JP2021091126A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

Abstract

【課題】出力処理を行うときに、機密性の高い印刷物の情報漏洩のリスクを低減できる画像形成装置等を提供する。【解決手段】制御部（１００）、記憶部（１６０）、表示部（１５０）を備え、印刷データ（１８０）に基づく印刷用画像を出力するときは、制御部（１００）により、印刷データ（１８０）を記憶部（１６０）に記憶して、選択的に印刷用画像の出力を行い、印刷データ（１８０）に印刷用画像を識別する識別情報（１９０）が含まれている場合は、印刷用画像とともに識別情報（１９０）を出力することができる画像形成装置（１０）であって、制御部（１００）は、ユーザが選択した印刷データ（１８０）に基づく印刷用画像を表示部（１５０）に表示する際に、印刷データ（１８０）に識別情報（１９０）が含まれていない場合のみ印刷用画像を表示するように出力処理を制限することを特徴とする。【選択図】図３

Description

本発明は、画像形成装置等に係り、特に、印刷データを記憶部に記憶して、選択的に印刷用画像の出力を行い、印刷データに付加情報が含まれている場合は、印刷用画像とともに付加情報を出力することができる画像形成装置等に関する。

近年、画像形成装置において、印刷物の漏えい問題を回避するため、印刷物を出力する際に、一旦印装置内に印刷用の画像を保存し、ユーザが画像形成装置の前で操作を行ったときに印刷を実行する機能を備えるものが知られている（特許文献１を参照）。

また、画像形成装置において、印刷物を出力する際に、背景に透かし印刷で「社外秘」、「極秘」など特定の文字列を挿入する機能（ウォータマーク印刷）を備えるものが知られている（特許文献２を参照）。

特許文献１には、画像形成装置において、印刷前にプレビュー表示により印刷画像の確認を行うとともに、「極秘」等の付加情報としてスタンプがついた印刷画像をプレビュー表示する技術が開示されている。

特許文献２には、「社外秘」、「極秘」等の特定の文字列を識別情報として印刷物に付与する手段として、ユーザが作成した印刷データに、画像形成装置で指定された「社外秘」、「極秘」等の文字列を、指定された場所にスタンプ代わりに印字させる技術が開示されている。

特開２０１０−４１５６２号公報 特開２００１−３２８３２５号公報

従来技術では、ユーザが印刷データの記憶先を指定せずに記憶して、印刷処理を実行した場合、印刷データは、記憶部の共有フォルダや一時保存フォルダなどに保存される。

しかしながら、共有フォルダや一時保存フォルダに保存された印刷データは、パスワードが設定されていない場合は、通常、全てのユーザがプレビュー機能を介して、印刷物の内容を閲覧可能な状態となっている。

したがって、パスワード設定がされていない印刷データの場合は、「社外秘」、「極秘」などのウォータマーク付き、または、スタンプ付きの印刷データであったとしても、プレビュー機能により印刷データを出力するユーザ以外のユーザに閲覧されてしまうという問題があった。

本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、出力処理を行うときに、機密性の高い印刷物の情報漏洩のリスクを低減できる画像形成装置等を提供することを目的とする。

本発明の画像形成装置は、制御部と、記憶部と、表示部とを備え、印刷データに基づく印刷用画像を出力するときは、前記制御部により、前記印刷データを前記記憶部に記憶して、選択的に印刷用画像の出力を行い、前記印刷データに印刷用画像（例えば、印刷文書など）を識別する識別情報（例えば、ウォータマーク、スタンプ印刷）が含まれている場合は、前記印刷用画像とともに前記識別情報を出力することができる画像形成装置であって、前記制御部により、ユーザが選択した印刷データに基づく印刷用画像を前記表示部に表示する際に、前記ユーザが選択した印刷データに前記識別情報が含まれていない場合のみ前記印刷データに基づく印刷用画像を表示するように出力制限することを特徴とするものである。

また、本発明の画像形成方法は、印刷データに基づく印刷用画像を出力するときに、前記印刷データを記憶部に記憶する工程と、ユーザが選択した印刷データに基づき印刷用画像の出力を行う工程と、前記印刷データに印刷用画像を識別する識別情報が含まれている場合は、前記印刷用画像とともに前記識別情報を出力する工程と、を有する画像形成方法であって、さらに、ユーザが選択した印刷データに基づく印刷用画像を前記表示部に表示する際に、前記ユーザが選択した印刷データに前記識別情報が含まれていない場合のみ前記印刷データに基づく印刷用画像を表示するように出力制限する工程、を有することを特徴とするものである。

本発明の画像形成装置等によれば、印刷処理を行うときに、表示部の操作画面上に識別情報が含まれていない印刷データに基づく印刷用画像のみを表示するようにしたことで、安易に識別情報が含まれる印刷データが選択されて印刷されることがないため、機密性の高い印刷物の情報漏洩のリスクを低減できる画像形成装置等を提供することができる。

