JP2021093652A - 音声出力装置 - Google Patents

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【課題】音声出力装置の開口部へ侵入した液体を効果的に排出する。【解決手段】音声出力装置10において、スピーカ5の開口部4は、開口部4内の下部から開口部4内の上部に向かって突出する少なくとも1つの凸部6と、凸部6に隣接し、かつ凸部6の上部と同一位置から開口部4内の下部に向かって凹む少なくとも1つの凹部7とを備えている。【選択図】図4

Description

本発明は、音声出力装置に関するものである。
近年、風呂場、台所およびトイレ等の水まわりにおいて、スピーカ等の音響機器に加え、防水テレビまたはタブレット端末等の音声出力装置を備えた表示装置等が、多くの目的で利用されている。水回りで使用する電子機器において、水がかかることによる装置の故障を防ぐために、防水対策は不可欠である。一方、音声出力装置を備えた電子機器の場合、一定の音量を確保するためには、スピーカの前方に開口部を設けることが要求される。
特許文献1では、トイレ室内に設けられる、流水音等の擬音発生装置の構成が開示されている。この擬音発生装置は、水を用いた洗浄が考えられるトイレ室内で使用するため、スピーカをガイドするリブの一部にスリットを設けることで、スピーカ開口部から侵入した水を排出する構造が開示されている。
特開2000−14599号公報
しかしながら、前記従来技術では、スピーカをガイドするリブに設けたスリットが細い場合、スリットに流れ込む水の量によっては、表面張力の作用によって水がスリットに滞留し、スリットを塞いでしまう。そのため、スピーカ開口部が水により塞がれてしまい、装置の外部に出力される音がこもってしまうという問題があった。
本発明は、前記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、スピーカの開口部に侵入した水等の液体を、効果的に排出できる音声出力装置を提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る音声出力装置は、音声出力部と、前記音声出力部に対向する位置に開口部が形成される筐体と、前記筐体における前記開口部内の下部から前記開口部内の上部に向かって突出する少なくとも1つの凸部と、前記凸部に隣接し、かつ前記凸部の上部と同一位置から前記開口部内の下部に向かって凹む少なくとも1つの凹部とを備えていることを特徴としている。
本発明の一態様によれば、スピーカの開口部に侵入した水等の液体を、効果的に排出できる音声出力装置を提供できる。
実施形態1に係る音声出力装置を備えた防水テレビの構成を模式的に示す斜視図である。 実施形態1に係る防水テレビにおける開口部周辺を示す斜視図である。 実施形態1に係る飾りシートを除いた、開口部周辺を示す斜視図である。 実施形態1に係る開口部周辺の断面構造を示す斜視図である。 実施形態1に係る開口部内の下部における凸部および凹部の形状の変形例を示す概略図である。 実施形態1に係る開口部周辺であって、凸部の変形例を示す斜視図である。 実施形態1に係る開口部が形成される位置の変形例を示す図である。 実施形態2に係る開口部周辺を示す斜視図である。 実施形態2に係る開口部周辺を示す斜視図である。
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態について、図1から図6を参照しながら、以下に説明する。図1に示すように、本実施形態では、本発明の一実施形態に係る音声出力装置として、防水テレビ10を例として説明する。防水テレビ10は、風呂場、台所およびトイレ等の水まわりで好適に使用される。
なお、本発明の一実施形態に係る音声出力装置は防水テレビ10に限らず、例えば、携帯電話機、タブレット端末および携帯型ゲーム機等の様々な電子機器であってよい。また、本発明の一実施形態に係る音声出力装置は、表示装置を備えていない音響機器等であってもよい。
また、以下の説明では便宜上、図面における紙面向かって上側を上方、下側を下方、右側を右方、左側を左方とするが、防水テレビ10を設置する方向はこれに限られない。
<防水テレビの構成>
