JP2021082149A - 配送物収納システム - Google Patents
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Abstract
Description
また、近年は、ECコマースの隆盛に伴って、購入商品等の物品が各家庭に配送されることが多くなっている一方で、上記のとおり、夫婦の共働き等の割合の増加により家を留守にするケースが増えてきており、上記物品をスムーズに受け取ることのできる環境や設備が望まれている。
この収納装置は、宅配便等により集合住宅の居住者宛に配送された物品を、一時的に預かり、収納ボックスに施錠可能に収納することにより、当該居住者が不在の場合であっても、再配達を依頼することなく、当該収納装置から自身宛の配送物を取り出すことにより、スムーズに当該配送物を受け取ることができるというものである。
この特許文献1に開示されるロッカー管理システムは、
宅配物届け人(配送業者)が宅配物受取人宛の宅配物をロッカーに収納すると、その収納したことを宅配物受取人の通信端末に通知し、その通知を受け取った宅配物受取人がロッカーに収納されている宅配物を受け取りに行くというものである。
(第1の実施の形態の概要)
図1は、本発明の第1の実施の形態における配送物収納システムの全体構成を示す図である。
図に示すように、配送物収納システムは、ユーザの居住又は利用する専有部を有する建物の敷地内に設置され、配送業者により配送されるユーザに関連する配送物を施錠状態で保管する収納ボックスを複数備えたロッカー装置等の収納装置10と、収納装置の収納状況等の情報を管理するサーバ装置等の管理サーバ20と、ユーザが操作する情報処理装置であるユーザ端末30と、後述する代表配送業者が操作する情報処理装置である代表配送業者端末40と、収納装置10、管理サーバ20、ユーザ端末30及び代表配送業者端末40を通信可能に接続するインターネット又はLAN等のネットワーク100とを有して構成される。
専有部は、例えば、集合住宅の各住戸、オフィスビルの各勤務スペース、商業施設の各テナント又は公共施設の各スペース等である。
ユーザは、例えば、集合住宅の居住者、オフィスビルの労働者、商業施設の店員又は公共施設の利用者等である。
配送業者は、それぞれ異なる配送会社等に所属する配送作業員である。
配送業者は、配送会社の他、通販会社、ネットスーパー、クリーニング店又は各種店舗・会社の配送担当者等、ユーザに対して配送を行うものであれば、特に限定されない。
以下、本図を用いて、本実施の形態の概要を説明する。
これに対し、本実施の形態では、収納装置10の収納ボックスへの入庫作業を行うのは、複数の配送業者A,B,Cのうち、特定の配送業者のみである。
本実施の形態では、この収納ボックスへの入庫作業を行う特定の配送業者を代表配送業者という。図2の例では、配送業者Aが代表配送業者である。
例えば、保管スペースは、建物の入口(玄関)近傍に設置される。
保管スペースには、代表配送業者が常駐しており、配送物の管理を行っている。
代表配送業者は、その保管スペースにおいて受け渡された配送物を、集合住宅の共用部等の収納装置10の設置場所までカート等で運搬し、その配送物を収納装置10の収納ボックスへ入庫する。その際、代表配送業者は、配送物に貼付された伝票を確認する等して、どの配送業者による配送物であるかを示す情報(以下、「配送業者特定情報」という。)を収納装置10の操作パネル(操作部15)を用いて入力する。
その後、収納装置10は、管理サーバ20を介して、配送業者特定情報を含む着荷通知をユーザ端末30へ送信する。
居住者は、ユーザ端末30に表示されている着荷通知の内容を確認し、自身が居住する集合住宅の収納装置10の設置場所まで赴き、配送物を受け取る。
居住者が配送依頼する配送物を収納装置10に入庫すると、代表配送業者は、その入庫された配送物を取出し、保管スペースまで運ぶ。
その後、配送物の配送業務について依頼された配送業者が、保管スペースから建物外部の配送目的地まで配送を行う。
居住者が、自身の住戸まで配送を希望する場合には、代表配送業者は、保管スペースから当該住戸まで配送を行う。
〔1〕配送物収納システムの全体構成
上述のように、配送物収納システムは、収納装置10と、管理サーバ20と、ユーザ端末30と、後述する代表配送業者が操作する情報処理装置である代表配送業者端末40と、ネットワーク100とを有して構成される。
以下、収納装置10、管理サーバ20、ユーザ端末30及び代表配送業者端末40の構成について詳細に説明する。
(1)収納装置10の概要
収納装置10は、居住者宛の物品を居住者の手元に届くまでに一時預け入れる収納装置であって、複数の施錠可能な収納ボックスを備える。
本実施の形態において、収納装置10は、配送物の配送又は集荷に関する情報が入力されると、その入力された情報をネットワーク100を介して管理サーバ20へ送信する機能を有する。
例えば、収納装置10は、代表配送業者が配送及び入庫した居住者宛の配送物を、居住者が受け取るまでの期間、一時的に保管する。
また、収納装置10は、居住者が相手方に配送を希望する場合、居住者が入庫した配送物を、配送業者が配送のため集荷するまでの期間、一時的に保管する。
居住者は自身の衣類等の未クリーニングのクリーニング品を収納装置10に預け入れ、クリーニング業者がその預け入れられた衣服を回収してクリーニングをし、クリーニング済みのクリーニング品を再度収納装置10に収納し、その後、居住者がそのクリーニング済みのクリーニング品を収納装置10から取り出す。
業者は居住者から注文を受けた食料品を配送して収納装置10に預け入れ、その後、居住者がその食料品を収納装置10から取り出す。
収納装置10は、例えば、搬送用カート、空気入れ、草刈り機又は会議室の鍵等のレンタル用の備品、あるいは、シェアリング用のシェアカー/シェアサイクルの車両の鍵等を収納する。
居住者は、収納装置10に収納されている備品を取出し、使用後、再度入庫し、返却する。
備品のレンタルの一例として、下記のように、レンタカーサービス利用のために、収納装置10を使用することもできる。
居住者がレンタカー会社に対して車両のレンタルの希望を伝えると、レンタカー会社の従業員等は、車両を所定の駐車場まで届けるとともに、その鍵を収納装置10に預け入れて収納する。
居住者は、収納装置10からその車両の鍵を取り出し、用いて車両を利用し、利用後、その鍵を収納装置10に再度預け入れ収納する。
その後、レンタカー会社の従業員等は、その収納装置10に収納されている鍵を取り出して回収し、利用後の車両とともに、自社の営業所等まで搬送する。
図3は、本発明の第1の実施の形態における収納装置10の外観を示す斜視図である。
また、図4は、本発明の第1の実施の形態における収納装置10の構成を示す図である。
以下、これら図を用いて、収納装置10の構成について説明する。
図に示すように、収納装置10は、CPU等から構成され収納装置10全体を制御する制御部11と、各種情報を格納する情報格納部12と、ネットワーク100を介して管理サーバ20と通信を行う通信部13と、各種情報を表示する表示部14と、各種キーを備え情報入力を行う操作部15と、物品を収納する収納ボックスを複数備えた収納部16とを有して構成される。
各部11〜16は、内部のバスに接続され、このバスを介して種々の情報等が入出力され、制御部11の制御の下、種々の処理が実行される。
収納装置10の収納ボックスは、収納中の物品を1度取り出して空の状態になってはじめて、他の物品を収納することが許可される。
制御部11は、収納装置10全体の制御を司る処理部であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の電子回路やFPGA(Field−Programmable Gate Array)等の集積回路により構成される。