第１実施形態に係る画像形成装置を含む印刷システムの全体構成を示す説明図である。 画像形成装置の構成を示す説明図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図４は印刷データに基づく印刷用画像の一例を示す説明図である。 画像形成装置を構成する表示部に表示される操作画面の一例を示す説明図である。 画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置を構成する表示部に表示されたプレビュー表示の一例を示す説明図である。 第２実施形態に係る画像形成装置を構成する表示部に表示されたプレビュー表示の一例を示す説明図である。 表示部に表示されるプレビュー表示の変形例を示す説明図である。 画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャートである。 第３実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャートである。 第４実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。 画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャートである。 図１４に続く画像形成装置の出力処理の一例を示すフローチャートである。 第５実施形態に係る画像形成装置から印刷データ送信元の端末装置へパスワードを要求する処理を示すシーケンス図である。 画像形成装置から印刷データ送信元の端末装置へ印刷許可を要求する処理を示すシーケンス図である。 は画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャートである。 図１８に続く画像形成装置の出力処理の一例を示すフローチャートである。 第６実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。

（第１実施形態）
以下、本発明の第１実施形態について図面を参照して説明する。
図１は発明を実施する形態の一例であって、本発明の第１実施形態に係る画像形成装置を含む印刷システムの全体構成を示す説明図、図２は画像形成装置の構成を示す説明図、図３は画像形成装置の構成を示すブロック図、図４は印刷データに基づく印刷用画像の一例を示す説明図、図５は画像形成装置を構成する表示部に表示される操作画面の一例を示す説明図である。

（印刷システムの構成）
第１実施形態は、図１に示すように、画像形成装置１０と、端末装置１１とをネットワークＮＷを介して通信接続された印刷システム１である。

（画像形成装置の構成）
第１実施形態に係る画像形成装置１０は、図３に示すように、印刷データ１８０に基づく印刷用画像を出力するときは、制御部１００により、印刷データ１８０を記憶部１６０に記憶して、出力指示により、選択的に記憶部１６０に記憶された印刷データ１８０に基づく印刷用画像の出力を行い、印刷データ１８０に印刷用画像を識別するウォータマーク、スタンプ印刷等の識別情報１９０が含まれている場合は、印刷用画像とともに前記識別情報を出力する画像形成装置である。

第１実施形態では、画像形成装置１０は、制御部１００により、ユーザが選択した印刷データ１８０に基づく印刷用画像を表示部１５０に表示する際に、ユーザが選択した印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれていない場合のみ印刷データ１８０に基づく印刷用画像を表示するように出力制限することを特徴とするものである。

まず、第１実施形態に係る画像形成装置１０の全体構成について説明する。
画像形成装置１０は、図２に示すように、装置本体１０ａの上部に原稿読取部１１２を備えて原稿の画像を読取り、電子写真方式により画像を出力する複合機である。

画像形成装置１０は、図３に示すように、主に、制御部１００と、画像入力部１１０と、原稿読取部１１２と、画像処理部１２０と、画像形成部１３０と、操作部１４０と、表示部１５０と、記憶部１６０と、通信部１７０等を備えて構成されている。

制御部１００は、画像形成装置１０の全体を制御するための機能部である。
そして、制御部１００は、各種プログラムを読み出して実行することにより各種機能を実現しており、例えば１又は複数の演算装置（例えば、ＣＰＵ（Central Processing Unit））等により構成されている。

画像入力部１１０は、画像形成装置１０に入力される画像データを読み取るための機能部である。そして、画像入力部１１０は、原稿の画像を読み取る機能部である原稿読取部１１２と接続され、原稿読取部１１２から出力される画像データを入力する。

また、画像入力部１１０は、ＵＳＢメモリや、ＳＤカード等の記憶媒体から画像データを入力してもよい。また、他の端末装置と接続を行う通信部１７０により、他の端末装置から画像データを入力してもよい。

原稿読取部１１２は、コンタクトガラス（不図示）に載置された原稿を光学的に読み取り、画像形成部１３０へスキャンデータを渡す機能を有する。

画像処理部１２０は、原稿読取部１１２で読み込まれた画像データに基づき、設定されたファイル形式（TIFF，GIF，JPEG等）に変換する機能を有する。そして、画像処理が施された画像データに基づき出力画像を形成する。

画像形成部１３０は、画像データに基づく出力データを記録媒体（例えば記録用紙）に形成するための機能部である。例えば、図２に示すように、自動給紙トレイ１２２から記録用紙を給紙し、画像処理部１２０において記録用紙の表面に画像が形成された後に排紙トレイ１２４から排紙される。画像処理部１２０は、例えば電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成されている。

操作部１４０は、ユーザによる操作指示を受け付けるための機能部であり、各種キースイッチや、接触による入力を検出する装置等により構成されている。ユーザは、操作部１４０を介して、使用する機能や出力条件を入力する。

表示部１５０は、ユーザに各種情報を表示するための機能部であり、例えばＬＣＤ（Liquid crystal display）等により構成されている。

すなわち、操作部１４０は、画像形成装置１０を操作するためのユーザーインターフェースを提供し、表示部１５０には、画像形成装置１０の各種設定メニュー画面やメッセージが表示される。

