JP2021073205A - アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 - Google Patents
アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021073205A JP2021073205A JP2021001400A JP2021001400A JP2021073205A JP 2021073205 A JP2021073205 A JP 2021073205A JP 2021001400 A JP2021001400 A JP 2021001400A JP 2021001400 A JP2021001400 A JP 2021001400A JP 2021073205 A JP2021073205 A JP 2021073205A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acrylic acid
- acid derivative
- group
- composition
- carbon atoms
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 *C(*)=C(*)C(ON)=O Chemical compound *C(*)=C(*)C(ON)=O 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C67/00—Preparation of carboxylic acid esters
- C07C67/48—Separation; Purification; Stabilisation; Use of additives
- C07C67/62—Use of additives, e.g. for stabilisation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C69/00—Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
- C07C69/62—Halogen-containing esters
- C07C69/65—Halogen-containing esters of unsaturated acids
- C07C69/653—Acrylic acid esters; Methacrylic acid esters; Haloacrylic acid esters; Halomethacrylic acid esters
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C31/00—Saturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
- C07C31/02—Monohydroxylic acyclic alcohols
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
Description
アクリル酸誘導体の製造方法としては、イソブチレンやプロピレンを酸化することでアクリル酸誘導体を製造する方法やエチレンやプロピン等を原料として遷移金属触媒を用いて製造する方法が知られている。
また、含フッ素アクリル酸誘導体の製造方法としては、例えば、特許文献1には、2−フルオロプロピオン酸エステルをラジカル開始剤の存在下に、窒素−臭素結合を有する臭素化剤と反応させる方法が開示され、及び特許文献2には、3−ハロ−2−フルオロプロピオン酸誘導体を、少なくとも一種の塩基の存在下、及び少なくとも一種の重合禁止剤の存在下で、置換された2−フルオロアクリル酸誘導体へ転化させる方法が開示されている。
従って、アクリル酸誘導体を安定化する方法、及びアクリル酸誘導体を含有し、当該アクリル酸誘導体が安定化されている組成物が求められている。
本発明は、アクリル酸誘導体を安定化する方法、及びアクリル酸誘導体を含有し、当該アクリル酸誘導体が安定化されている組成物の提供を課題とする。
(A)式(I):
R1、及びR2は、同一又は異なって、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、ハロゲン原子、又は水素原子を表し、
R3は、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、又は水素原子を表し、及び
Xは、フルオロアルキル基、アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子を表す。]
で表されるアクリル酸誘導体、及び
(B)アルコール
を含有する組成物によって、前記課題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
(A)式(I):
R1、及びR2は、同一又は異なって、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、ハロゲン原子、又は水素原子を表し、
R3は、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、又は水素原子を表し、及び
Xは、フルオロアルキル基、アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子を表す。]
で表されるアクリル酸誘導体、及び
(B)アルコール
を含有する組成物であって、
アクリル酸誘導体(A)の含有量が30%(w/w)以上である
組成物。
項2.
アルコール(B)が、炭素数1〜6のアルコールである項1に記載の組成物。
項3.
アルコール(B)が、メタノールである項2に記載の組成物。
項4.
R1が、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、又は炭素数1〜20のフルオロアルキル基である項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
項5.
R1が、水素原子である項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
項6.
R2が、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、又は炭素数1〜20のフルオロアルキル基である項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
項7.
R2が、水素原子である項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
項8.
R3が、炭素数1〜20の直鎖状アルキル基である項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
項9.
Xが、炭素数1〜20のフルオロアルキル基、フッ素原子、又は塩素原子である項1〜8のいずれか1項に記載の組成物。
項10.
Xが、フッ素原子である項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
項11.
