JP2021102541A - 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法 - Google Patents

六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021102541A
JP2021102541A JP2019234707A JP2019234707A JP2021102541A JP 2021102541 A JP2021102541 A JP 2021102541A JP 2019234707 A JP2019234707 A JP 2019234707A JP 2019234707 A JP2019234707 A JP 2019234707A JP 2021102541 A JP2021102541 A JP 2021102541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boron nitride
hexagonal boron
nitride powder
powder
producing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019234707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7372143B2 (ja
Inventor
隆貴 松井
Takaki Matsui
隆貴 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denka Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denka Co Ltd filed Critical Denka Co Ltd
Priority to JP2019234707A priority Critical patent/JP7372143B2/ja
Publication of JP2021102541A publication Critical patent/JP2021102541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7372143B2 publication Critical patent/JP7372143B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】触感に優れる化粧料の原料に適する六方晶窒化ホウ素粉末を提供する。【解決手段】内径90mm及び高さ120mmであるポリエチレンテレフタレート製の容器10に六方晶窒化ホウ素粉末30を10g収容し、ポリテトラフルオロエチレン製の4枚羽根を有する直径60mmの攪拌翼24を用いて、300rpmで5分間攪拌したときの帯電量の絶対値が0.8nc/g以上である、六方晶窒化ホウ素粉末30を提供する。【選択図】図1