なお、画像形成装置１０は、図２に示すように、操作部１４０の構成として、操作パネル１４１と、表示部１５０とが一体に形成されているタッチパネルを備えてもよい。この場合において、タッチパネルの入力を検出する方式は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった、一般的な検出方式であればよい。

記憶部１６０は、画像形成装置１０の動作に必要な制御プログラムを含む各種プログラムや、読み取りデータを含む各種データやユーザ情報が記憶されている機能部である。記憶部１６０は、例えば、不揮発性のＲＯＭ（Read Only Memory）、ＲＡＭ（Random Access Memory）、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）等により構成されている。また、半導体メモリであるＳＳＤ（Solid State Drive）を備えてもよい。

ＲＯＭには、画像形成装置１０の一般的な動作を実現するためのコンピュータプログラムが記憶される。ＲＯＭには、さらに、操作部１４０に表示する各種設定画面等を表示するための画面データが記憶される。

ＲＡＭは、制御部１００におけるＣＰＵによる演算処理結果を一時的に記憶するワーキングメモリとしての機能と、画像データを記憶するフレームメモリとしての機能を提供する。

ＨＤＤには、原稿読取部１１２にてスキャンされた画像データ等の各種データが一時的に記憶される。

通信部１７０は、ネットワークＮＷを介して端末装置１１等と通信接続を行う。

（画像形成装置の特徴的な構成）
第１実施形態に係る画像形成装置１０では、記憶部１６０には、印刷対象の印刷データ１８０が記憶される。

印刷データ１８０として、図３に示すように、印刷文書を識別する識別情報１９０を含む第１印刷データ１８１、識別情報１９０を含まない第２印刷データ１８２が記憶される。

制御部１００の構成として、識別情報判定部１０１と、出力制限設定部１０２とを備える。

識別情報判定部１０１は、記憶部１６０に記憶された印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれているか否かを判定する。

出力制限設定部１０２は、印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれていると判定された場合に、印刷データ１８０に基づく印刷用画像のプレビュー表示を制限する。

第１実施形態では、例えば、図４に示すように、印刷データ１８０に基づく印刷用画像１８０ａに、識別情報１９０に基づく極秘スタンプなどの識別画像１９０ａが含まれる場合には、出力制限設定部１０２は、図５に示すように、表示部１５０の操作画面１５１にはプレビュー表示されないように設定されている。
符号１５０１は白黒コピー開始ボタン、１５０２はカラーコピー開始ボタンである。

（印刷データに基づく印刷用画像の処理）
次に、第１実施形態に係る画像形成装置１０おいて、受信した印刷データに基づく印刷用画像の処理についてフローチャートに沿って説明する。

図６は第１実施形態に係る画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャート、図７は画像形成装置を構成する表示部に表示されたプレビュー表示の一例を示す説明図である。

第１実施形態では、画像形成装置１０において、受信した印刷データに基づく印刷用画像の印刷処理が実行される前に、表示部１５０に印刷用画像のプレビュー画像が表示される。

図６に示すように、画像形成装置１０において、印刷データ１８０が受信されると（ステップＳ１０１）、印刷データ１８０は記憶部１６０に記憶される（ステップＳ１０３）。

そして、印刷処理を実行する場合は、画像形成装置１０の表示部１５０に記憶部１６０に記憶された印刷データ１８０を表示部１５０に表示して、表示された印刷データ１８０の中から印刷対象の印刷データ１８０を選択する（ステップＳ１０５）。

そして、印刷処理が開始されると（ステップＳ１０７）、制御部１００の識別情報判定部１０１において、選択された印刷対象の印刷データ１８０を判定する（ステップＳ１０９）。

識別情報判定部１０１において、ユーザに選択された印刷データ１８０に、機密性の高い文書であることを識別する極秘スタンプ等の識別情報１９０が含まれている機密文書であるか否かが判定される（ステップＳ１１１）。

ステップＳ１１１において、印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれている機密文書であると判定された場合は、印刷データ１８０は機密性の高い第１印刷データ１８１であると判定されて、印刷用画像のプレビュー表示や印刷の制限が設定される（ステップＳ１１２）。そして、プレビュー表示を行うプレビュー機能が実行不可となり（ステップＳ１１３）、印刷処理の実行が不可となる（ステップＳ１１５）。

一方、ステップＳ１１１において、印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれている機密文書ではないと判定された場合は、機密性の高くない第２印刷データ１８２であると判定されて、プレビュー機能が実行されて（ステップＳ１１７）、図７に示すように、第２印刷データ１８２に基づく印刷用画像のプレビュー画像１８２１が、表示部１５０の操作画面１５１に表示される（ステップＳ１１９）。
このようにして、出力処理は終了する。

以上のように構成したので、第１実施形態によれば、画像形成装置１０において、制御部１００の構成として、識別情報判定部１０１と、出力制限設定部１０２とを備えることで、ユーザが選択した印刷データ１８０が、識別情報１９０が含まれる機密性の高い第１印刷データ１８１である場合は、出力制限されてプレビュー表示や印刷を行う出力処理が実行不可となり、識別情報１９０が含まれない第２印刷データ１８２である場合のみ出力処理が実行可能となるようにしたことで、機密性の高い印刷物の情報漏洩のリスクを低減することができる。

