JP2010205058A - 履歴記憶装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】履歴の表示を指示した者の種別に応じて履歴の要素を表示する。
【解決手段】画像形成装置のCPU102は、実行した処理について複数の要素で構成される履歴を生成し、複数の要素を複数の種別に区分して記憶部105に記憶する。また、CPU102は、記憶した履歴を表示する際には、画像形成装置を操作している者の種別を特定し、履歴の要素のうちいずれの種別の要素を表示するかを特定した操作者の種別に応じて選択し、記憶した履歴の要素のうち、選択した種別の要素のみを表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、履歴記憶装置およびプログラムに関する。
コンピュータ装置においては、コンピュータ装置が行った処理の内容や処理を実行した日時、ユーザが行った操作の内容や操作が行われた日時など、いわゆる履歴を記憶しておき、不具合が発生した場合には、記憶した履歴を参照して不具合の発生原因を解析することが行われている。そして、このような履歴を記憶する装置においては、特許文献1に開示されているように、操作者の個人情報やプライバシーに係る情報を保護し、これらの情報が第三者へ不正に流出することを防ぐ装置も考案されている。
特開2007−241656号公報
本発明は、履歴の表示を指示した者の種別に応じて履歴の要素を表示することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の履歴記憶装置は、操作者を識別する識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、前記操作者からの指示を受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段で受け付けた指示に応じた処理を実行する実行手段と、前記実行手段で実行された処理について複数の要素で構成される履歴を生成し、該複数の要素を複数の種別に区分して記憶する履歴記憶手段と、前記指示受付手段にて前記履歴の表示指示が受け付けられると、前記表示指示を行った操作者の種別を前記識別情報受付手段で受け付けた識別情報で特定し、特定した操作者の種別に応じて前記履歴の要素の種別を選択し、前記履歴記憶手段に記憶された前記履歴の要素のうち、選択した種別の要素を表示手段に表示する制御を行う制御手段とを有する。
本発明の請求項2に記載の履歴記憶装置は、請求項1に記載の構成において、前記制御手段は、特定した操作者の種別毎に、選択する要素の種別を異ならせる。
本発明の請求項3に記載の履歴記憶装置は、請求項1または請求項2に記載の構成において、前記履歴記憶手段は、機密性を有する要素を記憶し、前記制御手段は、機密性を有する要素については、前記表示指示を行った操作者の種別が予め定められた種別の場合に表示する。
本発明の請求項4に記載のプログラムは、コンピュータを、操作者を識別する識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、前記操作者からの指示を受け付ける指示受付手段と、前記指示受付手段で受け付けた指示に応じた処理を実行する実行手段と、前記実行手段で実行された処理について複数の要素で構成される履歴を生成し、該複数の要素を複数の種別に区分して記憶する履歴記憶手段と、前記指示受付手段にて前記履歴の表示指示が受け付けられると、前記表示指示を行った操作者の種別を前記識別情報受付手段で受け付けた識別情報で特定し、特定した操作者の種別に応じて前記履歴の要素の種別を選択し、前記履歴記憶手段に記憶された前記履歴の要素のうち、選択した種別の要素を表示手段に表示する制御を行う制御手段として機能させる。
請求項1,4に記載の発明によれば、履歴の表示を指示した者の種別に応じて履歴の要素を表示させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、装置の操作者の種別に応じて操作者に必要な履歴を表示することができ、操作者に示したくない履歴は非表示とすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、機密性を有する履歴については、予め定められた操作者のみが履歴の表示を見ることができる。
本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を示した図である。 画像形成装置10のハードウェア構成を示したブロック図である。 操作者テーブルのフォーマットを示した図である。 記憶部105に記憶された履歴情報を示した図である。 判断テーブルのフォーマットを示した図である。 コンピュータ装置30おnハードウェア構成を示した図である。 コンピュータ装置30にて表示される画面を示した図である。 コンピュータ装置30にて表示される画面を示した図である。 コンピュータ装置30にて表示される画面を示した図である。 記憶部105に記憶された履歴情報を示した図である。 画像形成装置10にて表示される画面を示した図である。 画像形成装置10にて表示される画面を示した図である。 画像形成装置10にて表示される画面を示した図である。 CPU102が行う処理の流れを示したフローチャートである。 画像形成装置10にて表示される画面を示した図である。 画像形成装置10にて表示される画面を示した図である。 画像形成装置10にて表示される画面を示した図である。 画像形成装置10にて表示される画面を示した図である。
[実施形態の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係るシステムの全体構成を例示した図である。
画像形成装置10は、文書の複写機能、文書を読み取り、読み取った文書の画像データを生成する機能、通信回線40を介して画像データを受け取る機能、画像データが示す画像を紙などの記録媒体上に形成する機能などを備えた装置であり、通信回線40に接続されたコンピュータ装置30から利用可能となっている。
