JP2016511963A - スイッチング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】遠隔制御可能なスイッチ操作装置の提供。【解決手段】多くの家庭・職場用の電気器具は電源に接続されねばならない。これらは電源への電気接続、電源からの遮断によりオン・オフされる。通常これはスイッチを操作するユーザが手動で行う。本発明は電力を家電器具へ接続・遮断するよう構成したスイッチ付きの無線操作可能な電灯スイッチ又はプラグソケットに関する。本装置は建物、キャンピングカー又は船舶居住区、及び通常家庭用器具が電力接続される他の場所での使用に適する。本装置は制御信号を受信する受信機と、スイッチをオン・オフする制御信号に反応するアクチュエータを含む遠隔制御可能なスイッチ操作装置であり、本装置は露出したスイッチを備える筐体に後付けされるよう寸法と配置を決められ、アクチュエータが使用中に対応の制御信号を受信した際スイッチをオン・オフするためにスイッチに係合するよう配置されることを特徴とする。【選択図】図1
Description
本発明はスイッチング装置に関し、より具体的には電気器具のオンとオフのスイッチングのためのスイッチング装置に関する。本装置は家屋若しくはオフィスビル、キャンピングカーなどの輸送手段又は船舶内の居住区及び電気器具が通常見出されるその他の場所においての使用に適している。
多くの使用中の家庭用及び職場用の電気器具は、電源に接続されている。これらは電源に接続し、及び電源から切り離されることにより、オン及びオフにされる。通常、このことは手動式スイッチを操作するユーザによって手動でなされる。
手動式スイッチは、電力ソケットに入れられた照明や器具をオン又はオフにするときに有用である。人間は通常、家具や暗闇で見えない場合でも、スイッチの状態や位置によって、電源のスイッチがオン又はオフになっているかを見たり(視覚的に障害があれば)感知したりすることが可能である。人間は手動式スイッチの使用には慣れている。
ある状況においては、スイッチを遠隔的に制御できた方が便利であったり、或いは安全でさえあることもある。例えば照明の電源を切るときは、所望の場所に手が届く方が、暗闇の中で部屋を横切らねばならない状況でそうするよりも安全である場合もある。
ほとんどのスイッチは永続的に、例えば壁の上にあり、一時に一回だけその固定された位置だけからしか制御できない。このことは特に、移動能力に制限のある人や寝たきりの人に対して不都合をもたらすこともある。例えば、機械的スイッチがそのような人の手の届く範囲の外にある場合は、照明をオン及びオフにすることができない。
もう一つの問題は、大きな家で、人が建物や家の中を歩き廻って全ての電灯や器具の電源を、夜に、典型的には寝る前に、一つずつ消さねばならないということである。
先行技術においては利用可能なスイッチが限られていることから、器具がスイッチをオンにされたままになる傾向があり、エネルギーの浪費や、スイッチがオンにされたままであることによる電気火災や電気事故の危険をもたらしていた。器具はまた、器具をオンにするためのスイッチが、暗闇の中では容易に視認したり発見したりできないことにより、又はタイマー式スイッチが切れたことにより、スイッチがオフにされたままになる傾向もあった。
そのため、手動式スイッチの有用性をそのままにしつつ前述の問題点を克服する、スイッチ操作装置が必要となっている。
前述の問題及びそれに類似する問題の解決を試みて、多数の特許出願が出願されてきた。特許文献1(YI et al)は、制御パネルと遠赤外線(IR)送信機を含んだ、無線照明スイッチに関する。
同様に特許文献2(SPIRA)は、調光スイッチなどの遠隔制御可能な負荷制御装置を含んだ、照明制御システムを開示している。
遠隔制御される照明はタイマースイッチなどの形において利用可能であるが、照明の附属器具類をしばしば高価である専門的な部品(specialist part)と交換することが要求される場合もあった。タイマースイッチによる別の問題は、タイミングについては事前設定されねばならないため、タイマースイッチは変更が利かず(inflexible)、直接的な制御が一切不可能であるということである。
本発明は、先行技術に関連する問題を克服するために、及び前述の問題を克服する改善されたスイッチ操作装置を提供するために、生み出された。
