JP2021086352A - 決済処理方法及び決済処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】決済時に口座の残高が不足している場合におけるユーザの負担を軽減する決済処理方法及び決済処理装置を提供する。【解決手段】決済処理装置1は、ユーザの支払金額に対する、第1の決済手段に対応する決済要求を取得する決済要求取得部132と、第1の決済手段に関連付けられているユーザの口座の残高が支払金額よりも少ない場合に、ユーザに関連付けられた第2の決済手段が所定の条件を満たすか否かを判定する判定部133と、第2の決済手段が所定の条件を満たすと判定部133が判定すると、第1の決済手段におけるユーザの口座の残高が不足することを許容して、第1の決済手段により支払金額の決済を行う決済部134と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、決済処理方法及び決済処理装置に関する。
QRコード(登録商標)等の二次元バーコードを用いたコード決済が普及している(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。コード決済は、店舗側が表示した二次元バーコードをユーザ端末により読み取るか、ユーザ端末が表示した二次元バーコードを店舗側が読み取ることにより決済が行われる。
特許6528160号公報 特許6473539号公報
従来のコード決済では、コード決済に対応する口座の残高が支払金額よりも少ない場合、エラーメッセージ等を表示し、決済が中断されていた。これに対し、ユーザは、現金により支払を行ったり、口座のチャージを行って再度コード決済を行ったりする必要があり、手間がかかるという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、決済時に口座の残高が不足している場合におけるユーザの負担を軽減することができる決済処理方法及び決済処理装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様に係る決済処理方法は、コンピュータが実行する、ユーザの支払金額に対する、第1の決済手段に対応する決済要求を取得するステップと、前記第1の決済手段に関連付けられている前記ユーザの口座の残高が前記支払金額よりも少ない場合に、前記ユーザに関連付けられた第2の決済手段が所定の条件を満たすか否かを判定するステップと、前記第2の決済手段が前記所定の条件を満たすと判定すると、前記第1の決済手段における前記ユーザの口座の残高が不足することを許容して、前記第1の決済手段により前記支払金額の決済を行うステップと、を備える。
本発明の第2の態様に係る決済処理装置は、ユーザの支払金額に対する、第1の決済手段に対応する決済要求を取得する取得部と、前記第1の決済手段に関連付けられている前記ユーザの口座の残高が前記支払金額よりも少ない場合に、前記ユーザに関連付けられた第2の決済手段が所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、前記第2の決済手段が前記所定の条件を満たすと前記判定部が判定すると、前記第1の決済手段における前記ユーザの口座の残高が不足することを許容して、前記第1の決済手段により前記支払金額の決済を行う決済部と、を備える。
本発明によれば、決済時に口座の残高が不足している場合におけるユーザの負担を軽減することができるという効果を奏する。
決済処理装置の概要を示す図である。 決済処理装置の機能構成を示す図である。 ユーザ端末の機能構成を示す図である。 店舗端末の機能構成を示す図である。 コード決済におけるユーザの口座の残高が不足しているときの口座残高、支払金額、第2の決済手段の決済枠、チャージ金額、第2の決済手段の請求額の関係を示す図である。 決済処理装置が決済を行うまでの処理の流れを示すフローチャートである。 決済処理装置における、コード決済に関連付けられている口座の残高が不足状態となっている場合の処理の流れを示すフローチャートである。 店舗端末が決済要求を決済処理装置に送信する場合の処理の流れを説明する図である。
[決済処理装置1の概要]
図1は、決済処理装置1の概要を示す図である。決済処理装置1は、ユーザが商品を購入する場合に、決済用コードを、ユーザ端末2又は店舗端末3から受信したことに応じて決済を行うコンピュータである。決済用コードは、ユーザ端末2又は店舗端末3において読み取れるテキスト又は画像であり、決済時に用いられるコードである。
決済処理装置1は、携帯電話網及びインターネット等の通信ネットワークを介して、ユーザ端末2と、店舗端末3とに接続されている。ユーザ端末2は、ユーザが使用する携帯端末であり、例えばスマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイス又はパーソナルコンピュータである。店舗端末3は、例えば、POS端末である。
以下、コード決済により決済が行われる例を参照しながら、商品の代金の決済が行われるまでの流れを説明する。図1は、ユーザ端末2が決済用コードを読み取ったことを決済処理装置1で特定したことに応じて決済を行う例を示している。なお、本実施形態において、第1の決済手段としてのコード決済には、金額を支払うための支払手段が決済処理装置1において関連付けられている。本実施形態では、第1の決済手段に関連付けられた支払手段として、プリペイド式の口座で残高が管理され、支払金額が残高から支払われるプリペイド口座支払い手段が関連付けられているものとする。プリペイド口座は、ユーザが保有するプリペイドカードに関連付けられていてもよい。