また、コンピュータ装置30は、記憶しているプログラムを実行することにより様々な機能が実現する装置であり、通信回線40に接続されている画像形成装置10を利用可能となっている。
各装置は装置間を通信可能に接続する通信回線40に接続されており、通信回線40を介して互いに通信を行うことができる。なお、図1においては、一つの画像形成装置10及びコンピュータ装置30が図示されているが、通信回線40には二つ以上の画像形成装置10およびコンピュータ装置30が接続されていてもよい。
(画像形成装置10の構成)
図2は、本実施形態に係る画像形成装置10のハードウェア構成を例示したブロック図である。図に示したように、画像形成装置10の各部はバス101に接続されており、このバス101を介して各種データの授受を行う。
操作部106は、画像形成装置10を操作するための複数の操作子を備えている。画像形成装置10の利用者が操作子を操作すると、いずれの操作子が操作されたかがCPU102により検出され、操作された操作子に応じてCPU102が各部を制御する。
表示部107は、画像を表示する表示装置を有しており、CPU102の制御の下、画像形成装置10を操作するための操作画面、画像形成装置10において行われた操作の履歴や画像形成装置10が行った処理の履歴などを表示する。
また、表示部107は、操作者からの指示を受け付けるタッチパネルを備えており、画像形成装置10の利用者がタッチパネルを操作すると、操作者の操作位置がCPU102により検出され、操作された位置に応じてCPU102が各部を制御する。
通信部110は、通信回線40に接続されており、通信回線40に接続されている他の装置と通信を行う通信インターフェースとして機能する。
画像読取部108は、文書を読み取り、読み取った文書の画像を表す画像データを生成する画像読取装置(図示略)を備えており、生成した画像データを画像処理部111へ出力する。
画像処理部111は、入力される画像データが表す画像に色補正や階調補正等の画像処理を施すものであり、画像処理が施された画像からYellow(Y),Magenta(M),Cyan(C),Black(K)の各色の画像の画像データを生成して画像形成部109へ出力する。
画像形成部109は、電子写真方式によって紙などの記録媒体にトナー像を形成する画像形成機構(図示略)を具備している。具体的には、この画像形成機構は、Yellow(Y)の色のトナー像を形成する画像形成機構,Magenta(M)の色のトナー像を形成する画像形成機構,Cyan(C)の色のトナー像を形成する画像形成機構,Black(K)の色のトナー像を形成する画像形成機構を備えている。
各画像形成機構は、画像読取部108が生成した画像データまたは通信部110が受信した画像データに従って感光体上に静電潜像を形成した後、感光体表面にトナーを付着させてY・M・C・Kの各色のトナー像を形成し、このトナー像を記録媒体に転写する。そして、記録媒体に転写されたトナー像に熱と圧力を加えて定着させた後、トナー像が形成された記録媒体を画像形成装置10の外へ排出する。
なお、本実施形態においてはトナーを用いて記録媒体に画像を形成するが、インクを用いて記録媒体に画像を形成する構成としてもよい。
ROM103は、CPU102により実行される制御プログラムを記憶している。CPU102は、ROM103に記憶されている制御プログラムを読み出し、RAM104を作業エリアにして制御プログラムを実行する。CPU102により制御プログラムが実行されると、CPU102により画像形成装置10の各部が制御され、画像形成装置10は記録媒体上に画像データが表す画像を形成して出力することや文書を読み取って文書の画像情報を生成すること、通信回線を介して他の装置と通信を行い画像情報を受信することなどが可能となる。
また、制御プログラムが実行されると、画像形成装置10の操作内容や処理内容に関する履歴を記憶する機能や、記憶した履歴を操作者の操作に応じて表示する機能が実現する。つまり、画像形成装置10は、履歴を記憶する履歴記憶装置として機能する。
記憶部105は記憶装置を具備しており、通信部110で受信したデータや画像形成装置10で生成されたデータなどを記憶する。
また、記憶部105は、図3に例示したように、画像形成装置10の利用を許可された操作者を一意に識別する操作者識別子と、操作者名を示す操作者名と、操作者を確認するためのパスワードとを対応付けた操作者テーブルを記憶している。
また、記憶部105は、画像形成装置10にて行われた操作の内容を表す情報、画像形成装置10にて行われた処理の内容を表す情報、操作や処理が行われた日時などを表す情報など、画像形成装置10の操作や処理に関する履歴を示す履歴情報を記憶する。なお、本実施形態においては、記憶される履歴情報は図4に示したように制御プログラムにおいて予め定められている複数の要素からなり、各要素は、制御プログラムにおいて予め定められている「public」、「sensitive」、「privacy」、「system」という四つの種別のいずれかにCPU102によって区分される。
また、本実施形態においては、画像形成装置10の操作者は、履歴情報を画像形成装置10に表示させる際には、「管理者」、「主体者」、「対象所有者」、「その他」という四つの種別に区分され、操作者の種別毎に表示される履歴情報が異なる。そして、画像形成装置10は、操作者の種別毎に表示する履歴情報を異ならせるため、図5に示した判断テーブルを記憶している。
ここで判断テーブルにおいては操作者の種別毎に行が設けられており、「管理者」、「主体者」、「対象所有者」、「その他」という行が設けられている。なお、本実施形態において「管理者」は、画像形成装置10の管理者であり、「主体者」は、画像形成装置10に対して処理の実行を指示した者である。また、本実施形態において「対象所有者」は、画像形成装置10において処理の実行が中止された時に、中止された処理の実行を指示した者であり、「その他」は、上記いずれの種別にも区分されない者である。
