JP2021099616A - 調理業務を支援する方法、システム、プログラムおよび機器 - Google Patents
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Abstract
Description
この調理業務支援技術に関し、調理手段、温度検知手段および制御手段を備え、温度検知手段の検知状況に基づき、調理指示することが知られている(たとえば、特許文献1)。
他の調理業務支援技術に関し、調理作業データベース、オーダー受信部、作業作成スケジュール部、調理作業を抽出する抽出部、調理時間取得部、表示部を備え、注文を受けてから料理提供までの時間を短縮した作業スケジュールを作成することが知られている(たとえば、特許文献2)。同様の調理業務支援技術では、作業モジュールデータベース、料理情報入手手段、作業スケジュール割付手段を備えて複数の料理を調理する場合に効率の良い作業スケジュールを提供することが知られている(たとえば、特許文献3)。
また、調理作業時間を配分する調理業務支援技術に関し、メニューの作業手順を一旦その献立の目標完成時刻を基準にして、時間軸上に並行して並べた後、全作業要素のうち、加熱や冷却を行う調理機器の調理時間に着目して、一の調理機器の調理時間が重複していればそれが重複しないように、重複しているうちの一方のメニューを調理する実行時間の予定を前にずらすことが知られている(たとえば、特許文献4)。
調理業務において、食材ロスの低減は極めて重要であるが、飲食店などの厨房で求められる主要事項は注文から料理提供までのオペレーションを管理するための優れた管理者の存在である。しかしながら、斯かる管理者を養成するには相当な経験と時間を要することは言うまでもないことである。
つまり、優れた調理機器など、調理環境が整備されても、また、優れた食材が提供されても、これをオペレーションする人材(コンダクター)が不足していれば、顧客を満足させるための調理品を迅速に提供することができない。また、オーダー品が優れていても、オーダー品の提供までの待機時間が不確定であれば、顧客の満足感を損なうという課題がある。
発明者は、優れた管理者が存在する場合にはその管理技術の一側面として、オーダー品の提供までの待機時間を予測できることが、店舗の信頼性や顧客の満足度に繋がるとの知見を得た。
そこで、本発明の目的は上記課題および知見に鑑み、オーダー品提供までの予告情報を提供し、店舗側と顧客側の距離感を短縮することにある。
この調理業務支援方法において、さらに、前記時間情報の長短または推移を表す発色情報を生成する工程とを含んでよい。
この調理業務支援方法において、さらに、前記オーダー情報に関係付けて前記オーダー品の提供順位情報を生成する工程と、前記提供順位情報を含む前記予告情報を提示する工程とを含んでよい。
この調理業務支援システムにおいて、さらに、前記処理部は、前記時間情報の長短または推移を表す発色情報を生成してよい。
この調理業務支援システムにおいて、さらに、前記処理部は、前記オーダー情報に関係付けて前記オーダー品の提供順位情報を生成し、前記情報提示部は、前記提供順位情報を含む前記予告情報を提示してよい。
このプログラムにおいて、さらに、前記時間情報の長短または推移を表す発色情報を生成する機能を前記コンピュータで実行させてよい。
このプログラムにおいて、さらに、前記オーダー情報に関係付けて前記オーダー品の提供順位情報を生成する機能と、前記提供順位情報を含む前記予告情報を提示する機能と、を前記コンピュータで実行させてよい。
この機器において、さらに、前記処理部は、前記時間情報の長短または推移を表す発色情報を生成してよい。
この機器において、さらに、前記処理部は、前記オーダー情報に関係付けて前記オーダー品の提供順位情報を生成し、前記情報提示部は、前記提供順位情報を含む前記予告情報を提示してよい。
(1) オーダー情報を取得してオーダー品提供の予告情報を提示するので、この予告情報を以て店舗側と顧客側の距離感を短縮でき、互いの信頼性を向上させることができる。
(2) 調理者はオーダー品提供の予告情報を実現する責任意識が高められ、調理の迅速化に寄与する。
(3) 顧客はオーダー品提供までの待機時間や進捗状況を認識でき、店舗に対する信頼感が高められる。
(4) 店舗の売上の向上に寄与することができる。
図1は、第1の実施の形態に係る業務支援工程の一例を示している。この図1に示す工程は一例であり、斯かる工程に本発明が限定されるものではない。
この業務支援工程は、本発明の調理業務支援方法またはプログラムにより実現される工程の一例であり、図1において、Sは工程、Sに付した番号は工程順の一例である。
この業務支援工程には、オーダー情報の取得(S101)、業務支援情報ファイル20(図7)の更新(S102)、オーダー情報の解析(S103)、被調理物fの調理時間の算定(S104)、予告情報の生成(S105)、予告情報の提示(S106)、被調理物fの投入情報の取得(S107)、調理時間の管理(S108、S109、S110)、情報の提示(S111)が含まれる。調理時間の管理には時間情報の取得(S109)、予告情報の更新(S110)が含まれる。
業務支援情報ファイル20の更新(S102): オーダー情報を取得すると、取得したオーダー情報を以て業務支援情報ファイル20(図7)が最新情報に更新される。業務支援情報ファイル20には調理業務を支援する最新情報が格納されている。業務支援情報ファイル20は、業務支援情報を格納するデータベースの一例である
オーダー情報の解析(S103): オーダー情報をオーダーされた調理品を提供するに当たり、調理品を実現するため、どのような被調理物fをどのような機器を用いて誰が調理を行うかなどの観点から解析する。
予告情報の生成(S105): 被調理物fの調理時間が判明すれば、オーダー品を提供するまでの時間または時刻などの時間情報を求めることができる。この時間情報を含む予告情報を生成する。
