JP2021095212A - 給油所システム - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客の安全確認を遵守した上で給油を許可する給油所システムを提供する。【解決手段】給油設定を行うデータ入出力機2a及び給油制御装置2bを有する複数台の給油装置2と、給油装置の給油制御装置から給油データを受けて売上管理を行うPOS端末4と、給油装置の給油制御装置から給油要求信号を受けて給油装置を給油可能状態にする給油許可装置(SSC)5と、給油設定が行われた給油装置を含む所定範囲内に電波を発信する電波発信手段と、電波発信手段から電波を受信すると給油許可信号を出力可能となる可搬式給油許可端末6とを備え、給油許可装置は、可搬式給油許可端末から給油許可信号が入力されると、給油装置を給油可能状態にする給油所システム1。電波発信手段を給油装置に設けられたビーコンとし、給油装置を含む所定範囲をビーコンの電波照射範囲とすることができる。可搬式給油許可端末をウェアラブル端末とすることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、給油所システムに関し、特に、セルフサービス方式の給油所において顧客の安全を確保する技術に関する。
近年、人件費削減等の目的で給油作業、窓拭き等のサービス作業、及び給油料金の精算作業を顧客自身が行うセルフサービス方式の給油所が急増している。このようなセルフサービス方式の給油所では、事務所内に集中制御装置(セルフサービスコンソール:SSC)が設置されて給油所作業員(以下「作業員」という。)が待機し、顧客の操作により給油装置から給油要求があった場合、当該給油エリアの安全を目視確認した後にSSCを操作して給油を許可する。
一方、セルフサービス方式の給油所において、セルフサービスによる給油に不慣れな顧客に対して説明を行う必要が生じても、作業員が少ない場合には、上記作業を行うためにSSCの前から離れることができないことも多く、円滑にサービスを提供できないおそれがある。
そこで、本出願人は、特許文献1において、複数台の給油装置と、該給油装置を制御するセルフコンソール及びPOS端末を有するセルフ給油管理システムにおいて、携帯端末による無線で給油許可信号を出力することで給油装置による給油を許可することが可能な給油管理システムを提案した。
特開2010−100289号公報
上記発明は有効であるが、無線により給油許可信号を出力することができるため、顧客の安全を確認できない場合でも給油が許可される可能性を否定できなかった。
本発明は、上記従来の技術に鑑みてなされたものであって、顧客の安全確認を遵守した上で給油を許可することができる給油所システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、給油所システムであって、給油設定を行うデータ入出力機及び給油制御装置を有する複数台の給油装置と、該給油装置の給油制御装置から給油データを受けて売上管理を行うPOS端末と、前記給油装置の給油制御装置から給油要求信号を受けて該給油装置を給油可能状態にする給油許可装置と、前記給油設定が行われた給油装置を含む所定範囲内に電波を発信する電波発信手段と、該電波発信手段から電波を受信すると給油許可信号を出力可能となる可搬式給油許可端末とを備え、前記給油許可装置は、前記可搬式給油許可端末から給油許可信号が入力されると、前記給油装置を給油可能状態にすることを特徴とする。
また、本発明は、給油所システムであって、給油設定を行うデータ入出力機及び給油制御装置を有する複数台の給油装置と、該給油装置の給油制御装置から給油データを受けて売上管理を行うPOS端末と、前記給油装置の給油制御装置から給油要求信号を受けて該給油装置を給油可能状態にする給油許可装置と、前記給油設定が行われた給油装置を含む所定範囲内に電波を発信する電波発信手段と、該電波発信手段から電波を受信すると給油許可信号を出力可能となる可搬式給油許可端末と、該可搬式給油許可端末から給油許可信号を受けて該給油許可信号を前記給油許可装置に転送する端末制御装置とを備え、前記給油許可装置は、前記端末制御装置から給油許可信号が入力されると、前記給油装置を給油可能状態にすることを特徴とする。
