JP6879626B2 - ホテルキーシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ホテルや旅館などでのホテルキーシステムに関する。
近年、ユーザが所持しているスマートフォン等の携帯端末装置を利用して、出入りする部屋の電気錠を開錠するキーシステムが提案されている。
特許文献1には、携帯端末装置のIDをドアの鍵開閉管理機器に個別に登録することで、携帯端末装置によって電気錠の開錠を可能にした鍵管理システムが示されている。
特許文献2には、電気錠装置は携帯端末装置からの誘導起電力により自機の識別子を近接距離無線通信で携帯端末装置に送信したとき、携帯端末装置はストレージに記憶している端末IDと受信した識別子とをサーバ装置に送信し、サーバ装置は権限を有する携帯端末装置であることを認証すると認証結果を当該携帯端末装置に送信することで、携帯端末装置は電気錠装置に開錠を指示可能にした電気錠システムが示されている。
特許第4330553号公報 特開2016−89554号公報
上記従来技術は何れも、ドアを出入りする利用者は予め特定されて、この各利用者が所持している携帯端末装置のIDを事前に登録しておくことが必須の条件となっている。
しかしながら、ホテルの場合には、利用者は不特定多数であるため事前に利用者の携帯端末装置のIDを登録しておくのは困難である。
上記点から、本発明は、予約したホテルの利用者である顧客が所持する携帯端末装置をチェックインするときに速やかに客室キーとして使用することができるホテルキーシステムを提供する。
上記の目的を達成するために、本発明は、近接距離無線通信により認証を行い、認証結果に基づいて客室の開錠を制御するホテルキーシステムであって、近接距離無線通信機能を有する携帯端末装置と、宿泊予約を受け付けて予約番号を発行する予約受付手段と、前記予約番号が入力されると、当該予約番号が前記予約受付手段で発行の予約番号であると、提供する前記客室に応じた客室識別子を前記近接距離無線通信で前記携帯端末装置へ送信する客室キー管理手段と、客室ごとに設けられてそれぞれが異なる前記客室識別子を保持しており、前記携帯端末装置に記憶されて近接距離無線通信で送信されてくる前記客室識別子と保持している前記客室識別子とが一致していると開錠する電気錠装置と、を備え、前記客室キー管理手段は、同一の客室でも利用する顧客が変わる都度、前記客室識別子を変更し、変更した前記客室識別子を前記受付端末機と前記電気錠装置とに送信し、前記携帯端末装置とチェックアウトの際に近接距離無線により交信する際、前記携帯端末装置に記憶されている前記客室識別子を消去することを特徴としている
好適な形態は、前記予約受付手段は、通信ネットワークを通して前記携帯端末装置からの宿泊予約を受け付けるサーバ装置である。この場合、宿泊予約の受け付けにより予約番号を発行するとよい。特に好ましい形態は、当該携帯端末装置に予約番号をメールによって送信する。
さらに、好適な形態は、前記客室キー管理手段は、前記サーバ装置と接続される受付端末機であって、入力された予約番号をサーバ装置に問い合わせて予約を確認するとよい。
本発明によるホテルキーシステムは、宿泊の予約番号の入力に応答して、顧客の携帯端末装置に予約の客室の客室識別子を近接無線通信で送信して記憶させているために、携帯端末装置のIDを事前に登録する必要がなく汎用性のあるシステムが実現でき、ホテルに最適なキーシステムである。
本発明に係わるホテルキーシステムのブロック図を示す。 本発明に係わるホテルキーシステムの受付端末機の電気的な構成をブロック図で示す。 受付端末機の外観説明図を示す。 受付端末機のタッチ操作ディスプレイの画面に表示される宿泊者情報の入力画面の説明図を示す。 受付端末機のタッチ操作ディスプレイの画面に表示される署名の入力画面の説明図を示す。 予約時に顧客の端末装置の画面に表示される空き室情報表示画面の説明図を示す。 サーバ装置のデータベースに格納されるデータ構成の模式的な説明図を示す。 本発明に係わるホテルキーシステムの処理手順をタイミングチャートで示す。 本発明に係わるホテルキーシステムの処理手順をタイミングチャートで示す。 受付端末機のタッチ操作ディスプレイの初期画面の説明図を示す。 顧客の端末装置を客室キーとした場合のチェックアウトでの処理手順をタイミングチャートで示す。 客室キーとしてカードキーが貸与された場合におけるチェックアウト処理の例を示す。 顧客の端末装置を客室キーとしたときの動作の説明図を示す。 携帯端末装置により電気錠を開錠するときの説明図を示す。
