JP3211226U - 注文伝達システム - Google Patents

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Abstract

【課題】キッチン内での作業効率を向上させることにより、スピーディーな商品提供を実現する注文伝達システムを提供する。【解決手段】キッチン内に設置される少なくとも一つの一覧端末5を備え、該一覧端末は、顧客の注文に関する注文情報を受信するための一覧端末用通信部50と、該一覧端末用通信部で受信した注文情報の内容を表示するための一覧端末用表示部51と、前記一覧端末用通信部で受信した注文情報の内容に応じた処理を実行する一覧端末用処理部52とを備え、前記注文情報には、顧客が注文した商品を示す商品情報が含まれ、前記一覧端末用処理部は、前記一覧端末用表示部への前記商品情報が示す商品の表示態様を商品の分類に応じて決定する表示態様設定を取得し、且つ該表示態様設定に基づいて決定した表示態様で前記商品情報が示す商品を前記一覧端末用表示部に表示する注文表示機能を有する注文伝達システム1である。【選択図】図2

Description

本考案は、顧客から受けた注文の情報をキッチン内に伝える注文伝達システムに関する。
従来から、飲食店等には、顧客から受けた注文の情報をキッチン内の作業者に伝達するための注文伝達システムが導入されている。
かかる注文伝達システムには、例えば、特許文献1に開示されているように、顧客の注文を受け付けるオーダリング端末と、該オーダリング端末が受け付けた注文に関する情報をキッチン(厨房)内で表示する厨房用端末とを備えたオーダリングシステムがある。
オーダリング端末は、所望する商品や、商品の数量等を選択可能であり、顧客に選択された商品名や、数量等の情報を厨房用端末に送信するように構成されている。
厨房用端末は、オーダリング端末から受信した商品名や、数量等の情報を受信順に一列に並べて文字情報で表示するように構成されている。
そのため、キッチン内の作業者は、厨房用端末に表示されている商品名や、数量を見ながら商品を完成させるために必要な作業を考えて行動している。
特開2009−163309号公報
ところで、従来のオーダリングシステムの厨房用端末には、複数の文字情報が一列に並んで単調に表示されているため、キッチン内の作業者は、厨房用端末に表示されている文字情報のみから注文内容を認識したうえで必要な作業を考えながら調理作業を行っている。
このように、従来のオーダリングシステムでは、作業者が厨房用端末に表示された文字情報を見て注文内容を認識するまでに時間がかかるため、顧客への商品提供スピードが低下することもあった。
そこで、本考案は、キッチン内での作業効率を向上させることにより、スピーディーな商品提供を実現する注文伝達システムを提供することを課題とする。
本考案の注文伝達システムは、キッチン内に設置される少なくとも一つの一覧端末を備え、該一覧端末は、顧客の注文に関する注文情報を受信するための一覧端末用通信部と、該一覧端末用通信部で受信した注文情報の内容を表示するための一覧端末用表示部と、前記一覧端末用通信部で受信した注文情報の内容に応じた処理を実行する一覧端末用処理部とを備え、前記注文情報には、顧客が注文した商品を示す商品情報が含まれ、前記一覧端末用処理部は、前記一覧端末用表示部への前記商品情報が示す商品の表示態様を商品の分類に応じて決定する表示態様設定を取得し、且つ該表示態様設定に基づいて決定した表示態様で前記商品情報が示す商品を前記一覧端末用表示部に表示する注文表示機能を有する。
かかる構成によれば、一覧端末用表示部には、顧客が注文した商品が分類に応じて決定された表示態様で表示されるため、キッチン内の作業者は、一覧端末用表示部に表示された商品の表示態様を見ただけで受注している商品の内容を直観的に素早く認識することができる。
本考案の注文伝達システムにおいて、前記注文表示機能は、前記商品情報が示す商品の商品名と、該商品名の背景とを前記一覧端末用表示部に表示するように構成され、前記表示態様設定は、前記商品名、及び前記商品名の領域の背景の少なくとも何れか一方の表示態様を前記分類に応じて決定するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、商品名や、商品名を表示する領域の背景の表示態様を見ただけで受注した商品の内容を認識できるようになる。従って、前記注文伝達システムにおいても、一覧端末用表示部に表示されている商品の内容を素早く認識することができる。
本考案の注文伝達システムにおいて、前記表示態様設定は、商品の種別を前記分類として商品の表示色を決定するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、顧客が注文した商品が種別に応じた表示色で一覧端末用表示部に表示されるため、キッチン内の作業者は、該一覧端末用表示部に表示されている商品の表示色を見ただけで受注している商品の種別を素早く認識できるようになる。
また、本考案の注文伝達システムにおいて、前記表示態様設定は、顧客による商品の消費態様を前記分類として商品の表示色を決定するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、顧客が注文した商品が消費態様(例えば、店内での消費又は持ち帰り)に応じた表示色で一覧端末用表示部に表示されるため、キッチン内の作業者は、該一覧端末用表示部に表示されている商品の表示色を見ただけで受注している商品の消費態様を素早く認識できるようになる。
さらに、本考案の注文伝達システムにおいて、前記一覧端末用処理部は、前記商品情報が示す商品がメインメニュー、サイドメニュー、メインメニュー又はサイドメニューに付随するオプションの何れに該当するかを識別するための識別機能を有し、前記識別機能によりメインメニューであると識別された前記商品情報を表示するメイン表示領域と、前記識別機能によりサイドメニュー又はオプションであると識別された前記商品情報を表示するサブ表示領域とを設定するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、メインメニューを表示する領域と、サイドメニュー及びオプションを表示する領域とが分かれているため、メインメニュ―に加えて、サイドメニューやオプションが注文されている場合において、キッチン内の作業者が、一覧端末用表示部に表示されている商品の表示位置を見ただけで、該商品がメインメニューであるか、サイドメニュー又はオプションであるかを素早く認識することができるようになる。