Description

本開示は、六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法に関する。
窒化ホウ素は、潤滑性、高熱伝導性、及び絶縁性等を有しており、固体潤滑剤、離型剤、樹脂及びゴムの充填材、化粧料(化粧品ともいう)の原料、並びに耐熱性を有する絶縁性焼結体等、幅広い用途に利用されている。化粧料に配合される六方晶窒化ホウ素粉末の機能としては、化粧料への滑り性、伸び性、隠ぺい性の向上、及び、光沢性の付与等が挙げられる。特に、六方晶窒化ホウ素粉末は、同様の機能を有するタルク粉末及びマイカ粉末に比べて滑り性に優れているため、優れた滑り性が求められる化粧料に汎用されている。特許文献1では、滑り性を改善するために、せん断応力と加圧力の比を所定の数値範囲にすることが提案されている。
ところで、粉末には摩擦等の要因によって静電気が生じる場合がある。微粒体等の帯電量を測定する方法として、ファラデーケージの電圧を測定して、「帯電量=静電容量×電圧」の式によって帯電量を求める技術が知られている。特許文献2では、ファラデーケージを用いた粉粒体の帯電量の測定において、帯電量を高感度に測定することが可能な測定装置が提案されている。
特開2019−43792号公報 特開2010−210385号公報
六方晶窒化フッ素粉末は、粒子同士又は容器の内壁との摩擦に伴う静電気によって帯電し、凝集する場合がある。このように適度に凝集するとふわふわとした触感が得られ、化粧料の原料として好適であることが分かった。そこで、本開示では、触感に優れる六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法を提供する。また、本開示では、上述の六方晶窒化ホウ素粉末を用いることによって、触感に優れる化粧料及びその製造方法を提供する。
本開示の一側面に係る六方晶窒化ホウ素粉末は、内径90mm及び高さ120mmであるポリエチレンテレフタレート製の容器に六方晶窒化ホウ素粉末を10g収容し、ポリテトラフルオロエチレン製の4枚羽根を有する直径60mmの攪拌翼を用いて、300rpmで5分間攪拌したときの帯電量の絶対値が0.8nc/g以上である。このような六方晶窒化ホウ素粉末は、粒子同士の摩擦、及び収容容器の内壁との摩擦等の要因によって帯電して凝集し、ふわふわ感を有する。このため、十分に優れた触感を有する。このような六方晶窒化ホウ素粉末を化粧料の原料として用いれば、十分に触感に優れる化粧料を得ることができる。
上記六方晶窒化ホウ素粉末は、上記帯電量の絶対値が2nc/g未満であってよい。六方晶窒化ホウ素粉末の帯電量が大きくなり過ぎると化粧料の原料として用いたときに化粧料にざらざら感が生じる場合がある。これは、六方晶窒化ホウ素粉末が凝集し過ぎることによるものと考えられる。帯電量の絶対値が2nc/g未満であることによって、ざらざら感を十分に低減することができる。
上記六方晶窒化ホウ素粉末は、 JIS R 9301−2−2:1999に基づいて測定される安息角が40°以上、且つ60°未満であってよい。これによって、一層ふわふわとした触感を得ることが可能となり、化粧料の原料として一層好適となる。
上記六方晶窒化ホウ素粉末は、化粧料の原料用であってよい。上記六方晶窒化ホウ素粉末は、帯電して凝集するため、化粧料の原料として用いることによって、化粧料の触感を向上することができる。
本開示の一側面に係る六方晶窒化ホウ素粉末の製造方法は、ホウ素を含む化合物の粉末と窒素を含む化合物の粉末を含有する原料粉末を、不活性ガス、アンモニアガス又はこれらの混合ガスの雰囲気中、600〜1300℃で焼成して、六方晶窒化ホウ素を含む仮焼物を得る仮焼工程と、仮焼物と助剤とを含む混合粉末を、不活性ガス、アンモニアガス又はこれらの混合ガスの雰囲気中、1600〜1750℃の温度範囲への加熱と100℃以下の温度範囲への冷却を複数回繰り返し行って、結晶化度が1.1〜1.6である焼成物を得る焼成工程と、を有する。
上記製造方法は、焼成工程よりも低い温度で焼成する仮焼工程を有することによって、粒径が小さく結晶性の低い六方晶窒化ホウ素を形成することができる。焼成工程では、所定の雰囲気下、助剤を用いて1600〜1750℃への温度範囲への加熱と100℃以下の温度範囲への冷却を複数回行い、焼成物の結晶化度を1.1〜1.6としている。これによって、六方晶窒化ホウ素の結晶化を十分に進行させつつ、六方晶窒化ホウ素の一次粒子の表面における水酸基等の官能基が十分に維持された焼成物を得ることができる。このような焼成物を用いることによって、帯電し易い六方晶窒化ホウ素粉末を得ることができる。このような六方晶窒化ホウ素粉末は、静電気によって帯電して凝集するため、ふわふわ感を有する。このため、優れた触感を有する。このような六方晶窒化ホウ素粉末を化粧料の原料として用いれば、触感に優れる化粧料を得ることができる。