図1は本発明に係わるホテルキーシステムの一実施形態を概略的に示すブロック図である。
本発明の実施形態に係わるホテルキーシステム100は、顧客によってチェックインの操作が行われる受付端末機1と、ホテルの各客室のドアごとに配設される複数の電気錠装置2と、受付端末機1と電気錠装置2との間でデータの送受信が可能にLAN(Local Area Network)4で接続されたサーバ装置3とから構成される。受付端末機1は、ホテルの規模に応じた台数が設置されてサーバ装置3と接続される。そして、サーバ装置3は、インターネット、電話回線、移動体通信網等による通信ネットワーク5を介して、ホテルを利用する顧客の携帯端末装置6とデータの送受信が可能に接続される。携帯端末装置6は、NFC(Near Field Communication)のような近接距離無線通信機能を備えるスマートフォンや携帯電話機が好適であるが、タブレットPC(パーソナルコンピュータ)や携帯可能なノート型のPCであってもよい。
先ず、サーバ装置3について図1を参照して詳述する。サーバ装置3は、ホテルの客室の空き情報を通信ネットワーク5上に提供し、空き情報に基づいた携帯端末装置6からの予約申込み情報を受け付けるWebサーバ31と、この予約申込み情報を受け付けたとき、当該携帯端末装置6に受付確認メールを送信するメールサーバ32と、ホテル内の業務を管理する管理サーバ33とを備える。
管理サーバ33は、受付端末機1、各客室の電気錠装置2、そして、ホテル内に設置されている各端末装置30(図示の例では、館内のレストランでの飲食料金データを管理するレストラン端末機)などとLAN4で繋がっており、予約受付手段33aと、宿泊情報管理手段33bと、宿泊代金の料金管理手段33cと、データベース33dとを有している。
予約受付手段33aは、客室の空き情報をWebサーバ31へ送付し、Webサーバ31は空き情報をブラウザ上で閲覧可能なようWebページを作成する。Webサーバ31は、顧客が予約申込みに必要な事項を入力するための予約画面情報のWebページを予め作成している。よって、顧客がWebサーバ31にアクセスしたとき、携帯端末装置6の画面には、月単位での空き室情報が表示されて、空き室のある日にちが選択されると、画面は予約画面に切り換わり、顧客により必要事項が記入されてWebサーバ31へ送信される。図示しないが、この予約画面には、宿泊日及び宿泊人数と朝食付き等の宿泊プランとメールアドレスが顧客によって入力されることになる。
これにより、予約受付手段33aは、当該予約受付に対する予約番号を採番して、予約番号に対応付けて予約画面に記入された予約情報を図8に示すようにデータベース33dに格納する。加えて、予約受付手段33aは、客室を決定して予約番号に対応付けて、この客室ナンバーをデータベース33dに格納すると共に、更新した空き室情報をWebサーバ31に送付する。そして、メールサーバ32は、このテキストデータによる予約番号をQRコードに変換し、このQRコードを予約情報に含まれているメールアドレス宛にメール送信する。よって、顧客はメールの受信により予約が成立したことを確認することができる。
宿泊情報管理手段33bは、受付端末機1からQRコードリーダ18が読み取った予約番号が送信されてくると、データベース33dに格納されている予約番号と照合して予約の有無を確認する。予約があれば、この予約番号に対応付けてデータベース33dに格納している客室ナンバーを示す客室識別子を受付端末機1に送信することで、宿泊者情報取得手段10bによるチェックインの処理を許可する。
客室識別子は、客室ナンバーそのものであっても良いが、セキュリティーの面からは、客室ナンバーからは容易には類推できない所定のアルゴリズムで暗号化して生成される客室識別データとするのが好ましい。さらに好適なのは、宿泊情報管理手段33bは、同一の客室でも利用する顧客が変わる毎に客室識別データをランダムに変更するとよい。以後からは客室識別子を、同じ客室でも顧客が変わる度にランダムに変更される客室識別データで説明する。
また、宿泊情報管理手段33bは、チェックイン手続により顧客が受付端末機1へ入力した宿泊者情報及び署名文字画像のイメージファイルIMGを予約番号に対応付けてデータベース33dに格納することで、データベース33dは宿泊カードを電子ファイルで保存することになる。宿泊者情報及び署名文字画像については後に明らかとなる。
