JP2001168256A - 半導体素子用放熱構造体とそれを備えた半導体装置 - Google Patents

半導体素子用放熱構造体とそれを備えた半導体装置

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JP2001168256A JP35286399A JP35286399A JP2001168256A JP 2001168256 A JP2001168256 A JP 2001168256A JP 35286399 A JP35286399 A JP 35286399A JP 35286399 A JP35286399 A JP 35286399A JP 2001168256 A JP2001168256 A JP 2001168256A
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insulating substrate
heat dissipation
dissipation structure
semiconductor
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Kenjiro Higaki
賢次郎 桧垣
Takashi Ishii
隆 石井
Hirohiko Nakada
博彦 仲田
Tadashi Tomikawa
唯司 富川
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • H01L2924/19107Disposition of discrete passive components off-chip wires

Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体デバイスチップの発熱密度の増大に対
応して効果的に発熱を放散することができ、かつ高温と
低温との間でヒートサイクルが加えられても絶縁基板が
破壊することのない、信頼性の高い半導体素子用放熱構
造体とそれを備えた半導体装置を提供する。 【解決手段】 半導体素子用放熱構造体は、半導体デバ
イスチップ101が載せられるべき一方の表面と、冷媒
10に直接接触する他方の表面とを有する絶縁基板10
3と、その絶縁基板103の側壁に接合された表面を有
する放熱器の天板104aとを備える。半導体パワーモ
ジュール1は上記の放熱構造体を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一般的には半導
体素子用放熱構造体とそれを備えた半導体装置に関し、
特定的には電気自動車やハイブリッドカー等の産業機器
に用いられる高集積化されたIGBT(Insulated Gate
Bi-polar Transistor:絶縁ゲート型バイポーラトラン
ジスタ)等の半導体素子から構成される半導体パワーモ
ジュールまたはその放熱構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、産業機器の小型化、高効率化、高
速化の要求に伴って、所定の機能を実現するための半導
体装置として半導体パワーモジュールが用いられるよう
になってきている。特に、電力、産業機器、電鉄、電気
自動車やハイブリッドカーの分野において高電圧、大電
流で動作が可能なIGBTの半導体パワーモジュールが
大きな電力を制御するために用いられてきている。
【0003】このような半導体パワーモジュールの動作
時の発熱量は大きく、その発熱を効果的に放散するため
の放熱構造体が種々提案されている。
【0004】図10は、従来の放熱構造体を概念的に示
す断面図である。図10の(A)に示すように、半導体
パワーモジュールを構成する1つの半導体素子として半
導体デバイスチップ101は、アルミニウムまたは銅か
らなる電極部材102の上にはんだを介在して接合され
る。電極部材102は、窒化アルミニウム、窒化ケイ素
またはアルミナからなる絶縁基板103の上に接合され
る。また、絶縁基板103は、アルミニウムまたは銅か
らなる介在部材120に接合されている。この介在部材
120を介して絶縁基板103は、銅、モリブデン、銅
−タングステン、銅−モリブデンまたはアルミニウム−
炭化ケイ素系等の材料からなる伝熱部材123に鉛−錫
系のはんだによって接合されている。さらに、伝熱部材
123は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からな
る放熱器(ラジエータ)104に接合されている。放熱
器104は蓋部材として天板104aと、この天板10
4aに接合された容器104bとから構成される。放熱
器104の天板104aの下方端部はフィン形状に形成
されており、容器104bに入れられた冷媒によって半
導体デバイスチップ101の発熱が吸収される。
【0005】また、図10(B)に示すように、図10
の(A)と同様に構成された放熱構造体がアルミニウム
合金からなるヒートシンク126に接合されてもよい。
この場合、ヒートシンク126の下方端部に形成された
フィン形状の部分が空気中に曝されることによって、半
導体デバイスチップ101の発熱は空気によって吸収さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
で示される従来の放熱構造体においては、熱抵抗が大き
く、半導体デバイスチップ101の発熱を十分に吸収す
