JP2021077606A - 点火プラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】着火性の向上が図られる点火プラグを提供すること。【解決手段】本実施形態の点火プラグ1は、プラグ軸方向先端側Y1に副室2を有する。そして、点火プラグ1は、副室2を形成する副室形成部30と、副室2内に先端部11が位置する中心電極10とを備える。副室形成部30は、外表面30aがプラグ軸方向基端側Y2に凹んでなる凹部31を有する。凹部31には、副室2を主燃焼室3に連通させる凹部噴孔35が貫通形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、点火プラグに関する。
従来、点火プラグとして、主燃焼室と連通する噴孔を有する副室を備え、噴孔を介して副室内に混合気を流入させて、副室内で生じた火炎を噴孔から主燃焼室内に噴出させるものがある。例えば、特許文献1には、副室に外表面から内方に向けて突出した突起を設けることにより、副室内の火炎核を副室の内周面から離して噴孔からの火炎噴出を促す構成が開示されている。
特許第6015678号公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、噴孔から噴出される火炎の長さ、すなわち、ペネトレーションが大きいと、噴出した火炎がシリンダヘッドにより形成される主燃焼室の内壁に衝突して、熱損失が増加し、着火性の低下を招いていた。一方、ペネトレーションを小さくすると、噴孔から噴出した火炎と混合気との接触面積が低下し、着火性が低下する恐れがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、着火性の向上が図られる点火プラグを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、プラグ軸方向先端に位置する副室(2)と、該副室(2)を形成する副室形成部(30)と、上記副室内に先端部(11)が位置する中心電極(10)と、を備え、
上記副室形成部は、外表面がプラグ軸方向基端側に凹んでなる凹部を有し、
上記凹部には、上記副室を主燃焼室(3)に連通させる凹部噴孔が貫通形成されている、点火プラグにある。
上記点火プラグでは、凹部噴孔が副室形成部のプラグ軸方向先端側に設けられた凹部に形成されている。これにより、副室のプラグ軸方向先端側において、凹部噴孔がプラグ軸方向基端側に位置することとなり、当該凹部噴孔から噴出される火炎のペネトレーションを増加させつつ、火炎が主燃焼室の内壁に接触しにくくすることができる。これにより、火炎と混合気との接触面積を広く確保しつつ、火炎の主燃焼室の内壁への接触による冷損を抑制することができ、主燃焼室における着火性の向上が図られる。
以上のごとく、本発明によれば、着火性の向上が図られる点火プラグを提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、点火プラグの側面図。 図1における、II-II線位置の断面一部拡大図。 実施形態1における、点火プラグの底面図。 (a)実施形態1における点火プラグの使用態様を表した概念図、(b)比較形態における点火プラグの使用態様を表した概念図。 実施形態2における、点火プラグの側面図。 図5における、IV-IV線位置の断面一部拡大図。 実施形態2における点火プラグの使用態様を表した概念図。 実施形態3における、図1のII-II線に相当する位置の断面一部拡大図。 実施形態3における、点火プラグの使用態様を表した概念図。 実施形態4における、点火プラグの使用態様を表した概念図。 実施形態5における、図1のII-II線に相当する位置の断面一部拡大図。 実施形態6における、図1のII-II線に相当する位置の断面一部拡大図。 実施形態7における、図1のII-II線に相当する位置の断面一部拡大図。
(実施形態1)
点火プラグの実施形態について、図1〜図4を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態の点火プラグ1は、プラグ軸方向先端側Y1に副室2を有する。
そして、図2に示すように、点火プラグ1は、副室2を形成する副室形成部30と、副室2内に先端部11が位置する中心電極10とを備える。
副室形成部30は、外表面30aがプラグ軸方向基端側Y2に凹んでなる凹部31を有する。
凹部31には、副室2を主燃焼室3に連通させる凹部噴孔35が貫通形成されている。
以下、本実施形態の点火プラグ1について、詳述する。
図1に示すように、本実施形態の点火プラグ1は、先端が内燃機関の主燃焼室3に露出するように内燃機関のシリンダヘッド101に取り付けられる。図2に示すように、点火プラグ1は、プラグ軸方向Yを長手方向とする筒状のハウジング40を有する。ハウジング40内にハウジング40と同軸上に筒状の絶縁碍子50が配置されている。ハウジング40のプラグ軸方向先端側Y1には副室2を形成する副室形成部30が設けられている。なお、本実施形態では、ハウジング40と副室形成部30とは一体としたが、これに替えて、両者を別体で形成して互いに溶接して接合してもよい。また、副室形成部30をシリンダヘッド101と一体で形成してもよい。
