JP2021102877A - 表示led付きの光電センサを備えた吐水装置 - Google Patents

表示led付きの光電センサを備えた吐水装置 Download PDF

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【課題】小型化された表示LED付きの光電センサを備えた吐水装置を提供する。【解決手段】光電センサ24を備えた吐水装置であって、光電センサは、検出光を投光する投光素子36と、投光素子によって投光された検出光の反射光を受光する受光素子38と、投光素子及び受光素子を収納する一方で、検出光の透過を許容する投光窓26a及び反射光の透過を許容する受光窓26bを有するセンサケースと、を含んでおり、センサケースは、報知光を投光する表示LED70を更に収納しており、表示LEDは、投光素子の視向角よりも広い視向角を有しており、表示LEDは、報知光の中心軸70cが投光窓の外側を通過するように且つ報知光の一部が投光窓を通過するように、配置されていることを特徴とする吐水装置である。【選択図】図11

Description

本発明は、表示LED付きの光電センサを備えた吐水装置に関する。
従来、特許文献1に示すように、表示LED付きの光電センサを備えた吐水装置が知られている。この光電センサのケースには、投光素子用の投光窓と、受光素子用の受光窓と、表示LED用の表示窓と、がそれぞれ独立に設けられている(合計で3つの窓が設けられている)。
特開2002−356889号公報
本件発明者は、吐水装置のデザイン性を向上させるため(例えばスパウトの薄型化を促進させるため)、表示LED付きの光電センサの小型化について鋭意の検討を重ねてきた。
そして、表示LED用の表示窓を独立に設けることを止め、投光窓または受光窓のいずれか一方にその機能を担わせることが、表示LED付きの光電センサの小型化にとって有利であることを知見した。
本発明は、以上のような知見に基づいてなされたものである。本発明の目的は、小型化された表示LED付きの光電センサを備えた吐水装置を提供することである。
本発明は、光電センサを備えた吐水装置であって、前記光電センサは、検出光を投光する投光素子と、前記投光素子によって投光された検出光の反射光を受光する受光素子と、前記投光素子及び前記受光素子を収納する一方で、前記検出光の透過を許容する投光窓及び前記反射光の透過を許容する受光窓を有するセンサケースと、を含んでおり、前記センサケースは、報知光を投光する表示LEDを更に収納しており、前記表示LEDは、前記投光素子の視向角よりも広い視向角を有しており、前記表示LEDは、前記報知光の中心軸が前記投光窓の外側を通過するように且つ前記報知光の一部が前記投光窓を通過するように、配置されていることを特徴とする吐水装置である。
本発明によれば、表示LEDが投光素子の視向角よりも広い視向角を有しているため、報知光の中心軸が投光窓の外側を通過するように(投光窓を通過しないように)配置されていても、報知光の一部が投光窓を通過可能である。このため、報知光用の窓を独立に設ける必要がなく、投光窓を拡大する必要もない。これにより、表示LED付きの光電センサをより小型に構成ないし配置することができる。
前記表示LEDの先端は、前記投光素子の先端よりも後側に配置されていることが好ましい。
これによれば、表示LEDの先端から投光窓までの距離が比較的長くなるため、より多くの報知光が投光窓を通過することができ、報知光の視認性を高めることができる。
この場合、更に、前記表示LEDの先端が、前記投光素子の後端よりも前側に配置されていることが好ましい。
これによれば、表示LEDの先端が投光窓から離れ過ぎるということがないため、報知光の視認性(特に視認される光の強度)を維持することができる。
前記光電センサは、当該吐水装置のスパウト先端部の吐水側に設けられており、前記表示LEDは、前記投光素子と前記受光素子との間に配置されていることが好ましい。
これによれば、報知光の実質的な投光方向が、スパウト先端部の吐水側から外側斜め方向となって、吐水方向と重なることが回避される。これにより、報知光の視認性を高めることができる。
あるいは、前記光電センサは、当該吐水装置のスパウト中腹部の正面側に設けられており、前記投光素子と前記表示LEDと前記受光素子とが、上方側から当該順序で配置されていることが好ましい。
これによれば、報知光の実質的な投光方向が、スパウト中腹部の正面側から上側斜め方向となって、利用者の顔(目)の位置と整合する。これにより、報知光の視認性を高めることができる。
あるいは、本発明は、光電センサを備えた吐水装置であって、前記光電センサは、検出光を投光する投光素子と、前記投光素子によって投光された検出光の反射光を受光する受光素子と、前記投光素子及び前記受光素子を収納する一方で、前記検出光の透過を許容する投光窓及び前記反射光の透過を許容する受光窓を有するセンサケースと、を含んでおり、前記センサケースは、報知光を投光する表示LEDを更に収納しており、前記表示LEDは、前記受光素子の視向角よりも広い視向角を有しており、前記表示LEDは、前記報知光の中心軸が前記受光窓よりも外側を通過するように且つ前記報知光の一部が前記受光窓を通過するように、配置されていることを特徴とする吐水装置である。
本発明によれば、表示LEDが受光素子の視向角よりも広い視向角を有しているため、報知光の中心軸が受光窓の外側を通過するように(受光窓を通過しないように)配置されていても、報知光の一部が受光窓を通過可能である。このため、報知光用の窓を独立に設ける必要がなく、受光窓を拡大する必要もない。これにより、表示LED付きの光電センサをより小型に構成ないし配置することができる。
前記表示LEDの先端は、前記受光素子の先端よりも後側に配置されていることが好ましい。
これによれば、表示LEDの先端から受光窓までの距離が比較的長くなるため、より多くの報知光が受光窓を通過することができ、報知光の視認性を高めることができる。