上記製造方法では、焼成工程で得られる焼成物を粉砕、洗浄及び乾燥し、内径90mm及び高さ120mmであるポリエチレンテレフタレート製の容器に六方晶窒化ホウ素粉末を10g収容し、ポリテトラフルオロエチレン製の4枚羽根を有する直径60mmの攪拌翼を用いて、300rpmで5分間攪拌したときの帯電量の絶対値が0.8nc/g以上である六方晶窒化ホウ素粉末を得てもよい。上記六方晶窒化ホウ素粉末は、帯電量の絶対値が大きいため、粒子同士又は容器の内壁との摩擦によって発生する静電気によって十分に帯電して凝集する。このような六方晶窒化ホウ素粉末を化粧料の原料として用いれば、十分に触感に優れる化粧料を得ることができる。
本開示の一側面に係る化粧料は、上述の六方晶窒化ホウ素粉末を含む。上述の六方晶窒化ホウ素粉末は、粒子同士の摩擦、及び収容容器の内壁との摩擦等によって発生する静電気によって十分に帯電して凝集し、ふわふわ感を有する。したがって、このような六方晶窒化ホウ素粉末を含む化粧料は、十分に優れた触感を有する。
本開示の一側面に係る化粧料の製造方法は、上述のいずれかの製造方法で得られる六方晶窒化ホウ素粉末を原料として用いて化粧料を製造する。上述の製造方法で得られる六方晶窒化ホウ素粉末は、粒子同士の摩擦、及び収容容器の内壁との摩擦等によって発生する静電気によって帯電して凝集し、ふわふわ感を有する。したがって、このような六方晶窒化ホウ素粉末を含む化粧料は優れた触感を有する。
本開示によれば、触感に優れる六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法を提供することができる。また、本開示では、上述の六方晶窒化ホウ素粉末を用いることによって、触感に優れる化粧料及びその製造方法を提供することができる。
図1は、六方晶窒化ホウ素粉末の攪拌条件を説明する図である。 図2は、六方晶窒化ホウ素粉末の攪拌に用いる攪拌翼の下面図である。
以下、本開示の実施形態を説明する。ただし、以下の実施形態は、本開示を説明するための例示であり、本開示を以下の内容に限定する趣旨ではない。
本実施形態の六方晶窒化ホウ素粉末は、図1に示す攪拌装置を用いて、300rpmで5分間攪拌したときの帯電量の絶対値が0.8nc/g以上である。これによって、粒子同士又は容器の内壁との摩擦によって発生する静電気で帯電し凝集する。したがって、ふわふわ感を有する。同様の観点から、上記帯電量の絶対値は、0.9nc/g以上であってよく、1.0nc/g以上であってもよい。
上記帯電量は、六方晶窒化ホウ素粉末の過度な凝集を抑制し、化粧料の原料として用いたときにざらざら感が生じることを抑制する観点から、2nc/g未満であってよく、1.5nc/g未満であってもよい。
図1の攪拌装置100は、円筒部とその一端側を覆う底部とを有する有底円筒状のポリエチレンテレフタレート(PET)製の容器10と、シャフト22及びその先端に取り付けられた攪拌翼24を有する攪拌機20と、シャフト22の上端側に回転モータ(不図示)と、を備える。回転モータは、例えばスリーワンモータであってよい。容器10の内径Dは90mmであり、高さHは120mmである。容器10の底部に10gの六方晶窒化ホウ素粉末30が収容され層状に堆積している。攪拌機20の一部は、シャフト22の長手方向が円筒部の中心軸方向に沿うようにして容器10の内部に挿入されている。攪拌翼24の下端と容器10の底面との間隔hは5mmである。
図2は、攪拌翼24の下面図である。シャフトの下端に取り付けられた攪拌翼24は、容器10の円筒部に向かって放射状に拡がるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)製の4つの羽根26(4枚羽根)を有する。攪拌翼24の直径dは、60mmである。したがって、4つの羽根26の各先端と容器10との間隔は15mmである。
図1に示すように、攪拌翼24を六方晶窒化ホウ素粉末30内に配置した状態で攪拌機20を起動し、300rpmの回転数で5分間攪拌する。攪拌後、帯電量を、ファラデーケージを備える市販の粉体摩擦帯電量測定装置を用いて測定する。そのような測定装置としては、例えば、株式会社ナノシーズ製のNS−K100(製品名)が挙げられる。帯電量の正負及び大きさは、六方晶窒化ホウ素粉末の表面状態に依存すると考えられる。例えば、水酸基等の官能基が多くなると、帯電し易くなると考えられる。帯電量は、六方晶窒化ホウ素粉末を製造する際の焼成条件を変えることによって調整することができる。
JIS R 9301−2−2:1999に基づいて測定される、六方晶窒化ホウ素粉末の安息角は40°以上、且つ60°未満であってよい。このような安息角を有する六方晶窒化ホウ素粉末は、粒子同士が適度に付着することから、一層ふわふわとした触感を得ることが可能となり、化粧料の原料として一層好適となる。
本実施形態に係る六方晶窒化ホウ素は、凝集し易いため、ふわふわ感を有する。このため、化粧品の原料として好適に用いることができる。六方晶窒化ホウ素粉末を含む化粧料は、触感に優れる。すなわち、本開示は、六方晶窒化ホウ素を化粧料の原料として使用する使用方法も提供することができる。
一実施形態に係る化粧料は、上述の六方晶窒化ホウ素粉末を含有する。この六方晶窒化ホウ素粉末は、静電気で帯電して凝集し、ふわふわ感を有する。このため、六方晶窒化ホウ素粉末を含む化粧料は触感に優れる。