ることが困難であり、半導体デバイスチップ101の温
度を効果的に下げることは困難であった。その結果、最
終的には半導体デバイスチップ101が破壊するという
おそれがあった。
【0007】一方、半導体デバイスチップ101の高集
積化を図ることによってチップのパワー密度を高めると
いう開発がなされてきている。これにより、半導体デバ
イスチップ101の大きさが小さくなり、それに伴って
チップ当りの発熱密度が高くなるという傾向がある。従
来の放熱構造体は、上記のような傾向に対応することが
できなかった。すなわち、従来の放熱構造体を採用する
限り、半導体デバイスチップの集積度を向上させるのに
限界があった。
【0008】また、従来の放熱構造体においては、絶縁
基板と銅またはアルミニウムからなる電極部材または介
在部材との間の熱膨脹係数の差が大きく、高温と低温と
の間で繰返されるヒートサイクルが絶縁基板に与えられ
ることによって絶縁基板に残留する引張り応力が大きく
なるという問題があった。その結果、絶縁基板が破壊す
るという可能性があった。
【0009】さらに、従来の放熱構造体では、絶縁基板
を構成する材料と電極部材、介在部材または放熱器部材
を構成するアルミニウムとの間の熱膨脹係数の差を緩和
するために、銅、モリブデン、銅−タングステン、銅−
モリブデンまたはアルミニウム−炭化ケイ素系等の材料
からなる伝熱部材123が用いられている。この伝熱部
材123によって放熱構造体の製造コストが高くなると
いう問題もあった。
【0010】そこで、この発明の目的は、半導体デバイ
スチップの高集積化に伴う発熱密度の増大に対しても効
果的に発熱を放散することができ、かつ高温と低温との
間で繰返されるヒートサイクルにおいて絶縁基板が破壊
することのない、高い信頼性を有する半導体素子用放熱
構造体と、それを備えた半導体装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従った半導体素子用放熱構造体は、絶縁基板と、放熱器
部材とを備える。絶縁基板は、半導体素子が載せられる
べき一方の表面と、冷却用媒体に直接接触する他方の表
面とを有する。放熱器部材は、絶縁基板の側壁に接合さ
れている。
【0012】上記のように構成される半導体素子用放熱
構造体においては、絶縁基板の他方の表面に冷却用媒体
が直接接触するように構成されている。このため、半導
体素子の高集積化に伴って発熱密度が増大しても、その
発熱を効果的に冷却用媒体によって吸収することが可能
となる。したがって、半導体パワーモジュール等の発熱
量の増大に対応可能な放熱構造体を提供することができ
る。
【0013】また、この発明の1つの局面に従った半導
体素子用放熱構造体においては、絶縁基板の側壁に放熱
器部材が接合されているので、放熱器部材と絶縁基板と
の間の熱膨脹係数の差に起因する応力として圧縮応力が
絶縁基板に残留することになる。このため、残留応力に
よって絶縁基板が割れるのを防止することができる。
【0014】さらに、この発明の1つの局面に従った半
導体素子用放熱構造体においては、付加的な銅やモリブ
デン、銅−タングステン、銅−モリブデン、アルミニウ
ム−炭化ケイ素系の材料等からなる伝熱板を用いないで
放熱構造体を構成することができるので、製造コストの
削減を図ることができる。
【0015】好ましくは、この発明の1つの局面に従っ
た半導体素子用放熱構造体において、絶縁基板は、熱伝
導率が100W/mK以上である窒化アルミニウムまた
は窒化ケイ素を含む材料からなる。また、放熱器部材
は、アルミニウムまたはアルミニウム合金からなるのが
好ましい。このように絶縁基板と放熱器部材の材料を選
定することにより、本発明の放熱構造体の放熱特性を高
めることができる。
【0016】この発明の1つの局面に従った半導体素子
用放熱構造体において、放熱器部材は、放熱器の蓋部材
であるのが好ましい。本発明の半導体素子用放熱構造体
は、蓋部材に接合され、冷却用媒体が入れられる放熱器
の容器部材をさらに備えるのが好ましい。
【0017】この発明の1つの局面に従った半導体素子
用放熱構造体において、放熱器は、冷却用媒体の気化熱
を利用して半導体素子の発熱を吸収するタイプを用いる
のが好ましい。
【0018】また、この発明の1つの局面に従った半導
体素子用放熱構造体は、絶縁基板の側壁に形成された金
属化層と、その金属化層と放熱器部材の表面との間に介
在するように形成されたろう材層とをさらに備えるのが
好ましい。この場合、金属化層は、アルミニウムまたは
タングステンを含むのが好ましい。ろう材層はアルミニ
ウム−シリコン系ろう材からなるのが好ましい。
【0019】この発明の1つの局面に従った半導体素子
用放熱構造体において、絶縁基板の他方の表面はフィン
形状に形成されているのが好ましい。また、この発明の
1つの局面に従った半導体素子用放熱構造体は、絶縁基
板の他方の表面に接合されたフィン形状の金属部材をさ
らに備えるのが好ましい。このようにすることにより、
フィン形状に形成された部分によって放熱効果を高める
ことができる。
【0020】この発明の1つの局面に従った半導体素子
用放熱構造体において、絶縁基板の側壁角部は曲面状に
形成されているのが好ましい。
【0021】また、この発明の1つの局面に従った半導
体素子用放熱構造体において、絶縁基板の一方の表面の
上に配置された電極部材をさらに備えるのが好ましい。
この場合、半導体素子用放熱構造体は、絶縁基板の一方
