JP3667850B2 - ワイヤレスドアロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両に好適するものであって、キーをキーシリンダに差し込む操作を行うことなくドアのロックまたはロック解除を可能に構成したワイヤレスドアロック装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この種のワイヤレスドアロック装置として、従来より、図10に示すように、カード式送信機1を用いた構成がある。この構成の場合、車両側にドアロック制御用の制御回路2とアンテナ3とを設けていると共に、ドアアウタハンドル4(図11参照)にスイッチを設けている。そして、カード式送信機1は、アンテナ5と制御回路6と電池7とを備えて構成されている。
【0003】
上記構成において、使用者がドアをロック解除する場合の動作について説明する。この場合、図11に示すように、カード式送信機1をポケット例えば上着の胸ポケットやずぼんのポケットに入れておくと共に、ドアアウタハンドル4のスイッチをオン操作する。すると、車両側の制御回路2は、送信機1を起動するための磁気信号をアンテナ3から送信する。この場合、磁気信号はアンテナ3から1m程度離れたところまで到達するように構成されている。これにより、カード式送信機1の制御回路6は、上記磁気信号をアンテナ5により受信して起動されると共に、自身を識別する識別コードを含んだ磁気信号をアンテナ5から送信するように構成されている。
【0004】
すると、車両側の制御回路2は、上記磁気信号をアンテナ3により受信し、そして、この受信信号に含まれる識別コードが予め登録されている識別コードと一致したときにロック解除信号を各ドアの電動アクチュエータ8へ出力する。そして、上記電動アクチュエータ8は、上記ロック解除信号を受けると、ロック解除用のアクチュエータ(例えば電磁石)を通電駆動してドアロック装置をロック解除するように構成されている。
【0005】
このような磁気信号による交信方式では、電波交信の場合と違って、信号の減衰が大きく、換言すれば交信エリアが狭いことから、送信機1が車両側の制御回路2の近くにあるか否か(交信エリア内にあるか否か)の判定が容易となり、その判定に基づくドアロックおよびロック解除や送信機1の車内への置き忘れ検知が容易となるという利点がある。
【0006】
ところで、上記アンテナ3は、車両のドアミラーに取付ける構成や、ドア自体に取付ける構成が考えられている。
ところが前者の構成の場合には、交信距離が長く、電波信号の伝達性能が悪くなり、特に、前記カード式送信機1が電池7を備えていなくてアンテナ3側から交流電力供給用の磁気信号に基づいて電力を得る構成である場合には、十分な電力が得られないこともある。また、後者の構成の場合においては、ドア自体が金属製であるので、磁気信号により交流電力(電磁誘導作用による電力)を送信する場合に、渦電流によるロスが大きくアンテナ5の設置には不向きである。
【0007】
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、交信の確実性を高め得るワイヤレスドアロック装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、携帯可能な送信機と、
送信機を起動するための磁気信号を送信すると共に、上記送信機から送信された磁気信号を受信するアンテナと、
このアンテナにより受信した受信信号に基づいてドアをロックまたはロック解除するドアロック制御手段と、
ドア外面に取付けられて外面側が開放する凹部を形成したハンドルブラケットを有すると共に、このハンドルブラケットの開放側に位置して回動可能に設けられた樹脂製のハンドル部材を有するドアアウタハンドルとを備え、
前記ハンドル部材に前記アンテナを埋設したところに特徴を有する。
【0009】
この構成によれば、ドアアウタハンドルのハンドル部材という、ドア外面に位置する部材にアンテナを設けているので、使用者が携帯する送信機との距離が近くなる。そして、このハンドル部材は、樹脂製であるので、交流電力を送信する場合でも渦電流を発生することがない。この結果、交信が確実となる。しかもアンテナをハンドル部材に埋設したので、アンテナが傷つくことがないと共に、ドアアウタハンドルの組み付けと共にアンテナの組み付けができて、組み立て性の容易化を図ることができる。
【0010】
この場合、アンテナを、アンテナコイルをフレキシブル基板に付設して構成し、且つ、前記フレキシブル基板に接続用フレキシブル基板部を一体に形成し、この接続用フレキシブル基板部にアンテナの接続導体を付設する構成とし、
