本発明の実施の一形態を図1ないし図47に基づいて説明する。本実施の形態は、来店したお客様を接客フロアに配備されているテーブルへご案内し、オーダーを受け付け、給仕(配膳)するという接客の全ての流れの中で、そのような接客業務を支援する接客支援システムへの適用例である。
(システム構成)
図1は、システムの全体構成を概略的に示すシステム構成図である。図1に示す接客支援システム101は、接客フロア及びチェックアウトカウンタに設置されている情報端末102、キッチンに設置されるキッチンプリンタ103、図示しないテーブル上の空間を撮像するライブカメラ104、そして、店舗のバックヤード等に設置され接客支援システム101全体を制御するサーバとしての接客ステーション105等を備えている。
情報端末102は、接客フロアに設置されているものであってもチェックアウトカウンタに設置されているものであっても、その基本的な構造及び機能は変わらない。相違するのは、その使用態様である。つまり、接客フロアに設置されている情報端末102は、お客様の案内業務、オーダーの受け付け業務及び給仕(配膳)業務という各業務を支援するのに対して、チェックアウトカウンタに設置されている情報端末102は、それらの業務に加えて会計業務をも支援する。つまり、チェックアウトカウンタに設置されている情報端末102は、いわゆるPOS端末としても機能する。このようなことから、情報端末102は、接客フロアに設置されているものであってもチェックアウトカウンタに設置されているものであっても、共にレシートや伝票発行用のプリンタ106が接続されているのに対して、チェックアウトカウンタに設置されている情報端末102は、プリンタ106に加えて客面表示装置107も接続されている。
図2は、POS端末として機能する情報端末102を正面側から見た外観形態を示す斜視図である。情報端末102は、各部を収納する平べったい本体部108の上面に表示デバイスとしての液晶ディスプレイ109が載置されて構成されている。液晶ディスプレイ109には、その表示面の上に入力デバイスとしてのタッチパネル110が積層配置されている。プリンタ106は、情報端末102の左隣に隣接設置されており、例えばRS232CやUSB等のインターフェースを介して情報端末102に接続されている。
図3は、POS端末として機能する情報端末102を背面側から見た外観形態を示す斜視図である。図3では、客面表示装置107が明確に示されている。客面表示装置107は、一例として、7セグメント表示をするLED表示装置であり、情報端末102の本体部108の上面に載置されて設置されている。客面表示装置107も、プリンタ106と同様に、RS232CやUSB等のインターフェースを介して情報端末102に接続されている。
キッチンプリンタ103は、図1に示すように、その上面が操作表示面111となっており、操作表示面111にキーボード112や表示器113が配置されている。キッチンプリンタ103は、例えばサーマルプリンタ(図示せず)を内蔵しており、キッチンで働く調理人のための調理指示伝票(図示せず)を印字発行する。調理指示伝票は、正面に配置された伝票発行口114より発行される。
ライブカメラ104は、図1に示すように、レンズ115から取り込んだ画像を2次元CCDアレイ(図示せず)に結像させ、CCDアレイの出力を増幅、A/D変換、フィルタリング等して動画として出力する構造のものである。ライブカメラ104は、接客フロアに配備されている複数台のテーブル(図示せず)上の空間を狙っており、テーブルの上の状況をつぶさに動画映像として配信する。
接客ステーション105は、図1に示すように、小型の液晶ディスプレイ116及びキーボード117を備えており、各情報端末102から送信された各種の情報の管理等を実行する。
以上概略説明した情報端末102、キッチンプリンタ103、ライブカメラ104及び接客ステーション105は、LANを介して互いにデータ送受信自在に接続されている。そして、情報端末102は、お客様をテーブルに案内する案内情報やメニューオーダーについてのオーダー情報の入力が可能であり、入力されたオーダー情報はLAN経由で接客ステーション105に送信され、接客ステーション105から更にLAN経由でキッチンプリンタ103へと送信される。キッチンプリンタ103は、受信したオーダー情報に応じた内容の伝票を印字発行する。キッチンプリンタ103が印字発行する伝票は、前述したように、注文されたメニュー品目をキッチンの調理人に指示するための調理指示伝票である。POS端末として機能する情報端末102は、会計処理を実行する。
図4は、情報端末102の電気的接続を示すブロック図である。図4に示すように、情報端末102には、マイクロコンピュータ201が備えられており、このマイクロコンピュータ201が各部を駆動制御する。マイクロコンピュータ201は、各部を集中的に制御するCPU202に、バスライン203を介して制御プログラム等の固定的情報を予め記憶するROM204と、各種情報を書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM205とが接続されて構成されている。したがって、マイクロコンピュータ201は、情報処理を実行する情報処理部を構成する。
マイクロコンピュータ201には、バスライン203を介して、タッチパネルコントローラ206、表示コントローラ207、HDD208、インターフェース209及び通信インターフェース210が接続されている。タッチパネルコントローラ206は、タッチパネル110からの入力信号をマイクロコンピュータ201に取り込む。表示コントローラ207は、画像データに基づいて液晶ディスプレイ109を駆動制御し、画像データに応じた画像を液晶ディスプレイ109に表示させる。インターフェース209は、プリンタ106や客面表示装置107をマイクロコンピュータ201に接続させるためのインターフェースであり、前述したように、RS232CやUSB等によって構成されている。通信インターフェース210は、マイクロコンピュータ201をLAN経由で他の機器とデータ通信可能にするためのインターフェースである。
HDD208には、OS、コンピュータプログラム、各種ファイル等がインストールされている。これらのOS、コンピュータプログラム、各種ファイル等は、情報端末102の起動時にその全部又は一部がRAM205にコピーされてCPU202にアクセスされる。CPU202は、こうしてコピーされたOS及びコンピュータプログラムに従った処理を実行する。
図5は、接客ステーション105の電気的接続を示すブロック図である。図5に示すように、接客ステーション105には、マイクロコンピュータ301が備えられており、このマイクロコンピュータ301が各部を駆動制御する。マイクロコンピュータ301は、各部を集中的に制御するCPU302に、バスライン303を介して制御プログラム等の固定的情報を予め記憶するROM304と、各種情報を書き換え自在に記憶してワークエリア等として機能するRAM305とが接続されて構成されている。したがって、マイクロコンピュータ301は、情報処理を実行する情報処理部を構成する。
マイクロコンピュータ301には、バスライン303を介して、表示/キーボードコントローラ306とHDD307と通信インターフェース308とが接続されている。表示/キーボードコントローラ306は、画像データに基づいて液晶ディスプレイ116を駆動制御することで当該画像データに応じた画像を液晶ディスプレイ116に表示させ、また、キーボード117からの入力信号をマイクロコンピュータ301に取り込む。通信インターフェース308は、マイクロコンピュータ301をLAN経由で他の機器とデータ通信可能にするためのインターフェースである。
HDD307には、OS、コンピュータプログラム、各種ファイル等がインストールされている。これらのOS、コンピュータプログラム、各種ファイル等は、接客ステーション105の起動時にその全部又は一部がRAM305にコピーされてCPU302にアクセスされる。CPU302は、こうしてコピーされたOS及びコンピュータプログラムに従った処理を実行する。
図6は、情報端末102及び接客ステーション105がアクセス可能な部門ファイル401のファイル構造を示す模式図である。部門ファイル401は、個々の情報端末102のHDD208と接客ステーション105のHDD307とにインストールされている。接客ステーション105は、個々のHDD208,307にインストールされている部門ファイル401に食い違いが生じないよう、例えば部門ファイル401のレコード更新時や閉店後の夜間時等に、自らのHDD307がインストールしている部門ファイル401を情報端末102のHDD208にダウンロードする。
部門ファイル401は、5桁の品番桁数401aに対応させて、部門401b、タグ位置401c、画像リンク401d、及び備考401eというレコードを登録している。品番桁数401aは、10000番という桁から80000番という桁を規定しており、一例として、
10000:前菜
20000:ドリンク
30000:ピザ
40000:パスタ
50000:メイン
60000:デザート
70000:食後ドリンク
80000:コース料理
という部門を登録している。部門401bには、品番桁数401aに登録されているレコードで定義される部門名のテキストが登録されている。タグ位置401cは、オーダー入力画面Dに表示される部門タグD11(図36〜図38参照)に対する個々の部門401bのレコードの割り付けを定義している。画像リンク401dは、部門タグD11に表示する画像データ(図示せず)に対するリンクを定義している。これらの画像は、個々の情報端末102のHDD208と接客ステーション105のHDD307とにインストールされている。備考401eは、例えば情報管理用に様々な情報をテキストで書き込める欄である。
図7は、情報端末102及び接客ステーション105がアクセス可能なPLUファイル402のファイル構造を示す模式図である。PLUファイル402は、個々の情報端末102のHDD208と接客ステーション105のHDD307とにインストールされている。接客ステーション105は、個々のHDD208,307にインストールされているPLUファイル402に食い違いが生じないよう、例えばPLUファイル402のレコード更新時や閉店後の夜間時等に、自らのHDD307がインストールしているPLUファイル402を情報端末102のHDD208にダウンロードする。