（第２実施形態）
次に、第２実施形態について説明する。
第２実施形態は、第１実施形態の画像形成装置１０の構成に加えて、制御部１００を構成する出力制限設定部１０２の機能として、選択対象となる印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれていると判定された場合は、識別情報１９０を含む第１印刷データ１８１に基づく印刷用画像の少なくとも一部に出力制限をかけて、第１印刷データ１８１に基づく印刷用画像のプレビュー表示するようにしたことを特徴とするものである。

図８は第２実施形態に係る画像形成装置を構成する表示部に表示されたプレビュー表示の一例を示す説明図、図９は表示部に表示されるプレビュー表示の変形例を示す説明図、図１０は画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャートである。

なお、第２実施形態において、説明の便宜上、第１実施形態の画像形成装置１０と同一の構成には、同一の番号を付して説明を省略する。

第２実施形態では、画像形成装置１０において受信した印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれている場合であっても、出力制限設定部１０２により、表示される画像に出力制限をつけてプレビュー表示可能にすることを特徴としている。

例えば、図８に示すように、表示部１５０の操作画面１５１にプレビュー表示される第１印刷データ１８１に基づく印刷用画像のプレビュー画像１８１１の一部領域１８１１ｂに表示されたプレビュー画像にモザイクをかけて出力制限するようにしてもよい。

ここでは、出力制限設定部１０２により、識別情報１９０に基づく識別画像である「極秘」のプレビュー画像１９０１が表示されるように設定されている。

また、図９に示すように、印刷用画像のプレビュー画像１８１１において、社外秘、極秘スタンプなどの機密文書を示す識別画像である「極秘」のプレビュー画像１９０１のみを表示する等により、プレビュー表示される内容に出力制限するようにしてもよい。

このように、第１印刷データ１８１に基づくプレビュー画像１８１１や識別情報１９０に基づくプレビュー画像１９０１により、第１印刷データ１８１に基づく印刷用画像が機密性の高い文書であることの確認はできるが、第１印刷データ１８１の実体内容については確認できない。

（印刷データに基づく印刷用画像の処理）
次に、第２実施形態に係る画像形成装置１０おいて、受信した印刷データに基づく印刷用画像の処理についてフローチャートに沿って説明する。

図１０は第２実施形態に係る画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャートである。

ここでは、画像形成装置１０における出力処理において、第１実施形態と同様に印刷データを判定して、印刷データの機密性を識別する識別情報を含むか否かに応じて、印刷データに対応した出力処理を実行する。

第２実施形態に係る画像形成装置１０による出力処理は、印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれている場合に、印刷データ１８０の一部に出力制限を設定して、プレビュー表示を行うようにすること以外は、第１実施形態の画像形成装置１０における出力処理と同様の処理工程を有する。

したがって、ここでは、第１実施形態の画像形成装置１０における出力処理の工程と異なる工程について説明する。

図１０に示すように、画像形成装置１０において、印刷データが受信されて（ステップＳ１０１）、印刷処理が実行される。第２実施形態の画像形成装置１０では、ステップＳ１０１からステップＳ１１２までと、ステップＳ１１３とステップＳ１１５、ステップＳ１１１からステップＳ１１９までの処理について、第１実施形態の画像形成装置１０と同様である。

第２実施形態では、ステップＳ１１１において、印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれていると判定された場合は、印刷データ１８０は機密性の高い第１印刷データ１８１であると判定されて、印刷用画像のプレビュー表示や印刷の制限が設定される（ステップＳ１１２）。そして、第１印刷データ１８１の一部に出力制限の設定がされているか否かが判定される（ステップＳ２０１）。

ステップＳ２０１において、第１印刷データ１８１の一部に出力制限の設定がされていると判定された場合は、出力制限設定部１０２により、第１印刷データ１８１に基づく印刷用画像のプレビュー画像の一部を出力制限して、プレビュー機能を実行する（ステップＳ２０３）。これにより、第１印刷データ１８１に基づく印刷用画像のプレビュー画像１８１１は、一部の領域が出力制限された状態で表示部１５０の操作画面１５１に表示される。

一方、ステップＳ２０１において、第１印刷データ１８１の一部に出力制限の設定がされていないと判定された場合は、プレビュー表示を行うプレビュー機能が実行不可となり（ステップＳ１１３）、印刷処理の実行が不可となる（ステップＳ１１５）。
このようにして、出力処理は終了する。

以上のように構成したので、第２実施形態によれば、画像形成装置１０において、受信した印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれている場合であっても、出力制限設定部１０２により、機密性の高い部分を不明瞭にした状態でプレビュー表示するように出力制限を設定するようにしたことで、ユーザが選択した印刷データ１８０が機密性の高い第１印刷データ１８１であっても、表示状態に制限をかけたプレビュー表示により、情報漏洩することなく、印刷用画像を確認することができる。

