、後側から見たバリア閉状態でのクリック板1500を示している。ビス511は、付勢板バネ509に設けられた不図示の貫通孔を貫通して接点保持部材503に設けられた不図示のビス座に締め込まれる。これにより、付勢板バネ509が接点保持部材503に固定される。
ボール510は、接点保持部材503に設けられた不図示の凹部に摺動可能に嵌め込まれている。付勢板バネ509は、ボール510をクリック板1500に付勢している。ボール510は、クリック板1500の凹部1500c、1500dのうちいずれかの内側に落ち込む。操作部1400のユーザ操作によってボール510が落ち込んでいる凹部が凹部1500c、1500d間で切り替わることにより、操作部1400に対するユーザ操作にクリック感が付与される。
本実施例では、クリック板1500に凹部1500c、1500dを設けて操作部1400のユーザ操作にクリック感を付与する場合について説明したが、駆動部材1000cに凹部を設ける等してもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 カメラ
101 カメラマウント
101a〜c バヨネット爪
200 交換レンズ
201 レンズマウント
207a〜c バヨネット爪
700、800 バリア部材
900、1000 駆動部材

Claims (8)

  1. 交換レンズに設けられたレンズマウントが着脱可能に装着されるカメラマウントと、
    前記交換レンズにより形成される被写体像を撮像する撮像素子と、
    前記カメラマウントと前記撮像素子との間の開口を閉じる閉位置と該開口を開く開位置との間で移動する複数のバリア部材と、
    前記カメラマウントに装着される前記レンズマウントの回転に連動して前記複数のバリア部材を駆動する駆動部材と、
    前記カメラマウントに対する所定回転位置において前記レンズマウントの回転をロックするロック部材と、
    前記ロック部材による前記レンズマウントの回転のロックを解除するために操作されるアンロック操作部材とを有し、
    前記駆動部材は、前記交換レンズから前記撮像素子への光軸を挟んで前記ロック部材および前記アンロック操作部材とは反対側に設けられた軸を中心に回動して前記複数のバリア部材を駆動し、
    前記複数のバリア部材は、前記閉位置から互いに同じ方向に移動して前記開位置にて互いに重なり合うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記カメラマウントの内側に設けられ、前記交換レンズとの通信に用いられる電気接点部を有し、
    前記複数のバリア部材は、前記閉位置から前記光軸を挟んで前記電気接点部とは反対方向の前記開位置に移動することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記駆動部材が複数設けられており、
    前記複数のバリア部材と前記複数の駆動部材は、平行リンク機構を構成することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記駆動部材は、前記レンズマウントのバヨネット爪と当接可能なレバー部を有し、
    前記レンズマウントの回転に応じて、
    前記レバー部に前記バヨネット爪の回転方向の端面が当接することで前記駆動部材が回動して前記複数のバリア部材が前記閉位置から前記開位置に向かって移動し、
    前記複数のバリア部材が前記開位置に到達した後に、前記レバー部に前記バヨネット爪の外周面が当接して前記複数のバリア部材を前記開位置に保持することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 前記駆動部材は、前記レンズマウントのバヨネット爪と当接可能なレバー部を有し、
    前記レンズマウントの回転に応じて、
    前記レバー部に前記バヨネット爪における回転方向の端面が当接することで前記駆動部材が回動して前記複数のバリア部材が前記閉位置から前記開位置に向かって移動し、
    前記複数のバリア部材が前記開位置に到達した後も、前記レバー部に前記バヨネット爪における前記端面が当接して前記複数のバリア部材を前記開位置に保持することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記レバー部における前記バヨネット爪と当接する部分が、折り曲げ形状を有することを特徴とする請求項4または5に記載の撮像装置。
  7. 前記カメラマウントに、前記交換レンズとは異なるアクセサリを回転させて装着が可能であり、
    前記カメラマウントに装着される前記アクセサリが回転しても前記駆動部材が回動しないように構成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の撮像装置のカメラマウントに着脱可能に装着されるレンズマウントを有する交換レンズであって、
    前記カメラマウントに装着される前記レンズマウントの回転に連動して前記駆動部材を介して前記複数のバリア部材を駆動することを特徴とする交換レンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023002945A1 (ja) * 2021-07-21 2023-01-26 株式会社ニコン カバー装置及び撮像装置

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