また、判断テーブルにおいては、履歴情報の種別毎に列が設けられており、「public」、「sensitive」、「privacy」、「system」という列が設けられている。なお、本実施形態において、「public」に区分される履歴情報は、秘密性を有せず画像形成装置10を操作する全ての操作者に表示できる履歴情報であり、「sensitive」に区分される履歴情報は秘密性を有する履歴情報である。また、「privacy」に区分される履歴情報は「sensitive」より低い秘密性を有する履歴情報であり、「system」に区分される履歴情報は「管理者」にのみ表示される履歴情報である。
図5に示したように、「public」に区分された履歴情報は、全ての操作者に表示される履歴情報であるため、「public」の列においては、全ての操作者の種別に対して履歴情報を表示することを示す「表示」が対応付けられており、また、「sensitive」に区分された履歴情報は、「管理者」と「対象所有者」にのみ表示される履歴情報であるため、「sensitive」の列においては、「管理者」と「対象所有者」の行に履歴情報を表示することを示す「表示」が対応付けられており、「主体者」と「その他」の行には履歴情報を表示しないことを示す「非表示」が対応付けられている。
また、「privacy」に区分された履歴情報は、「管理者」、「主体者」及び「対象所有者」に表示される履歴情報であるため、「管理者」、「主体者」及び「対象所有者」の行に履歴情報を表示することを示す「表示」が対応付けられており、「その他」の行には履歴情報を表示しないことを示す「非表示」が対応付けられている。
また、「system」に区分された履歴情報は、「管理者」にのみ表示される履歴情報であるため、「管理者」の行には履歴情報を表示することを示す「表示」が対応付けられており、「主体者」、「対象所有者」及び「その他」の行には履歴情報を表示しないことを示す「非表示」が対応付けられている。
(コンピュータ装置30の構成)
図6はコンピュータ装置30のハードウェア構成を例示したブロック図である。同図に示したように、コンピュータ装置30の各部はバス301に接続されており、このバス301を介して各種データの授受を行う。
操作部306は、キーボードやマウス等、コンピュータ装置30を操作するための装置を備えている。コンピュータ装置30の操作者によりこれらの装置が操作されると、行われた操作に応じてCPU302が各種処理を行う。
表示部307は、表示装置を有しており、CPU302の制御の下、コンピュータ装置30を操作するためのメニュー画面やコンピュータ装置30が有するデータなどを表示する。
通信部310は、通信回線40に接続されており、通信回線40に接続されている他の装置と通信を行う通信インターフェースとして機能する。
記憶部305は、記憶装置を具備しており、コンピュータ装置30においてオペレーティングシステムの機能を実現するプログラムや、ワードプロセッサの機能を実現するアプリケーションプログラムを記憶している。
ROM303はIPL(Initial Program Loader)を記憶しており、コンピュータ装置30の電源が入れられると、CPU302はROM303からIPLを読み出して起動する。CPU302によりIPLが起動されると、オペレーティングシステムを実現するプログラムが記憶部305から読み出されて実行され、記憶部305の制御、通信回線40を介した通信を行う通信機能等、コンピュータ装置としての基本的な機能が実現する。
また、CPU302によりアプリケーションプログラムが実行されると、コンピュータ装置30においては、ワードプロセッサの機能が実現し、文書を作成し、作成した文書を表す画像データであってページ記述言語に従って記述されたPDL(Page Description Language)データを生成することや、画像形成装置10に対してPDLデータを送信し、PDLデータが表す画像の形成を画像形成装置10に対して指示することが可能となる。
[実施形態の動作]
以下、実施形態の動作例について説明する。なお、以下では、まず履歴情報を記憶する時の動作について説明した後、各種別の操作者が履歴を表示する時の動作について説明する。
(履歴情報を記憶する時の動作)
まずコンピュータ装置30を使用する操作者Aが、コンピュータ装置30においてアプリケーションプログラムの実行を指示する操作を行うと、文字・画像を入力する入力領域A1やツールバーT1を備えた画面が図7に示したように表示される。次に、操作者Aがキーボードやマウスを操作して文章を入力領域A1に入力した後、図7の画面中のツールバーT1の「ファイル」の項目をクリックする操作を行うと、図8に示したプルダウンメニューP1が表示される。そして、操作者AがプルダウンメニューP1中の「印刷」の項目をクリックする操作を行うと、図9に示した印刷に関する設定を行うためのメニュー画面が表示される。
操作者Aが図9のメニュー画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「userA」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「AAA」を入力した後、画面中のOKボタンをクリックする操作を行うと、コンピュータ装置30は、入力領域A1の文字列の画像を記録紙に形成するように指示するPDLデータをページ記述言語に従って生成する。
なお、ここで生成されるPDLデータは、入力領域A1にある文字列の描画位置、文字色、文字サイズ、文字のフォント、入力領域にある文字列などを含んでいる。コンピュータ装置30は、PDLデータを生成すると、PDLデータが示す画像の形成を指示するメッセージと、生成したPDLデータと、テキストボックスBX1に入力された操作者名「userA」およびテキストボックスBX2に入力されたパスワード「AAA」を通信回線40を介して画像形成装置10へ送信する。
