JP6146631B2 - 容器および当該容器を作製するためのブランク板 - Google Patents

容器および当該容器を作製するためのブランク板 Download PDF

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Description

本発明は、少なくとも紙層を含むブランク板を折り畳むことにより作製される容器に関する。また本発明は、当該容器を作製するためのブランク板に関する。
従来、食品などを収容するための容器として、紙層を含むブランク板を折り畳むことにより作製される容器が用いられている。通常、内容物が別個の内袋によって包装された後、内袋が容器に収容される。このような包装形態は、ある意味で過剰包装とも言えるし、開封の手間、資源の無駄、ゴミの増大といった問題にもつながる。
このような課題を解決するため、内容物を直接収容し、これによって内袋を不要にすることができる容器が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−246171号公報
近年、生活様式の多様化に伴い、容器に対して、保持性やデザイン性などの様々な付加価値を有することが求められている。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得る容器を提供することを目的とする。
本発明は、ブランク板を折り畳むことにより作製される容器であって、底部と、前記容器の収容空間を画定するよう前記底部に連接された複数の側面板と、を有し、前記複数の側面板は、互いに対向する前面板および後面板と、前記前面板および前記後面板の間に配置され、互いに対向する一対の横面板と、を含み、前記前面板と前記後面板との間の間隔は、少なくとも前記前面板および前記後面板の半分以上の領域にわたって、前記底部から離れるにつれて小さくなり、前記ブランク板は、前記収容空間に面する側から順に積層された内側溶着層、紙層および外側溶着層を含み、前記底部は、前記ブランク板の端部のうち前記底部に対応する端部が前記収容空間に対して露出しないよう構成されている、容器である。
本発明による容器において、前記底部は、前記前面板に連接されるとともに先端に溶着部を有する前面側底板と、前記後面板に連接されるとともに先端に溶着部を有する後面側底板と、前記一対の横面板にそれぞれ連接されるとともに先端に溶着部を有する一対の横面側底板と、を有していてもよい。この場合、好ましくは、前記一対の横面側底板はそれぞれ、前記前面側底板および前記後面側底板に連接されており、かつ、前記ブランク板の端部のうち前記底部に対応する端部が前記収容空間に対して露出しないよう、前記容器の内側または外側へ折り込まれている。
本発明による容器において、前記容器のうち前記前面板と前記後面板との間の間隔が前記底部から離れるにつれて小さくなる部分は、前記外箱の上端に至っていてもよい。
本発明による容器において、前記前面板および前記後面板は各々、前記底部に接する底縁と、前記底縁に対向する頂縁と、を含み、前記頂縁は、前記底縁よりも長くなっていてもよい。
本発明による容器において、前記前面板および前記後面板は各々、前記一対の横面板に接する一対の側縁を有し、前記前面板および前記後面板の前記一対の側縁は各々、前記容器の上端から前記底部に至るよう延びる側辺からなっていてもよい。
本発明による容器において、前記前面板および前記後面板は各々、前記一対の横面板に接する一対の側縁を有し、前記前面板および前記後面板の前記一対の側縁は各々、少なくとも部分的に、内側に向かって凸となるよう構成されていてもよい。
本発明による容器において、各横面板は、前記前面板および前記後面板に接する一対の側縁を有し、各横面板の前記一対の側縁は、前記容器の上端において互いに鋭角に交わっていてもよい。
本発明による容器において、前記前面板および前記後面板に、前記容器の上端側から前記底部側へ延びる罫線が形成されていてもよい。
本発明による容器において、前記前面板の頂縁と前記後面板の頂縁との間の間隔が可変であってもよい。
本発明は、容器を作製するためのブランク板であって、前記容器は、底部と、前記底部に連接された複数の側面と、を有し、前記容器の前記複数の側面板は、互いに対向する前面板および後面板と、前記前面板および前記後面板の間に配置され、互いに対向する一対の横面板と、を含み、前記容器の前記前面板および前記後面板は各々、前記底部に接する底縁と、前記底縁に対向する頂縁と、を含み、前記容器の前記頂縁は、前記底縁よりも長くなっており、前記ブランク板は、前記収容空間に面する側から順に積層された内側溶着層、紙層および外側溶着層を含み、前記ブランク板において、前記容器の前記前面板、前記後面板および前記一対の横面板は、一方向に並ぶよう配置されており、前記一対の横面側底板はそれぞれ、前記前面側底板および前記後面側底板に連接されている、ブランク板である。
本発明によれば、内容物を直接収容することができ、かつ保持性およびデザイン性を備えた容器を提供することができる。
図1Aは、本発明の実施の形態による容器を示す斜視図。 図1Bは、容器の前面板および後面板に凹凸が形成される例を示す側面図。 図2Aは、容器を作製するためのブランク板の層構成の一例を示す断面図。 図2Bは、容器を作製するためのブランク板の層構成の一例を示す断面図。 図3は、図1Aに示す容器を作製するためのブランク板を示す平面図。 図4は、容器の底部を示す斜視図。 図5(a)(b)は、前面板と接合片とを接合する方法の一例を示す断面図。 図6は、素材板から複数のブランク板が得られる様子を示す平面図。 図7(a)(b)は、容器を製造する方法の一例を示す図。 図8(a)(b)は、容器の使用方法の一例を示す図。 図9は、ブランク板の第1の変形例を示す平面図。 図10は、容器の一変形例を示す斜視図。 図11Aは、図10に示す容器を作製するためのブランク板を示す平面図。 図11Bは、図11Aに示すブランク板に形成される切断部分の一例を示す断面図。 図12(a)は、図10に示す容器を開封する際の様子を示す斜視図、図12(b)は、開封された容器を示す図。 図13(a)は、開封された後の容器の本体部を、容器の蓋部によって閉鎖する際の様子を示す斜視図、図13(b)は、蓋部によって閉鎖された本体部を示す斜視図。 図14は、容器の一変形例を示す斜視図。 図15は、容器の一変形例を示す斜視図。 図16は、容器の一変形例を示す斜視図。 図17は、容器の一変形例を示す斜視図。 図18は、図17に示す容器を作製するためのブランク板を示す平面図。 図19は、図17に示す容器の一変形例を示す斜視図。 図20は、図17に示す容器の一変形例を示す斜視図。
以下、図1乃至図8を参照して、本発明の実施の形態について説明する。まず図1Aを参照して、容器20全体について説明する。
容器