制御部11は、情報格納部12から情報の読出しを実行するとともに、情報格納部12に情報の書込みを実行する。
制御部11は、施解錠及び開閉扉といった収納ボックスの動作制御、収納装置10の使用の際の認証処理、居住者の個人情報及び各収納ボックスの使用状況の管理等を行う。
情報格納部12は、例えば、ハードディスク、メモリ又は半導体素子等の情報を格納する装置である。
情報格納部12は、制御部11で実行するプログラムを記憶する領域や制御部11が処理を実行する際に一時的に使用する作業領域等(RAM等)を有する。
制御部11は、その情報格納部12に格納されているプログラムを読み出し、上記作業領域に展開して各種の処理を実行する。
情報格納部12は、後述する各データベースを格納する。
図に示すように、情報格納部12は、居住者に関する居住者情報等を管理するユーザDB121と、収納部16を構成する複数の収納ボックスの使用状況を管理する収納ボックスDB122と、配送業者の情報を管理する配送業者DB123とを格納する。
図に示す例では、ユーザDB121は、居住者名と、集合住宅において居住者の居住する部屋の部屋番号情報と、その他、住所等の居住者の個人情報(ユーザ端末30のメールアドレス等)とをそれぞれ居住者を特定する個別のID(居住者ID)に対応付けて管理している。
図に示す例では、収納ボックスDB122は、各収納ボックスを識別するボックス番号に対応付けて、
収納されている配送物の宛先の居住者、又は入庫し配送業者に対して集荷依頼を行った居住者の専有部情報(部屋番号)と、
配送物の使用状況(「使用中」か「未使用」か、使用中の場合は収納中の配送物の合計個数)と、
各収納ボックスへの配送物の入庫履歴を表す履歴情報とを管理している。
これらボックス番号a〜gは、図3に示す収納ボックス16a〜16gにそれぞれ対応している。
収納ボックスが物品を収納し、閉扉及び施錠している場合には、制御部11(CPU)は、当該収納ボックスの使用状況を「使用中」と書き込む。この場合は、制御部11(CPU)は、当該物品の宛先の居住者の居住者IDを、該当する収納ボックスのボックス番号に対応付けて書き込む。
一方、収納ボックスが物品を収納しておらず、閉扉している場合には、制御部11(CPU)は、当該収納ボックスの使用状況を「未使用」と書き込む。
物品の入庫作業が終了し、再度収納ボックスが閉扉及び施錠されると、制御部11(CPU)は、当該収納ボックスの使用状況を「使用中」に書き替える。一方、物品の取出し作業が終了し、再度収納ボックスが閉扉されると、制御部11(CPU)は、当該収納ボックスの使用状況を「未使用」のままとする。
なお、本実施の形態においては、「作業」とは、物品の入庫作業及び取出し作業を含むものをいうこととする。
これら居住者宛の配送物及び当該居住者が集荷依頼して入庫した配送物を、以下、まとめて「居住者に関連する配送物」という。
収納ボックスDB122の「使用状況」においては、使用中の場合には、収納中の配送物の合計個数の情報も含まれる。
図に示す例では、収納ボックスDB122の履歴情報は、入庫作業を識別するために、入庫作業個々に対して制御部11により付与された作業番号に対応付けて、配送物の入庫・取出時期及び配送物の入庫目的を表す入庫目的情報(配送物の入庫又は取出し)を含む配送履歴情報と、入庫した配送物を代表配送業者が受け渡されるまで配送した配送業者、又は上記集荷を依頼された配送業者を識別する配送業者ID又はその名称を含む配送業者特定情報と、配送物の入庫者又は取出し者を特定する情報(専有部情報、居住者ID又は配送業者ID、あるいはこれらの名称)とを管理している。
図に示す例では、配送業者DB123は、各配送業者を識別する配送業者IDに対応付けて、配送業者の名称と、代表配送業者であるかどうかの情報(「○」は代表配送業者であり、「×」は代表配送業者ではない)と、代表配送業者に対しては認証情報と、業者情報(代表配送業者端末40のメールアドレス等)を管理している。
代表配送業者の配送作業員は自身の認証情報が配送業者DB123において管理されている場合には、収納ボックスを解錠することができ、配送物の入庫又は取出し(集荷)を行うことができる。
収納部16は、複数の収納ボックスから構成される。
収納ボックスは、居住者宛の配送物等を一時保管するための収納庫であり、それぞれ施解錠可能に構成されている。
例えば、居住者が不在の場合でも、配送担当者は、その収納ボックスに居住者宛の配送物を入庫し施錠することにより、収納部16は、居住者が取り出すまで配送物等を安全に保管することができる。
後述の施解錠部134を含む収納ボックスにおける施解錠を実現する構造は、入庫取出口132を閉塞するように扉133を収納室131に固定するものであれば特に限定しないが、以下、施解錠の構造の一例を説明する。
図10は、本発明の第1の実施の形態における収納ボックスの外観を示す図である。
図に示すように、収納ボックスは、居住者宛の配送物等の収納空間である収納室161と、開口しており、配送物等の入庫口又は取出口である入庫取出口162と、施錠時には上記入庫取出口162を閉止する開閉部材である扉163と、電気錠等から構成され、上記入庫取出口162を閉止したままの状態で、上記扉163を施錠するとともに、制御部11から解錠信号が入力されると当該施錠を解錠する施解錠部164と、収納室161内に物品が収納されていることを検知する物品検知部165と、収納室161と扉163とを接続するヒンジ部167と、扉163の裏側に取り付けられているフック168とを有する。
収納室161及び扉163は、例えば、鉄やその他金属又は合金で製造され、閉扉時には、外側から容易に破壊されない程度の強度を備えている。
また、扉163の裏側には、それぞれフック168が取り付けられている。
また、居住者が物品を収納ボックス内に入庫して施錠しようとする場合には、例えば、居住者が扉163を上記付勢力に抗して閉じることで、施錠が自動で行われる。
本実施の形態では、一例として、以下、施解錠部は電子錠を有するものとして説明を進める。
施解錠部164は、施錠時は、扉を収納室の入庫取出口を閉塞したまま固定するものであり、開扉を抑制する。この場合、収納ボックスに収納されている物品を外部から取り出すことはできず、また、収納ボックスに物品を入庫することもできない。
また、施解錠部164は、そのフック穴169奥に、扉163の開閉を検知するセンサである開閉扉検知部169cを有する。
開閉扉検知部169cは、例えばスイッチ状の部材を有しており、フック穴169にフック168が挿入されると、その挿入されたフック168の先端が開閉扉検知部169cのスイッチ状の部材を押圧することで、開閉扉検知部169cは扉163が閉扉されたことを検知することができる。
例えば、上記フック168及び係止部の素材は金属製であるが、これに限定されない。
例えば、上記係止部において上記フック168を係止する係止部材は、金属製のレバー等で構成され、そのレバーを動作させてフック168に当接させることでフック168を係止し、開扉を抑制する。
制御部11は、収納ボックスの解錠を要求する旨の解錠要求信号が入力され、この解錠要求を許可すると、解錠信号を該当する収納ボックスの施解錠部164へ出力する。
施解錠部164は、その解錠信号が入力されると、係止部のレバーを動作させる等して係止を解除し、収納ボックスの解錠を行う。
施解錠部164は施錠すると、その施錠状態を検知し、施錠検知信号を制御部11へ送信する。また、施解錠部164(開閉扉検知部169c)は、扉163の開扉又は閉扉の状態を検知し、これら検知した開閉扉の状態を示す開扉検知信号又は閉扉検知信号を制御部11へ送信する。
扉163が閉扉されて入庫取出口162を閉塞すると、扉163の裏面に取り付けられているフック168が、収納室161に設けられている施解錠部164のフック穴169に挿嵌され、そのフック168の先端がフック穴169の奥に設けられている開閉扉検知部169cを押圧すると、開閉扉検知部169cは、扉163が閉扉されたことを検知する。