まず、図1を参照して、防水テレビ10の構成について説明する。図1は、防水テレビ10の構成を模式的に示す斜視図である。図1に示すように、防水テレビ10は、枠体(筐体)1、表示パネル(筐体)2、飾りシート(筐体)3および開口部4を備えている。ここで図1では、防水テレビ10の表示パネル2がある面を正面とし、防水テレビ10の正面と対向した面を背面とする。
(筐体)
防水テレビ10の筐体は、枠体1、表示パネル2および飾りシート3により形成されている。
枠体1は、防水テレビ10が備えるスピーカ(音声出力部)5等の内蔵部品および表示パネル2を支持する部材である。スピーカ5については後述する。枠体1は、防水テレビ10の、長手方向および短手方向の側面並びに背面を形成している。枠体1の正面には、表示パネル2がはめ込まれている。
表示パネル2は、平板状の表示装置である。表示パネル2は例えば、液晶パネルおよび有機EL(Electro Luminescence)パネル等の、薄型の表示装置であってよい。
飾りシート3は、防水テレビ10において表示パネル2の下方に、枠体1の一部を覆うように配置される。後述する開口部4のような構造が、防水テレビ10の正面に視認容易な態様で形成されていると、防水テレビ10の意匠性を良好に保ちにくい。開口部4等は、飾りシート3により覆われて視覚的に隠されているため、防水テレビ10は良好な意匠性を有している。
(開口部)
図2は、防水テレビ10の開口部4周辺を示す斜視図である。図2に示すように、開口部4は、枠体1の下方の左側端部および右側端部にそれぞれ1箇所ずつ形成されており、いずれも防水テレビ10の正面に向かって開口している。開口部4は、枠体1における、防水テレビ10が備えるスピーカ5に対向する位置に形成されている。開口部4は、飾りシート3により少なくとも一部が覆われている。
図3は、防水テレビ10の開口部4周辺の、飾りシート3を除いた状態を示す斜視図である。図3に示すように、開口部4内の下部には、枠体1に凸部6と凹部7とが交互に備えられた凹凸形状が形成されている。
凸部6は、開口部4内の下部から開口部4内の上部に向かって突出している。凹部7は、いずれかの凸部6に隣接し、かつ凸部6の上部と同一位置から開口部4内の下部に向かって凹んでいる。
防水テレビ10では、4つの凹部7が形成されており、それぞれの凹部7を挟むように5つの凸部6が形成されている。開口部4の左右に位置する、開口部4を形成する枠体1の端部も、凸部6として数えられる。言い換えれば、防水テレビ10は、互いに交互に配置される複数の凸部6および複数の凹部7を備えている。また、開口部4内の両端にそれぞれ凸部6が配置されている。しかしながら、防水テレビ10が備える凸部6および凹部7の数はこれに限られない。防水テレビ10は、少なくとも1つの凸部6と、少なくとも1つの凹部7とを備えていればよい。
図4は、防水テレビ10の開口部4周辺の断面構造を示す斜視図である。図4に示すように、防水テレビ10は内部にスピーカ5を備えている。スピーカ5は、防水テレビ10から音声を出力する部材である。スピーカ5は、従来一般的なスピーカ等であってよい。
スピーカ5から出力された音声は、開口部4を介して防水テレビ10の外部に出力される。したがって、開口部4を備える防水テレビ10は、スピーカ5から出力された音声を、枠体1等による音量の減衰を最小限にしながら、外部に出力できる。
なお、開口部4は、スピーカ5から出力された音声を出力するための開口部でなくてもよい。開口部4は、防水テレビ10の機能または意匠性の観点等、いかなる目的により形成されるものであってもよい。
(凸部および凹部の効果)
防水テレビ10は風呂場、台所およびトイレ等の水まわりでの使用が想定される。このような場所では、防水テレビ10には水等の液体がかかってしまう。このとき、防水テレビ10にかかった液体が開口部4を塞いでしまうことがある。そうなると、スピーカ5から出力された音声は、開口部4を塞ぐ液体に吸収され、音量が大きく減衰してしまう。
このような現象を回避するため、開口部4内の下部に単一のスリット等を設けて、液体を排出することも考えられる。しかしながら、防水テレビ10にかかる液体の量が多いと、液体に作用する重力よりも、液体の表面張力の作用が強くなってしまう。この場合、液体はスリット内に留まってしまい、開口部4を塞ぐ液体を効果的に排出することが困難となる。
一方、防水テレビ10には、開口部4内の下部に凸部6および凹部7が形成されている。開口部4内の下部がこのような凹凸形状を備えることにより、液体が開口部4に侵入したとしても、効果的に液体を排出することができる。その理由を以下に説明する。