PLUファイル402は、品番402aに対応させて、品名402b、単価402c、表示位置402d、画像リンク402e、及び備考402fというレコードを登録している。品番402aに登録されているレコードは、5桁で表現されており、5桁目が部門ファイル401中の部門401bに登録されているレコードで定義されている部門を表している。下4桁により、5桁目の部門に属する個々のメニュー品目を定義している。品名402bには、品番402aに登録されているレコードで定義されるメニュー品目の品名のテキストが登録されている。また、単価402cには、品番402aに登録されているレコードで定義されるメニュー品目の単価のレコードが登録されている。
例えば、図6及び図7を参照すると分かるように、品番「10001」は、「前菜」という部門の「シーザーサラダ」を定義しており、「¥1,200」という単価を設定している。品番「10008」は、「前菜」という部門の「鯛のカルパッチョ」を定義しており、「¥1,800」という単価を設定している。同様に、品番「20001」は、「ドリンク」という部門の「ビールA」を定義しており、「¥500」という単価を設定している。品番「20005」は、「ドリンク」という部門の「フランス産グラスワイン」を定義しており、「¥1,200」という単価を設定している。
次いで、表示位置402dは、オーダー入力画面Dに表示されるメニュー品目欄D12(図36〜図38参照)に対する個々の品名402bのレコードの割り付けを行列で定義している。メニュー品目欄D12は、3行6列でメニュー品目をメニュー特定画像D12aとして表示している。そこで、表示位置402dも、メニュー品目欄D12に対する個々の品名402bのレコードの割り付けを行列で定義している。例えば、品番「10008」の「鯛のカルパッチョ」は、表示位置402dが「2×3」と定義されているので、「前菜」が選択されているオーダー入力画面D中(図36参照)、メニュー品目欄D12中の2行3列の位置に鯛のカルパッチョが割り付けられている。同様に、品番「20005」の「フランス産グラスワイン」は、表示位置402dが「2×2」と定義されているので、「ドリンク」が選択されているオーダー入力画面D中(図37参照)、メニュー品目欄D12中の2行2列の位置にフランス産グラスワインが割り付けられている。
次いで、画像リンク402eは、メニュー品目欄D12にメニュー特定画像D12aとして表示する画像データ(図示せず)に対するリンクを定義している。これらの画像は、個々の情報端末102のHDD208と接客ステーション105のHDD307とにインストールされている。備考402fは、例えば情報管理用に様々な情報をテキストで書き込める欄である。
図8〜図11は、情報端末102がアクセス可能な座席管理ファイル403のファイル構造を示す模式図である。座席管理ファイル403は、接客ステーション105のHDD307に保存されてその一部がRAM305にコピーされているファイルである。座席管理ファイル403は、接客ステーション105に一元管理され、個々の情報端末102がLAN経由でアクセス可能に設定されている。
座席管理ファイル403は、本接客支援システムが設置される店舗の接客フロアという現実空間に配置されている複数台のテーブル(図示せず)を特定するテーブル番号403aについて、日時403b毎のテーブル状況403cを登録している。テーブル状況403cには、「予約番号」と「案内番号」と「ステータス」とが登録可能である。「予約番号」は、お客様からテーブルの予約があった際に自動付番される番号であり、「案内番号」はお客様をテーブルに案内した際に自動付番される番号である。「ステータス」は、「予約番号」が自動付番された時点で「予約済み」、「案内番号」が自動付番された時点で「案内済み」となる。
図8は、現在時刻(2007年5月28日の18時)から見て将来の時刻(2007年5月30日)における情報登録例である。この例では、12番テーブルが17時から2時間「予約済み」となっている予約が登録されており、23番テーブルが20時から2時間「予約済み」となって予約が登録されており、29番テーブルが19時から2時間「予約済み」となって予約が登録されている。2時間という予約時間は、網掛けとして示している。図8に示す登録例は、将来の時刻における情報登録例であるが故に、「案内済み」となっているステータスはない。
図9は、2007年5月30日の17:00時点での情報登録例である。この例では、5番テーブルが14時××分に「案内済み」となっており、6番テーブルが14時××分に「案内済み」となっており、9番テーブルが15時××分に「案内済み」となっており、17番テーブルが14時××分に「案内済み」となっており、20番テーブルが15時××分に「案内済み」となっており、24番テーブルが14時××分に「案内済み」となっており、27番テーブルが16時××分に「案内済み」となっている。そして、図8の登録例で示した12番テーブルと23番テーブルと29番テーブルについては、未だに「予約済み」となっている。それらのテーブルについては、お客様がまだご来店されておらず、したがって、テーブルへのご案内がなされていないからである。
図10は、2007年5月30日の17:05時点での情報登録例である。これに対して、12番テーブルの予約時間は17時から2時間である。そこで、17:05時点では、12番テーブルを予約していたお客様がご来店され、案内業務が完了していると想定する。これにより、図10に示す登録例では、12番テーブルが17時××分に「案内済み」となっている。
図11は、2007年5月30日の18:10時点での情報登録例である。図11に示す情報登録例では、5番テーブル、9番テーブル、17番テーブル、24番テーブルのステータスが「案内済み」となっていない。つまり、図10に示す情報登録例との比較として、17:10の時点ではいらっしゃった5番テーブル、9番テーブル、17番テーブル、24番テーブルのお客様が、18:10の時点では既にお帰りになったことが分かる。そして、3番テーブル、10番テーブル、16番テーブルのステータスが「案内済み」となっていることから、それらの3番テーブル、10番テーブル、16番テーブルにそれぞれ17時××分の時点でお客様が案内されたことが分かる。
図12は、情報端末102がアクセス可能な予約ファイル404のファイル構造を示す模式図である。予約ファイル404は、接客ステーション105のHDD307に保存されて通常はRAM305にコピーされているファイルである。予約ファイル404は、接客ステーション105に一元管理され、個々の情報端末102がLAN経由でアクセス可能に設定されている。
接客ステーション105のCPU302は、図8〜図11に示す座席管理ファイル403中に「予約番号」が登録されると、対応する予約情報を予約ファイル404に登録する。つまり、予約ファイル404は、座席管理ファイル403中に登録される「予約番号」にリンクする予約番号のレコードを登録するための予約番号404aを有し、この予約番号404aに対応させて予約情報404bを登録する。予約情報404bとしては、テーブル番号、予約者名、電話番号、予定時間、人数、目的、及びメモ画像が登録可能である。このような予約情報404bの入力は、情報端末102のタッチパネル110によって実行可能である。情報端末102は、LAN経由で予約情報404bに登録すべきレコードを接客ステーション105に送信する。接客ステーション105は、受信したレコードを予約ファイル404の予約情報404bに登録する。
図13は、情報端末102がアクセス可能な案内ファイル405のファイル構造を示す模式図である。案内ファイル405は、接客ステーション105のHDD307に保存されて通常はRAM305にコピーされているファイルである。案内ファイル405は、接客ステーション105に一元管理され、個々の情報端末102がLAN経由でアクセス可能に設定されている。
接客ステーション105のCPU302は、図8〜図11に示す座席管理ファイル403中に「案内番号」が登録されると、対応する案内情報を案内ファイル405に登録する。つまり、案内ファイル405は、座席管理ファイル403中に登録される「案内番号」にリンクする予約番号のレコードを登録するための案内番号405aを有し、この案内番号405aに対応させてお客様情報405bを登録する。お客様情報405bとしては、予約番号、テーブル番号、案内時刻、人数、属性情報405b−1、オーダー情報405b−2、及びメモ画像が登録可能である。このようなお客様情報405bの入力は、情報端末102のタッチパネル110によって実行可能である。情報端末102は、LAN経由でお客様情報405bに登録すべきレコードを接客ステーション105に送信する。接客ステーション105は、受信したレコードを案内ファイル405のお客様情報405bに登録する。
図14は、案内ファイル405に含まれている属性情報405b−1の詳細を示す模式図である。属性情報405b−1は、個々のテーブルに設定されている個々の座席(図示せず)に対応付けられているお客様405b−1aのレコード毎に、性別405b−1bと年代405b−1cとのレコードを登録している。
図15は、案内ファイル405に含まれているオーダー情報405b−2の詳細を示す模式図である。オーダー情報405b−2は、図7に示すPLUファイル402の品番402aのレコードである品番にリンクするオーダーされたメニュー品目の品番405b−2aのレコード毎に、お客様(座席)405b−2b、オーダー時刻405b−2c、点数405b−2d、及び配膳状況を示すステータス情報405b−2eのレコードを登録している。ステータス情報405b−2eのレコードは、未配膳と配膳済みとを区別できるデータであればどのようなデータであっても良い。一例としては、未配膳の場合にNULLデータ、配膳済みの場合にはNULL以外のデータ(例えば「1」)として登録することができる。別の一例としては、未配膳の場合にはNULL以外のデータ、配膳済みの場合にはNULLデータとして登録したりすることができる。更に別の一例としては、未配膳の場合にはあるデータ(例えば「1」)、配膳済みの場合には別のデータ(例えば「2」)として登録することもできる。
(接客支援処理の全体の流れの概略)
図16は、情報端末102が実行する接客支援処理の全体の流れを概略的に示すフローチャートである。図16に示すフローチャートの処理は、情報端末102のマイクロコンピュータ201において、CPU202がHDD208にインストールされてRAM205にコピーされたコンピュータプログラムに従い実行される。まず、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、基本画面表示処理を実行する(ステップS101)。これにより、情報端末102は、液晶ディスプレイ109に図17〜図20に例示する基本画面Aを表示する。
