JP2021098532A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】底部を容易に形成でき、自立させることができる包装袋を提供する。【解決手段】袋10は、少なくとも紙基材層31とシーラント層32とを備える積層体30により構成される矩形形状の背面部15及び表面部16を有する。袋10は、収容部17に対応する位置に折り予定線部20を備える。折り予定線部20は、少なくとも、背面部15の収容部17の角部の点t1から斜めに延びる山折り予定線21aと、点t1に対向する点t5から斜めに延びる山折り予定線21cと、山折り予定線21a,21cの端点t2,t6から側部13Aまでそれぞれ設けられた谷折り予定線22a,22cと、表面部16の第1の山折り予定線21a,21c、谷折り予定線22a,22cに対応する位置に設けられた山折り予定線21c,21d、谷折り予定線22b,22dとを備え、これに沿って積層体30を折ることにより袋10を自立可能とする底部19が形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物が収容される包装袋に関するものである。
従来、食品等を内容物とする包装袋として様々なものが開発されてきた(例えば、特許文献1参照)。
一般的に、スナック菓子等を内容物とする包装袋は、複数の層からなる樹脂製の包装材料によって形成され、可撓性を有しており、自立することが難しい。そのため、前述の特許文献1では、ガゼット型の包装袋等において、底部となる側のシール部を底部に接着し、底部の安定性を向上させている。
特開平7−59520号公報
しかし、袋の幅となる部分を有しない平袋型の包装袋等においても、喫食時等に自立させたいという要求があった。前述の特許文献1の発明は、ガゼット型の包装袋の関するものであり、特許文献1には、そのような平袋型の包装袋を自立させる方法については、なんら開示されていない。
本発明の課題は、底部を容易に形成でき、自立させることができる包装袋を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
第1の発明は、矩形形状の第1の面部(15)と、前記第1の面部に対向する矩形形状の第2の面部(16)とを有し、前記第1の面部及び前記第2の面部の間に内容物を収容する収容部(17)が形成された包装袋であって、前記第1の面部及び前記第2の面部は、少なくとも紙基材層(31)とシーラント層(32)とを備える積層体(30)により構成されており、前記第1の面部及び前記第2の面部は、少なくとも一辺が互いに連接され、その他の辺の縁部が前記シーラント層により接合されており、前記第1の面部及び前記第2の面部の外面上の前記収容部に対応する位置に折り予定線部(20)を備え、前記折り予定線部は、少なくとも、前記第1の面部に設けられ、前記収容部の第1の角部(t1)から前記第1の面部の矩形形状の中央側へ向けて斜め方向に所定の寸法で延びる第1の山折り予定線(21a)と、前記第2の面部の前記第1の山折り予定線に対応する位置に設けられた第2の山折り予定線(21b)と、前記第1の面部に設けられ、前記収容部の前記第1の角部と前記矩形形状の一辺である第1の辺(13A)を挟んで対向する第2の角部(t5)から前記第1の面部の矩形形状の中央側へ向けて斜め方向に所定の寸法で延びる第3の山折り予定線(21c)と、前記第2の面部の前記第3の山折り予定線に対応する位置に設けられた第4の山折り予定線(21d)と、前記第1の面部に設けられ、前記第1の山折り予定線の前記第1の角部とは反対側の端点(t2)から、前記第1の面部の前記第1の辺までの間に設けられた第1の谷折り予定線(22a)と、前記第2の面部の前記第1の谷折り予定線に対応する位置に設けられた第2の谷折り予定線(22b)と、前記第1の面部に設けられ、前記第3の山折り予定線の前記第2の角部とは反対側の端点(t6)から、前記第1の面部の前記第1の辺までの間に設けられた第3の谷折り予定線(22c)と、前記第2の面部の前記第3の谷折り予定線に対応する位置に設けられた第4の谷折り予定線(22d)と、を備え、前記折り予定線部に沿って前記積層体を折ることにより、該包装袋を自立可能とする底部(19)が形成される包装袋(10)である。
第2の発明は、前記折り予定線部(20)は、さらに、前記第1の面部(15)に設けられ、前記第1の山折り予定線(21a)と前記第1の谷折り予定線(22a)との交点(t2)から、前記第1の辺(13A)に沿って、前記第1の辺に交差し前記第1の角部(t1)側に位置する第3の辺(11)までの間に設けられた第5の山折り予定線(24a)と、前記第2の面部(16)の前記第5の山折り予定線に対応する位置に設けられた第6の山折り予定線(24b)と、前記第1の面部に設けられ、前記第3の山折り予定線(21c)と前記第3の谷折り予定線(22c)との交点から、前記第1の辺に沿って、前記第1の辺に交差し前記第2の角部(t5)側に位置する第4の辺(12)までの間に設けられた第7の山折り予定線(24c)と、前記第2の面部(16)の前記第7の山折り予定線に対応する位置に設けられた第8の山折り予定線(24d)と、を備える第1の発明の包装袋(10)である。
第3の発明は、前記折り予定線部(20)は、さらに、前記第1の面部(15)に設けられ、前記第1の山折り予定線(21a)と前記第1の谷折り予定線(22a)との交点(t2)から、前記第3の山折り予定線(21c)と前記第3の谷折り予定線(22c)との交点(t6)まで設けられた第9の山折り予定線(25a)と、前記第2の面部(16)の前記第9の山折り予定線に対応する位置に設けられた第10の山折り予定線(25b)と、を備える第1の発明又は第2の発明の包装袋(10)である。
第4の発明は、前記折り予定線部(20)は、さらに、前記第1の面部(15)に設けられ、前記第1の山折り予定線(21a)と前記第1の谷折り予定線(22a)との交点(t2)から、前記第1の谷折り予定線の延在方向に沿って前記第1の辺(13A)に対向する第2の辺(13B)側へ延びる第11の山折り予定線(27a)と、前記第2の面部(16)の前記第11の山折り予定線に対応する位置に設けられた第12の山折り予定線(27b)と、前記第1の面部に設けられ、前記第3の山折り予定線(21c)と前記第3の谷折り予定線(22c)との交点(t6)から、前記第3の谷折り予定線の延在方向に沿って前記第2の辺側へ延びる第13の山折り予定線(27c)と、前記第2の面部の前記第13の山折り予定線に対応する位置に設けられた第14の山折り予定線(27d)と、を備える第1の発明から第3の発明までのいずれかの包装袋(10)である。