開口部4に侵入した液体は重力によって、凸部6および凹部7が形成された開口部4内の下部へと流れていく。そして、液体が凸部6の上面に流れ落ちると、凸部6によって液体の持つ表面張力が破壊される。これにより、液体はより体積の少ない状態に分裂する。分裂した液体は、重力によって凹部7へと流れ落ち、さらに防水テレビ10の外部へと流れ出る。これにより、液体は開口部4から排出される。したがって、多量の液体が開口部4に侵入したとしても、開口部4には液体が留まりにくいため、開口部4が液体によって塞がれにくくなる。これにより、防水テレビ10を水まわりで使用しても、スピーカ5から出力される音声について、防水テレビ10にかかった液体による音量の減衰を効果的に低減できる。
上述の通り、開口部4に侵入した液体が凸部6の上面に流れ落ちると、液体は分裂し凹部7へと流れ落ちる。ここで、開口部4内の下部に複数の凸部6と複数の凹部7が交互に配置されている場合、開口部4に侵入した液体は、複数の凸部6により分裂しやすくなる。そして、分裂した液体は複数の凹部7から効果的に排出される。
また、防水テレビ10が複数の凸部6と複数の凹部7とを備えている場合、開口部4内の両端にそれぞれ凸部6が配置されていることがより好ましい。このような構成であれば、開口部4内に流れ込んだ液体は、開口部4の左方または右方ではなく、下方に向かって流れやすい。したがって、開口部4内に流れ込んだ液体を、意図した方向に排出することが容易である。
またこのような構成であれば、2つの凹部7が、いずれかの凸部6を挟んで配置されることになる。2つの凹部7が凸部6を挟んで配置されている部分では、分裂した液体が凸部6の両側の凹部7へと分かれて流れる。したがって、分裂した液体が効果的に凹部7に流れ落ちるため、開口部4から液体をより排出しやすくなる。このように、防水テレビ10が複数の凸部6および複数の凹部7を備える構成によれば、開口部4に侵入した液体をより効果的に排出できる。
また、凸部6の上部および凹部7の底は、背面側よりも正面側の方が低い位置となっている。これにより、凸部6の上部および凹部7の底は、正面側に向かって下方向に傾いた斜面状に形成されている。そのため、凸部6に流れ落ちて分裂し、凹部7に流れ落ちた液体と、凹部7に流れ落ちず凸部6の上部に留まった液体とは、いずれも重力の作用を受けて下方に流れていきやすい。したがって、凸部6の上部および凹部7の底に液体が留まりにくいため、開口部4からより効果的に液体を排出できる。なお、凸部6の上部および凹部7の底は、斜面状に形成されている必要はなく、例えば略水平であってもよい。
飾りシート3は開口部4の一部のみを覆っている。より具体的には、飾りシート3には、開口部4に対応する位置に、凸部6の下側と凹部7の下側とに亘って切り欠け部3Aが形成されている。液体は切り欠け部3Aを通過できるため、飾りシート3は、開口部4から排出される液体の流れを妨げない。したがって、飾りシート3により防水テレビ10の意匠性を良好に保ったまま、開口部4から液体を効果的に排出できる。
また、凸部6は、正面側の端部が飾りシート3の背面に接触して、飾りシート3を支持している。一方、凹部7は、正面側の端部が、凸部6の正面側の端部よりも、背面側に位置している。そのため、凹部7の正面側の端部は、飾りシート3の背面に接触していない。したがって、凹部7に流れ落ちた液体は、凹部7の正面側の端部と飾りシート3の背面との間に形成された間隙を通過し、さらに飾りシート3に形成された切り欠け部3Aを通過して、開口部4から排出される。なお、凸部6の正面側の端部と、飾りシート3の背面とは、接触していなくてもよい。
(凸部および凹部の形状)
図5は開口部4内の下部における凸部6および凹部7の形状の変形例を示す概略図である。本実施形態では、図5で符号501により示すように、凸部6の上部および凹部7の底が略水平な平面となり、凸部6の左右側の側面は、凸部6の上部の平面に対して略垂直に交わる形状である。しかしながら、凸部6および凹部7の形状はこれに限られるものではない。図5に示すように、凸部6および凹部7の形状は様々なバリエーションが考えられる。
例えば、図5で符号502により示すように、凸部6は、上方に向かって凸となる略三角形状であり、凹部7の底は平面となっている。このような形状であれば、開口部4に侵入し凸部6へと流れ落ちた液体は、凸部6の上部に形成された三角形の角によって表面張力が破壊されやすい。したがって、このような凸部6は、液体をより分裂しやすい形状であるといえる。