まず、ユーザは、店舗において商品の購入を行う。店舗における店員は、ユーザが店舗において会計を行う場合に、店舗端末3においてユーザが購入する商品に付されたバーコードを読み取り、ユーザが購入する商品の合計額、すなわちユーザの支払金額を示す決済情報を店舗端末3に生成させる。決済情報には、支払い対象商品に関する情報が含まれていてもよい。また、店員は、店舗端末3において、決済用コードを店舗端末3に表示させるための操作を行う。店舗端末3は、決済用コードの取得要求と、決済情報と、店舗を識別する店舗IDとを決済処理装置1に送信する(図1における(1))。ここで店舗IDは、または店舗内に設置された個々の端末を識別可能な情報であってもよい。
決済処理装置1は、店舗端末3から、決済用コードの取得要求と、決済情報と、店舗IDとを受信すると、決済用トークンを生成する。決済処理装置1は、受信した店舗IDにより識別される店舗が、コード決済の利用が可能な店舗(コード決済の加盟店)として決済処理装置1が登録しているか否かを判定し、登録されていると判定した場合に決済用トークンを生成してもよい。決済用トークンは、コードの取得要求に対してワンタイムに発行され、店舗端末3がユーザに提示する決済用コードを店舗端末3が生成する際に用いるデータ列である。決済処理装置1は、生成した決済用トークンと、店舗IDと、支払金額情報と、支払い対象商品に関する情報と、を関連付けて記憶媒体に記憶する。決済用トークンは、店舗を個別に識別する店舗個別情報、店舗の名称やブランドを識別する店舗ブランド情報、決済処理装置1を保有している決済事業者を識別する決済事業者情報、支払金額を示す支払金額情報、および決済用トークンの有効期限を示す期限情報のいずれか又は全てが含まれていてもよい。さらに、決済処理装置1は、決済用トークンを生成した時間と決済用トークンを関連付けて記憶してもよい。
決済処理装置1は、生成した決済用トークンを店舗端末3に送信する(図1における(2))。決済処理装置1は、決済用トークンを暗号化した後に、暗号化した決済用トークンを店舗端末3に送信してもよい。
店舗端末3は、受信した決済用トークンに基づいて決済用コードを生成して表示させる(図1における(3))。
ユーザ端末2は、例えばユーザの撮像操作により、店舗端末3に表示された決済用コードを読み取る(図1における(4))。ユーザ端末2は、読み取った決済用コードが示す決済用トークンを取得し、ユーザIDと決済用トークンとを含む決済要求を決済処理装置1に送信する(図1における(5))。
決済処理装置1は、ユーザ端末2から決済要求を取得すると、決済要求に含まれるユーザIDが決済処理装置1に登録されているか否かを判定し、登録されていると判定した場合、ユーザ端末2から受信した決済用トークンと店舗端末3へ送信した決済用トークンが同一か否かを比較し、同一と判定した場合に、受信したユーザIDで識別されるユーザが保有する、第1の決済手段としてコード決済に関連付けられているユーザの口座の残高が、支払金額以上であるかを判定する(図1における(6))。決済処理装置1は、この判定に用いられる支払金額として、受信した決済用トークンに関連付けられた支払金額、または受信したトークンに含められた支払金額情報が示す支払金額を利用する。
決済処理装置1は、コード決済に関連付けられているユーザの口座の残高が支払金額以上である場合には、支払金額の決済を行い、口座の残高が支払金額未満の場合には、ユーザに関連付けられた第2の決済手段が所定条件を満たすかを判定する(図1における(7))。
決済処理装置1は、第2の決済手段が所定の条件を満たすと判定すると、コード決済におけるユーザの口座の残高が不足することを許容して、コード決済により支払金額の決済を行う(図1の(8))。ここで決済処理装置1は、決済を実行する際、ユーザの口座への入金は行わない。一般的に行われているオートチャージは、残高が不足するような決済では、自動的に口座に入金されるため、金銭をどの程度消費したのかユーザが把握しにくく、金銭の消費上限を管理しようとするユーザには不向きの場合がある。これに対し、決済処理装置1は、決済時に残高不足が生じても口座に自動的に入金することなく、残高が不足することを許容して、コード決済により支払金額の決済を行うことにより、金銭消費の管理を求めるプリペイド式口座を利用するユーザに対して、口座の残高が不足していることを認識させることができる。これにより、ユーザは、金銭消費を管理し易くなる。
決済システムSが以上のように動作することで、コード決済に対応するユーザの口座の残高が支払金額よりも少ない場合であっても、決済を行うことができる。これにより、ユーザは、ユーザの口座の残高が支払金額よりも少ない場合に、不足する金額について、現金により支払を行ったり、チャージを行って再びコード決済を行ったりする必要がなくなるので、決済時に口座の残高が不足している場合におけるユーザの負担を軽減することができる。
以下、決済処理装置1、ユーザ端末2及び店舗端末3の構成の詳細を説明する。
[決済処理装置1の機能構成]
図2は、決済処理装置1の機能構成を示す図である。決済処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを有する。