図17〜図20は、基本画面Aを示す模式図である。基本画面Aは、店舗の接客フロアA11をレイアウト表示し、その中にテーブルを個々に表現するテーブル特定画像A12を表示している。テーブル特定画像A12は、接客フロアA11でのテーブルの位置とテーブル番号とを表現している。テーブルの位置は、現実空間に配置されるテーブルの位置を模した位置に設定されている。テーブル特定画像A12は、テーブル番号の基本態様を白抜き表示で示している。
基本画面Aには、また、現在の日時を表示する現在日時欄A13と日時を指定するための日時指定部A14とが配置されている。日時指定部A14は、カレンダーボタンA14aを有し、タッチパネル110によるカレンダーボタンA14aのタッチ指定によってカレンダー(図示せず)を出現させ、日付を入力することができるようになっている。また、日時指定部A14には時間を示す時間帯A14bがスクロール可能に表示されている。日時指定部A14は、時間帯A14bに表示されている所望の時間をタッチパネル110によりタッチ指定することによって、時間を入力することができるようになっている。
基本画面Aには、また、その下方にガイダンス表示欄A15が表示されている。基本画面Aは、テーブル特定画像A12に各種状況に応じた装飾を施す。つまり、基本画面Aでは、座席管理ファイル403に案内番号が登録されてステータスが案内済みと登録された後のお客様の滞留時間を0〜60分、60〜120分、120分以上の3区分に分け、テーブル特定画像A12の周囲を、それぞれ青色(図中、右肩上がりの荒いハッチングで示す)、黄色(図中、左肩上がりのハッチングで示す)、赤色(図中、右肩上がりの細かいハッチングで示す)の背景色で表示する。また、基本画面Aは、座席管理ファイル403に案内番号が登録されてステータスが案内済みと登録された後に未オーダーであるテーブルについては、基本態様が白抜き表示であるテーブル特定画像A12を黒太文字表示とする。更に、基本画面Aは、座席管理ファイル403に案内番号が登録されてステータスが案内済みと登録されてオーダーもなされた後に30分以上配膳がなされない配膳待ち超過の場合には、基本態様が白抜き表示であるテーブル特定画像A12を赤太文字の点滅表示(図中、縞線表示で示す)とする。そこで、ガイダンス表示欄A15は、テーブル特定画像A12に施される各種状況に応じた装飾について、その意味を表示する。
基本画面Aには、更に、ガイダンス表示欄A15の下方に位置させて、業務指定キーA16が横一列に配列されている。業務指定キーA16には、店内状況、注文入力、業務選択、設定、保留、扱者、及びオーダー送信が割り当てられている。これらの各ファンクションは、タッチパネル110によるタッチ入力をいつでも受け付けるわけではなく、条件に従いタッチ入力可能になっている。
加えて、基本画面Aは、ガイダンス表示欄A15ではガイダンスされていないが、「予約席××様」という予約済み表示A17をテーブル特定画像A12に重畳表示する。この予約済み表示A17は、予約済みのテーブルがある場合、一例として、その予約時間の2時間前に表示される。
以上説明した基本画面Aにおいて重要なことは、テーブル特定画像A12、日時指定部A14及び業務指定キーA16が、タッチパネル110によるタッチ指定可能なオブジェクトであるということである。本実施の形態においてとりわけ重要なのは、テーブル特定画像A12及び日時指定部A14である。情報端末102のマイクロコンピュータ201は、テーブル特定画像A12がタッチ指定されると、対応する番号のテーブル番号を認識する。そして、LAN経由で接客ステーション105のHDD307に記憶されている座席管理ファイル403にアクセスし、対応するテーブル番号403aのレコードを検索する。この際、座席管理ファイル403の日時403bに登録されているどの日時のレコードを検索するかは、基本画面A上での日時指定部A14の設定状態に依存する。つまり、デフォルトは現在日時であり、したがって、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、日時指定部A14で日時の指定がない場合には、タッチ指定されたテーブル特定画像A12に対応するテーブル番号403aのテーブルレコードのうち、現在日時のレコードを検索する。一例として、現在日時が2007年5月30日の17:00であるとすると、図9に例示する座席管理ファイル403中、テーブル番号403aが「12」であるレコードのうち、日時403bが「17時」であるレコードが検索される。これに対して、日時指定部A14で日時が指定されている場合、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、タッチ指定されたテーブル特定画像A12に対応するテーブル番号403aのテーブルレコードのうち、その指定されている日時のレコードを検索する。一例として、現在日時が2007年5月28日の18:00であるとして、日時指定部A14で2007年5月30日の17:00が指定されているとすると、図8に例示する座席管理ファイル403中、テーブル番号403aが「12」であるレコードのうち、日時403bが「17時」であるレコードが検索される。そして、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、検索したレコードのステータスが「予約済み」である場合には、その予約番号をキーとして図12に示す予約ファイル404を検索し、対応するレコードを取得する。また、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、検索したレコードのステータスが「案内済み」である場合には、その案内番号をキーとして図13に示す案内ファイル405を検索し、対応するレコードを取得する。
図21は、図16に示す基本画面表示処理(ステップS101)の流れを示すフローチャートである。基本画面表示処理では、まず、基本画面を構成するための基本画面データに基づいて基本画面を生成し表示する(ステップS101−1)。そして、基本画面A中の日時指定部A14で選択指定されている日時の日時情報を取得する(ステップS101−2)。次いで、ステップS101−2で取得した日時情報に対応する予約番号と案内番号とステータスとを座席管理ファイル403から検索し、これに対応する必要な情報を予約ファイル404及び案内ファイル405から収集し(ステップS101−3)、基本画面A中にステータス表示を行ない(ステップS101−4)、処理を終了する。
一例として、ステップS101−2で取得した日時情報が現在日時であると想定する。そして、現在日時が2007年5月30日の17:00であるとするなら、ステップS101−3では、図9に例示する座席管理ファイル403から17:00時点での予約番号と案内番号とステータスとを検索し、12番テーブル、23番テーブル及び29番テーブルが「予約済み」、5番テーブル、6番テーブル、9番テーブル、17番テーブル、20番テーブル及び24番テーブルが「案内済み」であることを得る。そこで、それぞれのテーブルの予約番号から予約ファイル404を検索して必要な情報を取得し、案内番号から案内ファイル405を検索して必要な情報を取得する。そして、ステップS101−4でステータス表示を実行した結果、基本画面Aは、2007年5月30日の17:00時点での基本画面Aの表示状態を示す図17のように表示される。ここでは、図9に例示する座席管理ファイル403の登録例と図17に例示する基本画面Aの表示例との合致をご確認されたい。
ここで、図21に詳細を示す基本画面表示処理を説明するために12番テーブルを例に挙げ、2007年5月30日の17:00、同17:05、同17:15、同18:00という時間の流れの中での12番テーブルについてのテーブル特定画像A12の表示の変遷を図17ないし図20を参照しながら見ていく。
まず、2007年5月30日の17:00の時点で、12番テーブルは「予約済み」というステータスになっている(図9参照)。そこで、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、対応する予約番号をキーとして図12に示す予約ファイル404から対応する予約情報404b、より詳細には予約者名を取得する。そして、12番テーブルのテーブル特定画像A12に、「予約席××様」という表示を重畳表示する(図17参照)。
次いで、2007年5月30日の17:05の時点では、12番テーブルは「案内済み」というステータスになっている(図10参照)。そこで、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、対応する案内番号をキーとして図13に示す案内ファイル405から対応するお客様情報405b、より詳細には案内時刻とオーダー情報405b−2とを取得する。そして、12番テーブルのテーブル特定画像A12を滞留時間0〜60分を意味する青色(図中、右肩上がりの荒いハッチングで示す)の背景色で装飾する。更に、図15に示すオーダー情報405b−2が2007年5月30日における12番テーブルのレコードであると想定すると、最初のオーダー時刻が17:15であることから、17:05の時点では未オーダーである。そこで、12番テーブルのテーブル特定画像A12を未オーダーであることを示す黒太文字表示で装飾する(以上、図18参照)。
次いで、2007年5月30日の17:15の時点になると、12番テーブルについて最初のオーダーがなされている(図15参照)。そこで、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、12番テーブルのテーブル特定画像A12を未オーダーであることを示す黒太文字表示から基本態様である白抜き表示にする(図19参照)。
そして、2007年5月30日の18:10の時点になると、図15に示すオーダー情報405b−2中にオーダー時刻が17:15であるのにステータス情報405b−2eが未配膳であるメニューがあるため、配膳待ち超過となる。オーダー時刻から30分経過してもステータス情報405b−2eが配膳済みとなっていないからである。そこで、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、12番テーブルのテーブル特定画像A12をオーダー後30分以上配膳がなされない配膳待ち超過であることを示す赤太文字の点滅表示(図中、縞線表示で示す)で装飾する(図20参照)。