この場合、更に、前記表示LEDの先端が、前記受光素子の後端よりも前側に配置されていることが好ましい。
これによれば、表示LEDの先端が受光窓から離れ過ぎるということがないため、報知光の視認性(特に視認される光の強度)を維持することができる。
本発明においても、前記光電センサは、当該吐水装置のスパウト先端部の吐水側に設けられており、前記表示LEDは、前記投光素子と前記受光素子との間に配置されていることが好ましい。
これによれば、報知光の実質的な投光方向が、スパウト先端部の吐水側から外側斜め方向となって、吐水方向と重なることが回避される。これにより、報知光の視認性を高めることができる。
あるいは、本発明においても、前記光電センサは、当該吐水装置のスパウト中腹部の正面側に設けられており、前記受光素子と前記表示LEDと前記投光素子とが、上方側から当該順序で配置されていることが好ましい。
これによれば、報知光の実質的な投光方向が、スパウト中腹部の正面側から上側斜め方向となって、利用者の顔(目)の位置と整合する。これにより、報知光の視認性を高めることができる。
また、以上の各発明において、前記報知光は、前記検出光が投光されない時に、投光されるようになっていることが好ましい。
これによれば、検出光と報知光とが同時に投光されることがないため、検出光と報知光の各々の視認性を高めることができる。
本発明によれば、表示LEDが投光素子の視向角よりも広い視向角を有しているため、報知光の中心軸が投光窓の外側を通過するように(投光窓を通過しないように)配置されていても、報知光の一部が投光窓を通過可能である。このため、報知光用の窓を独立に設ける必要がなく、投光窓を拡大する必要もない。これにより、表示LED付きの光電センサをより小型に構成ないし配置することができる。
あるいは、本発明によれば、表示LEDが受光素子の視向角よりも広い視向角を有しているため、報知光の中心軸が受光窓の外側を通過するように(受光窓を通過しないように)配置されていても、報知光の一部が受光窓を通過可能である。このため、報知光用の窓を独立に設ける必要がなく、受光窓を拡大する必要もない。これにより、表示LED付きの光電センサをより小型に構成ないし配置することができる。
本発明の第1実施形態による吐水装置を備えた吐水システムを概略的に示す概略構成図である。 図1の吐水装置の光電センサの分解斜視図である。 図1の吐水装置の光電センサを、外観ケース、センサケース及びシールドケースの天井部分を除いた状態で、上方から見た平面図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。 図3のVI−VI線断面図である。 受光素子の視向角特性の一例を示す図である。 投光素子の視向角特性の一例を示す図である。 図1の吐水装置の吐水口を、外観ケースの前面、センサケースの前面及びシールドケースの前面を省略して、吐水口の前方側から見た状態を示す図である。 表示LEDの視向角特性の一例を示す図である。 図1の吐水装置における報知光の実質的な投光方向を示す概略図である。 本発明の第2実施形態による吐水装置の光電センサの分解斜視図である。 本発明の第3実施形態による吐水装置の光電センサの分解斜視図である。 本発明の第3実施形態による吐水装置を備えた吐水システムを概略的に示す概略構成図である。 本発明の第4実施形態による吐水装置における報知光の実質的な投光方向を示す概略図である。
(第1実施形態:全体構成)
以下、添付図面を参照して本発明の第1実施形態による吐水装置を備えた吐水システムについて説明する。
まず、図1は、本発明の第1実施形態による吐水装置を備えた吐水システムを概略的に示す概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態による吐水装置1を備えた吐水システム2は、洗面台用の吐水システムである。吐水装置1は、使用者の手指等及び/又は対象物を検知して自動的に吐水するタイプの吐水装置(自動水栓装置)である。
図1の吐水システム2は、供給される水を吐水する吐水装置1と、吐水装置1から吐水される水を受けるボウル部4と、ボウル部4で受ける水を排水する排水路6と、を備えている。(もっとも、吐水装置1は、洗面台用の吐水システム2に限定されず、台所用の吐水システム、小便器用の吐水システム、大便器用の吐水システム、手洗い器用の吐水システム、等に幅広く利用され得る。)
吐水装置1は、給水源(図示せず)から供給される水を吐水する吐水装置であり、カウンター8等に設置される。
吐水装置1は、カウンター8に固定される水栓本体10と、給水源から延びる給水路12と、給水路12を開閉する電磁弁14と、電磁弁14を制御する制御部16と、を備えている。
電磁弁14は、後述する制御部16と電気的に接続されており、当該制御部16によって制御されるようになっている。
水栓本体10は、ボウル部4側の上方に延びるスパウト(吐水部)18と、給水源から供給された水を吐水口20に導く吐水流路22と、スパウト18内に配置される光電センサ24と、を備えている。
スパウト18は、中空の四角柱状の外郭部材18aによって形成され(途中で側面視L字状に屈曲している)、その内側に吐水流路22及び光電センサ24等が配置されている。外郭部材18aは金属製であるが、外郭部材18aは、金属製に限られず、一部に樹脂を使用しているものであってもよく、樹脂表面に金属メッキ加工や金属蒸着等による表面仕上げを施したものであってもよい。
吐水口20は、吐水流路22の下流端に形成され、本実施形態ではスパウト18の先端部に下向きに設けられている。吐水流路22は、水を通水する流路である。
なお、本実施形態による吐水装置1が吐水する「水」は、水道水や井戸水等の「原水」に限られず、温度調節機器(図示せず)により温度調節された「湯水」であってもよいし、改質された「機能水」(酸性、アルカリ性、除菌効果を有する水等の機能水)であってもよい。更には、いわゆる「水石けん」等についても、本実施形態による吐水装置1が吐水する「水」の一種である。