図1Aは、容器20を示す斜視図である。図1Aに示すように、容器20は、底部21と、折線31a,31b,31c,31dを介して底部21に連接された4つの側面板と、を有している。容器20の4つの側面板は、互いに対向する前面板22および後面板23と、折線32,33を介して前面板22および後面板23に連接された一対の横面板24,25と、を含んでいる。底部21および4つの側面板22,23,24,25によって囲まれた空間には、容器20の収容空間Sが画定されている。なお以下の説明において、底部21と、前面板22,後面板23,および一対の横面板24,25との間の折線を、各板22,23,24,25の底縁31a,31b,31c,31dとも称する。また、前面板22と一対の横面板24,25との間の折線を、前面板22または横面板24,25の側縁32とも称する。同様に、後面板23と一対の横面板24,25との間の折線を、後面板23または横面板24,25の側縁33とも称する。
前面板22および後面板23は各々、底部21に接する底縁31a,31bに対向する頂縁30a,30bを有しており、これら頂縁30a,30bによって容器20の上端30が構成されている。また図1Aに示すように、前面板22の頂縁30aと後面板23の頂縁30bとの間には、容器20の開口部30mが形成されている。
なお本実施の形態において、「板」とは、平面だけでなく曲面をも含む概念である。従って、前面板22、後面板23および横面板24,25は、図1Aに示すような平面状のものであってもよく、若しくは曲面状のものであってもよい。
次に、容器20の形状の特徴について説明する。図1Aに示すように、容器20は、前面板22と後面板23との間の間隔が、少なくとも部分的に、底部21から離れるにつれて小さくなるよう構成されている。図1Aにおいては、容器20の全域にわたって、すなわち底部21から上端30に至るまで、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなるよう容器20が構成される例が示されている。例えば、底部21における前面板22と後面板23との間の間隔をdとし、上端30における前面板22と後面板23との間の間隔をdとする場合、dはdよりも小さくなっている。このように前面板22と後面板23との間の間隔を設定することにより、容器20の収容空間Sの十分な容積を確保しながら、不用意に容器20の上端30から内容物が飛び出したり漏れ出したりすることを抑制することができる。また、前面板22と後面板23との間が一定である場合に比べて、デザインとして目新しく、このため視覚的な訴求性が高くなることが期待される。また消費者が容器20を保持する際、上端30の周辺において前面板22と後面板23とが接し、これによって開口部30mが少なくとも部分的に閉じられるように容器20を片手で掴むことが容易になる。このため、消費者が容器20を持ち運ぶ際に容器20の上端30から内容物が飛び出したり漏れ出したりすることをさらに抑制することができる。
また容器20の底部21は、容器20が自立性を有するよう構成されている。例えば図1Aにおいては、容器20の底部21が多角形状の平坦な形状を有する例が示されている。容器20が自立性を有することにより、使用の際に消費者が常に容器20を保持する必要が無くなり、これによって容器20の利便性を向上させることができる。
ところで容器20においては、デザイン上の要望などに応じて、前面板22や後面板23の表面に凹凸が設けられることがある。図1Bは、このような凹凸が設けられた容器を横面板24側から見た場合を示す側面図である。図1Bに示す容器20について、個々の凹凸に基づいて前面板22と後面板23との間の間隔を詳細に観察した場合、凹凸に応じて前面板22と後面板23との間の間隔が増減する。すなわち図1Bに示す容器20は、厳密には、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなるよう構成されたものではない。しかしながら、図1Bに示す容器20においても、個々の凹凸を無視して概略的に観察した場合、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなっていると言える。例えば、凹凸の各凸部22c,23cに接する一対の包絡線22e,23eを描いた場合、包絡線22e,23eの間の間隔は、底部21から離れるにつれて小さくなっている。また、概略的に観察した場合に前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなる限りにおいて、本実施の形態による容器20が上述の効果をもたらすことが期待される。従って、上述の「前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなる」という条件は、前面板22と後面板23との形状を概略的に観察した場合に少なくとも成立していればよい。
上述のように前面板22と後面板23との間の間隔を設定するための具体的な構成が特に限られることはなく、様々な構成が採用され得る。例えば、横面板24,25の一対の側縁32,33の間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなるよう横面板24,25を構成することが考えられる。この場合、横面板24,25の一対の側縁32,33は、容器20の上端30において互いに鋭角に交わっていてもよい。例えば図1Aに示すように、一対の側縁32,33は各々、容器20の上端30から底部21に至るよう延び、かつ上端30において鋭角に交わる側辺32a,33aから構成されている。この場合、横面板24,25はそれぞれ、容器20の上端30に接する鋭角を有する三角形として構成されている。また前面板22は、底縁31aと、頂縁30aと、一対の側辺32aとを含む台形として構成されている。同様に、後面板23は、底縁31bと、頂縁30bと、一対の側辺33aとを含む台形として構成されている。なお本実施の形態において、「辺」とは、直線状に延びる要素を意味している。
好ましくは、横面板24,25の一対の側辺32a,33bの長さは同一になっている。すなわち、横面板24,25はそれぞれ二等辺三角形として構成されている。これによって、容器20の形状の対称性を高くすることができ、このことにより、消費者が前面板22および後面板23をより容易に掴むことができる。
ところで、横面板24,25の一対の側縁32,33の間に形成される角度θが小さいほど、消費者が前面板22および後面板23を掴み易くなる。一方、側縁32,33間の角度θが小さいほど、容器20の収容空間Sの容積が小さくなる。側縁32,33間の角度θは、これらの長所および短所のバランスを考慮して適宜設定される。例えば、側縁32,33間の角度θは3〜20度の範囲内となっており、より好ましくは5〜15度の範囲内となっている。
好ましくは、前面板22の頂縁30aは、前面板22の底縁31aよりも長くなっている。同様に、後面板23の頂縁30bは、後面板23の底縁31bよりも長くなっている。これによって、後述するように、ブランク板20Aを素材板から切り出す際の取り都合を大きくすることができる。
また好ましくは、前面板22および後面板23の一対の側縁32,33の間の間隔は、底部21から離れるにつれて大きくなっている。例えば、底部21における一対の側縁32間の間隔をwとし、上端30における一対の側縁32間の間隔をwとする場合、間隔wは間隔wよりも大きくなっている。これによって、上端30の開口部30mを大きく広げることが可能となり、消費者が内容物を取出し易くなる。また、視覚的な訴求性をさらに向上させることができる。