上記両発明によれば、可搬式給油許可端末における給油許可信号の出力条件を、給油設定が行われた給油装置を含む所定範囲内において電波を受信したこととすることで、可搬式給油許可端末を携帯する作業員が給油装置の近傍まで移動することになり、必然的に顧客の安全が確認される。また、端末制御装置を設ければ、可搬式給油許可端末と給油許可装置が直接通信できない場合でも、可搬式給油許可端末からの給油許可信号を給油許可装置に入力することができる。
上記給油所システムにおいて、前記電波発信手段を前記給油装置に設けられたビーコンとし、前記給油装置を含む所定範囲を該ビーコンの電波照射範囲とすることで、顧客の安全を確実に確認することができる。
上記給油所システムにおいて、前記可搬式給油許可端末は、前記給油許可装置から給油要求表示信号を受けると、その旨を油種毎に色分けして表示したり、その旨を優先順位に応じて拡大表示することで、作業員が給油所の状況を把握し易くなり、利便性が向上する。
上記給油所システムにおいて、前記可搬式給油許可端末は、前記給油許可信号を出力するために複数の操作を要することで、作業員の誤操作による信号の出力を防止することができる。
前記可搬式給油許可端末をウェアラブル端末とすることで、作業員が給油客への対応中であっても、トラック等で状況を目視することのできない他のレーンで給油要求があることがすぐに判り、効率のよい給油所サービスの提供が可能となる。また、ウェアラブル端末を用いることで、両手が空くので操作性がよい。
以上のように、本発明によれば、顧客の安全確認を遵守した上で給油を許可することができる。
本発明に係る給油所システムの第1及び第3の実施形態を示す全体構成図である。 本発明に係る給油所システムにおける給油装置のビーコンの通信範囲を示す概略図である。 本発明に係る給油所システムの第1の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る給油所システムの第1及び第2の実施形態における可搬式給油許可端末の表示画面を示す概略図である。 本発明に係る給油所システムの第2及び第4の実施形態を示す全体構成図である。 本発明に係る給油所システムの第2の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る給油所システムの第3及び第4の実施形態におけるウェアラブル端末の表示画面を示す概略図である。 本発明に係る給油所システムの第3の実施形態の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る給油所システムの第4の実施形態の動作を示すフローチャートである。
次に、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1及び図2は、本発明に係る給油所システムの第1の実施形態を示し、この給油所システム1は、複数の給油装置2(2A、2B)と、灯油給油装置3と、事務所10内に配置されるPOS端末(以下「POS」という。)4及びSSC(セルフサービスコンソール、給油許可装置)5と、給油装置2及び灯油給油装置3の各々の所定の通信範囲B1〜B3内に電波を発信するビーコン(不図示)と、作業員が携帯する可搬式給油許可端末6とで構成される。尚、図2に示すように、各給油装置2の表裏と、灯油給油装置3の表には、給油エリア1〜6が設けられる。また、同図においてビーコンの通信範囲を示すB1〜B3は、各ビーコンのIDでもある。尚、ビーコン以外の電波発信手段を用いることもできる。
給油装置2は、POS4やSSC5に給油設定データを出力するデータ入出力機2aと、給油許可信号が入力されることで給油装置2を給油可能な状態に制御する給油制御装置2bと、その他、表示器や、通常の給油装置に設けられる給油系統等を備える。
POS4は、給油毎の売上げ管理や、日報及び月報の管理、給油許可管理等を行うものであって、既存の店内に設置されるPOSでも、クラウドに情報を集約するものでもどちらでもよい。
SSC5は、可搬式給油許可端末6から給油許可信号を受けた際に、給油装置2の給油制御装置2bに給油許可信号を出力するために設けられる。
可搬式給油許可端末6は、給油設定がされた給油装置2から給油要求信号が入力された際に、給油設定がされた給油装置2の近傍のビーコンの通信範囲B1〜B3内に限り給油許可信号を出力可能に構成される。これにより、作業員が給油を行う顧客の安全確認を遵守することができる。