（第３実施形態）
次に、第３実施形態について説明する。
第３実施形態に係る画像形成装置は、第１実施形態の画像形成装置１０の構成に加えて、制御部３００により、第１印刷データ１８１に関連付けられたユーザによる出力操作のみを有効にするようにしたことを特徴とするものである。

図１１は第３実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図、図１２は画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャートである。

なお、第３実施形態に係る画像形成装置は、第１実施形態の画像形成装置１０と同様な構成を有するものであるため、第１実施形態の画像形成装置１０を参照するものして説明を省略する。

第３実施形態に係る画像形成装置３０は、図１１に示すように、制御部３００の構成として、ユーザ判定部３０１を備えて、第１印刷データ１８１に関連付けられたユーザのみの出力操作を有効とすることを特徴とする。

記憶部１６０は、印刷データ１８０を記憶するとともに、画像形成装置４０を使用するユーザのユーザ情報３８１が記憶される。ユーザ情報３８１は、ユーザを識別するユーザ識別情報（例えば、認証情報）であってもよい。

第３実施形態では、ユーザが画像形成装置３０が受信した印刷対象となる特定の印刷データと、当該ユーザのユーザ情報とは予め関連付けられている。

ユーザ判定部３０１は、印刷対象となる印刷データとユーザ情報との基づき、印刷処理を行うユーザと、ユーザが選択した印刷データとが関連付けられているか否かを判定する。

第３実施形態に係る画像形成装置３０では、ユーザが印刷処理を実行する際に、当該ユーザと印刷対象の印刷データとが関連付けられていると判定された場合のみ、出力操作を行うことが可能となる。

（印刷データに基づく印刷用画像の処理）
次に、第３実施形態に係る画像形成装置３０おいて、受信した印刷データに基づく印刷用画像の処理についてフローチャートに沿って説明する。

ここでは、画像形成装置３０における出力処理において、第１実施形態と同様に印刷データを判定して、印刷データの機密性を識別する識別情報を含むか否かに応じて、印刷データに対応した出力処理を実行する。

第３実施形態に係る画像形成装置３０による出力処理は、印刷対象となる印刷データと操作するユーザとが関連付けられているか否かを判定すること以外は、第１実施形態の画像形成装置１０における出力処理と同様の処理工程を有する。

したがって、ここでは、第１実施形態の画像形成装置１０における出力処理の工程と異なる工程について説明する。

図１２に示すように、画像形成装置３０において、印刷データが受信されて（ステップＳ１０１）、印刷処理が実行される。画像形成装置３０では、ステップＳ１０１からステップＳ１０９までと、ステップＳ１１１からステップＳ１１５までと、ステップＳ１１１からステップＳ１１９までの処理について、第１実施形態の画像形成装置１０と同様である。

第３実施形態では、ステップＳ１０９において、選択された印刷対象の印刷データ１８０を判定して、印刷データ１８０とこれを選択したユーザのユーザ情報３８１とが関連付けられているか否かが判定される（ステップＳ３０１）。

ステップＳ３０１において、選択された印刷データ１８０とこれを選択したユーザのユーザ情報３８１とが関連付けられていると判定された場合は、識別情報判定部１０１において、ユーザに選択された印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれている機密文書であるか否かが判定される（ステップＳ１１１）。

一方、ステップＳ３０１において、選択された印刷データ１８０とこれを選択したユーザのユーザ情報３８１とが関連付けられていないと判定された場合は、プレビュー表示を行うプレビュー機能が実行不可となり（ステップＳ１１３）、印刷処理の実行が不可となる（ステップＳ１１５）。このようにして、出力処理は終了する。

以上のように構成したので、第３実施形態によれば、画像形成装置３０において、受信した印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれている場合であっても、ユーザ判定部３０１により、印刷処理を実行するユーザのユーザ情報３８１と、印刷対象の印刷データ１８０とが関連付けられていると判断された場合は、当該ユーザによる出力操作が有効となるので、当該ユーザのみによる出力処理を行うことができる。これにより、他のユーザによりプレビュー表示されたり、印刷されたりすることによる情報漏洩を防止することができる。

（第４実施形態）
次に、第４実施形態について説明する。
第４実施形態に係る画像形成装置は、第１実施形態の画像形成装置１０の構成に加えて、制御部４００の構成にパスワード判定部４０１を備えて、識別情報１９０を含む印刷データ１８０にパスワードが設定されているか否か判定して、印刷データ１８０にパスワードが設定されていない場合は、操作部１４０に対する出力操作を制限するようにしたことを特徴とするものである。

第４実施形態では、出力制限の設定として、操作部１４０に対する出力操作を無効にする設定を含む。

図１３は第４実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図、図１４は画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャート、図１５は図１４に続く画像形成装置の出力処理の一例を示すフローチャートである。

なお、第４実施形態に係る画像形成装置は、第１実施形態の画像形成装置１０と同様な構成を有するものであるため、第１実施形態の画像形成装置１０を参照するものして説明を省略する。