式(I):
R1、及びR2は、同一又は異なって、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、ハロゲン原子、又は水素原子を表し、
R3は、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、又は水素原子を表し、及び
Xは、フルオロアルキル基、アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子を表す。]
で表されるアクリル酸誘導体の安定化方法であって、
前記式(I)で表されるアクリル酸誘導体を、アルコールと共存させることを含む安定化方法。
本発明の方法によれば、アクリル酸誘導体が安定化される。
本明細書中の記号及び略号は、特に限定のない限り、本明細書の文脈に沿い、本発明が属する技術分野において通常用いられる意味に解される。
本明細書中、「アルキル基」は、例えば、炭素数1〜20、炭素数1〜12、炭素数1〜6、炭素数1〜4、又は炭素数1〜3のアルキル基であることができる。
本明細書中、「アルキル基」として、具体的には、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、ネオペンチル基、及びヘキシル基等の直鎖状、又は分枝鎖状のアルキル基が挙げられる。
本明細書中、「アルキル基」として、具体的には、また、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、及びシクロヘキシル等の炭素数3〜6の環状のアルキル基(シクロアルキル基)が挙げられる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」が有するフッ素原子の数は、1個以上(例、1〜3個、1〜6個、1〜12個、1個から置換可能な最大数)であることができる。
「フルオロアルキル基」は、パーフルオロアルキル基を包含する。「パーフルオロアルキル基」は、全ての水素原子がフッ素原子で置換されたアルキル基である。
本明細書中、「フルオロアルキル基」は、例えば、炭素数1〜20、炭素数1〜12、炭素数1〜6、炭素数1〜4、又は炭素数1〜3のフルオロアルキル基であることができる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」は、直鎖状、又は分枝鎖状のフルオロアルキル基であることができる。
本明細書中、「フルオロアルキル基」として、具体的には、例えば、フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロメチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、ペンタフルオロエチル基、テトラフルオロプロピル基(例、HCF2CF2CH2−)、ヘキサフルオロプロピル基(例、(CF3)2CH−)、ノナフルオロブチル基、オクタフルオロペンチル基(例、HCF2CF2CF2CF2CH2−)、及びトリデカフルオロヘキシル基等が挙げられる。
本発明の組成物は、
(A)式(I):
R1、及びR2は、同一又は異なって、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、ハロゲン原子、又は水素原子を表し、
R3は、アルキル基、フルオロアルキル基、1個以上の置換基を有していてもよいアリール基、又は水素原子を表し、及び
Xは、フルオロアルキル基、アルキル基、ハロゲン原子、又は水素原子を表す。]
で表されるアクリル酸誘導体(本明細書中、アクリル酸誘導体(A)と称する場合がある。)、及び
(B)アルコール
を含有する組成物であって、
アクリル酸誘導体(A)の含有量が30%(w/w)以上である
組成物
である。
以下に、アクリル酸誘導体(A)を表す式(I)中の記号を説明する。
R1、R2、及びR3でそれぞれ表される「1個以上の置換基を有していてもよいアリール基」における置換基の好ましい例としては、フッ素原子、アルキル基、アルコキシ基、アシル基、エステル基、シアノ基、ニトロ基、及びフルオロアルキル基が挙げられ、より好ましい例としては、フッ素原子が挙げられる。
当該「置換基」の数は、好ましくは、0個(すなわち、無置換)、1個、2個、又は3個である。
R1は、好ましくは水素原子、炭素数1〜20(好ましくは炭素数1〜12、より好ましくは炭素数1〜6、更に好ましくは炭素数1〜4、より更に好ましくは炭素数1〜3、特に好ましくは炭素数1、又は2)のアルキル基、又は炭素数1〜20のフルオロアルキル基であり、及びより好ましくは水素原子である。
好ましくは、
R1は、水素原子であり、
R2は、水素原子であり、
R3は、メチル基、又はエチル基(より好ましくはメチル基)であり、且つ
Xは、フッ素原子、又は塩素原子(より好ましくはフッ素原子)
である。
本発明で用いられるアクリル酸誘導体(A)は、例えば、国際公開第2014/034906号、特開2014−24755号、及び米国特許3262968号等の公知文献に記載の製造方法、又はこれに準じる方法により製造することができる。
一般に、アクリル酸誘導体(A)の濃度が高い場合、望まざる重合反応等が生じやすい。しかし、本発明の組成物では、アクリル酸誘導体(A)の含有量がこのように高くても、アクリル酸誘導体(A)が安定であることができる。
更に、本発明の組成物におけるアクリル酸誘導体(A)の含有量は、好ましくは35%(w/w)以上、40%(w/w)以上、50%(w/w)以上、60%(w/w)以上、70%(w/w)以上、80%(w/w)以上、又は90%(w/w)以上であることができる。
また、本発明の組成物におけるアクリル酸誘導体(A)の含有量は、好ましくは30〜90%(w/w)、30〜80%(w/w)、35〜70%(w/w)、又は35〜65%(w/w)であることもできる。
本発明の組成物におけるアクリル酸誘導体(A)の含有量の上限は、特に限定されないが、例えば、98%(w/w)、95%(w/w)、90%(w/w)、80%(w/w)、70%(w/w)、又は65%(w/w)であることができる。但し、当業者が当然に理解するように、本発明の組成物におけるアクリル酸誘導体(A)の含有量の上限は、本発明の組成物が含有するアルコール(B)の量によって制限を受ける場合がある。