次に、上記構成を有する給油所システム1の動作について、図1〜図3を参照しながら説明する。尚、図3等のルートが分岐するステップにおいては、下方向がYes、横方向がNoに対応する。
データ入出力機2aのステップS1において、顧客による給油設定が終了すると(ステップS1;Yes)、POS4及びSSC5に給油設定データを出力し(ステップS2)、データ入出力機2aの動作を終了する。
給油装置2のステップS11において、顧客がノズル掛けから給油ノズルを外してノズルSW(スイッチ)がONになると(ステップS11;Yes)、給油要求信号をPOS4に出力する(ステップS12)。
ステップS31において、データ入出力機2aから給油設定データが入力され(ステップS31;Yes)、ステップS32において、給油装置2から給油要求信号が入力されると(ステップS32;Yes)、POS4は給油要求表示信号をSSC5に出力する(ステップS33)。
ステップS41において、データ入出力機2aから給油設定データが入力され(ステップS41;Yes)、ステップS42において、POS4から給油要求表示信号が入力されると(ステップS42;Yes)、SSC5は可搬式給油許可端末6に給油要求表示信号を出力する(ステップS43)。
ステップS51において、SSC5から給油要求表示信号が入力された可搬式給油許可端末6は(ステップS51;Yes)、図4(a)に示すように、画面に各給油エリア1〜6の状態を表示する(ステップS52)。ここで、先に給油要求がなされた給油エリアのアイコンを拡大表示したり、油種毎に給油エリアのアイコンを色分けして表示することができ、文字列でその旨を報知することもできる。尚、各油種の対応色は、軽油:薄灰色、レギュラー:白色、ハイオク:濃灰色であり、黒色は無操作であることを示す。
図4(a)において、給油エリア4のアイコンは拡大して表示され、白色であるため、先に給油許可の判定をすべきもので、油種はレギュラーである。給油エリア1は濃灰色でハイオクを給油中であるため、給油許可の判定が不要である。また、給油エリア3、5、6は黒色で無操作であるため、次に給油許可の判定をすべきなのは給油エリア2であり、薄灰色であるため油種は軽油である。
作業員が可搬式給油許可端末6の給油エリア4のアイコンを押下すると、図4(b)に示すように、給油エリアの詳細が表示される。そして、給油装置2の給油エリア4に対応するビーコンの通信範囲B1又はB2において、顧客の安全が確認できた場合には、画面右下の給油許可釦(〇)を押下する。尚、給油エリアに対応するビーコンID(通信範囲)を表1に示す。
Figure 2021095212
尚、給油許可釦を押下した後に顧客の安全が危ぶまれる場合には、図4(c)に示すように、画面右下に新たに表示される個別停止釦(×)を押下することで、特定の給油エリアの給油を停止させることができる。また、何らかの事故や事件が発生し、給油所全体で給油を一斉に停止させなければならない場合には、図4(a)〜(c)の画面上部に表示される一斉停止釦を押下する。この一斉停止釦は緊急時専用であるため、図4(d)に示すように、確認画面を表示し、一斉停止釦を押下した後、確認釦(〇)を押下しないと実行されないように構成される。
可搬式給油許可端末6のステップS53において、作業員が携帯する可搬式給油許可端末6が給油装置2の給油エリア4に対応するビーコンの通信範囲B1又はB2内において、作業員が給油エリア4の顧客の安全を確認して可搬式給油許可端末6の給油許可釦(図4(b))を押下すると(ステップS53;Yes)、可搬式給油許可端末6は給油許可信号をSSC5に出力する(ステップS54)。
ステップS44において、可搬式給油許可端末6から給油許可信号が入力されたSSC5は(ステップS44;Yes)、給油設定データ及び給油許可信号を給油装置2に出力し、動作を終了する。
ステップS13において、給油設定データ及び給油許可信号が入力された給油装置2は、給油制御装置2bにより、SSC5から入力された給油設定データの下で給油可能な状態となり、表示器(不図示)にリセット信号を送信することで前回なされた給油に関する情報の帰零(リセット)を行い、給油ポンプを駆動する(ステップS14)。
