JP2008028753A - 電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 MFP1のCPU101は、多種多様にある履歴情報として残すことが可能な各項目からなる履歴情報項目リストがNVRAM105に記憶されているため、操作部107上のキー操作によって履歴情報項目リストの参照要求が発行されると、その履歴情報項目リストをNVRAM105から読み出して操作部107上に表示する。そして、その履歴情報項目リスト上のタッチ指定された項目を選択し、その項目を必要項目としてNVRAM105に登録する。その後、操作部107上の所定のキー操作によって指定された処理モードと機能を利用すると、その利用した処理モードと機能の情報および利用者情報のうち、予め登録した必要項目と一致する項目の情報のみを履歴情報としてHDD106に蓄積する。
【選択図】 図2
Description
このような画像形成装置では、メモリ内の履歴情報を装置の不正利用や情報漏洩の追跡に利用できるため、その履歴情報をユーザや管理者が参照できるように表示部に出力して表示させることも行っている。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置等の電子機器において、履歴情報を効率良く活用できるようにすることを目的とする。
請求項1の発明による電子機器は、上記履歴情報蓄積手段に蓄積すべき履歴情報の項目を選択するための蓄積情報項目選択手段を設けたものである。
請求項3の発明による電子機器は、請求項2の電子機器において、上記認証ユーザ毎に上記履歴情報蓄積手段に蓄積すべき履歴情報の項目の上記蓄積情報項目選択手段による選択を制限する蓄積情報項目選択制限手段を設けたものである。
請求項6の発明による電子機器は、請求項5の電子機器において、上記各レベルを変更可能に設定するためのレベル設定手段を設けたものである。
請求項8の発明による電子機器は、請求項7の電子機器において、上記認証ユーザ毎に上記履歴情報出力手段によって出力可能な履歴情報の項目を設定するための出力可能情報項目設定手段を設け、上記履歴情報出力制限手段が、上記認証ユーザ毎に上記出力可能情報項目設定手段による設定内容に基づいて上記履歴情報出力手段による履歴情報の出力を制限するものである。
請求項10の発明による電子機器は、請求項9の電子機器において、上記認証ユーザ毎に上記履歴情報出力制限手段によって出力可能な履歴情報の項目を設定するための出力可能情報項目設定手段を設け、上記履歴情報出力制限手段が、上記認証ユーザ毎に上記各レベルと上記出力可能情報項目設定手段による設定内容とに基づいて上記履歴情報出力手段による履歴情報の出力を制限するものである。
請求項12の発明による電子機器は、請求項11の電子機器において、上記認証ユーザ毎に上記出力情報項目指定手段による上記出力すべき履歴情報の項目の指定を制限する出力情報項目指定制限手段を設けたものである。
請求項15の発明による電子機器は、請求項14の電子機器において、上記認証ユーザ毎に上記出力情報レベル指定手段による上記出力すべき履歴情報のレベルの指定を制限する出力情報レベル指定制限手段を設けたものである。
図1は、この発明による電子機器であるMFPを使用するネットワーク環境の一例を示す図である。
複数のMFP1(1a,1b,1c,1d)は、LAN(ローカルエリアネットワーク)2(2a,2b)のネットワーク環境や、LAN2同士をつなぐWAN(ワイドエリアネットワーク)のネットワーク環境の中に、複数のサーバ3(3a,3b)や図示しないPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器(他の電子機器)と共に接続され、各電子機器が相互に通信することが可能となっている。
MFP1はそれぞれ、利用(設定)した処理モード(操作部上での操作によって設定可能なカラー印刷モード等)や機能(通常印刷やFAX送受信等)、それらの利用者(認証ユーザやFAX送受信時の相手先等)の情報を履歴情報としてメモリに蓄積する機能を有する電子機器である。
サーバ3は、高機能の情報処理装置である。
次に、図1のMFP1のハードウェア構成例について、図2を参照して具体的に説明する。
図2は、図1のMFP1のハードウェア構成例を示すブロック図である。