図2に示すように、絶縁碍子50の内側には絶縁碍子50と同軸上に中心電極10が配置されている。中心電極10のプラグ軸方向先端側Y1の先端部11は、副室2内に露出している。副室2内には、ハウジング40から延設された接地電極15が設けられている。接地電極15の先端部16は、中心電極10の先端部11と所定距離をおいて対向しており、両者の間に放電ギャップGが形成されている。
図2に示すように、副室形成部30には凹部31が形成されている。凹部31は副室形成部30のプラグ軸方向先端側Y1において、プラグ軸方向基端側Y2に向けて凹んでいる。本実施形態では、凹部31はプラグ中心軸10aを軸心とする円錐形状となっている。そのため、凹部31の外表面31a、すなわち、副室形成部30において凹部31を形成する部分の主燃焼室3に面する側の表面はプラグ中心軸10aに対して傾斜している。そして、外表面31aにおいて、最もプラグ軸方向基端側Y2に位置する最基端位置31bは、プラグ中心軸10a上に位置している
図2に示すように、凹部31の外表面31aには凹部噴孔35が形成されている。図3に示すように、本実施形態では、凹部噴孔35として、第1凹部噴孔351、第2凹部噴孔352、第3凹部噴孔353及び第4凹部噴孔354とを備える。凹部噴孔351〜354は、プラグ中心軸10aを中心とする仮想円C1上に周方向に均等に配置されている。
図2に示すように、第1凹部噴孔351は、第1凹部噴孔351の主燃焼室側開口部を通ってプラグ中心軸10aを含む第1断面において、第1凹部噴孔351の中心線L1を第1断面に投影した第1仮想投影線L1vとプラグ中心軸10aとが主燃焼室3内で交差するように構成されている。なお、凹部31内の空間は主燃焼室3の一部を構成している。ここで、第1凹部噴孔351の中心線L1は、第1凹部噴孔351における副室2側の開口部の中心と主燃焼室側の開口部の中心とを通る仮想線である。他の噴孔352〜354においても各中心線L2〜L4は同様に規定される。
また、図2に示すように、第2凹部噴孔352は、第2凹部噴孔352の主燃焼室側開口部を通ってプラグ中心軸10aを含む第2断面において、第2凹部噴孔352の中心線L2を第2断面に投影した第2仮想投影線L2vとプラグ中心軸10aとが主燃焼室3内で交差するように構成されている。なお、上記第1断面と上記第2断面とは同一断面であってもよいし、互いに異なる断面であってもよい。
図2、図3に示すように、第3凹部噴孔353及び第4凹部噴孔354も第1凹部噴孔351及び第2凹部噴孔352と同様に構成されている。そして、本実施形態では、各凹部噴孔351〜354の中心線L1〜L4は互いにねじれの位置の関係となっており、主燃焼室3内で互いに最も近接するように傾斜している。
本実施形態における点火プラグ1の使用態様について以下に詳述する。
図4(b)に示す凹部31を有しない比較形態の点火プラグ9では、噴孔93から噴出された火炎F9はシリンダヘッド101により形成される主燃焼室3の内壁である主室内壁3aに接している。一方、図4(a)に示す本実施形態における点火プラグ1では、比較形態の点火プラグ9の場合の火炎F9と同等の長さの火炎F1が噴出されても、当該火炎F1がシリンダヘッド101に接していない。
次に、本実施形態の点火プラグ1における作用効果について、詳述する。
本実施形態の点火プラグ1では、凹部噴孔35が副室形成部30のプラグ軸方向先端側Y1に設けられた凹部31に形成されている。これにより、副室2のプラグ軸方向先端側Y1において、凹部噴孔35がプラグ軸方向基端側Y2に位置することとなり、凹部噴孔35から噴出される火炎F1のペネトレーションを増加させつつ、火炎F1が主室内壁3aに接触しにくくすることができる。これにより、火炎F1と混合気との接触面積を広く確保しつつ、火炎F1の主室内壁3aへの接触による冷損を抑制することができ、主燃焼室3における着火性の向上が図られる。
また、本実施形態では、凹部31の外表面31aにおいて、最もプラグ軸方向基端側Y2に位置する最基端位置31bは、点火プラグ1のプラグ中心軸10a上に位置している、これにより、凹部噴孔35が凹部31の外表面31aにバランスよく配置されて、主燃焼室3における着火性の向上が図られる。
また、本実施形態では、凹部噴孔35として第1凹部噴孔351と第2凹部噴孔352とを含む。そして、第1凹部噴孔351は、第1凹部噴孔351の主燃焼室側開口部を通ってプラグ中心軸10aを含む第1断面において、第1凹部噴孔351の中心線L1を上記第1断面に投影した第1仮想投影線L1vとプラグ中心軸10aとが主燃焼室3内で交差するように構成されている。さらに、第2凹部噴孔352は、第2凹部噴孔352の主燃焼室側開口部を通ってプラグ中心軸10aを含む第2断面において、第2凹部噴孔352の中心線L2を第2断面に投影した第2仮想投影線L2vとプラグ中心軸10aとが主燃焼室3内で交差するように構成されている。これにより、第1凹部噴孔351及び第2凹部噴孔352はそれぞれから遠い方の主室内壁3aに向けて、火炎F1を噴出することとなるため、火炎F1のペネトレーションを長く保って混合気との接触面積をより確実に広くすることができ、主燃焼室3における着火性の向上が図られる。