予告情報の提示(S106): 予告情報はオーダー情報に関係付けて提示する。つまり、オーダーした顧客、オーダー時刻、オーダー品などを含むオーダー情報に関係付けられた予告情報を提示する。
調理時間の管理(S108、S109、S110): この調理時間の管理では、加熱中の被調理物fについて、調理時間を監視する。この管理では、調理時間の終了かを判断し(S108)、調理時間が終了していなければ(S108のNO)この管理は調理時間が経過するまで調理を継続する。調理時間の経過中、時間情報を取得し(S109)、取得した時間情報を用いて被調理物fの調理時間終了までの経過を表す予告情報を更新する(S110)。
情報提示(S111): 調理時間が終了すれば(S108のYES)、予告情報を含む業務支援情報ファイル20を提示情報として情報提示し、S101に戻る。
図2は、第1の実施の形態に係る調理業務支援システムの一例を示している。図2に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この調理業務支援システム2は、調理業務を支援するための既述の業務支援工程(図1)の処理に用いられる。この調理業務支援システム2は、オーダー情報取得部4、処理部6、記憶部8、情報提示部10、通信部11および予告情報端末13を備える。
オーダー情報取得部4は、顧客が注文する調理品を実現するための被調理物fの調理を指示するオーダー情報を取得する。このオーダー情報取得部4にはたとえば、メニュー情報を入力する入力端末、POS(Point of Sale )システム端末などの情報入力端末などを用いてよい。
b)オーダー情報で特定されたオーダー品の提供までの時間情報の算定
c)予告情報の生成
d)オーダー情報に関係付けて予告情報の提示
が含まれる。
オーダー情報には調理品を含むオーダー品などで特定される調理品情報が含まれる。この調理品情報を解析し、オーダー品の原材料ともいうべき被調理物fを表す被調理物情報を特定し、この調理をする機器などを表す機器情報を取得する。
調理時間は、一つの被調理物fを調理品に仕上げる単位時間、または複数の被調理物fを調理品に仕上げる集合時間の何れでもよい。
e)調理時間を表す時間情報の長短または推移を表す発色情報の生成
f)オーダー情報に関係付けてオーダー品の提供順位情報の生成
g)提供順位情報を含む予告情報の提示
が含まれる。
グループ情報はたとえば、同時刻に到来した顧客に対し、同時またはほぼ同時に調理品を提供するため、被調理物fの調理順序をグループ化によって関連付ける。このグループ情報に関係付けられた時間情報は被調理物fの調理時間や調理品の提供時間を同期化する時間情報である。
種別情報は被調理物fがたとえば、パティかポテトかなど、調理する機器ごとに峻別するための情報である。数量情報は同時または同時的に処理される被調理物fの数などを表す。種別に応じた機器とは、種別ごとに被調理物fを調理する機器を表す。時間情報には被調理物fごとの処理時間の他、被調理物fの集合時間、異なる種別の被調理物fの集合時間が含まれる。
オーダー情報ファイル12にはオーダー情報が格納される。このオーダー情報にはオーダー品情報、オーダー時刻情報、オーダー顧客情報などが含まれる。
機器情報ファイル14には、厨房に設定されている調理機器やその処理能力などの情報が格納される。
調理完了情報ファイル16には被調理物fの調理完了を表す情報が格納される。
オペレーション情報ファイル18には調理者に求められるオペレーション情報が格納される。オペレーション作業には作業ルール情報などを含む。
業務支援情報ファイル20には調理者に指示する指示情報が格納される。
情報提示部10は調理機器15の近傍に設置され、調理者に支援情報を提示する。この情報提示部10には主として業務支援情報ファイル20に格納されている業務支援情報がタイムリーに提示される。必要に応じて調理者が状況や業務遂行指示を確認するため、他の情報ファイルが提示される。
調理機器15には、グリドル17、フライヤー19の他、図示しない茹で麺器などが設置される。
通信部11は処理部6と接続され、外部機器であるたとえば、予告情報端末13とたとえば、無線接続により情報の授受を行う。予告情報端末13は、オーダー情報を提供した顧客に対してオーダー品の予告情報を提示する。この予告情報端末13には調理業務支援システム2の専用端末でもよいし、公衆回線と接続される情報端末を用いてもよい。
図3は、オーダー情報ファイル12の一例を示している。このオーダー情報ファイル12にはオーダー時刻部22、オーダー情報部24、被調理物部26、顧客情報部28、グループ化情報部30が設定されている。
オーダー時刻部22には顧客がオーダーした時刻情報が格納される。オーダー情報部24には、オーダー内容が格納され、オーダー品目部24−1および個数部24−2が設定される。オーダー品目部24−1にはオーダー品目を特定する調理品名称などの識別情報が格納される。個数部24−2にはオーダー品目ごとにオーダー個数情報が格納される。被調理物部26にはオーダー品目に係る調理品に調理するための被調理物を特定する識別情報として種別情報が格納される。この種別情報は調理機器を特定するに必要な情報としてたとえば、パティ、ポテトなどの原材料名を表す識別情報でよい。
顧客情報部28には顧客の属性情報などを格納する。たとえば、この属性情報には性別情報、個人またはグループ、学生か一般人かなどが含まれる。グループ化情報部30には同時来店者に同時に調理品を提供するなどの観点から、被調理物の調理順序を特定するためのグループ化を示す情報である。
図4は、機器情報ファイル14の一例を示している。この機器情報ファイル14には被調理物fに対する調理機器情報またはその能力情報を格納する。この機器情報ファイル14には機器情報部32、被調理物部34、最大調理量部36および調理時間部38が設定されている。機器情報部32には厨房に設定されている機器として調理機器を特定する機器名称などの識別情報が格納される。被調理物部34には調理機器に適合する被調理物名などの識別情報が格納される。最大調理量部36には各機器の処理能力として最大調理量情報が格納される。調理時間部38には各機器の処理能力として調理時間情報が格納される。