画像形成装置10は、コンピュータ装置30から送信されたメッセージ、PDLデータ、操作者名「userA」およびパスワード「AAA」を通信部110にて受信すると、受信した操作者名を操作者テーブルにおいて検索し、受信した操作者名を操作者テーブルにおいて見つけると、検索した操作者名に対応付けられているパスワードと受信したパスワードとを比較する。ここでパスワードが一致すると、画像形成装置10は、受信したPDLデータを記憶部105に記憶する。なお、ここで受信したPDLデータの画像をすぐに形成できない場合には画像形成装置10は、主体者が「userA」であるPDLデータの画像形成の処理を実行待ちの処理とする。
また、ここで画像形成装置10は、文書の画像形成の指示を受け付けたことを示す履歴情報を生成して記憶する。具体的には、図10に示したように、事象名、発生日時、主体者識別子、主体者名、画像データ名、事象識別子が履歴情報として記憶される。ここで事象名は「画像形成指示の受け付け」で履歴情報の種別として「public」が付され、事象識別子は、事象を一意に識別する識別子が生成されて「0001」となり、履歴情報の種別として「system」が付される。また、発生日時はメッセージや画像データを受信した日時「2008/01/02 12:34:56」となり、履歴情報の種別として「public」が付される。また、主体者識別子は、受信した操作者名と対応付けて操作者テーブルに記憶されている操作者識別子「0002」となり、履歴情報の種別として「system」が付され、主体者名は、受信した操作者名「userA」となり、履歴情報の種別として「sensitive」が付される。また、画像データ名は、受信した画像データのファイル名「顧客名簿」となり、履歴情報の種別として「privacy」が付される。
次に、受信した画像データの画像を画像形成装置10が形成する前に、操作者Aとは異なる操作者Bが、画像データの画像の形成を中止する操作を画像形成装置10において行うと、画像形成の中止の指示を受け付けたことを示す履歴情報が生成されて記憶される。
具体的には、まず、操作者Bが待機状態となっている画像形成装置10の操作部106を操作すると、図11に例示した、操作者名とパスワードの入力画面が表示される。操作者Bが図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「userB」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「BBB」を入力した後、画面中のOKボタンを押下する操作を行うと、画像形成装置10は、入力された操作者名を操作者テーブルにおいて検索し、入力された操作者名を操作者テーブルにおいて見つけると、検索した操作者名に対応付けられているパスワードと入力されたパスワードとを比較する。ここでパスワードが一致すると、操作者Bは画像形成装置10を使用することが可能となる。
次に、操作者Bが操作部106を操作し、画像形成装置10において実行待ちとなっている処理の一覧の表示を指示する操作を行うと、図12に例示したように、実行待ちとなっている処理の一覧が表示される。ここで、操作者Bが、「userA」が主体者の処理を選択し、画面中の「キャンセル」ボタンを押下する操作を行うと、上述した動作で操作者Aにより送信されたPDLデータの画像形成の処理が中止される。
なお、ここで画像形成装置10は、画像形成処理の中止の指示を受け付けたことを示す履歴情報を生成して記憶する。具体的には、図4に示したように、事象名、発生日時、主体者識別子、主体者名、対象所有者識別子、対象所有者名、中止事象名、画像データ名、事象識別子が履歴情報として記憶される。
ここで事象名は、「画像形成の中止」となり、履歴情報の種別として「public」が付され、事象識別子は、事象を一意に識別する識別子が生成されて「0005」となり、履歴情報の種別として「system」が付される。
また、発生日時は画像形成処理の中止の指示を受け付けた日時「2008/01/02 12:40:30」となり、履歴情報の種別として「public」が付される。
また、主体者識別子は、入力された操作者名「userB」と対応付けて操作者テーブルに記憶されている操作者識別子「0003」となり、履歴情報の種別として「system」が付され、主体者名は、受信した操作者名「userB」となり、履歴情報の種別として「sensitive」が付される。
また、対象所有者識別子は、中止された画像形成の処理を画像形成装置10に対して指示した操作者Aの識別子「0002」となり、履歴情報の種別として「system」が付され、対象所有者名は、中止された画像形成の処理を画像形成装置10に対して指示した操作者Aの名称(userA)となり、履歴情報の種別として「privacy」が付される。
また、中止された事象名は、「画像形成」となり、履歴情報の種別として「public」が付され、画像データ名は、中止された画像形成処理において使用される予定であった画像データのファイル名「顧客名簿」となり、履歴情報の種別として「privacy」が付される。
(管理者が操作して履歴情報を表示する時の動作)
次に、画像形成装置10が履歴情報を表示する時の動作について説明する。
まず、操作者名が「administrator」で画像形成装置10の管理者である者が、待機状態となっている画像形成装置10の操作部106を操作すると、図11に例示した、操作者名とパスワードの入力画面が表示される。
管理者が図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「administrator」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「admin」を入力した後、画面中のOKボタンを押下する操作を行うと、画像形成装置10は、入力された操作者名を操作者テーブルにおいて検索し、入力された操作者名を操作者テーブルにおいて見つけると、検索した操作者名に対応付けられているパスワードと入力されたパスワードとを比較する。ここでパスワードが一致すると、操作者名が「administrator」であるため、画像形成装置10を操作した者は画像形成装置10において管理者と認識され、画像形成装置10を使用することが可能となる。