の表面に形成された金属化層と、この金属化層と電極部
材の表面との間に介在するように形成されたろう材層と
をさらに備えるのが好ましい。
【0022】この発明の別の局面に従った半導体装置
は、上述のように構成された半導体素子用放熱構造体
と、絶縁基板の一方の表面上に載せられた半導体素子と
を備える。
【0023】この発明の別の局面に従った半導体装置
は、絶縁基板の一方の表面と半導体素子との間に介在す
るように配置された電極部材をさらに備えるのが好まし
い。この場合、絶縁基板の一方の表面と電極部材の一方
の表面との間にグリース層を配置してもよい。また、こ
の発明の別の局面に従った半導体装置は、絶縁基板の一
方の表面に形成された金属化層と、この金属化層と電極
部材の一方の表面との間に介在するように形成されたろ
う材層とをさらに備えるように構成されてもよい。
【0024】この発明の別の局面に従った半導体装置に
おいて、電極部材をさらに備える場合に、電極部材の他
方の表面の上に形成されたメッキ層と、このメッキ層と
半導体素子との間に介在するように形成されたはんだ層
とをさらに備えるのが好ましい。
【0025】また、この発明の別の局面に従った半導体
装置は、複数の絶縁基板と、複数の半導体素子とを備
え、半導体素子の各々が絶縁基板の各々の一方の表面上
に載せられ、放熱器部材は複数の絶縁基板の側壁が接合
された表面を有しているのが好ましい。このように構成
することにより、複数個の半導体素子が搭載された半導
体パワーモジュールとして本発明の半導体装置を構成す
ることができる。
【0026】また、この発明の別の局面に従った半導体
装置は、放熱器部材にねじで固着された樹脂ケース部材
をさらに備えているのが好ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好ましい実施の
形態について図面を参照して説明する。
【0028】図1に示すように半導体パワーモジュール
1は放熱器104の上に接合されている。半導体パワー
モジュール1は、複数個のIGBT等の高集積化された
回路を有する、複数個の半導体デバイスチップ101か
らなる。図1に示す実施の形態では、24個の半導体デ
バイスチップ101によって半導体パワーモジュール1
が構成されている。半導体デバイスチップ101の各々
は1枚の窒化アルミニウムまたは窒化ケイ素の焼結体か
らなる絶縁基板103に1個または複数個接合されてい
る。放熱器104は天板104aと、この天板104a
に接合された容器104bからなる。天板104aは半
導体パワーモジュール1を実装した後、容器104bに
接合される。この接合は、機械的かしめ等によって行な
われてもよい。また、図1に示す実施の形態では、放熱
器104は天板104aと容器104bとから構成され
るが、天板と容器とが一体型に形成されていてもよい。
この場合、一体型の放熱器はダイキャスト等によって製
造することができる。放熱器104を構成する天板10
4aと容器104bはアルミニウムまたはアルミニウム
合金から形成され、ダイキャスト、押出、鍛造、鋳造、
機械加工等によって製造することができる。
【0029】図2に示すように、半導体デバイスチップ
101はアルミニウムまたは銅から形成される電極部材
102の上に、たとえば鉛−錫系はんだ材料によって接
合されている。電極部材102は窒化アルミニウムまた
は窒化ケイ素の焼結体からなる絶縁基板103の上に接
合されている。この接合は、絶縁基板103の表面上に
金属化層(メタライズ層)を形成した後、ろう材を用い
た接合、活性金属を含むろう材を用いた接合、または電
極部材102を構成するアルミニウムまたは銅を溶融さ
せることによる接合等によって行なわれてもよい。ある
いは、電極部材102が絶縁基板103の上に機械的に
保持され、それらの間にサーマルグリース等が配置され
てもよい。絶縁基板103の側壁面は、金属化層が形成
された後、アルミニウム−シリコン系ろう材からなるろ
う材層109を介在させることによって天板104aに
接合されている。放熱器の容器104bの中に流れる水
やフロリナート(商品名)等の冷媒10に直接接触する
絶縁基板103の表面はサンドブラスト処理等によって
粗面化されてもよく、またフィン形状が形成されてもよ
い。このようにすることにより、絶縁基板103の放熱
効果を高めることができる。
【0030】なお、冷媒10として用いられるフロリナ
ートは種々の特性のものがあるが、50〜80℃の沸点
を有するものを使用した場合、半導体デバイスチップ1
01の発熱によって与えられる熱量によって沸騰し、容
易に吸熱することができる。したがって、冷媒10とし
て沸点が50〜80℃のフロリナート等の低い沸点の液
体を用いることにより、気化熱を利用して半導体デバイ
スチップ101の発熱を吸収することが可能となる。
【0031】次に、図1と図2に示される半導体パワー
モジュール用放熱構造体の具体的な構造の実施の形態に
ついて図3〜図6を用いて説明する。
【0032】まず、図3に示される1つの実施の形態で
は、半導体デバイスチップ101は、電極部材102の
表面上に形成されたニッケル−ボロン、ニッケル、また
はニッケル−リン系合金からなるメッキ層111の上に
鉛−錫系合金等のはんだ層112によって接合されてい
る。半導体デバイスチップ101が接合されない電極部
材102の反対側の表面上にはアルミニウム−シリコン
系ろう材層110が形成され、このろう材層110によ