また、凸部6によって分裂された液体が流れ落ちる凹部7は、底が平面形状であるため一度に流せる液体の量が多い。したがって、このような凸部6および凹部7の形状によれば、開口部4から液体をより効果的に排出できる。
また、図5で符号503により示すように、凸部6が略三角形状である場合でも、凹部7は底が平面となっていなくてもよい。さらに、図5で符号504および符号505により示すように、凸部6により形成される少なくとも1つの角が曲面形状であってもよい。
このように、凸部6および凹部7の形状については、防水テレビ10のデザインおよび防水テレビ10に要求される液体の排出能力等の観点から、適宜選択してよい。
凸部6の上部の位置は、開口部4が形成される枠体1から上方にはみ出さない位置であることが好ましい。すなわち防水テレビ10では、凸部6の上部の位置は、枠体1に嵌め込まれる表示パネル2の下端の位置よりも低い位置であることが好ましい。このような構成であれば、凸部6は、表示パネル2を正面から見た場合に、表示パネル2に重ならない。そのため、表示パネル2に表示される画像の、ユーザによる閲覧を妨げない。また凹部7の底の位置は、凸部6の上部の位置よりも低い位置となるように設計すればよい。
図6は、防水テレビ10の開口部4周辺であって、凸部6の変形例を示す斜視図である。図6に示すように、凸部6の上部は、正面側の一部が切り欠かれることで、正面側への勾配が他の部分より大きい斜面が形成されていてもよい。このような構成によれば、凸部6から凹部7に流れ落ちず、凸部6の上部に留まった液体が、下方により流れていきやすい。したがって、凸部6の上部に液体が留まりにくいため、開口部4から液体をより効果的に排出できる。
(開口部の位置)
図7は、防水テレビ10における開口部4が形成される位置の変形例を示す図である。本実施形態では、図7で符号704により示すように、防水テレビ10に形成される開口部4は、枠体1の、表示パネル2に対して下方の左側端部および右側端部にそれぞれ1箇所ずつ形成されている。しかし、防水テレビ10に形成される開口部4の数および位置はこれに限定されない。
防水テレビ10に形成される開口部4の数は、防水テレビ10が備えるスピーカ5の数に応じて、1つであってもよく、2つ以外であってもよい。また、1つのスピーカ5に対して、2つ以上の開口部4が形成されていてもよい。
また、開口部4は、枠体1のいかなる位置に形成されていてもよい。図7の符号701から符号703では、枠体1の、表示パネル2に対して下方の右側端部、中央または左側端部に1つの開口部4が形成されている例を、それぞれ示している。しかしながら、開口部4が形成される位置は、枠体1の、表示パネル2に対して下方となる位置に限定されない。開口部4は、枠体1の、表示パネル2に対して上方、左方また右方となる位置に形成されていてもよい。また開口部4は、枠体1の正面ではない面に備えていてもよい。例えば、枠体1の背面または側面に、開口部4が形成されていてもよい。
このように開口部4は、防水テレビ10のいずれの位置に、いくつ形成されていてもよい。したがって、防水テレビ10のデザインによって、自由に開口部4の位置および数を設定できる。また、防水テレビ10がスピーカ5を複数備える場合、それぞれのスピーカ5に対応する開口部4を形成してよい。また、1つのスピーカ5に対する開口部4の数を増やしてもよい。これにより、複数の開口部4から、液体を効果的に排出できる。さらに、開口部4の形成位置を変化させることで、開口部4に侵入した液体を排水する方向を自由に選択することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図8および図9を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図8に示すように、本実施形態に係る防水テレビ20は、凸部6とは形状の異なる凸部26を備えている点において、実施形態1に係る防水テレビ10と異なる。
凸部26は、2つの凹部7に挟まれ、凹部7よりも左右方向の幅が大きい。また、開口部4内の下部における凸部26の上面は、一部が切り欠かれ、正面方向に傾斜した斜面が形成されている。
