JP2021094779A - 液体収容容器、液体を吐出する装置 - Google Patents

液体収容容器、液体を吐出する装置 Download PDF

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Abstract

【課題】サブタンク内の液体を十分に撹拌する。【解決手段】サブタンク42は、容器本体であるタンクケース201内に、液体を収容する2つの第1収容部202A及び第2収容部202Bを有し、第1収容部202Aと第2収容部202Bとは、隔壁部201aのタンク底部側に設けられた連通路212で連通し、タンクケース201の上部には撹拌流路部213が設けられ、撹拌流路部213はメインタンク50に通じる液体経路56と接続され、第1収容部202Aの供給口部215には、撹拌流路部213から第1収容部202Aに液体が流入するときに開弁する第1弁手段216が配置され、第2収容部202Bの排出口部217には、循環流路部213に第2収容部202Bから液体が流出するときに開弁する第2弁手段218が配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は液体収容容器、液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出する装置において、液体吐出ヘッドに供給する液体を収容する液体収容容器としてのサブタンク(ヘッドタンク)と、サブタンクに供給する液体を貯留するメインタンクを備えるものがある。
従来、サブタンクの大気開放手段を閉じた状態でサブタンク内の液体をメインタンク側に逆送し、メインタンク側からサブタンクに液体を送液することで、サブタンク内の液体を撹拌するものが知られている(特許文献1)。
特許第5811322号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示されているように、サブタンクの大気開放手段を閉じた状態でサブタンク内の液体をメインタンク側に逆送する場合、サブタンク内が過負圧になると、ノズルから気泡を吸い込むことになる。
そのため、逆送できる液体量が制限され、メインタンク側から再度送液しても、サブタンク内の液体を十分に撹拌することができないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、液体収容容器内の液体を十分に撹拌できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体収容容器は、
液体を吐出するヘッドに供給する液体を収容する液体収容容器であって、
容器本体に設けられた液体を収容する第1収容部及び第2収容部と、
前記第1収容部と前記第2収容部とを通じる連通路と、
前記第1収容部に前記液体が流入するときに開弁する第1弁手段と、
前記第2収容部から前記液体が流出するときに開弁する第2弁手段と、を備えている
構成とした。
本発明によれば、液体収容容器内の液体を十分に撹拌できるようになる。
本発明に係る液体を吐出する装置の一例の機構部の平面説明図である。 同じく要部側面説明図である。 同液体を吐出する装置におけるヘッドに対する液体供給系に係る部分の模式的説明図である。 本発明の第1実施形態に係るサブタンク(液体収容容器)を含む吐出ユニットの説明図である。 同実施形態に係るサブタンクの撹拌動作の説明に供する説明図である。 本発明の第2実施形態に係るサブタンク(液体収容容器)を含む吐出ユニットの説明図である。 本発明の第3実施形態に係るサブタンク(液体収容容器)を含む吐出ユニットの説明図である。 本発明の第4実施形態にかかるサブタンク(液体収容容器)を含む吐出ユニットの説明図である。 本発明の第5実施形態に係る液体を吐出する装置の液体供給系の説明図である。 本発明の第6実施形態に係る液体を吐出する装置の液体供給系のサブタンク周りの説明図である。 同実施形態におけるサブタンクへの液体充填動作の説明に供するフロー図である。 同じくサブタンク周りの説明図である。 本発明の第7実施形態に係る液体を吐出する装置の液体供給系のサブタンク周りの説明図である。 同実施形態におけるサブタンクへの液体充填動作の説明に供するフロー図である。 本発明の第8実施形態に係る液体を吐出する装置におけるサブタンクの撹拌動作の説明に供するサブタンクの第2収容部周りの説明図である。 同じくサブタンクの撹拌動作の制御の説明に供するフロー図である。 白インクなどの沈降成分が分離した状態で送液ポンプの正逆転駆動を行ったときの撹拌状態の説明に供する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。図1は同装置の機構部の平面説明図、図2は同じく要部側面説明図である。
この液体を吐出する装置1000は、シリアル型印刷装置である。両側板91A、91B間に架け渡した主ガイド部材1などのガイド機構でキャリッジ3を主走査方向に移動可能に保持している。キャリッジ3は、背板91Cにて保持される主走査移動機構を構成する、主走査モータ6によって駆動プーリ7と従動プーリ8間に架け渡したタイミングベルト9を介して主走査方向に往復移動される。