前記アンテナを、フレキシブル基板ごとハンドル部材に一体モールドし、接続用フレキシブル基板部をそのハンドル部材から導出する構成としての良い。
【0011】
このようにすれば、アンテナ自体の薄形化を図り得、もって、ハンドル部材の大形化を抑制でき、しかも、ハンドル部材の回動に応じて接続導体が良好に追随して屈曲もしくは湾曲するようになり、配線劣化を少なくできると共に、配線引き回しも容易となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を自動車のワイヤレスドアロック装置に適用した一実施例について図1ないし図9を参照しながら説明する。まず、図5はワイヤレスドアロック装置の電気的構成を概略的に示す図である。この図5において、ワイヤレスドアロック装置のうちの車両本体側に設けられた構成、即ち、本体側ワイヤレスドアロック装置11は送受信回路部12を有している。この送受信回路部12において、アンテナ13は、後述する送信機14を起動するための磁気信号を送信する機能を有すると共に、送信機14から送信された磁気信号を受信する機能を有している。
【0013】
上記アンテナ13は、車両の例えば運転席用のドア15(図9参照)に設けられた樹脂製のドアアウタハンドル16に配設されている。アンテナ13の具体的構成並びにドアアウタハンドル16への取付構成については後述する。そして、アンテナ13の一方の端子13aは、切替スイッチ18の共通接点cに接続されている。アンテナ13の他方の端子13bは、コンデンサ19を介してアースされている。
【0014】
また、切替スイッチ18の常閉接点aはアースされ、常開接点bは送信ドライブ回路20に接続されている。上記切替スイッチ18は、制御回路21によりスイッチ動作されるように構成されている。この制御回路21は、例えばマイクロコンピュータにより構成されており、本体側ワイヤレスドアロック装置11の運転全般を制御するコントローラとしての機能を有していると共に、そのための制御プログラムを記憶している。この場合、制御回路21がドアロック制御手段を構成している。
【0015】
そして、制御回路21には、アンテナ13の他方の端子13bがアンプ22を介して接続されている。この構成において、送信機14を起動するための磁気信号を送信する場合、制御回路21は、切替スイッチ18を接点(c−b)間オンに切り替えることにより、アンテナ13とコンデンサ19とからなる直列共振回路を形成し、送信信号を送信ドライブ回路20を介して上記直列共振回路へ与える。これにより、アンテナ13から送信機14起動用の磁気信号が発振(送信)されるように構成されている。
【0016】
一方、送信機14から送信された磁気信号を受信する場合、制御回路21は、切替スイッチ18を接点(c−a)間オンに切り替えることにより、アンテナ13とコンデンサ19とからなる並列共振回路を形成する。これにより、送信機14からの磁気信号を受信することが可能になる。そして、アンテナ13により受信された受信信号は、アンプ22により増幅された後、制御回路21に与えられるように構成されている。
【0017】
また、制御回路21は、車両の各ドアのロック機構をロック動作またはロック解除動作させる電動アクチュエータ23にロック指令信号Saを与えることにより、該電動アクチュエータ23のロック用電磁石を通電駆動させてドアのロック機構をロック動作させるように構成されている。これにより、ドアがロック(施錠)される。また、制御回路21は、電動アクチュエータ23にロック解除指令信号Sbを与えることにより、該電動アクチュエータ23のロック解除用電磁石を通電駆動させてドアのロック機構をロック解除動作させるように構成されている。これにより、ドアがロック解除(解錠)される。
【0018】
尚、上記電動アクチュエータ23は、車両本体に設けられたドアコントローラ(図示しない)にも接続されている。このドアコントローラは、車両のドアに配設されたロックスイッチ(図示しない)が手動操作されてそのロックスイッチ信号を受けたとき、電動アクチュエータ23へロック指令信号を与えて、そのロック用電磁石を通電駆動させてドアをロックするように構成されている。また、ドアコントローラは、車両のドアに配設されたロック解除スイッチ(図示しない)が手動操作されてそのロック解除スイッチ信号を受けたとき、電動アクチュエータ23へロック解除指令信号を与えて、そのロック解除用電磁石を通電駆動させてドアをロック解除するように構成されている。
【0019】