この場合、前記一覧端末用処理部は、一つの前記メイン表示領域と隣り合う位置に複数の前記サブ表示領域を設定し、前記メイン表示領域と前記サブ表示領域とが隣り合う方向に対して直交する方向において、前記複数のサブ表示領域を並べて配置するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、一つのメイン表示領域の周囲に複数のサブ表示領域が並ぶレイアウトになっているため、一覧端末用表示部に表示されている商品の情報がメインメニューであるか、サイドメニュー又はオプションであるかを素早く見分けることができるようになる。
また、前記メイン表示領域と、前記サブ表示領域とは、矩形状の領域であり、前記メイン表示領域の長手方向と、前記サブ表示領域の長手方向とが互いに直交していてもよい。
かかる構成によれば、メイン表示領域が延びている方向と、サブ表示領域が延びている方向とがそれぞれ交差した態様となるため、メイン表示領域にメインメニューが表示され、サブ表示領域にサイドメニュー又はオプションが表示される場合は、一覧端末用表示部に表示されている商品の情報がメインメニューであるか、サイドメニュー又はオプションであるかを素早く見分けることができるようになる。
さらに、前記メイン表示領域と、前記サブ表示領域とには、それぞれの長手方向と対応する方向に沿って商品名が表示されていてもよい。
かかる構成によれば、メイン表示領域における商品名の表記方向と、サブ表示領域の表記方向とが異なっているため、メイン表示領域にメインメニューが表示され、サブ表示領域にサイドメニュー又はオプションが表示されている場合は、メンメニューであるか、サイドメニュー又はオプションであるかを素早く見分けることができるようになる。
そして、本考案の注文管理システムにおいて、前記一覧端末用処理部は、一つの注文情報に含まれる情報を表示するための注文表示領域を設定し、該注文表示領域内に前記メイン表示領域と、前記サブ表示領域とを設定するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、受注したメインメニューや、サイドメニュー、オプションが注文情報毎に区分けされた状態で表示部に表示されるため、一つの注文に係る商品を構成するメインメニューや、サイドメニュー、オプションの組み合わせを認識し易くなる。
本考案の注文伝達システムは、前記注文情報の収集及び配信を行う情報集配信端末と、該情報集配信端末から配信された前記注文情報の内容に応じた調理指示をキッチンの調理場内で表示する個別端末とを備え、前記情報集配信端末は、受信した前記注文情報に含まれる前記商品情報に対して、前記商品を構成する品目を示す少なくとも一つの構成品目情報を関連付ける情報構築処理と、前記構成品目情報が関連付けられている前記商品情報を含む前記注文情報を前記一覧端末と前記個別端末とに配信する配信処理とを実行するように構成され、該個別端末は、情報集配信端末から前記注文情報を受信するための個別端末用通信部と、該個別端末用通信部で受信した前記注文情報の内容を表示するための個別端末用表示部と、前記個別端末用通信部で受信した注文情報の内容に応じた処理を実行する個別端末用処理部とを備え、前記個別端末用処理部は、前記構成品目情報を調理指示として前記個別端末用表示部に表示する指示表示機能を有するようになっていてもよい。
かかる構成によれば、個別端末には、商品を構成する品目の調理指示が表示されるため、調理場の作業者が自身の作業を素早く認識できるようになる。
この場合、前記指示表示機能は、前記構成品目情報を調理順に並べて表示するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、構成品目情報が調理順に並べて表示されるため、調理場の作業者が自身の作業手順を素早く認識できるようになる。
さらに、本考案の注文伝達システムにおいて、前記個別端末用処理部は、前記調理場で調理対象としている前記品目を表示する品目表示枠と、該品目の調理指示を表示する複数の調理指示枠とを一行に並べて表示する調理情報表示領域を少なくとも一つ設定し、前記指示表示機能は、前記調理指示枠内に前記構成品目情報を表示するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、一つの品目に関する調理指示が一行に並べて表示されるため、調理場の作業者が作業手順を認識し易くなる。
また、本考案の注文伝達システムにおいて、前記指示表示機能は、前記構成品目情報を表示する前記調理指示枠内の背景に前記品目の種別に応じた色を設定するとともに、前記調理指示枠内に調理数を表示するように構成される。
かかる構成によれば、調理指示枠内の背景の色を変更することで品目の調理指示を表示し、且つ背景の色が変更されている調理指示枠内に品目の調理数が表示されるため、品目の調理指示と品目の調理数とが同じ場所である調理指示枠内に表示され、調理場の作業者が調理指示を確認した後、視点を変えることなく調理数まで把握することができる。
さらに、本考案の注文伝達システムにおいて、前記個別端末用処理部は、前記調理場で調理対象としている前記品目毎の調理数の残数を表示する残数表示機能を有するようにしてもよい。
かかる構成によれば、調理場の作業者が品目の調理数の残数を確認できるため、調理のための準備を円滑に行うことができる。
以上のように、本考案の注文伝達システムによれば、キッチン内での作業効率を向上させることにより、スピーディーな商品提供を実現できるという優れた効果を奏し得る。