第5の発明は、前記折り予定線部(20)は、印刷、折り目罫線、少なくとも前記紙基材層(31)に設けられたミシン目の少なくともいずれか1つによって形成されている第1の発明から第4の発明までのいずれかの包装袋(10)である。
第6の発明は、前記折り予定線(20)部の折り方を表示する表示部(40)を外面に備えている第1の発明から第5の発明までのいずれかの包装袋(10)である。
第7の発明は、前記第1の辺(13A)に対向する第2の辺(13B)の近傍に、前記第2の辺の延在方向に沿って開封予定部(18)が設けられている第1の発明から第6の発明までのいずれかの包装袋(10)である。
第8の発明は、前記第1の角部(t1)及び前記第2の角部(t5)は、前記第1の面部(15)と前記第2の面部(16)とを連接する辺(13A)の両端に位置する第1の発明から第7の発明までのいずれかの包装袋(10)である。
本発明によれば、底部を容易に形成でき、自立させることができる包装袋を提供することができる。
実施形態の袋10を説明する図である。 実施形態の袋10を説明する図である。 袋10の折り予定線部20を説明する図である。 山折り予定線21及び谷折り予定線22の罫線を説明する図である。 実施形態の積層体30の層構成を説明する図である。 折り予定線部20の山折り予定線21及び谷折り予定線22に沿って積層体30を折り、袋10に底部19を形成する方法を説明する図である。 ミシン目の穴mが形成された部分の積層体30の断面を拡大した図である。 袋10の変形形態を示す図である。 袋10の変形形態を示す図である。 袋10の変形形態を示す図である。 袋10の変形形態を示す図である。 袋10の変形形態を示す図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、図1を含め、以下に示す各図は、模式的に示した図であり、各部の大きさ、形状は、理解を容易にするために、適宜誇張している。
本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
また、本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
(実施形態)
図1及び図2は、本実施形態の袋10を説明する図である。図1では、袋10を背面側(後述する背シール部141が設けられた側)から見た様子を示し、図2では、袋10を表面側から見た様子を示している。
図1及び図2を含め、以下に示す各図には、説明と理解を容易にするために、適宜、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、図1に示すように、袋10の縦方向(上下方向)をY方向とし、袋10の横方向(左右方向)をX方向とし、袋10の厚み方向をZ方向とする。また、図1に示す袋10をその背面側から見て、右側に向かう方向を+X方向とし、上側に向かう方向を+Y方向とし、表面側から背面側へ向かう方向を+Z方向とする。
袋10は、積層体30をヒートシール等により製袋して形成されたピロー型の包装袋(平袋状の包装袋)である。
袋10は、積層体30の内面(袋10の内側となる面)同士を接合する複数のシール部(後述する背シール部141及び上シール部111、下シール部121)を備えている。これらのシール部は、袋10の内側に不図示の内容物が収容される収容部17を形成し、この袋10を封止するように構成されている。
収容部17に収容される不図示の内容物は、例えば、食品を含む。食品の例としては、スナック菓子等の油で揚げた食品や、するめ等の乾燥させた食品が挙げられる。
また、収容部17には、食品等の内容物に加えて、気体が充填されていてもよい。気体の例としては、窒素等の不活性ガスを挙げることができる。収容部17に不活性ガスを充填することにより、食品が酸化して食品の風味等が劣化してしまうことを抑制することができる。
袋10は、図1において、上側(+Y側)となる上部11(第3の辺)と、上部11に対向する下側(−Y側)となる下部12(第4の辺)と、上部11から下部12へ延びる一対の側部13(第1の辺、第2の辺)とを有する。また、袋10は、矩形形状の背面部15と、これに対向してその反対側(−Z側)に位置する矩形形状の表面部16とを有し、これにより、収容部17も袋10の厚み方向から見て、矩形形状に形成されている。
袋10をその厚み方向(Z方向)から見た場合、上部11及び下部12、2つの側部13は、矩形形状の背面部15及び表面部16の各辺に相当する。
背面部15及び表面部16は、矩形形状の1枚の積層体30を折り返すことによって形成されており、背面部15と表面部16とは側部13において連接している。
さらに、袋10は、1枚の積層体30の横方向(X方向)の側端縁をその内面(収容部17側となる面、すなわち、積層体30の後述するシーラント層32側の面)同士が重ね合わされて形成された合掌部14が、背面側(+Z側)に設けられている。この合掌部14がヒートシール等により接合されることによって背シール部141が形成される。
合掌部14は、背面部15から飛び出るように形成されている。本実施形態では、合掌部14は、左側(−X側)に倒され、合掌部14の左側に位置する背面部15上に重ねられている。なお、これに限らず、合掌部14は、右側(+X側)に倒され、合掌部14の右側に位置する背面部15上に重ねられていてもよい。
背シール部141は、袋10の背面側(+Z側)に位置する合掌部14に形成され、1枚の積層体30の横方向(X方向)の端縁を袋10の内面(後述するシーラント層32側の面)同士が重なり合うようして接合している(いわゆる、合掌貼りしている)。
背シール部141は、袋10の縦方向(Y方向)に沿って上部11から下部12に延びるように設けられている。背シール部141の延在方向は、積層体30の上側端縁及び下側端縁の延在方向に直交する。
また、背シール部141は、その幅方向(X方向)において、合掌部14の基部142から端部143にまで及ぶようにして形成されている。
上部11には、これに沿って延びる上シール部111が設けられ、下部12には、これに沿って延びる下シール部121が設けられている。これら上シール部111及び下シール部121は、積層体30の内面同士をヒートシール等により接合し、袋10の表面部16及び背面部15を形成している。