また、制御回路21は、ドアカーテシスイッチ24からのスイッチ信号、並びに、ドアアウタハンドル動作検知スイッチ25からのスイッチ信号を受けるように構成されている。上記ドアカーテシスイッチ24は、ドアの開閉を検知するスイッチであり、各ドア毎に設けられている。また、上記ドアアウタハンドル動作検知スイッチ25は、運転席用のドアに設けられたドアアウタハンドル16のハンドル部材26(図2も参照)が回動操作されたか否かを検知するスイッチである。
【0020】
一方、送信機14は、例えばイグニッションキー27により構成されている。このイグニッションキー27は、キープレート28と、このキープレート28の基端部に樹脂により形成されたキーグリップ29とから構成されている。上記キーグリップ29の内部には、受信及び送信用の信号処理回路30が埋設されている。この信号処理回路30は、コイルからなるアンテナ31と、このアンテナ31の両端に並列接続されたコンデンサ32と、アンテナ31及びコンデンサ32の並列回路の両端に接続された例えばICからなる制御回路33とから構成されている。
【0021】
そして、上記構成の場合、アンテナ31が本体側ワイヤレスドアロック装置11のアンテナ13から送信された起動用の磁気信号を受信すると、その受信信号は制御回路33に与えられる。すると、制御回路33は、上記受信信号の電力(交流電力)により起動されると共に、内部に予め記憶している識別コード(IDコード)を含んだ磁気信号を送信するために必要な駆動信号を、アンテナ31及びコンデンサ32の並列回路に与えるように構成されている。そして、上記駆動信号が与えられると、アンテナ31は識別コードを含んだ磁気信号を発振(送信)するようになっている。この場合、送信機14の信号処理回路30は、上述した磁気信号による交流電力(磁気誘導作用による電力)が与えられるから、電池等の電源を使用することなく受信及び送信処理を実行可能に構成されており、送信機14には電池等が配設されていない。
【0022】
さて、本体側ワイヤレスドアロック装置11のアンテナ13及びドアアウタハンドル16の具体的構成について図1ないし図4を参照して説明する。これら図1ないし図4に示すように、ドアアウタハンドル16は、ドア15に固定されたハンドルブラケット34と、このハンドルブラケット34の上部に突設された支持片部34aに軸35を介して回動可能に設けられたハンドル部材26とから構成されている。上記ハンドルブラケット34及びハンドル部材26は、樹脂により形成されている。また、ハンドル部材26は、ねじりコイルばね36により図1および図4に示す位置に保持されるように付勢されている。そして、ドア16のロック機構がロック解除された状態で、上記ハンドル部材26を図1中時計回り方向へ回動操作すると、ドア16の閉塞状態を保持するラッチ機構が外れてドアが開放されるように構成されている。
【0023】
また、上記ハンドルブラケット34には、ハンドル部材26に手指を掛けるために、外面が開放する凹部37が形成されている。更に、ハンドルブラケット34の内面側34b(図4中左側)の中央部には、前記ドアアウタハンドル動作検知スイッチ25が取付けられている。このドアアウタハンドル動作検知スイッチ25は、例えばリミットスイッチから構成されており、上面が斜面をなす上下動可能なスイッチレバー25aを有している。この場合、ハンドル部材26が回動操作されると、該ハンドル部材26に設けられたピン26aが上記スイッチレバー25aの斜面を下方へ摺動してこれを下方向へ動かす。これにより、ドアアウタハンドル動作検知スイッチ25がスイッチ動作(例えばオン動作)するように構成されている。
【0024】
更にまた、前記アンテナ13は、図6に示すように、フレキシブル基板38にアンテナコイル39を付設して構成されたものである。このフレキシブル基板38には、接続用フレキシブル基板部40が一体に形成されており、この接続用フレキシブル基板部40にアンテナ13の接続導体41が付設されている。
しかして、前記アンテナ13は、そのフレキシブル基板38ごとハンドル部材26に一体モールドされており、そして、接続用フレキシブル基板部40をそのハンドル部材26から導出している。
【0025】
次に、上記構成の作用、特には、ドア15をロックする場合の動作及びドア15をロック解除(アンロック)する場合の動作を図7および図8も参照して説明する。尚、この図7及び図8に示すフローチャートは、制御回路21に記憶された制御プログラムの制御内容を概略的に示すものである。
【0026】