図1は、本考案の一実施形態に係る注文伝達システムの概要図である。 図2は、同実施形態に係る注文伝達システムにおける各端末のブロック図である。 図3は、同実施形態に係る受付端末用処理部のブロック図である。 図4は、同実施形態に係る注文入力画面の説明図である。 図5は、同実施形態に係る注文情報のデータ構造の説明図である。 図6は、同実施形態に係る商品データベースの説明図である。 図7は、同実施形態に係る調理指示用処理部のブロック図である。 図8は、同実施形態に係る調理指示画面の説明図であって、(a)は指定エリアが設定されていない状態の調理指示画面の説明図であり、(b)は指定エリアが設定されている状態の調理指示画面の説明図である。 図9は、同実施形態に係る一覧端末用処理部のブロック図である。 図10は、同実施形態に係る受注画面の説明図である。 図11は、同実施形態に係る注文表示領域の説明図である。 図12は、同実施形態に係る注文伝達システムのフローチャートであって、受付端末で注文を受けてから情報集配信装置が配信情報を送信するまでのフローチャートである。 図13は、同実施形態に係る注文伝達システムのフローチャートであって、配信情報を受信したときの個別端末のフローチャートである。 図14は、同実施形態に係る注文伝達システムのフローチャートであって、調理指示を消し込む際の個別端末のフローチャートである。 図15は、同実施形態に係る注文伝達システムのフローチャートであって、配信情報を受信したときの一覧端末のフローチャートである。 図16は、同実施形態に係る注文伝達システムのフローチャートであって、注文表示領域に表示されている注文内容を消し込む際の一覧端末のフローチャートである。
以下、本考案の一実施形態にかかる注文伝達システムについて、添付図面を参照しつつ説明する。
注文伝達システムは、飲食店等において、顧客から受けた注文の情報をキッチンに伝達するためのシステムである。なお、本実施形態では、図1に示すように、飲食店内に顧客が注文を行う注文口F1、顧客が注文した商品を調理するキッチンF2が設けられており、さらに、キッチンF2内には、調理場として、フライヤーで揚げ物を調理する揚場F20と、コンロで焼き物や、炒め物、煮物等を調理するコンロ場F21とが設けられていることを前提に以下の説明を行うこととする。
本実施形態に係る注文伝達システム1は、顧客の注文を受け付けるための受付端末2と、注文情報の収集及び配信を行う情報集配信端末3と(図3参照)、該情報集配信端末3から配信される注文情報に基づいて、調理場で調理対象とされている料理に関する情報を表示する個別端末4と、該情報集配信端末3から配信される注文情報に基づいて、顧客の注文商品を表示する複数の一覧端末5とを備えている。
なお、本実施形態に係る伝達システムにおいて、受付端末2は注文口F1に設置され、個別端末4は揚場F20に設置され、一覧端末5は、揚場F20とコンロ場F21とに一つずつ設置されている。
受付端末2は、図2に示すように、顧客の注文に関する情報を情報集配信端末3に送信する受付端末用通信部20と、顧客が注文可能な商品を表示する受付端末用表示部21と、該表示部を介して顧客の注文に関する注文情報を情報集配信端末3に送信する受付端末用処理部22と、情報を記憶する受付端末用記憶部23とを備えている。
受付端末用通信部20は、外部の機器や端末との通信機能を有するものである。また、受付端末用通信部20は、通信対象が情報集配信端末3だけに限定されるものではない。
受付端末用表示部21は、タッチパネルで構成されている。
受付端末用処理部22は、図3に示すように、顧客が注文を入力するための注文入力画面を設定する入力画面設定機能220と、該入力画面設定機能220で入力された注文情報を情報集配信端末3に送信する送信機能221とを有する。
入力画面設定機能220は、受付端末用表示部21に出力(表示)するように構成されている。
そして、図4に示すように、注文入力画面W1は、顧客が注文可能な商品を表す注文項目W10と、注文を確定する確定ボタンW11とが表示されるように構成されている。
注文項目W10は、商品毎に予め設定されており、例えば、商品のイメージ図W100、商品項目名W101、価格W102、注文ボタンW103で構成されている。また、注文入力画面W1では、注文ボタンW103を操作(押し操作)することにより、顧客が所望する商品を選択できるようになっている。
確定ボタンW11は、操作(押し操作)されると、選択されている注文項目W10に対応する商品の注文を確定するように構成されている。
送信機能221は、確定ボタンW11が操作されるに伴い、図5に示すように、注文番号D10と、選択されている注文項目W10に対応する商品情報D11とを関連付けて構築した注文情報D1を情報集配信に送信する発注処理を行うように構成されている。
注文番号D10は、顧客を識別するための情報であり、数字の他、アルファベット等が設定されていればよい。
商品情報D11は、表品を特定するための情報であり、商品項目名W101や、商品毎に個別に用意した識別子等が設定されていればよい。なお、商品情報D11は、例えば、予め受付端末用記憶部23に記憶しておいてもよいが、発注処理の実行時に送信機能221が読み出して注文番号D10に関連付けることができれば、外部の機器に記憶させておいてもよい。
情報集配信端末3には、図6に示すように、顧客が注文可能な商品に関する情報を一括して管理するための商品データベースD2が設定されている。
商品データベースD2には、商品項目名W101を示す複数の名称情報D20が含まれている。また、商品データベースD2では、各商品識別情報に対して、商品の調理が行われる場所を示すポジション情報D21と、個別端末4に対する商品情報D11の配信の要否を示す配信先情報D22と、商品を構成する品目である複数の構成品目情報D23とが関連付けられている。なお、品目とは、商品を構成する一つ一つの料理のことである。
商品識別情報には、商品毎に定められた固有の情報が設定されており、本実施形態では、定食や、丼等のメインメニューの名称や、唐揚げ、半熟卵等のサイドメニューの名称、そして、大盛り等のメインメニュー、サイドメニューに付随するオプションの名称が設定されている。なお、商品識別情報は、名称の替わりに、商品毎に定めた固有の数字等を設定しておいてもよい。