(ブランク板)
次に図2A、図2Bおよび図3を参照して、容器20を作製するためのブランク板20Aについて説明する。はじめに図2Aを参照して、ブランク板20Aの層構成について説明する。図2Aに示すように、ブランク板20Aは、容器20の収容空間Sに面する側から順に積層された内側溶着層43,紙層42および外側溶着層41を含んでいる。
紙層42は、ブランク板20Aの強度を主に決定する層である。紙層42を構成する材料としては、コートボール等の板紙、純白ロール紙、ミルクカートン原紙、コート紙、クラフト紙、加工紙等の公知の紙を用いることができる。紙材の坪量は、紙容器の形態に応じて適宜決定され得るが、好ましくは80g/m〜600g/mの範囲内となっており、より好ましくは100g/m〜450g/mの範囲内となっている。紙層42の厚みは、好ましくは110μm〜860μmの範囲内となっており、より好ましくは140μm〜640μmの範囲内となっている。
外側溶着層41および内側溶着層43は、熱によって溶融し、これによってヒートシールを実現するための層である。外側溶着層41および内側溶着層43を構成する材料としては、ヒートシールを実現することができる熱可塑性樹脂が用いられるが、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メタアクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン−マレイン酸共重合体等を用いることができる。その中でも、低温シール性、透明性、加工適性という観点から、ポリオレフィン系樹脂としては、低密度ポリエチレン(LDPE)や直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)を用いることが好ましい。外側溶着層41および内側溶着層43の厚みは、好ましくは30μm〜60μmの範囲内となっている。
なお図2Bに示すように、紙層42と内側溶着層43との間に中間層44が配置されていてもよい。中間層44は、紙層42だけでは、強度やバリア性などの容器としての主な機能を十分に果たすことができない場合等に設けられる。例えば、容器20の強度を向上させることを目的として中間層44が設けられる場合、中間層44を構成する材料として、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステルの二軸延伸フィルムのほか、ナイロン6、MXD6(ポリメタキシリレンアジパミド)等のポリアミドの二軸延伸フィルム、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)等を使用することができる。また、容器20のバリア性を向上させることを目的として中間層44が設けられる場合、中間層44を構成する材料として、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物(EVOH)等のフィルムのほか、アルミニウム箔(AL)、或いは、シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着膜を設けた二軸延伸ナイロンフィルム(蒸着ONy)、シリカ、アルミナ、アルミニウムなどの蒸着層を設けたニ軸延伸ポリエチレンテレフタレート(蒸着PET)等を使用することができる。
図2Bに示すように、中間層44を紙層42に密着させるための接着層45が紙層42と中間層44との間に配置されていてもよい。また図示はしないが、図2Aおよび図2Bに示すブランク板20Aにおいて、外側溶着層41と紙層42との間、若しくは外側溶着層41の外側に、絵柄や商品情報の文字等を印刷するための印刷層が配置されていてもよい。
次に図3を参照して、ブランク板20Aの平面図について説明する。図3に示すように、ブランク板20Aには、容器20の底部21や各板22,23,24,25などに対応する部分が割り当てられている。また、ブランク板20Aの各部分は、罫線を介して連接されている。図2に示すブランク板20Aにおいて、一点鎖線で表されている部分が、ブランク板20Aに形成されている罫線を示している。罫線の具体的な構造は、罫線に沿ってブランク板20Aを折り曲げることが可能である限りにおいて、特に限定されることはない。例えばブランク板20Aの各罫線は、ブランク板20A上に形成された溝であって、容器20として組立てられたときに外側に位置する溝から構成されている。なお以下の説明においては、ブランク板20Aに形成されている罫線を、容器20として組立てられた後の名称である底縁、頂縁、側縁などとも称する。また図3に示すブランク板20Aにおいては、図1Aに示す容器20の各要素に対応する部分に、容器20の場合と同一の符号が付されている。
図3に示すように、ブランク板20Aは、前面板22,後面板23および一対の横面板24,25と、底縁31a,31b,31c,31dを介してそれぞれ前面板22,後面板23および一対の横面板24,25に連接された底面板52,53,54,55と、を含んでいる。以下の説明において、底縁31aを介して前面板22に連接された底面板を前面側底板52とも称し、底縁31bを介して後面板23に連接された底面板を後面側底板53とも称し、底縁31c,31dを介してそれぞれ横面板24,25に連接された底面板を横面側底板54,55とも称する。底面板52,53,54,55は、容器20の底部21に対応する部分である。すなわち、底面板52,53,54,55を適切に折り畳み、かつ所定の組合せで溶着させることにより、容器20の底部21を形成することができる。また図3に示すように、底面板52,53,54,55は、ブランク板20Aの下側の端部を構成している。
また、ブランク板20Aの左右方向の端部のいずれかに、ブランク板20Aの上側の端部から下側の端部まで延びる接合片34が形成されている。例えば図3に示す例においては、ブランク板20Aの左側の端部に接合片34が形成されている。また図3Aに示す例においては、容器20の前面板22となる部分が第1前面板22(1)および第2前面板22(2)に分割されており、そして第2前面板22(2)に接合片34が連結されている。この場合、接合片34の外側溶着層41と第1前面板22(1)の内側溶着層43との間をヒートシールすることにより、第1前面板22(1)と第2前面板22(2)とを接合でき、これによって、容器20の前面板22を構成することができる。なお図3に示すように1つの板を2つに分割する態様で接合片34が形成されている場合、分割される板と接合片34との間には一般に罫線が存在していない。図3においては、第2前面板22(2)と接合片34との間の境界を明確にするため、仮想的に点線を描いている。同様に、図3に示す底面板52,53,54,55に描かれている点線も、説明のために仮想的に描かれた線である。
図3に示すように、前面板22、後面板23、一対の横面板24,25および接合片34は各々、ブランク板20Aにおいて、一方向に並ぶよう配置されている。例えば各板22,23,24,25および接合片34は、各板22,23,24,25の側縁を介して連接されている。具体的には、図3における左側から順に接合片34,第2前面板22(2),前面板22,横面板24,後面板23,横面板25および第1前面板22(2)が並ぶよう連接されている。