制御部16は、演算装置(図示せず)とメモリ等の記憶装置(図示せず)を有しており、電磁弁14及び光電センサ24等の各機能部と電気的に接続され、電磁弁14の開閉操作、光電センサ24の検知動作、等を制御するようになっている。具体的には、制御部16は、光電センサ24からの受信信号(検知信号)に基づいて、予め記憶されたプログラム等に従って、電磁弁14の制御を行うようになっている。
光電センサ24は、吐水口20に並ぶように、スパウト18の先端部に下向きに設けられている。光電センサ24は、検出光A(例えば赤外光)を投光する投光素子と、投光素子によって投光された検出光Aの反射光Bを受光する受光素子と、を有しており、反射光Bの受光に対応した受信信号(検知信号)を制御部16に出力するようになっている。
なお、図1及び図2を参照して、本明細書においては、光電センサ24が検出光Aを投光する方向を前方側とし、当該前方側と反対側を後方側としている。図1では、光電センサ24の前後方向を、矢印Xにより示している。同様に、吐水口20からの吐水方向を吐水口20の前方側とし、当該前方側と反対側を後方側としている。光電センサ24の前方側と吐水口20の前方側とは概ね一致しており、光電センサ24の後方側と吐水口20の後方側とは概ね一致している。
また、図1及び図2を参照して、本明細書においては、光電センサ24にとって吐水流路22側(図2の下方側)を下方側とし、当該下方側と反対側(図2の上方側)を上方側としている。図1では、光電センサ24の上下方向を、矢印Yにより示している。
更に、本明細書においては、光電センサ24の上方側を上として前方側から見た時の右手方向を右側とし、当該右側と反対側を左側としている。後述する図3において、光電センサ24の左右方向を、矢印Zにより示している。
光電センサ24は、吐水方向と略平行に(ボウル部4に向かう方向に)検出光Aが投光されるように設けられている。本実施形態の光電センサ24は、小型化が実現されているため、スパウト18がよりコンパクトなデザインに収められている。
(第1実施形態:光電センサの基本構成)
次に、図2乃至図6を参照して、光電センサ24について更に説明する。図2は、図1の吐水装置1の光電センサ24の分解斜視図であり、図3は、図1の吐水装置1の光電センサ24を、外観ケース26、センサケース48及びシールドケース39の天井部分を除いた状態で、上方から見た平面図である。図4は、図3のIV−IV線断面図であり、図5は、図3のV−V線断面図であり、図6は、図3のVI−VI線断面図である。
主として図2を参照して、光電センサ24は、中空の箱状に形成された外観ケース26(例えば防水ケース)を有している。外観ケース26の後方開口部26c(図3乃至図5参照)が、バックプレート28によって塞がれている(嵌合されている)。外観ケース26の内部に、電子回路が形成された回路基板32が収納されており、当該回路基板32上に、検出光Aを投光する投光素子36と、反射光Bを受光する受光素子38と、が搭載されている。外観ケース26の外部の制御部16から延びるハーネス34が、バックプレート28のハーネス孔28aを通って、回路基板32と電気的に接続されている。シールドケース39が、受光素子38を概ね覆って、電磁ノイズ発生要因(電磁波、外来ノイズ、信号等)からシールドするようになっている。更に、外観ケース26内において、投光素子36及びシールドケース39を覆うように、センサケース48 が設けられている。
外観ケース26の前面には、検出光Aの透過を許容する投光窓26aと、反射光Bの透過を許容する受光窓26bと、が設けられている。
また、外観ケース26の後方開口部26cに嵌合されたバックプレート28の外側を覆うように、樹脂層(図示せず)が形成されている。この樹脂層は、ポッティングにより樹脂を硬化させることで形成され、水が外観ケース26の外部から内部に侵入することを防止するようになっている。
ハーネス34は、図4及び図5に示すように、ハーネス孔28aを通した後の先端部(電線部)34aをハーネス基板42にはんだ付けすることによって、当該ハーネス基板42と電気的に接続されている。
回路基板32は、投光素子36及び受光素子38が搭載されるセンサ基板である本体基板40と、ハーネス34の先端部(電線部)34aがはんだ付けされるハーネス基板42と、本体基板40とハーネス基板42とを接続する可撓性の第1フレキシブル基板44と、を有している。
本体基板40は、リジッドタイプのプリント基板により薄板状に形成され、光電センサ24の前後方向及び左右方向に延在していて、吐水流路22側(下方側)の第1面40aと、第1面40aとは反対側(上方側)の第2面40bと、を有している。投光素子36及び受光素子38は、第2面40b上に配置されている。
本実施形態の投光素子36は、表面実装タイプ(例えばチップタイプ)の投光素子であり、例えばLEDである。表面実装タイプの投光素子36は、いわゆる砲弾タイプの投光素子よりも高さが低い(砲弾タイプの発光部は、当該発光部の直径が高さとなる)。本実施形態では、投光素子36の発光部36eが本体基板40の第2面40b上に配置され、赤外線を投光するように構成されている。
更に、本体基板40は、図2及び図3に詳しく示すように、受光素子38が搭載された第1センサ基板58と、第1センサ基板58の側方に配置されて投光素子36が搭載された第2センサ基板60と、に区画(分離)されており、両者は第2フレキシブル基板62によって電気的に接続されている。
より詳細には、第1センサ基板58は、図3に示すように、リジッドタイプの四角形状のプリント基板により形成されている。そして、本実施形態の受光素子38は、いわゆる「サイドビュータイプ」と呼ばれるものであり、受光方向(視向角の中心軸)が第1センサ基板58と略平行になるように、第1センサ基板58上に実装されている。本実施形態の受光素子38の視向角特性を、図7に示す(中心軸から半値角までの角度×2=40°)。