本発明によれば、遠隔制御装置からの制御信号を受信する受信機と、スイッチをオン又はオフにするために制御信号に反応するアクチュエータとを含む遠隔制御可能なスイッチ操作装置であって、露出したスイッチを備える筐体(housing)に後付け可能なよう寸法と配置を決められ、アクチュエータは使用中に、対応する制御信号の受信に際して、スイッチをオン又はオフにするために、スイッチに係合するよう配置されている、ことを特徴とする遠隔制御可能なスイッチ操作装置が提供される。
好適には、スイッチインターフェースは筐体と、スイッチと、有利には操作装置が電気コネクタへ電気を接続し又は絶ち、「オン」又は「オフ」にするため、器具のための電気コネクタと、を含む。
本発明の第2の側面によると、遠隔制御装置からの制御信号を受信する受信機と、スイッチをオン又はオフにするために制御信号に反応するアクチュエータとを含み、スイッチの少なくとも一部は、スイッチの手動操作を可能にするために露出している、ことを特徴とする遠隔制御可能なスイッチ操作装置が提供される。
好適には、遠隔制御可能な操作装置は、手動操作のために露出するよう構成されたスイッチを含む筐体に後付けされるよう、寸法と配置を決められている。
理想的には、バッテリー駆動かつ携帯可能なスイッチ操作装置への遠隔制御信号を供給する操作装置が提供される。しかしながら、遠赤外線通信ポートを備えた携帯通信機器は、適切な信号を供給することで遠隔制御器として働くよう構成されてもよいと、理解される。このような携帯通信機器は、携帯情報端末(PDA)、Blackberry(登録商標)、携帯機器、i-Phone(登録商標)、又は適切な制御信号を生成及び送信するためのコンピュータプログラムに従って作動可能な類似の装置のいずれかであってもよい。
有利には遠隔制御可能なスイッチ操作装置は、好適にはロッカー、回転式ノブ、又は手動で変位可能若しくは位置換え可能なトグルの形の、手動変位可能な機械スイッチを備える。理想的には、スイッチが遠隔的に操作されている際はスイッチが回路を開閉するために動き、又は変位するよう、操作装置は所望の制御信号に従い、スイッチを1つの位置及び状態(オン又はオフ)から他の位置及び状態(オン又はオフ)へと変位させる。
好適には、変位や位置換えによって手動で操作可能な同一のスイッチは、制御信号に従って作動するアクチュエータによって、遠隔操作することも可能である。スイッチの遠隔操作はスイッチの位置を物理的に変える。位置の変化はスイッチを手動で操作することもできるユーザによって、視認が可能である。
好適には、スイッチを「オン」又は「オフ」にするに当たってアクチュエータがスイッチを物理的に変位させる際には、ユーザはそれが「オン」又は「オフ」の位置にあることを視認できる。
第2の実施形態においては、遠隔制御可能なスイッチ操作装置はスイッチインターフェース又は筐体の外部に取り付けられ(clamped)又は接続される。好適には、スイッチインターフェース上に露出したスイッチは、遠隔制御可能なスイッチ操作装置が適所に(into place)取り付けられる際には露出したまま、或いは部分的に露出したままである。ユーザはスイッチに触れることなく、遠隔的にスイッチを「オン」又は「オフ」にできる。ユーザは、スイッチが露出しているため、スイッチに触れ又はスイッチを手動で変位させることによってスイッチを手動で「オン」又は「オフ」にすることもできる。
第2の実施形態の幾つかの例においては、遠隔制御可能なスイッチ操作装置はスイッチインターフェースに取り付けられ、スイッチを覆う。この場合、スイッチを「オン」「オフ」にすることでスイッチが変位したのをユーザが視認できるよう、ウィンドウや照明、発光ダイオード(LED)又は他のインジケータが遠隔制御可能なスイッチ操作装置に備えられている。
有利には、本発明は差込み口(electrical outlet)、ソケット、フェイシア(fascia)、又は器具の遠隔制御を可能にする手段を提供する。遠隔制御可能なスイッチ操作装置は、製造時又はアフターサービス市場のいずれかでそれらの器具に組み込まれてよい。
幾つかの実施形態においてクランプ(clamp)は、使用の際に互いに対して変位が可能な第1及び第2のクランプ部分よりなる。クランプ部分は、これらを互いに引き寄せ、又はフェイシアやスイッチ筐体に向けて押す力を作用させる、ばね付勢(spring bias)によって取り付けられてもよい。
他の好ましい実施形態において、操作装置は、コンポーネントが隠れるよう、筐体やフェイシアに統合されてもよい。
操作装置は、スイッチを変位させるよう構成されるアクチュエータを含む、第1のコンポーネント部分を含んでいる。オプション的に、第2のコンポーネント部分は電気バックボックス(electrical back box)に固定され(secured to)、この実施形態ではこれらのコンポーネント部分は使用時に互いに固定される。