まず、ドア15をロックする場合の動作(降車時の動作)について説明する。この場合、使用者は、図9に示すように、ドア15を開いた後、ドア15を閉じ、この後、5秒以内に送信機14(イグニッションキー27)を、本体側ワイヤレスドアロック装置11のアンテナ13(ドアアウタハンドル16)から例えば約20cm以内のエリアに入れ、更にその後、上記エリアから送信機14を出すように操作すると、ドア15が自動的にロックされる仕様となっている。そして、このような使用者の操作に対して、本体側ワイヤレスドアロック装置11の制御回路21は次のように動作する。
【0027】
最初に制御回路21は、図7のステップS1において、ドアカーテシスイッチ24からのスイッチ信号に基づいてドア15が開いたか否かを判断する。ここで、ドア15が開いたら、ステップS1にて「YES」へ進み、制御回路21はドアカーテシスイッチ24からのスイッチ信号に基づいてドア15が閉じられたか否かを判断する(ステップS2)。ここで、ドア15が閉じられると、ステップS2にて「YES」へ進み、制御回路21はドアロック機構がロック解除状態(アンロック状態)であるか否かを判断する(ステップS3)。ここで、ドア15のロック機構がロックされていれば、ロック動作させる必要がないので、ステップS3にて「NO」へ進み、動作を完了する。
【0028】
一方、ドア15のロック機構がロック解除状態であれば、ロック動作させる必要があるから、ステップS3にて「YES」へ進み、制御回路21は、識別コードが登録されている送信機14がアンテナ13(即ち、ドアアウタハンドル16)から約20cm以内のエリア内に位置しているか否かを判断する。具体的には、制御回路21は、送信機14を起動させる磁気信号をアンテナ13から送信する(ステップS4)。この場合、制御回路21は、図5に示す切替スイッチ18を接点(c−b)間オンに切り替えることにより、アンテナ13とコンデンサ19とからなる直列共振回路を形成し、送信信号を送信ドライブ回路20を介して上記直列共振回路へ与える。これにより、アンテナ13から送信機14起動用の磁気信号が発振されるように構成されている。
【0029】
ここで、送信機14がアンテナ13(即ち、ドアアウタハンドル16)から約20cm以内のエリア内に位置していれば、送信機14のアンテナ31が上記磁気信号を受信すると共に、この受信信号を受けて送信機14の制御回路33は、識別コード(IDコード)を含んだ磁気信号をアンテナ31から送信(応答)する。
【0030】
続いて、本体側ワイヤレスドアロック装置11の制御回路21は、上記送信機14から送信された磁気信号(応答信号)をアンテナ13により受信する(ステップS5)。この場合、制御回路21は、図5に示す切替スイッチ18を接点(c−a)間オンに切り替えることにより、アンテナ13とコンデンサ19とからなる並列共振回路を形成して受信する。そして、制御回路21は、上記受信信号に含まれている識別コードが予め登録されている識別コードと等しいか否かをチェックする。更に、制御回路21は、上記識別コードのチェック結果が連続4回等しいか(OKであるか)否かを判断する(ステップS6)。
【0031】
この場合、1回目のチェック結果が等しい場合であれば、ステップS6にて「NO」へ進み、起動信号の送信開始から5秒以内であるか否かを判断する(ステップS7)。そして、今の場合、5秒以内であるから、ステップS7にて「NO」へ進み、ステップS2へ戻って上述した磁気信号の送信及び受信動作を繰り返す。
【0032】
この後、上記送信開始から5秒以内に識別コードのチェック結果が連続4回等しくなると、ステップS6にて「YES」へ進み、制御回路21は、送信機14がアンテナ13から約20cm以内のエリア内から出されたか否かを判断する。具体的には、制御回路21は、送信機14を起動させる磁気信号をアンテナ13から送信する(ステップS8)。
【0033】
ここで、送信機14がアンテナ13から約20cm以内のエリア内に位置していなければ、送信機14のアンテナ31が上記磁気信号を受信できないことから、送信機14の制御回路33が識別コード(IDコード)を含んだ磁気信号をアンテナ31から送信することはない。
【0034】
続いて、本体側ワイヤレスドアロック装置11の制御回路21は、送信機14から送信される磁気信号(応答信号)をアンテナ13により受信するモードとなる(ステップS9)。この場合、制御回路21は、図5に示す切替スイッチ18を接点(c−a)間オンに切り替えることにより、アンテナ13とコンデンサ19とからなる並列共振回路を形成し、受信可能な状態で待機する。そして、制御回路21は、上記受信信号に含まれている識別コードが予め登録されている識別コードと等しいか否かをチェックする。この場合、送信機14から磁気信号が送信されていない場合には、上記チェック結果は等しくならない。更に、制御回路21は、上記チェック結果が連続4回等しくないか(NGであるか)否かを判断する(ステップS10)。