次に、管理者が操作部106を操作し、画像形成装置10に記憶された履歴情報の一覧の表示を指示する操作を行うと、図13に例示したように、履歴情報として記憶された事象名の一覧が表示される。ここで管理者が、表示された「画像形成の中止」を選択し、画面中の「表示」ボタンを押下する操作を行うと、事象名が「画像形成の中止」で発生日時が「2008/01/02 12:40:30」である履歴情報(図4の履歴情報)が特定される。
画像形成装置10は、履歴情報を特定すると、判断テーブルを参照し、操作者の種別に応じて履歴情報の要素毎に履歴情報を表示するか非表示とするか判断する(図14)。ここでは、操作者が「管理者」であるため(図14:ステップS1;YES)、判断テーブルの「管理者」の行を参照すると、各履歴情報の種別の列に「表示」が対応付けられている。このため、画像形成装置10は図4に示した履歴情報の全てを図15に示したように表示する(ステップS2)。
(主体者が操作して履歴情報を表示する時の動作)
次に、主体者が画像形成装置10を操作して履歴情報を表示する時の動作について説明する。
まず、操作者名が「userB」である操作者Bが、待機状態となっている画像形成装置10の操作部106を操作すると、図11に例示した、操作者名とパスワードの入力画面が表示される。操作者Bが図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「userB」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「BBB」を入力した後、画面中のOKボタンを押下する操作を行うと、操作者Bは画像形成装置10を使用することが可能となる。なお、ここで操作者名が「administrator」ではないため、画像形成装置10は画像形成装置10を操作している者は管理者ではないと判断する。
次に、操作者Bが操作部106を操作し、画像形成装置10に記憶された履歴情報の一覧の表示を指示する操作を行うと、図13に例示したように、履歴情報として記憶された事象名の一覧が表示される。ここで操作者Bが、表示された「画像形成の中止」を選択し、画面中の「表示」ボタンを押下する操作を行うと、事象名が「画像形成の中止」で発生日時が「2008/01/02 12:40:30」である履歴情報(図4の履歴情報)が特定される。
画像形成装置10は、履歴情報を特定すると判断テーブルを参照し、履歴情報の要素毎に履歴情報を表示するか非表示とするか判断する。
ここでは、まず、操作者が管理者ではないため(ステップS1;NO)、操作者B(userB)の操作者識別子「0003」と特定された履歴情報中の主体者識別子とが比較され、両者が一致するか否か判断される。ここで操作者Bの操作者識別子「0003」と図4の履歴情報における主体者識別子が一致するため、画像形成装置10は、画像形成装置10を操作している者の種別が「主体者」であると判断する(ステップS3;YES)。画像形成装置10は、操作者が「主体者」であるため、判断テーブルの「主体者」の行を参照する。すると、「public」の列と「privacy」の列には「表示」が対応付けられており、「sensitive」の列と「system」の列には「非表示」が対応付けられている。このため、画像形成装置10は、図4に示した履歴情報のうち、「public」が付されている履歴情報と「privacy」が付されている履歴情報とを選択し、選択した履歴情報を図16に示したように表示する(ステップS4)。
(対象所有者が操作して履歴情報を表示する時の動作)
次に、対象所有者が画像形成装置10を操作して履歴情報を表示する時の動作について説明する。
まず、操作者名が「userA」である操作者Aが、待機状態となっている画像形成装置10の操作部106を操作すると、図11に例示した、操作者名とパスワードの入力画面が表示される。操作者Aが図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「userA」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「AAA」を入力した後、画面中のOKボタンを押下する操作を行うと、操作者Aは画像形成装置10を使用することが可能となる。なお、ここで操作者名が「administrator」ではないため、画像形成装置10は画像形成装置10を操作している者は管理者ではないと判断する。
次に、操作者Aが操作部106を操作し、画像形成装置10に記憶された履歴情報の一覧の表示を指示する操作を行うと、図13に例示したように、履歴情報として記憶された事象名の一覧が表示される。ここで操作者Aが、表示された「画像形成の中止」を選択し、画面中の「表示」ボタンを押下する操作を行うと、事象名が「画像形成の中止」で発生日時が「2008/01/02 12:40:30」である履歴情報(図4の履歴情報)が特定される。
画像形成装置10は、履歴情報を特定すると、判断テーブルを参照し、履歴情報の種別毎に各要素の履歴情報を表示するか非表示とするか判断する。
ここでは、まず、操作者が管理者ではないため(ステップS1;NO)、操作者Aの操作者識別子「0002」と特定された履歴情報中の主体者識別子とが比較され、両者が一致するか否か判断される。ここで操作者Aの操作者識別子「0002」と図4の履歴情報における主体者識別子が一致しないため(ステップS3;NO)、次に画像形成装置10においては、操作者Aの操作者識別子「0002」と特定された履歴情報中の対象所有者識別子とが比較され、両者が一致するか否か判断される。
ここで操作者Aの操作者識別子「0002」と図4の履歴情報における対象所有者識別子が一致するため、画像形成装置10は、画像形成装置10を操作している者の種別が「対象所有者」であると判断する(ステップS5;YES)。画像形成装置10は、操作者が「対象所有者」であるため、判断テーブルの「対象所有者」の行を参照する。すると、「public」の列と「sensitive」の列および「privacy」の列には「表示」が対応付けられており、「system」の列には「非表示」が対応付けられている。このため、画像形成装置10は、図4に示した履歴情報のうち、「public」が付されている履歴情報と、「sensitive」が付されている履歴情報及び「privacy」が付されている履歴情報とを選択し、選択した履歴情報を図17に示したように表示する(ステップS6)。
(操作者の種別が「その他」者が操作して履歴情報を表示する時の動作)
次に、管理者、主体者および対象所有者のいずれにも該当しない者が画像形成装置10を操作して履歴情報を表示する時の動作について説明する。
まず、操作者名が「userC」である操作者Cが、待機状態となっている画像形成装置10の操作部106を操作すると、図11に例示した、操作者名とパスワードの入力画面が表示される。操作者Aが図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「userC」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「CCC」を入力した後、画面中のOKボタンを押下する操作を行うと、操作者Cは画像形成装置10を使用することが可能となる。なお、ここで操作者名が「administrator」ではないため、画像形成装置10は画像形成装置10を操作している者は管理者ではないと判断する。
次に、操作者Cが操作部106を操作し、画像形成装置10に記憶された履歴情報の一覧の表示を指示する操作を行うと、図13に例示したように、履歴情報として記憶された事象名の一覧が表示される。ここで操作者Cが、表示された「画像形成の中止」を選択し、画面中の「表示」ボタンを押下する操作を行うと、事象名が「画像形成の中止」で発生日時が「2008/01/02 12:40:30」である履歴情報(図4の履歴情報)が特定される。
画像形成装置10は、履歴情報を特定すると、判断テーブルを参照し、履歴情報の要素毎に履歴情報を表示するか非表示とするか判断する。
ここでは、まず、操作者が管理者ではないため、操作者Cの操作者識別子「0004」と特定された履歴情報中の主体者識別子とが比較され、両者が一致するか否か判断される。ここで操作者Cの操作者識別子「0004」と図4の履歴情報における主体者識別子が一致しないため(ステップS3;NO)、次に画像形成装置10においては、操作者Cの操作者識別子「0004」と特定された履歴情報中の対象所有者識別子とが比較され、両者が一致するか否か判断される。
ここで操作者Cの操作者識別子「0004」と図4の履歴情報における対象所有者識別子が一致しないため(ステップS5;NO)、画像形成装置10は、画像形成装置10を操作している者の種別が「その他」であると判断する。
画像形成装置10は、操作者の種別が「その他」であるため、判断テーブルの「その他」の行を参照する。すると、「public」の列には「表示」が対応付けられており、「sensitive」の列と「privacy」の列および「system」の列には「非表示」が対応付けられている。このため、画像形成装置10は、図4に示した履歴情報のうち、「public」が付されている履歴情報を選択し、選択した履歴情報を図18に示したように表示する(ステップS7)。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。
上述した実施形態においては、画像形成装置10が操作者の種別に応じて履歴情報を選択して表示を行っているが、操作者の種別に応じて履歴情報を選択して表示を行う装置は画像形成装置10に限定されるものではない。例えば、コンピュータネットワークに接続されたサーバ装置とクライアント装置とで構成されるシステムにおいて、クライアント装置からの要求に応じてサーバ装置が行う処理の履歴をサーバ装置が記憶し、サーバ装置は、操作者の種別に応じて履歴情報を選択して表示してもよい。
履歴情報として記憶される要素としては図4や図10に示したものに限定されることはなく、例えば処理が正常に実行されたか否かを表す情報を履歴情報として記憶するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、画像形成装置10において履歴情報の一覧の表示が指示されると、どの種別の操作者が操作しても画像形成装置10は記憶した履歴情報の全ての事象名を表示するが、操作者の種別に応じて表示する事象名を異ならせるようにしてもよい。例えば、操作者が管理者の場合は全ての事象名を表示し、操作者が主体者の場合は、操作者の操作者識別子と同じ識別子が主体者識別子の要素にある履歴情報の事象名のみを表示するようにしてもよい。
具体的には、図11に示した画面において、管理者が図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「administrator」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「admin」を入力した後、画面中のOKボタンを押下する操作を行うと、画像形成装置10を操作した者は画像形成装置10において管理者と認識され、画像形成装置10を使用することが可能となる。次に、管理者が操作部106を操作し、画像形成装置10に記憶された履歴情報の一覧の表示を指示する操作を行うと、画像形成装置10は、履歴情報として記憶された全ての事象名の一覧を図13に例示したように表示する。