図5は、調理完了情報ファイル16の一例を示している。この調理完了情報ファイル16にはオーダー情報ファイル12に対応し、オーダーされた調理品の調理完了情報が格納される。この調理完了情報ファイル16にはオーダー情報ファイル12と同様にオーダー時刻部40、オーダー情報部42、被調理物部44、調理完了情報部46が設定されている。
オーダー時刻部40、オーダー情報部42および被調理物部44は、オーダー情報ファイル12に同期し、オーダー情報ファイル12と同様の情報が格納されるので、その説明を割愛する。
そして、調理完了情報部46には被調理物fが調理前、調理中または調理完了を表す状態情報が格納される。
図6は、オペレーション情報ファイル18の一例を示している。このオペレーション情報ファイル18には調理者が実行すべきオペレーションやそのルールを表す情報が格納される。このオペレーション情報ファイル18には項目部48および内容部50が設定されている。項目部48にはメニュー処理情報48−1、調理機器情報48−2、オーダー対応ルール情報48−3、優先順位情報48−4、調理者情報48−5が設定されている。
メニュー処理情報48−1の内容部50には各メニューの調理時間や作業工程情報が格納される。
調理機器情報48−2の内容部50には、厨房に設置されている調理機器の種類や最大調理量などの調理機器に関する情報が格納される。
オーダー対応ルール情報48−3の内容部50には、調理品の提供ルールとしてたとえば、オーダーからの提供時間、オーダー品目の提供順序たとえば、ドリンク、サイド、バーガーの順などの順位情報などが格納される。
優先順位情報48−4の内容部50には、調理完了時点で調理品を提供し、次の調理を開始すること、同時オーダーおよび同一メニューは同時に提供する、ポテト提供後にバーガーを提供するなどの調理品の優先順位情報48−4を格納する。
調理者情報48−5の内容部50には、調理者の人数、配置、作業動線、機器などの持場を単位に調理者を配置し、2か所で同時作業が可能であるなどの情報が格納される。
図7は、業務支援情報ファイル20の一例を示している。この業務支援情報ファイル20は調理者に対する提示情報の基礎情報であり、時刻情報部52、オーダー情報部54、調理機器情報部56、調理時間情報部58が設定されている。
時刻情報部52には、オーダー時刻、調理開始時刻、調理完了時刻などの時刻情報が格納される。
オーダー情報部54にはオーダー品目を特定する被調理物の属性情報が格納される。
調理機器情報部56には、被調理物を調理する調理機器を特定する属性情報が格納される。調理時間情報部58には、被調理物の調理開始から調理完了までの時間幅を示す時間情報が格納される。
図8は、現時点の業務支援情報60を示している。この業務支援情報60は調理業務を支援するための情報であって、業務支援情報ファイル20から生成される提示情報である。
この業務支援情報60には調理者に調理指示をするための提示情報がオーダー情報領域62、調理情報領域64、時間情報領域66、時刻情報領域68に区分けされている。
オーダー情報領域62には現オーダー時点のオーダー情報として、5組のオーダー情報部62−1、62−2、62−3、62−4、62−5がオーダー順に提示されている。 オーダー情報部62−1、62−2、62−3、62−4、62−5には個別にオーダー順情報部70とともに、同時刻オーダーに係る複数のオーダー品情報部としてたとえば、オーダー品情報部72−1、72−2、72−3が設定されている。
オーダー品情報部72−2には顧客Bに係るオーダー情報として、オーダー(2)、オーダー品およびその数量=「ポテト×2」、「バーガー×2」「エビバーガー×1」が表示されている。
オーダー品情報部72−3には顧客Cに係るオーダー情報として、オーダー(3)、オーダー品およびその数量=「バーガー×1」「エビバーガー×1」が表示されている。オーダー(1)ないし(3)は異なる顧客AないしCに係るオーダーであるが、同時刻オーダーであるため、グループ化される。このグループ化を表すグループ化情報は、共通の着色表示となっている。図中、白色で統一されている。
後続のオーダー情報部62−3〜62−5についても同様である。
グリドル情報部64−1には12組のグリドル位置情報部G1、G2、G3、・・・、G12および複数のパティ情報部74が設定されている。グリドル位置情報部G1、G2、G3、・・・、G12は被調理物fの一例であるパティの焼き位置を表す情報である。パティ情報部74は、グリドル位置情報部G1、G2、G3、・・・、G12ごとに設定され、パティの加熱時間を表す長さを以て時間軸上に平行に連続して配置される。この例では、パティ(1)、(2)、(3)はグループ化されたオーダー(1)、(2)、(3)に共通に着色化され、オーダー品の調理状況が表示されている。つまり、パティ情報部74は、パティの調理完了情報を含む予告情報である。
時間情報領域66は調理時間を表す時間スケールが提示されている。この例では、パティ情報部74、ポテト情報部76およびエビ情報部78の単位時間幅を表すグリッド情報とともに、時間が表示されている。
時刻情報領域68には現在時刻を表す時刻情報が表示されている。つまり、調理開始時刻から調理完了時刻、および調理時間を視認できる。
図8との比較から明らかなように、11分経過後の現点では、先オーダー品目の調理完了により、たとえば、オーダー情報領域62ではオーダー情報部62−1が消え、オーダー情報部62−2が先頭オーダーに推移している。
調理情報領域64ではオーダー品目が調理品として提供され、調理中であった調理品目は調理から消失している。
時刻情報領域68は一例である11分の時間経過を示す時刻情報を示している。