化粧料としては、例えば、ファンデーション(パウダーファンデーション、リキッドファンデーション、クリームファンデーション)、フェイスパウダー、ポイントメイク、アイシャドー、アイライナー、マニュキュア、口紅、頬紅、及びマスカラ等が挙げられる。これらのうち、ファンデーション及びアイシャドーには、六方晶窒化ホウ素粉末が特に良く適合する。化粧料における六方晶窒化ホウ素粉末の含有量は、例えば0.1〜70質量%である。化粧料は公知の方法によって製造することができる。化粧料の製造方法は、例えば、六方晶窒化ホウ素粉末と他の原料とを配合して混合する工程を有する。
一実施形態に係る六方晶窒化ホウ素粉末の製造方法は、ホウ素を含む化合物の粉末と窒素を含む化合物の粉末を含有する原料粉末を、不活性ガス雰囲気中、アンモニアガス雰囲気中、又はこれらの混合ガス雰囲気中、600〜1300℃で焼成して、低結晶性の六方晶窒化ホウ素、及び非晶質の六方晶窒化ホウ素からなる群より選ばれる少なくとも一方を含む仮焼物を得る仮焼工程と、仮焼物と助剤とを含む混合粉末を、不活性ガス及び/又はアンモニアガスの雰囲気中、1600〜1750℃の温度範囲(温度範囲1)への加熱と100℃以下の温度範囲への冷却(温度範囲2)を複数回繰り返して行って、結晶化度が1.1〜1.5である焼成物を得る焼成工程と、焼成物を粉砕、洗浄、及び乾燥し、乾燥粉末を得る精製工程と、を有する。
ホウ素を含む化合物としては、ホウ酸、酸化ホウ素及びホウ砂等が挙げられる。窒素を含む化合物としては、シアンジアミド、メラミン、及び尿素が挙げられる。ホウ素を含む化合物の粉末と窒素を含む化合物の粉末を含有する原料粉末におけるホウ素原子と窒素原子のモル比は、ホウ素原子:窒素原子=2:8〜8:2であってよく、3:7〜7:3であってもよい。原料粉末は、上記化合物以外の成分を含んでもよい。例えば、助剤として炭酸リチウム及び炭酸ナトリウムなどの炭酸塩を含んでよい。また、炭素等の還元性物質を含んでよい。
上述の成分を含有する原料粉末を、例えば電気炉を用いて、窒素ガス、ヘリウムガス、又はアルゴンガス等の不活性雰囲気中、アンモニア雰囲気中、或いはこれらを混合した混合ガス雰囲気中で仮焼する。仮焼温度は、600〜1300℃であってよく、800〜1200℃であってよく、900〜1100℃であってもよい。仮焼時間は、例えば0.5〜5時間であってよく、1〜4時間であってもよい。
仮焼によって得られる仮焼物は、低結晶性の六方晶窒化ホウ素、及び非晶質の六方晶窒化ホウ素からなる群より選ばれる少なくとも一方を含む。仮焼工程は、後述の焼成工程よりも低温で窒化ホウ素の反応を進行させる。このため、粒成長を抑制し、最終的に得られる窒化ホウ素粉末の粒径を小さくすることができる。また、六方晶窒化ホウ素粉末の比表面積を大きくすることができる。
次に、得られた仮焼物と助剤とを配合して混合し、混合粉末を得る。助剤としては、ホウ酸ナトリウム等のホウ酸塩、並びに、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム及び炭酸リチウム等の炭酸塩が挙げられる。六方晶窒化ホウ素を含む仮焼物100質量部に対する、助剤の配合量は2〜20質量部であってよく、2〜8質量部であってもよい。このような混合粉末を、例えば電気炉中、窒素ガス、ヘリウムガス、又はアルゴンガス等の不活性雰囲気中、アンモニア雰囲気中、或いはこれらを含む混合ガス雰囲気中で焼成する。
焼成工程では、助剤の存在下、窒化ホウ素の生成及び結晶化が進行する。これによって、仮焼物に含まれる窒化ホウ素の結晶性を高めることができる。温度範囲1は、1600〜1750℃であり、1650〜1700℃であってもよい。温度範囲2は、0〜100℃であってよく、30〜100℃であってもよい。温度範囲1への加熱と温度範囲2への冷却を例えば複数回行い、黒鉛化指数(GI)が1.1〜1.6の焼成物を得る。このような焼成物では六方晶窒化ホウ素の結晶化が十分に進行している。また、加熱と冷却を繰り返し行っていることから、六方晶窒化ホウ素の一次粒子の表面において極性を有する水酸基等の官能基を十分に維持することができる。これによって、静電気で帯電し易い六方晶窒化ホウ素粉末を得ることができる。黒鉛化指数は、1.1〜1.5であってよく、1.2〜1.4であってよい。
温度範囲1への加熱と温度範囲2への冷却を繰り返す回数は2回以上であってもよいし、2回〜5回であってもよい。温度範囲1への加熱と温度範囲2への冷却を1サイクルとしたとき、1サイクルに所要する時間は、2〜6時間であってもよい。
温度範囲1が低くなり過ぎると、結晶化が十分に進行せず、黒鉛化指数(GI)が1.1〜1.6の焼成物が得られ難くなる。このため、六方晶窒化ホウ素粉末の本来の性能が損なわれる場合がある。一方、温度範囲1が高くなり過ぎると、六方晶窒化ホウ素の一次粒子の表面において極性を有する水酸基等の官能基が消失し、帯電し難くなる。繰り返し数(サイクル数)が多くなり過ぎたときも同様の傾向にある。