このような実施形態の幾つかにおいては、第2の部分は第1の部分に向けて押されるようバックボックスに螺合されてもよく、当該第1の部分はフェイシアに搭載されるか、或いはフェイシアを含む。これに加えて電気接続は第2の部分から、或いは第2の部分を経由してなされる。操作装置がフェイシア又はスイッチに統合される他の実施形態においては、これらの部分(the parts)は一体に形成されたり、使用中若しくは取り付け後に分離不可能なように接続されてもよい。
有利には、操作装置が事前取り付けされたスイッチを操作するために後付けされるのに適している実施形態において、操作装置は、フェイシアが標準的な配置形態(standard localized format)において使用可能なままになるようフェイシアに統合され、理想的には操作装置がフェイシアの美的側面(aesthetics)に何ら影響を与えることなく例えばフェイシアの後面に組み込まれる。
理想的にはアクチュエータは、スイッチの位置や状態が反対にされ、或いは手動で変えられるように、スイッチを変位させるよう構成される。有利には、スイッチは遠隔制御可能なスイッチ操作装置を経由して、他の部屋などの遠隔的な位置から操作できる。
スイッチング装置がフェイシアの後ろのスイッチ筐体と一体である場合、スイッチは内部で起動又は停止されると考えてよく、手動で操作される場合、スイッチは外部で起動されると考えてよい。
理想的には制御信号は、家の外、例えば帰宅の際に照明を付ける際においても操作装置を制御することができるよう、数百メートルの範囲に至るまで送信可能である。
好適には遠隔制御器は既存のハードウェアに組み込まれてもよく、そのハードウェアはソフトウェア又はファームウェアを使用して操作可能としたり、機能させてもよい。例えばそのために、幾つかの実施形態において遠隔制御器は、「APP」などの「スマートフォン」により若しくはその機能として、又はユニバーサルコントローラにおいて、提供されてもよい。
理想的には操作装置及び遠隔制御器はまず、両者の間で情報の送受信ができるよう、同期される。同期されると、操作装置と遠隔制御器は無線信号の送信と受け取りによって、通信してもよい。
典型的にはフェイシアは、壁から突き出るように置かれる壁から突出している。そのため外付けで搭載される実施形態又は後付けの実施形態に対しては、操作装置の部分は更なるフィッティング手段を要求せずにフェイシアに取り付けられ、又は固定されるよう、理想的にはフェイシアの側面に掛かる(hook over the fascia sides)端部を延長させることによって、フェイシアの少なくとも一部を架橋し、取り囲み、或いは覆うように形作られてもよい。
好適には操作装置は、一又は複数のスイッチの上に位置するよう、垂直方向にフェイシアを縦断する(traverse)。ボタンは、例えばオン又はオフなど装置がどの状態にあるかを視覚的に示すため、押された際は押し下げられたままになっていてもよいと考えられる。
有利には、操作装置は単一のフェイシア及び2つのフェイシア(single and double fasciae)に合うよう構成されてもよい。例えば2つのスイッチに対しては、追加のボタンが第2のスイッチを制御するために含まれてもよい。
好適には、単一のスイッチのための操作装置は、フェイシアの頂部、底部(ダブルアダプタの場合に見られるように[as in the double adapter])及び側面にフィットするよう、延伸した側面の端部を含む。
典型的には単一の操作装置は、単一のスイッチを覆うようオフセットされているので(is offset so as to cover)、頂部と底部だけでなく側面を囲むアダプタは、より良いフィットとより整った外観を与える可能性がある。
フェイシアに後付けされる装置においては、一体型バッテリーは装置を制御する電力手段を提供する。電流に接続するさらに別の実施形態は、偽の前面(false front)を含んでもよく、及び/又は装置がソケット若しくは物理的スイッチを備えることを可能にしてもよい。
好適には操作装置は、例えばばねフィット機構を受け入れられないフェイシアにおいて作動する操作装置及びシステムを可能にするため、フェイシアに嵌め込まれ、埋め込まれ、又は永続的に留められてもよい。いくつかの実施形態において操作装置は、例えば弾力的に変形可能な部材、柔軟な若しくは弾性のストラップでフェイシアの周りに取り付けられる(fitted around fasciae)。
