JP2021100062A - レーザ装置 - Google Patents

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Mitsuki Hishida
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Abstract

【課題】半導体レーザ素子で生じる熱を効率良く放熱できるようにする。【解決手段】半導体レーザ素子40の正電極41及び負電極42は、第1ブロック10及び第2ブロック20にそれぞれ接続される。第2ブロック20には、複数のフィン部50が設けられる。複数のフィン部50は、板状に形成されて厚み方向に間隔をあけて配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、レーザ装置に関するものである。
特許文献1には、第1の電極ブロックと、サブマウントと、絶縁層と、半導体レーザ素子と、バンプと、第2の電極ブロックとが積層された半導体レーザ装置が開示されている。
半導体レーザ素子は、正電極から負電極に向かって電流が流れると、発光面からレーザ光が出力される。電極ブロックは、主に銅で構成されており、半導体レーザ素子で生じた熱が電極ブロックから放熱される。
国際公開2016/103536号
ところで、半導体レーザ素子が高温になると、レーザ出力の低下などの性能劣化が起こるおそれがある。そのため、半導体レーザ素子で生じた熱を効率良く放熱して、半導体レーザ素子の性能をより安定化させたいという要望がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、半導体レーザ素子で生じる熱を効率良く放熱できるようにすることにある。
本発明は、レーザ光を出射する半導体レーザ素子を備えたレーザ装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記半導体レーザ素子の第1電極に電気的に接続された第1ブロックと、
前記半導体レーザ素子における前記第1電極とは反対側の第2電極に電気的に接続された第2ブロックとを備え、
前記第1ブロック及び前記第2ブロックの少なくとも一方には、板状に形成され且つ厚み方向に間隔をあけて配置された複数のフィン部が設けられている。
第1の発明では、半導体レーザ素子の第1電極及び第2電極は、第1ブロック及び第2ブロックにそれぞれ接続される。第1ブロック及び第2ブロックの少なくとも一方には、複数のフィン部が設けられる。複数のフィン部は、板状に形成されて厚み方向に間隔をあけて配置される。
このように、第1ブロック及び第2ブロックの少なくとも一方に複数のフィン部を設けることで、ブロックの表面積を増やすことができる。これにより、半導体レーザ素子で生じる熱を、ブロックの複数のフィン部から効率良く放熱させることができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記複数のフィン部のうち少なくとも一部は、前記第2ブロックにおける前記半導体レーザ素子に対向する面の反対側から立設している。
第2の発明では、第2ブロックにおける半導体レーザ素子に対向する面の反対側から複数のフィン部を立設させている。
このように、発熱源である半導体レーザ素子の近くにフィン部を配置することで、半導体レーザ素子で生じる熱を効率良く放熱させることができる。
第3の発明は、第2の発明において、
前記複数のフィン部は、前記半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の出射方向に沿って延び、
前記複数のフィン部のうち、該フィン部の並び方向の略中央位置に配置された該フィン部の高さは、該並び方向の外側に配置された該フィン部の高さよりも高い。
第3の発明では、並び方向の略中央位置に配置されたフィン部の高さを、外側に配置されたフィン部よりも高くしている。
具体的に、半導体レーザ素子では、レーザ光の出射方向から見て中央位置に熱がこもり易くなっている。そこで、半導体レーザ素子の中央位置に対応したフィン部の高さを高くして、フィン部の表面積を大きくすることで、効率良く放熱させることができる。
第4の発明は、第1又は第2の発明において、
前記複数のフィン部は、第1フィン部と、該第1フィン部よりも高さの低い第2フィン部とを有し、
前記第1フィン部と前記第2フィン部とは、交互に配置されている。
第4の発明では、第1フィン部と、第1フィン部よりも高さの低い第2フィン部とが交互に配置される。
これにより、隣接する第1フィン部の先端部同士の間隔を大きくして、第1フィン部の間に熱がこもるのを抑えることができる。