黒鉛化指数(GI)は、粉末X線回折法を利用し、黒鉛と同様の方法で、その黒鉛化指数を算出することができる。即ち、黒鉛化指数は、X線回折スペクトルの(100)面に由来するピークの面積S、(101)面に由来するピークの面積S、及び(102)面に由来するピークの面積Sの各値を、(式1)に代入することによって算出することができることが知られている(J.Thomas,et.al,J.Am.Chem.Soc.84,4619(1962))。これを六方晶窒化ホウ素に適用したものである。
黒鉛化指数=(S+S)/S (1)
式(1)におけるSは、六方晶窒化ホウ素の(100)面のX線回折スペクトルに相当するピークの面積(積分強度比)であり、具体的には2θ=40度以上且つ42.5度以下のピークの面積である。同様にSは六方晶窒化ホウ素の(101)面のX線回折スペクトルに相当するピークの面積(積分強度比)であり、具体的には2θ=43度以上且つ45度以下のピークの面積である。Sは六方晶窒化ホウ素の(102)面のX線回折スペクトルに相当するピークの面積(積分強度比)であり、具体的には2θ=48度以上且つ52度以下のピークの面積である。なお、各ピークの面積を求めるにあたり、2θ=38度と54度における高さを直線で結んでベースラインを作成し、このベースラインを基準として各ピーク面積が算出される。
黒鉛化指数は六方晶窒化ホウ素の結晶性の指標となり、高結晶性でかつ粒子が十分に成長した場合には、粒子が配向しやすくなるため、六方晶窒化ホウ素粉末の黒鉛化指数は小さくなる傾向がある。
焼成工程で得られた焼成物は、凝集物を維持できるのであれば通常の粉砕装置で粉砕してよい。粉砕した粉砕粉の中には、六方晶窒化ホウ素以外に不純物が含まれる場合がある。不純物としては、残存する助剤、及び水溶性ホウ素化合物等が挙げられる。精製工程では、このような不純物を、洗浄によって低減する。洗浄後、固液分離して乾燥し、乾燥粉末を得る。洗浄に用いる洗浄液としては、水、酸性物質を含む水溶液、有機溶媒、有機溶媒と水との混合液等が挙げられる。不純物の二次的な混入を避ける観点から、電気伝導度が1mS/m以下の水を使用してよい。酸性物質としては、例えば塩酸、硝酸等の無機酸が挙げられる。有機溶媒としては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロピルアルコール及びアセトン等の水溶性の有機溶媒が挙げられる。洗浄方法に特に制限はなく、例えば、粉砕粉を洗浄液中に浸漬し攪拌して洗浄してよく、粉砕粉に洗浄液をスプレーして洗浄してもよい。
洗浄終了後、デカンテーション、吸引ろ過機、加圧ろ過機、回転式ろ過機、沈降分離機又はこれらを組み合わせた装置を用いて洗浄液を固液分離してよい。分離した固形分を通常の乾燥機で乾燥して乾燥粉末を得てもよい。乾燥機は、例えば、棚式乾燥機、流動層乾燥機、噴霧乾燥機、回転型乾燥機、ベルト式乾燥機、及びこれらの組み合わせが挙げられる。乾燥後に、粗大粒子を除去するために、例えば篩による分級を行ってもよい。
このようにして、上述の六方晶窒化ホウ素粉末を得ることができる。ただし、精製工程を行うことは必ずしも必須ではない。上記製造方法で得られる六方晶窒化ホウ素粉末は、図1及び図2に示す攪拌装置を用いて、300rpmで5分間攪拌したときの帯電量の絶対値が0.8nc/g以上である。上記帯電量の絶対値は、0.9nc/g以上であってよく、1.0nc/g以上であってもよい。上記帯電量は、過度な凝集を抑制する観点から、2nc/g未満であってよく、1.5nc/g未満であってもよい。
上述の六方晶窒化ホウ素粉末の実施形態に係る説明は、六方晶窒化ホウ素粉末の製造方法の実施形態に係る説明にも適用することができる。六方晶窒化ホウ素粉末の製造方法は、上述の実施形態に限定されない。例えば、焼成工程の後に、超音波振動を与えるホモジナイザー等を用いて、六方晶窒化ホウ素粉末を解砕する解砕工程を行ってもよい。
以上、本開示の幾つかの実施形態について説明したが、本開示は上記実施形態に何ら限定されるものではない。
実施例及び比較例を参照して本開示の内容をより詳細に説明するが、本開示は下記の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
[六方晶窒化ホウ素粉末の調製]
<仮焼工程>
ホウ酸粉末(純度99.8質量%以上、関東化学株式会社製)100.0g、及びメラミン粉末(純度99.0質量%以上、富士フィルム和光純薬株式会社製)90.0gを、アルミナ製乳鉢を用いて10分間混合し混合原料を得た。乾燥後の混合原料を、六方晶窒化ホウ素製の容器に入れ、電気炉内に配置した。電気炉内に窒素ガスを流通させながら、10℃/分の速度で室温から1000℃に昇温した。1000℃で2時間保持した後、加熱を止めて自然冷却した。温度が100℃以下になった時点で電気炉を開放した。このようにして、低結晶性の六方晶窒化ホウ素を含む仮焼物を得た。
<焼成工程>
仮焼物100.0gに、炭酸ナトリウム(純度99.5質量%以上)を3.0g添加し、アルミナ製乳鉢を用いて10分間混合した。混合物を、上述の電気炉内に配置した。電気炉内に窒素ガスを流通させながら、室温から1700℃に昇温した。1700℃で4時間保持した後、加熱を止めて25℃まで自然冷却した。その後、1700℃に再び昇温し、1700℃で4時間保持した後、加熱を止めて25℃まで自然冷却した。得られた焼成物を回収し、アルミナ製乳鉢で3分間粉砕して、六方晶窒化ホウ素の粗粉を得た。