って電極部材102と、表面にアルミニウム蒸着層等の
メタライズ層108が形成された絶縁基板103とが接
合されている。絶縁基板103の外周側壁面にはアルミ
ニウム蒸着層等のメタライズ層107が形成され、アル
ミニウム−シリコン系ろう材層109を介在させること
によって絶縁基板103の側壁と放熱器の天板104a
の側壁とが接合されている。アルミニウム合金等からな
る放熱器の天板104aには樹脂ケース105がねじ部
材106によって固着されている。樹脂ケース105の
内部と外側の表面には電極端子層113が形成されてい
る。この電極端子層113の表面上にボンディングワイ
ヤ114が接合されて半導体デバイスチップ101の電
極に接続される。また、電極部材102の表面上に形成
されたメッキ層111の上にもボンディングワイヤ11
5の一方端部が接続され、他方端部が電極端子層113
の表面に接続される。このようにして本発明の半導体素
子用放熱構造体の1つの実施の形態が構成されている。
【0033】図3に示す実施の形態では、電極部材10
2はろう材層110によって絶縁基板103に接合され
ているが、図4に示すように電極部材102が絶縁基板
103の上で機械的に保持され、それらの間にサーマル
グリース層116が配設されてもよい。この場合、図4
に示すように、樹脂ケース105には突出部105aが
形成され、この突出部105の端部が電極部材102の
表面上をねじ部材106によって押圧することによって
機械的に電極部材102が絶縁基板103に固着されて
いる。
【0034】また、この発明の半導体素子用放熱構造体
の別の実施の形態として、図5に示すように冷媒に直接
接触する絶縁基板103の表面にフィン103aが形成
されてもよい。このようにすることにより、絶縁基板1
03による放熱効果を高めることができる。
【0035】さらに、図6に示すように、冷媒が直接接
触する絶縁基板103の表面上にアルミニウム合金等か
らなる放熱フィン117が形成されてもよい。この場
合、放熱フィン117は、絶縁基板103の表面上に形
成されたアルミニウム蒸着層等からなるメタライズ層1
19の上にアルミニウム−シリコン系ろう材層118に
よって接合されている。
【0036】上述のように構成される本発明の放熱構造
体において、絶縁基板103は、窒化アルミニウムまた
は窒化ケイ素を主成分とする焼結体から構成されるのが
好ましい。この場合、焼結体は助剤として周期律表II
A族またはIIIA族に属する元素の化合物を酸化物換
算で0.1〜10質量%含んでいるのが好ましい。ま
た、絶縁基板103の熱伝導率は100W/mK以上が
好ましく、150W/mK以上がさらに好ましい。絶縁
基板103の外周側壁において4つの角部は半径が0.
1mm以上の曲面または丸められた形状に加工されてい
るのが好ましい。絶縁基板103の厚みは0.1〜10
mmが好ましく、0.5〜4mmがさらに好ましい。
【0037】上述の実施の形態においては絶縁基板10
3の側壁面にはメタライズ層107が形成されている。
このメタライズ層は薄膜または厚膜のいずれのメタライ
ズ層であってもよい。薄膜のメタライズ層を形成する場
合には、その形成方法として蒸着法、スパッタリング
法、CVD法等が用いられる。また、厚膜のメタライズ
層を形成する場合には、その製造プロセスとしてスクリ
ーン印刷法、ゾルゲル法、メッキ法、溶射法等を用いる
ことができる。メタライズ層107は、アルミニウム、
銅、銀、金、ニッケル、タングステン、モリブデン、銀
−パラジウム系合金、またはそれらの合金等によって多
層構造を有してもよい。アルミニウム−シリコン系ろう
材層との間の濡れ性を向上させるためには、メタライズ
層の最表面がアルミニウムまたはアルミニウム合金から
形成されるのが望ましい。また絶縁基板103に対する
密着性を向上させるためには、メタライズ層107はタ
ングステンからなるメタライズ層を含むのが好ましい。
一例として、ろう材層109/メタライズ層107/絶
縁基板103の構成は、ろう材層/アルミニウムまたは
アルミニウム合金からなる薄膜/絶縁基板、ろう材層/
アルミニウムまたはアルミニウム合金からなる薄膜/タ
ングステンの厚膜/絶縁基板、またはろう材層/アルミ
ニウムまたはアルミニウム合金の薄膜/ニッケルのメッ
キ層/タングステンの厚膜/絶縁基板の組合せが用いら
れる。絶縁基板103の素材として柱状の窒化アルミニ
ウムまたは窒化ケイ素の焼結体を製造し、その柱状の焼
結体の外周側壁に予めメタライズ層を形成した後、その
柱状の焼結体をスライスすることによって絶縁基板10
3を準備してもよい。また、メタライズ層を形成する前
に柱状の焼結体をスライスした後、最終形状の絶縁基板
103の外周側壁にメタライズ層を形成してもよい。
【0038】アルミニウムまたはアルミニウム合金から
なる放熱器の天板104aへの絶縁基板103の接合
は、真空中、大気中、非酸化性ガス雰囲気中、フラック
ス(接合表面の酸化物を容易に溶融させるための材料)
を含ませる雰囲気、またはフラックスを含ませない雰囲
気のいずれの雰囲気中においても、ろう接プロセスを行
なうことによって可能である。この場合、ろう接温度
は、絶縁基板103が接合される相手側の部材がアルミ
ニウムまたはアルミニウム合金の場合、500〜640
℃が好ましく、560〜620℃がさらに好ましい。ろ
う材としては、アルミニウム−シリコン系ろう材を用い
ることができ、マグネシウム、銅、亜鉛、マンガン、ク