第5の発明は、第1乃至第4の発明のうち何れか1つにおいて、
前記複数のフィン部のうち少なくとも一部は、前記半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の出射方向に沿って張り出している。
第5の発明では、半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の出射方向に沿って複数のフィン部を張り出させる。
これにより、複数のフィン部を、例えば、ブロックの厚み方向に間隔をあけてスリット状に切削することで、フィン部の表面積を確保しつつ、フィン部の枚数を削減して加工工数を減らすことができる。
第6の発明は、第1乃至第5の発明のうち何れか1つにおいて、
前記複数のフィン部のうち少なくとも一部は、前記第1ブロック又は前記第2ブロックに対して電気的に絶縁された状態で接続されるとともに、前記半導体レーザ素子に対向する面の反対側から立設している。
第6の発明では、複数のフィン部を、第1ブロック又は第2ブロックに対して電気的に絶縁させている。そして、半導体レーザ素子に対向する面の反対側から複数のフィン部を立設させている。
このように、第1ブロック又は第2ブロックとフィン部との絶縁性を確保することで、フィン部を冷却する冷却媒体として、空気ではなく水を使用することができる。そして、フィン部を水冷によって直接冷却することで、半導体レーザ素子の冷却効果を高めることができる。
本発明によれば、半導体レーザ素子で生じる熱を効率良く放熱することができる。
本実施形態1に係るレーザ装置の構成を示す斜視図である。 レーザ装置の構成を示す平面図である。 図2のA−A矢視断面図である。 本実施形態2に係るレーザ装置の構成を示す正面断面図である。 本実施形態3に係るレーザ装置の構成を示す正面断面図である。 本実施形態4に係るレーザ装置の構成を示す正面断面図である。 本実施形態5に係るレーザ装置の構成を示す平面図である。 本実施形態6に係るレーザ装置の構成を示す平面図である。 レーザ装置の構成を示す側面図である。 本実施形態7に係るレーザ装置の構成を示す正面断面図である。 その他の実施形態に係るレーザ装置の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
図1〜図3に示すように、レーザ装置1は、第1ブロック10と、第2ブロック20と、絶縁層30と、半導体レーザ素子40と、バンプ45とを有する。
第1ブロック10は、導電性を有する。第1ブロック10は、主に銅(Cu)で構成されている。第1ブロック10では、銅製のブロックに対して、ニッケル(Ni)と金(Au)とが順番にメッキされている。
第1ブロック10の上面におけるレーザ光の出射方向5(図1に矢印線で示す方向)の側の端部には、凹部11が設けられている。凹部11内には、半導体レーザ素子40が設けられている。半導体レーザ素子40から出射方向5にレーザ光が照射される構成である。
第1ブロック10には、第1ネジ孔12と、第2ネジ孔13と、第1端子孔14とが設けられている。第1ネジ孔12及び第2ネジ孔13には、雌ネジが形成されている。第1ネジ孔12は、レーザ光の出射方向5と直交する方向に間隔をあけて2つ設けられている。2つの第1ネジ孔12の間には、凹部11が設けられている。
第2ネジ孔13は、レーザ光の出射方向5と直交する方向に間隔をあけて2つ設けられている。第2ネジ孔13は、第1ネジ孔12に対してレーザ光の出射方向5とは反対側に設けられている。
第1端子孔14は、第1ブロック10におけるレーザ光の出射方向5とは反対側の端部に設けられている。つまり、第1端子孔14は、第1ブロック10における凹部11とは反対側の端部側に設けられている。第1端子孔14は、ネジ孔で構成されている。第1端子孔14には、電源用の接続端子が接続される。
絶縁層30は、絶縁性を有する。絶縁層30は、ポリイミドやセラミックなどで構成されている。絶縁層30は、第1ブロック10の上面において凹部11の周りを囲むように配置されている。
半導体レーザ素子40は、下面が正電極41(第1電極)であり、上面が負電極42(第2電極)である。半導体レーザ素子40は、正電極41から負電極42に向かって電流が流れると、発光面(図2で下面)からレーザ光が出力される。
半導体レーザ素子40は、凹部11内に配置されている。半導体レーザ素子40の発光面は、第1ブロック10の凹部11の側面と一致している。半導体レーザ素子40の正電極41は、第1ブロック10と電気的に接続されている。第1ブロック10は、半導体レーザ素子40の正電極41と電気的に接続する電極ブロックとしての機能を有する。
