JP2009061728A - 印刷装置、印刷システム、及び印刷装置の制御方法 - Google Patents

印刷装置、印刷システム、及び印刷装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティ印刷の機能を備える印刷装置であって、セキュリティ性及び利便性の両面において有効であり、かつ、ハードウェア資源を効率的に使用可能な印刷装置等を提供する。
【解決手段】受信した印刷データの印刷を実行する印刷装置が、前記印刷データに基づいて、当該印刷データに対する印刷処理をセキュリティを考慮した処理とすべきか否かを判断する判断手段と、判断手段により、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断された場合に、ユーザ認証の処理を実行する認証手段と、認証手段により認証が得られた場合には、前記印刷データによる印刷対象の印刷を実行すると共に当該印刷に係る印刷情報を保存し、認証手段により認証が得られなかった場合には、前記印刷データによる印刷対象に所定のスタンプマークを付加したものの印刷を実行する印刷実行手段とを有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、いわゆるセキュリティ印刷の機能を備える印刷装置等に関し、特に、セキュリティ性及び利便性の両面において有効であり、かつ、ハードウェア資源を効率的に使用可能な印刷装置等に関する。
従来、印刷物による情報漏えいを抑制、防止するためにいわゆるセキュリティ印刷というものが提案されている。その一つの手法として、印刷対象に地紋を重ねて印刷を行なうものがある。この地紋は、印刷出力物においては目立たないが、その印刷物を複写すると画像が浮かび上がってくるように特殊な印刷がなされており、重要書類等が悪用されるのを防止する効果がある。また、同類の手法として、印刷対象にスタンプマーク(ウォーターマーク)を重ねて印刷を行なうものがある。このスタンプマークは、印刷出力物の時点で明白に現れており、その出力物の内容、取り扱われ方等についてユーザに注意を喚起し、当該出力物による情報漏えいを抑制する効果がある。
下記特許文献1では、登録されている文字列及び画像のキー情報が原稿データから検知された場合に原稿データに地紋を重ねて印刷する方法が開示されている。
下記特許文献2では、印刷対象となるデータのファイル名が予め設定されたファイル名である場合、または、印刷対象となるデータ中に予め設定された文字列が含まれている場合には、地紋を付加して印刷する旨が示されている。
下記特許文献3には、印刷するユーザの意思によらず強制的に印刷物に透かしを挿入することが可能な印刷管理システムが提案されている。
また、下記特許文献4には、印刷物を介した情報漏洩を予防し、漏洩した場合にその原因を究明することを可能とするために、端末名、ユーザ名などを含むコントロールデータと印刷データ等とを印刷ログとして蓄積する旨が開示されている。
特開2006−246054号公報 特開2007−94720号公報 特開2007−94620号公報 特開2002−149371号公報
しかしながら、上記特許文献1−3に記載の装置では、所定の文字列等が検知されるとユーザの意思によらず強制的にセキュリティ印刷が実行されるので、上記所定の文字列等を含んでいても通常の印刷をして良く、かつ、通常の印刷物として出力したい場合などを考慮すると、利便性が悪いと言える。
また、印刷時にはパーソナルコンピュータ等から印刷指示を行なうことが一般的であるが、通常のパーソナルコンピュータでは、画面に表示している内容をそのまま画像として印刷出力するハードコピーの機能が備えられており、この機能が使用されれば、上記文字列検知によるセキュリティ印刷は効力を失い、十分なセキュリティを得ることはできない。
また、上記特許文献4では、セキュリティを考慮すべき印刷物でない場合にも印刷情報がロギングされるため、蓄積するデータ量が多く、大規模なハードウェア資源を必要とし、また、データ管理も大変であるという課題がある。
そこで、本発明の目的は、いわゆるセキュリティ印刷の機能を備える印刷装置であって、セキュリティ性及び利便性の両面において有効であり、かつ、ハードウェア資源を効率的に使用可能な印刷装置、等を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、受信した印刷データの印刷を実行する印刷装置が、前記印刷データに基づいて、当該印刷データに対する印刷処理をセキュリティを考慮した処理とすべきか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断された場合に、ユーザ認証の処理を実行する認証手段と、前記認証手段により認証が得られた場合には、前記印刷データによる印刷対象の印刷を実行すると共に当該印刷に係る印刷情報を保存し、前記認証手段により認証が得られなかった場合には、前記印刷データによる印刷対象に所定のスタンプマークを付加したものの印刷を実行する印刷実行手段と、を有することである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記判断手段は、前記印刷データの印刷出力における画像占有率が予め定められた値よりも大きい場合には、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断することを特徴とする。