<黒鉛化指数の測定>
得られた粗粉のX線回折測定を行い、上記式(1)によって黒鉛化指数(GI)を算出した。黒鉛化指数は表1に示すとおりであった。
<精製工程>
六方晶窒化ホウ素の粗粉中に含まれる不純物を除くため、希硝酸500g(硝酸濃度:5質量%)に、粗粉を30g投入し、室温で60分間攪拌した。攪拌後、吸引ろ過によって固液分離し、ろ液が中性になるまで水(電気伝導度1mS/m)を入れ替えて洗浄した。洗浄後、乾燥機を用いて120℃で24時間乾燥して乾燥粉末を得た。これを実施例1の六方晶窒化ホウ素粉末とした。
[六方晶窒化ホウ素粉末の評価]
<帯電減衰性の評価>
実施例1で作製した六方晶窒化ホウ素粉末の帯電量を、粉体摩擦帯電量測定装置(株式会社ナノシーズ製、製品名:NS−K100)を用いて測定した。具体的には、内径90mm、及び、高さ120mmのPET製の容器に10gの六方晶窒化ホウ素粉末を入れた。六方晶窒化ホウ素粉末の層の内部にPEFE製の攪拌羽根を配置し、図1に示す状態とした(h=5mm)。そして、300rpmの回転数で5分間攪拌した。攪拌機としては、HEDON スリーワンモータの汎用攪拌機を用いた。この攪拌機のシャフトに、ポリテトラフルオロエチレン製の4枚羽根を有する1段の攪拌翼((株)サンプラテック製の「PTFE4枚羽根スクリュー攪拌棒」、型番:23707、ロッド径:9.5mm、長さ:650mm、回転羽根径(直径d):60mm)を取り付けて攪拌した。攪拌直後の六方晶窒化ホウ素粉末の帯電量を上述の粉体摩擦帯電量測定装置を用いて測定した。帯電量の測定結果は表1のとおりであった。
<触感の評価>
実施例1で作製した六方晶窒化ホウ素粉末の安息角を、JIS R 9301−2−2:1999に基づいて測定した。その結果は表1に示すとおりであった。安息角が大きすぎると粒子同士の付着が強すぎて伸びづらい触感になる。安息角が62°である実施例3は、実施例1や実施例2ほどのふわふわ感は無いが、「やや付着が強い」程度であり、良好な触感を有していた。一方、安息角が小さすぎると粒子同士の付着が弱く「さらさら」の触感であった。中間の安息角であれば、粒子同士が適度に付着して「ふわふわ」の触感であった。表1には、表2の評価基準に基づく触感の評価結果を示した。
(実施例2)
実施例1と同様にして仮焼物を得た。次に以下の焼成工程を行った。仮焼物100.0gに、炭酸ナトリウム(純度99.5質量%以上)を3.0g添加し、アルミナ製乳鉢を用いて10分間混合した。混合物を、上述の電気炉内に配置した。電気炉内に窒素ガスを流通させながら、室温から1700℃に昇温した。1700℃の加熱温度で6時間保持した後、加熱を止めて室温まで自然冷却した。その後、1700℃に再び昇温し、1700℃で6時間保持した後、加熱を止めて25℃まで自然冷却した。得られた焼成物を回収し、アルミナ製乳鉢で3分間粉砕して、六方晶窒化ホウ素の粗粉を得た。その後、実施例1と同様にして、黒鉛化指数の測定、精製工程及び六方晶窒化ホウ素粉末の評価を行った。評価結果は表1に示すとおりであった。
(実施例3)
実施例1と同様にして仮焼物を得た。次に以下の焼成工程を行った。仮焼物100.0gに、炭酸ナトリウム(純度99.5質量%以上)を3.0g添加し、アルミナ製乳鉢を用いて10分間混合した。混合物を、上述の電気炉内に配置した。電気炉内に窒素ガスを流通させながら、室温から1700℃に昇温した。1700℃の加熱温度で2時間保持した後、加熱を止めて室温まで自然冷却した。その後、再び、室温から1700℃に昇温した。1700℃で2時間保持した後、加熱を止めて室温まで自然冷却した。その後、実施例1と同様にして、黒鉛化指数の測定、精製工程及び六方晶窒化ホウ素粉末の評価を行った。評価結果は表1に示すとおりであった。
(比較例1)
焼成工程における加熱温度を2000℃にしたこと以外は、実施例3と同様にして六方晶窒化ホウ素粉末を調製した。そして、実施例1と同様にして、六方晶窒化ホウ素粉末の評価を行った。評価結果は表1に示すとおりであった。
Figure 2021102541
Figure 2021102541
実施例1,2,3の六方晶窒化ホウ素粉末は、帯電量の絶対値が0.8nc/g以上であった。外観を観察すると、実施例1,2,3は、凝集ダマを形成しているのに対し、比較例1では、凝集ダマが実施例1,2,3よりも明らかに少なかった。実施例1,2は、比較例1よりも、非常に優れた触感を有していた。実施例3は実施例1及び2と比較すると、やや付着が強いものの、比較例1よりも優れた触感を有していた。
本開示によれば、触感に優れる化粧料の原料に適する六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法を提供することができる。また、本開示では、上述の六方晶窒化ホウ素粉末を用いることによって、触感に優れる化粧料及びその製造方法を提供することができる。
10…容器、20…攪拌機、22…シャフト、24…攪拌翼、26…羽根、30…六方晶窒化ホウ素粉末。