バンプ45は、導電性を有する。バンプ45は、主に金(Au)で構成されている。バンプ45は、半導体レーザ素子40の負電極42上に複数設けられている。
バンプ45は、溶融によって先端が球状になった金ワイヤを負電極42に接触させ、超音波を与えることで負電極42に接合されている。バンプ45は、半導体レーザ素子40の負電極42と電気的に接続されている。
第2ブロック20は、導電性を有する。第2ブロック20は、主に銅(Cu)で構成されている。第2ブロック20では、銅製のブロックに対して、ニッケル(Ni)と金(Au)とが順番にメッキされている。
第2ブロック20は、半導体レーザ素子40及び絶縁層30の上に設けられている。第2ブロック20は、バンプ45を介して半導体レーザ素子40と電気的に接続されている。第2ブロック20は、半導体レーザ素子40の負電極42と電気的に接続する電極ブロックとしての機能を有する。
第2ブロック20は、第2ブロック20の下面であって、半導体レーザ素子40に向かい合う領域以外の領域において、絶縁層30と接着されている。
第2ブロック20には、第1貫通孔22と、第2貫通孔23と、第2端子孔24とが設けられている。第1貫通孔22は、第1ブロック10の第1ネジ孔12に対応した位置に設けられている。第1貫通孔22は、第1ブロック10と第2ブロック20とを締結する導電性ネジ35の頭部が入り込めるようにザグリ孔で形成されている。
第2貫通孔23は、第1ブロック10の第2ネジ孔13に対応した位置に設けられている。
第2端子孔24は、第2ブロック20の中央部に設けられている。第2端子孔24には、電源用の接続端子が接続される。
なお、凹部11の深さ(高さ)は、半導体レーザ素子40、バンプ45、及び絶縁層30のそれぞれの厚さを考慮して設定される。
第1ブロック10と第2ブロック20とは、導電性ネジ35によって締結されている。導電性ネジ35は、第2ブロック20の第1貫通孔22と、第1ブロック10の第1ネジ孔12とに差し込まれる。
導電性ネジ35と第2ブロック20との間には、絶縁部材36が設けられている。これにより、第1ブロック10と第2ブロック20とが、電気的に接続されないようにしている。これにより、第1ブロック10と第2ブロック20とを、互いに電気的に絶縁された状態で締結することができる。
また、第1ブロック10と第2ブロック20とは、図示しない絶縁性ネジによって、互いに電気的に絶縁された状態で締結されている。絶縁性ネジは、第2ブロック20の第2貫通孔23と、第1ブロック10の第2ネジ孔13とに差し込まれる。
なお、絶縁性ネジの代わりに、導電性ネジ35と絶縁部材36を用いても構わない。また、導電性ネジ35と絶縁部材36の代わりに絶縁性ネジを用いても構わない。
このような構成のレーザ装置1では、半導体レーザ素子40の正電極41から負電極42に向かって電流が流れると、半導体レーザ素子40の側面の発光面からレーザ光の出射方向5にレーザ光が出力される。このとき、半導体レーザ素子40で生じた熱は、第1ブロック10及び第2ブロック20へ伝わる。
ところで、半導体レーザ素子40が高温になると、レーザ出力の低下などの性能劣化が起こるおそれがある。そのため、半導体レーザ素子40で生じた熱を効率良く伝熱及び放熱して、半導体レーザ素子40の性能をより安定化させたいという要望がある。
そこで、本実施形態のレーザ装置1では、半導体レーザ素子40で生じる熱をより効率良く放熱できるような構造としている。
具体的に、第2ブロック20には、複数のフィン部50が設けられている。フィン部50は、板状に形成されている。フィン部50は、第2ブロック20における半導体レーザ素子40に対向する面の反対側(図3で上側)から立設している。
複数のフィン部50は、半導体レーザ素子40から出射されるレーザ光の出射方向(図3で紙面手前方向)に沿って延びている。複数のフィン部50は、厚み方向(図3で左右方向)に間隔をあけて配置されている。複数のフィン部50は、全て同じ高さに設定されている。
複数のフィン部50は、例えば、冷間圧接によって第2ブロック20に一体に設けられている。具体的に、第2ブロック20の上面に溝部を設け、板状のフィン部50を溝部内に立設させた状態とする。そして、常温で、フィン部50と第2ブロック20との接合面に圧力を加えることにより、金属を原子間接合させる。これにより、放熱性を劣化させることなく、第2ブロック20にフィン部50を一体に設けることができる。