本発明の組成物が含有するアルコール(B)は、好ましくは炭素数1〜6のアルコールである。
本発明の組成物が含有するアルコール(B)の具体例は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソブタノール、tert−ブタノール、ペンタノール、及びヘキサノールを包含する。
本発明の組成物が含有するアルコール(B)は、特に好ましくは、メタノールである。 本発明では、当該アルコール(B)を、1種単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
アクリル酸誘導体(A)の安定化の目的においては、本発明の組成物におけるアルコール(B)の含有量の上限は、特に限定されないが、所望するアクリル酸誘導体(A)の安定化の効果が達成される量を超えてアルコール(B)を用いることは、コスト面で不利である。従って、本発明の組成物におけるアルコール(B)の含有量の上限は、通常、例えば、70%(w/w)、50%(w/w)、40%(w/w)、又は30%(w/w)、20%(w/w)、15%(w/w)、10%(w/w)、7%(w/w)、6%(w/w)、5%(w/w)、4%(w/w)、又は3%(w/w)であることができる。
本発明の組成物におけるアルコール(B)の含有量は、好ましくは0.01〜70%(w/w)、0.01〜50%(w/w)、又は0.02〜6%(w/w)の範囲内、より好ましくは0.03〜5%(w/w)の範囲内、更に好ましくは0.1〜4%(w/w)の範囲内、より更に好ましくは、0.3〜3.5(w/w)の範囲内、特に好ましくは0.5〜3%(w/w)、及びより特に好ましくは1〜3%(w/w)の範囲内である。
アクリル酸誘導体(A)の安定化の目的においては、アクリル酸誘導体(A)に対するアルコール(B)の量比[アルコール(B)/アクリル酸誘導体(A)]の上限は、特に限定されないが、所望するアクリル酸誘導体(A)の安定化の効果が達成される量を超えてアルコール(B)を用いることは、コスト面で不利である。従って、アクリル酸誘導体(A)に対するアルコール(B)の量比[アルコール(B)/アクリル酸誘導体(A)]の上限は、通常、例えば、200%(w/w)、190%(w/w)、170%(w/w)、150%(w/w)、100%(w/w)70%(w/w)、50%(w/w)、40%(w/w)、又は30%(w/w)、20%(w/w)、15%(w/w),10%(w/w),7%(w/w)、6%(w/w)、5%(w/w)、4%(w/w)、又は3%(w/w)であることができる。
本発明の組成物において、アクリル酸誘導体(A)に対するアルコール(B)の量比は、好ましくは0.01〜200%(w/w)、0.01〜190%(w/w)、0.01〜170%(w/w)、0.01〜100%(w/w)、又は0.02〜6%(w/w)の範囲内、より好ましくは0.03〜5%(w/w)の範囲内、更に好ましくは0.1〜4%(w/w)の範囲内、より更に好ましくは、0.3〜3.5(w/w)の範囲内、特に好ましくは0.5〜3%(w/w)、及びより特に好ましくは1〜3%(w/w)の範囲内である。
本発明の組成物は、アクリル酸誘導体(A)及びアルコール(B)に加えて任意成分を含有していてもよい。当該任意成分は、本発明の組成物の製造のために用意したアクリル酸誘導体(A)、又はアルコール(B)に共存する不純物であってもよい。
このような任意成分としては、例えば水や有機溶媒等が挙げられる。
本発明の組成物では、アルコール(B)によって、アクリル酸誘導体(A)が安定化されているので、アクリル酸誘導体(A)の安定化の目的で重合禁止剤を含有する意義は小さいが、本発明の組成物は、任意成分として、重合禁止剤を含有し得る。
本発明の組成物においては、アクリル酸誘導体(A)は、安定化されている。すなわち、本発明の組成物において、これに含有されるアクリル酸誘導体(A)は、高い安定性を有する。
具体的には、例えば、本発明の組成物においては、アクリル酸誘導体(A)は、アルコール(B)が共存しない場合に比べて、ポリマー等へのアクリル酸誘導体(A)の変化が抑制されている。
本発明において、他の物質へのアクリル酸誘導体(A)の変化は、例えば、NMR分析法等の方法により分析できる。また、例えば、ポリマーへのアクリル酸誘導体の変化は、アクリル酸誘導体の無色透明の溶液が固体へ変化することの観察等により、容易に検知することができる。
従来、アクリル酸誘導体を安定化する手段としては、前記アクリル酸誘導体を重合禁止剤と共存させる方法が知られている。
しかし、アクリル酸誘導体(A)は、その保存時、又は使用時等において、様々な条件に曝され得るので、しばしば、アクリル酸誘導体と共存させることが困難な場合がある。この場合、重合禁止剤は、その機能を十分に果たし得ない。
これに対して、アルコール(B)はアクリル酸誘導体(A)と近い沸点を有し得るので、アクリル酸誘導体(A)と共存させることが容易である。従って、本発明の組成物におけるアクリル酸誘導体(A)は、様々な条件下で、安定化されている。
本発明の組成物は、例えば、撹拌等の慣用の方法により、アクリル酸誘導体(A)、アルコール(B)、及び所望により添加される任意成分を混合することによって製造できる。
アルコール(B)の一部、又は全部は、本発明の組成物の製造のために用意したアクリル酸誘導体(A)中に、不純物、又は添加剤として含有されていてもよい。
本発明の、前記式(I)で表されるアクリル酸誘導体(前記アクリル酸誘導体(A))の安定化方法は、当該アクリル酸誘導体(A)を、アルコール(前記アルコール(B))と共存させることを含む。
アクリル酸誘導体(A)を、アルコール(B)と共存させる方法は特に限定されず、その例としては、例えば、
[1]アクリル酸誘導体(A)及びアルコール(B)を混合すること、
[2]アクリル酸誘導体(A)を含有する系中で、アルコール(B)を生成させること、[3]アルコール(B)を含有する系中で、アクリル酸誘導体(A)を生成させること、及び
[4]単一の系中での、アクリル酸誘導体(A)及びアルコール(B)をそれぞれ生成させること
が挙げられる。
当該組成物を、それぞれ、容器に入れ、栓をした。外温65℃で1時間撹拌し、目視で固体の生成を確認することにより、ポリマー生成の有無を確認した。