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記判断手段は、前記印刷データによる印刷対象に予め定められたキーワードが含まれている場合には、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断することを特徴とする。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記認証が得られた場合に保存される印刷情報に、前記印刷対象の縮小画像データが含まれることを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、受信した印刷データの印刷を実行する印刷装置が、前記印刷データの印刷出力における画像占有率が予め定められた値よりも大きい場合には、前記印刷データによる印刷対象に所定のスタンプマークを付加したものの印刷を実行する、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、印刷データを送信して印刷要求を行なうホスト装置と当該印刷データを受信して印刷を実行する印刷装置とを有する印刷システムにおいて、前記印刷装置は、前記印刷データに基づいて、当該印刷データに対する印刷処理をセキュリティを考慮した処理とすべきか否かを判断し、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断した場合に、ユーザ認証のための情報を前記ホスト装置に要求し、前記ホスト装置は、当該要求を受信して、ユーザに前記ユーザ認証のための情報の入力を促し、入力された前記ユーザ認証のための情報を前記印刷装置に送信し、前記印刷装置は、前記ユーザ認証のための情報を受信して前記ユーザ認証を実行し、認証が得られた場合には、前記印刷データによる印刷対象の印刷を実行すると共に当該印刷に係る印刷情報を保存し、認証が得られなかった場合には、前記印刷データによる印刷対象に所定のスタンプマークを付加したものの印刷を実行する、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、受信した印刷データの印刷を実行する印刷装置の制御方法が、前記印刷データに基づいて、当該印刷データに対する印刷処理をセキュリティを考慮した処理とすべきか否かを判断する判断工程と、前記判断工程により、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断された場合に、ユーザ認証の処理を実行する認証工程と、前記認証工程により認証が得られた場合には、前記印刷データによる印刷対象の印刷を実行すると共に当該印刷に係る印刷情報を保存し、前記認証工程により認証が得られなかった場合には、前記印刷データによる印刷対象に所定のスタンプマークを付加したものの印刷を実行する印刷実行工程と、を有することである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用した印刷装置であるプリンタの実施の形態例に係る構成図である。また、図2は、本発明を適用した印刷システムの一部を担うホストコンピュータの実施の形態例に係る構成図である。
図1に示すプリンタ1が本発明を適用した印刷装置であり、受信した印刷データについて画像の占有率等に基づきセキュリティを考慮した印刷をすべきか否かを判断し、セキュリティを考慮すべき場合には、ユーザ認証を実行して、認証が得られた場合には、当該印刷データについて通常の印刷を実行すると共にユーザ情報等を保存し、認証が得られなかった場合には、当該印刷データにいわゆるスタンプマークを付加して印刷を実行して、セキュリティ性及び利便性の両面において有効な印刷処理を実行しようとするものである。
本プリンタ1は、一例としてレーザプリンタであり、後述するホストコンピュータ2から印刷データを受信して、上述の通り、必要に応じてスタンプマークを付加したセキュリティ印刷を実行する。図3は、セキュリティ印刷を実行した場合の印刷出力の一例を示している。図3に示す例は、会社における部内の連絡網を印刷出力したものであり、図中のAに示す「連絡網」に対応する文字列のデータが検知されてセキュリティ印刷が実行されたものである。この場合、スタンプマークとして、「機密文書」(図中のB)という文字と印刷を指示したホストコンピュータ2を識別する情報などの印刷ログ情報(図中のC)が印刷対象である連絡網に付加されて印刷されている。このようにセキュリティ印刷が実行されることにより、当該印刷物(連絡網)について慎重な取り扱いが促され、当該印刷物による情報漏えいが抑制される。
図1に示すように、本プリンタ1は、コントローラ110、印刷エンジン130、HDD140、操作パネル150、USBデバイスコネクタ160、及びネットワークコネクタ170等で構成される。
コントローラ110は、印刷データを受信した際の印刷処理やプリンタ1の各部の動作を制御するCPU111、メモリ管理を担う回路であるメモリ制御ASIC112、コントローラ110と他の装置との間の入出力を管理する回路であるIO制御ASIC113、印刷処理時に印刷対象の画像データを読み出して所定の処理を施した後に印刷エンジン130に引き渡す画像データインターフェース114と画像処理ASIC115、受信した印刷データや処理後のデータを一時的に保管するSDRAM116、及び各種制御プログラムを格納するROM117を備える。