図16に示すフローチャートの説明に戻る。情報端末102のマイクロコンピュータ201は、基本画面A上でタッチパネル110によって特定のテーブル特定画像A12がタッチ指定されたかどうかを判定する(ステップS102)。特定のテーブル特定画像A12がタッチ指定されたと判定された場合も情報端末102のマイクロコンピュータ201は、前述したように、そのテーブル特定画像A12に対応付けられているテーブル番号を認識する。そして、現在の基本画面Aにおいて指定されている日時を判定する(ステップS103、ステップS105)。つまり、基本画面Aにおいて指定されている日時は、デフォルトが現在日時であるのに対して、日時指定部A14によって特定の日時の指定が可能である。このような基本画面Aにおいて指定されている日時は、ステップS101での基本画面表示処理、より詳しくは図21のステップS101−2での日時情報取得処理で既に取得済みなので、図16中のステップS103では、当該取得済みの日時情報を参照、その日時が現在の日時よりも未来かどうかを判定する(ステップS103)。判定の結果、基本画面Aにおいて指定されている日時が未来の時間画面であれば(ステップS103のY)、予約処理を実行する(ステップS104)。
図22は、図16に示す予約処理(ステップS104)の流れを示すフローチャートである。予約処理では、まず、指定されたテーブルが予約可能かどうかを判定する(ステップS104−1)。この判定は、図8〜図11に例示する座席管理ファイル403にアクセスし、対応する日時における対応するテーブルのレコードを参照し、ステータスが「予約済み」又は「案内済み」となっていないかどうかを判定することによってなされる。ステータスが「予約済み」又は「案内済み」となっていれば、既に先約があることになるので、この場合にはエラー処理とする(ステップS104−2)。これに対して、ステップS104−1で予約可能と判定した場合(ステップS104−1のY)、予約情報の入力が許容され(ステップS104−3)、入力が終了すれば(ステップS104−4)、入力された予約情報を予約ファイル404(図12参照)に登録する処理がなされ(ステップS104−5)、更に座席管理ファイル403(図8〜図11参照)のステータスを「予約済み」に登録する処理がなされ(ステップS104−6)、処理を終了する。
図16に示すフローチャートの説明に戻る。情報端末102のマイクロコンピュータ201は、ステップS103で、基本画面Aにおいて指定されている日時が現在の日時よりも未来ではないと判定すると(ステップS103のN)、当該指定されている日時が現在の日時であるかどうかを判定し(ステップS105)、現在の日時でもないと判定した場合には何らかのエラーが発生しているはずなので、エラー処理を実行する(ステップS106)。
これに対して、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、ステップS105で基本画面Aにおいて指定されている日時が現在の日時であると判定した場合には(ステップS105のY)、条件に応じて、案内処理(ステップS108)、オーダー処理(ステップS110)、又はテーブル確認処理(ステップS111)のいずれかの処理を実行する。そこで、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、条件判定処理として、ステップS107の処理とステップS109の処理とを実行する。
ステップS107の処理は、座席管理ファイル403(図8〜図11参照)から検索したレコード中、ステータスが「案内済み」であるかどうかを判定する処理である。「案内済み」というステータスは、後述する案内処理(ステップS108)においてなされる。そこで、ステップS107で、ステータスが案内済みでないと判定されれば(ステップS107のN)、案内処理が実行される(ステップS108)。
ステップS109の処理は、案内ファイル(図13〜図15参照)から検索したレコード中、オーダー情報405b−2にオーダーが登録されているかどうかを判定する処理である。オーダー情報405b−2に対するオーダーの登録は、後述するオーダー処理(ステップS110)においてなされる。そこで、ステップS109で、オーダー情報405b−2にオーダーが登録されていないと判定されれば(ステップS109のN)、オーダー処理が実行される(ステップS110)。
これに対して、ステップS109で、オーダー情報405b−2にオーダーが登録されていると判定されれば(ステップS109のY)、テーブル確認処理が実行される(ステップS111)。
図16のフローチャートは、予約処理の実行(ステップS104)、案内処理の実行(ステップS108)、オーダー処理の実行(ステップS110)、テーブル確認処理の実行(ステップS111)をもって、処理を終了する。そこで、以下、案内処理(ステップS108)、オーダー処理(ステップS110)、テーブル確認処理(ステップS111)について説明する。
(案内処理)
図23は、図16に示す案内処理(ステップS108)の流れを示すフローチャートである。案内処理では、まず、指定されたテーブルが予約テーブルかどうかを判定する(ステップS108−1)。この判定は、図8〜図11に例示する座席管理ファイル403にアクセスし、対応する日時における対応するテーブルのレコードを参照し、ステータスが「予約済み」となっていないかどうかを判定することによってなされる。
予約テーブルでないと判定された場合には(ステップS108−1のN)、指定されたテーブルが空きテーブルかどうかを判定する(ステップS108−2)。この判定は、ステップS108−1で取得したステータスが「案内済み」となっていないかどうかを判定することによってなされる。この際、ステータスが「案内済み」となっていれば、既に先約があることになるので、この場合にはエラー処理とする(ステップS108−3)。これに対して、ステップS108−2で指定されたテーブルが空きテーブルであると判定した場合(ステップS108−2のY)、座席情報入力画面Bをポップアップ表示する(ステップS108−4)。そして、座席情報入力画面B上でお客様情報の入力が許容され(ステップS108−5)、入力終了の指定判定に待機する(ステップS108−6)。
これに対して、ステップS108−1で指定されたテーブルが予約テーブルであると判定された場合には(ステップS108−1のY)、座席情報入力画面Bをポップアップ表示し(ステップS108−7)、予約ファイル(図12参照)から対応する予約情報を取り込む(ステップS108−8)。そして、座席情報入力画面B上でお客様情報の入力が許容され(ステップS108−9)、入力終了の指定判定に待機する(ステップS108−10)。
図34は、情報端末102が表示する座席情報入力画面Bを示す模式図である。図34に例示する座席情報入力画面Bは、ステップS108−1で指定されたテーブルが予約テーブルであると判定された場合の表示例である。座席情報入力画面Bには、書誌入力欄B11と、座席位置画像B12と、属性特定画像B13と、操作ボタンB14とが表示される。
書誌入力欄B11は、お客様の書誌情報を入力するための欄であり、テーブル番号、予定時間、人数、目的、及びメモ欄を含んでいる。メモ欄は、図34中、「鈴木はなこサマひとり遅れて来る予定」と記録されている欄であり、同様に図34中に表示されている鉛筆形状のオブジェクトによってメモ欄への書き込みが可能であり、消しゴム形状のオブジェクトによってメモ欄の書き込み消去が可能である。これらの各情報は、指定されたテーブルが予約テーブルであると判定された場合には(ステップS108−1のY)、予約ファイル404の対応レコードから引用され(ステップS108−8)、予め変更可能に表示されるのに対して、予約テーブルでないと判定された場合には(ステップS108−1のN)、ブランク表示で変更可能に表示される。
座席位置画像B12は、テーブルB12aにおける各座席B12bを個々に表現する画像であり、タッチパネル110によって所望の座席B12bをタッチ指定可能に表示されている。属性特定画像B13は、お客様の属性情報を表現する画像であり、タッチパネル110によって所望の属性をタッチ指定可能に表示されている。図34に示す一例では、お客様の属性として年代と性別とがタッチ指定可能に表示されている。つまり、10代未満、10代、20代、30代〜40代、50代〜60代、70代以上の6区分の年代が男女別にタッチ指定可能に表示されている。これらの座席位置画像B12及び属性特定画像B13は、お客様の属性を入力するためのオブジェクトであり、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、座席位置画像B12と属性特定画像B13とが連続的にタッチ入力されることによって、個々の座席B12bと属性情報(年代及び性別)との対応付けを認識する。
操作ボタンB14は、「ご案内」、「おすすめ」、「キャンセル」、「OK」というオブジェクトから構成されている。「ご案内」は、ステップS108−6又はステップS108−10で入力を終了して入力した座席情報を出力することを宣言するためのオブジェクトである。「おすすめ」は、後述するおすすめメニューの表示を指定するオブジェクトである。「キャンセル」は、入力情報のキャンセルを指定するオブジェクトである。「OK」は、案内処理を完了させないまま入力情報を保存して座席情報入力画面Bを基本画面Aに復帰させることを指定するオブジェクトである。
図23に示すフローチャートの説明に戻る。情報端末102のマイクロコンピュータ201は、図34に示す操作ボタンB14中の「ご案内」がタッチ指定されて入力終了が宣言されると(ステップS108−6のY、ステップS108−10のY)、入力されたお客様情報をLAN経由で接客ステーション105に送信し、座席管理ファイル403(図8〜図11参照)のステータスを「案内済み」に登録する処理を実行すると共に(ステップS108−11)、そのお客様情報を案内ファイル405(図13〜図15参照)に登録する処理を実行する(ステップS108−12)。そして、座席情報入力画面Bのポップアップ表示を消去して画面表示を基本画面Aに復帰させる(ステップS108−13)。これらのステップS108−11〜ステップS108−13の処理は、座席情報入力画面B上で入力後の案内情報の登録が指示された場合(ステップS108−6のY、ステップS108−10のY)、当該案内情報及び対応するテーブルが案内済みであることを示す座席状況情報(図8〜図11に例示する座席管理ファイル403中の「案内済み」ステータス)を記憶部(接客ステーション105のHDD307又はRAM305)に記憶させるための第1の指示を出力し、画面表示を基本画面Aに復帰させる処理である(第1の登録手段)。