通信部11は、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末2及び店舗端末3とデータを送受信するための通信インターフェースである。
記憶部12は、各種のデータを記憶する記憶媒体であり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、及びハードディスク等を有する。記憶部12は、制御部13が実行するプログラムを記憶する。記憶部12は、制御部13を、トークン生成部131、決済要求取得部132、判定部133、決済部134、及び通知部135として機能させる決済処理用プログラムを記憶する。
また、記憶部12は、ユーザのユーザIDと、コード決済に関連付けられている当該ユーザのプリペイド式口座とを関連付けた口座情報を記憶する。また、記憶部12は、ユーザのユーザIDと、当該ユーザの第2の決済手段を特定するための情報とを関連付けて記憶する。
第2の決済手段は、例えば、通信サービスを提供する事業者が携帯電話網の利用に係る通信料金と併せて、各種サービスの利用料金を請求する決済方法であるキャリア決済、又はクレジットカード決済等の後払い決済である。ここで、コード決済の決済要求を受ける事業者と、コード決済とは異なるサービスを提供する事業者(通信サービスを提供する事業者、第2の決済手段を提供する事業者)とは同一の事業者である。
また、第2の決済手段を特定するための情報は、例えば、キャリア決済に関する契約を識別する契約ID、クレジットカードのカード番号である。なお、第2の決済手段を特定するための情報は、ユーザにより任意で決済処理装置1に登録されるものであり、ユーザの中には、第2の決済手段を特定するための情報が関連付けられていないユーザが存在するものとする。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部13は、記憶部12に記憶された決済処理用プログラムを実行することにより、トークン生成部131、決済要求取得部132、判定部133、決済部134、及び通知部135として機能する。制御部13の各部の動作の詳細については後述する。
[ユーザ端末2の機能構成]
図3は、ユーザ端末2の機能構成を示す図である。ユーザ端末2は、操作部21と、通信部22と、読取部23と、表示部24と、記憶部25と、制御部26とを有する。制御部26は、操作受付部261と、要求送信部262と、トークン送信部263とを有する。
操作部21は、ユーザの操作を受け付ける操作デバイスであり、例えば表示部24の表面に設けられたタッチパネルである。操作部21は、ユーザがタッチした位置を示す信号を操作受付部261に通知する。
通信部22は、例えば携帯電話網の基地局との間でデータを送受信するための無線通信インターフェースである。通信部22は、ユーザID及び決済用トークンを含む決済要求等を決済処理装置1に送信する。
読取部23は、例えばカメラである。読取部23は、店舗端末3に表示された決済用コードを読み取る。
表示部24は、各種の情報を表示するディスプレイである。
記憶部25は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部25は、制御部26が実行するプログラムを記憶している。記憶部25は、制御部26を、操作受付部261、要求送信部262、及びトークン送信部263として機能させるプログラムを記憶する。
制御部26は、例えばCPUであり、記憶部25に記憶されたプログラムを実行することにより、操作受付部261、要求送信部262及びトークン送信部263として機能する。
操作受付部261は、操作部21から入力された信号に基づいて、ユーザの操作内容を特定する。操作受付部261は、特定した操作内容が、決済用コードを読み取るための操作である場合に、操作内容をトークン送信部263に通知する。
トークン送信部263は、操作受付部261が決済用コードを読み取るための操作を受け付けた場合に、読取部23に、店舗端末3に表示された決済用コードを読み取らせる。トークン送信部263は、読取部23が、決済用コードから抽出した情報を決済用トークンとして取得する。トークン送信部263は、取得した決済用トークンと、ユーザIDとを含む決済要求を、通信部22を介して決済処理装置1に送信する。
[店舗端末3の機能構成]
図4は、店舗端末3の機能構成を示す図である。店舗端末3は、操作部31と、読取部32と、通信部33と、表示部34と、記憶部35と、制御部36とを有する。
操作部31は、ユーザの操作を受け付ける操作デバイスであり、例えばユーザが購入する商品を選択するためのボタンや、表示部34の表面に設けられたタッチパネルである。
読取部32は、例えば、バーコードリーダであり、ユーザが購入する商品に付されているバーコードを読み取る。読取部32は、読み取ったバーコードが示す情報を制御部36に出力する。
通信部33は、例えば決済処理装置1との間でデータを送受信するための通信インターフェースである。通信部33は、制御部36の制御に応じて、決済用コードの取得要求、決済情報、店舗IDを決済処理装置1に送信する。また、通信部33は、決済処理装置1から決済用トークンを受信する。
表示部34は、各種の情報を表示するディスプレイである。表示部34は、例えば、決済金額や決済用コードを表示する。
記憶部35は、ROM及びRAM等を含む記憶媒体である。記憶部35は、制御部36が実行するプログラムを記憶している。記憶部35は、制御部36を、決済情報生成部361、決済情報送信部362、及びコード生成部363として機能させるプログラムを記憶する。また、記憶部35は、商品IDと、商品の価格とを関連付けた商品DBを記憶する。