好適な実施形態ではアクチュエータは、接続手段に対して遅延する動きをすることなくスイッチを動かすために、素早く動く。
好適には操作装置は、バッテリーについての要求をなくしかつ減少させて、主電力(mains power)から操作してもよい。
好適には操作装置はフェイシアに含まれ、アクチュエータは電気回路又は差込口(outlet)に対し電流を接続し、又は遮断するスイッチに作用する。
発明はここから、以下の添付の図面を参照しながら、単なる例示として記述される。
図1は、使用中の、遠隔制御可能なスイッチ操作装置の概略図である。
ユーザ380は椅子に座っており、遠隔制御器300を保持している。ユーザは、ユーザのテレビ170に電気を供給する遠隔制御可能なスイッチ操作装置1000の電源をオンにし、かつオフにするために制御信号を供給するため、遠隔制御器を使用している。
ユーザ380は又、部屋の照明220に電気を供給する遠隔制御可能なスイッチ操作装置1001の電源をオンにし、かつオフにするために制御信号を供給するためにも、遠隔制御器300を使用している。
器具用配線130がテレビ170に接続されている。器具用配線は、遠隔制御可能なスイッチ操作装置1000のソケットに差し込むためのプラグ120を有している。
ユーザ380がテレビに供給される電気をオンとオフにするために手動でスイッチ330を操作できることを好む場合、スイッチ330は、ユーザが動かすことができるようユーザに対して露出される。
ユーザ380がテレビ170への電気をオンとオフにするために遠隔制御器300を使用する場合、スイッチ330は遠隔制御可能なスイッチ操作装置1000の中のアクチュエータによって、物理的に動かされる。
照明用配線230は照明220に接続されている。照明用配線は、遠隔制御可能なスイッチ操作装置1001の器具コネクタにも接続されている。
ユーザ380は、照明220に供給される電気をオンとオフにするために操作装置1001のスイッチ331を手動で操作するか、照明に供給される電気をオンとオフにするために遠隔制御器300を使用するかの、いずれかを選ぶことができる。ユーザが照明をオン又はオフにするために遠隔制御器を使用することを選択する場合は、スイッチは操作装置内のアクチュエータによって物理的に動かされる。
操作装置1000、1001の各々は、遠隔制御器300によって供給される制御信号を受信するための受信機290を有している。遠隔制御器300は無線信号を提供し、受信機290は無線受信器である。スイッチ330、331をオン又はオフにするために操作装置に命令する、電磁無線信号、可視光信号若しくは非可視光信号、又は可聴若しくは非可聴の音声信号のいずれかを明瞭に受信するために、受信機の一部が操作装置の外部にあってもよい。
操作装置1000、1001は、電気配線系統(electrical wiring)を構築する(building)ために使用される、電気バックボックス140に収容されるよう寸法と配置を決められた筐体210を含む。
筐体210は、電力ケーブル260と接地ケーブル200に接続される主電力コネクタを含む。
図2は、操作装置の第1の実施形態の概略図である。スイッチ330は、フェイシア190から突き出ている。スイッチ330は、フェイシア190を抜けて突き出るスイッチ330を見、又触ることの出来るユーザに対し露出している。
ユーザは、電気コンタクト340を変位させるためにスイッチ330の位置を動かす。コンタクト340を動かして電気回路180の端子(terminal)に接触させることで、電気回路180は閉じられる。ユーザは回路180を開閉するために、スイッチを変位させる。
図2に図示されているように、電気回路180は電源コネクタ260を電気器具コネクタ110に接続する。器具コネクタ110は、図1に図示のテレビ器具配線130の端部にあるもののような、プラグ120を受け入れるのに適したソケットである。電源コネクタは、電力ケーブル260への接続に対応している。電力ケーブル260は、建物における主電気配線系統の一部をなす。ソケット110の端子は、回路180によって接地ケーブル200にも直接的に接続される。電源コネクタ270は、操作装置の電力ケーブル260及び接地ケーブル200への接続を簡略化するために構成される。
ユーザが回路180を閉じるためにスイッチ330を動かすと、器具コネクタ110はオンになる。器具コネクタ内にプラグ120を有する器具170は、これによって主電源に接続される。ユーザが回路180を開くためにスイッチ330を動かすと、器具コネクタ110は、電力ケーブル260から電気的に切り離される。