このMFP1は、デジタル複写機,プリンタ,FAX装置,スキャナ装置としての機能(サービス)、つまりコピー機能,ドキュメントボックス機能,スキャナ機能,プリンタ(通常印刷)機能,FAX機能を含む各種機能を実現できる画像形成装置であり、図2に示すように、コントローラ11,FCU(ファックスコントロールユニット)12,エンジンインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)13,およびエンジン14等によって構成されている。これらの構成が、原稿の画像読み取り,印刷(画像形成),画像情報送信等の画像処理を行うためのハードウェア資源である。
FCU12は、外部機器、例えばFAX装置又はモデム機能(FAX通信機能)を有するデジタル複写機や他のMFP(デジタル複合機)等の画像形成装置との通信を公衆回線経由で制御するものである。
エンジンI/F13は、エンジン14をPCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続するためのインタフェースである。
CPU101は、ASIC102を介してデータ処理(各機能の制御)を行う演算処理手段である。
このASIC102には、エンジン14の操作命令等を受け付ける操作部107が直接的に接続されると共に、モデム108も直接的に接続される。また、USB・I/F109,IEEE1394・I/F110,MAC・I/F111,FCU12,およびエンジンI/F13がPCIバス112を介して接続される。
ROM104は、CPU101が実行するプログラムや固定データを記憶している固定メモリである。なお、このROM104に、種々のアプリ(アプリケーションプログラム)を記憶しておくこともできる。
HDD106は、電源のオン・オフに関係なくデータを記憶保存する記憶装置(記録媒体)であり、OSや各種サービスを実現するための各種アプリや上述した履歴情報を含む各種データを記憶保存する。よって、このHDD106が、履歴情報蓄積手段の機能を果たす。なお、このHDD106に、上述したSDRAM103内のデータやNVRAM105内のデータを記憶しておくこともできる。
USB・I/F109およびIEEE1394・I/F110はそれぞれ、外部機器(周辺機器)と直接接続して通信を行うための、USB規格,IEEE1394規格のインタフェース(直接インタフェース)である。
なお、USB・I/F109やIEEE1394・I/F110以外の直接インタフェースをコントローラ11に増設することもできる。
スキャナ機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像情報を電子メール等で予め設定された外部機器へ送信(配信)させる機能のことである。このスキャナ機能を実現するためのアプリをスキャナアプリという。
FAX機能とは、スキャナに原稿の画像を読み取らせ、その画像情報を予め設定された外部機器へFCU12によってFAX送信させたり、HDD106(他のメモリでもよい)に蓄積済みの画像情報を同様に予め設定された外部機器へFCU12によってFAX送信させたり、外部機器からFAX送信された画像情報をFCU12によってFAX受信し、それを画像情報をHDD106にしたり、プロッタに送って用紙上に可視画像として印刷させる機能のことである。このFAX機能を実現するためのアプリをFAXアプリという。
図3は、図2の操作部107の構成例を示すレイアウト図である。
この操作部107には、液晶タッチパネル31、テンキー32、クリア/ストップキー33、スタートキー34、予熱キー35、リセットキー36、初期設定キー37、コピーキー38、ドキュメントボックスキー39、スキャナキー40、プリンタキー41、およびFAXキー42が設けられている。
液晶タッチパネル31には、各種の機能キーや、セットされた部数、およびデジタル複合機の状態を示すメッセージなどが表示される。
コピーキー38の押下によりコピー機能の使用が、ドキュメントボックスキー39の押下によりドキュメントボックス機能の使用が、スキャナキー40の押下によりスキャナ機能の使用が、プリンタキー41の押下によりプリンタ機能の使用が、FAXキー42の押下によりFAX機能(FAX送信)の使用がそれぞれ可能になる。