ポジション情報D21には、商品識別情報が示す商品の調理作業が行われる調理場を識別する情報が設定される。本実施形態では、上述のように、調理場として、フライヤーで揚物を調理する揚場F20と、コンロで焼き物や煮物等を調理するコンロ場F21とがキッチンF2内に設置されているため、ポジション情報D21には、揚場F20のみを示す情報、コンロ場F21のみを示す情報、又は揚場F20及びコンロ場F21を示す情報が設定されている。
配信先情報D22には、商品識別情報が示す商品の調理作業が行われる調理場に揚場F20が含まれているか否かを示す情報が設定される。すなわち、ポジション情報D21が示す調理場に揚場F20が含まれているか否かを示す情報が設定される。なお、配信先情報D22は、ポジション情報D21に揚場F20のみを示す情報、又は揚場F20及びコンロ場F21を示す情報が設定されていているか否かを示す情報でもあるため、商品データベースD2に含まれていなくてもよい。
構成品目情報D23は、商品を構成する品目のうち、揚げ物に該当する品目の有無を示すように構成されており、本実施形態では、カツ、えび、たまご、唐揚げの有無(個数や重量)を示すように構成されている。
情報集配信端末3は、注文端末から受信した注文情報D1に対して、商品情報D11に対応する商品識別情報に関連付けられているポジション情報D21、配信先情報D22、構成品目情報D23を付加した情報(以下、配信情報と称する)を構築する情報構築処理と、該配信情報を個別端末4及び一覧端末5の少なくとも何れか一方に配信する配信処理とを行うように構成されている。
なお、情報集配信端末3と、受付端末2、個別端末4、一覧端末5とはインターネットを通じて通信できるように構成されていてもよいし(いわゆる、クラウド形式のネットワークであってもよいし)、情報集配信端末3と、受付端末2、個別端末4、一覧端末5との間でローカルネットワークを構築するように構成されていてもよい。
また、情報集配信端末3と、受付端末2、個別端末4、一覧端末5との通信手段は、無線通信であってもよいし、有線通信であってもよい。
個別端末4は、図2に示すように、情報集配信装置から配信情報を受信するための個別端末用通信部40と、該個別端末用通信部40で受信した配信情報に基づいて前記調理指示を表示するための個別端末用表示部41と、個別端末用通信部40を介して受信した注文情報D1の内容に応じた処理を実行する個別端末用処理部42と、情報を記憶する個別端末用記憶部43とを備えている。
個別端末用通信部40は、外部の機器や端末との通信機能を有するものである。また、個別端末用通信部40は、通信対象が情報集配信端末3だけに限定されるものではない。
個別端末用表示部41は、タッチパネルで構成されている。
個別端末4用処理部は、図7に示すように、調理指示を表示するための調理指示画面を設定する指示画面設定機能420と、個別端末用表示部41(調理指示画面)に対して構成品目情報D23を調理指示として表示する指示表示機能421と、調理指示(構成品目情報D23)に対応する注文番号D10を表示する番号表示機能422と、調理場で調理対象としている品目毎の調理数の残数を表示する残数表示機能423と、調理指示を消し込む(非表示にする)ための指示消込機能424とを有する。
指示画面設定機能420は、図8(a)に示すように、調理指示画面W2内に、調理場で調理対象としている前記品目を表示する品目表示枠W20と、該品目の調理指示を表示する複数の調理指示枠W21とを一行に並べて表示するように構成されている。
また、指示画面設定機能420は、一行に並ぶようにして一組にした品目表示枠W20と複数の調理指示枠W21のセットを一列に並べて複数(本実施形態では3つ)表示するように構成されている。
なお、本実施形態に係る指示画面設定機能420は、品目表示枠W20、調理指示枠W21に加えて、注文番号D10を表示する番号表示枠W22と、品目の調理残数を表示する残数表示枠W23と、各調理指示枠W21内の表示を更新するための更新ボタンW24とを調理指示画面W2に表示するように構成されている。
番号表示領域は、後述する指示領域内の各列に一つずつ設定されている。そして、残数表示枠W23は、調理指示画面W2の上部に設定されている。
指示表示機能421は、図8(a)に示すように、構成品目情報D23を調理順に並べて表示するように構成されている。より具体的に説明すると、指示表示機能421は、商品情報D11に関連付けられている構成品目情報D23を、同品目の品目表示枠W20の行を判定し、判定した行の調理指示枠W21に対して構成品目情報D23の内容(調理指示)を調理順に並べて表示する。
本実施形態では、図8(a)の最も左側に位置する調理指示枠W21に表示されている調理指示が最も早い調理順となり、最も右側に位置する調理指示枠W21に表示されている調理指示が最も遅い調理順となる。
また、指示表示機能421は、構成品目情報D23の内容を表示する調理指示枠W21に対して背景色を付すとともに、該調理指示枠W21内に構成品目情報D23に設定されている調理数を表示する指示表示処理を実行するように構成されている。本実施形態では、一つの構成品目に関する情報を表示する領域(品目表示枠W20と調理指示枠W21)とが一行に並ぶように設定されているため、行毎に調理指示枠W21に設定する背景色が異っており、より具体的には、緑色、赤色、青色が各行に対して重複しないように割り当てられている。
なお、調理指示枠W21に付す背景色を指定する情報は、例えば、予め品目毎に定めておいたうえで、指示表示記憶部に記憶させておいてもよいし、指示表示機能421が指示表示処理を実行する際に取得できるようになっていれば、外部の機器に記憶させておいてもよい。
番号表示機能422は、調理指示(構成品目情報D23)を表示している調理指示枠W21と同列の番号表示領域に対して、注文番号D10、より具体的には、調理指示枠W21に表示した構成品目情報D23に関連付けられている注文番号D10を表示する。
残数表示機能423は、各品目の未調理数を残数表示枠W23に表示する。各品目の未調理数は、調理指示枠W21に表示されている調理数の累計に対応する。そのため、残数表示機能423は、調理指示枠W21に調理指示が追加されると残数表示枠W23に表示している未調理数を増やし、調理指示枠W21に調理指示が消し込まれると残数表示枠W23に表示している未調理数を減らすように構成されている。