上記ROM117には、図1に示すように、情報管理プログラム118、セキュリティ印刷判断プログラム119、認証情報要求プログラム120、認証情報受信照合プログラム121、操作パネル制御プログラム122、サムネール生成プログラム123、サムネール等保存プログラム124、スタンプマーク生成プログラム125、スタンプマーク合成プログラム126、及び印刷処理プログラム127等が格納されている。
CPU111は、上記ROM117に格納される各プログラムに従って各種の処理を実行するが、本プリンタ1では、CPU111が実行する、印刷データを受信した際のセキュリティを考慮した印刷処理、また、そのためのユーザ認証情報等の登録処理に特徴を有し、これらの具体的な内容については後述する。
次に、印刷エンジン130は、前記コントローラ110の指示に従って、用紙等の印刷媒体に印刷を実行する部分であり、本プリンタ1がレーザプリンタであるので、帯電ユニット、露光ユニット、現像装置、転写ユニット、定着ユニット等(図示せず)で構成される。
また、HDD(ハードディスクドライブ)140には、印刷処理に必要な設定、登録情報が格納される。図4は、セキュリティを考慮した印刷処理に必要な、HDD140に格納される各種情報を例示した図である。図4の(a)は、登録されているセキュリティキーワードのテーブルであり、本プリンタ1では、印刷対象のデータにこのテーブルに登録されるキーワードの文字列が含まれている場合には、セキュリティを考慮した印刷を実行する。従って、図に示されるように、セキュリティキーワードとしては、「連絡網」、「経常利益」など、その文字列を含む情報がセキュリティを考慮すべきものである可能性が高いものが設定される。
図4の(b)は、設定されている画像占有率を示している。この画像占有率は、印刷する用紙のサイズ(面積)に対する、印刷対象のうちの画像が占める部分の割合を意味している。ここで、画像とは、印刷対象の印刷データに含まれる、文字データ、グラフィックデータ、及び画像(イメージ)データのうちの、画像(イメージ)データによって生成される部分のことであり、前述したハードコピーの機能により印刷を実行する場合には、印刷対象の全てが画像(イメージ)データとなる。
当該画像占有率は、印刷データを受信した際に求められ、ここに設定されている画像占有率よりも大きい場合には、セキュリティを考慮した印刷が実行される。図に示す例では、一例として70%(以上)が設定されているが、当該画像占有率は、主として、上記ハードコピーの場合にセキュリティを考慮した印刷を実行させようとするものであり、ハードコピーの場合の画像占有率がこの設定値よりも大きくなるように設定されるのが望ましい。なお、余白のある印刷の場合には、ハードコピーの場合のように印刷対象の全てが画像(イメージ)データであっても画像占有率は100%とはならない。
図4の(c)は、登録されているユーザ情報のテーブル例であり、セキュリティを考慮した印刷を実行する場合のユーザ認証に用いられる。「ID」は、情報を管理するための管理キーであり、「ユーザ名」は、プリンタ1のユーザとして登録された名前で、ユーザの識別情報である。また、「パスワード」は、上記ユーザ認証時に用いられる各「ユーザ名」に対応して登録されるパスワードであり、「コメント」は、各ユーザ名のユーザをより確実に識別するための付加情報である。
次に、操作パネル150は、プリンタ1のユーザが操作するための装置であり、操作ボタンや表示パネル等から構成される。セキュリティを考慮すべき印刷を実行する際などに、当該表示パネルにユーザへのメッセージが表示される。
USBデバイスコネクタ160は、USBメモリなどのUSBデバイスとの接続部であり、ネットワークコネクタ170は、プリンタ1とネットワークのインターフェース部である。このネットワークコネクタ170を介してプリンタ1はホストコンピュータ2と接続される。
次に、ホストコンピュータ2は、プリンタ1に印刷の要求を行うホスト装置であり、パーソナルコンピュータ等で構成される。図1及び図2においては、プリンタ1にホストコンピュータ2が1台のみ接続されているが、複数のホストコンピュータが接続されて構わない。
図2に示すように、ホストコンピュータ2は、CPU201、ROM202、RAM203、通信部204、ネットワークコネクタ205、入力部206、表示部207、外部記憶装置部208、HDD209、CDドライブ210、キーボード211、マウス212、及びモニタ213等で構成される。
HDD209には、図2に示すように、プリンタドライバ214、情報登録プログラム215、認証要求受信プログラム216、認証情報設定プログラム217、認証情報等送信プログラム218などが格納される。また、図示されていないが、印刷対象となる文章や画像などを編集、閲覧するためのアプリケーションプログラムもここに格納されている。