遠隔制御可能なスイッチ操作装置1000は筐体210によって防護され、フェイシア190によってカバーされている。筐体とフェイシアは図2では別個の要素として図示されているが、これらは単一の部分であってもよい。
操作装置1000が建物の壁に備え付けられるときは、フェイシアはユーザに向けられるよう配置される。
受信機290は、操作装置が制御信号を検出することを可能にする。受信機290は、ソレノイドリレー320に電気的に接続される。ソレノイドリレーは電源コネクタ270に接続され、またソレノイド310にも接続される。
ソレノイド310は変位可能部材160を駆動させるが、これらが一緒になってアクチュエータ100を構成する。当業者は、アクチュエータを他のタイプの電磁石と置き換えることができるであろう。
変位可能部材160は、自身が動くとスイッチ330も動くように、スイッチ330を保持している。従ってスイッチ330はアクチュエータ100の作動によって変位する。
アクチュエータ100は、典型的にはソレノイド310を含み、回路180は、ボタンやロッカーの形をとるスイッチ330を変位させ又は押し下げるアクチュエータ100によって開閉されるが、他のタイプの電気機械変換器(electro-mechanical transducer)が知られており、これらによって置き換えられてもよい。ウォームギア付きのモータが他の例である。動力はソレノイド310によって生み出されるが、このソレノイドは図2に示すリニアソレノイドであってもよい。
ソレノイドは、スイッチ330を押すためのアクチュエータ又はプランジャ160を動かす電磁場を作り出す。典型的にはプランジャ160は、スイッチ330に係合し、延伸する際にはスイッチを押し上げ、引っ込む際にはスイッチを引き下げるように、スイッチ330に平行に動く。
操作装置1000、2000の幾つかの例では、フェイシア190又は外ケーシング530に、スイッチ330をオンとオフにするようアクチュエータを操作するために、アクチュエータボタンがある。図4では、「オン」ボタン250と「オフ」ボタン251が図示されている。アクチュエータボタンもフェイシアから露出しており、ソレノイドもアクチュエータボタンを押すことで手動的に起動されてもよい。
好適な実施形態におけるアクチュエータの起動は、スイッチをオンからオフに切り替える(toggle)ための、制御された線形的な力を生み出し、典型的にはスイッチを押すユーザの動きを模倣する。従って受信機290を経由しての遠隔起動は、ユーザによる手動のスイッチ330の変位の動作を模倣する。
理想的にはソレノイド310は、操作装置へと信号を伝える遠隔制御器300から受信した信号によって起動されてもよい。信号は、遠赤外線、短波無線周波数、Bluetooth(登録商標)等の無線接続若しくはマシン間操作によって送信されると想定され(envisaged)てもよい。
図2を詳しく見ると、ユーザ380が無線「オン」命令信号を送るよう遠隔制御器300を操作することによって、遠隔操作的にスイッチをオンにしていることは明らかである。「オン」信号は受信機290によって検出され、解釈される。受信機290はソレノイドリレー320に電気的に接続され、リレーを起動してスイッチ330をクローズ位置まで移動させるためにアクチュエータ100を作動させる。そして電気コンタクト340は、器具コネクタ110に接続された器具170に電気を供給するために回路180を閉じる。
スイッチは、それがフェイシア190から突き出ている場所で露出しているため、ユーザはスイッチが「オン」の位置まで動かされたことを見ることができる。
ユーザ380は、無線「オフ」命令信号を送るために遠隔制御器300を操作することによって、遠隔的にスイッチをオフにする。「オフ」信号は受信機290に検出され、解釈される。
受信機290はソレノイドリレーに電気的に接続され、アクチュエータ100を操作してスイッチ330をオープン位置まで移動させるためにリレーを起動する。これにより、器具コネクタ110に電気が流れるのを阻止するために、電気コンタクト340は回路180から分離される。スイッチは、それがフェイシア190から突き出ている場所で露出しているため、ユーザはスイッチ330が「オフ」位置まで動かされたことを見ることもできる。
信号は、プリント回路基板(PCB)上に置くことが可能な信号解釈回路を含み、或いはこれに接続される受信機290によって受信される。解釈された信号は、例えばスイッチ330をオン又はオフにするといった、所望の応答を生成するために使用される。