接客ステーション105は、LAN経由で送信された座席状況情報に基づいて座席管理ファイル403(図8〜図11参照)の対応するテーブルのステータスを「案内済み」に登録すると共に、案内番号を生成して座席管理ファイル403に登録する。そして、案内ファイル405(図13参照)に当該案内番号のレコード欄を確保し、ステップS108−12で送信されたお客様情報を当該レコード欄に登録する。
案内処理は、画面表示を基本画面Aに復帰させた後(ステップS108−13)、入力されたお客様情報に合ったおすすめメニューを示すおすすめメニュー画面Cを生成してポップアップ表示し(ステップS108−14)、終了する。
図35は、情報端末102が表示するおすすめメニュー画面Cを示す模式図である。おすすめメニュー画面Cには、本日のおすすめ欄C11と、特別おすすめメニュー欄C12と、操作ボタンC13とが表示されている。本日のおすすめ欄C11は、店側で一方的に登録しているおすすめメニューのメニューデータに基づいて表示される。特別おすすめメニュー欄C12は、案内処理(図16のステップS108、図23)で入力されたお客様の属性情報に応じて生成されて表示される。操作ボタンC13には、「プリント」と「OK」とが含まれている。情報端末102のマイクロコンピュータ201は、「プリント」がタッチ指定された場合には、プリンタ106におすすめメニュー画面Cの印字指示を出力し、「OK」がタッチ指定された場合には、おすすめメニュー画面Cのポップアップ表示を消去して画面表示を基本画面Aに復帰させる。
ここで、おすすめメニュー画面Cに表示される特別おすすめメニュー欄C12に対するおすすめメニューの生成処理について説明する。このようなおすすめメニューの生成処理に際して、おすすめメニューファイル406、基本点ファイル407、重み付け値ファイルとしての係数値ファイル408、おすすめメニュー抽出ファイル409が利用される。これらのおすすめメニューファイル406、基本点ファイル407、係数値ファイル408、おすすめメニュー抽出ファイル409は、個々の情報端末102のHDD208と接客ステーション105のHDD307とにインストールされている。接客ステーション105は、個々のHDD208,307にインストールされているおすすめメニューファイル406、基本点ファイル407、係数値ファイル408、おすすめメニュー抽出ファイル409に食い違いが生じないよう、例えばそれらのファイル405〜408のレコード更新時や閉店後の夜間時等に、自らのHDD307がインストールしているPLUファイル402を情報端末102のHDD208にダウンロードする。
図24は、情報端末102がアクセス可能なおすすめメニューファイル406を示す模式図である。おすすめメニューファイル406は、お客様の属性(年代及び性別)とおすすめメニューとを対応付けて記憶している。おすすめメニューは、第1位から第3位まで登録されている。このようなおすすめメニューは、図24では「苺のパンケーキ」や「マルゲリータ」等の品名として表現されているが、実際には、図7に示すPLUファイル402中の品番402aに登録されているコードと同一のコードとして設定されている。
図25は、情報端末102がアクセス可能な基本点ファイル407を示す模式図である。基本点ファイル407は、図24に示すおすすめメニューファイル406中の順位に対応するおすすめ順位毎に、基本点を記憶している。おすすめ順位第1位には10点、おすすめ順位第2位には5点、おすすめ順位第3位には3点がそれぞれ記憶されている。
図26は、情報端末102がアクセス可能な係数値ファイル408を示す模式図である。係数値ファイル408は、図24に示すおすすめメニューファイル406中の属性(年代及び性別)毎に、係数値を記憶している。図26に示す例では、「女性」及び「30代〜40代」という二種類の属性のみが係数値「1.2」となっており、それ以外の属性の係数値は「1.0」となっている。
図27は、情報端末102が生成するおすすめメニュー抽出ファイル409を示す模式図である。おすすめメニュー抽出ファイル409は、おすすめメニュー画面Cの特別おすすめメニュー欄C12に表示するおすすめメニューを点数順に抽出するために用いられるファイルである。おすすめメニュー抽出ファイル409の利用の仕方については、次に述べる。
図28は、図23中のおすすめニューの生成処理の詳細を示すフローチャートである。まず、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、登録したお客様情報から属性情報を抽出する(ステップS108−14−1)。つまり、図23に示すステップS108−5又はステップS108−9で入力されてステップS108−11で案内ファイル405(図13〜図15参照)に登録指示がなされたお客様情報に含まれている属性情報(年代及び性別)を抽出する。
次いで、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、抽出したお客様情報に基づいて図24に示すおすすめメニューファイル406からおすすめメニューを抽出する(ステップS108−14−2)。一例として、図34に示す座席位置画像B12中のA、B、C、Dについて選択指定されて登録された属性情報が、
A:20代の女性
B:20代の女性
C:30代〜40代の女性
D:30代〜40代の男性
であると想定すると、おすすめメニューファイル406から抽出されるメニューは、
苺のパンケーキ
シーフードサラダ
鯛のカルパッチョ
マルゲリータ
フルーツタルト
ムール貝のワイン蒸し
生ハムの盛り合わせ
フランス産ワイン
ということになる。
次いで、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、ステップS108−14−1で抽出した属性情報に基づいて、基本点ファイル407及び係数値ファイル408から基本点及び係数値を抽出する(ステップS108−14−3)。
そして、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、ステップS108−14−2で抽出したおすすめメニューにステップS108−14−3で抽出した基本点及び係数値を設定して合計点を求め、上位3つのおすすめメニューを抽出する(ステップS108−14−4)。この際、図27に示すおすすめメニュー抽出ファイル409を利用する。図27に示す例では、おすすめメニュー抽出ファイル409中のおすすめメニューファイルからのリストアップには、ステップS108−14−2の処理によって抽出した上記の苺のパンケーキ〜フランス産ワインまでのメニューが設定される。そして、座席位置画像B12中のA、B、C、Dについて選択指定されて登録された属性情報(年代及び性別)に応じて、個々の抽出メニューに基本点と係数とが設定され、A、B、C、Dそれぞれの座席毎に基本点×係数によって求めた数値を合計し、個々のメニューについての合計点を算出する。その結果、図27に示すように、
苺のパンケーキ :24.00
シーフードサラダ :15.60
鯛のカルパッチョ : 7.20
マルゲリータ :14.40
フルーツタルト : 7.20
ムール貝のワイン蒸し: 4.32
生ハムの盛り合わせ :12.00
フランス産ワイン : 6.00
という合計点が求められ、上位3つのおすすめメニューとして、苺のパンケーキ、シーフードサラダ及びマルゲリータが選択される。図27に示すおすすめメニュー抽出ファイル409は、例えば表計算ソフトによって作成された表であり、「合計点」及び「上位3つ」のセルに計算値を埋め込むことで、上記上位3つのおすすめメニューの抽出処理を可能とする。
情報端末102のマイクロコンピュータ201は、抽出した上位3つのおすすめメニューを特別おすすめメニュー欄C12に含むおすすめメニュー画面Cを生成し(ステップS108−14−5)、処理を終了する。
以上のようにして生成されて表示されたおすすめメニュー画面Cは、操作ボタンC13に含まれている「OK」のタッチ指定に応じて消去される。これにより、画面表示が基本画面Aに復帰する。
(オーダー処理)
図36〜図38は、情報端末102が表示するオーダー入力画面Dを示す模式図である。オーダー入力画面Dには、下半分にメニュー品目欄D12が表示されている。メニュー品目欄D12には、部門タグD11によって選択されるページ毎に対応するメニュー品目がメニュー特定画像D12aとして3行6列で表示される。そして、オーダー入力画面Dの上半分には、左から右に向けて、メニューリストD13、座席位置画像D14、ファンクションキーD15がそれぞれ表示されている。メニューリストD13は、タッチパネル110によってオーダー入力画面D上でタッチ指定されたメニューを一覧表示する。座席位置画像D14は、テーブルD14aにおける各座席D14bを個々に表現する画像であり、タッチパネル110によって所望の座席D14bをタッチ指定可能に表示されている。ファンクションキーD15は、「取消」、「単価変更」、「数量変更」等の各種のファンクションの実行を指定するためのキーである。なお、基本画面A中に表示される日時欄A13及び業務指定キーA16は、オーダー入力画面Dでも日時欄D16及び業務指定キーD17として共通に表示される。
部門タグD11、メニュー品目欄D12、メニューリストD13の一部、座席位置画像D14、及びファンクションキーD15は、タッチパネル110によるタッチ指定が可能なオブジェクトとして表示されている。特に、メニュー品目を入力するに際しては、所望の部門タグD11のタッチ指定によって、「前菜」、「ドリンク」、「ピザ」、「パスタ」、「メイン」、「デザート」、「食後ドリンク」、「コース料理」のうちから所望の部門の選択が可能である。例えば、部門タグD11のうち、「前菜」をタッチ指定した場合には、図36に例示するような前菜についてのオーダー入力画面Dが表示される。また、部門タグD11のうち、「ドリンク」をタッチ指定した場合には、図37に示すようなドリンクについてのオーダー入力画面Dが表示される。更に、部門タグD11のうち、「デザート」をタッチ指定した場合には、図38に示すようなデザートについてのオーダー入力画面Dが表示される。
こうして、所望の部門タグD11のタッチ指定によって、「前菜」、「ドリンク」、「ピザ」、「パスタ」、「メイン」、「デザート」、「食後ドリンク」、「コース料理」のうちから所望の部門を選択した後は、二通りのメニュー品目の入力手法がある。一つは、テーブルに共通するオーダーとして入力する手法である。もう一つは、個々のお客様に個別のオーダーとして入力する手法である。