料金管理手段33cは、受付端末機1からQRコードに基づく予約番号が送信されると、この予約内容に基づく前払い金額を演算して、この前払い金額を受付端末機1に送信する。チェックイン後に顧客がホテル内の各設備や施設の利用で発生する代金情報、例えばレストランでの飲食代はレストラン端末機6から顧客の客室識別データと共に料金管理手段33cに送られてくる。したがって、料金管理手段33cは、チェックアウト時には、この顧客の客室ナンバーで送られてきているチェックイン後に発生する代金情報から追加精算金額を演算して、この追加精算金額を受付端末機1へ送信する。
図2は、受付端末機1の各部の電気的接続を示している。まず、各種処理を統括して制御するCPU10が設けられ、このCPU10には動作プログラム等の固定データを格納するROM11と、可変データを格納するRAM12と、タッチ操作ディスプレイ13と、クレジット決済を行うクレジットカード読取端末14と、硬貨処理装置15と、紙幣処理装置16と、カードキー処理ユニット17と、QR(Quick Response)コード(登録商標)を読み取るQRコードリーダ18と、レシートプリンタ19と、NFC通信部20と、LAN通信部21とが接続されている。クレジットカード読取端末14は、外部の決済センター9とも通信ネットワーク5で直接繋がっており、読み取ったクレジットカードの情報を決済センター9との通信によりオーソリゼーションを問い合わせて信用照会を行う。
図3は受付端末機1の外観図を示しており、正面パネル2aの上部の傾斜面にはタッチ操作ディスプレイ13の操作画面131が配置されている。よって、操作画面131は、受付端末機1の正面側に立った顧客がタッチ操作しやすくなるよう傾斜している。同様に、正面パネル2aの傾斜面には、NFC通信部20と、QRコードリーダ18のカメラ部18aが配置されている。そして、正面パネル2aの下部には、クレジットカード挿入口22、紙幣挿入口23、硬貨投入口24、釣銭払出受取部25、カードキー発行・受取口26等が配置されている。クレジットカード挿入口22はレシートの発行口も兼ねている。
CPU10は、ROM11に格納されている動作プログラムを実行することにより予約確認手段10a、宿泊者情報取得手段10b、署名情報取得手段10c、精算制御手段10d、客室キー管理手段10eの各機能を実現する。以下、この各機能について説明する。
予約確認手段10aは、QRコードリーダ18がカメラ部18aの撮影したQRコード画像からテキストデータによるチェックインの予約番号を読み取ると、LAN通信部21を通してこの予約番号をサーバ装置3に問い合わせる。そして、サーバ装置3から予約番号に対応する予約情報が送られてくると予約の確認が得られたことになり、受付端末機1は顧客によるチェックインの手続きを可能とする。
宿泊者情報取得手段10bは、タッチ操作ディスプレイ13に顧客がホテル側に提示すべき情報である宿泊者情報を顧客に入力させる入力画面13aを表示して、入力された宿泊者情報を取得する。図4はこの入力画面例を示しており、氏名・電話番号・住所・同伴者氏名等の宿泊者情報を入力するための入力欄が表示される。宿泊者情報取得手段10bは、入力欄のボックスがタッチされると、文字入力用のキーパッドを表示させ、電話番号のテキストボックスがタッチされると、テンキーパッドを表示させる。図は電話番号の入力時であるためテンキーパッド13bが表示されている。
このとき、宿泊者情報取得手段10bは、操作画面131内に予約内容確認欄13cも併せて表示する。この予約内容確認欄13cには、予約確認手段10aがQRコードリーダ18で読み取ったQRコードで問い合わせをして、サーバ装置3から送信されてくる予約情報が表示される。
署名情報取得手段10cは、入力画面13aの「ご署名・お支払い」の選択ボタン13dがタッチされると、図5に示すように手書き入力部である署名欄13eを重ねて表示すると共に顧客が署名欄13eの枠内に署名するときに描く文字を表示する。そして、署名欄13eの「OK」ボタンが顧客によってタッチされると、署名情報取得手段10cは、署名欄13eの文字画像を含めたタッチ操作ディスプレイ13の画面、すなわち手書き文字による署名文字画像を一時的に記憶する。署名は受付端末機1本体に備え付けのタッチペンにより手書き入力されるが、このタッチペンは上記の宿泊者情報の入力時にも使用されてもよい。