幾つかの例における遠隔制御器300は、図10に図示するもののような、よく知られた直方体の物体又はケーシングである。遠隔制御器は、起動時に操作装置に送信信号(transmission)を送り、又バッテリーの形で自身の電源を有するよう、構成されている。遠隔制御器は、手に持つものでも壁に掛けるものでもよいと考えられる。遠隔制御器300は、「オン」ボタン252と「オフ」ボタン253とを含む。遠隔制御器300の別の例では、音声起動に使うマイクを含んでいる。遠隔制御器は無線で、対応する「オン」又は「オフ」の命令信号を、対応するボタンが押された際に好適には電波(radio wave)で送信する。解釈回路は信号を同定及び解釈し、プランジャ160に係合するようソレノイド310の起動をトリガーして、それによってスイッチ330を押させるようにする。
遠隔制御されるスイッチ操作装置1000の代替的な構成においては、ユーザの声が遠隔制御器として働く。受信機290は可聴音検出器であり、解釈回路は単語「オン」及び「オフ」を解釈する。
遠隔制御器300は、同期ボタン(syncing button)362、363を含む。遠隔制御器上の同期ボタンを押すと、操作装置の受信機290に検出される無線同期信号が発せられる。
遠隔制御器300に、特定の遠隔制御されるスイッチ操作装置1000、1001、2000を操作させるために、操作装置の同期ボタン360が押され、同時に遠隔制御器においても同期ボタン362が押される。両ボタンは一定時間、押下されたままにされる。
図2に図示の同期回路370は、同期ボタン360を押すことで起動される。同期回路は受信機290に電気的に接続される。同期ボタン362が押されている間に操作装置1000の同期ボタン360を押すことで、操作装置1000と遠隔制御器300が同期される。一旦遠隔操作装置1000と遠隔制御器が同期されると、同期回路370は「オン」命令及び「オフ」命令が受信機290によってソレノイドリレー320に伝送されるのを許し、遠隔制御器300はスイッチ330を操作する。遠隔制御器と操作装置の同期を解除する(unsync)ために、遠隔制御器と操作装置の同期解除ボタン(unsync button)361、363が同時に所定時間押される。
1のユーザがスイッチ330の位置を遠隔的に変更し、一方で他のユーザが手動的にスイッチの状態を変更すると、アクチュエータはこれを認識し、スイッチ330を手動で動かすユーザが遠隔命令信号よりも優先されるのを許す(これは破損等を避けるためである)。アクチュエータは信号に抗して働く力を認識し、そのため手動的に課されたスイッチ330の動きには一切抵抗することをやめる。
器具コネクタ110、電源コネクタ270、回路180、電気コンタクト340、スイッチ330、アクチュエータ100、ソレノイドリレー320、受信機290、筐体210、フェイシア190などの構成が、例えば装置の第1の実施形態については図2に図示されている。これらの要素の構成は上の段落に記載している。この構成はまた、他の実施形態が第1の実施形態とは異なると記載されている場合を除き、一般的には他の実施形態にも適用される。
遠隔制御可能なスイッチ操作装置の第2の実施形態は図3、4、5、6、7、9及び11に図示されている。図8は第1と第2の実施形態の組み合わせの混成実施形態(hybrid embodiment)を図示している。
図3は、遠隔制御可能なスイッチ操作装置2000の第2の実施形態の概略図である。
図4は、スイッチインターフェース(switched interface)500のフェイシアに取り付けられた操作装置2000の第2の実施形態の第1の例を図示している。スイッチインターフェース500は、器具コネクタ110への電力をオンとオフにするスイッチ330を含んでいる。一般に、器具コネクタは図4、6に図示するもののようなプラグソケットである。
家とオフィスは、典型的には、インターフェースのソケット110への電気をオンとオフにするための、或いは照明配線230に接続された器具コネクタ110への電気をオンとオフにするための、手動操作可能なスイッチ330を含むスイッチインターフェース500と共に、建設される。
操作装置2000の第2の実施形態は、スイッチインターフェース500の外部に取り付けられているため、外付けの実施形態(external embodiment)である。発明2000の第2の実施形態は、スイッチインターフェース500のフェイシア190に取り付けられるよう構成される。