【0035】
ここで、1回目のチェック結果が等しくない場合であれば、ステップS10にて「NO」へ進み、再送信開始(ステップS6にてチェック結果が連続4回等しくなった直後の起動信号の送信(ステップS8))から5秒以内であるか否かを判断する(ステップS11)。そして、今の場合、5秒以内であるから、ステップS11にて「NO」へ進み、ステップS8へ戻って上述した磁気信号の送信及び受信動作を繰り返す。
【0036】
この後、再送信開始から5秒以内に識別コードのチェック結果が連続4回等しくならなくなると、ステップS10にて「YES」へ進み、制御回路21は、ドア15が閉じられているか否かを判断する(ステップS12)。ここで、ドア15が閉じられていると、ステップS12にて「YES」へ進み、制御回路21は電動アクチュエータ23にロック指令信号Saを与えることにより、該電動アクチュエータ23のロック用電磁石を通電駆動させてドア15のロック機構をロック動作させる(ステップS13)。これにより、ドア15のロックが完了する。尚、ステップS12において、ドア15が開いている場合は、使用者がドア15を開いたのであるから、ドア15をロック動作させる必要はなく、ステップS12にて「NO」へ進み、動作を完了する。
【0037】
また、この実施例では、上述したドア15の自動ロック動作時において、使用者が送信機14即ちイグニッションキー27を車内に置き忘れた場合にこれを報知する機能が設けられており、これについて説明する。この場合、送信機14がアンテナ13(即ち、ドアアウタハンドル16)から約20cm以内のエリア内に位置している場合(磁気通信が可能な状態)と、上記エリア内に位置していない場合(磁気通信が不可能な状態)とが考えられる。
【0038】
まず、送信機14がアンテナ13から約20cm以内のエリア内に位置して置かれている場合について説明する。この場合は、ドア15を開いた後、ドア15を閉じると、5秒以内に識別コードのチェック結果が連続4回等しくなるが、この後も、引き続き識別コードのチェック結果が等しいままとなる。このため、チェック結果が連続4回等しくないか否かの判断ステップS10において「NO」へ進むと共に、再送信から5秒が経過するから、ステップS11にて「YES」へ進む。そして、制御回路21は、ホーンを例えば0.1秒ずつ5回鳴動させることにより、イグニッションキー27の置き忘れを報知する(ステップS14)。尚、この場合は、ドア15をロックしないで動作を完了するように構成されている。
【0039】
一方、送信機14がアンテナ13から約20cm以内のエリア内に位置していない状態で置かれている場合には、ドア15を開いた後、ドア15を閉じると、識別コードのチェック結果が1回も等しくならない。このため、チェック結果が連続4回等しいか否かの判断ステップS6において「NO」へ進むと共に、送信開始から5秒が経過するから、ステップS7にて「YES」へ進む。そして、制御回路21は、ホーンを例えば0.1秒ずつ2回鳴動させることにより、イグニッションキー27が交信可能なエリア外にあるため、交信エラーを報知して交信を打ち切る旨を伝える(ステップS15)。尚、この場合は、ドア15をロックしないで動作を完了するようになっている。
【0040】
次に、ドア15をロック解除する場合の動作(乗車時の動作)について説明する。この場合、使用者は、送信機14(イグニッションキー27)を持っている手でドアアウタハンドル16のハンドル部材26を開放(回動)操作すると、または、送信機14をドアアウタハンドル16(アンテナ13)から約20cm以内のエリア内に位置させて保持している状態でドアアウタハンドル16のハンドル部材26を開放(回動)操作すると、ドア15が自動的にロック解除される仕様となっている。そして、このような使用者の操作に対して、本体側ワイヤレスドアロック装置11の制御回路21は次のように動作する。
【0041】
まず、制御回路21は、図8のステップS101において、ドアアウタハンドル動作検知スイッチ25のスイッチ信号がオンであるか否か、即ち、ドアアウタハンドル16のハンドル部材26が回動操作されたか否かを判断する。ここで、ハンドル部材26が回動操作されたことを検知すると、ステップS101にて「YES」へ進み、ドア15のロック機構がロック状態であるか否かを判断する(ステップS102)。ここで、ドア15のロック機構がロック解除されていれば、ロック解除動作させる必要がないので、ステップS102にて「NO」へ進み、動作を完了する。