受光素子38が受光した反射光Bは、アナログ信号(電磁ノイズに比較的弱い)として検知される。このアナログ信号は、第1センサ基板58上に設けられた信号処理部66によって直ちにデジタル信号形態(電磁ノイズに比較的強い)に変換されるが、受光素子38から信号処理部66に至るまでの受光信号回路部分64は、電磁ノイズに比較的弱い。
当該受光信号回路部分64を電磁ノイズ発生要因(電磁波、外来ノイズ、信号等)からシールドするために、シールドケース39が設けられている。
シールドケース39は、直方体形状の箱状に形成され、受光素子38が配置された第1センサ基板58の第2面40b側を覆うように、第1センサ基板58を内部に収納している。シールドケース39は、後述されるセンサケース48 の内側に配置されており、センサケース48 よりわずかに小さい。また、シールドケース39の対応する側壁部には、第2フレキシブル基板62と係合するスリットが形成されている。また、シールドケース39の前面には、受光窓39bが設けられている。
一方、信号処理部66において処理された後のデジタル信号は、デジタル信号回路69を介してハーネス34に伝達されるようになっている。デジタル信号回路69は、後述するように、第2フレキシブル基板62及び第2センサ基板60を通るように形成されている。
略同様に、第2センサ基板60も、図3に示すように、リジッドタイプの四角形状のプリント基板により形成されている。本実施形態の第2センサ基板60は、第1センサ基板58と面一に並んで(あるいは平行に並んで)配置されている。そして、本実施形態の投光素子36も、いわゆる「サイドビュータイプ」と呼ばれるものであり、投光方向(視向角の中心軸)が第2センサ基板60と略平行になるように、第2センサ基板60上に実装される。本実施形態の投光素子36の視向角特性を、図8に示す(中心軸から半値角までの角度×2=20°)。
投光素子36の駆動信号は、ハーネス34及びデジタル信号回路68を介してデジタル信号(電磁ノイズに比較的強い)として伝達される。従って、第2センサ基板60は、第1センサ基板58とは異なり、シールドケース39で覆われている必要がない。
第2フレキシブル基板62は、フレキシブルタイプのプリント基板により、薄板状に形成されている。本実施形態の第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58及び第2センサ基板60の内部の中間部分の層を面方向外側に更に延在させることによって形成されている。例えば、第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)等のリジッドタイプの基板の表面層を除くことにより露出される内部層により形成される。よって、例えば、第2フレキシブル基板62は、第1センサ基板58及び第2センサ基板60を接続した状態のリジッドタイプの基板の表面層を除くことにより形成され得る。従って、第2フレキシブル基板62の高さ方向(上下方向)の厚みは、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)の高さ方向(上下方向)の厚みよりも小さい。また、第2フレキシブル基板62の上面の高さ(上下方向の高さ)は、第1センサ基板58(又は第2センサ基板60)の上面の高さ(上下方向の高さ)よりも低い。
本実施形態の第2フレキシブル基板62は、第2センサ基板60上の投光素子36の後端位置36bよりも後方に配置されている。第2フレキシブル基板62は、デジタル信号を伝達するデジタル信号回路69を搭載している。従って、第2フレキシブル基板62も、第1センサ基板58とは異なり、シールドケース39で覆われている必要がない。
ハーネス基板42は、リジッドタイプのプリント基板により形成され、本体基板40に対して垂直な立壁状に配置された状態で固定されている。ハーネス基板42の上下方向の高さはその左右方向の幅よりも小さい。ハーネス基板42の高さは、ハーネス34の径よりもわずかに大きい大きさに対応する高さに形成されている。
そして、ハーネス基板42には、4つの小穴42a(図2参照)が形成されており、当該小穴42aの各々に、ハーネス34の先端部(電線部)34aが挿入されている(図4参照)。このように挿入された状態で、ハーネス34の先端部(電線部)34aとハーネス基板42の小穴42aとがはんだ付けされ、両者が電気的に接続されている。
第1フレキシブル基板44は、フレキシブルタイプのプリント基板により、薄板状に形成されており、前後方向(X方向)に延びる本体基板40と、上下方向(Y方向)に延びるハーネス基板42と、の間で約90度折り曲がった状態で配置されている。
次に、図2乃至図6及び図9を参照して、センサケース48 についてより詳細に説明する。
図9は、図1の吐水装置1の吐水口20を、外観ケース26の前面、センサケース48の前面(第5遮光壁55)及びシールドケース39の前面を省略して示すと共に、吐水口20の前方側から見た状態を示す図である。
特に図2及び図9に示すように、センサケース48 は、全体として箱状である遮光ケースであり、センサケース48の前面には、検出光Aの透過を許容する投光窓48aと、反射光Bの透過を許容する受光窓48bと、が設けられている。このセンサケース48は、投光素子36と受光素子38との間に配置された第1遮光壁51と、投光素子36及び受光素子38と吐水流路22(吐水口20)との間に配置された第2遮光壁52と、投光素子36及び受光素子38と外郭部材18aとの間に配置され第1遮光壁51に接続された第3遮光壁53と、投光素子36と外郭部材18aとの間に配置され第2遮光壁52及び第3遮光壁53に接続された第4遮光壁54と、前方側に形成された第5遮光壁55と、受光素子38と外郭部材18aとの間に配置され第2遮光壁52及び第3遮光壁53に接続された第6遮光壁56と、を有している。