指示消込機能424は、調理作業が完了した品目の調理指示を消し込む(非表示にする)ための機能である。
上述の指示画面では、図8(b)に示すように、複数の調理指示枠W21を多行多列に並べて表示している領域(以下、指示領域W25と称する)内に対して作業者が任意のエリア(矩形状のエリア)を指定できるようになっている。なお、作業者によって指定されたエリアは、指定エリアW26として、視認できる態様で指示領域W25内に表示される。
指示消込機能424は、指定エリアW26内で調理指示を表示している状態の調理指示枠W21を消込可能な状態(消込受付状態)に切り替えるように構成されている。
そして、指示消込機能424は、指定エリアW26が設定されている状態で更新ボタンW24が押し操作されると、指定エリアW26内における消込受付状態の調理指示枠W21に表示されている調理指示を削除するように構成されている。
一方、指示消込機能424は、作業者が指定エリアW26に触れると、指定エリアW26を非表示にし、さらに、調理指示枠W21の消込受付状態を解除するように構成されている。
なお、指示消込機能424は、調理指示枠W21を一つずつ選択できるように構成されていてもよい。この場合、指示消込機能424は、
調理指示を表示している状態の調理指示枠W21に作業者が触れたときに(押し操作されたときに)、該調理指示枠W21を消込受付状態に切り替え、選択状態の調理指示枠W21に作業者が触れたときに、該調理指示枠W21の消込受付状態を解除するように構成されていればよい。
一覧端末5は、図2に示すように、情報集配信端末3から配信情報を受信するための一覧端末用通信部50と、該一覧端末用通信部50で受信した配信情報に基づいて顧客が注文した商品を表示する一覧端末用表示部51と、一覧端末用通信部50を介して受信した注文情報D1の内容に応じた処理を実行する一覧端末用処理部52と、一覧端末用記憶部53とを備えている。
一覧端末用通信部50は、外部の機器や端末との通信機能を有するものである。また、一覧端末用通信部50は、通信対象が情報集配信端末3だけに限定されるものではない。
一覧端末用表示部51は、タッチパネルで構成されている。
一覧端末用処理部52は、図9に示すように、注文内容を表示するための受注画面を設定する受注画面設定機能520と、一覧端末用表示部51(受注画面)への商品の表示色を該商品の分類に応じて決定する表示態様設定D3を取得し、且つ商品情報D11が示す商品を表示態様設定D3の内容に基づいて決定した表示色で一覧端末用表示部51に表示する注文表示機能521と、前記商品情報D11が示す商品がメインメニュー、サイドメニュー、メインメニュー又はサイドメニューに付随するオプションの何れに該当するかを識別するための識別機能522と、一覧端末用表示部51に表示している注文情報D1の内容の消込操作を行うための注文消込機能523とを有する。
分類とは、例えば、メニューのことであり、メインメニュー、サイドメニュー、オプションで各商品を区分けしてもよい。分類は、例えば、商品の消費態様であってもよく、この場合は、店内での消費、又は持ち帰りに区分けすることができる。
受注画面設定機能520は、図10に示すうように、受注画面W3に複数の注文表示領域W30と、各注文表示領域W30に対して注文番号D10を表示する番号表示領域W31とを設定するように構成されている。
注文表示領域W30は、一つの注文情報D1に含まれる商品情報D11の内容を表示するための領域である。そして、本実施形態では、受注画面設定機能520によって、2行5列に並ぶように設定された10個の注文表示領域W30が受注画面W3に設定される。
さらに、受注画面設定機能520は、図11に示すうように、識別機能522によりメインメニューであると識別された商品情報D11を表示するメイン表示領域W300と、該メイン表示領域W300と並ぶ位置に設定され且つ識別機能522によりサイドメニュー又はオプションであると識別された商品情報D11を表示するサブ表示領域W301とを各注文表示領域W30内に設定する。
そして、注文表示機能521は、各注文表示領域W30内において、一つのメイン表示領域W300と隣り合う位置に複数のサブ表示領域W301の位置を設定するように構成されている。
また、注文表示機能521は、メイン表示領域W300とサブ表示領域W301とが隣り合う方向に対して直交する方向において、複数のサブ表示領域W301が一列に並ぶように、複数のサブ表示領域W301の位置を設定する。すなわち、受注画面W3内において、メイン表示領域W300と各サブ表示領域W301とは縦並びに配置され、各サブ表示領域W301は、横並びに配置されている。
本実施形態では、メイン表示領域W300とサブ表示領域W301とがそれぞれ矩形状の領域となっており、メイン表示領域W300の長手方向と、前記サブ表示領域W301の長手方向とは、互いに交差(直交)している。そして、メイン表示領域W300とサブ表示領域W301とには、それぞれの長手方向に沿って商品名が表示されるようになっている。
表示態様設定D3は、注文表示機能521が取得できるようになっていれば、表示記憶部に記憶させていてもよいし、外部の機器に記憶させていてもよい。
表示態様設定D3は、商品名、及び商品名を表示する領域の背景の少なくとも何れか一方の表示態様を商品の分類に応じて決定するように構成されており、本実施形態では、商品の種別(例えば、丼や、定食、トッピング等)を分類として前記表示態様を決定するように構成されている。
また、表示態様設定D3は、顧客による商品の消費態様(例えば、店内での消費や、持ち帰り等)を前記分類としても商品名、及び商品名を表示する領域の背景の少なくとも何れか一方の表示態様を決定するように構成されていてもよい。
なお、本実施形態に係る表示態様設定D3は、商品情報D11毎に予め用意しておいた画像で構成されているが、商品の分類に応じて商品名や、商品名を表示する領域の背景の表示態様を決定することができれば、商品情報D11毎に予め設定しておいた文字の表示態様を指定するための情報や、背景の表示態様を指定するための情報等で構成されていてもよい。