Claims (9)

  1. 内径90mm及び高さ120mmであるポリエチレンテレフタレート製の容器に六方晶窒化ホウ素粉末を10g収容し、ポリテトラフルオロエチレン製の4枚羽根を有する直径60mmの攪拌翼を用いて、300rpmで5分間攪拌したときの帯電量の絶対値が0.8nc/g以上である、六方晶窒化ホウ素粉末。
  2. 前記帯電量の絶対値が2nc/g未満である、請求項1に記載の六方晶窒化ホウ素粉末。
  3. JIS R 9301−2−2:1999に基づいて測定される安息角が40°以上、且つ60°未満である、請求項1又は2に記載の六方晶窒化ホウ素粉末。
  4. 化粧料の原料用である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の六方晶窒化ホウ素粉末。
  5. ホウ素を含む化合物の粉末と窒素を含む化合物の粉末を含有する原料粉末を、不活性ガス、アンモニアガス又はこれらの混合ガスの雰囲気中、600〜1300℃で焼成して、六方晶窒化ホウ素を含む仮焼物を得る仮焼工程と、
    前記仮焼物と助剤とを含む混合粉末を、不活性ガス、アンモニアガス又はこれらの混合ガスの雰囲気中、1600〜1750℃の温度範囲への加熱と100℃以下の温度範囲への冷却を複数回繰り返して行って、黒鉛化指数が1.1〜1.6である焼成物を得る焼成工程と、を有する、六方晶窒化ホウ素粉末の製造方法。
  6. 前記焼成工程で得られる焼成物を粉砕、洗浄及び乾燥し、内径90mm及び高さ120mmであるポリエチレンテレフタレート製の容器に六方晶窒化ホウ素粉末を10g収容し、ポリテトラフルオロエチレン製の4枚羽根を有する直径60mmの攪拌翼を用いて、300rpmで5分間攪拌したときの帯電量の絶対値が0.8nc/g以上である六方晶窒化ホウ素粉末を得る、請求項5に記載の六方晶窒化ホウ素粉末の製造方法。
  7. 前記帯電量の絶対値が2nc/g未満である、請求項6に記載の六方晶窒化ホウ素粉末の製造方法。
  8. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の六方晶窒化ホウ素粉末を含む化粧料。
  9. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の製造方法で得られる六方晶窒化ホウ素粉末を原料として用いて化粧料を製造する、化粧料の製造方法。
JP2019234707A 2019-12-25 2019-12-25 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法 Active JP7372143B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019234707A JP7372143B2 (ja) 2019-12-25 2019-12-25 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019234707A JP7372143B2 (ja) 2019-12-25 2019-12-25 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021102541A true JP2021102541A (ja) 2021-07-15
JP7372143B2 JP7372143B2 (ja) 2023-10-31