図3及び図5に示すように、第1遮光壁51は、前後方向において、本体基板40の前端より前方側から本体基板40の後端より後方側まで延びている。第1遮光壁51の前端は、外観ケース26の前面部の内側近傍に位置しており、第1遮光壁51の後端は、ハーネス基板42の近傍に位置している。
また、図5に示すように、第1遮光壁51は、上下方向において、外観ケース26の内側の天井面近傍から底面近傍まで延びている。すなわち、第1遮光壁51の下端は、第2遮光壁52に接続されている。もっとも、第2フレキシブル基板62と干渉しないように、切欠部51aが形成されている。本実施形態では、切欠部51aの上面は、第2面40bより下方に位置している。切欠部51aは、第2フレキシブル基板62の前端近傍からハーネス基板42の近傍まで形成されている。
第5遮光壁55は、投光素子36及び受光素子38の前方側において左右方向に延びる壁面を形成している。第5遮光壁55は、投光素子36の前方正面において透過性を有する部材からなる、検出光の透過を許容する投光窓48aを有しており、また、受光素子38の前方正面において透過性を有する部材からなる、反射光の透過を許容する受光窓48bを有している。
(第1実施形態:光電センサの表示LED)
さて、本実施形態の光電センサ24は、報知光Cを投光する表示LED70を有している。本実施形態の表示LED70は、投光方向(視向角の中心軸)が第2センサ基板60と略垂直になるように、第2センサ基板60上に実装されている。また、この表示LED70は、「サイドビュータイプ」の投光素子36に対応して、表示方向が第2センサ基板60と略平行になるように(指向角の少なくとも一部が投光窓48aに入るように)報知光Cを投光している。本実施形態の表示LED70の視向角特性を、図10に示す(中心軸から半値角までの角度×2=130°)。
なお、表示LED70は、投光方向(視向角の中心軸)が第2センサ基板60と略平行になるように、第2センサ基板60上に実装されていてもよい。
図8の特性と図10の特性との比較から分かるように、表示LED70は、投光素子36の視向角よりも広い視向角を有している。このような視向角の特性のために、報知光Cの中心軸70cが各投光窓26a、48aよりも外側(投光窓48aの縁よりも外周側)を通過するように表示LED70が配置されている(すなわち、投光窓48aのサイズが報知光Cのために拡大されていない)にも拘わらず、報知光Cの一部が当該投光窓48aを通過することができる。
なお、投光窓48aの大きさについては、投光素子36の指向角によって決定することが望ましい。例えば、投光素子36の半値角以上の大きさの投光窓48aを設けておけば、効率よく検出光Aを投光させることができる。
一方で、投光窓48aを必要以上に大きくすると、外観ケース26に水や汚れが付着した際に、検出光が外観ケース26の内面で乱反射を起こして受光素子38に入射してしまい、正確な検出動作ができなくなってしまう。つまり、投光窓48aを必要以上に大きくすると、水や汚れによる誤検出動作を誘発することになる。
そのため、表示LED70の指向角より小さい大きさの投光窓48aを設けることが望ましく、少なくとも、表示LED70の全体が投光窓48aよりも外側に配置されるような投光窓48aの大きさであることが望ましい。
また、図3に示すように、本実施形態では、表示LED70の先端(前方側端)は、投光素子36の先端(前方側端)よりも後側であって、投光素子36の後端(後方側端)よりも前側に配置されている。
また、表示LED70の駆動信号は、ハーネス34及びデジタル信号回路72を介してデジタル信号(電磁ノイズに比較的強い)として伝達される。従って、第2センサ基板60は、第1センサ基板58とは異なり、シールドケース39で覆われている必要がない。
表示LED70によって投光される報知光Cとしては、反射光Bの検知状況を報知する光(例えば反射光Bの検知時に報知光Cが投光される)の他、内蔵バッテリの残量を報知する光(例えば残量に応じた報知光パターンが投光される)や、水せっけんの残量を報知する光(例えば残量に応じた報知光パターンが投光される)等、が想定され得る。
また、本実施形態では、表示LED70による報知光Cの投光は、投光素子36による検出光Aの投光とは異なるタイミングで実施されるようになっている。具体的には、投光素子36による検出光Aの投光は16Hzで実施され、表示LED70による報知光Cの投光は1Hzで実施され、両者のタイミングが一致しない(重ならない)ようになっている。
(第1実施形態:作用)
以上のような本実施形態の吐水装置1によれば、表示LED70が投光素子36の視向角よりも広い視向角を有しているため(図8及び図10参照)、報知光Cの中心軸70cが投光窓26a、48aよりも外側を通過するように(投光窓26a、48aを通過しないように)配置されていても、報知光Cの一部が投光窓26a、48aを通過可能である。これにより、報知光用の窓を独立に設ける必要がなく、投光窓26a、48aを拡大する必要もないため、表示LED付きの光電センサ24をより小型に構成ないし配置することができる。
また、本実施形態の吐水装置1によれば、表示LED70の先端が投光素子36の先端よりも後側に配置されており、表示LED70の先端から投光窓26a、48aまでの距離が比較的長くなっている。このため、より多くの報知光Cが投光窓26a、48aを通過することができ、報知光Cの視認性を高めることができる。
更に、本実施形態の吐水装置1によれば、表示LED70の先端が投光素子36の後端よりも前側に配置されている。このため、表示LED70の先端が投光窓26a、48aから離れ過ぎるということがなく、報知光Cの視認性(特に視認される光の強度)を十分に維持することができる。
また、本実施形態の吐水装置1によれば、表示LED70による報知光Cの投光は、投光素子36による検出光Aの投光とは異なるタイミングで実施されるようになっている。このため、検出光Aと報知光Cの各々の視認性を高めることができる。