組成物a、b、c、d、及びeでは、ポリマーの生成は確認されなかった。
一方、これらと同じ条件で試験を行った比較例1(メタノール非添加)では、ポリマーの生成が確認された。
組成物fを、容器に入れ、栓をした。外温40℃で30分間撹拌し、目視で固体の生成を確認することにより、ポリマー生成の有無を確認した。
組成物eでは、ポリマーの生成は確認されなかった。
一方、これと同じ条件で試験を行った比較例2(メタノール非添加)では、ポリマーの生成が確認された。
内容積10mLの試験管に、アクリル酸誘導体として、蒸留によって精製した2−フルオロアクリル酸メチルエステルとメチルアルコールを重量比35:65の割合で入れ、当該試験管に栓をして混合を実施し、試料を調製した。調製直後の当該組成物試料の外観及び性状は無色透明の液体であった。
前記試料が入った試験管を温度40℃で静置し、6時間後の性状外観を確認したところ、当該組成物試料の外観及び性状は無色透明の液体であった。
内容積10mLの試験管に、アクリル酸誘導体として、蒸留によって精製した2−フルオロアクリル酸メチルエステルとメチルアルコールを重量比60:40の割合で入れ、当該試験管に栓をして混合を実施し、試料を調製した。調製直後の当該組成物試料の外観及び性状は無色透明の液体であった。
前記試料が入った試験管を温度40℃で静置し、6時間後の性状外観を確認したところ、当該組成物試料の外観及び性状は無色透明の液体であった。
内容積10mLの試験管に、アクリル酸誘導体として、蒸留によって精製した2−フルオロアクリル酸メチルエステルとメチルアルコールを重量比35:65の割合で入れ、当該試験管に栓をして混合を実施し、試料を調製した。調製直後の当該組成物試料の外観及び性状は無色透明の液体であった。
前記試料が入った試験管を温度65℃で静置し、6時間後の性状外観を確認したところ、当該組成物試料の外観及び性状は無色透明の液体であった。
内容積10mLの試験管に、アクリル酸誘導体として、蒸留によって精製した2−フルオロアクリル酸メチルエステルとメチルアルコールを重量比60:40の割合で入れ、当該試験管に栓をして混合を実施し、試料を調製した。調製直後の当該組成物試料の外観及び性状は無色透明の液体であった。
前記試料が入った試験管を温度65℃で静置し、6時間後の性状外観を確認したところ、当該組成物試料の外観及び性状は無色透明の液体であった。
Claims (7)
- アルコール(B)が、メタノールである請求項1に記載の組成物。
- R1が、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、又は炭素数1〜20のフルオロアルキル基である請求項1又は2に記載の組成物。
- R1が、水素原子である請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
- R2が、水素原子、炭素数1〜20のアルキル基、又は炭素数1〜20のフルオロアルキル基である請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
- R2が、水素原子である請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
- R3が、炭素数1〜20の直鎖状アルキル基である請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015080383 | 2015-04-09 | ||
JP2015080383 | 2015-04-09 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017031475A Division JP6859742B2 (ja) | 2015-04-09 | 2017-02-22 | アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021073205A true JP2021073205A (ja) | 2021-05-13 |
JP7025674B2 JP7025674B2 (ja) | 2022-02-25 |
Family
ID=57072258
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016078463A Active JP6160734B2 (ja) | 2015-04-09 | 2016-04-08 | アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 |
JP2017031475A Active JP6859742B2 (ja) | 2015-04-09 | 2017-02-22 | アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 |
JP2021001400A Active JP7025674B2 (ja) | 2015-04-09 | 2021-01-07 | アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 |
Family Applications Before (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016078463A Active JP6160734B2 (ja) | 2015-04-09 | 2016-04-08 | アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 |
JP2017031475A Active JP6859742B2 (ja) | 2015-04-09 | 2017-02-22 | アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10099997B2 (ja) |
EP (2) | EP3281935B1 (ja) |
JP (3) | JP6160734B2 (ja) |
CN (2) | CN107428667B (ja) |
HU (1) | HUE059571T2 (ja) |
RU (1) | RU2723556C2 (ja) |