Family

ID=76754845

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019234707A Active JP7372143B2 (ja) 2019-12-25 2019-12-25 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7372143B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076956A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Mitsui Chemicals Inc 窒化ホウ素粉末の評価方法
JP2015107889A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 株式会社カネカ 分散性が改良された窒化ホウ素及びそれを用いた樹脂組成物
JP2015529611A (ja) * 2012-08-03 2015-10-08 燕山大学 超高硬度ナノ双晶窒化ホウ素バルク材料及びその合成方法
JP2017210383A (ja) * 2016-05-23 2017-11-30 株式会社栗本鐵工所 窒化ホウ素顆粒体の製造方法
JP2018165241A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 デンカ株式会社 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、及び化粧料

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010076956A (ja) * 2008-09-24 2010-04-08 Mitsui Chemicals Inc 窒化ホウ素粉末の評価方法
JP2015529611A (ja) * 2012-08-03 2015-10-08 燕山大学 超高硬度ナノ双晶窒化ホウ素バルク材料及びその合成方法
JP2015107889A (ja) * 2013-12-04 2015-06-11 株式会社カネカ 分散性が改良された窒化ホウ素及びそれを用いた樹脂組成物
JP2017210383A (ja) * 2016-05-23 2017-11-30 株式会社栗本鐵工所 窒化ホウ素顆粒体の製造方法
JP2018165241A (ja) * 2017-03-28 2018-10-25 デンカ株式会社 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、及び化粧料

Also Published As

Publication number Publication date
JP7372143B2 (ja) 2023-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6734239B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及び化粧料
JP6745293B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末、その製造方法、及び化粧料
JP6231915B2 (ja) 表面処理した無機化合物及びその製造方法並びにその用途
CN107922743B (zh) 导热性树脂组合物
JP7372142B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法
JPWO2018101241A1 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法
JP6979034B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法
JP2922096B2 (ja) 六方晶窒化硼素粉末の製造方法
US20110081548A1 (en) Zinc oxide particle, method for producing it, exoergic filler, exoergic resin composition, exoergic grease and exoergic coating composition
WO2019172440A1 (ja) 窒化ホウ素粉末、窒化ホウ素粉末の製造方法、及び化粧料
JPH08188407A (ja) フィラー材
JP7431577B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法
JP7429532B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法
WO2022264335A1 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法
JP7372140B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法
EP2565160B1 (en) Filler particles, resin composition, grease, and coating composition
JP7372143B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法
JP2021102536A (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、化粧料、並びに品質評価方法
JP2021116205A (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに、化粧料及びその製造方法
WO2022264326A1 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法
EP3978568A1 (en) Nanodiamond dispersion composition
WO2022264325A1 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法
JP7372141B2 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、並びに化粧料及びその製造方法
JP5552883B2 (ja) 低導電性酸化亜鉛粒子、放熱性フィラー、放熱性樹脂組成物、放熱性グリース、放熱性塗料組成物及び低導電性酸化亜鉛粒子の製造方法
WO2022264324A1 (ja) 六方晶窒化ホウ素粉末及びその製造方法、化粧料及びその製造方法、並びに品質評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220712

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230523

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230710

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230919

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231019

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7372143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150