キャリッジ3には、2つの吐出ユニット40(40A、40B)を搭載している。吐出ユニット40は、液体吐出手段としての液体吐出ヘッド(以下、「ヘッド」という。)41と、ヘッド41に液体を供給する本発明に係る液体収容容器としてのサブタンク42とを一体化して構成している。
装置本体側には、各色の液体を収容したメインタンク(液体カートリッジ)50が交換可能に装着されるカートリッジホルダ51が配置されている。このカートリッジホルダ51には送液ポンプ部52が設けられ、メインタンク50から送液ポンプ部52によって各色の供給チューブで構成した液体経路56を介して各サブタンク42に各色の液体が供給される。
また、キャリッジ3の主走査方向に沿って両側板91A、91B間に、所定のパターンを形成したエンコーダスケール12を張り渡し、キャリッジ3にはエンコーダスケール12のパターンを読取る透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ13を設けている。これらのエンコーダスケール12とエンコーダセンサ13によってキャリッジ3の移動を検知するリニアエンコーダ14を構成している。
一方、シート材10を搬送方向に搬送するために、シート材10を吸着してヘッド41に対向して搬送する搬送手段20を備えている。
搬送手段20は、搬送ローラ21と、搬送ローラ21に加圧されて接触する加圧ローラ22と、ヘッド41に対向するプラテン部材23と、プラテン部材23の吸引孔23aを介してシート材10を吸着する吸引機構部24などで構成される。なお、図1では吸引孔23aは部分的に図示しているが、プラテン部材23の全体に配置される。
また、キャリッジ3の主走査方向の一方側にはヘッド41の維持回復(メンテナンス)を行う維持回復機構30が配置されている。維持回復機構30は、メンテナンス手段であり、例えばヘッド41のノズル面(ノズルが形成された面)41aをキャッピングするキャップ31(31A、31B)、ノズル面を払拭清掃する払拭手段33を備えている。
この装置1000においては、シート材10を搬送ローラ21及び加圧ローラ22によってプラテン部材23上を吸着しながら搬送方向に搬送する。
そこで、キャリッジ3を主走査方向に移動させながら印刷信号に応じてヘッド41を駆動することにより、停止しているシート材10に所要の色の液体を吐出して1行分を印刷し、シート材10を所定量搬送後、次の行の印刷を行うことを繰り返して印刷し、シート材10を排出する。
次に、この液体を吐出する装置におけるヘッドに対する液体供給系の概要について図3を参照して説明する。図3は同液体の供給系に係る部分の模式的説明図である。
ヘッド41に対して液体を供給する液体供給系は、ヘッド41に供給する液体を一時的に貯留するサブタンク42と、サブタンク42に供給する液体を貯留収容する液体貯留手段としてのメインタンク50と、メインタンク50とサブタンク42との間の液体経路56とを備えている。
そして、液体経路56には、サブタンク42に対して液体を供給する送液と、サブタンク42から液体を液体経路56側(メインタンク50側を含む。)に戻す逆送が可能な可逆型送液手段である送液ポンプ54を備えている。
次に、本発明の第1実施形態に係るサブタンク(液体収容容器)について図4を参照して説明する。図4は同サブタンクを含む吐出ユニットの説明図である。
サブタンク42は、容器本体であるタンクケース201内に、液体を収容する2つの収容部202(第1収容部202A及び第2収容部202B)を有している。
タンクケース201は、両側に開口部を有し、中央部に隔壁部201aを有する。このタンクケース201の各開口部を変形可能な部材であるフィルム部材などからなる可撓性部材203(203A、203B)で密閉している。
これにより、隔壁部201aで隔てられ、一面が復元可能に変形可能な可撓性部材203A、203Bで形成された第1収容部202Aと第2収容部202Bとが構成されている。
ここで、タンクケース201内に配置した弾性部材としての負圧形成バネ204(204A,204B)の復元力によって可撓性部材203を常時外方に押している。なお、可撓性部材203には負圧形成バネ204の一端部を受ける補強部材211(211A、211B)を固定している。
このように、タンクケース201の変形可能な壁面を形成する可撓性部材203に負圧形成バネ204の復元力が作用していることで、収容部202内(以下、単に「サブタンク42内」ともいう。)の液体残量が減少することによって負圧が発生する。
そして、第1収容部202Aと第2収容部202Bとは、隔壁部201aのタンク底部側に設けられた連通路212で連通している。
また、タンクケース201の上部には撹拌流路部213が設けられ、撹拌流路部213はジョイント214などを介してメインタンク50に通じる液体経路56と接続される。
第1収容部202Aは、撹拌流路部213から供給口部215を介して液体が供給される。供給口部215には、第1収容部202Aに液体が流入するときに開弁する第1弁手段216が配置されている。
第2収容部202Bは、撹拌流路部213に排出口部217を介して液体が排出される。排出口部217には、第2収容部202Bから液体が流出するときに開弁する第2弁手段218が配置されている。