図10は、被調理物fを調理する調理機器15を示している。この調理機器15には一例であるグリドル17およびフライヤー19を示している。
このグリドル17は複数の被調理物fの一例である12枚のパティを加熱可能な被調理物投入部84を備えており、各パティを単位に被調理物投入部84−1、84−2、84−3、・・・、84−12が設定される。
フライヤー19は複数の被調理物fの一例である6組の揚げ物の調理が可能であり、被調理物投入部86−1、86−2、・・・、86−6を備えている。
図11は、グリドル17における業務処理手順を示している。図11において、mはオーダーグループ、xはあるオーダーグループに含まれるパティ数、Tmはオーダーグループmの発注からの経過時間、Pはパティを表す。
このグリドル17側のプロセスには次の処理が含まれる。
(1) 顧客からのオーダーに対し、グリドル17で調理すべきパティ数xの確認
(2) グリドル17の空きスペース数(パティの調理可能枚数)の確認
(3) パティ数xが空きスペース数以内ならパティ投入の指示
(4) パティ数xが空きスペース数より多い場合にはオーダー時点からの経過時間の確認を行い、一定の経過時間たとえば、5分間の経過を待つ。
グリドル17のパティ投入数G(1〜12)がG(1〜12)=0かを判断する(S202)。G(1〜12)=0であれば(S202のYES)、投入待ちに移行し(S203)、S202に戻る。
G(1〜12)=0でなければ(S202のNO)、x≦countG(1〜12)かを判断する(S204)。
x≦countG(1〜12)であれば(S204のYES)、オーダーグループmのパティを投入し(S205)、mのインクリメント(m+1)を実行し(S206)、S201に戻る。
また、x≦countG(1〜12)でなければ(S204のNO)、オーダーグループmの投入時間からの時間Tmについて、Tm<T(=たとえば、5分)かを判断する(S207)。Tm<Tであれば(S207のYES)、S203の投入待ちに移行する。Tm<Tでなければ(S207のNO)、S206に推移する。
斯かる処理によれば、オーダーに含まれるパティの数xが空きスペースcountGより少ないか確認(判定)を行う。オーダーに含まれるパティの数xが空きスペースcountGより少なければ、x枚のパティを投入する。また、オーダーに含まれるパティの数xが空きスペースcountGより多ければ、経過時間の確認に移行する。したがって、スペースに応じたパティの投入調整が可能となる。
図12は、フライヤー19の業務処理手順を示している。図12において、mはオーダーグループ、xはあるオーダーグループに含まれる揚げ物数、Tmはオーダーグループmの発注からの経過時間、Qは揚げ物を表す。
このフライヤー19側のプロセスには次の処理が含まれる。
(1) 顧客からのオーダーに対し、フライヤー19で調理すべき、揚げ物数yの確認
(2) フライヤー19の空きスペース数(揚げ物の調理可能個数)の確認
(3) 揚げ物数yが空きスペース数以内なら揚げ物投入指示
(4) 揚げ物数yが空きスペース数より多い場合にはオーダー時点からの経過時間の確認を行い、一定の経過時間たとえば、5分間の経過を待つ。
フライヤー19の揚げ物投入数F(1〜6)がF(1〜6)=0かを判断する(S302)。F(1〜6)=0であれば(S302のYES)、投入待ちに移行し(S303)、S302に戻る。
F(1〜6)=0でなければ(S302のNO)、y≦countF(1〜6)かを判断する(S304)。
y≦countF(1〜6)であれば(S304のYES)、オーダーグループmの揚げ物を投入し(S305)、mのインクリメント(m+1)を実行し(S306)、S301に戻る。
また、y≦countF(1〜6)でなければ(S304のNO)、オーダーグループmの発注時間からの時間Tmについて、Tm<T(=たとえば、5分)かを判断する(S307)。Tm<Tであれれば(S307のYES)、S303の投入待ちに移行する。Tm<Tでなければ(S307のNO)、S306に推移する。
斯かる処理によれば、オーダーに含まれる揚げ物の数yが空きスペースcountFより少ないか確認(判定)を行う。オーダーに含まれる揚げ物の数yが空きスペースcountFより少なければ、y個の揚げ物を投入する。また、オーダーに含まれる揚げ物の数yが空きスペースcountFより多ければ、経過時間の確認に移行する。したがって、スペースに応じた揚げ物の投入調整が可能となる。
図13のAは、グリドル業務情報ファイル88−1の一例を示している。このグリドル業務情報ファイル88−1にはグリドル業務処理手順(図11)によって生成される業務支援情報が格納される。
グリドル業務情報ファイル88−1には識別情報部90および業務情報部92が設定されている。識別情報部90には調理機器情報としてグリドル17を特定する識別情報が格納される。業務情報部92はパティ投入箇所情報94を行欄としてG1、G2、・・・、G12が設定され、時間情報部96を列欄として時間たとえば、1分単位とすることにより、パティオーダー情報Pa−bがマトリックス化されている。Pa−bにおいて、aはオーダー順位、bは調理開始からの時間を表している。
この例では、グリドル17における業務処理手順(図11)によって得られた演算結果として、G1:P1−1、P1−2、P1−3、P1−4、G2:P2−1、P2−2、P2−3、P2−4、G3:P3−1、P3−2、P3−3、P3−4が提示されている。たとえば、G1のP1−1では、パティがオーダー順位1で、調理開始から1分を表している。
図13のBは、フライヤー業務情報ファイル88−2の一例を示している。このフライヤー業務情報ファイル88−2には既述のフライヤー業務処理手順(図12)によって生成される業務支援情報が格納される。