前者の入力手法を採用する場合には、所望の部門を選択した後、各部門に応じて出現するメニュー品目欄D12の表示メニューから所望のメニュー品目をタッチ指定すればよい。これにより、テーブル共通にオーダーするメニュー品目としての選択指定がなされる。
後者の入力手法を採用する場合には、所望の部門を選択した後、座席位置画像D14中の所望の座席D14bをタッチ指定した後に連続してメニュー品目欄D12に表示される所望のメニュー品目をタッチ指定する。これにより、タッチ指定した座席D14bに着席するお客様が個別オーダーするメニュー品目としての選択がなされる。
図29は、図16に示すオーダー処理(ステップS110)の流れを示すフローチャートである。情報端末102のマイクロコンピュータ201は、オーダ処理に際して、座席位置画像D14中のいずれかの座席D14bがタッチ指定されて個人指定がなされたかどうかを判定する(ステップS110−1)。個人指定された場合には(ステップS110−1のY)、その指定された個人、つまり選択指定された座席D14bをRAM205のワークエリアに一時記憶し(ステップS110−2)、個人指定されなかった場合には(ステップS110−1のN)、ステップS110−2の処理を経ることなく、メニュー選択の有無を判定する(ステップS110−3)。
メニュー選択がなされると(ステップS110−3のY)、ステップS110−2でRAM205のワークエリアに座席D14bが一時記憶されているかどうかをもって個人指定されていたかどうかを判定する(ステップS110−4)。この判定で、個人指定されていなかった場合にはテーブルに共通する共通指定なので、RAM205のワークエリアに設定している共通エリアに選択メニューの品番を一時記憶する(ステップS110−5)。そして、オーダー入力画面D中のメニューリストD13にオーダーされたメニュー情報を表示する(ステップS110−6)。これに対して、個人指定されていた場合には当該個人がオーダーした個別指定なので、RAM205のワークエリアに設定している対応する個人エリアに選択メニューの品番を一時記憶する(ステップS110−7)。そして、オーダー入力画面D中のメニューリストD13に指定された個人を表示した上で(ステップS110−8)、オーダーされたメニュー情報を表示する(ステップS110−6)。
ここで、図36に示すメニューリストD13には、「ムール貝のワイン蒸し」及び「チーズ盛り合わせ」が共通メニューとしてオーダーされ、「シーフードサラダ」がAの座席D14bの個別メニューとしてオーダーされた例が示されている。また、図37に示すメニューリストD13には、それらに加えて、「フランス産グラスワイン」がCの座席D14bの個別メニューとしてオーダーされた例が示されている。そして、図38に示すメニューリストD13には、それらに加えて、「バナナタルト」がBの座席D14bの個別メニューとしてオーダーされた例が示されている。
情報端末102のマイクロコンピュータ201は、メニューリストD13へオーダー情報を表示する処理を実行したならば(ステップS110−6)、ステップS110−3のメニュー選択の有無の判定処理にリターンする。この際、メニュー選択が実行されることなく(ステップS110−3)、オーダー送信が指定されたならば(ステップS110−9のY)、LAN経由で座席管理ファイル403(図8〜図11参照)のステータスをオーダー済みにし(ステップS110−10)、RAM205のワークエリアに設定した共通エリア及び個人エリアに一時記憶したオーダー情報をLAN経由で接客ステーション105に送信する。この際、接客ステーション105に送信するオーダー情報には、現在開いているオーダー入力画面Dが対応するテーブルのテーブル番号が伴われている。また、オーダー送信の指定は、業務指定キーD17に含まれている「オーダー送信」というキーのタッチ指定によってなされる。
その後、 情報端末102のマイクロコンピュータ201は、画面表示を基本画面Aに復帰させ(ステップS110−12)、処理を終了する。これらのステップS110−9〜ステップS110−12の処理は、オーダー入力画面D上で入力後のオーダー情報の登録が指示された場合(ステップS110−9)、当該オーダー情報及び対応するテーブルがオーダー済みであることを示すオーダー状況情報(図8〜図11に例示する座席管理ファイル403中の「オーダー済み」ステータス)を記憶部(接客ステーション105のHDD307又はRAM305)に記憶させるための第2の指示を出力し、画面表示を基本画面Aに復帰させる処理である(第2の登録手段)。
図39は、情報端末102が表示するオーダー送信画面Eを示す模式図である。情報端末102は、オーダー送信が指定された場合(ステップS110−9のY)、オーダー入力画面Dをグレーアウトし、数秒間だけ図39に例示するオーダー送信画面Eをポップアップ表示する。
接客ステーション105は、LAN経由で送信されたオーダー情報に基づいて案内ファイル405の対応するテーブルのレコードとして、オーダー情報405b−2に必要な管理データを記憶させる。つまり、オーダー情報405b−2には、品番405b−2aのレコードとしてオーダーされたメニュー品目の品番を記憶させ、お客様情報405b−2bのレコードとして誰のオーダーなのかを記憶させる。また、オーダー時刻405b−2bのレコードとして、オーダー情報を受信した時刻をオーダーがなされた時刻として記憶させる。更に、点数405b−2dのレコードとしてオーダー数量を記憶させる。
(テーブル確認処理)
接客ステーション105は、前述したように、LAN経由で情報端末102からオーダー情報を受信すると、受信したオーダー情報をキッチンプリンタ103に送信する。キッチンプリンタ103は、受信したオーダー情報に応じた内容の調理指示伝票を印字発行する。これにより、キッチンにいる調理人は、キッチンプリンタ103が印字発行した調理指示伝票に従い調理をし、出来上がると、キッチンプリンタ103のキーボード112によってそのメニュー品目が調理済みであることを入力する。この際、キッチンプリンタ103では、テーブル番号を含むオーダー情報を特定してメニュー品目が調理済みであることを入力する。そして、キッチンプリンタ103は、キーボード112からテーブル番号を含むオーダー情報を特定してメニュー品目が調理済みであることが入力されると、そのメニュー品目が調理済みであることを示す調理済み情報を特定したオーダー情報と共にLAN経由で接客ステーション105に送信する。
図30は、接客ステーション105が実行する配膳状況登録処理の流れを示すフローチャートである。接客ステーション105のマイクロコンピュータ301は、キッチンプリンタ103から調理済み情報を受信すると(ステップS201)、受信した調理済み情報に含まれているオーダー情報からテーブル番号を取得する(ステップS202)。そこで、座席管理ファイル403を検索して取得したテーブル番号から案内番号を取得し、その案内番号によって特定される案内ファイル405のお客様情報405b中のオーダー情報405bを更新する(ステップS203)。つまり、オーダー情報405b中、ステータス情報405b−2eを配膳済みとする。
図40〜図42、図44〜図46は、情報端末102が表示する配膳状況画面Fを示す模式図である。配膳状況画面Fは、基本画面A上でのテーブル特定画像A12のタッチ指定に応じて、図16中のステップS109の判断がYであるという条件下で基本画面A上にポップアップ表示される。この際、基本画面Aはグレーアウトされる。配膳状況画面Fには、「配膳状況」、「ライブ」、「リスト」と表示されている画面種別ボタンF11がオブジェクト表示されている。また、「お客様情報」、「追加オーダー」、「指示」、「会計」、「OK」と表示されている操作ボタンF12も配膳状況画面Fにオブジェクト表示されている。
図40は、液晶ディスプレイ109に表示される配膳状況基本画面F1を示す模式図である。配膳状況基本画面F1は、画面種別ボタンF11中の「配膳状況」がタッチ指定された場合に情報端末102のマイクロコンピュータ201が液晶ディスプレイ109に表示させる画面である。配膳状況基本画面F1には、未配膳のメニューを当該メニューがオーダーされた座席に対応付けて示す未配膳メニュー画面F13と、配膳済みとなったメニューを当該メニューがオーダーされた座席に対応付けて示す配膳済みメニュー画面F14とが表示されている。配膳状況基本画面F1中、未配膳メニュー画面F13は左側領域、配膳済みメニュー画面F14は右側領域にそれぞれ表示されている。
未配膳メニュー画面F13は、未配膳領域F13a中に未配膳メニュー画像F13bを表示して構成されている。未配膳メニュー画像F13bには、そのメニュー品目をオーダーした座席が付加表示されている。図40に示す例では、未配膳領域F13a中に表示されている赤ワインに丸Bが付加されている。これは、Bの座席のお客様がオーダーしたメニュー品目であることを示している。その他のメニュー品目には座席が付加表示されていない。これは、テーブル共通にオーダーされたメニュー品目であることを示している。
配膳済みメニュー画面F14は、配膳済み領域F14a中に配膳済みメニュー画像F14bを表示して構成されている。配膳済みメニュー画面F14は、テーブルを仮想的に表現するテーブル画像F14cと座席を仮想的に表現する座席画像F14dとを含んでいる。そして、配膳済みとなったメニューのうち個々の座席に対応するメニューについては、当該対応する座席の座席画像F14d上に当該メニューを表現する配膳済みメニュー画像F14bを表示している。また、配膳済みとなったメニューのうちテーブルに共通するメニューについては、テーブル画像F14c上に当該メニューを表現する配膳済みメニュー画像F14bを表示している。
図41は、液晶ディスプレイ109に表示される配膳状況ライブ画面F2を示す模式図である。配膳状況ライブ画面F2は、画面種別ボタンF11中の「ライブ」がタッチ指定された場合に情報端末102のマイクロコンピュータ201が液晶ディスプレイ109に表示させる画面である。配膳状況ライブ画面F2には、未配膳のメニューを当該メニューがオーダーされた座席に対応付けて示す未配膳メニュー画面F13と、ライブ映像画面F15とが表示されている。配膳状況基本画面F1中、未配膳メニュー画面F13は左側領域、ライブ映像画面F15は右側領域にそれぞれ表示されている。
未配膳メニュー画面F13は、未配膳領域F13a中に未配膳メニュー画像F13bを表示して構成されている。未配膳メニュー画像F13bには、そのメニュー品目をオーダーした座席が付加表示されている。図41に示す例では、未配膳領域F13a中に表示されている赤ワインに丸Bが付加されている。これは、Bの座席のお客様がオーダーしたメニュー品目であることを示している。その他のメニュー品目には座席が付加表示されていない。これは、テーブル共通にオーダーされたメニュー品目であることを示している。