給油ポンプがONになることで給油ノズルより燃料油が吐出され、これにより流量パルス信号が表示器に出力され(ステップS15;Yes)、表示器において給油量の表示(計数表示)がなされる(ステップS16)。尚、流量パルス信号が出力されない場合には(ステップS15;No)、ノズルSWがOFFでない限り(ステップS17;No)、すなわち給油が中止又は終了するまで流量パルス信号の出力を待つ。
ステップS17において、顧客が給油ノズルをノズル掛けに戻すことでノズルSWがOFFになると(ステップS17;Yes)、給油ポンプを停止し(ステップS18)、POS4に給油データを出力し(ステップS19)、給油装置2の動作を終了する。
ステップS34で給油装置2から給油データが入力されたPOS4は(ステップS34;Yes)、売上げ管理のために入力された給油データを保存し(ステップS35)、動作を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、給油装置2の特定の給油エリアが給油可能状態になる条件を、特定の給油エリアの近傍のビーコンの通信範囲において作業員が可搬式給油許可端末6の給油許可釦を押下した場合に限ったため、可搬式給油許可端末6を携帯する作業員が給油装置2の近傍まで移動することになり、必然的に顧客の安全が確認される。
尚、上記実施の形態において、顧客とのトラブルを防止するため、可搬式給油許可端末6に拡大表示された給油エリアから、すなわち先に給油要求を出力した給油装置2の給油エリアから給油許可を判断すると説明したが、特別な事情がある場合等には、給油要求を出力した順番に関わらず給油許可の判断を行ってもよい。また、灯油給油装置3の給油要求や給油許可の判断については給油装置2と同様であり、説明を省略する。
次に、本発明に係る給油所システムの第2の実施形態について、図5及び図6を参照しながら説明する。
図5に示す給油所システム11は、可搬式給油許可端末6とSSC5間の通信を確立するための端末制御装置12を有する点で上記給油所システム1と相違し、その他の構成は給油所システム1と同一である。これは、SSC5と給油装置2及び灯油給油装置3間の通信規格は標準規格であるのに対し、POS4とSSC5の通信規格は特段の定めがなく、SSC5と給油装置2及び灯油給油装置3間の通信規格と、POS4とSSC5の通信規格が異なる場合に端末制御装置12が必要となる。
上記構成を有する給油所システム11は、図3と同様に、ステップS1、S2、S11、S12、S31〜S33、S41、S42の動作により、給油設定がされた給油装置2の給油エリアの給油要求表示信号がPOS4からSSC5に入力されると(ステップS42;Yes)、SSC5は給油要求表示信号及び給油設定データを端末制御装置12に出力する(ステップS61)。ステップS62において、SSC5から給油要求表示信号及び給油設定データが入力されると(ステップS62;Yes)、端末制御装置12は、給油要求表示信号を可搬式給油許可端末6に出力する(ステップS63)。
上記ステップS63の後は、図3と同様に、ステップS51〜ステップS53の動作により、給油設定がされた給油装置2の給油エリアの近傍に作業員が移動し、給油エリアの安全を確認した上で可搬式給油許可端末6の給油許可釦を押下すると(ステップS53;Yes)、可搬式給油許可端末6は給油許可信号を端末制御装置12に出力する(ステップS64)。ステップS65において、可搬式給油許可端末6から給油許可信号が入力された端末制御装置12は(ステップS65;Yes)、給油設定データ及び給油許可信号を給油装置2に出力し、動作を終了する。
上記ステップS66の後は、図3と同様に、ステップS13〜S19、S34、S35の動作により、端末制御装置12から入力された給油設定データの下で通常通り給油を行い、給油データをPOS4に保存して動作を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、POS4とSSC5の通信規格に関わらず、上記第1の実施形態と同様に、可搬式給油許可端末6を携帯する作業員が給油装置2の近傍まで移動することになり、必然的に顧客の安全が確認される。
次に、本発明に係る給油所システムの第3及び第4の実施形態について、図1、図2、図5、図7〜図9を参照しながら説明する。上記第1及び第2の実施形態では、スマートフォン等の可搬式給油許可端末6を作業員が腕に取り付けて使用すると、可搬式給油許可端末6の表示画面が外側に向いてしまうため、給油許可等の操作時に表示画面を自分の方に向ける際に画面に触れて誤操作するおそれがある。
