JP2021076110A - 遠隔始動装置及びスタートボタン押下装置 - Google Patents

遠隔始動装置及びスタートボタン押下装置 Download PDF

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Abstract

【課題】運転者が携帯操作機を操作することで、車両の盗難を防止するための装置を解除すると共に、自動車のエンジンスタートボタンを物理的に押下することでエンジンを始動することができる遠隔始動装置及びスタートボタン押下装置を提供する。【解決手段】遠隔始動装置1は運転者が携帯し始動信号及び停止信号を無線送信し操作する携帯操作機2と、純正携帯キー4が接続され携帯操作機2からの無線送信された信号を受信した時に、純正携帯キー4に通電し、盗難防止システムに純正携帯キー4を認識させる車載本体部5と、車載本体部5からの配線に取付けられ、車載本体部5より始動信号が送られた時に作動するスタートボタン押下装置6とで構成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、運転者が所持する遠隔操作端末(携帯操作機)からの無線送信に基づいた遠隔操作により、自動車のエンジンなどの装置を始動する遠隔始動装置に関するもので、より具体的には、エンジンの始動にエンジンスタートボタンを押下する方式を採用している車両に使用する遠隔始動装置及び、スタートボタン押下装置に関する。
従来より自動車には、自動車の盗難を防止するための装置として、イモビライザーと称される装置が搭載されている自動車がある。そのイモビライザーは、運転者が所有する純正キーに埋め込まれた電子チップが持つ固有のIDコードと、車両側のIDコードとを電子的に照合し、一致すればエンジンを始動させることができる構成になっている。
一方、運転者が自動車に乗り込む前に、エンジンを予め暖気運転し、または、エアコンディショナーを作動させるための、無線送信による遠隔始動装置が知られている。
しかし、イモビライザーを装備した車両に遠隔始動装置を装備しようとしても、IDコードの照合ができないために、遠隔操作ではエンジン始動が出来ないという問題がある。その問題を解決するために、特許文献1には、イモビアダプタ(車載端末)を設置してIDコードをイモビアダプタ(車載端末)に登録することでイモビライザーを解除した上で、遠隔操作で自動車のエンジンを始動する装置が開示されている。
特開2000−24088号公報
しかし、近年の自動車には、運転者がポケットやカバンなどに純正携帯キーを入れ、車両に近づく、あるいはドアノブに触れるだけでドアが解錠し、鍵穴にキーを指すことなく、エンジンスタートボタンを押すことでエンジンがかかる方式が採用されている。
その純正携帯キーを保持する方式の車両は、スターター回路におけるエンジンを始動するための制御信号が複雑化しており、同一車種であっても違う制御信号が設定されている場合もあり、特許文献1に記載の遠隔始動装置で採用されている始動信号をスターター回路に送信する方式では、同一車種の中でもその始動信号が違いエンジン始動できない車両もあるという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その具体的目的は、運転者(ユーザー)が自動車より離れた場所で遠隔始動装置の携帯操作機を操作することで、車両の盗難を防止するための装置を解除すると共に、自動車のエンジンスタートボタンを物理的に押下させ、自動車のエンジンを始動することができる遠隔始動装置及びスタートボタン押下装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために案出されたものである。詳述するならば、運転者が純正携帯キーを携帯した状態で乗車し、自動車のエンジンスタートボタンを押下することで、エンジンの始動及び停止操作を行うことができる盗難防止システムを搭載した自動車に使用する遠隔始動装置であって、前記遠隔始動装置は運転者が携帯し自動車から離れた場所から始動信号及び停止信号を無線送信する携帯操作機と、前記携帯操作機からの無線送信された信号を受信した時に盗難防止システムに前記純正携帯キーを認識させる車載本体部と、前記車載本体部からの配線に取付けられ前記車載本体部より始動信号が送られた時に作動するスタートボタン押下装置とからなる構成が含まれる。
本発明の遠隔始動装置は、車載本体部が受信し必要な時に純正携帯キーの認証情報を出力させることで、自動車に装備されている純正のECUがエンジンを始動しても良いと判断させ、次にスタートボタン押下装置に対し始動信号を送信することで、スタートボタン押下装置は自動車のエンジンスタートボタンを物理的に押下し、セルモーターを駆動して、運転者は自動車から離れた場所より自動車のエンジンを確実に始動することができる。