そして、商品名の表示態様とは、商品名を表す文字の色(単色や、複数の色(配色パターン)や、グラデーション、模様等)や、記号、字体等のことであり、背景の表示態様とは、背景の色(単色や、複数の色(配色パターン)や、グラデーション、模様等)のことである。なお、模様としては、例えば、木目調等の模様が挙げられる。
指示消込機能424は、調理作業が完了した商品の表示を消し込む(非表示にする)ための機能である。
上述の受注画面W3では、注文情報D1の内容を表示している注文表示領域W30に作業者が触れると(押し操作されると)、該注文表示領域W30が消し込みを受け付けた消込受付状態に切り替えられ、所定時間経過すると、消込受付状態から消込完了状態、すなわち、消込処理が完了した旨を示す状態に切り替えられる。なお、図10中の仮想線で図示した注文表示領域W30に対応する部分は、消込処理が完了した状態を示している。
また、注文表示領域W30が消込受付状態に切り替わった後、所定時間経過前に作業者が再度注文表示領域W30に触れると、消込受付状態が解除される。このように、消込受付状態とは、注文表示領域W30を消込受付状態から元の状態に戻すか、そのまま削除するかを選択できる状態のことである。
本実施形態に係る注文伝達システム1の構成は、以上の通りである。続いて、注文伝達システム1の動作を説明する。
図12に示すように、顧客が受付端末2を利用して注文を行うと(S1でYes)、受付端末2が注文情報D1を情報集配信端末3に送信する(S2)。
そして、情報集配信端末3が注文情報D1に対してポジション情報D21、配信先情報D22、構成品目情報D23を付加し(S3)、ポジション情報D21の設定内容に基づいて必要な端末にこれらの情報(配信情報)を送信する(S4)。
図13に示すように、個別端末4が注文情報D1を受信すると(S5でYes)、構成品目情報D23を調理順に並ぶようにして調理情報表示領域の調理指示枠W21に表示する(S6)。
このとき、調理指示枠W21の背景色を品目の種別に応じて決定された色に設定するとともに、構成品目情報D23に設定されている品目の数を調理指示枠W21に表示する。なお、調理指示枠W21の上方には、注文番号D10が併せて表示される。
図14に示すように、品目の調理を終えたキッチンF2内の作業者により、指示領域W25内に指定エリアW26が設定されると、(S7でYes)、指定エリアW26内で調理指示を表示している状態の調理指示枠W21が消込受付状態に切り替えられる。そして、指定エリアW26が非表示にされていない状態で(S8でYes)更新ボタンW24が押し操作されると(S9でYes)、調理指示枠W21内の調理指示が消し込まれる(S10)。一方、指定エリアW26が非表示にされると(S8でNo)調理指示の消込受付状態が解除される(S11)。
次に、図15に示すように、一覧端末5が注文情報D1を受信すると(S12でYes)、注文情報D1にメインメニューを示す商品情報D11が含まれている場合は(S13でYes)、メイン表示領域W300にメインメニューを表示する(S14)。さらに、注文情報D1にサイドメニュー又はオプションを示す商品情報D11が含まれている場合は(S15でYes)、サブ表示領域W301にサイドメニューや、オプションを表示する(S16)。
一方、注文情報D1にメインメニューと識別される商品情報D11が含まれておらず(S13でNo)、注文情報D1にサイドメニュー又はオプションを示す商品情報D11が含まれている場合は(S17でYes)メイン表示領域W300にはサイドメニューや、オプションと識別される商品情報D11を表示する(S18)。
そして、図16に示すように、キッチンF2内の作業者により、調理を終えた商品が表示されている注文表示領域W30が選択されると(S19でYes)、選択された注文表示領域W30に表示されている情報が消込可能な状態になり、注文表示領域W30が選択されている状態が続くと(S20でYes)、注文表示領域W30に表示されている注文内容が消し込まれる(S21)。
一方、作業者により商品情報D11が再選択されると(S20でNo)、消込可能な状態が解除される(S22)。
以上のように、本実施形態に係る注文伝達システム1は、個別端末4の個別端末用表示部41が、顧客が注文した商品を構成する品目と品目の調理作業とを視覚情報に基づいて素早く認識できるように構成されるとともに、一覧端末5が、顧客の注文した商品を視覚情報に基づいて素早く認識できるように構成されているため、作業者がキッチンF2内で円滑に作業を行えるようになる。
従って、注文伝達システム1は、キッチンF2内での作業効率を向上させることにより、スピーディーな商品提供を実現できるという優れた効果を奏し得る。
より具体的に説明すると、一覧端末5では、注文表示機能521が、表示態様設定D3により商品の分類に応じて決定した表示色で前記商品情報D11が示す商品を一覧端末用表示部51に表示するため、キッチンF2内の作業者は、商品の表示色を見ただけで受注している商品の内容を素早く認識することができる。
なお、本実施形態においては、表示態様設定D3により、商品名の文字色や、商品名を表示する領域の背景色が色分けされているため、商品名の文字色や、商品名を表示する領域の背景色が色分けされているため、作業者は、文字色や、商品名を表示する領域の背景色を見て商品の内容を認識する。
そのため、注文伝達システム1では、一覧端末用表示部51に表示されている商品名自体を読まずに受注した商品の内容を認識することが可能となり、より素早く商品の内容を認識できるようになる。
また、表示態様設定D3は、商品の種別を分類として商品の表示色を決定するように構成されているため、作業者は、商品の表示色を見ただけで受注している商品の種別を素早く認識できるようになる。
なお、表示態様設定D3が商品の消費態様を前記分類として商品の表示色を決定するように構成されていている場合は、商品の表示色を見ただけで受注している商品の消費態様を素早く認識できるようになる。
さらに、注文伝達システム1では、注文表示機能521により、メインメニューであると識別された商品情報D11を優先して表示するメイン表示領域W300と、サイドメニュー又はオプションであると識別された商品情報D11を表示するサブ表示領域W301とが設定されるため、メインメニューを優先的に表示する領域と、サイドメニュー及びオプションを表示する領域とが区分けされ、キッチンF2内の作業者が、一覧端末用表示部51に表示されている商品の表示位置を見ただけで、該商品がメインメニューであるか、サイドメニュー又はオプションであるかを素早く認識することができるようになる。