第3及び第4の実施形態は、上記誤操作を回避することなどを目的とするものであって、図1及び図5に示すように、本実施の形態における給油所システム21、31は、作業員が可搬式給油許可端末6としてウェアラブル端末16を用いる点が第1及び第2実施形態とは異なる。給油所システム21、31のその他の構成は、給油所システム1、11と同じである。第3及び第4の実施形態も、図2に示した給油所に適用される。
ウェアラブル端末16は、装着又は着用できる(身に着けて使う)端末であって、スマートウォッチ等が該当する。身に着けているウェアラブル端末16が給油要求を受けるため、作業員が給油客への対応中であっても、トラック等で状況を目視することのできない他のレーンで給油要求があることがすぐに判り、効率のよい給油所サービスの提供が可能となる。また、ウェアラブル端末16を用いることで、両手が空くので操作性がよい。
次に、ウェアラブル端末16の表示画面について、図7を参照しながら説明する。尚、各油種の対応色は、軽油:薄灰色、レギュラー:白色、ハイオク:濃灰色であり、黒色は無操作であることを示す。
図7(a)は、全体表示(待機)画面を示し、この画面では、6つの給油エリアの状態を示している。第1給油エリアは、濃灰色でハイオクを給油中である。給油エリア2は、薄灰色であり軽油の給油待機中である。給油エリア3〜6は黒色で無操作である。
図7(b)は、全体表示画面において第4給油エリアからレギュラーの給油要求があった場合を示している。「4」が白色になり、拡大表示されている。
図7(c)は、第4給油エリアで給油許可待ちであることを示している。「4」のみが画面に表示されている。画面を押圧したり、スワイプすることで給油許可を行うことができる。
図7(d)は、上記図7(a)〜図7(c)の状態で画面をスクロールした場合の表示画面を示している。この画面では、各給油エリアの状態が列挙される。
尚、ウェアラブル端末16において、上記表示画面を用いずに、音声によって給油許可、個別停止、全体停止等を行うこともできる。
次に、本発明に係る給油所システムの第3の実施形態の動作について、図1、図2、図7及び図8を参照しながら説明する。
データ入出力機2aのステップS101において、顧客による給油設定が終了すると(ステップS101;Yes)、POS3及びSSC3aに給油設定を行った給油装置2の識別情報を含む給油条件を出力し(ステップS102)、データ入出力機2aの動作を終了する。
給油装置2のステップS111において、顧客がノズル掛けから給油ノズルを外してノズルSW(スイッチ)がONになると(ステップS111;Yes)、給油要求信号をPOS3に出力する(ステップS112)。
ステップS121において、データ入出力機2aから給油条件が入力され(ステップS121;Yes)、ステップS122において、給油装置2から給油要求信号が入力されると(ステップS122;Yes)、POS3は給油要求表示信号をSSC3aに出力する(ステップS123)。
ステップS131において、データ入出力機2aから給油条件が入力され(ステップS131;Yes)、ステップS132において、POS3から給油要求表示信号が入力されると(ステップS132;Yes)、SSC3aはウェアラブル端末16に給油設定を行った給油装置2の識別情報を含む給油要求表示信号を出力する(ステップS133)。
ステップS141において、SSC3aから給油要求表示信号が入力されたウェアラブル端末16は(ステップS141;Yes)、図7(b)に示すように、画面に給油要求がなされた給油エリア(4)を表示する(ステップS142)。
作業員が画面に表示された給油エリアに行き、受信したビーコンのIDがその給油エリアで受信されるものと一致するか否かを判断し、一致する場合には(ステップS143;Yes)、ステップS144で作業員がウェアラブル端末16を装着しているか否かを判断する。この判断は、ウェアラブル端末14によって人脈や体温を検知して行う。受信したビーコンのIDと給油エリアが一致しない場合には(ステップS143;No)、一致するまで待つ。
ステップS144で作業員がウェアラブル端末16を装着しており(ステップS144;Yes)、作業員が給油装置2を使用する顧客の安全を確認すると、ウェアラブル端末16を操作して給油許可信号をSSC3aに出力する(ステップS145)。