制御部36は、例えばCPUであり、記憶部35に記憶されたプログラムを実行することにより、決済情報生成部361、決済情報送信部362、及びコード生成部363として機能する。
決済情報生成部361は、決済対象の一以上の商品を特定し、決済情報を生成する。具体的には、決済情報生成部361は、操作部31において店員が入力した商品ID又は読取部32が商品に付されたバーコードから読み取った商品IDを取得することにより、取得した商品IDの商品を決済対象の商品と特定する。決済情報生成部361は、記憶部35に記憶されている商品DBを参照し、取得した商品IDに関連付けられている商品の価格を特定する。決済情報生成部361は、操作部31において店員が入力した商品ID又は読取部32が商品に付されたバーコードから読み取った商品IDを一以上取得し、当該商品IDから特定した商品の価格を集計する。決済情報生成部361は、操作部31において精算操作を受け付けると、集計した商品の価格を支払金額に決定する。決済情報生成部361は、決定した支払金額を含む決済情報を生成する。決済情報には、商品IDで特定される商品に関する情報、例えば、商品の属性、名称、製造者、販売者、が含まれていてもよい。
決済情報送信部362は、決済情報生成部361が決済情報を生成すると、通信部33を介して、決済用コードの取得要求と、決済情報と、店舗IDとを決済処理装置1に送信する。
コード生成部363は、決済処理装置1から決済用トークンを受信すると、決済用トークンに基づく決済用コードを生成する。コード生成部363は、例えば、予め定められた規則に基づいて決済用コードを生成する。コード生成部363は、生成した決済用コードを表示部34に表示させる。
[制御部13の各部の動作]
続いて、制御部13の各部の動作について説明する。
トークン生成部131は、店舗端末3から、決済用コードの取得要求と、決済情報と、店舗IDとを受け付けると、決済用コードを生成するための決済用トークンを生成する。例えば、記憶部12には、コード決済の利用な可能な店舗、すなわち、コード決済の加盟店の店舗IDが記憶されている。トークン生成部131は、記憶部12を参照し、受け付けた店舗IDがコード決済の加盟店の店舗IDとして登録されているか否かを判定する。トークン生成部131は、加盟店の店舗IDとして登録されていると判定した場合に店舗端末3に送信する決済トークンを生成する。トークン生成部131は、生成した決済用トークンと、決済情報と、店舗IDとを関連付けて記憶部12に記憶させる。また、トークン生成部131は、生成した決済用トークンを、決済用コードの取得要求を送信した店舗端末3に送信する。
決済要求取得部132は、決済用トークンに基づいて店舗端末3が表示した決済用コードを読み取ったユーザ端末2から、決済用トークンと、ユーザIDとを含み、ユーザの支払金額に対する決済要求であって、第1の決済手段としてのコード決済に対応する決済要求を取得する。
なお、決済要求取得部132は、ユーザ端末2から、決済用トークンと、ユーザIDと、店舗IDとを含む決済要求を取得してもよい。例えば、店舗端末3が、店舗ID又は店舗IDを示すコードを表示させ、ユーザ端末2が、当該店舗IDを読み取ったり、コードを読み取り、当該コードから店舗IDを抽出したりして、当該店舗IDを含む決済要求を決済処理装置1に送信する。
判定部133は、コード決済に関連付けられているユーザの口座の残高が支払金額よりも少ないか否かを判定する。具体的には、判定部133は、決済要求に含まれる決済用トークンが、店舗端末3に送信した決済用トークンとして記憶部12に記憶されているか否かを判定する。判定部133は、店舗端末3に送信した決済用トークンとして記憶部12に記憶されていると判定すると、当該決済用トークンに関連付けて記憶部12に記憶されている決済情報が示す支払金額を特定する。また、判定部133は、店舗端末3に送信した決済用トークンとして記憶部12に記憶されていると判定すると、決済要求取得部132が取得した決済要求に含まれるユーザIDに関連付けられて記憶部12に記憶されているユーザのコード決済に対応する口座の残高を特定する。そして、判定部133は、特定したユーザの口座の残高が、特定した支払金額よりも少ないか否かを判定する。
判定部133は、コード決済に関連付けられているユーザの口座の残高が支払金額よりも少ない場合に、ユーザに関連付けられた第2の決済手段が所定の条件を満たすか否かを判定する。
所定の条件は、例えば、支払金額とユーザの口座の残高との差額を第2の決済手段により決済可能であることである。すなわち、判定部133は、コード決済に関連付けられているユーザの口座の残高が支払金額よりも少ない場合に、第2の決済手段の利用可否を判定する判定装置に、決済枠の割当要求(オーソリの要求)を行う。判定装置は、決済枠の割当要求を受け付けると、第2の決済手段の有効性や利用限度額に到達しないか等の判定を行い、決済枠の割当が可能と判定すると、決済枠の割当要求の承認(オーソリの承認)を示す承認情報を決済処理装置1に送信する。判定部133は、判定装置から、決済枠の割当要求の承認を示す承認情報を取得したか否かを判定することにより、ユーザに関連付けられた第2の決済手段により、支払金額とユーザの口座の残高との差額を決済可能であるか否かを判定する。