フライヤー業務情報ファイル88−2には識別情報部98および業務情報部100が設定されている。識別情報部98には調理機器情報としてフライヤー19を特定する識別情報が格納される。業務情報部100はフライヤー投入箇所情報102を行欄としてF1、F2、・・・、F6が設定され、時間情報部104を列欄として時間たとえば、1分単位とすることにより、フライヤーオーダー情報Qa−bがマトリックス化されている。Qa−bにおいて、aはオーダー順位、bは調理開始からの時間を表している。
この例では、フライヤー19における業務処理手順(図12)によって得られた演算結果として、F1:Q1−1、Q1−2、Q1−3、F2:Q2−1、Q2−2、Q2−3、F3:Q3−1、Q3−2、Q3−3が提示されている。同様にたとえば、F2のQ2−1では、フライヤーがオーダー順位「2」で、調理開始から1分を表している。
業務支援情報には既述した被調理物情報、機器情報、調理時間、グループ情報、調理量情報が含まれる。これらを適時に生成し、最新の業務支援情報として生成し、これを提示する。
図14は、予告情報ファイル105を示している。この予告情報ファイル105には予告情報が格納され、予告情報の提示に用いられる。
この予告情報ファイル105には、顧客情報部107、オーダー順位部109、オーダー品部111、個数部113、予想時間部115、提供時刻部117が含まれる。顧客情報部107にはオーダー情報を提供した顧客を特定するための番号などの識別情報が格納される。オーダー順位部109には、オーダー情報を提供した順位、つまり、オーダー品の提供順位を表す順位情報が格納される。オーダー品部111には、オーダー品を表す調理品を特定するための商品名などの識別情報が格納される。個数部113には、オーダー品ごとの注文個数を表す数値情報が格納される。予想時間部115には、オーダー品の提供予想時間、つまり、待機時間を表す時間情報が格納される。提供時刻部117には、オーダー情報の提供時点から計測された待機時間に該当する時刻を表す時間情報が格納される。
この第1の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) オーダー情報を取得してオーダー品提供の予告情報を提示することができる。
(2) 予告情報を以て店舗側と顧客側の距離感を短縮できるので、店舗側と顧客側の互いの信頼性を向上させることができる。
(3) オーダー品提供の予告情報を顧客に提供した結果、調理者はオーダー品を実現する責任意識が高められ、調理の迅速化に寄与することができる。
(4) 顧客はオーダー品提供までの待機時間や進捗状況を視覚的に認識でき、店舗に対する信頼感が醸成される。
図15は、第2の実施の形態に係る調理業務支援システムの一例を示している。図15に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。
この調理業務支援システム2は、コンピュータによる情報処理で既述の業務支援工程(図1)を実現する。この調理業務支援システム2には、店舗サーバー装置106、オーダー入力端末108、情報提示装置110が設置され、店舗サーバー装置106と連係される予告情報端末13(図2)が含まれる。
店舗サーバー装置106はサーバー本体112、操作入力部114、情報提示部116を備え、顧客からのオーダーを受けて調理業務などの業務支援情報を生成し、業務支援のための情報提示などの情報処理を行う。操作入力部114はレジカウンターなどに設置され、レジ担当者P1などが顧客からのオーダー情報を入力する。操作入力部114には情報入力に用いられるキーボード、バーコード読取り部、マウス、I/O128(図16)に接続された情報端末の他、タッチパネルを含んでいる。タッチパネルは情報提示部116の情報提示画面に設置すればよい。
情報提示部116はたとえば、LCD(Liquid Crystal Display)で構成され、サーバー本体112により制御される。この情報提示部116には適時に入力オーダー情報や業務支援情報の他、アラート情報などが提示される。
オーダー入力端末108はレジカウンターなどに設置され、またはウエイトレスP2などが携行して顧客からオーダー情報を受ける。
情報提示装置110は、グリドル17、フライヤー19などの調理機器15の近傍でこれらを操作する調理者P3、P4などに視認可能な位置に設置される。この情報提示装置110は店舗サーバー装置106と有線接続されまたは無線接続されて店舗サーバー装置106で制御され、調理業務などの業務支援情報を提示する。
そして、予告情報端末13を通して顧客P5に対してオーダー品の予告情報を提供することができる。
図16は、店舗サーバー装置106のハードウェアを示している。図16において、図15と同一部分には同一符号を付してある。
サーバー本体112には、プロセッサ124、記憶部126、入出力部(I/O)128、通信部130、タイマー132が設置されている。プロセッサ124は、記憶部126にあるOS(Operating System)を実行し、既述の業務支援情報の生成処理などのプログラムで実行すべき各種機能を実現するための情報処理を実行する。この情報処理にはオーダー情報ファイル12(図3)、機器情報ファイル14(図4)、調理完了情報ファイル16(図5)、オペレーション情報ファイル18(図6)、業務支援情報ファイル20(図7)への情報の格納および最新情報への更新、業務支援情報の生成、その提示制御などの処理が含まれる。
I/O128は、プロセッサ124の制御により、情報の入力、情報の取出しなどに用いられる。
記憶部126はROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)などの記憶素子を備え、OS、調理プログラムなど、各種のプログラムを格納するとともに、各業務情報が格納されている。通信部130はプロセッサ124の制御により、管理センターや携帯情報端末などと無線または有線による接続により情報の授受を行う。
操作入力部114には顧客からのオーダーを手入力によってオーダー情報として入力する。情報提示部116には入力情報、業務支援情報などが提示される。