CPU201は、これらHDD209に格納される各種プログラムに従って処理を実行するが、プリンタ1に対して印刷要求を行なう際には、例えば、上記アプリケーションプログラムに従って印刷指示を行い、当該指示に従ったプリンタ1への印刷要求をプリンタドライバ214に従って行なう。このプリンタドライバ214は、プリンタ1用のドライバプログラムであり、これにより、印刷対象のデータが所定形式の言語(例えば、PDL)に変換されてプリンタ1へ送信される。
情報登録プログラム215は、前述したプリンタ1のHDD140に格納される各種情報を登録する際に用いられるプログラムである。また、認証要求受信プログラム216、認証情報設定プログラム217、及び認証情報等送信プログラム218は、プリンタ1におけるセキュリティを考慮した印刷時に行なわれるユーザ認証の際に用いられるプログラムである。
なお、入力部206、表示部207、及び外部記憶装置部208は、それぞれ、ホストコンピュータ2の入力装置、表示装置、及び外部記憶装置とのインターフェースを司る部分である。
以上のような構成を有するプリンタ1とホストコンピュータ2から構成される本実施の形態例に係る印刷システムでは、セキュリティを考慮した印刷処理に特徴を有し、以下、その具体的な内容について説明する。
まず、前述した、プリンタ1のHDD140に格納される各種情報の登録時の処理について説明する。図5は、プリンタ1への情報登録処理について例示したフローチャートである。なお、図5は、プリンタ1のCPU111が情報管理プログラム118に従って行なう処理を示している。
まず、図4に例示した各種情報の登録を行なう場合には、ユーザが、ホストコンピュータ2の情報登録プログラム215を用いて、登録する情報の入力及び登録指示を行なう。当該指示により、登録する情報のデータがホストコンピュータ2からプリンタ1へ送信され、当該データを受信したプリンタ1では(ステップS1)、まず、受信したデータが前述したセキュリティキーワード(の登録に係るもの)であるか否かを判断する(ステップS2)。そして、セキュリティキーワードであれば(ステップS2のYes)、そのキーワードをHDD140に登録し(ステップS5)、当該登録処理を終了する。図4に示す例では、例えば、「名簿」というキーワードがセキュリティキーワードのテーブルに追加される。
一方、セキュリティキーワードでない場合には(ステップS2のNo)、受信データが前述した画像占有率(の登録に係るもの)であるか否かを判断する(ステップS3)。そして、画像占有率であれば(ステップS3のYes)、その画像占有率をHDD140に登録し(ステップS6)、当該登録処理を終了する。図4に示す例において、例えば、「80%」というデータを受信した場合には値が「70%」から「80%」に書き換えられる。
一方、画像占有率でない場合には(ステップS3のNo)、受信データが前述したユーザ情報(の登録に係るもの)であるか否かを判断する(ステップS4)。そして、ユーザ情報であれば(ステップS4のYes)、そのユーザ情報をHDD140に登録し(ステップS7)、当該登録処理を終了する。図4に示す例では、例えば、ユーザ名「sakurada」、パスワード「******」、コメント「第2設計」というデータが受信されて、テーブルのID「0005」に対応して登録される。
一方、ユーザ情報でない場合には(ステップS4のNo)、受信データが印刷データなどの他のデータであるので、当該登録処理を終了する。
次に、このように登録された登録情報を用いた印刷時の処理について説明する。図6は、プリンタ1における印刷時の処理内容について例示したフローチャートである。なお、図6は、プリンタ1のCPU111が各種プログラムに従って行なう処理を示している。
まず、ホストコンピュータ2で印刷指示がなされると、PDLで記述された印刷データがプリンタドライバ214から送信されて、プリンタ1で受信される(ステップS11)。その後、印刷処理プログラム127に従った処理が実行され、まず、言語解析処理が行なわれる(ステップS12)。当該言語解析処理では、通常の印刷処理で行なわれる印刷データの解析が行なわれ、印刷時の各種条件等が把握される。
また、この際に、セキュリティ印刷判断プログラム119による処理で、印刷対象に前述したセキュリティキーワードが含まれているか否かが検知され、また、画像データがある場合にはその画像占有率が把握される。この時点では、印刷データがPDLであり、印刷対象の画像が画像オブジェクト単位で表現されているので、テキスト(文字データ)のオブジェクトについて上記キーワードの検知がなされ、画像(イメージ)データのオブジェクトについて上記画像占有率が求められる。
上記キーワードの検知では、前記登録処理によってHDD140に登録されている各セキュリティキーワード(例えば、図4の(a))が印刷対象のテキストに含まれているか否かが順次検索される。画像占有率では、この時点で用紙サイズと画像オブジェクトのサイズがわかるので、これらの値から画像占有率が算出される。
上記処理の結果、セキュリティキーワードが含まれているか否かの結果と求められた画像占有率は、SDRAM116に保存される。
次に、印刷処理プログラム127に従った処理により、印刷対象のイメージ生成処理が実行される(ステップS13)。当該処理では、画像オブジェクト単位で表現されていた印刷対象に対してレンダリング処理等がなされ、画素毎の色の濃度階調値から構成されるビットマップデータが生成される。生成されたビットマップデータはSDRAM116に保存される。
通常の印刷を行なう場合には、上記生成されたビットマップデータに基づいて印刷エンジン130側へのデータ転送処理に移行していくが、本プリンタ1では、ここで、セキュリティ印刷判断プログラム119に従って、セキュリティを考慮した印刷処理を行なうか否かの判断を行う。具体的には、まず、前記HDD140に登録されているセキュリティキーワードが印刷対象の文字列に含まれているか否かを判断する(ステップS14)。当該判断では、前述の通り、既に、セキュリティキーワードが含まれているか否かの検知結果がSDRAM116に保存されているので、その検知結果を参照して判断する。
そして、セキュリティキーワードが含まれていると判断した場合には(ステップS14のYes)、セキュリティを考慮した印刷処理を行なうべきと判断して、処理がステップS16に移行する。
一方、セキュリティキーワードが含まれていないと判断した場合には(ステップS14のNo)、印刷対象の画像占有率が前記HDD140に登録されている画像占有率の値よりも大きいか否かを判断する(ステップS15)。具体的には、前述の通り、既に、印刷対象の画像占有率が求められているので、SDRAM116に保存されている当該画像占有率を読み出してHDD140に登録されている画像占有率の値と比較することで、上記判断を行なう。
そして、印刷対象の画像占有率が登録されている画像占有率の値をオーバーしていると判断した場合には(ステップS15のYes)、セキュリティを考慮した印刷処理を行なうべきと判断して、処理がステップS16に移行する。
一方、印刷対象の画像占有率が登録されている画像占有率の値をオーバーしていないと判断した場合には(ステップS15のNo)、ステップS23に移行する。すなわち、セキュリティを考慮した印刷処理を行なう必要はないと判断して、通常の印刷を行なう。
処理がステップS16に移行した場合には、ユーザ認証を行なうべくホストコンピュータ2に認証情報の送信を要求する。当該処理は、認証情報要求プログラム120に従って行なわれ、ユーザ認証のためのユーザ名とパスワード、及びホストコンピュータ2の情報(PC情報)などを要求する。
かかる要求が行なわれると、ホストコンピュータ2側では、前述した認証要求受信プログラム216に従って当該要求が受信され、認証情報設定プログラム217に従って、ユーザ名とパスワードの入力をユーザに促す表示がモニタ213になされる。図7は、ユーザ名とパスワードの入力を促す表示を例示した図である。
図7のウィンドウW1が、上記入力を促す表示の一例であり、ユーザ名とパスワードの入力を行なう場合には、ユーザは、当該ウィンドウW1に対してそれらを入力し、「OK」ボタンを指示する。なお、これらの入力、指示操作は、キーボード211及びマウス212を用いて行なわれる。そして、後述するように、入力されたユーザ名とパスワードによりユーザ認証が得られれば、印刷出力については通常印刷が実行されることになる。
一方、自分が登録されたユーザでないことを知っている場合やユーザ名とパスワードが分からない場合など、ユーザ名とパスワードの入力を行なわない場合には、ユーザは、「Cancel」ボタンを指示する。すると、認証情報設定プログラム217により、図7のウィンドウW2が表示され、スタンプマークを追加した印刷を行なう旨のメッセージがユーザに表示される。
このスタンプマークを追加したセキュリティ印刷を容認して印刷を実行する場合には、ユーザは、「OK」ボタンを指示する。すると、後述するように、スタンプマークを追加したセキュリティ印刷が実行されることになる。一方、セキュリティ印刷を実行しない場合には、ユーザは「印刷中止」ボタンを指示する。すると、後述するように、当該印刷対象の印刷処理が中止される。
また、プリンタ1側では、前記認証情報の要求をした後、操作パネル制御プログラム122により、操作パネル150に同様のユーザ名とパスワードの入力を促す表示が行なわれる。図8は、操作パネル150に表示されるメッセージを例示した図である。図8のP1が、上記入力を促す表示パネルの表示の一例であり、ユーザ情報(ユーザ名とパスワード)の入力を行なう場合には、ユーザは、ホストコンピュータ2から上述のウィンドウ(図7のW1)を用いて入力を行なう。そして、後述するように、入力されたユーザ名とパスワードによりユーザ認証が得られれば、印刷出力については通常印刷が実行されることになる。
一方、ユーザ情報の入力を行なわない場合には、ユーザは、「Cancel」ボタンを指示する。すると、図8のP2のように表示が変わり、スタンプマークを追加した印刷を行なう旨のメッセージがユーザに表示される。ここで、スタンプマークを追加したセキュリティ印刷を容認して印刷を実行する場合には、ユーザは、「OK」ボタンを指示する。すると、後述するように、スタンプマークを追加したセキュリティ印刷が実行されることになる。一方、セキュリティ印刷を実行しない場合には、ユーザは「印刷中止」ボタンを指示する。すると、後述するように、当該印刷対象の印刷処理が中止される。
このように、プリンタ1側にもユーザ認証に係るメッセージが表示され、ユーザがホストコンピュータ2から印刷指示をした後に直ぐにプリンタ1側に移動している場合にも、ユーザはユーザ認証の必要性を把握でき、認証が必要な場合の印刷処理を滞らせることがない。また、登録されてるユーザであっても、ホストコンピュータ2に戻ってユーザ情報の入力を行なうことが煩わしい場合には、その場でスタンプマークを追加した印刷を実行することができ、ユーザの利便性もよい。