WO (1) | WO2016163553A1 (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1115287A (en) * | 1965-05-31 | 1968-05-29 | Centre Nat Rech Scient | Production of ª‡-fluoroacrylic esters |
JPS6078941A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-04 | Daikin Ind Ltd | α−フルオロアクリル酸エステルの製造法 |
JP2009114186A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Evonik Degussa Gmbh | オレフィン系不飽和モノマーを安定化する方法 |
JP2014141477A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-08-07 | Daikin Ind Ltd | α−フルオロアクリル酸エステルの製造方法 |
JP2014214147A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | ダイキン工業株式会社 | 2−フルオロ−3−ハロプロパン酸誘導体の製造方法 |
JP2015017106A (ja) * | 2012-08-30 | 2015-01-29 | ダイキン工業株式会社 | α−フルオロアクリル酸エステルの製造方法 |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2886494A (en) * | 1957-05-01 | 1959-05-12 | Gen Aniline & Film Corp | Process for inhibiting the polymerization of alpha-chloracrylate esters and the resultant compositions |
US3262968A (en) | 1963-11-07 | 1966-07-26 | American Cyanamid Co | Process for the preparation of alpha-fluoroacrylates |
JPS56122331A (en) * | 1980-03-04 | 1981-09-25 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | Preparation of methyl methacrylate |
JPS60158136A (ja) * | 1984-01-30 | 1985-08-19 | Daikin Ind Ltd | 含フツ素アクリル酸またはその誘導体の重合防止方法 |
US4590301A (en) * | 1984-10-24 | 1986-05-20 | Barnes-Hind, Inc. | Polymerization inhibitors |
JPH0751534B2 (ja) * | 1987-05-29 | 1995-06-05 | ダイセル化学工業株式会社 | クロルプロピオン酸エステルの品質安定化方法 |
JP2534323B2 (ja) * | 1988-07-05 | 1996-09-11 | 株式会社クラレ | メタクリル酸メチルの安定化方法 |
JPH02193944A (ja) * | 1989-01-20 | 1990-07-31 | Daicel Chem Ind Ltd | (メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
DE69514839T2 (de) * | 1994-08-18 | 2000-06-15 | Imperial Chemical Industries Plc, London | Verfahren zum herstellen von gereinigten acrylestern |
JP2005239564A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | (メタ)アクリル酸エステルの製造方法 |
JP5521640B2 (ja) | 2009-05-19 | 2014-06-18 | セントラル硝子株式会社 | 2−フルオロアクリル酸エステルの製造方法 |
DE102009030681A1 (de) | 2009-06-26 | 2010-12-30 | Saltigo Gmbh | Herstellung von substituierten 2-Fluoracrylsäurederivaten |
DE102009058058A1 (de) * | 2009-12-14 | 2011-06-16 | Basf Se | Verfahren zur Polymerisationsinhibierung von (Meth)acrylsäure und/oder Meth)acrylsäureestern |
JP5928219B2 (ja) | 2012-07-24 | 2016-06-01 | ダイキン工業株式会社 | α−フルオロアクリル酸エステルの製造方法 |
-
2016
- 2016-04-08 RU RU2017135003A patent/RU2723556C2/ru active
- 2016-04-08 CN CN201680020688.7A patent/CN107428667B/zh active Active
- 2016-04-08 EP EP16776719.3A patent/EP3281935B1/en active Active
- 2016-04-08 JP JP2016078463A patent/JP6160734B2/ja active Active
- 2016-04-08 US US15/564,926 patent/US10099997B2/en active Active
- 2016-04-08 EP EP22163806.7A patent/EP4053099A3/en active Pending