なお、本実施形態では、凹部噴孔35として4個の凹部噴孔351〜354を備えることとしたが、これに限らず、凹部噴孔35として、2個又は3個、あるいは5個以上の凹部噴孔35を備えていてもよい。
なお、本実施形態の点火プラグ1は、副室2内に燃料を投入する構成を備えていてもよい。また、本実施形態の点火プラグ1は放電ギャップGに気中放電を発生させる構成としたが、これに替えて、放電ギャップGに沿面放電を生じる構成としてもよい。いずれの場合も本実施形態と同等の作用効果を奏することができる。
以上のごとく、本実施形態によれば、着火性の向上が図られる点火プラグ1を提供することができる。
(実施形態2)
本実施形態2の点火プラグ1では、図5〜図7に示すように、副室形成部30には、凹部31のプラグ径方向外側に、副室2を主燃焼室3に連通させる外側噴孔36を備える。そして、外側噴孔36の開口径D2は凹部噴孔35の開口径D1と同等となっている。なお、その他の構成要素は実施形態1の場合と同様であり、本実施形態においても実施形態1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本実施形態2では、図7に示すように、外側噴孔36として、第1外側噴孔361、第2外側噴孔362、第3外側噴孔363及び第4外側噴孔364とを備える。外側噴孔361〜364は、プラグ中心軸10aを中心とする仮想円C2上に周方向に均等に配置されている。
図6に示すように、第1外側噴孔361は中心線M1に沿って形成されている。図7に示すように、プラグ軸方向Yから見て中心線M1は第1外側噴孔361の主燃焼室側開口部の中心とプラグ中心軸10aとを通っている。同様に第2外側噴孔362〜第4外側噴孔364は中心線M2〜M4に沿ってそれぞれ形成されており、中心線M2〜M4は第2外側噴孔362〜第4外側噴孔364のそれぞれの主燃焼室側開口部の中心とプラグ中心軸10aとを通っている。
本実施形態2の点火プラグ1によれば、実施形態1と同等の作用効果を奏する。さらに、第1凹部噴孔351〜354から火炎F1〜F4を主燃焼室3の中央領域に向けて噴出し、第1外側噴孔361〜第4外側噴孔364から火炎E1〜Eを主室内壁3aに向けて噴出するようにすることができ、主燃焼室3における着火性を一層向上することができる。
(実施形態3)
上記実施形態2では、図7に示すように、外側噴孔36の開口径D2を凹部噴孔35の開口径D1と同等としたが、これに替えて、本実施形態3では、図8、図9に示すように、外側噴孔36の開口径D2は凹部噴孔35の開口径D1よりも大きい。なお、その他の構成要素は実施形態2の場合と同様であり、本実施形態3においても実施形態2の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本実施形態3の点火プラグ1によれば、実施形態2と同等の作用効果を奏する。さらに、第1外側噴孔361〜第4外側噴孔364から噴出される火炎E1〜E4のペネトレーションが実施形態2の場合よりも短くなるため、当該火炎E1〜E4がシリンダヘッド101により形成される主室内壁3aに接しにくくなり、冷損を抑制することができる。その結果、主燃焼室3における着火性の向上が図られる。
(実施形態4)
本実施形態4の点火プラグ1では、図10に示すように、凹部噴孔351〜354の主燃焼室側開口部からそれぞれの中心線L1〜L4に沿って主燃焼室3側に延ばした第1仮想線L1a〜L4aと、外側噴孔361〜364の主燃焼室側開口部からそれぞれの中心線に沿って主燃焼室側に延ばした第2仮想線M1a〜M4aとが、プラグ軸方向Yから見て、プラグ中心軸10aを中心に周方向に交互に位置している。なお、その他の構成要素は実施形態2の場合と同様であり、本実施形態4においても実施形態2の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本実施形態4の点火プラグ1によれば、実施形態2と同等の作用効果を奏する。さらに、第1仮想線L1a〜L4aと第2仮想線M1a〜M4aとが、プラグ軸方向Yから見て、プラグ中心軸10aを中心に周方向に交互に位置していることにより、互いの火炎F1〜F4、E1〜E4が干渉することが抑制されて、各火炎F1〜F4、E1〜E4のペネトレーションが維持されて噴出されるため、主燃焼室3における着火性の向上が図られる。
(実施形態5)