ロム、鉄を含んでいてもよい。一例としては、アルミニ
ウムに1〜20質量%のシリコン、0.1〜5質量%の
マグネシウムを含ませたアルミニウム−シリコン系ろう
材が用いられる。絶縁基板103の上に接合される電極
部材102が銅からなる場合、その接合のためのろう材
として銀ろうが用いられ、ろう接温度は650〜800
℃が好ましく、700〜750℃がさらに好ましい。こ
の場合、絶縁基板103の上に銅からなる電極部材10
2を接合した後、その接合温度よりも低いろう接温度で
アルミニウムまたはアルミニウム合金等からなる放熱器
の天板104aにろう接によって接合される。
【0039】
【実施例】(実施例1)図3に示される放熱構造体を作
製し、その放熱構造体を図1と図2に示すように構成し
た。
【0040】具体的には、市販の熱伝導率が150W/
mKの窒化アルミニウム焼結体のバルク材(サイズ:2
0mm×30mm×50mm)の外周側壁面の角部、す
なわち50mmの長さの辺に対応する角部に半径0.2
mmの曲面を有するように加工した。このバルク材の外
周側壁面のみに、すなわち20mm×30mmの長方形
状の面以外の面にアルミニウムを真空蒸着させることに
より、膜厚5μmのメタライズ層を形成した。
【0041】アルミニウムを真空蒸着した後、窒化アル
ミニウム焼結体のバルク材を2mmの厚みにスライスす
ることによって、20mm×30mm×2mmの大きさ
の窒化アルミニウム焼結体からなる絶縁基板103を作
製した。絶縁基板103の外周側壁面にはアルミニウム
のメタライズ層107が形成されている。
【0042】半導体素子が搭載される側の絶縁基板10
3の表面中央部に17mm×27mmの大きさでアルミ
ニウムを真空蒸着させることにより、膜厚5μmのメタ
ライズ層108を形成した。
【0043】鍛造で作製したJISの型番A6063の
アルミニウム合金からなる天板104aに、アルミニウ
ム−11質量%シリコン−2質量%マグネシウム合金か
らなるろう材層109とともに絶縁基板103をセット
した。同時に、半導体素子が搭載される側の絶縁基板1
03の表面上のメタライズ層108の上にも、そのメタ
ライズ層と同じ大きさで、アルミニウム−11質量%シ
リコン−2質量%マグネシウム合金からなるろう材層1
10と、純アルミニウム箔からなる電極部材102とか
らなる圧延によって形成された積層体(ろう材の厚み5
0μm/純アルミニウムの厚み400μm)をセットし
た。
【0044】その後、1×10-2Pa以下の圧力下で温
度600℃で15分間保持することによって真空ろう接
を行なった。ろう接が完了した後、ニッケル−ボロン合
金からなる無電解メッキ層111を電極部材102の表
面上に2μmの膜厚で形成した。メッキ層111の上に
はIGBTの半導体デバイスチップ101(13mm×
13mmの大きさ)を鉛−錫合金のはんだ層112によ
って接合した。このようにして24個の半導体デバイス
チップ101を搭載した天板104aを作製した。
【0045】その後、電極端子層113が予め形成され
た樹脂ケース105を天板104aの上にねじ部材10
6を用いて固着した。また、半導体デバイスチップ10
1と電極部材102は、それぞれボンディングワイヤ1
14と115を用いて電極端子層113に接合した。こ
のようにして製作されたパワーモジュールに−40℃〜
110℃のヒートサイクルを3000回加えた。その結
果、絶縁基板103には破壊した箇所は見当たらなかっ
た。
【0046】比較のため、図7に示すように、窒化アル
ミニウム焼結体からなる絶縁基板103の側壁面ではな
く、下面に上記と同様のメタライズ層107を形成した
後、上記と同様のろう材層109によって天板104a
に接合した。このようにして製作されたパワーモジュー
ルに−40℃〜110℃の間の温度でヒートサイクルを
3000回加えた。その結果、絶縁基板103には破壊
した箇所が観察された。
【0047】(実施例2)図5に示されるような半導体
素子用放熱構造体を製作した。具体的には、熱伝導率が
150W/mKの窒化アルミニウム焼結体からなるバル
ク材(20mm×30mm×22mm)に22mmの長
さの辺に相当する側壁の角部に半径0.2mmの曲面の
加工を施した。その後、窒化アルミニウム焼結体のバル
ク材の20mm×30mmの面以外の側壁面にアルミニ
ウムを真空蒸着させることにより、膜厚5μmのメタラ
イズ層を形成した。
【0048】アルミニウムを真空蒸着した後、窒化アル
ミニウム焼結体のバルク材において20mm×30mm
の面が半導体素子の実装面となるように、22mmの長
さの辺と平行に延びるようにフィン形状を機械加工で形
成した。このようにして、図5に示されるフィン103
aが付いた絶縁基板103(20mm×30mm×2m
m)を作製した。
【0049】以下、実施例1と同様にして2個のパワー
モジュールを製作した。1個のパワーモジュールには、
−40℃〜110℃の間の温度でヒートサイクルを30
00回加え、もう1個のパワーモジュールにはそのまま
の状態にしてヒートサイクルを加えなかった。
【0050】その後、上記のようにして製作されたパワ
ーモジュール付の天板104aを図1と図2で示すよう
にJISの型番A6063のアルミニウム合金からなる
水冷放熱器の容器104bに接合することによって半導
体パワーモジュール用放熱器を構成した。
【0051】パワーモジュールを動作させて半導体デバ
イスチップ101の直上の温度を熱電対を用いて接触温