なお、所定の条件は、支払金額とユーザの口座の残高との差額を第2の決済手段により決済可能であることとしたが、これに限らない。所定の条件は、ユーザに第2の決済手段が関連付けられていることであってもよい。
決済部134は、支払金額の決済を行う。具体的には、決済部134は、ユーザの口座の残高が支払金額以上である場合に、コード決済に対応するユーザの口座の残高から支払金額を減算して決済を行う。
また、決済部134は、ユーザの口座の残高が支払金額よりも少ない場合に、第2の決済手段が所定の条件を満たすと判定部133が判定すると、コード決済におけるユーザの口座の残高が不足することを許容して、コード決済により支払金額の決済を行う。
具体的には、決済部134は、判定部133が判定装置から決済枠の割当要求の承認(オーソリの承認)を示す承認情報を取得すると、決済要求取得部132が取得した決済要求に含まれるユーザIDに関連付けられているユーザの口座の残高から、判定部133が特定した支払金額を減算する。口座の残高は、支払金額よりも少ないことから、支払金額の減算後の口座の残高は0円よりも少なくなる。決済処理装置1が、当該判定装置から、決済枠の割当要求の承認を取得したことに応じて支払金額の減算を行うので、コード決済を運営する事業者は、割当が行われた決済枠を担保として、ユーザの口座の残高が不足することを許容することができる。
その後、決済部134は、決済用トークンに関連付けられて記憶部12に記憶されている店舗IDまたは決済用トークンに含まれている店舗IDで特定される店舗の口座に支払金額を入金する処理を実行する。ここで、決済部134は、支払金額から、決済処理装置1における決済手数料を差し引いた金額を、店舗の口座に入金してもよい。
通知部135は、決済金額の決済が完了した場合、決済が完了したことを示す決済完了情報を店舗端末3に通知する。また、通知部135は、決済金額の決済が完了した場合、支払いが完了したことを示す支払完了情報をユーザ端末2に通知する。
通知部135は、コード決済に対応するユーザの口座の残高が不足している場合、決済部134により支払金額の決済が行われた後に、コード決済に対応するユーザの口座の残高が不足していることを示す情報を含む支払完了情報をユーザに通知する。例えば、通知部135は、決済用トークンの送信元のユーザ端末2に、コード決済に対応するユーザの口座の残高が不足していることを示す情報を含む支払完了情報を送信することにより、当該情報をユーザに通知する。
通知部135は、コード決済に関連付けられているユーザの口座の残高が支払金額よりも少ない場合に、ユーザに関連付けられた第2の決済手段により、支払金額とユーザの口座の残高との差額を決済可能と判定されると、第1の決済手段に対応する支払手段として第2の決済手段を設定することを促す情報をユーザに通知してもよい。このようにすることで、ユーザは、第1の決済手段に対応する支払手段を決済可能な決済手段の支払手段に切り替えて、決済を滞りなく進めることができる。
通知部135は、コード決済に対応するユーザの口座の残高が不足していることを示す情報として、例えば、支払金額の決済が行われる前の残高と、支払金額との差額、すなわち、支払金額の支払いを行う場合における不足額をユーザに通知する。また、通知部135は、コード決済に対応するユーザの口座の残高が不足していることを示す情報とともに、コード決済に関連付けられているユーザの口座への入金を促す情報をユーザに通知する。このようにすることで、ユーザは、ユーザの口座の残高が不足していること及び不足額を認識し、口座への入金を行うことができる。
なお、決済部134は、第2の決済手段に、支払金額を減算する前の残高と支払金額との差額に対応する決済枠の割当を要求した後に、コード決済に関連付けられているユーザの口座に、当該残高と支払金額との差額以上の金額が入金されると、第2の決済手段に、決済枠の割当の取消を要求する。ここで、金額の入金は、商品購入時の支払い対価として利用可能なポイントから換算された金額の入金であってもよい。
また、決済部134は、第2の決済手段に、支払金額を減算する前の残高と支払金額との差額に対応する決済枠の割当を要求した後に、コード決済に関連付けられているユーザの口座の残高が所定期間にわたって不足した場合、第2の決済手段に、決済枠に対応する金額を請求する。この場合、決済部134は、第2の決済手段が支払手段とされたユーザが利用するサービスの利用額の請求と合わせて、決済枠に対応する金額をユーザに請求するとともに、口座の残高を0円とすることにより、口座の残高の不足分を解消させる。
ここで、通知部135は、当該サービスの利用額の請求と合わせて、決済枠に対応する金額がユーザに請求されたことを、ユーザに通知するようにしてもよい。また、通知部135は、決済枠に対応する金額がユーザに請求されたことに伴い、口座残高の不足状態が解消されたことをユーザに通知するようにしてもよい。
図5は、コード決済におけるユーザの口座の残高が不足しているときの口座残高、支払金額、第2の決済手段の決済枠、口座への入金額、第2の決済手段の請求額の関係を示す図である。図5(a)は、コード決済におけるユーザの口座の残高が不足してから所定期間内に口座への入金が行われた例を示し、図5(b)は、コード決済におけるユーザの口座の残高が不足してから所定期間内に口座への入金が行われなかった例を示している。なお、図5に示される金額の単位は円であるものとする。