第４実施形態に係る画像形成装置４０は、図１３に示すように、制御部４００の構成として、パスワード判定部４０１を備えて、識別情報１９０を含む印刷データ１８０にパスワードが設定されているか否かを判定して、印刷データ１８０にパスワードが設定されていない場合は、操作部１４０に対する出力操作を無効とすることを特徴とする。

記憶部１６０は、印刷データ１８０を記憶するとともに、パスワード判定部４０１により判定されたパスワード情報４８１が記憶される。

第４実施形態に係る画像形成装置４０では、ユーザが印刷処理を実行する際に、印刷対象の第１印刷データ１８１に対応するパスワードが入力されたときに、印刷対象の第１印刷データ１８１に対して出力操作を行うことが可能になる。

（印刷データに基づく印刷用画像の処理）
次に、第４実施形態に係る画像形成装置４０おいて、受信した印刷データに基づく印刷用画像の処理についてフローチャートに沿って説明する。

ここでは、画像形成装置４０における出力処理において、第１実施形態と同様に印刷データを判定して、印刷データの機密性を識別する識別情報を含むか否かに応じて、印刷データに対応した出力処理を実行する。

第４実施形態に係る画像形成装置４０による出力処理は、識別情報１９０を含む第１印刷データ１８１に対してパスワードを設定して、パスワードが入力されたことで印刷処理が実行されること以外は、第１実施形態の画像形成装置１０における出力処理と同様の処理工程を有する。

したがって、ここでは、第１実施形態の画像形成装置１０における出力処理の工程と異なる工程について説明する。

図１４、図１５に示すように、画像形成装置４０において、印刷データが受信されて（ステップＳ１０１）、印刷処理が実行される。画像形成装置４０では、ステップＳ１０１からステップＳ１０９までと、ステップＳ１１１からステップＳ１１５まで、ステップＳ１１１からステップＳ１１９までの処理について、第１実施形態の画像形成装置１０と同様である。

第４実施形態では、パスワード判定部４０１により、選択された印刷データ１８０にパスワードが設定されているか否かが判定される（ステップＳ４０１）。

ステップＳ４０１において、印刷データ１８０にパスワードが設定されていると判定された場合は、画像形成装置４０の表示部１５０にパスワードの入力を行う入力画面が表示される（ステップＳ４０３）。

そして、入力画面に入力されたパスワードが正しいか否かが判定される（ステップＳ４０５）。ステップＳ４０５において、パスワードが正しいと判定された場合は、ステップＳ１１１に進む。

一方、ステップＳ４０５において、パスワードが正しくないと判定された場合は、ステップＳ４０７に進み、出力制限設定部１０２において、操作部１４０における出力操作による指示が無効となるように設定される。そして、ステップＳ１１３、ステップＳ１１５へと進み、出力処理は実行されない。

以上のように構成したので、第４実施形態によれば、画像形成装置４０において、受信した印刷データ１８０に識別情報１９０が含まれている場合、パスワード判定部４０１により、識別情報１９０を含む第１印刷データ１８１にパスワードが設定されていないと判定された場合には、出力制限設定部１０２において、ユーザによる出力操作が無効となるように設定することで、パスワードの設定が必要な機密性の高い第１印刷データ１８１の出力処理が実行不可となるため、機密性の高い印刷物の情報漏洩を防止できる。

（第５実施形態）
次に、第５実施形態について説明する。
第５実施形態は、第４実施形態の画像形成装置４０において、識別情報１９０を含む印刷データ１８０にパスワードが設定されていない場合、識別情報１９０が含まれる印刷データ１８０の送信元の端末装置１１に対して、識別情報１９０を含む印刷データ１８０の出力制限を解除することを要求して、印刷データ１８０の出力処理を実行可能にすることを特徴とするものである。

図１６は第５実施形態に係る画像形成装置から印刷データ送信元の端末装置へパスワードを要求する処理を示すシーケンス図、図１７は画像形成装置から印刷データ送信元の端末装置へ印刷許可を要求する処理を示すシーケンス図、図１８は画像形成装置において受信した印刷データに基づく印刷用画像の出力処理の一例を示すフローチャート、図１９は図１８に続く画像形成装置の出力処理の一例を示すフローチャートである。

なお、第５実施形態に係る画像形成装置は、第４実施形態の画像形成装置４０と同様な構成を有するものであるため、第４実施形態の画像形成装置４０を参照するものして説明を省略する。

（印刷データに対するパスワードの設定を要求する場合）
画像形成装置４０において、端末装置１１から受信した印刷データ１８０について、パスワードが必要な印刷対象の印刷データ１８０（第１印刷データ１８１）に対してパスワードが設定されていない場合は、画像形成装置４０から端末装置１１に対して、印刷対象の印刷データ１８０にパスワードを設定すること要求することで、印刷対象の印刷データ１８０の出力処理を実行可能とするようにしている。

ここでは、図１６に示すように、画像形成装置４０から端末装置１１に対して、新しいパスワード設定の要求がされる（Ｓ１００１）。

端末装置１１では、画像形成装置４０から新しいパスワード設定の要求があると、新しいパスワードが入力される（Ｓ１００２）。そして、端末装置１１から画像形成装置４０に対して、応答メッセージが送信されるとともに、新しいパスワードの情報が送信される（Ｓ１００３）。