また、本実施形態の吐水装置1によれば、光電センサ24は、スパウト18の先端部の吐水側に設けられており、表示LED70は、投光素子36と受光素子38との間に配置されている。このため、報知光Cの実質的な投光方向が、スパウト18の先端部の吐水側から外側斜め方向となって(図11参照)、吐水方向と重なることが回避される。(報知光Cの実質的な投光方向(表示LEDの視認方向)と吐水方向とが重なっていない。)これにより、報知光Cの視認性を高めることができる(外側から覗き込みやすい)。
その他、本実施形態による吐水装置1によれば、投光素子36の発光部36eが、本体基板40の第2面40b上に配置され、本体基板40の第2面40bより前方側に突出して配置される必要がないため、光電センサ24の前方の長さを抑制して、光電センサ24をより小型化できる。
さらに、本実施形態による吐水装置1によれば、投光素子36が表面実装タイプであるので、光電センサ24の上下方向の長さ(高さ)を比較的小さくでき、光電センサ24をより小型化することができる。
また、本実施形態の吐水装置1によれば、第1遮光壁51の存在により、投光素子36から投光された検出光Aが光電センサ24内部における反射等により受光素子38に到達して誤検知が生じることを、効果的に抑制することができる。
また、本実施形態による吐水装置1によれば、第2遮光壁52、第3遮光壁53、第4遮光壁54、第5遮光壁55及び第6遮光壁56の存在により、投光素子36から投光された検出光Aが外郭部材18aの内面における反射等により受光素子38に到達して誤検知が生じることを、効果的に抑制することができる。
(第2実施形態:構成)
第1実施形態では、表示LEDは第2センサ基板60上に実装されているが、第1センサ基板58上に実装されてもよい。そのような構成例について、図12を用いて、第2実施形態として説明する。図12は、本発明の第2実施形態による吐水装置の光電センサ224の分解斜視図である。
本実施形態の表示LED270は、投光方向(視向角の中心軸)が第1センサ基板58と略垂直になるように、第1センサ基板58上に実装されている。また、この表示LED270は、「サイドビュータイプ」の投光素子36に対応して、表示方向が第1センサ基板58と略平行になるように(指向角の少なくとも一部が受光窓48bに入るように)報知光Cを投光している。本実施形態の表示LED270の視向角特性は、表示LED70の視向角特性と同様である(図10参照)。
なお、表示LED270は、投光方向(視向角の中心軸)が第1センサ基板58と略平行になるように、第1センサ基板58上に実装されていてもよい。
図7の特性と図10の特性との比較から分かるように、表示LED270は、受光素子38の視向角よりも広い視向角を有している。このような視向角の特性のために、報知光Cの中心軸270cが各受光窓26b、48b、39bの外側を通過するように表示LED270が配置されている(すなわち、各受光窓26b、48b、39bのサイズが報知光Cのために拡大されていない)にも拘わらず、報知光Cの一部が当該受光窓26b、48b、39bを通過することができる。
なお、受光窓48bの大きさについては、受光素子38の指向角によって決定することが望ましい。例えば、受光素子38の半値角以上の大きさの受光窓48bを設けておけば、効率よく反射光Bを受光させることができる。
一方で、受光窓48bを必要以上に大きくすると、外観ケース26に水や汚れが付着した際に、検出光Aが外観ケース26の内面で乱反射を起こして受光素子38に入射してしまい、正確な検出動作ができなくなってしまう。つまり、受光窓48bを必要以上に大きくすると、水や汚れによる誤検出動作を誘発することになる。
そのため、表示LED70の指向角より小さい大きさの受光窓48bを設けることが望ましく、少なくとも、表示LED70の全体が受光窓48bよりも外側に配置されるような受光窓48bの大きさであることが望ましい。
また、図12に示すように、本実施形態では、表示LED270の先端(前方側端)は、受光素子38の先端(前方側端)よりも後側であって、受光素子38の後端(後方側端)よりも前側に配置されている。
表示LED270の駆動信号は、ハーネス34及びデジタル信号回路272を介してデジタル信号(電磁ノイズに比較的強い)として伝達される。
また、本実施形態でも、表示LED270による報知光Cの投光は、投光素子36による検出光Aの投光とは異なるタイミングで実施されるようになっている。具体的には、投光素子36による検出光Aの投光は16Hzで実施され、表示LED270による報知光Cの投光は1Hzで実施され、両者のタイミングが一致しない(重ならない)ようになっている。
本実施形態のその他の構成については、図1乃至図11を用いて説明した第1実施形態と略同様である。図12において、第1実施形態と同様の部分については、同様の符号を付している。また、本実施形態の第1実施形態と同様の部分については、詳しい説明を省略する。
(第2実施形態:作用)
以上のような第2実施形態の吐水装置によれば、表示LED270が受光素子38の視向角よりも広い視向角を有しているため(図7及び図10参照)、報知光Cの中心軸270cが受光窓26b、48b、39bの外側を通過するように(受光窓26b、48b、39bを通過しないように)配置されていても、報知光Cの一部が受光窓26b、48b、39bを通過可能である。これにより、報知光用の窓を独立に設ける必要がなく、受光窓26b、48b、39bを拡大する必要もないため、表示LED付きの光電センサ224をより小型に構成ないし配置することができる。
また、第2実施形態の吐水装置によれば、表示LED270の先端が受光素子38の先端よりも後側に配置されており、表示LED270の先端から受光窓26b、48b、39bまでの距離が比較的長くなっている。このため、より多くの報知光Cが受光窓26b、48b、39bを通過することができ、報知光Cの視認性を高めることができる。