例えば、図5(a)、(b)に示すように、ユーザが商品を購入する前のコード決済におけるユーザの口座の残高が300円であったものとし、商品の購入時の支払金額が700円であったものとする。この場合、決済部134は、コード決済におけるユーザの口座の残高が不足することを許容して、コード決済により支払金額の決済を行うとともに、第2の決済手段に、支払金額を減算する前の残高と支払金額との差額に対応する金額の決済枠の割当を要求する。これにより、口座の残高が−400円になるとともに、決済枠として、400円が割り当てられる。
その後、図5(a)に示すように、所定期間内にコード決済におけるユーザの口座に1000円の入金があると、口座の残高は600円となり、不足状態が解消されるとともに、決済枠の割当の取消が行われ、割り当てられている決済枠の金額は0円となる。
他方、図5(b)に示すように、所定期間内にコード決済におけるユーザの口座に入金がなかった場合、口座の残高における不足額分(400円)が第2の決済手段に請求される。また、第2の決済手段に請求されたことに応じて、口座の残高は、0円に変更される。
[決済処理装置1における処理の流れ]
続いて、決済処理装置1における処理の流れについて説明する。まず、決済処理装置1が決済を行うまでの処理の流れについて説明する。図6は、決済処理装置1が決済を行うまでの処理の流れを示すフローチャートである。
まず、トークン生成部131は、店舗端末3から、決済用コードの取得要求を取得したか否かを判定する(S1)。トークン生成部131は、決済用コードの取得要求を取得したと判定すると、S2に処理を移し、決済用コードの取得要求を取得していないと判定すると、S1を再実行する。
続いて、トークン生成部131は、決済用トークンを生成するとともに(S2)、当該決済用トークンと、決済用コードの取得要求とともに取得した決済情報及び店舗IDとを関連付けて記憶部12に記憶させる。トークン生成部131は、生成した決済用トークンを店舗端末3に送信する(S3)。
店舗端末3のコード生成部363は、決済処理装置1から決済用トークンを受信すると、決済用トークンに基づく決済用コードを生成して表示部34に表示させる。ユーザ端末2のトークン送信部263は、店舗端末3に表示された決済用コードを読み取ると、決済用トークンとユーザIDとを含む決済要求を、決済処理装置1に送信する。
決済要求取得部132は、決済用トークンとユーザIDとを含む決済要求をユーザ端末2から取得したか否かを判定する(S4)。決済要求取得部132は、決済要求を取得したと判定すると、S5に処理を移し、決済要求を取得していないと判定すると、S4を再実行する。
S5において、判定部133は、決済要求を取得すると、決済要求に含まれているユーザIDのユーザのコード決済における口座の残高が支払金額以上か否かを判定する。判定部133は、口座の残高が支払金額以上と判定すると、S7に処理を移し、口座の残高が支払金額未満と判定すると、S6に処理を移す。
S6において、判定部133は、第2の決済手段の利用可否を判定する判定装置に、支払金額とユーザの口座の残高との差額に対応する決済枠の割当を要求することにより、ユーザに関連付けられた第2の決済手段により当該差額を決済可能であるか否かを判定する。判定部133は、第2の決済手段により差額を決済可能であると判定すると、S7に処理を移し、第2の決済手段により差額を決済可能ではないと判定すると、S10に処理を移す。
S7において、決済部134は、コード決済により支払金額の決済を行う。ここで、決済部134は、S5において、コード決済に関連付けられている口座の残高が支払金額よりも少ないと判定された場合には、コード決済におけるユーザの口座の残高が不足することを許容して、口座の残高から支払金額を減算する。
続いて、決済部134は、決済用トークンに関連付けられて記憶部12に記憶されている店舗IDで特定される店舗の口座に支払金額を入金する処理を実行する(S8)。
続いて、通知部135は、支払いが完了したことを示す支払完了情報をユーザ端末2に通知する(S9)。ここで、通知部135は、コード決済に対応するユーザの口座の残高が不足している場合には、当該口座の残高が不足していることを示す情報を含む支払完了情報をユーザ端末2に通知する。
一方、S6において、第2の決済手段により差額を決済可能ではないと判定された場合、通知部135は、コード決済により支払金額の決済が行えない旨を示すエラー情報をユーザ端末2に通知する(S10)。
続いて、決済処理装置1における、コード決済に関連付けられている口座の残高が不足状態となっている場合の処理の流れについて説明する。図7は、決済処理装置1における、コード決済に関連付けられている口座の残高が不足状態となっている場合の処理の流れを示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、所定時間(例えば1日)おきに実行されるものとする。
決済部134は、残高が不足状態となっている口座にチャージが行われることにより、当該口座の残高の不足状態が解消したか否かを判定する(S21)。決済部134は、不足状態が解消したと判定すると、S22に処理を移し、不足状態が解消されていないと判定すると、S23に処理を移す。
S22において、決済部134は、図6のS6において割当が行われた決済枠について、割当の取消を第2の決済手段に要求する。
S23において、決済部134は、コード決済に関連付けられている口座の残高が所定期間にわたって不足しているか否かを判定する。決済部134は、口座の残高が所定期間にわたって不足していると判定すると、S24に処理を移し、口座の残高が所定期間にわたって不足していないと判定すると、本フローチャートに係る処理を終了する。