ここで、袋10は、収容部17に内容物が収容される前は、上シール部111又は下シール部121がヒートシールされていない未シール状態のシール予定部となる。本実施形態では、例えば、内容物が収容される前は、袋10の上部11がシール予定部になっており、収容部17に内容物が収容された後に、シール予定部がヒートシールされて上シール部111が形成され、内容物が袋10に密閉される。
各シール部を形成する方法は、積層体30の内面(袋10の内側を形成する面)同士を接合して袋10を封止することができる限りにおいて任意である。本実施形態では、積層体30は、その内面が後述するシーラント層32よって構成されており、加熱によってシーラント層32を溶融させ、積層体30の内面同士を溶着させる、いわゆるヒートシールにより、各シール部が形成される。
袋10の2つの側部13のうち、図1に示すように袋10の背面側(+Z側)から見て右側(+X側)を側部13A(第1の辺)とし、これに対向する左側(−X側)を側部13B(第2の辺)とする。
袋10の収容部17に対応する領域であって側部13Aの上部11側と下部12側とには、折り予定線部20が設けられている。本実施形態では、折り予定線部20は、4本の山折り予定線21(21a〜21d)と4本の谷折り予定線22(22a〜22d)とを有する。
この折り予定線部20の山折り予定線21及び谷折り予定線22は、消費者が袋10を形成する積層体30を折って底部19を形成しやすくするために設けられている。本実施形態では、山折りとは、積層体30の内面同士が対面して積層されるように折ることであり、谷折りとは、積層体30の外面同士が対面して積層されるように折ることである。
図3は、袋10の折り予定線部20を説明する図である。図3では、袋10の側部13Aの上部11側を背面側(+Z側)から見た様子を拡大して示している。まず、袋10の側部13Aの上部11側に設けられた折り予定線部20を例に挙げて説明する。
図1〜図3に示すように、袋10の側部13Aの上部11側には、折り予定線部20として、山折り予定線21a,21bと谷折り予定線22a,22bとが設けられている。山折り予定線21a及び谷折り予定線22aは、背面部15に設けられ、山折り予定線21b及び谷折り予定線22bは、表面部16に設けられている。
山折り予定線21aは、背面部15に設けられ、図3等に示すように、収容部17の側部13A側及び上部11側の角部(第1の角部)となる点t1(図1及び図3において、上シール部の下側端111aの右側(+X側)の端点)を一端とし、背面部15の矩形形状の中央側へ、上シール部111の延在方向(X方向)に対して左下側へ角度αをなす斜め方向に、所定の寸法で設けられている。山折り予定線21aの点t1とは反対側の端点を点t2とする。
図2に示すように、山折り予定線21bは、表面部16に、前述の山折り予定線21aと対応するように設けられており、山折り予定線21aと山折り予定線21bとは、袋10の厚み方向(Z方向)から見て重なるように設けられている。山折り予定線21bの点t1とは反対側の端点を点t3とする。
谷折り予定線22aは、背面部15に、上シール部111の延在方向(X方向)に沿って、点t2から側部13A上の点t4まで設けられている。点t2は、山折り予定線21aと谷折り予定線22aとの交点となる。
図2に示すように、谷折り予定線22bは、表面部16に、前述の谷折り予定線22aと対応するように点t3から点t4まで設けられており、谷折り予定線22aと谷折り予定線22bとは、袋10の厚み方向(Z方向)から見て重なる。点t3は、山折り予定線21bと谷折り予定線22bとの交点となる。
本実施形態では、谷折り予定線22a及び谷折り予定線22bは、連続した1つの線となっている。
袋10の下部12側には、折り予定線部20として、山折り予定線21c,21dと谷折り予定線22c,22dとが設けられている。図1及び図2に示すように、山折り予定線21c及び谷折り予定線22cは、背面部15に設けられ、山折り予定線21d及び谷折り予定線22dは、表面部16に設けられている。
山折り予定線21cは、図1に示すように、収容部17の側部13A側及び下部12側の角部(第2の角部)となる点t5(図1において、下シール部121の上側端121aの側部13A側の端点)を一端とし、背面部15の矩形形状の中央側へ、下シール部121の延在方向(X方向)に対して左上側に角度αをなす斜め方向に、所定の寸法で設けられている。山折り予定線21cの点t5とは反対側の端点を点t6とする。
図2に示すように、山折り予定線21dは、表面部16に、前述の山折り予定線21cと対応するように設けられ、山折り予定線21cと山折り予定線21dとは、袋10の厚み方向(Z方向)から見て重なるように設けられている。山折り予定線21dの点t5とは反対側の端点を点t7とする。
谷折り予定線22cは、図1に示すように、背面部15に、下シール部121の延在方向(X方向)に沿って、点t6から側部13A上の点t8まで設けられている。点t6は、山折り予定線21cと谷折り予定線22cとの交点となる。
図2等に示すように、谷折り予定線22dは、前述の谷折り予定線22cと対応するように点t7から点t8まで設けられており、谷折り予定線22cと谷折り予定線22dとは、袋10の厚み方向(Z方向)から見て重なる。点t7は、山折り予定線21dと谷折り予定線22dとの交点となる。
本実施形態では、谷折り予定線22c及び谷折り予定線22dは、連続した1つの線となっている。
山折り予定線21cと山折り予定線21a、山折り予定線21dと山折り予定線21bとは、同様の寸法である。また、谷折り予定線22aと谷折り予定線22c、谷折り予定線22bと谷折り予定線22dとは、同様の寸法である。
すなわち、上部11側の折り予定線部20と、下部12側の折り予定線部とは、袋10の縦方向(Y方向)の中心線に対して、線対称に設けられている。
山折り予定線21(21a〜21d)が、上シール部111の延在方向(上部11(第3の辺)の延在方向)や下シール部121の延在方向(下部12(第4の辺)の延在方向)となす角度αは、本実施形態では一例として、45°である例を示している。しかし、角度αは、これに限らず、40〜50°の範囲内であってもよい。
角度αがこの角度範囲を満たすことにより、山折り予定線21に沿って積層体30を折りやすく、後述する底部19の形成が容易となる。