更に、第2実施形態の吐水装置によれば、表示LED270の先端が受光素子38の後端よりも前側に配置されている。このため、表示LED270の先端が受光窓26b、48b、39bから離れ過ぎるということがなく、報知光Cの視認性(特に視認される光の強度)を十分に維持することができる。
また、第2実施形態の吐水装置においても、表示LED270による報知光Cの投光は、投光素子36による検出光Aの投光とは異なるタイミングで実施されるようになっている。このため、検出光Aと報知光Cの各々の視認性を高めることができる。
また、第2実施形態の吐水装置においても、光電センサ224は、スパウト18の先端部の吐水側に設けられており、表示LED270は、投光素子36と受光素子38との間に配置されている。このため、報知光Cの実質的な投光方向が、スパウト18の先端部の吐水側から外側斜め方向となって(図11参照)、吐水方向と重なることが回避される。これにより、報知光Cの視認性を高めることができる(外側から覗き込みやすい)。
(第3実施形態:構成)
第1実施形態では、投光素子36も受光素子38も「サイドビュータイプ」と呼ばれる態様で実装されているが、「トップビュータイプ」と呼ばれる態様で実装されてもよい。そのような構成例について、図13及び図14を用いて、第3実施形態として説明する。図13は、本発明の第3実施形態による吐水装置の光電センサ324の分解斜視図であり、図14は、本実施形態による吐水装置を備えた吐水システムを概略的に示す概略構成図である。
本実施形態の受光素子38は、受光方向略垂直になるように、第2センサ基板60上に実装されている。
そして、それらの投光方向及び受光方向に対応するように、図13に示すように、外観ケース326の投光窓326a及び受光窓326bは、外観ケース326の上面に形成されており、センサケース348の投光窓348a及び受光窓348bは、センサケース348の上面(第3遮光壁)に形成されており、シールドケース339の受光窓339bは、シールドケース339の上面に形成されている。
表示LED70の視向角特性のために(図10参照)、報知光Cの中心軸が各投光窓326a、348aの外側を通過するように表示LED70が配置されている(すなわち、各投光窓326a、348aのサイズが報知光Cのために拡大されていない)にも拘わらず、報知光Cの一部が当該投光窓326a、348aを通過することができる。
また、図13に示すように、本実施形態でも、表示LED70の先端(前方側端)は、投光素子36の先端(前方側端)より下側であって、投光素子36の後端(後方側端)よりも上側に配置されている。
本実施形態の光電センサ324は、図13における上面側を下向きにして、図14に示すような位置姿勢でスパウト318の下面側に取り付けられ得る。図14に示すように、本実施形態の光電センサ324は、薄型のスパウト318に搭載するのに好適である。
本実施形態のその他の構成については、図1乃至図11を用いて説明した第1実施形態と略同様である。図13及び図14において、第1実施形態と同様の部分については、同様の符号を付している。また、本実施形態の第1実施形態と同様の部分については、詳しい説明を省略する。
(第3実施形態:作用)
以上のような第3実施形態の吐水装置によっても、表示LED70が投光素子36の視向角よりも広い視向角を有しているため(図8及び図10参照)、報知光Cの中心軸が投光窓326a、348aの外側を通過するように(投光窓326a、348aを通過しないように)配置されていても、報知光Cの一部が投光窓326a、348aを通過可能である。これにより、報知光用の窓を独立に設ける必要がなく、投光窓326a、348aを拡大する必要もないため、表示LED付きの光電センサ324をより小型に構成ないし配置することができる。
また、第3実施形態の吐水装置によっても、表示LED70の先端が投光素子36の先端よりも後側に配置されており、表示LED70の先端から投光窓326a、348aまでの距離が比較的長くなっている。このため、より多くの報知光Cが投光窓326a、348aを通過することができ、報知光Cの視認性を高めることができる。
更に、第3実施形態の吐水装置によっても、表示LED70の先端が投光素子36の後端よりも前側に配置されている。このため、表示LED70の先端が投光窓326a、348aから離れ過ぎるということがなく、報知光Cの視認性(特に視認される光の強度)を十分に維持することができる。
(第4実施形態)
以上の各実施形態の吐水装置において、光電センサは、スパウト先端部の吐水側に設けられていたが、スパウト中腹部の正面側に設けられてもよい。そのような構成例について、図15を用いて、第4実施形態として説明する。図15は、本実施形態による吐水装置における報知光Cの実質的な投光方向を示す概略図である。
本実施形態では、図15に示すように、外観ケース26が縦向きの姿勢でスパウト内に搭載され、投光素子36と表示LED70と受光素子38とが、上方側から当該順序で配置されている。
本実施形態のその他の構成については、図1乃至図11を用いて説明した第1実施形態と略同様である。図15において、第1実施形態と同様の部分については、同様の符号を付している。また、本実施形態の第1実施形態と同様の部分については、詳しい説明を省略する。
本実施形態によれば、報知光Cの実質的な投光方向が、スパウト中腹部の正面側から上側斜め方向となって、利用者の顔(目)の位置と整合する。これにより、報知光Cの視認性を高めることができる。
(第5実施形態)
あるいは、図12を用いて説明した第2実施形態においても、光電センサがスパウト中腹部の正面側に設けられるという変更がなされ得る。そのような構成例について、第5実施形態として説明する。
本実施形態では、外観ケース26が縦向きの姿勢でスパウト内に搭載され、受光素子38と表示LED270と投光素子36とが、上方側から当該順序で配置される。