同様に、底縁31a,31b,31c,31dを介してそれぞれ前面板22,後面板23および一対の横面板24,25に連接された底面板52,53,54,55は各々、ブランク板20Aにおいて、一方向に並ぶよう配置されている。また、各底面板52,53,54,55は、各々の側縁を介して連接されている。具体的には、図3における左側から順に第2前面側底板52(2),横面側底板54,後面側底板53,横面側底板55および第1前面側底板52(1)が並ぶよう連接されている。このように、各底面板52,53,54,55の側縁は、側縁がブランク板20Aの左右方向における端部を構成する場合を除いて、罫線(折線)となっている。
(ヒートシールについて)
ところで本実施の形態においては、上述のように、内容物が容器20に直接収容される。従って、底部21は、容器20から内容物が漏れ出さないよう構成される。このため、好ましくは、底面板52,53,54,55および接合片34におけるヒートシールが以下のように実施される。
はじめに、ブランク板20Aの下側の端部における好ましいヒートシール方法について説明する。図3に示すように、前面側底板52,後面側底板53および横面側底板54,55は各々、先端に溶着部52a,53a,54a,55aを有している。なお各底板52〜55の先端は、ブランク板20Aの下側の端部に相当している。また溶着部とは、容器20を作製する際に、他の板との間でヒートシールされる部分のことである。また前面側底板52,後面側底板53および横面側底板54,55には、容器20として組立てられた後に容器20の収容空間Sに面する部分である露出部52b,53b,54b,55bと、容器20を作製する際に他の板との間で重ねあわされる部分である重なり部52c,52d,53c,53d,54c,54d,55c,55dと、が区画されている。
以下、容器20の底部21を構成する方法の一例を、図3および図4を参照して説明する。はじめに、接合片34を第1前面板22(1)に対して溶着する。次に、罫線に沿って横面側底板54および横面側底板55を容器20の内側へ折り込む。この際、以下の組合せで各重なり部52c〜55c,52d〜55dの内側溶着層43が互いに接するよう、横面側底板54および横面側底板55が容器20の内側へ折り込まれる。
(1) 第2重なり部52dと第1重なり部54c
(2) 第2重なり部54dと第1重なり部53c
(3) 第2重なり部53dと第1重なり部55c
(4) 第2重なり部55dと第1重なり部52c
次に、以下の組合せで各溶着部52a〜55aが溶着されるよう、ヒートシールを実施する。
(1) 溶着部52aの右側と溶着部54aの左側
(2) 溶着部54aの右側と溶着部53aの左側
(3) 溶着部53aの右側と溶着部55aの左側
(4) 溶着部55aの右側と溶着部52aの左側
これによって、図4に示すように、底部21を、ブランク板20Aの端部のうち底部21に対応する端部、すなわちブランク板20Aの下側の端部が収容空間Sに対して露出しないよう構成することができる。このように構成することにより、底部と側面板との間に隙間ができないため、内容物を容器20に直接収容することができる。
また、第1重なり部54cの外面および第2重なり部54dの外面は、露出部54bの外面にそれぞれ溶着されている。同様に、第1重なり部55cの外面および第2重なり部55dの外面は、露出部55bの外面にそれぞれ溶着されている。これによって、ブランク板20Aの紙層42の弾性に起因して底部21が浮くこと、すなわち底部21の平坦性が低くなることを抑制することができる。このことにより、容器20の自立性をより高めることができる。
なお図3および図4に示す例においては、横面側底板54,55が容器20の内側に折り込まれる例を示した。しかしながら、ブランク板20Aの下側の端部が収容空間Sに露出しない限りにおいて、横面側底板54,55を折り込む方法が特に限られることはない。例えば横面側底板54,55が容器20の外側に折り込まれ、そして横面側底板54,55が横面板24,25に接合されてもよい。
次に、ブランク板20Aの左右方向における端部の好ましいヒートシール方法について説明する。図5(a)(b)は、接合片34を第1前面板22(1)にヒートシールする方法の一例を示す断面図である。図5(a)(b)に示す例においては、いわゆるスカイブヘミング処理が実施される。この場合、はじめに図5(a)に示すように、接合片34の端部から所定の領域にわたって、外側溶着層41を除去するとともに紙層42の厚みの一部を削る。例えば紙層42の厚みをその他の部分の厚みの約半分とする。次に図5(b)に示すように、接合片34のうち紙層42の厚みが削られた部分を外側に折り返す。その後、図5(b)に示すように、接合片34の折り返された部分の内側溶着層43と、第1前面板22(1)の内側溶着層43との間をヒートシールする。また、接合片34のうち紙層42の厚みが削られた部分に隣接する部分の外側溶着層41と、第1前面板22(1)の内側溶着層43との間をヒートシールする。これによって、接合片34の端部の紙層42が容器20の収容空間Sに対して露出しないよう、接合片34と第1前面板22(1)との間をヒートシールすることができる。このように構成することにより、数ヶ月程度の長期間に亘って、油を含むものや液体等の内容物を容器20に収容することができる。
(取り都合について)
ところでブランク板20Aは、一般に図6に示すように、素材板50を所定の形状に切り出すまたは打ち抜くことによって得られる。この場合、1つの素材板50から多数のブランク板20Aを得るためには、すなわち高い取り都合を実現するためには、ブランク板20Aの輪郭が、複数のブランク板20Aを並べることが容易な形状となっていることが好ましい。例えば図3に示すように、ブランク板20Aの輪郭が矩形に近い形状となっていることが好ましい。
ここで本実施の形態によれば、上述のように、前面板22、後面板23、一対の横面板24,25および接合片34は各々、ブランク板20Aにおいて、一方向に並ぶよう配置されている。また上述のように、前面板22および後面板23の頂縁30a,30bは、底縁31a,31bよりも長くなっている。さらに、各横面板24,25の一対の側縁32,33は、上端30において互いに鋭角に交わっている。この結果、ブランク板20Aの輪郭の形状を、矩形に近い形状にすることができる。例えば、ブランク板20Aに外接する矩形20A’を、図3に二点鎖線で描く。この際、本実施の形態によれば、前面板22、後面板23、一対の横面板24,25および接合片34が一方向に並んでいない場合に比べて、矩形20A’のうちブランク板20Aによって占められている部分の比率を高くすることができる。これによって、1つの素材板50から多数のブランク板20Aを得ることが可能となる。すなわち、高い取り都合を達成することができる。
