JP2021095233A - マルチカーエレベーター - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチカーエレベーターにおいて、着床位置補正機構の小型化を図ると共に、補正機構の作動時間の短縮を図る。【解決手段】マルチカーエレベーターの複数台の乗りかご1,2のそれぞれは、乗客又は荷物を搭載するかご室12a,12bと、主索3と接続されかご室を保持するかご枠11a,11bと、かご室をかご枠に対して鉛直方向に駆動して、かご室とかご枠の鉛直方向の距離を補正する着床位置補正部13a,13bと、巻上機4に対するかご枠の鉛直方向の距離を計測するかご枠位置センサ15a,15bと、かご室に搭載された乗客又は荷物の質量を計測する荷重計14a,14bとを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、マルチカーエレベーターに関する。
単位面積当たり、単位時間当たりの輸送人数を向上させるエレベーターとして、同一昇降路を複数台の乗りかごが共有するマルチカーエレベーターが考えられている。マルチカーエレベーターには様々な方式のものがあるが、1つの方式として、2台の乗りかごを1組の主索で連結し、この主索を1台の巻上機で駆動する構成の連結式マルチカーエレベーターがある。
連結式マルチカーエレベーターでは、乗客などの積載物の重量によって主索の伸びが変動したり、経年的に伸びが増大したりするため、同時に2台の乗りかごを着床させることが困難になる場合があった。なお、本明細書での「着床」とは、乗りかごの床と乗場の床の高さが揃うように、つまり乗りかごの床と乗場の床の高さがほぼ一致した状態で、乗りかごの床を停止させることを意味する。
このような課題に対して、特許文献1には、1台の乗りかごを巻上機の制御で着床させた後、他の乗りかごは当該乗りかごの床の高さを調整するための専用の駆動装置である着床位置補正機構を制御して着床させる方法が開示されている。
特開2010−208781号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、巻上機の制御で着床させた乗りかごから離れた位置の乗りかごが、これらの間の主索が長いために主索の伸びも大きくなり、着床位置補正機構による乗りかごの床高さの調整量が大きくなっていた。この大きな調整量を実現するために、大きな調整が可能な大型の着床位置補正機構が必要になるという問題がある。また、調整量が大きいということは、巻上機の停止後に着床位置の補正に要する時間が長くなって、乗りかごの扉が開くまでの時間が長くなるという問題もある。
なお、ここまでの説明では、2台の乗りかごを1組の主索で連結した連結式マルチカーエレベーターの問題点について説明したが、1組の主索に3台以上の乗りかごが連結されたマルチカーエレベーターの場合にも、着床制御について同様の問題がある。
本発明の目的は、着床位置補正機構の小型化を図ると共に、作動時間の短縮を図ることができるマルチカーエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、複数台の乗りかごが主索で連結されると共に、主索が巻上機で駆動されるマルチカーエレベーターに適用したものである。
そして、複数台の乗りかごのそれぞれは、乗客又は荷物を搭載するかご室と、主索と接続されかご室を保持するかご枠と、かご室をかご枠に対して鉛直方向に駆動して、かご室とかご枠の鉛直方向の距離を補正する着床位置補正部と、巻上機に対するかご枠の鉛直方向の距離を計測するかご枠位置センサと、かご室に搭載された乗客又は荷物の質量を計測する荷重計と、を備える。
本発明によれば、基準伸びに起因する着床誤差を複数台の乗りかごの着床位置補正部で分担して補正することができ、それぞれの乗りかごの着床位置補正部で補正する最大ストロークを低減することができる。さらに、行先の乗場に到着する前に着床位置補正部を駆動することができ、扉が開くまでの時間を短縮できるようになる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態例によるマルチカーエレベーターの構成例を示す正面図である。 本発明の一実施の形態例による制御装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例による着床制御処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態例によるマルチカーエレベーターの構成例を示す正面図である。 本発明のさらに他の実施の形態例によるマルチカーエレベーターの構成例を示す正面図である。 図5のマルチカーエレベーターの上面図である。
以下、本発明の一実施の形態例を、図1〜図3を参照して説明する。
[1.マルチカーエレベーターの構成]
図1は、本実施の形態例のマルチカーエレベーターの構成を示す。
図1の例は、2台の乗りかご1、2が1組の主索3で連結された連結式マルチカーエレベーターとしたものである。
2台の乗りかご1,2は1組の主索3で連結され、主索3は巻上機4に巻き掛けられている。そして、乗りかご1,2が昇降する昇降路には、複数の乗場5a,5bが設けられている。図1では説明を簡単にするために、乗りかご1,2毎に1つの階の乗場5a,5bのみを示すが、実際には乗りかご1,2が停止可能なすべての階に乗場5a,5bが設けられている。
2台の乗りかご1,2は同じ構成であり、乗りかご1,2が備える各構成要素については、一方の乗りかご1は符号の末尾に「a」を付し、他方の乗りかご2は符号の末尾に「b」を付して区別する。
乗りかご1,2は、かご枠11a,11bと、かご室12a,12bと、着床位置補正部13a,13bと、荷重計14a,14bと、かご枠位置センサ15a,15bと、床高さセンサ16a,16bとを備える。
かご枠11a,11bは、主索3の一端3E−1と他端3E−2に連結されている。
かご室12a,12bは、乗客又は荷物を積載する。かご室12a,12bは不図示のかご内ドアを備え、各乗場5a,5bに停止したとき、乗場側ドアと連動してかご内ドアが開く。
着床位置補正部13a,13bは、かご枠11a,11bに対してかご室12a,12bを鉛直方向(図中の上下方向)に駆動する。
荷重計14a,14bは、かご室12a,12bの積載荷重を計測する。
かご枠位置センサ15a,15bは、かご枠11a,11bの昇降路内での高さ方向位置を計測する。それぞれのかご枠位置センサ15a,15bは、昇降路側に固定された目印との相対位置を計測するものであり、この目印はそれぞれの乗場5a,5b付近に離散的に配置されるものであっても、昇降路の略全長に亘って配置されるものであってもよい。
床高さセンサ16a,16bは、乗場5a,5bとかご室12a,12bとの床高さの差を検出する。
巻上機4の駆動による乗りかご1,2の昇降は、制御装置100による制御で行われる。この制御装置100には、荷重計14a,14bが計測した各かご室12a,12bの積載荷重と、かご枠位置センサ15a,15bの計測値と、床高さセンサ16a,16bが検出した床高さの差とが供給される。
制御装置100は、各かご室12a,12bの積載荷重と各センサ15a,15b,16a,16bに基づいて、巻上機4の駆動状態と着床位置補正部13a,13bでの補正量を制御する。
[2.制御装置の構成]
図2は、制御装置100のハードウェア構成例を示す。
制御装置100は、コンピュータ装置で構成することができる。
図2に示す制御装置(コンピュータ装置)100は、バスにそれぞれ接続されたCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103とを備える。さらに、制御装置100は、不揮発性ストレージ104と、ネットワークインタフェース105と、入出力部106とを備える。
CPU101は、制御装置100での制御処理を実行するソフトウェアのプログラムコードをROM102から読み出して実行する演算処理部である。
RAM103には、演算処理の途中に発生した変数やパラメータ等が一時的に書き込まれる。
不揮発性ストレージ104には、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの大容量情報記憶媒体が用いられる。不揮発性ストレージ104には、制御装置100が実行する制御機能についてのプログラムが記録される。ここでのプログラムには、乗りかごの着床制御を行うプログラムが含まれる。
ネットワークインタフェース105には、例えば、NIC(Network Interface Card)などが用いられる。ネットワークインタフェース105は、外部(エレベーター監視装置など)と各種情報の送受信を行う。