図3、図4及び図6に特に示す第2の実施形態の一例では、操作装置2000は、使用時に第2の部分20に対して固定されるよう構成された第1の部分10を含む。部分10、20は、操作装置2000がスイッチインターフェース500の筐体のフェイシア190に固定されるよう、構成することができる。そのため操作装置2000は、スイッチインターフェース500の筐体の一部分(それはフェイシア190である)に後付け(retro-fit)ができるよう、寸法と配置が決められる。フェイシアはスイッチ330を含む。
操作装置2000の第2の実施形態は典型的には、ばね機構150によってフェイシア190に取り付けられる。ばね機構150によって、第2の部分20は第1の部分10に対して変位可能である。両部分は、両部分がフェイシアを横切る(traverse)ことができるようにばねを引っ張ることによって、引き離されてもよい。クランプ機構150のばね50は2つの部分10、20を互いに引き寄せ(The clamping mechanism 150 spring 50 draws the two parts 10, 20 together)、それによってスイッチインターフェース500の筐体のフェイシア190に操作装置2000を取り付ける。
操作装置2000第2の実施形態は、第1の部分10と、制御信号を受信するための受信機290と、スイッチ330をオンとオフにするための制御信号に反応するアクチュエータ100とを含む。
スイッチ330は、ユーザが手動で操作できるように露出している。操作装置2000が使用のためにフェイシア190に取り付けられるときは、対応する制御信号を受信してスイッチ330をオン又はオフにするために、アクチュエータ100はスイッチ330と係合するように配置される。
スイッチインターフェース2000の外側での使用のために構成された、操作装置2000の外付けの実施形態においては、操作装置2000は典型的には、操作装置2000を制御するための少なくとも2組のボタンを収納するケーシング530を含む。ボタンの1の組は、操作装置の遠隔制御器300との同期を可能にする。ボタンの第2の組は少なくとも1つのスイッチ330の手動操作のためである。ケーシング530は、起動時にスイッチ330をオンとオフの間で切り替えるような運動を生み出す、ソレノイドを収容している。ケーシング530は、同様にケーシング530に収納された受信機290によって受信される信号を受信し解釈するための、プリント回路基板(PCB)上の解釈回路を収納している。
操作装置2000の第2の実施形態においては、ケーシング530の内部に少なくとも1つのバッテリーがある。
操作装置2000の第2の実施形態は、スイッチ330を遠隔的に操作するために操作装置に信号を送信可能な遠隔制御器300と協働する。
遠隔制御可能なスイッチ操作装置2000の第2の実施形態は、ユーザ380に対して第1の実施形態と同様に働く。図1のイラストレーションでは、ユーザはテレビへの電気をオンとオフにするために、操作装置1000の第1の実施形態に命令する。ラジオ510をオンとオフにするために、ユーザは操作装置2000の第2の実施形態に対してもラジオ配線プラグ520に接続された電気ソケットに電源をオンとオフにするための命令をする。
第2の実施形態のケーシング530の内部にある、受信機290、ソレノイドリレー320、アクチュエータ100、ソレノイド310、変位可能部材160の構成は、第1の実施形態においての電力ケーブル260ではなく、バッテリー145がアクチュエータ100、受信機290、及びソレノイドリレーに電力を供給するという点を除いて、第1の実施形態について記述したものと同じである。
理想的には2組のボタンは操作装置の外面の(on the exterior of the operating device)、ユーザが利用可能な別々の場所に位置している。起動ボタンは容易に利用できるよう、操作装置の表面上(on the face of the operating device)、フェイシアより上(above the fasciae)に位置している。1組の起動制御器(activation controls)又はボタンは、操作装置1000、2000が遠隔制御器300と同期することを可能にする。これらは操作装置の側面(on the operating device side)にあり、そこで明確に識別可能である。幾つかの更なる実施形態においては、そのような起動制御器は恒常的に使用可能(open)であってもよいし、時間遅延付き使用可能期間(time delay open period)を置き、その間同期が可能としてもよい。その様な実施形態では、起動制御器は使用中隠されてもよい。
