JP2021098980A - コンクリート躯体成形方法および座堀具 - Google Patents
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Abstract
Description
弾性材料により形成される第1の座堀形成具と鋼製の第2の座堀形成具とを組み合わせて成る座堀具を前記インサートと共に締結具を用いて型枠に締結固定する締結固定ステップと、
前記座堀具と前記インサートとが前記締結具により前記型枠に締結固定された状態で、前記型枠にコンクリートを流し込むコンクリート打設ステップと、
前記コンクリートの硬化後に、前記締結具による締結状態を解除することにより、前記座堀具を伴って前記インサートが埋め込まれて成るコンクリート成形体を前記型枠から取り外す脱型ステップと、
前記コンクリート成形体から取り外し治具を用いて前記座堀具を取り外す座堀具取り外しステップと、
を含み、
前記第1の座堀形成具は、筒状を成すとともに、前記型枠に当接される第1の端面と、その反端側の第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面とを接続する外周側面とを有し、前記外周側面は、前記第2の端面から前記第1の端面へ向けて先細るテーパ形状を成し、
前記第2の座堀形成具は、前記第1の座堀形成具の内孔に嵌合する嵌合部を有して、前記外周側面により規定される前記第1の座堀形成具の外径の内側に収まるように前記第1の座堀形成具に組み付けられ、
前記締結固定ステップでは、前記第1の座堀形成具の前記第1の端面が前記型枠に当接された状態で前記座堀具が前記インサートと組み付けられて前記締結具により前記型枠に締結固定され、
前記座堀具取り外しステップでは、前記第2の座堀形成具に取り付けた前記取り外し治具による前記座堀具の取り外し時に、前記第1の座堀形成具が弾性的に圧縮変形されつつ前記座堀具が前記コンクリート成形体から取り外されることにより、コンクリートに埋め込まれたままの前記インサートに通じる座堀穴が前記コンクリート成形体の表面へ向けて先細るように開口して形成される、
ことを特徴とする。
弾性材料により形成される第1の座堀形成具と鋼製の第2の座堀形成具とが組み合わされて成り、
前記第1の座堀形成具は、筒状を成すとともに、前記コンクリートが流し込まれる型枠に当接されるようになっている第1の端面と、その反端側の第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面とを接続する外周側面とを有し、前記外周側面は、前記第2の端面から前記第1の端面へ向けて先細るテーパ形状を成し、
前記第2の座堀形成具は、前記第1の座堀形成具の内孔に嵌合する嵌合部を有して、前記外周側面により規定される前記第1の座堀形成具の外径の内側に収まるように前記第1の座堀形成具に組み付けられる、
ことを特徴とする。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る座堀具10と共にインサート80を型枠90に組み付けた状態を断面図で示している。この場合、座堀具10およびインサート80は、例えば座堀具10およびインサート80の内孔に形成される雌ネジに螺合される雄ネジを有する図示しない締結具を用いて型枠90に締結固定される。
20 第1の座堀形成具
20a 第1の端面
20b 第2の端面
20c 外周側面
20d 内孔
30 第2の座堀形成具
30A 嵌合部
30B 非嵌合部
30Bb 外周側面
40 コンクリート成形体
50 座堀穴
60 コンクリート躯体
80 インサート
90 型枠
Claims (18)
- コンクリートにインサートを埋め込みつつその埋め込み位置で前記インサートに通じる座堀穴をコンクリート表面に形成するコンクリート躯体の成形方法であって、
弾性材料により形成される第1の座堀形成具と鋼製の第2の座堀形成具とを組み合わせて成る座堀具を前記インサートと共に締結具を用いて型枠に締結固定する締結固定ステップと、
前記座堀具と前記インサートとが前記締結具により前記型枠に締結固定された状態で、前記型枠にコンクリートを流し込むコンクリート打設ステップと、
前記コンクリートの硬化後に、前記締結具による締結状態を解除することにより、前記座堀具を伴って前記インサートが埋め込まれて成るコンクリート成形体を前記型枠から取り外す脱型ステップと、
前記コンクリート成形体から取り外し治具を用いて前記座堀具を取り外す座堀具取り外しステップと、
を含み、
前記第1の座堀形成具は、筒状を成すとともに、前記型枠に当接される第1の端面と、その反端側の第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面とを接続する外周側面とを有し、前記外周側面は、前記第2の端面から前記第1の端面へ向けて先細るテーパ形状を成し、
前記第2の座堀形成具は、前記第1の座堀形成具の内孔に嵌合する嵌合部を有して、前記外周側面により規定される前記第1の座堀形成具の外径の内側に収まるように前記第1の座堀形成具に組み付けられ、
前記締結固定ステップでは、前記第1の座堀形成具の前記第1の端面が前記型枠に当接された状態で前記座堀具が前記インサートと組み付けられて前記締結具により前記型枠に締結固定され、
前記座堀具取り外しステップでは、前記第2の座堀形成具に取り付けた前記取り外し治具による前記座堀具の取り外し時に、前記第1の座堀形成具が弾性的に圧縮変形されつつ前記座堀具が前記コンクリート成形体から取り外されることにより、コンクリートに埋め込まれたままの前記インサートに通じる座堀穴が前記コンクリート成形体の表面へ向けて先細るように開口して形成される、
ことを特徴とする成形方法。 - 前記第2の座堀形成具は、前記第1の座堀形成具の前記第2の端面の側で前記内孔から突出する非嵌合部を更に有し、前記非嵌合部は、前記第1の座堀形成具の前記第2の端面から離れるにつれて先細る外周側面を有する柱状体として形成され、
前記座堀具取り外しステップでは、前記第2の座堀形成具に取り付けた前記取り外し治具による前記座堀具の取り外し時に、前記第1の座堀形成具が弾性的に圧縮変形されつつ前記第2の座堀形成具の前記非嵌合部の先細る前記外周側面の案内によって前記座堀具が前記コンクリート成形体から取り外される、