度として測定した。
【0052】その結果、ヒートサイクルを加えなかった
半導体パワーモジュールでは115℃を示したのに対
し、ヒートサイクルを加えた半導体パワーモジュールで
は117℃を示した。
【0053】(実施例3)図6に示すような半導体素子
用放熱構造体を作製した。具体的には、実施例1と同様
の窒化アルミニウム焼結体からなる絶縁基板103の冷
媒に直接接触する表面上にアルミニウム蒸着によってメ
タライズ層119を形成した。このメタライズ層119
の上にアルミニウム−11質量%シリコン−2質量%マ
グネシウム合金からなるろう材層118を介在させるこ
とによって、JISの型番A6063のアルミニウム合
金からなる放熱フィン117を接合した。
【0054】その後、実施例1と同様にして2個のパワ
ーモジュールを製作した。1個のパワーモジュールに
は、−40℃〜110℃の間の温度でヒートサイクルを
3000回加え、もう1個のパワーモジュールはそのま
まの状態にしてヒートサイクルを加えなかった。
【0055】その後、パワーモジュール付の天板104
aを図1と図2に示すようにアルミニウム合金からなる
水冷放熱器の容器104bに接合した。このようにして
完成したパワーモジュールを動作させることによって半
導体デバイスチップ101の直上の温度を熱電対で接触
温度として測定した。
【0056】その結果、ヒートサイクルを加えなかった
パワーモジュールにおいては116℃を示したのに対
し、ヒートサイクルを加えたパワーモジュールでは11
7℃を示した。
【0057】(実施例4)実施例2において絶縁基板1
03の材料を熱伝導率が100W/mKの窒化ケイ素焼
結体から作製した以外は、すべて実施例2と同様にして
パワーモジュールを製作した。パワーモジュールを動作
させて、半導体デバイスチップ101の直上の温度を熱
電対で接触温度として測定したところ、ヒートサイクル
を加えなかったパワーモジュールは121℃を示し、ヒ
ートサイクルを加えたパワーモジュールでは120℃を
示した。
【0058】(実施例5)実施例1と同様にしてパワー
モジュール付の天板104aを2個作製し、その天板を
それぞれ沸騰型放熱器に設置した。
【0059】ここで、沸騰型放熱器は図9に示されるよ
うな構成のものを用いた。図9の(A)に示すように、
放熱器の天板104aに絶縁基板103が接合され、絶
縁基板103の上に電極部材102、半導体デバイスチ
ップ101が接合されている。このようにして構成され
たパワーモジュール付の天板104aを放熱器の容器1
04bに接合し、このパワーモジュール1を図9の
(B)で示されるように放熱器104に相当する部分に
設置した。フロリナート(商品名)の冷媒10は放熱器
104の中で半導体デバイスチップ101の発熱によっ
て沸騰し、気化した蒸気20は空冷ラジエータ(放熱
器)2を通過することによって液体の冷媒10に戻る。
【0060】このような沸騰型ラジエータを用いて実施
例2と同様にしてパワーモジュールを動作させて半導体
デバイスチップ101の直上の温度を熱電対で接触温度
として測定した。ヒートサイクルを加えなかったパワー
モジュールは103℃を示したのに対し、ヒートサイク
ルを加えたパワーモジュールでは104℃という温度を
示した。
【0061】(従来例1)図8で示されるような半導体
素子用放熱構造体を製作した。具体的には、市販の熱伝
導率が150W/mKの窒化アルミニウム焼結体からな
る絶縁基板103(20mm×30mm×0.635m
m)において、20mm×30mmの面の中央部で17
mm×27mmの大きさの領域に両側の面ともにアルミ
ニウム真空蒸着させることにより膜厚5μmのメタライ
ズ層107と108を形成した。
【0062】両面のメタライズ層107と108の上に
メタライズ層と同じ大きさでアルミニウム−11質量%
シリコン−2質量%マグネシウム合金からなるろう材層
110と、純アルミニウムからなる電極部材102との
積層体、上記と同じ材料のろう材層121と純アルミニ
ウムからなる介在部材120との積層体をそれぞれセッ
トした。ろう材層の厚みは50μmであり、純アルミニ
ウムの厚みは400μmであった。
【0063】上記のように各部材を配置した状態で1×
10-2Pa以下の圧力下で温度600℃で15分間保持
することによって真空ろう接を行なった。
【0064】電極部材102の上にニッケル−ボロン合
金からなる無電解メッキ層111を2μmの膜厚で形成
した。その後、そのメッキ層111の上に液相点が30
0℃の鉛−10質量%錫合金からなる高温はんだ層12
2を介在させてIGBTの半導体デバイスチップ(13
mm×13mmの大きさ)を接合した。
【0065】一方、大きさが28mm×38mm×2m
mのアルミニウム−炭化ケイ素系材料からなる伝熱部材
123(熱伝導率:170W/mK)の上にニッケル−
ボロン合金からなる無電解メッキ層124を2μmの膜
厚で形成した。このメッキ層124の上に、上記のろう
接された構造体を液相点が216℃の鉛−50質量%錫
合金からなる低温はんだ層125を介在させて接合し
た。このようにして24個の半導体デバイスチップ10
1を搭載した放熱構造体を作製した。
【0066】上記の放熱構造体をJISの型番A606
3のアルミニウム合金からなる放熱器の天板104aの
上にサーマルグリース層116を介在させて設置した。
その後、電極端子層113が内部と外面に形成された樹