ここで、開閉扉検知部169cは、上記閉扉を検知したとき、自身が有するレバーやカム等の金属製等の部材を物理的に移動させ、これをトリガーとして、施解錠部164は、閉扉検知信号を制御部11へ出力してもよい。
制御部11は、収納ボックスの解錠が要求され、それを許可すると、解錠信号を生成し、施解錠部164へ出力する。
施解錠部164は、制御部11から解錠信号が入力されると、係止部の係止部材を移動させて、係止しているフック168に対する係止状態を解除して解錠を行う。
フック168に対する係止部による係止が解除されると、扉163は自由に開扉可能となる。
一旦、配送物が入庫されると、施錠及び閉扉し、その配送宛の利用者が取り出すまで安全に保管する。配送物が収納されている場合は、当該配送物の宛先の居住者の認証を行い、認証成功であれば解錠する。
物品検知部165は、制御部11と通信ケーブル等を介して通信可能に接続されている。
物品検知部165は、物品が収納されていることを検知すると、物品検知信号を制御部11へ送信する。
制御部11は、上記物品検知信号及び施錠検知信号、さらには開扉又は閉扉検知信号を受信すると、これら各検知信号に基づいて、収納ボックスDB122に当該収納ボックスの使用状況のステータスを書き込む。
また、受光器が、投光器から照射された赤外線の反射光を受光するタイプである場合には、物品が収納室161内に存在すると、その赤外線が物品表面を反射し、受光器で受光され、物品の存在を検知できる。
その他の例では、例えば、物品検知部165は重量計を有する。
物品検知部165がこの重量計を有するタイプの場合、収納室161の底面に重量計が設けられ、収納室161内に物品が入庫されると、重量計がその物品の重量を検知する。これにより物品検知部165は、収納室161内の物品の存在を検知する。
通信部13は、ネットワーク100を介して行う管理サーバ20との通信を制御するインターフェースであり、LANアダプタ等を有する。
通信部13は、無線送受信機を備え、無線通信を介してLANやインターネット等に接続されてもよいし、ケーブル等の有線を介して接続されてもよい。
表示部14は、液晶パネルや有機EL(Electro Luminescence)パネル等のディスプレイやLED等の発行素子によるランプ等の表示装置である。
制御部11は、情報格納部12から画像を読み出し、画像出力処理を実行して画面情報を生成する。
制御部11は、上記生成した画像情報を表示部14へ出力する。
表示部14は、上記入力した画像情報をディスプレイ等に画面表示する。
また、制御部11は、制御信号を表示部14へ出力し、表示部14が有するランプを点灯させることもできる。
例えば、表示部14は、タブレット端末やディスプレイ装置であって、収納装置10本体の外部に設けられ、上記有線又は無線を介して制御部11から入力される画像情報を表示する。
制御部11は、上記操作内容を示す信号を入力すると、当該信号の内容に応じて、表示部14へその操作内容に応じた画面表示を行う旨の制御信号を表示部14へ出力する。
表示部14は、その制御信号を入力すると、当該制御信号に応じて画面表示を行う。
なお、上記表示部14と操作部15は一体に構成され、タッチパネルを形成してもよい。
居住者は、上記収納ボックスの解錠用の認証情報が記録されている情報記録媒体を操作部15(情報読取装置)にかざす等して所定距離内まで接近させると、操作部15は、上記情報記録媒体から上記認証情報を読み取る。
この操作部15による認証情報の読取技術については特に限定しないが、例えば、Felica(登録商標)、MIFARE(登録商標)、NFC(Near Field Communication)、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信方式を用いる。また、情報記録媒体の表面にコード情報が印刷又は設けられている場合には、操作部15はそのコード情報を光学的に読み取る。
上記情報記録媒体は、例えば、居住者を識別する認証情報が書き込まれた非接触型のICカードや同様の機能を備えた携帯端末である。
管理サーバ20は、居住者情報、配送業者情報及び収納装置10の使用状況等を管理するサーバ装置である。
管理サーバ20は、例えば、収納装置10の管理事業者又は居住者への配送物を提供する通販会社により管理される
図に示すように、管理サーバ20は、CPU等により構成され管理サーバ20全体を制御する制御部21と、居住者の情報等を格納する情報格納部22と、ネットワーク100を介して収納装置10、ユーザ端末30又は決済サーバ40と情報の送受信を無線又は有線を介して行う通信部23とを有して構成される。
各部21〜23は、内部のバスに接続され、このバスを介して種々の情報等が入出力され、制御部21の制御の下、種々の処理が実行される。
制御部21は、情報格納部22から情報の読出しを実行するとともに、情報格納部22に情報の書込みを実行する。
情報格納部22は、制御部21で実行するプログラムを記憶する領域や制御部21が処理を実行する際に一時的に使用する作業領域等(RAM等)を有する。
制御部21は、その情報格納部22に格納されているプログラムを読み出し、上記作業領域に展開して各種の処理を実行する。
通信部23は、無線送受信機を備え、無線通信を介してLANやインターネット等に接続されてもよいし、ケーブル等の有線を介して接続されてもよい。
図に示すように、情報格納部22は、居住者情報等を管理するユーザDB221と、収納部16を構成する複数の収納ボックスの使用状況を管理する収納ボックスDB222と、配送業者の情報を管理する配送業者DB223とを格納する。
本実施の形態では、これらユーザDB221、収納ボックスDB222及び配送業者DB223は、それぞれ収納装置10のユーザDB121、収納ボックスDB122及び配送業者DB123と同様のデータを管理している。
また、収納装置10及び管理サーバ20の一方は、他方のデータベースにおいて管理される情報の一部を管理するよう構成してもよい。
また、管理サーバ20は収納装置10と所定時間ごとに通信を行い、自身が格納しているユーザDB221の一部、収納ボックスDB222及び配送業者DB123と、収納装置10が格納しているユーザDB121、収納ボックスDB122及び配送業者DB123との同期を取る。
ユーザ端末30は、居住者が使用するスマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、PC又はその他の端末である。
また、居住者は、ユーザ端末30を用いて、管理サーバ20と通信を行い、自身宛の配送物及び自身が集荷依頼を行った配送物の情報を受信して表示を行い、その内容を確認することができる。
図に示すように、ユーザ端末30は、CPU等から構成されユーザ端末30全体の動作を制御する制御部31と、入力した情報やネットワーク100を介して受信した情報等を格納する情報格納部32と、ネットワーク100を介して情報の送受信を行う通信部33と、ディスプレイ等から構成され情報を画面表示する表示部34と、キーやマウス等から構成され情報の入力等を行う操作部35とを有して構成される。
また、上記表示部34と操作部35は、一体に構成され、タッチパネルを構成してもよい。
各部31〜35は、内部のバスに接続され、このバスを介して種々の情報等が入出力され、制御部31の制御の下、種々の処理が実行される。
制御部31は、情報格納部32から情報の読出しを実行するとともに、情報格納部32に情報の書込みを実行する。
情報格納部32は、制御部31で実行するプログラムを記憶する領域や制御部31が処理を実行する際に一時的に使用する作業領域等(RAM等)を有する。