入出力部106は、荷重計14a,14bや各センサ15a,15b,16a,16bの計測値などを取得する。また、入出力部106は、巻上機4や着床位置補正部13a,13bに対して、その駆動を制御する指令などを出力する。
なお、制御装置100を図2に示すコンピュータ装置で構成するのは一例であり、コンピュータ装置以外のその他の演算処理装置で構成してもよい。例えば、制御装置100が行う機能の一部又は全部を、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハードウェアによって実現してもよい。
[3.着床時の制御例]
図3は、制御装置100の制御で実行される、乗りかご1,2の着床時の処理の流れを示すフローチャートである。
制御装置100が乗りかご1,2の着床を制御する際には、主索3の伸びを考慮して制御する。
ここで、主索3の伸びについて説明すると、張力Pが作用するときの主索の全長LFは、次の[式1]で示される。
[式1]において、L0は主索3に張力が作用しない状態での長さである主索3の自然長(張力が作用しない状態での長さ)、KEは主索の単位長さ当たりの弾性係数、Pは主索3の両端に作用する張力を、raは、主索3の経年的な伸びの自然長L0に対する割合である。
LF=L0(1+ra+KE×P)・・・(式1)
なお、主索3の経年的な伸びは、使用条件によっては、張力に起因する弾性伸びよりも大きくなる場合があることが知られている。すなわち、[式1]の右辺の第2項は、第3項よりも大きくなる場合がある。また、エレベーターでは着床している間に乗客の乗降があるので、積載荷重が変化し、その結果、主索3の弾性伸びも変化する。
そこで、制御装置100は、2台の乗りかご1,2それぞれの積載荷重による主索3の弾性伸びを、それぞれの着床位置補正部13a,13bで補償するように配慮している。さらに、制御装置100は、乗りかご等の自重による弾性伸びや経年的な伸びについて、2台の着床位置補正部13a,13bが均等に補償されるように制御している。
以下、図3のフローチャートに基づいて、制御装置100による巻上機4と着床位置補正部13a,13bの制御処理の流れを説明する。
まず、制御装置100は、主索3の自然長の配分を行う(ステップS11)。
すなわち、制御装置100は、主索3の伸びのうち、積載荷重に依存しない成分を求める。ここでは、主索3の据付時に計測した自然長をL00とし、暫定的にこれを巻上機4から乗場5a,5bまでの距離H1、H2の比率で分配する。このとき、主索3の全長のうち、巻上機4に巻き掛かっている区間の長さは微小であるので、この区間の主索3の伸びは無視される。また、乗りかご1側の主索3の自然長L10は、[式2]で算出される。同様に、乗りかご2側の主索3の自然長L20は、[式3]で算出される。
[式2]、[式3]において、Dsは巻上機4の直径である。
L10=(L00−Ds×π÷2)×H1÷(H1+H2)・・・(式2)
L20=(L00−Ds×π÷2)×H2÷(H1+H2)・・・(式3)
次に、制御装置100は、無積載でのかご枠停止位置を算出する(ステップS12)。
ここでは、制御装置100は、自然長Ln0、積載荷重がゼロのときの張力Pn0、ならびに後述する方法で更新されるraを[式1]に代入して、この状態でのかご枠11a,11bの位置L1’,L2’を算出する。
さらに、かご枠11a,11bの高さをHf、各着床位置補正部13a,13bのストロークが中央の状態で、かご枠11a,11bの底部からかご室12a,12bの床までの距離をY1,Y2とおく。上述のようにして算出したL1’,L2’に基づくと、着床誤差、すなわち、かご室12aの床と乗場5aの床の高さの差は、[式4]でdY1として算出される。同様に、かご室12bの床と乗場5bの床の高さの差は、[式5]でdY2として算出される。
dY1=L1’+Hf−Y1−H1・・・(式4)
dY2=L2’+Hf−Y2−H2・・・(式5)
この積載荷重に依存しない主索3の伸びに起因する着床誤差を2台の着床位置補正部13a,13bで均等に補償するためには、乗りかご1のかご枠11aの停止位置L1zは、[式6]、で算出され、乗りかご2のかご枠11bの停止位置L2zは、[式7]で算出される。
L1z=L1’−dY1+(dY1+dY2)÷2・・・(式6)
L2z=L2’−dY2+(dY1+dY2)÷2・・・(式7)
このとき、それぞれの乗りかご1,2の主索3の自然長L1r、L2rは、[式1]の左辺に[式6]、[式7]のL1z、L2zを代入し、上記と同じra、P10、P20を右辺の各項に代入して算出される。