S24において、決済部134は、第2の決済手段に、図6のS6において割当が行われた決済枠に対応する金額を請求する。
続いて、決済部134は、口座の残高の不足分を解消させる(S25)。
[変形例1]
以上の説明においては、店舗端末3は、ユーザが商品を購入する際に決済用コードの取得要求を決済処理装置1に行ったが、これに限らない。例えば、店舗において、金額が同じ商品のみ取り扱われ、ユーザの商品の購入金額が一定である場合、店舗端末3は、予め決済処理装置1から決済用トークンを受信し、当該決済用トークンに対応する決済用コードを表示させるようにしてもよい。そして、決済処理装置1は、当該決済用コードを読み取ったユーザ端末2から決済要求を取得し、決済処理を行ってもよい。
[変形例2]
また、上述の説明では、店舗端末3が決済用コードを表示し、ユーザ端末2が店舗端末3に表示された決済用コードを読み取り、決済要求を決済処理装置1に送信したが、これに限らない。例えば、ユーザ端末2が決済用コードを表示し、店舗端末3が決済用コードを読み取り、決済要求を決済処理装置1に送信してもよい。
図8は、店舗端末3が決済要求を決済処理装置1に送信する場合の処理の流れを説明する図である。図8に示すように、ユーザ端末2のユーザは、店舗において商品を購入する場合に、決済用コードをユーザ端末2に表示させるための操作を行う。ユーザ端末2は、決済用コードの取得要求と、ユーザIDとを決済処理装置1に送信する(図8における(1))。
決済処理装置1のトークン生成部131は、ユーザ端末2から、決済用コードの取得要求と、ユーザIDとを受信すると、決済用トークンを生成し、生成した決済用トークンと、ユーザIDとを関連付けて記憶媒体に記憶する。また、決済処理装置1は、生成した決済用トークンをユーザ端末2に送信する(図8における(2))。
ユーザ端末2は、受信した決済用トークンに基づいて決済用コードを生成して表示させる(図8における(3))。店舗端末3は、例えば店員の操作により、ユーザ端末2に表示された決済用コードを読み取る(図8における(4))。店舗端末3は、店舗IDと、ユーザが支払う支払金額を含む決済情報と、読み取った決済用コードが示す決済用トークンとを含む決済要求を決済処理装置1に送信する(図8における(5))。
決済処理装置1の決済要求取得部132は、ユーザにより支払金額が支払われる店舗端末3から、コード決済に対応する決済要求を取得する。決済処理装置1の判定部133は、決済要求取得部132が決済要求を取得すると、第1の決済手段に関連付けられているユーザの口座の残高が、支払金額以上であるかを判定する(図8における(6))。決済処理装置1の決済部134は、コード決済に対応するユーザの口座の残高が支払金額以上である場合には、支払金額の決済を行う。
また、判定部133は、口座の残高が支払金額未満の場合には、決済要求に含まれる決済用トークンと関連付けられているユーザIDに対応するユーザに関連付けられた第2の決済手段が所定条件を満たすかを判定する(図8における(7))。決済部134は、第2の決済手段が所定の条件を満たすと判定部133が判定すると、コード決済に対応するユーザの口座の残高が不足することを許容して、コード決済により支払金額の決済を行う(図8の(8))。
[変形例3]
また、上述の説明では、第1の決済手段は、コード決済であることとしたが、これに限らない。第1の決済手段は、決済処理装置1等のサーバ側で残高を管理するプリペイド式の決済手段、又は銀行口座から支払金額を引き落とす方式(デビット方式)の決済手段であってもよい。この場合、決済部134は、第1の決済手段に対応する口座の残高が不足することを許容して、第1の決済手段により支払金額の決済を行ってもよい。
[決済システムSによる効果]
以上説明したように、決済処理装置1は、ユーザの支払金額に対する、第1の決済手段としてのコード決済に対応する決済要求を取得し、コード決済に関連付けられているユーザの口座の残高が支払金額よりも少ない場合に、ユーザに関連付けられた第2の決済手段が所定の条件を満たすか否かを判定する。そして、決済処理装置1は、第2の決済手段が所定の条件を満たすと判定すると、コード決済におけるユーザの口座の残高が不足することを許容して、コード決済により支払金額の決済を行う。このようにすることで、ユーザは、決済時に口座の残高が不足している場合におけるユーザの負担を軽減することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 決済処理装置
2 ユーザ端末
3 店舗端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
21 操作部
22 通信部
23 読取部
24 表示部
25 記憶部
26 制御部
31 操作部
32 読取部
33 通信部
34 表示部
35 記憶部
36 制御部
131 トークン生成部
132 決済要求取得部
133 判定部
134 決済部
135 通知部
261 操作受付部
262 要求送信部
263 トークン送信部
361 決済情報生成部
362 決済情報送信部
363 コード生成部

Claims (15)

  1. コンピュータが実行する、
    ユーザの支払金額に対する、第1の決済手段に対応する決済要求を取得するステップと、