制御部31は、その情報格納部32に格納されているプログラムを読み出し、上記作業領域に展開して各種の処理を実行する。
通信部33は、無線送受信機を備え、無線通信を介してLANやインターネット等に接続されてもよいし、ケーブル等の有線を介して接続されてもよい。
制御部31は、情報格納部32から画像を読み出し、画像出力処理を実行して画面情報を生成する。また、制御部31は、通信部33が管理サーバ40から受信した画像情報に対して画像出力処理を実行して画面情報を生成する。
制御部31は、上記生成した画像情報を表示部34へ出力する。
表示部34は、上記入力した画像情報をディスプレイ等に画面表示する。
また、制御部31は、制御信号を表示部34へ出力し、表示部34が有するLED等のランプを点灯させることもできる。
本実施の形態では、表示部34は、決済コード情報を表示する。
制御部31は、上記操作内容を示す信号を入力すると、当該信号の内容に応じて、表示部34へその操作内容に応じた画面表示を行う旨の制御信号を表示部34へ出力する。
表示部34は、その制御信号を入力すると、当該制御信号に応じて画面表示を行う。
なお、上記表示部34と操作部35は一体に構成され、タッチパネルを形成してもよい。
ユーザ端末30は、制御部31が居住者側の要求に応じてHTTP(Hypertext Transfer Protocol)要求を生成して送信する機能と、HTTP応答(応答の一例)を解釈して居住者側に提示する機能とを有する。
例えば、情報格納部32は、一例としてWebブラウザを格納する。
制御部31は、HTTP応答を解釈して画像データや音声データを生成し、表示部34に表示したり、音声をユーザ端末30が有するスピーカから出力したりすることで、HTTP応答を居住者側に提示する。
代表配送業者端末40は、代表配送業者が使用するスマートフォン、携帯電話機、タブレット端末、PC又はその他の端末である。
また、代表配送業者は、代表配送業者端末40を用いて、管理サーバ20と通信を行い、収納装置10の使用状況の情報を受信して表示を行い、その内容を確認することができる。
図に示すように、代表配送業者端末40は、CPU等から構成され代表配送業者端末40全体の動作を制御する制御部41と、入力した情報やネットワーク100を介して受信した情報等を格納する情報格納部42と、ネットワーク100を介して情報の送受信を行う通信部43と、ディスプレイ等から構成され情報を画面表示する表示部44と、キーやマウス等から構成され情報の入力等を行う操作部45とを有して構成される。
また、上記表示部44と操作部45は、一体に構成され、タッチパネルを構成してもよい。
各部41〜45は、内部のバスに接続され、このバスを介して種々の情報等が入出力され、制御部41の制御の下、種々の処理が実行される。
制御部41は、情報格納部42から情報の読出しを実行するとともに、情報格納部42に情報の書込みを実行する。
情報格納部42は、制御部41で実行するプログラムを記憶する領域や制御部41が処理を実行する際に一時的に使用する作業領域等(RAM等)を有する。
制御部41は、その情報格納部42に格納されているプログラムを読み出し、上記作業領域に展開して各種の処理を実行する。
通信部43は、無線送受信機を備え、無線通信を介してLANやインターネット等に接続されてもよいし、ケーブル等の有線を介して接続されてもよい。
制御部41は、情報格納部42から画像を読み出し、画像出力処理を実行して画面情報を生成する。また、制御部41は、通信部43が管理サーバ40から受信した画像情報に対して画像出力処理を実行して画面情報を生成する。
制御部41は、上記生成した画像情報を表示部44へ出力する。
表示部44は、上記入力した画像情報をディスプレイ等に画面表示する。
また、制御部41は、制御信号を表示部44へ出力し、表示部44が有するLED等のランプを点灯させることもできる。
本実施の形態では、表示部44は、決済コード情報を表示する。
制御部41は、上記操作内容を示す信号を入力すると、当該信号の内容に応じて、表示部44へその操作内容に応じた画面表示を行う旨の制御信号を表示部44へ出力する。
表示部44は、その制御信号を入力すると、当該制御信号に応じて画面表示を行う。
なお、上記表示部44と操作部45は一体に構成され、タッチパネルを形成してもよい。
代表配送業者端末40は、制御部41が居住者側の要求に応じてHTTP(Hypertext Transfer Protocol)要求を生成して送信する機能と、HTTP応答(応答の一例)を解釈して居住者側に提示する機能とを有する。
例えば、情報格納部42は、一例としてWebブラウザを格納する。
制御部41は、HTTP応答を解釈して画像データや音声データを生成し、表示部44に表示したり、音声を代表配送業者端末40が有するスピーカから出力したりすることで、HTTP応答を居住者側に提示する。
〔1〕配送物の入庫時の動作
図15〜18は、本発明の第1の実施の形態において、配送物を収納装置10に入庫するときの配送物収納システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、代表配送業者が、居住者宛の配送物を収納装置10に入庫する場合の例を用いて、配送物収納システムによる動作を説明する。
図19の(a)は、本発明の第1の実施の形態における利用者選択画面の一例を示す図である。
図の例では、利用者選択画面には、「居住者」及び「配送業者」のアイコンが表示されている。
収納装置10の利用者は、収納装置10の操作部15を操作して、自身のプロフィールに応じて、上記「居住者」及び「配送業者」のいずれかのアイコンを選択する。
本例では、代表配送業者は、「配送業者」のアイコンを選択する。
図19の(b)は、本発明の第1の実施の形態におけるサービスの利用選択画面の一例を示す図である。
図の例では、サービスの利用選択画面では、収納装置10が代表配送業者に対して提供可能なサービスの種類として、「配送物の入庫」、「配送物の集荷」のアイコンが表示されている。
当該表示部14が表示する画面情報には、上記選択したサービスの名前(本例では「配送物の入庫」)が表示される。
代表配送業者は、この画面情報の表示に応じて、操作部15を用いて、自身の認証情報を入力する(ステップS102)。
また、代表配送業者端末40が上記情報記録媒体の機能を有してもよい。この場合、情報格納部42は認証情報及び代表配送業者の配送業者IDを格納しており、通信部43はその格納されている認証情報及び配送業者IDを近距離無線通信等で収納装置10の操作部15へ送信することにより、収納装置10による認証情報等の入力が行われる。
この他、代表配送業者は、操作部15に設けられているキーやボタン等を操作して、認証情報及び代表配送業者の配送業者IDを入力するようにしてもよい。
図の例では、専有部情報の入力画面には、専有部情報の入力欄と、決定ボタンとが設けられている。
図の例では、配送業者の特定情報の入力画面には、複数の配送業者の名称が表されたアイコンが設けられている。
ここで、配送業者の特定情報の入力方法としては、例えば、代表配送業者が、表示部14の画面上に表示された、上記複数の配送業者の名称のアイコンから、該当する配送業者のアイコンを操作部15を用いて選択する。
配送業者の特定情報の入力方法については上記方法に限定されない。
例えば、代表配送業者は、操作部15を用いて、配送業者の名称やその他特定可能な情報を入力してもよい。
すなわち、ステップS112において、制御部21は、当該居住者宛の配送物が収納されている収納ボックス、又は居住者が配送依頼のために配送物を入庫した収納ボックスがあるか否かを判断する。
図の例では、収納ボックスの選択画面には、配送物を入庫する収納ボックスを選択するためのアイコン等が表示されている。