一方、操作者名が「userA」である操作者Aが、待機状態となっている画像形成装置10の操作部106を操作し、図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「userA」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「AAA」を入力した後、画面中のOKボタンを押下する操作を行うと、操作者Aは画像形成装置10を使用することが可能となる。なお、ここで操作者名が「administrator」ではないため、画像形成装置10は画像形成装置10を操作している者は管理者ではないと判断する。
次に、操作者Aが操作部106を操作し、画像形成装置10に記憶された履歴情報の一覧の表示を指示する操作を行うと、履歴情報の主体者識別子の要素において、操作者名「userA」の操作者識別子「0002」を含む履歴情報のみを画像形成装置10は表示する。つまり、図13の画面において、「画像形成指示の受け付け」という事象名のみを表示し、他の「画像形成の指示」という事象名や「複写」という事象名を表示しない。
また、操作者名が「userB」である操作者Bが、待機状態となっている画像形成装置10の操作部106を操作し、図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「userB」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「BBB」を入力した後、画面中のOKボタンを押下する操作を行うと、操作者Bは画像形成装置10を使用することが可能となる。なお、ここで操作者名が「administrator」ではないため、画像形成装置10は画像形成装置10を操作している者は管理者ではないと判断する。
次に、操作者Bが操作部106を操作し、画像形成装置10に記憶された履歴情報の一覧の表示を指示する操作を行うと、履歴情報の主体者識別子の要素において、操作者名「userB」の操作者識別子「0003」を含む履歴情報のみを画像形成装置10は表示する。つまり、図13の画面において、「画像形成の中止」という事象名のみを表示し、他の「画像形成の指示の受け付け」という事象名や「複写」という事象名を表示しない。
上述した画像形成装置10は、出力した画像の画像データや、画像読取部108で読み取った文書の画像データを履歴情報として記憶部105に記憶してもよい。この場合、画像形成装置10は、操作者が管理者である場合には、履歴情報として記憶された画像データの画像を表示部107に表示し、操作者が管理者でない場合には画像データの画像を表示しないようにしてもよい。
具体的には、図11に示した画面において、管理者が図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「administrator」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「admin」を入力した後、画面中のOKボタンを押下する操作を行うと、上述したように、画像形成装置10を操作した者は画像形成装置10において管理者と認識され、画像形成装置10を使用することが可能となる。
次に、管理者が操作部106を操作し、画像形成装置10に記憶された履歴情報の一覧の表示を指示する操作を行うと、図13に例示したように、履歴情報として記憶された全ての事象名の一覧が表示される。そして、管理者が、表示された「複写」を選択し、画面中の「表示」ボタンを押下する操作を行うと、事象名が「複写」で発生日時が「2008/01/02 12:41:10」である履歴情報と、この複写の処理の時に読み取った画像が表示部107に表示される。
なお、「複写」の処理の実行を指示した者(主体者)が「userB」である場合、この「複写」の処理の履歴情報においては主体者識別子の要素に「0003」が含まれる。そして、操作者名が「userA」である操作者Aが、図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「userA」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「AAA」を入力して画像形成装置10を使用することが可能となった後、図13に示した履歴情報として記憶された全ての事象名の一覧の中から「複写」が選択されると、画像形成装置10は、履歴情報の内容を表示する。ここで、画像形成装置10は、「複写」の処理の履歴情報において主体者識別子の要素に含まれている識別子「0003」が、操作者Aの操作者識別子「0002」と一致しないため、複写の処理の時に読み取った画像を表示部107に表示しない。
また、操作者名が「userB」である操作者Bが、図11の画面中の操作者名を入力するテキストボックスBX1に操作者名「userB」を入力し、パスワードを入力するテキストボックスBX2にパスワード「BBB」を入力して画像形成装置10を使用することが可能となった後、図13に示した履歴情報として記憶された全ての事象名の一覧の中から「複写」選択すると、「複写」の処理の履歴情報において主体者識別子の要素に含まれている識別子「0003」は、操作者Bの操作者識別子「0003」と一致する。しかしながら、操作者識別子「0003」で特定される操作者は管理者ではないため、画像形成装置10は、複写の処理の時に読み取った画像を表示部107に表示しない。
また、機密性を有する画像であることを示す画像を画像データ中の画像に含ませ、機密性を有する画像であることを示す画像が履歴情報として記憶された画像中に含まれている場合には、履歴情報として記憶された画像データの画像を表示部107に表示せず、機密性を有する画像であることを示す画像が履歴情報として記憶された画像中に含まれていない場合には、履歴情報として記憶された画像データの画像を表示部107に表示してもよい。
また、機密性を示す画像を有する文書の画像データを履歴情報として記憶した場合、操作者の種別に応じて、この画像データの画像の表示と非表示を切り替えるようにしてもよい。