【0042】
一方、ドア15のロック機構がロック状態であれば、ロック解除動作させる必要があるから、ステップS102にて「YES」へ進み、制御回路21は、識別コードが登録されている送信機14がアンテナ13(即ち、ドアアウタハンドル16)から約20cm以内のエリア内に位置しているか否かを判断する。具体的には、制御回路21は、送信機14を起動させる磁気信号をアンテナ13から送信する(ステップS103)。
【0043】
ここで、送信機14がアンテナ13から約20cm以内のエリア内に位置していれば、送信機14のアンテナ31が上記磁気信号を受信すると共に、この受信信号を受けて送信機14の制御回路33は識別コード(IDコード)を含んだ磁気信号をアンテナ31から送信(応答)する。
【0044】
続いて、本体側ワイヤレスドアロック装置11の制御回路21は、送信機14から送信された磁気信号(応答信号)をアンテナ13により受信する(ステップS104)。この場合、制御回路21は、図5に示す切替スイッチ18を接点(c−a)間オンに切り替えることにより、アンテナ13とコンデンサ19とからなる並列共振回路を形成して受信する。そして、制御回路21は、上記受信信号に含まれている識別コードが予め登録されている識別コードと等しいか否かをチェックする(ステップS105)。
【0045】
ここで、識別コードのチェック結果が等しければ、ステップS105にて「YES」へ進み、制御回路21はドアアウタハンドル動作検知スイッチ25のスイッチ信号がオフであるか否か、即ち、ドアアウタハンドル16のハンドル部材26が図2に示す元の位置に復帰動作されたか否かを判断する(ステップS106)。そして、ドアアウタハンドル16のハンドル部材26が復帰動作されたことを検知したら、ステップS106にて「YES」へ進み、制御回路21は電動アクチュエータ23にロック解除指令信号Sbを与えることにより、該電動アクチュエータ23のロック解除用電磁石を通電駆動させてドア15のロック機構をロック解除動作させる(ステップS107)。これにより、ドア15のロック解除が完了する。
【0046】
一方、上記ステップS105において、識別コードのチェック結果が等しくならない場合、「NO」へ進み、上記起動信号の送信開始から例えば2秒が経過したか否かを判断する(ステップS108)。この場合、送信開始から2秒が経過しない場合は、ステップS108にて「NO」へ進み、ステップS102へ戻って上述した通信制御を繰り返し行うように構成されている。そして、送信開始から2秒が経過しても、識別コードのチェック結果が等しくない場合は、ステップS108にて「YES」へ進み、ドア15のロック解除を実行しないで動作を完了するようになっている。
【0047】
このような構成の本実施例によれば、送信機14を起動するための磁気信号を本体側ワイヤレスドアロック装置11のアンテナ13から送信させると共に、送信機14の磁気信号を送信機14のアンテナ31から送信させる場合に、ドアアウタハンドル16のハンドル部材26という、ドア15外面に位置する部材にアンテナ13を設けているので、アンテナ13と使用者が携帯する送信機14との距離が近くなる。そして、このハンドル部材26は、樹脂製であるので、交流電力を送信する場合でも渦電流を発生することがない。この結果、交信が確実となる。
【0048】
なお、ハンドルブラケット34も樹脂製であることから、これの奥壁内面側34b(図1参照)にアンテナ13を取付けることも考えられるが、この場合には、使用者が携帯する送信機14との距離が遠くなってしまうから、交信の確実さに欠け、従って、本実施例の方が有利である。
【0049】
しかもアンテナ13をハンドル部材26に埋設したので、アンテナ13が傷つくことがないと共に、ドアアウタハンドル16の組み付けと共にアンテナ13の組み付けもできて、組み立て性の容易化を図ることができる。
【0050】
さらに本実施例によれば、アンテナ13を、アンテナコイル39をフレキシブル基板38に付設して構成し、このアンテナ13を、フレキシブル基板38ごとハンドル部材26に一体モールドしているので、このアンテナ13自体が薄形となり、従って、これをハンドル部材26へ埋設してもハンドル部材26が大形化することを抑制できる。
【0051】