また本実施の形態によれば、ブランク板20Aにおいて、前面板22および後面板23は台形の形状を有し、横面板24,25は三角形の形状を有し、かつ、前面板22が第1前面板22(1)および第2前面板22(2)に分割されている。また、前面板22を2つに分割する線は、前面板22の頂縁30aに直交するよう延びている。このため、ブランク板20Aにおいて前面板22が分割されていない場合に比べて、ブランク板20Aの輪郭をより矩形に近い形状とすることができ、これによって、矩形20A’のうちブランク板20Aによって占められている部分の比率をより高くすることができる。このことにより、さらに高い取り都合を達成することができる。また、前面板22を図3に示すように2つの部分に分割することにより、ブランク板20Aに外接する矩形20A’の縦方向と、接合片34の長手方向とを平行にすることができる。このため、生産工程における流れ方向が矩形20A’の縦方向に平行な方向となっている場合に、搬送されているブランク板20Aの接合片34に対してヒートシールするために加熱する作業を容易化することができる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用および効果について説明する。ここでは、はじめに、容器20を製造する方法について説明する。その後、容器20の使用方法の一例について説明する。
容器の製造方法
図7(a)(b)は、容器20を製造する方法の一例を示す図である。はじめにブランク板20Aを準備し、次に、4つの側面板22,23,24,25の位置を固定する。すなわち図7(a)に示すように、接合片34と前面板22とをヒートシールにより接合する。この際、容器20の底部は開放された状態としておく。その後、図7(b)に示すように、各底板52〜55を内側へ折り畳む。次に、加熱機構62を用いて各底板52〜55を外側から加熱する。これによって、各溶着部52a〜55aの内側溶着層43が溶融し、この結果、各溶着部52a〜55aが上述の組合せで互いにヒートシールされる。このようにして、図1Aに示す容器20を得ることができる。この際、各重なり部52c〜55c,52d〜55dの内側溶着層43が溶融し、そして各重なり部52c〜55c,52d〜55dが上述の組合せでヒートシールされてもよい。
この際、好ましくは、図7(b)に示すように、棒状の押圧機構61を上端30の開口部30mから容器20の内部へ挿入する。そして、押圧機構61および加熱機構62を用いて各底板52〜55を挟圧する。これによって、各溶着部52a〜55aおよび各重なり部52c〜55c,52d〜55dにおけるヒートシールをより強固なものとすることができる。好ましくは図7(b)に示すように、棒状の押圧機構61の先端には、容器20の底部21よりも小さい面積を有する板状部材61aが取り付けられている。これによって、各底板52〜55をより広域にわたって均一に挟圧することができる。これによって、各溶着部52a〜55aおよび各重なり部52c〜55c,52d〜55dにおけるヒートシールをより均一かつ強固なものとすることができる。
容器の使用方法
次に図8(a)(b)を参照して、容器20の使用方法の一例について説明する。
図8(a)(b)に示すように、本実施の形態による容器20においては、横面板24,25の一対の側縁32,33の間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなるよう横面板24,25が構成されている。この結果、上端30の周辺において横面板24,25の一対の側縁32,33の間の間隔が小さくなっている。従って消費者は、横面板24,25を片手で容易に挟み込むことができ、このため消費者は、容器20を容易かつ安定に保持することができる。また図8(a)(b)に示すように、前面板22の一対の側縁32の間の間隔および後面板23の一対の側縁33の間の間隔は、少なくとも上端30の周辺において、底部21から離れるにつれて大きくなっている。このため、消費者が片手で横面板24,25を挟み込む場合に、消費者の手から容器20が下方に滑り落ちることを抑制することができる。すなわち、容器20の保持性をさらに向上させることができる。
また本実施の形態による容器20において、前面板22の頂縁30aと後面板23の頂縁30bとの間は固定されていない。すなわち、前面板22の頂縁30aと後面板23の頂縁30bとの間の間隔は、その全域にわたって可変になっている。このため、消費者が横面板24,25を互いに内側に向けて押すと、図8(a)に示すように、上端30の開口部30mが広がる。すなわち、片手で容器20の横面板24,25を安定に保持しながら、開口部30mの大きさを容易に調整することができる。従って、容器20に収容されている内容物を容易に取り出すことができる。
また本実施の形態によれば、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなっている。この結果、上端30の周辺において前面板22と後面板23との間の間隔が小さくなっている。このため、容器20に収容されている内容物が液体である場合、開口部30mから流れ出る液体の方向を安定に制御することができる。
また本実施の形態によれば、上述のように、前面板22と後面板23との間の間隔が、底部21から離れるにつれて小さくなっている。このため、消費者が横面板24,25を内側に向けて押すことを止めると、広がっていた開口部30mを元に戻そうとする力が前面板22および後面板23から生成される。このため図8(b)に示すように、消費者によって保持されていないときの容器20の開口部30mの大きさを十分に小さくすることができ、これによって、容器20に収容されている内容物を適切に保護することができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を参照しながら、変形の一例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
ブランク板の変形例
上述の本実施の形態によるブランク板20Aにおいて、側面板22,23,24,25のうちの1つが、接合片34によって2つの部分に分割されている例を示した。しかしながら、これに限られることはなく、図9に示すように、ブランク板20Aにおいて容器20の側面板22,23,24,25を構成するための部分が各々、連続した部分として区画されていてもよい。この場合、接合片34は、側面板22,23,24,25のうちの1つの側面板に、当該側面板の側縁(罫線)を介して連接される。例えば図9に示すように、側縁32を介して横面板24に接合片34が連接される。この場合、接合片34と前面板22とがヒートシールによって接合される。なお図9に示す例において、側縁32を介して前面板22に接合片34が連接されていてもよい。この場合、接合片34と横面板24とがヒートシールされる。
容器の第1の変形例
また、容器20の上端30に、前面板22の頂縁30aと後面板23の頂縁30bとの間を閉鎖するための閉鎖部27が設けられていてもよい。図10は、閉鎖部27が設けられた容器20を示す斜視図であり、図11Aは、図10に示す容器20を作製するためのブランク板20Aを示す平面図である。図10および図11Aに示すように、例えば閉鎖部27は、頂縁30aを介して前面板22に連接された第1天板27aと、頂縁30bを介して後面板23に連接された第2天板27bと、を含んでいる。この場合、第1天板27aの内側溶着層43と第2天板27bの内側溶着層43とをヒートシールすることにより閉鎖部27が得られる。
また本変形例において、容器20の上部に切断部分26が形成されていてもよい。切断部分26とは、容器20を開封するための加工が施されている部分のことである。図10および図11Aにおいては、容器20に、前面板22、後面板23および一対の横面板24,25を横断する一連の切断部分26が形成される例が示されている。好ましくは、切断部分26は、容器20のうち前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなる部分に形成される。
開封するための加工としては、例えばミシン目や切欠などが挙げられる。例えば図11Aに示す例において、切断部分26は、ブランク板20Aに形成された複数の点線状のハーフカット部26aの集合体として構成されている。図11Bは、ブランク板20Aの切断部分26周辺を、図11Aに示す線XIB−XIBに沿って見た場合を示す断面図である。図11Bに示すように、切断部分26の各ハーフカット部26aは、少なくとも紙層42を切断するとともに、少なくとも内側溶着層43には達しないよう構成されている。これによって、内容物が漏れ出す、あるいは、容器20のバリア性が切断部分26によって劣化することを防ぐことができる。このようなハーフカット部43aを形成するための方法が特に限られることはない。例えば、積層される前の紙層42を、カッターを用いて切断し、これによってハーフカット部43aを形成することができる。また、外側溶着層41と紙層42とを積層し、この積層体をカッターで切断し、これによってハーフカット部43aを形成することができる。なお、バリア性を補完することを目的として中間層44が設けられている場合、ハーフカット部43aは、中間層44にも達しないよう構成されることが好ましい。一方、機械的強靭性、耐屈曲性、耐衝撃性、耐寒性、耐熱性等を補完するために中間層44が設けられている場合、ハーフカット部43aが中間層44に達していてもよい。
なお図11Aおよび図11Bにおいては、切断部分26の点線状のハーフカット部26aが、容器20の上下方向において複数段にわたって形成される例を示した。しかしながら、容器20を適切に開封することができる限りにおいて、ハーフカット部26aの具体的な配置が特に限られることはない。例えば切断部分26が、容器20の左右方向に沿って一段で配置された複数の点線状のハーフカット部26aから構成されていてもよい。
なお上述のように、容器20は、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなるよう構成されている。従って、切断部分26における前面板22と後面板23との間の間隔dは、底部21における前面板22と後面板23との間の間隔dよりも小さくなっている。ところで、前面板22、後面板23および一対の横面板24,25を横断する一連の切断部分26を形成する場合、消費者は一般に、切断部分26の近傍で前面板22および後面板23を掴むことによって容器20を開封する。この場合、切断部分26における前面板22と後面板23との間の間隔dが小さいほど、消費者が前面板22および後面板23を掴むことが容易になる。一方、切断部分26における前面板22と後面板23との間の間隔dが小さすぎると、開封された後の容器20の開口部が小さくなってしまう。切断部分26における前面板22と後面板23との間の間隔dは、これらの長所および短所のバランスを考慮して適宜設定される。好ましくは、切断部分26における前面板22と後面板23との間の間隔dが1〜10mmの範囲内となっており、さらに好ましくは3〜8mmの範囲内となっている。
本変形例において、一対の横面板24,25は、必要に応じて上下方向に沿って折り曲げられ得るよう構成されていてもよい。例えば図10に示すように、各横面板24,25に、切断部分26と交わり、かつ容器20の上端30から底部21に至るまで延びる罫線24a,25aが形成されていてもよい。この場合、各罫線24a,25aは、好ましくは、各罫線24a,25aが外方に突出する態様で各横面板24,25を折り曲げること(いわゆる山折り)、および、各罫線24a,25aが内方に押し込まれる態様で各横面板24,25を折り曲げること(いわゆる谷折り)の両方を状況に応じて実現できるよう構成されている。なお前述または後述の実施の形態や変形例による容器20の横面板24,25にも、罫線24a,25aが形成されていてもよい。
〔容器の開封方法〕
次に図12(a)(b)を参照して、本変形例による容器20を開封する方法の一例について説明する。はじめに消費者は、容器20の切断部分26の周辺に両手を配置する。図12(a)において、消費者の右手の親指が配置される箇所および左手の親指が配置される箇所の一例が、それぞれ符号f(1)およびf(2)によって示されている。なお親指以外の指は、後面板23側に配置されている。ここで上述の図10および図11Aに示されるように、前面板22および後面板23の頂縁30a,30bは、底縁31a,31bよりも長くなっている。このため、頂縁30a,30bと底縁31a,31bとが同一の長さを有する場合に比べて、容器20のうち切断部分26よりも底部21側の部分を消費者が把持し易いことが期待される。
次に消費者は、それぞれの手で前面板22および後面板23を掴み、これによって、前面板22と後面板23との間の間隔が狭まる。ここで本実施の形態によれば、上述のように、前面板22と後面板23との間の間隔が、底部21から離れるにつれて小さくなっている。このため、消費者は、前面板22と後面板23とを容易に接触させることができ、これによって、前面板22および後面板23を切断部分26に沿って切断する作業を容易化することができる。なお図12(b)において、開封された後の容器20の下側部分である本体部が符号36で示されており、上側部分である蓋部が符号37で示されている。
図12(a)に示す段階において、好ましくは、一対の横面板24,25の罫線24a,25aが山折りの状態となるよう、前面板22および後面板23が掴まれる。これによって、前面板22と後面板23とをより容易に接触させることができ、このことにより、切断作業をさらに容易化することができる。
〔容器の閉鎖方法〕
また、本体部36から切り離された蓋部37を用いて、本体部36の上端の開口部を閉鎖することができる。これによって、本体部36の上端が開放状態となっている場合に比べて、容器20内の内容物が湿気などによって劣化することを抑制することができる。また、容器20の内部に空気中の塵などが入ってしまうことを防ぐことができる。
なお、蓋部37を用いて本体部36の上端を閉鎖する際、好ましくは図13(a)に示すように、はじめに、本体部36のうち少なくとも蓋部37が被せられる部分の横面板24,25の罫線24a,25aが谷折りの状態となるよう、罫線24a,25aを内側に押し込む。一方、蓋部37の横面板24,25の罫線24a,25aは、山折りの状態のままとする。このように本体部36および蓋部37で山折りの状態と谷折りの状態とを使い分けることにより、図13(a)に示すように、本体部36の幅w’を、蓋部37の幅w”よりも小さくすることができる。これによって、図13(b)に示すように、蓋部37を本体部36に被せる作業を容易化することができる。また、蓋部37を被せることに起因して本体部36が変形してしまうことを抑制することができる。