オペレータが、この操作画面上の各キーにタッチすることによって、選択されたモードを示すキーの表示が黒く反転する。また、モードの詳細を指定しなければならない場合(例えばページ印字の種類や変倍モード時の変倍値等)は、そのキーにタッチすると詳細モードの設定画面が表示される。そのため、この液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用しており、その時の最適な表示をグラフィカルに行なうことができる。
メッセージエリア内には、このMFP1が接続されたLAN2を介して多量のプリント動作(印刷動作)を他のMFP1に分けてプリントアウトすることを設定するための連結キーや、システムの状態を知るためのシステムステータスキーも表示される。
エンジン14のプロッタは、自動カラー選択機能を備えており、自動カラー選択が指定された場合には、CPU101が、スキャナによって読み取った画像情報の画像色を判定し、その判定結果に応じてプロッタに印刷を行わせる。例えば、フルカラーであれば、プロッタにCMYK各色(フルカラー)の印刷を行わせる。モノクロであれば、プロッタにK色(モノクロ)の画像形成を行わせる。
〔第1実施例〕
まず、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第1例について、図5を参照して説明する。
図5は、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第1例を説明するための図である。
一般ユーザ又は管理者は、その履歴情報項目リストから残したい項目のみをタッチ指定する。
その後、一般ユーザ又は管理者による操作部107上の所定のキー操作によって指定された処理モードと機能を利用すると、その利用した処理モードと機能および利用者の情報のうち、予め登録した必要項目と一致する項目の情報のみを履歴情報としてHDD106に蓄積する。
すなわち、履歴情報となる項目は多種多様で多量にあるため、一般ユーザ又は管理者が必要とする項目の情報のみを履歴情報としてHDD106に蓄積し、必要に応じて一般ユーザ又は管理者によって参照可能に操作部107上に表示することができる。
したがって、履歴情報蓄積のためのリソースの圧迫を回避でき、また履歴情報を効率良く活用することができる。
次に、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第2例について、図6〜図8を参照して説明する。
図6は、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第2例を説明するための図である。
図7は、操作部107上に表示されるユーザ認証画面の一例を示す図である。
図8は、履歴情報の蓄積と参照について説明するための概念図である。
そして、一般ユーザ又は管理者による操作部107上の操作によってユーザIDおよびパスワードが入力され、「認証」キーがタッチされると、そのユーザIDおよびパスワードを含むユーザ認証要求がCPU101に対して発行される。
認証ユーザ(サービスマン等)は、その履歴情報項目リストから残したい項目のみをタッチ指定する。
このMFP1のCPU101は、そのタッチ指定された項目を選択し、その項目を必要項目としてNVRAM105に認証ユーザに対応付けて記憶して登録する。
例えば、認証ユーザが認証ユーザAであれば、図6の(a)に示すように、認証ユーザAによってタッチ指定された項目を選択し、その項目を必要項目としてNVRAM105に認証ユーザAに対応付けて記憶して登録する。認証ユーザが認証ユーザBであれば、図6の(b)に示すように、認証ユーザBによってタッチ指定された項目を選択し、その項目を必要項目としてNVRAM105に認証ユーザBに対応付けて記憶して登録する。
このMFP1のCPU101は、認証ユーザによる操作部107上のキー操作によって指定された処理モードと機能を利用する度に、その利用した処理モードと機能および利用者(利用日時,利用者の名前など)の情報が発生するため、それらの情報のうち、予め登録した認証ユーザに対応する必要項目と一致する項目の情報のみを履歴情報としてHDD106(履歴情報格納領域)に蓄積する(図8の(a)参照)。