なお、第2ブロック20の上面をスリット状に切削することで、複数のフィン部50を形成するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態に係るレーザ装置1によれば、第2ブロック20に複数のフィン部50を設けることで、第2ブロック20の表面積を増やすことができる。これにより、半導体レーザ素子40で生じる熱を、第2ブロック20の複数のフィン部50から効率良く放熱させることができる。
また、発熱源である半導体レーザ素子40の近くにフィン部50を配置することで、半導体レーザ素子40で生じる熱を効率良く放熱させることができる。
《実施形態2》
以下、前記実施形態1と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図4に示すように、第2ブロック20には、複数のフィン部50が設けられている。フィン部50は、板状に形成されている。フィン部50は、第2ブロック20における半導体レーザ素子40に対向する面の反対側(図4で上側)から立設している。
複数のフィン部50は、半導体レーザ素子40から出射されるレーザ光の出射方向に沿って延びている。複数のフィン部50は、厚み方向に間隔をあけて配置されている。複数のフィン部50は、並び方向(図4で左右方向)の位置によってそれぞれ異なる高さに設定されている。
具体的に、複数のフィン部50のうち、並び方向の略中央位置に配置されたフィン部50の高さが最も高くなっている。また、複数のフィン部50のうち、フィン部50の並び方向の外側に配置されたフィン部50の高さが最も低くなっている。そして、並び方向の外側から中央側に向かって、フィン部50の高さが徐々に高くなっている。
ここで、半導体レーザ素子40では、レーザ光の出射方向から見て中央位置に熱がこもり易くなっている。そこで、半導体レーザ素子40の中央位置に対応したフィン部50の高さを高くして、フィン部50の表面積を大きくすることで、熱のこもりを抑制し、効率良く放熱させることができる。
《実施形態3》
図5に示すように、第2ブロック20には、複数のフィン部50が設けられている。フィン部50は、板状に形成されている。フィン部50は、第2ブロック20における半導体レーザ素子40に対向する面の反対側(図5で上側)から立設している。
複数のフィン部50は、半導体レーザ素子40から出射されるレーザ光の出射方向に沿って延びている。複数のフィン部50は、厚み方向に間隔をあけて配置されている。複数のフィン部50は、並び方向(図5で左右方向)の位置によってそれぞれ異なる高さに設定されている。
具体的に、図5に示す例では、複数のフィン部50が、並び方向で3つ(左、中央、右)のグループに区分けされている。そして、複数のフィン部50のうち、中央のグループに位置するフィン部50の高さが最も高くなっている。中央のグループに位置するフィン部50は、全て同じ高さに設定されている。
また、複数のフィン部50のうち、左右のグループに位置するフィン部50の高さが最も低くなっている。左右のグループに位置するフィン部50は、全て同じ高さに設定されている。
このように、半導体レーザ素子40の中央位置に対応したフィン部50の高さを高くして、熱がこもり易い領域のフィン部50の表面積を大きくすることで、効率良く放熱させることができる。
《実施形態4》
図6に示すように、第2ブロック20には、複数のフィン部50が設けられている。フィン部50は、板状に形成されている。フィン部50は、第2ブロック20における半導体レーザ素子40に対向する面の反対側(図6で上側)から立設している。
複数のフィン部50は、半導体レーザ素子40から出射されるレーザ光の出射方向に沿って延びている。複数のフィン部50は、厚み方向に間隔をあけて配置されている。複数のフィン部50は、並び方向(図6で左右方向)の位置によってそれぞれ異なる高さに設定されている。
具体的に、複数のフィン部50は、第1フィン部50aと、第2フィン部50bとを有する。第2フィン部50bは、第1フィン部50aよりも高さが低くなっている。そして、第1フィン部50aと第2フィン部50bとが、並び方向に間隔をあけて交互に配置されている。
これにより、隣接する第1フィン部50aの先端部同士の間隔を大きくして、第1フィン部50aの間に熱がこもるのを抑えることができる。
《実施形態5》
図7に示すように、第2ブロック20には、複数のフィン部50が設けられている。複数のフィン部50は、半導体レーザ素子40から出射されるレーザ光の出射方向に沿って延びている。複数のフィン部50は、厚み方向(図7で左右方向)に間隔をあけて配置されている。複数のフィン部50は、第2ブロック20の上面をスリット状に切削することで形成されている。
複数のフィン部50は、第1貫通孔22、第2貫通孔23、及び第2端子孔24の開口位置の周辺を避けるように形成されている。これにより、第2ブロック20における孔部周辺の剛性を確保するようにしている。