- 2016-04-08 WO PCT/JP2016/061626 patent/WO2016163553A1/ja active Application Filing
- 2016-04-08 HU HUE16776719A patent/HUE059571T2/hu unknown
- 2016-04-08 CN CN202111079432.2A patent/CN113773198B/zh active Active
-
2017
- 2017-02-22 JP JP2017031475A patent/JP6859742B2/ja active Active
-
2021
- 2021-01-07 JP JP2021001400A patent/JP7025674B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1115287A (en) * | 1965-05-31 | 1968-05-29 | Centre Nat Rech Scient | Production of ª‡-fluoroacrylic esters |
JPS6078941A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-04 | Daikin Ind Ltd | α−フルオロアクリル酸エステルの製造法 |
JP2009114186A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Evonik Degussa Gmbh | オレフィン系不飽和モノマーを安定化する方法 |
JP2015017106A (ja) * | 2012-08-30 | 2015-01-29 | ダイキン工業株式会社 | α−フルオロアクリル酸エステルの製造方法 |
JP2014141477A (ja) * | 2012-12-28 | 2014-08-07 | Daikin Ind Ltd | α−フルオロアクリル酸エステルの製造方法 |
JP2014214147A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | ダイキン工業株式会社 | 2−フルオロ−3−ハロプロパン酸誘導体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN113773198B (zh) | 2024-07-16 |
CN107428667A (zh) | 2017-12-01 |
JP6160734B2 (ja) | 2017-07-12 |
CN107428667B (zh) | 2024-07-05 |
US10099997B2 (en) | 2018-10-16 |
RU2017135003A3 (ja) | 2019-04-08 |
EP4053099A3 (en) | 2022-11-30 |
EP4053099A2 (en) | 2022-09-07 |
JP2016199542A (ja) | 2016-12-01 |
EP3281935A4 (en) | 2018-12-05 |
RU2723556C2 (ru) | 2020-06-16 |
JP6859742B2 (ja) | 2021-04-14 |
CN113773198A (zh) | 2021-12-10 |
RU2017135003A (ru) | 2019-04-08 |
EP3281935A1 (en) | 2018-02-14 |
HUE059571T2 (hu) | 2022-11-28 |
US20180093940A1 (en) | 2018-04-05 |
WO2016163553A1 (ja) | 2016-10-13 |
JP7025674B2 (ja) | 2022-02-25 |
JP2017122104A (ja) | 2017-07-13 |
EP3281935B1 (en) | 2022-05-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2018030857A (ja) | α−フルオロアクリル酸エステルの製造方法 | |
BR112018015801B1 (pt) | Método para produzir monômeros a partir de misturas isoméricas | |
JP7025674B2 (ja) | アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 | |
TWI523839B (zh) | (甲基)丙烯酸芳基酯的製造方法、(甲基)丙烯酸芳基酯組成物以及(甲基)丙烯酸芳基酯的保存方法 | |
JP6160651B2 (ja) | アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 | |
JP6202037B2 (ja) | 組成物 | |
WO2016163551A1 (ja) | アクリル酸誘導体含有組成物、及びアクリル酸誘導体の安定化方法 | |
JP2017114896A (ja) | 組成物 | |
JP5657709B2 (ja) | 安定化されたイソシアネート基含有エチレン性不飽和化合物 | |
JP5994725B2 (ja) | 新規アルミニウムキレート化合物 | |
JP2017078038A (ja) | アクリル酸誘導体の精製方法 | |
WO2017026422A1 (ja) | 水除去方法 | |
WO2018016126A1 (ja) | α,α-ジフルオロアセトアルデヒドアルキルヘミアセタールの保存方法 | |
JP2017078064A (ja) | アクリル酸誘導体の精製方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220111 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220124 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7025674 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |