JP2021080735A - 鍵管理装置、鍵管理システムおよび鍵管理方法 - Google Patents

鍵管理装置、鍵管理システムおよび鍵管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の組織によって別々に所有される鍵をまとめて管理できる鍵管理装置、当該鍵管理装置を含む鍵管理システム、および当該鍵管理装置における鍵管理方法を提供する。【解決手段】鍵管理装置1は、少なくとも1以上の収容部8と処理部とを含む。収容部8は、第1予約システムによって利用予約される第1利用対象の利用に必要な第1鍵K1と、第1予約システムとは別の第2予約システムによって利用予約される第2利用対象の利用に必要な第2鍵K2とをまとめて又は個別に収容する。処理部は、収容部8に収容された第1鍵K1および第2鍵K2の貸出処理を実行する。【選択図】図1

Description

この発明は、鍵管理装置、当該鍵管理装置を含む鍵管理システム、および当該鍵管理装置における鍵管理方法に関する。
下記特許文献1に開示された鍵管理装置は、複数のホルダー収納部が設けられた鍵収納庫を含む。各ホルダー収納部は、保管対象の鍵が繋がれたホルダーを着脱可能に収納する。鍵管理装置は、ホルダー収納部が有するロック機構を制御することによって、このホルダー収納部が対応するホルダーの取り出しの許可または禁止を制御する。
特開2018−71317号公報
特許文献1に開示された鍵管理装置において管理される全ての鍵は、一つの組織(具体的には金融機関)によって所有されている。つまり、この鍵管理装置では、複数の組織によって別々に所有される鍵をまとめて管理することが想定されていない。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、複数の組織によって別々に所有される鍵をまとめて管理できる鍵管理装置、当該鍵管理装置を含む鍵管理システム、および当該鍵管理装置における鍵管理方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1予約システムによって利用予約される第1利用対象の利用に必要な第1鍵と、前記第1予約システムとは別の第2予約システムによって利用予約される第2利用対象の利用に必要な第2鍵とをまとめて又は個別に収容する少なくとも1以上の収容部と、前記収容部に収容された前記第1鍵および前記第2鍵の貸出処理を実行する処理部とを含む、鍵管理装置である。
また、本発明は、前記鍵管理装置が、前記第1鍵の貸出のために必要な第1情報の入力を受け付ける第1受付部と、前記第2鍵の貸出のために必要な第2情報の入力を受け付ける第2受付部とを含み、前記第1受付部が利用者による前記第1情報の入力を受け付けた場合には、前記処理部が、前記収容部に収容された前記第1鍵の貸出処理を実行し、前記第2受付部が利用者による前記第2情報の入力を受け付けた場合には、前記処理部が、前記収容部に収容された前記第2鍵の貸出処理を実行することを特徴とする。
また、本発明は、前記処理部が、前記鍵管理装置への前記第1鍵および前記第2鍵の返却処理を実行し、前記鍵管理装置が、前記第1鍵の貸出処理および返却処理の少なくともいずれか一方を実行する場合には前記第1利用対象に関連する第1案内情報を報知して、前記第2鍵の貸出処理および返却処理の少なくともいずれか一方を実行する場合には前記第2利用対象に関連する第2案内情報を報知する報知部を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記報知部が、前記第1案内情報および前記第2案内情報が切替表示される表示部を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記鍵管理装置が、前記第1鍵の返却処理の場合には前記第1利用対象に関連する第1紙媒体を紙出力して、前記第2鍵の返却処理の場合には前記第2利用対象に関連する第2紙媒体を紙出力する紙出力部を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記第1予約システムと前記第2予約システムとでは、前記鍵管理装置における利用者の認証方式が異なり、前記第1受付部が利用者による前記第1情報の入力を受け付けた場合には、前記処理部が、前記第1鍵の貸出処理の一環として、前記第1予約システムに対応する認証方式によって当該利用者の認証処理を実行し、前記第2受付部が利用者による前記第2情報の入力を受け付けた場合には、前記処理部が、前記第2鍵の貸出処理の一環として、前記第2予約システムに対応する認証方式によって当該利用者の認証処理を実行することを特徴とする。
また、本発明は、前記鍵管理装置と、前記鍵管理装置、前記第1予約システムおよび前記第2予約システムのそれぞれに対して通信可能に接続され、前記鍵管理装置において管理される鍵の利用状況を記憶する記憶装置と、前記記憶装置に対して通信可能に接続され、前記利用状況を閲覧するための閲覧装置とを含む、鍵管理システムである。
また、本発明は、前記閲覧装置が、前記第1予約システムに対応する第1閲覧装置と、前記第2予約システムに対応する第2閲覧装置とを含み、前記鍵管理システムが、前記第1閲覧装置での利用状況の閲覧を前記第1鍵の利用状況の閲覧だけに規制し、前記第2閲覧装置での利用状況の閲覧を前記第2鍵の利用状況の閲覧だけに規制する規制部を含むことを特徴とする。
また、本発明は、前記鍵管理装置が、前記収容部における鍵の有無情報を前記記憶装置に送信する送信部を含み、前記記憶装置が記憶する利用状況が、前記有無情報を含むことを特徴とする。
また、本発明は、第1予約システムによって利用予約される第1利用対象の利用に必要な第1鍵と、前記第1予約システムとは別の第2予約システムによって利用予約される第2利用対象の利用に必要な第2鍵とをまとめて又は個別に収容する少なくとも1以上の収容部と、前記第1鍵の貸出のために必要な第1情報の入力を受け付ける第1受付部と、前記第2鍵の貸出のために必要な第2情報の入力を受け付ける第2受付部と、処理を実行する制御部とを含む鍵管理装置における鍵管理方法であって、前記第1受付部が利用者による前記第1情報の入力を受け付けた場合には、前記収容部に収容された前記第1鍵の貸出処理を前記制御部が実行するステップと、前記第2受付部が利用者による前記第2情報の入力を受け付けた場合には、前記収容部に収容された前記第2鍵の貸出処理を前記制御部が実行するステップとを含む、鍵管理方法である。
本発明によれば、鍵管理装置は、複数の組織によって別々に所有される鍵をまとめて管理できる。
この発明の一実施形態に係る鍵管理装置の斜視図である。 鍵管理装置を含む鍵管理システムの一実施形態の電気的構成を示すブロック図である。 鍵管理システムを構成する記憶装置に記憶される内見管理テーブルを示す図である。 記憶装置に記憶されるカーシェア管理テーブルを示す図である。 記憶装置に記憶される民泊管理テーブルを示す図である。 記憶装置に記憶される店舗管理テーブルを示す図である。 鍵管理装置の表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。 表示操作部の表示内容の一例を示す模式図である。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、の発明の一実施形態に係る鍵管理装置1の斜視図である。鍵管理装置1は、長時間営業の店舗(例えばコンビニエンスストア)に設置されて、複数の鍵Kを管理している。それぞれの鍵Kは、利用予約が必要な利用対象の利用に必要な鍵である。利用対象には、内見用のアパート等の内見物件や、カーシェアリングされる車や、民泊用の宿泊施設等のように複数の種類が存在し、これらの利用対象うち、この実施形態では、内見物件を第1利用対象とみなし、カーシェアの車を第2利用対象とみなす。もちろん、どの利用対象を第1利用対象とみなすかは任意である。第2利用対象についても同様である。
鍵管理装置1によって管理される複数の鍵Kのそれぞれは、いずれかの利用対象に対応している。第1利用対象である内見物件の利用に必要な鍵Kを、第1鍵K1ということがある。第1鍵K1により、内見物件の出入口(図示せず)を開閉するドアを少なくとも解錠することができる。もちろん、第1鍵K1によってドアを施錠できてもよいし、オートロックであれば、第1鍵K1によってドアを施錠できなくてもよい。第2利用対象であるカーシェアの車の利用に必要な鍵Kを、第2鍵K2ということがある。第2鍵K2により、車のドアを解錠して車を運転することができる。民泊用の宿泊施設(以下では、単に「民泊」ということがある)の利用に必要な鍵Kを、第3鍵K3ということがある。第3鍵K3により、第1鍵K1と同様に、民泊の出入口(図示せず)を開閉するドアを少なくとも解錠することができる。鍵管理装置1によって管理される複数の鍵Kには、鍵管理装置1が設置される店舗の従業員向けの第4鍵K4がある。
鍵管理装置1は、その外殻として例えば縦長のボックス形状の本体2を含む。本体2の正面には、第1受付部、第2受付部、報知部および表示部の一例としての表示操作部3と、鍵Kの利用者の現金やカード(クレジットカードやキャッシュカードや電子マネーカード等)が投入される投入口4と、鍵管理装置1での処理内容を印刷したレシート(図示せず)が発行される発行口5とが設けられている。表示操作部3、投入口4および発行口5のそれぞれは、顧客にとってアクセスしやすい任意のレイアウトにて配置さればよく、この実施形態では、表示操作部3が本体2の上領域に配置され、投入口4および発行口5が本体2の中央領域の右寄りに配置されている。なお、投入口4は、現金用とカード用とに応じて別々に設けられてもよい。また、本体2の正面には、釣銭等の現金が投出される投出口(図示せず)が設けられてもよい。
本体2は、前述したレシートよりも大きな印刷物が排出される排出口6と、排出口6から前側へ延びる排出トレイ7と、鍵Kを収容する収容部8とを含む。排出口6は、本体2の下領域に配置されている。
収容部8は、例えば本体2の中央領域において投入口4および発行口5の左隣かつ排出口6の上側に配置されている。収容部8は、後方へ窪んだ凹状の収容室8Aと、収容室8Aを開閉する扉8Bとを含む。扉8Bは、ヒンジ9を介して本体2に連結されており、実線にて示すように収容室8Aを閉じた閉位置と、2点鎖線にて示すように収容室8Aを前側へ開放した開位置との間で回動可能である。収容室8Aの底として上下左右に延びるパネル8Cには、収容部8における鍵Kの最大収容数(この実施形態では18本)に応じた数の差込穴8Dが形成されている。これらの差込穴8Dは、例えば横6列縦3列で配列されている。
それぞれの鍵Kは、リングRを介してキーホルダHに連結されている。以下では、鍵KにつながったリングRおよびキーホルダHを、鍵Kの一部とみなすことがある。それぞれの鍵Kには、個々の鍵Kを識別するための鍵IDが割り当てられている。この実施形態における鍵IDは、1〜18のいずれかの数字であって、対応する鍵KのキーホルダH等にも表示されている(図示せず)。収容部8におけるそれぞれの差込穴8Dは、これらの鍵IDと1つずつ対応しており、パネル8Cにおける各差込穴8Dの周辺には、対応する鍵IDが表示されている(パネル8Cにおける1〜18の数字を参照)。
収容部8に収容された鍵Kでは、この鍵Kに連結されたキーホルダHが、この鍵Kと同じ鍵IDが周辺に表示された差込穴8Dに差し込まれている。顧客は、鍵IDを目印として、目的の鍵Kを特定したり、収容部8における目的の鍵Kの収容位置(つまり差込穴8D)を特定したり、使用した鍵Kの返却先となる差込穴8Dを特定したりすることができる。この実施形態では、内見用の第1鍵K1は、上段の1〜6における6つであり、カーシェア用の第2鍵K2は、中段の7〜12における6つであり、民泊用の第3鍵K3は、下段の13〜15における3つであり、店舗の従業員用の第4鍵K4は、下段の16〜18における3つである。
図2は、鍵管理装置1を含む鍵管理システム100の一実施形態の電気的構成を示すブロック図である。鍵管理システム100は、単数または複数の鍵管理装置1を含む。各鍵管理装置1には、個々の鍵管理装置1を識別するための装置IDが割り当てられている。この実施形態における装置IDは、A、B、C等のアルファベットである。各鍵管理装置1は、CPU(Central Processing Unit)等によって構成された処理部、第1受付部、第2受付部、送信部の一例としての制御部10と、現金に関する処理を行う現金処理部11と、顧客のカードに関する処理を行うカード処理部12とを含む。各鍵管理装置1は、紙出力部の一部としてレシートに関する処理を行うレシート処理部13と、紙出力部の一部として印刷物を印刷する印刷部14とを含む。各鍵管理装置1は、収容部8において各鍵Kをロックまたはロック解除する複数のロック部15と、収容部8における鍵Kの有無を検出する複数の検出部16とを含む。
各鍵管理装置1は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等によって構成された記憶部17と、送信部の一例としての通信I/F部18とを含む。各鍵管理装置1では、表示操作部3、現金処理部11、カード処理部12、レシート処理部13、印刷部14、ロック部15、検出部16、記憶部17および通信I/F部18のそれぞれが、制御部10に対して電気的に接続されている。
表示操作部3は、例えば液晶のタッチパネルによって構成されている。表示操作部3における表示は、制御部10によって制御される。顧客等による表示操作部3の操作内容は、制御部10に入力される。
現金処理部11は、現金決済のために、投入口4に投入された現金を計数して収納する。なお、前述した投出口が設けられる場合には、現金処理部11は、投入口4に投入された現金に基づいて釣銭を算出したり、釣銭等の返却用の現金を投出口に投出したりする。現金処理部11による処理は、制御部10によって制御される。
カード処理部12は、カード決済のために投入口4に投入された顧客のカードから必要な情報を読み取ったり、カード決済の中止や終了に応じてカードを投入口4から排出したりする。なお、カード処理部12は、カードを非接触で読み取る読取部(図示せず)として本体2の正面に設けられてもよい。この場合、顧客がカードを投入口4に出し入れせずにカード処理部12にかざせば、カード処理部12は、このカードから情報を読み取ることができる。その場合、カード処理部12は、カードの代わりに、顧客のスマートフォン等の携帯端末から情報を読み取ってもよい。カード処理部12による処理は、制御部10によって制御される。カード処理部12がカード(この実施形態ではクレジットカード)から情報を読み取ると、制御部10は、通信I/F部18を介して外部のクレジットカード会社のサーバ(図示せず)と通信し、先ほどの情報に基づいてカード決済を行う。なお、カードが電子マネーカードであれば、カード処理部12は、このカードの電子マネーを引き落とすことによって電子マネー決済することができる。
レシート処理部13としてレーザプリンタやサーマルプリンタを用いることができる。レシート処理部13は、レシートを印刷して発行口5から排出する。レシート処理部13による処理は、制御部10によって制御される。印刷部14も、レシート処理部13と同様に構成され、印刷物を排出口6から排出する。印刷部14による処理は、制御部10によって制御される。
ロック部15は、例えば電磁ロックによって構成されていて、収容部8の各差込穴8Dの周辺に1つずつ設けられている。各ロック部15には、対応する最寄りの差込穴8Dに差し込まれる鍵Kの鍵IDに対応付けられている。ロック部15は、対応する差込穴8Dに差し込まれた鍵KのキーホルダHに係合することによって、この鍵Kをロックする。ロック部15は、キーホルダHから外れることによって、鍵Kのロックを解除する。各ロック部15の動作は、制御部10によって制御される。
検出部16は、例えばフォトインタラプタ等の遮光センサによって構成されていて、収容部8の各差込穴8Dの周辺に1つずつ設けられている。各検出部16には、対応する最寄りの差込穴8Dに差し込まれる鍵Kの鍵IDに対応付けられている。検出部16は、対応する差込穴8Dに鍵KのキーホルダHが差し込まれているか否かを検出することによって、鍵Kの有無を検出する。各検出部16の検出結果は、制御部10に入力される。
記憶部17には、鍵管理装置1が様々なサービスを提供するために制御部10が実行する複数のアプリケーションが記憶されている。これらのアプリケーションには、内見用の第1鍵K1の取り出しおよび返却のための内見アプリA1と、カーシェア用の第2鍵K2の取り出しおよび返却のためのカーシェアアプリA2とがある。また、民泊用の第3鍵K3の取り出しおよび返却のための民泊アプリA3や、店舗の従業員用の第4鍵K4の取り出しおよび返却のための店舗アプリA4もある。通信I/F部18は、公衆回線Nにつながったインターフェース部である。
鍵管理システム100は、パソコン等によって構成された記憶装置30も含む。記憶装置30は、例えば、鍵管理装置1が設置された店舗から離れた施設に設置されたサーバ(いわゆるクラウドサーバも含む)であって、各鍵管理装置1において管理される全ての鍵Kの利用状況を記憶している。当該利用状況は、各鍵管理装置1の収容部8における各鍵Kの有無情報を含む。記憶装置30は、CPU等によって構成された規制部の一例としての制御部31と、公衆回線Nにつながった通信I/F部33と、ROMやRAM等によって構成された記憶部32とを含む。
記憶装置30は、公衆回線Nを介して各鍵管理装置1に対して通信可能に接続されている。また、内見物件を扱う単数または複数の不動産会社によって管理される内見サーバ34と、単数または複数のカーシェア管理会社によって管理されるカーシェアサーバ35と、民泊を運営する単数または複数の運営会社によって管理される民泊サーバ36とが、公衆回線Nを介して記憶装置30に対して通信可能に接続されている。内見サーバ34は、内見物件の内見予約を受け付けるための内見予約サイト37を構成する情報等を記憶している。つまり、内見物件は、第1予約システムの一例である内見サーバ34によって利用予約される。カーシェアサーバ35は、車の利用予約を受け付けるためのカーシェア予約サイト38を構成する情報等を記憶している。つまり、カーシェアの車は、第1予約システムとは別の第2予約システムの一例であるカーシェアサーバ35によって利用予約される。民泊サーバ36は、民泊の宿泊予約を受け付けるための民泊予約サイト39を構成する情報等を記憶している。