第1ブロック10には、複数のフィン部50が設けられている。複数のフィン部50は、レーザ光の出射方向の一端部及び他端部にそれぞれ形成されている。
具体的に、第1ブロック10におけるレーザ光の出射方向の一端部(図7で下端部)には、左右方向に間隔をあけて複数のフィン部50が設けられている。複数のフィン部50は、第1ブロック10の一端部をスリット状に切削することで形成されている。
第1ブロック10におけるレーザ光の出射方向の他端部(図7で上端部)には、左右方向に間隔をあけて複数のフィン部50が設けられている。複数のフィン部50は、第1ブロック10の他端部をスリット状に切削することで形成されている。複数のフィン部50は、第1端子孔14の開口位置の周辺を避けるように形成されている。これにより、第2ブロック20における孔部周辺の剛性を確保するようにしている。
このように、第1ブロック10及び第2ブロック20の両方に複数のフィン部50を設け、フィン部50の表面積を大きくすることで、効率良く放熱させることができる。
《実施形態6》
図8及び図9に示すように、第2ブロック20には、複数のフィン部50が設けられている。複数のフィン部50は、半導体レーザ素子40から出射されるレーザ光の出射方向に沿って張り出している。
具体的に、第2ブロック20における図9で左側の端部には、左方向に張り出すフィン部50が、上下方向に間隔をあけて複数設けられている。複数のフィン部50は、第2ブロック20の端部をスリット状に切削することで形成されている。
第1ブロック10には、複数のフィン部50が設けられている。複数のフィン部50は、半導体レーザ素子40から出射されるレーザ光の出射方向5に沿って前後に張り出している。
具体的に、第1ブロック10における図9で左側の端部には、左方向(出射方向5の後部)に張り出すフィン部50が、上下方向に間隔をあけて複数設けられている。また、第1ブロック10における図9で右側の端部には、右方向(出射方向5の前部)に張り出すフィン部50が、上下方向に間隔をあけて複数設けられている。複数のフィン部50は、第2ブロック20の端部をスリット状に切削することで形成されている。
このように、第1ブロック10及び第2ブロック20の両方に複数のフィン部50を設け、フィン部50の表面積を大きくすることで、効率良く放熱させることができる。
また、複数のフィン部50を、第1ブロック10及び第2ブロック20の厚み方向に間隔をあけてスリット状に切削することで、フィン部50の表面積を確保しつつ、フィン部の枚数を削減して加工工数を減らすことができる。
なお、複数のフィン部50を、冷間圧接によって第1ブロック10及び第2ブロック20に一体に設けるようにしてもよい。
複数のフィン部50は、第1ブロック10及び第2ブロック20とそれぞれ一体構造とすることで、効率的な放熱構造をよりコンパクトに形成することができる。
なお、第1ブロック10及び第2ブロック20の少なくとも一方に形成する複数のフィン部50は、それぞれのブロックの一部をなして導電性を有する構成としたが、この形態に限定するものではない。例えば、放熱性を確保できるのであれば、第1ブロック10及び第2ブロック20とそれぞれ一体構造ではなく、別体として複数のフィン部50が形成され、第1ブロック10及び第2ブロック20に組み付けられるものであっても良い。
《実施形態7》
図10に示すように、レーザ装置1は、第1ブロック10と、第2ブロック20と、第1絶縁層31と、半導体レーザ素子40と、バンプ45と、第2絶縁層32と、第3ブロック60とを有する。
第1ブロック10の上面には、凹部11が設けられている。凹部11内には、半導体レーザ素子40が設けられている。第1ブロック10の上面における凹部11の周囲には、第1絶縁層31が配置されている。
第2ブロック20は、半導体レーザ素子40及び第1絶縁層31の上に設けられている。第2ブロック20は、バンプ45を介して半導体レーザ素子40と電気的に接続されている。第1ブロック10と第2ブロック20とは、導電性ネジ35によって締結されている。
第1ブロック10の下方には、第3ブロック60が配置されている。第1ブロック10と第3ブロック60との間には、第2絶縁層32が配置されている。これにより、第1ブロック10と第3ブロック60とが、電気的に接続されないようにしている。第1ブロック10と第3ブロック60とは、図示しない絶縁性ネジによって、互いに電気的に絶縁された状態で締結されている。