このようにして、前記認証情報の要求に対してユーザの応答があると、プリンタ1では、認証情報受信照合プログラム121により、認証情報などを受信して取得する(ステップS17)。
前述の通り、ホストコンピュータ2側から指示を受けた場合には、ホストコンピュータ2の認証情報等送信プログラム218による処理で、情報がプリンタ1側へ送信される。ユーザが、ユーザ名とパスワードの入力を行なった場合には、それらの情報とシリアル番号などホストコンピュータ2の識別情報(PC情報)が送信される。また、スタンプマークを追加したセキュリティ印刷を容認した場合には、その旨と上記PC情報が送信される。また、印刷中止を指示した場合には、その旨が送信される。
一方、プリンタ1の操作パネル150からセキュリティ印刷の実行が指示された場合には、操作パネル150からその旨が受信されると共に、ホストコンピュータ2から上記PC情報が送信される。また、操作パネル150から印刷中止が指示された場合には、その旨が受信される。
このようにして、認証情報等が取得され、ユーザ名とパスワードを取得した場合には、前記認証情報受信照合プログラム121により、当該取得されたユーザ情報と前述したHDD140に登録されているユーザ情報の照合が行なわれる(ステップS18)。具体的には、取得されたユーザ名とパスワードが登録されているユーザ情報(例えば図4の(c))の中に存在するか否かを検索し、両方が一致するものがあれば、認証が得られたと判断する。そして、この場合には(ステップS18のYes)、処理がステップS19に移行する。
一方、取得されたユーザ情報が登録されているユーザ情報に存在しない場合、または、セキュリティ印刷の実行を行なう旨の情報が受信された場合には、認証は得られないと判断し(ステップS18のNo)、処理がステップS21に移行する。
なお、登録されているユーザがユーザ情報の入力の際に入力ミスをしてしまうことも考えられ、その場合に、直ぐに処理がステップS21に移行して後述するようにスタンプマークを付加した印刷がなされてしまうことを避けるために、取得されたユーザ情報と登録されている情報が一致しない場合に、再度、プリンタ1からホストコンピュータ2にユーザ情報の要求を行い、ホストコンピュータ2側では、再度、ユーザ情報が誤っている旨のメッセージを付加した図7のW1と同様の表示を行なうようにしても良い。この場合、当該表示に対して再度入力がなされれば、上述の1回目の場合と同様に処理が実行されて、再度ユーザ認証がなされる。なお、この2回目の認証により、認証を得られなかった場合には、処理がステップS21に移行するようにする。
また、一方、前記S17で取得した情報が、印刷中止を指示するものであった場合には、当該受信した印刷データについての印刷を中止して、印刷処理が終了する。
処理がステップS19に移行した場合には、ユーザ認証が得られているので、印刷物の出力については通常の印刷処理を実行するが、セキュリティを考慮すべきと判断されている印刷対象であるので、当該印刷についての情報をロギングする。具体的には、まず、サムネール生成プログラム123により、印刷対象のサムネールが生成される。より具体的には、前述の通り、受信した印刷データについては、既に、出力解像度に応じたビットマップデータが生成されているので、当該ビットマップデータのサイズを縮小する処理を行なってサムネール用データ(印刷対象の縮小画像データ)とする。
このようにサムネールが生成されると、サムネール等保存プログラム124により、生成されたサムネールのデータと前記取得されたユーザ情報がHDD140に保存される(ステップS20)。なお、この際に、前記取得したPC情報や当該印刷処理に係る時刻情報等を合わせて保存するようにしても良い。このような印刷情報の保存が行なわれることにより、後に、情報漏えい等の問題が発生した際にも原因の追究がし易く、また、ユーザに対して出力物の慎重な取り扱いを促すことができる。
このような印刷情報のロギングが行なわれると、印刷処理プログラム127により、前記生成したビットマップデータに基づいた印刷実行指示が出され(ステップS23)、当該指示に従って、前述した画像データインターフェース114、画像処理ASIC115、及び印刷エンジン130が動作し、当該受信した印刷データに対する通常の印刷処理が実行され、印刷物が出力される。これにより、受信した印刷データに対するセキュリティを考慮した印刷処理が終了する。
一方、処理がステップS21に移行した場合には、ユーザ認証が得られていないので、印刷出力物にスタンプマークを付加するように印刷を行なう。具体的には、まず、スタンプマーク生成プログラム125により、付加すべきスタンプマークのビットマップデータが生成される(ステップS21)。スタンプマークは、図3に例示したように、印刷対象物に重ねて印刷する予め定められた文字や画像(マーク)(例えば、図3のB)のものと前記PC情報などその印刷物及び印刷処理の属性情報(例えば、図3のC)のものがある。これら両方を付加するようにしても良いし、どちらか一方を付加するようにしても良い。