内見サーバ34、カーシェアサーバ35および民泊サーバ36のいずれを第1予約システムとみなすかについては、任意に決定できる。第2予約システムについても同様である。要は、運営主体が異なる複数の予約システムにおける1つを第1予約システムとみなして、他の予約システムを第2予約システムとみなせばよい。鍵管理装置1は、これらの予約システムによって共有されている。鍵管理装置1では、第1予約システムを運営する第1組織(この実施形態では不動産会社)が所有する第1鍵K1と、第2予約システムを運営する第2組織(この実施形態ではカーシェア管理会社)が所有する第2鍵K2と、さらに別の予約システムを運営する別の組織(民泊運営会社)が所有する第3鍵K3と、店舗の第4鍵K4とが収容部8によってまとめて収容され、これらの鍵Kの貸出処理が実行される。つまり、鍵管理装置1では、複数の組織によって別々に所有(本来の所有者の委託を受けて管理する場合も含む)される鍵Kをまとめて管理できる。
利用者は、公衆回線Nに接続された自身の通信端末40(パソコンやスマートフォン等)によって、内見予約サイト37、カーシェア予約サイト38および民泊予約サイト39において該当する予約サイトにアクセスして、目当ての利用対象を予約できる。その際、予約に必要な入力情報が、利用者による通信端末40の操作によって、各予約サイト上にて入力される。入力情報は、利用者の氏名や電話番号等の本人確認情報と、利用対象の利用期間を含む。利用対象の利用に事前決済が必要な場合の入力情報は、利用対象について決済するのに必要な決済情報(例えばクレジットカードの番号)も含む。
内見サーバ34、カーシェアサーバ35および民泊サーバ36において該当するサーバでは、CPU等によって構成された制御部(図示せず)が、利用者による入力情報の入力に応じて予約番号を生成する。この予約番号は、数字だけで構成されなくてもよい。また、これらのサーバが生成した予約番号同士が一致しないように、サーバ毎に予約番号の生成方法が異なっていることが望ましい。当該制御部は、今回の予約番号および入力情報と、今回予約された利用対象についての情報(以下では「利用対象情報」という)と、利用対象の利用に必要な鍵Kを管理する鍵管理装置1の装置IDとを含む予約情報を作成し、自身のサーバにて記憶するとともに、記憶装置30および入力元の通信端末40のそれぞれに送信する。通信端末40は、公衆回線Nを介して、当該サーバだけでなく、記憶装置30に対しても通信可能に接続されている。
記憶部32は、第1鍵K1の利用状況を管理する内見管理テーブルT1と、第2鍵K2の利用状況を管理するカーシェア管理テーブルT2と、第3鍵K3の利用状況を管理する民泊管理テーブルT3と、第4鍵K4の利用状況を管理する店舗管理テーブルT4とを記憶している。以下では、これらのテーブルを「テーブルT」と総称することがある。図3に示すように、内見管理テーブルT1には、各鍵管理装置1の装置IDと、各装置IDの鍵管理装置1によって管理されている各第1鍵K1の鍵IDと、各第1鍵K1が使用される内見物件の名称および部屋番号等を含む物件情報と、各第1鍵K1の利用スケジュールとが記憶されている。物件情報は、前述した利用対象情報と同じである。利用スケジュールは、現在における第1鍵K1の利用有無を少なくとも含み、例えば、備考として鍵Kの予約有無も含む。予約有の場合における利用スケジュールの備考は、前述した利用期間および予約番号をさらに含む。予約有の場合における利用スケジュールの備考は、前述した本人確認情報および決済情報の少なくともいずれかをさらに含んでもよい。
図4に示すカーシェア管理テーブルT2は、各鍵IDの第2鍵K2が使用される車を特定するための車情報(例えば車の登録番号やタイプ)が物件情報の代わりに登録される以外は、テーブル構成が内見管理テーブルT1とほぼ同じである。車情報は、前述した利用対象情報と同じである。図5に示す民泊管理テーブルT3のテーブル構成は、内見管理テーブルT1と実質同じである。図6に示す店舗管理テーブルT4には、各鍵管理装置1の装置IDと、各装置IDの鍵管理装置1によって管理されている各第4鍵K4の鍵IDと、各第4鍵K4によって解錠される対象と第4鍵K4との関係を示す鍵情報と、各第4鍵K4の利用スケジュールとが記憶されている。第4鍵K4は、鍵管理装置1が設置される店舗の従業員向けであることから、従業員の利便性を考慮して、第1鍵K1〜第3鍵K3のように利用予約がなくても利用できる。そのため、他のテーブルTと異なり、店舗管理テーブルT4の利用スケジュールは、鍵Kの利用有無だけを含めばよい。もちろん、第4鍵K4も利用予約が必要であってもよい。
利用者(前述した店舗の従業員を除く)は、前述したように通信端末40によって目当ての利用対象を予約する際に、内見予約サイト37、カーシェア予約サイト38および民泊予約サイト39において該当する予約サイトを経由して記憶装置30にアクセスする。これにより、利用者は、内見管理テーブルT1、カーシェア管理テーブルT2および民泊管理テーブルT3において該当する管理テーブルの内容を通信端末40の画面上にて閲覧することができる。この場合の通信端末40は、鍵Kの利用状況を閲覧するための閲覧装置の一例として機能し、鍵管理装置1および記憶装置30とともに鍵管理システム100を構成している。通信端末40によって鍵Kの利用状況を閲覧できることにより、利便性の向上を図れる。
この実施形態では、図2に示すように、内見予約サイト37によって内見を予約する利用者の通信端末40を第1閲覧装置40Aといい、カーシェア予約サイト38によって車を予約する別の利用者の通信端末40を第2閲覧装置40Bということにする。この場合、第1閲覧装置40Aは、前述した第1予約システムの一例として内見予約サイト37を管理する内見サーバ34に対応していて、第2閲覧装置40Bは、前述した第2予約システムの一例としてカーシェア予約サイト38を管理するカーシェアサーバ35に対応している。
記憶装置30の制御部31は、通信端末40が記憶装置30にアクセスする際に経由する予約サイト(内見予約サイト37、カーシェア予約サイト38および民泊予約サイト39のいずれか)に基づいて、利用者の閲覧先となるテーブルTを特定し、当該通信端末40での閲覧を当該テーブルTの閲覧だけに規制する。つまり、第1閲覧装置40Aを用いて内見予約サイト37によって内見を予約する利用者の場合には、制御部31は、第1閲覧装置40Aでの利用状況の閲覧を内見管理テーブルT1(内見用の第1鍵K1の利用状況)の閲覧だけに規制する。また、第2閲覧装置40Bを用いてカーシェア予約サイト38によって車を予約する利用者の場合には、制御部31は、第2閲覧装置40Bでの利用状況の閲覧をカーシェア管理テーブルT2(カーシェアの車の第2鍵K2の利用状況)の閲覧だけに規制する。つまり、第1閲覧装置40Aおよび第2閲覧装置40Bのそれぞれでは、対応しない鍵Kの利用状況が閲覧できないので、セキュリティ性の向上を図れる。なお、閲覧が許可されているテーブルTにおいても、個人情報の閲覧は規制されている。以上については、民泊予約サイト39による民泊の予約の場合にも当てはまる。
そして、前述したように、利用者が利用予約のために入力情報を通信端末40によって入力して、内見サーバ34、カーシェアサーバ35および民泊サーバ36において該当するサーバが、当該入力情報に基づいた予約情報を通信端末40に送信する。すると、記憶装置30の制御部31は、受信した予約情報に含まれる装置IDおよび利用対象情報に基づいて、該当するテーブルTにおいて該当する装置IDおよび鍵IDにおける利用スケジュールを更新する。以下では、内見のための第1鍵K1の利用、カーシェアのための第2鍵K2の利用、民泊のための第3鍵K3の利用、および店舗の従業員による第4鍵K4の利用のそれぞれについて、該当するテーブルTにおける利用スケジュールの更新等も含めて詳しく説明する。
<内見の場合>
例えば、不動産会社の担当者が顧客の内見依頼を受けて所定の物件(ここではアパートAの111号室とする)の内見の予約をする場合には、当該担当者が、前述した利用者である。担当者は、例えば不動産会社の事務所にある第1閲覧装置40Aによって内見管理テーブルT1を閲覧して入力情報を入力する。すると、この入力情報に応じた予約情報が記憶装置30に送信される。これにより、記憶装置30の制御部31は、受信した予約情報に含まれる装置ID(ここでは「A」)および利用対象情報(ここでは「アパートAの111号室」)に基づいて、内見管理テーブルT1において該当する装置ID「A」および鍵ID「1」における利用スケジュールを更新する(図3参照)。具体的には、制御部31は、アパートAの111号室の利用スケジュールの備考において、「予約無」から「予約有」に変更し、利用期間と、予約番号等を新規登録する。なお、1つの鍵IDに対して、複数件の予約が可能であってもよく、その場合には、利用スケジュールの備考には、複数件分の利用期間および予約番号を登録できる。カーシェアや民泊の場合においても同様である。
このように内見を予約した担当者の第1閲覧装置40Aにも、予約情報が予約完了通知として送信されるので、担当者は、予約情報に含まれる予約番号を必要に応じてメモ等に控えてから、利用期間の直前のタイミング等において、当該予約情報に含まれる装置IDの鍵管理装置1が設置された店舗へ顧客とともに向かう。当該予約情報には、この店舗への行き方についてのルート情報が含まれてもよい。また、記憶装置30に送信される予約情報と、第1閲覧装置40Aに予約完了通知として送信される予約情報とでは、内容に違いがあってもよい。例えば、第1閲覧装置40Aに送信される予約情報には、装置IDの代わりに、当該店舗の情報が含まれてもよい。カーシェアや民泊等の場合においても同様である。
店舗に到着した担当者は、鍵管理装置1の前に行く。待機状態にある鍵管理装置1の表示操作部3には、図7に示す待機画面50が表示されている。待機画面50には、鍵管理装置1が提供するサービスにおける複数のメニューのいずれかの選択を促す案内文51と、これらのメニューに1つずつ対応する複数のメニューキー52とが表示されている。この実施形態におけるメニューキー52には、内見について内見キー52Aと、カーシェアについてのカーシェアキー52Bと、民泊についての民泊キー52Cと、店舗の従業員専用の従業員キー52Dとがある。なお、従業員キー52Dだけが待機画面50において目立たない位置に表示されてもよい。これらのメニューキー52のように語尾に「キー」と付く名称のものは、全てタッチキーである。各メニューキー52には、対応するメニューのタイトルが表示されている。なお、待機画面50は、例えば目当てのメニューを検索のために文字等を入力できる検索画面であってもよく、その場合には、メニューキー52が待機画面50に表示されなくてもよい。
内見のために顧客とともに店舗に訪れた担当者が内見キー52Aにタッチすると、鍵管理装置1の制御部10は、内見アプリA1(図2参照)を起動して、図8に示す第1入力画面53を表示操作部3に切替表示する。第1入力画面53には、内見アプリA1が起動したことをあらわすタイトル54と、予約完了通知の際に担当者に予め通知された予約番号の入力を促す案内文55と、予約番号を入力するためにテンキー等によって構成された入力部56とが表示されている。さらに、第1入力画面53には、予約番号の入力内容が表示される表示欄57と、予約番号の入力内容について決定するための決定キー58と、今回の取引をキャンセルするためのキャンセルキー59とが表示されている。
担当者が入力部56を操作して予約番号を入力し、表示欄57に表示された予約番号を確認してから決定キー58にタッチすると、制御部10は、第1鍵K1の貸出のために必要な第1情報の一例である予約番号の入力を受け付けたことになる。制御部10は、入力された予約番号が内見管理テーブルT1(図3参照)にあるか否かを記憶装置30に問い合わせる。記憶装置30の制御部31は、問い合わせに係る予約番号を内見管理テーブルT1の中から見つける。そして、制御部31は、この予約番号に紐付いた利用期間内に現在時刻があることを確認すると、この予約番号についての予約を確認した旨を示す予約確認通知を、予約番号の問い合わせ元の鍵管理装置1に送信する。予約確認通知は、予約番号に紐付いた鍵IDを少なくとも含む。
なお、顧客がキャンセルキー59にタッチすると、制御部10は、今回の取引をキャンセルして、待機画面50(図7参照)を表示操作部3に切替表示する。また、担当者が入力部56を操作して予約番号を入力するのでなく、例えば、予約番号に対応するコードが予約完了通知の一部として担当者の通信端末40(携帯端末であることが好ましい)に事前送信されていて、担当者が通信端末40の画面上に表示させた当該コードを表示操作部3等に読み取らせることによって予約番号をワンタッチ入力できてもよい。カーシェアや民泊等の場合においても同様である。
担当者による予約番号の入力に応じて記憶装置30から予約確認通知を受信した鍵管理装置1の制御部10は、収容部8に収容された第1鍵K1の貸出処理を実行する。具体的には、まず、制御部10は、この予約確認通知に含まれる鍵IDに対応するロック部15による鍵Kのロックを解除して、図9に示す第1鍵受取画面60を表示操作部3に切替表示する。なお、収容部8には、扉8Bを閉位置にてロックしたりロック解除したりする扉ロック部(図示せず)が設けられてもよく、その場合には、制御部10は、鍵Kのロックを解除するとともに、扉8Bのロックも解除する。カーシェアや民泊等の場合においても同様である。
第1鍵受取画面60には、前述したタイトル54と、ロックが解除された鍵IDの第1鍵K1の受け取りを利用者に促す案内文61と、第1鍵K1が用いられる内見物件に特有の注意書き62とが表示されている。注意書き62は、内見物件に関連する第1案内情報の一例であって、表示操作部3に表示されることによって利用者に報知される。なお、第1案内情報は、音声等によって報知されてもよい。第1鍵受取画面60を見た利用者は、扉8Bを開いて、案内文61に記された鍵IDの第1鍵K1を見つけて引き抜くことによって、この第1鍵K1を受け取る。また、利用者は、注意書き62を見ることによって、内見する際に注意すべきことを把握する。
引き抜かれた第1鍵K1に対応する検出部16が、この第1鍵K1のキーホルダHを検出しなくなると、制御部10は、第1鍵K1の受け取りが完了したと判断して、鍵受取完了通知を記憶装置30に送信する。鍵受取完了通知には、鍵管理装置1の装置IDと、受け取りが完了した鍵Kの鍵IDとが少なくとも含まれている。受け取りが完了した鍵Kの鍵IDは、鍵管理装置1の収容部8における鍵Kの有無情報である。鍵受取完了通知を受信した記憶装置30の制御部31は、内見管理テーブルT1において該当する鍵IDについての利用スケジュールの「未利用」を「利用中」に変更する(図3における鍵IDが「2」の利用スケジュールを参照)。
制御部10は、内見物件の情報(例えば内見物件までのルート情報や内見時における注意事項)を表示操作部3に表示したり、担当者の通信端末40に転送したり、内見物件の情報が印刷されたレシートまたは印刷物を発行口5または排出口6から発行したりしてもよい。これにより、第1鍵K1についての一連の貸出処理が終了する。第1鍵K1を受け取った利用者である不動産会社の担当者は、顧客を連れて内見物件に向かい、この内見物件のドアを第1鍵K1によって解錠して顧客に内見してもらう。なお、内見物件が複数あって、これらの第1鍵K1が、先ほどの鍵管理装置1においてまとめて管理されていれば、利用者は、これらの第1鍵K1を一度に受け取っておくことによって、複数を内見物件を連続して訪れることができる。
内見を終えた担当者は、第1鍵K1の返却のために鍵管理装置1に赴いて待機画面50(図7参照)にて内見キー52Aにタッチしてから、第1入力画面53(図8参照)に予約番号を入力して決定キー58にタッチする。すると、鍵管理装置1の制御部10は、鍵管理装置1への第1鍵K1の返却処理を実行する。具体的には、まず、制御部10は、第1入力画面53にて入力された予約番号に紐付いた鍵IDが内見管理テーブルT1にあるか否かを記憶装置30に問い合わせる。記憶装置30の制御部31は、この予約番号に紐付いた鍵IDを内見管理テーブルT1の中から見つけると、この鍵IDを問い合わせ元の鍵管理装置1に通知する。
記憶装置30から鍵IDが通知された鍵管理装置1の制御部10は、図10に示す第1鍵返却画面63を表示操作部3に切替表示する。第1鍵返却画面63には、前述したタイトル54と、当該鍵IDの差込穴8Dへの鍵Kの差し込みを利用者に促す案内文64とが表示されている。第1鍵返却画面63を見た利用者は、案内文64に記された鍵IDの差込穴8Dに第1鍵K1のキーホルダHを差し込むことによって、この第1鍵K1を返却する。第1鍵返却画面63には、前述した注意書き62のように内見に関連する第1案内情報(忘れ物の再確認を促す情報等)が表示されてもよい。第1案内情報は、内見物件の予約システムに応じた案内情報であって、第1鍵K1の貸出処理および返却処理の少なくともいずれか一方を実行する場合に報知されればよい。このように内見物件に応じた案内情報が利用者に報知されることによって、利便性の向上を図れる。
返却された第1鍵K1に対応する検出部16が、この第1鍵K1を検出すると、制御部10は、第1鍵K1の返却が完了したと判断して、鍵返却完了通知を記憶装置30に送信する。鍵返却完了通知には、鍵管理装置1の装置IDと、返却が完了した第1鍵K1の鍵IDとが少なくとも含まれている。返却が完了した鍵Kの鍵IDは、収容部8における鍵Kの有無情報である。鍵返却完了通知を受信した記憶装置30の制御部31は、内見管理テーブルT1において該当する鍵IDの利用スケジュールの備考から、今回内見された内見物件の利用期間および予約番号を削除して、当該利用スケジュールにおいて「利用中」を「未利用」に変更する(図3における鍵IDが「3」の利用スケジュールを参照)。なお、利用スケジュールの備考に他の予約が登録されていなければ、制御部31は、当該備考に「予約無」と登録する。一方、制御部10は、返却された第1鍵K1をロック部15によってロックする。以上により、第1鍵K1についての一連の返却処理が終了する。
制御部10は、第1鍵K1の返却処理の最後のタイミングにおいて、第1鍵K1の返却が完了した旨の情報を表示操作部3に表示したり、当該情報が記載されたレシートや印刷物をレシート処理部13や印刷部14によって発行口5や排出口6から発行したりすることによって、当該情報を利用者に報知してもよい。当該情報には、今回の内見物件についての今後の空き状況についての情報が含まれてもよい。つまり、第1鍵K1の返却処理の場合には、制御部10は、当該レシートや印刷物を、内見物件に関連する第1紙媒体の一例として紙出力する。なお、第1紙媒体は、前述したように第1鍵K1の貸出処理の際に紙出力されてもよい。
以上のように、内見用の第1鍵K1が鍵管理装置1にて管理されていて、第1鍵K1の利用状況を通信端末40によって閲覧できる。そのため、不動産会社の担当者は、内見の依頼があった場合には、内見物件の所有者に問い合わせなくても、通信端末40によって当該内見物件の空き状況を確認したり当該内見物件を予約したりすることができる。また、担当者は、所有者の元に行かなくても、鍵管理装置1において第1鍵K1を受け取ったり返却したりすることができる。そのため、担当者は、内見業務を効率的に遂行することができる。また、ダイアル錠等によって施解錠できる小箱を内見物件のドア付近に設けて当該小箱に第1鍵K1を収容する運用とは異なり、この実施形態では鍵管理装置1において第1鍵K1が厳重管理されるので、セキュリティ性の向上を図れる。