脂ケース105を放熱器の天板104aにねじ部材10
6によって固着した。半導体デバイスチップ101と電
極部材102のそれぞれをボンディングワイヤ114と
115を用いて電極端子層113に接続した。このよう
にして放熱構造体を備えた半導体パワーモジュールを構
成した。
【0067】ダイキャストによって作製したアルミニウ
ム合金製の水冷放熱器の容器104bの所定位置に天板
104aを接合することによって、図1と図2に示され
るようなパワーモジュールを構成した。このパワーモジ
ュールを動作させることによって半導体デバイスチップ
101の直上の温度を熱電対で接触温度として測定し
た。その結果、温度は128℃であった。
【0068】(従来例2)従来例1と同様の図8で示す
放熱構造体において、絶縁基板103の材料として熱伝
導率が100W/mKの窒化ケイ素焼結体からなる基板
を用いた。それ以外の構成はすべて従来例1と同様にし
てパワーモジュールを製作した。
【0069】従来例1と同様にしてパワーモジュールを
動作させることによって半導体デバイスチップ101の
直上の温度を熱電対で接触温度として測定したところ、
その温度は135℃であった。
【0070】(従来例3)従来例1で製作した半導体パ
ワーモジュールを図9で示される沸騰型ラジエータ(放
熱器)に設置した。従来例1と同様にして半導体デバイ
スチップ101の直上の温度を熱電対で接触温度として
測定したところ、その温度は121℃であった。
【0071】以上の実施例から明らかなように、本発明
の放熱構造体を採用すると、絶縁基板103はヒートサ
イクルが加えられても破壊しないことがわかる。また、
実施例2〜5と従来例1〜3におけるパワーモジュール
を動作させたときの温度の測定結果から明らかなよう
に、本発明の放熱構造体を採用することにより、パワー
モジュールの発熱を抑制することができ、従来の構造に
比べて約10℃も低下することがわかる。この10℃の
低下は、IGBT等の半導体デバイスチップの集積密度
をさらに高めることができることを意味している。
【0072】以上に開示された実施の形態や実施例はす
べての点で例示的に示すものであって制限的なものでは
ないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の
実施の形態や実施例ではなく、特許請求の範囲によって
示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での
すべての修正や変形を含むものと解釈されるべきであ
る。
【0073】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、搭載
される半導体デバイスチップの高集積化が進んだとして
も、それによる発熱密度の増加に対応することが可能な
放熱構造体を提供することができる。また、本発明の放
熱構造体を採用することにより、高温と低温との間での
ヒートサイクルが加えられたとしても、絶縁基板に残留
する応力によって絶縁基板が破壊するのを効果的に防止
することができる。したがって、大電流かつ高電圧で動
作するパワーデバイス、たとえばIGBT等の半導体デ
バイスを複数個備えたパワーモジュールに対して信頼性
のある放熱構造体を与えることができる。また、この発
明によれば、電力、産業機器、電鉄、電気自動車やハイ
ブリッドカー等に用いられる、放熱構造を備えた高い信
頼性の半導体パワーモジュール等の半導体装置を提供す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従った1つの実施の形態として放
熱器を備えた半導体パワーモジュールの外観を示す斜視
図である。
【図2】 図1におけるII−II線の断面を示す部分
断面図である。
【図3】 この発明の1つの実施の形態として半導体素
子用放熱構造体の断面を示す部分断面図である。
【図4】 この発明のもう1つの実施の形態として半導
体素子用放熱構造体の断面を示す部分断面図である。
【図5】 この発明のさらに別の実施の形態として半導
体素子用放熱構造体の断面を示す部分断面図である。
【図6】 この発明のさらに別の局面に従った半導体素
子用放熱構造体の断面を示す部分断面図である。
【図7】 この発明の比較例として示す半導体素子用放
熱構造体の断面を示す部分断面図である。
【図8】 従来例の半導体素子用放熱構造体の断面を示
す部分断面図である。
【図9】 (A)は沸騰型ラジエータ(放熱器)に組込
まれる半導体パワーモジュールの部分を示す部分断面
図、(B)は沸騰型ラジエータの構成を概念的に示す図
である。
【図10】 (A)は従来の半導体素子用放熱構造体の
水冷タイプを示し、(B)はその空冷タイプを示す模式
的な断面図である。
【符号の説明】
1:半導体パワーモジュール、10:冷媒、101:半
導体デバイスチップ、102:電極部材、103:絶縁
基板、104:放熱器、104a:天板、104b:容
器、105:樹脂ケース、106:ねじ部材、107,
108,119:メタライズ層、109,110,11
8:ろう材層、111:メッキ層、112:はんだ層、
113:電極端子、114,115:ボンディングワイ
ヤ、116:サーマルグリース層、103a:フィン、