山折り予定線21及び谷折り予定線22は、印刷によって目視可能な線として設けられている。
山折り予定線21は、図3等に示すように、袋10の外面側に、一点鎖線として印刷により設けられている。谷折り予定線22は、図3等に示すように、袋10の外面側に、破線として印刷により設けられている。
山折り予定線21及び谷折り予定線22は、上記の例に限らず、直線等として示してもよいし、山折り予定線21と谷折り予定線22とは、色が異なっていてもよいし、同じ色としてもよい。また、後述する折り目表示23が設けられる等して折り目の違いを消費者に提示できるのであれば、例えば、同じ太さや配列ピッチの破線等としてもよい。
また、本実施形態の山折り予定線21及び谷折り予定線22は、上述の印刷に加え、さらに折り目となる線に沿って少なくとも片面に凹となるような罫線が形成されている。
図4は、山折り予定線21及び谷折り予定線22の罫線を説明する図である。図4(a),(b)は、山折り予定線21に直交する方向での積層体30の断面を拡大して示し、図4(c),(d)は、谷折り予定線22に直交する方向での積層体30の断面を拡大して示している。また、図4(a)〜(d)では、図面内上側を袋10の外面側、下側を袋10の内面側とする。
山折り予定線21は、図4(a)に示すように、袋10の外面側が凹となり、内面側が凸となるような凹凸形状を有する罫線が形成されており、消費者が、図4(b)に示すように、矢印C方向に積層体30を折ることにより、凹側(外面側)が折り山となるように山折り予定線21に沿って山折りが形成される。
谷折り予定線22は、図4(c)に示すように、袋10の外面側が凸となり、内面側が凹となるような凹凸形状を有する罫線が形成されており、消費者が、図4(d)に示すように、矢印D方向に積層体30を折ることにより、凸側が折り谷となるように谷折り予定線22に沿って谷折りが形成される。
このような罫線は、例えば、積層体30の各折り予定線に沿って、不図示の凸状の成形具と凹状の成形具とで積層体30を厚み方向から加圧することによって形成される。また、罫線を形成する方法は、これに限らない。
さらに、山折り予定線21及び谷折り予定線22は、「山折り」、「谷折り」等の折り目表示23がその予定線上又は予定線近傍に印刷により設けられている。
本実施形態では、図3に示すように、袋10の外面において、山折り予定線21の近傍に山折り予定線21に沿って「山折り」の折り目表示23が印刷により設けられ、谷折り予定線22の近傍に谷折り予定線22に沿って「谷折り」の折り目表示23が印刷により設けられている。なお、図1及び図2等では、理解を容易にするために折り目表示23の図示は、省略している。
このような折り目表示23を設けることにより、消費者がどの折り予定線に沿って山折り又は谷折りするのか、視覚的にわかりやすくなる。
図1及び図2に示すように、袋10の側部13B(第2の辺)近傍には、切り込み181と開封予定線182とを備える開封予定部18が設けられている。
切り込み181は、本実施形態では、上部11の上側端に、V字状の切り込みとして設けられている。この切り込み181は、袋10を形成する積層体30を破断しやすくする形状であれば、直線状の切れ目等として設けてもよいし、特にその形状には限定しない。
開封予定線182は、上部11から下部12へわたって側部13Bの延在方向(Y方向)に沿って設けられている。開封予定線182は、破線等の印刷表示のみであってもよいし、例えば、ミシン目や、ハーフカット等によって形成されていてもよいし、これらを組み合わせて設けてもよい。本実施形態では、開封予定線182は、袋10の背面部15及び表面部16の外面に、印刷により設けられた破線で示されている。この破線は、図1等に示すように、前述の谷折り予定線22とは異なるピッチや太さ、色等とすることが好ましい。
(積層体30の層構成)
次に、袋10を構成する積層体30の層構成について説明する。
積層体30は、可撓性を有する軟包装材料であり、少なくとも紙基材層31及びシーラント層32を有している。
図5は、本実施形態の積層体30の層構成を説明する図である。図5では、図面内上側を袋10の外面側、図面下側を袋10の内面側として示している。
図5に示すように、本実施形態の積層体30は、袋10の外面側から順に、保護層34、印刷層33、紙基材層31、シーラント層32を有し、これらが一体に積層されている。
紙基材層31は、シーラント層32を支持する基材層であり、坪量が100g/mよりも大きい紙カップ用のカップ原紙や、紙容器用のミルクカートン原紙とは異なり、可撓性のある、いわゆる紙軟包装を構成する紙基材である。
具体的には、紙基材層31の坪量が30g/m以上100g/m以下であることが好ましく、35g/m以上70g/m以下であることがより好ましい。紙基材層31の坪量が30g/m以上100g/m以下であると、機械的強度が強く、形状保持性(デッドホールド性)や手切れ性を有し、包装袋等の包装体としての可撓性を有する。
紙基材層31としては、クラフト紙、上質紙、コート紙、バリア性を付与した紙(バリアコート紙)等が例示できる。
本実施形態の紙基材層31は、クラフト紙により形成され、坪量が、60g/mである。
印刷層33は、紙基材層31の片面(袋10の外面側となる面、シーラント層32とは反対側の面)に設けられ、絵柄が印刷された層である。ここで、絵柄とは、紙基材層31に印刷され得る種々の態様の記録対象のことであり、特に限定されることなく、図、文字、模様、パターン、記号、柄、マーク等を広く含む。前述の折り予定線部20の破線や一点鎖線等の印刷は、この絵柄に含まれる。また、袋10の内容物が食品である場合、内容物の図や内容物の商品名、賞味期限、製造日、製造番号等の情報を示す文字もこの絵柄に含まれる。
保護層34は、印刷層33上に設けられた層であり、積層体30を製袋して袋10とした場合に、積層体30の厚み方向において袋10の最も外面側に位置する層である。この保護層34は、例えば、オーバープリントニス(OPニス)をコーティングする等により形成され、印刷層33の擦れ等による消失を抑制したり、絵柄の改ざんを抑制したりすることができる。また、保護層34は、紙基材層31を保護する撥水性や耐水性等の機能も有する。
なお、上述の説明では、紙基材層31に印刷層33、保護層34を順次設ける例を説明したが、印刷層33、保護層34は、それぞれ必要に応じて適宜省略してもよい。