前者のスタンプマークについては、重ねる文字列をテキストデータとして記憶しておき、この時点で印刷対象の前記ビットマップデータと同様のビットマップデータとする。また、重ねるマークが画像である場合には、予めビットマップデータとして記憶しておき、この時点で上記印刷対象のビットマップデータと重ねられるデータとする。
また、重ねるスタンプマークを複数用意しておき、印刷対象に応じて複数の中から自動的に選択するようにしても良い。この場合、具体的には、前述したセキュリティキーワードとそのキーワードが検出された際に付加すべきスタンプマークを前述したHDD140にテーブル形式で登録しておくことができる。そして、例えば、「連絡網」というキーワードが検出された場合にはそれに対応して登録されている「部外秘」というスタンプマークが付加され、「経常利益」というキーワードが検出された場合にはそれに対応して登録されている「社外厳秘」というスタンプマークが付加されるようにすることができる。
また、後者の印刷物及び印刷処理の属性情報に係るスタンプマークは、前記取得したPC情報や印刷データから取得できる印刷物の名称(ファイルのタイトル)などを、上記印刷対象のビットマップデータと重ねられるビットマップデータとすることによって生成する。
このようにして生成されたスタンプマークのデータは、次に、スタンプマーク合成プログラム126によって、前記生成されている印刷対象のビットマップデータと合成される(ステップS22)。当該処理では、ビットマップデータ同士の合成処理がなされ、新たな印刷対象のビットマップデータが生成されてSDRAM116に保存される。
その後、印刷処理プログラム127により、前記新たに生成されたビットマップデータに基づいた印刷実行指示が出され(ステップS23)、当該指示に従って、前述した画像データインターフェース114、画像処理ASIC115、及び印刷エンジン130が動作し、当該受信した印刷データに対する、スタンプマークを付加したセキュリティ印刷の処理が実行され、スタンプマーク付きの印刷物が出力される(例えば、図3)。これにより、受信した印刷データに対するセキュリティを考慮した印刷処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態例に係るプリンタ1及び印刷システムでは、印刷処理を行なう際に、画像占有率、セキュリティキーワードに基づいてセキュリティを考慮した印刷処理を行なうべきか否かを判断し、セキュリティを考慮すべき時にはユーザ認証を実行する。そして、認証が得られれば、通常の印刷で出力すると共にユーザ情報と印刷物のサムネールを含む印刷情報を保存し、認証が得られなければ、所定のスタンプマークを付加したセキュリティ印刷で出力を行なう。
従って、セキュリティを考慮すべき場合にも印刷物に必ずスタンプマークが付加されるわけではなく、登録されたユーザであれば通常の印刷物として印刷することが可能であり、ユーザ利便性が向上する。また、その際には、印刷情報がロギングされ、登録ユーザでない場合にはスタンプマークが付加されたセキュリティ印刷がなされるので、セキュリティ性も確保することができる。
また、セキュリティを考慮した印刷処理を行なうべきか否かの判断に画像占有率が用いられ、これにより、機密文書等をハードコピー機能で印刷出力する場合についても有効に情報の漏洩、悪用を抑制することができる。
さらに、また、上記印刷情報のロギングにおいて、全印刷処理の中でユーザ認証が得られた場合のみ情報の保存が行なわれ、かつ、保存する印刷対象がサムネールとして保存されるので、プリンタ1内に保存すべきデータ量を少なく抑えることができ、管理も容易である。
なお、上述した実施の形態例の変形例として、前記画像占有率が登録されている所定値よりも大きい場合には、ユーザ認証に関わらずスタンプマークを付加した印刷をするようにしても良い。これにより、ハードコピー機能で印刷出力する場合について、より情報の漏洩、悪用を抑制することができる。
また、上記の実施形態例では、プリンタ1がレーザプリンタであったが、本発明は他の印刷方式のプリンタにも適用することができる。
また、本発明の実施の形態例等において、「スタンプマーク」を重ねた(付加した)印刷とは、印刷データに、選択したテキストやビットマップを重ねて印刷することを意味する他、プリンタから印刷した原本と、コピー機でコピーしたものを区別するために、原本をコピーするとその部分が浮き上がるような文字列・パターンを、印刷データに重ねて印刷することも含む。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
本発明を適用した印刷装置であるプリンタの実施の形態例に係る構成図である。 本発明を適用した印刷システムの一部を担うホストコンピュータの実施の形態例に係る構成図である。 セキュリティ印刷を実行した場合の印刷出力の一例を示している。 セキュリティを考慮した印刷処理に必要な、HDD140に格納される各種情報を例示した図である。 プリンタ1への情報登録処理について例示したフローチャートである。 プリンタ1における印刷時の処理内容について例示したフローチャートである。 ユーザ名とパスワードの入力を促す表示を例示した図である。 操作パネル150に表示されるメッセージを例示した図である。
符号の説明