そして、前記フレキシブル基板38に接続用フレキシブル基板部40が一体に形成し、この接続用フレキシブル基板部40にアンテナ13の接続導体41を付設する構成とし、この接続用フレキシブル基板部40をそのハンドル部材26から導出する構成としているので、ハンドル部材26が回動される場合に接続導体41が良好に追随して屈曲もしくは湾曲するようになり、配線劣化を少なくできると共に、配線引き回しも容易となる。
【0052】
なお、上記実施例では、アンテナ13をハンドル部材26に一体モールド成形により埋設するようにしたが、ハンドル部材を2枚の板状部材の重ね合わせにより構成し、その板状部材間にアンテナを挟み込む状態に埋設するようにしても良い。また、ハンドル部材をいわゆる二重成形(予め成形した樹脂板を型に入れ、その型に別の溶融樹脂を注入して二重樹脂構成とする成形)するようにし、その成形時にアンテナを埋設するようにしても良い。
【0053】
【発明の効果】
本発明は以上の説明から明らかなように、次の効果を得ることができる。
請求項1の発明によれば、携帯可能な送信機と、ドアロック制御手段との間で磁気信号の交信によりドアロックまたはロック解除を行なうものにおいて、ドアロック制御手段側のアンテナを、ドアアウタ部材におけるハンドル部材に埋設したから、アンテナと使用者が携帯する送信機との距離が近くなり、しかも、交流電力を送信する場合でも渦電流を発生することがなく、この結果、交信の確実化を図ることができる。しかも、アンテナが傷つくことがないと共に、ドアアウタハンドルの組み付けと共にアンテナの組み付けもできて、組み立て性の容易化を図ることができる。
【0054】
請求項2の発明によれば、アンテナを、アンテナコイルをフレキシブル基板に付設して構成し、このアンテナを、フレキシブル基板ごとハンドル部材に一体モールドしているので、このアンテナ自体が薄形化を図り得、もって、ハンドル部材の大形化を抑制でき、しかもフレキシブル基板に接続用フレキシブル基板部が一体に形成し、この接続用フレキシブル基板部にアンテナの接続導体を付設する構成とし、この接続用フレキシブル基板部をそのハンドル部材から導出する構成としているので、ハンドル部材の回動に応じて接続導体が良好に追随して屈曲もしくは湾曲するようになり、配線劣化を少なくできると共に、配線引き回しも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図3のA−A線断面図
【図2】ドアアウタハンドル部分の一部破断正面図
【図3】ドアアウタハンドル部分の背面図
【図4】図3のB−B線断面図
【図5】電気的構成を示す図
【図6】アンテナ部分の斜視図
【図7】ロック動作のフローチャート
【図8】ロック解除動作のフローチャート
【図9】車両および使用者の部分側面図
【図10】従来構成を示す図5相当図
【図11】図9相当図
【符号の説明】
11は本体側ワイヤレスドアロック装置、12は送受信回路部、13はアンテナ、14は送信機、15はドア、16はドアアウタハンドル、17は抵抗、18は切替スイッチ、19はコンデンサ、20は送信ドライブ回路、21は制御回路(ドアロック制御手段)、22はアンプ、23は電動アクチュエータ、24はドアカーテシスイッチ、25はドアアウタハンドル動作検知スイッチ、26はハンドル部材、27はイグニッションキー、28はキープレート、29はキーグリップ、30は信号処理回路、31はアンテナ、33は制御回路、34はハンドルブラケット、38はフレキシブル基板、39はアンテナコイル、40は接続用フレキシブル基板部、41は接続導体を示す。
Claims (2)
- 携帯可能な送信機と、
この送信機を起動するための磁気信号を送信すると共に、上記送信機から送信された磁気信号を受信するアンテナと、
このアンテナにより受信した受信信号に基づいてドアをロックまたはロック解除するドアロック制御手段と、
ドア外面に取付けられて外面側が開放する凹部を形成したハンドルブラケットを有すると共に、このハンドルブラケットの開放側に位置して回動可能に設けられた樹脂製のハンドル部材を有するドアアウタハンドルとを備え、
前記ハンドル部材に前記アンテナを埋設したことを特徴とするワイヤレスドアロック装置。 - アンテナは、アンテナコイルをフレキシブル基板に付設して構成されており、且つ、前記フレキシブル基板には接続用フレキシブル基板部が一体に形成されていて、この接続用フレキシブル基板部にアンテナの接続導体が付設されており、
前記アンテナはフレキシブル基板ごとハンドル部材に一体モールドされ、接続用フレキシブル基板部はそのハンドル部材から導出されていることを特徴とする請求項1記載のワイヤレスドアロック装置。
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