本発明には、前記スタートボタン押下装置が、前記車載本体部と自動車の配線との間に接続するように取付けられた制御ユニットと、前記制御ユニットから分岐された配線に接続され前記エンジンスタートボタン近傍に配設されたスタートボタン押下部とからなり、前記制御ユニットから分岐された配線に前記純正携帯キーが接続された構成が含まれる。
本発明の遠隔始動装置は、純正携帯キーの電池を外した状態で車載本体部に接続し、必要な時にだけ通電し純正携帯キーより認証情報を出力させることで、純正のECUに正常であると認識させ、盗難防止装置を解除した状態にすると共に、スタートボタン押下装置によって自動車のエンジンスタートボタンを物理的に押下するので、純正のECUに対する始動信号が複雑化された車両でも、自動車のエンジンを確実に始動することができる。
また、本発明には、前記スタートボタン押下部が、前記エンジンスタートボタンが取り付けられている自動車の内装表面付近に配設された電磁石と、前記エンジンスタートボタンの作動部に付設され前記電磁石に吸引される吸着用板とからなる構成が含まれる。
本発明の遠隔始動装置は、自動車のエンジンスタートボタンに所謂後付けして容易に装着可能であると共に、電気的信号で確実に自動車のエンジンスタートボタンを物理的に押下させることで自動車のエンジンを始動及び停止することができる。
さらに、本発明の前記電磁石は、前記スタートボタンの前記作動部の外周円よりやや大きい内周円を有する円管形状を成し、前記スタートボタンの前記作動部の外周縁を覆う位置に配設され、前記吸着用板は円盤状の金属板から成り、略円筒形状の取付けスペーサーを介して前記作動部の上面に付設され、前記電磁石によって吸引されることにより、前記スタートボタンを押下することができる構成が含まれる。
本発明の遠隔始動装置は、自動車のエンジンスタートボタンに付設することで機能すると共に、付設後においても運転者が手動で自動車のエンジンスタートボタンを押下することもでき、更には取り付け後の美感も損ねることがない効果がある。
本発明には、前述の遠隔始動装置の始動信号によってスタートボタン押下部の作動用電源を供給する制御ユニットと、スタートボタン押下部とから成るスタートボタン押下装置の構成が含まれる。
本発明のスタートボタン押下装置は、前述の遠隔始動装置だけに限定使用されるのではなく所謂既存の後付け遠隔始動装置とも連動可能であり、遠隔始動装置だけでは上手く始動できない自動車に対しての問題解決に有効な装置として広く取り付けることができる効果がある。
本発明には、前記純正携帯キーに埋設されたドア開閉ボタンを押下するドア開閉ボタン押下装置を有する遠隔始動装置であって、前記ドア開閉ボタン押下装置は、前記純正携帯キーを収納する収納ケースと、前記純正携帯キーを固定する固定部と、前記開閉ボタンの表面作動部に付設され前記ドア開閉ボタンを押下する略長帯状の押下板と、前記押下板の長さ方向の両端に配設された一対の吸着用板と、該吸着用板に対向する位置に配設された一対の電磁石とからなる構成が含まれる。
本発明の遠隔始動装置は、自動車のエンジンスタートボタン押下前にドアを開閉操作することで、車両をスリープ状態から起動させなければ、エンジンを始動できない盗難防止システムを搭載した自動車にも本発明の遠隔始動装置はエンジンを始動できる効果がある。
本発明の遠隔始動装置及びスタートボタン押下装置は、ユーザー(運転者)が自動車から離れた場所で携帯操作機を操作することで、車両の盗難を防止するための装置を解除すると共に、自動車のエンジンスタートボタンを物理的に押下することでエンジンを確実に始動することができると共に、遠隔操作を使用せず運転者が乗り込んで通常に手動でエンジンを始動する場合も、支障なく使用できる効果が得られる。
本発明の一実施形態に係る遠隔始動装置の概略構成図である。 本実施形態に係る始動処理の過程を説明するフローチャートである。 本実施形態に係る停止処理の過程を説明するフローチャートである。 本発明に係るスタートボタン押下部の拡大部分断面図である。 図4に示すスタートボタン押下部を示す斜視図である。 本発明に係る電磁石の一実施形態を示す上面図である。 本発明の他の実施形態に係る遠隔始動装置の概略構成図である。 図7に示すドア開閉ボタン押下装置の平面拡大部分断面図である。 図7に示すドア開閉ボタン押下装置の側面部分断面図である。 図7に示す遠隔始動装置の始動処理の過程を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。ただし、図面は模式的に図示しており、実際の寸法や比率等とは必ずしも一致しない。また、図面相互間において、お互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれることがある。