タンクケース201には、第2収容部202Bからヘッド41に液体を供給するヘッド供給口部206が設けられている。
なお、可撓性部材203の変位を検知する変位検知手段220を配置している。
次に、本実施形態に係るサブタンクの撹拌動作について図5も参照して説明する。図5は同撹拌動作の説明に供する説明図である。
図5(a)に示す状態から、送液ポンプ54を逆転駆動してサブタンク42の撹拌流路部213を吸引する。このとき、第1弁手段216は閉弁し、第2弁手段218が開弁するので、図5(b)に示すように、排出口部217を介して第2収容部202B内の液体が撹拌流路部213に排出され、液体経路56に移送される。
この状態から更に送液ポンプ54による逆転吸引を継続すると、図5(c)に示すように、第1収容部202A内の液体が連通路212を介して第2収容部202Bに移送され、第2収容部202Bから撹拌流路部213に排出され、液体経路56に移送される。
その後、図5(d)に示すように、送液ポンプ54を正転駆動して液体をサブタンク42の循環流路部213に送液する。このとき、第1弁手段216は開弁し、第2弁手段218が閉弁するので、供給口部215を介して第1収容部202A内に液体が移送される。
この状態から更に送液ポンプ54による正転送液を継続すると、図5(e)に示すように、第1収容部202Aから連通路212を介して第2収容部202Bに液体が移送される。
これらの動作を1回又は複数回行うことで、第1収容部202A、第2収容部202Bの底部に沈降成分が沈降した液体、例えば、白インクが再分散される。
このようにして、サブタンク内の液体を十分に撹拌できるようになる。
この場合、第1収容部202Aと第2収容部202Bとを通じる連通路212は第1収容部202Aと第2収容部202Bの隔壁部201aの底部側に位置する。これにより、沈降した淀み液が優先し連通路212を通り、循環流に流されて攪拌される。
つまり、液体の沈降成分はタンク底部に溜まるので、沈降成分を含む液体を優先的に連通路212に流す。そして、特に、循環流を繰り返すことで、収容部202の底部に沈降した淀み液が収容部202上側へ移動し、収容部202内の上側に溜まった上澄み液が収容部202の底部へ移動する。
これにより、サブタンク42内の液体が上下方向に循環、撹拌される。
これに対して、サブタンク42内の液体を横方向に循環移動させても淀み液の上にある上澄み液のみが循環移動されるだけで撹拌性が悪い。
そして、ヘッド41が駆動されて液体が吐出されるときには、図5(f)に示すように、サブタンク42の第2収容部202Bからヘッド供給口部206を介し液体がヘッド41に供給される。
第2収容部202Bの液体は連通路212を通った後の液体、あるいは、循環流路部213からの送液圧で撹拌された液体であり、吐出品質が向上する。
次に、本発明の第2実施形態に係るサブタンク(液体収容容器)について図6を参照して説明する。図6は同サブタンクを含む吐出ユニットの説明図であり、(a)は正面説明図、(b)は側面説明図である。
本実施形態では、第1収容部202Aと第2収容部202Bとは、隔壁部201aのタンク底部側に設けられた複数の連通路212で連通している。
これにより、循環流が第1収容部202A及び第2収容部202Bの底面全体に流れ、撹拌性が向上する。
次に、本発明の第3実施形態に係るサブタンク(液体収容容器)について図7を参照して説明する。図7は同サブタンクを含む吐出ユニットの説明図であり、(a)は正面説明図、(b)は側面説明図である。
本実施形態では、第1収容部202Aと第2収容部202Bとを連通する連通路212に網目などのフィルタ部材219を配置している。
これにより、澱み液を更に分散させ、撹拌性を高めることができる。また、フィルタ部材219として網目状のものを使用することで、フィルタ部材219を抜けるときに流速が高まり、撹拌性が更に向上する。
次に、本発明の第4実施形態にかかるサブタンク(液体収容容器)について図8を参照して説明する。図8は同サブタンクを含む吐出ユニットの説明図である。
本実施形態では、サブタンク42のタンクケース201と別体で、第1収容部202Aと第2収容部202Bとを連通する連通路212を形成した連通路部材である連通路ユニット43を備えている。
連通路ユニット43は、本体部431に、タンクケース201の第1収容部202Aの底部に設けた開口部(流路)222Aと、第2収容部202Bの底部に設けた開口部(流路)222Bとを通じる連通路212を有し、連通路212にはフィルタ部材219を配置している。
また、連通路ユニット43の本体部431には、連通路212のフィルタ部材219より第2収容部202B側でヘッド41に液体を供給するヘッド供給口部206が設けられている。
そして、連通路ユニット43は、サブタンク42のタンクケース201に対して交換可能に連結される。
なお、ヘッド41、連通路ユニット43及びサブタンク42を一体化して吐出ユニット40を構成できる。
これにより、フィルタ部材219に沈降物の固形分が付着して循環できなくなったときに、フィルタ部材219を含む連通路ユニット43だけを交換することができ、サブタンクを長寿命化できる。