このとき、図の例のように、表示部14上には、収納ボックスへの入庫の可否が判別できるような表示が行われていることが好ましい。
例えば、収納装置10が有する複数の収納ボックスのうち入庫可能な収納ボックス(未使用の収納ボックス)を、入庫不可能な収納ボックス(使用中の収納ボックス)と色等を区別して表示したり、使用されていない収納ボックスの位置等を表示したりして、配送担当者が、入庫可能な収納ボックスを簡単に判別できるようにする。
制御部11は、上記選択された収納ボックスを示す選択信号が入力されると、上記収納ボックスの選択信号により選択された収納ボックスを解錠させる解錠信号を収納部16へ出力する。
収納部16は、上記解錠信号が入力されると、当該解錠信号で特定される収納ボックスの解錠を実行する(ステップS116)。
代表配送業者は、解錠された収納ボックスを開扉し、当該収納ボックスの庫内に配送物を入庫する。
代表配送業者が、入庫後、当該収納ボックスを閉扉すると、制御部11は、その閉扉を認識し、当該収納ボックスを施錠する(ステップS117)。
収納部16は、上記解錠信号が入力されると、当該解錠信号で特定される収納ボックスの解錠を実行する(ステップS119)。
代表配送業者は、解錠された収納ボックスを開扉する。
ここで、解錠及び開扉した収納ボックスには、今回入庫する配送物の宛先の居住者に関連する配送物が既に収納されている。
代表配送業者は、当該収納ボックスの庫内の空いているスペースに配送物を入庫する。
代表配送業者が、入庫後、当該収納ボックスを閉扉すると、制御部11は、その閉扉を認識し、当該収納ボックスを施錠する(ステップS120)。
ここで記録される配送履歴情報には、例えば、上記入力された利用選択情報である「配送物の入庫」と、上記認証成功した代表配送業者の特定情報と、上記入力された建物外部の配送業務を行った配送業者の特定情報と、上記入力された配送宛の居住者の特定情報(専有部情報)と、入庫時期(配送物入庫後に閉扉した時期/使用時期)とを含む。
また、代表配送業者が未使用の収納ボックスに配送物を入庫した場合には、収納ボックスDB122における該当する収納ボックスの使用状況の欄は、「未使用」から「使用中」に書き替えられる。
具体的には、制御部21は、収納ボックスDB222から今回の配送物の入庫に関する履歴情報と、建物外部の配送業務を行った配送業者の特定情報と、建物内部の配送業務を行った代表配送業者の特定情報とを抽出して着荷通知を作成するとともに、ユーザDB121を参照し、当該履歴情報に示されている居住者の特定情報(専有部情報)に基づいて該当する居住者を特定し、当該居住者の連絡先(メールアドレス等)宛に上記着荷通知を送信する。
図に示す例では、着荷通知には、配送物の入庫時期と、建物外部及び建物内部の配送業務を行った配送業者の特定情報とが掲載されている。
居住者は、収納装置10の操作部15を操作して認証情報を入力し、制御部11は、認証成功と判断すると、該当する収納ボックスを解錠する。
居住者は、解錠された収納ボックスを開扉し、自身宛の配送物を取出す。
以上で、配送物の入庫時の動作は終了する。
また、同一の専有部情報を有する居住者に関連する配送物は、同一の収納ボックスに収納されるので、収納スペースを有効活用することができる。
図24〜27は、本発明の第1の実施の形態において、配送物を収納装置10から集荷するときの配送物収納システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、居住者が配送物を収納装置10に入庫して配送依頼を行い、代表配送業者がその入庫された配送物を配送のために集荷する場合の例を用いて、配送物収納システムによる動作を説明する。
ここで、配送物には、予め、配送先の住所・氏名(名称)、配送元(居住者)の氏名・名称、配送物の内容、配送指定時期、利用する配送業者(配送会社)等が記載された伝票が貼付される等して、これら各項目が確認可能となっていることが好ましい。
図28の(a)は、本発明の第1の実施の形態における利用者選択画面の一例を示す図である。
図の例では、利用者選択画面には、「居住者」及び「配送業者」のアイコンが表示されている。
収納装置10の利用者は、収納装置10の操作部15を操作して、自身のプロフィールに応じて、上記「居住者」及び「配送業者」のいずれかのアイコンを選択する。
本例では、居住者は、「居住者」のアイコンを選択する。
図28の(b)は、本発明の第1の実施の形態におけるサービスの利用選択画面の一例を示す図である。
図の例では、サービスの利用選択画面では、収納装置10が居住者に対して提供可能なサービスの種類として、「配送物の入庫」、「配送物の受取り」のアイコンが表示されている。
当該表示部14が表示する画面情報には、上記選択したサービスの名前(本例では「配送物の入庫」)が表示される。
居住者は、この画面情報の表示に応じて、操作部15を用いて、自身の認証情報を入力する(ステップS202)。
図の例では、配送業者の指定画面には、各配送業者の名称が示された複数のアイコンと、決定ボタンとが設けられている。
居住者は、操作部15を用いて、複数の配送業者のアイコンのうち、建物外部の配送を依頼する配送業者のアイコンを選択し、決定ボタンを選択すると(ステップS208)、通信部13は、制御部11による制御のもと、上記認証して特定された専有部情報を管理サーバ20へ送信する(ステップS209)。
すなわち、ステップS210において、制御部21は、当該居住者宛の配送物が収納されている収納ボックス、又は居住者が配送依頼のために配送物を入庫した収納ボックスがあるか否かを判断する。
制御部11は、上記選択された収納ボックスを示す選択信号が入力されると、上記収納ボックスの選択信号により選択された収納ボックスを解錠させる解錠信号を収納部16へ出力する。
収納部16は、上記解錠信号が入力されると、当該解錠信号で特定される収納ボックスの解錠を実行する(ステップS214)。
居住者は、解錠された収納ボックスを開扉し、当該収納ボックスの庫内に配送依頼を行う配送物を入庫する。
居住者が、入庫後、当該収納ボックスを閉扉すると、制御部11は、その閉扉を認識し、当該収納ボックスを施錠する(ステップS215)。
収納部16は、上記解錠信号が入力されると、当該解錠信号で特定される収納ボックスの解錠を実行する(ステップS217)。
居住者は、解錠された収納ボックスを開扉する。
ここで、解錠及び開扉した収納ボックスには、今回入庫する配送物の配送元の居住者に関連する配送物が既に収納されている。
居住者は、当該収納ボックスの庫内の空いているスペースに配送物を入庫する。
居住者が、入庫後、当該収納ボックスを閉扉すると、制御部11は、その閉扉を認識し、当該収納ボックスを施錠する(ステップS218)。
ここで記録される配送履歴情報には、例えば、上記入力された利用選択情報である「配送物の入庫」と、上記認証成功した居住者の特定情報(専有部情報)と、上記入力された建物外部の配送依頼を行った配送業者の特定情報と、入庫時期(配送物入庫後に閉扉した時期/使用時期)とを含む。
また、居住者が未使用の収納ボックスに配送物を入庫した場合には、収納ボックスDB122における該当する収納ボックスの使用状況の欄は、「未使用」から「使用中」に書き替えられる。
具体的には、制御部21は、収納ボックスDB222から今回の配送物の入庫に関する履歴情報と、建物外部の配送を依頼された配送業者の特定情報とを抽出して着荷通知を作成するとともに、配送業者DB223を参照し、代表配送業者として建物内部の配送業務を行っている代表配送業者の特定情報に基づいて、当該代表配送業者の連絡先(メールアドレス等)宛の代表配送業者端末40に上記配送依頼通知を送信する。
図に示す例では、配送依頼通知には、配送物の入庫時期と、配送依頼された建物外部の配送業務を行う配送業者の特定情報とが掲載されている。