本実施形態5の点火プラグ1では、図11に示すように、中心電極10の先端部11がプラグ軸方向先端側Y1に延設されて、凹部31における最基端位置31bの内側面に所定距離をおいて対向している。そして、副室形成部30において凹部31を形成する部分が接地電極15を構成するとともに、副室形成部30において最基端位置31bの内側面の部分が接地電極15の先端部16を構成し、接地電極15の先端部16と中心電極10の先端部11との間に放電ギャップGが形成されている。そして、接地電極15の先端部16は鋭角をなすように形成されている。その他の構成は、実施形態1の場合と同様であり、本実施形態5においても実施形態1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本実施形態5の点火プラグ1においても実施形態1の場合と同等の作用効果を奏する。さらに、本実施形態5では、ハウジング40から副室2内に接地電極を突出させる必要がないため、その分熱損失を低減することができる。また、接地電極15の先端部16が鋭角をなすため、電解集中が発生して放電に必要な電圧を低減することができる。
(実施形態6)
本実施形態6の点火プラグ1では、図12に示すように、凹部31における最基端位置31bの曲率が小さくなっており、なだらかな面を形成している。その他の構成は、実施形態1の場合と同様であり、本実施形態6においても実施形態1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本実施形態6においても実施形態1の場合と同等の作用効果を奏する。さらに、本実施形態6の点火プラグ1によれば、凹部31の副室2内側の表面積が小さくなるため、副室2内での火炎の冷損が低減されて火炎成長が促され、着火性の向上を図ることができる。
(実施形態7)
本実施形態7の点火プラグ1では、図13に示すように、凹部31においてプラグ中心軸10a上の位置にプラグ軸方向先端側Y1に向けて突出した突出部32を備えるとともに、突出部32の副室2内側に副室内凹部22を有する。突出部32において最もプラグ軸方向先端側Y1に位置する最突出位置32aは、凹部31内に位置している。その他の構成は、実施形態1の場合と同様であり、本実施形態7においても実施形態1の場合と同一の符号を用いてその説明を省略する。
本実施形態7においても実施形態1の場合と同等の作用効果を奏する。なお、本実施形態7では凹部31に一つの突出部32を設けたが、これに限らず、複数の突出部32を設けて凹部31の壁面が複数の凹凸を有するようにしてもよい。
本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。
1…点火プラグ、2…副室、3…主燃焼室、3a…主室内壁、10…中心電極、10a…プラグ中心軸、11…先端部、30…副室形成部、31…凹部、31a…外表面、31b…最基端位置、35、351〜354…凹部噴孔、36、361〜364…外側噴孔、G…放電ギャップ

Claims (6)

  1. プラグ軸方向先端に位置する副室(2)と、該副室(2)を形成する副室形成部(30)と、上記副室内に先端部(11)が位置する中心電極(10)と、を備え、
    上記副室形成部は、外表面がプラグ軸方向基端側に凹んでなる凹部を有し、
    上記凹部には、上記副室を主燃焼室(3)に連通させる凹部噴孔が貫通形成されている、点火プラグ。
  2. 上記凹部の外表面(31a)において、最もプラグ軸方向基端側に位置する最基端位置(31b)は、上記点火プラグのプラグ中心軸(10a)上に位置している、請求項1に記載の点火プラグ。
  3. 上記凹部噴孔として第1凹部噴孔(351)と第2凹部噴孔(352)とを含み、
    上記第1凹部噴孔は、該第1凹部噴孔の主燃焼室側開口部を通ってプラグ中心軸を含む第1断面において、上記第1凹部噴孔の中心線(L1)を上記第1断面に投影した第1仮想投影線(L1v)と上記プラグ中心軸とが上記主燃焼室内で交差するように構成されており、
    上記第2凹部噴孔は、該第2凹部噴孔の主燃焼室側開口部を通ってプラグ中心軸を含む第2断面において、上記第2凹部噴孔の中心線(L2)を上記第2断面に投影した第2仮想投影線(L2v)と上記プラグ中心軸とが上記主燃焼室内で交差するように構成されている、請求項1又は2に記載の点火プラグ。
  4. 上記副室形成部には上記凹部のプラグ径方向外側に、上記副室を上記主燃焼室に連通させる外側噴孔(36)を備える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の点火プラグ。
  5. 上記外側噴孔の開口径は上記凹部噴孔の開口径よりも大きい、請求項4に記載の点火プラグ。
  6. 上記凹部噴孔及び上記外側噴孔はいずれも複数備えられており、
    上記凹部噴孔の主燃焼室側開口部からそれぞれの中心線に沿って主燃焼室側に延ばした第1仮想線(L1a〜L4a)と、上記外側噴孔の主燃焼室側開口部からそれぞれの中心線に沿って主燃焼室側に延ばした第2仮想線(M1a〜M4a)とが、プラグ軸方向から見て、プラグ中心軸を中心に周方向に交互に位置している、請求項4又は5に記載の点火プラグ。
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