尚、本実施形態において、純正のECUとは自動車のエンジン制御ユニットのことであり、自動車のエンジンスタートボタンとは、エンジン始動用の純正スタートボタンのことをいう。
図1に示されるように、本実施形態に係る遠隔始動装置1は、運転者が携帯し始動信号及び停止信号を無線送信し操作する携帯操作機2と、携帯操作機2からの無線送信された信号を受信し各種信号を発信する車載本体部5と、車載本体部5に接続し各種操作を制御する制御ユニット3と、制御ユニット3から分岐された配線に接続されたスタートボタン押下部6とを有する。
また、制御ユニット3から分岐された配線には純正携帯キー4が接続され、さらに、制御ユニット3から分岐された配線は、純正のブレーキ回路に接続されている。
図4及び図6に示されるように、本実施形態に係るスタートボタン押下部6は、自動車のエンジンスタートボタン7が埋設されている内装8の表面付近に配設された電磁石9と、エンジンスタートボタン7の作動部7Aに取付けられたスペーサー10と、スペーサー10の上端部に付設された吸着用板11と、吸着用板11に付設されたカバー部12とを有する。
電磁石9は、リード線13によって制御ユニット3に接続され、エンジンスタートボタン7は純正の始動回路(図示せず)に接続されている。
また、電磁石9と吸着用板11とのギャップT1は、スペーサー10の高さを調整することで設定され、そのギャップT1の高さは、エンジンスタートボタン7の作動量に合わせた所要高さに設定すれば良い。
本実施形態に係る電磁石9は、エンジンスタートボタン7の作動部7Aの直径D1よりやや大きい内周の直径D2を有する略円管形状に形成され、エンジンスタートボタン7の作動部7Aの外周縁を覆う位置に配設されている。
また、吸着用板11は、円盤状の金属板で形成され、電磁石9に通電することによって吸引され、エンジンスタートボタン7を押下することができる構成とすれば良い。
次に図2に示すエンジン始動処理のアルゴリズムを説明する。まず、ユーザー(運転者)は自動車から離れた場所で携帯操作機2のエンジン始動ボタンを操作する(S−1)。それにより、携帯操作機2は、エンジン始動命令を送信する(S−2)。
車載本体部5は、携帯操作機2からのエンジン始動命令を受信すると、制御ユニット3に純正携帯キー4に給電するための信号を10秒間出力し、ブレーキ回路用リレーを切り換えるための信号を10秒出力すると共に、スタートボタン押下部6に対する始動信号を2秒間出力する(S−3)。
制御ユニット3は、車載本体部5からの信号により、純正携帯キー4に対し10秒間3.3V給電し、ブレーキ回路用リレーを切り換えるために12Vで10秒間出力し、スタートボタン押下部6に2秒間12Vで出力する(S−4)。
次に、純正携帯キー4は盗難防止システムを制御する純正のECUに認証情報を出力し、正常であると認識させる(S−5)。また、ブレーキ回路用リレーを切換えブレーキを踏んだ状態と同じと純正のECUに認識させる(S−6)。さらに、スタートボタン押下部6を作動させ自動車のエンジンスタートボタンを押下し、純正のECUにスタート信号を送る(S−7)。純正のECUは、ステップS−5、S−6及びS−7を受けてセルモーターを回転させ、エンジン始動処理を実行する(S−8)。
さらに、図3に示すエンジン停止処理のアルゴリズムを説明する。まず、エンジンを停止するには、ユーザー(運転者)が自動車より離れた場所で、携帯操作機2のエンジン停止ボタンを操作する(S−9)。それにより、携帯操作機2は、エンジン停止命令を送信する(S−10)。車載本体部5は、携帯操作機2からのエンジン停止命令を受信すると、制御ユニット3に、スタートボタン押下部6に対する停止信号を2秒間出力する(S−11)。
または、運転者がブレーキを踏む(S−12)と、車載本体部5は、ブレーキ回路でブレーキが踏まれたことを感知し、上述のステップS−10の信号を受信した場合と同様に制御ユニット3にスタートボタン押下部6に対する停止信号を2秒間出力する(S−11)。
制御ユニット3は、ステップS−11の信号を受けるとスタートボタン押下部6に2秒間12Vで出力する(S−13)。すると、エンジンスタートボタン7は物理的に押下され(S−14)、純正のECUにエンジン停止信号が送られ(S−15)エンジンは停止する。
次に、他の実施形態の遠隔始動装置1を、図7、図8及び図9に示して説明する。
本実施形態の遠隔始動装置1は、エンジンスタートボタン押下前にドアを開閉操作することで、車両をスリープ状態から起動させなければ、エンジンを始動できない盗難防止システムを搭載した自動車に使用するものである。
本実施形態の遠隔始動装置1は、制御ユニット3から分岐された配線にドア開閉ボタン押下装置30が接続され、また、ドア開閉ボタン押下装置30には、制御ユニット3から分岐された配線に接続された純正携帯キー4が収納されている。