代表配送業者は、収納装置10の操作部15を操作して認証情報を入力し、制御部11は、認証成功と判断すると、該当する収納ボックスを解錠する。
代表配送業者は、解錠された収納ボックスを開扉し、配送依頼された配送物を取出し、集合住宅の玄関近傍の受付等の保管スペースにその配送物を保管する。
その後、代表配送業者は、代表配送業者端末40を用いて、建物外部の配送業務について居住者により指定された配送業者の端末装置(図示せず)に対して、配送物の集荷依頼の情報を送信する。
上記建物外部の配送業務を行う配送業者は、自身の端末装置を用いて、上記配送物の集荷依頼を確認すると、当該集荷依頼に記載されている建物(集合住宅)の保管スペースに赴く。
代表配送業者は、上記居住者により配送を依頼された配送物を、保管スペースを訪れた建物外部の配送業務を行う配送業者に渡して、建物外部の配送業務を依頼する。
建物外部の配送の依頼を受けた配送業者は、その配送業務を行う。
以上で、配送物の集荷時の動作は終了する。
上述した例では、代表配送業者が居住者宛の配送物を収納装置10に入庫するときの配送物収納システムによる動作について説明したが、居住者は代表配送業者に対し、自身宛の配送物を収納装置10へ配送させる他、自身が居住又は利用する専有部(住戸等)に直接配送させることもできる。
以下、本図に沿って、居住者宛の配送物が保管スペースに到着した後に、居住者が、当該自身宛の配送物について、収納装置10への配送、又は直接自身が居住又は利用する専有部(住戸)までの配送を依頼するときにおける、配送物収納システムによる動作を説明する。
例えば、建物の入口近傍の受付等の保管スペースにおいて、上記配送業者は、代表配送業者に配送物を受け渡す。ただし、上記建物外部の配送を行う配送業者が、代表配送業者である場合には、そのまま配送物を保管スペースに保管する。
ここで入力される配送業者に関する情報は、例えば、配送業者特定情報と、配送物の属性情報と、配送物が受付に到着した時期を示す情報とを含む。
配送物の属性情報は、配送物の内容を示す情報であり、例えば、配送物のサイズ、重量、保管状況(冷蔵、冷凍)等を含む。
図に示す例では、着荷通知には、居住者宛の配送物が建物に配送され、保管スペースに保管されていること、及び配送方法の選択を促すことが記載されているとともに、配送物の保管スペースへの到着時期と、建物外部の配送業務を行った配送業者の特定情報とが掲載されている。
ここで、居住者が、配送方法として、「収納装置10への配送」を選択した場合には、上述のステップS124,125における着荷通知を待ち、一方、「自身の専有部への直接配送」を選択した場合は、そのまま代表配送業者による専有部への配送を待つ。
代表配送業者は、配送方法の選択情報の内容を確認して、配送方法が「収納装置10への配送」であった場合には、上述の「配送物の入庫時の動作」において説明したように、収納装置10への配送物の搬送及び入庫作業を行う。
一方、配送方法が「自身(居住者)の専有部への直接配送」であった場合には、代表配送業者は、専有部へ配送物を直接配送する。
以上で、動作は終了する。
以上説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、代表配送業者は、居住者宛の配送物を建物外部の配送業務を行った配送業者から受け取り、建物内部において収納装置10の設置位置までのラストワンマイルの配送業務を行い、収納装置10に入庫する際に、操作部15を用いて、建物外部の配送業務を行った配送業者の特定情報を入力する。
管理サーバ20は、その建物外部の配送業務を行った配送業者の特定情報を含む着荷通知をユーザ端末30へ送信する。
従って、居住者は、どの配送業者が、自身宛の配送物を建物外部及び建物内部において配送したかを容易に把握することが可能となる。
また、上記収納装置10の設置位置までのラストワンマイルの配送業務を特定の代表配送業者が行うことにより、多数の配送業者が集合住宅やオフィスビル等の建物内に入館することを抑制するので、高度なセキュリティを実現することが可能となる。
さらに、同一の専有部情報を有する居住者に関連する配送物は、同一の収納ボックスに収納されるので、収納スペースを有効活用することができ、使用可能な未使用の収納ボックスを確保することが可能となる。
例えば、居住者がこれから自身の住戸等を不在にする場合には、収納装置10への配送を依頼し、大型の配送物であって居住者による持ち運びが困難である場合には、専有部への直接配送を依頼する。
(第2の実施の形態の概要)
第1の実施の形態における配送物収納システムでは、管理サーバ20が、居住者及び代表配送業者の認証処理等を行っていた。
これに対し、本発明の第2の実施の形態における配送物収納システムは、管理サーバ20を有さず、収納装置10が管理サーバ20に代わって、上記認証処理等を行う。
以下、特記しない限り、本実施の形態における配送物収納システムは、第1の実施の形態と同様であるものとして説明を進める。
図33は、本発明の第2の実施の形態における配送物収納システムの全体構成を示す図である。
図に示すように、配送物収納システムは、居住者の物品を施錠状態で保管する収納ボックスを複数備えたロッカー装置等の収納装置10と、居住者が操作する情報処理装置であるユーザ端末30と、後述する代表配送業者が操作する情報処理装置である代表配送業者端末40と、収納装置10、ユーザ端末30及び代表配送業者端末40を通信可能に接続するインターネット又はLAN等のネットワーク100とを有して構成される。
このように、本実施の形態における配送物収納システムは、第1の実施の形態と異なり、管理サーバ20を有していない。
〔1〕配送物の入庫時の動作
図34,35は、本発明の第2の実施の形態において、配送物を収納装置10に入庫するときの配送物収納システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、代表配送業者が、居住者宛の配送物を収納装置10に入庫する場合の例を用いて、配送物収納システムによる動作を説明する。
収納装置10の表示部14には、サービスの利用選択画面が表示されている。
ここで、代表配送業者は、操作部15を操作して、上記複数のサービスの種類の項目から、「配送物の入庫」の項目を選択する(ステップS401)。
代表配送業者は、この画面情報の表示に応じて、操作部15を用いて、自身の認証情報を入力する(ステップS402)。
すなわち、ステップS408において、制御部11は、当該居住者宛の配送物が収納されている収納ボックス、又は居住者が配送依頼のために配送物を入庫した収納ボックスがあるか否かを判断する。
制御部11は、上記選択された収納ボックスを示す選択信号が入力されると、上記収納ボックスの選択信号により選択された収納ボックスを解錠させる解錠信号を収納部16へ出力する。
収納部16は、上記解錠信号が入力されると、当該解錠信号で特定される収納ボックスの解錠を実行する(ステップS411)。
代表配送業者は、解錠された収納ボックスを開扉し、当該収納ボックスの庫内に配送物を入庫する。
代表配送業者が、入庫後、当該収納ボックスを閉扉すると、制御部11は、その閉扉を認識し、当該収納ボックスを施錠する(ステップS412)。
収納部16は、上記解錠信号が入力されると、当該解錠信号で特定される収納ボックスの解錠を実行する(ステップS413)。
代表配送業者は、解錠された収納ボックスを開扉する。
ここで、解錠及び開扉した収納ボックスには、今回入庫する配送物の宛先の居住者に関連する配送物が既に収納されている。
代表配送業者は、当該収納ボックスの庫内の空いているスペースに配送物を入庫する。
代表配送業者が、入庫後、当該収納ボックスを閉扉すると、制御部11は、その閉扉を認識し、当該収納ボックスを施錠する(ステップS414)。