ライブ映像画面F15は、現実空間に配置されるテーブル上の空間を撮像する撮像部としてのライブカメラ104から出力される映像データをストリーミング配信の技術によって配膳状況ライブ画面F2に表示した画面である。
図42は、液晶ディスプレイ109に表示される配膳状況一覧画面F3を示す模式図である。配膳状況一覧画面F3は、画面種別ボタンF11中の「リスト」がタッチ指定された場合に情報端末102のマイクロコンピュータ201が液晶ディスプレイ109に表示させる画面である。配膳状況一覧画面F3には、未配膳のメニューを当該メニューがオーダーされた座席に対応付けて示す未配膳メニュー画面F13と、配膳済みとなったメニューを当該メニューがオーダーされた座席に対応付けて示す配膳済みメニュー画面F14とが表示されている。配膳状況基本画面F1中、未配膳メニュー画面F13は下側領域、配膳済みメニュー画面F14は上側領域にそれぞれ表示されている。
未配膳メニュー画面F13は、未配膳領域F13a中に未配膳メニューを一覧表示して構成されている。未配膳メニューには、そのメニュー品目をオーダーした座席が付加表示されている。図42に示す例では、未配膳領域F13a中に表示されているトマトとモッツァレラに丸Bが付加されており、また、赤ワインにも丸Bが付加されている。これらは、Bの座席のお客様がオーダーしたメニュー品目であることを示している。その他のメニュー品目には座席が付加表示されていない。これは、テーブル共通にオーダーされたメニュー品目であることを示している。更に、未配膳メニュー画面F13は、個々のメニューの数量と待ち時間とを表示している。
配膳済みメニュー画面F14は、配膳済み領域F14a中に配膳済みメニューを一覧表示して構成されている。配膳済みメニューには、そのメニュー品目をオーダーした座席が付加表示されている。図42に示す例では、未配膳領域F13a中に表示されている赤ワインに丸Aが付加されている。これは、Aの座席のお客様がオーダーしたメニュー品目であることを示している。その他のメニュー品目には座席が付加表示されていない。これは、テーブル共通にオーダーされたメニュー品目であることを示している。更に、配膳済みメニュー画面F14は、個々のメニューの数量と配膳済みであることを示す「済」の表示とを表示している。
図31は、図16に示すテーブル確認処理(ステップS111)の流れを示すフローチャートである。情報端末102のマイクロコンピュータ201は、対応するテーブルの案内ファイル405が記憶しているオーダー情報405b−2(図15参照)を収集する(ステップS111−1)。これにより、情報端末102は、オーダー情報405b−2中のお客様(座席)405b−2b、オーダー時刻405b−2c、点数405b−2d、及び配膳状況を示すステータス情報405b−2eのレコードから、配膳状況画面F(配膳状況基本画面F1、配膳状況ライブ画面F2、配膳状況一覧画面F3)をそれぞれ表示するのに必要な基礎データを取得することができる。
次いで、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、配膳状況画面の種別選択を判定する処理を実行する(ステップS111−2〜ステップS111−4)。つまり、画面種別ボタンF11中の「配膳状況」がタッチ指定されたか(ステップS111−2)、「ライブ」がタッチ指定されたか(ステップS111−3)、「リスト」がタッチ指定されたか(ステップS111−4)、その他の操作ボタンF12等がタッチ指定されたか(ステップS111−5)の判定に待機している。
情報端末102のマイクロコンピュータ201は、画面種別ボタンF11中の「配膳状況」がタッチ指定されと判定した場合(ステップS111−2のY)、配膳状況画像データを生成して液晶ディスプレイ109に表示する(ステップS111−6)。これにより、図40に例示する配膳状況基本画面F1が液晶ディスプレイ109に表示される。
情報端末102のマイクロコンピュータ201は、画面種別ボタンF11中の「ライブ」がタッチ指定されたと判定した場合(ステップS111−3)、LAN経由でライブカメラ104にストリーミング配信を指示し(ステップS111−7)、ライブ画像データを生成して液晶ディスプレイ109に表示する(ステップS111−8)。これにより、図41に例示する配膳状況ライブ画面F2が液晶ディスプレイ109に表示される。
情報端末102のマイクロコンピュータ201は、画面種別ボタンF11中の「リスト」がタッチ指定されたと判定した場合(ステップS111−4)、リスト画像データを生成して液晶ディスプレイ109に表示する(ステップS111−9)。これにより、図42に例示する配膳状況一覧画面F3が液晶ディスプレイ109に表示される。
図32は、配膳状況画面F(配膳状況基本画面F1、配膳状況ライブ画面F2、配膳状況一覧画面F3)上でオブジェクトが選択指定された場合に情報端末102が実行する処理の流れを示すフローチャートである。情報端末102のマイクロコンピュータ201は、配膳状況画面Fに表示されている操作ボタンF12中、「追加オーダー」ボタンのタッチ指定の有無(ステップS111−11)、「会計」ボタンのタッチ指定の有無(ステップS111−12)、「指示」ボタンのタッチ指定の有無(ステップS111−13)、その他のボタンのタッチ指定の有無の判定に待機している。
情報端末102のマイクロコンピュータ201は、「追加オーダー」ボタンがタッチ指定されたと判定した場合(ステップS111−11のY)、画面表示をオーダー入力画面Dにし、追加オーダーの入力処理を実行した後(ステップS111−15)、オーダー送信処理を実行する(ステップS111−16)。これにより、追加オーダーが可能となる。
情報端末102のマイクロコンピュータ201は、「会計」ボタンがタッチ指定されたと判定した場合(ステップS111−12のY)、後述する会計処理を実行する(ステップS111−17)。
情報端末102のマイクロコンピュータ201は、「指示」ボタンがタッチ指定されたと判定した場合(ステップS111−13のY)、オーダーの指示処理を実行する(ステップS111−18)。このようなオーダーの指示処理を図43ないし図45を用いて説明する。
情報端末102のマイクロコンピュータ201は、その他のボタンがタッチ指定されたと判定した場合、その他の処理を実行する(ステップS111−14)。
図43は、情報端末102が表示する30分を超過している未配膳メニューがある場合の配膳状況基本画面F1を示す模式図である。図44は、情報端末が表示する30分を超過している未配膳メニューがある場合の配膳状況ライブ画面F2を示す模式図である。配膳状況基本画面F1でも配膳状況ライブ画面F2でも、未配膳メニュー画面F13中、30分以上未配膳であるメニュー品目が生じた場合、その未配膳メニュー画像F13bが強調表示され、「30分待ち」という超過表示F16が付加される。そこで、そのような未配膳メニュー画像F13bをタッチ指定して操作ボタンF12中の「指示」をタッチ指定すると、LAN経由で接客ステーション105を介してキッチンプリンタ103に対応するメニュー品目の調理催促指示を送信することができる。
図45は、情報端末102が表示する配膳指示画面Gを示す模式図である。情報端末102は、「指示」ボタンがタッチ指定された場合(ステップS111−13のY)、数秒間だけ図45に例示する配膳指示画面Gをポップアップ表示する。
図46は、情報端末102が表示する未配膳メニューがない場合の配膳状況基本画面F1を示す模式図である。必要に応じて配膳指示等をした結果、未配膳メニューがなくなると、未配膳メニュー画面F13には「配膳終了しました」というメッセージF17が表示され、配膳が終了したことをユーザに知らせる。
(会計処理)
配膳状況画面F中には、操作ボタンF12として「会計」ボタンがオブジェクト表示されている。前述したように、情報端末102のマイクロコンピュータ201は、「会計」ボタンがタッチ指定されたと判定した場合(図32のステップS111−12のY)、会計処理を実行する(図32のステップS111−17)。
図47は、情報端末102が表示する会計画面Hを示す模式図である。会計画面Hは、画面左側の上方にメニューリストH11を表示し、画面左側の下方に会計情報欄H12を表示する。また、会計画面Hの右側上方には、座席位置画像H13、ファンクションキーH14がそれぞれ表示されている。更に、会計画面Hの右側下方には、年代指定キーH15とテンキーH16とがそれぞれ表示されている。座席位置画像H13は、テーブルH13aにおける各座席H13bを個々に表現する画像であり、タッチパネル110によって所望の座席H13bをタッチ指定可能に表示されている。更に、座席位置画像H13の下方には、テーブル共通でオーダーしたメニュー品目を割勘にする場合の割勘手法を宣言するためのキーとして、共通分割勘指定キーH17と共通分一括指定キーH18とが配置されている。
ここで、会計画面Hは、第1の決済処理〜第6の決済処理までの6種類の決済処理を可能とする。
第1の決済処理は、会計画面H上で、総合計金額を会計情報欄H12に表示し、総合計金額で実行する決済処理である。第1の決済処理を実行するには、会計画面Hが表示された状態で、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーをタッチ指定すればよい。
第2の決済処理は、会計画面H上で、座席位置画像H13中の座席H13bのタッチ指定によって指定された座席について入力されたメニューの個別合計金額を会計情報欄H12に表示し、当該個別合計金額で実行する決済処理である。第2の決済処理を実行するには、会計画面Hが表示された状態で、座席位置画像H13中の所望の座席H13bをタッチ指定した上で、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーをタッチ指定すればよい。
第3の決済処理は、会計画面H上で、共通メニューの割勘精算指定に応じて、テーブル共通に入力されたメニューの共通合計金額のうちの未決済分を対象人数で割って得た割勘金額を会計情報欄H12に表示し、当該割勘金額で実行する決済処理である。第3の決済処理を実行するには、会計画面Hが表示された状態で、共通分割勘指定キーH17をタッチ指定した上で、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーをタッチ指定すればよい。