精算制御手段10dは、署名欄13eの「OK」ボタンがタッチされと、サーバ装置3から送られてきた予約情報に基づき演算した前払い金額をタッチ操作ディスプレイ13上に表示して、顧客は現金またはクレジットカードの何れかの支払い方法を選択することになる。この前払い金額はサーバ装置3において予約情報に基づき演算されて、精算制御手段10dに送られてくる構成であってもよい。或いは、予約情報に係らず予め設定している金額(預り金)を前払い金額としてもよい。
そして、精算制御手段10dは、選択される支払い方法に応じて、クレジットカード読取端末14或いは硬貨処理装置15や紙幣処理装置16を制御して前払い金の精算処理を行う。また、精算制御手段10dは、サーバ装置3で管理されているチェックイン後から発生する追加精算金額の精算処理も行う。この場合、前述の預り金を前払い金額とする場合には、チェックイン後から発生する追加精算金額を含めた総支払い金額から預り金額を引いた残額が最終的な追加精算金額となる。
客室キー管理手段10eは、前払いの精算終了後、QRコードリーダ18が読み取った予約番号をサーバ装置3に問い合わせを行い、管理サーバ33の宿泊情報管理手段33bが予約を確認して、上述したように予約の客室ナンバーから生成した客室識別データが送られてくると、この客室識別データに基づく客室キーを顧客に提供する。
客室キーの提供は、客室識別データが記録されたカードキーを貸し出す場合と、顧客が所持する携帯端末装置6に客室識別データを記憶させて携帯端末装置6を客室キーとする場合の2通りがあり、操作画面131上で顧客が何れかを選択可能にしている。何れの場合も、前述したように、客室識別データは同じ客室でも利用する顧客が変わる都度、ランダムに変更しているため、客室識別データをコピーして客室キーを複製することを防止している。
カードキーでの貸し出しが選択されると、客室キー管理手段10eは、カードキー処理ユニット17からカードキーを送出させる。カードキーはその裏面に磁気記録部を備えており、カードキー処理ユニット17は、客室キー管理手段10eから送られてくる客室識別データを磁気記録部に書き込みカードキーを作成してカードキー送出・受け取り口27から送出する。
携帯端末装置6を客室キーとする場合には、NFCチップを搭載しているスマートフォン等の携帯端末装置6であって、且つ所定のホテルキーアプリケーションプログラム(ホテルキーアプリ)が予めインストールされている必要がある。
図6は、携帯端末装置6のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末装置6は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、内部ストレージ64と、タッチパネル65と、通信ネットワーク5を介して通信を行う通信部66と、NFCチップ67とを有する。そして、顧客が携帯端末装置6を客室キーとすることを選択すると共に、内部ストレージ64にインストールしているホテルキーアプリ64aを起動し、受付端末機1のNFC通信機20に携帯端末装置6を翳すことによって客室識別データの送信を要求する。これに応答して、客室キー管理手段10eからNFCチップ67に送信されてくる客室識別データを取得することで、当該端末装置6を客室キーとして使用することができる。
ホテルの客室ごとの各電気錠装置2は、図7に示すように、電気錠制御部40と、客室ドアの施解錠を行う電気錠41と、カードキーに記録されている客室識別データを読み取るカードキーリーダ部42と、NFC通信により携帯端末装置6から客室識別データを受信するNFC通信部43と、LAN4を介してサーバ装置3と通信するLAN通信部44とから構成される。
電気錠制御部40は、サーバ装置3から送られてくる対応する客室の電気錠41に割り振られた客室識別データを保持しており、携帯端末装置6がNF通信部43に翳されたとき、当該携帯端末装置6が保持している客室識別データを読み取り、読み取った客室識別データが、サーバ装置3から送られてきて保持している客室識別データと一致しているかの認証を行い、認証が得られたとき電気錠41を開錠制御する。また、カードリーダ部42がカードキーから客室識別データを読み取ったときにも同様に、サーバ装置3から送られてきて保持している客室識別データと一致していると、電気錠41を開錠制御する。
上記構成のホテルキーシステム100の処理手順について、図9乃至図11を参照して詳細に説明する。
先ず、携帯端末装置6がサーバ装置3のWebサーバ31が開設しているウェブサイトにアクセスすると(ステップS01)、ホテルの客室の空き情報のウェブページが送られて、携帯端末装置6に表示される(ステップS02)。