シーラント層32は、積層体30の厚み方向において袋10の最も内面側となる層である。シーラント層32は、加熱による接着特性を有するヒートシール性を有する。このシーラント層32は、単層に限らず、複数の層から構成されていてもよい。
シーラント層32は、ヒートシール性を有する樹脂により形成されたフィルムを紙基材層31の片面にドライラミネートで積層して設けてもよいし、ヒートシール性を有する樹脂を溶融して紙基材層31の片面に押出して成形してもよい。
シーラント層32として樹脂フィルムを用いる場合には、未延伸ポリオレフィン樹脂フィルムが好ましく、特に、未延伸ポリエチレン系樹脂フィルムや、未延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムが好適である。
未延伸ポリエチレン系樹脂フィルムを構成する樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)等が例示できる。これらのホモポリマーのみならず、エチレンの一部を他のモノマーに置き換えた共重合ポリオレフィンであってもよい。
未延伸ポリプロピレン系樹脂フィルム(CPPフィルム)を構成する樹脂としては、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン等が例示できる。プロピレンの一部を他のモノマーに置き換えた共重合ポリプロピレンであってもよい。
また、シーラント層32を押し出し成形する場合には、上記の樹脂フィルムを構成する樹脂を用いることができるが、なかでも、低密度ポリエチレン(LDPE)が好ましい。また、EMAA(エチレン・メタアクリル酸共重合樹脂)も好適である。
シーラント層32として樹脂フィルムを用いる場合もシーラント層32を押し出し成形する場合も、シーラント層32の厚みは、加熱により隙間なくヒートシールされる観点から、その厚みは、20μm以上60μm以下であることが望ましい。シーラント層32の厚みが、20μmより小さい場合、十分なヒートシール強度を維持することができないおそれがある。また、シーラント層32の厚みが、60μmよりも大きいと、積層体30を折って後述する底部19を形成した際の形状保持性(デッドホールド性)や開封時の手切れ性が低下するおそれがある。したがって、シーラント層32の厚さは、上記範囲が好ましい。
本実施形態では、シーラント層32は、低密度ポリエチレン(LDPE)により形成された樹脂製のフィルムであり、その厚みが25μmである。
また、シーラント層32は、上記の例に限らず、例えば紙基材層31の内面側となる面にヒートシール性のある樹脂を、有機溶剤又は水を含む水性溶剤に、溶解又は分散してなるヒートシール剤(HS剤)を塗布、乾燥して形成してもよい。樹脂としては、例えば、EVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)やアイオノマー樹脂等のポリオレフィン系樹脂、塩酢ビ樹脂(塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体)、塩素化ポリオレフィン等の変性ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエチレンイミン樹脂、等が挙げられ、それぞれの単体又は共重合体を使用できる。このようなヒートシール剤は、乾燥時の塗布量が1〜10g/mであることが好ましい。
積層体30は、上記の層に加えて、さらに他の層を備えていてもよい。他の層としては、酸素ガスや水蒸気等の透過を阻止する(ガス)バリア層や、各層を接合する接着樹脂層、アンカーコート層等が挙げられる。バリア層としては、アルミ箔等の金属箔の他、基材上にアルミ等の金属、又は、アルミナ、シリカ等の金属酸化物を蒸着法等により薄膜形成した、蒸着フィルムが挙げられる。また、コーティングによりバリア層を形成することも可能であり、そのようなバリアコート剤としては、PVA(ポリビニルアルコール)、EVOH(エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂)やウレタン樹脂、アクリル樹脂、これらに無機フィラー等を加えたものが挙げられる。
袋10を形成する積層体30の具体的な層構成としては、以下の例が挙げられる。なお、「/」は、積層構成を列記する場合に、層と層との境界を示す表記として用いている。層構成として、外側から内側に向かってその層の略称を記載する。すなわち、最も左側に記載された層が最外層である。
保護層34(OPニス)/印刷層33/紙基材層31(クラフト紙、坪量60g/m)/シーラント層32(LDPE 厚み25μm)
保護層34(OPニス)/印刷層33/紙基材層31(クラフト紙、坪量60g/m)/シーラント層32(ヒートシール剤 乾燥時の塗布量3g/m
保護層34(OPニス)/印刷層33/紙基材層31(クラフト紙、坪量60g/m)/バリアコート層/シーラント層32(ヒートシール剤 乾燥時の塗布量3g/m
(底部形成方法)
次に、袋10に底部を形成し、自立可能とする方法について説明する。
図6は、折り予定線部20の山折り予定線21及び谷折り予定線22に沿って積層体30を折り、袋10に底部19を形成する方法を説明する図である。図6(a),(b)は、袋10を側部13A側(+X側)から見た図であり、図6(c),(d)は、袋10の斜視図である。
初めに、図6(a)に示すように、折り予定線部20の山折り予定線21(21a〜21d)に沿って積層体30の側部13A側の上下端部を山折りする。これにより、側部13A側の上部11及び下部12の端部が、側部13A側から見て略三角形形状となる。
次に、図6(b),(c)に示すように、谷折り予定線22に沿って積層体30を谷折りし、側部13A側の上部11及び下部12の端部を側部13A上に重ねる。これにより、底部19が形成される。この状態で、袋10は、底部19を鉛直方向下側として自立可能である。
次に、図6(c)に示すように、切り込み181から開封予定線182に沿って袋10を裁断し、開封する。この場合、手で積層体30を裁断してもよいし、はさみ等で裁断してもよい。
図6(d)に示すように、袋10を開封予定線182に沿って開封することにより、開口部183が形成される。袋10は、内容物を収容し、開口部183が形成された状態で、底部19を鉛直方向下側として自立可能である。したがって、袋10は、例えば、喫食時等の喫食容器等として用いることができる。
袋10の内容物がなくなった後、消費者は、底部19を形成していた折り目をもとに戻し、平袋状の袋10とすることができる。