<カーシェアの場合>
例えばカーシェアの車(ここでは「セダンタイプ」)の予約をしたい利用者は、自身の通信端末40(ここでは第2閲覧装置40B)によってカーシェア管理テーブルT2を閲覧して入力情報を入力する。すると、この入力情報に応じた予約情報が記憶装置30に送信される。これにより、記憶装置30の制御部31は、受信した予約情報に含まれる装置ID(ここでは「A」)および利用対象情報(ここでは「セダン」)に基づいて、カーシェア管理テーブルT2において該当する装置ID「A」および鍵ID「10」における利用スケジュールを更新する(図4参照)。具体的には、制御部31は、セダンタイプの利用スケジュールの備考において、「予約無」から「予約有」に変更し、利用期間と、予約番号等を新規登録する。
このようにセダンタイプの車を予約した利用者の第2閲覧装置40B(この実施形態ではスマートフォン)にも、予約情報が予約完了通知として送信される。利用者は、利用期間の直前のタイミング等において、第2閲覧装置40Bを持って、当該予約情報に含まれる装置IDの鍵管理装置1が設置された店舗へ向かう。当該予約情報には、この店舗への行き方についてのルート情報が含まれてもよい。なお、この実施形態では、予約時において決済情報が入力情報の一部として入力済なので、記憶装置30とクレジットカード会社のサーバ(図示せず)との通信によって、予約完了通知の際には車の利用に関するカード決済も完了している。
店舗に到着した利用者は、鍵管理装置1の前に行く。待機状態にある鍵管理装置1の表示操作部3には、前述した待機画面50(図7参照)が表示されている。利用者がカーシェアキー52Bにタッチすると、鍵管理装置1の制御部10は、カーシェアアプリA2(図2参照)を起動して、図11に示す第2入力画面65を表示操作部3に切替表示する。第2入力画面65には、カーシェアアプリA2が起動したことをあらわすタイトル66と、予約完了通知の際に利用者に予め通知された予約番号の入力を促す案内文67と、予約番号を入力するためにテンキー等によって構成された入力部68とが表示されている。さらに、第2入力画面65には、予約番号の入力内容が表示される表示欄69と、予約番号の入力内容について決定するための決定キー70と、今回の取引をキャンセルするためのキャンセルキー71とが表示されている。
利用者が入力部68を操作して予約番号を入力し、表示欄69に表示された予約番号を確認してから決定キー70にタッチすると、制御部10は、第2鍵K2の貸出のために必要な第2情報の一例である予約番号の入力を受け付けたことになる。制御部10は、入力された予約番号がカーシェア管理テーブルT2にあるか否かを記憶装置30に問い合わせる。記憶装置30の制御部31は、問い合わせに係る予約番号をカーシェア管理テーブルT2の中から見つける。そして、制御部31は、この予約番号に紐付いた利用期間内に現在時刻があることを確認すると、この予約番号についての予約を確認した旨を示す予約確認通知を、予約番号の問い合わせ元の鍵管理装置1に送信する。予約確認通知は、予約番号に紐付いた鍵IDを少なくとも含む。なお、顧客がキャンセルキー71にタッチすると、制御部10は、今回の取引をキャンセルして、待機画面50(図7参照)を表示操作部3に切替表示する。
利用者による予約番号の入力に応じて記憶装置30から予約確認通知を受信した鍵管理装置1の制御部10は、収容部8に収容された第2鍵K2の貸出処理を実行する。具体的には、まず、制御部10は、この予約確認通知に含まれる鍵IDに対応するロック部15による鍵Kのロックを解除して、図12に示す第2鍵受取画面72を表示操作部3に切替表示する。
第2鍵受取画面72には、前述したタイトル66と、ロックが解除された鍵IDの第2鍵K2の受け取りを利用者に促す案内文73と、カーシェアに特有の注意書き74とが表示されている。注意書き74は、カーシェアの車に関連する第2案内情報の一例であって、表示操作部3に表示されることによって利用者に報知される。なお、第2案内情報は、音声等によって報知されてもよい。第2鍵受取画面72を見た利用者は、扉8Bを開いて、案内文73に記された鍵IDの第2鍵K2を見つけて引き抜くことによって、この第2鍵K2を受け取る。また、利用者は、注意書き74を見ることによって、カーシェアを利用する際に注意すべきことを把握する。
引き抜かれた第2鍵K2に対応する検出部16が、この第2鍵K2のキーホルダHを検出しなくなると、制御部10は、第2鍵K2の受け取りが完了したと判断して、鍵受取完了通知を記憶装置30に送信する。鍵受取完了通知には、鍵管理装置1の装置IDと、受け取りが完了した鍵Kの鍵IDとが少なくとも含まれている。受け取りが完了した鍵Kの鍵IDは、収容部8における鍵Kの有無情報である。鍵受取完了通知を受信した記憶装置30の制御部31は、カーシェア管理テーブルT2において該当する鍵IDについての利用スケジュールの「未利用」を「利用中」に変更する(図4における鍵IDが「11」の利用スケジュールを参照)。
制御部10は、カーシェアの情報(例えば、これから利用する車の登録番号つまりナンバーやタイプ、車の注意事項等の使用ガイドや、駐車スペースの情報)を表示操作部3に表示したり、利用者の通信端末40に転送したり、当該情報が印刷されたレシートまたは印刷物を発行口5または排出口6から発行したりしてもよい。これにより、第2鍵K2についての一連の貸出処理が終了する。第2鍵K2を受け取った利用者は、当該駐車スペースに行って第2鍵K2によって車を運転する。
車の利用を終えて先ほどの駐車スペースに車を戻した利用者は、第2鍵K2の返却のために鍵管理装置1に赴いて待機画面50(図7参照)にてカーシェアキー52Bにタッチしてから、第2入力画面65(図11参照)に予約番号を入力して決定キー70にタッチする。すると、鍵管理装置1の制御部10は、鍵管理装置1への第2鍵K2の返却処理を実行する。具体的には、まず、制御部10は、第2入力画面65にて入力された予約番号に紐付いた鍵IDがカーシェア管理テーブルT2にあるか否かを記憶装置30に問い合わせる。記憶装置30の制御部31は、この予約番号に紐付いた鍵IDをカーシェア管理テーブルT2の中から見つけると、この鍵IDを問い合わせ元の鍵管理装置1に通知する。
記憶装置30から鍵IDが通知された鍵管理装置1の制御部10は、図13に示す第2鍵返却画面75を表示操作部3に切替表示する。第2鍵返却画面75には、前述したタイトル66と、当該鍵IDの差込穴8Dへの鍵Kの差し込みを利用者に促す案内文76とが表示されている。第2鍵返却画面75を見た利用者は、案内文76に記された鍵IDの差込穴8Dに第2鍵K2のキーホルダHを差し込むことによって、この第2鍵K2を返却する。第2鍵返却画面75には、前述した注意書き74のようにカーシェアの車に関連する第2案内情報(忘れ物の再確認やライトの消灯を促す情報等)が表示されてもよい。第2案内情報は、カーシェアの予約システムに応じた案内情報であって、第2鍵K2の貸出処理および返却処理の少なくともいずれか一方を実行する場合に報知されればよい。このようにカーシェアに応じた案内情報が利用者に報知されることによって、利便性の向上を図れる。
返却された第2鍵K2に対応する検出部16が、この第2鍵K2を検出すると、制御部10は、第2鍵K2の返却が完了したと判断して、鍵返却完了通知を記憶装置30に送信する。鍵返却完了通知には、鍵管理装置1の装置IDと、返却が完了した第2鍵K2の鍵IDとが少なくとも含まれている。返却が完了した鍵Kの鍵IDは、収容部8における鍵Kの有無情報である。鍵返却完了通知を受信した記憶装置30の制御部31は、カーシェア管理テーブルT2において該当する鍵IDの利用スケジュールの備考から、今回の返却された車の利用期間および予約番号を削除して、当該利用スケジュールにおいて「利用中」を「未利用」に変更する(図4における鍵IDが「12」の利用スケジュールを参照)。なお、利用スケジュールの備考に他の予約が登録されていなければ、制御部31は、当該備考に「予約無」と登録する。一方、制御部10は、返却された第2鍵K2をロック部15によってロックする。以上により、第2鍵K2についての一連の返却処理が終了する。
制御部10は、第2鍵K2の返却処理の最後のタイミングにおいて、第2鍵K2の返却が完了した旨の情報を表示操作部3に表示したり、当該情報が記載されたレシートや印刷物をレシート処理部13や印刷部14によって発行口5や排出口6から発行したりすることによって、当該情報を利用者に報知してもよい。レシートや印刷物には、車の返却後に忘れ物に気付いた場合におけるカーシェア管理会社の連絡先や、車の返却後に利用者がチェックすべきチェックリスト等が記載されてもよい。つまり、第2鍵K2の返却処理の場合には、制御部10は、当該レシートや印刷物を、カーシェアの車に関連する第2紙媒体の一例として紙出力する。なお、第2紙媒体は、前述したように第2鍵K2の貸出処理の際に紙出力されてもよい。なお、カーシェアについての決済は、前述したように予約時に完了してもよいし、第2鍵K2の受け取り時や返却時等において、利用者が鍵管理装置1にカードや現金を投入口4に投入することによって決済できてもよい。これから説明する民泊の決済についても同様である。
<民泊の場合>