また、前面板22の一対の側縁32の間の間隔、および、後面板23の一対の側縁33の間の間隔は、少なくとも切断部分26の周辺において、底部21から離れるにつれて大きくなっている。この場合、本体部36の上端が蓋部37の内部に挿入されるにつれて、本体部36の上端の幅と、本体部36の上端の周囲における蓋部37の幅との差が大きくなる。このため、蓋部37を本体部36に被せる作業をさらに容易化することができる。
容器のその他の変形例
また図14に示すように、容器20の前面板22および後面板23に、切断部分26から底部21に向かって延びる罫線22a,23aが形成されていてもよい。この場合、開封後に本体部36の一対の横面板24,25を内側に向けて押すと、罫線22a,23aに沿って山折り状態で前面板22および後面板23を折り曲げることができる。これによって、本体部36の上端を十分に開口させることができ、このことにより、容器20内の内容物を容易に取り出すことができる。好ましくは、罫線22a,23aは、上下方向において前面板22,後面板23を二等分する位置に形成される。これによって、本体部36の上端に形成される開口の面積を最大化することができる。なお図示はしないが、容器20に切断部分26が設けられていない場合であっても、罫線22a,23aが前面板22および後面板23に形成されていてもよい。この場合、罫線22a,23aは、前面板22および後面板23の頂縁30a,30bから底部21に向かって延びるよう形成される。なお前述または後述の実施の形態や変形例による容器20の前面板22および後面板23にも、罫線22a,23aが形成されていてもよい。なお、図1Aや後述する図17に示すような、上端が開口した容器20の場合、罫線22a,23aは、前面板22および後面板23の頂縁30a,30bから底縁31a,31bに向かって延びるよう前面板22および後面板23に形成される。
また図10に示す変形例において、各横面板24,25に形成されている罫線24a,25aが、容器20の上端30から底部21に至るよう延びている例を示した。しかしながら、切断部分26の周辺における横面板24,25の山折り状態または谷折り状態を実現することができる限りにおいて、罫線24a,25aは様々に設計され得る。例えば図15に示すように、罫線24a,25aは、底部21には至らないよう上端30から底部21に向かって延びていてもよい。
また図10に示す変形例において、切断部分26が、前面板22、後面板23および一対の横面板24,25を横断するよう形成されている例を示した。しかしながら、容器20に収容されている内容物を取り出すことができるよう容器20が開封される限りにおいて、切断部分26の具体的な構成が限られることはない。例えば図16に示すように、切断部分26は、前面板22、後面板23、横面板24および閉鎖部27を通るよう斜めに形成されていてもよい。
また上述の本実施の形態による容器20において、容器20の全域にわたって、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなっている例を示した。しかしながら、容器20の保持性が十分に確保される限りにおいて、具体的な構成が特に限られることはない。例えば図17に示す変形例において、一対の横面板24,25の側縁32,33は、容器20の上端30において鋭角に交わる第1側辺32a,33aと、底部21に連結されるとともに底部21に対して垂直に延びる第2側辺32b,33bと、を含んでいる。この場合、第2側辺32b,33bに対応する部分においては、前面板22と後面板23との間の間隔が、底部21からの距離によらず一定である。一方、第1側辺32a,33aに対応する部分においては、前面板22と後面板23との間の間隔が、底部21から離れるにつれて小さくなっている。この場合、第1側辺32a,33aの長さや、第1側辺32a,33aの間に形成される角度などを適切に調整することにより、上端30の周辺における前面板22と後面板23との間の間隔を十分に小さくすることができる。これによって、容器20の良好な保持性を確保することができる。
前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなっている範囲、すなわち、第1側辺32a,33aが存在している範囲は、容器20に求められる容積や、良好な封止性を実現するために求められる、上端30における前面板22と後面板23との間の間隔dの値に応じて適宜設定される。例えば、前面板22と後面板23との間の間隔は、少なくとも前面板22および後面板23の半分以上の領域にわたって、底部21から離れるにつれて小さくなっていればよい。例えば図17に示すように、前面板22と後面板23との間の間隔は、前面板22および後面板23の上半分を含む領域にわたって、底部21から離れるにつれて小さくなっている。
好ましくは、横面板24,25の一対の第1側辺32a,33aの長さは同一になっている。これによって、容器20の形状の対称性を高くすることができ、このことにより、消費者が前面板22および後面板23をより容易に掴むことができる。
また本変形例によれば、横面板24,25の側縁32,33が上述の第1側辺32a,33aおよび第2側辺32b,33bを含むことにより、前面板22および後面板23の側縁32,33が各々、少なくとも部分的に、容器20の内側に向かって凸となる形状を有している。このため、容器20に収容されている内容物が外に飛び出してしまうことを抑制することができる。なお「内側に向かって凸となっている部分」とは、外箱20の上端30と底部21とを結ぶ線よりも内側に位置する部分のことである。例えば図17において前面板22の1つの側縁32について示すように、側縁32のうち線32’よりも内側に位置する部分のことである。ここで線32’は、上端30のうち側縁32と交わる点と、底部21のうち側縁32と交わる点と、を結ぶことにより得られる仮想的な線である。
図18は、図17に示す容器20を作製するためのブランク板20Aを示す平面図である。図18に示すように本変形例において、横面板24,25はそれぞれ、第1側辺32a,33a、第2側辺32b,33bおよび底縁21c、21dを含む五角形として構成されている。また前面板22および後面板23はそれぞれ、台形と矩形とを結合した形状を有する部分として構成されている。
なお、前面板22および後面板23の側縁32,33を少なくとも部分的に内側に向かって凸とするための構成が、図17および図18に示される構成に限られることはない。例えば、第2側辺32b,33bは、底部21に対して垂直に延びるものでなくてもよい。また第2側辺32b,33bは、複数の側辺から構成されていてもよい。例えば、ブランク板20Aにおける横面板24,25の形状が七角形やその他の多角形となるよう、側縁32,33の各側辺が構成されていてもよい。
また図17に示す変形例において、各側面板22,23,24,25には、各側面板22,23,24,25の側縁32,33における変曲点をつなぐ罫線22b,23b,24b,25bが形成されていてもよい(図19参照)。これによって、各側面板22,23,24,25の面形状の安定性を向上させることができる。ここで変曲点とは、第1側辺32a,33aと第2側辺32b,33bとの間の連結点のことである。