すなわち、履歴情報の項目は多種多様で多量にあるため、認証ユーザが必要とする項目の情報のみを履歴情報としてHDD106に蓄積し、必要に応じて認証ユーザによって参照可能に操作部107上に表示することができる。
したがって、履歴情報蓄積のためのリソースの圧迫を回避でき、また履歴情報をより効率良く活用することができる。
次に、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第3例について、図9を参照して説明する。
この第3実施例では、認証ユーザが持つ権限により、履歴情報として残したい項目の選択自体に制限がかけられるものである。つまり、その制限内容を認証ユーザ毎に予め決められていることを特徴としている。
MFP1のCPU101は、一般ユーザ又は管理者による操作部107上のキー操作によって履歴情報項目リストの参照要求が発行されると、NVRAM105に記憶されている履歴情報となる各項目からなる履歴情報項目リスト(図5参照)を読み出し、それを操作部107上に表示する。このとき、認証ユーザによって選択可能な項目と選択不可能な項目とを区別する。例えば、選択不可能な項目を半透明にするなど、表示色を異ならせるとよい。なお、各項目の選択を可能(又は不可能)にするための設定は、認証ユーザ毎に操作部107上の対応するキー操作により、CPU101が行ってその設定内容をNVRAM105に記憶しておくことができる。
このMFP1のCPU101は、そのタッチ指定された項目を選択する。このとき、その選択を認証ユーザに対応する上記設定内容に基づいて制限する。つまり、タッチ指定された項目が選択可能に設定されている場合にのみ、その項目を選択して必要項目としてNVRAM105に認証ユーザに対応付けて記憶して登録する。
したがって、第3実施例によれば、第2実施例と同様の効果に加え、次の効果を得ることもできる。つまり、蓄積すべき履歴情報となる項目の選択の制限により、履歴情報の機密性が高まる。また、ユーザ(一般ユーザ又は管理者)によって履歴情報の重要性が異なるので、履歴情報となる項目のうちの選択可能な項目をユーザ毎に設定すれば、履歴情報となる項目の選択の制限をユーザ毎に行えるため、履歴情報利用の汎用性が高まる。
次に、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第4例について、図10,図11を参照して説明する。
図10は、図2のNVRAM105に記憶されている履歴情報となる各項目(図5に示したような履歴情報項目リストに記載されている利用可能な処理モードと機能および利用者の各項目)とそれらのレベル(以下「履歴情報レベル」という)との関係の一例を示す図である。
図11は、履歴情報レベルによって分類された履歴情報の蓄積と参照について説明するための概念図である。
この第4実施例では、MFP1のCPU101が、NVRAM105に記憶されている履歴情報となる各項目にはそれぞれ、例えば図10に示すように、それらの情報の内容,種類,重要性,又は機密性等の要素を考慮して対応する履歴情報レベルが設定されているため、以下の処理を行う。
その後、一般ユーザ又は管理者による操作部107上のキー操作によってある履歴情報レベルの履歴情報の参照要求が発行されると、HDD106からその履歴情報レベルの履歴情報を読み出し、それを認証ユーザによって参照可能に操作部107上に表示する(図11の(b)参照)。
次に、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第5例について、図12を参照して説明する。
図12は、図2のNVRAM105に記憶されている履歴情報となる各項目とそれらの履歴情報レベルとの関係の他の例を示す図である。
この第5実施例では、MFP1のCPU101が、認証ユーザ毎に操作部107上の対応するキー操作により、例えば図12に示すように、NVRAM105に記憶されている履歴情報となる各項目にそれぞれ設定されている履歴情報レベルを変更することができる。
したがって、第5実施例によれば、第4実施例と同様の効果に加え、以下の効果も得られる。つまり、認証ユーザによって履歴情報の利用用途,重要性,又は機密性が異なるので、履歴情報に対する履歴情報レベルの設定をユーザ毎に履歴情報の利用用途,重要性,又は機密性に応じて任意に行うことができれば、履歴情報利用の汎用性がより高まる。