次に、本発明の第5実施形態に係る液体を吐出する装置の液体供給系について図9を参照して説明する。図9は同液体供給系の説明図である。
本実施形態では、サブタンク42は、容器本体であるタンクケース201内に、液体を収容する2つの収容部202(第1収容部202A及び第2収容部202B)を有している。
タンクケース201は、両側に開口部を有し、中央部に隔壁部201aを有する。このタンクケース201の各開口部を変形可能な部材であるフィルム部材などからなる可撓性部材203(203A、203B)で密閉している。
これにより、隔壁部201aで隔てられ、一面が復元可能に変形可能な可撓性部材203A、203Bで形成された第1収容部202Aと第2収容部202Bとが構成されている。
ここで、タンクケース201内に配置した弾性部材としての負圧形成バネ204(204A,204B)の復元力によって可撓性部材203を常時外方に押している。なお、可撓性部材203には負圧形成バネ204の一端部を受ける補強部材211(211A、211B)を固定している。
また、サブタンク42と別体で、サブタンク42の第1収容部202Aと第2収容部202Bとを連通する連通路212を形成した連通路部材としての連通路ユニット43を備えている。
連通路ユニット43は、本体部431に、サブタンク42の第1収容部202Aの底部に設けた開口部(流路)222Aと、第2収容部202Bの底部に設けた開口部(流路)222Bとを通じる連通路212を有し、連通路212にはフィルタ部材219を配置している。
また、連通路ユニット43の本体部431には、連通路212のフィルタ部材219より第2収容部202B側でヘッド41に液体を供給するヘッド供給口部206が設けられている。
そして、本実施形態では、ヘッド41、連通路ユニット43及びサブタンク42を一体化して吐出ユニット40を構成している。
また、サブタンク42とは別体で、サブタンク42とメインタンク50との間に、弁ユニット44を備えている。弁ユニット44は、液体経路56を介してメインタンク50側と接続され、供給経路57を介してサブタンク42の第1収容部202Aと接続され、回収経路58を介してサブタンク42の第2収容部202Bと接続されている。
弁ユニット44は、ユニット本体440に、共通流路441、供給流路442、回収流路443を有している。共通流路441は、液体経路56を介してメインタンク50に通じている。供給流路442は供給経路57を介してサブタンク42の第1収容部202Aに通じている。回収流路443は回収経路58を介してサブタンク42の第2収容部202Bに通じている。回収経路58にはフィルタ部材59が配置されている。
そして、弁ユニット44は、共通流路441からサブタンク42の第1収容部202Aに液体が供給されるときに開弁する第1弁手段216と、共通流路441にサブタンク42の第2収容部202Bから液体が回収されるときに開弁する第2弁手段218とを備えている。
このように構成したので、前記第1実施形態と同様に、送液ポンプ54を逆転駆動することで、第1弁手段216は閉弁し、第2弁手段218が開弁するので、第2収容部202B内の液体が、排出口部217、回収経路58、回収流路443、共通流路441を介して液体経路56に移送される。
この状態から更に送液ポンプ54による逆転吸引を継続すると、第1収容部202A内の液体が連通路212を介して第2収容部202Bに移送され、前述した経路にて、第2収容部202Bから液体経路56に移送される。
その後、送液ポンプ54を正転駆動して液体を共通流路441に移送することで、第1弁手段216は開弁し、第2弁手段218が閉弁するので、共通流路441、供給流路442、供給経路57、供給口部215を介して第1収容部202A内に液体が移送される。
この状態から更に送液ポンプ54による正転送液を継続すると、第1収容部202Aから連通路212を介して第2収容部202Bに液体が移送される。
これらの動作を1回又は複数回行うことで、サブタンク42内の第1収容部202A、第2収容部202Bの底部に沈降成分が沈降した液体、例えば、白インクが再分散される。
このようにして、サブタンク内の液体を十分に撹拌できるようになる。
そして、本実施形態では、サブタンク42とは別体で弁ユニット44を配置しているので、弁ユニット44単体で交換することができ、装置の寿命を長くできる。
なお、フィルタ部材59を交換可能に備えることで、循環中に異物を除去することができる。また、サブタンク42と弁ユニット44との間の流路に交換可能なフィルタ部材59を備えることで、循環中に異物を除去できる。
また、弁ユニット44、供給経路57、回収経路58、フィルタ部材59などはキャリッジ3上に搭載されており、キャリッジ3の走査において摺動するチューブは液体経路56を構成するチューブのみである。このように、循環のための摺動するチューブは有さないので、キャリッジ挙動が不安定になることはなく、ヘッドの吐出も安定する。
次に、本発明の第6実施形態に係る液体を吐出する装置の液体供給系について図10を参照して説明する。図10は同液体供給系のサブタンク周りの説明図である。
本実施形態では、サブタンク42には、第1収容部202A、第2収容部202Bをそれぞれ大気に開放する大気開放手段としての大気開放弁231(231A、231B)が設けられている。