このようにして、積載荷重に起因する弾性伸び成分を除いた長さの主索3の両端それぞれから、主索3に接続された乗りかご1,2を停止させようとする乗場5a,5bまでの距離が互いに等しくなる位置を求める処理が行われる。
再び図3に戻って説明を続ける。制御装置100は、かご室12a,12bの床と乗場5a,5bの床の高さの一方の差dY1と他方の差dY2の2つの値に、閾値を超える大きな差があるか否かを判断する(ステップS13)。このステップS13で、2つの値dY1とdY2の差が大きいと制御装置100が判断した場合には(ステップS13のYES)、このL1r又はL2rに基づいて、主索3の自然長L00を配分し、ステップS12の演算を繰り返す。
そして、ステップS13で、一方の差dY1と他方の差dY2の2つの値の差が閾値以下で小さいと制御装置100が判断した場合は(ステップS13のNO)、積載荷重に依存しない主索3の伸びに起因する着床誤差が2台の着床位置補正部13a,13bで均等に補償することになる。このとき、制御装置100は、実際の積載荷重でのかご枠停止位置の算出に移る(ステップS14)。
ここは、制御装置100は、ステップS12で算出した、一方の乗りかご1側の主索3の自然長L1r、ならびに、実際の積載荷重から算出した主索3の張力P1を[式1]に代入して、乗りかご1側の主索3の長さ、すなわち、巻上機4からかご枠11aまでの距離L1を算出する。
そして、制御装置100は、ステップS14で算出したかご枠停止位置に乗りかご1が停止するように、巻上機4の駆動を開始する(ステップS15)。すなわち、ステップS14で算出した、巻上機4から乗りかご1のかご枠11aまでの距離L1を実現するように、かご枠位置センサ15aの計測値を用いて、制御装置100が巻上機4の駆動を開始する。
ステップS15での制御装置100による巻上機4の駆動制御が開始されると同時に、制御装置100では、乗りかご1,2の着床位置補正部13a,13bを制御する(ステップS16)。そして、該当する距離L1とする駆動が行われた後、2台の乗りかご1,2のかご枠11a,11bを停止させる。
ここでは、距離L1の位置に乗りかご1のかご枠11aを停止させたとき、乗りかご1のかご枠11aの下端からかご室12aの下端までの距離が、次の[式8]で算出される距離Y1となるように、制御装置100が着床位置補正部13aを制御する。このようにして、乗りかご1のかご室12aが、目的の乗場5aに着床する。
Y1=L1+Hf−H1・・・(式8)
乗りかご2については、乗りかご2のかご枠位置センサ15bでかご枠11bの位置L2を計測し、乗りかご2のかご枠11bの下端からかご室12bの下端までの距離が、次の[式9]で算出される距離Y2となるように、制御装置100が着床位置補正部13bを制御する。このようにして、乗りかご2のかご室12bが、目的の乗場5bに着床する。なお、ステップS16での演算と着床位置補正部13a,13bによる補正は、巻上機4による主索3の駆動開始とほぼ同時に行われるため、巻上機4による主索3の駆動が停止した際には、既に床が揃った状態で着床している。
Y2=L2+Hf−H2・・・(式9)
以上のように着床を制御することで、複数の乗りかご1,2を目的の階の乗場5a,5bに正確に着床させることができる。この場合、基準伸びに起因する着床誤差を2台の乗りかご1,2の着床位置補正部13a,13bで等分して補正するので、それぞれの着床位置補正部13a,13bでの最大の補正量(最大ストローク)を低減することができ、乗りかご1,2に搭載された着床位置補正部13a,13bを小型化できる。
また、積載荷重と行先の乗場の位置は、巻上機が主索を移動させる前に確定しているので、行先の乗場に到着する前に着床位置補正部13a,13bを駆動することができ、乗りかご1,2が停止してから、かごドアと乗場ドアが開くまでの時間を短縮することが可能になる。すなわち、従来は、一方の乗りかごが着床した後に、他方の乗りかごの着床位置補正機構で補正する動作が必要であったが、本実施の形態例の場合には、巻上機が主索を駆動中に着床位置の補正が行われ、乗りかご1,2の停止直後に正しく着床している可能性が高く、かごドアと乗場ドアが開くまでの時間を短縮することができる。
[4.主索の経年的な伸びの補正処理]
各乗りかご1,2の着床を制御する際には、主索3の経年的な伸びを考慮して補正する。