さらに、その純正携帯キー4は表面所要位置に、ドア開放ボタン4Aとドア閉鎖ボタン4Bとが押下可能に埋設されている。
ドア開閉ボタン押下装置30は、純正携帯キー4を収納する収納ケース15と、純正携帯キー4を固定する固定部16と、ドア開放ボタン4Aとドア閉鎖ボタン4Bとの表面作動部に付設されドア開放ボタン4Aとドア閉鎖ボタン4Bとを押下する略長帯状の押下板17,17と、押下板17,17の長さ方向の両端近傍の下面に配設された一対の吸着用板18,18と、吸着用板18,18に対向する位置に配設された一対の平面視矩形状の電磁石19,19とで構成されている。
また、電磁石19と吸着用板18とのギャップT4は、ドア開放ボタン4A及びドア閉鎖ボタン4Bと其々の押下板17,17とを接着する接着部材20,20と、吸着用板18との高さを調整することで設定され、そのギャップT4の高さは、ドア開放ボタン4Aとドア閉鎖ボタン4Bの作動量に合わせた所要高さに設定すれば良い。
固定部16は、純正携帯キー4の外壁に当接する所要位置の収納ケース15の底部または電磁石19,19に接着固定すれば良く、固定部16や吸着用板18,18と収納ケース15の内壁によって形成された余剰スペースには、収納部スペーサー21,21などを収納すれば良い。
次に図10に示すエンジン始動処理のアルゴリズムを説明する。まず、ユーザー(運転者)は自動車から離れた場所で携帯操作機2のエンジン始動ボタンを操作する(S−1A)。それにより、携帯操作機2は、エンジン始動命令を送信する(S−2A)。
車載本体部5は、携帯操作機2からのエンジン始動命令を受信すると、制御ユニット3に純正携帯キー4に給電するための信号を10秒間出力し、開閉ボタン押下装置への信号を出力し、ブレーキ回路用リレーを切り換えるための信号を10秒出力すると共に、スタートボタン押下部6に対する始動信号を2秒間出力する(S−3A)。
制御ユニット3は、車載本体部5からの信号により、まずドア開放ボタンを押下し、その後にドア閉鎖ボタンを押下するために12Vで出力し、純正携帯キー4に対し10秒間3.3V給電し、ブレーキ回路用リレーを切り換えるために12Vで10秒間出力し、スタートボタン押下部6に2秒間12Vで出力する(S−4A)。
純正携帯キー4は盗難防止システムを制御する純正のECUに認証情報を出力し、正常であると認識させる(S−5A)。次に、開閉ボタン押下装置30にドア開放ボタン4Aを押下し、所要時間の後にドア閉鎖ボタン4Bを押下することで車両スリープ状態から起動させる(S−52A)。また、ブレーキ回路用リレーを切換えブレーキを踏んだ状態と同じと純正のECUに認識させる(S−6A)。さらに、スタートボタン押下部6を作動させ自動車のエンジンスタートボタンを押下し、純正のECUにスタート信号を送る(S−7A)。純正のECUは、ステップS−5A、S−52A、S−6A及びS−7Aを受けてセルモーターを回転させ、エンジン始動処理を実行する(S−8A)。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明は、以下の実施例に限定されるものではなく、発明の要旨の範囲内で適宜変更して実施できる。
図4、図5及び図6は、本発明のスタートボタン押下部6の具体例を示したものである。まず、本実施例の電磁石9は、内径D2をφ36mmに設定し、コイル9Aの内径D3をφ40mm、外径D4をφ54mm、高さT2を7mmに設定し、巻線の仕様はφ0.7mm×54Tとし、上述のステップS−4とS−13における作動時の電源は、直流12Vで7Aとして供給した。
また、吸着用板11は、外径D5をφ60mm、厚さT3が2mmの円盤状の鉄板で形成し、表面を鍍金処理した。さらに、カバー部12は、例えば合成樹脂のプラスチックや金属などの素材を使用し、表面にエンジンスタートボタンであることを理解できる表示を付した。スペーサー10は、高さ調整時に加工が容易となるように合成樹脂のプラスチック、発泡ウレタン、エラストマーなどで形成し、電磁石9と吸着用板11とのギャップT1を2.5mmに設定した。
図8及び図9は、本発明のドア開閉ボタン押下装置30の具体例を示したものである。まず、本実施例の電磁石19は平面視略矩形状のものを採用し、押下板17の両端部近傍の下面に配設した。また、収納ケース15は、平面視において略矩形状の一辺が約120mmとし、側面視において厚みT5を約50mmで形成した。
固定部16と接着部材20は合成樹脂のプラスチック、発泡ウレタン、エラストマーなどで形成し、収納部スペーサー21はポリウレタン等の合成樹脂を発泡成形したものを使用した。吸着用板18は、平面視略矩形状の鉄板で形成し、表面を鍍金処理した。