また、メイン表示領域W300と複数のサブ表示領域W301とが並ぶ方向と、複数のサブ表示領域W301が並ぶ方向とがそれぞれ異なっている(直交している)ため、作業者は、メイン表示領域W300に表示された情報とサブ表示領域W301に表示された情報のレイアウトを見てメインメニューと、サイドメニュー及びオプションとを素早く見分けることができるようになる。
さらに、メイン表示領域W300と、サブ表示領域W301とは、それぞれ異なる形状、より具体的には、長手方向が異なる向きに沿って延びるように設定された矩形状の領域であるため、メイン表示領域W300に表示された情報とサブ表示領域W301に表示された情報の形状を見てメインメニューと、サイドメニュー及びオプションとを素早く見分けることができるようになる。
なお、本実施形態では、メイン表示領域W300に対する商品名W101の標記方向と、サブ表示領域W301に対する商品名W101の標記方向とが異なっているため、メイン表示領域W300に表示された情報とサブ表示領域W301に表示されている文字の並び方からも、メインメニューと、サイドメニュー及びオプションとを素早く見分けることができるようになっている。
さらに、同じ注文情報D1に含まれる商品情報D11は、一つの注文表示領域W30内に設定されているメイン表示領域W300、サブ表示領域W301に表示されるため、受注したメインメニューや、サイドメニュー、オプションが注文情報D1毎に区分けされた状態で一覧端末用表示部51に表示され、一度に配膳する商品を認識し易くなる。
さらに、本実施形態に係る注文伝達システム1においては、キッチンF2内の調理場に設置されている個別端末4により、商品を構成する品目を示す構成品目情報D23を表示することができるため、作業者は、自身の作業を素早く認識できるようになる。
また、構成品目情報D23は、調理順、より具体的には、調理指示枠W21に対して調理順に沿って一行に並べて表示されるため、調理場の作業者が作業手順を認識し易くなる。なお、本実施形態では、構成品目情報D23を表示する調理指示枠W21の背景の色が指示表示機能421により変更される(品目の種別に応じて変更される)ため、
かかる構成によれば、調理場の作業者は、構成品目情報D23の背景の色を見ただけで品目の種別を素早く認識することができる。
なお、個別端末4においては、残数表示機能423によって個別端末用表示部41に対して品目毎の調理数の残数が表示されるため、調理場の作業者は、品目の調理数の残数を確認し、調理のための準備を円滑に行うことができる。
また、注文伝達システム1は、顧客の注文に関する情報のうち、調理に時間がかかる揚物の調理指示を抽出して個別端末4に表示するように構成されているため、揚場F20の作業者は、注文内容を一覧端末5で確認しながらも、揚物を調理する必要があることを逸早く知ることができるようになっている。
従って、調理時間がかかる揚物の調理を他の品目に先駆けて開始することが可能となり、よりスピーディーに商品を提供できるようになる。
なお、本考案の注文伝達システム1は、上記一実施形態に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変更が可能である。
上記実施形態では特に言及しなかったが、受付端末2は、例えば、タブレット等の携帯電子端末のように、受付端末用通信部20、受付端末用表示部21、受付端末用処理部22、受付端末用記憶部23を一体に備えたものであってもよいし、別体で構成される受付端末用通信部20、受付端末用表示部21、受付端末用処理部22、受付端末用記憶部23を接続して構成したものであってもよい。
また、個別端末4や、一覧端末5も、各種構成を一体に備えたものであってもよいし、別体で構成されている各種構成を接続したものを一つ端末としてもよい。
上記実施形態において特に言及しなかったが、指示画面設定機能420は、調理指示画面W2を複数ページ表示できるように構成されていてもよい。また、調理指示画面W2の切り替えは、例えば、スワイプにより実行できるようになっていればよい。
上記実施形態において特に言及しなかったが、受注画面設定機能520は、受注画面W3を複数ページ表示できるように構成されていてもよい。また、受注画面W3の切り替えは、例えば、スワイプにより実行できるようになっていればよい。
上記実施形態において特に言及しなかったが、個別端末4は、一つの注文に含まれる品目の調理作業が全て完了したことを一覧端末5に通知するように構成されていてもよい。
この場合、一覧端末5は、個別端末3から前記通知を受けた際に、該当する注文の情報を表示している注文表示領域W30の表示態様(例えば、背景の色)を変更するように構成されていればよい。
上記実施形態では、揚場F20とコンロ場F21とに一つずつ一覧端末5が設置されていたため、これらの一覧端末5は、情報集配信装置3から受信したポジション情報D21に揚場F20とコンロ場F21とを示す情報が設定されている場合は、揚場F20の一覧端末5とコンロ場F21の一覧端末5との双方で注文表示領域W30への消込操作が行われた際に、それぞれの一覧端末5において注文表示領域W30の消込処理を実行するようにしてもよい。
このようにすれば、一覧端末5の間で受注状況や、顧客への商品の提供情報を同期させることができるため、商品の提供し忘れ等を防止することができる。