また、サブタンク42には、第1収容部202A、第2収容部202Bのそれぞれの液面を検出するための液面検知手段である液面検知センサ232(232A、232B)を備えている。液面検知センサ232は、長さの異なる2つ電極ピン233(233a、233b)が取り付けられている。
液体は電導性を持っており、電極ピン233aと233bに接触するまで液面が到達すると、電極ピン233aと233b間に電流が流れて両者の抵抗値が変化することから、液面高さが所定高さ(電極ピン233aの高さ)になったこと、液体収容部202内の空気量が所定量になったことなどを検出することができる。
ここで、液面検知センサ232Bの電極ピン233aの高さaは、第2収容部202Bの排出口部217の高さbよりも高くしている。また、液面検知センサ232Aの電極ピン233aの高さは、液面検知センサ232Bの電極ピン233aの高さaよりも高くしている。
次に、本実施形態におけるサブタンクへの液体充填動作について図11及び図12を参照して説明する。図11は同液体充填動作の説明に供するフロー図、図12は同じくサブタンク周りの説明図である。
まず、第1収容部202Aの大気開放弁231Aを開弁して第1収容部202Aを大気開放する(ステップS1、以下、単に「S1」というように表記する。)。次いで、第2収容部202Bの大気開放弁231Bを開弁して第2収容部202Bを大気開放する(S2)。
その後、送液ポンプ54を正転駆動して、メインタンク50からサブタンク42への送液を行う(S3)。このとき、図12(a)に示すように、弁ユニット44の第1弁手段216が開弁状態となり、第2弁手段218が閉弁状態となり、メインタンク50からサブタンク42の第1収容部202Aに送液される。
これにより、第1収容部202A、第2収容部202Bの液面が上昇する。なお、大気開放弁231A、231Bが開放されているので、第1収容部202Aの液面と第2収容部202Bの液面とはほぼ同じ高さになる。
そして、第1収容部202Aの液面検知センサ232Aによって液面が検知された否かを判別する(S4)。
ここで、図12(b)に示すように、第1収容部202Aの液面が電極ピン233aに到達して、第1収容部202Aの液面検知センサ232Aによって液面が検知されたときには、送液ポンプ54の駆動を停止する(S5)。
そして、第1収容部202Aの大気開放弁231Aを閉弁し(S6)、第2収容部202Bの大気開放弁231Bを閉弁する(S7)。これにより、サブタンク42内は密閉状態になる。
これに対し、第1収容部202Aの液面検知センサ232Aによって液面が検知されないときには、所定時間が経過した否か、即ち、タイムアウトか否かを判別する(S8)。そして、タイムアウトになったときには、エラー判定を行い(S9)、ステップS5に移行する。
次に、本発明の第7実施形態に係る液体を吐出する装置の液体供給系について図13を参照して説明する。図13は同液体供給系のサブタンク周りの説明図である。
本実施形態では、サブタンク42には、第2収容部202Bを大気に開放する大気開放弁231Bと、第2収容部202Bの液面を検出するための液面検知センサ232B)が取り付けられている。第1収容部202A側には大気開放弁及び液面検知センサを設けていない。
一方、第1収容部202Aと第2収容部202Bとを隔てる隔壁部201aの上部に空気連通路251を設けている。これにより、大気開放弁231Bを開弁することによって、第1収容部202A及び第2収容部202Bが大気開放される構成としている。
次に、本実施形態におけるサブタンクへの液体充填動作について図14を参照して説明する。図14は同液体充填動作の説明に供するフロー図である。
まず、第2収容部202Bの大気開放弁231Bを開弁して第2収容部202A及び第1収容部202Aを大気開放する(S11)。
その後、送液ポンプ54を正転駆動して、メインタンク50からサブタンク42への送液を行う(S12)。このとき、前記第5実施形態と同様に、弁ユニット44の第1弁手段216が開弁状態となり、第2弁手段218が閉弁状態となり、メインタンク50からサブタンク42の第1収容部202Aに送液される。
これにより、第1収容部202A、第2収容部202Bの液面が上昇する。なお、大気開放弁231Bが開放されているので、第1収容部202Aの液面と第2収容部202Bの液面とはほぼ同じ高さになる。
そして、第2収容部202Bの液面検知センサ232Bによって液面が検知された否かを判別する(S13)。
ここで、第2収容部202Bの液面検知センサ232Bによって液面が検知されたときには、送液ポンプ54を所定時間tだけ駆動する(S14)。これにより、液面は、液面検知センサ232Bによる高さaよりも所定時間tの送液量分上昇した高さcになる。なお、検知センサ232Bによる高さaで送液ポンプ54を停止してもよい。
そして、送液ポンプ54を所定時間tだけ駆動したときには、送液ポンプ54を停止し(S15)、第2収容部202Bの大気開放弁231Bを閉弁する(S16)。これにより、サブタンク42内は密閉状態になる。