以上のように、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、上記記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば、本実施形態と実施例では電磁石を円管形状や平面視略矩形状として説明したが、それに限定するものではなく、例えば角管形状としても良いし、自動車のエンジンスタートボタン周辺近傍に設置できる若しくは、ドア開閉ボタンを押下可能な状態で設置可能であれば形状を特に限定するものではない。
また、上記実施形態では、本願発明の遠隔始動装置の一部分としてスタートボタン押下装置を説明したが、これに限定されるものではなく、既存の遠隔始動装置と連動し、スタートボタン押下装置を作動させることで自動車のエンジンスタートボタンを物理的に押下することとしても良い。
さらに、上記実施形態では、遠隔始動装置の制御ユニットから分岐された配線に純正携帯キーを接続していたが、これに限定されるものではなく、例えば、制御ユニットに純正携帯キーの認証情報を登録し、適宜その認証情報を発信することとしても良い。
すなわち、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上説明した実施形態に対し、形状、材質、数量、使用用途、位置若しくは配置等に対して当業者が様々な変更を加えることができるものである。従って、既に開示した形状等の限定をした記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に示したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状等の限定を一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 遠隔始動装置
2 携帯操作機
3 制御ユニット
4 純正携帯キー
4A ドア開放ボタン
4B ドア閉鎖ボタン
5 車載本体部
6 スタートボタン押下部
7 エンジンスタートボタン
7A 作動部
8 内装
9,19 電磁石
9A コイル
10 スペーサー
11,18 吸着用板
12 カバー部
13 リード線
15 収納ケース
16 固定部
17 押下板
20 接着部材

Claims (6)

  1. 運転者が純正携帯キーを携帯した状態で乗車し、自動車のエンジンスタートボタンを押下することで、エンジンの始動及び停止操作を行うことができる盗難防止システムを搭載した自動車に使用する遠隔始動装置であって、前記遠隔始動装置は運転者が携帯し始動信号を無線送信し操作する携帯操作機と、前記携帯操作機からの無線を受信し盗難防止システムを解除する信号を送信する車載本体部と、前記車載本体部からの配線に取付けられ前記エンジンスタートボタンを押下するスタートボタン押下装置とからなることを特徴とする遠隔始動装置。
  2. 前記スタートボタン押下装置は、前記車載本体部と自動車の配線との間に接続し取付けられた制御ユニットと、前記制御ユニットから分岐された配線に接続され前記エンジンスタートボタン近傍に配設されたスタートボタン押下部とからなり、前記制御ユニットから分岐された配線に前記純正携帯キーが接続されていることを特徴とする請求項1に記載の遠隔始動装置。
  3. 前記スタートボタン押下部は、前記エンジンスタートボタンが取り付けられている自動車の内装表面付近に配設された電磁石と、前記エンジンスタートボタンの作動部に付設され前記電磁石に吸引される吸着用板とからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遠隔始動装置。
  4. 前記電磁石は、前記作動部の外周円よりやや大きい内周円を有する略円管形状を成し前記作動部の外周縁を覆う位置に配設され、前記吸着用板は円盤状の金属板から成り前記作動部の上面に付設され前記電磁石によって吸引することにより前記エンジンスタートボタンを押下することができることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の遠隔始動装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の遠隔始動装置に使用するスタートボタン押下装置。
  6. 前記純正携帯キーに埋設されたドア開閉ボタンを押下するドア開閉ボタン押下装置を有する遠隔始動装置であって、前記ドア開閉ボタン押下装置は、前記純正携帯キーを収納する収納ケースと、前記純正携帯キーを固定する固定部と、前記ドア開閉ボタンを押下する押下板と、前記押下板の先端近傍所要位置に配設された吸着用板と、該吸着用板に対向する所要位置に配設された電磁石とからなることを特徴とする請求項2に記載の遠隔始動装置。
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