1…注文伝達システム、2…受付端末、3…情報集配信端末、4…個別端末、5…一覧端末、20…受付端末用通信部、21…受付端末用表示部、22…受付端末用処理部、23…受付端末用記憶部、40…個別端末用通信部、41…個別端末用表示部、42…個別端末用処理部、43…個別端末用記憶部、50…一覧端末用通信部、51…一覧端末用表示部、52…一覧端末用処理部、53…一覧端末用記憶部、220…入力画面設定機能、221…送信機能、420…指示画面設定機能、421…指示表示機能、422…番号表示機能、423…残数表示機能、424…指示消込機能、520…受注画面設定機能、521…注文表示機能、522…識別機能、523…注文消込機能、D1…注文情報、D10…注文番号、D11…商品情報、D2…商品データベース、D20…名称情報、D21…ポジション情報、D22…配信先情報、D23…構成品目情報、D3…表示態様設定、F1…注文口、F2…キッチン、F20…揚場、F21…コンロ場、W1…注文入力画面、W10…注文項目、W100…イメージ図、W101…商品名、W102…価格、W103…注文ボタン、W11…確定ボタン、W2…調理指示画面、W20…品目表示枠、W21…調理指示枠、W22…番号表示枠、W23…残数表示枠、W24…更新ボタン、W25…指示領域、W26…指定エリア、W3…受注画面、W30…注文表示領域、W300…メイン表示領域、W301…サブ表示領域、W31…番号表示領域

Claims (14)

  1. キッチン内に設置される少なくとも一つの一覧端末を備え、該一覧端末は、顧客の注文に関する注文情報を受信するための一覧端末用通信部と、該一覧端末用通信部で受信した注文情報の内容を表示するための一覧端末用表示部と、前記一覧端末用通信部で受信した注文情報の内容に応じた処理を実行する一覧端末用処理部とを備え、前記注文情報には、顧客が注文した商品を示す商品情報が含まれ、前記一覧端末用処理部は、前記一覧端末用表示部への前記商品情報が示す商品の表示態様を商品の分類に応じて決定する表示態様設定を取得し、且つ該表示態様設定に基づいて決定した表示態様で前記商品情報が示す商品を前記一覧端末用表示部に表示する注文表示機能を有する注文伝達システム。
  2. 前記注文表示機能は、前記商品情報が示す商品の商品名と、該商品名の背景とを前記一覧端末用表示部に表示するように構成され、前記表示態様設定は、前記商品名、及び前記商品名の領域の背景の少なくとも何れか一方の表示態様を前記分類に応じて決定するように構成される請求項1に記載の注文伝達システム。
  3. 前記表示態様設定は、商品の種別を前記分類として商品の表示色を決定するように構成される請求項1又は請求項2に記載の注文伝達システム。
  4. 前記表示態様設定は、顧客による商品の消費態様を前記分類として商品の表示色を決定するように構成される請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の注文伝達システム。
  5. 前記一覧端末用処理部は、前記商品情報が示す商品がメインメニュー、サイドメニュー、メインメニュー又はサイドメニューに付随するオプションの何れに該当するかを識別するための識別機能を有し、前記識別機能によりメインメニューであると識別された前記商品情報を表示するメイン表示領域と、前記識別機能によりサイドメニュー又はオプションであると識別された前記商品情報を表示するサブ表示領域とを設定するように構成される請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の注文伝達システム。
  6. 前記一覧端末用処理部は、一つの前記メイン表示領域と隣り合う位置に複数の前記サブ表示領域を設定し、前記メイン表示領域と前記サブ表示領域とが隣り合う方向に対して直交する方向において、前記複数のサブ表示領域を並べて配置するように構成される請求項5に記載の注文伝達システム。
  7. 前記メイン表示領域と、前記サブ表示領域とは、矩形状の領域であり、前記メイン表示領域の長手方向と、前記サブ表示領域の長手方向とが互いに直交している請求項6に記載の注文伝達システム。
  8. 前記メイン表示領域と、前記サブ表示領域とには、それぞれの長手方向と対応する方向に沿って商品名が表示される請求項7に記載の注文伝達システム。
  9. 前記一覧端末用処理部は、一つの前記注文情報に含まれる情報を表示するための注文表示領域を設定し、該注文表示領域内に前記メイン表示領域と、前記サブ表示領域とを設定するように構成される請求項5乃至請求項8の何れか1項に記載の注文伝達システム。
  10. 前記注文情報の収集及び配信を行う情報集配信端末と、該情報集配信端末から配信された前記注文情報の内容に応じた調理指示をキッチンの調理場内で表示する個別端末とを備え、前記情報集配信端末は、受信した前記注文情報に含まれる前記商品情報に対して、前記商品を構成する品目を示す少なくとも一つの構成品目情報を関連付ける情報構築処理と、前記構成品目情報が関連付けられている前記商品情報を含む前記注文情報を前記一覧端末と前記個別端末とに配信する配信処理とを実行するように構成され、該個別端末は、情報集配信端末から前記注文情報を受信するための個別端末用通信部と、該個別端末用通信部で受信した前記注文情報の内容を表示するための個別端末用表示部と、前記個別端末用通信部で受信した注文情報の内容に応じた処理を実行する個別端末用処理部とを備え、前記個別端末用処理部は、前記構成品目情報を調理指示として前記個別端末用表示部に表示する指示表示機能を有する請求項1乃至請求項9の何れか1項に記載の注文伝達システム。
  11. 前記指示表示機能は、前記構成品目情報を調理順に並べて表示するように構成される請求項10に記載の注文伝達システム。
  12. 前記個別端末用処理部は、前記調理場で調理対象としている前記品目を表示する品目表示枠と、該品目の調理指示を表示する複数の調理指示枠とを一行に並べて表示する調理情報表示領域を少なくとも一つ設定し、前記指示表示機能は、前記調理指示枠内に前記構成品目情報を表示するように構成される請求項10又は請求項11に記載の注文伝達システム。
  13. 前記指示表示機能は、前記構成品目情報を表示する前記調理指示枠内の背景に前記品目の種別に応じた色を設定するとともに、前記調理指示枠内に調理数を表示するように構成される請求項12に記載の注文伝達システム。
  14. 前記個別端末用処理部は、前記調理場で調理対象としている前記品目毎の調理数の残数を表示する残数表示機能を有する請求項10乃至請求項13の何れか1項に記載の注文伝達システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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