    前記第1の決済手段に関連付けられている前記ユーザの口座の残高が前記支払金額よりも少ない場合に、前記ユーザに関連付けられた第2の決済手段が所定の条件を満たすか否かを判定するステップと、
    前記第2の決済手段が前記所定の条件を満たすと判定すると、前記第1の決済手段における前記ユーザの口座の残高が不足することを許容して、前記第1の決済手段により前記支払金額の決済を行うステップと、
    を備える決済処理方法。
  2. 前記決済を行うステップにおいて、前記ユーザの口座に入金されることなく決済を行うことを特徴とする、
    請求項1に記載の決済処理方法。
  3. 前記コンピュータが、前記支払金額の決済が行われた後に、前記残高が不足していることを示す情報を前記ユーザに通知するステップをさらに備える、
    請求項1又は2に記載の決済処理方法。
  4. 前記通知するステップにおいて、前記支払金額の決済が行われた後に、前記支払金額の決済が行われる前の前記残高と前記支払金額との差額を前記ユーザに通知する、
    請求項3に記載の決済処理方法。
  5. 前記通知するステップにおいて、前記第1の決済手段に関連付けられている前記ユーザの口座への入金を促す情報を前記ユーザに通知する、
    請求項3又は4に記載の決済処理方法。
  6. 前記判定するステップにおいて、前記ユーザが前記第2の決済手段により決済可能か否かを判定し、
    前記判定するステップにおいて前記ユーザが前記第2の決済手段により決済可能と判定されると、前記コンピュータが、前記第1の決済手段に関連付けられている支払手段を、前記第2の決済手段に対応する支払手段に切り替えることを促す情報を前記ユーザに通知するステップをさらに備える、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の決済処理方法。
  7. 前記決済を行うステップにおいて、前記第2の決済手段の利用可否を判定する判定装置に前記残高と前記支払金額との差額に対応する決済枠の割当を要求し、当該割当に対する承認を示す承認情報を取得したことに応じて、前記第1の決済手段における前記ユーザの口座の残高が不足することを許容して、前記第1の決済手段により前記支払金額の決済を行う、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の決済処理方法。
  8. 前記決済を行うステップにおいて、前記第2の決済手段に前記残高と前記支払金額との差額に対応する決済枠の割当を要求した後に、前記第1の決済手段に関連付けられている前記ユーザの口座に前記残高と前記支払金額との差額以上が入金されると、前記第2の決済手段に前記決済枠の割当の取消を要求する、
    請求項7に記載の決済処理方法。
  9. 前記決済を行うステップにおいて、前記第2の決済手段に前記残高の不足額に対応する決済枠の割当を要求した後に、前記第1の決済手段に関連付けられている前記ユーザの口座の残高が所定期間にわたって不足した場合、前記第2の決済手段に前記決済枠に対応する金額を請求する、
    請求項7又は8に記載の決済処理方法。
  10. 前記決済を行うステップにおいて、前記第2の決済手段に前記決済枠に対応する金額を請求する場合に、前記第2の決済手段が支払手段とされた前記ユーザが利用するサービスの利用額の請求と合わせて、前記決済枠に対応する金額を前記ユーザに請求する、
    請求項9に記載の決済処理方法。
  11. 前記第1の決済手段はコード決済であり、前記決済要求を受ける事業者と、前記コード決済とは異なる前記サービスを提供する事業者とは同一の事業者である、
    請求項10に記載の決済処理方法。
  12. 前記第1の決済手段は、プリペイド式の決済手段であり、
    前記決済を行うステップにおいて、前記第1の決済手段に対応する残高が不足することを許容して、前記第1の決済手段により前記支払金額の決済を行う、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の決済処理方法。
  13. 前記第1の決済手段は、銀行口座から支払金額を引き落とす方式の決済手段であり、
    前記決済を行うステップにおいて、前記第1の決済手段に対応する口座の残高が不足することを許容して、前記第1の決済手段により前記支払金額の決済を行う、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の決済処理方法。
  14. 前記決済要求を取得するステップにおいて、前記ユーザにより前記支払金額が支払われる店舗の端末から、前記第1の決済手段に対応する決済要求を取得する、
    請求項1から13のいずれか1項に記載の決済処理方法。
  15. ユーザの支払金額に対する、第1の決済手段に対応する決済要求を取得する取得部と、
    前記第1の決済手段に関連付けられている前記ユーザの口座の残高が前記支払金額よりも少ない場合に、前記ユーザに関連付けられた第2の決済手段が所定の条件を満たすか否かを判定する判定部と、
    前記第2の決済手段が前記所定の条件を満たすと前記判定部が判定すると、前記第1の決済手段における前記ユーザの口座の残高が不足することを許容して、前記第1の決済手段により前記支払金額の決済を行う決済部と、
    を備える決済処理装置。
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