なお、上記説明では、底部19を形成後に袋10を開封する例を挙げて説明したが、袋10を開封した後で開口部183を延直方向上側としたまま底部19を形成してもよい。
一般的な樹脂製の基材層を備える積層体で形成されたピロー型の平袋タイプの袋を上述のように折った場合には、樹脂製の基材層の反発性により、折った部分が元の形状に戻ろうとして、折り目を十分に保持できず、形状保持性(デッドホールド性)が低い。これに対して、袋10を形成する積層体30は、紙基材層31を主たる基材層としており、折り予定線部20で折られた状態での形状保持性(デッドホールド性)が高い。したがって、袋10は、上記のように折り予定線部20で折られて底部19が形成された状態を維持できる。
本実施形態において、安定して自立できる袋10となる底部19を形成するためには、袋10の各部の寸法について、以下のような条件を満たすことが好ましい。
図1等に示す袋10の縦方向(Y方向)の寸法S2と横方向(X方向)の寸法S1との比S2/S1は、1以上10以下とすることが好ましく、1以上5以下とすることがより好ましく、1以上3以下とすることがさらに好ましい。比S2/S1が1より小さいと、底部19を形成した後の、開口部183から底部19までの高さ(袋の深さ)が底部19の大きさに対して大きく、自立した際の袋10の安定性が低下する場合がある。また、比S2/S1が10より大きいと、底部19の形状が細長い矩形形状となり、袋10の自立時の安定性が低下する場合がある。したがって、比率S2/S1は、上記範囲を満たすことが好ましい。
また、形成された底部19は、前述のように矩形形状であり、その谷折り予定線22に沿った方向の寸法をS3、側部13Aの延在方向(Y方向)に沿った谷折り予定線22a,22c間の寸法をS4とするとき(図6(b),(d)参照)、その比S4/S3は、1以上5以下とすることが好ましく、1以上3以下とすることがより好ましく、1以上2以下とすることがさらに好ましい。比S4/S3が1より小さいと、谷折り予定線22に沿って折り込まれた上部11と下部12との先端部分が重なる等して、底部19の安定性が低下し、袋10の自立時の安定性が低下する場合がある。また、比S4/S3が5より大きいと、底部19が細長い矩形形状となり、袋10の自立時の安定性が低下する場合がある。また、したがって、比S4/S3は、上記範囲とすることが好ましい。
本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
積層体30は、紙基材層31を備えているので、消費者が折り予定線部20の山折り予定線21及び谷折り予定線22に沿って積層体30を折りやすく、かつ、折った後の形状保持性(デッドホールド性)も高い。したがって、本実施形態によれば、消費者が袋10において容易に底部19を形成しやすく、かつ、形成された底部19の形状が崩れにくく、袋10を容易に自立させることができる。
また、本実施形態によれば、底部19が形成されることにより、底部19を形成しない場合に比べて袋10の開口部183が大きく開くので、消費者が袋10の内容物を取り出しやすくできる。
また、本実施形態によれば、折り予定線部20の山折り予定線21及び谷折り予定線22には、各予定線に沿って折り目罫線が形成されているので、折りやすく、消費者が底部19を形成しやすくできる。
また、底部19は折り予定線部20の山折り予定線21及び谷折り予定線22に沿って積層体30を折ることにより形成され、底部19が不要になった場合には、折り目を開いて袋10を平袋状態に戻すことができる。したがって、本実施形態によれば、必要に応じて底部19を形成して袋10を自立させることができ、かつ、袋10の廃棄時には容易に平袋状態へ戻すことができ袋10の形状の自由度が増す。また、袋10の廃棄時の容積を減らすことができる。
また、本実施形態によれば、積層体30は、紙基材層31を備えており、樹脂製の基材層を備えていないので、樹脂材料の使用量を低減することができ、海洋等の生態系への影響を抑制し、地球環境の改善への対策を行える。
(変形形態)
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
(1)実施形態において、折り予定線部20の山折り予定線21及び谷折り予定線22は、直線や破線等の印刷のみで設けてもよいし、直線等の印刷と「山折り」や「谷折り」等の折り目表示23とを有する形態で設けてもよいし、凹状や凸状の折り目罫線のみで設けてもよいし、ミシン目やハーフカット等で設けてもよいし、これらを適宜組み合わせた形態としてもよい。
図7は、ミシン目の穴mが形成された部分の積層体30の断面を拡大した図である。図7に示すように、ミシン目の穴mは、紙基材層31及び印刷層33、保護層34を貫通しているが、シーラント層32を貫通していない。このような形態とすることにより、ミシン目を設けた場合にも、内容物の鮮度を維持することができる。
なお、図示しないが、ハーフカットを設ける場合は、紙基材層31の外面側からハーフカットが形成される形態とすることが好ましい。
(2)実施形態において、袋10は、折り方の手順や完成した形状等を示す表示部を備えていてもよい。
図8は、袋10の変形形態を示す図である。図8では、図1と同様に、変形形態の袋10の背面側(+Z側)から見た図である。
変形形態の袋10は、図8に示すように、底部19を形成する折り方の手順を記載した表示部40を備えている。このような表示部40を備えることにより、消費者が底部19を形成する方法を視覚的により簡潔に理解でき、袋10を折って底部19を形成することが容易となる。なお、図8では、表示部40は、図面と文章で折り方を示しているが、これに限らず、図面のみで示してもよい。また、折り方の手順ではなく、底部19が形成された状態の袋10の図のみを示す表示部40としてもよい。さらに、表示部40は、袋10の表面部16に設けられてもよい。
(3)実施形態において、さらに山折り予定線や谷折り予定線を設けて、底部19を形成しやすくしたり、底部19の形状の安定性を向上させたりしてもよい。
図9及び図10は、袋10の変形形態を示す図である。図9及び図10は、図1と同様に、変形形態の袋10の背面側(+Z側)から見た図である。図9及び図10(a)では、理解を容易にするために、開封予定部18等は省略して示している。
図9(a)に示す変形形態の袋10は、前述の実施形態で示した山折り予定線21(21a〜21d)及び谷折り予定線22(22a〜22d)に加えて、さらに、山折り予定線24(24a〜24d)が設けられている。