ステップS134において、ウェアラブル端末16から給油許可信号が入力されたSSC3aは(ステップS134;Yes)、ステップS135において、給油装置2に給油条件及び給油許可信号を出力して動作を終了する(ステップS135)。
ステップS113において、給油条件及び給油許可信号が入力された給油装置2は(ステップS113;Yes)、入力された給油条件の下で給油可能な状態となり、表示器2bにリセット信号を送信することで前回なされた給油に関する情報の帰零(リセット)を行い、給油ポンプを駆動する(ステップS114)。
給油ポンプがONになることで給油ノズルより燃料油が吐出され、これにより流量パルス信号が表示器に出力され(ステップS115;Yes)、表示器において給油量の表示(計数表示)がなされる(ステップS116)。尚、流量パルス信号が出力されない場合には(ステップS115;No)、ノズルSWがOFFでない限り(ステップS117;No)、すなわち給油が中止又は終了するまで流量パルス信号の出力を待つ。
ステップS117において、顧客が給油ノズルをノズル掛けに戻すことでノズルSWがOFFになると(ステップS117;Yes)、給油ポンプを停止し(ステップS118)、POS3に給油データを出力し(ステップS119)、給油装置2の動作を終了する。
ステップS124で給油装置2から給油データが入力されたPOS3は(ステップS124;Yes)、売上げ管理のために入力された給油データを保存し(ステップS125)、動作を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、給油装置2の特定の給油エリアが給油可能状態になる条件を、特定の給油エリアの近傍のビーコンの通信範囲において作業員がウェアラブル端末16の給油許可釦を押下した場合、及び作業員がウェアラブル端末16を装着している場合に限ったため、作業員が給油装置2の近傍まで移動することになり、必然的に顧客の安全が確認される。
次に、本発明に係る給油所システムの第4の実施形態の動作について、図5、図7及び図9を参照しながら説明する。図5に示す給油所システム31は、ウェアラブル端末16とSSC5間の通信を確立するための端末制御装置12を有する点で上記給油所システム21と相違し、その他の構成は給油所システム21と同一である。これは、SSC5と給油装置2及び灯油給油装置3間の通信規格は標準規格であるのに対し、POS4とSSC5の通信規格は特段の定めがなく、SSC5と給油装置2及び灯油給油装置3間の通信規格と、POS4とSSC5の通信規格が異なる場合に端末制御装置12が必要となる。
図5において、データ入出力機2a、給油装置2、SSC3a及びPOS3の動作は、図1に示したものと同じであるので詳細説明を省略する。
図9の給油装置2のステップS111において、顧客がノズル掛けから給油ノズルを外してノズルSW(スイッチ)がONになり、給油要求信号をPOS3に出力すると(ステップS112)、POS3はステップS121において、データ入出力機2aから給油条件が入力され、給油装置2から給油要求信号が入力されると(ステップS122;Yes)、POS3は給油要求表示信号をSSC3aに出力する(ステップS123)。
データ入出力機2aから給油条件が入力され(ステップS131;Yes)、POS3から給油要求表示信号が入力されると(ステップS132;Yes)、SSC3aは端末制御装置に給油設定を行った給油装置2の識別情報を含む給油要求表示信号及び給油装置の設定データを出力する(ステップS163)。
ステップS151において、SSC3aから給油要求表示信号及び給油装置の設定データが入力された端末制御装置は(ステップS151;Yes)、ウェアラブル端末16に給油要求表示信号を出力する(ステップS152)。
端末制御装置から給油要求表示信号が入力されたウェアラブル端末16は(ステップS141;Yes)、図5(b)に示すように、画面に給油要求がなされた。給油エリアを表示する(ステップS142)。
作業員が画面に表示された給油エリアに行き、受信したビーコンのIDがその給油エリアで受信されるものと一致するか否かを判断し、一致する場合には(ステップS143;Yes)、ステップS144で作業員がウェアラブル端末16を装着しているか否かを判断する。受信したビーコンのIDと給油エリアが一致しない場合には(ステップS143;No)、一致するまで待つ。