このような構成によれば、開口部4の左右方向の幅が大きくても、開口部4内に形成される凸部26および凹部7の数を必要以上に増やす必要がない。そのため、防水テレビ20の立体構造が複雑になり過ぎず、製造が容易となる。また、凸部26の上部には面積が広い平面が形成されている。そして、凸部26の一部には斜面が形成されているため、開口部4に侵入した液体は、重力によって下方へと流れ落ちやすい。したがって、開口部4の左右方向の幅が大きい場合でも、凸部26および凹部7の数を少なく抑えながら、開口部4に侵入した液体の効率的な排出が実現できる。
なお、図9に示すように、開口部4内の下部における凸部26の上面の一部は、切り欠かれておらず、斜面が形成されていなくてもよい。この場合でも、凸部26により分裂した液体は凹部7に流れ込んで、開口部4から排出される。
また、本実施形態では凸部26の左右方向の幅が、凹部7の左右方向の幅よりも大きい例を示した。しかしながら、これとは逆に凹部7の左右方向の幅が、凸部26の左右方向の幅よりも大きくてもよい。この場合でも、防水テレビ20は、凸部26および凹部7の数を少なく抑えながら、開口部4に侵入した液体を排出できる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る音声出力装置は、音声出力部と、前記音声出力部に対向する位置に開口部が形成される筐体と、前記筐体における前記開口部内の下部から前記開口部内の上部に向かって突出する少なくとも1つの凸部と、前記凸部に隣接し、かつ前記凸部の上部と同一位置から前記開口部内の下部に向かって凹む少なくとも1つの凹部とを備えている。
前記構成によれば、水等の液体が開口部から侵入したとしても、液体が凸部の上面に流れ落ちると、凸部によって液体の持つ表面張力を破壊されやすい。これにより、液体はより体積の少ない状態に分裂し、分裂した液体に働く重力によって凹部へと流れ落ち、外部へと排出される。そのため、開口部から効果的に液体を排出できる。
本発明の態様2に係る音声出力装置は、前記態様1において、互いに交互に配置される複数の前記凸部および複数の前記凹部を備えていてもよい。
前記構成によれば、複数の凸部と複数の凹部が互いに交互に配置されることで、開口部に侵入した液体が凸部によって分裂するため、隣接した凹部へと流れ落ちやすくなる。そのため、開口部から効果的に液体を排出できる。
本発明の態様3に係る音声出力装置は、前記態様2において、前記開口部内の両端にそれぞれ前記凸部が配置されていてもよい。
前記構成によれば、開口部内の両端の凸部以外の凸部は、必ず両側に凹部を備えることになり、開口部から侵入した液体が凸部の上面によって分裂した際に、両側の凹部から効果的に液体を排出できる。
本発明の態様4に係る音声出力装置は、前記態様1〜3の何れかにおいて、前記筐体には、前記凸部の下側と凹部の下側とに亘って切り欠け部が形成されていてもよい。
前記構成によれば、開口部を覆うための切り欠け部が形成されることで、凸部および凹部を隠し、筐体の意匠性を良好に保ち、かつ開口部に侵入した液体を外部へと効果的に排出できる。
1 枠体(筐体)
2 表示パネル(筐体)
3 飾りシート(筐体)
3A 切り欠け部
4 開口部
5 スピーカ(音声出力部)
6、26 凸部
7 凹部
10、20 防水テレビ(音声出力装置)

Claims (4)

  1. 音声出力部と、
    前記音声出力部に対向する位置に開口部が形成される筐体と、
    前記筐体における前記開口部内の下部から前記開口部内の上部に向かって突出する少なくとも1つの凸部と、
    前記凸部に隣接し、かつ前記凸部の上部と同一位置から前記開口部内の下部に向かって凹む少なくとも1つの凹部とを備えていることを特徴とする、音声出力装置。
  2. 互いに交互に配置される複数の前記凸部および複数の前記凹部を備えていることを特徴とする、請求項1に記載の音声出力装置。
  3. 前記開口部内の両端にそれぞれ前記凸部が配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の音声出力装置。
  4. 前記筐体には、前記凸部の下側と凹部の下側とに亘って切り欠け部が形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載の音声出力装置。
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