好適な実施形態では操作装置と遠隔制御器は、合成プラスチックやブラッシングされたステンレス鋼など、目立たぬようにフェイシアと同じ又は類似の材料で形成してもよい。
本発明は、単なる例示としてのみ記述されている。そのため、以上は本発明の原理を例示するだけのものととらえられる。さらに、当業者は多くの修正及び変更に容易に想到するであろうため、図示され記述された構成と操作そのものに発明を限定するのは望ましくない。従って全ての適切な修正と均等物によってもよく、特許請求の範囲内に入る。
Claims (17)
- 遠隔制御装置からの制御信号を受信する受信機と、
スイッチをオン又はオフにするために前記制御信号に反応するアクチュエータとを含み、
前記スイッチの少なくとも一部は、前記スイッチの手動操作を可能にするために露出している、
ことを特徴とする遠隔制御可能なスイッチ操作装置。 - 手動操作のために露出するよう構成された前記スイッチを含む筐体に後付けされるよう、寸法と配置を決められている、
ことを特徴とする請求項1に記載の操作装置。 - 前記スイッチを「オン」又は「オフ」にするに当たって前記アクチュエータが前記スイッチを物理的に変位させる、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の操作装置。 - 遠隔制御装置からの制御信号を受信する受信機と、
スイッチをオン又はオフにするために前記制御信号に反応するアクチュエータとを含む遠隔制御可能なスイッチ操作装置であって、
露出したスイッチを備える筐体に後付け可能なよう寸法と配置を決められ、
前記アクチュエータは使用中に、対応する制御信号の受信に際して、前記スイッチをオン又はオフにするために、前記スイッチに係合するよう配置されている、
ことを特徴とする遠隔制御可能なスイッチ操作装置。 - 前記スイッチが、前記スイッチの手動操作を可能にするために露出している、
ことを特徴とする請求項4に記載の操作装置。 - 前記装置を主電源に接続するよう構成された電源コネクタを含む、
ことを特徴とする請求項1−5のいずれかに記載の操作装置。 - 前記装置を電気器具に接続する器具コネクタを含む、
ことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の操作装置。 - 前記スイッチが、電気回路のスイッチングをして回路を開くために開き、電気回路を完結させるために閉じるよう構成された変位可能なスイッチである、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の操作装置。 - 前記アクチュエータが、電気回路への接続を通じて前記電源から供給される電力で前記スイッチを前記「オン」及び前記「オフ」位置又は前記オフ位置に変位させるよう構成された電気機械装置である、
ことを特徴とする請求項1−8のいずれかに記載の操作装置。 - 前記スイッチを露出させるための開口を備えたフェイシアを有する、
ことを特徴とする請求項1−9の記載のいずれかに記載の操作装置。 - 使用中に第2の部分に固定されるよう構成された変位可能な部材を有する第1の部分を含み、
前記第1及び第2の部分が筐体に固定可能である、
ことを特徴とする請求項1−10のいずれかに記載の操作装置。 - 前記第2の部分が使用中に前記第1の部分に対して変位可能であり、前記第1及び第2の部分が、前記第1及び第2の部分を互いに引き寄せようと働くばね付勢で接続されている、
ことを特徴とする請求項11に記載の操作装置。 - スイッチインターフェース又はソケットの前カバーに取り付けられる、
ことを特徴とする請求項1−12のいずれかに記載の操作装置。 - フェイシアに嵌め込まれ、埋め込まれ、又はフェイシアと共に形成されている、
ことを特徴とする請求項1−13に記載の操作装置。 - 前記スイッチがロッカースイッチである、
ことを特徴とする請求項1−14のいずれかに記載の操作装置。 - 請求項1−15のいずれかに記載の操作装置と、
オン信号及び/又はオフ信号を前記受信機に供給するよう構成された遠隔制御器と、
を含むことを特徴とするシステム。 - 添付の図面への参照によって実質的に本明細書に記載されている装置。
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