1 プリンタ、 2 ホストコンピュータ、 110 コントローラ(判断手段、認証手段、印刷実行手段)、 111 CPU、 112 メモリ制御ASIC、 113 IO制御ASIC、 114 画像データインターフェース、 115 画像処理ASIC、 116 SDRAM、 117 ROM、 118 情報管理プログラム、 119 セキュリティ印刷判断プログラム、 120 認証情報要求プログラム、 121 認証情報受信照合プログラム、 122 操作パネル制御プログラム、 123 サムネール生成プログラム、 124 サムネール等保存プログラム、 125 スタンプマーク生成プログラム、 126 スタンプマーク合成プログラム、 127 印刷処理プログラム、 130 印刷エンジン(印刷実行手段)、 140 HDD、 150 操作パネル、 160 USBデバイスコネクタ、 170 ネットワークコネクタ、 201 CPU、 202 ROM、 203 RAM、 204 通信部、 205 ネットワークコネクタ、 206 入力部、 207 表示部、 208 外部記憶装置部、 209 HDD、 210 CDドライブ、 211 キーボード、 212 マウス、 213 モニタ、 214 プリンタドライバ、 215 情報登録プログラム、 216 認証要求受信プログラム、 217 認証情報設定プログラム、 218 認証情報等送信プログラム

Claims (7)

  1. 受信した印刷データの印刷を実行する印刷装置であって、
    前記印刷データに基づいて、当該印刷データに対する印刷処理をセキュリティを考慮した処理とすべきか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断された場合に、ユーザ認証の処理を実行する認証手段と、
    前記認証手段により認証が得られた場合には、前記印刷データによる印刷対象の印刷を実行すると共に当該印刷に係る印刷情報を保存し、前記認証手段により認証が得られなかった場合には、前記印刷データによる印刷対象に所定のスタンプマークを付加したものの印刷を実行する印刷実行手段と、を有する
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1において、
    前記判断手段は、前記印刷データの印刷出力における画像占有率が予め定められた値よりも大きい場合には、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1において、
    前記判断手段は、前記印刷データによる印刷対象に予め定められたキーワードが含まれている場合には、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断する
    ことを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかにおいて、
    前記認証が得られた場合に保存される印刷情報に、前記印刷対象の縮小画像データが含まれる
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 受信した印刷データの印刷を実行する印刷装置であって、
    前記印刷データの印刷出力における画像占有率が予め定められた値よりも大きい場合には、前記印刷データによる印刷対象に所定のスタンプマークを付加したものの印刷を実行する
    ことを特徴とする印刷装置。
  6. 印刷データを送信して印刷要求を行なうホスト装置と当該印刷データを受信して印刷を実行する印刷装置とを有する印刷システムであって、
    前記印刷装置は、前記印刷データに基づいて、当該印刷データに対する印刷処理をセキュリティを考慮した処理とすべきか否かを判断し、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断した場合に、ユーザ認証のための情報を前記ホスト装置に要求し、
    前記ホスト装置は、当該要求を受信して、ユーザに前記ユーザ認証のための情報の入力を促し、入力された前記ユーザ認証のための情報を前記印刷装置に送信し、
    前記印刷装置は、前記ユーザ認証のための情報を受信して前記ユーザ認証を実行し、認証が得られた場合には、前記印刷データによる印刷対象の印刷を実行すると共に当該印刷に係る印刷情報を保存し、認証が得られなかった場合には、前記印刷データによる印刷対象に所定のスタンプマークを付加したものの印刷を実行する
    ことを特徴とする印刷システム。
  7. 受信した印刷データの印刷を実行する印刷装置の制御方法であって、
    前記印刷データに基づいて、当該印刷データに対する印刷処理をセキュリティを考慮した処理とすべきか否かを判断する判断工程と、
    前記判断工程により、セキュリティを考慮した処理とすべきであると判断された場合に、ユーザ認証の処理を実行する認証工程と、
    前記認証工程により認証が得られた場合には、前記印刷データによる印刷対象の印刷を実行すると共に当該印刷に係る印刷情報を保存し、前記認証工程により認証が得られなかった場合には、前記印刷データによる印刷対象に所定のスタンプマークを付加したものの印刷を実行する印刷実行工程と、を有する
    ことを特徴とする印刷装置の制御方法。
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