ここで記録される配送履歴情報には、例えば、上記入力された利用選択情報である「配送物の入庫」と、上記認証成功した代表配送業者の特定情報と、上記入力された建物外部の配送業務を行った配送業者の特定情報と、上記入力された配送宛の居住者の特定情報(専有部情報)と、入庫時期(配送物入庫後に閉扉した時期/使用時期)とを含む。
また、代表配送業者が未使用の収納ボックスに配送物を入庫した場合には、収納ボックスDB122における該当する収納ボックスの使用状況の欄は、「未使用」から「使用中」に書き替えられる。
具体的には、制御部11は、収納ボックスDB122から今回の配送物の入庫に関する履歴情報と、建物外部の配送業務を行った配送業者の特定情報と、建物内部の配送業務を行った代表配送業者の特定情報とを抽出して着荷通知を作成するとともに、ユーザDB121を参照し、当該履歴情報に示されている居住者の特定情報(専有部情報)に基づいて該当する居住者を特定し、当該居住者の連絡先(メールアドレス等)宛に上記着荷通知を送信する。
居住者は、収納装置10の操作部15を操作して認証情報を入力し、制御部11は、認証成功と判断すると、該当する収納ボックスを解錠する。
居住者は、解錠された収納ボックスを開扉し、自身宛の配送物を取出す。
以上で、配送物の入庫時の動作は終了する。
また、同一の専有部情報を有する居住者に関連する配送物は、同一の収納ボックスに収納されるので、収納スペースを有効活用することができる。
図36,37は、本発明の第2の実施の形態において、配送物を収納装置10から集荷するときの配送物収納システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、居住者が配送物を収納装置10に入庫して配送依頼を行い、代表配送業者がその入庫された配送物を配送のために集荷する場合の例を用いて、配送物収納システムによる動作を説明する。
ここで、配送物には、予め、配送先の住所・氏名(名称)、配送元(居住者)の氏名・名称、配送物の内容、配送指定時期、利用する配送業者(配送会社)等が記載された伝票が貼付される等して、これら各項目が確認可能となっていることが好ましい。
ここで、居住者は、操作部15を操作して、上記複数のサービスの種類の項目から、「配送物の入庫」の項目を選択する(ステップS501)。
当該表示部14が表示する画面情報には、上記選択したサービスの名前(本例では「配送物の入庫」)が表示される。
居住者は、この画面情報の表示に応じて、操作部15を用いて、自身の認証情報を入力する(ステップS502)。
すなわち、ステップS506において、制御部11は、当該居住者宛の配送物が収納されている収納ボックス、又は居住者が配送依頼のために配送物を入庫した収納ボックスがあるか否かを判断する。
制御部11は、上記選択された収納ボックスを示す選択信号が入力されると、上記収納ボックスの選択信号により選択された収納ボックスを解錠させる解錠信号を収納部16へ出力する。
収納部16は、上記解錠信号が入力されると、当該解錠信号で特定される収納ボックスの解錠を実行する(ステップS509)。
居住者は、解錠された収納ボックスを開扉し、当該収納ボックスの庫内に配送依頼を行う配送物を入庫する。
居住者が、入庫後、当該収納ボックスを閉扉すると、制御部11は、その閉扉を認識し、当該収納ボックスを施錠する(ステップS510)。
収納部16は、上記解錠信号が入力されると、当該解錠信号で特定される収納ボックスの解錠を実行する(ステップS511)。
居住者は、解錠された収納ボックスを開扉する。
ここで、解錠及び開扉した収納ボックスには、今回入庫する配送物の配送元の居住者に関連する配送物が既に収納されている。
居住者は、当該収納ボックスの庫内の空いているスペースに配送物を入庫する。
居住者が、入庫後、当該収納ボックスを閉扉すると、制御部11は、その閉扉を認識し、当該収納ボックスを施錠する(ステップS512)。
ここで記録される配送履歴情報には、例えば、上記入力された利用選択情報である「配送物の入庫」と、上記認証成功した居住者の特定情報(専有部情報)と、上記入力された建物外部の配送依頼を行った配送業者の特定情報と、入庫時期(配送物入庫後に閉扉した時期/使用時期)とを含む。
また、居住者が未使用の収納ボックスに配送物を入庫した場合には、収納ボックスDB122における該当する収納ボックスの使用状況の欄は、「未使用」から「使用中」に書き替えられる。
具体的には、制御部11は、収納ボックスDB122から今回の配送物の入庫に関する履歴情報と、建物外部の配送を依頼された配送業者の特定情報とを抽出して着荷通知を作成するとともに、配送業者DB123を参照し、代表配送業者として建物内部の配送業務を行っている代表配送業者の特定情報に基づいて、当該代表配送業者の連絡先(メールアドレス等)宛に上記配送依頼通知を送信する。
代表配送業者は、収納装置10の操作部15を操作して認証情報を入力し、制御部11は、認証成功と判断すると、該当する収納ボックスを解錠する。
代表配送業者は、解錠された収納ボックスを開扉し、配送依頼された配送物を取出し、集合住宅の玄関近傍の受付等の保管スペースにその配送物を保管する。
その後、代表配送業者は、代表配送業者端末40を用いて、建物外部の配送業務について居住者により指定された配送業者の端末装置(図示せず)に対して、配送物の集荷依頼の情報を送信する。
上記建物外部の配送業務を行う配送業者は、自身の端末装置を用いて、上記配送物の集荷依頼を確認すると、当該集荷依頼に記載されている建物(集合住宅)の保管スペースに赴く。
代表配送業者は、上記居住者により配送を依頼された配送物を、保管スペースを訪れた建物外部の配送業務を行う配送業者に渡して、建物外部の配送業務を依頼する。
建物外部の配送の依頼を受けた配送業者は、その配送業務を行う。
以上で、配送物の集荷時の動作は終了する。
図38は、本発明の第2の実施の形態において、居住者が自身宛の配送物の配送依頼を行うときの配送物収納システムによる動作の流れを示すシーケンスチャートである。
以下、本図に沿って、第2の実施の形態において、居住者宛の配送物が保管スペースに到着した後に、居住者が、当該自身宛の配送物について、収納装置10への配送、又は直接自身が居住又は利用する専有部(住戸)までの配送を依頼するときにおける、配送物収納システムによる動作を説明する。
例えば、建物の入口近傍の受付等の保管スペースにおいて、上記配送業者は、代表配送業者に配送物を受け渡す。ただし、上記建物外部の配送を行う配送業者が、代表配送業者である場合には、そのまま配送物を保管スペースに保管する。
ここで入力される配送業者に関する情報は、例えば、配送業者特定情報と、配送物の属性情報と、配送物が受付に到着した時期を示す情報とを含む。
配送物の属性情報は、配送物の内容を示す情報であり、例えば、配送物のサイズ、重量、保管状況(冷蔵、冷凍)等を含む。
ここで、居住者が、配送方法として、「収納装置10への配送」を選択した場合には、上述のステップS416,417における着荷通知を待ち、一方、「自身の専有部への直接配送」を選択した場合は、そのまま代表配送業者による専有部への配送を待つ。
代表配送業者は、配送方法の選択情報の内容を確認して、配送方法が「収納装置10への配送」であった場合には、上述の「配送物の入庫時の動作」において説明したように、収納装置10への配送物の搬送及び入庫作業を行う。
一方、配送方法が「自身(居住者)の専有部への直接配送」であった場合には、代表配送業者は、専有部へ配送物を直接配送する。
以上で、動作は終了する。
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、収納装置10は、第1の実施の形態における管理サーバ20に代わって、認証処理や情報管理等を行うので、第1の実施の形態と同様に、居住者は、どの配送業者が、自身宛の配送物を建物外部及び建物内部において配送したかを容易に把握することが可能となる。