117:放熱フィン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲田 博彦 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 富川 唯司 兵庫県伊丹市昆陽北一丁目1番1号 住友 電気工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 5F036 BA08 BB05 BC05 BC06 BC08 BC22 BD01 BD03 BD14

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体素子が載せられるべき一方の表面
    と、冷却用媒体に直接接触する他方の表面とを有する絶
    縁基板と、 前記絶縁基板の側壁に接合された表面を有する放熱器部
    材とを備えた、半導体素子用放熱構造体。
  2. 【請求項2】 前記絶縁基板は、熱伝導率が100W/
    mK以上である窒化アルミニウムまたは窒化ケイ素を含
    む材料からなる、請求項1に記載の半導体素子用放熱構
    造体。
  3. 【請求項3】 前記放熱器部材は、アルミニウムまたは
    アルミニウム合金からなる、請求項1または請求項2に
    記載の半導体素子用放熱構造体。
  4. 【請求項4】 前記放熱器部材は、放熱器の蓋部材であ
    る、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の
    半導体素子用放熱構造体。
  5. 【請求項5】 前記蓋部材に接合され、冷却用媒体が入
    れられる前記放熱器の容器部材をさらに備える、請求項
    4に記載の半導体素子用放熱構造体。
  6. 【請求項6】 前記放熱器は、冷却用媒体の気化熱を利
    用して半導体素子の発熱を吸収する、請求項5に記載の
    半導体素子用放熱構造体。
  7. 【請求項7】 前記絶縁基板の側壁に形成された金属化
    層と、 前記金属化層と前記放熱器部材の表面との間に介在する
    ように形成されたろう材層とをさらに備える、請求項1
    から請求項6までのいずれか1項に記載の半導体素子用
    放熱構造体。
  8. 【請求項8】 前記金属化層は、アルミニウムまたはタ
    ングステンを含む、請求項7に記載の半導体素子用放熱
    構造体。
  9. 【請求項9】 前記ろう材層は、アルミニウム−シリコ
    ン系ろう材からなる、請求項7または請求項8に記載の
    半導体素子用放熱構造体。
  10. 【請求項10】 前記絶縁基板の他方の表面はフィン形
    状に形成されている、請求項1から請求項9までのいず
    れか1項に記載の半導体素子用放熱構造体。
  11. 【請求項11】 前記絶縁基板の他方の表面に接合され
    たフィン形状の金属部材をさらに備える、請求項1から
    請求項9までのいずれか1項に記載の半導体素子用放熱
    構造体。
  12. 【請求項12】 前記絶縁基板の側壁角部は曲面状に形
    成されている、請求項1から請求項11までのいずれか
    1項に記載の半導体素子用放熱構造体。
  13. 【請求項13】 前記絶縁基板の一方の表面の上に配置
    された電極部材をさらに備える、請求項1から請求項1
    2までのいずれか1項に記載の半導体素子用放熱構造
    体。
  14. 【請求項14】 前記絶縁基板の一方の表面に形成され
    た金属化層と、 前記金属化層と前記電極部材の表面との間に介在するよ
    うに形成されたろう材層とをさらに備える、請求項13
    に記載の半導体素子用放熱構造体。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項12までのいずれ
    か1項に記載の半導体素子用放熱構造体と、 前記絶縁基板の一方の表面上に載せられた半導体素子と
    を備える、半導体装置。
  16. 【請求項16】 前記絶縁基板の一方の表面と前記半導
    体素子との間に介在するように配置された電極部材をさ
    らに備える、請求項15に記載の半導体装置。
  17. 【請求項17】 前記絶縁基板の一方の表面と前記電極
    部材の一方の表面との間に配置されたグリース層をさら
    に備える、請求項16に記載の半導体装置。
  18. 【請求項18】 前記絶縁基板の一方の表面に形成され
    た金属化層と、 前記金属化層と前記電極部材の一方の表面との間に介在
    するように形成されたろう材層とをさらに備える、請求
    項16に記載の半導体装置。
  19. 【請求項19】 前記電極部材の他方の表面の上に形成
    されたメッキ層と、 前記メッキ層と前記半導体素子との間に介在するように
    形成されたはんだ層とをさらに備える、請求項17また
    は請求項18に記載の半導体装置。
  20. 【請求項20】 複数の前記絶縁基板と、複数の前記半
    導体素子とを備え、 前記半導体素子の各々が前記絶縁基板の各々の一方の表
    面上に載せられ、前記放熱器部材は、複数の前記絶縁基
    板の側壁が接合された表面を有する、請求項15から請
    求項19までのいずれか1項に記載の半導体装置。
  21. 【請求項21】 前記放熱器部材にねじで固着された樹
    脂ケース部材をさらに備える、請求項15から請求項2
    0までのいずれか1項に記載の半導体装置。
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