タイマー132は、既述の時刻情報や時間情報の計時に用いられ、その計時情報がI/O128を通してプロセッサ124に取り込まれる。
パティ検出部134は、グリドル17へのパティの投入、グリドル17からのパティの取出し、パティの投入可能箇所などを検出し、その検出情報を出力する。また、揚げ物検出部136は、フライヤー19への揚げ物の投入、フライヤー19からの揚げ物の取出し、揚げ物の投入可能箇所などを検出し、その検出情報を出力する。これら検出情報はI/O128に取り込まれ、プロセッサ124の情報処理に用いられる。
図17は、予告情報端末13のハードウェアの一例を示している。この予告情報端末13では、プロセッサ138、記憶部140、I/O142、通信部144、情報提示部146、操作入力部148が備えられる。プロセッサ138は記憶部140に格納されているOS(Operating System)や予告情報を生成するプログラムなどを実行する。記憶部140にはOSの他、既述の予告情報ファイル105が格納される。I/O142は情報の授受に用いられる。通信部144は、サーバー本体112の通信部130と公衆回線などを媒介として予告情報の授受を行う。情報提示部146は、予告情報の提示に用いられる。操作入力部148は、予告情報プログラムの起動、予告情報画面の選択などに用いられる。
店舗サーバー装置106による情報処理には、
a)被調理物fの調理を指示するオーダー情報の取得
b)オーダー情報で特定されたオーダー品の提供までの時間情報を含む予告情報の生成
c)オーダー情報に関係付けてオーダー品の提供時間を含む予告情報の生成
d)予告情報端末13に予告情報の提供
e)時間情報の長短または推移を表す発色情報の生成
f)オーダー情報に関係付けてオーダー品の提供順位情報の生成
g)提供順位情報を含む予告情報の提示
h)被調理物情報から機器を特定し、その機器情報の生成処理
i)被調理物情報から調理時間を確定し、この時間情報の生成処理
j)オーダー情報から被調理物fを特定し、同時オーダーなど、被調理物fに関係付けられたグループ情報の生成処理
k)グループ情報に関係付けられた時間情報の生成処理
l)オーダー情報から被調理物fの種別たとえば、パティか揚げ物かなどの種別を特定するための種別情報の取得処理
m)オーダー情報から被調理物fの調理すべき数量を表す数量情報の取得処理
n)種別情報に応じて機器を特定する処理
o)数量情報から調理時間を表す時間情報の生成処理
などが含まれる。
予告情報端末13による情報処理には、
p)店舗サーバー装置106との有線接続または無線接続の通信処理
q)予告情報端末13から提供される予告情報の展開
r)予告情報の推移画像の生成
などの処理が含まれる。
図18は、情報提示装置110の情報提示画面150における業務支援情報の提示例を示している。
この情報提示画面150には最新の業務支援情報60(図8、図9)が提示される。この業務支援情報60については既述したので、その詳細は割愛する。図8および図9に示すように、この業務支援情報60はオーダー情報の入力や、業務の遂行に伴って時間経過に従い、タイムリーに最新情報に更新される。
この情報提示画面150には、図示しないアラート情報などを提示してもよい。
る。
図19は、予告情報端末13による予告情報の提示および推移を示している。
予告情報端末13の情報提示画面152には、店舗サーバー装置106から提供された特定の顧客に対するオーダー情報および予告情報が提示される。この情報提示画面152にはオーダー番号部154、注文品提示部156、数量提示部158、状態情報部160、推移情報部162が提示される。
オーダー番号部154には特定の顧客を識別するための番号情報が表示される。注文品提示部156には注文品のリストが提示される。数量提示部158には注文品ごとの数量が提示される。状態情報部160にはオーダー品の調理中などのステータス情報が提示される。推移情報部162にはオーダーからの時間経過に従って調理の進捗状況が動的に表示される。この推移情報部162には起点アイコン162−1、終点アイコン162−2、推移アイコン162−3が提示される。起点アイコン162−1および終点アイコン162−2は調理時間に関係なく一定の間隔を以て表示され、推移アイコン162−3は、時間経過に従って推移するアイコンであり、起点アイコン162−1から終点アイコン162−2に向かって位置および発色が変化する。
オーダー後の時間経過に従って、図19のBに示すように、状態情報部160には現在の状況として「調理中」が表示される。推移アイコン162−3は、経過時間を表す位置として起点アイコン162−1および終点アイコン162−2の中間位置に表示される。この場合、起点アイコン162−1、終点アイコン162−2および推移アイコン162−3は、調理開始直後と異なる発色たとえば、黄色に表示される。
そして、調理完了間近では、図19のCに示すように、状態情報部160には現在の状況として「調理終了間近」が表示される。推移アイコン162−3は、経過時間を表す位置として終点アイコン162−2側の位置に表示される。この場合、起点アイコン162−1、終点アイコン162−2および推移アイコン162−3は、調理開始直後または調理中と異なる発色たとえば、赤色に表示される。
このように、予告情報が視覚情報として予告情報端末13に提示される。
図20は、情報端末164の情報提示画面166による予告情報の提示を示している。既述したように、予告情報は専用の予告情報端末13に限定されず、一般の情報端末164に提示することが可能である。
この情報提示画面166の情報提示では、オーダー品提示部168、経過情報部170および時間経過アイコン172が提示される。オーダー品提示部168にはオーダー品のリストおよび数量が提示される。経過情報部170には状態情報として調理開始、調理中、調理終了間近を表す情報が提示されるとともに、時間経過アイコン172が表示される。時間経過アイコン172は全長部に対して調理終了までの時間経過を表すパーセント表示とともに、進捗状態を表す帯が表示される。