山折り予定線24aは、山折り予定線21aと谷折り予定線22aとの交点である点t2から、側部13Aの延在方向(Y方向)に沿って上シール部111の下側端111aまで設けられている。山折り予定線24cは、山折り予定線21cと谷折り予定線22cとの交点である点t6から、側部13Aの延在方向(Y方向)に沿って下シール部121の上側端121aまで設けられている。また、図示しないが、袋10の表面部16には、山折り予定線24a,24cに対応する山折り予定線24b,24dが、袋10の厚み方向(Z方向)から見て重なるようにそれぞれ設けられている。
このような山折り予定線24を設けることにより、前述の図6(b)に示したように、谷折り予定線22に沿って谷折りして袋10の側部13A側の上部11及び下部12の端部を側部13Aへ重ねる際に、谷折りがしやすくなるという効果がある。
なお、この山折り予定線24a,24bは、上部11まで設けられていてもよいし、山折り予定線24c,24dは、下部12まで設けられていてもよい。
図9(b)に示す変形形態の袋10は、実施形態で示した山折り予定線21(21a〜21d)及び谷折り予定線22(22a〜22d)に加えて、さらに、側部13Aの延在方向(Y方向)に沿って、山折り予定線25(25a,25b)が設けられている。
山折り予定線25aは、側部13Aの延在方向(Y方向)に沿って、背面部15の点t2から点t6まで設けられている。図示しないが、表面部16には、この山折り予定線25aに対応する山折り予定線25bが、袋10の厚み方向(Z方向)から見て重なるように設けられている。
このような山折り予定線25を設けることにより、底部19の形状をより矩形状に形成しやすくなり、袋10の自立時の安定性を高めることができるという効果がある。
図10(a)に示す変形形態の袋10は、実施形態で示した山折り予定線21(21a〜21d)及び谷折り予定線22(22a〜22d)に加えて、さらに、側部13Aの延在方向(Y方向)に沿って、山折り予定線26(26a,26b)が設けられている。
山折り予定線26aは、背面部15に設けられ、側部13Aの延在方向(Y方向)に沿って、点t2及び点t6を通り、上シール部111の下側端111aから下シール部121の上側端121aにわたって直線状に設けられている。この山折り予定線26aは、前述の図9(a)に示した山折り予定線24a,24cと図9(b)に示した山折り予定線25aとをともに備えた形態に相当する。また、図示しないが、表面部16には、この山折り予定線26aに対応する山折り予定線26bが、袋10の厚み方向(Z方向)から見て重なるように設けられている。
このような山折り予定線26を設けることにより、底部19の形状が安定して袋10の自立時の安定性を高めることができ、かつ、底部19の形成や容易になるという効果がある。
なお、この山折り予定線26a,26bは、点t2及び点t6を通り、上部11から下部12まで設けられていてもよい。
図10(b)に示す変形形態の袋10は、前述の図10(a)に示す変形形態に加えて、さらに、上部11及び下部12の延在方向(X方向)に沿って、側部13B側へ延在する山折り予定線27(27a〜27d)が設けられている。
山折り予定線27aは、背面部15に設けられ、点t2から上部11の延在方向(X方向)に沿って側部13Bまで設けられている。山折り予定線27cは、背面部15に設けられ、点t5から下部12の延在方向(X方向)に沿って側部13Bまで設けられている。
また、図示しないが、表面部16には、この山折り予定線27a,27cに対応する山折り予定線27b,27dが、袋10の厚み方向(Z方向)から見て重なるように設けられている。
このような山折り予定線27を設けることにより、前述の図10(a)の変形形態が奏する効果に加えて、さらに、開封後の袋10を略直方体形状とすることができ、袋10の開口部183の形状が安定し、より内容物を取り出しやすくできるという効果がある。なお、この山折り予定線27の側部13B側の端点を、開封予定線182との交点までとする形態としてもよい。
なお、上述の例にとどまらず、適宜さらに山折り予定線や谷折り予定線等を組み合わせて設けてもよい。
(4)実施形態において、折り予定線部20は、側部13B側に設けられてもよい。この場合、開封予定部18は、側部13A側に設けられる。
また、実施形態において、折り予定線部20を上部11の両端部又は下部12の両端部に設けてもよい。
図11は、袋10の変形形態を示す図である。図11では、図1と同様に、変形形態の袋10を背面側(+Z側)から見た図である。
図11では、折り予定線部20の山折り予定線21及び谷折り予定線22が下部12側の両端部に設けられ、開封予定部18は、上部11側に設けられる例を示している。ここでは、開封予定部18は、開封予定線182のみを備える形態として示している。
このように、折り予定線部20を下部12側の両端部に設ける場合、形成された底部19の中央や中央近傍に下シール部121が位置する形態となる。この場合、下シール部121を表面部16側又は背面部15側に予め倒す等の作業を行ってから底部19を形成する方が、底部19の形状が安定し、袋10の自立性が安定する。
また、折り予定線部20を上部11側の両端部に設ける場合には、開封予定部18は下部12側に設けられる。
(5)実施形態において、袋10は、ピロー型の包装袋である例を挙げて説明したが、これに限らず、三方がシールされた三方袋としてもよい。
図12は、袋10の変形形態を示す図である。
図12に示す変形形態の袋10は、上シール部111及び下シール部121と、さらに一方の側部13Bに設けられた側部シール部131とを備える三方袋である。折り予定線部20は、このような三方袋にも適用できる。
図12に示す変形形態の袋10は、1枚の積層体30を2つ折りにして、折り目以外の3辺の端縁にヒートシール等によりシール部を形成したものである。この変形形態の袋10では、背面部15と表面部16とは側部13A(第1の辺)で連接している。また、上部11(第3の辺)、下部12(第4の辺)、側部13B(第2の辺)は、シーラント層32により接合されている。
袋10が上述のような三方袋である場合、折り予定線部20は、図12に示すように、シール部を有していない側部13A側の上下端部に設けてもよいし、図示しないが、側部シール部131が形成された側部13B側の上下端部に設けてもよい。