これに対し、第2収容部202Bの液面検知センサ232Bによって液面が検知されないときには、所定時間が経過した否か、即ち、タイムアウトか否かを判別する(S17)。そして、タイムアウトになったときには、エラー判定を行い(S18)、ステップS15に移行する。
次に、本発明の第8実施形態に係る液体を吐出する装置について図15を参照して説明する。図15は同装置における液体撹拌動作の説明に供するサブタンクの第2収容部周りの説明図である。
本実施形態におけるサブタンク42を含む液体供給系の構成は、前記第6実施形態又は第7実施形態に係る構成と同じであるので、説明を省略する。
ここで、サブタンク42内の液体が経時的に沈降成分が沈降して上澄み液301aと淀み液(沈降液)301bに分離している状態にある。
このとき、第2収容部202Bの排出口部217よりも高い水位にある上澄み液301aは、送液ポンプ54を逆転駆動して吸引したときでも、排出口部217から十分に吸引できず、逆送することができない。
本実施形態では、第2収容部202Bの排出口部217の高さと同じ高さの水位、又は、排出口部217の高さより若干高い水位を検知する液面検知センサ232Bの電極ピン233aを備えている。
そして、図15(a)に示すように、サブタンク42内の液体の沈降成分が沈降し、上澄み液301aと淀み液301bに分離したとき、図15(b)に示すように、大気開放弁231Bを開放する。
そして、送液ポンプ54を逆転駆動することで、第2収容部202Bの液体が排出口部217から吸い込まれ、メインタンク54側へ排出される。このとき、大気開放弁231Bを介して空気が流入するので、第2収容部202Bの液面が下がる。
そして、図15(c)に示すように、液面検知センサ232Bによって液面が検知されたときに、大気開放弁231Bを閉弁する。その後、送液ポンプ54を逆転駆動して第2収容部202Bを吸引する。
このとき、大気開放弁231Bが閉弁されサブタンク42内は密閉状態のため、送液ポンプ54で液体を吸引しても、液面が低下することなく、可撓性部材203Bが収縮し、排出口部217付近の上澄み液301aが排出口部217から吸引されて第2収容部202B外へ排出される。
これにより、第2収容部202Bの排出口部217よりも高い水位にある上澄み液301aも循環させることができ、循環、撹拌にて液体を適正な状態に保つことができる。
次に、本実施形態におけるサブタンクの撹拌動作の制御について図16のフロー図を参照して説明する。
まず、第2収容部202Bの大気開放弁231Bを開弁して第2収容部202A及び第1収容部202Aを大気開放する(S21)。
その後、送液ポンプ54を逆転駆動してサブタンク42から液体の吸引(逆走)を行う(S22)。このとき、弁ユニット44の第1弁手段216が閉弁状態となり、第2弁手段218が開弁状態となり、サブタンク42の第2収容部202Bから液体経路56に逆送される。
そして、液面検知センサ232Bが液面を検知したか否かを判別する(S24)。
このとき、液面検知センサ232Bが液面を検知すれば、送液ポンプ54の駆動を停止し(S24)、大気開放弁231Bを閉弁してサブタンク42内を密閉状態にする(S25)。
そして、送液ポンプ54を逆転駆動してサブタンク42から液体の吸引(逆送)を行う(S26)。
その後、逆送開始後所定時間が経過したか否かを判別する(S27)。この場合、所定時間の経過判定に代えて、可撓性部材203Bが負圧下限位置になったことを検知したか否かを判別する構成とすることもできる。つまり、ここでは、サブタンク42内の負圧が許容できる液体吸引量に相当する吸引時間又は可撓性部材203の変位量によって送液ポンプ54の動作を管理している。
そして、所定時間が経過したとき、又は、可撓性部材203Bが負圧下限位置になったことを検知したときには、送液ポンプ54の駆動を停止する(S28)。
次いで、送液ポンプ54を正転駆動してサブタンク42に対する液体の送液を行う(S29)。
その後、送液開始後所定時間が経過したか否かを判別する(S30)。この場合、所定時間の経過判定に代えて、可撓性部材203Bが負圧上限位置になったことを検知したか否かを判別する構成とすることもできる。つまり、ここでは、サブタンク42内の負圧が許容できる液体送液量に相当する吸引時間又は可撓性部材203の変位量によって送液ポンプ54の動作を管理している。
そして、所定時間が経過したとき、又は、可撓性部材203Bが負圧上限位置になったことを検知したときには、送液ポンプ54の駆動を停止する(S31)。
その後、所定回数動作を繰り返したか否かを判別し(S32)、所定回数繰り返していないときにはステップ26に戻り、所定回数繰り返した時には送液ポンプ54の駆動を停止する(S32)。この場合、前述したサブタンク42への液体充填動作を行うこともできる。
これに対し、ステップS23において、液面検知センサ232Bによって液面が検知されないときには、所定時間が経過した否か、即ち、タイムアウトか否かを判別する(S34)。そして、タイムアウトになったときには、エラー判定を行い(S35)、ステップS25に移行する。
また、ステップS27において、所定時間が経過していないとき、又は、可撓性部材203Bが負圧下限位置になったことを検知していないときには、タイムアウトか否かを判別する(S36)。そして、タイムアウトになったときには、ステップS33に移行する。