また図17に示す変形例においても、上述の変形例の場合と同様に、前面板22の頂縁30aと後面板23の頂縁30bとの間を閉鎖するための閉鎖部27が設けられていてもよい(図20参照)。また、容器20の上部に切断部分26が形成されていてもよい。この場合、前面板22と後面板23との間の間隔が底部21から離れるにつれて小さくなっている範囲、すなわち、第1側辺32a,33aが存在している範囲は、容器20に求められる容積や、良好な開封性を実現するために求められる、切断部分26における前面板22と後面板23との間の間隔dの値に応じて適宜設定される。
次に、上述の実施の形態および各変形例の容器の好適な使用例について説明する。図1Aや図17のように、容器20の上端30が開口している容器20の場合は、1回で使い切られる若しくは食べきられる内容物であって、液体あるいは油を含む内容物を収容する容器として好適に使用することができる。このような内容物としては、例えば、鶏の唐揚げやフライドポテトを挙げることができる。
一方、図10や図20のように、閉鎖部27などによって容器20の上端30が閉口している容器20の場合は、容器20が密封性を有することができる。この場合、容器20は、缶、瓶、プラスチック容器の代替容器として使用することができる。また、スナック等のお菓子を収容する容器として使用することもできる。
20 容器
20A ブランク板
21 底部
22 前面板
23 後面板
24,25 横面板
26 切断部分
27 閉鎖部
30 上端
32,33 側縁
34 接合片
36 本体部
37 蓋部
41 外側溶着層
42 紙層
43 内側溶着層
44 中間層
45 接着層

Claims (12)

  1. ブランク板を折り畳むことにより作製される、上端が閉鎖された容器であって、
    底部と、前記容器の収容空間を画定するよう前記底部に連接された複数の側面板と、を有し、
    前記複数の側面板は、互いに対向する前面板および後面板と、前記前面板および前記後面板の間に配置され、互いに対向する一対の横面板と、を含み、
    前記前面板と前記後面板との間の間隔は、少なくとも前記前面板および前記後面板の半分以上の領域にわたって、前記底部から離れるにつれて小さくなり、
    前記ブランク板は、前記収容空間に面する側から順に積層された内側溶着層、紙層および外側溶着層を含み、
    前記底部は、前記ブランク板の端部のうち前記底部に対応する端部が前記収容空間に対して露出しないよう構成されており、
    前記容器のうち前記前面板と前記後面板との間の間隔が前記底部から離れるにつれて小さくなる部分に、前記前面板、前記後面板および前記一対の横面板を横断する一連の切断部分が形成されており、
    前記横面板に、前記切断部分と交わるよう前記容器の上端から前記底部に向かって延びる罫線が形成されている、容器。
  2. 前記前面板および前記後面板は各々、前記一対の横面板に接する一対の側縁を有し、
    前記前面板の前記一対の側縁の間の間隔、および、前記後面板の前記一対の側縁の間の間隔は、少なくとも前記切断部分の周辺において、前記底部から離れるにつれて大きくなっている、請求項に記載の容器。
  3. 前記容器のうち前記前面板と前記後面板との間の間隔が前記底部から離れるにつれて小さくなる部分は、前記容器の上端に至る、請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記底部は、前記前面板に連接されるとともに先端に溶着部を有する前面側底板と、前記後面板に連接されるとともに先端に溶着部を有する後面側底板と、前記一対の横面板にそれぞれ連接されるとともに先端に溶着部を有する一対の横面側底板と、を有し、
    前記一対の横面側底板はそれぞれ、前記前面側底板および前記後面側底板に連接されており、かつ、前記ブランク板の端部のうち前記底部に対応する端部が前記収容空間に対して露出しないよう、前記容器の内側または外側へ折り込まれている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の容器。
  5. 前記前面板および前記後面板は各々、前記底部に接する底縁と、前記底縁に対向する頂縁と、を含み、
    前記頂縁は、前記底縁よりも長い、請求項1乃至のいずれか一項に記載の容器。
  6. 前記前面板および前記後面板は各々、前記一対の横面板に接する一対の側縁を有し、
    前記前面板および前記後面板の前記一対の側縁は各々、前記容器の上端から前記底部に至るよう延びる側辺からなる、請求項1乃至のいずれか一項に記載の容器。
  7. 前記前面板および前記後面板は各々、前記一対の横面板に接する一対の側縁を有し、
    前記前面板および前記後面板の前記一対の側縁は各々、少なくとも部分的に、内側に向かって凸となるよう構成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の容器。
  8. 各横面板は、前記前面板および前記後面板に接する一対の側縁を有し、
    各横面板の前記一対の側縁は、前記容器の上端において互いに鋭角に交わっている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の容器。
  9. 前記前面板および前記後面板に、前記容器の上端側から前記底部側へ延びる罫線が形成されている、請求項1乃至のいずれか一項に記載の容器。
  10. 前記前面板および前記後面板に形成された前記罫線は、前記切断部分に交わっている、請求項に記載の容器。
  11. 前記前面板の頂縁と前記後面板の頂縁との間の間隔が可変である、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の容器。
  12. 請求項1に記載の容器を作製するためのブランク板であって、
    前記容器は、底部と、前記底部に連接された複数の側面と、を有し、
    前記容器の前記複数の側面板は、互いに対向する前面板および後面板と、前記前面板および前記後面板の間に配置され、互いに対向する一対の横面板と、を含み、
    前記容器の前記前面板および前記後面板は各々、前記底部に接する底縁と、前記底縁に対向する頂縁と、を含み、
    前記容器の前記頂縁は、前記底縁よりも長くなっており、
    前記ブランク板は、前記収容空間に面する側から順に積層された内側溶着層、紙層および外側溶着層を含み、
    前記ブランク板において、前記容器の前記前面板、前記後面板および前記一対の横面板は、一方向に並ぶよう配置されており、
    前記一対の横面側底板はそれぞれ、前記前面側底板および前記後面側底板に連接されており、
    前記ブランク板には、前記前面板、前記後面板および前記一対の横面板を横断する一連の切断部分が形成されており、
    前記横面板に、前記切断部分と交わるよう前記容器の上端から前記底部に向かって延びる罫線が形成されている、ブランク板。
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