画像形成装置４０では、識別情報１９０を含む印刷データ１８０に対して新しいパスワードが設定される（Ｓ１００４）。

（印刷データの印刷許可の要求する場合）
画像形成装置４０において、端末装置１１から受信した印刷データ１８０について、パスワード設定などにより出力制限されている場合は、画像形成装置４０から端末装置１１に対して、出力制限を解除して印刷許可を要求することで、印刷対象の印刷データ１８０の出力処理を実行可能とするようにしている。

ここでは、図１７に示すように、画像形成装置４０から端末装置１１に対して、印刷許可が要求される（Ｓ２００１）。このとき、機密性の高い印刷データ１８０を操作しているユーザ名と、印刷データ１８０の名前とが送信される。画像形成装置４０では、タイムアウト時間を設定して応答を待つ（Ｓ２００２）

端末装置１１では、画像形成装置４０から印刷許可の要求があると、印刷データ１８０の名前と、印刷要求のあったユーザ名を確認する（Ｓ２００３）。そして、画像形成装置４０に対して印刷を許可するか、禁止するかの応答メッセージを送信する（Ｓ２００４）。

画像形成装置４０に対して出力制限された印刷データ１８０の印刷許可は、例えば、印刷データ１８０に設定されたパスワードの設定を解除するようにしてもよい。

画像形成装置４０では、タイムアウト時間を経過して応答メッセージがない場合は、「応答なし」のメッセージを表示するようにしてもよい。

一方、応答メッセージを受けた場合は、応答内容が「禁止」であれば、「印刷できません」と表示するようにしてもよい。また、応答内容が「許可」であれば、「印刷を実行する」と表示するようにしてもよい（Ｓ２００５）。

（印刷データに基づく印刷用画像の処理）
次に、第５実施形態に係る画像形成装置４０おいて、受信した印刷データに基づく印刷用画像の処理についてフローチャートに沿って説明する。

ここでは、画像形成装置４０における出力処理において、第１実施形態と同様に印刷データを判定して、印刷データの機密性を識別する識別情報を含むか否かに応じて、印刷データに対応した出力処理を実行する。

第５実施形態に係る画像形成装置４０による出力処理は、識別情報１９０を含む第１印刷データ１８１に対してパスワードを設定して、パスワードが入力されたことで印刷処理が実行されること以外は、第１実施形態の画像形成装置１０における出力処理と同様の処理工程を有する。

したがって、ここでは、第１実施形態の画像形成装置１０における出力処理の工程と異なる工程について説明する。

図１８、図１９に示すように、画像形成装置４０において、印刷データが受信されて（ステップＳ１０１）、印刷処理が実行される。画像形成装置４０では、ステップＳ１０１からステップＳ１０９までと、ステップＳ４０１、ステップＳ４０３、ステップＳ４０５、ステップＳ４０７と、ステップＳ１１１からステップＳ１１５まで、ステップＳ１１１からステップＳ１１９までの処理について、第４実施形態における出力処理と同様である。

第５実施形態では、ステップＳ４０１において、印刷データ１８０にパスワードが設定されていないと判定された場合は、画像形成装置４０から印刷データ１８０の送信元の端末装置１１に対して印刷許可を要求するか否かが判定される（ステップＳ５０１）。

ステップＳ５０１において、画像形成装置４０から印刷データ１８０の送信元の端末装置１１に対して印刷許可を要求すると判定された場合は、端末装置１１からの印刷許可を受けて、ステップＳ１１１に進み、出力処理が実行される。

一方、ステップＳ５０１において、画像形成装置４０から印刷データ１８０の送信元の端末装置１１に対して印刷許可を要求しない判定された場合は、端末装置１１に対してパスワードを設定することを要求するか否かが判定される（ステップＳ５０３）。

すなわち、第５実施形態では、印刷データ１８０にパスワードが設定されていない場合に、印刷データ１８０の送信元の端末装置１１に対して、出力印刷許可を要求するか、パスワードの設定を要求することができるようになっている。

また、ステップＳ４０５において、パスワードが正しくないと判定された場合は、端末装置１１に対してパスワードを再設定することを要求するか否かが判定される（ステップＳ５０５）。

第５実施形態では、印刷データ１８０の送信元の端末装置１１に対して、さらに、パスワードの再設定を要求することができるようになっている。

以上のように構成したので、第５実施形態によれば、画像形成装置４０において、識別情報１９０を含む印刷データ１８０にパスワードが設定されていない場合、識別情報１９０が含まれる印刷データ１８０の送信元の端末装置１１に対して、印刷許可の要求、パスワードの設定／再設定の要求を行うことができるようにしたので、設定された印刷データ１８０の出力制限を解除して、印刷データ１８０に基づく印刷用画像の出力処理を実行することができる。

したがって、第５実施形態の画像形成装置４０によれば、特定のユーザが機密性の高い文書を出力する際に、出力操作が制限されている場合でも、端末装置１１に対して出力操作の制限を解除するように要求することで、プレビュー表示や印刷処理を実行することができる。