例えば、操作者名が「userB」である操作者Bが、機密性を示す画像を有する文書を画像形成装置10において複写した場合、この文書の画像データを履歴情報として記憶する。なお、この場合、この複写の処理の履歴情報においては、主体者識別子の要素に「userB」の操作者識別子である「0003」が含まれる。
そして、この複写処理の履歴の表示を指示した操作者が、機密性を示す画像を有する文書の複写を指示した者(操作者名が「userB」である者)である場合には、操作者の操作者識別子「0003」と履歴情報の主体者識別子の要素に含まれる操作者識別子「0003」が一致する。つまり、複写の処理の実行を指示した者と、履歴情報を表示させようとしている者が一致するため、画像形成装置10は、複写の際に記憶した画像データの画像を表示部107に表示する。
一方、この複写処理の履歴の表示を指示した操作者が、例えば操作者名が「userA」である操作者Aの場合、この操作者の操作者識別子は「0002」であり、履歴情報の主体者識別子の要素に含まれる操作者識別子「0003」と一致しない。つまり、複写の処理の実行を指示した者と、履歴情報を表示させようとしている者が一致しないため、画像形成装置10は、複写の際に記憶した画像データの画像を表示部107に表示しない。
なお、本変形例においては、管理者についても、この機密性を示す画像を有する文書の画像データの画像を表示しないようにしてもよい。
また、本変形例は、複写の処理の実行を指示した操作者のみが機密性を示す画像を有する文書の画像データを表示可能としているが、機密性を示す画像を有する文書の画像データの表示についても、上述した変形例で説明したように管理者のみが表示でき、操作者Aと操作者Bは表示できないようにしてもよい。つまり、複写の処理の実行を指示した者が履歴の表示を指示しても、機密性を示す画像を有する文書の画像データの表示をしない構成としてもよい。
なお、機密性を有する画像であることを示す画像は、管理者が画像形成装置10を操作して画像データ中に含ませるようにしてもよく、また、画像の出力を指示した操作者が画像形成装置10を操作して画像データ中に含ませるようにしてもよい。
画像形成装置10においては、操作者が操作者名とパスワードとを入力した後、文書の複写の指示など画像形成装置10への指示を受け付け、続けて履歴情報の表示の指示を受け付けて履歴情報を表示してもよい。
上述した各プログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスク(HDD(Hard Disk Drive)、FD(Flexible Disk))など)、光記録媒体(光ディスク(CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk))など)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体に記憶した状態で提供し、各装置にインストールしてもよい。また、通信回線を介して各装置にダウンロードしてインストールしてもよい。
10・・・画像形成装置、30・・・コンピュータ装置、40・・・通信回線、101・・・バス、102・・・CPU(Central Processing Unit)、103・・・ROM(Read Only Memory)、104・・・RAM(Random Access Memory)、105・・・記憶部、106・・・操作部、107・・・表示部、108・・・画像読取部、109・・・画像形成部、110・・・通信部、111・・・画像処理部、301・・・バス、302・・・CPU、303・・・ROM、304・・・RAM、305・・・記憶部、306・・・操作部、307・・・表示部、310・・・通信部

Claims (4)

  1. 操作者を識別する識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、
    前記操作者からの指示を受け付ける指示受付手段と、
    前記指示受付手段で受け付けた指示に応じた処理を実行する実行手段と、
    前記実行手段で実行された処理について複数の要素で構成される履歴を生成し、該複数の要素を複数の種別に区分して記憶する履歴記憶手段と、
    前記指示受付手段にて前記履歴の表示指示が受け付けられると、前記表示指示を行った操作者の種別を前記識別情報受付手段で受け付けた識別情報で特定し、特定した操作者の種別に応じて前記履歴の要素の種別を選択し、前記履歴記憶手段に記憶された前記履歴の要素のうち、選択した種別の要素を表示手段に表示する制御を行う制御手段と
    を有する履歴記憶装置。
  2. 前記制御手段は、特定した操作者の種別毎に、選択する要素の種別を異ならせることを特徴とする請求項1に記載の履歴記憶装置。
  3. 前記履歴記憶手段は、機密性を有する要素を記憶し、
    前記制御手段は、機密性を有する要素については、前記表示指示を行った操作者の種別が予め定められた種別の場合に表示すること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の履歴記憶装置。
  4. コンピュータを、
    操作者を識別する識別情報を受け付ける識別情報受付手段と、
    前記操作者からの指示を受け付ける指示受付手段と、
    前記指示受付手段で受け付けた指示に応じた処理を実行する実行手段と、
    前記実行手段で実行された処理について複数の要素で構成される履歴を生成し、該複数の要素を複数の種別に区分して記憶する履歴記憶手段と、
    前記指示受付手段にて前記履歴の表示指示が受け付けられると、前記表示指示を行った操作者の種別を前記識別情報受付手段で受け付けた識別情報で特定し、特定した操作者の種別に応じて前記履歴の要素の種別を選択し、前記履歴記憶手段に記憶された前記履歴の要素のうち、選択した種別の要素を表示手段に表示する制御を行う制御手段と
    として機能させるためのプログラム。
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