ことを特徴とする請求項1に記載の成形方法。 - 前記第2の座堀形成具が前記座堀穴の深さを規定することを特徴とする請求項1または2に記載の成形方法。
- 前記第1の座堀形成具は、前記第1の端面の側の厚さ寸法が前記第2の端面の側の厚さ寸法よりも大きいことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の成形方法。
- 前記締結固定ステップでは、前記インサートおよび前記第2の座堀形成具に締結される前記締結具によって前記第1の座堀形成具を軸方向に圧縮変形させることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の成形方法。
- 前記脱型ステップでは、圧縮変形された前記第1の座堀形成具の弾性復元力を利用して前記コンクリート成形体が前記型枠から脱型されることを特徴とする請求項5に記載の成形方法。
- 前記第2の端面から前記第1の端面へ向けて先細るテーパ形状の前記第1の座堀形成具の前記外周側面は、前記第1の端面の側の端縁部が、前記第1の端面へ向かって径方向外側に広がる傾斜面として形成されることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の成形方法。
- 前記第1の座堀形成具と前記第2の座堀形成具とが着脱可能に固定されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の成形方法。
- 前記第1の座堀形成具および前記第2の座堀形成具は、前記取り外し治具を用いて前記第1の座堀形成具と前記第2の座堀形成具とが一体的に前記コンクリート成形体から取り外されるように互いに係止されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の成形方法。
- 前記第1の座堀形成具の前記内孔を形成する内周面は前記第2の端面から前記第1の端面へ向けて先細るテーパ形状を成し、前記第1の座堀形成具の前記内孔に嵌合する前記第2の座堀形成具の前記嵌合部の外周側面は、前記第1の座堀形成具の前記内周面の先細り形状に対応する先細り形状を成すことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の成形方法。
- コンクリートに埋め込まれたインサートの埋め込み位置で前記インサートに通じる座堀穴を前記コンクリートの表面に形成するための座堀具であって、
弾性材料により形成される第1の座堀形成具と鋼製の第2の座堀形成具とが組み合わされて成り、
前記第1の座堀形成具は、筒状を成すとともに、前記コンクリートが流し込まれる型枠に当接されるようになっている第1の端面と、その反端側の第2の端面と、前記第1の端面と前記第2の端面とを接続する外周側面とを有し、前記外周側面は、前記第2の端面から前記第1の端面へ向けて先細るテーパ形状を成し、
前記第2の座堀形成具は、前記第1の座堀形成具の内孔に嵌合する嵌合部を有して、前記外周側面により規定される前記第1の座堀形成具の外径の内側に収まるように前記第1の座堀形成具に組み付けられる、
ことを特徴とする座堀具。 - 前記第2の座堀形成具は、前記第1の座堀形成具の前記第2の端面の側で前記内孔から突出する非嵌合部を更に有し、前記非嵌合部は、前記第1の座堀形成具の前記第2の端面から離れるにつれて先細る外周側面を有する柱状体として形成されることを特徴とする請求項11に記載の座堀具。
- 前記第2の座堀形成具が前記座堀穴の深さを規定することを特徴とする請求項11または12に記載の座堀具。
- 前記第1の座堀形成具は、前記第1の端面の側の厚さ寸法が前記第2の端面の側の厚さ寸法よりも大きいことを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載の座堀具。
- 前記第2の端面から前記第1の端面へ向けて先細るテーパ形状の前記第1の座堀形成具の前記外周側面は、前記第1の端面の側の端縁部が、前記第1の端面へ向かって径方向外側に広がる傾斜面として形成されることを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載の座堀具。
- 前記第1の座堀形成具と前記第2の座堀形成具とが着脱可能に固定されていることを特徴とする請求項11から15のいずれか一項に記載の座堀具。
- 前記第1の座堀形成具および前記第2の座堀形成具は、その組み付け嵌合状態で互いに係止されることを特徴とする請求項11から16のいずれか一項に記載の座堀具。
- 前記第1の座堀形成具の前記内孔を形成する内周面は前記第2の端面から前記第1の端面へ向けて先細るテーパ形状を成し、前記第1の座堀形成具の前記内孔に嵌合する前記第2の座堀形成具の前記嵌合部の外周側面は、前記第1の座堀形成具の前記内周面の先細り形状に対応する先細り形状を成すことを特徴とする請求項11から17のいずれか一項に記載の座堀具。
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Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6073744U (ja) * | 1983-10-28 | 1985-05-24 | 富士ピー・エス・コンクリート株式会社 | コンクリ−トに対する部材の支持、結合具 |
JPH0667690U (ja) * | 1993-02-27 | 1994-09-22 | 株式会社国元商会 | コンクリート型枠セパレーター用補助具 |
US5468105A (en) * | 1993-06-11 | 1995-11-21 | Iwamoto; Minekazu | Ceiling insert |
-
2019
- 2019-12-23 JP JP2019231127A patent/JP7063877B2/ja active Active
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5468105A (en) * | 1993-06-11 | 1995-11-21 | Iwamoto; Minekazu | Ceiling insert |
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