この経年的な伸びを考慮して補正するために、主索3の経年的な伸びの自然長に対する割合raを更新する。ここでは、更新前のraをra[n]と表記し、更新後のraをra[n+1]と表記する。
図3のフローチャートに従って説明した処理で、制御装置100が巻上機4を制御して乗りかご1のかご枠11aを距離L1の位置に停止させた状態を考える。このとき、主索3の据付時に計測した自然長L00から、乗りかご1側の主索3の自然長L1r、ならびに、巻上機4に巻き掛かっている区間の長さを差し引くことで、乗りかご2側の主索3の自然長L2rが算出される。この自然長L2rと実際の乗りかご2の積載荷重から算出されるP2を[式1]に代入して、経年的な伸びの割合ra[n]に基づく乗りかご2のかご枠11bの位置L2aを算出する。そして、位置L2aと計測した乗りかご2のかご枠11bの位置L2との差dL2を算出する。この差を主索3の経年的な伸びの増分と考え、[式10]に基づいて、ra[n+1]を算出する。
ra[n+1]=ra[n]+dL2/L00・・・(式10)
このようにして制御装置100は、主索3の経年的な伸びの増分を学習する学習機能を備えて、その学習機能で得られた主索3の経年的な伸びを考慮して補正することで、主索3の経年的な伸びがあっても適正に着床位置を補正できるようになる。
すなわち、乗場5aに乗りかご1を停止させたときの他の乗りかご2の停止予想位置と、かご枠11bに設置されたかご枠位置センサ15bの計測値とから、主索3の経年的な伸び成分の変化量を算出し、経年的な伸び成分を更新する学習機能を備えることで、経年的な伸びがあっても適正に着床位置を補正できるようになる。
[5.実施の形態例による効果]
以上のようにして、巻上機4と着床位置補正部13a,13bを制御することで、主索3の伸びのうち、乗りかご1,2の積載荷重に依存しない成分は2台の着床位置補正部13a,13bで均等に補正される。そして、それぞれの乗りかごの積載荷重に起因する主索3の伸びは、それぞれの乗りかご1,2の着床位置補正部13a,13bで補正されるようになる。したがって、着床位置補正部13a,13bの最大の補正量(最大ストローク)を低減することができ、乗りかご1,2に搭載された着床位置補正部13a,13bを小型化でき、着床位置補正部13a,13bを搭載するかご枠11a,11bの高さも低減させることができる。
さらに、主索3の経年的な伸びを学習した上で、積載荷重と着床させようとする乗場5の位置に応じて巻上機4と着床位置補正部13a,13bを同時に駆動することができるので、着床までに要する作動時間を短縮することが可能となる。
着床後は、乗客等の積載荷重の変化に応じて、着床位置補正部13a,13bのストロークを調整する。この調整には、かご枠位置センサ15a,15bの計測値と着床位置補正部13a,13bに内蔵したストローク検出器でかご室12a,12bの床と乗場5a,5bの床の間の高さの差を算出し、この算出結果を用いる。あるいは、かご室12a,12bの床と乗場5a,5bの床の間の高さの差を、床高さセンサ16a,16bで直接計測し、この計測値を用いてもよい。
[6.マルチカーエレベーターの他の構成]
図1に示したマルチカーエレベーターは、主索3の一端と他端に乗りかご1,2が接続された連結式マルチカーエレベーターとした。
これに対して、本発明の実施の形態例で説明した着床制御処理は、他の方式のマルチカーエレベーターに適用してもよい。
以下、本発明の実施の形態例で説明した着床制御処理が適用できる、他の方式のマルチカーエレベーターの構成について、図4以降を参照して説明する。
図4は、図1と同様に、巻上機4の回転軸の方向から見たマルチカーエレベーターの構成の正面図である。
図4に示すマルチカーエレベーターは、図1に示すマルチカーエレベーターに対して、下方索6とプーリ7が追加されたものである。下方索6の一端6E1は、一方の乗りかご1の下端に接続され、下方索6の他端6E2は、他方の乗りかご2の下端に接続される。プーリ7は、昇降路の底部に配置される。
図4に示す構成において、その他の部分については、図1に示すマルチカーエレベーターと同様に構成する。
下方索6がないマルチカーエレベーター(図1の例)の場合、例えば、乗りかご1が上昇すると乗りかご2は下降するため、巻上機4を境に乗りかご2側の主索3が長くなる。