顧客は空き室状況をチェックして、宿泊予定日に空き室があればこの日を指定する(ステップS03)。宿泊日の指定により、携帯端末装置6にはWebサーバ31から予約画面のWebページが送られてきて表示される(ステップS04)。そして、顧客によって宿泊数及び宿泊人数と宿泊プランとメールアドレス等の予約情報が入力されて送信される(ステップS05)。
Webサーバ31に予約情報が送られてくると、管理サーバ33の予約受付手段33aは予約番号を採番し、この予約情報と共にデータベース33dに格納する(ステップS06)。このとき、予約受付手段33aはこの顧客に提供する客室を決定し、この客室ナンバーも併せて予約情報に対応付けてデータベース33dに格納する。
そして、メールサーバ32は、この予約番号を表わすQRコードを入力された予約情報の中に含まれているメールアドレスにメールで送信する(ステップS07)。そして、携帯端末装置6でQRコードが保存される(ステップS08)一方、予約受付手段33aは空き室情報を更新して宿泊予約が完了する(ステップS09)。
受付端末機1は待機時においては、図13に示すように、タッチ操作ディスプレイ13の操作画面131にチェックイン及びチェックアウトの何れかの処理を選択するための初期画面を表示している。そして、チェックインの処理が選択されたときの処理を説明する。
顧客が受付端末機1のタッチ操作ディスプレイ13の初期画面から「チェックイン」を選択すると、受付端末機1はチェックインの処理となる。
チェックイン処理で、受付端末機1は、QRコードリーダ18に顧客にメールで送信しているQRコードが翳されると(ステップS10)、予約確認手段10aがQRコードに示されている予約番号を管理サーバ33に問い合わせる(ステップS11)。
管理サーバ33はこの問い合わせに対し、予約受付手段33aがデータベース33dから該当する予約番号を検索し(ステップS12)、検索した予約番号に関連付けて格納されている客室ナンバーと予約情報とを問合せのあった受付端末機1へ送信する(ステップS13)。
受付端末機1はこれらの情報を受信すると、宿泊者情報取得手段10bがタッチ操作ディスプレイ13に宿泊者情報の入力画面13aを表示して、顧客が入力する宿泊情報を取得する(ステップS14)。続いて、受付端末機1の署名情報取得手段10cが署名欄13cの枠内に描かれる文字を表示して、顧客による署名欄13e内への署名が行われる。そして、署名欄13eの「OK」ボタンが顧客によってタッチされると、署名情報取得手段10cは、署名欄13eに描かれた手書き文字を含むタッチ操作ディスプレイ13に表示された画面を、署名文字画像として一時的に記憶する(ステップS15)。
続いて、受付端末機1は、精算制御手段10dによって、予約受付手段33aから送られてきたこの予約情報の宿泊数及び人数と宿泊プランから前払い金額を演算し、タッチ操作ディスプレイ13の画面にこの前払い金額を表示して、顧客によるクレジットカード払い又は現金支払いの何れかが選択されると前払い金額の精算処理となる(ステップS16)。
具体的には、精算制御手段10dは、クレジットカードでの支払いが選択されたときには、クレジットカードでの決済処理を行うよう、クレジットカード読取端末14に決済信号を出力する。これにより、クレジットカード読取端末14は、クレジットカード挿入口22に挿入されるクレジットカードのオーソリゼーション(信用照会)を決済センター9に行って決済処理し、決済処理情報を精算制御手段10dに送る。精算制御手段10dは、決済処理情報に基づきレシートプリンタ19を制御してレシートと共にカード売上票を発行させる。
現金での支払いが選択されたときには、精算制御手段10dは、紙幣挿入口23や硬貨投入口24から投入される紙幣やコインから投入金額を演算して前払い金額を精算する。この場合、投入合計金額が前払い金額を超過している場合には、その差額を硬貨処理装置15や紙幣処理装置16から釣り銭として紙幣挿入口23や釣銭払い出し受取部25から払い出す。そして、精算終了後、精算制御手段10dは、レシートプリンタ19を制御してレシートを発行する。
前払い金額の精算が終了すると、精算制御手段10dは、宿泊者情報取得手段10bや署名情報取得手段10cによってそれぞれ取得された宿泊者情報及び署名文字画像を管理サーバ33へ送信する(ステップS17)。そして、宿泊情報管理手段33bは、宿泊者情報及び署名情報取得手段10cが取得した署名文字画像を予約番号に対応付けてデータベース33dに格納する(ステップS18)。