次に、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第6例について、図13を参照して説明する。
この第6実施例では、認証ユーザが持つ権限により、履歴情報の項目別の参照(出力)に制限がかけられるものである。つまり、その制限内容を認証ユーザ毎に予め決められていることを特徴としている。
この第6実施例は、第2〜第5実施例のいずれかと若干異なるだけである。
この第6実施例では、MFP1のCPU101が、NVRAM105に記憶されている履歴情報となる各項目にはそれぞれ、例えば図13の(c)に示すように、認証ユーザ(一般ユーザ,システム管理者,セキュリティ管理者など)別の参照可(○)否(×)情報が設定されているため、以下の処理を行う。
次に、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第7例について、図14を参照して説明する。
この第7実施例では、認証ユーザが持つ権限により、履歴情報の項目別の参照(出力)に履歴情報レベルに基づいて制限がかけられるものである。つまり、その制限内容を認証ユーザ毎に予め決められていることを特徴としている。
この第7実施例は、第4又は第5実施例と若干異なるだけである。
この第7実施例では、MFP1のCPU101が、NVRAM105に記憶されている履歴情報となる各項目(履歴情報群)にそれぞれ設定されている履歴情報レベルにはそれぞれ、例えば図14の(c)に示すように、認証ユーザ(一般ユーザ,システム管理者,セキュリティ管理者など)別の参照可(○)否(×)情報が設定されているため、以下の処理を行う。
次に、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第8例について、図15を参照して説明する。
この第8実施例は、多種多様にある履歴情報の項目の中から参照したい項目のみを選択的に抽出するフィルタリング機能を特徴としている。
この第7実施例は、第2又は第3実施例と若干異なるだけである。
MFP1のCPU101は、一般ユーザ又は管理者ユーザによる操作部107上のキー操作によって履歴情報の参照要求が発行されると、HDD106に蓄積されている履歴情報の項目の数をチェックし、その項目の数が単数(1つ)であれば、その項目の履歴情報を読み出し、認証ユーザによって参照可能に操作部107上に表示する。HDD106に蓄積されている履歴情報の項目の数が複数であれば、その各項目を読み出し、認証ユーザによって参照可能に操作部107上に表示する。
例えば、図15に示すように、HDD106に蓄積されている履歴情報の項目が「処理モード履歴情報」「機能履歴情報」「利用者履歴情報」「送受信相手先名履歴情報」「送受信相手先アドレス・電話番号履歴情報」の5項目であった場合には、それらの項目が操作部107上に表示されるため、認証ユーザによる操作部107上のキー操作によってフィルタリングすべき項目として「処理モード履歴情報」「機能履歴情報」の2項目のフィルタリングが指定されると、その指定された2項目の履歴情報のみをフィルタリングして読み出し、認証ユーザによって参照可能に操作部107上に表示する。
次に、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第9例について、図16を参照して説明する。
この第9実施例では、認証ユーザが持つ権限により、履歴情報の項目別のフィルタリング(参照)に制限がかけられるものである。つまり、その制限内容を認証ユーザ毎に予め決められていることを特徴としている。
この第9実施例は、第8実施例と若干異なるだけである。
この第9実施例では、MFP1のCPU101が、NVRAM105に記憶されている履歴情報の各フィルタリング項目にはそれぞれ、例えば図16の(c)に示すように、認証ユーザ(一般ユーザ,システム管理者,セキュリティ管理者など)別のフィルタリング可(○)否(×)情報が設定されているため、以下の処理を行う。
したがって、第9実施例によれば、第8実施例と同様の効果に加え、以下の効果も得られる。つまり、認証ユーザにより履歴情報の項目のフィルタリングを制限することにより、履歴情報の機密性や利便性の向上がより図れる。
次に、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第10例について、図17を参照して説明する。