巻上機4を境とした主索3の長さの差が大きくなる場合がある、行程が長いエレベーターでは、巻上機4を境とした主索3の張力の差が過大になって、主索3と巻上機4との間の摩擦駆動が成立しない条件がある。
そこで、図4に示すように、下方索6を乗りかご1,2に吊り下げることで、この張力の差を抑制することが可能である。望ましくは、主索3と下方索6の単位長さ当たりの質量を同一にして、主索3と下方索6による張力の差をなくすのが好ましい。
さらに、乗りかご1,2の積載荷重の差による張力の差が大きくなる条件、すなわち、積載荷重の差に対して乗りかご1,2や主索3と下方索6の質量の和が相対的に小さい条件では、摩擦駆動が成立しない。そのため、プーリ7を下方索6で吊るように配置している。張力の差を更に小さくするためにプーリ7に錘を取り付け、下方索6に錘による張力が加わるようにしてもよい。
この図4に示す構成のマルチカーエレベーターの場合にも、上述した図1の構成の場合と同様に着床制御を行うことで、着床位置補正部13a,13bの最大ストロークの低減や作動時間の短縮が可能である。
図5及び図6に示すマルチカーエレベーターは、さらに別の方式のマルチカーエレベーターの構成例を示す。図5は、図1と同様に、巻上機4の回転軸の方向から見たマルチカーエレベーターの構成の正面図である。図6は、昇降路を鉛直上方より見た平面図である。
図5及び図6に示すマルチカーエレベーターでは、2組の主索3a,3bと2組の下方索6a,6bを設け、一方の主索3aを接続点J1,J2で一方の下方索6aに無端状に接続すると共に、他方の主索3bを接続点J3,J4で他方の下方索6bに無端状に接続する。
そして、主索3a,3bと下方索6a,6bとの一方の接続点J1,J3に、連結棒17aを介して一方の乗りかご1を取り付け、主索3a,3bと下方索6a,6bとの他方の接続点J2,J4に、連結棒17bを介して他方の乗りかご2を取り付ける。各連結棒17a,17bは、乗りかご1,2のかご枠11a、11bに固定されている。
主索3a,3bは、それぞれ別の巻上機4a,4bで駆動され、下方索6a,6bについても、それぞれ別のプーリ7a,7bで吊る構成である。
図6の平面図に示すように、水平投影面において、連結棒17a,17bは、乗りかご1,2の対角線とおよそ一致しており、乗りかご1,2と巻上機4a,4bやプーリ7a,7bの投影範囲が重複しないようになっている。
この図5及び図6に示す構成の場合、連結棒17a,17bが巻上機4a,4bやプーリ7a,7bの外周側を通過可能であり、図5に示す2台の乗りかご1,2の走行位置が入れ替わることができる。すなわち、2台の乗りかご1,2が環状運転することができる。
なお、図1の例のように、一方の乗りかご1の乗場5aと、他方の乗りかご2の乗場5bとの向きが異なる場合、かご枠位置センサ15a,15bは、図5及び図6に示すように、各向きの乗場5a,5bに対応して2個配置する必要がある。図示は省略するが、床高さセンサ16a,16bについても、同様に2個配置する必要がある。
この図5及び図6に示す構成のマルチカーエレベーターの場合にも、上述した図1の構成の場合と同様に着床制御を行うことで、着床位置補正部13a,13bの最大ストロークの低減や作動時間の短縮が可能である。
[7.その他の変形例]
なお、本発明は、上述した実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
また、図1、図4、図5の各構成では、2台の乗りかごを1組の主索で連結した連結式マルチカーエレベーターに適用した例とした。これに対して、1組の主索に3台以上の乗りかごを連結したマルチカーエレベーターにおいても、本発明は適用が可能である。すなわち、1組の主索に接続された2台以上の複数台の乗りかごのそれぞれが、かご室を保持するかご枠と、着床位置補正部と、かご枠位置センサと、荷重計とを備えて、それぞれの乗りかご側で、分担して補正を行うようにしてもよい。
また、図1、図4、図5の各構成に示す着床位置補正部13a,13b、荷重計14a,14b、かご枠位置センサ15a,15b、床高さセンサ16a,16bの配置は、これらの図に例示される位置に限定されるものではない。すなわち、着床位置補正部13a,13b、荷重計14a,14b、かご枠位置センサ15a,15b、床高さセンサ16a,16bは、それぞれの機能を果たすことが可能であれば、乗りかご1,2の他の位置に配置してもよい。