ステップS144で作業員がウェアラブル端末16を装着しており(ステップS144;Yes)、作業員が給油装置2を使用する顧客の安全を確認すると、ウェアラブル端末16を操作して給油許可信号を端末制御装置に出力する(ステップS145)。
ステップS153において、ウェアラブル端末16から給油許可信号が入力された端末制御装置は(ステップS153;Yes)、ステップS154において、給油装置2に給油条件及び給油許可信号を出力して動作を終了する(ステップS154)。
ステップS113において、給油条件及び給油許可信号が入力された給油装置2は(ステップS113;Yes)、図8の場合と同様の給油動作を行い、動作を終了する。
ステップS124で給油装置2から給油データが入力されたPOS3は(ステップS124;Yes)、売上げ管理のために入力された給油データを保存し(ステップS125)、動作を終了する。
以上のように、本実施の形態によれば、POS4とSSC5の通信規格に関わらず、上記第3の実施形態と同様に、ウェアラブル端末16を装着している作業員が給油装置2の近傍まで移動することになり、必然的に顧客の安全が確認される。
1 給油所システム
2(2A、2B) 給油装置
2a データ入出力機
2b 給油制御装置
3 灯油給油装置
4 POS
5 SSC
6 可搬式給油許可端末
10 事務所
11 給油所システム
12 端末制御装置
16 ウェアラブル端末

Claims (7)

  1. 給油設定を行うデータ入出力機及び給油制御装置を有する複数台の給油装置と、
    該給油装置の給油制御装置から給油データを受けて売上管理を行うPOS端末と、
    前記給油装置の給油制御装置から給油要求信号を受けて該給油装置を給油可能状態にする給油許可装置と、
    前記給油設定が行われた給油装置を含む所定範囲内に電波を発信する電波発信手段と、
    該電波発信手段から電波を受信すると給油許可信号を出力可能となる可搬式給油許可端末とを備え、
    前記給油許可装置は、前記可搬式給油許可端末から給油許可信号が入力されると、前記給油装置を給油可能状態にすることを特徴とする給油所システム。
  2. 給油設定を行うデータ入出力機及び給油制御装置を有する複数台の給油装置と、
    該給油装置の給油制御装置から給油データを受けて売上管理を行うPOS端末と、
    前記給油装置の給油制御装置から給油要求信号を受けて該給油装置を給油可能状態にする給油許可装置と、
    前記給油設定が行われた給油装置を含む所定範囲内に電波を発信する電波発信手段と、
    該電波発信手段から電波を受信すると給油許可信号を出力可能となる可搬式給油許可端末と、
    該可搬式給油許可端末から給油許可信号を受けて該給油許可信号を前記給油許可装置に転送する端末制御装置とを備え、
    前記給油許可装置は、前記端末制御装置から給油許可信号が入力されると、前記給油装置を給油可能状態にすることを特徴とする給油所システム。
  3. 前記電波発信手段は、前記給油装置に設けられたビーコンであって、前記給油装置を含む所定範囲は、該ビーコンの電波照射範囲であることを特徴とする請求項1又は2に記載の給油所システム。
  4. 前記可搬式給油許可端末は、前記給油許可装置から給油要求表示信号を受けると、その旨を油種毎に色分けして表示することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の給油所システム。
  5. 前記可搬式給油許可端末は、前記給油許可装置から給油要求表示信号を受けると、その旨を優先順位に応じて拡大表示することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の給油所システム。
  6. 前記可搬式給油許可端末は、前記給油許可信号を出力するために複数の操作を要することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の給油所システム。
  7. 前記可搬式給油許可端末は、ウェアラブル端末であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の給油所システム。
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