また、本発明の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、高度なセキュリティを実現することができるとともに、収納装置10の収納スペースを有効活用することができ、使用可能な未使用の収納ボックスを確保することが可能となる。
以上説明したように、本発明の第1,第2の実施の形態によれば、代表配送業者は、居住者宛の配送物を建物外部の配送業務を行った配送業者から受け取り、建物内部において収納装置10の設置位置までのラストワンマイルの配送業務を行い、収納装置10に入庫する際に、操作部15を用いて、建物外部の配送業務を行った配送業者の特定情報を入力する。
管理サーバ20は、その建物外部の配送業務を行った配送業者の特定情報を含む着荷通知をユーザ端末30へ送信する。
従って、居住者は、どの配送業者が、自身宛の配送物を建物外部及び建物内部において配送したかを容易に把握することが可能となる。
また、上記収納装置10の設置位置までのラストワンマイルの配送業務を特定の代表配送業者が行うことにより、多数の配送業者が集合住宅やオフィスビル等の建物内に入館することを抑制するので、高度なセキュリティを実現することが可能となる。
さらに、同一の専有部情報を有する居住者に関連する配送物は、同一の収納ボックスに収納されるので、収納スペースを有効活用することができ、使用可能な未使用の収納ボックスを確保することが可能となる。
また、上記の収納装置10、管理サーバ20、ユーザ端末30又は代表配送業者端末40をソフトウェアモジュール群として構成する場合、このプログラムは、光記録媒体、磁気記録媒体、光磁気記録媒体、または半導体等の記録媒体に記録され、上記の記録媒体からロードされるようにしてもよいし、所定のネットワークを介して接続されている外部機器からロードされるようにしてもよい。
例えば、収納装置10の施解錠部164は機械式であってもよく、この場合には、自身に設けられている鍵穴に鍵が挿入・回転されたり、自身に設けられているダイヤルが解錠条件に合った状態に遷移すると、解錠を行い、扉が自由に開扉できる状態となり、居住者又は代表配送業者は収納ボックスから物品を取り出したり、入庫したりできるようになる。
例えば、建物外部の代表配送業者の営業所を保管スペースにしてもよい。
保管スペースを建物外部に設置した場合、代表配送業者は、その保管スペースで受け渡された配送物を収納装置10又はユーザの専有部まで配送する。すなわち、この場合、代表配送業者は、建物内部に加えて、建物外部における配送も担当する。
また、保管スペースは、営業所や集合住宅内の一室のように部屋状のものでなくてもよく、配送物を受渡しできる場所であればよい。
11,21,31,41 制御部
12,22,32,42 情報格納部
13,23,33,43 通信部
14,34,44 表示部
15,35,45 操作部
16 収納部
16a〜16g 収納ボックス
20 管理サーバ
30 ユーザ端末
40 代表配送業者端末
100 ネットワーク
121,221 ユーザDB
122,222 収納ボックスDB
123,223 配送業者DB
161 収納室
162 入庫取出口
163 扉
164 施解錠部
165 物品検知部
167 ヒンジ部
168 フック
169 フック穴
169c 開閉扉検知部
Claims (8)
- 配送業者により配送され、建物に居住又は建物を利用するユーザに関連する配送物を収納する1以上の収納ボックスを備えた収納装置と、
前記収納装置とネットワークを介して接続され、該収納装置における配送物の使用状況を管理する管理サーバとを有する配送物収納システムであって、
前記建物内部又は外部には、前記配送物を一時的に保管する保管スペースが設置され、
前記管理サーバは、
前記配送業者のうち、前記保管スペースと前記収納装置との間の搬送路における配送業務を行う代表配送業者の認証を行って、該認証結果を前記収納装置へ送信し、
前記収納装置は、
前記代表配送業者の認証が成功すると、前記建物外部と前記保管スペースとの間の配送業務を行った配送業者を特定する配送業者特定情報を入力することを特徴とする配送物収納システム。 - 前記収納装置は、
前記配送物に係るユーザを特定するユーザ特定情報を入力し、該入力したユーザ特定情報を前記管理サーバへ送信し、
前記管理サーバは、前記ユーザ特定情報を受信すると、前記収納装置における該ユーザ特定情報により特定されるユーザに関連する配送物が収納されている収納ボックスの有無を検索し、該検索の結果、前記ユーザに関連する配送物が収納されている収納ボックスがあると判断した場合には、該収納ボックスを解錠して該収納ボックスへの入庫を促す解錠情報を前記収納装置へ送信することを特徴とする請求項1記載の配送物収納システム。 - 前記ユーザが操作するユーザ端末をさらに有し、
前記管理サーバは、
前記収納装置に配送物が入庫されると、前記配送業者特定情報を前記収納装置から受信し、該配送業者特定情報に基づいて、前記ユーザ宛の配送物が入庫された事実を示す着荷通知を作成して前記ユーザ端末へ送信し、
該着荷通知には、前記建物外部と保管スペースとの間の配送業務を行った配送業者を特定する情報が含まれることを特徴とする請求項1又は2記載の配送物収納システム。 - 前記代表配送業者が操作する代表配送業者端末をさらに有し、
前記ユーザ端末は、
前記着荷通知を受信すると、前記ユーザ宛の配送物の、前記収納装置の設置場所から前記ユーザの居住場所又は利用場所までの配送を前記代表配送業者に対して依頼することを示す配送依頼情報を前記管理サーバへ送信し、
前記管理サーバは、
前記配送依頼情報を受信すると、該配送依頼情報を前記代表配送業者端末へ送信することを特徴とする請求項3記載の配送物収納システム。 - 配送業者により配送され、建物に居住又は建物を利用するユーザに関連する配送物を収納する1以上の収納ボックスを備え、自装置における配送物の使用状況を管理する収納装置を有する配送物収納システムであって、
前記建物内部又は外部には、前記配送物を一時的に保管する保管スペースが設置され、
前記収納装置は、
前記配送業者のうち、前記保管スペースと前記収納装置との間の搬送路における配送業務を行う代表配送業者の認証を行い、該代表配送業者の認証が成功すると、前記建物外部と前記保管スペースとの間の配送業務を行った配送業者を特定する配送業者特定情報を入力することを特徴とする配送物収納システム。 - 前記収納装置は、
前記配送物に係るユーザを特定するユーザ特定情報を入力し、前記収納装置における該ユーザ特定情報により特定されるユーザに関連する配送物が収納されている収納ボックスの有無を検索し、該検索の結果、前記ユーザに関連する配送物が収納されている収納ボックスがあると判断した場合には、該収納ボックスを解錠して該収納ボックスへの入庫を促すことを特徴とする請求項5記載の配送物収納システム。 - 前記ユーザが操作するユーザ端末をさらに有し、
前記収納装置は、
前記収納装置に配送物が入庫されると、前記配送業者特定情報に基づいて、前記ユーザ宛の配送物が入庫された事実を示す着荷通知を作成して前記ユーザ端末へ送信し、
該着荷通知には、前記建物外部と保管スペースとの間の配送業務を行った配送業者を特定する情報が含まれることを特徴とする請求項5又は6記載の配送物収納システム。 - 前記代表配送業者が操作する代表配送業者端末をさらに有し、
前記ユーザ端末は、
前記着荷通知を受信すると、前記ユーザ宛の配送物の、前記収納装置の設置場所から前記ユーザの居住場所又は利用場所までの配送を前記代表配送業者に対して依頼することを示す配送依頼情報を前記収納装置へ送信し、
前記収納装置は、
前記配送依頼情報を受信すると、該配送依頼情報を前記代表配送業者端末へ送信することを特徴とする請求項7記載の配送物収納システム。
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