この第10実施例は、多種多様にある履歴情報レベルの履歴情報の中から参照したい履歴情報レベルの履歴情報のみを選択的に抽出するフィルタリング機能を特徴としている。
この第10実施例は、第4又は第5実施例と若干異なるだけである。
MFP1のCPU101は、一般ユーザ又は管理者ユーザによる操作部107上のキー操作によって履歴情報の参照要求が発行されると、HDD106に蓄積されている履歴情報の履歴情報レベルの数をチェックし、その履歴情報レベルの数が単数であれば、履歴情報レベルの履歴情報を読み出し、認証ユーザによって参照可能に操作部107上に表示する。HDD106に蓄積されている履歴情報の履歴情報レベルの数が複数であれば、その各履歴情報レベルを読み出し、認証ユーザによって参照可能に操作部107上に表示する。
例えば、図17に示すように、HDD106に蓄積されている履歴情報の履歴情報レベルが「履歴情報レベル1」「履歴情報レベル2」「履歴情報レベル3」「履歴情報レベル4」の4レベルであった場合には、それらの履歴情報レベルが操作部107上に表示されるため、認証ユーザによる操作部107上のキー操作によってフィルタリングすべき履歴情報レベルとして「履歴情報レベル1」「履歴情報レベル2」の2レベルのフィルタリングが指定されると、その指定された2レベルの履歴情報のみをフィルタリングして読み出し、認証ユーザによって参照可能に操作部107上に表示する。
次に、このMFP1によるこの発明に関わる動作の第11例について、図18を参照して説明する。
この第11実施例では、認証ユーザが持つ権限により、履歴情報の履歴情報レベル別のフィルタリング(参照)に制限がかけられるものである。つまり、その制限内容を認証ユーザ毎に予め決められていることを特徴としている。
この第11実施例は、第10実施例と若干異なるだけである。
この第11実施例では、MFP1のCPU101が、NVRAM105に記憶されている履歴情報の各フィルタリング履歴情報レベルにはそれぞれ、例えば図18の(c)に示すように、認証ユーザ(一般ユーザ,システム管理者,セキュリティ管理者など)別のフィルタリング可(○)否(×)情報が設定されているため、以下の処理を行う。
したがって、第11実施例によれば、第10実施例と同様の効果に加え、以下の効果も得られる。つまり、認証ユーザにより履歴情報の履歴情報レベルのフィルタリングを制限することにより、履歴情報の機密性や利便性の向上がより図れる。
12:FCU 13:エンジンI/F 14:エンジン 31:液晶タッチパネル
32:テンキー 33:クリア/ストップキー 34:スタートキー
35:予熱キー 36:リセットキー 37:初期設定キー 38:コピーキー
39:ドキュメントボックスキー 40:スキャナキー 41:プリンタキー
42:FAXキー 101:CPU 102:ASIC
103:SDRAM 104:ROM 105:NVRAM 106:HDD
107:操作部 108:モデム 109:USB・I/F
110:IEEE1394・I/F 111:MAC・I/F 112:PCIバス
Claims (16)
- 履歴情報を蓄積する履歴情報蓄積手段と、該履歴情報蓄積手段に蓄積されている履歴情報を参照可能に出力する履歴情報出力手段とを有する電子機器であって、
前記履歴情報蓄積手段に蓄積すべき履歴情報の項目を選択するための蓄積情報項目選択手段を設けたことを特徴とする電子機器。 - 請求項1記載の電子機器において、
予め設定された認証情報と一致する情報が入力された場合に、該入力のための操作を行った操作者を認証ユーザと判定するユーザ認証手段を設け、
前記蓄積情報項目選択手段は、前記認証ユーザ毎に前記履歴情報蓄積手段に蓄積すべき履歴情報の項目を選択するための手段であることを特徴とする電子機器。 - 請求項2記載の電子機器において、
前記認証ユーザ毎に前記履歴情報蓄積手段に蓄積すべき履歴情報の項目の前記蓄積情報項目選択手段による選択を制限する蓄積情報項目選択制限手段を設けたことを特徴とする電子機器。 - 請求項3記載の電子機器において、
前記認証ユーザ毎に前記蓄積情報項目選択手段によって選択可能な前記履歴情報蓄積手段に蓄積すべき履歴情報の項目を設定するための選択可能蓄積情報項目設定手段を設け、