また、上述した実施の形態例では、巻上機4の駆動制御と着床位置補正部13a,13bによる補正とを、1つの制御装置100が行うようにしたが、それぞれを個別の制御装置で行うようにしてもよい。例えば、巻上機4の駆動制御の演算については、地上に設置された制御装置100が行い、それぞれの着床位置補正部13a,13bによる補正は、各乗りかご1,2に設置された不図示の制御装置が行うようにしてもよい。
また、制御装置100が行う着床制御処理については、図2に示すコンピュータ装置が実行するプログラムが実行する機能で構成する他に、専用のハードウェアによって実現してもよい。
プログラムを実行する構成とした場合には、各機能を実現するプログラム等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、光ディスク等の記録媒体に置くことができる。
制御装置100が行う着床制御機能の一部または全部を、専用のハードウェアによって実現する場合には、FPGA(Field Programmable Gate Array)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)が適用可能である。
また、図1、図4、図5に示すブロック図では、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものだけを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。また、図3に示すフローチャートにおいて、処理結果に影響を及ぼさない範囲で、複数の処理を同時に実行したり、処理順序を変更してもよい。
1,2…乗りかご、3,3a,3b…主索、4,4a,4b…巻上機、5a,5b…乗場、6,6a,6b…下方索、7,7a,7b…プーリ、11a,11b…かご枠、12a,12b…かご室、13a,13b…着床位置補正部、14a,14b…荷重計、15a,15b…かご枠位置センサ、16a,16b…床高さセンサ、17a,17b…連結棒、100…制御装置

Claims (6)

  1. 複数台の乗りかごが主索で連結されると共に、前記主索が巻上機で駆動されるマルチカーエレベーターにおいて、
    前記複数台の乗りかごのそれぞれは、
    乗客又は荷物を搭載するかご室と、
    前記主索と接続され、前記かご室を保持するかご枠と、
    前記かご室を前記かご枠に対して鉛直方向に駆動して、前記かご室と前記かご枠の鉛直方向の距離を補正する着床位置補正部と、
    前記巻上機に対する前記かご枠の鉛直方向の距離を計測するかご枠位置センサと、
    前記かご室に搭載された乗客又は荷物の質量を計測する荷重計と、を備えた
    マルチカーエレベーター。
  2. 前記巻上機は、複数台の前記乗りかごの内のいずれか1台の特定の乗りかごに搭載されている前記かご枠位置センサの計測値に基づいて、当該特定の乗りかごの前記かご枠を所望の乗場の位置に停止させるように駆動し、
    前記乗りかごのそれぞれの前記着床位置補正部は、当該乗りかごを停止させようとする前記乗場の床の高さと当該乗りかごの前記かご室の床の高さとを一致させる駆動を行う
    請求項1に記載のマルチカーエレベーター。
  3. 前記着床位置補正部の駆動は、前記かご枠位置センサの計測値と前記着床位置補正部の計測値とから、前記かご室の床の高さと前記乗場の床の高さとの差を算出した結果に基づいて行われる
    請求項2に記載のマルチカーエレベーター。
  4. 前記乗りかごは、前記乗場に対する前記かご室の鉛直方向距離を計測するための床高さセンサを備え、
    前記着床位置補正部の駆動は、前記床高さセンサの計測結果に基づいて行われる
    請求項2に記載のマルチカーエレベーター。
  5. 前記かご枠の所望の停止位置は、乗客又は荷物の積載荷重に起因する弾性伸び成分を除いた長さの前記主索の両端それぞれから、前記主索に接続された前記乗りかごを停止させようとする前記乗場までの距離が互いに等しくなる位置である
    請求項3又は4に記載のマルチカーエレベーター。
  6. 所望の停止位置に1台の前記乗りかごを停止させたときの他の前記乗りかごの停止予想位置と、前記かご枠位置センサの計測値とから、前記主索の経年的な伸び成分の変化量を算出し、前記経年的な伸び成分を更新する
    請求項4に記載のマルチカーエレベーター。
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