同様に、ステップS30において、所定時間が経過していないとき、又は、可撓性部材203Bが負圧上限位置になったことを検知していないときには、タイムアウトか否かを判別する(S36)。そして、タイムアウトになったときには、ステップS33に移行する。
このような撹拌動作の制御を行うことで、前述したように、第2収容部202Bの排出口部217よりも高い水位にある上澄み液301aも循環させることができる。
ここで、白インクなどの沈降成分が含まれる液体を収容するサブタンクの液体を送液ポンプの正逆転駆動で撹拌する場合の限界について図16を参照して説明する。図17は同液体成分が分離した状態で送液ポンプの正逆転駆動を行ったときの撹拌状態の説明に供する説明図である。なお、図17では供給口部側で説明する。
白インクなどの沈降成分が含まれる液体301は、沈降を生じていない正常な液状態から経時的に沈降が進行すると、図17(a)に示すように、液体301が比重の軽い成分の上澄み液301aと、比重の重い成分の沈降液301bに分離する。
このように、経時的に或いは環境変化などによって、液体成分が分離して、特性の異なる成分の複数の液体(上澄み液301a,淀み液301b)に分離すると、吐出される液体の特性が変化することになり、吐出特性や印刷品質に影響を与えることになる。
そこで、沈降成分が含まれる液体を収容するサブタンク42内を撹拌するとき、図17(a)に示すように上澄み液301aと淀み液301bに分離し、上澄み液301aが供給口部215より上側にある状態とする。
この状態で、送液ポンプ54を逆転駆動して吸引を行った場合、図17(b)に示すように、供給口部215より上側にある上澄み液301aは、供給口部215からほとんど吸引逆送することができない。
また、逆送後に吸引した液体を送液しても、図17(c)に示すように、供給口部215より下側に送液流を発生させることができるが、供給口部215より上側にある上澄み液301aまで撹拌することができない、
これに対して、前記第6実施形態又は第7実施形態のように構成し、第8実施形態のようにして撹拌動作を行うことで、上澄み液を含めて十分な撹拌を行うことできるようになる。
本願において、吐出される液体は、ヘッドから吐出可能な粘度や表面張力を有するものであればよく、特に限定されないが、常温、常圧下において、または加熱、冷却により粘度が30mPa・s以下となるものであることが好ましい。より具体的には、水や有機溶媒等の溶媒、染料や顔料等の着色剤、重合性化合物、樹脂、界面活性剤等の機能性付与材料、DNA、アミノ酸やたんぱく質、カルシウム等の生体適合材料、天然色素等の可食材料、などを含む溶液、懸濁液、エマルジョンなどであり、これらは例えば、インクジェット用インク、表面処理液、電子素子や発光素子の構成要素や電子回路レジストパターンの形成用液、3次元造形用材料液等の用途で用いることができる。
液体を吐出するエネルギー発生源として、圧電アクチュエータ(積層型圧電素子及び薄膜型圧電素子)、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものが含まれる。
「液体を吐出する装置」には、液体吐出ヘッド又は液体吐出ユニットを備え、液体吐出ヘッドを駆動させて液体を吐出させる装置が含まれる。液体を吐出する装置には、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置だけでなく、液体を 気中や液中に向けて吐出する装置も含まれる。
「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置なども含むことができる。
例えば、「液体を吐出する装置」として、インクを吐出させて用紙に画像を形成する装置である画像形成装置、立体造形物(三次元造形物)を造形するために、粉体を層状に形成した粉体層に造形液を吐出させる立体造形装置(三次元造形装置)がある。
また、「液体を吐出する装置」は、吐出された液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、三次元像を造形するものも含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」とは、液体が少なくとも一時的に付着可能なものであって、付着して固着するもの、付着して浸透するものなどを意味する。具体例としては、用紙、記録紙、記録用紙、フィルム、布などの被記録媒体、電子基板、圧電素子などの電子部品、粉体層(粉末層)、臓器モデル、検査用セルなどの媒体であり、特に限定しない限り、液体が付着するすべてのものが含まれる。
上記「液体が付着可能なもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体を吐出する装置」は、液体吐出ヘッドと液体が付着可能なものとが相対的に移動する装置があるが、これに限定するものではない。具体例としては、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置などが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」としては、他にも、用紙の表面を改質するなどの目的で用紙の表面に処理液を塗布するために処理液を用紙に吐出する処理液塗布装置、原材料を溶液中に分散した組成液を、ノズルを介して噴射させて原材料の微粒子を造粒する噴射造粒装置などがある。