民泊(ここではアパートG201号室とする)を予約したい利用者は、自身の通信端末40によって民泊管理テーブルT3を閲覧して入力情報を入力する。すると、この入力情報に応じた予約情報が記憶装置30に送信される。これにより、記憶装置30の制御部31は、受信した予約情報に含まれる装置ID(ここでは「A」)および利用対象情報(ここでは「アパートG201号室」)に基づいて、民泊管理テーブルT3において該当する装置ID「A」および鍵ID「13」における利用スケジュールを更新する(図5参照)。具体的には、制御部31は、アパートG201号室の利用スケジュールの備考において、「予約無」から「予約有」に変更し、利用期間と、予約番号等を新規登録する。
このようにアパートG201号室の民泊を予約した利用者の通信端末40にも、予約情報が予約完了通知として送信される。利用者は、利用期間の直前のタイミング等において、通信端末40を持って、当該予約情報に含まれる装置IDの鍵管理装置1が設置された店舗へ向かう。当該予約情報には、この店舗への行き方についてのルート情報が含まれてもよい。なお、予約時において決済情報が入力情報の一部として入力されるので、記憶装置30とクレジットカード会社のサーバ(図示せず)との通信によって、予約の完了時には民泊の利用に関するカード決済も完了している。
店舗に到着した利用者は、鍵管理装置1の前に行く。待機状態にある鍵管理装置1の表示操作部3には、前述した待機画面50(図7参照)が表示されている。利用者が民泊キー52Cにタッチすると、鍵管理装置1の制御部10は、民泊アプリA3(図2参照)を起動して、図14に示す第3入力画面80を表示操作部3に切替表示する。第3入力画面80には、民泊アプリA3が起動したことをあらわすタイトル81と、予約完了通知の際に利用者に予め通知された予約番号の入力を促す案内文82と、予約番号を入力するためにテンキー等によって構成された入力部83とが表示されている。さらに、第3入力画面80には、予約番号の入力内容が表示される表示欄84と、予約番号の入力内容について決定するための決定キー85と、今回の取引をキャンセルするためのキャンセルキー86とが表示されている。
利用者が入力部83を操作して予約番号を入力し、表示欄84に表示された予約番号を確認してから決定キー85にタッチすると、制御部10は、第3鍵K3の貸出のために必要な情報の一例である予約番号の入力を受け付けたことになる。制御部10は、入力された予約番号が民泊管理テーブルT3にあるか否かを記憶装置30に問い合わせる。記憶装置30の制御部31は、問い合わせに係る予約番号を民泊管理テーブルT3の中から見つける。そして、制御部31は、この予約番号に紐付いた利用スケジュールの利用期間内に現在時刻があることを確認すると、この予約番号についての予約を確認した旨を示す予約確認通知を、予約番号の問い合わせ元の鍵管理装置1に送信する。予約確認通知は、予約番号に紐付いた鍵IDを少なくとも含む。なお、顧客がキャンセルキー86にタッチすると、制御部10は、今回の取引をキャンセルして、待機画面50(図7参照)を表示操作部3に切替表示する。
利用者による予約番号の入力に応じて記憶装置30から予約確認通知を受信した鍵管理装置1の制御部10は、収容部8に収容された第3鍵K3の貸出処理を実行する。具体的には、まず、制御部10は、この予約確認通知に含まれる鍵IDに対応するロック部15による鍵Kのロックを解除して、図15に示す第3鍵受取画面87を表示操作部3に切替表示する。
第3鍵受取画面87には、前述したタイトル81と、ロックが解除された鍵IDの第3鍵K3の受け取りを利用者に促す案内文88と、民泊に特有の注意書き89とが表示されている。注意書き89は、宿泊施設に関連する第3案内情報の一例であって、表示操作部3に表示されることによって利用者に報知される。なお、第3案内情報は、音声等によって報知されてもよい。第3鍵受取画面87を見た利用者は、扉8Bを開いて、案内文88に記された鍵IDの第3鍵K3を見つけて引き抜くことによって、この第3鍵K3を受け取る。また、利用者は、注意書き89を見ることによって、民泊の利用上において注意すべきことを把握する。
引き抜かれた第3鍵K3に対応する検出部16が、この第3鍵K3のキーホルダHを検出しなくなると、制御部10は、第3鍵K3の受け取りが完了したと判断して、鍵受取完了通知を記憶装置30に送信する。鍵受取完了通知には、鍵管理装置1の装置IDと、受け取りが完了した鍵Kの鍵IDとが少なくとも含まれている。受け取りが完了した鍵Kの鍵IDは、収容部8における鍵Kの有無情報である。鍵受取完了通知を受信した記憶装置30の制御部31は、民泊管理テーブルT3において該当する鍵IDについての利用スケジュールの「未利用」を「利用中」に変更する(図5における鍵IDが「14」の利用スケジュールを参照)。
制御部10は、民泊に関する情報(例えば宿泊先までのルート情報やグルメ情報や娯楽情報や、宿泊先周辺における入浴施設等の広告情報や、民泊使用時における注意事項)を表示操作部3に表示したり、利用者の通信端末40に転送したり、民泊に関する情報が印刷されたレシートまたは印刷物を発行口5または排出口6から発行したりしてもよい。これにより、第3鍵K3についての一連の貸出処理(民泊の場合にはチェックイン手続き)が終了する。第3鍵K3を受け取った利用者は、民泊の宿泊施設に赴いて宿泊施設のドアを第3鍵K3によって解錠して宿泊施設に滞在する。
宿泊を終えた利用者は、第3鍵K3の返却のために鍵管理装置1に赴いて待機画面50(図7参照)にて民泊キー52Cにタッチしてから、第3入力画面80(図14参照)に予約番号を入力して決定キー85にタッチする。すると、鍵管理装置1の制御部10は、鍵管理装置1への第3鍵K3の返却処理を実行する。具体的には、まず、制御部10は、第3入力画面80にて入力された予約番号に紐付いた鍵IDが民泊管理テーブルT3にあるか否かを記憶装置30に問い合わせる。記憶装置30の制御部31は、この予約番号に紐付いた鍵IDを民泊管理テーブルT3の中から見つけると、この鍵IDを問い合わせ元の鍵管理装置1に通知する。
記憶装置30から鍵IDが通知された鍵管理装置1の制御部10は、図16に示す第3鍵返却画面90を表示操作部3に切替表示する。第3鍵返却画面90には、前述したタイトル81と、当該鍵IDの差込穴8Dへの鍵Kの差し込みを利用者に促す案内文91とが表示されている。第3鍵返却画面90を見た利用者は、案内文91に記された鍵IDの差込穴8Dに第3鍵K3のキーホルダHを差し込むことによって、この第3鍵K3を返却する。第3鍵返却画面90には、前述した注意書き74のように宿泊施設に関連する第3案内情報(忘れ物の再確認やごみ捨てを促す情報等)が表示されてもよい。第3案内情報は、民泊の予約システムに応じた案内情報であって、第3鍵K3の貸出処理および返却処理の少なくともいずれか一方の場合に報知されればよい。このように民泊に応じた案内情報が利用者に報知されることによって、利便性の向上を図れる。
返却された第3鍵K3に対応する検出部16が、この第3鍵K3を検出すると、制御部10は、第3鍵K3の返却が完了したと判断して、鍵返却完了通知を記憶装置30に送信する。鍵返却完了通知には、鍵管理装置1の装置IDと、返却が完了した第3鍵K3の鍵IDとが少なくとも含まれている。受け取りが完了した鍵Kの鍵IDは、収容部8における鍵Kの有無情報である。鍵返却完了通知を受信した記憶装置30の制御部31は、民泊管理テーブルT3において該当する鍵IDのスケジュールの備考から、今回の予約についての利用期間および予約番号を削除して、当該スケジュールにおいて「利用中」を「未利用」に変更する(図5における鍵IDが「15」の利用スケジュールを参照)。なお、利用スケジュールの備考に他の予約が登録されていなければ、制御部31は、当該備考に「予約無」と登録する。また、制御部10は、返却された第3鍵K3をロック部15によってロックする。以上により、第3鍵K3についての一連の返却処理(民泊の場合にはチェックアウト手続き)が終了する。
制御部10は、第3鍵K3の返却処理の最後のタイミングにおいて、第3鍵K3の返却が完了した旨の情報を表示操作部3に表示したり、当該情報が記載されたレシートや印刷物をレシート処理部13や印刷部14によって発行口5や排出口6から発行したりすることによって、当該情報を利用者に報知してもよい。レシートや印刷物は、民泊の利用者が買い物に利用できるクーポンであってもよい。つまり、第3鍵K3の返却処理の場合には、制御部10は、当該レシートや印刷物を、民泊に関連する第3紙媒体の一例として紙出力する。なお、第3紙媒体は、前述したように第3鍵K3の貸出処理の際に紙出力されてもよい。
民泊の利用者にとって、荷物を自宅に発送するための発送手続き書類(宅配便を利用するための宅配伝票等)や、帰国時の通関手続き書類(土産物等についての免税申請書等)が必要になる場合がある。鍵管理装置1には、これらの手続き書類を印刷部14によって印刷して排出口6(図1参照)に発行する機能がある。具体的に、第3鍵返却画面90には、発送手続き書類を印刷するための第1印刷キー92と、通関手続き書類を印刷するための第2印刷キー93と、これらの手続き書類が必要な場合に第1印刷キー92および第2印刷キー93において該当する印刷キーへのタッチを利用者に促す案内文94とが表示されている。鍵管理装置1の記憶部17には、これらの手続き書類の様式データが予め記憶されている。なお、この様式データは、鍵管理装置1と通信可能な外部サーバ(図示せず)から適宜取得されてもよい。
手続き書類が必要な利用者は、第1印刷キー92および第2印刷キー93において該当する印刷キーにタッチする。すると、鍵管理装置1の制御部10は、該当する様式データを記憶部17から取得するとともに、第3入力画面80にて入力された予約番号に紐付いた利用者の予約情報を記憶装置30または民泊サーバ36に問い合わせて取得する。なお、第3鍵K3を返却した利用者は、本人であることが明らかなので、この利用者の予約情報を取得することに問題はない。そして、制御部10は、取得した様式データおよび予約情報(特に本人確認情報)に基づいて、必要事項の一部または全部が記入済の手続き書類を印刷部14によって排出口6に紙出力する。この場合には、利用者本人が手続き書類に必要事項を記入する場合と比べて、記入漏れを防止できる。もちろん、紙出力の前の段階において、手続き書類の記入内容が表示操作部3に表示されて、利用者によって追加修正できてもよい。
発送手続き書類を紙出力してもらった利用者は、この発送手続き書類を貼り付けた荷物を宅配業者に手渡せばよい。なお、利用者はカードを投入口4に投入することによって、発送に係る決済を鍵管理装置1にて済ませてもよい。さらに、先ほど取得された予約情報に含まれる決済情報に基づく自動決済が行われてもよい。これにより、利用者は、発送に係る決済のために鍵管理装置1において手続きをせずに済む。また、利用者が、発送手続き書類を貼り付けた荷物を、鍵管理装置1と通信可能な宅配ロッカーに収容しておけば、その後に利用者が立ち去って無人になっても、後から宅配業者がこの荷物を宅配ロッカーから回収してくれる。通関手続き書類を紙出力してもらった利用者は、空港等での税関検査の際に、この通関手続き書類を検査官に手渡せばよい。
<店舗の従業員の場合>
鍵管理装置1が設置された店舗の従業員が利用者である場合において、第4鍵K4が必要になった従業員は、店舗内の鍵管理装置1の前に行く。待機状態にある鍵管理装置1の表示操作部3には、前述した待機画面50(図7参照)が表示されている。従業員が従業員キー52Dにタッチすると、鍵管理装置1の制御部10は、店舗アプリA4(図2参照)を起動して、図17に示す第4入力画面104を表示操作部3に切替表示する。
第4入力画面104には、店舗アプリA4が起動したことをあらわすタイトル105と、従業員が予め知っている暗証番号の入力と第4鍵K4の選択とを促す案内文106と、暗証番号を入力するためにテンキー等によって構成された入力部107とが表示されている。さらに、第4入力画面104には、暗証番号の入力内容が表示される表示欄108と、選択できる第4鍵K4の種類(ここでは3種類)に応じた複数の選択キー109〜111と、今回の取引をキャンセルするためのキャンセルキー112とが表示されている。選択キー109〜111のそれぞれには、対応する第4鍵K4の鍵情報が表示されている。暗証番号は、例えば店舗アプリA4に関連付けて記憶部17に記憶されている。また、各第4鍵K4の鍵情報と、対応する鍵IDとの関係も記憶部17に記憶されている。
従業員が入力部107を操作して暗証番号を入力し、表示欄108に表示された暗証番号を確認してから選択キー109〜111における目当ての選択キーにタッチすると、鍵管理装置1の制御部10は、第4鍵K4の貸出のために必要な第4情報の一例である暗証番号および鍵情報の入力を受け付けたことになる。入力された暗証番号が記憶部17に記憶されていれば、制御部10は、収容部8に収容された第4鍵K4の貸出処理を実行する。具体的には、まず、制御部10は、選択キー109〜111において従業員がタッチした選択キーの鍵情報の鍵ID(図6参照)に対応するロック部15による鍵Kのロックを解除して、図18に示す第4鍵受取画面113を表示操作部3に切替表示する。なお、必要に応じて、従業員が、社員証のように自身の所属を示すカードを投入口4に差し込んで、社員証による認証が行われてもよい。
第4鍵受取画面113には、前述したタイトル105と、ロックが解除された鍵IDの第4鍵K4の受け取りを従業員に促す案内文114と、第4鍵K4が用いられる設備等に特有の注意書き115とが表示されている。注意書き115は、当該設備に関連する第4案内情報の一例であって、表示操作部3に表示されることによって利用者に報知される。なお、第4案内情報は、音声等によって報知されてもよい。第4鍵受取画面113を見た従業員は、扉8Bを開いて、案内文114に記された鍵IDの第4鍵K4を見つけて引き抜くことによって、この第4鍵K4を受け取る。また、従業員は、注意書き115を見ることによって、第4鍵K4の利用上において注意すべきことを把握する。
引き抜かれた第4鍵K4に対応する検出部16が、この第4鍵K4のキーホルダHを検出しなくなると、制御部10は、第4鍵K4の受け取りが完了したと判断して、鍵受取完了通知を記憶装置30に送信する。鍵受取完了通知には、鍵管理装置1の装置IDと、受け取りが完了した鍵Kの鍵IDとが少なくとも含まれている。受け取りが完了した鍵Kの鍵IDは、収容部8における鍵Kの有無情報である。鍵受取完了通知を受信した記憶装置30の制御部31は、店舗管理テーブルT4において該当する鍵IDについての利用スケジュールの「未利用」を「利用中」に変更する(図6における鍵IDが「17」の利用スケジュールを参照)。
制御部10は、取り出された第4鍵K4が用いられる設備についての情報(当該設備の位置等)を表示操作部3に表示したり、当該情報が印刷されたレシートまたは印刷物を発行口5または排出口6から発行したりしてもよい。これにより、第4鍵K4についての一連の貸出処理が終了する。第4鍵K4を受け取った従業員は、当該設備を第4鍵K4によって解錠し、用事を済ませる。
用事を済ませた従業員は、第4鍵K4の返却のために鍵管理装置1に赴いて待機画面50(図7参照)にて従業員キー52Dにタッチしてから、第4入力画面104(図17参照)に暗証番号を入力して、選択キー109〜111において当該第4鍵K4に対応する選択キーにタッチする。すると、鍵管理装置1の制御部10は、鍵管理装置1への第4鍵K4の返却処理を実行する。具体的には、まず、制御部10は、従業員がタッチした選択キーから、該当する鍵IDを特定して、図19に示す第4鍵返却画面116を表示操作部3に切替表示する。
第4鍵返却画面116には、前述したタイトル105と、当該鍵IDの差込穴8Dへの鍵Kの差し込みを従業員に促す案内文117とが表示されている。第4鍵返却画面116を見た従業員は、案内文117に記された鍵IDの差込穴8Dに第4鍵K4のキーホルダHを差し込むことによって、この第4鍵K4を返却する。第4鍵返却画面116には、前述した注意書き115のように店舗の設備等に関連する第4案内情報が表示されてもよい。第4案内情報は、貸出処理および返却処理の少なくともいずれか一方の場合に報知されればよい。このように店舗の従業員向けの案内情報が当該従業員に報知されることによって、利便性の向上を図れる。
返却された第4鍵K4に対応する検出部16が、この第4鍵K4を検出すると、制御部10は、第4鍵K4の返却が完了したと判断して、鍵返却完了通知を記憶装置30に送信する。鍵返却完了通知には、鍵管理装置1の装置IDと、返却が完了した第4鍵K4の鍵IDとが少なくとも含まれている。受け取りが完了した鍵Kの鍵IDは、収容部8における鍵Kの有無情報である。鍵返却完了通知を受信した記憶装置30の制御部31は、店舗管理テーブルT4において該当する鍵IDのスケジュールから、今回の予約についての利用期間および暗証番号を削除して、当該スケジュールにおいて「利用中」を「未利用」に変更する(図6における鍵IDが「18」の利用スケジュールを参照)。また、制御部10は、返却された第4鍵K4をロック部15によってロックする。以上により、第4鍵K4についての一連の返却処理が終了する。
制御部10は、第4鍵K4の返却処理の最後のタイミングにおいて、第4鍵K4の返却が完了した旨の情報を表示操作部3に表示したり、当該情報が記載されたレシートや印刷物をレシート処理部13や印刷部14によって発行口5や排出口6から発行したりすることによって、当該情報を利用者に報知してもよい。レシートや印刷物には、次にすべき業務についての情報などが記載されてもよい。つまり、第4鍵K4の返却処理の場合には、制御部10は、当該レシートや印刷物を、店舗の従業員に関連する第4紙媒体の一例として紙出力する。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、前述した実施形態では、鍵管理装置1から鍵Kを受け取る際における利用者の認証方式は、利用者が入力した予約番号の照合だけであり、各予約システムにおいて同じである。この場合、複数の予約システムが連携していて、これらの予約システムでは共通の予約番号によって認証がまとめて行われてもよい。一方、予約システムに応じて鍵管理装置1における利用者の認証方式が異なってもよい。例えば、内見についての第1予約システムの場合には、第1入力画面53(図8参照)での予約番号の入力後において、鍵管理装置1の制御部10が、例えば不動産会社の担当者毎に割り当てられた暗証番号の入力を利用者に要求する画面を表示操作部3に表示して、当該暗証番号による利用者の認証処理を第1鍵K1の貸出処理の一環として実行する。当該暗証番号を用いた認証方式は、第1予約システムに対応する認証方式であり、当該暗証番号は、前述した第1情報の一例である。この認証が成功すれば、制御部10は、該当する第1鍵K1のロックを解除して、第1鍵受取画面60(図9参照)を切替表示する。
一方、カーシェアについての第2予約システムの場合には、第2入力画面65(図11参照)での予約番号の入力後において、鍵管理装置1の制御部10が、利用者に運転免許証の提示に要求する画面を表示操作部3に表示する。この場合の表示操作部3の動作モードには、表示操作部3の前に配置された物をスキャンするモードがある。表示操作部3のスキャン動作は、制御部10によって制御され、表示操作部3によるスキャン内容は、制御部10に入力されて、制御部10によってOCR(Optical Character Reader)処理される。そのため、制御部10は、提示された運転免許証のスキャン内容をOCR処理して運転免許証の記載内容を取得する。制御部10は、当該記載内容と記憶装置30に事前登録された本人確認情報とを照合することによる利用者の認証処理を第2鍵K2の貸出処理の一環として実行する。運転免許証を用いた認証方式は、第2予約システムに対応する認証方式であり、当該運転免許証のスキャン内容は、前述した第2情報の一例である。この認証が成功すれば、制御部10は、該当する第2鍵K2のロックを解除して、第2鍵受取画面72(図12参照)を切替表示する。
民泊についての予約システム(便宜上、「第3予約システム」という)の場合には、第3入力画面80(図14参照)での予約番号の入力後において、鍵管理装置1の制御部10が、例えば、利用者にパスポートの提示に要求する画面を表示操作部3に表示する。この場合には、前述した運転免許証の場合と同様に、制御部10は、提示されたパスポートのスキャン内容をOCR処理してパスポートの記載内容を取得する。制御部10は、当該記載内容と記憶装置30に事前登録された本人確認情報とを照合することによる利用者の認証処理を第3鍵K3の貸出処理の一環として実行する。パスポートを用いた認証方式は、第3予約システムに対応する認証方式である。この認証が成功すれば、制御部10は、該当する第3鍵K3のロックを解除して、第3鍵受取画面87(図15参照)を切替表示する。
認証に関しては、生体認証等の他の認証方式を単独または組み合わせて用いてもよい。例えば、鍵管理装置1は、顧客を撮影するカメラ(図示せず)を備えてもよく、制御部10は、スキャンした運転免許証等の顔写真とカメラによって撮影した顧客の画像とに基づく顔認証を実行してもよい。また、クレジットカードの番号を使用して認証を行ってもよい。
前述した実施形態では、鍵管理装置1において、鍵KのキーホルダHが収容部8において予め指定された差込穴8Dに差し込まれているか否かが検出部16によって検出されることによって、鍵Kの有無が検出される。これに代えて、鍵KまたはキーホルダHにRFIDタグ等の識別タグを取り付けて、識別タグの識別によって鍵Kの有無を検出してもよい。この場合には、収容部8においてそれぞれの鍵を特定の位置に収容しなくてもよい。
前述した実施形態では、内見物件は、アパート等の賃貸物件を対象としていたが、分譲物件を対象としてもよい。また、前述した第2鍵K2は、カーシェアの車の鍵とは限らず、レンタカーの鍵であってもよい。このように、本発明は、利用に際して予約を必要として鍵Kによって解錠される施設や物品であれば同様に適用することが可能である。鍵管理装置1は、店舗以外にも、例えばマンションのロビー等に設置されてもよい。
利用者が外国人である場合を想定して、鍵管理装置1の表示操作部3に表示される文字は、日本語だけに限らず、英語等の外国語でも表示されてもよい。
また、前述したテーブルT(図3〜図6参照)の情報から各鍵Kの使用頻度等の統計情報が求められて、当該統計情報が閲覧できてもよい。例えば、内見管理テーブルT1から得られる統計情報により、各内見物件の人気を把握できるので、人気の低い内見物件については賃料の見直す等によってマーケティングに活用できる。
収容部8は、前述した実施形態のように1つだけ存在して全ての鍵Kをまとめて収容する構成に限らず、複数存在してもよく、その場合には、例えば第1鍵K1および第2鍵K2が別々の収容部8に分けて収容されてもよい。つまり、第1鍵K1を収容する収容部8と、第2鍵K2を収容する別の収容部8とが少なくとも存在する。さらに別の例として、し、個々の鍵Kが別々の収容部8に1つずつ個別に収容されてもよい。その場合には、鍵Kの数に応じた複数の収容部8が存在する。個々の収容部8は、例えば引出しになっていて、対応するロック部15によって、ロックまたはロック解除される。ロック解除された収容部8は、引き出すことができるので、利用者は、引き出した収容部8に1つの鍵Kを出し入れすることができる。引出しとは別の例として、個々の収容部8には、ロック部15によってロックまたはロック解除される扉が設けられてもよい。利用者は、ロックが解除された扉を開くことによって、この扉に対応する収容部8に1つの鍵Kを出し入れすることができる。
以上に説明した様々な特徴は、適宜組み合わせることができる。
1 鍵管理装置
3 表示操作部
8 収容部
10 制御部
13 レシート処理部
14 印刷部
18 通信I/F部
30 記憶装置
31 制御部
34 内見サーバ
35 カーシェアサーバ
40 通信端末
40A 第1閲覧装置
40B 第2閲覧装置
100 鍵管理システム
K1 第1鍵
K2 第2鍵

Claims (10)

  1. 第1予約システムによって利用予約される第1利用対象の利用に必要な第1鍵と、前記第1予約システムとは別の第2予約システムによって利用予約される第2利用対象の利用に必要な第2鍵とをまとめて又は個別に収容する少なくとも1以上の収容部と、
    前記収容部に収容された前記第1鍵および前記第2鍵の貸出処理を実行する処理部とを含む、鍵管理装置。
  2. 前記第1鍵の貸出のために必要な第1情報の入力を受け付ける第1受付部と、
    前記第2鍵の貸出のために必要な第2情報の入力を受け付ける第2受付部とを含み、
    前記第1受付部が利用者による前記第1情報の入力を受け付けた場合には、前記処理部は、前記収容部に収容された前記第1鍵の貸出処理を実行し、
    前記第2受付部が利用者による前記第2情報の入力を受け付けた場合には、前記処理部は、前記収容部に収容された前記第2鍵の貸出処理を実行する、請求項1に記載の鍵管理装置。
  3. 前記処理部は、前記鍵管理装置への前記第1鍵および前記第2鍵の返却処理を実行し、
    前記第1鍵の貸出処理および返却処理の少なくともいずれか一方を実行する場合には前記第1利用対象に関連する第1案内情報を報知して、前記第2鍵の貸出処理および返却処理の少なくともいずれか一方を実行する場合には前記第2利用対象に関連する第2案内情報を報知する報知部を含む、請求項2に記載の鍵管理装置。
  4. 前記報知部は、前記第1案内情報および前記第2案内情報が切替表示される表示部を含む、請求項3に記載の鍵管理装置。
  5. 前記第1鍵の返却処理の場合には前記第1利用対象に関連する第1紙媒体を紙出力して、前記第2鍵の返却処理の場合には前記第2利用対象に関連する第2紙媒体を紙出力する紙出力部を含む、請求項3または4に記載の鍵管理装置。
  6. 前記第1予約システムと前記第2予約システムとでは、前記鍵管理装置における利用者の認証方式が異なり、
    前記第1受付部が利用者による前記第1情報の入力を受け付けた場合には、前記処理部は、前記第1鍵の貸出処理の一環として、前記第1予約システムに対応する認証方式によって当該利用者の認証処理を実行し、
    前記第2受付部が利用者による前記第2情報の入力を受け付けた場合には、前記処理部は、前記第2鍵の貸出処理の一環として、前記第2予約システムに対応する認証方式によって当該利用者の認証処理を実行する、請求項2〜5のいずれか一項に記載の鍵管理装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の鍵管理装置と、
    前記鍵管理装置、前記第1予約システムおよび前記第2予約システムのそれぞれに対して通信可能に接続され、前記鍵管理装置において管理される鍵の利用状況を記憶する記憶装置と、
    前記記憶装置に対して通信可能に接続され、前記利用状況を閲覧するための閲覧装置とを含む、鍵管理システム。
  8. 前記閲覧装置は、前記第1予約システムに対応する第1閲覧装置と、前記第2予約システムに対応する第2閲覧装置とを含み、
    前記第1閲覧装置での利用状況の閲覧を前記第1鍵の利用状況の閲覧だけに規制し、前記第2閲覧装置での利用状況の閲覧を前記第2鍵の利用状況の閲覧だけに規制する規制部を含む、請求項7に記載の鍵管理システム。
  9. 前記鍵管理装置は、前記収容部における鍵の有無情報を前記記憶装置に送信する送信部を含み、
    前記記憶装置が記憶する利用状況は、前記有無情報を含む、請求項7または8に記載の鍵管理システム。
  10. 第1予約システムによって利用予約される第1利用対象の利用に必要な第1鍵と、前記第1予約システムとは別の第2予約システムによって利用予約される第2利用対象の利用に必要な第2鍵とをまとめて又は個別に収容する少なくとも1以上の収容部と、前記第1鍵の貸出のために必要な第1情報の入力を受け付ける第1受付部と、前記第2鍵の貸出のために必要な第2情報の入力を受け付ける第2受付部と、処理を実行する制御部とを含む鍵管理装置における鍵管理方法であって、
    前記第1受付部が利用者による前記第1情報の入力を受け付けた場合には、前記収容部に収容された前記第1鍵の貸出処理を前記制御部が実行するステップと、
    前記第2受付部が利用者による前記第2情報の入力を受け付けた場合には、前記収容部に収容された前記第2鍵の貸出処理を前記制御部が実行するステップとを含む、鍵管理方法。
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