前記蓄積情報項目選択制限手段は、前記認証ユーザ毎に前記選択可能蓄積情報項目設定手段による設定内容に基づいて前記履歴情報蓄積手段に蓄積すべき履歴情報の項目の前記蓄積情報項目選択手段による選択を制限することを特徴とする電子機器。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記履歴情報蓄積手段は、前記履歴情報をその内容,種類,重要性,又は機密性等の要素を考慮して予め設定された各レベル毎に分類して蓄積することを特徴とする電子機器。 - 請求項5記載の電子機器において、
前記各レベルを変更可能に設定するためのレベル設定手段を設けたことを特徴とする電子機器。 - 請求項2乃至6のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記認証ユーザ毎に前記履歴情報出力手段による履歴情報の出力を制限する履歴情報出力制限手段を設けたことを特徴とする電子機器。 - 請求項7記載の電子機器において、
前記認証ユーザ毎に前記履歴情報出力手段によって出力可能な履歴情報の項目を設定するための出力可能情報項目設定手段を設け、
前記履歴情報出力制限手段は、前記認証ユーザ毎に前記出力可能情報項目設定手段による設定内容に基づいて前記履歴情報出力手段による履歴情報の出力を制限することを特徴とする電子機器。 - 請求項5又は6記載の電子機器において、
前記認証ユーザ毎に前記履歴情報出力手段による履歴情報の出力を前記各レベルに基づいて制限する履歴情報出力制限手段を設けたことを特徴とする電子機器。 - 請求項9記載の電子機器において、
前記認証ユーザ毎に前記履歴情報出力制限手段によって出力可能な履歴情報の項目を設定するための出力可能情報項目設定手段を設け、
前記履歴情報出力制限手段は、前記認証ユーザ毎に前記各レベルと前記出力可能情報項目設定手段による設定内容とに基づいて前記履歴情報出力手段による履歴情報の出力を制限することを特徴とする電子機器。 - 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記履歴情報出力手段によって出力可能な履歴情報の項目が複数あった場合に、その各項目のうちの出力すべき履歴情報の項目を指定するための出力情報項目指定手段と、
該出力項目指定手段によって指定された項目の履歴情報のみを前記履歴情報出力手段によって出力するように抽出する出力情報項目情報抽出手段とを設けたことを特徴とする電子機器。 - 請求項11記載の電子機器において、
前記認証ユーザ毎に前記出力情報項目指定手段による前記出力すべき履歴情報の項目の指定を制限する出力情報項目指定制限手段を設けたことを特徴とする電子機器。 - 請求項12記載の電子機器において、
前記認証ユーザ毎に前記出力項目情報抽出手段によって抽出可能な履歴情報の項目を設定するための抽出可能情報項目設定手段を設け、
前記出力情報項目指定制限手段は、前記認証ユーザ毎に前記抽出可能情報項目設定手段による設定内容に基づいて前記出力情報項目指定手段による前記出力すべき履歴情報の項目の指定を制限することを特徴とする電子機器。 - 請求項5又は6記載の電子機器において、
前記履歴情報出力手段によって出力可能な履歴情報のレベルが複数あった場合に、その各レベルのうちの出力すべき履歴情報のレベルを指定するための出力レベル指定手段と、
該出力レベル指定手段によって指定されたレベルの履歴情報のみを前記履歴情報出力手段によって出力するように抽出する出力レベル情報抽出手段とを設けたことを特徴とする電子機器。 - 請求項14記載の電子機器において、
前記認証ユーザ毎に前記出力情報レベル指定手段による前記出力すべき履歴情報のレベルの指定を制限する出力情報レベル指定制限手段を設けたことを特徴とする電子機器。 - 請求項15記載の電子機器において、
前記認証ユーザ毎に前記出力レベル情報抽出手段によって抽出可能な履歴情報のレベルを設定するための抽出可能情報レベル設定手段を設け、
前記出力情報レベル指定制限手段は、前記認証ユーザ毎に前記抽出可能情報レベル設定手段による設定内容に基づいて前記出力情報レベル指定手段による前記出力すべき履歴情報の項目の指定を制限することを特徴とする電子機器。
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