なお、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
3 キャリッジ
41 ヘッド(液体吐出ヘッド)
42 サブタンク
43 連通路ユニット(連通路部材)
44 弁ユニット
54 送液ポンプ
56 液体経路
57 供給経路
58 回収経路
201 タンクケース
202A 第1収容部
202B 第2収容部
203A,203B 可撓性部材
212 連通路
213 循環流路
215 供給口部
216 第1弁手段
217 排出口部
218 第2弁手段
219 フィルタ部材

Claims (14)

  1. 液体を吐出するヘッドに供給する液体を収容する液体収容容器であって、
    容器本体に設けられた液体を収容する第1収容部及び第2収容部と、
    前記第1収容部と前記第2収容部とを通じる連通路と、
    前記第1収容部に前記液体が流入するときに開弁する第1弁手段と、
    前記第2収容部から前記液体が流出するときに開弁する第2弁手段と、を備えている
    ことを特徴とする液体収容容器。
  2. 前記連通路は、前記容器本体の前記第1収容部と前記第2収容部とを隔てる隔壁部に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。
  3. 前記連通路は、前記容器本体に交換可能に連結される連通路部材に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体収容容器。
  4. 前記連通路は、前記第1収容部及び前記第2収容部の底部に通じている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体収容容器。
  5. 前記連通路にはフィルタ部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液体収容容器。
  6. 前記連通路は、複数設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の液体収容容器。
  7. 前記ヘッドに前記液体を供給するヘッド供給口部は前記第2収容部に通じている
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の液体収容容器。
  8. 前記第2収容部の液面高さを検知する液面検知手段を備え、
    前記液面検知手段で検知する液面高さは前記第2収容部の液体排出口の高さと同じである
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の液体収容容器。
  9. 前記第1弁手段は、前記第1収容部内に前記液体が流入する供給口部に配置され、
    前記第2弁手段は、前記第2収容部内から前記液体が排出される排出口部に配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の液体収容容器。
  10. 前記第1収容部は前記供給口部を介して撹拌流路部に通じ、
    前記第2収容部は前記排出口部を介して前記撹拌流路部に通じている
    ことを特徴とする請求項9に記載の液体収容容器。
  11. 液体を吐出するヘッドと、
    請求項1ないし10のいずれかに記載の液体収容容器と、を備えている
    ことを特徴とする吐出ユニット。
  12. 請求項1ないし10いずれかに記載の液体収容容器、又は、請求項11に記載の吐出ユニットを備えている
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
  13. 液体を吐出するヘッドと、
    前記ヘッドに供給する前記液体を収容する液体収容容器と、
    前記液体を貯留する液体貯留手段と、を備え、
    前記液体収容容器は、容器本体に設けられた液体を収容する第1収容部及び第2収容部を含み、
    前記液体収容容器の前記第1収容部と前記第2収容部とを通じる連通路を有し、
    前記液体貯留手段と前記液体収容容器との間には、
    前記液体収容容器の前記第1収容部に前記液体が流入するときに開弁する第1弁手段と、
    前記液体収容容器の前記第2収容部から前記液体が流出するときに開弁する第2弁手段と、を備えている
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
  14. 前記液体収容容器に前記液体を送液し、前記液体収容容器から前記液体を逆送する送液手段と、
    前記送液手段を駆動して、前記液体収容容器に前記液体を送液する動作と、前記液体収容容器から前記液体を逆送する動作とを繰り返して前記液体収容容器内の前記液体を撹拌する制御を行う手段と、を備えている
    ことを特徴とする請求項12又は13に記載の液体を吐出する装置。
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