第4の決済処理は、会計画面H上で、共通メニューの一括精算指定に応じて、テーブル共通に入力されたメニューの共通合計金額のうちの未決済分を会計情報欄H12に表示し、当該共通合計金額で実行する決済処理である。第4の決済処理を実行するには、会計画面Hが表示された状態で、共通分一括指定キーH18をタッチ指定した上で、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーをタッチ指定すればよい。
第5の決済処理は、会計画面H上で、座席位置画像H13中の座席H13bのタッチ指定によって指定された座席について入力されたメニューの個別合計金額と、共通メニューの割勘精算指定に応じて、テーブル共通に入力されたメニューの共通合計金額のうちの未決済分を対象人数で割って得た割勘金額とを合計した個別割勘合計金額を会計情報欄H12に表示し、当該割勘金額で実行する決済処理である。第5の決済処理を実行するには、会計画面Hが表示された状態で、座席位置画像H13中の所望の座席H13bをタッチ指定し、更に、共通分割勘指定キーH17をタッチ指定した上で、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーをタッチ指定すればよい。
第6の決済処理は、会計画面H上で、座席位置画像H13中の座席H13bのタッチ指定によって指定された座席について入力されたメニューの個別合計金額と、共通メニューの割勘精算指定に応じて、テーブル共通に入力されたメニューの共通合計金額のうちの未決済分の割勘金額とを合計した個別共通合計金額を会計情報欄H12に表示し、当該割勘金額で実行する決済処理である。第5の決済処理を実行するには、会計画面Hが表示された状態で、座席位置画像H13中の所望の座席H13bをタッチ指定し、更に、共通分一括指定キーH18をタッチ指定した上で、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーをタッチ指定すればよい。
図33は、図32中に示す会計処理の流れを示すフローチャートである。情報端末102のマイクロコンピュータ201は、現在表示されている会計画面Hに対応するテーブルのオーダー情報を案内ファイル405から収集し(ステップS301)、収集したオーダー情報に基づいてPLUファイル402から単価を取得する(ステップS302)。そして、座席位置画像H13中の特定の座席H13bがタッチ指定されることにより個別精算指定がなされているか(ステップS303)、共通分割勘指定キーH17又は共通分一括指定キーH18がタッチ指定されることにより共通オーダー精算指定がなされているか(ステップS304)が判定され、そのいずれでもなければ総合計金額を算出して会計情報欄H12に表示する(ステップS305)。そして、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーがタッチ指定されることで、第1の決済処理が実行され(ステップS306)、処理を終了する。
これに対して、ステップS303で座席位置画像H13中の特定の座席H13bがタッチ指定されることにより個別精算指定がなされたと判定した場合には(ステップS303のY)、共通オーダー精算指定の有無を確認し(ステップS316)、共通オーダー精算指定がなされなければ、特定の座席H13bのタッチ指定で特定された個人の合計金額を算出し(ステップS320)、会計情報欄H12へ個別合計金額を表示する(ステップS321)。そして、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーがタッチ指定されることで、第2の決済処理が実行される(ステップS322)。もっとも、この場合には個々に第2の決済処理を実行するので(ステップS322)、全員分の決済処理が終了することで(ステップS323のY)、処理を終了する。
また、ステップS304で共通オーダー精算指定がなされていると判定された場合には(ステップS304のY)、共通分割勘指定キーH17がタッチ指定されての共通分割勘処理かどうかが判定される(ステップS307)。共通分割勘処理であると判定された場合には(ステップS307のY)、未決済の共通オーダーの合計金額を人数割りし、RAM205のワークエリアに一時記憶し(ステップS308)、会計情報欄H12に割勘金額を表示する(ステップS310)。そして、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーがタッチ指定されることで、第3の決済処理が実行される(ステップS311)。もっとも、この場合には個々に第3の決済処理を実行するので(ステップS311)、全員分の決済処理が終了することで(ステップS312のY)、処理を終了する。
これに対して、ステップS307で共通分割勘処理ではないと判定された場合には(ステップS307のN)、共通分一括処理であるはずなので、未決済の共通オーダーの一括金額をRAM205のワークエリアに一時記憶し(ステップS313)、会計情報欄H12に共通合計金額を表示する(ステップS314)。そして、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーがタッチ指定されることで、第4の決済処理が実行され(ステップS315)、処理を終了する。
また、ステップS303で座席位置画像H13中の特定の座席H13bがタッチ指定されることにより個別精算指定がなされたと判定した場合であって(ステップS303のY)、共通オーダー精算指定がなされていると判定された場合には(ステップS316のY)、共通分割勘指定キーH17がタッチ指定されての共通分割勘処理かどうかが判定される(ステップS317)。共通分割勘処理であると判定された場合には(ステップS317のY)、未決済の共通オーダーの合計金額を人数割りし、RAM205のワークエリアに設定される個人領域に一時記憶する(ステップS318)。そして、特定の座席H13bのタッチ指定で特定された個人の合計金額として、その個人の個別オーダーの合計金額に共通分割勘金額を加算した個別割勘合計金額を算出する(ステップS320)。その後、会計情報欄H12に算出した個別割勘合計金額を表示する(ステップS321)。そして、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーがタッチ指定されることで、第5の決済処理が実行される(ステップS322)。もっとも、この場合には個々に第5の決済処理を実行するので(ステップS323)、全員分の決済処理が終了することで(ステップS323のY)、処理を終了する。
これに対して、ステップS317で共通分割勘処理ではないと判定された場合には(ステップS307のN)、共通分一括処理であるはずなので、未決済の共通オーダーの一括金額をRAM205のワークエリアに設定される個人領域に一時記憶する(ステップS313)。この場合の個人領域は、特定の座席H13bのタッチ指定で特定された個人の個人領域である。そして、特定の座席H13bのタッチ指定で特定された個人の合計金額として、その個人の個別オーダーの合計金額にRAM205の個人領域に一時記憶した一括金額を加算した個別共通合計金額を算出する(ステップS320)。その後、会計情報欄H12に算出した個別共通合計金額を表示する(ステップS321)。そして、例えばテンキーH16に含まれている「現計」キーがタッチ指定されることで、第6の決済処理が実行される(ステップS322)。もっとも、この場合には、残りのお客様は個々の第2の決済処理を実行することになるので(ステップS323)、全員部の決済処理が終了することで(ステップS323のY)、処理を終了する。
(本接客支援システムの利点)
以上説明したように、本接客支援システムによれば、座席情報入力画面Bからお客様情報を入力して登録することで、接客の最初の場面でお客様の案内情報を予め生成し登録しておくことができる。これにより、その後はオーダー情報の入力等の場面で最初に登録した案内情報を利用することができ、全体的な接客の流れの中で効果的に接客業務を支援することができる。
また、本接客支援システムによれば、基本画面A上でテーブル特定画像A12を選択指定した場合、お客様の案内情報が登録されていなければ座席情報入力画面Bを液晶ディスプレイ109に表示してタッチパネル110による案内情報の入力及び登録指示を可能とし、お客様の案内情報が登録されていればオーダー入力画面Dを液晶ディスプレイ109に表示してタッチパネル110によるオーダー情報の入力及び登録指示を可能とする。これにより、基本画面A上でテーブル特定画像を選択指定するだけで、現実空間で生じている事象に応じた画面(座席情報入力画面B、オーダー入力画面D)を液晶ディスプレイ109に適宜表示させることができる。したがって、操作性の向上という側面からも全体的な接客の流れの中で効果的に接客業務を支援することができる。
また、本接客支援システムによれば、入力及び登録指示がなされた案内情報に含まれているお客様の属性情報405bに基づいておすすめメニューを検索し、検索したおすすめメニューをお客様の属性情報405bの種類に応じた重み付け値に従って上位N個に絞り込んで表示することができる。したがって、各テーブルに着席するお客様の個々の属性を考慮したうえで、各テーブル単位で最適な数のおすすめメニューを提案することができる。
また、本接客支援システムによれば、個々のテーブルについてのオーダー情報に含まれているメニューのうち配膳済みとなったメニューを当該メニューが対応する座席に対応付けて表示する配膳済みメニュー画面F14を表示デバイスに表示させることができる。したがって、配膳済みメニュー画面F14に時々刻々と変化する個々の顧客についての配膳状況を逐次表示することができる。
そして、本接客支援システムによれば、個々のテーブルに共通の共通メニューについて、割勘精算や一括精算、あるいは、個別精算と割勘精算との組み合わせや個別精算と一括精算との組み合わせを可能にする。これにより、個々のテーブルに共通の共通メニューについての様々な精算態様を支援することができる。
109…液晶ディスプレイ(表示デバイス)、110…タッチパネル(入力デバイス)、405b…ステータス情報、A12…テーブル特定画像、A…画面基本、B…座席情報入力画面、B12…座席位置画像、B13…属性特定画像、D…オーダー入力画面、D14…座席位置画像、D12a…メニュー特定画像、F…配膳状況画面、F13…未配膳メニュー画面、F14…配膳済みメニュー画面、F14c…テーブル画像、F14d…座席画像、F15…ライブ映像画面、H…会計画面、H12…会計情報欄、H13…座席位置画像