本実施形態のその他の構成については、図2を用いて説明した第2実施形態と略同様である。本実施形態によっても、報知光Cの実質的な投光方向が、スパウト中腹部の正面側から上側斜め方向となって、利用者の顔(目)の位置と整合する。これにより、報知光Cの視認性を高めることができる。
1 吐水装置
2 吐水システム
4 ボウル部
6 排水路
8 カウンター
10 水栓本体
12 給水路
14 電磁弁
16 制御部
18 スパウト(吐水部)
18a 外郭部材
20 吐水口
22 吐水流路
24 光電センサ
26 外観ケース
26a 透光窓
26b 受光窓
26c 後方開口部
28 バックプレート
28a ハーネス孔
32 回路基板
34 ハーネス
34a 電線
36 投光素子
36b 後端位置
36e 発光部
38 受光素子
39 シールドケース
39b 受光窓
40 本体基板
40a 第1面
40b 第2面
42 ハーネス基板
42a 小穴
44 第1フレキシブル基板
48 センサケース
48a 投光窓
49b 受光窓
51 第1遮光壁
51a 切欠部
52 第2遮光壁
53 第3遮光壁
54 第4遮光壁
55 第5遮光壁
56 第6遮光壁
58 第1センサ基板
60 第2センサ基板
62 第2フレキシブル基板
64 受光信号回路
66 信号処理部
68 デジタル信号回路
69 デジタル信号回路
70 表示LED
70c 中心軸
72 デジタル信号回路
224 光電センサ
270 表示LED
270c 中心軸
272 デジタル信号回路
318 スパウト(吐水部)
324 光電センサ
326 外観ケース
326a 投光窓
326b 受光窓
339 シールドケース
339b 受光窓
348 センサケース
348a 投光窓
348b 受光窓
A 検出光
B 反射光
C 報知光

Claims (11)

  1. 光電センサを備えた吐水装置であって、
    前記光電センサは、
    検出光を投光する投光素子と、
    前記投光素子によって投光された検出光の反射光を受光する受光素子と、
    前記投光素子及び前記受光素子を収納する一方で、前記検出光の透過を許容する投光窓及び前記反射光の透過を許容する受光窓を有するセンサケースと、
    を含んでおり、
    前記センサケースは、報知光を投光する表示LEDを更に収納しており、
    前記表示LEDは、前記投光素子の視向角よりも広い視向角を有しており、
    前記表示LEDは、前記報知光の中心軸が前記投光窓よりも外側を通過するように且つ前記報知光の一部が前記投光窓を通過するように、配置されている
    ことを特徴とする吐水装置。
  2. 前記表示LEDの先端は、前記投光素子の先端よりも後側に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の吐水装置。
  3. 前記表示LEDの先端は、前記投光素子の後端よりも前側に配置されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の吐水装置。
  4. 前記光電センサは、当該吐水装置のスパウト先端部の吐水側に設けられており、
    前記表示LEDは、前記投光素子と前記受光素子との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の吐水装置。
  5. 前記光電センサは、当該吐水装置のスパウト中腹部の正面側に設けられており、
    前記投光素子と前記表示LEDと前記受光素子とが、上方側から当該順序で配置されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の吐水装置。
  6. 光電センサを備えた吐水装置であって、
    前記光電センサは、
    検出光を投光する投光素子と、
    前記投光素子によって投光された検出光の反射光を受光する受光素子と、
    前記投光素子及び前記受光素子を収納する一方で、前記検出光の透過を許容する投光窓及び前記反射光の透過を許容する受光窓を有するセンサケースと、
    を含んでおり、
    前記センサケースは、報知光を投光する表示LEDを更に収納しており、
    前記表示LEDは、前記受光素子の視向角よりも広い視向角を有しており、
    前記表示LEDは、前記報知光の中心軸が前記受光窓よりも外側を通過するように且つ前記報知光の一部が前記受光窓を通過するように、配置されている
    ことを特徴とする吐水装置。
  7. 前記表示LEDの先端は、前記受光素子の先端よりも後側に配置されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の吐水装置。
  8. 前記表示LEDの先端は、前記受光素子の後端よりも前側に配置されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の吐水装置。
  9. 前記光電センサは、当該吐水装置のスパウト先端部の吐水側に設けられており、
    前記表示LEDは、前記投光素子と前記受光素子との間に配置されている
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の吐水装置。
  10. 前記光電センサは、当該吐水装置のスパウト中腹部の正面側に設けられており、
    前記受光素子と前記表示LEDと前記投光素子とが、上方側から当該順序で配置されている
    ことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載の吐水装置。
  11. 前記報知光は、前記検出光が投光されない時に、投光されるようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の吐水装置。
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