（第６実施形態）
次に、第６実施形態について説明する。
第６実施形態は、第１実施形態の画像形成装置１０の構成に加えて、制御部６００により、印刷対象の印刷データ１８０に含む任意の情報に対して予め出力制限（例えば、パスワードによる出力処理の制限）の設定し、その任意の情報に対する出力制限の設定を記憶部１６０に記憶することを特徴とするものである。

図２０は第６実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
なお、第６実施形態に係る画像形成装置は、第１実施形態の画像形成装置１０と同様な構成を有するものであるため、第１実施形態の画像形成装置１０を参照するものして説明を省略する。

第６実施形態では、図２０に示すように、制御部６００の構成として、出力制限設定部６０２を備えている。

出力制限設定部６０２は、第１実施形態における機能に加えて、印刷対象の印刷データに含む任意の情報、例えば、社外秘、極秘などの識別情報１９０以外の他の任意の文字列に対しても、予め出力制限の設定を行うことを可能としている。

記憶部１６０は、印刷データ１８０の情報、識別情報１９０に加えて、出力制限設定部６０２により任意の情報に対して設定された出力制限設定情報６８０が記憶される。

以上のように構成したので、第６実施形態によれば、画像形成装置６０において、出力制限設定部６０２により、社外秘、極秘、の他の任意の文字列に対して、表示部１５０に表示させない等の出力制限を予め設定することができるので、出力制限の対象となる文字列等を任意に設定することができる。これにより、印刷用画像の一部を任意に出力制限することができるので、機密文書でなくとも任意の情報に対して情報漏洩を防止することができる。

以上のように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。

１ 印刷システム
１０，３０，４０，６０ 画像形成装置
１１ 端末装置
１００，３００，４００，６００ 制御部
１０１ 識別情報判定部
１０２ 出力制限設定部
１４０ 操作部
１５０ 表示部
１５１ 操作画面
１６０ 記憶部
１８０ 印刷データ
１８１ 第１印刷データ
１８２ 第２印刷データ
１８０ａ 印刷用画像
１９０ 識別情報
１９０ａ 識別画像
３０１ ユーザ判定部
３８１ ユーザ情報
４０１ パスワード判定部
４８１ パスワード情報
６０２ 出力制限設定部
６８０ 出力制限設定情報

Claims (7)

1. 制御部と、記憶部と、表示部とを備え、印刷データに基づく印刷用画像を出力するときは、前記制御部により、前記印刷データを前記記憶部に記憶して、選択的に印刷用画像の出力を行い、前記印刷データに印刷用画像を識別する識別情報が含まれている場合は、前記印刷用画像とともに前記識別情報を出力することができる画像形成装置であって、
   前記制御部は、ユーザが選択した印刷データに基づく印刷用画像を前記表示部に表示する際に、前記ユーザが選択した印刷データに前記識別情報が含まれていない場合のみ前記印刷データに基づく印刷用画像を表示するように出力処理を制限することを特徴とする画像形成装置。
2. 前記制御部は、選択対象となる印刷データに前記識別情報が含まれている場合は、前記印刷データに基づく印刷用画像の少なくとも一部の出力処理を制限することを特徴とする請求項１に記載の画像形成装置。
3. 前記画像形成装置は、ユーザが前記画像形成装置に対する操作を行う操作部を備え、
   前記制御部は、前記印刷データに関連付けられたユーザによる前記操作部に対する出力操作のみを有効とすることを特徴とする請求項１または２に記載の画像形成装置。
4. 前記画像形成装置は、ユーザが前記画像形成装置に対する操作を行う操作部を備え、
   前記制御部は、前記識別情報が含まれる印刷データにパスワードが設定されていない場合は、前記操作部に対する出力操作が制限されることを特徴とする請求項１または２に記載の画像形成装置。
5. 前記制御部は、前記識別情報が含まれる印刷データにパスワードが設定されていない場合は、前記識別情報が含まれる印刷データの送信元に対して、前記出力操作の制限を解除することを要求できることを特徴とする請求項４に記載の画像形成装置。
6. 前記制御部は、印刷対象の印刷データに含む任意の情報に対して予め出力制限の設定し、前記任意の情報に対する出力制限の設定を前記記憶部に記憶することを特徴とする請求項１から５のうち何れか一項に記載の画像形成装置。
7. 印刷データに基づく印刷用画像を出力するときに、前記印刷データを記憶部に記憶する工程と、ユーザが選択した印刷データに基づき印刷用画像の出力を行う工程と、前記印刷データに印刷用画像を識別する識別情報が含まれている場合は、前記印刷用画像とともに前記識別情報を出力する工程と、を有する画像形成方法であって、
   さらに、ユーザが選択した印刷データに基づく印刷用画像を前記表示部に表示する際に、前記ユーザが選択した印刷データに前記識別情報が含まれていない場合のみ前記印刷データに基づく印刷用画像を表示するように出力制限する工程、
   を有することを特徴とする画像形成方法。

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