第3ブロック60の内部には、内部通路61が設けられている。内部通路61には、冷却・温度制御装置であるチラーユニット(図示省略)から冷媒が供給される。図10に示す例では、内部通路61は、レーザ光の出射方向(図10で紙面手前方向)に沿って延びている。内部通路61には、チラーユニットからの冷却水65が流通している。
第3ブロック60の内部には、複数のフィン部50が設けられている。フィン部50は、半導体レーザ素子40に対向する面の反対側(図10で内部通路61の天井面側)から内部通路61内において下方に立設している。フィン部50は、内部通路61を流れる冷却水65によって冷却される。
なお、内部通路61内にフィン部50を形成する際には、第3ブロック60を図示しない分割面で分割して内部通路61を開放させた後、第3ブロック60をスリット状に切削加工すればよい。また、内部通路61を開放させた後、内部通路61内に複数のフィン部50を金属間接合させてもよい。
このように、第1ブロック10と第3ブロック60との間に第2絶縁層32を配置して絶縁性を確保することで、フィン部50の冷却方式として、空気を冷却媒体とした空冷方式だけではなく、水を冷却媒体とした水冷方式にも対応可能となる。そして、フィン部50を水冷にて直接冷却することより、さらに冷却効果を高めることができる。
なお、図10では、複数のフィン部50は、第3ブロック60における内部通路61の天井面をスリット状に切削することで形成しているが、この形態に限定するものではない。例えば、冷却媒体としての水が循環するフィン部50及び内部通路61を第3ブロック60とは別体に構成して、フィン部50自体及び内部通路61を絶縁性材料で形成するようにしてもよい。
《その他の実施形態》
前記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
本実施形態では、第1ブロック10におけるレーザ光の出射方向5の側の端部を、発光面よりも前方に張り出させた構成とすることで、放熱面積を大きくしているが、この形態に限定するものではない。
例えば、図11に示すように、第1ブロック10におけるレーザ光の出射方向5の側の端部を、発光面と略面一にした構成としてもよい。これにより、半導体レーザ素子40から出射されて発光面から放射状に拡がるレーザ光が、第1ブロック10の形状によって、遮光されるのを抑えることができる。
以上説明したように、本発明は、半導体レーザ素子で生じる熱を効率良く放熱することができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
1 レーザ装置
10 第1ブロック
20 第2ブロック
40 半導体レーザ素子
41 正電極(第1電極)
42 負電極(第2電極)
50 フィン部
50a 第1フィン部
50b 第2フィン部

Claims (6)

  1. レーザ光を出射する半導体レーザ素子を備えたレーザ装置であって、
    前記半導体レーザ素子の第1電極に電気的に接続された第1ブロックと、
    前記半導体レーザ素子における前記第1電極とは反対側の第2電極に電気的に接続された第2ブロックとを備え、
    前記第1ブロック及び前記第2ブロックの少なくとも一方には、板状に形成され且つ厚み方向に間隔をあけて配置された複数のフィン部が設けられているレーザ装置。
  2. 請求項1において、
    前記複数のフィン部のうち少なくとも一部は、前記第2ブロックにおける前記半導体レーザ素子に対向する面の反対側から立設しているレーザ装置。
  3. 請求項2において、
    前記複数のフィン部は、前記半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の出射方向に沿って延び、
    前記複数のフィン部のうち、該フィン部の並び方向の略中央位置に配置された該フィン部の高さは、該並び方向の外側に配置された該フィン部の高さよりも高いレーザ装置。
  4. 請求項1又は2において、
    前記複数のフィン部は、第1フィン部と、該第1フィン部よりも高さの低い第2フィン部とを有し、
    前記第1フィン部と前記第2フィン部とは、交互に配置されているレーザ装置。
  5. 請求項1乃至4のうち何れか1つにおいて、
    前記複数のフィン部のうち少なくとも一部は、前記半導体レーザ素子から出射されるレーザ光の出射方向に沿って張り出しているレーザ装置。
  6. 請求項1乃至5のうち何れか1つにおいて、
    前記複数のフィン部のうち少なくとも一部は、前記第1ブロック又は前記第2ブロックに対して電気的に絶縁された状態で接続されるとともに、前記半導体レーザ素子に対向する面の反対側から立設しているレーザ装置。
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