さらに、宿泊情報管理手段33bは、この予約番号に関連する客室ナンバーを所定のアルゴリズムで暗号化して客室識別データを生成する(ステップS19)。そして、宿泊情報管理手段33bは、生成した客室識別データを当該客室ナンバーに対応している客室に配設されている電気錠装置2の電気錠制御部40に送信し(ステップS20)し、該当の電気錠制御部40はLAN通信部44を通じて送信されてきた客室識別データを記憶する(ステップS21)。これと共に宿泊情報管理手段33bは、予約番号による問い合わせがあった受付端末機1へも同じ客室識別データを送信する(ステップS22)。
受付端末機1では、客室キー管理手段10eが客室キーを携帯端末装置1とカードキーの何れにするかの選択画面をタッチ操作ディスプレイ13の画面に表示している。そして、携帯端末装置1による客室キーを顧客が選択すると(ステップS23の「NO」)、客室キー管理手段10eは、NFC通信部20から客室識別データを送信する。このとき、携帯端末装置6にインストールされているホテルキーアプリ64aが起動されており、送信されてきた客室識別データはNFCチップ67に記憶される(ステップS25)。
これにより、図14に示すように、携帯端末装置6を客室のドア40に取り付けられている客室側のNFC通信部43に翳すと客室識別データが送信されて、電気錠制御部40は管理サーバ33から送信されて記憶している客室識別データと一致しているかで認証を行い、認証が得られると電気錠41の開錠制御を行なう。
客室キーのカードキーでの貸与が選択されると(ステップS23の「YES」)、客室キー管理手段10eは、管理サーバ33から送られてきている客室識別データをカードキーの磁気記録部に記録して、カードキー送出・受け取り口27から送出するようカードキー処理ユニット17を制御する(ステップS26)。カードキーの場合には、電気錠制御部40は、電気錠装置2のカードキーリーダ部42が読み取る客室識別データと管理サーバ33から送信されて記憶している客室識別データと一致していると電気錠41の開錠制御を行なう。
チェックアウト時の処理手順を説明する。チェックイン後、管理サーバ33は、料金管理手段33cによって客室ナンバー毎にホテル内の各施設の利用で発生する追加精算金額を演算してデータベース33dで客室ナンバーに対応付けて格納している。例えば、レストランでの飲食代金のデータは、レストラン端末機6から客室番号と共に管理サーバ33に送られて、追加精算金額として料金管理手段33cで演算されている。そして、顧客が受付端末機1の初期画面13aから「チェックアウト」を選択したとき、受付端末機1は、料金管理手段33cで演算処理されている追加精算金額の精算処理を行う。
追加精算金額の精算処理において、携帯端末装置6を客室キーに使用している場合には、顧客がNFC通信部20に携帯端末装置6翳すと、客室識別データが受付端末機1へ送信される(ステップS20)。受付端末機1は客室識別データを受信すると、精算制御手段10dは受信した客室識別データを管理サーバ33へ送信して追加精算金額を問合せる(ステップS21)。
そして、管理サーバ33では、料金管理手段33cが受信した客室識別データに対応する客室ナンバーで管理している追加精算金額をデータベース33dから読み出して受付端末機1へ送信する(ステップS22)。これにより、追加精算金額を受け取った受付端末機1は、携帯端末装置6のカードキーとしての機能を解除する(ステップS23)。すなわち、客室キー管理手段10eは、NFC通信部20から携帯端末装置6にインストールされているルームキーアプリ64aに対し、NFCチップ67に記憶されている客室識別データの消去を指示する。
また、受付端末機1の精算制御手段10dは、タッチ操作ディスプレイ13の画面に管理サーバ33から受け取った追加精算金額とその明細を表示して、顧客にクレジットカード払い又は現金支払いの何れかを選択してもらい、追加精算金額の精算処理を行う(ステップS24)。この場合も前払い金の精算と同様に、クレジットカード挿入口22から挿入されるクレジットカードによる決済処理や、又は紙幣挿入口23や硬貨投入口24から投入される紙幣やコインによる投入金額の受け取りにより追加精算金額が精算して、チェックアウトの処理を終了する。
図12は、客室キーとしてカードキーが貸与された場合におけるチェックアウト処理の例を示す。
図12において、顧客は受付端末機1の初期画面から「チェックアウト」を選択後、カードキーをカードキー送出・受け取り口27へ挿入する(ステップS´20)。カードキー処理ユニット17は返却されたカードキーの磁気記録部に記録されている客室識別データを読み取ると、精算制御手段10dはこの客室識別データを管理サーバ33へ送信して追加精算金額を問合せる(ステップS´21)。そして、客室キー管理手段10eは、返却されたカードキーの磁気記録部に記録されている客室識別データを消去するようカードキー処理ユニット17を制御し(ステップS´23)、精算制御手段10dは追加精算金額の精算処理を行ってチェックアウトを終了する(ステップS´24)。
本発明に係るホテルキーシステム100は、宿泊の予約番号の入力に応答して、顧客の携帯端末装置6に予約の客室の客室識別データを近接無線通信で送信して記憶させているために、携帯端末装置6のIDを事前に登録する必要がなく汎用性のあるホテルキーシステムとなる。
以上、図示されている実施形態を参照して本発明を説明したが、図示の実施形態に限定されるものではない。例えば、本実施形態のホテルキーシステム100においては、予約を受け付けたとき予約番号をQRコードで顧客にメールで送信しているが、QRコード以外の二次元コードやバーコードであってもよい。或いは、予約番号をQRコードに変換せずにそのままの形態で顧客に通知してもよく、その場合、チェックイン時において受付端末機1にはタッチ操作ディスプレイ13や別に設けたキーボードから予約番号が入力されて、サーバ装置3に予約番号の問い合わせを行うことになる。
さらに、予約番号の通知もメールに限らず、顧客が予約画面のWebページに予約情報を入力してWebサーバ31がこれを受け付けたとき、予約受付手段33aが採番した予約番号を表示しているWebページを顧客の携帯端末装置6へ送信してもよい。この場合、予約番号の送付に関してメールサーバ32は使用されない。
また、受付端末機1はカードや現金による精算機能を備えているが、このような精算はホテルキーシステム100とは別の精算装置若しくは手作業で行われてもよく、受付端末機1としては、少なくとも予約番号が入力されたとき、それに応じた客室識別子を近接距離無線通信により携帯端末装置6に送信する客室キー管理手段10eを有するものであればよい。
1 受付端末機
2 電気錠装置
3 サーバ装置
5 通信ネットワーク
6 携帯端末装置
10e 客室キー管理手段
33a 予約受付手段
100 ホテルキーシステム

Claims (5)

  1. 近接距離無線通信により認証を行い、認証結果に基づいて客室の開錠を制御するホテルキーシステムであって、
    近接距離無線通信機能を有する携帯端末装置と、
    宿泊予約を受け付けて予約番号を発行する予約受付手段と、
    前記予約番号が入力されると、当該予約番号が前記予約受付手段で発行の予約番号であると、提供する前記客室に応じた客室識別子を前記近接距離無線通信で前記携帯端末装置へ送信する客室キー管理手段と、
    客室ごとに設けられてそれぞれが異なる前記客室識別子を保持しており、前記携帯端末装置に記憶されて近接距離無線通信で送信されてくる前記客室識別子と保持している前記客室識別子とが一致していると開錠する電気錠装置と、
    を備え、
    前記客室キー管理手段は、同一の客室でも利用する顧客が変わる都度、変更された前記客室識別子を前記電気錠装置に送信し、前記携帯端末装置とチェックアウトの際に近接距離無線により交信する際、前記携帯端末装置に記憶されている前記客室識別子を消去することを特徴とするホテルキーシステム。
  2. 前記予約受付手段はサーバ装置であって、通信ネットワークを通して前記携帯端末装置からの宿泊予約を受け付けることを特徴とする請求項1に記載のホテルキーシステム。
  3. 前記サーバ装置は、宿泊予約を受け付けると前記携帯端末装置にメールで予約番号を発行することを特徴とする請求項2に記載のホテルキーシステム。
  4. 前記客室キー管理手段は前記サーバ装置と接続される受付端末機であって、入力された前記予約番号を前記サーバ装置に問い合わせて予約を確認することを特徴とする請求項3に記載のホテルキーシステム。
  5. 前記サーバ装置は、前記受付端末機からの前記問い合わせに対し予約の確認を行うと、前記客室識別子を前記受付端末機に送信することを特徴とする請求項4に記載のホテルキーシステム。
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