図21は、調理業務支援システム2による業務支援工程の処理シーケンスを示している。この処理シーケンスは、本発明のプログラムまたは調理方法の一例である。このシーケンスでは説明を簡略化するため、調理業務支援システム2について、店舗サーバー装置106、調理機器15、予告情報端末13、情報提示装置110を示しているが、情報処理対象はこれに限定されない。この処理シーケンスにおいて、Sは手順または工程を示し、Sに付した番号は手順または工程の順序の一例である。
店舗サーバー装置106はオーダー入力端末108または操作入力部114からのオーダー情報を取得し(S401)、取得したオーダー情報により業務支援情報ファイル20を更新する(S402)。更新した最新の業務支援情報は情報提示装置110に提供され、情報提示が行われる(S403)。この情報提示には図8または図9に示す業務支援情報60が用いられる。
被調理物fが調理機器15に投入されると(S408)、店舗サーバー装置106はパティ検出部134、揚げ物検出部136からの検出情報により、被調理物fの投入情報を取得する(S409)。
店舗サーバー装置106は、調理時間を管理し、調理時間の終了かを判断する(S410)。調理時間の終了前(S410のNO)、店舗サーバー装置106は、タイマー132(図16)から時間情報を取得し(S411)、現時点の予告情報を更新し(S412)、予告情報端末13および情報提示装置110に予告情報を提供する。店舗サーバー装置106は、調理時間の終了後であれば(S410のYES)、S411、S412をスキップする。予告情報端末13(図2)は予告情報の提示を行い(S413)、情報提示装置110は業務支援などの情報を提示する(S414)。
このプログラムの機能には、
a)被調理物fの調理を指示するオーダー情報の取得
b)オーダー品の提供までの時間情報を含む予告情報の生成
c)オーダー情報に関係付けて予告情報の提示情報の生成
d)時間情報の長短または推移を表す発色情報の生成
e)オーダー情報に関係付けてオーダー品の提供順位を含む提示情報の生成
f)提供順位情報を含む予告情報などの提示情報の生成
などの機能が含まれる。
この第2の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 第1の実施の形態に係る調理方法およびプログラムを実現することができる。
(2) 第1の実施の形態で述べた効果を得ることができる。
図22は、第3の実施の形態に係る業務支援器174を示している。図22において、図2〜図17と同一部分には同一符号を付してある。
この業務支援器174は本発明の機器の一例である。この業務支援器174にはたとえば、機器筐体176が備えられる。この機器筐体176には既述の店舗サーバー装置106のサーバー本体112(図15)が設置されているとともに、前面部には情報提示装置110や操作入力部114が設置されている。
この業務支援器174は調理機器15のたとえば、グリドル17、フライヤー19に隣接して設置される。業務支援器174は既述の店舗サーバー装置106の機能を備え、そのうちの通信機能によりインターネット回線118を用いてセンターサーバー120と連係されている。この機能の詳細は第1および第2の実施の形態で説明しており、その説明を割愛する。
そして、予告情報端末13には業務支援器174によって生成される業務支援情報の一部を構成する予告情報が提示される。この提示機能については既述したので、その詳細な説明は割愛する。
この第3の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) この第3の実施の形態に係る業務支援器174によれば、オーダー情報を受けて調理業務支援をコンピュータの情報処理により実現することができる。
(2) この業務支援器174によれば、調理業務支援システム2およびプログラムにより、第1の実施の形態および第2の実施の形態と同様の効果が得られる。
(3) 予告情報端末13を用いてオーダー品の提供時間までを予測でき、店舗側と顧客との一体感が得られ、顧客の充足感を高めることができる。
(1) 上記実施の形態では、調理機器15としてグリドル17、フライヤー19を設置しているが、既述したように、茹で麺器やクレープ調理器などを備えてもよい。
(2) 上の実施の形態では、オーダー入力端末108を用いているが、このオーダー入力端末108や情報提示装置110に携帯情報端末を用いてもよい。
(3) 予告情報端末13には店舗内に設置されるタブレット端末の他、顧客が携行する各種端末を利用することができる。
(4) 上記実施の形態では、被調理物fであるパティの調理時間を11分としているが、調理時間は自由に設定されるものであり、本発明は例示した調理時間に限定されない。
(5) 記憶部に格納する情報をファイルとして示しているが、各種データベースで構成でき、情報ファイルに限定されるものではない。
(6) 上記実施の形態では、データベース(DB)の一例としてオーダー情報ファイル12など各種のファイルを記載しているが、各ファイルの形式に本発明が限定されるものではない。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
2 調理業務支援システム
4 オーダー情報取得部
6 処理部
8 記憶部
10 情報提示部
11 通信部
12 オーダー情報ファイル
13 予告情報端末
14 機器情報ファイル
15 調理機器
16 調理完了情報ファイル
17 グリドル
18 オペレーション情報ファイル
19 フライヤー
20 業務支援情報ファイル
22 オーダー時刻部
24 オーダー情報部
24−1 オーダー品目部
24−2 個数部
26 被調理物部
28 顧客情報部
30 グループ化情報部
32 機器情報部
34 被調理物部