(5)実施形態において、上シール部111等に袋10を付図示のフック等に吊り下げ可能な吊り下げ部を有する形態としてもよい。
このような吊り下げ部は、上シール部111に形成された円状や楕円形状等の貫通孔としてもよいし、円弧状等の切り込みとして設けられていてもよい。
(6)実施形態において、袋10は、開封予定部18を備える例を示したが、これに限らず、開封予定部18を備えない形態としてもよい。
なお、本実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態等によって限定されることはない。
10 袋
11 上部
111 上シール部
12 下部
121 下シール部
13(13A,13B) 側部
14 合掌部
141 背シール部
15 背面部
16 表面部
17 収容部
18 開封予定部
181 切り込み
182 開封予定線
19 底部
20 折り予定線部
21(21a,21b,21c,21d) 山折り予定線
22(22a,22b,22c,22d) 谷折り予定線

Claims (8)

  1. 矩形形状の第1の面部と、前記第1の面部に対向する矩形形状の第2の面部とを有し、前記第1の面部及び前記第2の面部の間に内容物を収容する収容部が形成された包装袋であって、
    前記第1の面部及び前記第2の面部は、少なくとも紙基材層とシーラント層とを備える積層体により構成されており、
    前記第1の面部及び前記第2の面部は、少なくとも一辺が互いに連接され、その他の辺の縁部が前記シーラント層により接合されており、
    前記第1の面部及び前記第2の面部の外面上の前記収容部に対応する位置に折り予定線部を備え、
    前記折り予定線部は、少なくとも、
    前記第1の面部に設けられ、前記収容部の第1の角部から前記第1の面部の矩形形状の中央側へ向けて斜め方向に所定の寸法で延びる第1の山折り予定線と、
    前記第2の面部の前記第1の山折り予定線に対応する位置に設けられた第2の山折り予定線と、
    前記第1の面部に設けられ、前記収容部の前記第1の角部と前記矩形形状の一辺となる第1の辺を挟んで対向する第2の角部から前記第1の面部の矩形形状の中央側へ向けて斜め方向に所定の寸法で延びる第3の山折り予定線と、
    前記第2の面部の前記第3の山折り予定線に対応する位置に設けられた第4の山折り予定線と、
    前記第1の面部に設けられ、前記第1の山折り予定線の前記第1の角部とは反対側の端点から、前記第1の面部の前記第1の辺までの間に設けられた第1の谷折り予定線と、
    前記第2の面部の前記第1の谷折り予定線に対応する位置に設けられた第2の谷折り予定線と、
    前記第1の面部に設けられ、前記第3の山折り予定線の前記第2の角部とは反対側の端点から、前記第1の面部の前記第1の辺までの間に設けられた第3の谷折り予定線と、
    前記第2の面部の前記第3の谷折り予定線に対応する位置に設けられた第4の谷折り予定線と、を備え、
    前記折り予定線部に沿って前記積層体を折ることにより、該包装袋を自立可能とする底部が形成される
    包装袋。
  2. 前記折り予定線部は、さらに、
    前記第1の面部に設けられ、前記第1の山折り予定線と前記第1の谷折り予定線との交点から、前記第1の辺に沿って、前記第1の辺に交差し前記第1の角部側に位置する第3の辺までの間に設けられた第5の山折り予定線と、
    前記第2の面部の前記第5の山折り予定線に対応する位置に設けられた第6の山折り予定線と、
    前記第1の面部に設けられ、前記第3の山折り予定線と前記第3の谷折り予定線との交点から、前記第1の辺に沿って、前記第1の辺に交差し前記第2の角部側に位置する第4の辺までの間に設けられた第7の山折り予定線と、
    前記第2の面部の前記第7の山折り予定線に対応する位置に設けられた第8の山折り予定線と、を備える
    請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記折り予定線部は、さらに、
    前記第1の面部に設けられ、前記第1の山折り予定線と前記第1の谷折り予定線との交点から、前記第3の山折り予定線と前記第3の谷折り予定線との交点まで設けられた第9の山折り予定線と、
    前記第2の面部の前記第9の山折り予定線に対応する位置に設けられた第10の山折り予定線と、を備える
    請求項1又は請求項2に記載の包装袋。
  4. 前記折り予定線部は、さらに、
    前記第1の面部に設けられ、前記第1の山折り予定線と前記第1の谷折り予定線との交点から、前記第1の谷折り予定線の延在方向に沿って前記第1の辺に対向する第2の辺側へ延びる第11の山折り予定線と、
    前記第2の面部の前記第11の山折り予定線に対応する位置に設けられた第12の山折り予定線と、
    前記第1の面部に設けられ、前記第3の山折り予定線と前記第3の谷折り予定線との交点から、前記第2の辺側へ延びる第13の山折り予定線と、
    前記第2の面部の前記第13の山折り予定線に対応する位置に設けられた第14の山折り予定線と、を備える
    請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の包装袋。
  5. 前記折り予定線部は、印刷、折り目罫線、少なくとも紙基材層に設けられたミシン目の少なくともいずれか1つによって形成されている
    請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の包装袋。
  6. 前記折り予定線部の折り方を表示する表示部を外面に備えている
    請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の包装袋。
  7. 前記第1の辺に対向する第2の辺の近傍に、前記第2の辺の延在方向に沿って開封予定部が設けられている
    請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の包装袋。
  8. 前記第1の角部及び前記第2の角部は、前記第1の面部と前記第2の面部とを連接する辺の両端に位置する
    請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の包装袋。
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