36 最大調理量部
38 調理時間部
40 オーダー時刻部
42 オーダー情報部
42−1 オーダー品目部
42−2 個数部
44 被調理物部
46 調理完了情報部
48 項目部
50 内容部
48−1 メニュー処理情報
48−2 調理機器情報
48−3 オーダー対応ルール情報
48−4 優先順位情報
48−5 調理者情報
52 時刻情報部
54 オーダー情報部
56 調理機器情報部
58 調理時間情報部
60 業務支援情報
62 オーダー情報領域
62−1、62−2、62−3、62−4、62−5 オーダー情報部
64 調理情報領域
64−1 グリドル情報部
64−2 フライヤー情報部
66 時間情報領域
68 時刻情報領域
70 オーダー順情報部
72−1、72−2、72−3 オーダー品情報部
74 パティ情報部
76 ポテト情報部
78 エビ情報部
84、84−1、84−2、84−3、・・・、84−12、86−1、86−2、・ ・・、86−6 被調理物投入部
88−1 グリドル業務情報ファイル
88−2 フライヤー業務情報ファイル
90 識別情報部
92 業務情報部
94 パティ投入箇所情報
96 時間情報部
98 識別情報部
100 業務情報部
102 フライヤー投入箇所情報
104 時間情報部
105 予告情報ファイル
106 店舗サーバー装置
107 顧客情報部
108 オーダー入力端末
109 オーダー順位部
110 情報提示装置
111 オーダー品部
112 サーバー本体
113 個数部
114 操作入力部
115 予想時間部
116 情報提示部
117 提供時刻部
118 インターネット回線
120 センターサーバー
122 POSシステム
124 プロセッサ
126 記憶部
128 入出力部(I/O)
130 通信部
132 タイマー
134 パティ検出部
136 揚げ物検出部
138 プロセッサ
140 記憶部
142 I/O
144 通信部
146 情報提示部
148 操作入力部
150 情報提示画面
152 情報提示画面
154 オーダー番号部
156 注文品提示部
158 数量提示部
160 状態情報部
162 推移情報部
162−1 起点アイコン
162−2 終点アイコン
162−3 推移アイコン
164 情報端末
166 情報提示画面
168 オーダー品提示部
170 経過情報部
172 時間経過アイコン
174 業務支援器
176 機器本体
Claims (13)
- 被調理物の調理を指示するオーダー情報を取得する工程と、
前記オーダー情報で特定されたオーダー品の提供までの時間情報を含む予告情報を生成する工程と、
前記オーダー情報に関係付けて前記予告情報を提示する工程と、
を含むことを特徴とする調理業務支援方法。 - さらに、前記時間情報の長短または推移を表す発色情報を生成する工程と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の調理業務支援方法。 - さらに、前記オーダー情報に関係付けて前記オーダー品の提供順位情報を生成する工程と、
前記提供順位情報を含む前記予告情報を提示する工程と、
を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の調理業務支援方法。 - 被調理物の調理を指示するオーダー情報を取得するオーダー情報取得部と、
前記オーダー情報で特定されたオーダー品の提供までの時間情報を含む予告情報を生成する処理部と、
前記オーダー情報に関係付けて前記予告情報を提示する情報提示部と、
を含むことを特徴とする調理業務支援システム。 - さらに、前記処理部は、前記時間情報の長短または推移を表す発色情報を生成することを特徴とする請求項4に記載の調理業務支援システム。
- さらに、前記処理部は、前記オーダー情報に関係付けて前記オーダー品の提供順位情報を生成し、前記情報提示部は、前記提供順位情報を含む前記予告情報を提示することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の調理業務支援システム。
- コンピュータに実行させるプログラムであって、
被調理物の調理を指示するオーダー情報を取得する機能と、
前記オーダー情報で特定されたオーダー品の提供までの時間情報を含む予告情報を生成する機能と、
前記オーダー情報に関係付けて前記予告情報を提示する機能と、
を前記コンピュータで実行させるためのプログラム。 - さらに、前記時間情報の長短または推移を表す発色情報を生成する機能を前記コンピュータで実行させるための請求項7に記載のプログラム。
- さらに、前記オーダー情報に関係付けて前記オーダー品の提供順位情報を生成する機能と、
前記提供順位情報を含む前記予告情報を提示する機能と、
を前記コンピュータで実行させるための請求項7または請求項8に記載のプログラム。 - 被調理物の調理を指示するオーダー情報を取得するオーダー情報取得部と、
前記オーダー情報で特定されたオーダー品の提供までの時間情報を含む予告情報を生成する処理部と、
前記オーダー情報に関係付けて前記予告情報を提示する情報提示部と、
を含むことを特徴とする機器。 - さらに、前記処理部は、前記時間情報の長短または推移を表す発色情報を生成することを特徴とする請求項10に記載の機器。
- さらに、前記処理部は、前記オーダー情報に関係付けて前記オーダー品の提供順位情報を生成し、前記情報提示部は、前記提供順位情報を含む前記予告情報を提示することを特徴とする請求項10または請求項11に記載の機器。
- 請求項4ないし請求項6の何れかの請求項に記載された調理業務支援システム、または請求項10ないし請求項12の何れかの請求項に記載された機器と有線接続または無線接続で連係される機器であって、
オーダー情報に関係付けて予告情報を提示する情報提示部を備えることを特徴とする機器。
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